JP2002152705A - 情報配信装置 - Google Patents

情報配信装置

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JP2002152705A
JP2002152705A JP2001228979A JP2001228979A JP2002152705A JP 2002152705 A JP2002152705 A JP 2002152705A JP 2001228979 A JP2001228979 A JP 2001228979A JP 2001228979 A JP2001228979 A JP 2001228979A JP 2002152705 A JP2002152705 A JP 2002152705A
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Akikuni Nishida
彰邦 西田
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央局及び複数の端末局を含むネットワーク
型の情報配信装置において、通信ネットワークに過大な
負荷をかけることなく、各端末局において様々な形態の
情報(番組)を出力できるようにするとともに、各端末
局における番組内容を中央局から制御できるようにす
る。 【解決手段】 端末局3には固定磁気ディスク、テレビ
放送受信機、音楽CD再生機等の複数の情報源が備えら
れている。番組管理部36は番組テーブル34に従って
所定日時に所定の情報源を選択し、その情報源の出力信
号を信号変換部38へ送る。信号変換部38は受け取っ
た信号から音声信号及び映像信号を生成し、映写装置4
2及びスピーカ46へ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告情報や災害情
報等の様々な情報を様々な場所に配信するための情報配
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような装置の一例として特開平1
0−3494号公報に記載の広告配信装置が知られてい
る。この装置は、広告情報に予め設定されている配信先
を特定する配信先情報に従って、広告情報を配信する外
部装置を、予め特定されている複数の外部装置の中から
グルーピングするグルーピング手段と、前記グルーピン
グ手段によりグルーピングされた特定の外部装置に、前
記広告情報を配信する通信手段とを備えている。例え
ば、グルーピング手段は外部装置に付与された個体識別
番号を指定することにより情報を配信すべき特定の外部
装置をグルーピングし、通信手段は、指定された個体識
別番号及び所定の手続手順に基づいて、前記特定の外部
装置との通信接続を行う。この装置によれば、配信エリ
アや表示時間帯を限定して情報をきめ細かく配信するこ
とができるとされている。また、配信する情報は商品の
広告に限らず、例えば自治体や交通等の公共情報、天気
予報、災害時の避難情報でもよいとされており、更に、
いわゆるカラオケ装置システムにも応用できるとされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
外部装置(端末)で出力すべき情報を構成するための元
データを中央のホストから各端末へ通信ネットワークを
通じて配信するため、通信ネットワークに係る負荷が大
きく、例えば災害時の避難情報を迅速に、広域的かつ同
報的に各端末に送信するには、高速の通信ネットワーク
が必要となる。また、端末側では出力すべき情報を構成
するための元データをファイルで保存するため、例えば
端末で映画の上映や音楽の演奏をしたいときには、デー
タの送信に伴う通信ネットワークへの負荷の問題だけで
なく、映像データや音声データの保存のために大容量の
記憶装置が必要となる。本発明はこのような課題を解決
するために成されたものであり、その目的とするところ
は、通信ネットワークに過大な負荷をかけることなく、
各端末局において様々な形態の情報を出力できるように
するとともに、各端末局における番組内容を中央局から
制御できるようにするネットワーク型の情報配信装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る情報配信装置は、通信ネットワ
ークで接続された中央局及び端末局を含み、前記中央局
は、配信テーブルに従って各端末局へ入出力制御データ
を配信する配信手段を備え、前記端末局は、前記中央局
から配信された入出力制御データに基づいて作成された
スケジュールデータを登録した入出力管理テーブル、そ
れぞれ異なる形式の信号を出力する複数の情報源、各情
報源の出力する信号を後記情報出力部への入力信号に変
換する信号変換部、前記入出力管理テーブルに登録され
たスケジュールデータに従って、所定の日時に所定の情
報源が出力する信号を前記信号変換部へ送る入出力管理
部、及び前記入力信号を受けて所定形式で情報を出力す
る情報出力部を備えることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る情報配信装置では、
固定磁気ディスク等の記憶装置から文字情報、映像、音
声等の情報データを読み出して情報出力部から外部に出
力するだけでなく、例えばテレビ放送受信機、音楽CD
再生機、ビデオテープ再生機等の様々な情報源から出力
される信号を信号変換手段によりサンプリング、量子化
及び符号化し、情報出力部から外部に出力することがで
きる。従って、通信ネットワークを通じて中央局から各
端末局へ送る入出力制御データには、情報源の種類、情
報を出力する日時等の僅かな量の情報を含めるだけでよ
い。例えば、映画や音楽を端末局で所定の日時に上映又
は演奏したい場合は、映画であればビデオテープ又はD
VD−ROMを、音楽であれば音楽CDを予め各端末局
に配送及びセットしておきさえすれば、後は中央局から
通信ネットワークを通じて上記のような僅かな量のデー
タを各端末局へ送信することにより、所定の日時に特定
の端末局で映画の上映又は音楽の演奏を行うことができ
る。また、通信衛星を情報源として利用できるようにす
れば、リアルタイムで音声や映像を配信することも可能
である。特に通信衛星の利用は、災害発生時に被災地へ
各種情報を提供するのに有利である。更に、例えば携帯
電話、PHS、無線LAN等を利用した1又は2以上の
非常用通信網を別途予め用意しておき、災害発生等によ
り通常回線が利用できなくなったときには、その状況の
下で利用可能ないずれかの非常用通信網を選択して通信
を行うようにしてもよい。
【0006】
【実施例】本発明に係る情報配信装置の実施例について
図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、
広告情報を配信する広告配信装置及び災害関連情報を配
信する災害情報配信装置を例に挙げるが、それ以外の情
報の配信にも本発明の装置を利用できることは言うまで
もない。
【0007】[第一の実施例]図1に本発明の第一の実
施例である広告配信装置の概略構成を示す。図1の広告
配信装置は、中央局1、通信ネットワーク(インターネ
ット)2及び4つの端末局3を含むコンピュータネット
ワークシステムである。中央局1はメール識別部12、
広告データ作成部14及び配信テーブル16を備えてお
り、端末局3は送受信部32、番組テーブル34、番組
管理部36、信号変換部38、情報供給源40、映写装
置42、スクリーン44、屋外ディスプレイ45、スピ
ーカ46及びビデオカメラ(撮像・集音装置)47を備
えている。スクリーン44及び屋外ディスプレイ45は
いずれも建物48の外壁面に取り付けられている。スク
リーン44は主として車道からの視認性に優れた向き及
び高さに取り付けられており、屋外ディスプレイ45は
主として歩道からの視認性に優れた向き及び高さに取り
付けられている。屋外ディスプレイ45は映像及び音声
の両方を出力可能である。これらの他に、端末局3には
建物48内に設置された屋内ディスプレイ(図示せず)
も備えられている。一方、端末局3の情報供給源40に
は、固定磁気ディスク(HDD)、デジタルビデオディ
スク再生機(DVD)、音楽CD再生機(CD)、テレ
ビ放送受信機(TV)といった、それぞれ異なる形式の
信号で情報を出力する機器(情報源)が含まれる。4つ
の端末局3のうち3局は異なる地区(A地区〜C地区)
にそれぞれ設置されており、第4の端末局3はFM放送
局9の構内に設置されている。また、各端末局3には本
実施例の広告配信装置の内部で固有の端末ID(T01
〜T04)が付与されている。
【0008】中央局1に備えられた配信テーブル16に
ついて説明する。配信テーブル16は、本実施例の広告
配信装置の利用者登録を行った顧客(広告主)から依頼
された広告や、本装置の管理者側で独自に用意した各種
番組(映画、音楽等)を、どの端末局でどの日時に放映
するかということを規定したデータ(番組制御データ)
を保存したデータベースであって、これに基づいて中央
局1は各端末局3へ広告や番組の映像・音声出力に必要
なデータを送信する。配信テーブル16のフィールド構
成及び各フィールドのデータ内容を図2に示す。以下、
配信テーブル16のいくつかのフィールドについて詳細
に説明する。
【0009】図2の配信テーブル16の「端末ID」フ
ィールドでは、広告や番組を放映すべき一又は複数の端
末局3の端末IDを指定する。なお、端末IDを指定す
る代わりに「端末グループ指定」フィールドに端末グル
ープ名を指定してもよい。例えば、「京都市」という端
末グループ名を指定すると、京都市に設置されている全
ての端末局3がデータ送信対象となる(「京都市」グル
ープに含まれる端末局3の端末IDリストは別途作成し
ておく)。このように行政区画別に端末をグループ化す
る方法の他にも、例えば、「ショッピング地区」「ビジ
ネス街」「飲食街」「若者の集まる街」「大学構内」と
いうように共通の属性を有する地区又は場所をグループ
化する等、様々な端末のグループ化方法が考えられる。
なお、特殊グループ「ALL」を指定すると全ての端末
局3がデータ送信対象となる。
【0010】「出力装置指定」フィールドは、端末局3
に備えられている複数の出力(表示)装置のうち特定の
出力装置でのみ広告や番組を放映する場合に、その出力
装置の指定に用いられる。例えば、特に車道を走る車の
運転者をターゲットにして広告情報を発信したい場合、
「車道スクリーン」を指定すると、端末局3のスクリー
ン44にのみ広告が表示される。「WWWページ」を出
力装置に指定した場合、情報は端末局3の出力装置から
は出力されず、中央局1の記憶装置(図示せず)にファ
イルとして出力される。このファイルは、ネットワーク
2経由で閲覧可能なWWWページを構成するファイル
(HTMLファイル、画像ファイル等)であって、一般
のWebブラウザを用いてネットワーク2上の任意の場
所から閲覧可能である。
【0011】次に、広告主からの広告の受注手順につい
て説明する。メール識別部12はネットワーク2を通じ
て送られてくる電子メールを受け取り、その電子メール
の所定欄(例えばSubject欄)のデータに基づいて、そ
の電子メールが広告配信依頼メールであるかどうかを識
別する。広告配信依頼メールには、例えば図2の配信テ
ーブル16の「端末グループ指定」から「テロップデー
タ」までの各フィールドに対応する記入欄を設ける。広
告配信を希望する広告主は、自分の端末4を用いて上記
のような電子メールを作成するとともに、広告に必要な
データファイルをその電子メールに添付し(画像デー
タ、音声データ等)、中央局1へ送信する。
【0012】受け取った電子メールが広告配信依頼メー
ルであったとき、メール識別部12はその電子メールを
広告データ作成部14へ送る。広告データ作成部14
は、電子メールの内容に基づいて所定形式の広告データ
を作成し、配信テーブル16に基づいて、その広告デー
タが配信可能であるかどうかを検査する。すなわち、広
告データ作成部14は、指定された各端末局3の番組テ
ーブル34と同内容のテーブルを配信テーブル16から
作成し(あるいは、そのようなテーブルを予め作成して
おいてもよい)、全ての端末局3において指定された日
時が空いているかどうかを調べる。もし指定日時がいず
れかの端末局3において既に別の広告のために予約済み
である場合、広告データ作成部14は広告データを配信
テーブル16に登録せず、エラーメッセージを含む電子
メールを作成して広告主へ返送する。一方、指定日時が
全ての端末局3において空いている場合、広告データ作
成部14は新たな広告データを配信テーブル16に登録
するとともに、指定された地区の端末局3へ広告データ
を送信する。
【0013】端末局3の送受信部32は、上記のように
中央局1から送られてくる広告データを番組管理部36
へ渡す。番組管理部36は、その広告データで指定され
た日時にその広告データで指定された内容の広告を放映
するためのスケジュールデータを作成し、番組テーブル
34に登録する。番組テーブル34は、図2の配信テー
ブル16から「端末ID」フィールド及び「端末グルー
プ指定」フィールドを除いたフィールド構成を有するデ
ータベースである。また、番組管理部36は、広告主が
電子メールに添付したデータファイル(中央局1から番
組制御データとともに送られてくる)を情報供給源40
の固定磁気ディスク(HDD)に保存する。
【0014】また、番組管理部36は、図示せぬタイマ
の出力信号から日付及び時刻を常時確認している。番組
テーブル34のいずれかのスケジュールデータで指定さ
れた広告の放映開始日時になったら、番組管理部36
は、そのスケジュールデータで指定された広告の本体を
構成するデータを情報供給源40の固定磁気ディスク
(HDD)から読み出し、信号変換部38に渡す。信号
変換部38は、受け取ったデータを用いて映像信号(文
字情報、静止画像、動画像等)及び音声信号を生成し、
映像信号を映写装置42へ送り、音声信号をスピーカ4
6へ送る。映像信号を受けた映写装置42はスクリーン
44に広告映像を投射する。また、信号変換部38は、
映像信号及び音声信号を屋外ディスプレイ45へも送
る。その後、放映中の広告の放映終了日時になったら、
番組管理部36は、上記信号の生成及び出力を停止する
ように信号変換部38に指示する。
【0015】番組テーブル34には、広告以外の番組
(例えばニュース、映画、音楽等)のスケジュールデー
タも登録されている。これらの番組は、情報供給源40
に含まれるデジタルビデオディスク再生機(DVD)、
音楽CD再生機(CD)、テレビ放送受信機(TV)と
いった各種情報源から供給される。
【0016】例えば、毎日午後6時から30分間テレビ
の所定チャンネルのニュース番組を放映するというスケ
ジュールデータが番組テーブル34に登録されていた場
合、番組管理部36は、毎日6時になったらテレビ放送
受信機の所定チャンネルの映像信号及び音声信号を信号
変換部38へ送る。信号変換部38は、テレビの映像信
号を映写装置42用の映像信号に変換して映写装置42
へ送るとともに、テレビの音声信号を適宜増幅してスピ
ーカ46へ送る。午後6時30分になったら、番組管理
部36は信号変換部38への信号出力を停止するように
指示する。
【0017】また、番組管理部36は、端末局3に備え
られた情報供給源40だけでなく、インターネット2に
情報資源(コンテンツ)を公開しているWWWサーバ5
を外部の情報供給源として利用することもできる。例え
ば、8月1日午前9時から30分間、インターネットで
公開されている特定のWWWページの内容を放映すると
いうスケジュールデータが番組テーブル34に登録され
ていた場合、番組管理部36は、8月1日午前9時にな
ると、送受信部32を通じてWWWサーバ5に接続し、
指定されたURLのWWWページのデータを取得し、そ
のデータを信号変換部38へ送る。信号変換部38は、
受け取ったデータから映像信号及び音声信号を生成し、
それぞれ映写装置42及びスピーカ46へ送る。そし
て、午前9時30分になったら、番組管理部36は信号
変換部38への信号出力を停止するように指示する。な
お、図1ではWWWサーバ5を1つだけ描いているが、
実際には多数のWWWサーバ5がインターネット2に接
続されており、番組管理部36は、アクセス可能な全て
のWWWサーバ5を外部の情報供給源として利用するこ
とができる。
【0018】また、番組管理部36は、他の端末局3に
備えられたビデオカメラ47を外部の情報供給源として
利用することができる。例えば、A地区の端末局3の番
組テーブル34に、8月2日午前9時から30分間、B
地区の端末局3のビデオカメラ47で撮影された映像を
放映するというスケジュールデータが登録されているも
のとする。8月2日午前9時になると、A地区の端末局
3の番組管理部36はB地区の端末局3の番組管理部3
6を通じてB地区の端末局3のビデオカメラ47の映像
信号及び音声信号を取得し、それらの信号を自局の信号
変換部38へ送る。こうして、B地区のビデオカメラ4
7で撮影された映像及び音声がA地区の端末局3で放映
される。なお、このとき同時にA地区のビデオカメラ4
7で撮影された映像及び音声をB地区の端末局3で放映
することも可能である。このようにすると、インターネ
ット2を経由したA地区の端末局3とB地区の端末局3
との間の双方向通信が可能となる。
【0019】また、例えば、FM放送局構内において、
毎週土曜日午後5時から放送される番組の収録スタジオ
の様子を撮影するようにビデオカメラ47をセットする
とともに、A地区〜C地区の3つの端末局3の番組テー
ブル34に、毎週土曜日午後5時から1時間、FM放送
局構内に設置された端末局3(ID=T04)のビデオ
カメラ47で撮影された映像及び音声を放映するという
スケジュールデータを登録してもよい。このようにする
と、A地区〜C地区の視聴者は、FMラジオを持ってい
なくても、各地区の端末局3でFM放送局の上記番組を
楽しむことができる。また、その番組に関する聴取者の
意見、感想等の宛先(電話番号、FAX番号、電子メー
ルアドレス等)の案内は、通常のラジオ放送のように音
声で行うだけでなく、スクリーン44上にテロップで常
時表示することができる。これにより、FM放送局側で
は、聴取者からの意見や感想をより確実に回収できるよ
うになる。なお、例えばテレビ放送局構内に端末局3を
設置しても同様のことができるのは言うまでもない。
【0020】また、端末局3のビデオカメラ47をスク
リーン44の方向に向けると、スクリーン44に映し出
された映像をビデオカメラ47を通じてモニタすること
ができる。この映像を見ることにより、端末局3又は中
央局1のオペレータ(図示せず)は、映像がスクリーン
44の正しい位置に映し出されているかや、曇天や悪天
候により映像が不鮮明になっていないかを点検すること
ができる。更に、映写装置42の動作状態(向き、焦
点、光強度等)を自動調整する機構を設ければ、中央局
1のオペレータが全地区の端末局3の映写装置42を遠
隔操作し、必要に応じて動作状態を修正することができ
る。
【0021】また、特開平10−3494号公報に記載
の広告配信装置は視聴者に向けて広告情報を一方向的に
配信するだけであるが、本実施例の装置では、中央局1
に、視聴者からの感想・懸賞応募・アンケート回答を電
子メールで受け付けるための応答処理部18を設けてお
り、これにより、一方向的な広告情報の配信だけでな
く、広告の視聴者からの意見、感想、情報等を積極的に
収集し、必要に応じて広告主にフィードバックことが可
能となっている。これについて以下に説明する。
【0022】視聴者の意見や感想、アンケート回答、懸
賞応募等、視聴者からの何らかの応答を期待する内容の
広告を放映する場合、その広告中で、視聴者からの電子
メールを受け付けるメールアドレスを指定(表示)す
る。このメールアドレスは、各端末3毎に予め付与され
た固有のアドレスである。広告を視聴した視聴者が自分
の端末6(パーソナルコンピュータ、メール端末、携帯
電話等)を用いて、広告に関する意見・感想、アンケー
トへの回答又は懸賞への応募に必要な情報を記載した電
子メール(視聴者応答メール)を所定形式で作成し、広
告中で指定された電子メールアドレス宛に送信する。こ
の電子メールはインターネット2を通じて(視聴者端末
6が携帯電話である場合、携帯電話網7、ネットワーク
中継局8及びインターネット2を通じて)中央局1へ送
られる。メール識別部12は、受け取った電子メールの
所定欄(例えばSubject欄)のデータに基づいてそのメ
ールが視聴者応答メールであることを識別したら、その
メールを応答処理部18へ送る。
【0023】応答処理部18では、受け取った電子メー
ルの宛先(To)欄のデータから、その電子メールの発信
者である視聴者が広告を視聴した端末局3の設置場所を
特定する。次に、応答処理部18は、特定された端末局
3の端末ID及び上記電子メールの発信日時(Date)欄
とに基づいて、その視聴者が視聴した広告を特定する。
こうして広告が特定できたら、応答処理部18は、電子
メールの本文から必要な情報(意見、感想、アンケート
回答、懸賞応募のための顧客データ等)を抽出し、視聴
地域、視聴曜日、視聴時間帯等の情報とともに視聴者応
答データベース(図示せず)に保存する。この視聴者応
答データベースは、その後、必要に応じて多様なデータ
分析やリサーチに利用することができる。また、特に広
告主から要求があった場合には、データ分析やリサーチ
の結果を電子メールでその広告主に配信するようにして
もよい。
【0024】[第二の実施例]図3に本発明の第二の実
施例である災害情報配信装置の概略構成を示す。本実施
例の災害情報配信装置は、中央局50、通信ネットワー
ク51、4局の端末局52及び管理端末54を含む。4
局の端末局52のうちの3局(ID=T02〜T04)
はA地区、B地区及びC地区に設置されている。なお、
特にA地区の端末局52は行政の定めた広域避難場所に
設置されている。残りの1局の端末局52は災害情報セ
ンター(行政機関)に設置されている。なお、災害情報
センターには上記管理端末54も設置されている。
【0025】上記災害情報配信装置において、中央局5
0は、メール識別部62、配信情報作成部64、配信テ
ーブル66及び応答処理部68を備えている。配信テー
ブル66は、例えば図2の配信テーブル16から広告主
ID、広告主名及び広告タイトルを除いた構成とする。
一方、端末局52は、基本的には第一の実施例の端末局
3(図1)と同じ構成を有するものであるが、第二の実
施例の端末局52には更に通信衛星56からの電波を受
信するための受信機(図示せず)が情報供給源(図1の
符号40)として備えられている。更にまた、端末局5
2には、中継局57を介して中央局や他の端末局と通信
するための無線通信端末58が備えられている。無線通
信端末58としては、例えば携帯電話、PHS、無線L
AN等が利用できる。無線通信端末58及び中継局57
を含む通信回線はいわゆるバックアップ回線であって、
通常使用される通信回線が非常時に利用不能になった場
合にこのバックアップ回線を利用して他局との通信を行
うことができる。
【0026】本実施例の災害情報配信装置は例えば次の
ように運用される。まず、地震等の災害発生時に、災害
情報センターの管理担当者は管理端末54を用いて各端
末局52用の配信情報等を所定形式で記載した電子メー
ル(情報配信依頼メール)を作成し、中央局50宛に送
信する。情報配信依頼メールは、例えば、A地区(広域
避難場所)の端末局52に対しては通信衛星から配信さ
れる災害情報をスクリーン44に投映することを指示
し、他の端末局52に対してはA地区の端末局52のビ
デオカメラ47(図1参照)で撮影された映像をスクリ
ーン44に投映すること及び/又は屋外ディスプレイ4
5に表示することを指示する、という内容にする。中央
局50では、メール識別部62が、例えば標題欄(Subj
ect欄)の記載から前記電子メールを情報配信依頼メー
ルであると識別し、配信情報作成部64に配信情報の作
成を指示する。配信情報作成部64は、電子メールの内
容に従って各端末局52宛の配信情報(上記のような指
示のデータ)を作成して各端末局52に送信するととも
に、配信テーブル66を更新する。なお、緊急時である
ので、配信情報作成部64は各端末局52の既存の予定
よりも上記指示の実行を優先する形で配信テーブル66
を更新する。各端末局52は、受け取った指示に従って
文字情報、映像、音声等を出力する。なお、A地区の端
末局52では、避難してきた住民の集合場所を撮影する
ようにビデオカメラ47の向きを定める。災害情報セン
ターの管理担当者は管理端末54を通じた遠隔操作でビ
デオカメラ47の向きを適宜定めることにより、住民の
集合場所だけでなく、カメラの周辺の様子を様々な角度
で撮影し、本システムを通じて配信することができる。
【0027】この結果、A地区の端末局52では通信衛
星から配信されてくる災害情報が大型のスクリーン44
に映し出される一方、他の地区の端末局52では広域避
難場所の様子がスクリーン44及び/又は屋外ディスプ
レイ45に映し出される。これにより、避難場所に集ま
った住民は災害に関する最新情報をリアルタイムで得る
ことができる。また、災害情報センター及び別の地区で
は、避難場所に集まった住民の様子を映像及び音声で確
認できるため、例えば身内や知人の安否を容易に確認す
ることができる。また、被災地区の住民の所在等に関す
る情報を予め収集してリストを作成しておき、そのリス
トをスクリーン44やディスプレイ45に映し出すこと
もできる。
【0028】なお、緊急時には、中央局1の応答処理部
68は各地区の住民から災害に関する各種情報を電子メ
ールで受け付けるための窓口として機能する。応答処理
部68は、所定のメールアドレス宛の電子メールを災害
情報センターの管理端末54に転送する。
【0029】また、通常時には、本実施例の災害情報配
信装置を行政案内、生活情報、観光案内などの番組の放
映(文字での情報提供も含む)や映画上映に利用するこ
とができる。また、中央局1の応答処理部68は行政サ
ービス等に関する住民からの意見や要望を電子メールで
受け付けるための窓口として利用することもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、通信ネットワークに過
大な負荷をかけることなく、多地点に開設された端末局
において多様な形態の情報源(情報メディア)を利用し
た情報発信が可能となり、しかも各端末局で発信する情
報の内容を中央局で一括管理することができる。本発明
に係る情報配信装置は、単なる広告媒体としてだけでな
く、例えば、アンケート等のリサーチ媒体として、地域
別の情報発信媒体として、災害等の緊急時の情報配信媒
体として、あるいは、通信ネットワークを通じた多地点
間通信手段として利用することができる。また、各端末
局において、自局で出力している映像や音声の信号をデ
ジタルデータに変換し、通信ネットワーク(インターネ
ット)を通じて一般の視聴者の情報端末からもアクセス
可能な形態で公開するようにすれば、より広範囲に渡っ
て情報を配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例である広告配信装置の
概略構成図。
【図2】 配信テーブルのフィールド構成図。
【図3】 本発明の第二の実施例である災害情報配信装
置の概略構成図。
【符号の説明】
1、50…中央局 12、62…メール識別部 14…広告データ作成部 16、66…配信テーブル 18、68…応答処理部 64…配信情報作成部 2、51…ネットワーク(インターネット) 3、52…端末局 32…送受信部 34…番組テーブル 36…番組管理部 38…出力信号生成部 40…情報供給源 42…映写装置 44…スクリーン 45…屋外ディスプレイ 46…スピーカ 47…ビデオカメラ 48…建物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークで接続された中央局及
    び端末局を含み、 前記中央局は、配信テーブルに従って各端末局へ入出力
    制御データを配信する配信手段を備え、 前記端末局は、 前記中央局から配信された入出力制御データに基づいて
    作成されたスケジュールデータを登録した入出力管理テ
    ーブル、 それぞれ異なる形式の信号を出力する複数の情報源、 各情報源の出力する信号を後記情報出力部への入力信号
    に変換する信号変換部、 前記入出力管理テーブルに登録されたスケジュールデー
    タに従って、所定の日時に所定の情報源が出力する信号
    を前記信号変換部へ送る入出力管理部、及び前記入力信
    号を受けて所定形式で情報を出力する情報出力部を備え
    ることを特徴とする情報配信装置。
  2. 【請求項2】 前記情報出力部は、屋外に設置されたス
    クリーン及び前記信号変換部からの信号を受けて前記ス
    クリーンに映像を投射する映写装置を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の情報配信装置。
  3. 【請求項3】 前記情報出力部はスピーカを含むことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信装置。
  4. 【請求項4】 各端末局に固有の端末識別子を付与する
    とともに、前記中央局は該端末識別子を指定することに
    より特定の端末局にのみ前記入出力制御データを配信す
    ることが可能であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の情報配信装置。
  5. 【請求項5】 各端末局に撮像・集音装置を備え付ける
    とともに、一の端末局の入出力管理部は他の端末局の撮
    像・集音装置の出力信号を前記通信ネットワーク経由で
    受信し自局の信号変換部へ送ることが可能であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報配信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記情報出力部は放送用電波を出力媒体
    とする電波発信器を含むことを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の情報配信装置。
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