JP2002207491A - コンテンツデータ配信システム、ダウンロード端末装置および携帯電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】音楽などのコンテンツをダウンロードするため
の端末装置において、コマーシャルそのものを見せ、そ
れに使われている楽曲の選択・購入手段とすることによ
って、操作がわかりやすくする。また、ダウンロード端
末の使用料をコマーシャルのコンテンツホルダが持つこ
とにより、利用者が余分な出費を強いられることをなく
す。これにより、ダウンロード端末により楽曲データの
購入を促進する。 【解決手段】本発明になるコンテンツ配信システムは、
ＣＭ映像データを記憶するＣＭ映像データ記憶手段と、
音楽データを記憶する音楽データ記憶手段とを備えた配
信サーバ、および前記配信サーバから通信回線を介して
音楽データとＣＭデータとを受信する手段と、記憶媒体
に暗号化音楽データを記憶させる手段と、前記音楽デー
タが記憶媒体に記憶されるとき前記ＣＭ映像データをデ
コードしＣＭ映像を表示するＣＭ映像表示手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、音楽データなどの
コンテンツデータを、携帯電話やＰＨＳ等の電話回線や
インターネットを通して配信するコンテンツデータ配信
システムに関し、特に、音楽データをダウンロードする
ためのダウンロード端末装置を用いて音楽データを配信
するコンテンツデータ配信に関するコンテンツデータ配
信システム及びダウンロード端末装置及びコンテンツ配
信方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、携帯電話機やＰＨＳは、若い世代
（１０代〜３０代）を中心に広く普及してきており、こ
の世代において携帯電話機やＰＨＳを１人１台所有する
時代も間近であると言われている。

【０００３】また、ＣＤシングルやＣＤアルバムを購入
する中心層もこの世代であり、この世代に支持される楽
曲がミリオンヒットとなる傾向がある。また、この世代
では、携帯型カセットプレーヤや携帯型ＭＤプレーヤが
普及しており、これらの装置を用いて音楽はもっぱら屋
外で聞かれている。

【０００４】このように携帯電話機を使用する世代とＣ
Ｄを購入する世代が一致していることから、昨今、メモ
リカード等の記憶手段を備えた携帯電話機に音楽データ
を配信し、携帯電話機で配信を受けた音楽を聴くといっ
た音楽配信システムが注目を集めている。

【０００５】携帯電話機を用いた音楽配信システムにお
ける音楽データの配信方法には主に２通りの方法があ
る。１つは、音楽データを記憶した配信サーバから携帯
電話網を介してメモリカード等の記憶手段を備えた携帯
電話機に音楽データを配信する方法である。もう１つ
は、レコード店やコンビニエンスストア等の店頭に設置
されたダウンロード端末装置（配信サーバと高転送レー
トの通信回線で接続されている）に携帯電話機のメモリ
カード（着脱可能）を差し込み、メモリカードに音楽デ
ータをダウンロードする方法である。後者の方法は、前
者の方法に比べ音楽データのダウンロード時間が短くて
すむため、通信料が安くてすむというメリットがある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】配信事業者が上記ダウ
ンロード端末装置を携帯電話によるコンテンツ配信シス
テムに導入した場合、ダウンロード端末装置の開発費，
維持費，設置料（音楽配信事業社がダウンロード端末装
置を設置してくれるレコード店等に支払う料金）および
配信サーバからダウンロード端末装置へのデータ転送に
要する通信料（配信事業者が電話会社に支払う）が発生
する。これらの費用をどこからか徴収する必要がある。

【０００７】そのため、ユーザからダウンロード端末装
置の使用料（例えば、１回１００円）を徴収することが
検討されている。

【０００８】しかしながら、ユーザは携帯電話機による
通信料を支払いたくないためにダウンロード端末装置が
あるレコード店等まで足を運んだにも拘わらず、ダウン
ロード端末装置の使用料を支払わなくてはならないの
で、ダウンロード端末装置の使用に対して割高感を感じ
る虞がある。

【０００９】また、ダウンロード端末装置の使用料を徴
収しないシステムも考えられているが、上記設置料や通
信料を音楽配信事業者が負担しなければならならず、こ
れがコンテンツ料金の高額化に繋がる虞がある。

【００１０】現在、ヒットする楽曲はＴＶドラマの主題
歌やコマーシャル（ＣＭ）ソングであることがほとんど
である。１０〜３０代の世代の人々は売れているもの
を、売れているからという理由で聞くといった傾向があ
る。

【００１１】ダウンロード端末装置で音楽の配信を受け
る場合、購入したい音楽を楽曲名や歌手名等から検索す
ることが考えられるが、ＴＶドラマの主題歌やＣＭソン
グの曲名や歌手の名前はわからないため、ＴＶドラマの
タイトルや商品名から音楽を検索したいという要望があ
る。

【００１２】一方、ＴＶ局やＣＭスポンサー（メーカ）
は、ドラマや商品の宣伝のために、ＣＭ映像やドラマの
ダイジェスト映像を露出できる新たな媒体を探し求めて
いる。

【００１３】本発明は、かかる点に鑑みユーザがダウン
ロード端末装置の使用料を支払うことなく、もしくはダ
ウンロード端末装置自体を使用することなく安いコンテ
ンツ料金で音楽配信を受けることができるコンテンツ配
信システム，ダウンロード端末装置あるいは携帯電話機
を提供することを目的とする。更には、ＴＶ局やＣＭス
ポンサーにはＣＭ映像の新たな媒体を提供することを目
的とする。

【００１４】

【課題を解決するための手段】以上の事情を鑑みて、本
発明では、以下に述べる方法によって上記の課題を解決
している。

【００１５】上述した通り、昨今の音楽事情では、多数
の人が購入するのはコマーシャルやドラマ等で使われて
いる楽曲である。従って、曲名や歌手名よりも、（曲が
使われている）商品名やドラマのタイトルで検索したほ
うがわかり易い。

【００１６】本発明では、ダウンロード端末装置または
携帯電話機において、商品名やドラマのタイトルから楽
曲の検索をすることができ、楽曲の購入を決定した場
合、暗号化音楽データのダウンロード時間中、ダウンロ
ード端末装置のモニタに当該楽曲に関係するＣＭ映像や
ドラマのダイジェスト映像（総称して映像という。）を
流す（ダウンロードが数秒間で終了する場合も、例え
ば、１０〜２０秒間はＣＭ映像等を流す）ことを特徴と
している。本発明では、ダウンロード端末装置および携
帯電話機に内蔵させたダウンロード装置を含めた概念と
してダウンロード装置と称する場合がある。本発明は、
特にＣＭ映像を送信するような例に最適である。また、
ダウンロード端末装置あるいは携帯電話機のダウンロー
ド装置の開発費，設置料及び通信料をＴＶ局やＣＭスポ
ンサー（メーカ）が負担することにより、ダウンロード
端末装置あるいは携帯電話機の利用者（ユーザ）が余分
な出費を強いられたり、コンテンツ料金が高くなること
をなくすようにしている。これにより、ダウンロード端
末装置あるいは携帯電話機による音楽データのダウンロ
ードを促進し、ユーザ数が増加する効果をもたらすコン
テンツ配信システムを提供する。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明の実施例を、図を用いなが
ら詳しく説明する。

【００１８】本発明の実施例を説明する前に、携帯電話
機で音楽を聴くシステムの概念，暗号化音楽の配信をダ
ウンロード端末装置と配信サーバとの間で行う場合の概
念，ダウンロード端末装置の概念および音楽配信システ
ムにおける音楽データの流れとお金の流れの概念を説明
する。これらの概念は一般的であり、既に知られている
ところのものを含んでいる。

【００１９】図１は、携帯電話機で音楽を聴くシステム
の概念図である。

【００２０】配信事業者のコンテンツサーバ１（コンテ
ンツホルダから提供された音楽データが暗号化されて記
憶されている配信サーバ）から、購入申込があった暗号
化音楽データを携帯電話網２を介して携帯電話機３に配
信する。携帯電話機３は内蔵したメモリカード４（脱着
可能）にダウンロードした暗号化音楽データを記憶させ
る。また、ユーザは暗号化音楽データとは別に当該暗号
化音楽データの暗号を解除するため復号キーの配信を受
ける。復号キーは携帯電話網２を通じて携帯電話機３に
ダウンロードされ、メモリカード４に記憶される。メモ
リカード４に記憶された暗号化音楽データは、復号キー
によりデコードされ、専用ヘッドホン５によって聴くこ
とができる。携帯電話機３は、周知のようにディスプレ
イ１３を備える。

【００２１】図２は、暗号化音楽データの配信を、携帯
電話機３と配信サーバ（コンテンツサーバ）１との間で
直接行わず、暗号化音楽データの配信を、ダウンロード
端末装置６と配信サーバ１との間で行う場合の概念図で
ある。

【００２２】ダウンロード端末装置６は高データ転送レ
ートを有するネットワーク７（通信回線）を介してコン
テンツサーバ１に接続されている。ダウンロード端末装
置６の使用者は、ディスプレイ８を見ながら操作パネル
９を操作して、ダウンロードする楽曲を選ぶ。購入する
楽曲を選び終わったら、メモリカード４をダウンロード
端末装置６の差し込み口１０に差し込み、メモリカード
４に暗号化音楽データを記憶させる。

【００２３】ダウンロード端末装置６によっては、一
度、コンテンツサーバ１からダウンロードが行われた暗
号化音楽データは、内部のハードディスク１１に保存し
ておき、二度目からはハードディスク１１に記憶された
暗号化音楽データを高速にメモリカード４に書き込める
という構成になっている場合もある。

【００２４】また、ディスク（例えば、ＣＤ等）から暗
号化音楽データを書き込む場合もあり得るため、ディス
クドライブを装備していることもある。

【００２５】暗号化音楽データを復号する復号キーは、
セキュリティやコピープロテクトの問題があるので、ダ
ウンロード端末装置６からダウンロードされず、携帯電
話機３により配信を受けなければならない。音楽データ
の購入代金は、復号キーの配信により決済される。その
ため、ダウンロード端末装置６から暗号化音楽データを
ダウンロードしただけでは、購入代金を支払う必要がな
い（暗号化音楽データのみをダウンロードしても聴取す
ることができないため）。携帯電話機により復号キーの
ダウンロードに費やされる時間は数〜数十秒である。

【００２６】図３は、ダウンロード端末装置６の構成図
である。

【００２７】コンピュータ１５を核とし、ディスプレイ
８，操作パネル９，ディスクドライブ１６，ハードディ
スク１１，メモリカードライタ１７が接続されている。
ネットワーク７、またはディスクドライブ１６から得ら
れた暗号化音楽データをメモリカードライタ１７によっ
て、メモリカード４に書き込む仕組みである。

【００２８】コンピュータ１５は、インターフェース部
１８を介してネットワーク７（通信回線）に接続されて
おり、通信回線の先には、配信サーバ１が接続されてい
る。

【００２９】ハードディスク１１は、暗号化音楽データ
を格納するためのものである。通信回線のデータ転送速
度は、一般に、コンピュータ１５とハードディスク１１
間の転送速度より遅い。従って、毎回配信サーバからダ
ウンロードするよりも、一度ダウンロードが行われた暗
号化音楽データは、ハードディスク１１に格納してお
き、二度目からは、ハードディスク１１に記憶された暗
号化音楽データを用いることにより、メモリカード４へ
の書き込み時間が短縮される。

【００３０】利用者は、ディスプレイ８を見ながら操作
パネル９を操作して（銀行のＡＴＭ装置のように、ディ
スプレイが操作パネルを兼用してもよい）、ダウンロー
ドする暗号化音楽データを選ぶ。

【００３１】購入する暗号化音楽データを選び終わった
ら、メモリカード４をダウンロード端末装置の差し込み
口１０に差し込み、メモリカード４に暗号化音楽データ
を記憶させる。

【００３２】携帯電話網２を介して携帯電話機に直接暗
号化音楽データと復号キーをダウンロードする方法で
は、コンテンツ料金（例えば１曲あたり３００円）に加
えてダウンロード時間分の通話料（例えば、１分間１０
円）も掛かる。現在の電話回線の転送レート（６４Kbp
s）では、音楽データ（１２８Kbps）の再生時間の倍以
上の時間を必要とする（一般的に、３分間の楽曲をダウ
ンロードするのに約１０分間かかる）。また、音楽デー
タと復号キーとのダウンロード時間に１０分間かかった
場合、ユーザは、コンテンツ料金（３００円）＋通話料
（１００円）を支払うことになる。

【００３３】図４は、音楽配信システム１００における
音楽データ（暗号化音楽データ＋復号キー）の流れとお
金の流れを示す図である。

【００３４】まず、音楽データ（暗号化音楽データ＋復
号キー）の流れについて説明する。

【００３５】音楽コンテンツホルダ２１（レコード会
社）は、音楽データを配信事業者２２（配信サーバ，課
金サーバ）に渡す。配信事業者２２は音楽データを暗号
化し暗号化音楽データを作製し、復号キーとともに配信
サーバに記憶させる。ユーザ２４（携帯電話機）から音
楽データの購入申込があると、配信サーバは購入申込が
あった暗号化音楽データと復号キーを携帯電話網を介し
て携帯電話機に配信する。携帯電話機は配信された暗号
化音楽データと復号キーをメモリカードに記憶する。携
帯電話機は再生指示があると、メモリカードに記憶した
暗号化音楽データを復号キーを用いてデコードし、伸張
し、音楽を再生する。

【００３６】次に、お金の流れについて説明する。

【００３７】端末（携帯電話機）使用者であるユーザ２
４は、端末（携帯電話機）に表示された操作手順に従
い、目的の楽曲の暗号化音楽データと復号キーを配信回
線から端末（携帯電話機）へ取り込む。この時、使用者
はコンテンツ料金（３００円）と暗号化音楽データと復
号キーのダウンロードに要した通信料（１００円）とを
合わせて通信業者２３（課金サーバ）に支払う。通信業
者２３は、通信料（１００円）を引き残金（３００円）
を配信作業者２２へ支払う。配信事業者２２は、管理代
（１００円）を差し引き音楽コンテンツホルダ２１にコ
ンテンツ代（２００円）を配分する。これらのお金の配
分は、各課金サーバにより管理，計算される。

【００３８】ダウンロード端末装置６を利用する方法で
は、より高速の通信回線を使用できるため、暗号化音楽
データのダウンロード時間も短くて済む。ダウンロード
端末装置６がローカルなハードディスクや光ディスクド
ライブを持ち、１回配信された暗号化音楽データをハー
ドディスクや光ディスク（以下、ディスクと総称する）
に記憶しておくようにすれば、通信回線を用いずに、そ
こから暗号化音楽データをメモリカードに転送する場
合、数秒でダウンロードを完了できる。

【００３９】またこの場合、ダウンロード端末装置は操
作面（操作ディスプレイ）を大きく取れるため、携帯電
話機のような小型端末での操作よりはやり易くなる。

【００４０】このように、ダウンロード端末装置を携帯
電話を用いたコンテンツ配信システム中に導入すること
によって、ユーザは通信料を支払わずに、短時間で暗号
化音楽データを購入することができる。

【００４１】次に、図面を用いて本発明の実施例を説明
する。

【００４２】図５は、本発明によるダウンロード端末装
置の構成図である。以下、前述した概念が適用されるの
で、同一構成については同一番号を付し、説明を省略す
ることがある。前述の記述を参照されたい。

【００４３】図において、コンピュータ１５を核とし、
ディスプレイ８，操作パネル９，ディスクドライブ１
６，ハードディスクＡ３１及びＢ３２，メモリカードラ
イタ１７が接続されている（ディスプレイが操作パネル
９を兼用してもよい）。ネットワーク７（通信回線）か
ら送信された暗号化音楽データ、または、ハードディス
クＡ３１や光ディスクドライブから得られた暗号化音楽
データをメモリカードライタ１７によって、メモリカー
ド４に書き込む。

【００４４】コンピュータ１５は、インターフェース部
１８を介してネットワーク７（通信回線）に接続されて
おり、ネットワーク７の先には、配信事業者の配信サー
バ１が接続されている。

【００４５】また、ハードディスクＢ３２に格納された
圧縮画像を再生するための圧縮画像再生器３３も内蔵さ
れている。

【００４６】ハードディスクは、わかりやすいようにＡ
とＢの２個示してあるが、１個にまとめてもよい。

【００４７】１つは、音楽データを記憶するためのもの
である（ハードディスクＡ３１）。ネットワークのデー
タ転送速度は、一般に、コンピュータ１５とハードディ
スク間の転送速度より遅い。従って、毎回配信サーバか
ら暗号化音楽データをダウンロードするよりも、一度ダ
ウンロードが行われたものは、ハードディスクＡ３１に
記憶しておき、二度目からは、ハードディスクＡ３１に
記憶された暗号化音楽データを用いることにより、メモ
リカード４への書き込み時間が短縮される。

【００４８】もう１つは、圧縮映像データを格納する
（ハードディスクＢ３２）。映像とは、この場合、コマ
ーシャル（ＣＭ）映像やドラマのダイジェスト映像であ
る。一般に、映像はＭＰＥＧ（Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔ
ｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔ Ｇｒｏｕｐ）等の圧縮方式を用
いて圧縮してある。圧縮映像データは、ネットワーク７
を介してアップデートされる。

【００４９】利用者は、ディスプレイを見ながら操作パ
ネル９を操作して、ダウンロードする楽曲を選ぶ。ここ
で、コマーシャルに使われている楽曲に関しては、曲名
や歌手名だけではなく、商品名やドラマ名によっても選
択できるメニューが表示される。ここで、楽曲を検索す
る際に、曲名や歌手名で検索する方法（画面）か商品名
やドラマ名で検索する方法（画面）を選択できる。商品
名やドラマ名から楽曲を検索する場合、そのコマーシャ
ル映像やドラマのダイジェスト映像を表示させて、確認
することもできる。

【００５０】購入する楽曲を選び終わったら、メモリカ
ード４をダウンロード端末装置６に差し込み、メモリカ
ード４に暗号化音楽データをダウンロードする。ダウン
ロード（メモリカードへの書き込み）が行われている
間、ディスプレイ８には購入した楽曲に関連するコマー
シャル映像やドラマのダイジェスト映像が流される。ダ
ウンロード時間が数秒で終わる場合も、例えば、１０〜
３０秒間はコマーシャル映像が流れるようにしておいて
もよい。

【００５１】図６は、本発明の実施例のコンテンツデー
タ配信システム１００の構成と音楽データ（暗号化音楽
データ＋復号キー）の流れを示す図である。音楽データ
をゲームデータと読み替えることができる。以下、音楽
データと総称する。

【００５２】配信事業者は、音楽コンテンツサーバ３
６，インデックサーバ３７，ＣＭコンテンツサーバ３
８，課金サーバ３９から構成される配信サーバ３５を、
通信業者は課金サーバ４０を、それぞれ持つ。

【００５３】音楽コンテンツホルダ（レコード会社）
は、音楽データを配信事業者に渡す。配信事業者は音楽
データを、ＭＰＥＧやＡＴＲＡＣ(Adaptive TRansform
Acoustic Coding)等の圧縮方式により圧縮し、暗号化
し、暗号化音楽データを作製し、復号キーとともに音楽
コンテンツサーバ４１に記憶させる。

【００５４】例えば、若年層向けのグレードが付けられ
た暗号化音楽データの配信要求があった場合は、その世
代にあった商品のＣＭ映像データが選択され、送信され
る。また、高年層向けのグレードが付けられた暗号化音
楽データの配信要求があった場合は、その世代にあった
商品のＣＭ映像データが選択され、送信される。このよ
うにすることで、暗号化音楽データの配信を要求したユ
ーザの世代にあった商品のＣＭ映像データを自動に送信
でき、宣伝効果がより高くなる。

【００５５】また、ＣＭコンテンツホルダ（メーカ，Ｔ
Ｖ局等）４２は、ＣＭ映像データやドラマのダイジェス
ト映像データを配信事業者に渡す。配信事業者はＣＭ映
像データをＭＰＥＧ等の圧縮方式により圧縮したＣＭ映
像データに変換しＣＭコンテンツサーバ３８に記憶させ
ると共に、通信回線を介してダウンロード端末装置６に
送信する。コンピュータ１５は圧縮したＣＭ映像データ
をハードディスクＢ３２（図５参照）に記憶させる。

【００５６】また、配信事業者はインデックスサーバ３
７を備えており、インデックスサーバ３７には検索に用
いられる楽曲名，歌手名，商品名，ドラマタイトル等の
インデックスデータが記憶されている。インデックスデ
ータはダウンロード端末装置６に送信されハードディス
クＡ３１（ハードディスクＢ３２でもよい）に記憶され
ている。

【００５７】ダウンロード端末装置６の利用者はインデ
ックスデータを用いた楽曲の検索をする。このとき、ハ
ードディスクＢ３２に記憶されたコマーシャル映像やド
ラマのダイジェスト映像をディスプレイ８に表示させ
て、映像の内容を確認することもできる。

【００５８】配信事業者の音楽コンテンツサーバ３６
は、ダウンロード端末装置６から楽曲の購入申込がある
と、購入申込があった楽曲の暗号化音楽データをダウン
ロード端末装置６に送信する。また、暗号化音楽データ
の暗号を復号する復号キーを携帯電話機３にダウンロー
ドする。ダウンロード端末装置６は、受信した暗号化音
楽データをユーザのメモリカード４に記憶させる。ここ
で、購入申込があった楽曲の暗号化音楽データが、ハー
ドディスクＡ３１（図５参照）に記憶されていれば、暗
号化音楽データは配信サーバ１から送信されず、ハード
ディスクＡ３１から直接メモリカード４に伝送される。
また、音楽コンテンツサーバ３６は、暗号化音楽データ
をグレード付けする手段、グレードに応じてＣＭ映像デ
ータを選択する手段（図示せず）を備えるようにしても
よい。グレード付けは楽曲の種類、アーティスト、楽曲
の出版元などによって行うことができ、ＣＭ映像データ
は楽曲のイメージに合ったものを選択するようにマップ
状にして記憶した手段からのデータ入力に基づいて選択
される。

【００５９】ダウンロード端末装置６は、メモリカード
４に暗号化音楽データを記憶させている間、ハードディ
スクＢ３２に記憶されたコマーシャル映像やドラマのダ
イジェスト映像をディスプレイに表示させる（例えば、
１０〜３０秒）。

【００６０】ユーザは、暗号化音楽データのダウンロー
ドが終了すると、ダウンロード端末装置６からメモリカ
ード４を抜き、携帯電話機３に装着する。ユーザは、携
帯電話機３を用いてダウンロード端末装置６を用いてダ
ウンロードした楽曲の復号キーを、メモリカード４にダ
ウンロードする。メモリカード４に記憶された暗号化音
楽データは、復号キーによりデコードされ、専用ヘッド
ホン５によって聴くことができる。

【００６１】また、ダウンロード端末装置６が使用され
ていないときに、ハードディスクＢ３２に記憶されてい
るコマーシャル映像やドラマのダイジェスト映像等を順
次ディスプレイに表示するようにしてもよい。こうすれ
ば、店頭におかれたダウンロード端末装置６の前を通っ
た人達（利用者以外の人達）への宣伝もできる。そのた
め、ＣＭコンテンツホルダ３８にとってダウンロード端
末装置６は有効な広告媒体となり、配信事業者はより多
くのＣＭ放映料を得ることができる。

【００６２】以上のように、ＣＭ映像データを記憶する
ＣＭコンテンツサーバ３８などのＣＭ映像データ記憶手
段と、音楽データを記憶する音楽コンテンツサーバなど
の音楽データ記憶手段とを備えた配信サーバ１、および
前記配信サーバ１から通信回線を介して音楽データとＣ
Ｍデータとを受信する手段と、記憶媒体に暗号化音楽デ
ータを記憶させるメモリカードライタ１７などの手段
と、前記音楽データが記憶媒体に記憶されるとき前記Ｃ
Ｍ映像データをデコードしＣＭ映像を表示するディスプ
レイ８などのＣＭ映像表示手段とを備えたダウンロード
端末装置６を備えることを特徴とするコンテンツ配信シ
ステムが提供される。

【００６３】また、配信サーバ１から通信回線７を介し
て音楽データとＣＭ映像データとを受信する手段と、音
楽データを記憶する手段と、ＣＭ映像データを記憶する
手段と、記憶媒体に音楽データを記憶させる手段と、前
記音楽データが記憶媒体に記憶されるとき前記ＣＭ映像
データをデコードしＣＭ映像を表示するＣＭ映像表示手
段とを備えたダウンロード端末装置６が提供される。

【００６４】また、ＣＭ映像データを記憶するＣＭ映像
データ記憶手段と、暗号化音楽データと前記暗号化音楽
データの暗号を復号する復号キーを記憶する音楽データ
記憶手段とを備えた配信サーバ１から通信回線７を介し
て暗号化音楽データとＣＭ映像データとを配信するステ
ップと、記憶媒体に暗号化音楽データを記憶させるステ
ップと、前記暗号化音楽データが記憶媒体に記憶される
とき前記ＣＭ映像データをデコードしＣＭ映像を表示す
るステップを含んで構成されることを特徴とするコンテ
ンツ配信方法が提供される。

【００６５】更に、このコンテンツ配信方法において、
前記復号キーのダウンロードに対応してコンテンツ代金
を課金するステップとを含んで構成されることを特徴と
するコンテンツ配信方法が提供される。

【００６６】図７は、本発明のコンテンツデータ配信シ
ステム１００におけるお金の流れを示す図である。

【００６７】ダウンロード端末装置６の使用者であるユ
ーザ２４は、ダウンロード端末装置６に表示された操作
手順に従い、目的の楽曲の暗号化音楽データをメモリカ
ード４へダウンロードした後、携帯電話機３を用いて復
号キーを携帯電話網２を介してメモリカード４へダウン
ロードする（図１参照）。この時、ユーザはコンテンツ
料金（３００円）と暗号化音楽データの復号キーのダウ
ンロードに要した通信料（１０円：ダウンロード時間が
１分であり１０円とした。）とを合わせて通信業者２３
に支払う。通信業者２３は、通信料（１０円）を引き残
金（３００円）を配信事業者へ支払う。配信事業者２２
は、管理代（１００円）を差し引き音楽コンテンツホル
ダ４１にコンテンツ代（２００円）を配分する。

【００６８】また、ＣＭコンテンツホルダ４２は、配信
事業者２２にＣＭ放映料（２００円）を支払う。ここで
ＣＭ放映料は、配信事業者の配信サーバ３５の課金サー
バ３９がＣＭ映像毎のデコード回数を統計し、デコード
回数に応じて課金される。

【００６９】配信事業者２２は、ＣＭ放映料（２００
円）から、ダウンロード端末装置設置者５１にダウンロ
ード端末装置６の設置料（５０円）を支払う。また、配
信事業者は、残りのＣＭ放映料（１５０円）から通信業
者２３に配信サーバ１とダウンロード端末装置６の間の
通信料（５０円）を支払う。配信事業者２２は、残りの
ＣＭ放映料（１００円）をダウンロード端末装置６の開
発費，維持費等にあてることができる。

【００７０】これらのお金の配分は、各課金サーバによ
り管理，計算される。

【００７１】以上のように、ＣＭ映像をダウンロード端
末装置に表示することのＣＭ放映料を課金する課金サー
バ３９などの課金手段と、前記ＣＭ映像についてのＣＭ
映像データを記憶するＣＭコンテンツサーバ３８などの
ＣＭ映像データ記憶手段と、音楽データを記憶する音楽
コンテンツサーバ３６などの音楽データ記憶手段とを備
えた配信サーバ１、および前記配信サーバ１から通信回
線７を介して音楽データとＣＭ映像データとを受信する
手段と、記憶媒体に音楽データを記憶させる手段と、前
記音楽データが記憶媒体に記憶されるとき前記ＣＭ映像
データをデコードしＣＭ映像を表示するＣＭ映像表示手
段とを備えたダウンロード端末装置６を備えるコンテン
ツ配信システム１００が提供される。

【００７２】このコンテンツ配信システム１００におい
て、前記課金手段は、ＣＭ映像毎のデコード回数を統計
する統計手段を有し、デコード回数に応じてＣＭ放映料
を課金するコンテンツ配信システムが提供される。

【００７３】また、このコンテンツ配信システム１００
において、前記課金手段はＣＭ放映料を前記ダウンロー
ド端末装置６の設置者への設置料と、前記配信サーバと
前記ダウンロード端末装置６との通信料と、前記配信サ
ーバ運営者の利益に分配するための分配データ処理を行
うことを特徴とするコンテンツ配信システムが提供され
る。

【００７４】以上は、配信サーバ１が携帯電話機３やダ
ウンロード端末装置に対し暗号化音楽データと復号キー
を別々に送信する方法について説明した。

【００７５】尚、ダウンロード端末装置６に対し暗号化
音楽データと復号キーを一緒に送信する方法，システム
とすることも可能である。この方法では、ユーザは、ダ
ウンロード端末装置６において、暗号化音楽データと復
号キーを一緒にダウンロードすることができる。この場
合、ダウンロード端末装置６によって暗号化音楽データ
と復号キーをダウンロードしたときにコンテンツ代金の
課金がなされる。ユーザは、ダウンロード端末装置６に
コンテンツ代金を支払うことになる。この場合のコンテ
ンツ配信システム１００におけるお金の流れは図７に示
すようになるが、コンテンツ代金は、前述のように、ダ
ウンロード端末装置６に支払うことになる。

【００７６】これによれば、ＣＭ映像データを記憶する
ＣＭ映像データ記憶手段と、暗号化音楽データを記憶す
る音楽データ記憶手段とを備えた配信サーバ、および前
記配信サーバから通信回線を介して音楽データとＣＭデ
ータとを受信する手段と、記憶媒体に暗号化音楽データ
を記憶させる手段と、前記暗号化音楽データと前記復号
キーがダウンロードされて、前記暗号化音楽データが記
憶媒体に記憶されるとき前記ＣＭ映像データをデコード
しＣＭ映像を表示するＣＭ映像表示手段とを備えたダウ
ンロード端末装置を備え、前記配信サーバはユーザ課金
手段を更に備え、該ユーザ課金手段は前記ダウンロード
端末装置に前記暗号化音楽データと前記復号キーをダウ
ンロードしたことについてのコンテンツ代金を課金する
コンテンツ配信システムが提供される。

【００７７】以下、携帯電話機３に暗号化音楽データと
ＣＭ映像データを一緒に送信する例を図８および図９を
用いて説明する。この例にあっても基本的思想は前例と
同一であり、同一構成については同一番号を付すので、
詳細な説明は前例を参照されるべきである。

【００７８】この例にあっては、図６に示すダウンロー
ド端末装置６の機能を携帯電話機３に組み込まれたダウ
ンロード装置６１が備える。ダウンロード装置６１の機
能は図５に示す機能と同様である。従って、ダウンロー
ド装置６１には、図示しないが、図５に示すと同様にコ
ンピュータ１５，操作パネル９，メモリカードライタ１
７，インターフェース部１８，ハードディスクＡ３１
（メモリでもよい），ハードディスクＢ３２（メモリで
もよい）および圧縮画像再生器３３を備える。端末とし
て着脱自在に装着できるようにしてもよい。携帯電話機
３は、前述のように、ディスプレイ１３を備えており、
該ディスプレイ１３はディスプレイ８と同一機能を備え
る。

【００７９】この例にあっては、ユーザは、携帯電話機
３に暗号化音楽データとＣＭ映像データを一緒にダウン
ロードすることができる。この場合、携帯電話機３に暗
号化音楽データとＣＭ映像データをダウンロードすると
きの通信費はＣＭ放映料から支払われる。

【００８０】この例の場合におけるコンテンツデータ配
信システム１００におけるお金の流れを図９に示す。

【００８１】携帯電話機３の使用者であるユーザ２４
は、携帯電話機３に表示された操作手順に従い、目的の
楽曲の暗号化音楽データとＣＭ映像データをメモリカー
ド４及びハードディスクＢ３２へダウンロードした後、
携帯電話機３を用いて復号キーを携帯電話網２を介して
メモリカード４へダウンロードする（図１参照）。復号
キーのダウンロード中にＣＭ映像が携帯電話機のディス
プレイに放映される。この時、ユーザはコンテンツ料金
（２５０円）と暗号化音楽データの復号キーのダウンロ
ードに要した通信料（１０円：ダウンロード時間が１分
であり１０円とした。）とを合わせて通信業者２３に支
払う。通信業者２３は、通信料（１０円）を引き残金
（２５０円）を配信事業者へ支払う。配信事業者２２
は、管理代（５０円）を差し引き音楽コンテンツホルダ
３６にコンテンツ代（２００円）を配分する。ダウンロ
ード装置６を備えた特別な携帯電話機３の購入に要した
負担を軽減するために前述のようにコンテンツ料金を安
価にすることが望ましい。

【００８２】また、ＣＭコンテンツホルダ３８は、配信
事業者２２にＣＭ放映料（２００円）を支払う。

【００８３】配信事業者は、ＣＭ放映料（２００円）か
ら通信業者２３に配信サーバ１とダウンロード端末装置
６の間の通信料（１００円）を支払う。配信事業者は残
りの１００円を管理代や利益に割り当てることができ
る。

【００８４】これらのお金の配分は、各課金サーバによ
り管理，計算される。

【００８５】以上のように、ＣＭ映像データを記憶する
ＣＭ映像データ記憶手段と、音楽データを記憶する音楽
データ記憶手段とを備えた配信サーバ１、および前記配
信サーバから通信回線を介して音楽データとＣＭデータ
とを受信する手段と、記憶媒体に音楽データを記憶させ
る手段と、前記音楽データが記憶媒体に記憶されるとき
前記ＣＭ映像データをデコードしＣＭ映像を表示するＣ
Ｍ映像表示手段とを備えた携帯電話機３を備えることを
特徴とするコンテンツ配信システムが提供される。

【００８６】また、配信サーバ１から通信回線７を介し
て音楽データとＣＭ映像データとを受信する手段と、音
楽データを記憶する手段と、ＣＭ映像データを記憶する
手段と、記憶媒体に音楽データを記憶させる手段と、前
記音楽データが記憶媒体に記憶されるとき前記ＣＭ映像
データをデコードしＣＭ映像を表示するＣＭ映像表示手
段とを備えた携帯電話機３が提供される。

【００８７】更に、ＣＭ映像データを記憶するＣＭ映像
データ記憶手段と、暗号化音楽データと前記暗号化音楽
データの暗号を復号する復号キーを記憶する音楽データ
記憶手段とを備えた配信サーバ１、および前記配信サー
バ１から通信回線７を介して暗号化音楽データとＣＭ映
像データとを受信する手段と、記憶媒体に暗号化音楽デ
ータを記憶させる手段と、前記暗号化音楽データが記憶
媒体に記憶されるとき前記ＣＭ映像データをデコードし
ＣＭ映像を表示するＣＭ映像表示手段とを備えた携帯電
話機３を備え、前記配信サーバ１は課金サーバ４０など
のユーザ課金手段をさらに備え、該ユーザ課金手段は前
記携帯電話機に前記暗号化音楽データ及びＣＭ映像デー
タをダウンロードしたことについての通信料を課金する
ことを特徴とするコンテンツ配信システムが提供され
る。

【００８８】

【発明の効果】以上のように、ユーザはダウンロード端
末装置または携帯電話機を用いることにより安い通信費
で音楽コンテンツを購入することができる。

【００８９】配信事業者は、ＣＭ放映料をダウンロード
端末装置の開発費，維持費やダウンロード設置者への設
置料等にあてることができるため、ユーザからダウンロ
ード端末装置の使用料等を徴収する必要がない。そのた
め、ユーザ数の増加を期待することができる。

【００９０】ここで、通信業者は、ダウンロード端末装
置の導入によって、暗号化音楽データのダウンロードに
要する通信費分の収入が減るように思われるが、ダウン
ロード端末装置の導入によってユーザ数が増大すること
が見込まれ、また、従来のように携帯電話機を用いて暗
号化音楽データをダウンロードするユーザも多くいるこ
とも考えられるため、収入は減らない。

【００９１】また、ダウンロード端末装置または携帯電
話機の利用者は、商品名やドラマ名及びこれらの映像か
ら楽曲の検索をすることができるため、曲名や歌手名を
知らないで商品名，ドラマ名，映像等のみを記憶してい
る場合でも楽曲の検索をすることができる。

【００９２】ＣＭコンテンツホルダは、ダウンロード端
末装置という新たな媒体によりＣＭを放映することがで
きるため、効果的に商品やドラマを強く宣伝することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】携帯電話機で音楽を聴くシステムの概念図。

【図２】ダウンロード端末の概念図。

【図３】従来のダウンロード端末の構成図。

【図４】従来行われていたビジネスの収益配分の流れ
図。

【図５】本発明の実施例によるダウンロード端末の構成
図。

【図６】本発明の実施例によるシステム全体の構成図。

【図７】本発明の実施例によるビジネスの収益配分の流
れ図。

【図８】本発明の他の実施例によるシステム全体の構成
図。

【図９】本発明の他の実施例によるビジネスの収益配分
の流れ図。

【符号の説明】

１…コンテンツサーバ（配信サーバ）、２…携帯電話
網、３…携帯電話機、４…メモリカード、５…専用ヘッ
ドホン、６…ダウンロード端末装置、７…ネットワーク
(通信回路)、８…ディスプレイ、１１…ハードディス
ク、２１…音楽コンテンツ、２２…配信事業者、２３…
通信事業者、２４…ユーザ、３１…ハードディスクＡ、
３２…ハードディスクＢ、３６…音楽コンテンツサー
バ、３７…インデックスサーバ、３８…ＣＭコンテンツ
サーバ、３９，４０…課金サーバ、１００…コンテンツ
データ配信システム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ５１２ Ｇ０６Ｆ 17/60 ５１２ Ｇ１０Ｌ 19/00 Ｈ０４Ｎ 5/76 Ｚ Ｈ０４Ｎ 5/76 5/907 Ｂ 5/907 7/173 ６１０Ｚ 7/173 ６１０ Ｇ１０Ｌ 9/00 Ｎ

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】映像データを記憶する映像データ記憶手段
   と、音楽データを記憶する音楽データ記憶手段とを備え
   た配信サーバ、および前記配信サーバから通信回線を介
   して音楽データと映像データとを受信する手段と、記憶
   媒体に音楽データを記憶させる手段と、前記音楽データ
   が記憶媒体に記憶されるとき前記映像データをデコード
   し映像を表示する映像表示手段とを備えたダウンロード
   端末装置を備えることを特徴とするコンテンツ配信シス
   テム。
2. 【請求項２】映像データを記憶する映像データ記憶手段
   と、音楽データを記憶する音楽データ記憶手段とを備え
   た配信サーバ、および前記配信サーバから通信回線を介
   して音楽データと映像データとを受信する手段と、記憶
   媒体に音楽データを記憶させる手段と、前記音楽データ
   が記憶媒体に記憶されるとき前記映像データをデコード
   し映像を表示する映像表示手段とを備えた携帯電話機を
   備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
3. 【請求項３】配信サーバから通信回線を介して音楽デー
   タと映像データとを受信する手段と、音楽データを記憶
   する手段と、映像データを記憶する手段と、記憶媒体に
   音楽データを記憶させる手段と、前記音楽データが記憶
   媒体に記憶されるとき前記映像データをデコードし映像
   を表示する映像表示手段とを備えたダウンロード端末装
   置。
4. 【請求項４】配信サーバから通信回線を介して音楽デー
   タと映像データとを受信する手段と、音楽データを記憶
   する手段と、映像データを記憶する手段と、記憶媒体に
   音楽データを記憶させる手段と、前記音楽データが記憶
   媒体に記憶されるとき前記映像データをデコードし映像
   を表示する映像表示手段とを備えた携帯電話機。
5. 【請求項５】映像を後述のダウンロード端末装置に表示
   することの放映料を課金する課金手段と、前記映像につ
   いての映像データを記憶する映像データ記憶手段と、音
   楽データを記憶する音楽データ記憶手段とを備えた配信
   サーバ、および前記配信サーバから通信回線を介して音
   楽データと映像データとを受信する手段と、記憶媒体に
   音楽データを記憶させる手段と、前記音楽データが記憶
   媒体に記憶されるとき前記映像データをデコードし映像
   を表示する映像表示手段とを備えたダウンロード端末装
   置を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
6. 【請求項６】請求項５記載のコンテンツ配信システムに
   おいて、前記課金手段は、映像毎のデコード回数を統計
   する統計手段を有し、デコード回数に応じて映像放映料
   を課金することを特徴とするコンテンツ配信システム。
7. 【請求項７】請求項５記載のコンテンツ配信システムに
   おいて、前記課金手段は放映料を前記ダウンロード端末
   装置の設置者への設置料と、前記配信サーバと前記ダウ
   ンロード端末装置との通信料と、前記配信サーバ運営者
   の利益に分配するための分配データ処理を行うことを特
   徴とするコンテンツ配信システム。
8. 【請求項８】映像データを記憶する映像データ記憶手段
   と、暗号化音楽データと前記暗号化音楽データの暗号を
   復号する復号キーを記憶する音楽データ記憶手段とを備
   えた配信サーバ、および前記配信サーバから通信回線を
   介して前記暗号化音楽データと前記映像データとを受信
   する手段と、記憶媒体に暗号化音楽データを記憶させる
   手段と、前記暗号化音楽データが記憶媒体に記憶される
   とき前記映像データをデコードし映像を表示する映像表
   示手段とを備えたダウンロード端末装置と、前記配信サ
   ーバから通信回線を介して復号キーを受信する携帯電話
   機またはダウンロード端末装置とを備え、前記配信サー
   バはユーザ課金手段を更に備え、該ユーザ課金手段は前
   記携帯電話機またはダウンロード端末装置に前記復号キ
   ーをダウンロードしたことについてのコンテンツ代金を
   課金することを特徴とするコンテンツ配信システム。
9. 【請求項９】映像データを記憶する映像データ記憶手段
   と、暗号化音楽データと前記暗号化音楽データの暗号を
   復号する復号キーを記憶する音楽データ記憶手段とを備
   えた配信サーバ、および前記配信サーバから通信回線を
   介して暗号化音楽データと映像データとを受信する手段
   と、記憶媒体に暗号化音楽データを記憶させる手段と、
   前記暗号化音楽データが記憶媒体に記憶されるとき前記
   映像データをデコードし映像を表示する映像表示手段と
   を備えた携帯電話機を備え、前記配信サーバはユーザ課
   金手段をさらに備え、該ユーザ課金手段は前記携帯電話
   機に前記復号キーをダウンロードしたことについてのコ
   ンテンツ代金を課金することを特徴とするコンテンツ配
   信システム。
10. 【請求項１０】映像データを記憶する映像データ記憶手
    段と、音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、並
    びに音楽データをグレード付けする手段、グレードに応
    じて映像データを選択する手段とを備えた配信サーバ、
    および前記配信サーバから通信回線を介して音楽データ
    と該音楽データに応じて選択された映像データとを受信
    する手段と、記憶媒体に音楽データを記憶させる手段
    と、前記音楽データが記憶媒体に記憶されるとき前記映
    像データをデコードし映像を表示する映像表示手段とを
    備えたダウンロード端末装置を備えることを特徴とする
    コンテンツ配信システム。
11. 【請求項１１】映像データを記憶する映像データ記憶手
    段と、暗号化音楽データと前記暗号化音楽データの暗号
    を復号する復号キーを記憶する音楽データ記憶手段とを
    備えた配信サーバから通信回線を介して暗号化音楽デー
    タと映像データとを配信するステップと、記憶媒体に暗
    号化音楽データを記憶させるステップと、前記暗号化音
    楽データが記憶媒体に記憶されるとき前記映像データを
    デコードし映像を表示するステップを含んで構成される
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
12. 【請求項１２】請求項１１記載のコンテンツ配信方法に
    おいて、前記復号キーのダウンロードに対応してコンテ
    ンツ代金を課金するステップとを含んで構成されること
    を特徴とするコンテンツ配信方法。