JP2001228884A - カラオケシステムを用いた購買システム及びカラオケ端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信カラオケシステムを利用して、カラオケ
データの他に、音楽データや映像データなどの様々なコ
ンテンツデータを配信することができ、かつ必要に応じ
て配信されたデータをその場で購入、代金決済すること
ができるカラオケシステムを用いた購買システムを提供
する。 【解決手段】 カラオケ端末と接続された情報配信セン
ター１０が、コンテンツ事業者から供給を受けたコンテ
ンツデータ通信衛星１３を介してカラオケ端末１２へ配
信する。カラオケ端末１２は、配信されたコンテンツデ
ータをユーザの希望に要して、メモリカード７にダウン
ロードすると共にコンテンツデータの料金を金融機関１
５を介して決済する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケシステム
に関し、詳しくは、カラオケ端末からの要求に応じて楽
曲データや、その他のコンテンツデータの配信が可能
で、それをカラオケ端末で購入できると共に代金決済が
行われるカラオケシステムを用いた購買システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のカラオケ装置としては、音楽情報
をカセットやＣＤに記録したパッケージソフトを再生す
る装置があったが、近年、公衆回線などの通信媒体を介
して、サーバに蓄積された楽曲データを端末（カラオケ
端末と称する）からのリクエストに応じて配信する所謂
通信カラオケシステムが主流になっている。

【０００３】一方では、パソコンの一般家庭への普及
や、インターネットに代表される通信インフラの急速な
普及により、データをパッケージを介することなくユー
ザへ届けることができる環境が整いつつある。そして、
このような通信インフラを利用した音楽データの有料、
無料による配信が既に始まっている。

【０００４】また、このような通信インフラが整うこと
と相まって、元来異なる利用形態のためにそれぞれ設
計、製造された複数の種類の電子機器同士が、相互にデ
ータの授受ができるようなインターフェースを持つよう
になってきている。このようなインターフェースを持つ
端末機器をマルチメディア端末などと称している。

【０００５】通信インフラやマルチメディア端末は、近
年の情報処理技術の進歩に支えられており、たとえば、
ＭＰＥＧ、ＪＰＥＧ、ＴｗｉｎＶＱなどの圧縮技術によ
り、テキストデータはもとより、画像データや音楽デー
タなどがより少ない容量に圧縮されて、通信回線を介し
て簡単に提供できるようになっている。

【０００６】また、インターネットに接続されたサーバ
上にあり公開されているデータは、検索エンジンと呼ば
れているホームページを利用して比較的容易に探すこと
が可能である。このためユーザはパソコンを利用して、
また、近年では携帯電話やＰＨＳなどの通信端末を利用
して、何処でも、またいつでも、必要な情報を検索し、
収集することが可能である。

【０００７】また一方で、パソコンを利用した銀行取り
引きや金銭の決済などの所謂ネットバンキング、またバ
ーチャルショッピングモールやネットオークションなど
の商品取り引きとその決済も通信インフラを利用して行
なわれるようになってきている。

【０００８】このような情報化社会にあって、カラオケ
の楽曲データはＭＩＤＩデータやＭＰ３データ（ＭＰＥ
Ｇ１のレイヤー３）などに変換されて、中央データベー
ス（ホスト）に蓄えられ、そこから直接、またはホスト
の管理下にあるサブセンターを介して、スナックやカラ
オケボックス、さらには一般家庭に設置されているカラ
オケ端末に配信されることにより利用されている。そし
て近年、配信された楽曲データにより唄を歌って楽しむ
ばかりではなく、楽しんだ音楽のデータをＭＤのような
磁気記録媒体やメモリカードなどに記録して持ち帰り、
後で楽しみたいといった要求が増えてきている。

【０００９】このような要求が多くなってきた背景に
は、半導体技術の急速な進歩により、メモリ媒体の大容
量化と低価格化、ひいては録音再生装置の急速な小型軽
量化がある。また、録音再生の専用装置に限らず、本
来、携帯通信端末として発展してきた携帯電話やＰＨＳ
などにおいても大容量のメモリを内蔵して、音楽データ
などを記録し、持ち歩いてこれを聞くことができるシス
テムも提案されている。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】ところで、現在のカラ
オケシステムにあっては、上記のような情報化社会にお
ける様々な形態機器などを利用した要望があるにもかか
わらず、カラオケとして利用した楽曲データは、カラオ
ケ端末からユーザが取り出すことはできないようになっ
ている。

【００１１】これは、楽曲データとして提供される音楽
が、その音楽の作詞者や作曲者、制作者、開発者など様
々な人々の著作権により保護されているためで、これを
侵すことのないように取られている措置である。

【００１２】したがって、カラオケ端末を利用した楽曲
データの再配布（携帯機器への記録）が技術的に不可能
なわけではない。そして、著作権問題も、楽曲データの
再配布に対して、それを利用する機器や媒体への賦課金
制度の導入、あるいは有料での再配布などによって解決
される方向にある。

【００１３】そこで、上記のように現状のカラオケシス
テムを見た場合、カラオケを楽しんで気に入った楽曲を
後でもう一度楽しみたいときには、非常に不便である。
例えば、カラオケで好みの曲があった場合、その曲名を
メモし、あらためてＣＤショップ（レコード店などとも
称する）などへ赴く必要があり、はなはだ面倒である。

【００１４】そして、一般に、欲しいときが買いたいと
きであるから、時間が経つと忘れてしまったり、購買意
欲が薄れてしまうといった問題がある。

【００１５】また、現在では、従来からのレコード店や
ＣＤショップの数が少なくなってきており、例えば、一
つの町に一つ、場合によってはない町もある。これに引
き換え、カラオケボックスの数は、ＣＤショップに比較
して多く存在し、また、通信カラオケ端末の中には家庭
に設置されているものがあり、さらにマルチメディア端
末と称されている機器でもカラオケのデータサーバから
配信を受けることができるものがあり、非常に利用し易
い。このことは、本販売店にも言えることで、町中の本
販売店の数も減少している。

【００１６】さらに、通信カラオケの場合、そこから配
信される楽曲データの数は膨大なもので、その中の一曲
が気に入って欲しくなったとしても、これがＣＤショッ
プに必ず有るとは限らず、場合によっては廃盤などでパ
ッケージメディアとして存在していない場合もある。

【００１７】これらの問題は、音楽コンテンツのメー
カ、ひいては音楽家などの制作者にとってもせっかくの
販売機会を逸してしまうことになっている。

【００１８】本発明は、以上の課題を解決するためにな
されたもので、通信カラオケシステムを利用して、楽曲
データやその他のコンテンツデータを配信することがで
き、かつ必要に応じて、配信されたデータやサービスを
その場で購入することができるカラオケシステムの提供
を目的とする。

【００１９】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、各種
の外部装置からのコンテンツデータを上位装置が無線又
は有線で受付けて下位の装置に配信し、該下位装置は前
記上位装置と双方向通信を行うカラオケシステムであ
る。

【００２０】前記上位装置は、前記外部装置から、カラ
オケ曲、該カラオケ曲以外の情報、これらの情報の購入
料金、供給元名からなる前記コンテンツデータを受信し
て前記下位装置に配信すると共に、該下位装置からの前
記コンテンツデータに対する購買情報を受信し、該購買
情報に対して前記供給元、購買者に対して代金決済を行
う機能を有する。

【００２１】前記下位装置は、前記上位装置からの前記
コンテンツデータを蓄積し、このコンテンツデータを画
面に流すと共に、該コンテンツデータの購買の指示があ
ったとき、その購買者の購買情報を前記上位装置に送信
し、前記代金決済が終わったときに、前記画面のコンテ
ンツデータを挿入された記憶媒体にダウンロードするこ
とを要旨とする。

【００２２】請求項２の発明は、各種の外部装置が配信
する第１のコンテンツデータのコンテンツ番号と該コン
テンツの配当金とからなる第２のコンテンツデータを上
位装置が有線で受付け、前記外部装置は自装置が配信す
る前記第１のコンテンツデータを衛星を介して下位の装
置に配信して、該下位装置が前記上位装置と双方向通信
を行うカラオケシステムである。

【００２３】前記上位装置は、前記外部装置からの第２
のコンテンツデータを受信し、前記下位装置から前記第
１のコンテンツデータの購入情報を受信したとき、該購
買情報に対して前記第１のコンテンツデータの供給元、
購買者に対して代金決済を行う機能を有する。

【００２４】前記下位装置は、前記衛星から、カラオケ
曲、該カラオケ曲以外の情報、これらの情報の購入料
金、供給元名からなる前記第１のコンテンツデータを受
信して蓄積し、この第１のコンテンツデータを画面に流
し、該第１のコンテンツデータが購買されたとき、その
購買情報を前記上位装置に送信すると共に、挿入された
記憶媒体に前記第１のコンテンツデータをダウンロード
する機能を有することを要旨とする。

【００２５】請求項３の発明は、各種の外部装置が配信
する第１のコンテンツデータのコンテンツ番号と該コン
テンツの配当金とからなる第２のコンテンツデータを上
位装置が有線で受付け、前記外部装置は自装置が配信す
る前記第１のコンテンツデータを衛星を介して下位の装
置に配信して、該下位装置が前記上位装置と双方向通信
を行うカラオケシステムである。

【００２６】前記上位装置は、前記外部装置からの第２
のコンテンツデータを受信し、前記下位装置から前記第
１のコンテンツデータの購入情報を受信したとき、その
購入情報の店番号を読み、該店番号に対して前記購入情
報が示す前記第１のコンテンツデータの配当金を割り当
て、これを金融機関によって前記外部装置の口座から前
記店番号の口座に振り込ませる。

【００２７】前記下位装置は、前記衛星から、カラオケ
曲、該カラオケ曲以外の情報、これらの情報の購入料
金、供給元名からなる前記第１のコンテンツデータを受
信して蓄積し、この第１のコンテンツデータを画面に流
し、該第１のコンテンツデータが購買されたとき、その
購買情報を前記上位装置に送信すると共に、挿入された
記憶媒体に前記第１のコンテンツデータをダウンロード
することを要旨とする。

【００２８】請求項４の発明は、地域の複数のカラオケ
端末を管理する次位装置が前記地域毎に設けられて、そ
れぞれの次位装置と中央の最上位装置と前記カラオケ端
末とをネットワークで結んで、前記次位装置がそれぞれ
異なる各種コンテンツデータを各種外部装置から配信を
受けるカラオケシステムである。

【００２９】前記カラオケ端末は、カラオケ店毎に多数
設けられてそれぞれ店内サーバに接続されて、前記各種
コンテンツデータの配信を受け、前記各種コンテンツデ
ータの内でカラオケ曲のコンテンツデータを主にして画
面に流すと共に、他の各種コンテンツデータを所定の間
隔で前記画面に流し、購買指示が入力したとき、その購
買情報を前記次位装置及び前記店内サーバに送信する。

【００３０】前記店内サーバは前記次位装置及びＰＯＳ
レジスタに接続され、前記カラオケ端末が要望するカラ
オケ曲のコンテンツデータと前記他の各種コンテンツデ
ータとを前記カラオケ端末に送信し、前記購買情報をル
ーム番号に対応させて前記ＰＯＳレジスタに送出すると
共に、前記購買情報を蓄積して一定期間毎に前記次位装
置に送出する。

【００３１】前記次位装置は、前記店内サーバからの購
買情報を受信し、前記コンテンツデータの配信元毎に集
計し、該配信元毎の集計金額とその購買情報と店番号と
を地域の売り上げ情報として前記最上位装置に送信す
る。

【００３２】前記最上位装置は、前記各次位装置からの
地域毎の売り上げ情報を受信して集計し、この売り上げ
情報から前記配信元の販売額を計算し、該販売額を前記
配信元の金融機関の口座に、前記店番号の口座から振り
込みさせることを要旨とする。

【００３３】請求項５の発明は、地域の複数のカラオケ
端末を管理する次位装置が前記地域毎に設けられて、そ
れぞれの次位装置と中央の最上位装置と前記カラオケ端
末とをネットワークで結んで、前記次位装置がそれぞれ
異なる各種コンテンツデータを各種外部装置から配信を
受けるカラオケシステムである。

【００３４】前記カラオケ端末は、購買促進装置と端末
本体とからなる。前記端末本体は、カラオケ店毎に多数
設けられてそれぞれ店内サーバに接続されて、前記各種
コンテンツデータの配信を受け、前記各種コンテンツデ
ータの内でカラオケ曲のコンテンツデータを主にして画
面に流すと共に、他の各種コンテンツデータを所定の間
隔で前記画面に流し、購買指示が入力したとき、その購
買情報を前記次位装置及び前記店内サーバに送信する。

【００３５】前記購買促進装置は、記憶媒体を着脱可能
な機構と、金融機関又は店が発行するカードを着脱可能
な機構とを備え、前記購買指示が入力したとき、前記カ
ードの情報を前記購買情報共に前記次位装置に送信し、
該次位装置からそのカードの所有者に対しての購買許可
を受け取ったとき、前記記憶媒体に購買指示があった前
記コンテンツデータをダウンロードさせる。

【００３６】前記店内サーバは前記次位装置及びＰＯＳ
レジスタに接続され、前記カラオケ端末が要望するカラ
オケ曲のコンテンツデータと前記他の各種コンテンツデ
ータとを前記カラオケ端末に送信し、前記購買情報をル
ーム番号に対応させて前記ＰＯＳレジスタに送出すると
共に、前記購買情報とカード情報とを前記次位装置に送
出する。

【００３７】前記次位装置は、前記カード情報及び購買
情報を受信し、前記カード情報をその金融機関に送信し
て照合させて前記購買許可を前記店内サーバを介して前
記購買促進装置に送信することを要旨とする。

【００３８】請求項６の発明は、各種の外部装置からの
コンテンツデータを上位装置又は次位装置が無線又は有
線で受付けて下位の装置に配信し、該下位装置は前記次
位装置と双方向通信を行うカラオケシステムである。

【００３９】前記次位装置はインタネットインフォメー
ションサービス機能を有して前記コンテンツデータを前
記インタネットインフォメーションサービスの形式で表
現し、これを前記下位装置に配信し、該配信されたコン
テンツデータが購買されたとき、その購買情報を金融機
関に送信して決済させる。

【００４０】前記下位装置は、前記コンテンツデータの
選択項目をＷｅｂブラウザ画面で表示し、購買が選択さ
れたとき、その購買情報を前記次位装置に転送すると共
に、挿入された記憶媒体に前記選択された項目のコンテ
ンツデータをダウンロードする。

【００４１】ことを要旨とする。

【００４２】また、本発明のカラオケ端末は、カラオケ
曲、該カラオケ曲以外の各種のコンテンツデータを記憶
し、選択されたカラオケ曲のコンテンツデータを再生し
て画面に表示するカラオケ端末において、前記カラオケ
曲のコンテンツデータの表示に伴って、前記各種のコン
テンツデータを逐次再生して前記カラオケ曲のコンテン
ツデータとは異なる領域に表示する手段と、記憶媒体を
装脱可能な機構を有し、前記画面に表示されたコンテン
ツデータの購入指示が可能な手段によって、前記コンテ
ンツデータが購入されたとき、前記記憶媒体に前記コン
テンツデータをダウンロードする手段と、前記ダウンロ
ードに伴って、前記コンテンツデータの購入料金を読
み、この購入料金を購買者に対して課金させる手段とを
備えたことを要旨とする。

【００４３】さらに、本発明のカラオケ端末は、カラオ
ケ曲、該カラオケ曲以外の各種のコンテンツデータを記
憶し、選択されたカラオケ曲のコンテンツデータを再生
して画面に表示するカラオケ端末において、前記コンテ
ンツデータを受信して蓄積する手段と、前記コンテンツ
データのリスト画面を表示させ、該リスト画面から選択
されたコンテンツデータに関連する無料のコンテンツ画
面を前記カラオケ曲とは異なる領域に表示させる手段
と、記憶媒体を装脱可能な機構を有し、前記コンテンツ
画面に対して購入指示がなされたとき、前記コンテンツ
画面に関連するコンテンツデータを前記記憶媒体に前記
コンテンツデータをダウンロードする手段と、前記ダウ
ンロードに伴って、前記コンテンツデータの購入料金を
読み、この購入料金を購買者に対して課金させる手段と
を有することを要旨とする。

【００４４】

【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の一実施の形態を説明する。

【００４５】図１は本実施の形態の通信カラオケシステ
ムを用いた購買システムの概略構成図である。

【００４６】本実施の形態の購買システムは通信カラオ
ケシステムを用いたものであり、図１に示すように、大
量のコンテンツデータ（音楽ソフト（主にカラオケの楽
曲データ）、映画、本、出版物等）を保有する総合管理
センターである中央データベース（ホスト）１と、ネッ
トワーク２を介して日本全国の主要都市に点在している
サブセンター３〜５とからなる情報配信センター１０が
構成され、各サブセンター３〜５の管理下にはパブ、ス
ナック、カラオケボックス（ルーム）あるいは一般家庭
に、適宜数の最終ユーザ側のカラオケ端末（数千〜数万
台）Ａ１〜Ａ７が接続する。

【００４７】そして、各コンテンツ供給会社（音楽会
社、映画会社、コンサート会社、通販会社等）からのコ
ンテンツデータを人工衛星又は有線接続の中央センター
が受信し、ＣＳアンテナを有する店のカラオケ端末は前
述のコンテンツデータを人工衛星から受信し、ＣＳアン
テナを有しない店のカラオケ端末は、サブセンターから
前述のコンテンツデータを受信し、これらのコンテンツ
データを店内のカラオケ端末で購入するシステムであ
る。

【００４８】このようなカラオケシステムでは、例えば
中央データベース１を東京に配置するとしたならば、サ
ブセンター３〜５は札幌、仙台、横浜、大阪といった主
要都市に設置しておくことが理想的である。

【００４９】なお、中央データベース１は、その配下の
サブセンター３〜５を管理するものであり、両者は傘下
の機器を管理する機能として略同等であるから、ここで
は説明を簡単にするためにカラオケ端末を管理する手段
として、これらの中央データベース１およびサブセンタ
ー３〜５を配信元の一つのグループと看做し情報配信セ
ンター１０として説明する。

【００５０】通常のカラオケシステムとしては、中央デ
ータベース１は既販売の楽曲データはもとより、逐次発
売・発表される多数の楽曲データを蓄えており、これか
ら適宜の楽曲データを逐次通信回線を介してサブセンタ
ー３〜５を経由し、利用者側カラオケ端末１２のハード
ディスクに配信する。

【００５１】カラオケ端末１２では、ハードディスクに
蓄積された楽曲データがリクエストされると再生され
る。また、リクエストされた楽曲がハードディスク内に
ない場合には、情報配信センター１０（直接には、サブ
センター３〜５のいづれか）へ楽曲データの送信要求が
入り、要求した楽曲データがカラオケ端末へ配信され
て、一旦ハードディスクに蓄積された後、再生される。

【００５２】そして、本実施の形態では総合管理センタ
ーの中央データベース１には、前述の音楽コンテンツの
他に映画、本、劇場案内、コンサート情報等の複製料金
情報（例えば、音楽であれば１曲当たりの複製料金）が
コンテンツデータとして記憶される。

【００５３】この記憶に当たっては、図１に示すように
音楽配信会社Ｂ１、映画配信会社Ｂ２、…が１週間毎に
人工衛星１３を用いて衛星通信で各サブセンターに送信
してそれぞれのデータベース（図示せず）に記憶させて
おく。また、同時に人工衛星１３を介して配信したコン
テンツデータの複製料金を総合管理センターの中央デー
タベース１に記憶させておく。

【００５４】この総合管理センターは、ネットワークを
介して東京の金融機関４に接続されている。

【００５５】また、カラオケ端末１２は店内サーバと端
末本体等からなるが図１においては単にカラオケ端末と
記載している。

【００５６】このカラオケ端末１２は、操作部の操作に
基づく所望の音楽コンテンツデータをサブセンターから
受信し、カラオケ曲として再生する。この再生に伴っ
て、カラオケ端末１２は画面に購買できるメッセージと
購買のためのキー操作等を表示する。例えば、カラオケ
曲の番号、購買モードのキー、記憶媒体（メモリカー
ド、プレーヤ端末のメモリを含む）の所持等の入力を行
うためのキーを表示する。

【００５７】また、前述の音楽以外のコンテンツデータ
（以下サブコンテンツデータという）を受信し、カラオ
ケ曲の再生がとぎれたときに（時間の空きが生じたと
き）このサブコンテンツデータを順番に再生する。

【００５８】例えば、映画の場合は映画のタイトルとプ
ロモーションビデオとを再生し、コンサートの場合はコ
ンサートのアーチスト名、年月日、金額、プロモーショ
ンビデオ等を表示する。

【００５９】また、カラオケ端末１２は、メモリカード
７の挿入又は無線で音楽を受信して再生可能なプレーヤ
端末８の接続を受付ける機能を有している。

【００６０】さらに、カラオケ端末１２は、入力部（モ
ニタのタッチパネル、携帯型のコントロールボックス）
の操作キーが購買を示しているときは、この購買する曲
名（番号）、映画名（番号）、チケット名（番号）、本
名（番号）、購買カラオケ店、購買者名をサブセンター
に送信して、配信を受ける機能を備えている。

【００６１】前述のカラオケ端末１２の操作による購買
に関して、メモリカード７又はプレーヤ端末８を有して
いない購入者であることが入力されると、カラオケ店の
サーバ（図示せず）は、サブセンターから送信された購
買するコンテンツデータ（以下購買コンテンツデータと
いう）をそのサーバに備えているメモリカード、ＤＶＤ
に記憶し、その購買者がいるカラオケボックスの伝票デ
ータに、購買金額を書き込み、帰りに一括精算させて、
メモリカード又はＤＶＤを購買者に渡すのが好ましい。

【００６２】また、メモリカード７又はプレーヤ端末８
を有している場合は、そのメモリカード７又はプレーヤ
端末に購買コンテンツデータがダウンロードされたこと
を受けると、カラオケ店のサーバ（図示せず）は、その
購買者がいるカラオケボックスの伝票データに、購買金
額を書き込み、帰りに一括精算させる。

【００６３】もろん、金融機関を利用して課金させても
よいが、この実施の形態については後術する。

【００６４】さらに、チケットの購入の場合は、カラオ
ケ店のサーバは、そのチケット情報をサブセンターから
受け取り、所定の形式のペーパにチケット券の名称、購
買店等を書き込み、購買者がいるカラオケボックスの伝
票データに、購買金額を書き込み、帰りに一括精算させ
る。

【００６５】また、サブセンタ３、４、５、…は、購買
者の銀行口座から購買コンテンツデータに対して課金さ
せるサブ課金サーバ１０を備えると共に、配当金サーバ
１１を備えている。

【００６６】この配当金サーバ１１は、購買コンテンツ
データ毎の配当料金表（コンテンツデータと共に衛星を
介して送信される）と、カラオケ店毎の銀行口座番号表
を備えている。

【００６７】そして、購買コンテンツデータの名称（番
号）と店番号とがカラオケ端末１２から知らせられたと
き、前述の配当料金表に基づく配当金を計算し、この配
当金をカラオケ店の口座番号に割り当て、これらの配当
情報（店番号、購買コンテンツ番号、購買数）を、その
店の金融機関１５に送信して売り上げ額を配当する。

【００６８】前述の売り上げ額の配当に関しては、サブ
センターがネットワークを介して購買コンテンツデータ
の著作権者（供給会社）の金融機関１６と通信を行い、
カラオケ店が売り上げた購買コンテンツデータの合計料
金を１週間毎に請求して、これを情報配信センターの口
座に振り込ませる。

【００６９】次に、より具体的に図２を用いて説明す
る。本実施の形態におけるカラオケ店のカラオケ端末１
２は、端末本体１９と、この端末本体１９と専用線で接
続された購買促進装置２０と、リモートコントローラ２
１とからなる。

【００７０】端末本体１９は、ＣＳアンテナ２２に接続
され、人工衛星１３からのコンテンツデータを定期的に
受信してハードディスク１９ａに記憶し、これを購買促
進装置２０又は後述する店内サーバからの指示に従った
コンテンツデータを画面に流す。

【００７１】また、リモートコントローラ２１からの購
入情報（購入指示、コンテンツ番号、購入者名、購入の
種類、決済の種類等）を購買促進装置２０を介して受信
し、これを店内サーバ及びサブセンター３に送信する。

【００７２】さらに、購買情報促進装置２１からのカー
ドデータ（暗証番号、氏名、カード番号、度数等）、プ
レーヤ端末情報（端末番号、暗証番号、電話番号）、購
買情報を読み込み、これを一組にして店内サーバ及びサ
ブセンター３に送信する。カード、プレーヤ端末を用い
ない場合は購買情報のみが送信される。

【００７３】前述の購買促進装置２０は、インタネット
インフォメーションサービス機能を備え、受信したコン
テンツデータを購買させるための購買促進メッセージ画
面（選曲案内と共に常時）をリモートコントローラ２１
に表示させると共に、端末本体１２の画面にその購買促
進メッセージ画面を送信して表示（曲がとぎれたとき）
させる。

【００７４】例えば、コンテンツデータの購入のための
キー操作案内をリモートコントローラ２１の画面に表示
させる。

【００７５】本実施の形態では、購入モードのキーは＃
００１とし、以後はコンテンツ番号と、購入者名（例え
ば＃＃を２回押して入力）と、メモリカード又はプレー
ヤ端末を有しているか知らせる購入の種類（例えば＊を
押してメモりカードを有しているときは０１、プレーヤ
端末を有しているときは０２、いずれも有していないと
きは、００）と、プリペードカード、クレジットカード
又は店での決済であることを知らせる決済種類（例えば
＊＃を押してプリペードカードの場合は０１、クレジッ
トカードの場合は０２、店の場合は０３）とを入力させ
るキー操作案内としている。これらの情報を本実施の形
態では購入情報と称する。

【００７６】すなわち、リモートコントローラ２１は、
端末本体１９に対してカラオケ曲を要求する機能と、購
買情報を発信する購買情報発信機能とを有している。

【００７７】また、本実施の形態の端末本体１２は、Ｌ
ＡＮを介してネットワーク２と通信を行うためのモデム
２３と、店内サーバ２４とに接続されている。この店内
サーバ２４は、発行機２５とレジスタ２６（ＰＯＳ）に
接続されている。

【００７８】店内サーバ２４は、定期的（５分）に端末
本体１９と通信を行って、ハードディスク１９ａに記憶
されているコンテンツデータと、端末本体１９からの購
買情報とを読み込む。

【００７９】この購買情報がメモリカードとコンテンツ
データとを購入と示しているときは、そのコンテンツデ
ータとメモリカード購入の指示とを発行機２５に送信す
る。発行機２５は、備え付けのメモリカードに送信され
たコンテンツデータを記憶して発行する。

【００８０】また、購買情報が映像を示し、ＤＶＤと映
像とを購入を示しているときは、その映像のコンテンツ
データとＤＶＤ購入の指示とを発行機２５に送信する。
発行機２５は、備え付けのＤＶＤに、送信された映画の
コンテンツデータを記憶して発行する。

【００８１】また、購買情報がコンサートのチケット購
入を示しているときは、そのコンサートのコンテンツデ
ータとチケット購入の指示とを発行機２５に送信する。
発行機２５は、備え付けのチケット用紙に、送信された
コンサート名、座席番号、金額等のコンテンツデータを
書き込んで発行する。

【００８２】すなわち、購買者が店を出る前に、要望の
あったコンテンツデータを記憶又は書き込んだ媒体を予
め用意している。

【００８３】さらに、購入情報がコンテンツデータのみ
の購入と示しているときは、そのコンテンツデータの購
入金額をルーム番号に対応させて記憶する。

【００８４】一方、ＰＯＳ機能を有するレジスタ２６の
店員は、カラオケ端末１２を使用したユーザが代金を支
払うときに、ルーム番号と使用時間とをレジスタ２６に
入力する。

【００８５】レジスタ２６は、店内サーバ２４と通信を
行ってこのルーム番号と使用時間に対応するカラオケ情
報（カラオケ曲、カラオケ数、飲食情報）と、購買情報
とを読み、カラオケ情報の代金を計算すると共に、購買
情報に基づく購買金額計算を行って、合計金額とこれら
の情報とを画面に表示する。

【００８６】例えば、購買情報がメモリカードとコンテ
ンツデータとを購入と示しているときは、購買金額を受
け取ると共に、発行機２５から発行されたメモリカード
（コンテンツデータ記憶済み）を渡す。

【００８７】また、購買情報がＤＶＤと映像とを購入を
示しているときは、発行機２５によって発行されたＤＶ
Ｄを渡す。

【００８８】さらに、コンテンツデータのみの購入を示
しているときは、そのコンテンツデータの購入金額をユ
ーザに請求してその場で決済する。

【００８９】なお、購買情報が金融機関での決済（クレ
ジットカード、プリペードカード、プレーヤ端末による
課金）を示しているときは、コンテンツデータの購入金
額を減算した金額を請求する。

【００９０】そして、店内サーバ２４は、モデム２３を
介してサブセンター３に店番号と購買情報とを定期的
（一週間）に送信する。

【００９１】サブセンター３の配当金サーバ２８は購買
情報と店番号とを受信し、この購買情報がどのようなコ
ンテンツの購買を示しているかを解読する。

【００９２】そして、解読したコンテンツデータを配信
した配信会社の配当金を引き当て、その配当金と配信会
社の口座番号と店番号とカラオケ所有者の口座番号等を
請求データとして金融機関１５にネットワーク２を介し
て送信する。

【００９３】金融機関１５は、請求データを受信し、こ
の請求データが示す配信会社の口座から配当金を引き落
としてカラオケ所有者の口座に振り込む。

【００９４】すなわち、カラオケ店においては、音楽だ
けではなく、映画、コンサート、書籍等のコンテンツを
ユーザに購買させて配当金を得ることになるので、店の
売り上げが向上すると共に、楽曲データやその他のコン
テンツデータをその場で購入させることができる。

【００９５】また、プレーヤ端末による購入情報はサブ
課金サーバ２９に送信され、ここで認証が行われて課金
される。

【００９６】なお、上記実施の形態では、カラオケ端末
１２の端末本体にＣＳアンテナ２２を接続し、コンテン
ツデータを端末本体２９に記憶するとして説明したが、
店内サーバ２４にＣＳアンテナを接続して、この店内サ
ーバに記憶するようにして、各端末本体１９にコンテン
ツデータを配信するようにしてもよい。

【００９７】さらに、上記実施の形態ではサブセンター
によって店に配当金を支給するとして説明したが図３に
示すように、リモートコントローラ２１からコンテンツ
データの購入者の電話番号を入力させ、この電話番号と
購入情報とコンテンツの種類を示す番号と端末本体１９
がモデム２３を介して通信キャリア３０（例えばＮＴ
Ｔ）に送信し、通信キャリア３０が電話番号に対応する
購入者に対して請求（ダイヤルＱ２）し、後日金融機関
が購入者の口座から引き落としてカラオケ店の口座に振
り込むようにしてもよい。

【００９８】次に、カラオケ端末１２の構成を図４を用
いて説明する。図４においてはモデム２３を内蔵してい
るとして説明する。また、販売促進装置２０を接続して
説明する。

【００９９】図４に示すように、カラオケ端末１２全体
の諸機能を制御するＣＰＵ３２、配信を受けた楽曲デー
タやその他のコンテンツデータを蓄積するハードディス
ク（ＨＤＤ）１９ａ、デジタルデータを通信回線に流す
ためにアナログデータに変換するモデム２３、モデム２
３とのデータのやり取りを行うインターフェース３３、
通信衛星からのデータを受信するＣＳアンテナ２２、Ｃ
Ｓアンテナ２２からの受信信号を選択するＣＳチューナ
３４、ＣＳチューナ３４が受信した信号を復号するデコ
ーダ３５、デコーダ３５からのデータを入力するインタ
ーフェース３６等を備えている。

【０１００】また、販売促進装置２０は、記憶媒体６１
を脱着自在に保持し、記憶媒体６１へデータの受け渡し
を行う外部記憶用インターフェース３７、リモートコン
トローラ２１からの操作指示の入力及びリモートコント
ローラ２１に購買促進のメッセージを送信するためのイ
ンタフェース３８、楽曲データなどの再生及び購買促進
のためのメッセージを流す再生部３９、および再生され
た映像、メニューやメッセージを映し出すモニター４０
により構成されている。

【０１０１】さらに、端末本体１９には、リモートコン
トローラ２１から操作指示を受けとるインターフェース
４５を備えている。

【０１０２】なお、カラオケ端末１２の端末本体１９
は、専用端末の他、ゲームを行なうことが出来たり、イ
ンターネットへの接続機能などを有する所謂マルチメデ
ィア端末などと称される機器であることが好ましい。す
なわち、インタネットインフォメーションサービス機能
を有するＷＷＷサーバであることが好ましい。

【０１０３】以下、このカラオケシステムの機能、動作
について説明する。

【０１０４】情報配信センター１０は、図１に示すよう
に各種の音楽会社や出版社、その他のコンテンツ事業者
のサーバと通信回線または通信衛星１３などによる通信
手段を介して接続されており、例えば音楽会社からは逐
次発売される新曲を入手することができる。

【０１０５】楽曲データの著作権に関しては、所定のセ
キュリティ手段により責任ある管理がなされている。こ
の管理方法としては、各種暗号方法により暗号化するな
どの種々のセキュリティの方法があるが、著作権を保護
するためには適宜な方法でコピー防止を実施すればよい
ので、ここでは具体的な手段の説明は省略する。

【０１０６】また、情報配信センター１０は音楽会社が
発表するプロモーションビデオなどをも発信し、これは
カラオケ端末１２側では無料で閲覧することができるよ
うにしてある。すなわち、端末本体１９のハードディス
ク１９ａは、インタネットインフォメーションサービス
のソフトを備えている。

【０１０７】また、情報配信センター１０とカラオケ端
末１２とは、上記図１及び図２にて説明したように、ネ
ットワーク２により双方向による通信を行なうことがで
きるようにしている。

【０１０８】即ち、相互通信により情報配信センター１
０はカラオケ端末１２を管理することができ、カラオケ
端末１２から送信された購買情報からカラオケ店に対し
て配当が可能となっている。

【０１０９】なお、情報配信センター１０とカラオケ端
末１２を接続するネットワーク２としては、専用線のほ
か、電話回線でもよい。カラオケの楽曲データは、ＭＩ
ＤＩ情報として、専用線が用いられている場合は適宜な
時間に、一方、電話回線が用いられている場合には主に
夜間にカラオケ端末１２に配信される。つまり、衛星か
らのデータを受信する機能を有しないカラオケ端末１２
は、有線によって情報配信センター１０から定期的に受
信する。

【０１１０】また、コンテンツデータである楽曲データ
や宣伝用のプロモーションビデオデータなどは情報配信
センター１０から、スクランブル信号と共に通信衛星１
３に向かって送信され、この送信された信号が通信衛星
１３からカラオケ端末１２のＣＳアンテナ２２、ＣＳチ
ューナ３４により受信され、デコーダ３５によりデコー
ドされる。

【０１１１】情報配信センター１０より送信されるデー
タ信号は、例えばＭＰ３または（ＭＰ１のレイヤー３）
ＴｗｉｎＶＱ、ＪＰＥＧ、ＭＰＥＧなどの圧縮方法によ
り圧縮されて送信されることにより、高速伝送を可能と
している。また、上記した他の通信回線による送信はカ
ラオケ端末１２のモデム２３を介して端末に取り込まれ
る。

【０１１２】両送信信号はそれぞれインターフェース３
３、３６を介して内臓のハードディスク１９ａ内に格納
される。

【０１１３】一方、購買促進装置２０の外部記憶用イン
ターフェース３７は、外部の挿入口より物理的に挿入さ
れる決済用の所定の記憶媒体６１ａ（プリペードカー
ド、クレジットカード、会員カード）が着脱自在に保持
するものである。

【０１１４】また、情報を取り出すための記憶媒体６１
ｂとしては、著作権保護機能付きのメモリ、ＳＤメモ
リ、フラッシュメモリまたはＭＤディスクなどの適宜な
媒体が考えられ。

【０１１５】また、これら各種の記憶媒体の挿入、取り
出し方法に関しては特に限定されるものではなく、各記
憶媒体ごとに所定の方法が規定されていればそれに従っ
てよい。

【０１１６】この記憶媒体６１ｂに所望するコンテンツ
データをダウンロードするためには、購買促進装置２０
又はリモートコントローラ２１より上記説明の購買情報
を入力する。

【０１１７】また、リモートコントローラ２１には、モ
ニター４０に映し出されたメニューを選択するための画
面が表示され、このリモコンにより、メニューを選択す
ること、あるいは、リモコンに設けられているテンキー
から数値を打ち込むことにより各種操作指示が入力され
る。

【０１１８】所望するデータをダウンロードするために
入力する情報としては、例えばクレジットカード番号の
ような課金のための個人データ或いは、ユーザ店に代金
を支払う場合には店が課金対称となるので店側にて、ユ
ーザには秘密にしてあるキーコードを入力する。

【０１１９】クレジットカード番号が入力された場合
は、金融機関を介した有料コンテンツデータの決済とな
る。この場合、上記図１及び図２並びに図３にて説明の
ように、金融機関には、ＮＴＴなどの通信事業者を介し
て課金情報とクレジットカード情報が転送され、一方、
コンテンツ事業者に対しては、金融機関から課金情報に
よって決済された金額がコンテンツ事業者の指定した口
座に振り込まれることになる。

【０１２０】したがって、この場合は、カラオケ端末１
２側での決済となるが、実際の課金額の引き落としなど
は、金融機関が行なうことになる。同様の決済として、
金融機関発行の預貯金入出金用カード（所謂キャッシュ
カード）から、直接決済されるようなシステムを用いて
もよい。

【０１２１】この場合、キャッシュカードから口座番号
が読み取られ、購買促進装置２０から暗証番号などが入
力されて、これらの情報が通信回線を介して金融機関へ
伝えられ、ユーザの口座から課金額が引き落とされると
ともに、コンテンツ事業者の指定した口座へ振り込みが
行なわれて、コンテンツデータの決済が行なわれる。

【０１２２】また、他の決済としてはプリペイドカー
ド、ビットキャッシュ、ＩＣカードなどの種々の手段が
ある。

【０１２３】もし端末ユーザが店に対して現金による支
払いにて購入する場合、それ以降の全ての課金は店が対
称となる。

【０１２４】これら他の決済手段の場合は、カラオケ端
末１２自体にこれらのカード類の読み取り装置を備え、
課金額に応じた額をカード類に蓄積されている総額から
差し引くことにより、コンテンツデータの料金が決済さ
れる。つまり、購買促進装置２０と店内サーバ２４、レ
ジスタによって決済される。

【０１２５】また、決済手段は、図２に示すように、カ
ラオケボックスのような複数のカラオケ端末が一括管理
されている場所では、カラオケ端末全体を管理している
受付のような管理部署に設置しても良く、必要に応じて
適当な方法を採用すればよい。

【０１２６】さらに他の決済手段としては、通信端末で
ある携帯電話のようなプレーヤ端末８（ＰＨＳを含む、
以下同様）（不図示）とカラオケ端末１２を接続して、
携帯電話のキー入力により電話番号を入力して、この電
話番号の所有者から、電話料金と合わせて（または個別
に）コンテンツデータの料金支払いを受けるようにして
もよい。

【０１２７】なお、携帯電話とカラオケ端末１２との接
続には、携帯電話のインターフェースを利用して有線に
より接続してもよいし、また、ブルートゥースなどの近
距離無線通信技術を利用して接続してもよい。さらにＰ
ＨＳの場合は、そのトランシーバ機能によりデジタル無
線通信により接続してもよい。

【０１２８】カラオケ端末１２のハードディスクには周
知のカラオケシステムとして最低限必要なハードウェア
が接続されている。

【０１２９】再生部３９は、例えばデコーダ、およびキ
ーボードのような選曲部など周知のカラオケとしての構
成を備える。

【０１３０】モニター４０は、カラオケの背景画および
選曲情報または楽曲などをダウンロードするためのメニ
ュー（目次情報）などを表示する。また、再生部３９に
は背景画を再生するための多数の画像を格納したチェン
ジャなどを備える。

【０１３１】リモートコントローラ２１により所定の楽
曲がリクエストされ、ハードディスク１９ａに格納され
ている楽曲が選択され、データバスＤＢを介して再生部
３９に転送され、この再生部３９の駆動と共にマイクロ
ホン４１からの音声信号が楽曲と混合され、アンプ４２
により増幅されてスピーカ４３より発音される。

【０１３２】また、再生部３９には、スピーカの他に、
再生楽曲を聞くためのヘッドホン４４も備えられてい
る。

【０１３３】図５は、モニター４０又は購買促進装置２
０若しくはリモートコントローラ２１の画面に映し出さ
れる選択メニューの表示例である。

【０１３４】このメニューからユーザがカラオケ端末を
操作して、カラオケ楽曲の選択や所望のコンテンツを選
択する。図５においては、楽曲の購入に関する画面を説
明する。

【０１３５】メニュー表示は、初期メニューＡとして、
（１）カラオケ選曲、（２）楽曲購買など、（３）プロ
モーションビデオ（新譜紹介）の選択画面が表示され
る。

【０１３６】そして、（１）カラオケを選択すると、表
示モードＢが開き、（１）カラオケのみ、（２）ミュー
ジック、（３）歌付きミュージック、（４）その他の楽
曲販売などが表示される。

【０１３７】カラオケを楽しむ時は、（１）カラオケを
選択すれば、従来と同様にマイクロホン４１にて歌声と
ともに音楽を楽しむことができる。（２）ミュージック
や（３）歌付きミュージックの選択では音楽のみの再生
も可能である。

【０１３８】そして、次の操作としてＣ（Ｂのモードで
もＯＫ）の表示にて所定の番号を選択することにより、
楽曲の購入、即ちダウンロード操作を可能とする。

【０１３９】ダウンロード操作は、上記の図２の説明の
ように所定の画面で適宜の番号をリモコンなどにて指示
することにより、ダウンロードモードとなり、所望のコ
ンテンツデータがハードディスク１９ａからユーザが外
部記憶用インターフェース３７に挿入した記録媒体６１
ｂにダウンロードしてもよい。但し、このときのダウン
ロードに係わる購買情報は店内サーバ２４に逐次送信さ
れる。

【０１４０】そして、ダウンロードされたコンテンツデ
ータに対応した課金情報が受付などの管理部署に転送さ
れ、上記説明のように店内サーバ、レジスタ等によっ
て、受付にてカラオケ使用料金とともに決済される。ま
た、記憶媒体６１ｂを予め外部記憶用インターフェース
３７（カードリードライタ）に取り付けておいて、そこ
にコンテンツデータがダウンロードされたときには、記
憶媒体６１ｂごと販売されるようにしてもよい。このよ
うな場合は、予め記憶媒体を持参するか若しくは受付で
購入しておく。

【０１４１】なお、購買促進装置２０からクレジットカ
ード番号などを入力し、あるいはプリペイドカードなど
の決済カードを挿入する決済機能を持たせて、管理部署
を介することなく、カラオケ端末１２で直接決済するよ
うにしてもよい。

【０１４２】すなわち、クレジットカード等の場合は、
直接金融機関と通信を行い、この結果を店内サーバ２４
に送信する。プリペードカードの場合は、サブセンター
又は店内サーバと通信を行い度数を減算する。

【０１４３】また、上記画面Ａにて（２）楽曲購買など
の購買のみを選択すると、楽曲は（１）ジャンル別、
（２）歌手別、（３）曲名別の３モードとなり、それぞ
れを選択することにより下位の階層に進んでより詳細な
目的楽曲に到達することができる。

【０１４４】このようにダウンロードされると共に、決
済するための購入情報は、図６に示すようなデータファ
イルとして、カラオケ端末１２のハードディスク１９ａ
に保存される。この保存データは定期的（５分）に店内
サーバ２４に送信される。また店内サーバ２４の購入情
報は定期的（一週間）に情報配信センター１０に送信さ
れ、集計される。このとき、店番号、店の電話番号、配
信会社コード等も合わせて送信される。

【０１４５】この様にして各カラオケ端末１２の情報が
情報配信センター１０に集められることにより、ネット
接続されている音楽会社のような情報配信元にも購買履
歴データとして送信される。これは、例えばプロモーシ
ョンビデオなどの再生またはダウンロード情報は音楽出
版会社による販売の予測およびＣＤの製造予測データと
して、製造部門にも送信することができる。

【０１４６】また、情報配信センター１０のサブセンタ
ーにおいては、上記説明のように店毎の購買情報を管理
し、売り上げに応じた配当を行っている。

【０１４７】次に、画面Ｄにて楽曲以外の（４）書籍販
売などを選択すると、ネット接続された各出版社α、
β、γ社のデータベースに店内サーバ２４がアクセスす
ることができる。例えばα社出版の書籍「夜明け前」を
選択すると、通信回線より情報配信センター１０に要求
され、そしてセンターよりα社に配信要求がなされ、所
定の電子ブックデータなどのコンテンツデータが通信衛
星１３を介して要求元のカラオケ端末１２及びサブセン
ターに配信される。

【０１４８】このとき、サブセンターに配信されたコン
テンツデータには、そのコンテンツデータの料金を示す
課金情報、配当情報が付加されている。配信されたデー
タは上記したような手順にて所定の記録媒体３５に記憶
されると共に、上記説明のようにこの課金情報により、
その料金がクレジットカードや、その他プリペイドカー
ドなどにより決済される。

【０１４９】さらに、提供されるコンテンツデータとし
ては、著明な人による詩朗読のような音声データがあ
り、このような音声データは受信したカラオケ端末側の
図示せぬ音声変換部にて再生して聞くこともできる。こ
のときテキストデータにスクリプト情報として画像選択
情報があれば、カラオケ装置の適宜の関連する背景画が
選択されることにより、詩の最盛に同期して適切な背景
画が動じに再生され、詩の情景・雰囲気を醸し出すこと
ができる。

【０１５０】さらにまた、画面Ａにてプロモーションを
選択すると、各音楽会社から予め配信されハードディス
クに記録されているプロモーションビデオのタイトルや
音楽名のリストが表示され、その中の適宜番号の選択に
より映像・音声を再生し、さらに所定の操作により無料
にて記録媒体３５にダウンロード可能となる。

【０１５１】ここで、上記Ｄの画面にて（５）案内ガイ
ドを選択することにより、映画配給会社からの新着映画
の予告シーンが放映されるようになっている。

【０１５２】このような映画の予告シーンは、映画会社
が広告のために提供するもので、複数の映画情報の画像
データが通信衛星１３から配信され、ＣＳアンテナ、Ｃ
Ｓチューナにて受信され、デコータにてデコードされて
インターフェースを介してハードディスクに蓄積されて
おり、ユーザが適宜リストを選択する度に映画の予告映
像がモニタ４０等に放映される。

【０１５３】そして、特定の配給映画を前記リモートコ
ントローラ又は購買促進装置２０の操作部より映画予約
キーを入力することにより、その映画のチケット購入情
報が、例えばカラオケボックスの受付などの管理部署に
伝達され、そこで、映画チケットを購入することができ
ることになる。

【０１５４】また、このチケット購入情報は、通信回線
を介してサブセンター、中央データベース等によって映
画会社にデータとして送信し、映画会社は販売金額を店
鋪に請求してもよい。

【０１５５】これにより、映画の予告を見て、内容を確
認した上で入場券を購入することができる。したがっ
て、映画の看板だけでは内容が不明確な映画のストーリ
などを無料で確認することができる。

【０１５６】なお、このようなサービスは、映画に限ら
ず、例えはコンサートや演劇などにも適用することが可
能であり、その場合、映画の予告の代わりに、コンサー
トや演劇の内容を紹介するコマーシャルビデオを流すこ
とで、コマーシャルビデオを見たユーザがカラオケ端末
からチケットの購入を行うことができる。

【０１５７】次に、図４の本実施の形態における作用、
効果について説明する。

【０１５８】本実施の形態によるカラオケシステムで
は、既に説明したように、コンテンツ事業者から提供さ
れるコンテンツデータ、例えば音楽データや電子ブック
データが通信衛星１３を介してカラオケ端末１２に配信
され、その中にユーザが気にいったコンテンツがあれば
記憶媒体６１ｂにダウンロードすることが可能であると
ともに、またチケット購入などのサービスを受けること
ができる。

【０１５９】そして、ダウンロードされたコンテンツデ
ータが有料のものであれば、そのコンテンツデータの料
金を、またチケットの購入であれば購入代金をその場で
決済することができる。さらに、カラオケ店には配当金
が配当される。

【０１６０】したがって、ユーザにとっては、町中に多
数存在するカラオケボックスなどに設置されたカラオケ
端末、あるいは一般家庭に設置されたカラオケ端末やマ
ルチメディア端末を利用して、様々なコンテンツデータ
やチケットをわざわざＣＤショップや本屋、あるいはチ
ケット販売所へ行かなくても容易に購入することができ
る。カラオケ端末の所有者には配当金が入る。

【０１６１】一方、コンテンツ事業者にとっては、町中
に多数普及しているカラオケ端末を利用して様々なコン
テンツの販売を行うことができる。特に、ユーザの欲し
いときが買いたいときである、といわれるようなユーザ
の購買意欲を満たし、販売の機会を逸することなく、コ
ンテンツの販売が可能となる。

【０１６２】また、本実施の形態では、コンテンツデー
タを通信衛星１３を利用してカラオケ端末に配信してい
るので、全国に数千〜数万台も設置されているカラオケ
端末１２に対して、一度に様々なコンテンツデータを配
信することが可能となっている。

【０１６３】以上本発明を適用した実施の形態を説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
い。例えば、本実施の形態コンテンツ事業者が提供する
コンテンツデータが、一旦人工衛星１３を介してカラオ
ケ端末にコンテンツデータを配信し、かつ配当に係わる
情報をサブセンター、中央データベースに配信したが、
人工衛星を介さないで有線でこれらのセンター及びカラ
オケ端末に配信してもよい。

【０１６４】このようにした場合も、有料のコンテンツ
データの料金やその他のサービスの料金は、上述した実
施の形態同様に、カラオケ端末１２側で決済する。

【０１６５】また、上述の実施の形態のプレーヤ端末
（例えば携帯電話、ＭＰ３再生装置、あるいはこれらの
機能がまとまったものなど）は再生部の機能のすべて、
または一部、例えばデータの再生に必要なデコーダ、ア
ンプ、ヘッドホンなどの機能を内蔵したものである。

【０１６６】この場合、これら情報携帯端末と接続する
ためのインターフェースをカラオケ端末に設け、例え
ば、この形態情報端末でカラオケの楽曲を楽しんでもら
い、同時にユーザが選択したコンテンツデータを直接携
帯情報端末へダウンロードできるようにする。

【０１６７】さらに、このようにユーザの携帯情報端末
を使用した場合、ユーザが楽しんだカラオケ楽曲から、
ユーザの好みを判断し、それにあったコンテンツデータ
を携帯情報端末にダウンロードし、後から、ユーザが必
要と判断したデータのみが決済されるようにしてもよ
い。この場合、カラオケボックスなどのカラオケ端末の
設置場所から離れた後、ユーザが、カラオケ楽曲やそれ
に関連したコンテンツを思い出し、それを楽しみたくな
った場合に携帯情報端末に既に記憶されているデータの
決済を受けて、その場で楽しむことも可能となる。

【０１６８】このとき決済の方法としては、例えば、先
程カラオケ端末から携帯情報端末へダウンロードしたデ
ータを暗号化しておき、ユーザがこのデータを楽しみた
いと思ったときに、携帯情報端末（データの再生機能と
共に、電話器機能を有する端末）から情報配信センター
やコンテンツ事業者に、その旨を伝え、既に記憶されて
いるコンテンツデータの暗号解除キーを情報配信センタ
ーやコンテンツ事業者から受け取ると共に、その課金額
が金融機関に伝達されて決済されるようにするとよい。
なお、これら一連の動作は、ユーザが楽しみたいコンテ
ンツデータを携帯情報端末上で選択するだけで、すべて
が自動的に済むようにすることが好ましい。

【０１６９】本発明は、本発明の技術思想の範囲におい
てさらに様々な改変が可能である。

【０１７０】例えば、図７に示すように、カラオケ店と
いうのは複数のカラオケボックスからなっている。

【０１７１】このようなカラオケ店においては、主記憶
装置（サーバ）５０を一カ所に設け、このサーバと複数
の端末５１とが通信を行ってカラオケ曲を配信するよう
なシステムにするのが一般的である。

【０１７２】このようなシステムにおいては、各ルーム
毎に端末５１（モニタ、再生部、アンプ、スピーカ、マ
イクなどから成る）と購買促進装置２０を備える。

【０１７３】つまり、配信センター１０及び映画会社等
（総称してコンテンツ事業者）から衛星１３を介して配
信された各種コンテンツデータを主記憶装置５０のハー
ドディスク１９ａに記憶し、端末５１からの要望曲をハ
ードディスク１９ａから取り出して、マトリックススイ
ッチャを介して端末５１に取り込んで再生する。

【０１７４】このとき、購買促進装置２０に対してリモ
ートコントローラから購買要求がなされたときに、この
購買情報をネットワークを介して情報配信センター（１
０）に知らせて課金及び配当を行わせる。

【０１７５】そして、例えばメモりカード７が購買促進
装置２０に装着されている場合は、そのメモリカードに
要望のコンテンツデータを書き込んで販売する。

【０１７６】また、主記憶装置５０はカラオケ店の受付
におかれるから、受付店においてメモリカードを販売促
進装置２０に挿入して、要望のコンテンツをハードディ
スクからダウンロードさせて販売も可能にする。このよ
うな方式の詳細は、図２において詳細に述べている。

【０１７７】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラオケシステムのカラオケ端末により、音楽や映像コン
テンツデータをメモリカード等にダウンロードさせ、さ
らにはチケット購入のようなサービスの提供を受けるこ
とができ、かつ、同時にそれらの購入代金の決済が可能
となるので、ユーザにとっては、カラオケを楽しみなが
ら、合わせて様々なコンテンツデータを購入することが
でき、一方、コンテンツ事業者にとっては、販売の機会
を逸することなく利益の向上を図ることが可能となる。

【０１７８】また、宣伝用のプロモーションビデオなど
は無料で配信でき、しかもカラオケ端末からの選択によ
り再生できるので、音楽会社などは広告宣伝費を大幅に
削減でき、しかもＣＤなどのパッケージソフトの売り上
げに寄与することができる。

【０１７９】さらに、映画や演劇などのチケット購入
も、看板などより遥かに情報量の多い、映像により確認
してから購入することができるので、ユーザにとっては
内容の一部やストーリなどを確認して好みの映画や演
劇、コンサートなどのチケットを購入でき、また映画や
演劇、コンサートなどの配給事業者にとっては、よりユ
ーザを引き付けるための販売促進にカラオケ端末を利用
することができるようになる。

【０１８０】さらに本発明は、コンテンツデータの配信
に通信衛星を利用することとしたので、大量のデータ
を、複数のカラオケ端末に一度に配信することができ
る。

【０１８１】また、インタネットインフォメーションサ
ービスの形式のデータにするので、各種配信元は、この
システムに何時でも容易にアクセスが可能となり、しか
もその配信元に購買情報が転送され、かつ金融機関にて
決済が行われる。

【０１８２】また、コンテンツデータが購入されると後
日店に配当金が入る仕組みであるから、店における本シ
ステムの納入の向上を期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態のカラオケシステムを用いた購買
システムの概念図である。

【図２】本実施の形態の具体的な構成図である。

【図３】本実施の形態の通信キャリアを用いた課金を行
うカラオケシステムを用いた購買システムの概略構成図
である。

【図４】カラオケ端末のブロック図である。

【図５】モニターに映し出される選択メニューの表示例
を示す図である。

【図６】ダウンロードされたデータの購入情報のデータ
ファイルを示す図面である。

【図７】カラオケ店におけるカラオケシステムを用いた
購買システムのブロック図である。

【符号の説明】

１ 中央データベース（ホスト） ２ ネットワーク ３〜５ サブセンター １０ 情報配信センター Ａ１〜Ａ７ カラオケ端末 １３ 人工衛星 ７ メモリカード７ ８ プレーヤ端末 １０ サブ課金サーバ １１ 配当金サーバ １６ 金融機関 ２１ リモートコントローラ ２０ 購買促進装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｇ０６Ｆ 13/00 ３５４ Ｇ０６Ｆ 15/21 ３３０ (72)発明者 奥津 隆博 神奈川県横浜市神奈川区守屋町３丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 山田 敦司 神奈川県横浜市神奈川区守屋町３丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 小谷 宗潔 神奈川県横浜市神奈川区守屋町３丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Ｆターム(参考） 5B049 BB11 BB46 CC05 CC16 CC36 CC38 CC39 DD04 DD05 EE02 EE07 EE28 FF03 FF04 FF06 FF08 FF09 GG01 GG03 GG04 GG05 GG07 5B089 GA17 GA21 GA23 JA10 JA33 JB05 JB10 JB24 KA04 KA15 KC22 KC59 LB15 LB25 5D108 BA04 BA13 BA36 BA39 BC02 BC12 BE06 BF07 BF12 BF13 BG07 BG08 BH04

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種の外部装置からのコンテンツデータ
   を上位装置が無線又は有線で受付けて下位の装置に配信
   し、該下位装置は前記上位装置と双方向通信を行うカラ
   オケシステムであって、 前記上位装置は、 前記外部装置から、カラオケ曲、該カラオケ曲以外の情
   報、これらの情報の購入料金、供給元名からなる前記コ
   ンテンツデータを受信して前記下位装置に配信すると共
   に、該下位装置からの前記コンテンツデータに対する購
   買情報を受信し、該購買情報に対して前記供給元、購買
   者に対して代金決済を行う機能を有し、 前記下位装置は、 前記上位装置からの前記コンテンツデータを蓄積し、こ
   のコンテンツデータを画面に流すと共に、該コンテンツ
   データの購買の指示があったとき、その購買者の購買情
   報を前記上位装置に送信し、前記代金決済が終わったと
   きに、前記画面のコンテンツデータを挿入された記憶媒
   体にダウンロードすることを特徴とするカラオケシステ
   ムを用いた購買システム。
2. 【請求項２】 各種の外部装置が配信する第１のコンテ
   ンツデータのコンテンツ番号と該コンテンツの配当金と
   からなる第２のコンテンツデータを上位装置が有線で受
   付け、前記外部装置は自装置が配信する前記第１のコン
   テンツデータを衛星を介して下位の装置に配信して、該
   下位装置が前記上位装置と双方向通信を行うカラオケシ
   ステムであって、 前記上位装置は、 前記外部装置からの第２のコンテンツデータを受信し、
   前記下位装置から前記第１のコンテンツデータの購入情
   報を受信したとき、該購買情報に対して前記第１のコン
   テンツデータの供給元、購買者に対して代金決済を行う
   機能を有し、 前記下位装置は、 前記衛星から、カラオケ曲、該カラオケ曲以外の情報、
   これらの情報の購入料金、供給元名からなる前記第１の
   コンテンツデータを受信して蓄積し、この第１のコンテ
   ンツデータを画面に流し、該第１のコンテンツデータが
   購買されたとき、その購買情報を前記上位装置に送信す
   ると共に、挿入された記憶媒体に前記第１のコンテンツ
   データをダウンロードする機能を有することを特徴とす
   るカラオケシステムを用いた購買システム。
3. 【請求項３】 各種の外部装置が配信する第１のコンテ
   ンツデータのコンテンツ番号と該コンテンツの配当金と
   からなる第２のコンテンツデータを上位装置が有線で受
   付け、前記外部装置は自装置が配信する前記第１のコン
   テンツデータを衛星を介して下位の装置に配信して、該
   下位装置が前記上位装置と双方向通信を行うカラオケシ
   ステムであって、 前記上位装置は、 前記外部装置からの第２のコンテンツデータを受信し、
   前記下位装置から前記第１のコンテンツデータの購入情
   報を受信したとき、その購入情報の店番号を読み、該店
   番号に対して前記購入情報が示す前記第１のコンテンツ
   データの配当金を割り当て、これを金融機関によって前
   記外部装置の口座から前記店番号の口座に振り込ませ、 前記下位装置は、 前記衛星から、カラオケ曲、該カラオケ曲以外の情報、
   これらの情報の購入料金、供給元名からなる前記第１の
   コンテンツデータを受信して蓄積し、この第１のコンテ
   ンツデータを画面に流し、該第１のコンテンツデータが
   購買されたとき、その購買情報を前記上位装置に送信す
   ると共に、挿入された記憶媒体に前記第１のコンテンツ
   データをダウンロードすることを特徴とするカラオケシ
   ステムを用いた購買システム。
4. 【請求項４】 地域の複数のカラオケ端末を管理する次
   位装置が前記地域毎に設けられて、それぞれの次位装置
   と中央の最上位装置と前記カラオケ端末とをネットワー
   クで結んで、前記次位装置がそれぞれ異なる各種コンテ
   ンツデータを各種外部装置から配信を受けるカラオケシ
   ステムであって、 前記カラオケ端末は、 カラオケ店毎に多数設けられてそれぞれ店内サーバに接
   続されて、前記各種コンテンツデータの配信を受け、前
   記各種コンテンツデータの内でカラオケ曲のコンテンツ
   データを主にして画面に流すと共に、他の各種コンテン
   ツデータを所定の間隔で前記画面に流し、購買指示が入
   力したとき、その購買情報を前記次位装置及び前記店内
   サーバに送信し、 前記店内サーバは前記次位装置及びＰＯＳレジスタに接
   続され、前記カラオケ端末が要望するカラオケ曲のコン
   テンツデータと前記他の各種コンテンツデータとを前記
   カラオケ端末に送信し、前記購買情報をルーム番号に対
   応させて前記ＰＯＳレジスタに送出すると共に、前記購
   買情報を蓄積して一定期間毎に前記次位装置に送出し、 前記次位装置は、 前記店内サーバからの購買情報を受信し、前記コンテン
   ツデータの配信元毎に集計し、該配信元毎の集計金額と
   その購買情報と店番号とを地域の売り上げ情報として前
   記最上位装置に送信し、 前記最上位装置は、 前記各次位装置からの地域毎の売り上げ情報を受信して
   集計し、この売り上げ情報から前記配信元の販売額を計
   算し、該販売額を前記配信元の金融機関の口座に、前記
   店番号の口座から振り込みさせることを特徴とするカラ
   オケシステムを用いた購買システム。
5. 【請求項５】 地域の複数のカラオケ端末を管理する次
   位装置が前記地域毎に設けられて、それぞれの次位装置
   と中央の最上位装置と前記カラオケ端末とをネットワー
   クで結んで、前記次位装置がそれぞれ異なる各種コンテ
   ンツデータを各種外部装置から配信を受けるカラオケシ
   ステムであって、 前記カラオケ端末は、購買促進装置と端末本体とからな
   り、 前記端末本体は、 カラオケ店毎に多数設けられてそれぞれ店内サーバに接
   続されて、前記各種コンテンツデータの配信を受け、前
   記各種コンテンツデータの内でカラオケ曲のコンテンツ
   データを主にして画面に流すと共に、他の各種コンテン
   ツデータを所定の間隔で前記画面に流し、購買指示が入
   力したとき、その購買情報を前記次位装置及び前記店内
   サーバに送信し、 前記購買促進装置は、 記憶媒体を着脱可能な機構と、金融機関又は店が発行す
   るカードを着脱可能な機構とを備え、前記購買指示が入
   力したとき、前記カードの情報を前記購買情報共に前記
   次位装置に送信し、該次位装置からそのカードの所有者
   に対しての購買許可を受け取ったとき、前記記憶媒体に
   購買指示があった前記コンテンツデータをダウンロード
   させ、 前記店内サーバは前記次位装置及びＰＯＳレジスタに接
   続され、前記カラオケ端末が要望するカラオケ曲のコン
   テンツデータと前記他の各種コンテンツデータとを前記
   カラオケ端末に送信し、前記購買情報をルーム番号に対
   応させて前記ＰＯＳレジスタに送出すると共に、前記購
   買情報とカード情報とを前記次位装置に送出し、 前記次位装置は、 前記カード情報及び購買情報を受信し、前記カード情報
   をその金融機関に送信して照合させて前記購買許可を前
   記店内サーバを介して前記購買促進装置に送信すること
   を特徴とするカラオケシステムを用いた購買システム。
6. 【請求項６】 各種の外部装置からのコンテンツデータ
   を上位装置又は次位装置が無線又は有線で受付けて下位
   の装置に配信し、該下位装置は前記次位装置と双方向通
   信を行うカラオケシステムであって、 前記次位装置はインタネットインフォメーションサービ
   ス機能を有して前記コンテンツデータを前記インタネッ
   トインフォメーションサービスの形式で表現し、これを
   前記下位装置に配信し、該配信されたコンテンツデータ
   が購買されたとき、その購買情報を金融機関に送信して
   決済させ、 前記下位装置は、 前記コンテンツデータの選択項目をＷｅｂブラウザ画面
   で表示し、購買が選択されたとき、その購買情報を前記
   次位装置に転送すると共に、挿入された記憶媒体に前記
   選択された項目のコンテンツデータをダウンロードする
   ことを特徴とするカラオケシステムを用いた購買システ
   ム。
7. 【請求項７】 前記店内サーバは、発行機を備え、 前記購買情報を解読し、該購買情報が記憶媒体を含んで
   のコンテンツデータの購入を示しているときは、前記発
   行機に前記コンテンツデータをダウンロード可能な記憶
   媒体を選択させ、該記憶媒体に前記コンテンツデータを
   ダウンロードさせると共に、購買情報に記憶媒体の価格
   を加算して前記ＰＯＳレジスタに送出することを特徴と
   する請求項４又は５記載のカラオケシステムを用いた購
   買システム。
8. 【請求項８】 前記上位装置は、最上位装置と次位装置
   とからなり、 前記次位装置は、前記地域毎に設けられ、前記コンテン
   ツデータを蓄積して、前記地域の多数の前記下位装置を
   一括管理すると共に、前記購買情報を下位装置から受信
   して、この購買情報に対応する金融機関の購買者の口座
   に対して前記コンテンツデータの課金を行い、これらの
   課金情報を定期的に集計して前記最上位装置に送信し、 前記最上位装置は、 前記次位装置からの課金情報に対応する金融機関の前記
   配信元の口座に、所定の著作権料を振り込みさせること
   によって前記代金決済を行うことを特徴とする請求項１
   乃至７記載のカラオケシステムを用いた購買システム。
9. 【請求項９】 前記カラオケ端末は、 カラオケ店毎に多数設けられてそれぞれ店内サーバに接
   続されて、前記各種コンテンツデータの配信を受け、前
   記各種コンテンツデータの内でカラオケ曲のコンテンツ
   データを主にして画面に流すと共に、他の各種コンテン
   ツデータを所定の間隔で前記画面に流し、購買指示が入
   力したとき、その購買情報を前記次位装置及び前記店内
   サーバに送信することを特徴とする請求項４乃至８記載
   のカラオケシステムを用いた購買システム。
10. 【請求項１０】 前記次位装置は、 前記店内サーバからの購買情報を受信し、前記コンテン
    ツデータの配信元毎に集計してそれぞれの配信元の販売
    額を計算し、該配信元が前記地域内の場合は、前記販売
    額をその地域の配信元の金融機関の口座に、前記店番号
    の口座から振り込みさせることを特徴とする請求項４乃
    至９記載のカラオケシステムを用いた購買システム。
11. 【請求項１１】 前記カラオケ端末は、購買促進装置と
    リモートコントローラからなり、 これらは、それぞれの画面に前記コンテンツデータを購
    買させるための購買選択画面を表示し、該購買選択画面
    において選択されたコンテンツのプロモーション映像を
    前記画面に表示させ、購買指示のあったコンテンツデー
    タを記憶媒体にダウンロードさせるる機能を有する請求
    項４乃至１０記載のカラオケシステムを用いた購買シス
    テム。
12. 【請求項１２】 カラオケ曲、該カラオケ曲以外の各種
    のコンテンツデータを記憶し、選択されたカラオケ曲の
    コンテンツデータを再生して画面に表示するカラオケ端
    末において、 前記カラオケ曲のコンテンツデータの表示に伴って、前
    記各種のコンテンツデータを逐次再生して前記カラオケ
    曲のコンテンツデータとは異なる領域に表示する手段
    と、 記憶媒体を装脱可能な機構を有し、前記画面に表示され
    たコンテンツデータの購入指示が可能な手段によって、
    前記コンテンツデータが購入されたとき、前記記憶媒体
    に前記コンテンツデータをダウンロードする手段と、 前記ダウンロードに伴って、前記コンテンツデータの購
    入料金を読み、この購入料金を購買者に対して課金させ
    る手段とを有することを特徴とするカラオケ端末。
13. 【請求項１３】 カラオケ曲、該カラオケ曲以外の各種
    のコンテンツデータを記憶し、選択されたカラオケ曲の
    コンテンツデータを再生して画面に表示するカラオケ端
    末において、 前記コンテンツデータを受信して蓄積する手段と、 前記コンテンツデータのリスト画面を表示させ、該リス
    ト画面から選択されたコンテンツデータに関連する無料
    のコンテンツ画面を前記カラオケ曲とは異なる領域に表
    示させる手段と、 記憶媒体を装脱可能な機構を有し、前記コンテンツ画面
    に対して購入指示がなされたとき、前記コンテンツ画面
    に関連するコンテンツデータを前記記憶媒体に前記コン
    テンツデータをダウンロードする手段と、 前記ダウンロードに伴って、前記コンテンツデータの購
    入料金を読み、この購入料金を購買者に対して課金させ
    る手段とを有することを特徴とするカラオケ端末。