JP2001236394A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツセンター、中継端末およびユーザ携帯端末 - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツセンター、中継端末およびユーザ携帯端末

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JP2001236394A
JP2001236394A JP2000045008A JP2000045008A JP2001236394A JP 2001236394 A JP2001236394 A JP 2001236394A JP 2000045008 A JP2000045008 A JP 2000045008A JP 2000045008 A JP2000045008 A JP 2000045008A JP 2001236394 A JP2001236394 A JP 2001236394A
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Yoshiaki Tanaka
美昭 田中
Ryoyu Takanashi
稜雄 高梨
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で安全なコンテンツ配信システムを提供
する。 【解決手段】 コンテンツセンターから中継端末に、受
注可能な複数のコンテンツデータを配信コンテンツID
とともに一方向に順次送信するステップと、中継端末に
おいて複数のコンテンツデータと配信コンテンツIDを
受信するステップと、中継端末においてユーザの注文を
受け付け、コンテンツセンターより受信した前記複数の
コンテンツデータの中から注文に応じたコンテンツデー
タを識別するステップと、前記識別されたコンテンツデ
ータを前記ユーザ携帯端末もしくはユーザ携帯端末に着
脱可能な記憶媒体に送信するステップとを有するコンテ
ンツ配信方法を提供する。コンテンツセンター自体で、
注文に応じたコンテンツデータの識別を行う必要がなく
なるため、コンテンツセンターの設備を大幅に簡略化で
き、配信コストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注文に応じた有料
コンテンツをユーザに配信するデータ配信に関し、特
に、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、お
よびこれらのシステムや方法で使用するコンテンツセン
ター、中継端末、ユーザ携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽データ等を通信回線を用いて
配信するシステム(特開平7−147063、特開平9
−146820)や通信衛星を用いて配信するシステム
(特開平7−143081、特開平10−16399
1)が開示されている。
【0003】現在、音楽ユーザの好みは多様化してお
り、音楽の流行も短期間で著しく変化するが、前記シス
テムは、コンテンツセンターに蓄積された膨大な数のコ
ンテンツの中から好みの曲を選択できるため、利用でき
る曲数が極めて多く、音楽ユーザの好みの多様化や音楽
の流行に迅速に対応できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述する従来のデータ
配信システム、データ配信方法及びデータ再生装置で
は、データ配信の度に少額の料金を低コストで回収する
ことが容易ではなく、店頭にてデータを販売した場合、
購入者の属性(年齢、性別等)を迅速正確に把握するこ
とが容易ではなかったため、本願出願人等はこれらの問
題を解決するデータ配信システム等の開発を進めてい
る。
【0005】また、インターネットに代表されるネット
ワークの普及により、店頭や自宅に居ながら世界中の音
楽コンテンツに接することができるが、その音楽コンテ
ンツを気軽に持ち歩く(携帯する)ためのネットワーク
に対応したユーザ携帯端末(オーディオ機器)の具体的
な形態の検討を進めている。
【0006】一方、高速ネットワークの整備計画が進ん
でいるが、この高速ネットワークが整備されると、配信
自体に係る時間は現在より大幅に短縮化され、大容量の
コンテンツを短時間に配信できるようになる。こうなれ
ば、コンテンツの配信形態もより多様化でき、配信時間
の短縮化ばかりでなく、コンテンツ配信システム全体の
コスト低減を可能にする新たなシステムの構築が必要に
なる。
【0007】また、これらのシステムの開発では、注文
時間や配信時間を短縮し、より効率的な配信方法の検討
が望まれている。特に店頭の販売店端末を介して注文コ
ンテンツの配信を行う場合は、顧客の待ち時間の短縮、
あるいは単なる待ち時間の短縮のみならず、コストと利
便性の面から個々の顧客のニーズに答える多様なコンテ
ンツの配信形態の提供が必要となる。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑み、システム全
体のコスト低減が可能であり、ユーザの利便性をより高
めるコンテンツ配信システムと配信方法等の提供を目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンテンツ
配信システムの第1の特徴は、ユーザより受注可能なコ
ンテンツデータを配信コンテンツIDとともに中継端末
に配信するコンテンツセンターと、携帯端末IDまた
は、記憶媒体IDを中継端末へ送信し、中継端末よりコ
ンテンツデータを受信するユーザ携帯端末と、ユーザか
らのコンテンツの注文を受け付け、前記携帯端末IDま
たは記憶媒体ID、さらには注文コンテンツIDを課金
センターへ送信するとともに、前記コンテンツセンター
より受信したコンテンツデータの中から、ユーザの注文
に応じたコンテンツデータを識別して前記ユーザ携帯端
末に送信する中継端末と、前記携帯端末IDまたは記憶
媒体IDと共に、前記注文コンテンツIDを前記中継端
末から受信して課金管理を行う課金センターとを備え
る。
【0010】また、本発明のコンテンツ配信方法におけ
る第1の特徴は、配信するコンテンツデータの供給源で
あるコンテンツセンターから中継端末を介してユーザに
注文に応じたコンテンツを配信する方法において、前記
コンテンツセンターから前記中継端末に、受注可能な複
数のコンテンツデータを配信コンテンツIDとともに一
方向に順次送信するステップと、前記中継端末におい
て、前記複数のコンテンツデータと配信コンテンツID
を受信するステップと、前記中継端末において、ユーザ
の注文を受け付け、コンテンツセンターより受信した前
記複数のコンテンツデータの中から注文に応じたコンテ
ンツデータを識別するステップと、前記識別されたコン
テンツデータを前記ユーザ携帯端末もしくはユーザ携帯
端末に着脱可能な記憶媒体に送信するステップとを有す
ることである。
【0011】上記特徴を有するコンテンツ配信システム
およびコンテンツ配信方法によれば、ユーザからの受注
の有無にかかわらず予めコンテンツセンターから中継端
末へ受注可能なコンテンツデータを一方向に送信し、中
継端末において、ユーザのリクエストに応じたコンテン
ツデータを識別する。コンテンツセンター自体が、個々
の注文を受け、コンテンツデータの識別を行う必要がな
くなるため、注文に要する時間を短くできる。コンテン
ツセンターの設備を大幅に簡略化できる。
【0012】又、上述するシステム及び配信方法では、
コンテンツセンターからのコンテンツデータの配信は、
受注可能性のあるコンテンツを定期的に一定量配信する
ものであるため、放送に類似する形態をとることができ
る。よって、コンテンツセンターとして、デジタル放送
局やケーブル放送局あるいはWebサーバを用いること
もできる。
【0013】また、中継端末としては、キオスクやコン
ビニエンスストアー等の販売店に設置される販売店設置
端末の他、パーソナルコンピュータやiモードを備えた
携帯電話中継局等のインターネットクライアント、パー
ソナルコンピュータ機能やデジタル放送等の種々の通信
受信機能を備えたセットトップボックス等を用いること
ができ、より広範なシステム設計が可能となる。
【0014】また、コンテンツセンターから中継端末へ
のコンテンツデータの送信に際しては、コンテンツデー
タを複数ブロックデータに分割し、ブロックデータ単位
でIDとブロック情報を付して送信してもよい。各コン
テンツデータの一部のブロックデータのみを先に順次送
信し、後から各コンテンツデータの残りのブロックデー
タを順次送信してもよい。このように、送信するコンテ
ンツデータを分割送信することで、送信データの形態を
複雑化し、不正コピーから防止し、通信データの安全化
を高めることができる。
【0015】ここで、配信されるコンテンツとしては、
音楽のみならず、語学学習教材、ビデオ、電子書籍、ア
プリケーションソフトやデータベース等商品価値のある
種々の情報が対象となる。
【0016】本発明のコンテンツ配信システムの第2の
特徴は、携帯端末ID及び電子マネー情報を中継端末へ
送信し、コンテンツデータを受信する一または複数のユ
ーザ携帯端末と、前記携帯端末ID及び前記電子マネー
を前記ユーザ携帯端末から受け取り課金センターへ送信
すると共に、ユーザからのコンテンツの注文に応じた注
文コンテンツID及び中継端末IDを課金センターへ送
信する一または複数の中継端末と、前記注文コンテンツ
ID、前記携帯端末ID、前記設置端末ID及び前記電
子マネー情報を中継端末から受信する課金センターと、
前記携帯端末IDまたは記憶媒体IDと共に、注文コン
テンツID及び前記中継端末IDを各中継端末から受信
し、注文に応じた複数のコンテンツデータを前記中継端
末を経由して前記ユーザ携帯端末へ送信するコンテンツ
センターとを有し、前記コンテンツセンターが、さら
に、各コンテンツを複数のブロックデータに分割する手
段と、各ブロックデータに識別子を付す手段と、注文さ
れた複数のコンテンツの各ブロックデータを、最終的に
各中継端末において、いずれのコンテンツデータの配信
も略同一時間で終了するように各ブロックデータを間欠
的に送信する手段を有し、前記中継端末が、さらに、コ
ンテンツセンターから複数のコンテンツの各ブロックデ
ータを受信する手段と、受信した該ブロックデータの中
から対応ユーザの注文に応じたコンテンツのブロックデ
ータを識別して集積し、完全なコンテンツデータを再現
する手段と、再現したコンテンツデータをユーザ携帯端
末に送信する手段とを有することである。
【0017】また、本発明のコンテンツ配信方法の第2
の特徴は、ユーザ携帯端末から中継端末へ携帯端末ID
が送信されるステップと、前記中継端末から課金センタ
ーへ前記携帯端末ID、注文コンテンツID及び中継端
末IDが送信されるステップと、前記課金センターから
前記中継端末を経由して前記ユーザ携帯端末へ前記注文
コンテンツIDに対応する課金情報が送信されるステッ
プと、前記ユーザ携帯端末から前記中継端末を経由して
前記課金センターへ前記課金情報に対応する電子マネー
情報が送信されるステップと、前記中継端末からコンテ
ンツセンターへ前記注文コンテンツIDに対応するコン
テンツデータの送信要求信号が送信されるステップと、
前記コンテンツセンターから複数の注文に応じた複数の
コンテンツデータをそれぞれブロックデータに分割し、
各中継端末に対して、いずれのコンテンツデータの送信
も略同一時間で終了するように各ブロックデータを間欠
的に送信するステップと、前記各中継端末において、受
信した該ブロックデータの中からユーザの注文に応じた
コンテンツのブロックデータを識別して集積し、注文の
コンテンツデータを再現するステップと、再現したコン
テンツデータをユーザ携帯端末もしくはユーザ携帯端末
に着脱可能な記憶媒体に送信するステップとを有するこ
とである。
【0018】上記第2の特徴を有するコンテンツ配信シ
ステムおよびコンテンツ配信方法によれば、複数の中継
端末を介して複数のユーザのリクエストを受け、コンテ
ンツを配信する場合において、複数のユーザからの注文
をほぼ同時にこなし、注文から一定時間で各ユーザにコ
ンテンツデータの供給ができる。
【0019】なお、上記第1、第2の特徴を有するコン
テンツ配信システム、コンテンツ配信方法において、前
記中継端末を介して前記ユーザ携帯端末に送信される前
記コンテンツデータは、前記携帯端末IDに基づいて暗
号化されていてもよい。この場合は、コンテンツデータ
の不正なコピーを防止できる。
【0020】また、前記課金センターが、前記携帯端末
ID及び前記中継端末IDの正当性を判断する手段を有
し、正当であることを条件に、前記中継端末から前記ユ
ーザ携帯端末へのコンテンツデータの送信が行われるも
のとしてもよい。
【0021】また、中継端末からユーザ携帯端末へのコ
ンテンツデータの送信は、ユーザ携帯端末の有する電子
マネーが支払われたことを条件とするものでもよい。
【0022】なお、中継端末は、識別したコンテンツデ
ータを、一旦、中継端末内に保存できるものとしてもよ
い。この場合は、注文の入力と切り離して、中継端末か
らユーザ携帯端末へのコンテンツデータの送信をユーザ
の希望にあわせた時間にできる。
【0023】なお、上記ユーザ携帯端末は、中継端末か
ら受信したコンテンツデータを記録する記憶部の一部、
あるいは記憶部と電子財布部の一部を着脱可能な小型の
記憶媒体としてもよい。例えば、この記憶媒体としてメ
モリーカードを用いてもよい。
【0024】本発明のコンテンツ配信方法の第3の特徴
は、コンテンツデータの供給源であるコンテンツセンタ
ーから中継端末を介してユーザに注文に応じたコンテン
ツデータを配信する方法において、コンテンツセンター
がユーザ携帯端末からの過去の注文実積とは無関係に独
自に選択したコンテンツデータ、およびコンテンツセン
ターがユーザ携帯端末の過去の注文実積に基づき選択し
たコンテンツデータのうち少なくともいずれか一方を中
継端末に供給し、前記中継端末が供給されたコンテンツ
データを蓄積するステップと、前記中継端末において、
ユーザ携帯端末からのユーザの注文を受け付け、前記蓄
積したコンテンツデータの中から注文に応じたコンテン
ツデータを選択して注文主であるユーザのユーザ携帯端
末にそのコンテンツデータを送信するステップとを有す
ることである。
【0025】上記コンテンツ配信方法の第3の特徴によ
れば、コンテンツセンターから中継端末に送信されるコ
ンテンツデータが中継端末中に蓄積されているので、ユ
ーザからの注文をコンテンツセンターに送信する必要な
く、中継端末から直接読み出すことができるので、ユー
ザの待ち時間を短時間化できる。
【0026】なお、上記第3の特徴を有するコンテンツ
配信方法において、中継端末が蓄積されているコンテン
ツデータは、少なくとも一部を、所定時間毎に新たなコ
ンテンツデータと書き換える、または、所定時間毎に蓄
積されているコンテンツデータとは異なる新たなコンテ
ンツデータを追加する、データの更新を行ってもよい。
【0027】また、上記第3の特徴を有するコンテンツ
配信方法において、1以上のユーザ携帯端末が中継端末
に接続され、それぞれがコンテンツを注文するステップ
と、中継端末が、蓄積したコンテンツデータの中から注
文に応じた1以上のコンテンツデータを選択し、その選
択したコンテンツデータをそれぞれブロックデータに分
割し、各ブロックデータに識別子をつけ、中継端末がユ
ーザ携帯端末に対して、いずれのコンテンツデータの送
信も略同一時間で終了するように各ブロックデータを間
欠的に送信し、ユーザ携帯端末において、受信したブロ
ックデータの中から注文したコンテンツのブロックデー
タを識別して記録してもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明をする。
【0029】(第1実施形態)以下、図1〜図13を参
照し、本発明の第1実施形態について説明する。第1実
施形態の主な特徴は、コンテンツセンターから販売店設
置端末を介してユーザ携帯端末に注文に応じたコンテン
ツを有料で配信するシステムおよび方法において、より
簡易な配信システムおよび方法を提供するものである。
即ち、コンテンツセンターから販売店端末へのコンテン
ツデータの配信は、ユーザの注文の有無にかかわらず、
注文可能な大量のコンテンツを一方的に順次販売店端末
に配信し、販売店端末において配信されてきたコンテン
ツの中からユーザの注文に応じたコンテンツを識別し、
ユーザ携帯端末に送信する。
【0030】この配信システムおよび方法によれば、ユ
ーザの個々の注文情報をコンテンツセンターに送信し、
これに応じてコンテンツセンターで注文に応じたコンテ
ンツを識別し、これを配信する場合に較べ、コンテンツ
センターのシステムを大幅に簡略化できる。
【0031】以下、図面を参照しながら、第1実施形態
についてより詳細な説明を行う。図1は、本発明の第1
実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブ
ロック図である。システムは、ユーザ携帯端末10、販
売店設置端末11、課金センター12、コンテンツセン
ター13、通信回線14及び通信衛星15により構成さ
れる。
【0032】各ユーザ携帯端末10は、それぞれ固有の
ID(識別コード)を有する。ユーザ携帯端末10と販
売店設置端末11との間のデータ転送は、IEEE13
94相当の高速インターフェースにより行う。
【0033】各販売店設置端末11も、それぞれ固有の
IDを有する。販売店設置端末11と、課金センター1
2と、コンテンツセンター13とは通信回線14を経由
して各種データを転送する。また、コンテンツデータ
は、コンテンツセンター13に付属するサーバ13Aで
管理され、必要に応じてサーバ13Aから読み出されコ
ンテンツセンターから通信衛星15を経由して販売店設
置端末11に配信される。
【0034】販売店設置端末11を経由してユーザ携帯
端末10がコンテンツデータを受信した後は、ユーザ携
帯端末10を販売店設置端末11から取り外して自由に
持ち運び可能であり、いつでもどこでも受信したコンテ
ンツデータ(例えば、音楽データ)を再生して楽しむこ
とができる。
【0035】図2は、第1実施形態におけるデータの流
れの概略を示す図である。同図に示すように、携帯端末
ID20は、ユーザ携帯端末から販売店設置端末を経由
して課金センターに送られる。設置端末ID21及びコ
ンテンツID22は、販売店設置端末から課金センター
に送られる。課金情報23は、課金センターから販売店
設置端末を経由してユーザ携帯端末に送られる。電子マ
ネー24は、ユーザ携帯端末から販売店設置端末を経由
して課金センターに送られる。コンテンツデータ26と
配信コンテンツID25は、課金センターを経由せず
に、コンテンツセンターから販売店設置端末に送られ
る。コンテンツデータ26は、販売店設置端末を経由し
てユーザ携帯端末に送られる。
【0036】なお、コンテンツの売れ行きのデータベー
スを作る販売実績調査部が、コンテンツセンター内に設
けられる場合は、携帯端末ID20、設置端末ID2
1、注文コンテンツID22が、販売店設置端末からコ
ンテンツセンターにも送られる。
【0037】電子マネー24としては、ICチップに貨
幣金額を記憶しておきICカードリーダーを通じて支払
いを行うICカード型電子マネー(例えば、モンデック
ス、VISAキャッシュ)または、電子財布(例えば、
NTTフレキシブル電子チケット)等が使用できる。
【0038】図3は、第1実施形態に係るコンテンツセ
ンターでの処理の流れを示すフローチャートである。同
図に示すように、コンテンツセンターでは、配信すべき
最初のコンテンツをN=0と指定し(ステップ10
1)、サーバ13Aから、まず、最初のコンテンツを取
り出す(ステップ102)。次に、このコンテンツデー
タを圧縮する(ステップ103)。圧縮したコンテンツ
に識別子、即ち配信コンテンツIDを付加する(ステッ
プ104)。配信コンテンツIDを付加する位置は、デ
ータのヘッダでもよいし、コンテンツデータの間に、或
いは電子透かしといった形態でデータ中に埋め込んでも
よい。なお、配信コンテンツID、および後述する注文
コンテンツIDとしては、コンテンツに付与された国際
標準の著作権識別コードであるISRCを用いてもよ
い。次に、このコンテンツに暗号鍵を付加し(ステップ
105)、上記暗号鍵に基づきコンテンツデータを暗号
化して(ステップ106)、配信コンテンツIDととも
にコンテンツデータを、衛星回線を介して販売店設置端
末に配信する(ステップ107)。この後、Nを1つイ
ンクリメントし(ステップ108)、この数字Nが送信
可能なコンテンツの最大数(Nmax)を超えたか否か
を判断し(ステップ109)、超えていなければ、再度
ステップ102に戻り、新たなコンテンツをサーバから
取りだし、同じ配信操作を繰り返す。
【0039】上述するように、第1実施形態では、コン
テンツセンターから販売店端末に対してのコンテンツ配
信は、注文の有無にかかわらず、配信可能なコンテンツ
の全てを順に配信するものであるから、一種の放送に類
似した配信形態をとる。
【0040】なお、コンテンツデータを配信する際は、
圧縮した形で配信するが、その際のデータ圧縮技術とし
ては、TwinVQ(商標)、AAC(Advance
dAudio Coding)、MPEG(Motio
n Picture Experts Group)L
ayer1、MPEG Layer3、ATRAC(A
daptive Transform Acousti
c Coding)等が使用できる。
【0041】図4は、第1実施形態に係る販売店端末で
の処理の流れを示すフローチャートである。販売店端末
では、営業時間中継続的に、あるいはユーザからの注文
を受けた時点、もしくは所定時刻になったら端末を受信
モードにする(ステップ111)。コンテンツセンター
からは、配信コンテンツIDとともにコンテンツデータ
が送信される。受信したコンテンツデータと配信コンテ
ンツIDは、販売店端末内のバッファメモリに一時的に
記憶する(ステップ112)。この後、ユーザから販売
店端末にリクエストが入力されたどうか確認する(ステ
ップ113)。リクエストが入力されていなければ(ス
テップ113で「いいえ」)、リクエストがすでに入力
されているかどうかを確認する(ステップ115)。リ
クエストがまだ入力されていなければ(ステップ115
で「いいえ」)、同じステップ113を繰り返し、ユー
ザからのリクエスト入力を待つ。リクエストが入力され
ると(ステップ113で「はい」)、リクエストに応じ
た注文コンテンツIDを読み出す(ステップ114)。
続けて、バッファメモリ中に記憶されている受信したコ
ンテンツと注文コンテンツが同じものであるかどうかを
ID照合により判断する(ステップ116)。違ってい
れば(ステップ116で「いいえ」)、ステップ112
に戻り、受信操作を繰り返す。すでにリクエストが入力
されている場合は(ステップ115で「はい」)、その
ままステップ116に進む。バッファメモリ中の記憶量
は一定量に限られるため、記憶量を超えるデータが受信
されるとバッファメモリは、新たに受信したデータに書
き換えられる。注文したコンテンツと受信したコンテン
ツが合致するまで、送信されてくるコンテンツデータが
順次バッファメモリ内に記憶され、記憶内容を書き換え
る処理が続けられる。バッファメモリ中に記憶されたコ
ンテンツと注文コンテンツが同じ(ステップ115で
「はい」)場合は、そのコンテンツデータが最初から最
後まで完全な形で受信されたかどうかを確認する(ステ
ップ117)。受信されたコンテンツが不完全な場合
は、再度ステップ112に戻り、コンテンツデータの受
信処理を繰り返す。コンテンツが最初から受信されてい
ることが確認できた場合は、このコンテンツデータを販
売設置端末のサーバに記憶する(ステップ118)。な
お、ユーザからのリクエストは1つ以上受け付けられる
ものとする。
【0042】図5(a)及び図5(b)は、第1実施形
態におけるユーザ携帯端末の処理の流れを示すフローチ
ャートである。同図(a)は、ユーザ携帯端末における
コンテンツ購入時の処理の流れを示すフローチャートで
ある。ユーザ形態端末が販売店設置端末に接続される
と、ユーザ携帯端末から販売店設置端末に携帯端末ID
が送信される(ステップ121)。販売店設置端末から
課金情報を受信すると(ステップ122)、ユーザ携帯
端末の電子財布部から課金相当額の電子マネーが販売店
設置端末に送られ、料金の支払いが行われる(ステップ
123)なお、プリペイドカード方式を用いる場合は、
電子マネーの支払いの替わりに電子財布中の残額が書き
換えられる。この後、販売店設置端末からコンテンツデ
ータを受信する(ステップ124)。図5(a)に示す
処理は注文コンテンツごとに行われる。
【0043】図5(b)は、ユーザ携帯端末におけるコ
ンテンツ再生時の処理の流れを示すフローチャートであ
る。受信されたコンテンツデータは、圧縮され、暗号化
された状態でユーザ携帯端末の記憶部に記録されている
ので、データを再生する場合は、その度にデータを復号
(解読)化し、伸長する必要がある。即ち、まず、暗号
化されているデータを携帯端末IDに基づいて復号化部
により解読(復号化)し(ステップ125)、伸長部に
よりデータを伸長し(ステップ126)、伸長後のデー
タを再生部により再生する(ステップ127)。再生を
くり返す場合は(ステップ128で「はい」)ステップ
127に戻り、再生をくり返さない場合は(ステップ1
28で「いいえ」)ステップ129に進む。他のデータ
を再生する場合は(ステップ129で「はい」)ステッ
プ125に戻り、他のデータを再生しない場合は(ステ
ップ129で「いいえ」)終了する。
【0044】図6は、第1実施形態における販売店設置
端末でのユーザからの注文と料金徴収の処理の流れを示
すフローチャートである。ユーザ携帯端末から携帯端末
IDを受信(ステップ131)した後に、ユーザがリク
エストを入力すると(ステップ132)、入力されたリ
クエストに対応する注文コンテンツIDを検索する(ス
テップ133)。なお、別のリクエストがある場合は、
破線に示すように、ステップ132とステップ133を
繰り返す。携帯端末ID、販売店設置端末ID及び1ま
たは複数の注文コンテンツIDを課金センターへ送信し
(ステップ134)、課金センターから送信許可の信号
を受信し(ステップ135で「はい」)、さらに課金情
報を受信したら(ステップ136)、ユーザ携帯端末へ
課金情報を送信する(ステップ137)。ユーザ携帯端
末からコンテンツ料に相当する電子マネーを徴収できた
ら(ステップ138)、販売店設置端末のサーバからリ
クエストに応じたコンテンツデータを読み出す(ステッ
プ139)。読み出したコンテンツデータを携帯端末I
Dを暗号鍵として暗号化し(ステップ140)、暗号化
したコンテンツデータをユーザ携帯端末に送信する(ス
テップ141)。なお、課金情報は、課金センターが、
注文コンテンツIDから価格表を用いて求めるようにし
てもよい。
【0045】課金センターから送信許可の信号を受信し
なかった場合は(ステップ135で「いいえ」)、コン
テンツ受信が許可されなかった旨のメッセージを表示す
る(ステップ142)。
【0046】なお、2つ以上のコンテンツが注文された
場合は、2つ分の料金をまとめて徴収し、コンテンツデ
ータを送信する(ステップ136〜ステップ141)。
【0047】図7は、第1実施形態における課金センタ
ーの処理の流れを示すフローチャートである。販売店設
置端末から携帯端末ID、販売店設置端末ID及び注文
コンテンツIDを受信したら(ステップ151)、まず
携帯端末ID及び販売店設置端末IDが真正か否かを判
断する(ステップ152)。両IDとも真正であったら
(ステップ152で「はい」)、コンテンツ送信許可の
信号を販売店設置端末へ送信する(ステップ153)。
また、価格表を参照し、注文コンテンツIDに対応する
コンテンツ課金情報も販売店設置端末へ送信する(ステ
ップ154)。両IDのいずれか一方又は双方が不正で
ある場合は、コンテンツを送信することができない旨の
信号を販売店設置端末に送る(ステップ156)。
【0048】図8は、第1実施形態において使用される
ユーザ携帯端末の構成例を示すブロック図である。ユー
ザ携帯端末10は、データ転送インターフェース100
1、電子財布部1002、表示部1003、記憶部10
04、操作部1005、復号化部1006、データ伸長
部1007、再生部1008、出力端子1009及び制
御部1010から構成され、それぞれ内部バス1011
を介して接続されている。
【0049】データ転送インターフェース1001は、
ユーザ携帯端末と販売店設置端末との間のデータ転送用
のインターフェースである。このインターフェースを経
由して、携帯端末ID、電子マネー等がユーザ携帯端末
から販売店設置端末へ転送され、またコンテンツデータ
等が販売店設置端末からユーザ携帯端末へ転送される。
【0050】電子財布部1002は、電子マネーの受け
取り、支払いが可能であり、電子マネーを予めデポジッ
トしておき、コンテンツ料金に応じて販売店設置端末に
送金等することができる。なお、プリペイド方式を採用
する場合は、既に一定額の料金が支払われているので、
電子マネーの送金は行われず、コンテンツ料金に応じて
電子財布中の残額データの書き換えが行われる。
【0051】表示部1003は、電子財布部1002の
電子マネーの残額や、販売店設置端末とのデータ送受信
時の送受信状況、コンテンツ再生時の再生状況等を表示
する。操作部1004は、複数のデータの中から再生し
たいデータを探し出すためのデータ頭出し操作、再生時
の再生音量操作等に使用される。記憶部1005には、
販売店設置端末から受け取ったコンテンツデータが記憶
される。復号化部1006は、記憶部1005に記憶さ
れているコンテンツデータを携帯端末IDに基づいて解
読(複合化)する。データ伸長部1007は、圧縮され
ているコンテンツデータを伸長する。再生部1008
は、コンテンツデータから音声等を再生する。再生され
た音声等は、出力端子1009から外部に出力される。
制御部1010は、上記各部を制御する。
【0052】なお、記憶部1005の一部または全部
を、着脱可能なメモリーカード等の小型記憶媒体で置き
換えることもできる。この場合は、携帯端末IDの替わ
りに、メモリーカードの固有のメモリーカードIDを用
いてコンテンツの配信/受信を行うことが好ましい。販
売店端末からコンテンツデータを受信する際には、外部
インターフェースを用いてメモリカード単体でデータを
受信し、記憶することも可能となる。さらに、電子財布
の電子マネー情報を同カード中に記憶しておいてもよ
い。
【0053】コンテンツセンターから各販売店設置端末
に配信するコンテンツは、販売実績に応じてより受注の
多いものを揃えるように、或いは新規入荷コンテンツを
タイムリーに提供するため、販売実績等のデータに応じ
たコンテンツの入れ替えを定期的に行う。この場合、コ
ンテンツセンター或いは課金センターに、販売実績のデ
ータベースを管理する販売実績調査部を設け、このデー
タベースに基づき配信コンテンツデータの更新を行う。
【0054】図9は、コンテンツセンターにおける配信
コンテンツデータの更新と販売店端末へのコンテンツデ
ータの配信処理の流れを示すフローチャートである。配
信するコンテンツデータの更新は、販売店端末への配信
時に必要に応じて行う。即ち、まずコンテンツセンター
は、販売実績調査部にアクセスし、販売実績データベー
スを読み出す(ステップ161)。例えば、データベー
スより、販売実績の低いコンテンツを抽出する(ステッ
プ162)。また、販売実績調査部のデータベースより
新規入荷コンテンツを抽出する(ステップ163)。販
売実績の低いコンテンツと新規入荷コンテンツの入れ替
えが必要かどうかを判断する(ステップ164)。入れ
替えが必要と判断した場合(ステップ164で「は
い」)は、配信コンテンツ中の販売実績の低いコンテン
ツと新規入荷コンテンツのデータを入れ替える(ステッ
プ167)。データの入れ替えがあった場合には新しい
コンテンツを、入れ替えが不要な場合は(ステップ16
4で「いいえ」)、データの入れ替えは行わない。こう
して配信するコンテンツデータが決まったら、これらの
データを販売店端末に対し、一巡配信(ステップ16
5)する。さらにコンテンツの配信を続ける場合は(ス
テップ166で「はい」)、再びステップ161に戻
り、コンテンツデータの更新を行う(ステップ17
2)。
【0055】図10は、販売実績調査部での処理を示
す。同図に示すように、販売実績調査部では、各コンテ
ンツの販売実績を課金センター又はコンテンツセンター
に送信された携帯端末ID、設置端末ID、注文コンテ
ンツIDと課金情報等から定期的に販売実績を集計し
(ステップ171)、販売実績データベースを更新す
る。
【0056】新規入荷コンテンツの情報は、販売実績デ
ータベースの更新にあわせて、販売実績データベース中
に書き込んでもよいし、別途、独立のデータベースとし
てもよい。また、販売実績調査部は、課金センターある
いはコンテンツセンターのどちらに設けてもよい。
【0057】以上、説明したように、第1実施形態に係
る配信システムでは、コンテンツセンターから販売店端
末へのコンテンツ配信は、ユーザの注文の有無にかかわ
らず、注文可能な大量のコンテンツを一方的に販売店設
置端末に配信し、販売店端末において配信されたコンテ
ンツの中からユーザの注文に応じたコンテンツを識別し
サーバに記憶し、料金の支払い等を条件にユーザ携帯端
末に送信する。ユーザの注文毎に個別にコンテンツセン
ターからコンテンツデータの配信を行う方法に比較し、
コンテンツセンターから各販売店端末へのコンテンツデ
ータの配信が格段に単純化できる。この配信方法では、
注文の有無にかかわらず一定量のコンテンツを送信する
ので、使用されないコンテンツをも配信することとなる
が、高速ネットワークが整備され、大量のデータを短時
間で配信できるようになると、大量のコンテンツの配信
にかかる時間も短時間化されるため、配信方法の単純化
による設備コストの低減がより大きなメリットとなる。
【0058】また、上記配信システムを用いる場合は、
各販売店設置端末におけるユーザの注文形態をより多様
化できる。例えば、ユーザは、販売店端末からリクエス
トの入力を行ったのち、その場でコンテンツの受信を待
つ代わりに、一定時間後、あるいは翌日以降に、コンテ
ンツを受け取りに行くことも可能である。コンテンツセ
ンターから販売店端末へのコンテンツデータの配信を、
少なくとも一日で全てのコンテンツデータが一巡するよ
うに配信される場合は、翌日までには確実に注文したコ
ンテンツが販売店サーバに保存される。翌日以降コンテ
ンツを受け取りに行った時には、すでに注文したコンテ
ンツデータが、販売店端末のサーバに保存されているの
で、ユーザ携帯端末へのコンテンツ送信は短時間に行わ
れる。即ち、コンテンツの注文と受信をそれぞれ極めて
短時間で済ますことができる。また、配信システムの簡
略化により、コンテンツ料金をより安く設定できる。
【0059】コンテンツセンターから各販売店端末への
コンテンツの配信は、単に各コンテンツ単位に順番に配
信するのではなく、各コンテンツを分割し、多重化して
配信する形態を採用してもよい。図11にその一例を示
す。同図に示すように、まず、配信すべき最初のコンテ
ンツをN=0と指定し(ステップ181)、サーバ13
Aから、N=n、N=n+1となる二つのコンテンツを
取り出す(ステップ182)。このふたつのコンテンツ
データをそれぞれ圧縮する(ステップ183)。各コン
テンツを前半、後半に二分割し、分割した各データのヘ
ッダーに識別子(配信コンテンツID)とともにデータ
の前半か後半かを示すフラグをつける(ステップ18
4)。次に、このコンテンツに暗号鍵を付加し(ステッ
プ185)、上記暗号鍵に基づきコンテンツデータを暗
号化する(ステップ186)。
【0060】配信コンテンツIDとともにまず、N=n
のコンテンツの前半データを販売店設置端末に配信する
(ステップ187)。続けて、N=n+1のコンテンツ
の前半データを配信する。この後、N=nのコンテンツ
の後半データとN=n+1のコンテンツの後半データを
続けて配信する(ステップ189、190)。Nを2つ
インクリメントし(ステップ191)、この数字Nが送
信可能なコンテンツの最大数(Nmax)を超えていな
いか判断し(ステップ192)、超えていなければ、再
度ステップ182に戻り、新たな2つのコンテンツをサ
ーバから取りだし、同じ配信操作を繰り返す。
【0061】上記配信方法によれば、単純に各コンテン
ツをコンテンツ単位で順次配信する場合に較べ、コンテ
ンツデータの配信形態が複雑化できるため、データの不
正コピーを防止し、データの安全性を高めることができ
る。
【0062】図12は、第1実施形態に係る別の配信シ
ステム構成を示す。第1実施形態に係る配信システム
は、図1に示すような通信衛星と通信回線を用いた配信
形態に限られない。図12に示すように、通信衛星を用
いずに、コンテンツセンターからのコンテンツ配信を通
信回線34のみで行うことも可能である。また、販売店
設置端末を経由してユーザ携帯端末にコンテンツを配信
する場合のみならず、種々のインターネットクライアン
ト、例えば、同図に示すように、パーソナルコンピュー
タ31を経由してユーザ携帯端末30にコンテンツ配信
を行ってもよい。この場合には、各パーソナルコンピュ
ータ31が販売店設置端末と同様な処理を行うことにな
る。通信回線を用いる場合は、モデム又はターミナルア
ダプタ(TA)(不図示)を介してパーソナルコンピュ
ータ31にコンテンツデータが配信される。
【0063】通信衛星を用いた場合に比し、一般的に通
信回線を用いた場合の方が送信速度が遅いので、送信時
間が長くなってしまう。しかし、販売店設置端末の設置
場所まで行かなくても、パーソナルコンピュータやモデ
ム(又はTA)等があれば家庭に居ながらにして本シス
テムを利用することができる。また、将来的に、高速ネ
ットワークのインフラストラクチャが整えば、送信時間
は問題にならなくなる。
【0064】家庭で本システムを利用するためには、さ
らに電子マネー送金システム(電子マネーカードリーダ
ー等)又はホームバンキングシステムも家庭になければ
ならない。また、ICカード型電子マネーの他に、イン
ターネットでのオンラインショッピングに適するネット
ワーク型電子マネー(例えば、eキャッシュ)又は少額
クレジットのホームバンキング等が使用できる。ユーザ
携帯端末30から課金センター32へ電子マネーが送ら
れ、コンテンツセンター33からユーザ携帯端末30へ
コンテンツデータが送られる点は上述した第1実施形態
と同様である。
【0065】なお、このパーソナルコンピュータは家庭
内に限らず、家庭外であってもよい。その一例は、イン
ターネットを仲介するiモードを備えた携帯電話中継局
を挙げることができる。この場合はユーザ携帯端末は無
線によりコンテンツを受け取る。
【0066】さらに、上述した第1実施形態の場合は、
注文の有無や種類に限らず、一定量のコンテンツをコン
テンツセンターから一方的に配信するものであるから、
放送と同様な形態で提供することもできる。よって、例
えばコンテンツの供給源を、ケーブルテレビ局やデジタ
ル放送局、あるいはインターネット上のWebサーバと
してもよい。図13は、このような配信システムの構成
例を示すものである。同図に示すように、コンテンツセ
ンター43、コンテンツセンターのサーバ43A、課金
センター42、通信回線44に加えて、コンテンツ供給
源としてデジタル放送局46とWeb.サーバ45を追
加している。また、この場合、販売店設置端末の替わり
に、衛星放送、デジタル放送、ケーブルテレビ、データ
放送、インターネット等から送信されてくるデータを受
信可能な家庭用総合受信端末であるセットトップボック
ス47を用いることもできる。この場合は、このセット
トップボックス47を経由してユーザ携帯端末48にコ
ンテンツデータが配信される。コンテンツデータを受信
したユーザ携帯端末48はセットトップボックス47か
ら取り外して自由に持ち運び可能であり、いつでもどこ
でも受信したコンテンツデータ(例えば、音楽データ)
を再生して楽しむことができる。
【0067】また、図14に示すように、上述した第1
実施形態の場合、販売店設置端末51を経由してユーザ
携帯端末50がコンテンツデータを受信した後は、ユー
ザ携帯端末50を販売店設置端末51から取り外し、自
由に持ち運ぶとともに、さらにユーザ携帯端末50に記
憶されたコンテンツデータを別のユーザ携帯端末56に
コピー(転送)できるようにしてもよい。即ち、販売店
設置端末やパーソナルコンピュータを介さずにユーザ携
帯端末間で一方を送信側携帯端末50、他方を受信側携
帯端末56として、コンテンツデータをコピーすること
もできる。この場合は、ユーザ携帯端末間のコンテンツ
データのコピーに対しても課金するため、受信側携帯端
末56から送信側携帯端末50にコンテンツデータ料金
に相当する電子マネーが送られる。また、ユーザ携帯端
末間でコンテンツデータのコピーが行われると、受信側
携帯端末56の携帯端末ID及びコピーされたコンテン
ツデータのコンテンツIDが転送履歴として、送信側携
帯端末50に記憶される。この転送履歴は、送信側携帯
端末50を後日販売店設置端末51に接続したときに、
電子マネーとともに販売店設置端末51を経由して課金
センター52に送信される。なお、ユーザ携帯端末は、
受信、送信いずれの機能も兼ね添えており、受信側携帯
端末にも、送信側携帯端末にもなりうる。
【0068】(第2実施形態)以下、図15〜図27を
参照し、本発明の第2実施形態について説明する。コン
テンツデータ配信システムの全体構成は、図1と同様の
構成をとる。ただし、第1実施形態と異なり、コンテン
ツの配信に際しては、販売店設置端末を介してコンテン
ツの注文がコンテンツセンターに送信され、この注文に
応じたコンテンツがコンテンツセンターにおいて選別さ
れ、配信される。ここでは、複数台の販売店設置端末か
らの複数の注文に応じたコンテンツの配信方法について
説明する。
【0069】一般に、コンビニエンス・ストアやキオス
クの顧客は、迅速なサービスの提供に対する要望が高い
ため、サービスの提供に対する待ち時間がある所定の時
間を超えると不満を感じ始める。これらの店に置かれた
販売店設置端末を使用するユーザにおいても同様であ
り、注文からコンテンツを受信するまでの待ち時間があ
る時間を超えると不満を生じる。
【0070】販売店に複数の販売店設置端末を置けば、
注文入力に伴う混雑を回避できるが、ほぼ同時に受けた
注文に対して、設置端末ごとにコンテンツ受信までの待
ち時間が異なると、待ち時間がそれほど長くなくても、
他のユーザとの比較により心理的な待ち時間に対する不
満を生じやすい。
【0071】第2実施形態に係る配信方法では、全ての
注文コンテンツの注文から受信までの時間が、注文数や
コンテンツの容量によらず、受信側では、注文から常に
ほぼ一定時間で注文したコンテンツデータを受信できる
ように、送信するコンテンツを複数のブロックデータに
細分化し、間欠的に送信することで、各ユーザの待ち時
間に対する不満を解消し、利便性を確保するものであ
る。
【0072】以下、第2実施形態について、より詳細に
説明する。図15は、第2実施形態におけるデータの流
れの概略を示す図である。同図に示すように、携帯端末
ID60は、ユーザ携帯端末から販売店設置端末を経由
して課金センターに送られる。設置端末ID61及び注
文コンテンツID62は、販売店設置端末から課金セン
ターに送られる。課金情報63は、課金センターから販
売店設置端末を経由してユーザ携帯端末に送られる。電
子マネー64は、ユーザ携帯端末から販売店設置端末を
経由して課金センターに送られる。携帯端末ID60、
設置端末ID61、注文コンテンツID62および送信
要求信号65は、課金センターを経由せずに、販売店設
置端末からコンテンツセンターに送られる。コンテンツ
データ66と配信コンテンツIDは、課金センターを経
由せずに、コンテンツセンターから販売店設置端末に送
られる。このうち、コンテンツデータはさらにユーザ携
帯端末に送られる。
【0073】図16は、コンテンツセンターから販売店
端末へのデータの流れを示すフローチャートである。複
数の販売店設置端末から複数のコンテンツ配信要求およ
び複数の注文コンテンツIDを受信したら(ステップ2
01)、注文に応じた複数のコンテンツデータをサーバ
より読み出す(ステップ202)。この後、複数の注文
コンテンツデータを多重化処理する(ステップ20
3)。多重化処理されたコンテンツデータを複数の販売
店設置端末に配信する(ステップ204)。
【0074】図17は、コンテンツセンターで行う多重
化処理されたコンテンツデータの形式を示すものであ
る。同図に示すように、配信すべき各コンテンツを複数
に分割し、ブロックデータに分ける。例えば注文に応じ
て配信すべきコンテンツデータがn個ある場合、第1の
コンテンツデータを複数に分割し、それぞれ1a、1
b、1c・・・・、第2のコンテンツデータを2a、2
b、2c・・・、第nのコンテンツデータをna、n
b、nc・・・といったブロックデータに分割する。ま
ず第1〜第nの各コンテンツの分割された先頭ブロック
データ1a〜naを順に送信する。1番目(N=1)の
コンテンツの先頭ブロックデータ1aの送信に続けて、
2番目(N=2)のコンテンツの先頭ブロックデータ2
aを送信し、しばらく空のコンテンツデータを送り、n
番目(N=n)のコンテンツの先頭ブロックデータna
を送信した後、再度N=1に戻って、N=1のコンテン
ツの二番目のブロックデータ1bを送信する。N=2の
コンテンツの二番目のブロックデータ2bは、例えば、
1ブロック分間を空けて送信する。このように、n個の
コンテンツの最終的な配信時間がそれぞれコンテンツご
とにほぼ同じになるように、各コンテンツの容量にあわ
せて、各ブロックデータの配信間隔を変える。
【0075】例えば、1つのコンテンツをほぼ0.5秒
で送信できる場合において、10人のユーザから10の
コンテンツの注文を同時に受けた場合、10個のコンテ
ンツを例えば数十秒でそれぞれのユーザにほぼ同時に提
供する。このように、ユーザの待ち時間が数十秒以下程
度で済めば、いずれのユーザも待ち時間に不満を覚える
ことは少ない。ユーザによって待ち時間が異なる事態も
解消できるので、他のユーザとの比較による心理的な待
ち時間に対する不満を抑制することもできる。
【0076】また、配信に要する時間を一定時間化する
ため間欠的にデータを送信することにより生じる空きブ
ロックチャネルを、他の注文にすぐに応じるために利用
することもできる。
【0077】図18は、第2実施形態における販売店設
置端末での注文からコンテンツ受信までの基本的な処理
の流れを示すフローチャートである。ユーザ携帯端末か
ら携帯端末IDを受信(ステップ211)した後に、ユ
ーザがリクエストを入力すると(ステップ212)、入
力されたリクエストに対応する注文コンテンツIDを検
索し(ステップ213)、携帯端末ID、販売店設置端
末ID及び注文コンテンツIDを課金センターへ送信す
る(ステップ214)。課金センターから配信許可の信
号を受信し(ステップ215で「はい」)、課金情報を
受信したら(ステップ216)、ユーザ携帯端末へ課金
情報を送信する(ステップ217)。ユーザ携帯端末か
らコンテンツ料に相当する電子マネーを徴収できたら
(ステップ218)、コンテンツデータ配信要求の信号
及び配信して欲しいコンテンツのIDをコンテンツセン
ターに送る(ステップ219)。コンテンツセンターか
らは、他の販売店設置端末へ配信するコンテンツも一緒
に複数のコンテンツデータが多重化された形式で配信さ
れてくる。これを受信したら(ステップ220)、受信
したコンテンツデータの中からリクエストに応じたコン
テンツを識別し、サーバに記憶する(ステップ22
1)。この後、サーバよりコンテンツデータを読み出
し、(ステップ222)、携帯端末IDを暗号鍵として
読み出したコンテンツデータを暗号化し(ステップ22
3)、暗号化したデータをユーザ携帯端末へ送る(ステ
ップ224)。
【0078】課金センターが配信許可の信号を受信しな
かった場合は(ステップ215で「いいえ」)、コンテ
ンツ配信が許可されなかった旨のメッセージを表示する
(ステップ225)。
【0079】図19は、各販売店設置端末におけるコン
テンツデータの受信、特にデータの識別処理の流れを示
すフローチャートである。各販売店設置端末で同様な処
理が並行に行われることとなる。ユーザからのリクエス
トに応じて、コンテンツセンターから配信されてきた多
重処理された複数のコンテンツデータを受信する(ステ
ップ231)。このコンテンツデータは分割されてブロ
ックデータ単位で順次送信されてくる。まず受信したブ
ロックデータが注文したコンテンツデータの一部に該当
するかどうかを判断する(ステップ232)。注文した
コンテンツデータに該当する場合は、このブロックデー
タを販売店設置端末内にあるバッファメモリ中に一時的
に保存する(ステップ233)。ブロックデータが最終
ブロックのものか否かを判断し(ステップ234)、最
終ブロックデータになるまで、ステップ231に戻っ
て、ブロックデータの受信を繰り返す。ブロックデータ
が注文コンテンツの最終ブロックデータであると判断し
たら、それまでにバッファメモリ中に集積され、再現さ
れたコンテンツデータをサーバに記憶する。(ステップ
235)。
【0080】なお、各ユーザ携帯端末での処理の流れや
課金センターでの処理の流れは、第1の実施の形態と同
様であるため、説明は省略する。
【0081】上述する配信方法によれば、例えば、複数
の設置端末を備えた一の店舗で複数の注文をそれぞれの
設置端末で受ける場合において、各注文コンテンツは、
細分化され、いずれのコンテンツも最終的なデータを受
け取るまでにほぼ同じ所要時間で配信できる。注文を受
けてから最終的に全てのコンテンツデータを各ユーザが
受け取るまでにどのユーザもほぼ同じ待ち時間を持つこ
ととなる。よって、この待ち時間を顧客に不満を与えな
い時間内、例えば数十秒程度に設定できれば、注文に要
する混雑を回避できるとともに、いずれの顧客にも十分
な利便性を満足させることができる。
【0082】(第3実施形態)以下、図20と図21を
参照し、本発明の第3実施形態について説明する。
【0083】第3実施形態の配信方法は、第1実施形態
同様に、コンテンツセンターから注文可能なコンテンツ
データを一方的に順次販売店端末に配信し、販売店端末
において受信したコンテンツデータの中からユーザの注
文に応じたコンテンツデータを識別し、ユーザ携帯端末
に送信するものであるが、第1実施形態と異なり、コン
テンツセンターから配信されるコンテンツデータを全て
販売店端末に蓄積し、蓄積されたコンテンツデータの中
からユーザの注文に応じたコンテンツデータを識別す
る。また、一つの販売店端末に複数のユーザ携帯端末を
接続し、同時にそれぞれのユーザ携帯端末へのコンテン
ツデータを送信し、その際、販売店端末において第2実
施形態で説明したようなコンテンツデータの多重化処理
を行う。よって、1または複数のユーザからの注文に際
して、短時間にしかも一定時間で注文に応じたコンテン
ツデータの提供ができる。
【0084】以下、図面を参照しながら、第3実施形態
についてより詳細な説明を行う。コンテンツデータ配信
システムの全体構成およびデータの流れ、および課金セ
ンター、ユーザ携帯端末等での処理の流れは第1実施形
態と共通するので、ここでは説明を省略する。
【0085】図20は、第3実施形態における販売店設
置端末での注文からコンテンツ受信までの基本的な処理
の流れを示すフローチャートである。ステップ311で
ユーザ携帯端末の携帯端末IDを受信してから、ステッ
プ318で携帯端末から料金の徴収を行うまでの処理の
流れ(ステップ311〜ステップ318)は、図6に示
す第1実施形態、図18に示す第2実施形態と共通す
る。なお、破線に示すように、一のユーザ、あるいは複
数のユーザから複数のリクエストを受ける場合は、ステ
ップ312、ステップ313が繰り返される。
【0086】第3実施形態では、コンテンツセンターか
ら一方的に配信されてくるコンテンツデータを販売店端
末で受信し、受信した全てのコンテンツデータを販売店
端末のバッファメモリ中に蓄積する。よって、ユーザか
らのリクエストが入力されたときは、通常、バッファメ
モリ中には全てのコンテンツデータが蓄積されている状
態である。
【0087】よって、第3実施形態では、図20におい
て、ステップ318で必要な料金がユーザ携帯端末から
徴収されたら、販売店端末のバッファメモリの中からリ
クエストされたコンテンツを識別して読み出し、これを
販売店端末のサーバに記憶する(ステップ319)。
【0088】この後は、サーバよりコンテンツデータを
読み出し(ステップ320)、携帯端末IDを暗号鍵と
して読み出したコンテンツデータを暗号化し(ステップ
321)、暗号化したデータをユーザ携帯端末へ送信す
る(ステップ322)。
【0089】なお、一の販売店端末に複数のユーザ携帯
端末を接続可能であり、これらの接続された複数のユー
ザ携帯端末に対してコンテンツデータを送信するに際し
ては、第2実施形態中、図17に示すような多重化処理
を行う。即ち、販売店端末において、上記ステップ32
0で、サーバからユーザ携帯端末に送信すべき複数のコ
ンテンツデータを読み出したら、各コンテンツデータを
複数に分割し、ブロックデータに分ける。ステップ32
1でのコンテンツデータの暗号化は、ブロックデータ化
した後でもよいし、ブロックデータ化する前でもよい。
各ブロックデータに識別子をつけ、図17に示す方法
で、順次間欠的に販売店端末に接続されている複数のユ
ーザ携帯端末に送信する(ステップ322)。コンテン
ツの最終的な送信時間がそれぞれコンテンツごとにほぼ
同じになるように、各コンテンツの容量にあわせて、各
ブロックデータの送信間隔を変える。各ユーザ携帯端末
は、受信したブロックデータの中から、注文に応じたコ
ンテンツのブロックデータを識別して、これを集積し、
コンテンツデータ全体を得る。
【0090】コンテンツセンターから販売店端末へ配信
するコンテンツデータ自体の更新は、ユーザ携帯端末か
らの過去の注文実績に基づいて、あるいはこれらの注文
実績とは無関係にコンテンツセンターがもつ独自の基準
に基づいて定期的に行われる。例えば、第1実施形態中
の図9に示すコンテンツの更新処理の流れに沿って、コ
ンテンツセンターあるいは課金センターに設けられた販
売実績調査部のデータベースに基づき配信コンテンツデ
ータの入れ替えを行い(ステップ161〜ステップ16
7)、入れ替え後の配信コンテンツデータを販売店端末
に一巡配信する(ステップ165)。
【0091】一方、販売店端末では、例えば日に1回、
午前3時といった顧客の居ない時間、あるいは開店2〜
3時間前に、コンテンツセンターから配信されるコンテ
ンツデータを数時間かけて受信し、必要に応じてバッフ
ァメモリ中に蓄積されているコンテンツデータの更新
(書き換え)を行う。なお、ここでのバッファメモリ
は、全てのコンテンツデータを蓄積するための十分なメ
モリ容量を備えているものとする。
【0092】図21は、販売店端末におけるバッファメ
モリ中のコンテンツデータベースの更新処理の流れを示
すフローチャートである。バッファメモリ中のコンテン
ツデータは、この処理に従い、日に1回、または所定時
間ごとに更新される。
【0093】即ち、まず、販売店端末を受信モードにし
(ステップ331)、データの書き換えを行うかどうか
を判断し(ステップ332)、書き換えを行う場合は
(ステップ332で「はい」)、コンテンツセンターか
ら配信されてくるコンテンツデータを受信し、これをバ
ッファメモリに記憶する(ステップ333)。受信を終
了するか否かを判断し(ステップ334)、さらに受信
を続ける場合は(ステップ334で「はい」)再度ステ
ップ332に戻り、処理を繰り返す。
【0094】ここで行うバッファメモリ中のコンテンツ
データの書き換えは、1)全てのデータを書き換える場
合、2)一部のデータを書き換える場合、3)既に蓄積
されているデータはそのままにし、新規データの追加の
みを行う場合等の種々の形態が考えられる。例えば、デ
ータ更新前に販売店端末に蓄積されているコンテンツデ
ータがA,B,C,Dであり、データ更新後のバッファ
メモリ中のコンテンツデータがA,B,E,Fである場
合、コンテンツセンターから送られてくるデータは、蓄
積データであるA,B,E,F全てのデータであっても
よいし、追加データであるE,Fのみであってもよい。
また、追加データの送信の際はデータC,Dの削除命令
もコンテンツセンターから送る。このように、一部のデ
ータを書き換える場合や新規データの追加のみを行う場
合は、短時間でバッファメモリ中のデータの書き換えを
行うことができる。
【0095】このように、第3実施形態では、第1の実
施の形態とは異なり、販売店設置端末自体がコンテンツ
センターから配信されてくる全てのコンテンツデータを
蓄積しているので、図18中のステップ219に示す第
2実施形態の配信方法のように、ユーザからのリクエス
トが入力される度にコンテンツセンターに注文内容を送
信する必要がなく、即座にリクエストに応じた注文コン
テンツをバッファメモリ中のデータから読み出すことが
できる。また、販売店端末から各ユーザ携帯端末へのコ
ンテンツデータの送信は、ブロックデータ化し、多重化
処理して各ユーザ携帯端末に送信するため、各ユーザの
リクエスト入力からコンテンツデータ受信までの待ち時
間をほぼ同じ時間にできる。このように、第3実施形態
の配信方法によれば、ユーザの待ち時間を大幅に短縮で
き、しかも顧客間に均等な待ち時間を振り分けられるた
め、顧客に十分な利便性を与えることができる。
【0096】以上、第1実施形態から第3実施形態まで
説明したが、第2実施形態、第3実施形態に係る配信シ
ステムにおいても、第1実施形態で説明したように、販
売店端末をパーソナルコンピュータ等のインターネット
クライアント等の他の中継端末に置き換えることは可能
である。また、ユーザ携帯端末として、記憶部の一部ま
たは全部を、着脱可能なメモリーカード等のより携帯と
保存に便利な記憶媒体で置き換え、携帯端末IDの替わ
りに、メモリーカードの固有のメモリーカードIDを用
いてコンテンツの配信/受信を行ってもよい。販売店端
末からコンテンツデータを受信する際には、外部インタ
ーフェースを用いてメモりカード単体でデータを受信
し、カード内の不揮発性メモリに記憶することも可能と
なる。さらに、電子財布の電子マネー情報を同カード中
に記憶しておいてもよい。
【0097】以上、各実施の形態に沿って、本発明の内
容を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形することができる。
【0098】
【発明の効果】上述するように、本発明の第1の特徴を
有するコンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信方
法によれば、ユーザからの受注の有無にかかわらず予め
コンテンツセンターから中継端末へ受注可能な複数のコ
ンテンツデータを一方的に送信し、中継端末においてユ
ーザのリクエストに応じたコンテンツデータを識別し
て、ユーザ携帯端末に送信するため、コンテンツセンタ
ーからのデータ送信形態をより単純化し、配信コストを
低減することができる。また、この送信形態では配信内
容のメンテナンスも容易となる。また、この配信システ
ムおよび配信方法においては、リクエストに応じたコン
テンツデータのみを中継端末内に記憶させることで、各
中継端末へのユーザによるリクエスト入力行為と、コン
テンツデータの受信行為を分離し、それぞれを短時間で
済ませ、ユーザの利便性をより高めることもできる。
【0099】本発明の第2の特徴を有するコンテンツ配
信システムおよびコンテンツ配信方法によれば、複数の
中継端末を介して複数のコンテンツの注文がなされた場
合に、どのコンテンツも、入力から所定時間で各中継端
末に配信されるように、各コンテンツをブロックデータ
に分割して、間欠的にブロックデータを配信するため、
いずれのユーザも注文からほぼ一定時間でコンテンツデ
ータの受信が可能となる。複数の中継端末を介し、複数
のユーザから同時に注文を受ける場合等には、注文時の
混雑を避けることができるとともに、ユーザの待ち時間
に対する不満をより低減できる。
【0100】本発明の第3の特徴を有するコンテンツ配
信方法によれば、コンテンツセンターから一方的に配信
されるコンテンツデータを全て中継端末内に蓄積してお
き、蓄積されたコンテンツデータの中からユーザの注文
に応じたコンテンツを識別するため、ユーザからの注文
に際して、即座にユーザに対して、注文に応じたコンテ
ンツの提供ができる。よって、ユーザの待ち時間を大幅
に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる配信システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】第1実施形態にかかる配信システムにおけるデ
ータの流れの概略を示す図である。
【図3】第1実施形態にかかるコンテンツセンターにお
けるデータ処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態にかかる販売設置端末におけるデ
ータ処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態にかかるユーザ携帯端末における
データ処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態にかかる販売店設置端末における
データ処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】第1実施形態にかかる課金センターにおけるデ
ータ処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】第1実施形態にかかるユーザ携帯端末の構成を
示すブロック図である。
【図9】第1実施形態にかかるコンテンツセンターにお
ける配信コンテンツの更新処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図10】第1実施形態にかかるコンテンツセンターま
たは課金センターに置かれた販売実績調査部での処理の
フローチャートである。
【図11】第1実施形態にかかるコンテンツセンターに
おけるコンテンツ配信方法の別の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図12】第1実施形態にかかる配信システムの他の構
成例を示すブロック図である。
【図13】第1実施形態にかかる配信システムの他の構
成例を示すブロック図である。
【図14】第1実施形態にかかる配信システムの他の構
成例を示すブロック図である。
【図15】第2実施形態にかかる配信システムにおける
データの流れの概略を示す図である。
【図16】第2実施形態にかかるコンテンツセンターに
おけるコンテンツ配信方法を示すフローチャートであ
る。
【図17】第2実施形態にかかるコンテンツセンターに
おけるコンテンツデータの配信形態を示す図である。
【図18】第2実施形態にかかる販売店設置端末におけ
るデータ処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】第2実施形態にかかる販売店設置端末におけ
るコンテンツデータ受信処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図20】第3実施形態にかかる販売店設置端末におけ
るデータ処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】第3実施形態にかかる販売店設置端末におけ
るコンテンツデータの更新の方法を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 ユーザ携帯端末 11 販売店設置端末 12 課金センター 13 コンテンツセンター 14 通信回線 15 通信衛星 20 携帯端末ID 21 設置端末ID 22 注文コンテンツID 23 課金情報 24 電子マネー 25 配信コンテンツID 26 コンテンツデータ 1001 データ転送インターフェース 1002 電子財布部 1003 表示部 1004 操作部 1005 記憶部 1006 復号化部 1007 データ伸長部 1008 再生部 1009 出力端子 1010 制御部 1011 内部バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04H 1/02 G06F 15/21 ZECZ Fターム(参考) 5B049 BB00 CC05 GG02 GG03 GG06 5B089 GA11 GA25 GB03 JA08 JA10 JB05 KA05 KA15 KB12 LB25 5K061 BB17 FF01 FF05 JJ07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザより受注可能なコンテンツデータ
    を配信コンテンツIDとともに中継端末に配信するコン
    テンツセンターと、 携帯端末IDまたは、記憶媒体IDを中継端末へ送信
    し、中継端末よりコンテンツデータを受信するユーザ携
    帯端末と、 ユーザからのコンテンツの注文を受け付け、前記携帯端
    末IDまたは記憶媒体ID、さらには注文コンテンツI
    Dを課金センターへ送信するとともに、前記コンテンツ
    センターより受信したコンテンツデータの中から、ユー
    ザの注文に応じたコンテンツデータを識別して前記ユー
    ザ携帯端末に送信する中継端末と、 前記携帯端末IDまたは記憶媒体IDと共に、前記注文
    コンテンツIDを前記中継端末から受信して課金管理を
    行う課金センターとを備えるコンテンツ配信システム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ携帯端末が、 着脱可能な記憶媒体を有し、 前記記憶媒体単独で、もしくはユーザ携帯端末に装着し
    た状態で、 前記中継端末からコンテンツデータを受信し、 該コンテンツデータが前記記憶媒体に記録されることを
    特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のコンテンツ配信システ
    ムに使用されるコンテンツセンターであり、ユーザより
    受注可能なコンテンツデータを配信コンテンツIDとと
    もに中継端末に配信する手段を有するコンテンツセンタ
    ー。
  4. 【請求項4】 ユーザより受注可能なコンテンツデータ
    を配信コンテンツIDとともに配信するコンテンツセン
    ターから、該コンテンツデータを受信し、注文に応じた
    コンテンツをユーザ携帯端末に送信する中継端末であ
    り、 ユーザからのコンテンツの注文を受け付ける手段と、 注文に応じた注文コンテンツIDを作成する手段と、 前記コンテンツセンターより受信したコンテンツデータ
    の中から、注文に応じたコンテンツデータを識別する手
    段と、 識別された該コンテンツデータを前記ユーザ携帯端末に
    送信する手段と、 前記ユーザ携帯端末から受信した携帯端末IDまたは記
    憶媒体IDと共に、前記注文コンテンツIDを課金セン
    ターへ送信する手段と、を有する中継端末。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の配信システム
    に使用するユーザ携帯端末であり、 全体の動作を制御する制御部と、 外部とのデータのやり取りを行うデータ転送インターフ
    ェースと、 データの書き込み/読み出しを行う記憶部と、 圧縮されたデータを伸長する伸長部と、 暗号化されたデータを復号化する復号化部と、 データを再生する再生部と、 電子マネーの受け取り/支払いを行う電子財布部と、 前記制御部、前記データ転送インターフェース、前記記
    憶部、前記伸長部、前記復号化部、前記再生部、前記電
    子財布部の間でデータを転送する内部バスとを備え、 前記データ転送インターフェースを介して、圧縮され、
    携帯端末IDまたは記憶媒体IDに基づいて暗号化され
    たコンテンツデータを受信し、 前記記憶部は、前記圧縮され暗号化されたコンテンツデ
    ータを記憶し、 前記電子財布部は、前記コンテンツデータに対する料金
    として電子マネーを支払うか、または残額の書き換えを
    行うユーザ携帯端末。
  6. 【請求項6】 コンテンツデータの供給源であるコンテ
    ンツセンターから中継端末を介してユーザに注文に応じ
    たコンテンツを配信する方法において、 前記コンテンツセンターから前記中継端末に、受注可能
    な複数のコンテンツデータを配信コンテンツIDととも
    に一方向に順次送信するステップと、 前記中継端末において、前記複数のコンテンツデータと
    配信コンテンツIDを受信するステップと、 前記中継端末において、ユーザの注文を受け付け、コン
    テンツセンターより受信した前記複数のコンテンツデー
    タの中から注文に応じたコンテンツデータを識別するス
    テップと、 前記識別されたコンテンツデータを前記中継端末から前
    記ユーザ携帯端末もしくは前記ユーザ携帯端末に着脱可
    能な記憶媒体に送信するステップと、を有するコンテン
    ツ配信方法。
  7. 【請求項7】 携帯端末IDまたは記憶媒体IDを中継
    端末へ送信し、コンテンツデータを受信する一または複
    数のユーザ携帯端末と、 前記携帯端末IDまたは記憶媒体IDを前記ユーザ携帯
    端末から受け取り課金センターへ送信すると共に、ユー
    ザからのコンテンツの注文に応じた注文コンテンツID
    及び中継端末IDを課金センターへ送信する一または複
    数の中継端末と、 前記携帯端末IDまたは記憶媒体IDと共に、前記注文
    コンテンツIDと前記設置端末IDを中継端末から受信
    して課金管理を行う課金センターと、 前記携帯端末IDまたは記憶媒体IDと共に、前記注文
    コンテンツIDと前記中継端末IDを各中継端末から受
    信し、注文に応じた複数のコンテンツデータを前記中継
    端末を経由して前記ユーザ携帯端末へ送信するコンテン
    ツセンターとを有し、 前記コンテンツセンターが、さらに、 各コンテンツを複数のブロックデータに分割する手段
    と、 各ブロックデータに配信コンテンツIDとフラグを付す
    手段と、 注文された複数のコンテンツの各ブロックデータを、最
    終的に各中継端末において、いずれのコンテンツデータ
    の配信も略同一時間で終了するように各ブロックデータ
    を間欠的に送信する手段を有し、 前記中継端末が、さらに、 コンテンツセンターから複数のコンテンツの各ブロック
    データを受信する手段と、受信した該ブロックデータの
    中からユーザの注文に応じたコンテンツのブロックデー
    タを識別して集積し、完全な注文コンテンツデータを再
    現する手段と、再現したコンテンツデータをユーザ携帯
    端末に送信する手段と、を有するコンテンツ配信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 中継端末を介してユーザ携帯端末にユー
    ザの注文に応じたコンテンツを配信するシステムに使用
    されるコンテンツセンターであり、 各コンテンツデータを複数のブロックデータに分割する
    手段と、 各ブロックデータに識別子を付す手段と、 最終的に各中継端末に対して、いずれのコンテンツデー
    タの送信も略同一時間で終了するように各ブロックデー
    タを間欠的に送信する手段と、を有するコンテンツセン
    ター。
  9. 【請求項9】 ユーザより受注可能なコンテンツデータ
    を配信コンテンツIDとともに配信するコンテンツセン
    ターから該コンテンツデータを受信し、ユーザ携帯端末
    に注文に応じたコンテンツを配信する中継端末であり、 ユーザよりコンテンツの注文を受け付ける手段と、 注文に応じた注文コンテンツIDを作成する手段と、 コンテンツセンターから複数のコンテンツの分割された
    ブロックデータを受信する手段と、 受信した該ブロックデータの中から対応ユーザの注文に
    応じたコンテンツのブロックデータを識別、集積し、注
    文したコンテンツデータを再現する手段と、 再現したコンテンツデータをユーザ携帯端末に送信する
    手段と、を有する中継端末。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の配信システムに使用
    するユーザ携帯端末であり、 全体の動作を制御する制御部と、 外部とのデータのやり取りを行うデータ転送インターフ
    ェースと、 データの書き込み/読み出しを行う記憶部と、 圧縮されたデータを伸長する伸長部と、 暗号化されたデータを復号化する復号化部と、 データを再生する再生部と、 電子マネーの受け取り/支払いを行う電子財布部と、 前記制御部、前記データ転送インターフェース、前記記
    憶部、前記伸長部、前記復号化部、前記再生部、前記電
    子財布部の間でデータを転送する内部バスとを備え、 前記データ転送インターフェースを介して、圧縮され、
    携帯端末IDまたは記憶媒体IDに基づいて暗号化され
    たコンテンツデータを受信し、 前記記憶部が、前記圧縮され暗号化されたコンテンツデ
    ータを記憶し、 前記電子財布部が、前記コンテンツデータに対する料金
    として電子マネーを支払うかまたは残額の書き換えを行
    うユーザ携帯端末。
  11. 【請求項11】 ユーザ携帯端末から中継端末へ携帯端
    末IDまたは記憶媒体IDが送信されるステップと、 前記中継端末から課金センターへ前記携帯端末IDまた
    は記憶媒体IDと共に、注文コンテンツIDと中継端末
    IDが送信されるステップと、 前記課金センターから前記中継端末を経由してあるい
    は、コンテンツセンターから前記中継端末を経由して前
    記ユーザ携帯端末へ前記注文コンテンツIDに対応する
    課金情報が送信されるステップと、 前記ユーザ携帯端末から前記中継端末を経由して前記課
    金センターへ前記課金情報に対応する電子マネー情報が
    送信されるステップと、 前記中継端末から前記コンテンツセンターへ前記注文コ
    ンテンツIDに対応するコンテンツデータの送信要求信
    号が送信されるステップと、 前記コンテンツセンターから複数の注文に応じた複数の
    コンテンツデータをそれぞれブロックデータに分割し、
    各ブロックデータに識別子およびフラグをつけるステッ
    プと、 最終的に各中継端末に対して、いずれのコンテンツデー
    タの送信も略同一時間で終了するように各ブロックデー
    タを間欠的に送信するステップと、 前記各中継端末において、受信した該ブロックデータの
    中からユーザの注文に応じたコンテンツのブロックデー
    タを識別して集積し、注文のコンテンツデータを再現す
    るステップと、 再現したコンテンツデータをユーザ携帯端末もしくはユ
    ーザ携帯端末に着脱可能な記憶媒体に送信するステップ
    と、を有するコンテンツ配信方法。
  12. 【請求項12】 コンテンツデータの供給源であるコン
    テンツセンターから中継端末を介してユーザの注文に応
    じたコンテンツデータを配信する方法において、 コンテンツセンターがユーザ携帯端末からの過去の注文
    実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデータ、及
    びコンテンツセンターがユーザ携帯端末の過去の注文実
    積に基づき選択したコンテンツデータのうち少なくとも
    一方のコンテンツデータを中継端末に供給し、前記中継
    端末が供給されたコンテンツデータを蓄積するステップ
    と、 前記中継端末において、ユーザの注文を受け付け、前記
    蓄積したコンテンツデータの中から注文に応じたコンテ
    ンツデータを選択して注文主であるユーザのユーザ携帯
    端末にそのコンテンツデータを送信するステップと、を
    有するコンテンツ配信方法。
  13. 【請求項13】 コンテンツデータの供給源であるコン
    テンツセンターから中継端末を介してユーザの注文に応
    じたコンテンツデータを配信する方法において、 コンテンツセンターがユーザ携帯端末からの過去の注文
    実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデータ、及
    びコンテンツセンターがユーザ携帯端末からの過去の注
    文実積に基づき選択したコンテンツデータの内の少なく
    とも一方のコンテンツデータを中継端末に供給し、前記
    中継端末が供給されたコンテンツデータを蓄積するステ
    ップと、 前記中継端末において、ユーザの注文を受け付け、蓄積
    されているコンテンツデータの中から注文に応じたコン
    テンツデータを選択して注文主であるユーザのユーザ携
    帯端末にそのコンテンツデータを送信するステップと、 前記中継端末が、前記蓄積されているコンテンツデータ
    のうちの少なくとも一部を、所定時間毎に、前記コンテ
    ンツセンターから供給される前記蓄積されているコンテ
    ンツデータとは異なる新たなコンテンツデータと書き換
    える、または、所定時間毎に、前記コンテンツセンター
    から供給される前記蓄積されているコンテンツデータと
    は異なる新たなコンテンツデータを前記蓄積されている
    コンテンツデータに加えて蓄積するステップと、 を有するコンテンツ配信方法。
  14. 【請求項14】 コンテンツデータの供給源であるコン
    テンツセンターから中継端末を介してユーザに注文に応
    じたコンテンツデータを配信する方法において、 コンテンツセンターがユーザ携帯端末からの過去の注文
    実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデータ、及
    びコンテンツセンターがユーザ携帯端末からの過去の注
    文実積に基づき選択したコンテンツデータの内の少なく
    とも一方のコンテンツデータを中継端末に供給し、前記
    中継端末が供給されたコンテンツデータを蓄積するステ
    ップと、 1以上のユーザ携帯端末が前記中継端末に接続され、各
    ユーザがコンテンツを注文するステップと、 前記中継端末が、前記蓄積したコンテンツデータの中か
    ら前記注文に応じた1以上のコンテンツデータを選択
    し、その選択したコンテンツデータをそれぞれブロック
    データに分割し、各ブロックデータに識別子をつけるス
    テップと、 前記中継端末が前記ユーザ携帯端末に対して、いずれの
    コンテンツデータの送信も略同一時間で終了するように
    各ブロックデータを間欠的に送信するステップと、 前記ユーザ携帯端末において、受信したブロックデータ
    の中から注文したコンテンツのブロックデータを識別し
    て記録するステップと、を有するコンテンツ配信方法。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載のコンテンツ配信方
    法に使用する中継端末であり、 ユーザから直接またはユーザ携帯端末を介してコンテン
    ツの注文を受け付ける手段と、 コンテンツセンターより供給されたコンテンツデータを
    蓄積する手段と、 蓄積したコンテンツデータからユーザの注文に応じたコ
    ンテンツデータを選択する手段と、 選択された該コンテンツデータを注文主であるユーザの
    ユーザ携帯端末に送信する手段とを有する中継端末。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載のコンテンツ配信方
    法に使用する中継端末であり、 ユーザからのコンテンツの注文を受け付ける手段と、 コンテンツセンターより供給されたコンテンツデータを
    蓄積する手段と、 蓄積したコンテンツデータからユーザの注文に応じたコ
    ンテンツデータを選択する手段と、 選択された該コンテンツデータを注文主であるユーザの
    ユーザ携帯端末に送信する手段とを有し、 前記蓄積する手段は、 前記コンテンツセンターから新たに供給されるコンテン
    ツデータによりすでに蓄積されているコンテンツデータ
    の少なくとも一部を書き換える、または前記コンテンツ
    センターから新たに供給されるコンテンツデータをすで
    に蓄積されているコンテンツデータに加えて蓄積するこ
    とが可能な中継端末。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載のコンテンツ配信方
    法に使用する中継端末であり、 複数のユーザ携帯端末を接続する手段と、 1または複数のユーザからコンテンツの注文を受け付け
    る手段と、 コンテンツセンターより供給されたコンテンツデータを
    蓄積する手段と、 蓄積したコンテンツデータから前記1または複数のユー
    ザからの注文に応じたコンテンツデータを選択する手段
    と、 選択された該コンテンツデータをブロックデータに分割
    し、各ブロックデータに識別子をつけ、前記各ユーザ携
    帯端末に対して、いずれのコンテンツデータの送信も略
    同一時間で終了するように各ブロックデータを間欠的に
    送信する手段と、を有する中継端末。
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