JPH1049583A - 暗号化送信システム - Google Patents

暗号化送信システム

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JPH1049583A
JPH1049583A JP20582196A JP20582196A JPH1049583A JP H1049583 A JPH1049583 A JP H1049583A JP 20582196 A JP20582196 A JP 20582196A JP 20582196 A JP20582196 A JP 20582196A JP H1049583 A JPH1049583 A JP H1049583A
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transmitting
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JP20582196A
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Ryuichiro Kai
龍一郎 甲斐
Shinichi Nakanabayashi
信一 中名林
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最新の市場動向や消費者の指向に応じて、不正
利用を防ぎつつ、的確、速やか、かつ低コストでデジタ
ルタイトルを配信する。 【解決手段】相対的に小容量のデータサーバである第2
のタイトル蓄積手段35を備えた複数の端末装置3を分
散配置し、巨大なデータサーバである第1のタイトル蓄
積手段11を備えた中央管理装置1から各端末装置3に
対して、衛星回線を用いてデジタルタイトルを暗号化し
て一斉、同報的に配信する。暗号化されたデジタルタイ
トルを復号化する際の復号鍵は、地上デジタル網7を介
して中央管理装置1から各端末装置3に配布する。消費
者は端末装置3において取外し可能な記録媒体9に記録
することにより、デジタルタイトルを購入する。さら
に、地上デジタル網7を介してマーケティング情報を中
央管理装置1と端末装置3との間で随時送受し、配信す
るデジタルタイトルの選択に役立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルタイトル
を配信するシステムに関し、特に、多数の店舗などに分
散配置された端末装置に対して衛星回線を介してデジタ
ルタイトルを暗号化して配信し、各端末装置で消費者が
所望のデジタルタイトルを入手できるようにした暗号化
送信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、流通や配布の対象となる情報のデ
ジタル化が進行している。例えば、音楽データの流通媒
体は従来のアナログ式のLPレコードからコンパクトデ
ィスク(CD)に切り替わったし、映像データのデジタ
ル化された流通媒体として、デジタルビデオディスク
(DVD)の実用化が目前に控えている。従来は紙に印
刷されていた書籍についてもCD−ROMでの流通が始
まっている。家庭用コンピュータゲームマシンのゲーム
ソフトウェアや、パーソナルコンピュータのアプリケー
ションソフトは、初めからデジタルデータで流通してい
る。いわゆるマルチメディアデータは、デジタル形式の
データであることを前提としている。また、オンライン
データベースサービスなどでは、デジタルネットワーク
を介して個別に情報を配信することも行われている。
【0003】以下、デジタル形式であって流通や配布の
対象となるデータのことをまとめてデジタルタイトルと
いう。デジタルタイトルはデジタルコンテンツとも呼ば
れ、デジタルデータであることを除けば、その内容が何
であるかを問わない。音楽データ、映像(動画像)デー
タ、静止画データ、文献データ、ゲームのプログラム、
データベースのデータ、アプリケーションソフトウェア
などはデジタルデータであればすべてデジタルタイトル
に該当する。オリジナルのデータ形式がアナログであっ
てもデジタル化されていればデジタルタイトルである。
例えば、音楽演奏をアナログ録音したものも、コンパク
トディスクとして配布されるのであれば、デジタルタイ
トルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、音楽データや映
像データ、ゲームタイトルあるいはこれらが複合したマ
ルチメディアのデジタルタイトルなどを販売する場合、
情報としての鮮度が重要視されることが多いので、新作
のタイトルをできるだけ速く消費者に届ける必要があ
る。しかしながら、デジタルタイトルをCDやDVD、
CD−ROMなどの媒体に格納して流通させる場合に
は、CDなどの媒体の作成と末端への流通にはそれなり
の時間がかかり、速やかにタイトルを届けるという面で
問題がある。また、CDなどの媒体は大量生産を前提と
したものであって、少数だが確実に需要が見込めるも
の、あるいは、少数だが持続的に売れて長期間にはかな
りの量が売れるものの場合には、製造コストや在庫コス
トの面で不利になる。
【0005】1箇所のセンタにデジタルタイトルを蓄積
し既存の公衆用電気通信回線網を用いて消費者に個別に
配信することも考えられるが、デジタルタイトル1件あ
たりのデータ量が典型的には数百Mバイトから数Gバイ
トと膨大であるので、通信時間や通信コストを考えると
現実的でなく、また、全国に散在する多数の消費者から
のアクセスが重なった場合には、情報量が膨大であるこ
ともかかわって、能力的に網が耐えられなくなる。
【0006】そこで、デジタルタイトルを通信衛星など
による衛星回線を介して同報配信することが考えられ
る。この場合、地上の公衆用電気通信回線網と違って衛
星からの電波は誰でも受信することが可能なので、デジ
タルタイトルの不正取得の防止や円滑な課金処理を行う
ためには、暗号化を行うことが前提となる。その場合、
暗号化されたデジタルタイトルを正当な利用者が復号化
するための復号鍵の配布方法が課題となる。現行の衛星
放送などでは放送信号にスクランブル(暗号化の一種)
をかけ、受信側ではデコーダによってデスクランブル
(復号化)を行っているが、この方法ではスクランブル
のアルゴリズムが固定化されており、スクランブルのデ
コーダさえあれば、衛星電波の受信可能な地理的範囲内
でデコード・受信ができることになり、不正にデコーダ
を複製することによって不正受信されるおそれがある。
そこで衛星回線を使用する場合には、電波供給側から許
可を受けたもののみがスクランブルを解除でき、また暗
号化データの復号化を行うことができる仕組みが待ち望
まれている。また、多数への配信を行う場合、衛星回線
の双方向利用は期待できないので、衛星回線を介して利
用者側の情報をセンタで吸い上げることができず、デジ
タルタイトルの販売代金の回収や課金処理の問題で、解
決すべき問題が残っている。
【0007】ところで、音楽データや映像データ、ある
いはゲームソフトなどの販売を考えた場合、例えば、プ
ロモーションビデオの公開など、販売店店頭での消費者
に対する販売促進用の情報提示が果たす割合が大きい。
音楽データなどの場合であれば、売れ筋のタイトルの最
新の番付(ヒットチャート)や新作情報、今後リリース
されるであろうタイトルについての情報などが店頭で得
られるのであれば、消費者はこれらの番付や新作情報、
近刊情報を期待してその店舗に赴き、そしてこれらの情
報に触発されて購買行動を起こすことが予想される。一
方、デジタルタイトルの制作者、販売者には、現在の売
れ筋が何であるかや、プロモーションビデオなどに対し
て消費者がどのような反応を示したかをほぼリアルタイ
ムで、しかも地域ごとのデータとして取得したいという
要求がある。
【0008】本発明の目的は、不正利用を防ぎながらデ
ータ量の大きなデジタルタイトルを末端の消費者まで速
やかにかつ低い流通コストで提供でき、かつ、購買の参
考となる最新の情報を消費者に提示でき、消費者の購買
行動等の情報や売上情報等を速やかにフィードバックす
ることのできる暗号化送信システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の暗号化送
信システムは、中央管理装置より衛星回線を介して複数
の端末装置にデジタルタイトルを暗号化して配信する暗
号化送信システムにおいて、中央管理装置が、対をなす
暗号鍵及び復号鍵を生成する鍵作成手段と、地上回線を
介して復号鍵を端末装置に送信する鍵送信手段と、複数
のデジタルタイトルを蓄積する第1のタイトル蓄積手段
と、デジタルタイトルを暗号鍵を用いて暗号化し端末装
置に衛星回線を介して送信するタイトル暗号化送信手段
と、中央管理装置から各端末装置に送るべき下りのマー
ケティング情報を送信する第1のマーケティング情報送
信手段と、各端末装置からの上りのマーケティング情報
を受信する第1のマーケティング情報受信手段とを有
し、端末装置が、それぞれ、地上回線を介して復号鍵を
受信する鍵受信手段と、衛星回線を介して暗号化された
デジタルタイトルを受信し復号鍵を用いて復号化するタ
イトル復号化受信手段と、タイトル復号化受信手段で受
信され復号化されたデジタルタイトルを蓄積する第2の
タイトル蓄積手段と、下りのマーケティング情報を受信
する第2のマーケティング情報受信手段と、受信した下
りのマーケティング情報を利用者に対して提示する提示
手段と、利用者によって選択されたデジタルタイトルを
第2のタイトル蓄積手段から読み出して取外し可能な記
録媒体に記録する記録手段と、上りのマーケティング情
報を中央管理装置に送信する第2のマーケティング情報
送信手段とを有し、上りのマーケティング情報が、提示
手段及び/または記録手段に対して利用者がとった行動
に関する情報に基づいて生成される。
【0010】この暗号化送信システムでは、売上げ管理
や勘定処理も一括して行うために、中央管理装置に、売
上げに関する情報を各端末装置から受信して勘定情報と
して計算する勘定情報演算手段と、勘定情報を各端末装
置ごとに記憶する勘定情報記憶手段とを設け、各端末装
置に、記録手段によって記録媒体へのデジタルタイトル
の記録が行われた際に売上げに関する情報を作成する売
上データ作成手段と、売上データ作成手段で作成された
売上げに関する情報を勘定情報演算手段に送信する売上
データ送信手段とを設けるようにするとよい。各マーケ
ティング情報は地上回線を介して送信されるようにする
とよく、また、タイトル暗号化送信手段によって送信さ
れるデジタルタイトルが、上りのマーケティング情報に
基づいて選択されるようにするとよい。上りのマーケテ
ィング情報には、当該上りのマーケティング情報を発信
した端末装置が位置する地域を表わすデータが含まれて
いるようにしたり、利用者が提示手段を利用した回数及
び利用した時間に関するデータが含まれるようにしたり
するとよい。
【0011】本発明の第2の暗号化送信システムは、中
央管理装置より衛星回線を介して複数の端末装置にデジ
タルタイトルを暗号化して配信する暗号化送信システム
において、中央管理装置が、対をなす暗号鍵及び復号鍵
を生成する鍵作成手段と、地上回線を介して復号鍵を端
末装置に送信する鍵送信手段と、複数のデジタルタイト
ルを蓄積する第1のタイトル蓄積手段と、デジタルタイ
トルを暗号鍵を用いて暗号化し端末装置に衛星回線を介
して送信するタイトル暗号化送信手段と、売上げに関す
る情報を地上回線を介して各端末装置から受信して勘定
情報として計算する勘定情報演算手段と、勘定情報を各
端末装置ごとに記憶する勘定情報記憶手段とを有し、端
末装置が、それぞれ、地上回線を介して復号鍵を受信す
る鍵受信手段と、衛星回線を介して暗号化されたデジタ
ルタイトルを受信し復号鍵を用いて復号化するタイトル
復号化受信手段と、タイトル復号化受信手段で受信され
復号化されたデジタルタイトルを蓄積する第2のタイト
ル蓄積手段と、利用者によって選択されたデジタルタイ
トルを第2のタイトル蓄積手段から読み出して取外し可
能な記録媒体に記録する記録手段と、記録手段によって
記録媒体へのデジタルタイトルの記録が行われた際に売
上げに関する情報を作成する売上データ作成手段と、売
上データ作成手段で作成された売上げに関する情報を地
上回線を介して勘定情報演算手段に送信する売上データ
送信手段とを有する。
【0012】この暗号化送信システムでは、タイトル暗
号化送信手段によって送信されるデジタルタイトルが、
勘定情報記憶手段に記憶された勘定情報に基づいて選択
されるようにするとよい。
【0013】一般にデジタルデータを暗号化して伝送す
る場合には、1対の暗号鍵と復号鍵を使用し、送信側で
は暗号鍵を用いてデジタルデータを暗号化し、暗号化さ
れたデジタルデータは受信側で復号鍵を用いて復号化さ
れる。暗号化/復号化のアルゴリズムによっては、暗号
鍵と復号鍵は同一でもよい。暗号化通信を行う場合に
は、鍵(特に復号鍵)の配布方法が問題となるが、本発
明では、1対の暗号鍵と復号鍵とを中央管理装置側で生
成し、地上回線を介して個別の端末装置に復号鍵を配布
するように構成することにより、鍵の漏洩を防いでい
る。さらに、端末装置ごとに異なる鍵を配布できるの
で、例えば、地域ごとに異なる復号鍵を配布すれば、各
地域向け限定の配信も可能になる。
【0014】本発明における暗号化の範疇には、現行の
衛星放送などで行われてるスクランブルも含まれる。ス
クランブルの場合には、暗号鍵は、スクランブルを行う
ためのパラメータであり、復号鍵は、スクランブルを解
除するための情報である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の一
形態の暗号化送信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【0016】この暗号化送信システムは、センタ装置と
しての中央管理装置1と、広い地域(例えば全国)に散
らばった配置された複数の端末装置3とによって構成さ
れており、中央管理装置1から衛星回線を介して各端末
装置3にデジタルタイトルを暗号化して配信し各端末装
置3で復号化することによって各端末装置3において利
用者(消費者)にデジタルタイトルを販売し、さらに販
売促進用のデータなどのマーケティング情報を中央管理
装置1と各端末装置3との間で交換できるようになって
いる。デジタルタイトルの販売は、光磁気ディスク、相
変化型光ディスク、書き換え可能DVD、レコーダブル
コンパクトディスク(CD−R)、ミニディスク(M
D)、リムーバブルハードディスクなどの取外し可能な
記録媒体9に対して端末装置3によりデジタルタイトル
を記録することによって行われ、利用者はデジタルタイ
トルが記録された記録媒体9を自宅等に持ち帰って、購
入したデジタルタイトルを利用する。
【0017】中央管理装置1と各端末装置3とは、通信
衛星(CS)5を経由する回線(衛星回線)で接続され
るとともに、地上に敷設されたデジタル回線からなる地
上デジタル網7によっても接続されている。中央管理装
置1は、大量のデジタルタイトルを蓄積するものであっ
て、典型的には1箇所に設けられる。一方、端末装置3
は、中央管理装置1から配信されてきたいくつかのデジ
タルタイトルを蓄積するものであって、例えば、ビデオ
ソフトショップ、レコード店、ゲームセンタ、コンビニ
エンスストアなどに配置される。
【0018】衛星回線は、データ帯域幅が例えば1.5
Mビット/秒であって、デジタルタイトルを暗号化して
中央管理装置1から各端末装置3に同時一斉に、すなわ
ち放送に近い形態で配信するのに使用される。後述する
ように復号鍵を個別に端末装置3に配布することができ
るので、端末装置3に個別にデジタルタイトルを配信す
るのにも衛星回線を使用することができる。したがっ
て、中央管理装置1には衛星に対する送信設備が設けら
れ、各端末装置3には衛星からの電波を受信する受信設
備が設けられる。通信衛星5を利用したデジタルタイト
ルの配信は例えば夜間に行われるので、この配信以外の
時間帯には、通信衛星のチャネルを他の用途に使用する
ことができる。これに対し、地上デジタル網7は、暗号
化されたデジタルタイトルを復号化する際に使用する復
号鍵を各端末装置3に配布する際に使用されるととも
に、後述するマーケティング情報(売上げデータを含
む)を中央管理装置1と各端末装置3との間でやりとり
するのに使用される。なお、この地上デジタル網7は、
衛星回線のバックアップとして使用してもよく、特定の
端末装置3に対して特定のデジタルタイトルを個別に配
信するのに使用してもよい。地上デジタル網としては、
例えば、1回線分あたり64kビット/秒でデータを転
送するISDN(サービス総合デジタル網)が使用され
る。もちろん、専用線接続などを用いてもよい。
【0019】なおここでは復号鍵を送信するために地上
デジタル網7を用いることとしているが、本発明では、
地上アナログ回線を用いて復号鍵を送信することもでき
る。復号鍵の配布やマーケティング情報の送信に地上ア
ナログ回線を用いることによって、デジタル回線を用い
る場合に比べて送信時間が余計にかかることがあるもの
の、地上アナログ網が全国津々浦々にまで敷設されてい
ることから、任意の場所に端末装置3を設けることが可
能になる。
【0020】結局、この暗号化送信システムでは、デー
タ量が大きくかつ一方向送信となるデジタルタイトルの
データそのものは暗号化して衛星回線で送り、データ量
が小さくある程度のリアルタイム性が要求されるマーケ
ティング情報などは、地上デジタル網7で送信すること
を原則とする。特に、端末装置3に配布する復号鍵は、
ポイント・ツー・ポイント接続が可能で秘匿性に優れた
地上デジタル網7で送信する。以下、データや情報の流
れる方向として、中央管理装置1から各端末装置3に向
う方向を下りといい、各端末装置3から中央管理装置1
に向う方向を上りという。
【0021】まず、中央管理装置1の構成について説明
する。中央管理装置1において、大量のデジタルデータ
は、巨大なサーバである第1のタイトル蓄積手段11に
蓄積されている。中央管理装置1は、暗号鍵及び復号鍵
の集中管理も実行するものでもあり、対をなす暗号鍵及
び復号鍵を生成する鍵作成手段22と、地上デジタル網
7を介して端末装置3側に復号鍵を配布するための鍵送
信手段23を備えている。暗号鍵及び復号鍵はデジタル
タイトルごとに異ならせてもよく、また、復号鍵は、全
ての端末装置3に配布しても、地域などで指定される特
定の端末装置3のみに配布するようにしてもよい。第1
のタイトル蓄積手段11に格納されたデジタルタイトル
の中から端末装置3側に配信すべきものを取り出し、鍵
作成手段22で作成した暗号鍵を使用してそのデジタル
タイトルを暗号化し端末装置3に送信するためのタイト
ル暗号化送信手段12が設けられており、タイトル暗号
化送信手段12と衛星回線とは、通信衛星5に向けた送
信設備である衛星送信部14を介して接続している。
【0022】さらに中央管理装置1には、中央管理装置
1から各端末装置3側に送られる下りのマーケティング
情報を送信するための第1のマーケティング情報送信手
段16と、各端末装置3側からこの中央管理装置1に送
られてきた上りのマーケティング情報を受信する第1の
マーケティング情報受信手段17と、受信した上りのマ
ーケティング情報を格納するマーケティング情報格納手
段18と、各端末装置3から送られてきた売上げデータ
を受信して勘定情報として計算する勘定情報演算手段1
9と、計算された勘定情報を端末装置3ごとに計算され
たデータとして格納する勘定情報記憶手段20と、全体
の制御を行う制御部21とが設けられている。これらの
うち、第1のマーケティング情報送信手段16、第1の
マーケティング情報受信手段17及び勘定情報演算手段
19は、いずれも地上デジタル網7とのインタフェース
となる地上回線接続部15を介して地上デジタル網7に
接続している。上述した鍵送信手段23も、地上回線接
続部15を介して地上デジタル網7に接続している。
【0023】次に、各端末装置3の構成について説明す
る。端末装置3は、通信衛星5に対する受信設備である
衛星受信部32と、地上デジタル網7とのインタフェー
スとなる地上回線接続部33とを有し、これらによって
衛星回線及び地上デジタル網7とそれぞれ接続してい
る。また、端末装置3には、中央管理装置1から地上デ
ジタル網7を介して送られてきた復号鍵を受信する鍵受
信手段43と、衛星回線を介して送られてきたデジタル
タイトルを受信し、鍵受信手段43で受信した復号鍵を
用いて受信したデジタルタイトルを復号化するタイトル
復号化受信手段34と、受信して復号化されたデジタル
タイトルを蓄積する第2のタイトル蓄積手段35と、中
央管理装置から送信されてきた下りのマーケティング情
報を受信する第2のマーケティング情報受信手段36
と、受信した下りのマーケティング情報や第2のタイト
ル蓄積手段35中に蓄積されているデジタルタイトルの
一部を利用者に対して提示する提示手段37と、利用者
によって選択されたデジタルタイトルを第2のタイトル
蓄積手段35から読み出して取外し可能な記録媒体9に
記録する記録手段38と、この端末装置3から中央管理
装置1に送られる上りのマーケティング情報を作成して
送信する第2のマーケティング情報送信手段39とが設
けられている。
【0024】第2のタイトル蓄積手段35は、中央管理
装置1内の第1のタイトル蓄積手段11に比べては容量
が小さなサーバ装置であり、第1のタイトル蓄積手段1
1に蓄積されている大量のデジタルタイトルのうちの利
用頻度の高いタイトルを蓄積するためのものである。な
お、タイトル復号化受信手段34で正しく復号化されな
かったデジタルタイトルは、第2のタイトル蓄積手段3
5には蓄積されないようになっている。
【0025】提示手段37は、例えば、ディスプレイ、
スピーカ、入力パッドなどからなり、売れ筋情報(ヒッ
トチャートや新作情報)や近刊情報、デジタルタイトル
のカタログデータなどを含む下りのマーケティング情報
をディスプレイに表示し、また、販売促進のためのプレ
ビューデータを利用者に提示する。プレビューデータ
は、例えば、デジタルタイトルのさわりの部分のデータ
やプロモーションビデオであり、下りのマーケティング
情報としてデジタルタイトルとは別に各端末装置3に配
信してもよいし、デジタルタイトルと抱き合わせて配信
し第2のタイトル蓄積手段35の中に蓄積しておくよう
にしてもよい。あるいは、デジタルタイトルそのものを
プレビューデータとして利用者に提示するようにしても
よい。提示手段37の入力パッドは、提示すべき情報の
選択、例えばプレビュー対象の選択を行ったりするため
に使用されるだけでなく、例えば、利用者に対する店頭
アンケートなどを行う場合の入力手段としても使用で
き、また、記録手段38で購入対象のデジタルタイトル
を選択する際の入力手段と共用することができる。
【0026】第2のマーケティング情報送信手段39で
作成される上りのマーケティング情報は、提示手段37
に対して利用者が行った行動に関する情報や、記録手段
38によってどのデジタルタイトルが売れたか(記録媒
体9に記録が行われたか)に関する情報を含んでいる。
例えば、利用者が提示手段37によってどのタイトルの
プレビューデータをどれくらいの時間見ていたか、延べ
何人の利用者が見たかの情報(そのプレビューデータに
対する利用者の支持の度合を表わす情報と考えられる)
であり、これらの情報を上りのマーケティング情報とし
て中央管理装置1に吸い上げることによって、事業展開
や新規のデジタルタイトル作成にとって極めて有効な情
報をほぼリアルタイムで取得することが可能になる。
【0027】さらに、端末装置3には、記録手段38に
よって記録媒体9へのデジタルタイトルの記録(すなわ
ちデジタルタイトルの販売)が行われた際に売上げに関
する情報(売上げデータ)を作成する売上データ作成手
段40と、売上データを中央管理装置1の勘定情報演算
手段19に送信する売上データ送信手段41と、端末装
置3全体の制御を行う制御部42とを備えている。な
お、第2のマーケティング情報受信手段36、第2のマ
ーケティング情報送信手段39及び売上データ送信手段
41は、地上回線接続部33を介して地上デジタル網7
に接続されている。また、デジタルタイトルの売上げが
発生した際に、売上げが発生したことが上りのマーケテ
ィング情報に反映するとともに売上げデータが生成する
のは、企業の業務管理システムでは一般にいわゆる情報
系のデータと勘定系のデータとを分けて扱っているから
である。
【0028】売上げに対する利用者への課金方法として
は、プリペイドカードを用いて各端末装置3で個別に処
理する方法、クレジットカードを用いる方法、端末装置
3が接地された店舗で現金を収受する方法、あるいは会
員制のシステムとして予め利用者が預託した金額から販
売価格相当分を控除する方法などがある。端末装置3側
で利用者に対する課金処理が完結する場合であっても、
中央管理装置1側で端末装置3ごとの売上げ管理を行う
必要があると考えられるから、売上げデータを中央管理
装置1側に送信するような構成とすることが好ましい。
【0029】次に、図2を用いてこの暗号化送信システ
ムの動作を説明する。図2は、端末装置3側での処理を
示すフローチャートである。
【0030】各端末装置3の第2のタイトル蓄積手段3
5には、予め、衛星回線を介して中央管理装置1から一
斉に配信することによって、一定数のデジタルタイトル
を蓄積しておく。利用者は端末装置3に対するアクセス
を開始すると、まず、提示手段37でのプレビューを行
うかそれともデジタルタイトルの購入を行うかを選択す
る(ステップ101)。購入の場合には、再確認の意味
も含めてタイトルを選択するかを利用者に問い合わせ
(ステップ102)、選択しないと答えた場合にはステ
ップ101に戻り、選択すると答えた場合には、ステッ
プ103に移行する。ステップ103では利用者によっ
て購入するタイトルの選択が行われ、その後、記録手段
38によって記録媒体9にデジタルタイトルが記録され
る(ステップ104)。もし、利用者が選択したタイト
ルが第2のタイトル蓄積手段35に蓄積されていないも
のであれば、図2のフローチャートには示していない
が、利用者にそのデジタルタイトルが今すぐ欲しいかど
うかを問い合わせ、今すぐ欲しいと答えた場合には、そ
の時点で衛星回線あるいは地上デジタル網7を経由して
そのデジタルタイトルを中央管理装置1の第1のタイト
ル蓄積手段11から受信し、記録媒体への記録を行う。
今すぐでなくてもよいと答えた場合には、夜間などに衛
星回線を経由して中央管理装置1側からそのデジタルタ
イトルを転送することにして、利用者には、翌日以降に
再び来店するように依頼する。
【0031】ステップ104における記録媒体9への記
録が終了したら、記録媒体9に正しく記録がなされてい
るかどうかのチェック(ベリファイ)を行う(ステップ
105)。そして、利用者に対する課金処理を行い、売
上げデータの蓄積/送信を行う(ステップ106)。売
上げの都度リアルタイムで売上げデータを中央管理装置
1に送信するか、定期的に例えば1日分の売上データを
集計して1日1回送信するかは任意に設定できるもので
あり、リアルタイムで送信しない場合にはステップ10
6では売上げデータの蓄積を行う。また、売上データの
作成と同時に、そのデジタルタイトルが売れたことにつ
いての上りのマーケティング情報を作成する。リアルタ
イムで上りのマーケット情報を送信することになってい
れば、作成した上りのマーケット情報も送信する。な
お、中央管理装置1側では端末装置3ごとに売上げを管
理するので、売上データには端末装置3のコード(実際
には設置場所の店のコード)を含ませる必要があり、ま
た、地域ごとの売上げを把握するために、その端末装置
3が設置されている地域を表わすコードを売上データに
付加しておくとよい。
【0032】ステップ106での処理が終われば、端末
装置3への利用者のアクセスに関する処理を全て終了す
る。
【0033】一方、ステップ101でプレビューが選択
された場合には、上述のステップ102の場合と同様
に、利用者に対してタイトルの選択を行うかを問い合わ
せ(ステップ107)、選択しないと答えた場合にはス
テップ101に戻り、選択すると答えた場合にはステッ
プ108に移行する。ステップ108では、利用者によ
ってプレビュー対象が選択され、提示手段37によるプ
レビューが行われる。ここでのプレビュー対象として
は、プロモーションビデオのデータなどのほか、下りの
マーケティング情報として送信されてきたヒットチャー
トなどの情報も含まれる。
【0034】ステップ108でのプレビュー対象の選択
が終わると、提示手段37によってプレビューの提示
(プレゼンテーション)が開始する。その際、利用者が
何をどの位の時間にわたってプレビューしていたかを上
りのマーケティング情報とするために、プレビュー時間
の積算を行う(ステップ109)。利用者によるあるプ
レビュー対象のプレビューが終わったら、利用者に対
し、他のタイトルをプレビュー対象とするかどうかを問
い合わせる(ステップ110)。別のタイトルをプレビ
ュー対象にすると答えた場合にはステップ108に戻
り、そうでない場合には、利用者によるプレビューの履
歴の情報に基づき、上りのマーケティング情報を作成
し、このマーケティング情報を蓄積/送信する(ステッ
プ111)。リアルタイムでマーケティング情報を送信
することになっていれば、作成とともに送信し、そうで
なければ、蓄積しておいて予め定められたタイミングで
この上りのマーケティング情報を中央管理装置1側に送
信する。蓄積しておく場合には、何人の利用者がそのタ
イトルをプレビューしたかの情報も、上りのマーケティ
ング情報に含まれるようにする。
【0035】上りのマーケティング情報の作成後、利用
者に対してデジタルタイトルを購入するかどうかを問い
合わせ、購入すると答えた場合にはステップ103に移
行し、そうでない場合には処理を終了する。
【0036】次に、中央処理装置1側での処理を説明す
る。中央処理装置1の処理は、大きく分けると、各端末
装置3への暗号化されたデジタルタイトルの配信、各端
末装置3への復号鍵の配布と管理、各端末装置3への下
りのマーケティング情報の送信、各端末装置3からの上
りのマーケティング情報の吸い上げ、及び勘定情報の計
算と管理である。中央管理装置1の第1のタイトル蓄積
手段11の容量に比べ各端末装置3側の第2のタイトル
蓄積手段35の容量は小さいから、第2のタイトル蓄積
手段35に蓄積するデジタルタイトルを何にするかを検
討しなければならない。本実施の形態の暗号化送信シス
テムでは、プレビューデータに対する利用者の反応や支
持状況やデジタルタイトルの売上げ状態を上りのマーケ
ティング情報(あるいは売上げデータ)としてほぼリア
ルタイムで取得することができる。そこで、上りのマー
ケティング情報を解析し、その解析結果に基づいて、第
2のタイトル蓄積手段35に蓄積するデジタルタイトル
を決定すればよい。この種のマーケティング情報を解析
する手法はほぼ確立されているので、上りのマーケティ
ング情報の解析と端末装置3側に配信するデジタルタイ
トルの決定とは自動的に実行することが可能である。こ
のように決定されたデジタルタイトルは、例えば夜間
に、衛星回線を用いて各端末装置3に一斉同報的に配信
する。また、上りのマーケティング情報の解析結果に基
づき、例えば1日ごとに、新たなデジタルタイトルを衛
星回線を介して配信することにより、各端末装置3の第
2のタイトル蓄積手段35に蓄積しているデジタルタイ
トルの一部を入れ替えるようにすることが好ましい。そ
して、地域ごとに各端末装置3に配布する復号鍵を異な
らせることにより、あるいは、配信するデジタルタイト
ルのデータに地域コードを付加し各端末装置3側でこの
地域コードを判別することにより、地域ごとに異なるデ
ジタルタイトルが第2のタイトル蓄積手段35に蓄積さ
れるようにすることも可能である。地域ごとに復号鍵を
異ならせた場合、デジタルタイトルの暗号化は特定の暗
号鍵で行われるので、その暗号鍵に対応する復号鍵が配
布された端末装置のみで復号化できることになり、結果
として、対象外の地域ではそのデジタルタイトルが第2
のタイトル蓄積手段35に蓄積されないことになる。
【0037】下りのマーケティング情報としては、売れ
筋情報や新作情報などが含まれるが、本実施の形態で
は、中央管理装置1は上りのマーケティング情報をほぼ
リアルタイムで取得できるので、最新の上りのマーケテ
ィング情報に基づいて、中央管理装置1から各端末装置
3に送信される下りのマーケティング情報の内容を変化
させることができる。例えば、下りのマーケティング情
報がヒットチャートであれば、「きのうのヒットチャー
ト」あるいは「現在のヒットチャート」を送信すること
が可能になり、各端末装置3でこうしたヒットチャート
を利用者に提示することにより、利用者の参加意識が高
められ、販売促進につながることが予想される。
【0038】次に、デジタルタイトルと上りのマーケテ
ィング情報のデータ構造について説明する。第1のタイ
トル蓄積手段11において、また、第2のタイトル蓄積
手段35において、デジタルタイトルは階層的なデータ
構造を有して蓄積される。図3はデジタルタイトルのデ
ータ構造を示す図である。
【0039】各デジタルタイトルには一意にタイトルコ
ードが付与されており、デジタルタイトルの名称とタイ
トルコードとの関係がタイトルインデックスデータ領域
52に記録される。そして、各タイトルの実際の内容デ
ータは、実タイトルデータ領域53に蓄積される。タイ
トルインデックスデータ領域52には、実タイトルデー
タ領域53での各タイトルの内容データの格納位置の情
報も格納される。さらに、実タイトルデータ領域53に
格納される各タイトルの内容データには、提示手段37
でのプレビュー用のデータであるマーケティングプレビ
ューデータ54が付随していてもよい。
【0040】図4は、上りのマーケティング情報のフォ
ーマットを示す図である。このマーケティング情報61
のヘッダ62には、そのマーケティング情報61を送信
した端末設備3に対する地域コードと店コードが含まれ
ており、どの地域にあるどの店からのものなのかが特定
できるようになっている。また、ヘッダ62に引き続い
てタイトルコード欄と情報部欄とが配置している。タイ
トルコードは、例えば、どのデジタルタイトルがプレビ
ューの対象となったのか、また、どのデジタルタイトル
が販売されたのかを上述のタイトルコードで特定するた
めのものである。デジタルタイトルが販売された場合に
は、情報部欄には、販売を示すコードが記される。一
方、プレビューの場合には、積算されたプレビュー時間
や何人の利用者がプレビューしたかの情報が含まれる。
また、タイトルについてアンケートを行った場合には、
そのアンケート結果を情報部欄に入れるようにする。
【0041】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本実施の形態の暗号化送信システムでは、サーバ
機能を有する端末装置を各地に分散配置し、中央管理装
置から各端末装置に対して衛星回線を用いてデジタルタ
イトルを暗号化して配信するので、各端末装置に遅滞な
くデジタルタイトルを配布できるとともに、端末装置側
では衛星への送信設備は不要で衛星からの受信設備だけ
でよいから通信コストを著しく低減でき、公衆網等を介
した場合に懸念される輻輳の問題を解決することができ
る。また、暗号化されたデジタルタイトルの復号化に使
用される復号鍵は、地上回線(例えば地上デジタル網)
を用いて個別に端末装置に配布するので、デジタルタイ
トルの不正受信、不正取得を防ぐことができるととも
に、地域ごとさらには端末装置ごとに細かくデジタルタ
イトルの配信管理を行うことができる。
【0042】さらに、マーケティング情報を端末装置と
中央管理装置との間で随時やり取りできるようにしてい
るので、利用者にとっても事業者(販売者)にとっても
最新のマーケティング情報が得られ、店舗という形態の
有する情報発信機能を最大限に高めることが可能にな
る。また、利用者の身近な場所に端末装置を配置するこ
とが可能なので、利用者にとって利用しやすいシステム
となる。また、このシステムでは、売上げデータもリア
ルタイムで取得可能なので、利用者に対する課金処理が
容易になり、さまざな代金支払い形態を採用することが
可能になる。利用者が選択したデジタルタイトルを各端
末装置で記録媒体に記録するので、コンパクトディスク
のような記録済み媒体にかかる製造コストや在庫コスト
をゼロにできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、最新の市
場動向や消費者の指向に応じて的確かつ速やかにデジタ
ルタイトルを配信でき、消費者にとっても事業者(販売
者)にとっても、それぞれ、自己が欲する情報をほぼリ
アルタイムで得られるようになるという効果がある。ま
た、衛星回線を用いて中央管理装置から各端末装置へ暗
号化してデジタルタイトルを配信し、復号鍵は地上回線
を介して各端末装置に配布することにより、デジタルタ
イトルの不正利用を防ぐことができ、きめ細かな配信管
理を行うことが可能になるとともに、通信コストを大幅
に低下させ、網への負荷を低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の暗号化送信システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】端末装置での処理を示すフローチャートであ
る。
【図3】デジタルタイトルのデータ構造を説明する図で
ある。
【図4】マーケティング情報のデータ構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 中央管理装置 3 端末装置 5 通信衛星 7 地上デジタル網 9 記録媒体 11 第1のタイトル蓄積手段 12 タイトル暗号化送信手段 14 衛星送信部 15,33 地上回線接続部 16 第1のマーケティング情報送信手段 17 第1のマーケティング情報受信手段 18 マーケティング情報格納手段 19 勘定情報演算手段 20 勘定情報記憶手段 21,42 制御部 22 鍵作成手段 23 鍵送信手段 32 衛星受信部 34 タイトル復号化受信手段 35 第2のタイトル蓄積手段 36 第2のマーケティング情報受信手段 37 提示手段 38 記録手段 39 第2のマーケティング情報送信手段 40 売上データ作成手段 41 売上データ送信手段 43 鍵受信手段 52 タイトルインデックスデータ領域 53 実タイトルデータ領域 54 マーケティングプレビューデータ 61 マーケティング情報 62 ヘッダ 101〜112 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/08 G06F 15/21 310Z H04N 7/173 H04B 7/15 Z H04L 9/00 601B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央管理装置より衛星回線を介して複数
    の端末装置にデジタルタイトルを暗号化して配信する暗
    号化送信システムにおいて、 前記中央管理装置が、対をなす暗号鍵及び復号鍵を生成
    する鍵作成手段と、地上回線を介して前記復号鍵を前記
    端末装置に送信する鍵送信手段と、複数の前記デジタル
    タイトルを蓄積する第1のタイトル蓄積手段と、前記デ
    ジタルタイトルを前記暗号鍵を用いて暗号化し前記端末
    装置に衛星回線を介して送信するタイトル暗号化送信手
    段と、前記中央管理装置から前記各端末装置に送るべき
    下りのマーケティング情報を送信する第1のマーケティ
    ング情報送信手段と、前記各端末装置からの上りのマー
    ケティング情報を受信する第1のマーケティング情報受
    信手段とを有し、 前記端末装置が、それぞれ、前記地上回線を介して前記
    復号鍵を受信する鍵受信手段と、前記衛星回線を介して
    暗号化された前記デジタルタイトルを受信し前記復号鍵
    を用いて復号化するタイトル復号化受信手段と、前記タ
    イトル復号化受信手段で受信され復号化されたデジタル
    タイトルを蓄積する第2のタイトル蓄積手段と、前記下
    りのマーケティング情報を受信する第2のマーケティン
    グ情報受信手段と、受信した前記下りのマーケティング
    情報を利用者に対して提示する提示手段と、前記利用者
    によって選択されたデジタルタイトルを前記第2のタイ
    トル蓄積手段から読み出して取外し可能な記録媒体に記
    録する記録手段と、前記上りのマーケティング情報を前
    記中央管理装置に送信する第2のマーケティング情報送
    信手段とを有し、 前記上りのマーケティング情報が、前記提示手段及び/
    または前記記録手段に対して前記利用者がとった行動に
    関する情報に基づいて生成されることを特徴とする暗号
    化送信システム。
  2. 【請求項2】 前記中央管理装置に、売上げに関する情
    報を前記各端末装置から受信して勘定情報として計算す
    る勘定情報演算手段と、前記勘定情報を前記各端末装置
    ごとに記憶する勘定情報記憶手段とを備え、前記各端末
    装置に、前記記録手段によって前記記録媒体への前記デ
    ジタルタイトルの記録が行われた際に前記売上げに関す
    る情報を作成する売上データ作成手段と、前記売上デー
    タ作成手段で作成された前記売上げに関する情報を前記
    勘定情報演算手段に送信する売上データ送信手段とを備
    える請求項1に記載の暗号化送信システム。
  3. 【請求項3】 前記中央管理装置では、前記第1のマー
    ケティング情報受信手段で受信した前記上りのマーケテ
    ィング情報に基づいて、前記タイトル暗号化送信手段に
    よって送信されるデジタルタイトルが選択される請求項
    1または2に記載の暗号化送信システム。
  4. 【請求項4】 前記上りのマーケティング情報及び前記
    下りのマーケティング情報が前記地上回線を介して伝送
    される請求項1乃至3いずれか1項に記載の暗号化送信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記上りのマーケティング情報には、当
    該上りのマーケティング情報を発信した前記端末装置が
    位置する地域を表わすデータが含まれている請求項1ま
    たは2に記載の暗号化送信システム。
  6. 【請求項6】 前記上りのマーケティング情報には、利
    用者が前記提示手段を利用した回数及び利用した時間に
    関するデータが含まれる請求項1または2に記載の暗号
    化送信システム。
  7. 【請求項7】 中央管理装置より衛星回線を介して複数
    の端末装置にデジタルタイトルを暗号化して配信する暗
    号化送信システムにおいて、 前記中央管理装置が、対をなす暗号鍵及び復号鍵を生成
    する鍵作成手段と、地上回線を介して前記復号鍵を前記
    端末装置に送信する鍵送信手段と、複数の前記デジタル
    タイトルを蓄積する第1のタイトル蓄積手段と、前記デ
    ジタルタイトルを前記暗号鍵を用いて暗号化し前記端末
    装置に衛星回線を介して送信するタイトル暗号化送信手
    段と、売上げに関する情報を地上回線を介して前記各端
    末装置から受信して勘定情報として計算する勘定情報演
    算手段と、前記勘定情報を前記各端末装置ごとに記憶す
    る勘定情報記憶手段とを有し、 前記端末装置が、それぞれ、前記地上回線を介して前記
    復号鍵を受信する鍵受信手段と、前記衛星回線を介して
    暗号化された前記デジタルタイトルを受信し前記復号鍵
    を用いて復号化するタイトル復号化受信手段と、前記タ
    イトル復号化受信手段で受信され復号化されたデジタル
    タイトルを蓄積する第2のタイトル蓄積手段と、前記利
    用者によって選択されたデジタルタイトルを前記第2の
    タイトル蓄積手段から読み出して取外し可能な記録媒体
    に記録する記録手段と、前記記録手段によって前記記録
    媒体への前記デジタルタイトルの記録が行われた際に前
    記売上げに関する情報を作成する売上データ作成手段
    と、前記売上データ作成手段で作成された前記売上げに
    関する情報を前記地上回線を介して前記勘定情報演算手
    段に送信する売上データ送信手段とを有することを特徴
    とする暗号化送信システム。
  8. 【請求項8】 前記中央管理装置では、前記勘定情報記
    憶手段に記憶された前記勘定情報に基づいて、前記タイ
    トル暗号化送信手段によって送信されるデジタルタイト
    ルが選択される請求項7に記載の暗号化送信システム。
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