JP2005302045A - コンテンツ配信システム及びテンツ配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価で安全なコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】 コンテンツセンターから中継端末に、受注可能な複数のコンテンツデータを配信コンテンツIDとともに一方向に順次送信するステップと、中継端末において複数のコンテンツデータと配信コンテンツIDを受信するステップと、中継端末においてユーザの注文を受け付け、コンテンツセンターより受信した前記複数のコンテンツデータの中から注文に応じたコンテンツデータを識別するステップと、前記識別されたコンテンツデータを前記ユーザ携帯端末もしくはユーザ携帯端末に着脱可能な記憶媒体に送信するステップとを有するコンテンツ配信方法を提供する。コンテンツセンター自体で、注文に応じたコンテンツデータの識別を行う必要がなくなるため、コンテンツセンターの設備を大幅に簡略化でき、配信コストを低減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、注文に応じた有料コンテンツをユーザに配信するデータ配信に関し、特に、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法等に関する。
従来、音楽データ等を通信回線を用いて配信するシステム(特開平7−147063、特開平9−146820)や通信衛星を用いて配信するシステム(特開平7−143081、特開平10−163991)が開示されている。
現在、音楽ユーザの好みは多様化しており、音楽の流行も短期間で著しく変化するが、前記システムは、コンテンツセンターに蓄積された膨大な数のコンテン
ツの中から好みの曲を選択できるため、利用できる曲数が極めて多く、音楽ユーザの好みの多様化や音楽の流行に迅速に対応できる。
上述する従来のデータ配信システム、データ配信方法及びデータ再生装置では、データ配信の度に少額の料金を低コストで回収することが容易ではなく、店頭にてデータを販売した場合、購入者の属性(年齢、性別等)を迅速正確に把握することが容易ではなかったため、本願出願人等はこれらの問題を解決するデータ配信システム等の開発を進めている。
また、インターネットに代表されるネットワークの普及により、店頭や自宅に居ながら世界中の音楽コンテンツに接することができるが、その音楽コンテンツを気軽に持ち歩く(携帯する)ためのネットワークに対応したユーザ携帯端末(オーディオ機器)の具体的な形態の検討を進めている。
一方、高速ネットワークの整備計画が進んでいるが、この高速ネットワークが整備されると、配信自体に係る時間は現在より大幅に短縮化され、大容量のコンテンツを短時間に配信できるようになる。こうなれば、コンテンツの配信形態もより多様化でき、配信時間の短縮化ばかりでなく、コンテンツ配信システム全体のコスト低減を可能にする新たなシステムの構築が必要になる。
また、これらのシステムの開発では、注文時間や配信時間を短縮し、より効率的な配信方法の検討が望まれている。特に店頭の販売店端末を介して注文コンテンツの配信を行う場合は、顧客の待ち時間の短縮、あるいは単なる待ち時間の短縮のみならず、コストと利便性の面から個々の顧客のニーズに答える多様なコンテンツの配信形態の提供が必要となる。
本発明は、上述の課題に鑑み、システム全体のコスト低減が可能であり、ユーザの利便性をより高めるコンテンツ配信システムと配信方法等の提供を目的とする。
本願発明は以下の1)〜9)に記載の手段よりなる。
1) コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンターから家庭用総合受信端末を介してユ−ザにコンテンツを配信するコンテンツ配信システムであって、
ユ−ザに供給可能な所定のコンテンツのコンテンツデ−タを配信コンテンツIDとともに定期的に順次前記家庭用総合受信端末に配信する前記コンテンツセンターと、
携帯端末IDまたは、記憶媒体IDと共に、リクエストするコンテンツ情報を前記家庭用総合受信端末へ伝送し、前記家庭用総合受信端末よりコンテンツデ−タを受信するユ−ザ携帯端末と、
ユ−ザからリクエストされたコンテンツ情報を受け付け、前記コンテンツセンターより受信したコンテンツデ−タの中から、ユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを識別して前記ユ−ザ携帯端末に伝送する家庭用総合受信端末と、前記携帯端末IDまたは記憶媒体IDと共に、前記配信コンテンツIDを前記家庭用総合受信端末から受け取る課金センタ−とを備えるコンテンツ配信システム。
2)請求項1に記載のコンテンツ配信システムに使用されるコンテンツセンターであり、ユ−ザに供給可能なコンテンツデ−タを配信コンテンツIDとともに前記家庭用総合受信端末に配信する手段を有するコンテンツセンター。
3)ユ−ザに供給可能なコンテンツデ−タを配信コンテンツIDとともに配信するコンテンツセンターから、該コンテンツデ−タを受信し、リクエストに応じたコンテンツをユ−ザ携帯端末に伝送する請求項1に記載の家庭用総合受信端末であり、ユ−ザからリクエストされたコンテンツ情報を受け付ける手段と、前記コンテンツセンターより受信したコンテンツデ−タの中から、ユーザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを識別する手段と、識別された該コンテンツデ−タを前記ユ−ザ携帯端末に伝送する手段と、を有する家庭用総合受信端末。
4)コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンターから家庭用総合受信端末を介してユ−ザにコンテンツを配信する方法において、前記コンテンツセンターから前記家庭用総合受信端末に、ユーザに供給可能な複数のコンテンツデ−タの全てを配信コンテンツIDとともに定期的に一方向に順次送信するステツプと、前記家庭用総合受信端末において、前記複数のコンテンツデ−タと配信コンテンツIDを受信するステツプと、前記家庭用総合受信端末において、ユ−ザからのリクエストを受け付け、前記コンテンツセンターより受信した前記複数のコンテンツデ−タの中からユーザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを識別するステツプと、前記識別されたコンテンツデ−タを前記家庭用総合受信端末から前記ユ−ザ携帯端末もしくは前記ユ−ザ携帯端末に着脱可能な記憶媒体に送信するステツプと、を有するコンテンツ配信方法。
5)コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンタ−から家庭用総合受信端末を介してユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを配信する方法において、コンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデ−タ、及びコンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末の過去のリクエスト実績に基づき選択したコンテンツデ−タのうち少なくとも一方のコンテンツデ−タを家庭用総合受信端末に供給し、前記家庭用総合受信端末が供給されたコンテンツデ−タを蓄積するステツプと、前記家庭用総合受信端末において、ユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付け、前記蓄積したコンテンツデ−タの中からリクエストに応じたコンテンツデ−タを選択してリクエスト主であるユ−ザのユ−ザ携帯端末にそのコンテンツデ−タを伝送するステツプと、を有するコンテンツ配信方法。
6)コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンタ−から家庭用総合受信端末を介してユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを配信する方法において、コンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデ−タ、及びコンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積に基づき選択したコンテンツデ−タの内の少なくとも一方のコンテンツデ−タを家庭用総合受信端末に供給し、前記家庭用総合受信端末が供給されたコンテンツデ−タを蓄積するステツプと、前記家庭用総合受信端末において、ユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付け、蓄積されているコンテンツデ−タの中からリクエストに応じたコンテンツデ−タを選択してリクエスト主であるユ−ザのユ−ザ携帯端末にそのコンテンツデ−タを伝送するステツプと、前記家庭用総合受信端末が、前記蓄積されているコンテンツデ−タのうちの少なくとも一部を、所定時間毎に、前記コンテンツセンタ−から供給される前記蓄積されているコンテンツデ−タとは異なる新たなコンテンツデ−タと書き換える、または、所定時間毎に、前記コンテンツセンタ−から供給される前記蓄積されているコンテンツデ−タとは異なる新たなコンテンツデ−タを前記蓄積されているコンテンツデ−タに加えて蓄積するステツプと、を有するコンテンツ配信方法。
7)コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンタ−から家庭用総合受信端末を介してユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを配信する方法において、コンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデ−タ、及びコンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積に基づき選択したコンテンツデ−タの内の少なくとも一方のコンテンツデ−タを家庭用総合受信端末に供給し、前記家庭用総合受信端末が供給されたコンテンツデ−タを蓄積するステツプと、1以上のユ−ザ携帯端末が前記家庭用総合受信端末に接続され、各ユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付けるステツプと、前記家庭用総合受信端末が、前記蓄積したコンテンツデ−タの中から前記リクエストに応じた1以上のコンテンツデ−タを選択し、その選択したコンテンツデ−タをそれぞれブロツクデ−タに分割し、各ブロツクデ−タに識別子をつけるステツプと、前記家庭用総合受信端末が前記ユ−ザ携帯端末に対して、いずれのコンテンツデ−タの送信も略同一時間で終了する時間間隔で各ブロツクデ−タを間欠的に伝送するステツプと、前記ユ−ザ携帯端末において、受信したブロツクデ−タの中からリクエストしたコンテンツのブロツクデ−タを識別して記録するステツプと、を有するコンテンツ配信方法。
8)請求項6に記載のコンテンツ配信方法に使用する家庭用総合受信端末であり、ユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付ける手段と、コンテンツセンタ−より供給されたコンテンツデ−タを蓄積する手段と、蓄積したコンテンツデ−タからユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを選択する手段と、選択された該コンテンツデ−タをリクエスト主であるユ−ザのユ−ザ携帯端末に伝送する手段とを有し、前記蓄積する手段は、前記コンテンツセンタ−から新たに供給されるコンテンツデ−タによりすでに蓄積されているコンテンツデ−タの少なくとも一部を書き換える、または前記コンテンツセンタ−から新たに供給されるコンテンツデ−タをすでに蓄積されているコンテンツデ−タに加えて蓄積することが可能な家庭用総合受信端末。
9)請求項7に記載のコンテンツ配信方法に使用する家庭用総合受信端末であり、複数のユ−ザ携帯端末を接続する手段と、1または複数のユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付ける手段と、コンテンツセンタ−より供給されたコンテンツデ−タを蓄積する手段と、蓄積したコンテンツデ−タから前記1または複数のユ−ザからのリクエストに応じたコンテンツデ−タを選択する手段と、選択された該コンテンツデ−タをブロツクデ−タに分割し、各ブロツクデ−タに識別子をつけ、前記各ユ−ザ携帯端末に対して、いずれのコンテンツデ−タの送信も略同一時間で終了する時間間隔で各ブロツクデ−タを間欠的に伝送する手段と、を有する家庭用総合受信端末中継端末。
上述するように、本発明によれば、ユーザからの受注の有無にかかわらず予めコンテンツセンターから中継端末へ受注可能な複数のコンテンツデータを一方的に送信し、中継端末においてユーザのリクエストに応じたコンテンツデータを識別して、ユーザ携帯端末に送信するため、コンテンツセンターからのデータ送信形態をより単純化し、配信コストを低減することができる。また、この送信形態では配信内容のメンテナンスも容易となる。また、この配信システムおよび配信方法においては、リクエストに応じたコンテンツデータのみを中継端末内に記憶させることで、各中継端末へのユーザによるリクエスト入力行為と、コンテンツデータの受信行為を分離し、それぞれを短時間で済ませ、ユーザの利便性をより高めることもできる。
本願発明のコンテンツ配信は、コンテンツ配信は、ユーザからの受注の有無にかかわらず、配信可能なコンテンツの全てを順に配信するものであるから、一種の放送に類似した配信形態をとることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明をする。
(第1実施形態)
以下、図1〜図13を参照し、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態の主な特徴は、コンテンツセンターから販売店設置端末を介してユーザ携帯端末に注文に応じたコンテンツを有料で配信するシステムおよび方法において、より簡易な配信システムおよび方法を提供するものである。即ち、コンテンツセンターから販売店端末へのコンテンツデータの配信は、ユーザの注文の有無にかかわらず、注文可能な大量のコンテンツを一方的に順次販売店端末に配信し、販売店端末において配信されてきたコンテンツの中からユーザの注文に応じたコンテンツを識別し、ユーザ携帯端末に送信する。
この配信システムおよび方法によれば、ユーザの個々の注文情報をコンテンツセンターに送信し、これに応じてコンテンツセンターで注文に応じたコンテンツを識別し、これを配信する場合に較べ、コンテンツセンターのシステムを大幅に簡略化できる。
以下、図面を参照しながら、第1実施形態についてより詳細な説明を行う。図1は、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。システムは、ユーザ携帯端末10、販売店設置端末11、課金センター12、コンテンツセンター13、通信回線14及び通信衛星15により構成される。
各ユーザ携帯端末10は、それぞれ固有のID(識別コード)を有する。ユーザ携帯端末10と販売店設置端末11との間のデータ転送は、IEEE1394相当の高速インターフェースにより行う。
各販売店設置端末11も、それぞれ固有のIDを有する。販売店設置端末11と、課金センター12と、コンテンツセンター13とは通信回線14を経由して各種データを転送する。また、コンテンツデータは、コンテンツセンター13に付属するサーバ13Aで管理され、必要に応じてサーバ13Aから読み出されコンテンツセンターから通信衛星15を経由して販売店設置端末11に配信される。
販売店設置端末11を経由してユーザ携帯端末10がコンテンツデータを受信した後は、ユーザ携帯端末10を販売店設置端末11から取り外して自由に持ち運び可能であり、いつでもどこでも受信したコンテンツデータ(例えば、音楽データ)を再生して楽しむことができる。
図2は、第1実施形態におけるデータの流れの概略を示す図である。同図に示すように、携帯端末ID20は、ユーザ携帯端末から販売店設置端末を経由して課金センターに送られる。設置端末ID21及びコンテンツID22は、販売店設置端末から課金センターに送られる。課金情報23は、課金センターから販売店設置端末を経由してユーザ携帯端末に送られる。電子マネー24は、ユーザ携帯端末から販売店設置端末を経由して課金センターに送られる。コンテンツデータ26と配信コンテンツID25は、課金センターを経由せずに、コンテンツセンターから販売店設置端末に送られる。コンテンツデータ26は、販売店設置端末を経由してユーザ携帯端末に送られる。
なお、コンテンツの売れ行きのデータベースを作る販売実績調査部が、コンテンツセンター内に設けられる場合は、携帯端末ID20、設置端末ID21、注文コンテンツID22が、販売店設置端末からコンテンツセンターにも送られる。
電子マネー24としては、ICチップに貨幣金額を記憶しておきICカードリーダーを通じて支払いを行うICカード型電子マネー(例えば、モンデックス、VISAキャッシュ)または、電子財布(例えば、NTTフレキシブル電子チケット)等が使用できる。
図3は、第1実施形態に係るコンテンツセンターでの処理の流れを示すフローチャートである。同図に示すように、コンテンツセンターでは、配信すべき最初のコンテンツをN=0と指定し(ステップ101)、サーバ13Aから、まず、最初のコンテンツを取り出す(ステップ102)。次に、このコンテンツデータを圧縮する(ステップ103)。圧縮したコンテンツに識別子、即ち配信コンテンツIDを付加する(ステップ104)。配信コンテンツIDを付加する位置は、データのヘッダでもよいし、コンテンツデータの間に、或いは電子透かしといった形態でデータ中に埋め込んでもよい。なお、配信コンテンツID、および後述する注文コンテンツIDとしては、コンテンツに付与された国際標準の著作権識別コードであるISRCを用いてもよい。次に、このコンテンツに暗号鍵を付加し(ステップ105)、上記暗号鍵に基づきコンテンツデータを暗号化して(ステップ106)、配信コンテンツIDとともにコンテンツデータを、衛星回線を介して販売店設置端末に配信する(ステップ107)。この後、Nを1つインクリメントし(ステップ108)、この数字Nが送信可能なコンテンツの最大数(Nmax)を超えたか否かを判断し(ステップ109)、超えていなければ、再度ステップ102に戻り、新たなコンテンツをサーバから取りだし、同じ配信操作を繰り返す。
上述するように、第1実施形態では、コンテンツセンターから販売店端末に対してのコンテンツ配信は、注文の有無にかかわらず、配信可能なコンテンツの全てを順に配信するものであるから、一種の放送に類似した配信形態をとる。
なお、コンテンツデータを配信する際は、圧縮した形で配信するが、その際のデータ圧縮技術としては、TwinVQ(商標)、AAC(AdvancedAudio Coding)、MPEG(Motion Picture Experts Group)Layer1、MPEG Layer3、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)等が使用できる。
図4は、第1実施形態に係る販売店端末での処理の流れを示すフローチャートである。販売店端末では、営業時間中継続的に、あるいはユーザからの注文を受けた時点、もしくは所定時刻になったら端末を受信モードにする(ステップ111)。コンテンツセンターからは、配信コンテンツIDとともにコンテンツデータが送信される。受信したコンテンツデータと配信コンテンツIDは、販売店端末内のバッファメモリに一時的に記憶する(ステップ112)。この後、ユーザから販売店端末にリクエストが入力されたどうか確認する(ステップ113)。リクエストが入力されていなければ(ステップ113で「いいえ」)、リクエストがすでに入力されているかどうかを確認する(ステップ115)。リクエストがまだ入力されていなければ(ステップ115で「いいえ」)、同じステップ113を繰り返し、ユーザからのリクエスト入力を待つ。リクエストが入力されると(ステップ113で「はい」)、リクエストに応じた注文コンテンツIDを読み出す(ステップ114)。続けて、バッファメモリ中に記憶されている受信したコンテンツと注文コンテンツが同じものであるかどうかをID照合により判断する(ステップ116)。違っていれば(ステップ116で「いいえ」)、ステップ112に戻り、受信操作を繰り返す。すでにリクエストが入力されている場合は(ステップ115で「はい」)、そのままステップ116に進む。バッファメモリ中の記憶量は一定量に限られるため、記憶量を超えるデータが受信されるとバッファメモリは、新たに受信したデータに書き換えられる。注文したコンテンツと受信したコンテンツが合致するまで、送信されてくるコンテンツデータが順次バッファメモリ内に記憶され、記憶内容を書き換える処理が続けられる。バッファメモリ中に記憶されたコンテンツと注文コンテンツが同じ(ステップ115で「はい」)場合は、そのコンテンツデータが最初から最後まで完全な形で受信されたかどうかを確認する(ステップ117)。受信されたコンテンツが不完全な場合は、再度ステップ112に戻り、コンテンツデータの受信処理を繰り返す。コンテンツが最初から受信されていることが確認できた場合は、このコンテンツデータを販売設置端末のサーバに記憶する(ステップ118)。なお、ユーザからのリクエストは1つ以上受け付けられるものとする。
図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態におけるユーザ携帯端末の処理の流れを示すフローチャートである。同図(a)は、ユーザ携帯端末におけるコンテンツ購入時の処理の流れを示すフローチャートである。ユーザ形態端末が販売店設置端末に接続されると、ユーザ携帯端末から販売店設置端末に携帯端末IDが送信される(ステップ121)。販売店設置端末から課金情報を受信すると(ステップ122)、ユーザ携帯端末の電子財布部から課金相当額の電子マネーが販売店設置端末に送られ、料金の支払いが行われる(ステップ123)なお、プリペイドカード方式を用いる場合は、電子マネーの支払いの替わりに電子財布中の残額が書き換えられる。この後、販売店設置端末からコンテンツデータを受信する(ステップ124)。図5(a)に示す処理は注文コンテンツごとに行われる。
図5(b)は、ユーザ携帯端末におけるコンテンツ再生時の処理の流れを示すフローチャートである。受信されたコンテンツデータは、圧縮され、暗号化された状態でユーザ携帯端末の記憶部に記録されているので、データを再生する場合は、その度にデータを復号(解読)化し、伸長する必要がある。即ち、まず、暗号化されているデータを携帯端末IDに基づいて復号化部により解読(復号化)し(ステップ125)、伸長部によりデータを伸長し(ステップ126)、伸長後のデータを再生部により再生する(ステップ127)。再生をくり返す場合は(ステップ128で「はい」)ステップ127に戻り、再生をくり返さない場合は(ステップ128で「いいえ」)ステップ129に進む。他のデータを再生する場合は(ステップ129で「はい」)ステップ125に戻り、他のデータを再生しない場合は(ステップ129で「いいえ」)終了する。
図6は、第1実施形態における販売店設置端末でのユーザからの注文と料金徴収の処理の流れを示すフローチャートである。ユーザ携帯端末から携帯端末IDを受信(ステップ131)した後に、ユーザがリクエストを入力すると(ステップ132)、入力されたリクエストに対応する注文コンテンツIDを検索する(ステップ133)。なお、別のリクエストがある場合は、破線に示すように、ステップ132とステップ133を繰り返す。携帯端末ID、販売店設置端末ID及び1または複数の注文コンテンツIDを課金センターへ送信し(ステップ134)、課金センターから送信許可の信号を受信し(ステップ135で「はい」)、さらに課金情報を受信したら(ステップ136)、ユーザ携帯端末へ課金情報を送信する(ステップ137)。ユーザ携帯端末からコンテンツ料に相当する電子マネーを徴収できたら(ステップ138)、販売店設置端末のサーバからリクエストに応じたコンテンツデータを読み出す(ステップ139)。読み出したコンテンツデータを携帯端末IDを暗号鍵として暗号化し(ステップ140)、暗号化したコンテンツデータをユーザ携帯端末に送信する(ステップ141)。なお、課金情報は、課金センターが、注文コンテンツIDから価格表を用いて求めるようにしてもよい。
課金センターから送信許可の信号を受信しなかった場合は(ステップ135で「いいえ」)、コンテンツ受信が許可されなかった旨のメッセージを表示する(ステップ142)。
なお、2つ以上のコンテンツが注文された場合は、2つ分の料金をまとめて徴収し、コンテンツデータを送信する(ステップ136〜ステップ141)。
図7は、第1実施形態における課金センターの処理の流れを示すフローチャートである。販売店設置端末から携帯端末ID、販売店設置端末ID及び注文コンテンツIDを受信したら(ステップ151)、まず携帯端末ID及び販売店設置端末IDが真正か否かを判断する(ステップ152)。両IDとも真正であったら(ステップ152で「はい」)、コンテンツ送信許可の信号を販売店設置端末へ送信する(ステップ153)。また、価格表を参照し、注文コンテンツIDに対応するコンテンツ課金情報も販売店設置端末へ送信する(ステップ154)。両IDのいずれか一方又は双方が不正である場合は、コンテンツを送信することができない旨の信号を販売店設置端末に送る(ステップ156)。
図8は、第1実施形態において使用されるユーザ携帯端末の構成例を示すブロック図である。ユーザ携帯端末10は、データ転送インターフェース1001、電子財布部1002、表示部1003、記憶部1004、操作部1005、復号化部1006、データ伸長部1007、再生部1008、出力端子1009及び制御部1010から構成され、それぞれ内部バス1011を介して接続されている。
データ転送インターフェース1001は、ユーザ携帯端末と販売店設置端末との間のデータ転送用のインターフェースである。このインターフェースを経由して、携帯端末ID、電子マネー等がユーザ携帯端末から販売店設置端末へ転送され、またコンテンツデータ等が販売店設置端末からユーザ携帯端末へ転送される。
電子財布部1002は、電子マネーの受け取り、支払いが可能であり、電子マネーを予めデポジットしておき、コンテンツ料金に応じて販売店設置端末に送金等することができる。なお、プリペイド方式を採用する場合は、既に一定額の料金が支払われているので、電子マネーの送金は行われず、コンテンツ料金に応じて電子財布中の残額データの書き換えが行われる。
表示部1003は、電子財布部1002の電子マネーの残額や、販売店設置端末とのデータ送受信時の送受信状況、コンテンツ再生時の再生状況等を表示する。操作部1004は、複数のデータの中から再生したいデータを探し出すためのデータ頭出し操作、再生時の再生音量操作等に使用される。記憶部1005には、販売店設置端末から受け取ったコンテンツデータが記憶される。復号化部1006は、記憶部1005に記憶されているコンテンツデータを携帯端末IDに基づいて解読(複合化)する。データ伸長部1007は、圧縮されているコンテンツデータを伸長する。再生部1008は、コンテンツデータから音声等を再生する。再生された音声等は、出力端子1009から外部に出力される。制御部1010は、上記各部を制御する。
なお、記憶部1005の一部または全部を、着脱可能なメモリーカード等の小型記憶媒体で置き換えることもできる。この場合は、携帯端末IDの替わりに、メモリーカードの固有のメモリーカードIDを用いてコンテンツの配信/受信を行うことが好ましい。販売店端末からコンテンツデータを受信する際には、外部インターフェースを用いてメモリカード単体でデータを受信し、記憶することも可能となる。さらに、電子財布の電子マネー情報を同カード中に記憶しておいてもよい。
コンテンツセンターから各販売店設置端末に配信するコンテンツは、販売実績に応じてより受注の多いものを揃えるように、或いは新規入荷コンテンツをタイムリーに提供するため、販売実績等のデータに応じたコンテンツの入れ替えを定期的に行う。この場合、コンテンツセンター或いは課金センターに、販売実績のデータベースを管理する販売実績調査部を設け、このデータベースに基づき配信コンテンツデータの更新を行う。
図9は、コンテンツセンターにおける配信コンテンツデータの更新と販売店端末へのコンテンツデータの配信処理の流れを示すフローチャートである。配信するコンテンツデータの更新は、販売店端末への配信時に必要に応じて行う。即ち、まずコンテンツセンターは、販売実績調査部にアクセスし、販売実績データベースを読み出す(ステップ161)。例えば、データベースより、販売実績の低いコンテンツを抽出する(ステップ162)。また、販売実績調査部のデータベースより新規入荷コンテンツを抽出する(ステップ163)。販売実績の低いコンテンツと新規入荷コンテンツの入れ替えが必要かどうかを判断する(ステップ164)。入れ替えが必要と判断した場合(ステップ164で「はい」)は、配信コンテンツ中の販売実績の低いコンテンツと新規入荷コンテンツのデータを入れ替える(ステップ167)。データの入れ替えがあった場合には新しいコンテンツを、入れ替えが不要な場合は(ステップ164で「いいえ」)、データの入れ替えは行わない。こうして配信するコンテンツデータが決まったら、これらのデータを販売店端末に対し、一巡配信(ステップ165)する。さらにコンテンツの配信を続ける場合は(ステップ166で「はい」)、再びステップ161に戻り、コンテンツデータの更新を行う(ステップ172)。
図10は、販売実績調査部での処理を示す。同図に示すように、販売実績調査部では、各コンテンツの販売実績を課金センター又はコンテンツセンターに送信された携帯端末ID、設置端末ID、注文コンテンツIDと課金情報等から定期的に販売実績を集計し(ステップ171)、販売実績データベースを更新する。
新規入荷コンテンツの情報は、販売実績データベースの更新にあわせて、販売実績データベース中に書き込んでもよいし、別途、独立のデータベースとしてもよい。また、販売実績調査部は、課金センターあるいはコンテンツセンターのどちらに設けてもよい。
以上、説明したように、第1実施形態に係る配信システムでは、コンテンツセンターから販売店端末へのコンテンツ配信は、ユーザの注文の有無にかかわらず、注文可能な大量のコンテンツを一方的に販売店設置端末に配信し、販売店端末において配信されたコンテンツの中からユーザの注文に応じたコンテンツを識別しサーバに記憶し、料金の支払い等を条件にユーザ携帯端末に送信する。ユーザの注文毎に個別にコンテンツセンターからコンテンツデータの配信を行う方法に比較し、コンテンツセンターから各販売店端末へのコンテンツデータの配信が格段に単純化できる。この配信方法では、注文の有無にかかわらず一定量のコンテンツを送信するので、使用されないコンテンツをも配信することとなるが、高速ネットワークが整備され、大量のデータを短時間で配信できるようになると、大量のコンテンツの配信にかかる時間も短時間化されるため、配信方法の単純化による設備コストの低減がより大きなメリットとなる。
また、上記配信システムを用いる場合は、各販売店設置端末におけるユーザの注文形態をより多様化できる。例えば、ユーザは、販売店端末からリクエストの入力を行ったのち、その場でコンテンツの受信を待つ代わりに、一定時間後、あるいは翌日以降に、コンテンツを受け取りに行くことも可能である。コンテンツセンターから販売店端末へのコンテンツデータの配信を、少なくとも一日で全てのコンテンツデータが一巡するように配信される場合は、翌日までには確実に注文したコンテンツが販売店サーバに保存される。翌日以降コンテンツを受け取りに行った時には、すでに注文したコンテンツデータが、販売店端末のサーバに保存されているので、ユーザ携帯端末へのコンテンツ送信は短時間に行われる。即ち、コンテンツの注文と受信をそれぞれ極めて短時間で済ますことができる。また、配信システムの簡略化により、コンテンツ料金をより安く設定できる。
コンテンツセンターから各販売店端末へのコンテンツの配信は、単に各コンテンツ単位に順番に配信するのではなく、各コンテンツを分割し、多重化して配信する形態を採用してもよい。図11にその一例を示す。同図に示すように、まず、配信すべき最初のコンテンツをN=0と指定し(ステップ181)、サーバ13Aから、N=n、N=n+1となる二つのコンテンツを取り出す(ステップ182)。このふたつのコンテンツデータをそれぞれ圧縮する(ステップ183)。各コンテンツを前半、後半に二分割し、分割した各データのヘッダーに識別子(配信コンテンツID)とともにデータの前半か後半かを示すフラグをつける(ステップ184)。次に、このコンテンツに暗号鍵を付加し(ステップ185)、上記暗号鍵に基づきコンテンツデータを暗号化する(ステップ186)。
配信コンテンツIDとともにまず、N=nのコンテンツの前半データを販売店設置端末に配信する(ステップ187)。続けて、N=n+1のコンテンツの前半データを配信する。この後、N=nのコンテンツの後半データとN=n+1のコンテンツの後半データを続けて配信する(ステップ189、190)。Nを2つインクリメントし(ステップ191)、この数字Nが送信可能なコンテンツの最大数(Nmax)を超えていないか判断し(ステップ192)、超えていなければ、再度ステップ182に戻り、新たな2つのコンテンツをサーバから取りだし、同じ配信操作を繰り返す。
上記配信方法によれば、単純に各コンテンツをコンテンツ単位で順次配信する場合に較べ、コンテンツデータの配信形態が複雑化できるため、データの不正コピーを防止し、データの安全性を高めることができる。
図12は、第1実施形態に係る別の配信システム構成を示す。第1実施形態に係る配信システムは、図1に示すような通信衛星と通信回線を用いた配信形態に限られない。図12に示すように、通信衛星を用いずに、コンテンツセンターからのコンテンツ配信を通信回線34のみで行うことも可能である。また、販売店設置端末を経由してユーザ携帯端末にコンテンツを配信する場合のみならず、種々のインターネットクライアント、例えば、同図に示すように、パーソナルコンピュータ31を経由してユーザ携帯端末30にコンテンツ配信を行ってもよい。この場合には、各パーソナルコンピュータ31が販売店設置端末と同様な処理を行うことになる。通信回線を用いる場合は、モデム又はターミナルアダプタ(TA)(不図示)を介してパーソナルコンピュータ31にコンテンツデータが配信される。
通信衛星を用いた場合に比し、一般的に通信回線を用いた場合の方が送信速度が遅いので、送信時間が長くなってしまう。しかし、販売店設置端末の設置場所まで行かなくても、パーソナルコンピュータやモデム(又はTA)等があれば家庭に居ながらにして本システムを利用することができる。また、将来的に、高速ネットワークのインフラストラクチャが整えば、送信時間は問題にならなくなる。
家庭で本システムを利用するためには、さらに電子マネー送金システム(電子マネーカードリーダー等)又はホームバンキングシステムも家庭になければならない。また、ICカード型電子マネーの他に、インターネットでのオンラインショッピングに適するネットワーク型電子マネー(例えば、eキャッシュ)又は少額クレジットのホームバンキング等が使用できる。ユーザ携帯端末30から課金センター32へ電子マネーが送られ、コンテンツセンター33からユーザ携帯端末30へコンテンツデータが送られる点は上述した第1実施形態と同様である。
なお、このパーソナルコンピュータは家庭内に限らず、家庭外であってもよい。その一例は、インターネットを仲介するiモードを備えた携帯電話中継局を挙げることができる。この場合はユーザ携帯端末は無線によりコンテンツを受け取る。
さらに、上述した第1実施形態の場合は、注文の有無や種類に限らず、一定量のコンテンツをコンテンツセンターから一方的に配信するものであるから、放送と同様な形態で提供することもできる。よって、例えばコンテンツの供給源を、ケーブルテレビ局やデジタル放送局、あるいはインターネット上のWebサーバとしてもよい。図13は、このような配信システムの構成例を示すものである。同図に示すように、コンテンツセンター43、コンテンツセンターのサーバ43A、課金センター42、通信回線44に加えて、コンテンツ供給源としてデジタル放送局46とWeb.サーバ45を追加している。また、この場合、販売店設置端末の替わりに、衛星放送、デジタル放送、ケーブルテレビ、データ放送、インターネット等から送信されてくるデータを受信可能な家庭用総合受信端末であるセットトップボックス47を用いることもできる。この場合は、このセットトップボックス47を経由してユーザ携帯端末48にコンテンツデータが配信される。コンテンツデータを受信したユーザ携帯端末48はセットトップボックス47から取り外して自由に持ち運び可能であり、いつでもどこでも受信したコンテンツデータ(例えば、音楽データ)を再生して楽しむことができる。
また、図14に示すように、上述した第1実施形態の場合、販売店設置端末51を経由してユーザ携帯端末50がコンテンツデータを受信した後は、ユーザ携帯端末50を販売店設置端末51から取り外し、自由に持ち運ぶとともに、さらにユーザ携帯端末50に記憶されたコンテンツデータを別のユーザ携帯端末56にコピー(転送)できるようにしてもよい。即ち、販売店設置端末やパーソナルコンピュータを介さずにユーザ携帯端末間で一方を送信側携帯端末50、他方を受信側携帯端末56として、コンテンツデータをコピーすることもできる。この場合は、ユーザ携帯端末間のコンテンツデータのコピーに対しても課金するため、受信側携帯端末56から送信側携帯端末50にコンテンツデータ料金に相当する電子マネーが送られる。また、ユーザ携帯端末間でコンテンツデータのコピーが行われると、受信側携帯端末56の携帯端末ID及びコピーされたコンテンツデータのコンテンツIDが転送履歴として、送信側携帯端末50に記憶される。この転送履歴は、送信側携帯端末50を後日販売店設置端末51に接続したときに、電子マネーとともに販売店設置端末51を経由して課金センター52に送信される。なお、ユーザ携帯端末は、受信、送信いずれの機能も兼ね添えており、受信側携帯端末にも、送信側携帯端末にもなりうる。
(第2実施形態)以下、図15〜図27を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。コンテンツデータ配信システムの全体構成は、図1と同様の構成をとる。ただし、第1実施形態と異なり、コンテンツの配信に際しては、販売店設置端末を介してコンテンツの注文がコンテンツセンターに送信され、この注文に応じたコンテンツがコンテンツセンターにおいて選別され、配信される。ここでは、複数台の販売店設置端末からの複数の注文に応じたコンテンツの配信方法について説明する。
一般に、コンビニエンス・ストアやキオスクの顧客は、迅速なサービスの提供に対する要望が高いため、サービスの提供に対する待ち時間がある所定の時間を超えると不満を感じ始める。これらの店に置かれた販売店設置端末を使用するユーザにおいても同様であり、注文からコンテンツを受信するまでの待ち時間がある時間を超えると不満を生じる。
販売店に複数の販売店設置端末を置けば、注文入力に伴う混雑を回避できるが、ほぼ同時に受けた注文に対して、設置端末ごとにコンテンツ受信までの待ち時間が異なると、待ち時間がそれほど長くなくても、他のユーザとの比較により心理的な待ち時間に対する不満を生じやすい。
第2実施形態に係る配信方法では、全ての注文コンテンツの注文から受信までの時間が、注文数やコンテンツの容量によらず、受信側では、注文から常にほぼ一定時間で注文したコンテンツデータを受信できるように、送信するコンテンツを複数のブロックデータに細分化し、間欠的に送信することで、各ユーザの待ち時間に対する不満を解消し、利便性を確保するものである。
以下、第2実施形態について、より詳細に説明する。図15は、第2実施形態におけるデータの流れの概略を示す図である。同図に示すように、携帯端末ID60は、ユーザ携帯端末から販売店設置端末を経由して課金センターに送られる。設置端末ID61及び注文コンテンツID62は、販売店設置端末から課金センターに送られる。課金情報63は、課金センターから販売店設置端末を経由してユーザ携帯端末に送られる。電子マネー64は、ユーザ携帯端末から販売店設置端末を経由して課金センターに送られる。携帯端末ID60、設置端末ID61、注文コンテンツID62および送信要求信号65は、課金センターを経由せずに、販売店設置端末からコンテンツセンターに送られる。コンテンツデータ66と配信コンテンツIDは、課金センターを経由せずに、コンテンツセンターから販売店設置端末に送られる。このうち、コンテンツデータはさらにユーザ携帯端末に送られる。
図16は、コンテンツセンターから販売店端末へのデータの流れを示すフローチャートである。複数の販売店設置端末から複数のコンテンツ配信要求および複数の注文コンテンツIDを受信したら(ステップ201)、注文に応じた複数のコンテンツデータをサーバより読み出す(ステップ202)。この後、複数の注文コンテンツデータを多重化処理する(ステップ203)。多重化処理されたコンテンツデータを複数の販売店設置端末に配信する(ステップ204)。
図17は、コンテンツセンターで行う多重化処理されたコンテンツデータの形式を示すものである。同図に示すように、配信すべき各コンテンツを複数に分割し、ブロックデータに分ける。例えば注文に応じて配信すべきコンテンツデータがn個ある場合、第1のコンテンツデータを複数に分割し、それぞれ1a、1b、1c・・・・、第2のコンテンツデータを2a、2b、2c・・・、第nのコンテンツデータをna、nb、nc・・・といったブロックデータに分割する。まず第1〜第nの各コンテンツの分割された先頭ブロックデータ1a〜naを順に送信する。1番目(N=1)のコンテンツの先頭ブロックデータ1aの送信に続けて、2番目(N=2)のコンテンツの先頭ブロックデータ2aを送信し、しばらく空のコンテンツデータを送り、n番目(N=n)のコンテンツの先頭ブロックデータnaを送信した後、再度N=1に戻って、N=1のコンテンツの二番目のブロックデータ1bを送信する。N=2のコンテンツの二番目のブロックデータ2bは、例えば、1ブロック分間を空けて送信する。このように、n個のコンテンツの最終的な配信時間がそれぞれコンテンツごとにほぼ同じになるように、各コンテンツの容量にあわせて、各ブロックデータの配信間隔を変える。
例えば、1つのコンテンツをほぼ0.5秒で送信できる場合において、10人のユーザから10のコンテンツの注文を同時に受けた場合、10個のコンテンツを例えば数十秒でそれぞれのユーザにほぼ同時に提供する。このように、ユーザの待ち時間が数十秒以下程度で済めば、いずれのユーザも待ち時間に不満を覚えることは少ない。ユーザによって待ち時間が異なる事態も解消できるので、他のユーザとの比較による心理的な待ち時間に対する不満を抑制することもできる。
また、配信に要する時間を一定時間化するため間欠的にデータを送信することにより生じる空きブロックチャネルを、他の注文にすぐに応じるために利用することもできる。
図18は、第2実施形態における販売店設置端末での注文からコンテンツ受信までの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。ユーザ携帯端末から携帯端末IDを受信(ステップ211)した後に、ユーザがリクエストを入力すると(ステップ212)、入力されたリクエストに対応する注文コンテンツIDを検索し(ステップ213)、携帯端末ID、販売店設置端末ID及び注文コンテンツIDを課金センターへ送信する(ステップ214)。課金センターから配信許可の信号を受信し(ステップ215で「はい」)、課金情報を受信したら(ステップ216)、ユーザ携帯端末へ課金情報を送信する(ステップ217)。ユーザ携帯端末からコンテンツ料に相当する電子マネーを徴収できたら(ステップ218)、コンテンツデータ配信要求の信号及び配信して欲しいコンテンツのIDをコンテンツセンターに送る(ステップ219)。コンテンツセンターからは、他の販売店設置端末へ配信するコンテンツも一緒に複数のコンテンツデータが多重化された形式で配信されてくる。これを受信したら(ステップ220)、受信したコンテンツデータの中からリクエストに応じたコンテンツを識別し、サーバに記憶する(ステップ221)。この後、サーバよりコンテンツデータを読み出し、(ステップ222)、携帯端末IDを暗号鍵として読み出したコンテンツデータを暗号化し(ステップ223)、暗号化したデータをユーザ携帯端末へ送る(ステップ224)。
課金センターが配信許可の信号を受信しなかった場合は(ステップ215で「いいえ」)、コンテンツ配信が許可されなかった旨のメッセージを表示する(ステップ225)。
図19は、各販売店設置端末におけるコンテンツデータの受信、特にデータの識別処理の流れを示すフローチャートである。各販売店設置端末で同様な処理が並行に行われることとなる。ユーザからのリクエストに応じて、コンテンツセンターから配信されてきた多重処理された複数のコンテンツデータを受信する(ステップ231)。このコンテンツデータは分割されてブロックデータ単位で順次送信されてくる。まず受信したブロックデータが注文したコンテンツデータの一部に該当するかどうかを判断する(ステップ232)。注文したコンテンツデータに該当する場合は、このブロックデータを販売店設置端末内にあるバッファメモリ中に一時的に保存する(ステップ233)。ブロックデータが最終ブロックのものか否かを判断し(ステップ234)、最終ブロックデータになるまで、ステップ231に戻って、ブロックデータの受信を繰り返す。ブロックデータが注文コンテンツの最終ブロックデータであると判断したら、それまでにバッファメモリ中に集積され、再現されたコンテンツデータをサーバに記憶する。(ステップ235)。
なお、各ユーザ携帯端末での処理の流れや課金センターでの処理の流れは、第1の実施の形態と同様であるため、説明は省略する。
上述する配信方法によれば、例えば、複数の設置端末を備えた一の店舗で複数の注文をそれぞれの設置端末で受ける場合において、各注文コンテンツは、細分化され、いずれのコンテンツも最終的なデータを受け取るまでにほぼ同じ所要時間で配信できる。注文を受けてから最終的に全てのコンテンツデータを各ユーザが受け取るまでにどのユーザもほぼ同じ待ち時間を持つこととなる。よって、この待ち時間を顧客に不満を与えない時間内、例えば数十秒程度に設定できれば、注文に要する混雑を回避できるとともに、いずれの顧客にも十分な利便性を満足させることができる。
(第3実施形態)以下、図20と図21を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態の配信方法は、第1実施形態同様に、コンテンツセンターから注文可能なコンテンツデータを一方的に順次販売店端末に配信し、販売店端末において受信したコンテンツデータの中からユーザの注文に応じたコンテンツデータを識別し、ユーザ携帯端末に送信するものであるが、第1実施形態と異なり、コンテンツセンターから配信されるコンテンツデータを全て販売店端末に蓄積し、蓄積されたコンテンツデータの中からユーザの注文に応じたコンテンツデータを識別する。また、一つの販売店端末に複数のユーザ携帯端末を接続し、同時にそれぞれのユーザ携帯端末へのコンテンツデータを送信し、その際、販売店端末において第2実施形態で説明したようなコンテンツデータの多重化処理を行う。よって、1または複数のユーザからの注文に際して、短時間にしかも一定時間で注文に応じたコンテンツデータの提供ができる。
以下、図面を参照しながら、第3実施形態についてより詳細な説明を行う。コンテンツデータ配信システムの全体構成およびデータの流れ、および課金センター、ユーザ携帯端末等での処理の流れは第1実施形態と共通するので、ここでは説明を省略する。
図20は、第3実施形態における販売店設置端末での注文からコンテンツ受信までの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。ステップ311でユーザ携帯端末の携帯端末IDを受信してから、ステップ318で携帯端末から料金の徴収を行うまでの処理の流れ(ステップ311〜ステップ318)は、図6に示す第1実施形態、図18に示す第2実施形態と共通する。なお、破線に示すように、一のユーザ、あるいは複数のユーザから複数のリクエストを受ける場合は、ステップ312、ステップ313が繰り返される。
第3実施形態では、コンテンツセンターから一方的に配信されてくるコンテンツデータを販売店端末で受信し、受信した全てのコンテンツデータを販売店端末のバッファメモリ中に蓄積する。よって、ユーザからのリクエストが入力されたときは、通常、バッファメモリ中には全てのコンテンツデータが蓄積されている状態である。
よって、第3実施形態では、図20において、ステップ318で必要な料金がユーザ携帯端末から徴収されたら、販売店端末のバッファメモリの中からリクエストされたコンテンツを識別して読み出し、これを販売店端末のサーバに記憶する(ステップ319)。
この後は、サーバよりコンテンツデータを読み出し(ステップ320)、携帯端末IDを暗号鍵として読み出したコンテンツデータを暗号化し(ステップ321)、暗号化したデータをユーザ携帯端末へ送信する(ステップ322)。
なお、一の販売店端末に複数のユーザ携帯端末を接続可能であり、これらの接続された複数のユーザ携帯端末に対してコンテンツデータを送信するに際しては、第2実施形態中、図17に示すような多重化処理を行う。即ち、販売店端末において、上記ステップ320で、サーバからユーザ携帯端末に送信すべき複数のコンテンツデータを読み出したら、各コンテンツデータを複数に分割し、ブロックデータに分ける。ステップ321でのコンテンツデータの暗号化は、ブロックデータ化した後でもよいし、ブロックデータ化する前でもよい。各ブロックデータに識別子をつけ、図17に示す方法で、順次間欠的に販売店端末に接続されている複数のユーザ携帯端末に送信する(ステップ322)。コンテンツの最終的な送信時間がそれぞれコンテンツごとにほぼ同じになるように、各コンテンツの容量にあわせて、各ブロックデータの送信間隔を変える。各ユーザ携帯端末は、受信したブロックデータの中から、注文に応じたコンテンツのブロックデータを識別して、これを集積し、コンテンツデータ全体を得る。
コンテンツセンターから販売店端末へ配信するコンテンツデータ自体の更新は、ユーザ携帯端末からの過去の注文実績に基づいて、あるいはこれらの注文実績とは無関係にコンテンツセンターがもつ独自の基準に基づいて定期的に行われる。例えば、第1実施形態中の図9に示すコンテンツの更新処理の流れに沿って、コンテンツセンターあるいは課金センターに設けられた販売実績調査部のデータベースに基づき配信コンテンツデータの入れ替えを行い(ステップ161〜ステップ167)、入れ替え後の配信コンテンツデータを販売店端末に一巡配信する(ステップ165)。
一方、販売店端末では、例えば日に1回、午前3時といった顧客の居ない時間、あるいは開店2〜3時間前に、コンテンツセンターから配信されるコンテンツデータを数時間かけて受信し、必要に応じてバッファメモリ中に蓄積されているコンテンツデータの更新(書き換え)を行う。なお、ここでのバッファメモリは、全てのコンテンツデータを蓄積するための十分なメモリ容量を備えているものとする。
図21は、販売店端末におけるバッファメモリ中のコンテンツデータベースの更新処理の流れを示すフローチャートである。バッファメモリ中のコンテンツデータは、この処理に従い、日に1回、または所定時間ごとに更新される。
即ち、まず、販売店端末を受信モードにし(ステップ331)、データの書き換えを行うかどうかを判断し(ステップ332)、書き換えを行う場合は(ステップ332で「はい」)、コンテンツセンターから配信されてくるコンテンツデータを受信し、これをバッファメモリに記憶する(ステップ333)。受信を終了するか否かを判断し(ステップ334)、さらに受信を続ける場合は(ステップ334で「はい」)再度ステップ332に戻り、処理を繰り返す。
ここで行うバッファメモリ中のコンテンツデータの書き換えは、1)全てのデータを書き換える場合、2)一部のデータを書き換える場合、3)既に蓄積されているデータはそのままにし、新規データの追加のみを行う場合等の種々の形態が考えられる。例えば、データ更新前に販売店端末に蓄積されているコンテンツデータがA,B,C,Dであり、データ更新後のバッファメモリ中のコンテンツデータがA,B,E,Fである場合、コンテンツセンターから送られてくるデータは、蓄積データであるA,B,E,F全てのデータであってもよいし、追加データであるE,Fのみであってもよい。また、追加データの送信の際はデータC,Dの削除命令もコンテンツセンターから送る。このように、一部のデータを書き換える場合や新規データの追加のみを行う場合は、短時間でバッファメモリ中のデータの書き換えを行うことができる。
このように、第3実施形態では、第1の実施の形態とは異なり、販売店設置端末自体がコンテンツセンターから配信されてくる全てのコンテンツデータを蓄積しているので、図18中のステップ219に示す第2実施形態の配信方法のように、ユーザからのリクエストが入力される度にコンテンツセンターに注文内容を送信する必要がなく、即座にリクエストに応じた注文コンテンツをバッファメモリ中のデータから読み出すことができる。また、販売店端末から各ユーザ携帯端末へのコンテンツデータの送信は、ブロックデータ化し、多重化処理して各ユーザ携帯端末に送信するため、各ユーザのリクエスト入力からコンテンツデータ受信までの待ち時間をほぼ同じ時間にできる。このように、第3実施形態の配信方法によれば、ユーザの待ち時間を大幅に短縮でき、しかも顧客間に均等な待ち時間を振り分けられるため、顧客に十分な利便性を与えることができる。
以上、第1実施形態から第3実施形態まで説明したが、第2実施形態、第3実施形態に係る配信システムにおいても、第1実施形態で説明したように、販売店端末をパーソナルコンピュータ等のインターネットクライアント等の他の中継端末に置き換えることは可能である。また、ユーザ携帯端末として、記憶部の一部または全部を、着脱可能なメモリーカード等のより携帯と保存に便利な記憶媒体で置き換え、携帯端末IDの替わりに、メモリーカードの固有のメモリーカードIDを用いてコンテンツの配信/受信を行ってもよい。販売店端末からコンテンツデータを受信する際には、外部インターフェースを用いてメモりカード単体でデータを受信し、カード内の不揮発性メモリに記憶することも可能となる。さらに、電子財布の電子マネー情報を同カード中に記憶しておいてもよい。
以上、各実施の形態に沿って、本発明の内容を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
第1実施形態にかかる配信システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態にかかる配信システムにおけるデータの流れの概略を示す図である。 第1実施形態にかかるコンテンツセンターにおけるデータ処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態にかかる販売設置端末におけるデータ処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態にかかるユーザ携帯端末におけるデータ処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態にかかる販売店設置端末におけるデータ処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態にかかる課金センターにおけるデータ処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態にかかるユーザ携帯端末の構成を示すブロック図である。 第1実施形態にかかるコンテンツセンターにおける配信コンテンツの更新処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態にかかるコンテンツセンターまたは課金センターに置かれた販売実績調査部での処理のフローチャートである。 第1実施形態にかかるコンテンツセンターにおけるコンテンツ配信方法の別の処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態にかかる配信システムの他の構成例を示すブロック図である。 第1実施形態にかかる配信システムの他の構成例を示すブロック図である。 第1実施形態にかかる配信システムの他の構成例を示すブロック図である。 第2実施形態にかかる配信システムにおけるデータの流れの概略を示す図である。 第2実施形態にかかるコンテンツセンターにおけるコンテンツ配信方法を示すフローチャートである。 第2実施形態にかかるコンテンツセンターにおけるコンテンツデータの配信形態を示す図である。 第2実施形態にかかる販売店設置端末におけるデータ処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態にかかる販売店設置端末におけるコンテンツデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態にかかる販売店設置端末におけるデータ処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態にかかる販売店設置端末におけるコンテンツデータの更新の方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ユーザ携帯端末
11 販売店設置端末
12 課金センター
13 コンテンツセンター
14 通信回線
15 通信衛星
20 携帯端末ID
21 設置端末ID
22 注文コンテンツID
23 課金情報
24 電子マネー
25 配信コンテンツID
26 コンテンツデータ
1001 データ転送インターフェース
1002 電子財布部
1003 表示部
1004 操作部
1005 記憶部
1006 復号化部
1007 データ伸長部
1008 再生部
1009 出力端子
1010 制御部
1011 内部バス

Claims (9)

  1. コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンターから家庭用総合受信端末を介してユ−ザにコンテンツを配信するコンテンツ配信システムであって、
    ユ−ザに供給可能な所定のコンテンツのコンテンツデ−タを配信コンテンツIDとともに定期的に順次前記家庭用総合受信端末に配信する前記コンテンツセンターと、
    携帯端末IDまたは、記憶媒体IDと共に、リクエストするコンテンツ情報を前記家庭用総合受信端末へ伝送し、前記家庭用総合受信端末よりコンテンツデ−タを受信するユ−ザ携帯端末と、
    ユ−ザからリクエストされたコンテンツ情報を受け付け、前記コンテンツセンターより受信したコンテンツデ−タの中から、ユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを識別して前記ユ−ザ携帯端末に伝送する家庭用総合受信端末と、前記携帯端末IDまたは記憶媒体IDと共に、前記配信コンテンツIDを前記家庭用総合受信端末から受け取る課金センタ−とを備えるコンテンツ配信システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムに使用されるコンテンツセンターであり、ユ−ザに供給可能なコンテンツデ−タを配信コンテンツIDとともに前記家庭用総合受信端末に配信する手段を有するコンテンツセンター。
  3. ユ−ザに供給可能なコンテンツデ−タを配信コンテンツIDとともに配信するコンテンツセンターから、該コンテンツデ−タを受信し、リクエストに応じたコンテンツをユ−ザ携帯端末に伝送する請求項1に記載の家庭用総合受信端末であり、ユ−ザからリクエストされたコンテンツ情報を受け付ける手段と、前記コンテンツセンターより受信したコンテンツデ−タの中から、ユーザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを識別する手段と、識別された該コンテンツデ−タを前記ユ−ザ携帯端末に伝送する手段と、を有する家庭用総合受信端末。
  4. コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンターから家庭用総合受信端末を介してユ−ザにコンテンツを配信する方法において、前記コンテンツセンターから前記家庭用総合受信端末に、ユーザに供給可能な複数のコンテンツデ−タの全てを配信コンテンツIDとともに定期的に一方向に順次送信するステツプと、前記家庭用総合受信端末において、前記複数のコンテンツデ−タと配信コンテンツIDを受信するステツプと、前記家庭用総合受信端末において、ユ−ザからのリクエストを受け付け、前記コンテンツセンターより受信した前記複数のコンテンツデ−タの中からユーザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを識別するステツプと、前記識別されたコンテンツデ−タを前記家庭用総合受信端末から前記ユ−ザ携帯端末もしくは前記ユ−ザ携帯端末に着脱可能な記憶媒体に送信するステツプと、を有するコンテンツ配信方法。
  5. コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンタ−から家庭用総合受信端末を介してユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを配信する方法において、コンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデ−タ、及びコンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末の過去のリクエスト実績に基づき選択したコンテンツデ−タのうち少なくとも一方のコンテンツデ−タを家庭用総合受信端末に供給し、前記家庭用総合受信端末が供給されたコンテンツデ−タを蓄積するステツプと、前記家庭用総合受信端末において、ユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付け、前記蓄積したコンテンツデ−タの中からリクエストに応じたコンテンツデ−タを選択してリクエスト主であるユ−ザのユ−ザ携帯端末にそのコンテンツデ−タを伝送するステツプと、を有するコンテンツ配信方法。
  6. コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンタ−から家庭用総合受信端末を介してユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを配信する方法において、コンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデ−タ、及びコンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積に基づき選択したコンテンツデ−タの内の少なくとも一方のコンテンツデ−タを家庭用総合受信端末に供給し、前記家庭用総合受信端末が供給されたコンテンツデ−タを蓄積するステツプと、前記家庭用総合受信端末において、ユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付け、蓄積されているコンテンツデ−タの中からリクエストに応じたコンテンツデ−タを選択してリクエスト主であるユ−ザのユ−ザ携帯端末にそのコンテンツデ−タを伝送するステツプと、前記家庭用総合受信端末が、前記蓄積されているコンテンツデ−タのうちの少なくとも一部を、所定時間毎に、前記コンテンツセンタ−から供給される前記蓄積されているコンテンツデ−タとは異なる新たなコンテンツデ−タと書き換える、または、所定時間毎に、前記コンテンツセンタ−から供給される前記蓄積されているコンテンツデ−タとは異なる新たなコンテンツデ−タを前記蓄積されているコンテンツデ−タに加えて蓄積するステツプと、を有するコンテンツ配信方法。
  7. コンテンツデ−タの供給源であるコンテンツセンタ−から家庭用総合受信端末を介してユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを配信する方法において、コンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積とは無関係に独自に選択したコンテンツデ−タ、及びコンテンツセンタ−がユ−ザ携帯端末からの過去のリクエスト実積に基づき選択したコンテンツデ−タの内の少なくとも一方のコンテンツデ−タを家庭用総合受信端末に供給し、前記家庭用総合受信端末が供給されたコンテンツデ−タを蓄積するステツプと、1以上のユ−ザ携帯端末が前記家庭用総合受信端末に接続され、各ユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付けるステツプと、前記家庭用総合受信端末が、前記蓄積したコンテンツデ−タの中から前記リクエストに応じた1以上のコンテンツデ−タを選択し、その選択したコンテンツデ−タをそれぞれブロツクデ−タに分割し、各ブロツクデ−タに識別子をつけるステツプと、前記家庭用総合受信端末が前記ユ−ザ携帯端末に対して、いずれのコンテンツデ−タの送信も略同一時間で終了する時間間隔で各ブロツクデ−タを間欠的に伝送するステツプと、前記ユ−ザ携帯端末において、受信したブロツクデ−タの中からリクエストしたコンテンツのブロツクデ−タを識別して記録するステツプと、を有するコンテンツ配信方法。
  8. 請求項6に記載のコンテンツ配信方法に使用する家庭用総合受信端末であり、ユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付ける手段と、コンテンツセンタ−より供給されたコンテンツデ−タを蓄積する手段と、蓄積したコンテンツデ−タからユ−ザのリクエストに応じたコンテンツデ−タを選択する手段と、選択された該コンテンツデ−タをリクエスト主であるユ−ザのユ−ザ携帯端末に伝送する手段とを有し、前記蓄積する手段は、前記コンテンツセンタ−から新たに供給されるコンテンツデ−タによりすでに蓄積されているコンテンツデ−タの少なくとも一部を書き換える、または前記コンテンツセンタ−から新たに供給されるコンテンツデ−タをすでに蓄積されているコンテンツデ−タに加えて蓄積することが可能な家庭用総合受信端末。
  9. 請求項7に記載のコンテンツ配信方法に使用する家庭用総合受信端末であり、複数のユ−ザ携帯端末を接続する手段と、1または複数のユ−ザからコンテンツのリクエストを受け付ける手段と、コンテンツセンタ−より供給されたコンテンツデ−タを蓄積する手段と、蓄積したコンテンツデ−タから前記1または複数のユ−ザからのリクエストに応じたコンテンツデ−タを選択する手段と、選択された該コンテンツデ−タをブロツクデ−タに分割し、各ブロツクデ−タに識別子をつけ、前記各ユ−ザ携帯端末に対して、いずれのコンテンツデ−タの送信も略同一時間で終了する時間間隔で各ブロツクデ−タを間欠的に伝送する手段と、を有する家庭用総合受信端末中継端末。
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