JPH08504411A - 新規トリアゾロキナゾリン、その製造および使用 - Google Patents
新規トリアゾロキナゾリン、その製造および使用Info
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- JPH08504411A JPH08504411A JP6513724A JP51372494A JPH08504411A JP H08504411 A JPH08504411 A JP H08504411A JP 6513724 A JP6513724 A JP 6513724A JP 51372494 A JP51372494 A JP 51372494A JP H08504411 A JPH08504411 A JP H08504411A
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Abstract
(57)【要約】
式I
【式中A,X,R1およびR2は明細書に記載された意味を有する】示される新規トリアゾロキナゾリンならびにその製造を記載する。この化合物は、疾病の予防のために適当である。
Description
【発明の詳細な説明】
新規トリアゾロキナゾリン、その製造および使用
本発明は、新規トリアゾロキナゾリン、その製造方法ならびに疾病の予防のた
めの使用に関する。
既に、抗アレルギーおよび炎症抑制作用を有するピラゾロ−およびトリアゾロ
キナゾリンは公知である(EP 80176号,US 4053600号,US
4128644号).さらに、血栓症および神経障害の治療に適するピラゾロ
キナゾリンは公知である(US 5153196号).
ところで、式I
【式中AはC1〜C5アルキレン基であり、
Xは生理学的に忍容性のアミン−または金属陽イオンを有するその塩の形で存在
し得るカルボキシル基;
基
(ここでR4はC1〜C8アルキル基、環中に3〜8個の炭素原子を有するシクロ
アルキル基、ベンジル基、
基−(CH2)n−O−R5または
(nは数2,3または4を表わし、R5およびR6はC1〜C3アルキル基をあらわ
す);ヒドロキシル基、C1〜C4ヒドロキシアルキル基、C1〜C4アルキルカル
ボニル基、ニトリルO−C1〜C4アルキルテトラゾリル基、カルボニルアミノテ
トラゾール基または場合により置換されたカルバモイル基を表わし),R1およ
びR2は同じかまたは異なっていてもよく、水素、フッソ、塩素または臭素原子
、トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、C1〜C5アルキル基
、モノ−またはジ−C1〜C5アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1
〜C6アルキルスルフェニル基、C1〜C6アルキルスルホニル基、アミノスルホ
ニル基、ジ−C1〜C6アルキルアミノスルホニル基を表わすかまたはR1および
R2は一緒にメチレン−またはエチレンジオキシ基または直鎖C3〜C5アルキレ
ン基を表わすかまたは複素環をあらわす】で示されるトリアゾロキナゾリンは別
の作用スペクトルを示すことが判明した。
式I中AおよびXが記載した意味を有し、R1が水素原子または塩素原子また
はトリフルオロメチル基、ニトロ基またはC1〜C3アルキル基を表わし、R2が
塩素原子またはトリフルオロメチル基、ニトロ基また
はC1〜C3アルキル基を表わすかまたはR1およびR2は一緒に直鎖C3〜C5アル
キレン基または芳香族環を表わす化合物が望ましい。
上記の1,2,4−トリアゾロ−〔1,5−c〕キナゾリン−5−オンの2位
のA−X基としては下記のものが例示される:
アヤチル、2−プロピオニル、3−プロピオニル、4−ブチリル、3−ブチリ
ル、2−ブチリル、5−バレリル、4−バレリル、3−バレリルならびにそのそ
れぞれのメチル−、エチル−、プロピル−、イソプロピル−、ブチル−、ペンチ
ル−、ヘキシル−、ヘプチル−、シクロプロピル−、シクロブチル−、シクロペ
ンチル−、シクロヘキシル−、シクロヘプチル−およびシクロオクチルエステル
またはそのアミド、例えばメチルアミド、ジメチルアミド、エチルアミド、ジエ
チルアミド、プロピルアミド、ブチルアミドおよびベンジルアミド;
ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロ
キシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロ
キシブチル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブ
チル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシヘプチル;
メトキシメチル、1−メトキシプロピル、2−メトキシプロピル、3−メトキシ
プロピル、メトキシブチル、
エトキシメチル、1−エトキシプロピル、2−エトキシプロピル、3−エトキシ
プロピル、エトキシブチル、オクソメチル、1−オクソエチル、2−オクソエチ
ル、1−オクソプロピル、2−オクソプロピル、3−オクソプロピル、1−オク
ソブチル、2−オクソブチル、3−オクソブチル、4−オクソブチル、1−オク
ソペンチル、2−オクソペンチル、3−オクソペンチル、4−オクソペンチル、
シアノメチル、1−シアノエチル、1−シアノプロピル、2−シアノプロピル、
3−シアノプロピル、1−シアノブチル、2−シアノブチル、3−シアノブチル
、4−シアノブチル。
置換基を有しない基本物質としては、下記のものが挙げられる:
10−クロル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
8−クロル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
7−クロル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
8,10−ジクロル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−
オン
10−ブロム−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
9−ブロム−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕
キナゾリン−5−オン
8−ブロム−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
7−ブロム−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
8,10−ジブロム−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−
オン
10−ヨード−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
9−ヨード−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
8−ヨード−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
7−ヨード−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
8,10−ジヨード−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−
オン
10−ヨード−8−クロル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン
−5−オン
9−トリフルオロメチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン
9−トリフルオロメチル−8−ニトロ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕
キナゾリン−5−オン
9−トリフルオロメチル−8−メタンスルホニル−1,2,4−トリアゾロ〔1
,5−c〕キナゾリン−5−
オン
9−メチル−8−ニトロ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン
9−エチル−8−ニトロ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン
9−シアノ−8−ニトロ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン
10−シアノ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
9−シアノ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
8−シアノ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
7−シアノ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
9−シアノ−8−メタンスルホニル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キ
ナゾリン−5−オン
9−シアノ−8−トリフルオロメチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕
キナゾリン−5−オン
10−メチル−1,2,4−トリアゾロ−〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
8−メチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
7−メチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
9−メチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
9,10−ジメチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−
オン
7,8−ジメチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オ
ン
9,10−テトラメチレン−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン
−5−オン
7,8−テトラメチレン−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン
9,10−トリメチレン−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン
8,9−トリメチレン−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5
−オン
7,8−トリメチレン−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c−〕キナゾリン−
5−オン
9,10−ペンタメチレン−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン
−5−オン
8,9−ペンタメチレン−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン
7,8−ペンタメチレン−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン
10−イソプロピル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−
オン
9−イソプロピル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5
−c〕キナゾリン−5−オン
8−イソプロピル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オ
ン
7−イソプロピル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オ
ン
9,10−ベンゾ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オ
ン
8−スルホニルアミド−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5
−オン
8−スルホニルアミド−9−トリフルオロメチル−1,2,4−トリアゾロ〔1
,5−c〕キナゾリン−5−オン
10−メチルチオ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オ
ン
9−メチルチオ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
8−メチルチオ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
7−メチルチオ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
9−メチルチオ−8−ニトロ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリ
ン−5−オン
8−トリフルオロメタンスルホニル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キ
ナゾリン−5−オン
9−トリフルオロメタンスルホニル−8−ニトロ−1,
2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン
10−ジメチルアミノ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5
−オン
9−ジメチルアミノ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−
オン
8−ジメチルアミノ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−
オン
8,9−メチレンジオキシ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン
−5−オン
9,10−メチレンジオキシ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリ
ン−5−オン
9−ブトキシ1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−0ン
8−ブトキシ−9−シアノ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン
−5−オン
式Iの化合物の製造は、式II
【式中A,R1およびR2は式Iに記載した意味を有し、R4はC1〜C8アルキル
基、環中に3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、ベンジル環または基
−(CH2)−OR5であり、Yはヒドロキシル基または
臭素原子または塩素原子を表わす】で示されるヒドラジノキナゾリンを、とくに
脱水剤、ことにオキシ塩化リン、ポリリン酸または酢酸の存在で、場合により不
活性溶媒、例えばトルオール、クロルベンゾール、キシロールまたは過剰の酢酸
中、50〜150℃、しかもとくに反応混合物の還流温度で分子内縮合反応する
ことにより行なわれる。
こうして得られたエステルは、引き続きけん化し、遊離酸をアミンまたは金属
陽イオンで、生理学的に忍容性の塩に変えることができる。遊離酸は、ヒドロキ
シアルキル化合物(A−X=ヒドロキシアルキル)に還元するかまたは公知方法
によりニトリル、テトラゾールアミノ−またはカルバモイル化合物に変えること
もできる。
式Iのエステルは、基R4の意味に応じて通常のエステル交換法を行なうこと
もできる。
式I中Xがカルボキシル基を表わす化合物の製造は、相応するエステルを、と
くにアルカリ性条件下、例えばアルカリ金属水酸化物または炭酸水素ナトリウム
の存在で、溶媒、例えば水、低級アルコール、テトラヒドロフランまたはそれら
の混合物中での加水分解により行なわれる。こうして得られた有機酸は、場合に
より生理学的に忍容性のアミン塩または金属塩に変える。これは、ことにナトリ
ウムおよびカリウムのようなアルカリ金属、カルシウムのようなアルカリ土類金
属、
アルミニウムのような他の金属の塩、ならびに有機塩基、例えばモルホリン、ピ
ペリジン、モノ−、ジ−およびトリエタノールアミンまたはトリス(ヒドロキシ
メチル)アミノメタンの塩であり、これらは当業者に一般に公知である。
さらに、式Iのカルボン酸は、例えばフーベン・ワイル(Houben−We
yl)IV/1c、第381頁以降に記載されているような公知方法による水素
化分解により製造することもできる。反応は、触媒、例えば有利には担体、こと
にカーボン上の白金、パラジウムまたはニッケルの存在で、溶媒、例えば低級ア
ルコール、ことにメタノール、酢酸またはジアルキルホルムアミド、ことにジメ
チルホルムアミド中、0℃から溶媒の沸点までの温度で、とくに僅かにたかめた
圧力下で行なわれる。
式I中Xがカルバモイル基を表わすアミドは、エステルとアンモニアまたはア
ミンとを、水、低級アルコール、含水アルコール溶液またはジアルキルホルムア
ミドのような溶媒の存在で、0℃と系の還流温度の間の温度で反応させることに
よって得られる。
第一級アミドを、五酸化リン、オキシ塩化リンまたは塩化チオニルのような脱
水剤で処理することによって、Xがニトリル基を表わす式Iの化合物のニトリル
が得られる。反応は、一般に過剰の脱水剤を用い、混合物の還流温度で実施され
る。場合により、反応はベ
ンゾールまたは塩化エチレンのような不活性溶媒の存在で実施することができる
。
Xがテトラゾール基を表わす式Iの化合物の合成は、例えばSynth.19
73巻,80頁に記載されているような自体公知の方法に従い、アミドと窒素水
素酸またはその塩、例えばアルカリ−またはアルカリ土類金属塩とを、塩化アル
ミニウムおよび塩化亜鉛のようなルイス酸または塩化アンモニウムの存在で反応
させることによって行なわれる。アジ化ナトリウムと塩化アンモニウムとの組み
合わせがのぞましい。一般に、反応は、不活性溶媒、例えばベンゾール、テトラ
ヒドロフランまたはジメチルホルムアミドの存在で、室温と150℃の間の温度
で実施される。テトラゾリル化合物は、強酸性で、普通生理学的に忍容性のアミ
ン−または金属陽イオン有する塩に変えることができる。
ことに式Iの化合物のエステルのカルボン酸を公知方法で、例えばホウ水素化
リチウムのような錯金属水素化物を用い、溶媒としてテトラヒドロフランのよう
なエーテルの存在で還元すると、式I(X=CH2OH)のヒドロキシメチル化
合物が生じる。反応は、とくに反応混合物の沸点で実施される。
Xがカルボニルアミノテトラゾール基(X=CO−NH−CHN4)を表わす
式Iの化合物は、公知方法により、基礎になているカルボン酸と、式III
の5−アミノテトラゾールとの縮合によって得ることができる。反応は、たいて
い不活性溶媒、例えば塩化メチレン、ジオキサン、テトラヒドロフランまたはジ
メチルホルムアミド中、望ましくはN,N’−カルボニルジイミダゾールまたは
N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドのようなペプチド化学から公知の縮
合試薬の存在で、20℃〜120℃の温度で実施される。
同様にして、Xが場合により置換されたカルバモイル基を表わす式Iの化合物
も、相当する酸から製造することができる。
出発化合物中に置換基R1およびR2がまだ存在していない場合、これら置換基
はあとで導入することもできる。これは、R1および/またはR2が水素を表わす
式Iの得られる化合物の、例えばHouben−Weyl X/1巻,第572
頁以降、およびV/3巻,第873頁に記載されているような自体公知の方法に
よる芳香族求電子置換によって行なうことができる。それで、ニトロ化は硫酸と
硝酸の混合物を用い室温で実施することができ、スルホン化は例えばクロルスル
ホン酸を用い室温と150℃の間で、塩素化は塩化ス
ルフリルを用い20℃〜100℃で実施することができる。
式IIの出発化合物の製造は、自体公知の方法で、式IV
〔式中R1,R2およびYは上記の意味を有する〕で示されるヒドラジノキナゾリ
ンとジカルボン酸エステルハロゲン化物またはジカルボン酸ジエステルとの縮合
によって行なわれる。エステルハロゲン化物、望ましくは塩化物を使用する場合
には、反応は有利に−30℃〜70℃、とくに室温で、ジメチルホルムアミド、
ジオキサン、テトラヒドロフランまたは塩化メチレンのような不活性溶媒中で行
なわれる。反応は、望ましくは第三級有機塩基、例えばトリエチルアミンまたは
ピリジンの存在で実施される。
IVとエステルとの反応は、トルオール、クロルベンゾールまたはジフェニル
エーテルのような溶媒を用いるかまたは用いずに、約20℃から混合物の還流温
度までの温度で実施することができる。
式IIの出発化合物を製造するもう一つの方法は、式V
〔式中R4は上記の意味を有する〕のアシルヒドラジンと、式VI
〔式中R1,R2およびYは上記の意味を有し、Xは核結合の離脱基、望ましくは
ハロゲン原子、例えば塩素である〕のキナゾリンとの反応である。反応は、0℃
〜50℃で、不活性溶媒、例えばエタノール、塩化メチレン、トルオール、テト
ラヒドロフランまたはジメチルホルムアミド中、とくに過剰のVを用いて実施さ
れる。
式IVおよびVIの化合物の合成は、ヨーロッパ特許(EP)第80176号
に記載されている。
本発明による化合物Iは、人体医学および獣医学用医薬作用物質として適当で
あり、神経変性疾病および中枢神経系の神経毒障害の治療のためならびに鎮痙剤
、抗てんかん薬、不安解消薬および抗うつ薬の製造のために使用することができ
る。
本発明による化合物Iの薬理作用は、ネズミの大脳
の単離した膜材料につき調べた。このために、膜材料を本発明による化合物の存
在で、放射能でしるしをつけた物質3H−2−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メ
チル−4−イソキサゾール−プロピオン酸(3H−AMPA)および3H−2−ア
ミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−4−イソキサゾール−プロピオン酸(3H
−AMPA)および3H−5,7−ジクロルキヌレン酸で処理し、その際これら
の物質は特異的レセプター(AMPA−ないしはNMDA−レセプター(N−メ
チル−D−アスパルテート))に結合する。引き続き、シンチレーシヨン計数に
より処理した膜の放射能を測定した。結合した放射能により、結合した3H−A
MPAおよび3H−5,7−ジクロルキヌレン酸の量ないしはこれらの放射能で
しるしをつけた物質のその都度の置換量が決定し得る。これから生じる解離定数
(本発明による作用物質の置換作用のの尺度である)KI(I=阻害剤)は、I
BMコンピュータでの統計的分析系(SAS)を用いる反復非線形回帰分析によ
り、P.J.MunsonまたはD.Rodbard(Analytical
Biochem.107,220(1980),Ligand:Versati
le Computerized Approach for Charakt
erization of Ligand Binding Systems)
のプログラム”Ligand”類似に確かめた。
下記の試験管内試験を実施した:
1。 H3−2−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−4−イソキサノールー
プロピオン酸(3H−AMPA)の結合
膜の調製のために、新たに取り出したネズミの大脳を約15倍量の、α,α,
α−トリス−(ヒドロキシメチル)−メチルアミン塩酸塩(TRIS−HCl)
30mMおよびエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)0,5mMからなる緩
衝液A(pH7,4)と一緒にUltra−TURRAX撹拌機を用いて均質化
した。懸濁液を20min、48000gで遠心分離した。上澄みを分離した後
、沈殿物中に含まれているタンパク質含有膜材料を、3回緩衝液A中に懸濁させ
、48000gでそれぞれ20min遠心分離することにより洗浄した。その後
、膜材料を15倍量の緩衝液A中に懸濁させ、37℃で30min温置した。引
き続き、タンパク質材料を2回遠心分離および懸濁することにより洗浄し、使用
するまで冷凍した。
結合試験のため、37℃で解凍したタンパク質材料を2回48000gで遠心
分離(20min)し、引き続きTRIS−HCl−50mM、チオシアン酸カ
リウム0,1Mおよび塩化カルシウム2,5mMからなる緩衝液B(pH7,1
)中に懸濁させることにより洗浄した。引き続き、膜材料0,25mg、3H−
AMPA−0,1μCi(60Ci/mmol)なら
びに化合物Iを緩衝液B 1mlに溶解し、60min氷上に恒温保持した。恒
温保持した溶液を、あらかじめポリエチレンイミンの0,5%水溶液で少なくと
も2h処理したCF/B−フィルター(Whatman社)で濾過した。引き続
き、濾液を冷緩衝液B−5mlで洗浄して、結合した3H−AMPAと遊離の3H
−AMPAを互いに分離した。膜材料中の結合した3H−AMPAの放射能をシ
ンチレーシヨン計数により測定した後、回帰分析により置換曲線を評価すること
によってKI−値を決定した。
次の結果が得られた:
例 AMPA結合
No. KI〔μM〕
13 3,4
14 0,6
15 1,0
18 0,6
19 0,7
20 0,6
2. H3−5,7−ジクロルキヌレン酸の結合
膜材料の調製のために、あらたに取り出したネズミの大脳を、約10倍量の、
TRIS−HCl 50mMとEDTA 10mMからなる緩衝液A′(pH7
,4)と一緒に均質化した。懸濁液を、48000gで
20min遠心分離した。上澄液を分離した後、沈殿物中に含まれている膜材料
を2回、緩衝液A′中に懸濁させ、引き続きそれぞれ20min遠心分離しかつ
懸濁することにより洗浄した。膜を新たに緩衝液A′中に懸濁し、液体窒素中で
凍結した後、懸濁液を再び37℃で解凍し、さらに洗浄工程後37℃で15mi
n恒温保持した。
引き続き、タンパク質材料を4回、遠心分離および懸濁することによって洗浄
し、使用するまで−70℃で冷凍した。
結合試験のため、37℃で解凍したタンパク質材料を2回、48000gで(
20min)遠心分離し、引き続きTRIS−HCl 50mMからなる緩衝液
B′(pH7,4)中に懸濁することにより洗浄した。引き続き、膜材料0,1
5mg、3H−5,7−ジクロルキヌレン酸0,3μCi(16Ci/mmol
)ならびに化合物Iを緩衝液B′1ml中に溶解し、氷上で30min恒温保持
した。恒温保持した溶液を15000gで2min遠心分離した。上澄液を分離
した後、沈殿物を2回、冷緩衝液B′それぞれ1,5mlで懸濁した。沈殿物中
の、膜に結合した3H−5,7−ジクロルキヌレン酸の放射能を測定した後、KI
値を回帰分析
により置換曲線を評価することによって生じた。
次の結果が得られた:
例 ジクロルキヌレン酸
No. の結合
KI〔μM〕
4 1,75
13 0,5
14 0,17
15 0,4
16 0,1
18 0,65
19 0,3
20 0,4
21 0,8
医薬組成物の製造は、通常、例えば作用物質を他の普通の賦形剤および希釈剤
と混合することによって行なわれる。
医薬組成物は、種々の適用形で、例えば経口的、非経口的、皮下、腹膜腔内お
よび局所的に投与することができる。
それで、錠剤、乳濁液、懸濁液、注入液および注射液、パスタ、軟膏、ゲル、
クリーム、ローシヨン、粉末剤およびスプレーのような剤形が可能である。
本発明による医薬組成物は、通常の補助薬のほかに治療有効量の化合物Iを含
有する。例えば粉末剤および軟膏で、外部適用のためには作用物質は普通の濃度
で含有されていてもよい。一般に、作用物質は0,001〜5重量%、とくに0
,02〜0,5重量%の量で含有されている。
内部適用の場合、組成物は1回量で投与される。1回量中には、体重kgあた
り作用物質0,1〜50mg,とくに0,1〜10mgが添加される。組成物は
、疾患の種類および軽重度により毎日1または若干の用量で投与することができ
る。1日量は、一般に経口投与の場合体重kgあたり0,1〜100mgであり
、非経口投与の場合には体重kgあたり0,01〜10mgである。
所望の適用形式により、本発明による医薬組成物は、作用物質のほかに普通の
賦形剤および希釈剤を含有する。局所的外部適用には、製薬技術的補助薬、例え
ばエタノール、イソプロパノール、オキシエチル化ひまし油、オキシエチル化水
素化ひまし油、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ールステアレート、エトキシル化脂肪アルコール、パラフィン油、ワヤリンおよ
び羊毛脂を使用することができる。内部適用のためには、例えば乳糖、プロピレ
ングリコール、エタノール、デンプン、タルクおよびポリビニルピロリドンが適
当である。
さらに、酸化防止剤、例えばトコフェロールおよびブチル化ヒドロキシアニソ
ールならびにブチル化ヒドロキシトルオール、味覚矯正添加剤、安定剤、乳化剤
および漂白剤が含有されていてもよい。
組成物中に作用物質のほかに含有されている物質ならびに医薬組成物の製造の
際に使用される物質は、毒物学的に懸念がなく、その都度の作用物質と相容性で
なければならない。
下記の例で本発明を詳説する。
A.出発化合物の製造
例a
2−クロル−4−N(N′−エチルスクシニルヒドラジノ)キナゾリン
2−クロル−4−ヒドラジノキナゾリン 3gを、塩化メチレン 100ml
およびトリエチルアミン2ml中に懸濁させ、0℃でコハク酸 3gを滴加した
。混合物を夜通し室温で撹拌し、沈殿を吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥した。収
率:4,1g(82%)。
同様に、相応するヒドラジノキナゾリンおよび酸エステルクロリドから次のも
のを製造した:
2−クロル−4−N(N′−エチルグルタリルヒドラジノ)キナゾリン
2−クロル−4−N(N′−エチルマロニルヒドラジノ)−9−ニトロキナ
ゾリン
2−クロル−8,9−ジメチル−4−N(N′−エチルスクシニルヒドラジ
ノ)キナゾリン
B.最終生成物の製造
例1
3−(1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン−2)−プ
ロピオン酸エチルエステル
2−クロル−4−N(N′−エチルスクシニルヒドラジノ)キナゾリン 32
gを,酢酸 500ml中で2h還流下に煮沸した。溶媒を蒸留し、残留物をメ
タノールで処理し、吸引濾過し、乾燥した。収率:19,4g(68%);融点
208−210℃。
同様に、相応する出発化合物から出発して下記の化合物を製造した:
2. 4−(1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン−2
)−酪酸メチルエステル、融点 176−179℃
3. 2−(1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン−2
)−酢酸エチルエステル、融点 206−210℃
4. 3−(8,9−ジメチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾ
リン−5−オン−2〕プロピオン酸メチルエステル、融点 253−258℃
5. 3−(8−トリフルオロメチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕
キナゾリン−5−オン−2)−プロピオン酸エチルエステル、融点 220−2
22℃
例6
4−(1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン−2)−酪
酸
例2の物質3,5gを、1Nカセイソーダ溶液70ml中で夜通し撹拌した。
溶液をCH2Cl2で抽出し、水相を1N塩酸でpH1に調節し、水で洗浄し、乾
燥した。収率:2,8g(84%);融点 266〜270℃。
同様に、下記の化合物を製造した:
例21
3−(8,9−ジメチル−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン−2)−プロピ
オン酸ベンジルアミド
例16の酸1,7gを、1−ヒドロキシベンズトリアゾール水和物1,2gお
よびジシクロヘキシルカルボジイミド1,4gと一緒にDMF 15ml中で9
0min撹拌し、引き続きDMF 5ml中のベンジルアミン0,65gの溶液
を添加し、室温でさらに15h撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を真空中で
蒸発濃縮し、残留物を塩化メチレンで洗浄した。収率:0,65g(33%);
融点 289〜294℃。
例22
2−(1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン−2)−酢
酸エチルエステル
エステル(例3)1gを、濃硫酸10gと濃硝酸0,21mlからなる混合物
中で4h撹拌した。混合物を氷上に注ぎ、沈殿を吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥
した。収率:0,75g;融点 188〜190℃。
同様にして次のものを製造した:
23. 3−(9−ニトロ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン
−5−オン−2)−プロピオン酸エチルエステル、融点 120〜126℃。
24. 4−(9−ニトロ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン
−5−オン−2)−酪酸メチルエステル、融点 192〜196℃。
例25
3−(8−トリフルオロメチル−9−ニトロ−1,2,
4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−5−オン−2)−プロピオン酸エチ
ルエステル
エステル(例5)5gを、少量ずつ0℃で、発煙硝酸10mlと濃硫酸14,
5mlの混合物に加えた。2h後、反応バッチを氷上に注ぎ、酢酸で抽出し、有
機相を乾燥し、蒸発濃縮し、残留液をシリカゲルで塩化メチレン/メタノール(
50:1)を用いるクロマトグラフィーにかけた。収率:2,0g;融点 16
6〜168℃。
同様にして、次のものを製造した:
例26
3−(8,9−ジニトロ−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−c〕キナゾリン−
5−オン−2)−プロピオン酸エチルエステル、融点 170〜172℃。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
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CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,L
V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU
,SD,SK,UA,US,UZ,VN
(72)発明者 ベール, ベルトールト
ドイツ連邦共和国 D―67063 ルートヴ
ィッヒスハーフェン グレフェナウシュト
ラーセ 6―8
(72)発明者 ホーフマン,ハンス ペーター
ドイツ連邦共和国 D―67117 リンブル
ガーホーフ ウンテレ ハルト 12
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式I 【式中AはC1〜C5アルキレン基であり、 Xは、生理学的に忍容性のアミン−または金属陽イオンを有するその塩の形で存 在し得るカルボキシル基; 基 (ここでR4はC1〜C8アルキル基、環中に3〜8個の炭素原子を有するシクロ アルキル基、ベンジル基、基−(CH2)n−O−R5または (nは数2,3または4を表わし、R5およびR6はC1〜C3アルキル基を表わす );ヒドロキシル基、C1〜C4ヒドロキシアルキル基、C1〜C4アルキルカル ボニル基、ニトロ−C1〜C4アルキル基、テトラゾリル基カルボニルアミノテト ラゾール基または場合により置換されたカルバモイル基を表わし)、R1および R2同じかまたは異なっていてもよく、水素−、フッソ−、塩素−または臭素原 子トリフルオロメチル−、シアノ−、ニトロ−、アミノ−C1〜C5アルキル−、 モノ−またはジ−C1〜C5アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ−、C1〜 C6アルキルスルフェニル−、C1〜C6アルキルスルフォニル−、アミノスルフ ォニル−、ジ−C1〜C6アルキルアミノスルフォニル基を表わすかまたはR1お よびR2は一緒にメチレン−またはエチレンジオキシ基、直鎖C3〜C5アルキレ ン基または芳香族環なたは複素環をあらわす】で示されるトリアゾロキナゾリン 。 2.a)式II 【式中A,R1およびR2は式Iに記載した意味を有し、R4はC1〜C8アルキル 基、環中に3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、ベンジル環または基 −(CH2)−OR5であり、Yはヒドロキシル基または 臭素原子または塩素原子を表わす】で示されるヒドラジノキナゾリンを分子内縮 合させ、こうして得られたエステルを場合により引き続きエステル交換するかま たはけん化し、遊離酸を場合によりアミンまたは金属陽イオンで生理学的に忍容 性の塩に変えるかまたは遊離酸をヒドロキシアルキル化合物に還元するかまたは ニトリル、テトラゾールアミノ−およびカルバモイルアミノ化合物に変えるか、 あるいは b)式VII の化合物中へ置換基R1および/またはR2を導入することを特徴とする請求項1 記載の式Iで示されるトリアゾロキナゾリンの製造方法。 3.疾病の予防の際に使用するための請求項1記載の式Iのトリアゾロキナゾ リン。 4.疾病を予防するための請求項1記載の式Iのトリアゾロキナゾリンの使用 。
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