JPH08504398A - 生物学的分解性共重合体から成る微粒子製剤 - Google Patents

生物学的分解性共重合体から成る微粒子製剤

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JPH08504398A JP6508620A JP50862094A JPH08504398A JP H08504398 A JPH08504398 A JP H08504398A JP 6508620 A JP6508620 A JP 6508620A JP 50862094 A JP50862094 A JP 50862094A JP H08504398 A JPH08504398 A JP H08504398A
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ディーター ヘルトマン,
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、生理学的分解性共重合体から成る治療及び診断法、特に超音波診断法で使用するための微粒子製剤ならびに該製剤の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 生物学的分解性共重合体から成る微粒子製剤 技術分野 本発明は、請求の範囲で記載した対象、つまり生体高分子、重合能力のあるモ ノマー、作用物質及び/又は診断的に検出可能な成分から製造された微粒子、こ れらの微粒子の製造方法及び診断法及び治療において、特に該微粒子を超音波診 断法における造影剤として使用することに関する。 背景技術 比較的小さい、すなわち赤血球細胞の大きさの範囲内にある直径を有する粒子 が、血管系内の血流路に注射された後循環しうることは公知である。従ってこの ような種類の微粒子の薬剤学的製剤は、医学において血管系に注射可能の使用物 質又は診断剤用キャリヤー系として適当である。キャリヤー物質としては原則と して、生物学的に分解可能で、適合性がありかつ非水溶性のすべての物質が該当 する。従来は就中脂肪、ロウ、脂質(例えば大豆レクチン)、変性生体高分子( 例えばアルブミン、ゼラチン)及び生物学的分解性の合成重合体(例えばポリ乳 酸、ポリヒドロキシ酪酸、ポリアルキルシアノアクリレート、ポリ−L−リシン )が記載されている。 血流路を循環する微粒子は、それらの物理的及び化学的特性に依り種々の速さ でかつ種々の数で食作用性の単球系(MPS)細胞によって認識され、(主とし て肝臓、肺及び脾臓に)取込まれる。MPS細胞による微粒子の取込運動を決定 する主要な因子としては、粒子負荷量、粒度、粒子表面に吸着された物質の特性 (分子量、両親媒性)及び粒子表面のフィブロネクチン、アルブミンのような血 液成分に対する親和性等が挙げられる。MPS細胞による食作用の運動及び相応 の器官(特に肝臓、肺臓、脾臓、骨髄)内の粒子の増量度は、粒子の物理化学的 表面特性の目的に適った変化によって影響されうる[受動的標的化(passives t argeting)]。RES器官に属さない目標組織又は身体構造における微粒子の特 異的増量はこの仕方では不可能である。このような増量はむしろ微粒子と局所− 、構造−又は組織特異的結合性を有する物質[ホーミングデバイス(homing dev ice)]との組合せによってのみ達成されうる。しかし従来超音波診断法での使 用のために記載された粒子は、ホーミングデバイスとの組合せのために適した製 剤としては不十分である。 すなわちヨーロッパ特許第0458079号明細書及びドイツ国特許第380 3972号明細書に記載された造影剤の場合には、造影剤が環境及び作業場保護 の理由から使用することが危険視されている有機溶剤の使用を必要とする、費用 のかかる方法でなければ製 造できないということを甘受しなければならない。さらにこのような製剤の使用 前に、使用された有機溶剤がもはや薬剤学的に使用すべき生成物中に含有されて いないことが保証されなければならない。さらに製造のためには、注射用製剤の 場合にしばしば危険視されている界面活性助剤(例えば界面活性剤)も不可欠で ある。またこれらの粒子の場合には、種々の器官における増量割合の制御は不可 能であり、ドイツ国特許第3803972号明細書の粒子を、選択的に増量され る化合物(所謂ホーミングデバイス、例えばモノクローナル抗体)と結合するこ ともできない。 ドイツ国第4004430号明細書に記載された、重合アルデヒドから成る微 粒子も、生物学的分解性が明確でないために実質特異性(substanzspezifisch) 又は構造特異性物質のキャリヤーとして不適当である。この場合にも粒子を製造 するために界面活性助剤が必要であることが他の欠点である。 ヨーロッパ特許第0224934号明細書に記載された、タンパク質、特にア ルブミンから成る粒子は、極めて小さい試験管内及び生体内安定性しか有してい ない。 発明の開示 従って本発明の課題は、生理学的に危険な溶剤又は助剤(例えば界面活性剤) を使用せずに得られ、容易に製造可能でありかつ生物学的に分解可能であり、外 被物質中に局所−、構造−又は組織特異的結合性を有する物質を含有し又はこの ような物質と共有結合することができかつ十分な試験管内及び生体内安定性を有 する、特に超音波診断法で使用するための微粒子製剤を提供することであった。 前記課題は、本発明により生体高分子−好ましくはポリペプチド(またグリコ シル化ポリペプチド)−及び製造の間に重合される合成物質の組合せから形成さ れる外被を有する微粒子によって解決される。 従って本発明の対象は、少なくとも1種の合成重合体及び少なくとも1種の生 体高分子から成る共重合体から成る微粒子であり、この際生体高分子としては好 ましくは天然の、合成的に又は部分合成的に製造された又は遺伝子工学的に製出 されたポリペプチド、例えばアルブミン、コラーゲン分解生成物、ゼラチン、フ ィブリノーゲン、フィブロネクチン、ポリゲリン、オキシポリゼラチン、それら の分解生成物及びポリ−L−リシンが適当である。重合可能のモノマーとしては 好ましくはアルキルシアノアクリレート、アクリル酸、アクリルアミド、アクリ ル酸クロリド及びアクリル酸グリシドエステルが適当である。 本発明による微粒子は、ガス飽和溶液中でガスの封入によって製造する場合に は、特に超音波検査の造影剤として適当である。該粒子は含有されたガスにより 超音波場で極めて有効な散乱体(Streukoerper)とし て作用する。また該粒子は、例えばカラードップラー法(Farbdopplertechnik) によって評価されうる独特の信号を発信するための診断的超音波によって励起さ れうる。 ガスとしては、空気、窒素、二酸化炭素、酸素、ヘリウム、ネオン、アルゴン 、クリプトン又はこれらの混合物が適当である。相応のガス又は混合ガスの包含 (Beladung)は、その都度のガス又は混合ガスで飽和された水溶液中で粒子を製 造することによって行われる。 また微粒子は、(場合によってはさらに)医学的診断方法、例えば磁気共鳴断 層写真法、磁気共鳴分光法、シンチグラフィー(Szintigraphie)また適当な磁 力計(生物磁気)を用いる高感度磁場測定により検出可能の他の物質を、マイク ロカプセル化されて外被物質中に含有したり、(場合により例えばキレート形成 体のような適当な物質によって)外被物質に結合されて含有してもよい。すなわ ち例えば放射性同位元素を使用する場合には、本発明の微粒子をシンチグラフィ ーで使用することもできる。同様に該微粒子を、磁気共鳴断層写真法における造 影剤として、磁気共鳴分光法で又は磁場の測定で、マイクロカプセル化又は適当 な常磁性、超常磁性、フェリ磁性又は強磁性物質の外被物質中への混入によって 使用することも可能である。 意外にも、本発明による粒子を製造する際(生体高 分子の十分な濃度を保つ)、界面活性物質、例えば界面活性剤(Tenside)を添 加する必要がないことが判明した。これは、合成重合体を基剤とする微粒子の従 来公知の製造方法と比べて決定的な利点である。それというのも界面張力を低減 して、粒子の凝集を防止するために通常不可欠の界面活性剤は生理学的に危険で あると考えられており、従って同剤を生体で使用する前には適合的残余量になる まで薬剤から再び除去しなければならないからである。 本発明の微粒子製剤の他の利点としては、その都度の用途に適合可能であり、 種々の製造パラメータの変化によって容易に制御できる多数の粒子特性を挙げる ことができる。すなわち微粒子製剤の薬物動態学的パラメータ(器官分配、血流 路における滞留時間)は、その都度使用される生体高分子の選択によって又は生 体高分子の官能基の変化によって(例えばジカルボン酸無水物、例えば無水コハ ク酸、無水ジグリコール酸、無水グルタル酸、無水マレイン酸又は無水フマル酸 でアシル化することによって又はモノカルボン酸無水物、例えば無水酢酸又は無 水プロピオン酸でアセチル化することによって)影響されうる。 また外被物質中の生体高分子の含分も広い範囲で変化してよい。これによって 生体中でのカプセル物質の生物学的分解の時間に影響を及ぼしかつ所望の用途に 適合させることができる。この含分は製造溶液中の生 体高分子の割合により直接制御することができる。すなわち例えば、例1により 、ブチルシアノアクリル酸1%(v/v)及びゼラチン5%を含有する加圧滅菌 水溶液から製造された本発明の微粒子の外被物質は55%(M/M)が生体高分 子から成り、他方ブチルシアノアクリレートの使用量が同じで、2.5%の加圧 滅菌水性ゼラチン溶液中で製造された微粒子の場合には、外被物質は35%(M /M)が生体高分子から成り、7.5%の加圧滅菌水性ゼラチン溶液中で製造さ れた微粒子の場合には、外被物質は65%(M/M)が生体高分子から成る。 本発明の微粒子は意外にも、他の助剤、例えばラクトース、マンニトール又は ソルビトール[これらは通常凍結乾燥のためにビルダー(Geruestbildner)とし て使用される]の添加なしに凍結乾燥可能である。これらのビルダーは乾燥後に は多大な部分のマイクロカプセルの機械的破壊の原因であり、これらのマイクロ カプセルはもはや付形用には役立たない。これに対して本発明の微粒子の場合に は、過剰に使用された外被物質の生体高分子はビルダーとしても役立つので、意 外にも無傷のマイクロカプセル/破壊されたマイクロカプセルの割合は著しく改 良される。この有利な割合により付形のために必要な用量が明らかに低減されう る。 しかしまた本発明の微粒子は−場合によって付加的 に−混入された薬剤学的作用物質を含有していてもよい。この場合には例えば造 影性薬剤(これは超音波検査の場合にはガス又は混合ガスである)及び1種以上 の作用物質を粒子中に封入してマイクロカプセル化する。好ましくはまた、作用 物質を、局部−、構造−又は組織特異性物質用に記載された方法を用いて外被物 質中に取込むこともできる。作用物質及び生体高分子の場合には、これらの物質 は部分的にはそれ自体で外被物質を形成することができる。すなわちこれらの物 質は製造時に単独で又は他の適当な生体高分子(例えばゼラチン、アルブミン、 フィブロネクチン、ポリ−L−リシン)との混合物で重合性モノマー又はオリゴ マーの添加下にマイクロカプセル調製のための出発物質として使用される。作用 物質をカプセル物質の生体高分子部分へ結合する著しい利点は、例えばペプチド 結合によりカプセル物質の生体高分子部分に結合されている作用物質が、生体内 で酵素分解によって遊離されうる点にある。 本発明による微粒子は、特に血栓症及びアテローム性動脈硬化症状の検出又は 治療に有用である。この場合フィブリンに対する抗体又は抗体断片、フィブリン 結合性血漿タンパク質又はそれらの部分構造、組織プラスミノーゲン活性体(Ge websplaminogenaktivator)又はその部分構造[例えばI型−相同及び環状配列 (TypI−Homologie und Kingelsequenzen)]、ホー ミングデバイスとしてのリポタンパク質のタンパク質成分(また部分構造)の使 用は極めて有利と考えられる。 本発明の微粒子の他の用途は、例えばホルモン作用の診断又は治療(この場合 には受容体結合能力を有するペプチドホルモン又はそれらの変化生成物のホーミ ングデバイスとしての使用が特に有利と考えられる)、又は血管内皮の損傷の診 断又は治療(この場合には特に、インテグリンファミリーから選択される物質、 特にセレクチン(Selectine)、例えばLAM−1、ELAM−1及びGMP− 140に対する抗体又は抗体断片のホーミングデバイスとしての使用、又はイン テグリンファミリーから選択される物質、特にセレクチン、例えばLAM−1、 ELAM−1及びGMP−140の受容体又はそれらの結合媒介性断片のホーミ ングデバイスとしての使用が有利と考えられる)であってよい。さらに本発明の 微粒子は腫瘍の診断又は治療のためにも使用することができ、この場合には腫瘍 の表面抗原に対する抗体又は抗体混合物がホーミングデバイスとして使用される 。 本発明の微粒子の製造は、適当な反応性モノマー又はオリゴマー(例えばシア ンアクリル酸ブチルエステル、シアンアクリル酸イソブチルエステル、シアンア クリル酸イソプロピルエステル、シアンアクリル酸プロピルエステル、シアンア クリル酸イソヘキシルエス テル、シアンアクリル酸ヘキシルエステル、シアンアクリル酸メチルエステル、 アクリル酸、アクリルアミド、アクリル酸グリシドエステル、アクリル酸クロリ ド)を製造溶液の全容量に対して0.01〜10%(m/v)(好ましくは0. 1〜10%)の濃度で、適当な条件下で(例えばpHの選択、ラジカルの添加及 び紫外線照射による)、生重合体、例えばアルブミン、ゼラチン、オキシポリゼ ラチン、ポリゲリン、フィブロネクチン、ポリ−L−リシンを0.5〜20%( m/v)(好ましくは1〜15%)の濃度で溶解含有する水相中で分散させなが ら重合することによって行われる。コラーゲン分解生成物、例えばゼラチン、ポ リゲリン又はオキシポリゼラチンを使用する場合には、微粒子製造前に加圧滅菌 するのがしばしば有利である。重合の終了後生じた微粒子は密度及び粒度に応じ て1回又は数回の遠心分離、濾過又は浮選(Flotation)によって分離され、場 合によってはさらに透析によって精製されかつ生理学的適合性の懸濁剤(好まし くは注射用水)中で所望の濃度になるまで懸濁される。懸濁液は適当な水溶性物 質、例えばグルコース、マンニトール、ソルビトール、食塩、ガラクトース、ラ クトース、フルクトース、トレハロースの添加によって等張化される。 製造の際生じる微粒子の粒度分布は使用された撹拌装置の種類及び回転数によ って広い範囲で調節可能で ある。 ガス充填微粒子の製造は、反応を所望のガスで飽和された溶液中で行うことに よって行われる。この場合には生じる微粒子の密度、すなわち外被物質とガス量 との間の割合は、撹拌条件及び特に生体高分子の分量によって製造プロセス中に 調節可能である。 中心部が外被と同じ物質から成る微粒子を得ようとする場合には、製造時に、 適当な撹拌装置及び適当な撹拌速度の選択によって反応溶液の発泡が避けられる ように注意しなければならない。 RESの器官外の目標領域における該微粒子の付加的増量を保証しようとする 、局所−、構造−又は組織特異性物質(ホーミングデバイス)との要求される組 合せは、微粒子製造の前又は後で、アミノ酸を結合する生物化学の公知方法(例 えばW.Koenig、R.Geiger:Eine neue Methode zur Synthese von Peptiden: Aktivierung der Carboxy1gruppe mit Dicyclohexy1-carbodiimid unter Zusatz von1−Hydroxy−benzot-riazolen.Chem.Ber.103、788−798(1 970))を用いて前記特異性物質を、外被物質を一緒に形成するポリペプチド に結合することによって、又は微粒子を局所−、構造−又は組織特異性物質の水 溶液中で製造する(この物質がポリペプチドである場合には、同物質は外被物質 の成分として直接役立つ)ことによって行うことができる。 微粒子に結合可能な物質又は外被物質を一緒に形成する局所−、構造−又は組 織特異性物質としては、好ましくは抗体、複合抗体(Konjugierte Antikoerper )、ホルモン(特にペプチドホルモン)、トランスフェリン、フィブロネクチン 、ヘパリン、トランスコバラミン、表皮生長因子、リポタンパク質、血漿タンパ ク質及びそれらの特異性媒介部分構造及びオリゴペプチド、すなわちRGD、R GDS、RGDV及びRGDTが適当である。 微粒子に結合可能のキレート化リガンドとしては、ジエチレントリアミンペン タ酢酸又はその誘導体が適当である。これらのリガンドと粒子との結合は自体公 知の方法で行われる[Hanatowich et al.Science 220(1983)613] 。次に粒子を所望の金属イオンと反応させてその都度の粒子固定された金属錯体 を形成する。 使用される金属イオンの選択は所望の用途を基準とする。NMR診断の分野で は、原子番号21〜29及び57〜70の元素の好ましくは常磁性の金属イオン 、特にガドリニウム(III)イオンが使用される。シンチグラフィーで使用する 場合には、放射線、好ましくは111In又は99mTc、123I及び131Iの適当なエ ミッターが使用される。 完成微粒子懸濁液は、その都度の所定の用途のために直接使用することができ る。しかし貯蔵安定性を改 善するためには、該懸濁液を、強壮度(Tonizitaet)の調整のためにも有用であ りうるビルダー(例えばトレハロース、ポリビニルピロリドン、ラクトース、マ ンニトール、ソルビトール、グリシン)を添加しつつ凍結し、次に凍結乾燥する のが有利であった。過剰に使用された生体高分子をそれ自体でビルダーとして使 用するのが特に有利であった。これらの二つの場合には、沈降又は浮選による不 均一な凍結物中の粉子分布を防止するために、凍結の間懸濁液を運動させるのが 有利である。凍結乾燥された製剤からすぐ使える注射可能の懸濁液を製造するに は、薬学的認容性の懸濁媒体、例えば水p.i.、1種以上の無機塩の水溶液例えば 生理学的電解質溶液、グルコース又はラクトースのような単糖類又は二糖類、マ ンニットのような糖アルコールの水溶液中で凍結乾燥物を再懸濁させる。しかし 好ましくは注射用に適した水中で再懸濁させる。場合により溶解した物質の全濃 度は0〜20重量%である。 すぐ使用できる造影剤の濃度は、0.01〜20mg、好ましくは0.5〜6mg /ml(mg/ml=粒子/懸濁媒体)の範囲で調節することができる。注射用量はそ の都度の使用目的に依存している。すなわち注射用用量は超音波診断の場合血管 検査のためには1〜500μg/kg、好ましくは10〜100μg/kg(μg/kg =粒子/体重)の範囲にあり、カラードップラーソノグ ラフィー(Farbdopplersonographie)を用いて肝臓及び脾臓を検査する場合には 50〜100μg/hg、好ましくは200〜600μg/kg(μg/kg=粒子/体 重)の範囲にある。 次に実施例により本発明を説明する。 例 1 蒸留水300ml中にゼラチン15g[300ブルーム(Bloom)]を溶かし、塩 酸でpH3.0に調節する。この溶液を121℃で30分間加圧滅菌する。室温 に冷却した後、溶液のpH値を苛性ソーダ液でpH5.0に調整し、2000ml ビーカー中で高速撹拌機により10000rpmで撹拌する。この溶液に撹拌下で シアンアクリル酸ブチルエステル3mlを徐々に(10分間)滴加する。形成され る微粒子を6分間さらに撹拌する。その後この懸濁液を分液漏斗2dで浮選する 。沈降物(Unterstand)を流出させ、上澄みに蒸留水を補充して100mlこする 。この懸濁液は約0.1〜8μmの粒度を有する、ガスの充填された音響活性(s c-hallaktiv)微粒子を含有している。必要な場合にはさらなる浮選(Flotation )又は濾過によって粒度をさらに(例えば0.5〜3μmに)狭くすることがで きる。微粒子のカプセル外被は約55%(M/M)がポリペプチドから成り、約 45%(M/M)がポリシアンアクリル酸ブチルエステルから成る。微粒子は界 面活性助剤の添加なしに水中で分散可能である。同粒子 は凝集の傾向がない。懸濁液は適当な助剤(例えばグルコース、塩化ナトリウム 、マンニトール、ラクトース、ガラクトース)の添加によって等張化することが できる。 該懸濁液は、必要ならば超音波検査用造影剤としての能力を失うことなしに貯 蔵安定性を高めるために、好ましくは凍結保護物質、例えばラクトース、ポリビ ニルピロリドン、マンニトール、グリシンの添加後に凍結乾燥することができる 。 例 2 蒸留水20ml中にポリ−L−リシン(分子量5000)500mgを溶かして、 燐酸塩緩衝液でpH4.5に調節する。これにアクリル酸グリシドエステル10 0mgを加え、この混合物を高速撹拌機で冷却下に20℃で撹拌する。アンモニウ ムペルオキシドニ硫酸塩10mg及びN,N,N′,N′−テトラメチレンジアミ ン0.1mlを加える。さらに90分間撹拌する。形成されたガス充填微粒子を浮 選によって分離する。微粒子の粒度は0.2〜6μmである。 例 3 ポリゲリン(Polygeline)7.5gを、注射用水200ml肩中に溶かす。この溶 液を燐酸でpH3.0に調節し、注射用水を補充して300mlこする。この溶液 を、無菌濾過のための0.22μmのフィルターによって濾過し、高速回転溶解機 (Dissolver)で6000rpm で撹拌する。シアンアクリル酸イソプロピルエステル1.5ml及びシアンアクリ ル酸ブチルエステル1.5mlから成る混合物を撹拌下に徐々に滴加する。さらに 20分間撹拌する。生じた懸濁液を分液漏斗で3日間浮選する。他の工程は例1 と同様である。形成された微粒子はガスを含有している。この微粒子は超音波検 査用造影剤として適している。外被物質は、約22%(M/M)が生体高分子か ら成り、約40%(M/M)がポリシアノアクリル酸ブチルエステルから成り、 約38%(M/M)がポリシアノアクリル酸イソプロピルエステルから成る。該 微粒子は界面活性助剤を加えることなく水中で分散することができ、この際凝集 しない。これら微粒子の粒度は約0.2〜6μmである。 例 4 ヒトアルブミン109を注射用水200ml中に溶かす。溶液を塩酸でpH4. 0に調節し、注射用水を補充して300mlこする。この溶液を無菌濾過のための 0.22μmフィルターによって濾過し、高回転溶解機により10000rpmで撹 拌する。撹拌下にシアンアクリル酸イソプロピルエステル2mlを徐々に加える。 さらに60分間撹拌する。得られた懸濁液を3日間分液漏斗で浮選する。他の工 程は例1と同様である。形成された微粒子はガスを含有している。同粒子は超音 波検査用造影剤として適している。同粒子の外被物質は約30%(M/M)がヒ トアルブミンから成り、約70 %(M/M)がポリシアノアクリル酸イソプロピルエステルから成る。該微粒子 は界面活性助剤を加えることなく水中で分散しうるが、この際凝集することはな い。これらの粒子の粒度は平均約0.2〜3μmである。 例 5 オキシポリゼラチン溶液250mlを塩酸でpH2.5に調節し、注射用水を補 充して300mlにする。この溶液を無菌濾過のための0.22μmフィルターによ って濾過し、高速回転する回転子−固定子撹拌機(Rotor−Stator−Ruehrer)で 8000rpmで撹拌する。撹拌下にシアンアクリル酸ブチルエステル3mlを徐々 に滴加する。さらに90分間撹拌する。生じた懸濁液を3日間分液漏斗で浮選す る。他の工程は例1と同様である。形成された微粒子はガスを含有している。微 粒子は超音波検査用造影剤として適している。外被物質は約25%(M/M)が オキシポリゼラチンから成り、約75%(M/M)がポリシアノアクリル酸ブチ ルエステルから成る。微粒子は界面活性助剤を加えることなく水中で分散しうる が、この際凝集することはない。それらの粒度は約0.2〜4μmである。 例 6 フィブロネクチン500mgを蒸留水5ml中に溶かし、塩酸でpH3.5に調節 する。この溶液を無菌濾過のための0.22μmフィルターによって濾過し、高速 回 転する回転子−固定子撹拌機を用いて冷却された15ml容器(15℃)中で80 00rpmで撹拌する。撹拌下にシアンアクリル酸ブチルエステル0.3mlを徐々に 滴加する。さらに90分間撹拌する。生じた懸濁液を3日間分液漏斗で浮選する 。上澄みを、マンニトール100mlを含有する注射用水2ml中で懸濁する。この 懸濁液を−50℃で振盪下に凍結し、凍結乾燥する。使用前に微粒子を注射用水 2mlで再分散させる。微粒子の粒度は平均して0.8μmである。該微粒子は超音 波検査用造影剤として適当である。微粒子の外被物質は約35%(M/M)がフ ィブロネクチンから成り、約65%がポリシアノアクリル酸ブチルエステルから 成る。 例 7 フィブリンに対する抗体100mgを燐酸緩衝液(pH4.5)4ml中に溶かす 。この溶液を無菌濾過のための0.22μmフィルターによって濾過し、二重壁 撹拌容器(容量10mlで高速回転ディソルバー撹拌機(Dissolver−Ruehrer)に より冷却下に6000rpmで撹拌する。撹拌の間にシアンアクリル酸ブチルエス テル0.2mlを徐々に滴加する。さらに60分間撹拌する。生じた懸濁液を2日 間分液漏斗で浮選する。沈降物(Unterstand)を棄てる。上澄みにラクトース2 00mg及び注射用水2mlを加える。この懸濁液を振盪下に−40℃の冷浴で凍結 し、次いで凍結乾燥する。使 用前に該微粒子を注射用水2mlで再分散させる。微粒子はガス充填されており、 超音波検査用造影剤として適している。これら微粒子の粒度は平均約1μmであ る。微粒子の外被物質は約20%(M/M)が抗体から成り、約80%(M/M )がポリシアノアクリル酸ブチルエステルから成る。 例 8 ポリゲリン15gを、注射用水50ml中に溶かし、pHの調節下に2N苛性ソ ーダ液を滴加する。合せて2gの無水ジグリコール酸を連続的に加え、この際p H値を7.5〜8.0に保つ。反応の終了後に過剰のジグリコール酸を数回の限外 濾過[排除限界・分子量(MG)1000]によって溶液から除去する。アシル 化ポリゲリン溶液を注射用水の補充で300mlにし、0.22μmフィルターによ って濾過する。10000rpmで撹拌下にシアンアクリル酸ブチルエステル3ml を徐々に加える。この添加の終了後にさらに60分間撹拌する。形成されたガス 充填微粒子を15000rpm(30分)で遠心分離することによって分離し、注 射用水50ml中に入れる。該微粒子は界面活性助剤を加えることなく水中で分散 しうるが、凝集することはない。こららの粒子の粒度は0.1〜6μmである。微 粒子の外被物質は約45%(M/M)がアシル化ポリゲリンから成り、約55% (M/M)がポリシアノアクリル酸ブチルエステルから成る。 例 9 例3により製造されたガス含有微粒子20mlを燐酸塩緩衝液(pH4.5)2 0ml中にとる。この懸濁液を4℃で撹拌し(100rpm)、この混合物に(3− ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド−HCl25mgを加え る。60分後に、該微粒子懸濁液に、予め燐酸塩緩衝液10ml中に溶かしたフィ ブロネクチン25mgを加えた。4℃で60分間撹拌し、室温でさらに12分間撹 拌する。次に懸濁液を燐酸塩緩衝液(pH4.5)に対して3回透析し(排除限 界MG1000)、分液漏斗で2日間浮選する。上澄みを注射用水20ml中に取 り、ポリビニルピロリドン5%(m/v)を加え、−40℃で振盪下に凍結しか つ凍結乾燥する。 例10 例9からの凍結乾燥物を5%グルコース溶液20mlで再懸濁させる。その0. 1mlを、製造直後のフィブリン凝塊(直径1mm)を含有する、37℃のPBS溶 液10mlに加える。水浴中で振盪下に10分インキュベートした後前記凝塊を取 出し、それぞれPBS(pH7.4)10mlを用いて5回洗浄し、次いでソノグ ラフィー(Sonographisch)により検査する。付着している微粒子の信号がカラ ードップラー(Farbdoppler)で明らかに検出されうる。例3からの粒子(例9 で示したフィブロネクチンとの反応なし)を用いて同様に処 理する。該凝塊のソノグラフィー検査の場合には(カラードップラーでも)付着 している微粒子は検出されない。 例11 例3により製造されたガス含有微粒子5mlを燐酸緩衝液(pH4.5)5ml中 に取り入れる。懸濁液を4℃で撹拌し(100rpm)、この混合物に(3−ジメ チルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド−HCl10mgを加える。 5分後に、予め燐酸緩衝液1ml中に溶かした、フィブリンに対する抗体(No0 541 cloneE8、Immunotech)フランス国マルセイユ)2.5mgを前記微粒子 懸濁液に加える。4℃で60分撹拌し、さらに室温で120分撹拌する。次に該 懸濁液を燐酸緩衝液(pH4.5)に対して3回透析し(排除限界MG1000 )、分液漏斗で2日間浮選する。上澄みを注射用水2ml中に取り、ポリビニル ピロリドン5%(m/v)を加え、−40℃で振盪下に凍結し、凍結乾燥する。 例12 例11からの凍結乾燥物を5%グルコース溶液2mlで再懸濁させる。その0. 1mlを、製造された直後のフィブリン凝塊(直径1mm)を含有する、37℃のP BS溶液10mlに加える。水浴で振盪下に10分インキュベートした後、前記凝 塊を取り出し、それぞれPBS(pH7.4)10mlで5回洗浄し、次いでソノ グラ フィーにより検査する。付着している微粒子の信号はカラードップラー(Fadbdo ppler)で明らかに検出されうる。例3からの微粒子(例11で示されたフィブ リンに対する抗体との反応はない)を用いて同様に処理した。該凝塊のソノグラ フィー検査の場合(カラードップラーでも)、付着している微粒子を検出するこ とはできない。 例13 再懸濁された、例6からの粒子0.1mlを、例11と同様な実験構成で、該粒 子のフィブリン結合について検べた。フィブリン凝塊に結合された微粒子はソノ グラフィー検査で明らかに検出することができる。 例14 再懸濁した、例7からの微粒子0.1mlを、例11と同様の実験構成でそのフ ィブリン結合について検べる。フィブリン凝塊に結合された微粒子はソノグラフ ィー検査で明らかに検出することができる。 例15 例8により製造した微粒子10mlを、燐酸塩緩衝液(pH4.5)10ml中に 取り入れ、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール20mgを加える。4℃に冷却した 後撹拌し(100rpm)、(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカル ボジイミド−HCl10mgを加える。さらに4℃で60分間撹拌する。その後さ らに室温で60分撹拌する。この懸濁液に室温で、予め燐 酸塩緩衝液5ml中に溶かしたパンクレオザイミン(P-ankreozymin)10mgを加 える。室温で120分間撹拌する。次にこの懸濁液を燐酸塩緩衝液(pH4.5 )に対して5回透析し(排除限界MG1000)、分液漏斗で2日浮選する。上 澄みを注射用水10ml中に取り、ポリビニルピロリドン5%(m/v)を加え、 −40℃で振盪下に凍結し、次いで凍結乾燥する。 例16 例15からの凍結乾燥物を、注射用水10mlで再懸濁させる。この懸濁液0. 1mlをラットの尾部静脈中に注射する。10分後に膵臓を取り出し、水浴中でソ ノグラフィー検査を行う。微粒子の超音波信号をカラードップラーで認識するこ とができる。 例17 例3により製造されたガス含有微粒子5mlを、燐酸塩緩衝液(pH4.5)5m l中に取り入れる。この懸濁液を4℃で撹拌し(100rpm)、この混合物に(3 −ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド−HCl10mgを加 える。5分後にこの微粒子懸濁液に予め燐酸塩緩衝液1mlに溶かしたtPA5mg を加える。さらに4℃で24時間撹拌する。次にこの懸濁液を燐酸塩緩衝液(p H4.5)に対して3回透析し(排除限界MG1000)、分液漏斗で2日浮選 する。上澄みを注射用水2ml中に取る。 例18 2つのフィブリン凝塊(質量各約50mg)を製造し、これを血漿20ml中に入 れる。これらの凝塊に例17により製造した粒子懸濁液0.05mlを加える。1 0分後に凝塊を血漿から取り出す。ソノグラフィー検査ではカラードップラーに より付着する微粒子の信号が認められる。 例19 ゼラチン0.6gを磁鉄鉱粒子(鉄約20mmol/ml、粒子の直径約20nm)の 水性懸濁液20ml中で溶かす。この溶液を塩酸でpH3に調節する。撹拌(30 00rpm)下にシアンアクリル酸イソブチルエステル0.2mlを徐々に加える。 この添加終了後に90分間さらに撹拌する。この懸濁液を遠心分離する(200 0rpm、60分)。上澄みを棄て、沈降物をPBS(pH7.4)10ml(10mm ol)中に取る。懸濁液を4℃に冷却し、撹拌(100rpm)下に(3−ジメチル アミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド−HCl10mgを加える。4℃ でさらに60分撹拌する。その後フィブリンに対する抗体(No 0541 clon eE8、フランス国マルセイユ)5mlを加える。さらに4℃で60分撹拌し引続 き室温で120分撹拌する。この懸濁液をPBS(pH7.4)10mmolに対し て5回限外濾過する(排除限界MG5000)。沈降物を、マンニトール5%( m/v)を含有する注射用水5ml中に取り、5μm濾膜(Membranfilter)によっ て濾過す る。濾液を−40℃で凍結し、次いで凍結乾燥する。 例20 ゼラチン15g[300ブローム(Bloom)]を80℃で注射用水150ml中 に溶かす。この溶液を冷却後に0.1N HClでpH2.5に調節し、注射用水 を補充して300mlこする。同溶液を加圧滅菌する(V-erfahreu A121、Deu toches Arzneibuch 9版)。加圧滅菌溶液のpH値を調節し、必要な場合には pH2.5に調整する。この溶液にシアンアクリル酸イソブチルエステル3mlを 撹拌下に加える。さらに90分撹拌する。生じた微粒子懸濁液を1000rpmで 60分間遠心分離し、上澄みを注射用水50ml中に取り、再び1000rpmで6 0分間遠心分離する。これを合せて5回反復する。最後の遠心分離の上澄みをP BS(pH7.0)50ml中に取り、撹拌下に固体のジエチレントリアミンペン タ酢酸二無水物(参照:Hnatowichet al.(1983) Science 220:61 3)0.1mgに加える。5分間撹拌する。この懸濁液を1000rpmで60分間遠 心分離し、上澄みを注射用水50ml中に取る。注射用水に対する遠心分離をさら に4回反復する。最後の遠心分離の上澄みを注射用水50ml中に取り、孔径70 、40、20及び10μmのHDC−細孔フィルターから成る柱状濾過器によっ て濾過する。濾液は粒子表面上にDTPA基を有する粒子約2×109/mlを含 有する。平均粒度は約2μmである。該 粒子は、公知方法により放射性金属イオン(例えばIn−III又はTc−99) で標識することができる。 例21 フィブリン凝塊を音波使用のための例のように、ドップラーの代りにガンマカ ウンター(Gammacounter)によってのみ検出する。 例22 ポリゲリン7.5gを80℃で注射用水150ml中に溶かす。この溶液を冷却 後に0.1N HClでpH3に調節し、注射用水で補充して300mlにする。 溶液を加圧滅菌する(Verfahreu A121、Deutsches Arzneibuch 9版)。加 圧滅菌溶液のpH値をpH2に調整する。この溶液にシアンアクリル酸ブチルエ ステル3mlを撹拌下に加える。さらに90分撹拌する。生じた微粒子懸濁液を1 000rpmで60分間遠心分離し、上澄みを注射用水50ml中に取り、再び10 00rpmで60分間遠心分離する。これを合せて5回反復する。最後の遠心分離 の上澄みをPBS(pH7.4)50ml中に取り、4℃に冷却する。4℃で撹拌 下にストレプトアビジン50mg及びEDC5mgを加える。さらに1時間撹拌する 。この懸濁液を3回遠心分離する(1000rpm、60分)。各遠心分離の後上 澄みをPBS(pH7.0)燐酸塩10mM)50ml中に取る。フィブリンに対 する抗体を1:5のモル比で、DJ H-natovitch et al.の方法(J.Nucl.Me d.28(19 87)1294−1302)によりスルホスクシンイミジル−6−(ビチオンア ミド)−ヘキサノエート(NHS−LC−ビチオン)で標識する。 例23 例22からのフィブリンに対するビチオン標識抗体0.5mgを、コレステリン を含有する食餌で飼育したウサギに静脈内注射する。3時間後に例22からの粒 子を注射する。10分後に予め殺したウサギから頚動脈取り出し、アテローム性 動脈硬化の動脈部分を水浴中でドップラー方式で造影剤信号を調べる。付着して いる粒子からの明瞭な音波信号を検出することができる。 例24 a) 例8により製造された微粒子懸濁液20mlを燐酸塩緩衝液5mlでpH4. 5にもたらし、次に沃素−125で標識した、フィブリン(5μCi)に対する 抗体50mgを加える。反応混合物に4℃で撹拌しつつ(3−ジメチルアミノプロ ピル)−N′−エチルカルボジイミド−ヒドロクロリド500mgを加える。次い で冷却下にさらに8時間撹拌し、微粒子を遠心分離によって分離し、合せて3回 それぞれ20mlの注射用水で洗浄する。それぞれの洗浄工程は、粒子を水中で再 懸濁させ、次いで遠心分離するように行う。最後の洗浄工程の後、粒子を注射用 水20ml中で再懸濁させる。 粒子上での抗体の結合度はガンマーカウンターを用 いて沃素−125放射能により測定する。それによると初めに使用された抗体量 の93%は粒子表面に強固に結合されている。 b) ドイツ国特許第3803972号明細書の例4により製造された微粒子を 、例24a)に相当する量で沃素−125で標識されたフィブリン(5μCi) 抗体50mgと、他の点では同じ反応条件下で反応させる。 結合度は、例24a)による粒子と比較することにより、わずか1%の著しく 小さい値を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.生物学的分解性重合体から成る診断用及び/又は治療用マイクロカプセルに おいて、外被物質が少なくとも1種の合成重合物質と少なくとも1種の生体高分 子から成り、該外被物質が a)局所−、構造−又は組織特異性を有するか又は b)官能基を有していて、これらの基により場合によりキレート化リガンド又は それらの金属錯体及び/又は局所−、構造−又は組織特異性物質が結合されてお り、 かつ場合によりさらに1種以上の薬剤学的作用物質を含有しており かつカプセルの心部は、 a)ガス又は混合ガス及び/又は b)薬剤学的作用物質又は作用物質混合物又は c)カプセル外被と同じ物質から成り、但し合成重合物質が重合性アルデヒド からは構成されていないことを条件にしており; 生体高分子/合成重合体の重量比が10:90〜80:20の範囲にあり; かつ マイクロカプセル粒度が0.5〜8μmであることを特徴とする、診断用及 び/又は治療用マイクロカプセル。 2.合成重合体がモノマーのアクリル酸、アクリルアミド、塩化アクリル酸、ア クリル酸グリシドエステル又はモノマーのアルキルシアノアクリレートから構成 されている、請求項1記載のマイクロカプセル。 3.生体高分子が、場合によりグリコシル化ポリペプチド、好ましくはアルブミ ン、フィブリノーゲン、フィブロネクチン又はコラーゲン分解生成物、好ましく はゼラチン、ポリゲリン、オキシポリゼラチン又はポリ−L−リシンである、請 求項1記載のマイクロカプセル。 4.場合により生体高分子の官能基により結合された、局所−、構造−及び組織 特異性物質が、抗体、複合抗体、ホルモン、トランスフェリン、フィブロネクチ ン、ヘパリン、ロランスコバラミン、表皮成長因子、リポタンパク質、血漿タン パク質、好ましくはアミノ酸配列RGD、RGDS、RGDV又はRGDTを有 するペプチド又はオリゴペプチドである、請求項1記載のマイクロカプセル。 5.生体高分子が局所−、構造−及び組織特異性を有するポリペプチドである、 請求項1記載のマイクロカプセル。 6.外被物質がガス、好ましくは空気、窒素、二酸化炭素、酸素、ヘリウム、ネ オン、アルゴン、クリプトン又は少なくとも2種のこれらのガスの混合物を 包含している、超音波診断で使用するための請求項1から請求項5までのいずれ か1項記載のマイクロカプセル。 7.生体高分子の官能基により結合された基がキレート化リガンドである、請求 項1から請求項5までのいずれか1項記載のマイクロカプセル。 8.キレート化リガンドとしてエチレンジアミンペンタ酢酸の残基又はその誘導 基を含む、請求項1から請求項5までのいずれか1項又は請求項7記載のマイク ロカプセル。 9.生体高分子の官能基により結合された基が金属イオンのキレート錯体である 、請求項1から請求項5、請求項7及び8のいずれか1項記載のマイクロカプセ ル。 10.錯結合された(komplex gebunden)金属イオンが常磁性であり、好ましくは ガドリニウムイオンである、請求項1から請求項5まで及び請求項7から請求項 9までのいずれか1項記載のマイクロカプセル。 11.請求項9又は10記載のNMR診断用マイクロカプセル。 12.錯結合された金属イオンが放射性同位元素、好ましくは99mテクネチウムイ オン又は111インジウムイオンである、請求項1から請求項5まで及び請求項7 から請求項9までのいずれか1項記載のマイクロ カプセル。 13.シンチグラフィーで使用するための請求項12記載のマイクロカプセル。 14.請求項1記載のマイクロカプセルを製造するに当り、モノマーを、製造溶液 の全容量に対して0.01〜10%(m/v)、好ましくは0.1〜10%の濃 度で、0.5〜20%(m/v)、好ましくは1%〜15%(m/)の濃度の1 種の溶解生体高分子及び場合によってはさらに磁性粒子を含有する、場合によっ ては加圧滅菌されたガス飽和水相中で分散しながら重合し、この際生体高分子/ 合成重合体の重量比が10:90〜80:20であることを条件とし、重合の終 了後生じた微粒子と密度及び粒度に応じて1回以上の遠心分離、濾過、沈降又は 浮選によって分離し、場合によっては透析によってさらに精製しかつ生理学的認 容性懸濁剤中で懸濁し、次に場合によってはキレート形成体、金属キレート及び /又は局所−、構造−又は組織特異性物質と反応させかつこの懸濁液を、好まし くはビルダー(Geruestbi-ldner)の添加下に凍結乾燥することを特徴とする、 マイクロカプセルの製造方法。 15.請求項1記載の微粒子を薬剤学的認容性懸濁媒体中で再懸濁させることを特 徴とする造影剤。 16.薬剤学的認容性懸濁媒体として、場合によっては食塩、グルコース、マンニ トール及び/又はラクト ースが添加されておりかつ場合によってはさらに数価のアルコールを含有する注 射用水を使用する、請求項15記載の造影剤。 17.最終の凍結乾燥を省略する、請求項14記載の方法により製造可能の造影剤 。
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