JPH08504039A - 音を発生させる吹奏楽器用リード - Google Patents

音を発生させる吹奏楽器用リード

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JPH08504039A
JPH08504039A JP5518896A JP51889693A JPH08504039A JP H08504039 A JPH08504039 A JP H08504039A JP 5518896 A JP5518896 A JP 5518896A JP 51889693 A JP51889693 A JP 51889693A JP H08504039 A JPH08504039 A JP H08504039A
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ディーター ハーン
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ハリー ハルトマン
ディーター ハーン
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Abstract

(57)【要約】 繊維補強した合成物質から成っている、音を発生させる吹奏楽器用リードを提案する。本発明による吹奏楽器用リードは、合成物質から成る基体が、リード(7)の長手方向に延びる繊維束(31)を有する少なくとも1つの一方向性の層(27,29)により安定化されており、層(27,29)の個々の束(33)が、リード(7)の振動を緩衝させるために異なる材料特性を有していることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】 音を発生させる吹奏楽器用リード 本発明は、繊維補強した合成物質(例えばプラスチック)から成る、音を発生 させる吹奏楽器用リードに関するものである。 多くの吹奏楽器、とりわけサクソフォーンやクラリネットは、舌片とも呼ばれ る音を発生させるリードを備えている。この種の吹奏楽器は歌口を有し、この歌 口に適当な方法で、例えばリードねじを用いてリードが固定されている。例えば オーボエやファゴットのように2枚リードを備えた吹奏楽器もある。 この種の、音を発生させるリードを製造するため、基本的には管状の木片が使 用される。しかし管状の木片の欠点は、その耐久性が非常に限定されていること 、及びその製造が非常に面倒なことである。さらに、木製のリードはどれも使い ならしをしなければならない。楽器の歌口に木製のリードを固定するたびに、即 ち湿気を帯びていない新しいリードを最初に使用するたびに、ほぼ30分程度の 使いならしを必要とする。この時間中に木製のリードは湿気を吸収するので、そ の音質が変化してしまう。さらに自然材は非常に敏感である。特にリード 尖端部の領域において裂傷することがしばしばあり、その結果リードは使用不能 になる。 また、プラスチックからリードを製造することも知られている。しかしながら 、プラスチック性のリードから発生される音は、木製のリードによって得られる 音質に到底及ばない。さらにその表面構造にたいしては少なくとも慣れが必要で ある。そのため多くの演奏者はこの種のプラスチック製のリードを使用したがら ない。 最後に、音を発生させるリードを繊維複合材または繊維強化プラスチックから 製造する試みがなされた。しかしながら、これによって得られる音質は、吹奏楽 器の多くの演奏者が前記欠点を備えた木製のリードを使用せざるを得ない程度の ものであった。 本発明の課題は、繊維強化プラスチックから成る、音を発生させる吹奏楽器用 リードにおいて、音質が著しく改善され、演奏特性が木製のリードに極めて近似 し、しかも表面構造が使用者にとって好感のもてるようなリードを提供すること である。 この課題は、請求項1の前提概念に記載の、音を発生させるリードにおいて、 同項の特徴部分に記載の構成によって解決される。プラスチックから成る基体ま たはプラスチックマトリックスが少なくとも1つの層を有し、この層が、互いに 平行に1つの方向において縦方向に延 が、リードの振動を緩衝させるため、他の束とは異なる材料特性を有しているこ とにより、非常に優れた音が得られる。同時に、リードの耐久性は従来のプラス チックリード及び木製リードに比べて著しく改善されている。 本発明によるリードの1つの有利な実施例では、一方向性の個々の繊維束は中 空繊維を含んでいる。中空繊維は、特にリードの音質を制御するにあたって有利 である。さらに、中空繊維を含んでいるリード未加工品は以後の加工が非常に容 易である。 リードの他の実施例によれば、一方向性の繊維束の層は炭素繊維の束(Gelege )として構成されている。この種の層は比較的簡単に製造できる。さらに、この ように構成されたリードは、音質が特に優れているのが特徴である。 リードの他の実施例によれば、繊維が互いに直角に延びている担持層に加えて 、少なくとも1つの支持層が設けられている。支持層の繊維は、有利には互いに 直角に延びており、且つ担持層の繊維にたいしてずらして配置されている。この 構造のため、リードは高安定性を有し、よって不変の音質を有する。湿気がある 際に生じる摩耗は非常にわずかである。特にリードの前縁の領域(リード尖端部 の領域)においては、支持層と担持層の繊維が 互いにずらして配置されているので、裂傷が避けられる。 特に有利な実施例では、リードの下面に担持層及び(または)支持層が設けら れ、この担持層及び(または)支持層の上に、一方向性の繊維束を備えた層が設 けられている。従って、リードの下面は非常に安定であるように、且つねじれに 強いように構成されている。その結果、吹奏楽器の歌口への好適な取付けが保証 されている。他方、担持層または安定化層の上にある層により、一方向性の繊維 束はリードの音質に影響を与える。 最後に、特に有利な実施例によれば、リード尖端部の縁の領域に少なくとも二 つの層が設けられている。その分離面は、リード縁の上面と下面のほぼ中央に位 置するように配置されている。これにより、裂傷することが多い特に敏感な縁領 域において、少なくとも二つの層が設けられる。これらの層は、リード尖端部の 上面または下面を生じさせる。この場合に生じる層の繊維は互いにずらして、ま たは回動させて配置されており、その結果舌片縁の裂傷が確実に阻止される。 本発明の他の実施態様は、他の請求項から明らかである。 次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。 図1は 吹奏楽器の歌口の側面図、 図2は リードの前部部分の縦断面図、 図3は リードの前部領域の平面図、 図4は リードの後部領域の横断面図、 である。 以下に述べる音を発生させるリードは、様々の種類の吹奏楽器に使用され、特 にサクソフォーンやクラリネットに使用される。これらの楽器においては、開口 部をほとんどふさぐように1枚のリードが楽器の歌口に取り付けられる。この場 合リードは、その後部領域において、即ちそのシャフトの領域において、適当な 締め付け装置を用いて、有利にはリードねじを用いて歌口に次のように固定され 、即ち前端(演奏者の口側の端部、リード尖端部)が歌口の開口部上方において 自在に振動することができるように固定される。 以下に述べる種類の音を発生させるリードは、例えばオーボエやファゴットの ような2枚リードを有する吹奏楽器にも使用することができる。この種の吹奏楽 器においては、音を発生する2枚のリードが互いに対向するように次のように配 置されており、即ちリードに息を吹き付けたときに空気柱が振動して、吹奏楽器 の内部で振動する空気柱が発生するように配置されている。吹奏楽器の内部で振 動する空気柱の長さは、そのために吹奏楽器に設けられる開口部の開閉によって 変化させることができ、その結果異なる高さの音が発生する。 図1は、吹奏楽器1の側面図である。歌口3の領域には、締め付け装置として 用いられるリードねじ5により、音を発生させるリード7が次のように締め付け 固定されており、即ちリード7がそのシャフト9の領域において吹奏楽器1の歌 口3にしっかりと押圧され、一方吹奏楽器が演奏されるときに、逆の側の端部、 つまりリード尖端部11が歌口3の開口部を介して振動することができるように 締め付け固定されている。ここに図示した実施例では、リードねじ5は、例えば 歌口3を抱きかかえるリングと協働する。このリングの下面に二つの締め付けね じ13をねじ山によりねじ込み可能である。このようにリードは、リング外周を 縮小させることにより、またはねじの直接の作用により保持される。 歌口の構成は、それぞれの吹奏楽器の種類に応じて、場合によっては吹奏楽器 の音域に応じて選定される。 図2は、図1に図示した音を発生させるリード7の縦断面図である。この縦断 面図からわかるように、この実施例では、図1に図示した歌口3の開口部をふさ ぐリード7の下面15に、二つの層17と19が設けられている。これらの層の うち下側の層を担持層17と呼び、その上にある層を支持層19と呼ぶことにす る。図中破線は、担持層17と支持層19との分割面21を示している。 ここに図示した実施例の場合、担持層17は支持層19と共にリード7の下面 15に平行に延びている。リード尖端部11の最前端領域には、即ち縁23の領 域には、担持層17と支持層19の二つの層が設けられている。この場合その分 割面21は次のように配置されており、即ち該分割面21がリード尖端部11の 下面15と上面25の間の距離のほぼ半分の位置にあるように配置されている。 図2に図示した実施例では担持層17と支持層19とがそれぞれ一つずつ設け られているが、これらの層の数量はリードのサイズに適合させることができ、所 望の音質に応じて決定することもできる。 担持層17と支持層19の上方には、特にリード7の右側の領域には、即ちシ ャフト9の領域には、上下に複数の緩衝層27と29が設けられている。これら の緩衝層の数量と厚さも、音を発生させるリードの種類及び所望の音質に応じて 選定することができる。 図3に図示した、リード7の前端の平面図からわかるように、緩衝層27と2 9はリード尖端部11の縁23にたいして間隔をもって終っており、リード7の 最前端領域にはリード7の支持層19が設けられている。 図3のリード7の図式図からもわかるように、緩衝層27と29はリード7の ほぼ長手方向に延びている一方 向性の繊維束を有している。ハッチングで示したのは、緩衝層29と27の個々 の繊維束が別の材料から成っていることを示すためである。図3には、個々の緩 衝層の内側に中空繊維束33が示されている。中空繊維から形成されている束の 代わりに、適切な緩衝特性を備えたガラス繊維またはアラミド繊維を使用するこ ともでき、一方可撓性のセラミックまたはガラス中空繊維から成るマイクロ管を 使用することもできる。 リード7の厚さがシャフト9から舌片11の前縁23のほうへ多かれ少なかれ 減少していることにより(図2を参照)、個々の層27と29は、リード尖端部 11の縁23から間隔が次第に大きくなるようにして終わっている。この場合上 部層と縁23との間隔は、下部層27と縁23との間隔よりも大きい。即ち、支 持層19に直接さ位置されている緩衝層27の、一方向に延びている繊維束は、 ほぼリード尖端部11の前縁23にまで達している。 図2に図示した厚さの勾配は、リードの全体の厚さ及び所望の音質に応じてよ り大きく、より小さく選定することができる。その結果、これに応じて個々の緩 衝層はリード7の前縁23からより大きな間隔で、またはより小さな間隔で終わ る。 図3の平面図に図示されているように、この実施例で は、リード尖端部に接続している領域にしてリードの表面に緩衝層35が塗布さ れている。この緩衝層35の幅は次のように選定されており、即ち緩衝層35の 縦側がリードの側部縦縁まで完全に達しないように、且つ緩衝層35の横側がほ ぼ三角形であり、リード尖端部のほうへ向いている横側がほぼ台形状に構成され ているように選定されている。緩衝層35の形状と拡がりもリードの大きさ及び 所望の音質に応じて変化せしめられる。また、緩衝層を二つの層の間に取り付け ることも可能で、この場合にはもちろん、舌片11の縁23の方向へ向いている 緩衝層35の前端を、境を接する層と共に切除して、緩衝層が二つの境を接する 層の間にある分離層で終わるようにしてもよい。 しかし図3に図示した実施例では、緩衝層はリードの表面に塗布され、有利に は接着され、フォイルとして、特に自己接着性のフォイルとして構成されている 。 炭素繊維束から成っている個々の緩衝層27と29は、その繊維束31と33 にたいして横方向に延びている安定化束(図2と図3には図示せず)を有するこ とができる。これらの安定化束は、中空繊維、アラミド繊維、ケブラー繊維、炭 素繊維、及び(または)ガラス繊維も含んでいることができる。安定化束は、個 々の層または音を発生させるリード7を付加的に安定化させる働きをも つ。これらの横方向に延びている繊維は、縦方向に延びている炭素繊維束よりも やわらかく、その結果リードは横方向よりも縦方向において頑丈であり、よって 管状の木材から成るリードに典型的な性質を有している。横繊維はリードの裂傷 の危険をなくし、その厚さと数量はリードの緩衝特性を決定する。 図4は、リード7のシャフト9の領域の横断面図である。この図からわかるよ うに、リード7の下面15は平らに形成され、二つの最下端層、即ち担持層17 と支持層19とは、分離面21と同様にリード7の下面15に平行に延びている 。担持層または支持層の上方には、すでに述べた緩衝層27と29が設けられて いる。この場合付加的に、シャフト9の領域にカバー層37をも設けることがで きる。 この横断面図からわかるように、リード7の上面は、シャフト9の領域に湾曲 部を有している。この場合、カバー層37の上面がリードの残余の領域の湾曲部 に追従するように構成するか、または平らに構成することが可能である。カバー 層37の上面を平らに構成する場合には、リードねじ5の締め付けねじ13のた めの特に好適な接触面が得られる(図1)。従って、このように構成されたリー ド7は、特に確実に吹奏楽器の歌口に固定させることができる。リードは、他の 態様でも、例えば繊 維バンドを用いて楽器の歌口に取り付けることもできる。この場合、シャフト9 の構成はその都度この固定手段に適合可能である。さらに、リードとリードねじ の間に弾性的な締め付け体を取り付けて、リードを特に好適に自在に振動させる ようにしてもよい。 図1ないし図4を用いて説明した、音を発生させるリード7は、プラスチック から成っている。例えばエポキシ樹脂またはフェノール樹脂から成るプラスチッ ク塊またはプラスチックマトリックスに複数の繊維層を組み込むことができる。 リード7の基部は担持層17を形成している。担持層17は、互いに90゜の 角度を成して延びている束を有している。これらの束は単に上下に設置するか、 互いに織合わせればよい。繊維束の間の角度は90゜からずれるように選定して もよい。リードの大きさ及び音質に応じて複数の担持層を使用することもできる 。担持層の繊維束は炭素繊維から成るのが有利である。それぞれの層は例えば1 2/100mmの厚さである。繊維束の幅はほぼ1mmあればよい。 担持層17の上方には支持層19が配置されている。支持層19は、基本的に は担持層と同一の構成でよい。しかし支持層の繊維束の方向は、担持層の繊維束 の方向にたいして異なっている。支持層19の繊維束は、例え ば互いに90゜の角度を成し、且つ担持層の繊維束にたいしては45゜の角度を 成している。支持層の繊維束も90゜以外の角度で互いに交わっていてもよい。 このようにして上下に積層される層が生じ、これらの層の繊維束は1つの層の内 部と、層と層の間とで互いに異なる角度を有している。支持層の厚さは担持層の 厚さと同様にリードの全体の厚さ及びリードの音質に応じて変化させることがで きる。また、繊維束の幅(実施例ではほぼ1mm)も変化させることができる。 音を発生させるリード7の厚さは、リード尖端部11の縁23の領域において ほぼ1/10mmである。担持層と支持層とは、図の例では少なくとも一つの担 持層及び支持層が設けられるように配置されている。この場合、その分離面21 は、図2に示したようにリードの縁のほぼ中心に配置されている。 担持層及び支持層の上方には、一方向に延び且つリードの縦方向に向けられて いる繊維束のいくつかの層が設けられている。これらの層は炭素繊維束として構 成されているのが有利である。束の個々の繊維束の代わりに中空繊維、例えば浸 透繊維束を使用してもよい。また、透石の際に使用される繊維を使用してもよい 。場合によっては、種々のタイプの中空繊維が使用される。重要なことは、束の 中に挿入される繊維束が緩衝層を有し、この 緩衝層によりリードの音を制御可能であることである。 それぞれの中空繊維束は、個々の繊維の厚さ及び特性に応じて例えば30本、 しかし120本の中空繊維をも有することができる。しかし中空繊維束の数量及 び幅は変えることができ、またこれらの束の内部に設けられる個々の繊維の数量 も変えることができる。ここに図示した実施例では、中空繊維束は、炭素繊維束 の繊維束と同じ幅を有している。 最適な音質をもった有利な実施例では、中空繊維の内径は20μmであり、外 径は40μmである。この大きさは、所望の音質特性及び緩衝特性に適合させる ことができる。 中空繊維束の数量により、音を発生させるリードの運動の緩衝を、よってリー ドの音を制御することができる。中空繊維束と炭素繊維束の比は1:1に選定す るのが有利である。炭素・中空繊維束は、非常に細く広い間隔で延びている22 TEXのガラス繊維で安定化させることができる。 音を発生させるリードは、個々の担持層と支持層と緩衝層とを上下に積層して プラスチックマトリックスに埋設することにより製造される。プラスチック塊を 硬化させるために、基体を加熱してもよい。硬化は加圧により行うこともできる 。音を発生させるリードの繊維複合材 の製造、従ってリードの基本型または基体の製造は知られている。 音を発生させるリードの未加工品を製造後、すべての層は互いにほぼ平行に延 びている。付加的に、最上層として、図4に図示したカバー層37を塗布するこ とができる。カバー層37は炭素繊維組織であり、その繊維束は互いにほぼ90 ゜の角度で延びている。しかしこれらの繊維束の角度は変えることができ、また 上下に積層する複数のカバー層を設けることも可能である。カバー層37は、担 持層及び支持層と同数の層から成っているのが有利である。カバー層37の役目 は、もっぱら、プラスチックマトリックスの硬化後に未加工品が変形しないよう に対称性を形成するためである。 未加工品の製造後、切除工程により、例えば研削によりリード尖端部が形成さ れる。その際、いわゆる極上部(Ausstich)の領域において未加工品の材料が取 り除かれ、その結果リード7の厚さはシャフト9からリード尖端部11の前縁2 3のほうへ多かれ少なかれ連続的に減少する。厚さの変化、例えば図2の縦断面 図に図示したような厚さの変化は、従来のリードと同様に選定することができ、 所望の音質に適合させることができる。 付加的に、シャフト9の領域において、上面25に、表面湾曲部を形成させる ことができる。しかし、以後の 加工のために、リード7の未加工品にたいして最適な載置面を付与するため、前 もって下面15が平面研削される。このことは、特に、非常に細いリード尖端部 11に取って重要である。なぜなら、この平面研削をしないと、リード尖端部1 1は後の研削加工の際にかしぐことがあり、よって厚さが一定でなくなることが ある。また、研削の際にリード尖端部が折れることもある。下面15を研削する ことにより、使いかってや音を阻害する滴がリードの演奏の際に形成されること が阻止される。むしろ、リード下面には湿潤フィルムが生じる。 リード7の上面を削りとり、リード尖端部を形成させた後、リード尖端部の上 面の領域に緩衝層35が塗布される。この緩衝層35の材料は、所望の音質に応 じて自由に選定することができる。例えば、自己接着性のプラスチックフォイル を塗布させることができる。緩衝層35の形状もリードの大きさ及び音質に応じ て選定可能である。緩衝層35の大きさと配置を変化させることにより、音を発 生させるリードの音質を、個々の演奏者が望むとおりに変えることができる。 中空繊維(場合によってはアラミドから成っている)の代わりに、中空でない アラミド繊維を緩衝層の中に挿入してもよい。しかしこの場合、リードの表面は いくぶんあらくなる。緩衝層の中に中空繊維を挿入したリード とのこのような違いは、緩衝層をより大きくすることにより部分的に補償するこ とができる。他方、この場合(他の実施例の場合も層であるが)、リードの上面 または表面にめっき層を備えさせることができる。その結果、リードの滑らかな 外面が得られる。特にシェラックが優れている。 もちろん、緩衝層の炭素繊維束の炭素繊維の代わりに、中空繊維及びアラミド 繊維を使用してもよく、また中空繊維とアラミド繊維の組合せを緩衝層に挿入し てもよい。中空繊維または中空でないアラミド繊維は、音を発生させるリードの 振動を緩衝させるために用い、一方炭素繊維は必要な剛性をリードに与える。 アルトサクソフォーンにたいするリードの有利な実施例では、ほぼ7個ないし 10個の緩衝層と、1個の支持層及び担持層を設ける構成が優れている。このリ ードの場合、シャフト9の領域における厚さはほぼ1.7mmである。 テナーサクソフォーン、バリトンサクソフォーン、バスサクソフォーンのため のリードの場合には、層の数量を増加させる必要がある。なぜなら、この場合リ ードはより厚く形成されていなければならないからである。ソプラノサクソフォ ーン、ソプラニーノサクソフォーンの場合には、リードの厚さを適当に薄くする 必要がある。 いずれにしても、リード7の下面15は平面研削されている。この場合担持層 17の一部が切除される。完成したリード7では、縁23の領域では支持層19 の上面も切除工程または研削工程により切除される。その結果、担持層と支持層 の間の分離面21は上面25と下面15のほぼ中央に位置することになる。 繊維組織が互いにずれて延びている両層により、リード尖端部11の縁23に 特別な安定性が付与され、その結果ここでは亀裂の発生が確実に回避される。 リードの緩衝特性、よって音質特性を制御するため、一つの層または複数の層 において、いわゆるマイクロバロンをプラスチックマトリックスの樹脂に挿入す ることができる。この場合、層のいくつかの領域にだけこの種のマイクロバロン を備えさせてもよい。マイクロバロンの材料、例えば非有機的な珪酸塩、または ガラス、コルク、繊維材等は、リードの所望の音質に応じて選定される。コルク の大きさは0.01ないし0.018mmであるのが好ましい。他の樹脂充填材 、例えば粉末滑石、木粉、ガラス繊維片、綿くず、粉末アルミニウム等を、所望 の緩衝特性の調整のために選定することができる。 リードの音特性及び緩衝特性は、プラスチックマトリックスの樹脂に可撓体を 備えさせることによっても制御することができる。この場合、一つの層または複 数の層 に可撓体を挿入すること、または一つの層または複数の層のいくつかの領域にだ け可撓体を挿入してもよい。 さらにリードの特性は、既に述べたように、樹脂、めっき及び(または)接着 剤をリードの表面の上及び(または)下に追加的に塗布することによって制御す ることができる。その際、所望の音特性に応じて、連続する層を塗布すること、 またはリードの上面または下面のいくつかの領域だけを湿らすことができる。 プラスチックマトリックスを製造する場合、メチルメタクリラートを含む樹脂 が優れている。メチルメタクリラートを含む樹脂には、硬化剤として過酸化ベン ゾイルが添加され、活性化剤としてN,N−ジエタノール−P−トルイジンが添 加される。さらに、種々の樹脂に顔料及び(または)、密度を減少させるために 充填剤を添加することもできる。例えば非有機的な珪酸塩、または繊維状或いは 粉末状の物質から成るマイクロバロンを供給することができる。 基本的には、リードの最下層、即ち支持層と担持層とは緩衝なしに実施される 。しかしこの場合も、音質及び緩衝特性を制御するために可撓体を挿入すること 、及び(または)他の添加物質、即ちマイクロバロンまたは繊維状の充填物質を 添加してもよい。この場合これらの添加物質は層ごとに変えることができ、場合 によっては部 分的にだけ挿入してもよい。緩衝層が十分な自己安定性を有している場合には、 支持層及び(または)担持層を設けなくてもよい。 支持層と担持層との分離面をできるだけリード7の最も外側の縁の中央部に配 置すべきことは述べたが、上記の層の代わりに、一定の繊維方向を有していない 炭素繊維毛を使用することもできる。この場合、リード尖端部の領域における研 削工程はなんらかの分離面とは関係なく行うことができ、その結果リードの製造 が簡単になる。炭素繊維毛の繊維成分が比較的高いので、安定性もリードの裂傷 強度も向上する。 炭素繊維毛のプラスチックマトリックスは、リードの残りの領域と同様に、緩 衝を調整するため樹脂を備えていてもよい。樹脂は、緩衝特性を向上させる点で すぐれている。 リードの下部層、及び選択的に他の層をも、ハイブリッド組織として形成して もよいことに留意すべきである。ハイブリッド組織は、1つの繊維方向において 炭素繊維を使用し、一方他の繊維方向においては、即ち前記1つの繊維方向と任 意の角度で交わっている他の繊維方向においては、アラミド繊維及び(または) ガラス繊維が使用される点に特徴がある。リードの縦繊維に対して炭素繊維を使 用すると、特に優れた音質特性が得られる。さ らに、樹脂を浸透させた炭素繊維を使用するのが好ましい。樹脂を浸透させた炭 素繊維は、加圧して、場合によっては熱作用をも加えて未加工品またはリードの 型のなかへ押し込まれる。後者の場合研削加工をする必要がなく、少なくとも研 削加工の手間を十分省くことができる。リードの材料は繊維成分が40%ないし 60%、特に50%であるのが好ましい。特に好ましいのは中空繊維を使用する ことである。中空繊維の壁はポーラスであり、その材料は湿気を吸収する。 上記の説明からわかるように、炭素繊維、アラミド繊維、及び(または)ガラ ス繊維はリードのすべての層に使用することができる。 このように、以上述べたリードは、非常に長期間にわたって変質しないことが 特徴である。特に下面が平坦であり、演奏時に膨張しないので、リードを長期間 使用しても極めて一定の音質が得られる。さらに、使用当初のリードの使いなら しは必要ない。従来、木製のリードの場合には、所望の音質が得られるまでに木 繊維を膨張させる過程がある程度必要であったが、本発明によるリードの場合こ れは起こりえず、また必要もない。所望の音質は、既にリードを最初に演奏する ときから得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.繊維補強した合成物質から成っている、音を発生させる吹奏楽器用リードに おいて、 合成物質から成る基体が、リード(7)の長手方向に延びる繊維束(31)を 有する少なくとも1つの一方向性の層(27,29)により安定化されており、 層(27,29)の個々の束(33)が、リード(7)の振動を緩衝させるため に異なる材料特性を有していることを特徴とする吹奏楽器用リード。 2.個々の束(33)が中空繊維を含んでいることを特徴とする、請求項1に記 載の吹奏楽器用リード。 3.個々の束(33)がガラス繊維、アラミド繊維、及び(または)可撓性のセ ラミックから成るマイクロ管を含んでいることを特徴とする、請求項1または2 に記載の吹奏楽器用リード。 4.個々の束(31,33)の繊維数量、幅、及び(または)厚さが、所望の緩 衝特性に応じて決定可能であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれ か1つに記載の吹奏楽器用リード。 5.一方向性の繊維束(31,33)の層(27,29)が、炭素繊維を有して いることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1つに記載の吹奏楽器用 リード。 6.一方向性の繊維束(31,33)の層(27,29)が、炭素繊維束として 構成されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1つに記載の 吹奏楽器用リード。 7.一方向性の繊維束(31,33)を備えた層(27,29)が、該一方向性 の繊維束(31,33)にたいして横方向に延びる安定化束を有していることを 特徴とする、請求項1から6までのいずれか1つに記載の吹奏楽器用リード。 8.安定化束として炭素繊維、中空繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、及び(ま たは)マイクロ管または可撓性のセラミックから成る繊維が使用されることを特 徴とする、請求項7に記載の吹奏楽器用リード。 9.少なくとも1つの担持層(17)が設けられ、該担持層(17)の繊維が有 利には互いに直角に延びていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれ か1つに記載の吹奏楽器用リード。 10.少なくとも1つの支持層(19)が設けられ、該支持層(17)の繊維が 有利には互いに直角に延びており、特に担持層(17)の繊維に対してずらして 配置されていることを特徴とする、請求項9に記載の吹奏楽器用リード。 11.支持層(19)及び(または)担持層(17)として、炭素繊維、中空繊 維、アラミド繊維、またはガラス繊維が使用されることを特徴とする、請求項1 から10までのいずれか1つに記載の吹奏楽器用リード。 12.リード(7)の下面(15)に担持層(17)及び(または)支持層(1 9)が配置され、一方向性の繊維束を備えた層(27,29)が担持層(17) 及び(または)支持層(19)の上方に配置されていることを特徴とする、請求 項1から11までのいずれか1つに記載の吹奏楽器用リード。 13.厚さが、タップ領域に設けたシャフト(9)から前縁(23)のほうまで 減少していることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1つに記載の 吹奏楽器用リード。 14.リード(7)の厚さが、シャフト(9)の領域において、リード(7)の 仮想中心線から縦縁のほうへ減少していることを特徴とする、請求項1から13 までのいずれか1つに記載の吹奏楽器用リード。 15.シャフト(9)の領域に、一方向性の繊維束(31,33)を備えた緩衝 層(27,29)がほぼ7個上下に積層され、その上に支持層(19)と最も下 の担持層(17)とが設けられていることを特徴 とする、請求項1から14までのいずれか1つに記載の吹奏楽器用リード。 16.下面及び(または)少なくともタップ領域が切除方法、有利には研削方法 で処理されることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1つに記載の 吹奏楽器用リード。 17.リード尖端部(11)の縁(23)の領域に少なくとも二つの層(17, 19)が設けられ、その分離面(21)が、リード尖端部(11)の上面(25 )と下面(15)のほぼ中央に配置されていることを特徴とする、請求項1から 16までのいずれか1つに記載の吹奏楽器用リード。 18.下面(15)が可能な限り平坦に形成され、担持層(17)がリード(7 )の下面全体にわたって延びていることを特徴とする、請求項1から17までの いずれか1つに記載の吹奏楽器用リード。 19.有利にはリードの七面(25)にしてリード尖端部(11)の領域に緩衝 層(35)が配置されていることを特徴とする、請求項1から18までのいずれ か1つに記載の吹奏楽器用リード。 20.緩衝層(35)の拡がりと形状を、所望の音特性に応じて選定可能である ことを特徴とする、請求項19に記載の吹奏楽器用リード。 21.緩衝層(35)が、有利には、接着可能なフォイルによって形成されるこ とを特徴とする、請求項19または20に記載の吹奏楽器用リード。 22.有利にはシェラックから成るめっき層が設けられていることを特徴とする 、請求項1から21までのいずれか1つに記載の吹奏楽器用リード。
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