JPH08503515A - ポリオレフィン配合物の改良処理 - Google Patents

ポリオレフィン配合物の改良処理

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Abstract

(57)【要約】 ポリオレフィン配合物に、0.900g/cm3以上の密度を有する低い重量平均分子量のポリエチレンを有効量用いて、3.5より大きい配合多分散度を有するようにすると、表面変形の発生を大きく排除するか、又は最小化するかにより、配合物の高剪断処理後に改良表面特性を達成できることがわかった。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリオレフィン配合物の改良処理技術分野 本発明は、光沢及び平滑性を改良した表面特性を示す押出組成物への高剪断押 出可能なポリオレフィン配合物(ブレンド)に関する。特に、0.900g/c m3以上の密度及び3.5より大きい配合多分散度(blend polydispersity inde x)を有する低い重量平均分子量ポリエチレンを約30wt%〜約80wt%含むポ リオレフィン配合組成物に関する。発明の背景 ポリマー処理における流動の不安定性は、しばしば通常の加工手順において可 能な最大処理量を劇的に制限する。それにより、ポリマー表面に一般に『溶融破 壊(melt fracture)』と呼ばれるむらを生成する。その変形の周期性及び大き さに依存して、それらをスリップ−スティック(slip-stick)、シャークスキン (sharkskin)、及び波状破壊(wavy fracture)に分類することができる。スリ ップ−スティックは、樹脂を押出するのに必要な特徴的な押出圧で、圧力がしば しば振動し始めるという現象の観察結果である。振動圧力条件下で、押出物は交 互に滑らかな表面領域と粗い表面領域を示し、これは本質的に使用できない。近 時、LLDPEをベースとする適切なポリエチレン樹脂を広く利用するのに、ス リップ−スティックは非常に厳しい制限要因であった。シャークスキンは高頻度 で、かつ規模の小さい剪断応力誘導表面むらであり、表面光沢を減じ、見かけの 粗さを増加させ、よって、その組成物の用途を制限するか、又は処理が商業上魅 力的ではないような処理条件に制限する。これらの現象について多くの特許が提 出されている。例えば、US-A-4859398はシャークスキンを減ずるといわれる押出 工程パラメータを開示する。しかし、この記載によると、剪断応力及び出口ダイ 温度を低い値に保持しなければならないことも示されており、よってそのような 解決策の使用が制限される。 次に、スリップ−スティック及びシャークスキンを有する押出物の表面特性の 例を視覚的に図示する。 処理中の及び得られる表面特性のこれらの問題を考慮して、さまざまな加工助 剤及び/又は流動向上剤を用いるか、又は提案された。一般的にはEncy.of Pol y.Sci.and Eng.(2d Ed.) 、索引巻、307-324頁(J.Wily & Sons,1990年) を参照のこと。LLPDEの滑剤加工助剤としてポリエチレンワックスが320頁 にリストアップされている。しかし、これらの添加剤は処理されるポリオレフィ ン樹脂と一般に相容れないため、他の問題を導出し得る。シリコーンオイル及び 他の低分子量、非炭化水素化合物のような従来の加工助剤は、医学及び食品のパ ッケージの用途に用いるのをしばしば禁じられている。また、従来の低分子量化 合物を用いることにより、『ブルーミング(blooming)』、即ち使用又は貯蔵の 際、低分子量材料のしみ出しが生じ得、その結果、最終押出組成物の油状触感又 は変色さえ生じる。 また、ポリオレフィンポリマーが、広い分子量分布(MWD、即ち多分散性) 配合組成物を用いることにより、表面特性を含むさまざまな特性を維持するか、 又は改良すると同時に、処理速度を上げることができることが一般に知られてい る。特に、PCT-A-WO 90/03414(及び対応米国出願第07/916,738号)は機械的、 物理的、又は化学的に改良した特性を有する、広義のクラスの線状エチレン共重 合体配合物を記載する。ここで配合物はMw/Mn>3を有し、各々の配合物成分 は他のいかなる低平均分子量(成分分布幅の指標”CDBIが>50%を有する狭い 組成物分布として記載する)の成分よりコモノマー含量が多い。実施例3のサン プル9D、21F、及び22Eは、コモノマーを0.0wt%及びMwが13400を有す るポリエチレン配合物成分をおよそ33wt%有する配合物を具体的に示している 。一般に、劣った表面特性を最小化すべきであるといわれ、減少摩擦係数及 び少ない抽出物についての改良特性を上記広義のクラスの共重合体配合物によっ て達成すべきであるといわれるが、これらの実施例は圧縮成形シート及びその特 性しか向けられておらず、押出物特性を含んでいない。 さらに、共に係属中の米国出願第07/817,701号(本願の出願田こは公開されて いない)には、改良ヒートシール特性を有することを示すポリオレフィン配合物 が記載されている。この配合物はA成分及びB成分を含有することが記載され、 該A成分が約0.86〜0.96g/cm3の密度を有するといわれる線状エチ レンインターポリマー(共重合体)で、約0.940g/cm3以上の密度を有 する高密度ポリエチレンを含んでもよく、重量平均分子量が103〜106で、好 ましくはCDBI>50%を有するものである。B成分は、先行技術で既知の従 来のポリエチレン共重合体のいかなるものをも含むといわれる。そこには、異な る分子量のA共重合体の配合物を配合してA成分を調製することによって、引裂 き強度、弾性率、降伏強さ、透明度、光沢、曇り度、及びヒートシール適性のよ うな特性を、各々の共重合体の特性と同様にを維持するか、又は改良できること が開示されている。この記載はヒートシール可能な製品に向けられており、実施 例から改良したヒートシーリング性能を有するフィルムが示されるが、押出物の 特性については記載されていない。 高速溶融処理の効果も近年技術文献に示されている。『ポリマー溶融物のシャ ークスキン欠陥:凝集と接着の役割』(”Sharkskin defects of polymer melts :The role of cohesion and adhesion”)トレンブリー(B.Tremblay)、J.R eol. 35(6)巻、989-975頁(1991年8月)の中で、静水張力によりポリマー溶 融物にダイ出口で1ミクロン以内の空洞を生じ、シャークスキン形成のための条 件が生じるということを仮定するシミュレーション法によって、線状ポリジメチ ルシロキサンの押出物表面欠陥が示される。また、この著者は997頁において、 MWDの増加とともにシャークスキンが減少するという既知の現象は、低分子量 種の拡散、及びキャビテーションを防ぐように処理した微視的気孔の充填によっ て説明できるであろうと仮定する。『線状低密度ポリエチレンの処理欠陥の徴候 におけるポリマー構造の効果』(”Effects of Polymer Structure on the Onse t of Processing Defects in Linear Low Density Polyetylene”、ケール(L .Kale) ら、Poly.Eng.and Sci.、31巻、22号(1991年11月)には、溶融処理欠陥の激し さは低分子量で、分岐が多くある材料の量と逆に関連するようであると結論され た。図面 図1は、本発明の実施例1及び2の配合物、並びに先行技術に示されている比 較例A及びBの配合物の、剪断速度に対する変形の大きさを測定したものを図示 したものである。発明の開示 ポリオレフィン配合物中に0.900g/cm3以上の密度を有する低い重量 平均分子量熱可塑性ポリエチレン(『PE改質剤』)を有効量用い、かつ得られ る配合物が3.5より大きい配合多分散度を達成することにより、表面の変形の 発生を大幅に排除するか、又は効果的に最小化して、配合物の高剪断処理から得 られる表面特性を改良することが見出された。このように本発明は、高剪断応力 押出に好適なポリオレフィン配合物に関し、a)全ポリマー配合物中、0.90 0g/cm3以上の密度を有す低Mwポリエチレンを少なくとも30wt%、特に 約45wt%より多いか、又は60wt%〜約80wt%含有し、かつb)全ポリマー 配合物中、エチレン単独重合体又は共重合体の少なくとも1つを70〜20wt% 含有し、エチレン共重合体の場合、該エチレン含量が少なくとも70mol%であ り、好ましくは少なくとも80mol%がよく、C3-C16α−オレフィンが共重合 されたものであり、b)成分のM.I.はa)とb)との配合物が3.5より大き いMWDを示すようなものから選択することを特徴とする。 本発明によって、ポリオレフィン押出物の表面変形は次の2つの方法で制御さ れる。 −排除するか、又は処理枠外に少なくともシフトして、より速い押出速度領域 を実務上有用にする。 −小規模の表面変形を保持しながらスリップースティックが排除されるように 、精細に適合させることができる。これは、いくつかの用途では表面変形が望ま し いかもしれない、即ち軽度のシャークスキンは光沢がなく、感触を改良した押出 物を提供するという事実の理解のもとにある。 よって、処理速度を増加することにより、以前には表面欠陥又は歪が所望の最 終使用にとって欠点であったポリオレフィン押出物生成物の応用を可能にする。 本発明のポリオレフィン配合物を選択するのに提供される手段も、処理速度を最 大にするために存在する装置に最も好適であろうM.I.範囲を達成する配合メル トインデックス(”M.I.”)に適合させることができる一方、その装置のそのよ うな速度で以前観察された表面歪を避けることができる。本発明のベストモード及び実施例 本発明は、典型的には高剪断速度押出にさらされたポリオレフィン配合物の表 面変形を改良するため、ポリオレフィン配合物に本発明のPE改質剤を約30wt %〜約80wt%使用することを含み、該PE改質剤は>3.5の多分散度を有す るものである。また、本発明はa)PE改質剤を少なくとも約30wt%〜約80 wt%含有し、かつ3.5より大きい配合物多分散度を有するポリオレフィン配合 物を提供する工程、及びb)工程a)の配合物を高剪断条件で押出する工程を有 することを特徴とする、光沢及び平滑性を改良した表面特性を有する押出ポリオ レフィン組成物を製造する方法として定義することもできる。 本発明及びその使用の結果を記載するため、表面粗さ度(RA)の語を、トー キョー・セイミツ会社(TOKYO SEIMITSU CO.Ltd.,東京、日本)のサーフコム1 1OB(SURFCOM 11OB)で測定したとき第lの瞬間の表面変形の大きさを意味する ものと定義し、マイクロメーター(μm)の単位で表す。本発明の高剪断速度条 件下で押出したポリオレフィン配合物のRAは代表的には10μm未満であり、 好ましくは9μm未満がよく、より好ましくは3μm未満がよいであろう。本発 明の説明中『高剪断速度押出』の語は、ポリマー処理及び加工業界で理解される ものを意味し、500s-1(秒-1又は1/秒)未満でない、例えば500−19 00s-1及びそれ以上の剪断速度を包含するものである。明細書及び請求の範囲 中、メルトインデックス(M.I.)とよぶものは、g/10分、190℃、2.1 6kg(ASTM D1238)で測定したものをいう。密度はg/cm3で報 告す る。 本発明のPE改質剤は、低い重量平均分子量(Mw)を有するもので、典型的 には、50以上1000以下、好ましくは100〜650のM.I.で、少なくと も0.900g/cm3、好ましくは0.910から、より好ましくは0.92 0〜約0.945又は0.975までの密度によって特徴付けられる。PE改質 剤は、上記の密度範囲を達成するのに十分な結晶度を有する、ポリエチレン単独 重合体、又はエチレン及びそれと共重合可能な1以上のモノマーの共重合体もし くは配合物を含有することができる。好ましい共重合可能なモノマーにはC3-C16 のα−オレフィン又はジオレフィン、特にC4-C8のα−オレフィンが挙げら れる。コモノマーの配合のレベルは、密度の変化により決定し、ランダム又はよ り規則的なもののいずれでもよい。密度の限定は本発明において重要である。と いうのは、線状エチレンベースのポリマーの代わりに分岐鎖が発生するため、共 重合可能なモノマーの配合が形成した共重合体の結晶秩序を分裂させる。そのた め、コモノマー配合を増加させると見かけの密度を減少させる作用をする。 本発明のPE改質剤の調製方法は当業界において既知のものである。1つの方 法が米国特許出願第252,094号(出願日1988年09月30日)に基づくPCT-Al-WO 90/ 03414号にあり、その開示は米国特許実施のために参考文献として本明細書中に 含まれるものとする。好適なポリエチレン単独重合体又は共重合体の調製の触媒 及び手段が特許文献、例えば米国特許第4,429,079号及び同第4,461,873号並びに 米国特許出願第07/817,701号にあり、これらも米国特許実施のために参考文献と して本明細書中に含まれるものとする。さらに、Ency.of Poly.Sci.and Eng. 、6巻、383-490頁(J.Wily & Sons、1986年)及びTextbook of Polymer Scien ce (第3版)、ビルマイヤー・ジュニア(F.W.Billmeyer,Jr.)、361-370頁 (J.Wily & Sons、1984年)のような刊行物により、コモノマー、調製方法及び 商品源に関する背景情報を調べることができる。低Mw高密度ポリエチレン(H DPE)が好適であり、金属触媒化配位重合により調製することができ、代表的 には遷移金属を1以上及びアルキル化アルミニウム又はハロアルキル化アルミニ ウムのうち1以上のものをベースとする共触媒系、又は支持金属酸化物組成物に よって、より最近ではメタロセン触媒系によって調製できる。そのような HDPEは代表的にはコモノマー、例えば1-ブテン、1-ヘキセン、又は1-オ クテンを約2wt%までを有する。より多いもの、約10wt%までのものも含まれ 、それは約0.941g/cm3未満の密度を有するポリエチレン共重合体とな るが、依然本発明の目的のために定義した密度範囲内にある。 本発明のポリオレフィン配合物は、本発明のPE改質剤に加えて、上記で定義 したエチレン単独重合体又は共重合体を少なくとも1つ含有し、そのエチレン含 量が少なくとも70%であり、好ましくは少なくとも80%がよく、C3-C16α −オレフィン及び/又はジオレフィンが共重合され、M.I.が50未満、好まし くは10未満、より好ましくは3未満がよい。このポリオレフィ配合物は、LL DPE、ULDPE、又はLDPEのうち、いかなるl以上を有していてもよい 。なお、これらの語は当業界で理解されており、Ency.of Poly.Sci.and Eng 及びTextbook of Polymer Science(上記参照)のようなものに現れる。LL DPEとVLDPEとのいずれか又は双方を有する配合物が特に好適である。ま た、HDPEが著しく高いMwであり、例えば10未満、好ましくは3未満のM.I .を有し、PE改質剤と同じか又はそれ以下の密度である限り、HDPEは本発 明のPE改質剤により効果的に改質することができるか、又はそのように改質し た配合物を含んでいてもよい。さらに、これらの配合物は、特定したモノマー含 量及びM.I.を有する、メタロセン配位触媒に関する新技術から現れるいかなる ポリエチレンポリマー及び配合物(本願の先行技術の記載に例示されるもの)を 包含するであろう。 低密度ポリエチレン(『LDPE』)は既知の商品であり、約0.910〜0 .940g/cm3の密度を有する低密度及び中密度双方のポリエチレンを含ん でいる。本明細書で用いられるとき、この語は熱可塑性樹脂であるエチレンの共 重合体及びターポリマーを含んでいる。コモノマーにはC3-C10α−オレフィン が代表的に挙げられる。C2含量はポリエチレン共重合体及びターポリマーの約 80wt%を越えるであろう。これのポリマー及び共重合体は典型的にはポリマー 業界で既知の方法である金属触媒化配位重合により調製する。代表的なLDPE は、エクソン化学(EXXON Chemical International Marketing B.V.、ベルギー )からエスコレン(ESCORENE登録商標)LD 180として商品として入手可 能である。0.930g/cm3以下の密度を有するLDPEは、本発明におい て特に好適である。 本発明の線状低密度ポリエチレン(『LLDPE』)は、エチレンと、少なく とも4つの炭素原子を有する少なくとも1つアルファオレフィン、例えば1-ブテ ン、1-ヘキセン、1-オクテンなどとの共重合体である。LLDPEの製造方法 は代表的には配位重合に基づき、当業界で既知である。商品化のグレードが広く 入手可能である。代表的なLLDPEはエスコレン(ESCORENE登録商標)LL 630 1 RQとしてエクソン化学(EXXON Chemical International Marketing B.V.、ベ ルギー)から商品として入手可能である。好ましくは本発明のLLDPEは0. 930未満の密度を有するであろう。 高密度ポリエチレン(『HDPE』)は約0.941〜0.975g/cm3 の密度を有し、確立した商品である。好適なHDPEは150,000〜300 ,000の範囲の分子量を有し、300,000〜500,000の範囲の分子 量を有する高分子量(『HMW』)HDPEを含む。その製造及び一般的な特性 は当業界で良く知られている。 従来の溶融処理配合技術及び装置、例えばバンバリーミキサー、シングル又は 複数スクリュー押出機などを用いて、前述の成分を所望の割合で配合することに より、本発明の配合物を調製する。本発明の配合物の既述のMWDを達成するた め、成分を上記条件に合致するように選択し、ポリマー処理工業で従来なされて いるように、経験的に結果として配合物が目標とするM.I.及びMWDとなるよ うな割合で提供する。初期目標の割合(そこから微細調整のため反復される)の ためにM.I.をMwに換算することは、代表的には当業界で既知であるような特定 のポリマーに対する経験的に得られた関連性を用いることによってなされる。例 えば『溶融流度:流動学的パラメータの品質管理以上のために。パートI』(” Melt Flow Index:More Than Just A Quality Control Rheological Parameter. Part I.”)、シェノイ及びサイニ(A.Shenoy and D.Saini)、Adva nces in Polymer Technology 、6巻、1号、1-58頁(1986年)を参照のこと。 また、例えば単一の反応体中に2以上の触媒又は並行もしくは連続反応体に1 以上の触媒を用いて、直接重合により配合物を製造することができる。ここで触 媒、モノマー供給原料、及び反応体の条件は、本発明の説明に合致するようポリ マー成分の調製に好適であるように提供される。そのような直接重合配合物はポ リオレフィン業界では既知である。例えば、PCT-A-WO 90/03414号を参照のこと 。この開示によると、米国特許出願第252,094号(出願日1988年09月30日)及び 米国特許出願第07/817,701号(出願日1992年01月07日)の双方のポリオレフィン 配合物が示され、これらは米国特許実務のため参考文献として本明細書中に含ま れる。 本発明を使用することにより、押出量とともに押出ポリオレフィン組成物の表 面粗さの増加率を、MWDが広がる程度、及び、PE改質剤と残存ポリオレフィ ン成分との密度の差が増加する程度によって、正確に制御することができる。よ り特に、本発明をベースとして、広い範囲の押出速度でRAが定数で保持するよ うな成分M.I.及び密度を選択することにより、同等に有用なMIを有する樹脂 を製造することができる。以下の実施例1及び2において、PE改質剤と他のポ リオレフィン成分とで測定した密度の差が増加すると、RAと剪断速度の双方の 曲線が平坦であるのに加えて、測定RAが減少した(図1参照)。 本発明を限定しようとするものではないが、本発明のポリオレフィン配合物中 のPE改質剤の存在により、高剪断応力処理中にPE改質剤の少なくとも有効量 が配合物の表面に移動するため、表面欠陥が減少した改良した処理とすることが わかった。低Mw及び低レベルの分岐鎖の双方(密度に反映する)により、改良 した分散及び表面への容易な移動を生じる。しかし、PE改質剤が鎖のからまり をあるレベルにするほど依然として高いM.を有するという事実によって、PE 改質剤を著しく抽出可能とせず、配合物粘度を効果的な押出に典型的に必要な粘 度以下に減少させない。 結論として、本発明で記載した密度効果及びMWDの組合せにより、ポリマー 製造者は、押出物の表面についての完全制御を同時に保持しつつ、異常に高い加 工速度で処理することができる樹脂を設計することができる。本発明の原則は他 のポリマー系に拡張できるであろうということは、本明細書中に開示されたポリ マー科学の技術を有するものにとって明らかであろう。そのポリマー系には、押 出で処理されるべきマトリクスポリマー又はポリマー配合物より低分子量で高密 度である混和性ポリマー種をl以上含み、該混和性ポリマー種により表面外観及 び平滑性を改良することができるであろう。 本発明の工業適応性はポリオレフィンフィルム、積層、コーティング、押出成 形部及び成形品、並びに、射出成形部及び成形品などが製造される、主にポリマ ー処理および加工業に生じる。加工助剤又は流動向上剤は、これらの両方を用い ないとしても、本質的に排除するか、又は最小化することができるような本発明 で、加工助剤又は流動向上剤の従来の使用が高剪断速度を利用するのに必要とさ れる用途に対して特定の利益を得ることができる。例えば、ブローフィルム応用 において、処理に所望の剪断速度は500−1000s-1がよく、フィルムキャ スティング及びコーティングにおいては、2000s-1までがよく、ケーブルコ ーティングにおいては、10000s-1までがよい。他のポリオレフィン配合物 にあるように、強化充填剤、ピグメントもしくは着色剤、UV安定剤、及び酸化 防止剤などのような添加剤を、特定の所望の最終生成物特性を達成する従来の方 法による従来量で提供することができる。 次の実施例は、先の議論を例示するために存在する。他に指示がなければ、す べての部分、割合、及びパーセンテージは重量である。実施例は本発明のある態 様について記載されるが、ある特定の面に本発明を限定するのにそれらを考察さ れるべきではない。実施例1 本発明のポリオレフィン樹脂及びPE改質剤の混合物を、該ポリオレフィンが 30wt%をなし、1-ブテンを20mol%有するポリエチレン共重合体(M.I.が 122で密度0.925を有する)であり、該PE改質剤が1-ブテンを4mol% 有するポリエチレン共重合体(M.I.が122で密度0.925を有する)で提 供した。GPCによって測定した配合物の多分散性は4.3であり、M.I.は5 .2であった。共に係属中の米国特許出願第07/817,901号(出願日1992年1月7 日)の実施例11に記載されるように、2塩化ビス(n-ブチルシクロペンタジ エニル)ジルコニウムとアルモキサン処理化シリカ(alumoxane-treatedsilica )とを用いて気相重合により双方のポリマーを別々に調製した。 概して、共に重合中に、調製したエチレン共重合体双方のM.I.を存在するH2 量を調整することにより制御し、密度を存在するコモノマーの量によって制御し た。特に、PE改質剤を、温度145℃、圧力約2.07×106Pa(300p si)、H2濃度460ppm、C2濃度52.0mol%、C4濃度2.85mol%の 連続気相反応体中で重合を行った。ポリオレフィン成分を、温度111.7℃、 圧力約2.07×106Pa(300psi)、H2濃度84ppm、C2濃度42. 0mol%、C4濃度6.45mol%で同様に重合した。滞留時間は2〜5時間の範 囲であった。双方のポリマーは狭いMWD(2.0−2.7)及び狭い組成物分 布(CD)(コモノマー含量及び各々の成分の各々のポリマー中の分子量とほぼ 同等)を示した。 配合組成物を、処理温度199℃で、押出速度を295rpmにし、トルクを 最大の91%とする溶融処理条件下でヴェルナール・プライデラー(Werner Pfl eiderer)ZSK 57ツインスクリュー押出機に供給した。配合物をこの条件下で混 合し、押出し、ペレットに切断した。190℃でL/Dを30/1にしたサーキ ュラーダイを用いて剪断速度に対する剪断応力を測定するためにこれらをゴット フェルト・レオグラフ2002(Gottfert Rheograph 2002)に供給した。レオグラ フの押出物を集積し、冷却し、サーフコム11OB(Surfcom 11OB)で試験した。 実施例1の配合物を剪断応力、それに応じて剪断速度を増加させることにさら すことにより、剪断速度が約100s-1ら約2000s-1増加するのに対しRA は約1−2μmで本質的に定数であったという観察結果が得られた。約1000 0s-1までに、RAは約10μmまでどんどん増加した。実施例2 本発明によるポリオレフィン樹脂とPE改質剤との配合物を、該ポリオレフィ ンが30wt%をなし、1-ブテンを8mol%有するポリエチレン共重合体(M.I. が0.09で密度0.910を有する)であり、該PE改質剤が70wt%をなし 、1-ブテンを8mol%有するポリエチレン共重合体(M.I.が97で密度0.9 10を有する)で提供した。GPCによって測定した配合物の多分散性は4.6 であり、M.I.は4.7であった。一般に実施例1に記載したように2塩化ビス (n-ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムとアルモキサン処理化シリカ とを用い て気相重合により双方のポリマーを別々に調製した。 配合物成分を溶融処理し、実施例1によって、剪断歪に対する剪断応力分析及 びRAのために押出した。 剪断速度が約70s-1ら約2000s-1に増加するのに対しサーフコム11OBで 測定したRAは約4−6μmで本質的に定数で維持した。2000s-1から45 00s-1まで、RAは約10μmまで増加した。再度図1を参照のこと。実施例3 本発明によるポリオレフィン樹脂とPE改質剤との配合物を、該ポリオレフィ ンが60wt%をなし、1-ブテンを8mol%有するポリエチレン共重合体樹脂(M. I.が1.1で密度0.910を有する)であり、該PE改質剤が40wt%をな し、1-ブテンを8mol%有するポリエチレン共重合体(M.I.が612で密度0.9 10を有する)で提供した。GPCによって測定した配合物の多分散性は4.1で あり、M.I.は4.0であった。実施例1に記載したように気相重合により双方 のポリマーを別々に調製した。 配合物成分を溶融処理し、実施例1及び2で行ったように試験するのに押出し た。 剪断速度が約60s-1から約1000s-1に増加するのに対しサーフコム11OB で測定したRAは0.2μmから3μmにどんどん増加した。1000s-1から 3000s-1まで、傾きは減少するがRAは約3−4μmまで本質的に増加した 。比較例A 狭いMWD(2.1)を有するポリオレフィン配合物(実施例1及び2と比較 してM.I.を5.0を有する)を調製した。これは同量(各々50wt%)の2つ の成分からなり、A成分は1-ブテンを10mol%有するポリエチレン共重合体樹 脂(M.I.が5.1で密度0.897を有する)で、B成分は1-ブテンを5mol %有するポリエチレン共重合体(M.I.が4.6で密度0.922を有する)で あった。一般に実施例1に記載したように2塩化ビス(n-ブチルシクロペンタ ジエニル)ジルコニウムとアルモキサン処理化シリカとを用いて気相重合により 双方のポリマーを調製した。 配合物を溶融処理し、実施例1により剪断歪に対する剪断応力分析及びRAの ために押出した。 ポリオレフィン配合物は、剪断速度が150s-1から1900s-1に増加する のに対し、RAの増加が約0.2μmから20μmで本質的に一定割合を示した 。剪断速度が500s-1のときのRAは3μmですぐに増加した(図1)。比較例B MWD約3.5以上、密度0.935及びM.I.が5.0を有する、成形用途 及び既加工性のために販売される商品LLDPEを提供した。このエスコレン(E scorene登録商標)LL 6301 RQ LLDPE(エクソン化学(Exxon Chem.Inter.Inc .))を実施例1と同様に溶融処理し、剪断歪に対する剪断応力及びRA分析の ために押出した。図1のグラフは剪断応力の関数としてのRAが即座に増加する ことを示す。剪断速度がl90s-1からl900s-1に増加するのに対し、LL PDEはRAの増加が約0.3μmから8μmで本質的に一定割合を示した。剪 断速度が10000s-1のときのRAは約20μmであった。この例は、ある標 準LLDPE生成物を用いて低い高剪断速度処理により、許容できるRAを得る ことができるが、剪断速度が増加することにより、RAが速く低下するという結 果が生じるということを示す。 ある特定の材料、手段、及び態様に関して本発明を記載したが、本発明は記載 した特定のものに限られず、添付した請求の範囲の範囲内のすべての均等物に拡 張されるということを理解するべきである。 次の主題を請求する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.高剪断速度押出にさらされたポリオレフィン配合物の表面変形を改良するた めの、ポリオレフィン配合物中への、0.900g/cm3以上の密度を有し、 >3.5の多分散度を有する低Mwポリエチレン約30wt%〜約80wt%の使用 。 2.前記ポリエチレンが50以上で1000以下のM.I.(g/10分、190 ℃、2.16kg)を有する請求項1記載の使用。 3.前記ポリオレフィン配合物が前記ポリエチレンに加えて、エチレン含量が少 なくとも70mol%であるエチレン単独重合体又は共重合体を少なくとも1つ含 有する請求項1乃至請求項2のいずれか1項記載の使用。 4.前記高剪断速度押出が500s-1以上である請求項1乃至請求項3のいずれ か1項記載の使用。 5.前記表面粗さ(RA)が0μmより大きく2μm未満である請求項4項記載 の使用。 6.1900s-1以上の剪断速度での押出後、表面粗さ(RA)で測定した表面 変形が10μm未満である請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の使用。 7.光沢及び平滑性を改良した表面特性を有する押出ポリオレフィン組成物の製 造方法であって、 a)0.900g/cm3以上の密度を有し、かつ3.5より大きい配合多分 散度を有する低Mwポリエチレンを少なくとも約30wt%〜約80wt%含有する ポリオレフィン配合物を提供する工程と b)工程a)の配合物を500s-1以上の剪断速度で押出する工程 を有することに特徴を有する製造方法。 8.前記高密度ポリエチレンが50以上1000以下のM.I.(g/10分、1 90℃、2.16kg)を有する請求項7記載の方法。 9.前記ポリオレフィン配合物が前記ポリエチレンに加えて、エチレン含量が少 なくとも70mol%であるエチレン単独重合体又は共重合体を少なくとも1つ含 有する請求項7乃至請求項8のいずれか1項記載の方法。 10.a)全ポリマー配合物のうち、0.900g/cm3以上の密度を有する低 Mwポリエチレンを40wt%から80wt%を越えないものと、 b)全ポリマー配合物のうち、0.930未満の密度を有するLDPE又は LLDPEのうち少なくとも1つを55wt%〜20wt%を含有し、 前記エチレンの含量が少なくとも70mol%であり、好ましくは少なくとも8 0mol%であり、C3-C16α−オレフィン及び/又はジオレフィンが共重合され 、a)とb)との配合物が3.5より大きいMWDを示すようにb)成分のM.I .が選択されることに特徴を有する高剪断応力押出に好適なポリオレフィン配合 物。
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