JPH08503311A - 測定機器 - Google Patents

測定機器

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JPH08503311A
JPH08503311A JP7509062A JP50906295A JPH08503311A JP H08503311 A JPH08503311 A JP H08503311A JP 7509062 A JP7509062 A JP 7509062A JP 50906295 A JP50906295 A JP 50906295A JP H08503311 A JPH08503311 A JP H08503311A
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コールマン,アラン・ジョン
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ディクシー,トレバー
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ランク・テイラー・ホブソン・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 表面仕上げパラメータを測定するためのポータブル測定機器は、作業台(5)上に載るメインハウジング(1)を有する。摺動可能なアーム(3)は、ワークピース(25)上で触針(21)を動かすことができるよう、台(5)の上で伸びまたは引込むことが可能である。触針(21)はアーム(3)の端部に取付けられるゲージ(19)に取付けられる。取付物は、ワークピース(25)から触針(21)を持上けおよびそれを下降させて戻すための機構を組込む、垂直方向に可動であるスライダ(15)を含む。機器の動作は外部装置を用いて再プログラム可能なモジュラソフトウエアによって制御され、機械はハウジング(1)上の制御パネル(37)によって、またはリモートコントローラ(55)上の同一の制御パネル(53)によって操作される。ゲージは誘導センサ(75、77)を含み、関連回路は自動調節可能なエラー取消装置(177、179)を含む。制御システムはアーム(3)の感知された位置を用いて、アーム(3)を駆動するモータ(15)の速度を評価し、モータ(145)上のシャフトエンコーダを必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】 測定機器 この発明は、表面仕上げパラメータ、特にワークピースの表面の形状(形)お よび/または粗さまたは滑らかさ(きめ)を測定するための測定機器に関し、こ のような機器を用いる方法に関する。 測定機器は、触針がアームに取付けられ、触針の先端をワークピースの表面上 に載せたままでアームが駆動メカニズムによりゆっくりと水平方向に引込められ るものとして知られている。触針が取付けられたアームに関する触針の動きに従 って、変換器は信号を出力し、アームが引込められるにつれての変換器の出力は 、ワークピースの表面の形状または粗さに関する情報を得るために用いられる。 アームを支持し引込める駆動メカニズムそのものは、コラム上に取付けられ、コ ラムを上下に駆動できる。装置全体はスタンドにより支えられ、通常はワークピ ースをまた支える高精度光学テーブルの上に設置されるだろう。コラムを上下す るアームの正確な位置およびアームが伸ばされたりまたは引込められたりする正 確な度合いは、典型的には光学格子変位測定システムを用いてモニタされる。し たがって、触針の先端の正確な位置は、測定動作の間にわかる。 このような機器は、ワークピース表面の形またはきめの非常に正確な測定をも たらすことができる。しかし、これらは大きく高価である。輸送が困難であり、 通常は光学テーブルの上にセットアップされ、ほぼ永久的に載せられた ままであろう。 この発明は1つの局面において、表面の形および/またはきめを測定するため の持ち運び可能な測定機器を提供し、ワークピースを横切る触針を支えるための アームと、アームを駆動してアームが支えている触針を横切らせるための、ワー クピースの横の作業台の上に設置された駆動手段とを含む。触針およびその変換 器は通常、アームに取付可能な別々の着脱式ユニットとして設けられている。 この発明のさらなる局面において、表面の粗さおよび/または形状を測定する ための、持ち運び可能で台に取付可能な測定機器が提供され、測定機器は触針を 支えるためのアームと、アーム取付台に関してアームを駆動するためのモータと 、アームに取付けられアーム取付台に関するアームの位置を検出するためのアー ム位置検出手段と、モータの速度を制御するための制御手段とを含み、制御手段 はアーム位置検出手段からの出力をモータの現在の速度または位置を表示するも のとして用い、それに応答してモータを制御する(たとえはモータ速度を制御す る)。好ましくは、モータはアームをリンケージを通して駆動する。リンケージ は減速ギアを含んでもよく、もし減速ギアが直接接続に置換えられた場合モータ の1回転によりアームがモータにより駆動される距離よりも距離が小さくなるよ うにする。典型的には、減速比は100:1ないし1,000:1の範囲で用いられる。リン ケージは、たとえば駆動バンドといった柔軟 性のある接続をモータとアームとの間に含んでもよく、それはアームをモータの 振動から離すのに役立つだろう。 かつては、モータの位置はモータ軸の上の軸符号器を用いて検出され、アーム の位置はアームに取付けられたアーム位置検出手段を用いてそれとは別に検出す るのが通常であった。モータはアームをリンケージを通して駆動するがそのリン ケージにおける柔軟性または緩みは、モータ上の位置検出器はアームの位置を正 確に示すことができず、アーム上の位置表示器はモータの位置を正確に示すこと ができないことを意味する。しかしながら、アーム上に取付けられた位置検出器 がアーム位置データおよびモータ位置または速度データ両方のために利用される 申し分ない装置が製造可能であることが今ではわかっている。位置検出器はアー ム上に取付けられているため、アーム位置はなお非常に正確に検出でき、この機 器を用いた非常に正確な測定が可能となる。正確なモータ位置がはっきりわから なくとも、実際は必要ではないがモータ速度が非常に低い場合を除いて、効果的 なモータ速度の制御が妨げられるものではない。モータ速度の制御が極度に正確 である必要はない、というのもモータ速度を制御する主な理由は、触針がワーク ピース表面を適切な速度で横切り、触針の先端が表面との接触を失うことがなく 、そのため測定動作に不適当に時間をかけることなく触針の先端の位置の変化が 望ましい正確性で検出できることを確実にすることであるからである。何ら かの特定的な瞬間においてモータの正確な位置または速度に関してわずかに不確 かさが発生しても、これらの要求はなお満たされることができる。以前、モータ 上にあり位置検出手段として利用されていた軸符号器を排除することにより、軸 符号器のために要した費用および空間の両方が節約できる。 この発明のさらなる局面において、表面の粗さおよび/または形状を測定する ための持ち運び可能な測定機器が提供され、測定機器は触針を支えるためのアー ムと、アームを駆動してアームの上で支えられた触針にワークピースの表面を横 切らせるための手段と、アームが支える触針を駆動してその先端がワークピース から離れるように動くようにするため、および触針の先端をワークピースの方向 に戻らせるための手段とを含む。触針を駆動するための手段は、アームが触針に ワークピース表面を横切らせるときに触針が動いてワークピース表面の高さの変 化に対処するのと同じ態様で、アームに関して触針を動かしてもよい。たとえば 、もし触針がアーム上に旋回するように取付けられていれば、触針をピボットの 周りに回転させることにより、触針の先端はワークピースから離れるように駆動 されるだろう。アームが触針にワークピースの上を横切らせている一方でバイア ス力を与えて触針の先端をワークピースに対して押圧するためにまた用いられる 手段を利用して、触針の先端がワークピースから離れるように駆動してもよい。 こ のような配置においては、触針の先端がワークピースから離れる動きにより、通 常結果として変換器から信号が出力され、触針がワークピースを横切る間の触針 の先端の動きに応答して信号が与えられる。 その代わりとして、触針の先端が測定のための横断の間にワークピースの高さ における変化に対処する動きとは異なる動きで、触針の先端はワークピースから 持上げられてもよい。たとえば、その周りをスイングしてワークピースの高さに おける変化を測定するピボットとは異なるピボット軸の周りを回転することによ り、触針の先端は持上げられてもよい。この動きがまた、関連する触針の変換器 を動かすかもしれない。このような配置を用いた場合、触針持上げ手段が動作す るにつれて変換器の出力があるかもしれない、というのも触針がワークピースか ら離れて持上げられるときに、触針の先端は通常の動作範囲で動いて、ワークピ ースの方へ傾くからである。 アバットメントといった配置を与えて、触針がワークピースの方へ戻される戻 りの動きの最後の位置を規定してもよく、そうすれば触針がワークピースの方に 戻された後の触針の先端の位置を表わす信号は、触針がワークピースから離れる 前の触針の先端の位置を表わす信号と直接比較できる。このようにして、この手 段は、ワークピースの2つの表面部分を測定し、触針の先端を溝または隆起部の ようなワークピースに介在する部分の上に持上げ、2つの表面 部分の測定を一続きの測定として扱い2つの表面部分の相対的な位置およびアラ イメントが決定できるように動作することが可能である。たとえば、ピストンリ ングのいずれかの側に位置するピストンの表面部分は互いに測定および比較でき る。 機器は好ましくは、アームの動きおよび機器のその他の動作を制御するための 電子制御システムを含む。制御パネルが機器に設けられてもよく、それによりオ ペレータはその動作を制御でき、またリモートコントローラが装着可能であるこ とが好ましい。 この発明のさらなる局面において、表面の粗さおよび/または形状を測定する ための持ち運び可能な測定機器が提供され、測定機器は触針を支えるためのアー ムと、アームを駆動してアームに装着された触針にワークピースを横切らせるた めの駆動手段と、ディスプレイおよびユーザによる操作可能な複数のキーを有す る機器上の制御パネルと、ディスプレイおよびユーザによる操作可能な複数のキ ーを有する制御パネルを備えた、機器のためのリモートコントローラとを含み、 リモートコントローラの制御パネル上のディスプレイおよびキーのレイアウトお よび機能は、機器上の制御パネルのディスプレイおよびキーのレイアウトおよび 機能に実質的に等しい。リモートコントローラの制御パネルと機器の制御パネル の外観および機能が実質的に等しいという特徴により、いずれかの制御パネルを 通して機 械を制御するであろうオペレータの側の混乱を避けるのに役立つため、有益であ る。 この発明のさらなる局面により、表面の粗さおよび/または形状を測定するた めの持ち運び可能な測定機器が提供され、測定機器は、機器内に記憶されたソフ トウェアに従って動作する制御システムを有し、ソフトウェアは、機器が実行す る動作を準備するための命令プログラム手段と、機器を制御して命令プログラム 手段により特定された動作を実行するための制御プログラム手段と、制御プログ ラム手段に命令プログラム手段により特定された動作を実行するために必要とさ れるプログラム命令を与えるための、少なくとも1つのプログラムモジュール手 段とを含み、測定機器は、少なくとも命令プログラム手段およびプログラムモジ ュール手段が置換えられることを可能にするための手段を含む。 命令プログラム手段およびプログラムモジュール手段は、測定機器内の再書込 可能なメモリに記憶されてもよく、測定機器は、データ通信ポートおよび命令プ ログラム手段とプログラムモジュール手段とを再書込可能なメモリに再書込する ための、関連の手段を含んでもよい。その代わりとして、命令プログラム手段お よびプログラムモジュール手段は、磁気カードまたはディスクといった交換可能 なデータキャリアに記憶されてもよく、その磁気カードまたはディスクは、置換 え命令プログラム手段およびプログラムモ ジュール手段が記録された別の磁気カードまたはディスクと置換えられる。 好ましくは、命令プログラム手段と、プログラムモジュール手段の各々と、制 御プログラム手段の第2パートと通信する制御プログラム手段の第1パートはま た、置換え可能となるように配置される。制御プログラム手段の第1パートはし はしは“核(Kernel)”として知られている。 このソフトウェア配置を用いて、測定機器が特定の動作環境で特定の測定タス クまたは測定タスクのセットを実行し、ユーザの要求に従って特定の結果を出力 するように測定機器を構成するために、特定の命令プログラム手段をプログラム モジュール手段の適切なライブラリとともに測定機器にロードできる。もしユー ザが、測定機器が実行するタスクまたは複数のタスクを変更することを望めば、 またはデータが出力される環境または態様を変更することを望めば、それに従っ て命令プログラム手段および関連するプログラムモジュール手段のライブラリは 置換えることができる。 好ましくは、ユーザは、プログラムモジュール手段の全体のマスタライブラリ および命令設計プログラム手段とともに、パーソナルコンピュータといったプロ グラム装置を与えられ、それによりユーザはプログラム装置内で実行している命 令設計プログラム手段を利用して、ユーザの要求に従って命令プログラム手段を 作り出し、プログラムモジ ュール手段のマスタライブラリから、ライブラリが測定機器内の命令プログラム 手段に伴うのに必要とされるプログラムモジュール手段を選択でき、この操作の 完了の後、新しい命令プログラム手段および関連するプログラムモジュール手段 のライブラリが測定機器にダウンロードされる。置換えプログラム手段はいかな る好都合な態様でもダウンロードできる。たとえば、もし測定機器におけるメモ リ手段が再書込されることになれば、プログラム装置は測定機器に直接接続され るか、またはその代わりに置換えプログラムが磁気フロッピーディスクのような データキャリアに書込まれてこのディスクが測定機器に(好ましくは着脱できる ように)接続されたディスク読取器に転送されることができる。測定機器におけ るプログラムキャリアがもし置換えられることになれば、プログラム装置内のプ ログラムモジュール手段のライブラリの新しい命令プログラム手段を適切なキャ リアに書込み、それから測定機器に挿入することもできる。 このような配置を用いた場合、プログラム装置のバルクおよび計算力は測定機 器に組入れる必要はなく、単一のプログラム装置を用いて複数の測定機器を再構 成することができる。さらに、命令設計プログラム手段の適切な設計により、プ ログラム装置は、その他の場合には測定機器とは無関係の有益な機能を実行する ために使用できる、パーソナルコンピュータ、ユーザの住居内の一般的なユーテ ィリ ティの端末またはその他の装置とすることができる。 さらに、このシステムにより、熟練者が測定機器を構成して、その測定機器が 所望のひとつのタスクのみまたは複数のタスクを実行し、所望の態様でのみデー タを出力するために、測定機器は慣れていないオペレータにより操作されること ができ、したがって慣れないオペレータが、はからずも機器に望まれぬタスクを 実行させ、望まれぬ態様でデータを出力させることが回避される、というのもこ れらの動作は命令プログラム手段を通して利用可能なようには作られておらず、 または必要なプログラムモジュール手段が機器において利用可能ではないためこ れらの動作は実行できないからである。しかしながら、もし後に何らかの代替の 動作が必要であると決定されれば、測定機器は、命令プログラム手段とプログラ ムモジュール手段の関連のライブラリとを置換えることにより、適切に再構成で きる。この態様で、測定機器は操作の柔軟性が与えられているが、同時に操作の 間に機器の能力を不適切に用いることのリスクは軽減される。 この発明のさらなる局面に従って、表面の粗さおよび/または形状を測定する ための持ち運び可能な測定機器を含み、記憶されたプログラムに従って動作する 情報化された制御手段(たとえばマイクロプロセッサ)と、測定機器の記憶され たプログラムのいくつかまたはすべてを変更または置換えるための情報化された プログラム手段と、プログ ラム手段から測定機器へ置換えプログラム命令を搬送するための通信手段とを有 するプログラム可能な測定アセンブリが提供される。 この発明のさらなる局面において、表面の粗さおよび/または形状を測定する ための再プログラム可能で持ち運び可能な測定機器を再プログラムする方法が提 供され、この方法は、 (a) 測定機器とは分離されたプログラム装置を利用して、測定機器が実行 する連続する動作を規定する命令プログラム手段を作り出し、測定機器が命令プ ログラム手段に特定されたそれぞれ1つまたは複数の動作を実行できるようにす る命令を含む1つ以上のプログラムモジュールを選択するステップを含み、プロ グラムモジュール手段はプログラム装置に与えられたプログラムモジュール手段 のライブラリから選択され、この方法はさらに、 (b) プログラム装置から測定機器に命令プログラム手段と選択された1つ 以上のプログラムモジュール手段とをダウンロードし、測定機器が命令プログラ ム手段に従って動作の間プログラム装置との接続なしに動作できるようにするス テップを含む。 プログラム装置は、セットアップされてオペレータの制御のもとで新しい命令 プログラム手段を作り出してもよく、命令プログラム手段を生成する間またはそ の後プログラム装置は自動的に、測定機器が命令プログラム手段により特 定された動作を実行できるようにするのに必要なプログラムモジュール手段を識 別する。所望されれば、プログラム装置は次にこの識別に基づいてダウンロード するためのプログラムモジュール手段を選択し、そのため実質的にオペレータの 唯一のタスクは実行する操作を識別し、したがって命令プログラム手段の生成を 制御することである。 この発明のさらなる局面に従って、表面の粗さおよび/または形状を測定する ための測定機器が提供され、測定機器は、触針を支え触針にワークピースの上を 横切らせるためのアームと、誘導性変換器のコイルへの接続のための電子回路手 段とを含み、変換器は触針の先端の動きにより変換器のコイルとコイルのための コアとの間の相対的な動きを発生するように配置され、回路手段は、制御信号に 応答して調節可能でそうして構成部品のパラメータを変更させそれによって回路 手段の動作に影響を与える構成部品を含み、測定機器は回路手段の動作における エラーに応答して前述の制御信号を発生し、それによってエラーを低減するよう に自動的に構成部品を調節する動作モードを有する。好ましくは、構成部品は電 力を与えられない場合にその調整セッティングを保持するようにセットできる。 使用のための実施例において、変換器のコイルが、第1および第2の点、なら びに第1および第2の点の間に介在する第3の点でタップが設けられ、使用の際 に変換器のコイルが発振する場合、調整可能な構成部品はコイルの第1 および第2のタップの間の経路で接続され、コイルの2つのタップで表われる信 号間の位相差を変化させ、第1のタップと第2のタップとの間のコイルの部分の 抵抗に対する、第1のタップと第3のタップとの間のコイルの部分の抵抗におけ る不正確さを補正するように調整できる。 変換器のコイルが発振される実施例において、各々がコイルに沿う複数の点か らの信号を組合せることにより得られた第1および第2の信号を回路手段は比較 し、調整可能な構成部品が接続されて第1および第2の信号のうち1つの位相を 変化させる。 好ましくは、1つ以上の調整可能な構成部品が回路手段に設けられる。 この発明のこの局面において、測定機器は必ずしも持ち運び可能である必要は なく、この局面は持ち運び可能な機器と同様持ち運び不能な機器にも応用できる 。 この発明の局面において、表面の粗さおよび/または形状を測定するための測 定機器が提供され、測定機器は、触針を支え触針にワークピースの上を横切らせ るためのアームと、変換器のコイルからの信号を受取るための回路手段とを含み 、触針がワークピースを横切るにつれての動きがコイルとコアとの間の相対的な 動きを発生するように配置され、コイルを通る電流は使用の際に振動を生じ、回 路手段はコイルから第1および第2の信号を受取りその振幅を比較し、回路手段 は制御信号に応答して第1および第2の 信号の間の相対的な位相に影響するように調整可能な調整可能素子を含み、測定 機器は、第1および第2の信号の間の位相で検出されたエラーに応答して制御信 号が調整可能な構成部品に出力され、それにより構成部品が位相エラーを低減す るように自動的に調整される動作モードを有する。 ある実施例において、第1の信号の振幅は変換器のコアとコイルとの間の相対 的な動きに伴って変化し、一方第2の信号の振幅は実質的に一定であり、調整可 能な構成部品は第2の信号の位相を変える。 この発明のこの局面は、持ち運び可能および持ち運び不能な測定機器の両方に 応用できる。 制御信号に応答して調整可能な調整可能構成部品を1つ以上与え、検出された エラーに応答してそのような制御信号が与えられる動作モードを測定機器に与え ることにより、構成部品が関連するエラーを低減するように自動的に構成部品を 調整する自己調整モードを機器に提供できる。こうしてオペレータはエラーを検 出し手動で構成部品を調整する必要から解放される。これはより好都合な操作を もたらす。さらに、オペレータが調整操作を忘れがちかまたはエラーの検出また は調整を行なうことが困難であると思うかもしれない場合は特に、より信頼性の 高いエラー調整動作を提供できる。 この発明のさらなる局面により、表面の粗さまたは形状を測定するための測定 機器が提供され、測定機器は触針を 支え触針にワークピースの上を横切らせるためのアームと、触針に関連する変換 器のコイルへの接続のための回路手段とを含み、そのため触針がワークピースを 横切るにつれての触針の動きにより変換器のコイルとコアとの間の相対的な動き が発生し、回路手段はコイルの第1および第2のタップへの接続のための第1お よび第2の出力を有する発振器と、発振器の第1の出力に直列する第1の抵抗器 と、発振器の第2の出力に直列する第2の抵抗器と、発振器から離して第1の抵 抗器と第2の抵抗器との間にその側に接続された調節および抵抗部品とを含む。 好ましくは、調整および抵抗部品は、電位ソースに接続された調整可能な中央タ ップを有するポテンショメータを含む。この配置は、調節および抵抗部品の調整 によりコイル上の第1および第2のタップから得られた信号の間の相対的な位相 を変化させるように接続できる。 第1および第2の抵抗器の値を選択することにより、調節および抵抗部品に対 し必要とされるおおよその値が選択でき、それに従って調整および抵抗部品とし て制御信号に応答して自動的に調節可能な部品を使用するのに適した回路を設計 することが可能となる。 この発明のこの局面は、持ち運び可能または持ち運び不能な測定機器とともに 使用されてもよい。 この発明のさらなる局面に従って、表面の粗さおよび/または形状を測定する ための測定機器が提供され、測定機 器は、触針を取付け触針にワークピースの上を横切らせるためのアームと、コイ ルへの接続のための回路手段とを含み、触針がワークピースの上を横切るにつれ ての触針の動きによりコイルとコアとの間の相対的な動きが発生するように配置 され、回路手段は、コイルとの並列の接続により同調された回路を形成するため のキャパシタンスと、同調された回路を駆動するための発振器と、発振器とキャ パシタンスとの間に抵抗器とを含む。抵抗器により、同調された回路と発振器と の間のわずかな位相差が可能となり、キャパシタンスが発振器により直接駆動さ れるよりもむしろコイルと同調された回路を形成することを可能にする。発振器 が直接コイルを駆動し抵抗器またはキャパシタンスが与えられない場合の配置と 比較し、この発明のこの局面の配置により、信号対雑音性能における改良ととも にコイルの効果的なインピーダンスを低減できる。さらに、同調された回路は望 ましくない周波数を拒否するため、望まれぬまま導入されるかもしれぬ発振器の 周波数の第3の調波のような雑音周波数の効果をたとえば変換器の構成により低 減できる。 この発明のこの局面は、持ち運び可能または持ち運び不能な測定機器とともに 用いることが可能である。 この発明の実施例は、制限を行なわない例として与えられ、添付の図面を参照 して以降説明される。 図1は、この発明を実施する測定機器の側から見た図で あり、 図2は、機器の上から見た図であり、 図3は、機器の後ろ側から見た図であり、 図4は、機器をゲージエンドから見た図であり、 図5は、ゲージおよび支持配置のさらに詳細な図であり、 図6は、内部を前側から見た図であり、 図7は、内部を上から見た図であり、 図8は、図6および7の領域VIIIにおける構成部品をゲージエンドから見 た内部の図であり、 図9は、図6および7の領域IXにおける構成部品をゲージエンドから見た内 部の図であり、 図10は、図6および7の領域Xにおける構成部品をゲージエンドから見た内 部の図であり、 図11は、ゲージ回路の図であり、 図12は、ゲージ回路の出力をディジタル値に変換するためのコンバータ回路 の図であり、 図13は、制御信号をゲージ回路内の調整可能な構成部品に与えるためのエラ ー調整回路の図であり、 図14は、触針リフトメカニズムが“触針ダウン”位置にあるときのスライダ およびゲージホルダの概略側面図であり、 図15は、触針リフトメカニズムが“触針持上げ”位置にあるときのスライダ およびゲージホルダの概略側面図であり、 図16は、触針リフトメカニズムが“触針ダウン”位置にあるときのカムおよ びカム従車ローラの概略上面図であり、 図17は、カムがちょうどローラに接触している触針リフトメカニズムのカム およびカム従車ローラの概略上面図であり、 図18は、触針リフトメカニズムが“触針持上げ”位置にあるときのカムおよ びカム従車ローラの概略上面図であり、 図19は、触針リフトメカニズムの主構成部品の非ゲージエンドからの図であ り、 図20は、触針リフトメカニズムの“触針ダウン”位置を規定するためのアバ ットメント配置の側面図であり、 図21は、触針リフトメカニズムが“触針ダウン”位置にあるときのための磁 気制御システムの上から見た図であり、 図22は、触針リフトメカニズムが“触針持上げ”位置にあるときのための磁 気制御システムの上から見た図であり、 図23は、触針リフトメカニズムのための磁気制御システムの側方から見た図 であり、 図24は、板ばねが通常の動作のために配置された図20のアバットメント配 置の上から見た図であり、 図25は、板ばねが引込められてスキッドを用いた動作 を可能にしている図20のアバットメント配置の上から見た図であり、 図26は、電子回路の概略図であり、 図27は、制御システムのブロック図であり、 図28は、図27の制御システムを動作するためのソフトウェアの概略図であ り、 図29は、ユーザプログラムの第1の例のフロー図であり、 図30は、ユーザプログラムの第2の例のフロー図であり、 図31は、再プログラム配置の図である。概観および一般的な配置 図1は、ワークピースの表面の形状または粗さを測定するように組立てられた 、この発明を実施する測定機器を示す。 ゲージのメインハウジング1は、その動作を制御しワークピースの表面につい て得たデータを処理するための電子回路と、アーム3(データムバーとしても知 られる)を軸に沿い水平に駆動するための駆動手段とを備える。この機器は、台 に装着できるように設計され、この設計でメインハウジング1は脚7、9の上の 作業台5(通常は光学テーブル)の上に立っている。メインハウジング1の長さ は30cmと40cmの間であり、1人の人間が持上げて別の作業台に運ぶとい う意味において容易に持運びできるよう に機器にはハンドル11が設けられる。 メインハウジング1から突き出したアーム3の端部は垂直の案内面13が備え られ、その上でスライダ15が上下に動くことができる。スライダ15はゲージ ホルダ17を備える。 取外し可能なゲージは、ゲージホルダ17の上にはめ込まれたゲージハウジン グ19と、ゲージハウジング19の上に旋回するように取付けられた触針21と を含む。使用の際は、触針の先端23は、測定されるワークピース25の表面の 上に載っており、ゲージハウジング19は触針の先端23の垂直方向の動きを検 出するための変換器を備える。ゲージハウジング19とゲージホルダ17との間 の電気的接続により、変換器はゲージホルダ17とメインハウジング1との間に 伸びる柔軟なトレーリングリード27に接続し、こうしてゲージの変換器をメイ ンハウジング1内の電気回路に接続する。 使用の際、ワークピース25はワークピースホルダ29により台5の上の上で 支えられ、測定機器は、触針の先端23が通常は、ワークピース25の、機器の メインハウジング1から離れた縁に近い点でワークピース25の表面の上に載る ように配置される。測定のために横切る際は、アーム3は、触針21を自身とと もに引っ張り触針の先端23がワークピース25の表而を横切るように、メイン ハウジング1の中にゆっくりと引込まれるように駆動される。 触針の先端23はワークピース25の表面の高さにおけるいかなる変化もたどる のに必要なものとして上下の動きをし、この動きはゲージハウジング19内の変 換器により検出され、それに対応する信号が柔軟なトレーリングリード27を通 してメインハウジング1内の電気回路に与えられるだろう。このようにして、ワ ークピース25の表面の粗さが測定でき、高さにおける変化がゲージハウジング 19内の変換器の範囲内であれば、ワークピース25の表面の全体の形状または 形も測定できる。触針に表面を横切らせることにより表面の粗さおよび形状を検 出することは、当業者には既知であろう。 台5の平面とアーム3の軸方向(および動きの方向)との間の角度は、ゲージ から離れた脚9の高さを調整することにより調節できる。これは、脚9の上に設 けられた調整ねじ31を回すことより行なわれる。触針21の高さは、ワークピ ース25の高さとワークピースホルダ29の高さとを考慮に入れ、スライダ15 を垂直の案内面13の上に上下させることにより、調整できる。 アーム3が水平方向にメインハウジング1に入ったり出たりする際の正確な位 置は、電気回路により、光格子変位センサを用いて、当業者には既知である態様 でモニタされる。さらに、オペレータの便宜のため、最大に伸ばされたときと最 大に引込められたときの間の範囲内のアームの位置は、ハウジングの前側にあり オペレータが使用する通常 の位置から見ることができる、スケール35に沿う照明された場所33の位置に より示される。好ましくはスケール35はミリメートルおよび10分の1インチ または20分の1インチでメモリが打たれる。アーム3が最大に伸ばされたとき と最大に引込められたときの間の動きの範囲の合計は、好ましくは約5センチメ ートル(約2インチ)である。 便宜のため、通常はオペレータが使用する側である、図1に示されるメインハ ウジング1の側は、“前側”と称され、メインハウジング1のその反対側は、“ 後側”と称される。アーム3が伸びる、図1における左の端部は、“ゲージエン ド”と称され、調整可能な脚9の方向の図1における右の端部は、“非ゲージエ ンド”と称される。 図2は、図1の測定機器を上から見た図である。図2では、機器にはゲージホ ルダ17にはめ込まれたゲージが示されておらず、台5、ワークピース25およ びワークピースホルダ29もまた図示されていない。メインハウジング1の最上 面の上には制御パネル37が設けられ、これを通してオペレータは機器の動作を 制御できる。 図3は機器を後側から見た図である。図3では、垂直方向の案内面13、スラ イダ15およびゲージホルダ17は省略される。実際、これらをアーム3から取 除くことは可能であるが、通常は行なわれない。 出口格子39がメインハウジング1内に取付けられた冷 却ファンのために、メインハウジング1の後側に与えられる。さらに、メインハ ウジング1の後側に、オン/オフスイッチ41、電力ケーブルを受けるためのソ ケット43、リモートコントロールまたは機器の動作と協調することが必要とさ れる動作を行なう何らかのその他の装置への並列データ接続のためのソケット4 5、および直列データ通信に対する接続のためのソケット47が設けられる。 この測定機器は、台5の上に支持なしで立つように設計されているが、ユーザ が従来のコラムおよびスタンド配置を用いて機器を使用することを望む場合もあ るかもしれない。したがって、ホール49がメインハウジング1の後側に設けら れ、そこに楔形のダブテールコネクタが機器をコラムに装着させるためにはめら れてもよく、ホール49の両側に、浮き出した精密面51がコラムの上の対応す る精密面に対して機器を位置決めするために与えられる。 再び図2を参照すれば、オペレータはメインハウジング1に設けられた制御パ ネル37の代わりに、リモートコントローラ55の制御パネル53を通して機器 を制御できる。 リモートコントローラ55は、図3に示されるデータソケット45に差込まれた ケーブル57を通して、メインハウジング1に接続する。リモートコントローラ 55の制御パネル53は、メインハウジング1の制御パネル37と同じキー配列 およびディスプレイ、ならびに同じ操作モードを有する。2つの制御パネルに対 し同じ配列および同じ操作 を設けることにより、制御パネル両方を使うオペレータ側の混乱は最小となる。 図4は、メインハウジング1のゲージエンドから見た概略図である。この図で はハンドル11の配置が示される。図4からまた、メインハウジング1のゲージ エンドに2つの脚7があり、非ゲージエンドにただ1つの調整可能な脚9がある ことがわかる。したがって、メインハウジングには、台5に安定した3点取付装 置が与えられている。 図5はさらに詳細に、アーム3の端部に取付けられたパーツを示す。図2に示 されるように、垂直方向の案内面13は一般的には水平方向にはT型であり、ス ライダ15は案内面13のアーム61の後ろに伸びるフランジ59を有し、スラ イダ15を案内面13の上で支持する。スライダ15の前側の上のノブ63は、 垂直方向の案内面13の面の上の隆起部に対して押圧される、先細りになるスロ ットを周囲に有する輪に接続され、そのためノブ63の回転がスライダ15を垂 直方向の案内面13を上下するように駆動するが、これは既知の態様である。隆 起部は先細りになるスロットに十分固く押圧され、そのため輪は手動によりノブ 63を操作しない場合も回転せず、したがってスライダ15が重力の影響で案内 面13を下に動くことはない。 ゲージホルダ17は、ピボット65によりスライダ15に取付けられる。ゲー ジホルダ17は通常アバットメントに対して固く押圧されるため、ピボット65 の周りを回転 することはなく、したがってゲージハウジング19が使用の際にアーム3に関し て動くことはない。しかしながら、ゲージホルダ17が解放され、ピボット65 の周りを回転できるようになり、英国標準1134に従って、スキッド67が触 針のハウジング19を持上げることが可能である。スキッド67は図5において 点線で示され、ゲージハウジング19に固くはめ込まれている。スキッド67は 、曲率半径の大きな表面を有してワークピース25と接触し、ゲージ全体を持上 げることにより、ワークピース25の高さにおける広範囲の変化にわたって触針 の先端23を持上げる。スキッドはカーブした表面の粗さを測定するために用い られ、ゲージ出力から表面の全体の形状を取除き、表面の全体の高さにおける大 きな変化によりゲージ内の変換器の限界を超えることを防止する働きをする。 何らかのスキッド67から独立してピボット65の周りをゲージホルダ17に 回転させるためのモータ化システムは、後にこの明細書において説明される。 ゲージハウジング19は、ゲージホルダ17に押込みばめされており、固定ね じ69を締めてゲージハウジング19をゲージホルダ17に対して固定し、この 2つをともに固く固定できる。触針21は、ゲージハウジング19のゲージホル ダ17から離れた方の端部近くのピボット71により、ゲージハウジング19に 取付けられる。触針21は触針のピボット71を超えてゲージホルダ17の方に 伸び、 ゲージホルダ17に向かう方向の端部にはピン73が取付けられ、ピン73はゲ ージハウジング19内に取付けられた誘導子コイル77の中に伸びる金属のコア 75を備えている。コア75と誘導子コイル77とは、触針の動きを当業者には 既知の態様で検出するための、誘導性変換器を形成する。誘導子コイル77は、 各端部および中央部にタップがつけられており、コイル77内のコア75の動き は、コイルの2つの半分の間の誘導性の平衡を変える。 誘導子コイル77の3つのタップからのワイヤは、ゲージハウジング19内の 接続ブロック79に通され、ゲージホルダ17内の対応するコネクタブロック8 1との電気的接続を作る。この態様で、誘導子コイル77の3つのタップは、柔 軟性のあるトレーリングリード27内の3本のワイヤに接続され、このようにし て誘導子コイル77は機器のメインハウジング1内のゲージ回路へと接続される 。トラバースユニットメカニズム 図6ないし10は、メインハウジング1内の測定機器の構成の主要パーツを図 示する。図を明確にするために、これらの図のいくつかにしか示されないパーツ がある。図6は前側から見た内部の図である。図7は上から見た内部の図である 。図8は、ゲージエンドから見た内部の図であり、主として図6および7の領域 VIIIにおける構成部品を示す。図9はゲージエンドから見た内部の図であり 、主として図6および7の領域IXにおける構成部品を示す。図 10はゲージエンドから見た内部の図であり、主として図6および7の領域Xに おける構成部品を示す。 図9において最も明確に示されるように、アルミニウム合金鋳造物がメインハ ウジング1に対して床面83および後壁85を与える。これは脚7、9により支 えられ、ベースを提供し、このベースにより測定機器のその他すべてのパーツが 直接または間接的に支えられる。図1および2に示されるように、メインハウジ ング1の前側の表面および最上部表面は、アルミニウム合金鋳造物に固定される カバーにより与えられるが、図6ないし10においては示されていない。 メインハウジング1のゲージエンドでは、主アルミニウム合金鋳造物の一部で あるラグ87が、後壁85から前側に伸び、アーム3の後側に隣接する垂直表面 89を設け、アーム3の下を通りそこに水平表面91を設ける。図7および8で 示されるように、ラグ87はアーム3の下からほぼメインハウジング1の前側ま で続いている。メインハウジング1の非ゲージエンドへ向かって約3分の2のと ころに、アルミニウム合金鋳造物のまた一部である同様のラグ93が後壁85か ら伸び、アーム3の後側に隣接する垂直表面95およびアーム3の下の水平表面 97を設ける。図10に示されるように、ラグ93はメインハウジング1の前側 までは伸びず、アーム3のわずかに前方で終端となる。アーム3は、デルリン( DELRIN)(商標)の小さなパッド を通して垂直表面89、95および水平表面91、97に載っており、これらの 表面がアーム3の、アルミニウム合金鋳造物およびメインハウジング1の残り部 分に対する位置を規定する。表面89、91、95、97に載るアーム3の部分 99、101は、研削および研磨された表面を有し、アーム3の非常に精密な場 所および円滑な動きを確実なものにする。 ラグ87、93は各々、垂直表面89、95の先端でブロック103、105 を支える。板ばね107、109が各々ブロック103、105にしっかりと留 められており、下方およびアーム3の上を前側に伸び、板ばね107、109の アーム3に対する動作により押圧されるパッドで終端をなす。図8および10に 示されるように、板ばね107、109の動作は、アーム3を押圧して垂直表面 89、95および水平表面91、97に対して位置づけることである。 図6、7および10に示されるように、丈夫なメタルストリップ111が、メ インハウジング1の非ゲージエンドの方に、ラグ93の前側表面に留めつけられ ている。ストリップ111はアーム3の高さまで上がり、次にアームの方に曲が り、その自由端はアーム3の表面の近くに沿い上側の表面セグメントを越えるま で伸びる。ストリップ111は通常の動作の間はアーム3に接触しない。しかし ながら、ハウジング1が逆さまにされたり激しい衝撃を受けれ は、ストリップ111はアーム3を捉え、たとえ板ばね109の力を超えても、 アーム3がラグ93から離れることを防止する。こうしてアーム3がそれ自身ま たはその他の構成部品に損傷を与えるほど遠くまで動くことが抑制される。 メインハウジング1のゲージエンドで、アーム3は端部プレート113の穴を 通る。アーム3と端部プレート113内の穴との間の隙間は、たとえ、アーム3 がラグ87から離れて損傷を起こす動きをしそれが板ばね107の力に勝ったと しても、損傷を起こす動きが抑制されるほどに十分小さく、したがって、ラグ9 3のストリップ111に対応するストリップをラグ87に与える必要はない。 アーム3の研削および研磨された部分99、101の間には、直径を減じた部 分115があり、そこにはさまざまな取付物が結合される。この部分の直径は減 じられているため、アーム3への取付物の結合のためのねじ立ておよび機械加工 は、パーツ99、101の研削および研磨プロセスの邪魔にはならない。 図6および9に示されるように、平行する側面を有するフランジ117がアー ム3に固定され、その下に伸びている。フランジ117の下半分は両側が研磨さ れ、滑らかな精密面を設ける。フランジ117の後側は、研磨された表面が、デ ルリン(DELRIN)(商標)パッドを介して、床面83の上に設けられたブロック 119に接する。フランジ 117の前側の研磨された表面に隣接して、板ばねを備えるさらなるプロック1 21が床面83の上にあり、板ばねはフランジ117の横側に伸び、板ばねの動 作を通してフランジ117に対して押圧するパッド123で終端をなす。このよ うにして、フランジ117はアバットメントブロック119に対して押圧され、 アーム3がその軸の周りを回転することを妨げる。 反射型光格子125がフランジ117の前側の上部分に固定され、検出器ユニ ット127が格子125に面して床面83の上に装着される。フランジ117は アーム3に固定されているため、アーム3がメインハウジング1から伸ばされま たメインハウジングに引込められるにつれてアーム3とともに動く。したがって 、アーム3の動きにより、格子125は検出器ユニット127を通過するように 動く。検出器ユニット127は、格子125を照射するための光源と、それを通 過する格子線の動きを検出するための光電検出器とを備える。この態様で、アー ムの動きは格子125を用いて既知の態様でモニタされる。検出器ユニット12 7から検出信号が機器の電気回路に与えられ、アーム3の位置がモニタできるよ うにする。通常の測定動作では、電気回路は検出器ユニット127からの信号を 用いて、アーム3の動きにおいて0.5μmごとに、触針変換器の誘導子コイル 77の出力を表わす値を記憶する。 水平方向のマーカストリップ129が、アーム3の最上 部に固定され、メインハウジング1の前側に伸びる。これはアーム3の動きとと もにメインハウジング1の中に動く。ブラケット131がマーカストリップ12 9の最上部から上に伸びるように固定される。光検出器(図示せず)をメインハ ウジング1内に装着して、通過するブラケット131を検出し、アーム3のアブ ソリュート位置の検出を可能になる。光検出器は、アーム3の最高に伸ばされた 位置を表わす位置にブラケット131に対して取付けられ、別の光検出器は、ア ーム3が最大に引込められた場所を表わすブラケット131の位置に装着され、 こうして電気回路はアーム3の最大に伸ばされた状態および最大に引込められた 状態を検出でき、もしこれらの位置に到達した場合、自動的にさらなるアーム3 の動きを終結させる。こうしてアーム3がその終点の位置を超過することを防止 する安全メカニズムが提供される。 マーカストリップ129の、メインハウジング1の前側の端部では、ハウジン グ133がそこから下方に伸びる。このハウジングは、スケール35を与える、 メインハウジング1の前カバーのスロットのすぐ後に位置づけられる。光を放射 するダイオードがハウジング133内に備えられ、トレーリングリード135に より電力を与えられて、スケール35に対し照射された場所33を与える。アー ム3がメインハウジング1の中へまたメインハウジングから外へ動くにつれ、マ ーカストリップ129は、スケール35を 与えるスロットに沿い、ハウジング133内でLEDを搬送し、したがって照射 された場所33が移動してスケールの動作を与える。 ブロック137はアーム3の側面に固定され、柔軟性のあるラダーベルト13 9の両端を固定する。ラダーベルト139は、メインハウジングのゲージエンド 近くの非駆動輪141とメインハウジング1の非ゲージエンド近くの駆動輪14 3との間に伸びる。駆動輪143は、約300:1の係数でモータ速度を減少さ せる減速ギア147を介し可変速度電気モータ145により駆動される。このよ うにして、モータ145は、アーム3をメインハウジング1の中へおよびメイン ハウジングから外へ駆動するのに用いられる。 モータ位置を表わす出力信号を提供する軸符号器またはその他の手段はモータ 145に装着されていない。その代わりとして、測定機器のための制御回路は、 検出器ユニット127からの格子125の動きを表わす信号を用いて、モータ1 45を制御する。検出器ユニット127からの信号が用いられて、アーム3の4 μmの動きを表わす周期を有する正弦および余弦波を与え、これらの波のゼロ公 差を検出し各4μm周期において4パルスを、またはアーム3のマイクロメート ルの動きについて1つのパルスを発生する従来のパルス発生チップに提供される 。これらのパルスは、アーム3の所望の動きを表わす制御信号に従い可変速 度電気モータ145を制御するための、従来の比例積分微分(PID)モータ制 御チップに与えられる。ラダーベルト139の柔軟性およびギア147における 必然的な緩みのため、アーム3の位置はモータ145の位置を正確に示さない。 しかしながら、モータ145がアーム3を動かす位置および動きが発生する速度 の十分に正確な制御が、実際このシステムにより可能であることがわかっている 。 機器の動作を制御し、制御パネル37を動作し、誘導子コイル77および格子 125に対する検出器ユニット127からのデータを受取り処理し出力するため の電気回路は、メインハウジング1の上側部分に固定された回路盤149の上に 取付けられる。さらに、ファン151が、メインハウジング1内の構成部品を冷 却するために、後壁85の格子39の上に取付けられる。ゲージユニット回路 図11は、触針変換器の誘導子コイル77を用いて、触針の先端23の位置を 表わす信号を得るゲージ回路を示す。図11に示されるように、ゲージハウジン グ19内の誘導子コイル77の2つの端部タップと中央タップとは、柔軟性のあ るトレーリングリード27を通してゲージ回路の残りの部分に接続される。ゲー ジ回路の残りの部分はメインハウジング1内の回路盤149の1つに設けられる 。 発振器153は、2ボルトrmsで10kHz正弦波を与える。発振器153 の中央タップは接地され、そのため 誘導子コイル77のそれぞれの端部への2つの出力は、等しくまた反対のレベル を有する。 誘導子コイル77の中央タップもまた、誘導子コイル77の端部を通る抵抗ネ ットワークの中央点と同様、接地され、そのため名目上、コイルの2つの端部は まさに逆位相にある発振振幅(すなわち誘導子コイル77の一方の端部での電圧 は誘導子コイル77のもう一方の端部の電圧と180度位相が異なる)を有する 。触針の先端23の中間位置で、コア75は誘導子コイル77の半分ずつにその 中央タップのいずれの側にも等しく結合される。したがって、誘導子コイル77 の2つの端部での発振電圧は、同じ振幅を有するだろう。触針の先端23が動く につれ、コア75もそれに対応して動き、そのため誘導子コイル77の一方の半 分に他方の半分よりもより近く結合されることとなる。したがって誘導子コイル 77の2つの端部での発振電圧の相対的な振幅は変化する。 誘導子コイル77の端部での電圧は、それぞれの単位利得演算増幅器バッファ 155、157によりバッファされる。バッファ155、157からの出力は、 演算増幅器に基づき、従来の総和回路159にともに加算される。2つの電圧は 逆位相にあるため相殺する傾向があり、もし振幅が同じであればその総和は実質 的にゼロとなるだろう。もし誘導子コイル77のそれぞれの端部での電圧の振幅 が異なれば、その総和は、入力電圧の高い方の位相を有し、入 力電圧の振幅の差に等しい振幅を有する発振電圧となるだろう。したがって、総 和回路159は、コア75の位置とともに変化する振幅と、コア75がその中央 位置から動いた方向を示す位相とを有する出力信号を与える。 バッファ155、157の出力はまた、演算増幅器に基づき従来の差動回路1 61に入力される。差動回路161への入力は逆位相にあるため、出力は、変換 されていない入力の位相と2つの入力信号の振幅の総和を表わす振幅とを有する 発振信号であろう。コア75が誘導子コイル77に対して動くにつれ、一方のバ ッファ155からの出力は振幅が増大し、一方で他方のバッファ157からの出 力は振幅が減少する。結果として、差動回路161からの信号出力は、触針の先 端23の位置に関わらず、本質的に一定の振幅および位相を有する。こうして、 総和回路159からの信号出力の振幅および位相が比較されるであろう基準がも たらされる。総和回路159からの信号出力および差動回路161からの基準出 力は両方とも、誘導子コイル77の両方の端部での発振電圧から誘導されるため 、これらの間の比較は、発振器153の出力の位相および振幅におけるわずかな 変化に対し優れた抵抗力がある。 総和回路159のフィードバック経路における抵抗器163の変化により、総 和回路の利得を減ずることができる。抵抗器163と並列するコンデンサ165 は高周波の雑音を減衰する。 コンデンサ167は誘導子コイル77の端部を通るように接続され、コンデン サ167の値は誘導子コイル77のインダクタンスに関して選ばれ、そのためそ れとともに10kHzの共振周波数を有する同調回路を形成する。発振器153 の出力と回路の残り部分との間の抵抗器169、171により、誘導子コイル7 7の端部と発振器153の出力との間のわずかな位相および電圧の差が容認され 、発振器153が同調回路コンデンサ167を直接駆動することを防止する。コ ンデンサ167と誘導子コイル77とから形成される同調回路は、発振器の周波 数以外の周波数でのいかなるスプリアス信号も拒否する抵抗があるため、信号対 雑音比を向上させ、コア75のコイル77に関する動きが大きいときには上述の 型の線形可変差動変換器(LVDT)が起こしがちな第3の高調波ひずみの効果を減 少させる。 誘導子コイル77の2つの半分の電気的抵抗におけるわずかな差は、誘導子コ イル77の2つの端部での発振電圧へわずかに直角分を導入する傾向があり、そ のためこれらは正確には逆位相にはない。この結果として、総和回路159から の信号出力においてわずかの振幅と位相のエラーが生じる。たとえば、もし触針 23がその中央の“ホーム”位置にあれば、コア75は誘導子コイル77の2つ の半分に等しく結合され、バッファ155、157の出力は等しい振幅を有し、 総和回路159において相殺するだろ う。しかしながら、もしそれらが正確な逆位相からわずかにシフトされれば、入 力の総和は直角位相(90度位相がシフトされる)にある発振信号となるだろう 。この残留信号の振幅は、入力信号の振幅、および入力信号が逆位相からシフト される程度次第であろう、というのもそれは2つの信号のベクトル総和であるか らである。 この直角位相エラーを排除するために、抵抗器ネットワークが誘導子コイル7 7の端部を通るように接続される。抵抗器ネットワークは、電気的に調整可能な ポテンショメータ177により接続された、2つの18キロオームの抵抗器17 3、175を含む。これは10キロオームのポテンショメータと等価である、XI CORチップX9C103といった市場で入手可能なデバイスであり、その“ワイ パ”位置は“増分”ラインのクロック信号により変化でき、一方デバイスは“選 択”ラインにより選択される。アップ/ダウン制御ラインはポテンショメータの 有効ワイパ位置が変更される方向を制御する。図11に示されるように、ポテン ショメータ177のワイパはアースに接続され、その位置における変化は、誘導 子コイル77の2つの半分の抵抗の間の不平衡を補償し、そのため誘導子コイル 77の2つの端部での発振信号を正確に逆位相にする。電気的に調整可能なポテ ンショメータ177への信号入力を適切に制御することにより、所望の位置に到 達したときにはその有効ワイパ位置は停止でき、その位置は“選択”信号が取除 かれたとき不揮発性の態様で記憶でき、そのためたとえ電力が回路から排除され ても調整設定は保持される。 コア75が誘導子コイル77に関して動くにつれ、コイル77の2つの端部で の発振電圧は、振幅を変化させるのと同様位相をわずかに変化させる傾向がある 。したがって、コア75が中央位置にあるときもし電圧がまさに逆位相にあって も、電圧はコアのその他の位置ではちょうど逆位相とはならない。このようにし て、総和回路159からの信号出力と差動回路161からの基準出力においてわ ずかに移相が生ずる。その結果、信号と基準との間にわずかに位相の差が発生す る。実際、この位相の違いは実質的に、変換器の差動範囲にわたっては一定であ り、従来の移相ネットワークは差動回路161の出力に設けられて、総和回路1 59からの信号出力とともに位相への基準をもたらす。 移相された基準は、移相ネットワークにおける電気的に調整可能なポテンショ メータ179のワイパから取込まれ、出力位相は電気的に調整可能なポテンショ メータ179の有効ワイパ位置を変化させることにより変化できる。この電気的 に調整可能なポテンショメータ179はまた、XICORチップX9C103であっ てもよい。これは電気的に調整可能なポテンショメータ177との関連で先に説 明したのと同じ態様で制御信号により変更できる。 電気的に調整可能なポテンショメータ179により導入されるかもしれないス パイク雑音を排除するために、位相 シフトされた基準は抵抗器181とコンデンサ183とによりフィルタ処理され る。こうしてさらにわずかな移相が発生するが、これは総和回路159からの信 号出力においてコンデンサ165により生じた移相に実質的に等しく、さらにこ の移相はポテンショメータ179を調節するときに考慮に入れられるであろう。 電気的に調整可能なポテンショメータ177、179を用いることにより、以 下に説明するように制御回路が調整動作を行なうことが可能になり、これらのエ ラーを取除くことが所望される場合オペレータが手動で調整を行なう必要が回避 される。 図12はコンバータ回路を図示し、コンバータ回路は図11からの信号および 基準を用いてコア75の誘導子コイル77に関する位置を表わすディジタル2進 数を獲得し、したがって触針の先端23の位置を表わす。 図12のコンバータ回路の基礎をなす概念は、差動回路161からの発振アナ ログ基準は正または負の数により乗算され、総和回路159からの信号出力と振 幅は等しいが位相が反対の信号を発生する。これらの信号は組合されて相殺せね ばならない。結果として生じるいかなる信号もエラーを表わし、負のフィードバ ックループにおいて基準が乗算される数を発生するカウンタを制御する。このよ うにして、基準が乗算されるディジタル数は、総和回路159からの信号出力の 大きさまで調整され、このディジタル数 は図12のコンバータ回路の出力を表わす。 位相調整の後の差動回路161からの基準出力は、乗算ディジタル−アナログ 変換器185に入力される。これは16ビットのディジタル入力187に従って 基準を乗算する。乗算DAC185はバイポーラ乗算器としてセットアップされ 、+1と−1の間の値で発振基準を乗算し、負の値は受取った基準に関する乗算 DAC185の出力の位相を逆にする。ディジタル数187に対する値ゼロ(0 00016進数)は、入力基準と比較される逆位相(すなわちマイナス1による 増倍)を伴う、乗算DAC185からの最大振幅出力に対応する。ディジタル数 187に対する値32768(800016進数)は、ゼロによる乗算を表わす 。値65535(FFFF16進数)は逆位相を伴わない最大振幅出力を表わす 。 総和回路159からの信号出力は、信号増幅器189により増幅され、その利 得は利得制御信号191により選択できる。信号増幅器189からの出力および 乗算DAC185からの出力は、エラー増幅器193の入力で組合される。エラ ー増幅器193は、演算増幅器に基づく反転総和増幅器である。これは、信号増 幅器189からの出力と乗算DAC185から出力との総和の反転増幅されたも のを出力する。上記のように、入力信号および基準におけるいかなる位相エラー も取除かれたとして、ディジタル数187に対する適切な値は、結果として信号 増幅器189から の出力と振幅は同じであるが逆位相である、乗算DAC185からの出力となる 。この状態で、エラー増輻器193への入力は互いに相殺し、エラー増幅器19 3からの出力はない。 もし位相エラーがあれば、信号増幅器189の出力と乗算DAC185の出力 とは正確に逆位相ではなく、エラー増幅器193への入力は振幅ゼロまで低減さ れることができない。したがって、エラー増幅器193によるエラー信号出力は 、位相エラーを受けやすく、電気的に調整可能なポテンショメータ177、17 9を動作するエラー訂正回路において用いられる。もし位相エラーか取除かれれ ば、エラー増幅器193によるいかなるエラー信号出力も乗算DAC185への ディジタル数187入力の値におけるエラーを表わす。 同期発生器195は、エラー増幅器193によるエラー信号出力を受取るサン プルアンドホールド回路199へ、短い同期パルス197を出力する。同期発生 器195は基準に応答し、同期信号197は、交流基準電圧の正のピークと負の ピークの両方と位相が同じの短いパルスである。したがって、同期パルスは、エ ラー増幅器193による発振エラー信号出力の正のピークと負のピークの両方と 同位相である。 基準電圧の正のピークのとき、スイッチ201は短時間閉じられ、入力コンデ ンサ203の出力側を接地へクラン プし、一方コンデンサ203の入力側は発振エラー信号のピークの1つを受取る 。スイッチ201は即時に再び開く。それに続く基準電圧の負のピークのときに は、コンデンサ203の入力側でのエラーはその反対のピークに変えられそのた めコンデンサ203の出力側は、発振エラー信号のピーク−ピーク電圧により接 地から変化するだろう。この場合、サンプリングスイッチ205は短時間閉じら れ、サンプリングコンデンサ207の入力コンデンサ203の出力側の値を記憶 する。単位利得バッファ209が入力コンデンサ203とサンプリングスイッチ 205との間に設けられ、サンプリングの間に入力コンデンサ203のドレーニ ングを回避する。 サンプルアンドホールド回路199に対するこの配置により、発振エラー信号 の全ピーク−ピーク値の記憶が可能となり、また発振エラー信号に重合わされる かもしれないいかなる望ましくないDCレベルも排除する。サンプリングコンデ ンサ207に蓄積された電圧は、発振エラー信号の位相が基準電圧の位相と同じ かまたは逆かによって、接地よりも大きいかまたは接地よりも小さいだろう。 サンプリングコンデンサ207に記憶された標本化された値はさらなる単位利 得バッファ211にバッファされ、積分器217への入力での2つの比較器21 3、215の出力と組合される。比較器213は積分器217の出力を正のしき い値と比較し、比較器215は積分器217の出 力を負のしきい値と比較する。積分器217の出力が2つのしきい値の間である と仮定すれば、比較器213、215は両方とも0ボルトの信号を出力する。こ の状態で、積分器217への入力はサンプリングコンデンサ207に蓄積された 電圧の値次第であり、積分器の出力は、その入力で結果としての値を積分するに つれて着実に上がるかまたは下がるだろう。サンプリングコンデンサ207の電 圧と0ボルトとの間の差が大きいほど、積分器217の出力が電圧を変化させる 割合は大きくなる。 ついには、積分器217の出力電圧は比較器213、215のうち適切な一方 が状態を変えるほどに十分に正または負となる。比較器213、215は次に、 積分器217を駆動してその比較器をトリガした入力とは反対の符号を有する、 大きな電圧出力を積分器217へ印加する。したがって、積分器217の出力で の電圧は、逆方向に急速に変化し、0ボルトに戻る。比較器213、215はヒ ステリシスを有するように配置され、そのためこれらはプラスまたはマイナス2 5mVの積分器217からの出力電圧によりトリガされるが、積分器217から の電圧出力がプラスまたはマイナス15mVを超えることをやめるまでターンオ フしない。一旦積分器の出力217がプラスまたはマイナス15mVに戻れば、 関連の比較器213、215の出力は0ボルトに戻り、積分器はサンプリングコ ンデンサ207に蓄積された電圧により制御される状態に戻る。 このようにして、積分器217の出力は、サンプリングコンデンサ207に蓄 積された電圧の影響のもとで、プラスまたはマイナス15mVからプラスまたは マイナス25mVへとゆっくり変化し、次に比較器213、217の一つにより 急速にリセットされる。積分器217がリセットされる周波数は、サンプリング コンデンサ207に蓄積された電圧の大きさ次第であり、積分器217をリセッ トする比較器213、215の識別は、サンプリングコンデンサ207に蓄積さ れた電圧が正かまたは負か次第である。クロック論理回路219は比較器213 、215から出力パルスを受取り、比較器213、215のいずれかからのリセ ットパルス(非ゼロ出力)に応答してクロック出力信号221を発生する。した がって、クロック信号221の周波数は、サンプリングコンデンサ207に蓄積 された電圧の大きさ次第である。クロック論理219はまた、比較器213、2 15のどちらがクロック信号221を発生するリセットパルスを与えているかに 従って、アップ/ダウン方向信号223を出力する。 16ビットディジタルカウンタ225は、クロック信号221に応答し、アッ プ/ダウン信号223からの方向制御のもとでカウントを行なう。16ビットカ ウンタ225の出力は、乗算DAC185へのディジタル数187入力であり、 また図12のコンバータ回路からのディジタル出力でもある。このようにして、 クロック信号221はディ ジタル数187の値を変化させ、したがって乗算DAC185の出力およびサン プリングコンデンサ207により標本化され保持されるエラー信号を変化させる 。乗算DAC185からの出力信号が信号増幅器189からの出力信号と同じに なるとき、サンプリングコンデンサ207に蓄積されたエラー電圧は0ボルトと なる。積分器217の出力は変化することをやめ、したがってクロック論理21 9からカウンタ225に与えられるさらなるクロック信号221はない。 このようにして、図12のコンバータ回路はカウンタ225における値を制御 し、総和回路159から受取る入力信号を追尾する。 カウンタ225における値がクロックパルス221に応答して変化するにつれ て、瞬時の“グリッチ”が発生する可能性があり、その間スプリアス値がディジ タル数187として出力される。このようなスプリアス値がサンプリングコンデ ンサ207で捕獲されることを防止するために、同期発生器195は抑止制御器 229に警告信号227を出力する。各警告信号は、サンプルアンドホールド回 路199に与えられる各同期パルスの始まりの前に、6μsと9μsとの間で開 始し、少なくとも同期パルスの最後までで続く。クロック論理219からのクロ ック信号221はまた、抑止制御器229に入力され、もしクロック信号221 が警告信号227が存在する間に受取られれば、抑止 制御器229はカウンタ225に抑止信号231を出力する。カウンタ225は 抑止信号231に、クロック信号221に応答するよりもより素早く応答し、そ のため抑止信号231はカウンタ225が抑止信号231の発生をトリガしたク ロック信号221に応答してカウントすることを防止する。 この態様で、カウンタ225は、サンプルアンドホールド回路199のクラン プスイッチ201またはサンプリングスイッチ205のいずれかがちょうど閉じ る前に、カウントすることを防止され、そのためカウンタ225は関連のスイッ チ201、205が閉じる前にその正確な値に安定する。次に、カウンタ255 はスイッチ201または205が閉じている限り、その値に留められる。したが って、カウンタ225により出力された瞬時の“グリッチ”の値はサンプリング コンデンサ207に蓄積された電圧を乱すことはない。 図13は、図19のゲージ回路における電気的に調整可能なポテンショメータ 177、179を駆動するために用いられる、エラー調整回路を示す。 図13に示されるとおり、電気的に調整可能なポテンショメータ177、17 9を駆動するために用いられる“増分”パルスは、図12のエラー増幅器193 によるエラー信号出力から誘導され、電気的に調整可能なポテンショメータ17 7、179の有効ワイパ位置が変えられる方向に 対するアップ/ダウン制御信号は、図11のゲージ回路からの基準出力から誘導 され、図12のコンバータ回路に入力される。 もし誘導子コイル77に抵抗の不平衡があるかまたは総和回路159による信 号出力と差動回路161による基準出力との間に位相のオフセットがあれば、乗 算ディジタル−アナログ変換器185の出力は、信号増幅器189からの出力と ちょうど逆位相とはならないであろうし、したがってエラー増幅器193への入 力の振幅はけっして0に低減されることはできない。この状態において、ディジ タル数187は、乗算DAC185からの出力が信号増幅器189の出力におけ る同位相の構成部分を相殺する値に駆動され、エラー信号は基準電圧と直角位相 にある。このような状況のもと、同期パルス197のタイミングにより、サンプ ルアンドホールド回路199は、発振エラー信号が0を通過したとき瞬時にして 動作し、そのため0ボルトはサンプリングコンデンサ207に蓄積され、ディジ タル数187の値は安定する。 もし図11のゲージ回路の出力において両方のエラーが表われれば、これらは エラー増幅器193によるエラー信号出力の大きさの原因となり、エラーの2つ のソースは容易に分離されない。電気的に調整可能なポテンショメータ179を 用いて基準電圧の位相を調整することにより両方のエラーを補償することは不可 能である、というのもコイ ル77における抵抗の不平衡により発生する直角成分は、総和回路159からの 信号出力の振幅とともに変化する量により、総和回路159からの信号出力の位 相をシフトするからである。 もし触針の先端23がそのホーム位置にあり、そのためコア75が誘導子コイ ル77の2つの半分に等しく結合されれば、総和回路159からの信号出力の振 幅は0のはずであり、乗算DAC185からのキャンセル信号の出力もまた0で ある。こういった状況のもとでは、エラー増幅器193により出力されるエラー 信号は、誘導子コア77における抵抗の不平衡により発生する信号電圧における 直角位相のエラーを実質的に全体として含み、基準電圧と信号電圧との間のいか なる一定の位相エラーの効果も無視できる。触針の先端23をこの位置において 、エラー信号を用いて電気的に調整可能なポテンショメータ177を駆動し、誘 導子コイル77の抵抗の不平衡の補償を行なうことができる。 エラー信号は増幅バッファ233に入力され、次にノッチフィルタ235を通 る。ノッチフィルタ235は、10kHzのエラー信号を通過させ、その他の周 波数でスプリアス信号をフィルタ処理して出す。フィルタ処理されたエラー信号 は次に、正弦波エラー信号を10kHzでの方形パルスのトレインに変える、シ ュミットトリガ回路237に入力される。このパルスのトレインは、電気的に調 整可 能なポテンショメータ177に対し増分信号を与える。 発振基準電圧は波形整形回路239に入力され、電気的に調整可能なポテンシ ョメータ177に対してアップ/ダウン制御ラインにおいて10kHzで方形パ ルスのトレインに変換する。エラー増幅器193からのエラー信号出力は、基準 電圧と直角位相にあるため、増分パルスはアップ/ダウン制御パルスと直角位相 にある。増分パルスは、誘導子コイル77のどちらの半分の抵抗が大きいかに従 って、アップ/ダウンパルスをリードしまたは遅らせ、したがって2つのパルス のトレインの間のリードまたは遅れは、電気的に調整可能なポテンショメータ1 77の有効ワイパ位置が動かされるべき方向を示す。 電気的に調整可能なポテンショメータ177はクロックされて、各々の増分パ ルスの立上がり端縁によりその有効ワイパ位置を変化させ、動きの方向は、増分 信号の立上がり端縁のときにアップ/ダウン信号の値により制御される。もし増 分信号がアップ/ダウン信号をリードすれば、アップ/ダウン信号は常に、増分 信号の立上がり端縁においてローであろう。もし増分信号がアップ/ダウン信号 を遅れさせれば、アップ/ダウン信号は常に、増分信号の立上がり端縁において ハイであろう。このようにして、交互に発生するアップ/ダウン信号は増分信号 の移相と結合し自動的なアップ/ダウン制御を与える。 電気的に調整可能なポテンショメータ177の有効ワイ パ位置が適切な方向に駆動されてエラーを悪化させるよりもむしろ誘導子コイル 77における抵抗の不平衡を補償することを確実にするために、アップ/ダウン 信号および増分信号の1つは、従来のインバータ回路を設けるかまたは増幅バッ ファ233を非反転増幅器の代わりに反転増幅器に替えることにより、必要であ れば反転できる。 一旦電気的に調整可能なポテンショメータ177が調整されて、総和回路15 9により出力された信号電圧からの直角移相のエラーを取除けば、触針の先端2 3は、そのホーム位置から実質的に離れた位置に移動でき、そのためコア75は 、誘導子コイル77の一方の半分にもう一方の半分よりもより近くに結合され、 総和回路159から図12のコンバータ回路に与えられる信号電圧は実質的な振 幅を有する。図12のコンバータ回路は、ディジタル数187の値を変えること により応答し、可能な限り信号増幅器189の出力を相殺し、エラー増幅器19 3により出力されるいかなる残りのエラー信号も、発振信号電圧とまさに逆位相 から離れた発振基準電圧との間の移相を表わす。直角位相のエラーは信号電圧か ら取除かれているため、このエラーは今や実質的に完全に、信号と基準電圧との 間の一定の位相エラーが原因であり、基準電圧に対して位相シフトネットワーク における電気的に調整可能なポテンショメータ179を調整することにより相殺 できる。 発振エラー電圧と発振基準電圧とが用いられて、電気的 に調整可能なポテンショメータ177の動作に関連づけて既に述べたのとまさに 同じようにして、電気的に調整可能なポテンショメータ179に対し増分パルス トレインおよびアップ/ダウン制御パルストレインが与えられる。総和回路15 9からの信号電圧出力の位相は、触針の先端23がそのホーム位置のどちら側に 動くか次第である。したがって、これは、増分パルストレインとアップ/ダウン 制御パルストレインとの間の位相の差がエラーを低減するのに正しい位置にある ことを確実にするように選択されねばならない。 電気的に調整可能なポテンショメータ177、179のいずれかの調整の間、 エラー信号の振幅は0へと低減される。シュミットトリガ回路237の動作にお けるヒステリシスがセットされ、フィルタ処理されたエラー信号入力は適切なし きい値振幅より下になったとき状態を変えることをやめる。これは好都合には約 500mVでセットでき、エラー増幅器193により出力される対応のエラー信 号の大きさは、増幅バッファ233の増幅ファクタを選択することにより制御で きる。エラー信号の大きさがこのしきい値レベルよりも下がれば、シュミットト リガ回路237の出力は一定となり、さらなる増分パルスが電気的に調整可能な ポテンショメータ177、179に与えられることはない。 シュミットトリガ回路237の出力はまた、100μs よりも大きなパルスの長さ(すなわちシュミットトリガ回路237により出力さ れた増分パルスの周期よりも大きい)を有する再トリガ可能な単一安定241の トリガ入力に与えられる。したがって、シュミットトリガ回路237が増分パル スを出力している限り、単一安定241は繰返し再トリガされ、その出力は半安 定(トリガされた)状態のままである。しかしながら、エラー信号がそのしきい 値振幅よりも下となり、シュミットトリガ237が増分パルスを与えることをや めるとき、単一安定241はもはや再トリガされず、したがってその出力は状態 を安定(トリガされない)状態に変える。このようにして、単一安定241の出 力は、エラー増幅器193により出力されたエラー信号はそのしきい値振幅より も下に低減されていることを示す“セット”信号をもたらす。 自動調整動作において、測定機器は、アーム3の動きにより触針の先端がその ホーム位置の一方の側からホーム位置を通りもう一方の側へと駆動されるように 配置して、ワークピース25の傾斜する表面に触針の先端23が載るように組立 てられる。自動調整動作は、触針の先端23をそのホーム位置からわずかに離れ た位置として開始される。アーム3は次に駆動されて触針の先端23にワークピ ース25の傾斜する表面を横切らせ、触針の先端23をそのホーム位置の方に動 かし、この横切る動きの間、“抵抗選択”信号により、抵抗の不平衡を補償する ための電気的に 調整可能なポテンショメータ177の調整が可能となる。触針の先端23がその ホーム位置に近づくにつれて、ディジタル数187は32768(8000 1 6進数)に近づき、電気的に調整可能なポテンショメータ177の動作は、エラ ー信号の振幅を最小とするだろう。ディジタル数187が値32768 (80 00 16進数)を有し、単一安定241からの“セット”信号出力がエラー信 号の振幅がそのしきい値よりも低いことを示すとき、電気的に調整可能なポテン ショメータ177は正確に調整される。このとき、さらなる増分パルス(図13 参照)をブロックする“記憶”信号および“抵抗選択”信号が用いられ、電気的 に調整可能なポテンショメータ177をさらに調整することを防止し、その調整 位置を不揮発性の態様で記憶させる。 次にアーム3が動いて触針の先端23にワークピース25の傾斜する表面を横 切らせ、触針の先端23をその“ホーム位置”から実質的に離れた位置に動かす 。アーム3は好ましくは、触針の先端がそのゲージ範囲の約75%となるまで動 かされる。触針の先端23がこの位置にあるときには、電気的に調整可能なポテ ンショメータ179は、“位相選択”信号を通して可能化され、単一安定241 による“セット”信号出力が、エラー増幅器193によるエラー信号出力の振幅 が再びしきい値よりも下になったことを示すまで、調整される。さらなる調整は 防止され、調整 の値は、電気的に調整可能なポテンショメータ177に対してと同じ態様で、不 揮発性の態様で記憶される。 総和回路159からの信号電圧出力は、触針の先端23がホーム位置を通過す るにつれて反転するため、電気的に調整可能なポテンショメータ179の制御の ための増分パルスとアップ/ダウン制御パルスとの間の位相の差は、触針の先端 23のホーム位置よりも下の位置と比較してホーム位置よりも上の位置に対して 反転される。したがって、触針の先端23のホーム位置のどちら側を使うかを選 択し、電気的に調整可能なポテンショメータ179の調整の間に信号を与え、ポ テンショメータが調整されてエラー信号を増大させるよりもむしろ低減すること を確実なものとすることが重要である。 電気的に調整可能なポテンショメータ177、179の両方が調整された後、 自動調整動作が完了する。一旦測定機器が触針の先端23を適切な調整ワークピ ース25に接触させて準備されたなら、その動作は、“抵抗選択”、“位相選択 ”および“記憶”信号を発生し、ディジタル数187の値と単一安定241から の“セット”信号とに応答することにより、ソフトウェア制御のもとで完全に自 動的に実行できる。 好ましくは、調整動作が行なわれた後、基準およびエラー電圧は図13の調整 回路から取除かれ、回路が使用されないときの電力消費および回路における雑音 発生を避ける ために、電源がまたその回路の構成部品から取除かれる。 電気的に調整可能なポテンショメータ177、179は、Xicor チップナン バーX9C103といった市場で入手可能な製品とすることが可能である。触針リフト機構 図14および図15は、スライダ15およびゲージホルダ17に設けられるモ ータ化された触針リフト機構の動作を概略的に示す。これは、ゲージホルダ17 にゲージが適合されるゲージハウジング19および触針21を持上げるよう、ゲ ージホルダ17をスライダ15上の旋回軸65について旋回させるよう作用する 。この機構は、たとえはワークピース25を取替えるのを容易にするために、ま たは横断されないワークピース25の山、溝または他の領域上で触針の先端が持 上げられるのを可能にするために、ワークピース25から触針の先端23を離し て持上げ、それを再び下げるのに用いられ得る。 コラム243の対は、ゲージホルダ17の頂部から上方に垂直に伸び、横材2 45によって結合される。横材245はローラ247を支える。偏心カム249 は、スライダ15にローラ247に対向して備えつけられ、かつ触針21を持上 げるためにローラ247に作用するよう回転可能である(図16から図19をさ らに参照されたい)。 図14および図15は、カム249とローラ247とコラム243との動作を 概略的に示す。図14では、カム2 49はローラ247から後退させられ、ゲージホルダ17は「触針が降りた」位 置にある。図15では、カム249はその偏心軸について回転させられて、図の 右側にローラ247を移動させて、コラム243とゲージホルダ17とを「触針 が持上がった」位置に回転させている。 図16ないし図18は、カム249とローラ247との動作を示す上述からの 概略図である。カム249は、モータ化された動作のために、スピンドル251 上に偏心的に取付けられる。図16に示される「触針が降りた」位置では、カム 249はローラ247から離れて位置される。ローラ247は、後に記載するば ねによってカム249の方向へ駆動される。しかしながら、カム249方向への ローラ247の運動は制限され、ローラ247はこの位置ではカム249とは接 触しない。図16の「触針が降りた」位置にあるローラ247およびゲージホル ダ17の位置は、ゲージホルダ17の頂部上に取付けられる停止部253と、ス ライダ15上に取付けられるアバットメントねじ255との間のアバットメント によって定義される。アバットメントねじ255は、それを停止部253の方向 へまたはそれから離れるように駆動するよう回転され得て、「触針が降りた」位 置の調整を可能にする。このアバットメント構成によって、測定機器が触針にワ ークピースの一部を横断させ、別の部分上で触針を持上げ、次いで触針を下げて ワークピースの第3の部分を横断させることを可能にするよ うな、精密かつ繰返し可能な「触針が降りた」位置を与えながら、触針が持上げ られる前の変換器出力値と触針が再び下げられてセットされた後の変換器出力値 との間の直接的な比較能力を保持する。このことにより、たとえば、ワークピー ス25上の2つの離れた面の相対的な高さを判断することが可能となる。 カム249はカムスピンドル251の回りを回転させられるにつれ、図17に 示されるようにローラ247と接触する。カム249のカムスピンドル251の 回りのさらなる回転によって、カム249はローラ247をカムスピンドル25 1から遠去けるように押し、ローラ247と横材245とコラム243とゲージ ホルダ17とを旋回軸65の回りで回転させ停止部253をアバットメントねじ 255から離す。これによりパーツは図15および図18に示されるように「触 針が持上がった」位置に来る。 図19は、垂直なスライドアウェイ13の位置からのカムおよびローラ機構の 概略図である。図19に見られるように、カム249およびローラ247はスラ イダ15の頂部付近に位置される。カムスピンドル251は、スライダ15に取 付けられるプレート259の下に適合するモータ257によって駆動される。コ ラム243の長さと、スライダ15の頂部付近にあるカム249およびローラ2 47の位置とは、カム249がゲージホルダ17を駆動し得る角の範囲を小さく し、支点としての旋回軸65についての コラム243のレバー効果を介してモータ257に機械的利点を与える。停止部 253は、下方で、ゲージホルダ17の頂部上に直接取付けられる。 図20は、停止部253とアバットメントねじ255と関連の構成要素との概 略的な内部側面図である。停止部253は、ゲージホルダ17の頂部上にしっか りと取付けられ、板ばね261によってアバットメントねじ255の方向へと押 される。ゲージホルダ17が「触針が持上がった」位置に移動させられると、停 止部253は板ばね261の作用に抗してアバットメントねじ255から後退す る。「触針が降りた」位置では、その位置にゲージホルダ17をしっかりと維持 するのに十分ながらも触針の先端23が横断動作においてワークピース25の表 面上を移動させられる約8ニュートンの力でもって、板ばね261はアバットメ ントねじ255に停止部253を押しつける。 アバットメントねじ255は、スライダ15上のボス265にあるねじ切り穴 263内に位置する。スクリュードライバを用いたアバットメントねじ255の 調整を可能にするよう、穴263はスライダ15の表面からゲージ方向へ開口し ている。 触針リフト機構の正しい動作のため、「触針が降りた」および「触針が持上が った」位置を検知して、モータ257を停止してカム249のカムスピンドル2 51についてのさらなる回転を防がなければならない。これは、図21 ないし図23に示される磁石およびホール効果センサの構成によってなされる。 図21は、「触針が降りた」位置にある、上述の構成を示す。図22は、「触針 が持上がった」位置にある、上述の構成を示す。図23は側面からの構成を示す 。 磁石267は、カム249の頂部に、カムスピンドル251からのおおよそ最 大範囲の角位置に固定される。ホール効果センサ269は、カムスピンドル25 1の、ローラ247から遠い側上の位置でカム249上を延びるよう、プレート 259上に支持部271によって取付けられる。ホール効果センサ269は、図 21に示されるように、磁石267がいつその下を通過するかを検知する。この 位置では、カム249上の最大ラジアル範囲の点はローラ247から離れており 、ゲージホルダ17は「触針が降りた」位置にある。したがって、触針が下げら れつつある場合は、ホール効果センサ269からの出力はモータ257のこれ以 上の回転を停止させるのに用いられる。 図23に示されるように、直径の小さいホイール273は、それがカムスピン ドル251およびカム249とともに回転するよう、カム249上のカムスピン ドル251上に取付けられる。磁石275はホイール273の頂部表面に固定さ れ、さらなるホール効果センサ277は、磁石275を検知するためにホイール 273上に位置されるよう、プレート259上に支持部279を介して取付けら れる。 ホイール273上の磁石275がホール効果センサ277の下にあることを示す ホール効果センサ277からの出力は、カム249がゲージホルダ17を「触針 が持上げられた」位置に駆動した表示として用いられる。 カムスピンドル251上のスライダ15の頂部表面にある穴は、モータ257 およびカム249が定位置にある状態で、スクリュードライバのようなツールを 挿入してホイール273を回転させることを可能にする。このようにして、カム 249に対する磁石275の角位置は調整され得る。「触針が持上げられた」位 置は磁石275がそのホール効果センサ277の下にある位置として効果的に定 義されるため、このことによって、ゲージホルダ17の「触針が持上げられた」 位置のためのカム249の角位置の調整が可能となる。カムスピンドル251か らのカム249のラジアル範囲はその角位置とともに変化するので、この調整は 、触針の先端23が「触針が持上げられた」位置において持上げられる高さを調 整するという効果を有する。これは、ワークピース25にある半径の小さい穴の 内側表面上での測定を行なうのにこの測定機器を用いる際、穴の対向する面に触 針の先端23が当たらないよう触針の先端23を持上げる範囲を制限しなければ ならない場合に役立つ。 図5を参照して上で論じたように、スキッド67が用いられる場合には、ゲー ジホルダ17は旋回軸65について自由に回転可能でなければならない。しかし ながら、停止 部253にかかる板ばね261の力はそのような自由な回転を妨げる。したがっ て、スキッド67を用いた操作を可能にするため、図24および図25に示され るような板ばね261を引込める機構が設けられる。図24は、スキッド67な しで機器が用いられ、板ばね261が停止部253を押す際の、上述の機構の図 である。図25は、板ばね261が引込められるのを示す、対応図である。 板ばね261の固定端は停止部253から隔たったスライダ15の側面上の取 付部281に固定され、板ばね261は、その自由端が図24に示されるように 停止部253を押すよう、スライダ15を横切って水平に伸びる。旋回軸解放ノ ブ283は、板ばね261と整列した状態で、スライダ15の後部側面に適合さ れる。回転軸解放ノブ283は、板ばね261の自由端と重なるようスライダ1 5の正面方向に十分に伸びる偏心ピン285を支える。図24に示される旋回軸 解放ノブ283の位置では、偏心ピン285は、概して停止部253と整列して おり、板ばね261が停止部253を押すことを可能にする。旋回軸解放ノブ2 83が180゜回転すると、偏心ピン285は停止部253から図25に示され る位置へ移動し、それとともに板ばね261の自由端を連行する。したがって、 旋回軸解放ノブ283の回転は板ばね261を引込めて、その力を停止部253 から取除きゲージホルダ17が旋回軸65について回転することを可能にする。 図20に示されるように、ピン287は停止部253から上方へ伸び、これは 、スライダ15の側面に固定される水平ロッド293に取付けられるピン291 に、コイルばね289によって結合される。コイルばね289は比較的弱く、停 止部253をアバットメントねじ255に抗した状態で保持することにおいて、 板ばね261の効果を大きく減ずるものではない。しかしながら、スキッド67 の使用を可能にするために板ばね261が後退させられると、コイルばね289 はゲージホルダ17およびゲージハウジング19の重量を部分的に打消して、ス キッド67によってワークピース25の表面上にかけられる力をイギリス規格1 134によって求められるように確実に0.5ニュートンよりも小さいものにす る。 スキッドを用いない通常の操作では、ゲージホルダ17はアーム3と実質的に 平行に伸びるよう、アバットメントねじ255は通常調整される。しかしながら 、スキッド67とともに使用する場合は、ゲージハウジング19は触針の先端2 3の方向へわずかに下方へ傾斜させることが通常は望ましい。スキッドが使用さ れる場合は、アバットメントねじ255が停止部253からわずかに後退するよ う回転され得て、この動きを可能にする。 メインハウジング1がコラム上で垂直に駆動されるよう取付けられる場合、こ のモータ化された触針リフト機構を用いることができる。しかしながら、この例 においては、 コラム上でメインハウジング1を上下に駆動させることによって、触針の先端2 3もさらに自動的に上昇し降下し得る。台5上に位置するメインハウジング1と ともにこの機器を用いる場合、このモータ化された触針リフト機構は特に役立つ 。これらの状況下では、モータ化された触針リフトは、メインハウジング1を移 動させる必要なしに、触針を自動的に持上げ次いでそれを測定位置に戻すことを 可能にする。制御エレクトロニクスおよびソフトウェア 図26は、例示の測定機器の制御エレクトロニクスの概略図である。図11、 図12および図13の回路を含むゲージユニット295は、ゲージハウジング1 9にある誘導コイル77に接続される。トラバースユニット297は、アーム3 の運動を制御し、アーム3を駆動するための可変速度電気モータ145と、格子 125のための検知器ユニット127と、マーカストリップ129のプラケット 131を検知するよう配置される任意の光センサとを含む、メインハウジング内 の対応する機械的構成要素に接続される。トラバースユニット297は当業者に よって十分に理解されており、上述したように、モータ145の速度を制御する のにシャフトエンコーダからの出力の代わりに格子検知器ユニット127からの フィードバックを用いるという点を除き、大部分は従来的なものである。 触針リフトモータ257を駆動し、ホール効果センサ2 69、277の出力を検知してそれに応答するために、モータ化された触針リフ トユニットのための制御回路が当業者によって容易に設計され得る。この回路は トラバースユニット297と組合されてもよく、または代替的には、別個のモー タ化された触針リフト制御ユニット299を設けることもできる。 制御パネル37は従来の制御パネルユニット301によって操作される。 制御システム303はゲージユニット295とトラバースユニット297と触 針リフト制御ユニット299と制御パネルユニット301との各々からデータを 受取って、それらのユニットの各々を制御する。加えて、制御システム303は 、それがリモートコントローラ55のような任意の外部接続される装置と通信で きるよう、または例示の機器がコラム上での垂直運動のために取付けられる例に おいては、コラム駆動のための制御システムと通信できるよう、データソケット 45、47に接続される。加えて、ゲージユニット295はトラバースユニット 297に直接接続される。このことは、ゲージユニット295が、格子検知器ユ ニット127からの出力に応答して従来の態様で発生されるトラバースユニット 297からのデータロギングパルスを受取ることを可能にする。このことは、制 御システム303からの要求に応答する出力データに対する代替物として、触針 の先端23の位置に関するデータを、トラバー スユニット297からのデータロギングパルスと同期して自動的にゲージユニッ ト295が出力するようセットアップされることを可能にする。 図27に示されるように、制御システム303は、インテル(Intel)186 プロセッサおよびインテル187コプロセッサによって便宜上与えられ得る処理 ユニット305と、プログラマブルおよび消去可能なプログラマブルリードオン リメモリ(PEPROM)307と、リードオンリメモリ(ROM)309と、ランダム アクセスメモリ(RAM)311と、不揮発性ランダムアクセスメモリ(MVRAM)3 12と、制御システム303を図26に示される他の構成要素と接続するための インタフェースユニット313とを備える。制御システム303の部分はバス3 15を介して互いと通信する。 PEPROMは「フラッシュEPROM」としても公知であり、選択されるブロックまた はページにおいて電気的に消去可能なメモリである。その機能はユニットとして 消去される従来のEEPROMの機能と、アドレス単位で消去可能なEAROMの機能との 間にある。 NVRAMは、測定機器から電力が除去された場合にデータを保持する、バッテリ バックアップのスタティックCMOSRAMである。 処理ユニット305は、図28に示されるような全体のソフトウェア構造を有 する、ストアされるソフトウェアの 制御下で動作する。BIOS(商標)システムおよびオペレーティングシステムの核 は処理ユニット305の全体の制御を有する。モジュールプログラムのアレイは 、制御システム303内部の、または装置の他の部分を要してもよい、それぞれ の動作または関連動作のグループを実行するよう処理ユニット305を可能化さ せるための命令を供給する。1つまたはそれより多いユーザプログラムを与えて 、特定のユーザによって必要とされる測定機器のための動作の特定のシーケンス を定義してもよい。構成ファイルを用いて、モジュールプログラムの動作を測定 機器の動作の特定のスタイルに適合させるよう、典型的には1つまたはそれより 多いモジュールプログラムのデフォルトデータ値を変えることによって、機器の 動作上の構成を調整してもよい。 BIOSシステムはROM 309に永久的にストアされる。核およびモジュールプロ グラムはPEPROM307にストアされる。任意のユーザプログラムおよび構成ファ イルはNVRAM312にストアされる。核は従来の態様で、ソフトウェア内の他の プログラムのすべてとインタフェースし、プログラムが実行される間に資源を割 当てる。オン/オフスイッチ41によって機器がオンにされると、核プログラム は自動的に実行され、それはストアされたモジュールプログラムをPEPROM307 からRAM 311にロードする。RAM 311にストアされるようなモジュールプロ グラムのデフォルトデータセッティングまたは同様のパラメータは、もしそ れが構成ファイルにおいて特定される場合には、PEPROM307にストアされるバ ージョンから修飾される。核は、制御パネル37を介してオペレータが利用でき るl組のメニューを作上げるために、モジュールプログラムをさらに利用する。 それは、他のプログラムに含まれる仕様に従って、制御パネル37の任意のキー に任意の特別な機能をさらに割当てる。 このソフトウェア構成では、ここに記載されるような複数の測定機器は同一の 標準的な核プログラムおよび単一のマスタセットからコピーされたモジュールプ ログラムの1セットを各々与えられてもよいが、すべての機器がそのセットのす べてのモジュールプログラムを含む必要はなく、異なる機器が異なるモジュール プログラムを含んでもよい。このように、機器の能力は、それに与えられるモジ ュールプログラムの選択によって調整可能である。標準的なモジュールプログラ ムの動作は、ユーザの要件に従って、構成ファイルによって調整可能である。さ らに、機器は、ユーザプログラムを介してユーザの要件を満たすために動作シー ケンスの特別なセットを与えられてもよい。この後論じられるように、ユーザは 、ユーザプログラムおよび構成ファイルを変更し、どのモジュールプログラムを 命令にストアするかの選択を変更する機構を与えられることができる。 制御システム303にストアされてもよいモジュールプログラムの例は以下の とおりである。モジュール「フォーマッティング」 これは、制御パネル37のディスプレイ上の出力のための、およびデータソケ ット45、47のうちの1つに接続されるプリンタへの出力のための情報をフォ ーマットする。それは、メトリックまたはブリティッシュインペリアルユニット においてデータを出力するようセットアップされ得る。モジュール「トラバースユニットスレーブ」 このモジュールはトラバースユニット297の制御のために必要な命令を含む 。これは、制御パネル37のキーの操作に応答して、またはユーザプログラムを 実行することによって、呼出されてもよい。モジュール「コラムスレーブ」 これは、メインハウジングが上に取付けられるであろうコラムの駆動ユニット を制御するのに必要な命令を含む。モジュール「触針リフトスレーブ」 これは触針リフト制御ユニット299を制御するのに必要な命令を含む。モジュール「測定および分析」 このモジュールは、制御パネル37を介してまたはユーザプログラムにおいて 既に特定されている測定シーケンスを行ない、アーム3を必要に応じて移動し、 ゲージユニット295から触針先端データを獲得し、もし必要ならばフィルタリ ングおよびフォーム除去(form removal)ととも にデータを分析して特定される表面仕上げパラメータを発生し、必要ならばその 結果をディスプレイおよび/または印刷し、結果メニューを更新する。このモジ ュールの動作は典型的には、モジュール「フォーム」、モジュール「フィルタリ ング」、適当なパラメータモジュール、およびモジュール「プリンティング」の ような、他のモジュールの実行を必要とする。モジュール「フォーム」 このモジュールは、トラバースユニット297から受取ったデータを処理して 、入力データからワークピース25の表面の全体のフォーム(形)を取除く。た とえば、ワークピース25が傾斜する表面を有する場合、このモジュールは最も よく適合する直線をそのデータから取除いて、その最もよく適合される直線から の個々の点の変分を表わす粗さデータを与える。このモジュールは、たとえば最 もよく適合される円弧のような他の形を取除くようセットされることもできる。モジュール「フィルタリング」 このモジュールは、測定されたデータ上での数多くの数学的フィルタリング動 作の任意の1つを行なうのに実行され得る。このモジュールは、機器に粗さデー タを出力させるのに、または代替的にはうねりデータを出力するのに用いられ得 る。モジュール「パラメータの組Ra」 これは測定データからパラメータのRa群を計算する。モジュール「パラメータの組Rt」 これは測定データからパラメータのRt群を計算する。モジュール「パラメータの組R3y」 これは測定データからパラメータのR3y群を計算する。モジュール「パラメータの組デルク」 このパラメータの組は測定データからパラメータのデルク群を計算する。モジュール「パラメータの組S」 これは測定データからSパラメータを計算する。モジュール「パラメータの組Sm」 このモジュールは測定データからSmパラメータを計算する。モジュール「パラメータの組L」 このモジュールは測定データからLパラメータを計算する。モジュール「パラメータの組Tp」 このモジュールは測定データからtp%パラメータを計算する。モジュール「結果」 これは、制御パネル37のディスプレイへのまたはプリンタへの後の出力のた めに必要な結果をストアするのに必要な動作を行なう。モジュール「結果メニュー」 このモジュールは、モジュール「測定および分析」によって更新される結果メ ニューを制御する。このモジュールはたとえば、測定またはパラメータに関連す る許容範囲値が達成されなかった結果をハイライトするために、結果メニューを クリアし、メニューに新しい結果を加え、結果がディスプレイされる順序および それらがディスプレイされる態様に或る自動的な修飾を行なう。モジュール「パラメータの選択」 このモジュールは、任意のパラメータの組モジュールによって計算され得る任 意の表面仕上げパラメータを選択するまたは選択しないための命令に応答するた めに、制御パネル37のキーを介してまたはユーザプログラムによって活性化さ れ得る。特定的には、いくつかのパラメータの組モジュールは1つより多いパラ メータを計算することができ、このモジュールは、どの考えられ得るパラメータ がパラメータの組モジュールの呼出で計算されるかを選択するのに必要な動作を 行なう。モジュール「許容範囲」 このモジュールは、パラメータに関連する許容範囲値が設定され変更されるの に必要な動作を行なう。モジュール「ゲージ較正」 このモジュールは、較正ルーチンを介して機器を駆動するのに必要な命令を含 み、較正ボールを用いた較正、3線基準を用いた3線チェック較正、およびRa 較正基準を用 いたRaチェック較正の選択を与える。このモジュールは、図11の電気的に調 整可能なポテンショメータ177、179のための自動調整動作を介して機器を 駆動するのに必要な命令をさらに含む。較正を行なうことに加えて、このモジュ ールは、特に較正が何らかの理由で失敗した場合にオペレータに警告するために 、制御パネル37のディスプレイにさまざまなメッセージをさらに与える。モジュール「ゲージ」 このモジュールは、触針の先端23がワークピース25上を横断する際に、ゲ ージユニット295からのデータのロギングを制御するのに必要な命令を含み、 さらに、触針の先端23がその許容範囲の末端にまで上昇し、アーム3のこれ以 上の運動はそれを損傷するということをゲージユニット295からのデータが示 す場合に、「ゲージ衝突」の自動処理を与える。このモジュールは、ゲージホル ダ17に適合されるゲージにある触針21のタイプを示す入力データを考慮する 。モジュール「プリンティング」 これはプリンタにデータを出力するのに必要な動作を行なう。モジュール「キー」 このモジュールは、制御パネル37上のキーに特別な意味を割当てるための命 令を含む。モジュール「プログラム」 このモジュールは、ユーザプログラムを実行するためのサポート命令を含む。 各モジュールプログラムに含まれる命令そのものは、測定機器の特定の構造と 制御システム303の詳細とに依存する。しかしながら、当業者はモジュールに 必要とされる命令の形を容易に理解するであろう。 測定機器の操作は、制御パネル37を介し、ストアされるユーザプログラムに よって、または部分的に制御パネル命令を介しかつ部分的にユーザプログラムに よって行なわれてもよい。加えて、適当なプログラミングおよびモジュールサポ ートでもって、それは外部装置と協働するようセットアップされることが可能で ある。 制御パネル37は図2に示される。それは液晶ディスプレイ317とさまざま なキーとを有する。キーの操作は再プログラミングを介して変更可能である。し かしながら、キーのための通常のセットアップは以下の通りである。 制御パネル37の頂部にわたる5つのキー319は、特殊機能キーF1からF 5である。これらのキーは、他のキーの通常動作を中断することなく、5つの特 殊機能を制御パネル37の操作にプログラムできる。他の命令がない場合、モジ ュールプログラム「キー」はメインハウジング1に接続されるプリンタを制御す るために機能キーF1ないしF3をセットアップし、キーF1を押すとプリンタ メニューにセットアップされるオプションに従って印刷動作が 開始され、キーF2を押すとヘッダがプリントされ、キーF3を押すとプリンタ 用紙送りが起こる。ユーザプログラムは、任意の機能キー319を押すことに対 し、特殊機能または動作を割当てることができる。 左右矢印キー321は、アーム3の運動に対する直接のオペレータの制御を可 能にする。これらのキーのどちらかを短い間押すと、アーム3は予めセットされ た速度で予めセットされた増分距離を移動する。この予めセットされた速度およ び予めセットされた増分距離の大きさは、モジュールプログラム「トラバースユ ニットスレーブ」にセットされる。さらに、オペレータが左右矢印キー321の うちの1つをわずかな間押さえて解放するのではなく押さえ続ける場合には、ア ーム3の移動速度はキーが押さえつけられる限り増大する。 上下矢印キー323は、触針の先端23の上下運動に対する直接のオペレータ の制御を可能にする。これは、モータ化された触針リフトユニットを介して、ま たはメインハウジング1がコラム上に取付けられる場合にはコラム駆動機構を介 してのいずれで行なわれてもよい。触針の先端23を移動させるこれらの方法の うちのどちらが上下矢印キー323によって操作されるかは、ソフトウェア構成 がセットする。移動がコラム駆動を介する場合には、操作はモジュールプログラ ム「コラムスレーブ」によって制御され、操作は左右矢印キー321の操作と同 様である。触針先端 の垂直移動がモータ化された触針リフトを介する場合には、操作はモジュールプ ログラム「触針リフトスレーブ」によって制御される。この場合、運動を加速す るための機会はなく、キーはモータ化された触針リフトの「触針が持上げられた 」位置と「触針が降りた」位置との間の移動に用いられる。 オペレータは、メニュー制御キー325、327、329によって制御される メニュー選択システムを介して、機器の動作をセットアップし制御することがで きる。上述したように、機械がオン/オフスイッチ41でオンにされると、核プ ログラムは、初期動作の一部として、利用可能なモジュールプログラムからメニ ューのセットを作上げる。たとえば、プリンタメニューは、機能キーF1の通常 機能を介するプリンタの動作前に、印刷パラメータを設定することを可能にする 。他のメニューは、たとえば、アーム3を動かすためのトラバースユニットの制 御、および測定データが処理される態様の制御を可能にする。メニュー選択キー 325は、オペレータがメニューのリストをステップアップまたはステップダウ ンして所望のメニューをディスプレイ317上に出すことを可能にする。項目選 択キー327は、オペレータが選択されたメニュー上にリストアップされた項目 をステップアップまたはステップダウンすることを可能にする。値選択キー32 9は、オペレータが選択された項目の値を上または下に変更することを可能にす る。このようにして、オペレータはパラメータ値を選択し、機器が行なう作動の シーケンスをセットアップすることができる。メニュー制御キー325、327 、329を用いて、オペレータは動作のためにストアされるユーザプログラムを さらに選択することができる。作動キー331は、オペレータがメニュー制御キ ー325、327、329を介して選択した、動作を開始するためにまたはプロ グラムを実行するために押される。作動キー331は、動作が生じているまたは プログラムが実行されてる最中に動作またはプログラムを停止するためにさらに 押されることが可能である。 このソフトウェア構成および制御パネル37の操作は、以下の操作の例に示さ れるように、さまざまな度合いの自動化でもって、機器のための操作の型の幅広 い選択を可能にする。操作例1 オペレータは、台5上のワークピースホルダ29上にワークピース25を配置 し、左右矢印キー321でアーム3を駆動して触針の先端23をワークピース2 5上に位置させ、垂直方向調整ノブ63を慎重に回して触針の先端23をワーク ピース25上に下げる。次いでオペレータは、所望される表面仕上げパラメータ を得るためにメニュー制御キー325、327、329を用いて選択されるトラ バース長および測定結果の選択される処理でもって測定操作を 定義し、結果がディスプレイ317上に表示されかつそれらが後の印刷のために 結果メニューに加えられるよう命令する。オペレータは次いで、作動キー331 を押して機械に動作を実行するよう命令し、表示される結果を観測する。次いで オペレータは機能キーF1を押して、プリンタメニューに予めセットアップされ た予め定義されるフォーマットで結果を印刷する。操作例2 ユーザプログラムは、触針の先端23をワークピース25にわたって数回横断 させるよう、アーム3の運動ならびにモータ化された触針リフトでの触針の先端 23の昇降のシーケンスを定義する。連続する横断がワークピース25の表面上 で異なる経路を辿るよう、オペレータは横断と横断との間にたとえばワークピー ス25を機器の前側または後側方向に回転または移動させることによって動かさ なければならない。各横断からの測定データは所望される表面仕上げパラメータ を得るために予め定められる態様で処理され、その結果は、関連するワークピー スに関する報告を与えるために、セットされたフォーマットを有するプリントの ブロックにプリントアウトされる。オペレータがワークピース25を動かすこと を可能にするために、プログラムは機器が各横断後に停止するよう書込まれ、オ ペレータは機能キー319のうちの定義される1つまたは作動キー331を押す ことによって次の横断を開始する。ワークピ ース25を正しい位置に準備し、触針の先端23の高さを正しく調整した後、オ ペレータはメニュー制御キー325、327、329を介してプログラムを呼出 し、次いでプログラムを実行し、必要に応じてワークピース25を移動し、選択 された機能キー319または作動キー331を押す。操作例3 オペレータによるワークピース25の手による移動の代わりに、ロボットアー ムまたは他の機構を設けて、ワークピース25を正しい位置に動かし、ユーザプ ログラムによって必要とされるようにワークピース25を一連の位置を通って動 かしてもよい。オペレータは、ワークピース25を動かす、機械のための制御パ ネルのところに座り、リモートコントローラ55を用いて、操作例2に記載され るのと同じ態様で測定機器をさらにコントロールすることができる。操作例4 この例においても、ワークピース25を移動し調整するための機構は、全自動 かつプログラマブルであり、ワークピース25を交換し、入力制御信号に応答し てワークピース25を予め定められる一連の位置を通って移動させるようセット アップされる。ユーザプログラムは操作例2および3のそれと同様であるが、キ ーのユーザ操作に応答して次の横断動作を行なう代わりに、プログラムはワーク ピース25を移動させる機構からの「レディ」信号に応答して 次の横断動作を命令し、横断動作が完了されたことを示すのにディスプレイ31 7にメッセージを出力する代わりにまたはそれに加えて、プログラムはワークピ ース25を移動させる機構に命令を出力して、それに次の位置へ移るよう命ずる 。さらに、測定横断のシーケンスの終わりで、プログラムはワークピースを交換 するよう命令を出力し、適当な「レディ」信号を受取った後、それは測定横断の シーケンスを再び開始する。測定機器は、データソケット45、47のうちの1 つに接続されるケーブルを介してワークピースを移動させる機構と通信する。こ のようにして、機器は、自動ワークピース処理機構によって、それに与えられる 一連のワークピース上で全自動測定動作を行なうようセットアップ可能であり、 オペレータの介入を全く必要しない。操作例5 機器が操作例2に従ってセットアップされる状態で、機器が、測定横断のそれ ぞれのセットを各々が要するワークピース25の3つのタイプのうちの任意の1 つで測定横断の複合セットを行なうよう実際に要求されてもよく、さらに、機器 が用いられる規則の規定において、機器は毎日、ボール較正、3線較正およびR a較正の各々を用いて較正されなければならず、電気的に調整可能なポテンショ ンメータ177、179を用いてゲージ回路の自動調整を行なわなければならな いことを述べてもよい。便宜上、較正動 作の各々を行ない次いでゲージ回路調整動作を行なうよう、特別なユーザプログ ラムをセットアップしてもよく、測定横断の必要なシーケンスの各々のためにユ ーザプログラムがセットアップされてもよい。オペレータは次いで、メニュー操 作キー325、327、329を介して必要なプログラムを呼出し、作動キー3 31を用いて機械に選択されたプログラムを実行するよう命令することによって 、広く作業を行なう。操作例6 この例は操作例5と実質的に同じである。しかしながら、ユーザプログラムは 、プログラムがメニュー操作キー325、327、329を介して1つのセット として呼出され、異なるプログラムは機能キー319の異なる1つに割当てられ るよう書込まれる。この例では、オペレータはメニュー制御キー325、327 、329を介してプログラム操作を選択し、次いで所望されるように機能キー3 19を押して必要な操作を実行する。これは、プログラムメニューをステップし ていくのではなく機能キー319のうちの異なる1つを押すことによって異なる 操作の選択がなされるため、操作例5よりもより便利な操作を与えるであろう。 図29は、操作例6の較正シーケンスを行なうためのユーザプログラムを示す 流れ図である。較正シーケンスは、ステップS1で、オペレータが機能キーF4 を押すことによって開始される。ステップS2で、プログラムは電気的 に調整可能なポテンショメータ177、179を調整するためのゲージ回路調整 を選択する。ステップS3で、それはオペレータに適当なゲージ回路調整基準を ワークピース25として準備するよう命令するメッセージを表示する。 ステップS4で、プログラムは、オペレータが作動キーを押して較正基準ワー クピース(この例ではゲージ回路調整基準)が準備されたことを示すのを待つ。 オペレータが作動キーを押すと、プログラムはステップS5に移り、そこでそれ は選択された較正型(この例ではゲージ回路調整型較正)のためにモジュール「 ゲージ較正」を呼出す。ステップS6で、プログラムは較正動作の結果をテスト して、較正が完了したか、または較正が失敗してモジュール「ゲージ較正」がエ ラーメッセージを出力したかどうかを判断する。較正が失敗した場合には、プロ グラムはステップS7でエラーメッセージを表示して停止する。較正が首尾よく 完了した場合には、プログラムはステップS8に移る。 ステップS8で、プログラムは、選択された較正の型が「ゲージ回路調整」型 であるかどうかをテストする。もしそうであれば、それは、ステップS9に移り 、較正型「ゲージ回路調整」の代わりに3線較正のための較正型「3線」を選択 する。それは次いで、ステップS10に移り、オペレータに3線基準較正ワーク ピースを準備するよう命令するメッセージを表示する。プログラムは次いでステ ップS4に戻り、オペレータが作動キーを押して較正ワーク ピースが準備されたことを示すのを待つ。オペレータが作動キーを押した後、ス テップS5およびS6が繰返され、3線較正が首尾よく完了した場合には、プロ グラムはステップS8に戻る。ステップS8で、選択された較正型が 「ゲージ 回路調整」型でないと判断された場合には、プログラムは、ステップS11に移 って、選択された較正型が「3線」型であるかどうかをテストする。もしそうで あれば、プログラムは、較正型が「Ra」型に変更されるステップS12に移り 、ステップS13でプログラムはオペレータにRa基準較正ワークピースを準備 するよう命令するメッセージを表示する。プログラムは次いでステップS4に再 び戻って、作動キーが押されるのを待ち、次いで較正動作を行なう。 ステップS11において、選択された較正型が「3線」でない場合には、プロ グラムはステップS14に移り、そこでそれは選択された較正型が「Ra」型で あるかどうかをテストする。もしそうであれば、プログラムはステップS15に 移って較正型「ボール」を選択し、ステップS16でそれはオペレータに較正ボ ールをワークピース25として準備するよう命令するメッセージを表示する。プ ログラムはこの後ステップS4に戻る。ステップS14において、選択された較 正型が「Ra」型でない場合には、プログラムはそれが較正動作のすべてを実行 したと結論づける。プログラムはステップS17に移り、較正および調整シー ケンスが完了したことをオペレータに知らせるメッセージを表示してから停止す る。 このプログラムは、プログラムモジュール「ゲージ較正」を明示的に利用し、 モジュールを呼出すのに必要な選択情報を核に供給することがわかる。較正型「 Ra」が選択されると、モジュール「ゲージ較正」はモジュール「フィルタリン グ」を呼出し、モジュール「トラバースユニットスレーブ」のような他のモジュ ールも必要不可欠なものとされる。 ゲージ回路の電気的に調整可能なポテンショメータ177、179を調整する ために、プログラムモジュール「ゲージ較正」にではなくプログラムモジュール 「ゲージ」にルーチンが与えられてもよい。この例では、図29の流れ図は、適 当なモジュールが各動作に対して確実に呼出されるよう変更される必要がある。 図30は、2部構成測定横断を行なうためのユーザプログラムの流れ図であり 、それはたとえば操作例2のためのマルチ横断プログラムの一部を構成してもよ い。ステップS20で、プログラムは、たとえば測定横断のための横断長をセッ トし、測定分析パラメータを選択し、フィルタリンクをセットすることによって 、測定構成をセットアップする。これはプログラムモジュール「プログラム」お よび「フィルタ」を用いてもよい。 プログラムは次いでステップS21で、モジュール「触 針リフトスレーブ」を用いて触針の先端23を持上げる。ステップS22でプロ グラムはモジュール「トラバースユニットスレーブ」を用いて、アームをそれが 完全に引込んだゼロポジションから30mm伸びたセットポジシヨンに移動させ る。次いでステップS23で、プログラムはモジュール「触針リフトスレーブ」 を用いて触針の先端23を下げ、ステップS24でそれはモジュール「測定およ び分析」を用いて測定シーケンスを行なう。これらの操作は測定シーケンス実行 の一部としてモジュール「測定および分析」によって自動的に行なわれるため、 プログラムはデータを表示またはストアするためのステップは含まない。 測定シーケンスの終了後、プログラムはステップS25でモジュール「触針リ フトスレーブ」を用いて触針の先端23を再び持上げ、モジュール「トラバース ユニットスレーブ」を用いてアーム3をメインハウジング1に12mm引込める 。アームがこの位置にある状態で、プログラムは、ステップS28でモジュール 「触針リフトスレーブ」を用いて触針の先端23を再び下げる前に、ステップS 27でモジュール「フィルタ」を用いて測定動作のための横断の長さを5.6m mに変更する。次いでプログラムはステップS29でモジュール「測定および分 析」を用いてさらなる測定シーケンスを行なう。 2部構成測定横断が完了すると、プログラムはステップS30でモジュール「 触針リフトスレーブ」を用いて触針 の先端23をワークピース25から離れるよう持上げる。この後プログラムは停 止する。 図30のプログラムは、比較的単純なユーザプログラムがいくつかの異なるプ ログラムモジュールに依存するであろう態様を示す。 ユーザの要件が変更になる場合には、ユーザは図28のソフトウェア構成にお いて新しいユーザプログラムを加えるかもしくは代用することを望むかもしれず 、または構成ファイルを変更することを望むかもしれない。さらに、ユーザは、 現在ソフトウェア構成には含まれていない、以前には使用されていないプログラ ムモジュールを使用することを望むかもしれない。たとえば、ユーザは以前は重 要ではなかった表面仕上げパラメータのためのデータを得ることを望み、適当な パラメータの組モジュールが機器にストアされていないかもしれない。したがっ て、ユーザは図31に示されるような再プログラミング機構を与えられてもよい 。この機構では、ユーザは、ディスクドライブ335を備える従来のパーソナル コンピュータ(PC)333で実行される再構成ソフトウェアシステムを与えら れる。 再構成ソフトウェアシステムは、核のコピーおよびプログラムモジュールのラ イブラリとともにPC333で実行される再構成プログラムを含む。この再構成 プログラムによって、PC333を操作するユーザは新しいユーザプログラムお よび新しい構成ファイルを作り出すことができる。 再構成プログラムはユーザにオプションを与え、ユーザコマンドを解釈して、測 定機器の図28のソフトウェア構成に必要なフォーマットでユーザプログラムを 構成する。非常に便利なことに、ユーザプログラムはコマンドおよび関連のパラ メータならびに他のデータを与える命令の1つのセットとして構成され、プログ ラム自体はモジュール「プログラム」によって解釈されるデータとして扱われる 。ユーザプログラムを実行することを効果的に構成するこの解釈は、モジュール 「プログラム」の主な機能である。同様の態様で、再構成プログラムは、ユーザ がPC333を操作して核による解釈のための適当なフォーマットで新しい構成 ファイルを作り出すことを制約する。 必要なプログラムモジュールが測定機器内にストアされていない場合は、制御 パネル37を介しメニュー制御キー325、327、329を用いて選択された 測定機器のための操作は利用することができず、ユーザプログラムに含まれる命 令は実行され得ない。PC333で実行する再構成プログラムのさらなる機能は 、再構成ソフトウェアシステムに与えられるモジュールのライブラリから機器に ダウンロードされるべく所望されるモジュールをユーザが選択することを可能に することである。再構成プログラムは、それが、ユーザプログラムのための各許 可される命令を、実行されるべき命令に必要な単数のまたは複数のモジュールの 識別情報と関連づけられるようにセットアップされる。 これは、再構成プログラムがユーザに、その命令に関連する必要なパラメータお よび選択データをすべて入力することを強要するのを可能にする。 さらに、再構成プログラムにおけるオプション機構は、ユーザ命令プログラム が作られる際にそれをモニタし、またはユーザ命令プログラムが作られた後でそ れを分析して、プログラムの操作およびダウンローディングのためのモジュール の自動選択に必要なすべてのモジュールのリストを作出す。代替的に、ユーザは モジュール選択機構を介して直接ダウンロードされるべきモジュールを選択する こともでき、これは、たとえさらなるモジュールが任意のユーザプログラムによ って必要とされていなくともユーザがダウンローディングのためのさらなるモジ ュールを選択することができるよう、自動選択機構に加えて用いられることがで きる。ユーザプログラムを介してではなく制御パネル37を介してセットアップ される操作にそのようなモジュールが必要とされるであろうことをユーザが予想 する場合には、このことは重要であろう。 再構成プログラムを用いてセットアップされるユーザプログラムおよび構成フ ァイルは、ディスクドライブ335にあるディスクに転送される。ディスク33 7は次いで、測定機器のメインハウジング1にある直列のデータソケット47に 接続されてもよいディスクリーダ339に移される。測定機器は次いで、ディス ク337上のプログラムが 読出される「再ロード」動作を行ない、NVRAM 312はディスク337から読出 される置換プログラムでもって消去され再書込される。 再構成される機器が再構成後に必要なプログラムモジュールをすべて既に含む 場合には、ディスク337はプログラムモジュールを全く有さずともよく、PEPR OM307は「再ロード」動作によって変更されないままでもよい。しかしながら 、何らかのさらなるプログラムモジュールが必要な場合には、PEPROM307は変 更されなければならない。PEPROM307のブロックまたはページの消去は、そこ にストアされるすべてのデータのアドレス編成を中断する傾向がある。ゆえに何 らかのさらなるプログラムモジュールが必要とされる場合には、機器のためのプ ログラムモジュールの完全なセットが置換核プログラムとともにディスク337 に書込まれなければならず、PEPROM307は、「再ロード」動作で消去され、デ ィスク337からのプログラムモジュールの置換セットおよび置換核でもって再 書込される。 ユーザは、再構成ソフトウェアシステムにあるライブラリからのどのモジュー ルが測定機器にロードされるためにディスク337に書込まれるべきかを選択す ることができるが、ユーザはモジュールプログラムのプログラム命令を変更する ことはできない。加えて、ユーザは核を変更することはできず、これは、何らか のプログラムモジュールが ディスク337に書込まれるときは必ずプログラムモジュールとともに自動的に 含まれる。核はユーザによって変更されることはけっしてないため、核は消去可 能なPEPROMにストアされる必要もなく、プログラムモジュールが再ロード されるたびに再ロードされる必要もない。しかしながら、これは、置換核のプロ グラムが新しいソフトウェア解放において更新される場合には、置換核プログラ ムをロードするための便利な方法を提供する。新しいプログラムモジュールが利 用可能となるか、または現存のプログラムモジュールが更新された場合には、こ れらは、再構成ソフトウェアシステムのために更新されるプログラムモジュール ライブラリを分散することによって、ユーザに利用可能となり得る。 機器のための新しいソフトウェア構成がPC333を用いて作り出されディス ク337に書込まれた後、ディスク337およびポータブルプラグインディスク リーダ339はユーザ設備の異なった部分の測定機器へ容易に移すことができ、 それらは1つの機器から別の機器へと移され得て、新しい構成がいくつかの機器 にロードされることを可能にする。 再構成プログラムの詳細そのものは、測定機器のソフトウェアの性質に依存す る。しかしながら、当業者には、そのようなプログラムがどのようにして作られ 得るかは容易に明らかとなる。便宜上、プログラムは質問/応答ルーチ ンに従うかまたはオプションのメニューを供給して、ユーザのみが許容可能な命 令を入力するよう制約し、命令が必要なパラメータおよび他のデータの完全なリ ストと関連づけられることを必要としてもよい。代替物および修正物 上述の実施例は例によって記載されてきたが、さまざまな修正物および代替物 が当業者には明らかである。そのような修正物および代替物のいくつかの例をこ れより論ずる。 アーム3のためのさまざまな代替的駆動機構が可能である。モータ145とア ーム3との間の直接的な接続、またはギアのみを介しての接続は、アーム3にモ ータの振動を伝える傾向があるため、用いない方が好ましい。 図11のゲージ回路において、誘導コイル77を用いてチューニングされた回 路を形成することが所望されない場合には、コイル77にわたるコンデンサ16 7は省略可能である。たとえば、後の回路が不正周波数信号を免れるならば、こ の段階でそれらを拒否する必要はなく、異なる変換器構成は高調波歪みの発生を 回避するだろう。同様に、コイル77の抵抗バランスが必要な正確度を与えるか 、または手動による調整が可能な場合には、抵抗調整ブリッジ173、175、 177は省略されてもよい。同様に、位相補正が必要でないかまたは手動で調整 可能な場合には、電気的に調整可能なポテンショメータ179を含む位相節とネ ットワークを省略してもよい。代替的に、位相シフト ネットワークを差分回路161による基準出力の代わりに加算回路159による 信号出力に適用してもよいが、これは加算回路159からの信号出力が可変振幅 を有するため好ましくない。 図12のコンバータ回路に対するさまざまな代替物が可能である。 図11ないし図13の回路はポータブルでない機器に適用可能である。 機器は、図14ないし図25を参照して記載されるモータ化された触針リフト 機構を用いすに操作され得る。この例では、機器がスキッド67を用いずに使用 される場合、ゲージホルダ17を旋回軸65についての回転に対してロックする ために、単純なロック機構が設けられる。ワークピース25から離れ、それに向 かって下降する、触針の先端23の運動は、必要であるたびに、スライダ15上 の垂直方向調整ノブ63を用いて手動でなされなけばならない。 代替的に、モータ化された触針リフトは異なる機構を有して設けられてもよい 。たとえば、横材245を「触針が持上がった」位置に磁気で引付けるために、 モータ化されたカム構成をソレノイドに置換えてもよい。この例では、ゲージホ ルダ17の激しい運動を回避するために、何らかの減衰構成を設けることが必要 であろう。ゲージホルダ17は旋回軸65についての回転の代わりに異なる一連 の運動を与えられてもよいが、旋回運動は強く堅固な接続を提 供するため好ましい。たとえば触針をその旋回軸71について回転させることに よって、触針ハウジング19を持上けることなく触針を持上けるよう、触針リフ ト機構か触針21に直接作用するよう構成されてもよい。しかしながら、このよ うな構成はゲージのための特別な構成を要するかもしれず、ゲージホルダ17の ための旋回軸65についての旋回運動は、触針旋回軸71についての可能な旋回 運動に比較して、触針の先端23でのリフト運動におけるより大きな垂直範囲を 可能にする傾向がある。 さまざまな代替的な再プログラミング構成が可能である。たとえば、PC33 3は直列データソケット47に直接接続されてもよい。このような接続は、PC を介しての機器の制御を可能にする、または機器によって出力される測定データ をPCに捕捉させる、任意の例において設けられることがある。このような接続 は、PCディスクドライブ335とディスク337とポータブルディスクリーダ 339とが用いられない状態で、再プログラミング動作を簡潔にする。しかしな がら、パーソナルコンピュータ333が既に機器の近くにない場合、または置換 プログラムの同じセットをいくつかの機器にロードすることによってそれらが再 構成される場合には、このような構成はより不便なものとなるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミルズ,マイケル イギリス、エル・イー・12 6・ピー・デ ィー レスターシャー、ローボロー、イー スト・リーク、セダー・アベニュー、3 (72)発明者 アストン,ナイジェル イギリス、エル・イー・7 7・エフ・ゼ ット レスター、アンスティー、ファルマ ー・ロード、10 (72)発明者 オニオン,ディーン イギリス、エル・イー・11 2・ビー・キ ュー レスターシャー、ローボロー、ビー コン・ロード、20 (72)発明者 ディクシー,トレバー イギリス、エル・イー・9 7・ティー・ エヌ レスター、サーラストン、モート・ クロース、40 【要約の続き】 い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.表面の特性を測定するための測定機器であって、前記機器は、触針(21) を保持しそれをワークピース上で横断させるためのアーム(3)と、触針の先端 (23)の運動が変換器のコイル(77)とコイルのためのコア(75)との間 において相対的な運動を生じさせるよう配置される誘導変換器のコイル(77) への接続のための電気回路手段とを備え、前記回路手段は、制御信号に応答し構 成要素のパラメータを変更してそれにより前記回路手段の動作に作用するよう調 整可能な構成要素(177;179)を備え、前記測定機器は、それが前記回路 手段の動作のエラーに応答して前記制御信号を発生しそれによってエラーを低減 するよう構成要素を自動的に調整する動作のモードを有する、表面の特性を測定 するための測定機器。 2.構成要素(177;179)は、動力なしでその調整セッティングを保持す るようセット可能である、請求項1に記載の機器。 3.変換器のコイル(77)が第1および第2のポイントならびに第1および第 2のポイントの中間にある第3のポイントにタップをつけられる際に使用される ための機器であって、コイル中の電流は使用中に発振させられ、 調整可能な構成要素(177)は、第2のタップと第1のタップとの間のコイ ルの部分の抵抗に対して、第1のタップと第3のタップとの間のコイルの部分の 抵抗における 誤りを補償するために、コイルのタップのうちの2つの間の経路において接続の ために配置される、請求項1または請求項2に記載の機器。 4.変換器のコイル中の電流が使用中に発振させられる際に用いる機器であって 、前記回路手段は、コイルの複数のポイントからの信号を組合せることによって 各々得られる第1および第2の信号を比較するよう構成され、調整可能な構成要 素(179)は第lおよび第2の信号のうちの1つの位相を変更するよう接続さ れる、請求項1または請求項2に記載の機器。 5.表面の特性を測定するための測定機器であって、前記測定機器は、触針(2 1)を保持しそれをワークピース上で横断させるためのアーム(3)と、触針が ワークピース上を横断する際にその運動がコイル(77)とコア(75)との間 で相対的な運動を生じさせるよう配置される変換器のコイル(77)から信号を 受取るための回路手段とを備え、コイルを流れる電流は使用中に発振させられ、 前記回路手段はコイルから第1および第2の信号を受取ってそれらの振幅を比較 し、前記回路手段は、制御信号に応答して第1および第2の信号の間の相対位相 に作用するよう調整可能な調整可能要素(179)を備え、前記測定機器は、第 1および第2の信号間の位相において検知されたエラーに応答し制御信号が調整 可能構成要素(179)に出力されそれによって位相エラーを低減するよう構成 要素を 自動的に調整する動作のモードを有する、表面の特性を測定するための測定機器 。 6.調整可能な構成要素(177;179)は抵抗性のある、請求項1ないし請 求項5の任意の1つに記載の機器。 7.調整可能構成要素(177;179)は、分圧器を備え、分散抵抗のエンド ポイント間でタップの有効位置を変更するよう調整可能である、請求項6に記載 の機器。 8.調整可能構成要素(179)は位相シフトネットワークに接続される、請求 項4または請求項5に記載の機器。 9.調整可能構成要素(179)は、分散抵抗の第1および第2の末端タップが 、異なる位相シフトのある位相シフトネットワークのそれぞれのポイントに接続 される分圧器を備え、前記構成要素は第1および第2の末端タップ間でタップの 有効位置を変更するよう調整可能である、請求項8に記載の機器。 10.コア(75)およびコイル(77)の相対的な運動は第1の信号の振幅を 変化させ、調整可能構成要素(179)の調整は第2の信号の位相を変更する、 請求項4、5、8および9の任意の1つに記載の機器。 11.表面の特性を測定するための測定機器であって、前記機器は、触針(21 )を保持しそれをワークピース上で横断させるためのアーム(3)と、触針がワ ークピース上を横断する際に触針の運動が変換器のコイル(77)とコア(75 )との間で相対的な運動を引起こすよう、触針に 関連する変換器のコイル(77)への接続のための回路手段とを備え、前記回路 手段は、コイルの第1および第2のタップへの接続のための第1および第2の出 力を有するオシレータ(153)と、オシレータの第1の出力と直列の第1の抵 抗器(169)と、オシレータの第2の出力と直列の第2の抵抗器(171)と 、第1の抵抗器(169)と第2の抵抗器(171)との間で、オシレータ(1 53)から離れてそれらの側で接続される調整可能な抵抗性構成要素(177) とを備える、表面の特性を測定するための測定機器。 12.第1の抵抗器(169)は使用中はオシレータ(153)の第1の出力と コイルの第1のタップとの間で直列に接続されるよう配置され、第2の抵抗器( 171)は使用中はオシレータ(153)の第2の出力とコイルの第2のタップ との間で直列に接続されるよう配置される、請求項11に記載の機器。 13.制御信号は構成要素(177)を自動的に調整するために出力される動作 のモードを有する、請求項11または請求項12に記載の機器。 14.回路手段は第1および第2のタップの間にあるコイルの第3のタップに接 続されるよう構成される、請求項11ないし請求項13の任意の1つに記載の機 器。 15.調整可能構成要素(177)は、分散抵抗の一方の端部がコイル(77) の第1のタップへの接続のために構 成されかつ分散抵抗の他方の端部がコイル(77)の第2のタップへの接続のた めに構成される分圧器を備え、前記構成要素の調整は分散抵抗の端部間でタップ の有効位置を変化させる、請求項3または請求項14に記載の機器。 16.調整可能構成要素(177)の前記タップはコイルの第3のタップに接続 されるよう配置される、請求項15に記載の機器。 17.調整可能構成要素(177)の前記タップは予め定められる電位に接続さ れ、回路手段はコイルの第3のタップを予め定められる電位に接続するための接 続部を含む、請求項15に記載の機器。 18.回路手段はコイルの第1のタップへの接続のための第1のノードと、コイ ルの第2のタップへの接続のための第2のノードと、使用中にノードに現われる 信号からの第1および第2の出力信号を与えるための信号出力手段(159、1 61)とを備える、請求項3、11、12、13、14、15、16および17 のうちの任意の1つに記載の機器。 19.回路手段は、第1の抵抗器(169)とコイルの第1のタップのための接 続部との間に第1のノードを備え、かつ第2の抵抗器(171)とコイルの第2 のタップのための接続部との間に第2のノードを備え、回路手段はさらに、第1 および第2のノードに接続され、使用中にノードに現われる信号から第1および 第2の出力信号を与えるた めの信号出力手段(159、161)を備える、請求項12または請求項13に 記載の機器。 20.第1および第2のタップを有するコイルとともに使用する機器であって、 回路手段は、コイルの第1のタップへの接続のための第1のノードと、コイルの 第2のタップへの接続のための第2のノードと、第1および第2のノードに接続 され、使用中にノードに現われる信号から第1および第2の出力信号を与えるた めの信号出力手段(159;161)とを備える、請求項1、2、4、5、8、 9および10の任意の1つに記載の機器。 21.信号出力手段(159;161)は、第1の出力信号を与えるために第1 および第2のノードからの信号を加算し、第2の出力信号を与えるために第1お よび第2のノードからの信号を減算するよう構成される、請求項18ないし請求 項20の任意の1つに記載の機器。 22.表面の特性を測定するための測定機器であって、前記機器は、触針(21 )を取付けそれをワークピース上で横断させるためのアーム(3)と、触針がワ ークピース上を横断する際に触針の運動がコイル(77)とコア(75)との間 で相対的な運動を引起こすよう配置されるコイルへの接続のための回路手段とを 備え、前記回路手段は、チューニングされた回路を形成するようコイル(77) と並列接続されるためのキャパシタンス(167)と、チューニングされた回路 を駆動するためのオシレータ(15 3)と、オシレータとキャパシタンスとの間に抵抗器(169、171)とを備 える、表面の特性を測定するための測定機器。 23.前記回路手段は、前記レジスタ(169;171)の間で接続される信号 出力手段(159:161)と、コイルの端部に現われる信号から出力信号を与 えるためのコイル(77)の端部とを含む、請求項22に記載の機器。 24.コイル(77)と並列にかつキャパシタンス(167)と並列に接続する ための抵抗器手段(173、175、177)をさらに含む、請求項22または 請求項23に記載の機器。 25.表面特性を測定するための測定機器であって、前記機器はそこにストアさ れるソフトウェアに従って動作する制御システムを有し、ソフトウェアは、機器 が行なうべき動作をセットアウトするための命令プログラム手段と、命令プログ ラム手段によって特定される動作を実行するよう機器を制御するための制御プロ グラム手段と、命令プログラム手段によって特定される動作を実行するのに必要 なプログラム命令を制御プログラム手段に与えるための少なくとも1つのプログ ラムモジュール手段とを備え、測定機器は、少なくとも命令プログラム手段とプ ログラムモジュール手段とが置換えられることを可能にする手段を含む、表面特 性を測定するための測定機器。 26.ディスプレイ手段(317)と入力手段(319な いし331)とを備え、制御プログラム手段はさらに、ディスプレイ手段(31 7)上でオペレータヘ提示するための複数のメニューを発生し、入力手段からの メニュー入力からの選択に応答するためのものであり、制御プログラム手段は機 器内にストアされるプログラムモジュール手段によって可能化される動作に依存 してメニューを発生する、請求項25に記載の機器。 27.プログラムモジュール手段が置換えられるたびにそれを記憶するための不 揮発性再プログラマブルメモリ手段(307、312)と、不揮発性再プログラ マブルメモリ手段にストアされるプログラムモジュール手段のコピーをストアす るためのRAM(311)とを備え、制御プログラム手段は動作を実行するため のプログラム命令を与えるためにプログラムモジュール手段のコピーを用い、機 器にストアされるソフトウエアは、プログラムモジュール手段の前記コピーに組 込まれるようフォルト値のようなデータ値を特定するために、不揮発性再プログ ラマブルメモリ手段にストアされる置換可能なデータファイル手段を備える、請 求項25または請求項26に記載の機器。 28.不揮発性再プログラミングメモリ手段は、プログラムモジュール手段をス トアするための第1のメモリ素子(307)と、データファイル手段をストアす るための第2のメモリ素子(312)とを備える、請求項27に記載の機器。 29.プログラムモジュール手段と命令プログラム手段とは再プログラマブル不 揮発性メモリ手段(307、312)にストアされ、それらを置換えることので きる手段は、機器の外部から置換プログラム手段を受信するための入力ポート( 47)と、入力ポートを介して受信された置換プログラム手段とともに再プログ ラマブル不揮発性メモリ手段にストアされるプログラムモジュール手段と命令プ ログラム手段とを置換えるよう再プログラマブル不揮発性メモリ手段を再プログ ラミングするための手段とを備える、請求項25ないし請求項28のうちの任意 の1つに記載の機器。 30.再プログラマブル不揮発性メモリ手段は、プログラムモジュール手段をス トアするための第1のメモリ素子(307)と、命令プログラム手段をストアす るための第2のメモリ素子(312)とを備える、請求項29に記載の機器。 31.コンピュータとともに使用するためのシステムであって、前記プログラム モジュール手段の1つの組と、(i)オペレータからのコンピュータタへの命令 入力に応答し、機器が行なうべき動作を選択するために前記命令プログラム手段 を作出し、(ii)プログラムモジュール手段の組から、命令プログラム手段に よって特定される命令を実行るために必要なプログラムモジュール手段を識別し 、(iii)選択されたプログラムモジュール手段と作出された 命令プログラム手段とを、測定機器に、または測定機器への後の転送のためにメ モリ素子(337)に転送するよう、コンピュータを制御するための構成制御プ ログラム手段とを含む、再構成プログラム手段とともに、請求項25ないし請求 項30のうちの任意の1つに従う測定機器を含む、コンピュータとともに使用す るためのシステム。 32.再構成制御プログラム手段は、(iv)オペレータからコンピュータへの 命令入力に応答して前記データファイル手段を作出し、作出されたデータファイ ル手段を測定機器にまたはそれへの後の転送のためのメモリ素子(337)に転 送するよう、コンピュータを制御するためのものである、請求項27または請求 項28に依存する場合は請求項31に従う機器。 33.表面の特性を測定するための測定機器を備え、かつストアされるプログラ ムに従って動作するコンピュータ化された制御手段(303)(たとえばマイク ロプロセッサ)と、測定機器のストアされるプログラムの一部またはすべてを変 更または置換するためのコンピュータ化されたプログラミング手段(333)と 、置換プログラム命令をプログラミング手段から測定機器へ運ぶための通信手段 (337、339)とを有する、プログラマブル測定アセンブリ。 34.表面の特性を測定するためのプログラマブル測定機器を再プログラミング する方法であって、前記方法は、 (a) 測定機器から独立したプログラミング装置(333)を用いて、測定 機器が行なうべき動作のシーケンスを定義する命令プログラム手段を作出し、命 令プログラム手段に特定される動作のうちのそれぞれの1つまたは複数の動作を 測定機器が実行することを可能にする命令を含む1つまたはそれより多いプログ ラムモジュール手段を選択するステップを含み、プログラムモジュール手段はプ ログラミング装置に与えられるプログラムモジュール手段のライブラリから選択 され、前記方法はさらに、 (b) プログラミング装置(333)から測定機器へ命令プログラム手段と 選択された1つまたはそれより多いプログラムモジュール手段とをダウンロード して、動作中にプログラミング装置との接続なしで命令プログラム手段に従って 測定機器が動作することを可能にするステップを含む、表面の特性を測定するた めのプログラマブル測定機器を再プログラミングする方法。 35.触針の先端(23)が表面と接触する状態で触針(21)を第1の方向で 表面上を横断させ、かつ表面方向へのおよびそれから離れる第2の方向において 触針の先端(23)の運動を検知することによって、表面の特性を測定するため の測定機器であって、 機器は、触針(21)を第1の方向に横断させるための駆動手段(1、3、1 37ないし147)と、触針の先端の第2の方向における運動に応答する変換器 (75、7 7)からの信号を受信するための信号受信手段(149)と、触針の先端を駆動 手段に対して移動させるための触針持上げ手段(243ないし279)とを備え 、触針持上げ手段は、触針の先端を表面から離し触針の先端を表面と接触するよ うに戻すために、触針の先端を第2の方向に移動させる、表面の特性を測定する ための測定機器。 36.前記駆動手段は、触針(21)を支持するための可動手段(3)と、第1 の方向における運動のために可動手段を支持し、かつ可動手段のためのデータを 定義する支持手段(87、93)と、支持手段(87、93)に対し第1の方向 に可動手段(3)を駆動するためのモータ(145)とを備える、請求項35に 記載の機器。 37.表面の特性を測定するために、触針の先端(23)が表面と接触する状態 で触針(21)を表面上で第1の方向に横断させるための駆動手段(1、3、1 37ないし147)と、表面方向へのおよびそれから離れる第2の方向における 触針の先端の運動に応答する変換器(75、77)からの信号を受信するための 信号受信手段(149)とを有する、測定機器のための取付物(13、15、1 7)であって、 取付物は、触針の先端を表面から離し触針の先端を表面と接触するよう戻すた めに、触針の先端を駆動手段に対し第2の方向に移動させるための触針持上げ手 段(243ないし249)を含む、測定機器のための取付物。 38.触針持上げ手段は触針を移動させるためのモータ(257)を含む、請求 項35もしくは請求項36に記載の機器または請求項37に記載の取付物。 39.触針(21)は前記横断中の第2の方向における触針の先端(23)の旋 回運動のために取付けられ、変換器(75、77)はそのような旋回運動に応答 し、触針持上げ手段(243ないし279)は横断中の前記旋回運動におけるよ うに触針(21)を同じ旋回軸(71)について旋回運動させる、請求項35、 36および38のうちの任意の1つに記載の機器または請求項37もしくは請求 項38に記載の取付物。 40.触針持上げ手段は変換器(75、77)をさらに動かす、請求項35、3 6および38のうちの任意の1つに記載の機器または請求項37もしくは請求項 38に記載の取付物。 41.触針持上げ手段は、それによって触針の先端が表面と接触するよう戻され る際の変換器の移動の終端を定義するためにアバットメント(253、255) を備える、請求項40に記載の機器または取付物。 42.スキッド(67)がゲージ本体(19)に取付けられる場合にはスキッド も持上げられるよう、触針持上げ手段がゲージ本体(19)をさらに動かす、請 求項40または請求項41に記載の機器または取付物。 43.触針(21)は前記横断中の第2の方向における触 針の先端(23)の旋回運動のために取付けられ、変換器(75、77)はその ような旋回運動に応答し、触針持上げ手段は前記横断中の前記旋回運動の軸(7 1)とは異なる旋回軸(65)について触針を旋回運動させる、請求項35、3 6、38、40、41および42のうちの任意の1つに記載の機器または請求項 37、38、40、41および42のうちの任意の1つに記載の取付物。 44.持上げ手段は表面から離れる触針の先端の運動のエンドポイントを設定す る手段(275、277)を含む、請求項35、36および38ないし43のう ちの任意の1つに記載の機器または請求項37ないし43のうちの任意の1つに 記載の取付物。 45.前記エンドポイントは調整可能である、請求項44に記載の機器または取 付物。 46.横断中に触針および変換器が有する第2の方向における位置を調整するた めに、触針(21)と変換器(75、77)と触針持上げ手段(243ないし2 79)とを第2の方向に線形移動させるための線形移動手段(13、15、59 、61、63)をさらに含む、請求項35、36および38のうちの任意の1つ に記載の機器または請求項37ないし44のうちの任意の1つに記載の取付物。 47.触針(21)を表面上で移動させることによって表面の特性を測定するた めの測定機器であって、前記機器は、 触針を支持するためのアーム(3)と、 アームを取付けるためのアーム取付物(87、93)と、 アーム取付物(87、93)に対しアーム(3)を駆動するためのモータ(1 43)と、 モータからアームへ駆動を伝えるための、モータとアームとの間のリンケージ (147、139)と、 アーム取付物に対するアームの位置を検知するための位置検知手段(125、 127)と、 モータの現在の速度または位置の測定に応答してモータの速度を制御するため のモータ制御手段(297)とを含み、 前記モータ制御手段(297)は、位置検知手段(125、127)の出力か ら、モータの現在の速度または位置の前記測定値を導出する、表面の特性を測定 するための測定機器。 48.リンケージは減速ギア(147)を含む、請求項47に記載の機器。 49.リンケージはたわみ部材(139)を含む、請求項47または48に記載 の機器。 50.たわみ部材(139)は駆動バンドである、請求項49に記載の機器。 51.リンケージ(139、147)は遊びまたは弾性エネルギを有するため、 アームの任意の検知される位置に対応する正確なモータの位置について不確かさ がある、請求項47ないし50のうちの任意の1つに記載の機器。
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