JPH08503261A - タキサン誘導体の製造法、それにより得られる新規タキサンならびにそれらを含む抗腫瘍及び抗白血病性組成物 - Google Patents

タキサン誘導体の製造法、それにより得られる新規タキサンならびにそれらを含む抗腫瘍及び抗白血病性組成物

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JPH08503261A JP6511786A JP51178694A JPH08503261A JP H08503261 A JPH08503261 A JP H08503261A JP 6511786 A JP6511786 A JP 6511786A JP 51178694 A JP51178694 A JP 51178694A JP H08503261 A JPH08503261 A JP H08503261A
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コメルソン,アラン
デプレ,ドミニク
ピユリカニ,ジヤン−ピエール
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ローン−プーラン・ロレ・ソシエテ・アノニム
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Abstract

(57)【要約】 一般式(III)のタキサン誘導体に基づく、一般式(I)のタキサン誘導体の電気化学的製造のための方法。本発明はR3が一般式(II)の基である一般式(I)の新規生成物を含む、顕著な抗腫瘍性及び抗白血病性を有する製薬学的組成物にも関する。一般式(I)及び(III)において、Rは水素原子又はアセチルもしくはアルコキシアセチル基であり、記号R1又はR2の1つは水素原子であり、他はヒドロキシル基であり、R3は水素原子又は一般式(II)の基であり、ここでArはアリール基であり、R4はベンゾイル基又はR5−O−CO−の基であり、ここでR5はアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ビシクロアルキル、フェニル又はヘテロ環式基である。

Description

【発明の詳細な説明】 タキサン誘導体の製造法、それにより得られる新規タキサン ならびにそれらを含む抗腫瘍及び抗白血病性組成物 本発明は一般式: [式中、 記号R1及びR2の一方は水素原子を示し且つ他方はヒドロキシル基を示し、−R3 は水素原子又は一般式: の基を示し、ここで Arはアリール基を示し、 R4はベンゾイル基又はR5−O−COの基を示し、ここでR5はアルキル、ア ルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ビシクロアルキル、フェニル又 はヘテロ環式基を示す] のタキサン誘導体の新規製造法に関する。 さらに特定的には、本発明はR1及びR2が上記と同義であり、R3が水素原子 又は一般式(II)の基を示し、ここで: Arは場合によりフッ素又は塩素原子及びアルキル、アリール、アラルキル、 アルコキシ、アルキルチオ、アリールオキシ、アリールチオ、ヒドロキシル、ヒ ドロキシアルキル、メルカプト、アシルアミノ、アロイルアミノ、アルコキシカ ルボニルアミノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、 アルコキシカルボニル、カルバモイル、ジアルキルカルバモイル、シアノ及びト リフルオロメチル基から選ばれる1つ又はそれ以上の原子もしくは基により置換 されていることができるフェニル又はα−もしくはβ−ナフチル基を示し、アル キル基及び他の基のアルキル部分の炭素数は1〜4であり、アリール基はフェニ ル又はα−もしくはβ−ナフチル基であると理解し、あるいは場合によりハロゲ ン(フッ素、塩素)原子及び炭素数が1〜4のアルキル基、炭素数が6〜10の アリール基、炭素数が1〜4のアルコキシ基、炭素数が6〜10のアリールオキ シ基、アミノ基、炭素数が1〜4のアルキルアミノ基、各アルキル部分の炭素数 が1〜4のジアルキルアミノ基、アシル部分の炭素数が1〜4のアシルアミノ基 、炭素数が1〜4のアルコキシカルボニルアミノ基、炭素数が1〜4のアシル基 、アリール部分の炭素数が6〜10のアリールカルボニル基、シアノ、カルボキ シル及びカルバモイル基、アルキル部分の炭素数が1〜4のアルキルカルバモイ ル基、各アルキル部分の炭素数が1〜4のジアルキルカルバモイル基及びアルコ キシ部分の炭素数が1〜4のジアルコキシカルボニル基から選ばれる1つ又はそ れ以上の同一又は異なる置換基により置換されていることができ、窒素、酸素及 び硫黄原子から選ばれる1つ又はそれ以上の 同一又は異なる原子を含む5−員芳香族ヘテロ環式基を示し、 R4はベンゾイル基又はR5−O−CO−の基を示し、ここでR5は: −炭素数が1〜8の非分枝鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基、炭素数が2〜8の アルケニル基、炭素数が3〜8のアルキニル基、炭素数が3〜6のシクロアルキ ル基、炭素数が4〜6のシクロアルケニル基又は炭素数が7〜10のビシクロア ルキル基を示し、これらの基は場合によりフッ素又は塩素原子、及びヒドロキシ ル基、炭素数が1〜4のアルコキシ基、各アルキル部分の炭素数が1〜4のジア ルキルアミノ基、ピペリジノ、モルホリノ及び1−ピペラジニル(場合により4 位において炭素数が1〜4のアルキル基又はアルキル部分の炭素数が1〜4のフ ェニルアルキル基により置換されていることができる)基、炭素数が3〜6のシ クロアルキル基、炭素数が4〜6のシクロアルケニル基、フェニル、シアノ及び カルボキシル基、ならびにアルキル部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニ ル基から選ばれる1つ又はそれ以上の置換基で置換されていることができ、 −場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ア リールオキシ、アリールチオ、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、メルカプト 、アシルアミノ、アロイルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アミノ、アル キルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、カルバ モイル、ジアルキルカルバモイル、シアノ及びトリフルオロメチルから選ばれる 1つ又はそれ以上の基で置換されていることができるフェニルを示し、アルキル 基及び他の基のアルキル部分の炭素数が1〜4であると理解し、 −あるいは場合により1つ又はそれ以上の炭素数が1〜4のアルキル基 で置換されていることができる飽和4−〜6−員窒素性ヘテロ環式基を示し、シ クロアルキル、シクロアルケニル又はビシクロアルキル基は場合により1つ又は それ以上の炭素数が1〜4のアルキル基により置換されていることができると理 解する 一般式(I)の生成物の製造法に関する。 さらに特定的には、本発明はR1及びR2が上記と同義であり、R3が一般式( II)の基を示し、ここでArは場合によりフッ素又は塩素原子により、あるい はアルキル(メチル)、アルコキシ(メトキシ)、ジアルキルアミノ(ジメチル アミノ)、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ又はトリフルオロメチル 基で置換されていることができるフェニル基、あるいは2−もしくは3−チエニ ル又は2−もしくは3−フリル基を示し、R4はベンゾイル基又はR5−O−CO −の基を示し、ここでR5はt−ブチル基を示す一般式(I)の生成物の製造法 に関する。 R1及びR2が上記と同義であり、R3が一般式(II)の基を示し、ここでA rが上記と同義であるヘテロ環式基を示し、R4がベンゾイル基又は一般式R5− O−COの基を示し、ここでR5が上記と同義である一般式(I)の生成物は顕 著な抗腫瘍及び抗白血病性を有する新規生成物を構成する。 本発明に従えば、一般式(I)の生成物は一般式: [式中、Rは水素原子又はアセチルもしくはアルコキシアセチル基を示し、R1 、R2及びR3は上記と同義である] の生成物の電解還元により得ることができる。 本発明に従えば、R−O−の基の還元は以下の反応に従って電気化学的に行わ れる: 電解還元は一般式(III)の生成物から出発し、マグネシウム、カルシウム 、セリウムIII、ストロンチウム又はリチウムイオン、あるいはRがアセチル又 はアルコキシアセチル基を示す場合、適宜アンモニウム(NH4 +)イオンから成 る支持電解質(carrier electrolyte)、及び一般式(III)の生成物が0.1 g/lから溶液の飽和の間の濃度で溶解している溶媒又は溶媒の混合物あるいは 水性−有機混合物から成る陰極液(catholyte)を含む電解槽において行われる。 一般式(III)の生成物から一般式(I;R1=OH及びR2=H)及び(I; R1=H及びR2=OH)の生成物への還元を行うために理論的に必要な電気の量 は1モル当たり2ファラデー(又は193,000クーロン)である。 電解法を行う条件に依存し、電解質の性質及び媒体の酸性度に依存してR1が ヒドロキシル基を示し、R2が水素原子を示す一般式(I)の生成物を選択的に 得ることができる。一般に電解還元がアンモニウムイオンの存在中で行われ、陽 極室がプロトン性酸を含む場合、エピマー化は 観察されない。 還元はダイアフラム電解槽において行うのが好ましい。 本発明の方法の態様に従えば、電解還元は陰極、陰極室、分離ダイアフラム、 陽極室及び陽極を含む電解槽において行われ、それらの特徴は以下の通りである : a)陰極は導電性材料から成り、その上で溶媒又は支持電解質の成分の1つの還 元電位より高い電位において、あるいは溶媒又は支持電解質の成分の1つの還元 が生成物の還元と抵触するのに十分な程強くない電位において還元が起こり、 b)陰極室は有機又は水性/有機媒体中の一般式(III)の生成物の溶液及び マグネシウム、カルシウム、セリウムIII、ストロンチウム及びリチウムイオン 又は適宜アンモニウム(NH4 +)イオンを含む電解質から成る陰極液を含む。ア ンモニウイオンの存在中で方法を行う場合、pHはアンモニア溶液の添加により わずかなアルカリ性、すなわち好ましくは7〜9に維持され、 c)分離ダイアフラムは焼結ガラス又は磁器から作られた平板、管又はキャンド ルなどの多孔質材料、又はイオン交換膜、好ましくはカチオン交換膜から成り、 d)陽極室は好ましくは陰極室で用いられたものと同一の溶媒又は溶媒の混合物 及び同一の支持電解質から成る陽極液を含むか、あるいは他の場合陰極液に含ま れるものと同一の溶媒又は溶媒の混合物中の希酸を含み、 e)陽極は導電性材料から成り、その性質は方法の実行にとって重要ではない。 一般に陽極は電解の条件下で攻撃され得ない導電性材料、例えば固体の、又は 導電性支持体上の磨いた白金(polished platinum)、グラフ ァイト又はガラス質炭素(vitreous carbon)から成る。 陰極は水銀の層から成るのが好ましい。 支持電解質は溶媒又は溶媒の混合物に溶解性のマグネシウム又はカルシウムあ るいは適宜アンモニウム塩、例えば塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化セ リウムIII、塩化ストロンチウム、塩化リチウム又は塩化アンモニウムから成る 。一般に一般式(I)及び(III)の生成物を容易に溶解し、一般式(I;R1 =OH及びR2=H)ならびに(I;R1=H及びR2=OH)の生成物を容易に 単離できるようにするプロトン性溶媒が用いられる。溶媒はメタノール、エタノ ール、イソプロパノール又はt−ブタノールなどの炭素数が1〜4の脂肪族アル コールから選ばれ、水性−有機混合物はアルコール/水混合物であるのが好まし い。 pHは基質の安定性に適合しなければならず、塩化アンモニウムが用いられる 場合はアンモニア水溶液の添加により、又はアンモニアガスを泡立たせることに より、それを電解の間わずかにアルカリ性に、すなわち好ましくは7〜9に維持 することができる。 陽極液を陰極液から分離しているダイアフラムの性質は本発明の必須の特性で はない。かくして反応物の拡散を制限する導電性ゲルを含む、又は含まない焼結 ガラス又は磁器などの多孔質材料、あるいはイオン交換膜、好ましくはカチオン 交換膜から成るいずれの既知の種類のダイアフラムを用いることもできる。陽極 液が希酸を含む場合、電解の間に膜 を通るH+イオンの移動により陰極液のpHを維持するためにカチオン交換膜を 用いるのが特に有利である。膜は均質な又は不均質な種類のものであることがで き、場合によってスクリーンにより強化されていることができる。膨潤せず、収 縮せず、陽極液及び陰極液の種々の成分の存在中で安定な膜を用いるのが好まし い。 本発明の好ましい態様に従えば、陽極、陰極及び分離ダイアフラムは、水銀の 層から成る陰極の場合、水平平行面に従って配置される。 電解浴(electrolysis bath)の温度は一般に0〜30℃で ある。 電解は制御された電位で行い、それは電解質のカチオンの性質に従いカロメル 参照電極に対して約−1.65〜−2.1ボルトに設定することができる。 用いられる電気の理論的量は一般式(III)の生成物の1モル当たり2ファ ラデー(又は193,000クーロン)である。実際には、用いられる電気の量 は理論的量の2〜5倍であることができるが、かなり高いこともできる。 反応は出発材料の消失により監視するのが好ましく、この消失は薄層クロマト グラフィーにより決定される。 陰極液は、例えばポンプの作用を介して循環させることができる。さらに回路 は熱交換器又はエキスパンジョン タンク(expansion tanks) などの補助装置を含むことができ、そのような伸縮槽は特に陰極液を一般式(I II)の生成物と共に供給できるようにし、一般式(I)の生成物を抽出のため に液を取り出せるようにもする。 陽極液も循環させることができる。本発明の好ましい態様に従えば、 陰極液の回路は陽極液の回路と類似であり、それにより分離ダイアフラムの両側 の圧力を均衡させることを可能にする。 本発明の他の特定の態様に従えば、陽極室と陰極室に挿入物が配置される。こ れらの挿入物は一方でイオン交換膜の変形を防ぎ、他方でこの膜が電極と接触す るのを防ぐ働きをする。それらは又、陰極液の濃度の均一性を増す働きもする。 挿入物がない場合、陰極室における陰極液の循環速度は通常10cm/秒より 大きく、好ましくは50cm/秒より大きい。挿入物を用いる場合、陰極液の見 掛けの速度(挿入物なしで見積もられる陰極室における速度)は通常1cm/秒 より大きく、好ましくは10cm/秒より大きい。 本発明の他の態様に従えば、槽は単に電解質の成分に関して不活性な材料から 作られた平行六面体又は円筒状容器から成ることができる。 一般に、イオン伝導性を備えた1つ又はそれ以上のダイアフラムにより分離さ れた陽極及び陰極を含むいずれの電解槽も用いることができ、部品の配置は方法 の実行に重要ではない。 本発明の方法の実行により得られる一般式(I)の生成物は、通常の方法の適 用により分離される。 本発明の方法の実行は、適宜一般式(III)の特定の生成物から出発し、一 方でR1がヒドロキシル基を示し、R2が水素原子を示し、他方でR1が水素原子 を示し、R2がヒドロキシル基を示す一般式(I)の対応する生成物の混合物を 与えるので、それにより得られる生成物の分離をクロマトグラフィーなどの既知 の方法に従って行うことができる。 Rが水素原子又はアセチル基を示し、R3が水素原子を示す一般式(I II)の生成物はそれぞれ10−デアセチルバッカチンIII及びバッカチンI IIに対応し、それは既知の方法に従って種々の種類のいちい(タキスス種(T axus sp.))の抽出物から単離することができる。 Rが水素原子又はアセチル基を示し、R3が一般式(II)の基を示し、ここ でArがアリール基を示し、R4がベンゾイル基を示す一般式 (III)の生成物はそれそれ10−デアセチルタキソール及びタキソールに対 応し、それはヨーロッパ特許EP 0,253,739、EP0,336,84 0、EP 0,400,971及びEP 0,428,376又は国際出願PC T WO 92/09,589に記載の方法に従って得ることができる。 Rが水素原子又はアセチル基を示し、R3が一般式(II)の基を示し、そこ でArがアリール基を示し、R4がt−ブトキシカルボニル基を示す一般式(I II)の生成物は、ヨーロッパ特許EP 0,253,738及びEP 0,3 36,841又は国際出願PCT WO 92/09,589に記載の方法に従 って得ることができる。 Rが水素原子又はアセチルもしくはアルコキシアセチル基を示し、R3が一般 式(II)の基を示し、そこでR4がベンゾイル基又はR5−O−CO−を示す一 般式(III)の生成物は、ベンゾイルクロリド又は一般式: R5−O−CO−X (IV) [式中、Xはハロゲン(フッ素、塩素)原子又は−O−R5もしくは−O−CO −R5の残基を示す] の反応性誘導体を一般式: [式中、Arは上記と同義であり、G1はヒドロキシル官能基の保護基、例えば 各アルキル部分の炭素数が1〜4であり、各アリール部分が好ましくはフェニル 基を示すトリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリール シリルもしくはトリアリールシリル基を示し、G2は水素原子又はアセチルもし くはアルコキシアセチル(メトキシアセチル)基を示す] のバッカチンIII又は10−デアセチルバッカチンIII誘導体と反応させ、 一般式: [式中、Ar、R5、G1及びG2は上記と同義である] の生成物を得、その後保護基G1及び適宜G2の基を水素原子で置換することによ り得ることができる。 一般に一般式(IV)の試薬の一般式(V)のバッカチンIII又は 10−デアセチルバッカチンIII誘導体への作用はエステル、例えば酢酸エチ ルなどの有機溶媒中で、重炭酸ナトリウムなどの無機又は有機塩基の存在中で、 0〜50℃、好ましくは200℃近辺の温度において行う。 一般に、一般式(VI)の生成物の保護基G1及びG2の基の水素原子による置 換は、G1がシリル基を示し、G2がアルコキシアセチル基を示す場合、炭素数が 1〜3の脂肪族アルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール)に溶 解した塩酸又はフッ化水素酸水溶液などの酸媒体中において0〜40℃の温度で 処理することにより行われる。 R1及びR2が上記と同義であり、R3が一般式(II)の基を示し、ここでA rが上記と同義であるヘテロ環式基を示し、R4がベンゾイル基又は一般式R5− O−COの基を示し、ここでR5が上記と同義である一般式(I)の新規生成物 は、異常な細胞増殖に関して有意な阻害活性を現し、異常な細胞増殖に伴う病理 学的状態を有する患者を処置できる治療性を有する。病理学的状態には、制限を 意図するものではないが筋肉、骨もしくは結合組織、皮膚、脳、肺、性器官、リ ンパもしくは腎系、乳もしくは血液細胞、肝臓、消化系、すい臓及び甲状腺もし くは副腎を含む種々の組織及び/又は臓器の悪性又は良性細胞の異常な細胞増殖 が含まれる。これらの病理学的状態には乾せん、充実性腫瘍、卵巣、乳、脳、前 立腺、大腸、胃、腎臓又は精巣の癌、カポジー肉腫、胆管癌、繊毛癌、神経芽腫 、ウィルムス腫瘍、ホジキン病、黒色腫、骨髄腫、慢性リンパ性白血病ならびに 急性及び慢性顆粒球性リンパ腫も含まれる。本発明の新規生成物は卵巣の癌の処 置に特に有用である。本発明の生成物は病理学的状態の発現又は再発の予防又は 遅延に、あるいはこれらの病 理学的状態の処置に用いることができる。 本発明の生成物は選ばれた投与経路に適した種々の投薬形態に従って患者に投 与することができ、投与経路は非経口的経路が好ましい。非経口的投与には静脈 内、腹腔内、筋肉内又は皮下投与が含まれる。腹腔内又は静脈内投与がさらに特 に好ましい。 本発明は人又は動物の治療に用いるために適した十分な量で少なくとも1種の 一般式(I)の生成物を含む製薬学的組成物も含む。組成物は通常に方法に従い 、1種又はそれ以上の製薬学的に許容し得る添加物、ビヒクル又は賦形剤を用い て製造することができる。適したビヒクルには希釈剤、無菌水性媒体及び種々の 無毒性溶剤が含まれる。組成物は水性の溶液又は懸濁液、注射可能な溶液の形態 をとるのが好ましく、それらは乳化剤、着色剤、防腐剤又は安定剤を含むことが できる。 添加剤又は賦形剤の選択は、生成物の溶解度及び化学的性質、投与の特定の様 式及び優れた製薬学的習慣により決定することができる。 非経口的投与の場合、無菌の水性又は非水性溶液又は懸濁液を用いる。非水性 溶液又は懸濁液の製造の場合、オリーブ油、ごま油などの天然の植物油又は液体 ペトロラタム、あるいはオレイン酸エチルなどの注射可能な有機エステルを用い ることができる。無菌の水溶液は水中に溶解した製薬学的に許容し得る塩の溶液 から成ることができる。水溶液は、pHが適当に調節され、溶液が例えば十分な 量の塩化ナトリウム又はグルコースを用いて等張としてあれば、静脈内投与に適 している。滅菌は加熱により、又は組成物に悪影響を与えない他の手段により行 うことができる。 本発明の組成物に関与する生成物はすべて純粋で、使用量において無 毒性でなければならないのは明らかに理解される。 組成物は少なくとも0.01%の治療的活性生成物を含むことができる。組成 物中の活性生成物の量は、適した投薬量を処方できる量である。組成物は、非経 口的投与の場合1回の投薬量が約0.01〜1,000mgの活性生成物を含む ように製造するのが好ましい。 治療的処置は抗悪性腫瘍医薬品、モノクローナル抗体、免疫療法又は放射線療 法あるいは生体応答調節物質を含む他の治療的処置と同時に行うことができる。 応答調節物質にはインターロイキン、インターフェロン(a,b又はd)及びT NFなどのリンホカイン及びサイトカイン(cytokines)が含まれるが これらに制限するものではない。異常な細胞増殖による疾患の処置に有用な他の 化学療法薬にはナイトロジェンマスタードなどのアルキル化剤、例えばメクロル エタミン、シクロホスファミド、メルフアラン及びクロラムブシル、ブスルファ ンなどのアルキルスルホネート、カルムスチン、ロムシン、セムスチン及びスト レプトゾシンなどのニトロソウレア、ダカルバジンなどのトリアゼン、葉酸類似 体などの代謝拮抗物質、例えばメトトレキセート、フルオロウラシル及びシタラ ビンなどのピリミジン類似体、メルカプトプリン及びチオグアニンなどのプリン 類似体、ビンカアルカロイドなどの天然生成物、例えばビンブラスチン、ビンク リスチン及びベンデシン、エトポシド及びテニポシドなどのエピポドフィロトキ シン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドクソルビシン、ブレオマイシン、 プリカマイシン及びミトマイシンなどの抗生物質、L−アスパラギナーゼなどの 酵素、白金の配位錯体などの種々の薬剤、例えばシスプラチン、ヒドロキシウレ アなどの置換ウレア、プロカルバジンなどのメチルヒドラジン誘導体、ミト タン及びアミノグリテチミドなどのアドレノコルチコイド抑制剤、ホルモン及び 拮抗剤、例えばプレドニソンなどのアドレノコルチコステロイド、ヒドロキシプ ロゲステロンカプロエート、メトキシプロゲスチロンアセテート及びメゲステロ ールアセテートなどのプロゲスチン、ジエチルスチルボエステロール及びエチニ ルエストラジオールなどのオエストロゲン、タモキシフェンなどのアンチエスト ロゲン、ならびにテストステロンプロピオネート及びフルオキシメステロンなど のアンドロゲンが含まれるがこれらに制限するものではない。 本発明の方法を実行するために用いられる投薬量は予防処置又は最大治療応答 を可能にする投薬量である。投薬量は投与の形態、選択された特定の生成物、処 置される患者に固有の特徴に従って変化する。一般に投薬量は、異常な細胞増殖 による疾患の処置に治療的に有効である量である。本発明の生成物は所望の治療 効果を得るために必要なだけ頻繁に投与することができる。いくらかの患者は比 較的高い又は低い投薬量に対して急速に応答することができ、かくして必要な維 持量が低いか、又はゼロである。一般に処置の始めに低投薬量を用い、必要なら 最適効果が得られるまで徐々に高い投薬量を投与する。他の患者の場合、1日に 1〜8回、好ましくは1〜4回の維持量を、問題の患者の生理学的要求に従って 投与することが必要であり得る。いくらかの患者の場合、1日の必要投与回数が 1回又は2回だけであることも可能である。 人の場合、投薬量は一般に0.01〜200mg/kgである。腹腔内投与の 場合、投薬量は一般に0.1〜100mg/kg、好ましくは0.5〜50mg /kg、さらに特に好ましくは1〜10mg/kgである。静脈内投与の場合、 投薬量は一般に0.1〜50mg/kg、好 ましくは0.1〜5mg/kg、さらに特に好ましくは1〜2mg/kgである 。最も適した投薬量を選ぶために投与経路、患者の体重、全身的健康状態及び年 令、ならびに処置の効率に影響し得るすべての因子を考慮しなければならないこ とが理解される。 以下の実施例は本発明を例示するものである。実施例1 4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1,7β ,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R ,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2−ヒドロキシ プロピオネート(あるいはドセタキセル(docetaxel)又はTaxot ereR)の電解還元を以下の特性を有する電解槽で行う: −槽はカチオン交換膜により2室に分けられた100cm3のガラス容器であり 、 −陰極は有効表面積が約10cm2の水銀の層であり、 −陽極は白金格子であり、 −参照電極は飽和カロメル電極である。 以下を含む4cm3の溶液を陰極室に導入する: −4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20− エポキシ−1,7β,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ− 11−タキセン−13α−イル(2R,3S)−3−t− ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2− ヒドロキシプロピオネート・・・・・・・・・・・・・51.1mg −塩化カルシウム・・・・・・・・・・・・・・0.05Mとする量 −メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・10cm3とする量 基質を含まない10cm3の同一混合物を陽極室に導入する。 溶液にアルゴン流を泡立たせることにより10分間溶液を脱気した後、この流 れを電解の期間を通じて維持し、陰極の電位を参照電極に関して−1.95ボル トに設定する。 溶液を14.2クローンの通過に必要な時間、電解する。 20μlの酢酸を電解産物に加える。35℃より低い温度において減圧下で溶 媒を除去した後、残留物を10cm3の酢酸エチル及び10cm3の水で取り上げ る。生成物を10cm3の酢酸エチルで1回及び5cm3の酢酸エチルで2回抽出 する。沈降の後に分離された有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶媒を 35℃より低い温度において減圧下で蒸発させる。それにより42.3mgの粗 生成物が得られ、その成分をシリカゲル上の分取薄層クロマトグラフィー(厚さ :0.25mm)によりジクロロメタン/メタノール/アセトニトリル(体積に より84:8:8)混合物を用いて溶離して分離する。それにより7.4mgの 4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1,7β− ジヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R,3S)−3 −t−ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2−ヒドロキシプロピオネー ト、すなわちR1がヒドロキシル基を示し、R2が水素原子を示す一般式(I)の 生成物が15%の収率で、及び9.6mgの4−アセトキシ−2α−ベンゾイル オキシ−5β,20−エポキシ−1,7α−ジヒドロキシ−9−オキソ−11− タキセン−13α−イル(2R,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ− 3−フェニル−2−ヒドロキシプロピオネート、すなわちR1が水素 原子を示し、R2がビドロキシル基を示す一般式(I)の生成物が20%の収率 で得られる。実施例2 2α−ベンゾイルオキシ−4,10β−ジアセトキシ−5β,20−エポキシ −1,7β−ジヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R ,3S)−3−ベンゾイルアミノ−3−フェニル−2−ヒドロキシプロピオネー ト(又はタキソール)の電解還元を以下の特性を有する電解槽において行う: −槽はカチオン交換膜により2室に分けられた10cm3のガラス容器であり、 −陰極は有効表面積が約4cm2の水銀の層であり、 −陽極は白金格子であり、 −参照電極は飽和カロメル電極である。 以下を含む10cm3の溶液を陰極室に導入する: −2α−ベンゾイルオキシ−4,10β−ジアセトキシ− 5β,20−エポキシ−1,7β−ジヒドロキシ− 9−オキソ−1−タキセン−13α−イル (2R,3S)−3−ベンゾイルアミノ− 3−フェニル−2−ヒドロキシプロピオネート・・・・61.9mg −塩化アンモニウム・・・・・・・・・・・・・・0.1Mとする量 −アンモニア溶液[33%(w/v)水溶液・・・・・・0.2cm3 −メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・10cm3とする量 メタノール中0.1Mの塩化アンモニウム溶液10cm3を陽極室に導入する 。 溶液を通してアルゴンを泡立たせることにより10分間溶液を脱気し、14ク ーロンが通過するまで陰極の電位を参照電極に関して−1.8ボルトに設定する 。次いで電位を−1.85ボルトに設定する。合計で42クーロンが通過した後 、電解を止める。0.1cm3の純粋な酢酸を加え、次いで溶媒を35℃より低 い温度における減圧下の蒸留により除去する。得られる残留物を10cm3の水 で取り上げ、次いで生成物を10cm3の酢酸エチルで1回、及び5cm3の酢酸 エチルで2回抽出する。有機相を10cm3の0.2Mリン酸塩緩衝水溶液、p H7.4で洗浄する。有機相の乾燥及び濃縮乾燥後、49.7gの粗生成物が得 られ、その生成物をシリカゲル上の分取薄層クロマトグラフィー(厚さ:0.2 5mm)により、酢酸エチル/ジクロロメタン/メタノール(体積により55/ 40/5)混合物を用いて溶離して精製する。それにより26.3mgの2α− ベンゾイルオキシ−4−アセトキシ−5β,20−エポキシ−1,7β−ジヒド ロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R,3S)−3−ベン ゾイルアミノ−3−フェニル−2−ヒドロキシプロピオネートが45%の収率で 単離され、その生成物は以下の特性を有する −プロトン核磁気共鳴スペクトル(400MHz;CDCl3;ppmで示す化 学シフト):1.14(s,3H:−C 316又は17);1.17(s,3 H:−C 316又は17);1.64(s,3H:−C 319又は18);1 .68(s,3H:−C 319又は18);1.80[mt,1H:−(CH )−6];2.29(mt,2H:−C 214);2.37(s,3H:− COC 3);2.57[mt,1H:−(CH)−6];3.40及び3. 77(dd,J=16, それぞれ1H:−C 210);3.88(ブロードs,1H:−O2’); 4.03(d,J=7,1H:−3);4.18及び4.29(2d,J=8 ,それぞれ1H:−C 220);4.27(mt1H:−7);4.78( ブロードs,1H:−2’);4.93(ブロードd,J=9,1H:−5 );5.68(d,J=7,1H:−2);5.78(dd,J=9及び3, 1H:−3’);6.10(mt,1H:−13);7.20(d,J=9 ,1H:−CON−);7.30〜7.45(mt,5H:−C653’); 7.45〜7.55[mt,5H:−OCOC65(−3及び−5)ならび に−NHCOC65(−3,−4及び−5)];7.62[t,J=7. 5,1H:−OCOC65(−4)];7.75(d,J=7.5,2H:− NHCOC65(−2及び−6)];8.12[d,J=7.5,2H:− OCOC65(−2及び−6)]実施例3 4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1,7β ,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R ,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2−ヒドロキシ プロピオネート(あるいはドセタキセル)の電解還元を以下の特性を有する電解 槽で行う: −槽はカチオン交換膜により2室に分けられた100cm3のガラス容器であり 、 −陰極は有効表面積が約4cm2の水銀の層であり、 −陽極は白金格子であり、 −参照電極は飽和カロメル電極である。 以下を含む20cm3の溶液を陰極室に導入する: −ドセタキセル・・・・・・・・・・・・・・・404.6mg −塩化カルシウム・・・・・・・・・・・・・・0.05Mとする量 −メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・10cm3とする量 メタノール中の0.5M塩酸溶液10cm3を陽極室に導入する。 溶液にアルゴンを泡立たせることにより10分間溶液を脱気し、陰極の電位を 参照電極に関して−1.95ボルトに設定する。3時間49分、すなわち197 クーロンの通過に必要な時間電解をした後、電解を止める。0.1cm3の純粋 な酢酸及び0.5cm3の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加える。減圧下の濃 縮により溶媒を除去した後、残留物を20cm3の酢酸エチル及び20cm3の脱 イオン水で取り上げる。沈降が起こった後、水相を10cm3の酢酸エチルで2 回抽出する。有機相を20cm3の0.2Mリン酸塩緩衝水溶液を用い、7近辺 のpHで洗浄する。有機相の乾燥及び濃縮乾燥の後、381.2mgの粗生成物 が得られ、その成分をシリカゲル上の分取薄層クロマトグラフィーにより分離す る。粗生成物を最少量のジクロロメタン/メタノール(体積により50:50) 混合物で取り上げ、次いで8プレートの厚さが2mmのシリカゲル(Kiese lgel 60 F 254,Merck)上に注出し、ジクロロメタン/アセ トニトリル/メタノール(体積により55:40:5)混合物で溶離する。それ により116mgの2α−ベンゾイルオキシ−4−アセトキシ−5β,20−エ ポキシ−1,7β−ジヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル (2R,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2−ヒド ロキシプロピオネートが29.2%の収率で単離され、その生成物は以下 の特性を有する: −プロトン核磁気共鳴スペクトル(400MHz;CDCl3;ppmで示す化 学シフト;Hzで示すカップリング定数J):1.22(s,3H:−C 31 6又は17);1.26(s,3H:−C 316又は17);1.39[s, 9H:−C(C 33];1.69(s,3H:−C 319);1.79(s ,3H:−C 318);1.84[ddd,J=16、9及び2,1H:−( CH)−6];2.33(mt,2H:−C 214);2.40(s,3H :−COC 3);2.65[mt,1H:−(CH)−6];3.42(s ,1H:−O2’);3.50及び3.85(dd,J=16,それぞれ1H :−C 210);4.10(d,J=7,1H:−3);4.22及び4. 35(2d,J=8,それぞれ1H:−C 220;4.33(mt 1H:− 7);4.65(dd,1H:−2’);5.00(dd,J=2及び8, 1H:−5);5.30(ブロードd,J=10,1H:−3’);5.4 5(d,J=10,1H:−CON−);5.73(d,J=7,1H:− 2);6.17(ブロードt,J=8,1H:−13);7.30〜7.50 (m,5H:−C653’);7.53[t,J=5,2H:−OCOC65( −3及び−5)];7.67[t,J=7.5Hz,1H:−OCOC65 (−4)];8.15(d,J=7.5,2H:−OCOC65(−2及び −6)];実施例4 4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1,7α ,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R ,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3 −フェニル−2−ビドロキシプロピオネートの電解還元を以下の特性を有する電 解槽で行う: −槽はカチオン交換膜により2室に分けられた120cm3のガラス容器であり 、 −陰極は有効表面積が約12cm2の水銀の層であり、 −陽極は白金格子であり、 −参照電極は飽和カロメル電極である。 以下を含む20cm3の溶液を陰極室に導入する: −4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20− エポキシ−1,7α,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ− 11−タキセン−13α−イル(2R,3S)−3−t− ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2− ヒドロキシプロピオネート・・・・・・・・・・・・607.4mg −塩化カルシウム・・・・・・・・・・・・・・0.05Mとする量 −メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・50cm3とする量 メタノール中の0.5M塩酸溶液10cm3を陽極室に導入する。 溶液にアルゴンを泡立たせることにより10分間溶液を脱気し、次いで陰極の 電位を参照電極に関して−2.0ボルトに設定する。2時間30分、すなわち2 24クローンの通過に必要な時間、電解した後、電解を止める。メタノール中の 酢酸ナトリウムの0.1M溶液10cm3を加える。35℃より低い温度におい て減圧下で濃縮することにより溶媒を除去した後、残留物を50cm3の酢酸エ チル及び50cm3の脱イオン水で取り上げる。沈降が起こった後、水相を25 cm3の酢酸エチルで2回抽出する。有機相を25cm3の0.2Mリン酸塩緩衝 水溶液で 7近辺のpHにおいて洗浄する。有機相を乾燥し、35℃より低い温度において 濃縮乾燥した後、594.8mgの粗生成物が得られ、その成分をシリカゲル上 の分取薄層クロマトグラフィーにより分離する。粗生成物を最少量のジクロロメ タン/メタノール(体積により50:50)混合物で取り上げ、次いで12プレ ートの厚さが2mmのシリカゲル(Kieselgel 60 F 254,M erck)上に注出し、ジクロロメタン/アセトニトリル/メタノール(体積に より80:16:4)混合物で溶離する。それにより229.4mgの2α−ベ ンゾイルオキシ−4−アセトキシ−5β,20−エポキシ−1,7α−ジヒドロ キシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R,3S)−3−t−ブ トキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2−ヒドロキシプロピオネートが38 .5%の収率で単離され、その生成物は以下の特性を有する: −プロトン核磁気共鳴スペクトル(400MHz;CDCl3;ppmで示す化 学シフト;Hzで示すカップリング定数J):1.10(s,3H:−C 31 6又は17);1.20(s,3H:−C 316又は17);1.36[s, 9H:−C(C 33];1.62(s,3H:−C 319);1.72(s ,3H:−C 318);1.73(s,1H:−O1);2.15〜2.4 5(mt,4H:−C 2−14及び−C 2−6);2.49(s,3H:−C OC 3);3.28(ブロードs,1H:−O2’);3.43(ブロード d,J=16,1H:−(CH)−10);3.78(ddd,J=12.4 及び2.5,H:−7);4.12(d,J=16,1H:−(CH)−1 0);4.20(d,J=7,1H:−3);4.38(リミティン グab,J=11,−2H:−C 2−20);4.58(d,J=12,1H :−O7);4.62(ブロードs,1H:−2’);4.99(dd,J =9及び5,1H:−5);5.28(ブロードd,J=10,1H:−3 ’);5.38(d,J=10,1H:−CON−);5.76(d,J=7 ,1H:−2);6.17(mt,1H:−13);7.30〜7.45( mt,5H:−C 6 53’);7.52[t,J=7.5,2H:−OCOC65(−3及び5)];7.62[t,J=7.5,1H:−OCOC65 (−4)];8.12[d,J=7.5,2H:−OCOC65(−2及び 6)]実施例5 4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1,7α ,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R ,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−(3−チエニル)−2−ヒ ドロキシプロピオネートの第1の電解還元を以下の特性を有する電解槽で行う: −槽はカチオン交換膜により2室に分けられた100cm3のガラス容器であり 、 −陰極は有効表面積が約4cm2の水銀の層であり、 −陽極は白金格子であり、 −参照電極は飽和カロメル電極である。 以下を含む10cm3の溶液を陰極室に導入する: −4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20− エポキシ−1,7α,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ− 11−タキセン−13α−イル(2R,3S)−3−t− ブトキシカルボニルアミノ−3−(3−チエニル)−2− ヒドロキシプロピオネート・・・・・・・・・・・・・21.6mg −塩化カルシウム・・・・・・・・・・・・・・0.05Mとする量 −メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・10cm3とする量 メタノール中の0.1M塩酸溶液10cm3を陽極室に導入する。 溶液にアルゴンを泡立たせることにより10分間溶液を脱気し、次いで陰極の 電位を、電解の最初に参照電極に関して−1.95ボルトに設定し、次いで10 .5クーロンの通過後に−2.0ボルトに設定する。79分、すなわち25.6 クローンの通過に必要な時間、電解した後、電解を止める。 4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1,7α ,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R ,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2−ヒドロキシ プロピオネートの第2の電解還元を同じ1つの電解槽で行う: 以下を含む20cm3の溶液を陰極室に導入する: −4−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20− エポキシ−1,7α,10β−トリヒドロキシ−9−オキソ− 11−タキセン−13α−イル(2R,3S)−3−t− ブトキシカルボニルアミノ−3−(3−チエニル)−2− ヒドロキシプロピオネート・・・・・・・・・・・・・80.0mg −塩化カルシウム・・・・・・・・・・・・・・0.05Mとする量 −メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・10cm3とする量 メタノール中の0.1M塩酸溶液10cm3を陽極室に導入する。 溶液にアルゴンを泡立たせることにより10分間溶液を脱気し、次いで陰極の 電位を、参照電極に関して−2.0ボルトに設定する。2時間4分、すなわち6 6.5クローンの通過に必要な時間、電解した後、電解を止める。 電解溶液を合わせ、次いで数cm3の酢酸緩衝液のメタノール性溶液を加える ことにより媒体を緩衝する。35℃より低い温度において減圧下で濃縮すること により溶媒を除去した後、残留物を20cm3の酢酸エチル及び20cm3の脱イ オン水で取り上げる。沈降が起こった後、水相を10cm3の酢酸エチルで2回 抽出する。有機相を20cm3の0.2Mリン酸塩緩衝水溶液で7近辺のpHに おいて洗浄する。有機相を乾燥し、35℃より低い温度で濃縮乾燥した後、95 .7mgの粗生成物が得られ、その成分をシリカゲル上の分取薄層クロマトグラ フィーにより分離する。粗生成物を最少量のジクロロメタン/メタノール(体積 により50:50)混合物で取り上げ、次いで厚さが2mmのシリカゲル(Ki eselgel 60 F 254,Merck)の1プレート上に注出し、ジ クロロメタン/アセトニトリル/メタノール(体積により80:16:4)混合 物で溶離する。それにより28.2mgの2α−ベンゾイルオキシ−4−アセト キシ−5β,20−エポキシ−1,7α−ジヒドロキシ−9−オキソ−11−タ キセン−13α−イル (2R,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ− 3−(3−チエニル)−2−ヒドロキシプロピオネートが28%の収率で、及び 24.2mgの2α−ベンゾイルオキシ−4−アセトキシ−5β,20−エポキ シ−1,7β−ジヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル (2R,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−(3−チ エニル)−2−ヒドロキシプロピオネートが24%の収率で得られ、その生成物 はそれそれ以下の特性を有する: a)2α−ベンゾイルオキシ−4−アセトキシ−5β,20−エポキシ−1,7 α−ジヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R,3S) −3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−(3−チエニル)−2−ヒドロキシ プロピオネート: −プロトン核磁気共鳴スペクトル(300MHz;CDCl3;ppmで示す化 学シフト;Hzで示すカップリング定数J):1.16(s,3H:−C 31 6又は17);1.21(s,3H:−C 316又は17);1.35[s, 9H:−C(C 33];1.64(s,3H:−C 319);1.69(s ,1H:−O1);1.75(s,3H:−C 318);1.80[mt, 1H:−(CH)−6];2.33(mt,2H:−C 214];2.34 (s,3H:−COC 3);2.61[mt,1H:−(CH)−6];3 .40(d,J=5.5,1H:−O2’);3.44及び3.80(dd, J=16,それぞれ1H:−C 210);4.05(d,J=7,1H:− 3);4.18及び4.30(2d,J=8,それぞれ1H:−C 220); 4.27(mt,1H:−7);4.62(dd,J=5.5及び2,1H: −2’);4.94(ブロードd,J=9,1H:−5);5.25(d, J=10,1H:−CON−);5.33(ブロードd,J=10,1H:− 3’);5.70(d,J=7,1H:−2);6.13(mt,1H:− 13);7.13(dd,J=5及び2,1H:チオフェンの−4);7. 30(dd,J=3.5及び2,1H:チオフェンの−2);7.36(dd ,J=5及び3.5, 1H:チオフェンの−5);7.50[t,J=7.5,2H:−OCOC65(−3及び−5)];7.62[t,J=7.5,1H:−OCOC65 (−4)];8.12[d,J=7.5,2H:−OCOC65(−2及 び−6)] b)2α−ベンゾイルオキシ−4−アセトキシ−5β,20−エポキシ−1,7 β−ジヒドロキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α−イル(2R,3S) −3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−(3−チエニル)−2−ヒドロキシ プロピオネート: −プロトン核磁気共鳴スペクトル(300MHz;CDCl3;ppmで示す化 学シフト;Hzで示すカップリング定数J):1.12(s,3H:−C 31 6又は17);1.20(s,3H:−C 316又は17);1.35[s, 9H:−C(C 33];1.62(s,3H:−C 319);1.68(s ,1H:−O1);1.72(s,3H:−C 318);2.20〜2.5 0(mt,4H:−C 214及び−C 26);2.44(s,3H:−COC 3 );3.30(ブロードs,1H:−O2’);3.42及び4.10( dd,J=16.5,それぞれ1H:−C 210);3.77(ddd,J= 11.6及び4,1H:−7);4.21(d,J=7,1H:−3);4 .38(ブロードs,2H:−C 220);4.54(d,J=11,1H: −7);4.62(dd,J=6及び2.5,1H:−2’);4.89( dd,J=8.5及び5.5,1H:−5);5.22(d,J=10,1H :−CON−);5.34(ブロードd,J=10,1H:−3’);5. 76(d,J=7,1H:−2);6.17(mt,1H:−13);7. 12(ブロードd,J=5, 1H:チオフェンの−4);7.30(ブロードd,J=3.5,1H:チオ フェンの−2);7.36(dd,J=5及び3.5,1H:チオフェンの− 5);7.52[t,J=7.5,2H:−OCOC65(−3及び−5 )];7.62[t,J=7.5,1H:−OCOC65(−4)];8.1 4[d,J=7.5,2H:−OCOC65(−2及び−6)]実施例6 実施例1の条件下で得られる40mgの2α−ベンゾイルオキシ−1,7β− ジヒドロキシ−5β,20−エポキシ−9−オキソ−11−タキセン−13α− イル(2R,3S)−3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−2− ヒドロキシプロピオネートを1cm3のEmulphor 620及び1cm3の エタノールよ溶解し、次いで18cm3の生理食塩水を加えることにより溶液を 希釈する。 組成物を生理食塩水の潅流に導入することにより1時間の間に投与する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年6月28日 【補正内容】 請求の範囲 1.一般式 [式中、 Rは水素原子又はアセチルもしくはアルコキシアセチル基を示し、記号R1及び R2の一方は水素原子を示し且つ他方はヒドロキシル基を示し、−R3は水素原子 又は一般式: の基を示し、ここで Arはアリール基を示し、 R4はベンゾイル基又はR5−O−COの基を示し、ここでR5はアルキル、ア ルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ビシクロアルキル、フェニル又 はヘテロ環式基を示す] の生成物の電解還元を、溶媒又は溶媒の混合物あるいは水性−有機混合物中で、 溶媒又は溶媒の混合物あるいは水性−有機混合物に可溶性のマグネシウム、カル シウム、セリウムIII、ストロンチウム又はリチウム塩、あるいは適宜Rがアセ チル又はアルコキシアセチルを示す場合アン モニウム塩から成る支持電解質の存在下て行うことを特徴とする一般式: [式中、R1、R2及びR3は上記と同義である] のタキサン誘導体の製造法。 2.塩が塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化セリウムIII、塩化ストロ ンチウム、塩化リチウム及び適宜塩化アンモニウムから選ばれることを特徴とす る請求の範囲第1項に記載の方法。 3.溶媒が脂肪族アルコール類から選ばれ、水性−有機混合物がアルコ−ル/ 水混合物であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 4.溶媒がメタノールであることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の方法 。 5.電解が水銀陰極を含む電解槽で行われることを特徴とする請求の範囲第1 〜4項のいずれか1つに記載の方法。 6.電解が好ましくはダイアフラム電解槽で行われることを特徴とする請求の 範囲第1〜4項のいずれか1つに記載の方法。 7.ダイアフラムが多孔質材料又はカチオン交換膜から成ることを特徴とする 請求の範囲第6項に記載の方法。 8.電解が電解質のカチオンの性質に依存してカロメル参照電極に対 して−1.65〜−2.1ボルトの制御された電圧において行われることを特徴 とする請求の範囲第1〜7項のいずれか1つに記載の方法。 9.R1及びR2が請求の範囲第1項におけると同義であり、R3が水素原子又 は一般式(II)の基を示し、ここで: Arは場合によりフッ素又は塩素原子及びアルキル、アリール、アラルキル、 アルコキシ、アルキルチオ、アリールオキシ、アリールチオ、ヒドロキシル、ヒ ドロキシアルキル、メルカプト、アシルアミノ、アロイルアミノ、アルコキシカ ルボニルアミノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、 アルコキシカルボニル、カルバモイル、ジアルキルカルバモイル、シアノ及びト リフルオロメチル基から選ばれる1つ又はそれ以上の原子もしくは基により置換 されていることができるフェニル又はα−もしくはβ−ナフチル基を示し、アル キル基及び他の基のアルキル部分の炭素数は1〜4であり、アリール基はフェニ ル又はα−もしくはβ−ナフチル基であると理解し、あるいは場合によりフッ素 及び塩素原子及び炭素数が1〜4のアルキル基、炭素数が6〜10のアリール基 、炭素数が1〜4のアルコキシ基、炭素数が6〜10のアリールオキシ基、アミ ノ基、炭素数が1〜4のアルキルアミノ基、各アルキル部分の炭素数が1〜4の ジアルキルアミノ基、アシル部分の炭素数が1〜4のアシルアミノ基、炭素数が 1〜4のアルコキシカルボニルアミノ基、炭素数が1〜4のアシル基、アリール 部分の炭素数が6〜10のアリールカルボニル基、シアノ、カルボキシル及びカ ルバモイル基、アルキル部分の炭素数が1〜4のアルキルカルバモイル基、各ア ルキル部分の炭素数が1〜4のジアルキルカルバモイル基及びアルコキシ部分の 炭素数が1〜4のジアルコキシカルボニル基から選ばれる1つ 又はそれ以上の同一又は異なる置換基により置換されていることができ、窒素、 酸素及び硫黄原子から選ばれる1つ又はそれ以上の同一又は異なる原子を含む5 −員芳香族ヘテロ環式基を示し、 R4はベンゾイル基又はR5−O−CO−の基を示し、ここでR5は: −炭素数が1〜8の非分枝鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基、炭素数が2〜8の アルケニル基、炭素数が3〜8のアルキニル基、炭素数が3〜6のシクロアルキ ル基、炭素数が4〜6のシクロアルケニル基又は炭素数が7〜10のビシクロア ルキル基を示し、これらの基は場合によりフッ素又は塩素原子、及びヒドロキシ ル基、炭素数が1〜4のアルコキシ基、各アルキル部分の炭素数が1〜4のジア ルキルアミノ基、ピペリジノ、モルホリノ及び1−ピペラジニル(場合により4 位において炭素数が1〜4のアルキル基又はアルキル部分の炭素数が1〜4のフ ェニルアルキル基により置換されていることができる)基、炭素数が3〜6のシ クロアルキル基、炭素数が4〜6のシクロアルケニル基、フェニル、シアノ及び カルボキシル基、ならびにアルキル部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニ ル基から選ばれる1つ又はそれ以上の置換基で置換されていることができ、 −場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ア リールオキシ、アリールチオ、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、メルカプト 、アシルアミノ、アロイルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アミノ、アル キルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、カルバ モイル、ジアルキルカルバモイル、シアノ及びトリフルオロメチルから選ばれる 1つ又はそれ以上の基で置換されていることができるフェニルを示し、アルキル 基及び他の基のア ルキル部分の炭素数が1〜4であると理解し、 −あるいは場合により1つ又はそれ以上の炭素数が1〜4のアルキル基で置換さ れていることができる飽和4−〜6−員窒素性ヘテロ環式基を示し、シクロアル キル、シクロアルケニル又はビシクロアルキル基は場合により1つ又はそれ以上 の炭素数が1〜4のアルキル基により置換されていることができると理解する 一般式(I)の生成物の製造のための請求の範囲第1〜8項のいずれか1つに記 載の方法。 10.R1及びR2が請求の範囲第1項におけると同義であり、R3が一般式( II)の基を示し、ここでArが場合によりフッ素又は塩素原子、あるいはアル キル(メチル)、アルコキシ(メトキシ)、ジアルキルアミノ(ジメチルアミノ )、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ又はトリフルオロメチル基によ り置換されていることができるフェニル基、あるいは2−もしくは3−チエニル 又は2−もしくは3−フリル基を示し、R4はベンゾイル基又はR5−O−CO− の基を示し、ここでR5はt−ブチル基を示す一般式(I)の生成物の製造のた めの請求の範囲第1〜8項のいずれか1つに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デプレ,ドミニク フランス国エフ―91310ルービル―シユー ル―オルジユ・リユジヨルジユ―クレマン ソ19 (72)発明者 ピユリカニ,ジヤン−ピエール フランス国エフ―92160アントニイ・ビラ サン―ジヨルジユ 7ビス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式: [式中、 Rは水素原子又はアセチルもしくはアルコキシアセチル基を示し、記号R1及び R2の一方は水素原子を示し且つ他方はヒドロキシル基を示し、−R3は水素原子 又は一般式: の基を示し、ここで Arはアリール基を示し、 R4はベンゾイル基又はR5−O−COの基を示し、ここでR5はアルキル、ア ルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ビシクロアルキル、フェニル又 はヘテロ環式基を示す] の生成物の電解還元を、溶媒又は溶媒の混合物あるいは水性−有機混合物中で、 支持電解質の存在下で行うことを特徴とする一般式: [式中、R1、R2及びR3は上記と同義である] のタキサン誘導体の製造法。 2.電解質が溶媒又は溶媒の混合物、あるいは水性−有機混合物に可溶性のマ グネシウム、カルシウム、セリウムIII、ストロンチウム又はリチウム塩、ある いは適宜Rがアセチル又はアルコキシアセチルを示す場合アンモニウム塩から成 ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.塩が塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化セリウムIII、塩化ストロ ンチウム、塩化リチウム及び適宜塩化アンモニウムから選ばれることを特徴とす る請求の範囲第2項に記載の方法。 4.溶媒が脂肪族アルコール類から選ばれ、水性−有機混合物がアルコール/ 水混合物であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の方法。 5.溶媒がメタノールであることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の方法 。 6.電解が水銀陰極を含む電解槽で行われることを特徴とする請求の範囲第1 〜5項のいずれか1つに記載の方法。 7.電解が好ましくはダイアフラム電解槽で行われることを特徴とする請求の 範囲第1〜5項のいずれか1つに記載の方法。 8.ダイアフラムが多孔質材料又はカチオン交換膜から成ることを特 徴とする請求の範囲第7項に記載の方法。 9.電解が電解質のカチオンの性質に依存してカロメル参照電極に対して−1 .65〜−2.1ボルトの制御された電圧において行われることを特徴とする請 求の範囲第1〜8項のいずれか1つに記載の方法。 10.R1及びR2が請求の範囲第1項におけると同義であり、R3が水素原子 又は一般式(II)の基を示し、ここで: Arは場合によりフッ素又は塩素原子及びアルキル、アリール、アラルキル、 アルコキシ、アルキルチオ、アリールオキシ、アリールチオ、ヒドロキシル、ヒ ドロキシアルキル、メルカプト、アシルアミノ、アロイルアミノ、アルコキシカ ルボニルアミノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、 アルコキシカルボニル、カルバモイル、ジアルキルカルバモイル、シアノ及びト リフルオロメチル基から選ばれる1つ又はそれ以上の原子もしくは基により置換 されていることができるフェニル又はα−もしくはβ−ナフチル基を示し、アル キル基及び他の基のアルキル部分の炭素数は1〜4であり、アリール基はフェニ ル又はα−もしくはβ−ナフチル基であると理解し、あるいは場合によりフッ素 及び塩素原子及び炭素数が1〜4のアルキル基、炭素数が6〜10のアリール基 、炭素数が1〜4のアルコキシ基、炭素数が6〜10のアリールオキシ基、アミ ノ基、炭素数が1〜4のアルキルアミノ基、各アルキル部分の炭素数が1〜4の ジアルキルアミノ基、アシル部分の炭素数が1〜4のアシルアミノ基、炭素数が 1〜4のアルコキシカルボニルアミノ基、炭素数が1〜4のアシル基、アリール 部分の炭素数が6〜10のアリールカルボニル基、シアノ、カルボキシル及びカ ルバモイル基、アルキル部分の炭素数が1〜4のアルキルカルバモイル基、各ア ルキル部分の炭素数が1〜4のジアルキルカルバモイル基及びアルコキシ部分の 炭素数が1〜4のジアルコキシカルボニル基から選ばれる1つ又はそれ以上の同 一又は異なる置換基により置換されていることができ、窒素、酸素及び硫黄原子 から選ばれる1つ又はそれ以上の同一又は異なる原子を含む5−員芳香族ヘテロ 環式基を示し、 R4はベンゾイル基又はR5−O−CO−の基を示し、ここでR5は: −炭素数が1〜8の非分枝鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基、炭素数が2〜8の アルケニル基、炭素数が3〜8のアルキニル基、炭素数が3〜6のシクロアルキ ル基、炭素数が4〜6のシクロアルケニル基又は炭素数が7〜10のビシクロア ルキル基を示し、これらの基は場合によりフッ素又は塩素原子、及びヒドロキシ ル基、炭素数が1〜4のアルコキシ基、各アルキル部分の炭素数が1〜4のジア ルキルアミノ基、ピペリジノ、モルホリノ及び1−ピペラジニル(場合により4 位において炭素数が1〜4のアルキル基又はアルキル部分の炭素数が1〜4のフ ェニルアルキル基により置換されていることができる)基、炭素数が3〜6のシ クロアルキル基、炭素数が4〜6のシクロアルケニル基、フェニル、シアノ及び カルボキシル基、ならびにアルキル部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニ ル基から選ばれる1つ又はそれ以上の置換基で置換されていることができ、 −場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ア リールオキシ、アリールチオ、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、メルカプト 、アシルアミノ、アロイルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アミノ、アル キルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、カルバ モイル、ジアルキルカルバモイル、 シアノ及びトリフルオロメチルから選ばれる1つ又はそれ以上の基で置換されて いることができるフェニルを示し、アルキル基及び他の基のアルキル部分の炭素 数が1〜4であると理解し、 −あるいは場合により1つ又はそれ以上の炭素数が1〜4のアルキル基で置換さ れていることができる飽和4−〜6−員窒素性ヘテロ環式基を示し、シクロアル キル、シクロアルケニル又はビシクロアルキル基は場合により1つ又はそれ以上 の炭素数が1〜4のアルキル基により置換されていることができると理解する 一般式(I)の生成物の製造のための請求の範囲第1〜9項のいずれか1つに記 載の方法。 11.R1及びR2が請求の範囲第1項におけると同義であり、R3が一般式( II)の基を示し、ここでArが場合によりフッ素又は塩素原子、あるいはアル キル(メチル)、アルコキシ(メトキシ)、ジアルキルアミノ(ジメチルアミノ )、アシルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ又はトリフルオロメチル基によ り置換されていることができるフェニル基、あるいは2−もしくは3−チエニル 又は2−もしくは3−フリル基を示し、R4はベンゾイル基又はR5−O−CO− の基を示し、ここでR5はt−ブチル基を示す一般式(I)の生成物の製造のた めの請求の範囲第1〜9項のいずれか1つに記載の方法。 12.R1及びR2が請求の範囲第1項におけると同義であり、R3が一般式( II)の基を示し、ここでArは請求の範囲第10及び11項のいずれか1つに おけると同義のヘテロ環式基を示し、R4はベンゾイル基又は一般式R5−O−C Oの基を示し、ここでR5は請求の範囲第1、10及び11項のいずれか1つに おけると同義である一般式(I)の新 規タキサン誘導体。 13.十分な量の少なくとも1種の請求の範囲第12項に記載の誘導体を、純 粋な状態で、あるいは1種又はそれ以上の製薬学的に許容し得る生成物と組み合 わせて含むことを特徴とする製薬学的組成物。
JP6511786A 1992-11-12 1993-11-10 タキサン誘導体の製造法、それにより得られる新規タキサンならびにそれらを含む抗腫瘍及び抗白血病性組成物 Pending JPH08503261A (ja)

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