JPH08503202A - 治療剤 - Google Patents
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- JPH08503202A JPH08503202A JP6511695A JP51169593A JPH08503202A JP H08503202 A JPH08503202 A JP H08503202A JP 6511695 A JP6511695 A JP 6511695A JP 51169593 A JP51169593 A JP 51169593A JP H08503202 A JPH08503202 A JP H08503202A
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Abstract
(57)【要約】
式I
式中、n=0、1または2であり;R1、R2、R3およびR7は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアルキル(このアルキルはl個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)を表わし;R3およびR4は独立して、Hまたはアルキルを表わし;あるいはR3およびR4は一緒になって、式=NR12(式中、R12は、H、ヒドロキシ、アルキル、フェニルまたはアルコキシを表わし、このアルキル、フエニルおよびアルコキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)で示される基を表わし;R5は、(a)H、(b)アルキル、(c)R3およびR,がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)である場合に、式−COR13(式中、R13はH、アルキルまたはフェニルを表わす)で示される基、または(d)R3およびR,がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)である場合に、式−S(O)pR14(式中、p=1または2でありそしてR14はアルキルまたはフェニルを表わす)で示される基を表わし、上記アルキルおよびフェニルはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよく;そしてR8−R11は独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、アルカノイル、カルボキシ、アルカノイルオキシ、カルバモイル(この基はアルキルにより置換されていてもよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキルにより置換されていてもよい)を表わし、上記アルキル、アルコキシ、アルカノイルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい;で表わされる化合物は、発作および(または)神経学的障害、例えばてんかん症の処置に、および(または)卒中などの症状を防止するための神経保護薬として有用性を有する。
Description
【発明の詳細な説明】
治療剤
本発明は、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン化合
物、これらの化合物を含有する医薬組成物、これらの化合物の製造方法、および
これらの化合物を、発作(seizures)および(または)神経学的障害、
例えばてんかん症などの処置に、および(または)卒中などの症状を防止するた
めの神経保護薬として使用することに関するものである。
特に、本発明は、発作および(または)神経学的障害、例えばてんかん症など
の神経学的障害の処置に、および(または)卒中などの症状を防止するための神
経保護薬として有用性を有する、下記の式Iで表わされる化合物、それらの立体
異性体およびそれらの医薬として許容される塩を提供する:
式中、
n−0、1または2であり;
R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアル
キル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)
を表わし;
R3およびR4は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアルキルを表わ
し;あるいはR3およびR4は一緒になって、式−NR12(式中、R12は、H、ヒ
ドロキシ、炭素原子1−4個を有するアルキル、フェニルまたは炭素原子1−4
個を有するアルコキシを表わし;このアルキル、フェニルおよびアルコキシは
それぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)で示される
基を表わし、;
R5は、(a)H、(b)炭素原子1−4個を有するアルキル、(c)R3およ
びR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい)を表わす場合に、式−COR13(式中、R13はH、炭素原
子1−4個を有するアルキルまたはフェニルを表わす)で示される基、または(
d)R3およびR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハ
ロにより置換されていてもよい)を表わす場合に、式−S(O)pR14(式中、
p=1または2でありそしてR14は、炭素原子1−4個を有するアルキルまたは
フェニルを表わす)で示される基を表わし;上記アルキルおよびフェニルはそれ
ぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよく;
R8−R11は独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、炭素原子1−4個を有す
るアルキル、炭素原子1−4個を有するアルコキシ、炭素原子1−4個を有する
アルカノイル、カルボキシ、炭素原子1−4個を有するアルカノイルオキシ、カ
ルバモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキルにより置換されていて
もよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキル
により置換されていてもよい)を表わし、上記アルキル、アルコキシ、アルカノ
イルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい:
ただし、n=0である場合には、R1−R11の少なくとも1個はH以外の基で
ある。
式Iにおいて、n=0であり;R1−R4、R6−R8およびR11がいずれもHで
あり:そしてR5がHまたはアセチルであり、そしてR9およびR10が両方共にメ
トキシであるか;またはR5およびR10が両方共にHであり、そしてR8およびR9
が両方共にメトキシである化合物は、Szabo等によるChem Ber 119
、2904−2913(1986);および国際特許出願WO 92/1
2148(Kanebo)から公知である。
式Iにおいて、n=0または2であり;R1−R6およびR10−R11がいずれも
Hであり;R7がメチルであり;そしてR8およびR9が両方共にメトキシで
ある化合物は、J.Org.chem.,30(8)、2812−2813、1
965(Eng)から公知である。
式Iにおいて、n=0であり;R1、R2、R5、R6およびR7がいずれもHで
あり:R3が炭素原子1−4個を有する直鎖状アルキルであり:R4が炭素原子2
−4個を有する直鎖状アルキルであり;そしてR8−R11が独立して、H、ハロ
、ニトロ、炭素原子1−4個を有するアルキル、炭素原子1−4個を有するハロ
アルキル、炭素原子1−4個を有するアルコキシまたは炭素原子1−4個を有す
るハロアルコキシである化合物は、国際特許出願WO 93/16055(We
llcome)で特許請求されている化合物の製造における中間体として公知で
ある。
式Iにおいて、n=0であり;R1−R3およびR6−R11がいずれもHであり
;そしてR4がHでありそしてR5がH、エチル、アセチルまたはベンゾイルであ
るか;あるいはR4がメチルでありそしてR5がHである化合物は、Boudet
等によるC.R.Acad Sc.Paris t.282(26/01/79
)、Series C、249−251頁;特許出願DE3837575(Ba
yer);およびIndian J.Chem.,7(9)、862−5(En
g)1969から公知である。
従って、本発明は下記式IIで表わされる新規化合物、それらの立体異性体お
よびそれらの医薬として許容される塩を提供する:
式中、
n=0、1または2であり;
R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有する
アルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよ
い)を表わし;
R3およびR4は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアルキルを表わ
し;あるいはR3およびR4は一緒になって、式=NR12(式中、R12は、H、ヒ
ドロキシ、炭素原子1−4個を有するアルキル、フェニルまたは炭素原子1−4
個を有するアルコキシを表わし;このアルキル、フエニルおよびアルコキシはそ
れぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)で示される基
を表わし:
R5は、(a)H、(b)炭素原子1−4個を有するアルキル、(c)R3およ
びR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい)を表わす場合に、式−COR13(式中、R13はH、炭素原
子1−4個を有するアルキルまたはフェニルを表わす)で示される基、または(
d)R3およびR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハ
ロにより置換されていてもよい)を表わす場合に、式−S(O)pR14(式中、
p=1または2でありそしてR14は炭素原子1−4個を有するアルキルまたはフ
ェニルを表わす)で示される基を表わし;上記アルキルおよびフェニルはそれぞ
れ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよく;
R8−R11は独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、炭素原子1−4個を有す
るアルキル、炭素原子1−4個を有するアルコキシ、炭素原子1−4個を有する
アルカノイル、カルボキシ、炭素原子1−4個を有するアルカノイルオキシ、カ
ルバモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキルにより置換されていて
もよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキル
により置換されていてもよい)を表わし、上記アルキル、アルコキシ、アルカノ
イルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい;
ただし、n=0であり;R1−R4、R6−R8およびR11がいずれもHである場
合であって;そしてR5がHまたはアセチルである場合には、R9およびR10は両
方共にメトキシ以外であり;またはR5およびR10が両方共にHである場合には
、R9はメトキシ以外であり;
n=0または2であり;R1−R6およびR10−R11がいずれもHであり;R7
がメチルである場合には;R8およびR9は両方共に、メトキシ以外であり;
n=0であり;R1、R2、R5、R6およびR7がいずれもHであり;R3
がアルキルであり;そしてR8−R11が独立して、H、ハロ、ニトロ、アルキル
、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシである場合には、R4は炭素
原子2−4個を有するアルキル以外であり;
n=0であり;R1−R3およびR6−R11がいずれもHである場合であって;
そしてR4がHである場合には、R5はH、エチル、アセチルまたはベンゾイル以
外であり;あるいはR4がメチルである場合には、R5はH以外である。
好適化合物は、式Iまたは式IIにおいて、
n=0または1であり;
R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたはメチルであり;
R3およびR4は独立して、Hまたはメチルであり;あるいはR3およびR4は一
緒になって、イミノ、メチルイミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたは
メトキシイミノを表わし;
R5はHまたはメチルであり;あるいはR3およびR4がHまたはメチルである
場合には、R5はホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルスル
フィニル、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ;
R8−R11のうちの1個は、H、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨウド、メチル
(この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、メトキシ
(この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、ニトロ、
シアノ、カルボキシ、アセチル、ジメチルカルバモイルまたはジメチルスルファ
モイルであり;そしてR8−R11のうちの残りは、Hである、
化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩である。
さらに好ましい化合物は、式Iまたは式IIにおいて、
n=0または1であり;
R1、R2、R6およびR7は、Hであり;
R3およびR4は、Hであり;あるいはR3およびR4は一緒になって、メチ
ルイミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表わし;
R5は、Hまたはメチルであり;そしてR3およびR4がHである場合には、R5
は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルスルフィニル、メ
チルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ;
R8は、メチル、フルオロまたはクロロであり;
R9−R11はいずれも、Hである;
化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩である。
式IまたはIIにおいて、n=0である特定の化合物には、下記の化合物、そ
れらの立体異性体およびその医薬として許容される塩がある:
6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン;
6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
;
6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン;
6−クロロ−4−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチ
アアゼピン;
4−ホルミル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
;
4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
;
4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ
チアアゼピン;
4−アセチル−6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン
ゾチアアゼピン;
4−アセチル−6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ
チアアゼピン;
4−プロピオニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ
ピン;
6−クロロ−4−プロピオニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベ
ンゾチアアゼピン;
4−ベンゾイル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン
ゾチアアゼピン;
6−クロロ−4−メチルスルフィニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
4−ベンゾチアアゼピン;
4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア
アゼピン;
6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアアゼピン;
6−フルオロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
4−ベンゾチアアゼピン;
6−メチル−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアアゼピン;
4−エチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア
アゼピン;
6−クロロ−4−エチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアアゼピン;
3−ヒドロキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア
アゼピン;
6−クロロ−3−ヒドロキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアアゼピン;
3−ヒドロキシイミノ−6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアアゼピン;
3−メトキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアア
ゼピン;
6−クロロ−3−メトキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン;
3−メチルイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ
ピン;
6−クロロ−3−フエニルイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン。
式IまたはIIにおいて、n=1である特定の化合物には、下記の化合物、そ
れらの立体異性体およびその医薬として許容される塩がある:
6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
1−オキシド;
4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
1−オキシド;
4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ
チアアゼピン 1−オキシド;
4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア
アゼピン 1−オキシド;
6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアアゼピン 1−オキシド。
3個または4個以上の炭素原子からなる鎖を有する基は、直鎖状または分枝鎖
状であることができるものと理解する。本明細書において使用するものとして、
「ハロ」の用語は、フルオロ、クロロ、プロモまたはヨウドを表わす。
式IまたはIIで表わされる或る群の化合物は、有機酸または無機酸と塩を形
成することができる。以下の式IまたはIIに係わる記載において、式Iまたは
IIは、このような式IまたはIIで表わされる化合物の医薬として許容される
塩の全部を包含するものとする。特に適当な式IまたはIIで表わされる化合物
の塩には、一例として、無機酸との塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水
素酸塩、硝酸塩、硫酸塩およびリン酸塩、有機酸との塩、例えばマレイン酸塩、
酢酸塩、クエン酸塩、フマール酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、安息香酸塩、パモ
エート、パルミテート、メチルスルホネート、ドデカンノエート、および酸性ア
ミノ酸との塩、例えばグルタミン酸との塩が包含される。このような塩は、これ
らが医薬として許容されるものであるかぎり、相当する式IまたはIIで表わさ
れる化合物の代わりに、治療に使用することができる。これらの塩は、式Iまた
はIIで表わされる化合物を適当な酸と、慣用の方法により反応させることによ
って製造される。
式IまたはIIで表わされる或る群の化合物あるいはそれらの塩は、1種以上
の結晶形態で存在することができ、本発明は各結晶形態およびまたその混合物を
包含する。
式IまたはIIで表わされる或る群の化合物あるいはそれらの塩はまた、溶媒
和物、例えば水和物の形態で存在することができ、本発明は各溶媒和物およびま
たその混合物を包含する。
式IまたはIIで表わされる或る群の化合物が1個または2個以上のキラル中
心を有することは当業者にとって明白である。すなわち、式IまたはIIにおい
て、nが1である化合物は、硫黄原子の位置にキラル中心を有し;式IまたはI
Iにおいて、R1およびR2が同一ではない化合物は、2−炭素原子の位置にキラ
ル中心を有し;式IまたはIIにおいて、R3およびR4が同一ではない化合物は
、3−炭素原子の位置にキラル中心を有し;そして式IまたはIIにおいて、R6
およびR7が同一ではない化合物は、5−炭素原子の位置にキラル中心を有する
。1個のみのキラル中心を有する、式IまたはIIで表わされる化合物は、2種
のエナンチオマー形態で存在することができる。本発明は、式IまたはIIで表
わされる化合物の各エナンチオマーおよびその混合物を包含する。
これらのエナンチオマーは、当業者に公知の方法により得ることができる。こ
のような方法には代表的に下記の方法が包含される:
例えば結晶化により分離することができるジアステレオマー塩または錯体の形
成を経て、分割する;
例えば結晶化により分離することができるジアステレオマー誘導体または錯体
を形成する;
気体‐液体クロマトグラフィまたは液体クロマトグラフィの後に、分離された
誘導体から所望のエナンチオマーを遊離させる;
エナンチオマー特異性試薬との反応により、1種のエナンチオマーを選択的に
誘導体化する、例えば酵素によるエステル化、酸化または還元の後に、変性した
、または未変性のエナンチオマーを分離する;あるいは
キラル環境、例えば結合したキラルリガンドを有するシリカなどのキラル支持
体上で、またはキラル溶剤の存在の下に、気体−液体クロマトグラフィまたは液
体クロマトグラフィを行う。
別法として、光学活性の試薬、基質、触媒または溶剤を使用する不斉合成によ
り、特定のエナンチオマーを合成することができ、あるいは不斉転換により1種
のエナンチオマーに変換することができる。
式IまたはIIで表わされる化合物が1個より多くのキラル中心を有する場合
には、この化合物はジアステレオマーの形態で存在することができる。この1対
のジアステレオマーは当業者に公知の方法により、例えばクロマトグラフィまた
は結晶化により分離することができ、各対内のエナンチオマーは上記方法により
分離することができる。本発明は、式IまたはIIで表わされる化合物の各ジア
ステレオマーおよびその混合物を包含する。
前記分離方法により、活性部分が変性された場合に、この転換生成物を活性部
分に戻す追加の工程が必要であることがあることが認識される。
式IまたはIIで表わされる或る群の化合物、例えばR3とR4とが一緒になっ
て式=NR12で示される基を表わす場合には、相違する互変異性体形態で、また
は相違する位置異性体形態で存在することができる。本発明は、各互変異性体お
よび(または)位置異性体およびその混合物を包含する。
式IまたはIIで表わされる或る群の化合物は、双極イオン形態で存在するこ
とができ、本発明は、各双極イオン形態およびその混合物を包含する。
本発明はまた、治療有効量の式IまたはIIで表わされる化合物を、医薬上で
許容される稀釈剤または担体とともに含有する医薬組成物に関する。このような
医薬組成物は、神経保護薬として、卒中などの症状の防止に、および(または)
発作および(または)てんかん症などの神経学的障害の処置に使用することがで
きる。本発明の医薬組成物中に配合することができる特定の化合物には、本明細
書に例示されている化合物がある。
以下の記載において使用するものとして、「活性化合物」の用語は、式Iまた
はIIで表わされる1種または2種以上の化合物を表わすものとする。治療に使
用する場合に、活性化合物は経口、直腸または非経口により投与することができ
、経口投与が好ましい。従って、本発明の医薬組成物は、このような投与方法に
公知の医薬組成物のいずれの形態もとることができる。これらの組成物は当業者
に公知の方法で、活性化合物を制御して放出するために、例えば迅速に放出また
は持続して放出するために、処方することができる。このような組成物に使用す
るのに適する医薬上で許容される担体は、調剤技術で周知である。これらの組成
物
は、約0.1重量%−約99重量%の活性化合物を含有し、一般に単位投薬形態
に調製する。好ましくは、活性成分の単位投薬量は、約1mg−約1000mg
である。これらの組成物の調製に使用される助剤は、調剤技術で公知の助剤であ
る。
好ましくは、本発明の組成物は経口投与により、このような投与に公知の調剤
形態で投与される。経口投与に好適な投薬形態は、錠剤、丸剤、カプセル剤、カ
プレット、顆粒、粉末、エレキシル、シロップ、溶液および水性または油性懸濁
液を包含することができる。
固形経口投薬形態、例えば錠剤は、活性化合物を1種または2種以上の下記の
成分と混合することによって製造することができる:
不活性稀釈剤、例えば乳糖、粉末状ショ糖、医薬級デンプン、カオリン、マン
ニトール、リン酸カルシウムまたは硫酸カルシウム;
崩壊剤、例えばトウモロコシデンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイ
ト、セルロース、木材製品、アルギン酸、グアガム、柑橘類繊維、カルボキシメ
チルセルロースまたはラウリル硫酸ナトリウム;
滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ホウ酸、安息香酸ナトリウム、酢酸
ナトリウム、塩化ナトリウム、ロイシンまたはポリエチレングリコール;
結合剤、例えばデンプン、ゼラチン、糖(例えばショ糖、モラセスまたは乳糖
)、あるいは天然および合成ゴム質(例えばアラビアゴム、アルギン酸ナトリウ
ム、アイリッシュモスのエキス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックス、微結晶セルロース
またはポリビニルピロリドン);
着色剤、例えば慣用の医薬上で許容される染料;
甘味剤および風味付与剤;
保存剤;および
錠剤形成などの公知方法により経口投薬形態を製造することを可能にする、当
技術で公知の、その他の任意の成分。
固形投薬形態は、本発明の化合物の持続放出が得られるように、当業者にとっ
て公知の方法で処方することができる。例えば、錠剤または丸剤は、所望により
公知方法によって、例えばセルロースアセテートフタレートおよび(または)ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースフタレートを使用することによって、腸溶被
覆を施すことができる。
添加助剤、例えば脂肪油とともに、または助剤を添加することなく、活性化合
物を含有するカプセル剤またはカプレット、例えば硬質または柔質ゼラチンカプ
セル剤は、慣用の方法により製造することができ、所望により公知方法により腸
溶被覆を施すことができる。このカプセルまたはカプレットの内容物は、活性化
合物の持続放出が得られるように、公知方法を使用して処方することができる。
本発明の組成物からなる腸溶被覆された固形経口投薬単位は、その活性化合物の
性質によって、有利であることがある。各種材料、例えばシェッラックおよび(
または)ショ糖を被覆として存在させることができ、あるいは別様に、固形経口
投薬形態の物理的形態を変化させることもできる。
本発明の組成物からなる液状経口投薬形態は、エレキシル、溶液、懸濁液また
はシロップであることができ、例えば水性懸濁液は水性媒質中に、カルボキシメ
チルセルロースなどの無毒性懸濁剤の存在の下に活性化合物を含有し、あるいは
油性懸濁液は適当な植物性油、例えばアラキス油またはサフラワー油中に、本発
明の化合物を含有する。液状経口投薬形態はまた、甘味剤、風味付与剤および(
または)保存剤を含有することができる。
活性化合物は、助剤を添加してまたは助剤を添加することなく、顆粒または粉
末に調製することができる。これらの顆粒または粉末は、患者に直接服用させる
ことができ、あるいは服用前に、適当な液状担体(例えば水)中に添加すること
もできる。これらの顆粒または粉末は、崩壊剤(例えば酸および炭酸塩または重
炭酸塩から形成される医薬上で許容される二成分発泡剤)を含有することができ
、これにより液状媒質中における分散を促進させることができる。
上記経口投薬形態はそれぞれ、適当には、活性化合物を約1mg−約1000
mgの量で含有する。
本発明の組成物は直腸に、このような投与に慣用の公知医薬形態で、例えば硬
質脂肪、半合成グリセライド、カカオ脂またはポリエチレングリコール基剤を用
いる座薬の形態で投与することもできる。
本発明の組成物はまた、非経口投与することができ、例えば静脈に、このよう
な投与に公知の医薬形態で、例えば水性または油性媒質中の無菌懸濁液、または
適当な溶剤中の無菌溶液の形態で、注射することにより非経口投与することがで
きる。
活性化合物はまた、外部供給源からの連続注入、例えば静脈注入により、ある
いは身体内に設置された化合物供給源から連続注入することもできる。内部供給
源には、連続放出により(例えば、浸透圧による)、注入しようとする化合物を
含有する移植貯蔵体またはインプラントが包含される。インプラントは、医薬上
で許容される油中の注入しようとする化合物(例えば、極僅かに水溶性の誘導体
、例えばドデカノエートまたはエステルの形態)の懸濁液または溶液などの液体
であることができる。インプラントはまた、注入しようとする化合物のための移
植支持体(例えば合成樹脂またはワックス材料)の形態の固体であることもでき
る。この支持体は、化合物全部を含有する単一の本体またはそれぞれが供給しよ
うとする化合物の一部を含有する一連の数個の本体からなることができる。この
内部供給源に存在させる活性化合物の量は、当該化合物の治療有効量が長期間に
わたり供給されるような量であるべきである。
若干の組成物においては、活性化合物または活性化合物を含有する組成物を、
非常に小さい寸法、例えば流動エネルギーミリングにより得られるような寸法の
粒子の形態で使用すると有利であることがある。
前記組成物において、活性化合物は、所望により、別種の適合性の薬理学的に活
性な成分と組み合わせることもできる。
もう一つの態様において、本発明は、式IまたはIIで表わされる化合物を、
卒中および(または)神経学的障害、例えばテンカン症の処置用、および(また
は)発作などの症状を予防するための神経保護用の医薬品の調製に使用すること
に関する。
本発明のさらにもう一つの態様は、卒中および(または)神経学的障害、例え
ばテンカン症の処置方法および(または)発作などの症状を予防するための神経
保護方法を提供することにあり、この方法は、治療有効量の式IまたはIIで表
わされる化合物および(または)治療有効量の式IまたはIIで表わされる化合
物を含有する医薬組成物を、その投与を必要とする患者に投与することからなる
。すなわち、式IまたはIIで表わされる化合物は卒中および(または)神経学
的障害、例えばテンカン症の抑制におよび(または)発作などの症状を予防する
ための神経保護薬として有用である。
前記処置に投与する活性化合物の正確な量は多くの因子、例えば症状の重篤度
、患者の年令および過去の医療歴に依存して変わり、常に投薬する医師の裁量内
にあるが、ヒトに投与する場合に、式IまたはIIで表わされる化合物の適当な
一日薬用量は一般に、約1mg−約1000mg、さらに通常、約5mg−約1
000mgであり、この量は一回の投与により、または一日のうちの1回または
2回以上に分割した量で投与される。経口投与が好適である。
式IまたはIIで表わされる化合物は、卒中および(または)神経学的障害、
例えばテンカン症の処置に、および(または)発作などの症状を予防するための
神経保護薬として、活性を有する1種または2種以上の別種の化合物と組み合わ
せた治療に使用することができる。本明細書において使用されているものとして
、治療の用語は、式IまたはIIで表わされる化合物および式IまたはIIで表
わされる化合物を含有する医薬組成物の予防的使用、例えばてんかんの発作の発
症を防止するために、または卒中などの症状を防止するための神経保護薬として
の使用を包含する。式IまたはIIで表わされる化合物および式IまたはIIで
表わされる化合物を含有する医薬組成物は、局所治療効果および(または)全身
治療効果を得るために使用することができる。
式IまたはIIで表わされる化合物の治療活性は、標準実験動物における試験
によって証明されている。このような試験には、例えば以下に記載するマウスに
おける抗けいれん活性試験が包含される。
式IまたはIIで表わされる化合物の製造方法をここで説明する。これらの方
法は本発明のもう一つの態様を形成する。
式IまたはIIにおいて、R3およびR4が両方ともにHでありそしてR5がH
またはアルキルである化合物は、式III
式中、R5はHまたはアルキルである、
で表わされる化合物を、還元剤、例えば水素化アルミニウムリチウムまたはボラ
ン−ジメチルスルフィド錯体により還元することによって製造することができる
。式IIIで表わされる化合物は公知であり、国際特許出願WO 92/216
68に記載されているとおりにして製造することができる。
式IまたはIIにおいて、R3およびR4が一緒になって、式=NR12で示され
る基である化合物は、式IV
で表わされる化合物を、式R12NH2で表わされる化合物と反応させることによ
って製造することができる。
式IまたはIIにおいて、R3およびR4が一緒になって、式=NR12で示され
る基でありそしてR5がHである化合物は、式V
で表わされる化合物を、式R12NH2で表わされる化合物と反応させることによ
って製造することができる。
式IまたはIIにおいて、R3およびR4が一緒になって、アルコキシイミノを
表わす化合物は、式IまたはIIにおいて、R3およびR4が一緒になって、ヒド
ロキシイミノを表わす化合物をアルキル化剤、例えば硫酸アルキルと反応させる
ことによって、製造することができる。
式IまたはIIにおいて、R3およびR4がHまたはアルキルである化合物は、
例えば式IまたはIIにおいて、R5がHである化合物のアルキル化により;ア
ルキルハライドなどのアルキル化剤を使用することにより;またはアルデヒドま
たはケトンとギ酸、あるいはシアノホウ水素化ナトリウムなどの還元剤を使用す
る還元的アルキル化により;または式IまたはIIにおいて、R5が式−COR1 3
で示される基である化合物の還元により;製造することができる。
式IまたはIIにおいて、R5が式−COR13で示される基である化合物は、
式IまたはIIにおいて、n=0または2であり、そしてR5がHである化合物
を、例えば式R13COClで表わされる酸クロライド、式(R13CO)2Oで表
わされる酸アルデヒドまたは式R13CO2Hで表わされる酸によりアシル化する
ことによって製造することができる。
式IまたはIIにおいて、R5が式−S(O)pR14で示される基である化合
物は、式IまたはIIにおいて、R5がHである化合物を、スルホニル化剤、例
えば式R14SO2Clで表わされるスルホニルクロライドと、あるいはスルフィ
ニル化剤、例えば式R14SOClで表わされるスルフィニルクロライドと、反応
させることによって製造することができる。一例として、式IまたはIIにおい
て、R5が式−SO2Meである化合物は、式IまたはIIにおいて、R5がHで
ある化合物を、メタンスルホニルクロライドと反応させることによって製造する
ことができる。
式IまたはIIにおいて、n=1である化合物は、式IまたはIIにおいて、
n=0である化合物を、例えば過ヨウ素酸ナトリウムまたは3−クロロ過安息香
酸を用いて、酸化することによって製造することができる。
式IまたはIIにおいて、n=2である化合物は、式IまたはIIにおいて、
n=0または1である化合物を、例えば過酢酸または3−クロロ過安息香酸を用
いて、酸化することによって製造することができる。
式IVで表わされる化合物は、式IIIで表わされる化合物を五硫化リンまた
はローソン(Lawesson)の試薬[この試薬は、公知化合物2,4−ビス
(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4
−ジスルフィドである]などの反応剤と反応させることによって製造することが
できる。
式Vで表わされる化合物は、式IIIで表わされる化合物を塩素化剤、例えば
五塩化リンまたはホスホリルクロライドと反応させることによって製造すること
ができる。
式IまたはIIで表わされる化合物の抗けいれん活性は、薬理学的試験にした
がい証明されている。
先ず、式IまたはIIで表わされる化合物が(+)−ビククリン
(bicuculline)の投与により誘発されたミオクロヌス発作に拮抗す
る能力を試験する。この試験を以後、「BICM」と記す。
BICMにおいては、実験群の体重範囲25−30グラムの雌のマウスに、式
IまたはIIで表わされる被験化合物の投与のl時間前まで、自由に餌および水
を与えた。被験化合物は、1%水性メチルセルロース溶液中に入れ、1種または
2種以上の用量で経口投与した。1時間後に、(+)−ビククリンを0.55
mg/kgの量で、尾静脈中に静脈投与した。この量の(+)−ビククリンは一
般に、マウスに発作を誘発させることが予想される。
引き続く2分間の間、動物を観察し、発作が抑制された動物のパーセンテージ
を記録した。このBICM試験において記録されたパーセンテージが高いほど、
当該化合物の抗けいれん活性は大きい。1種より多い用量に係わる結果を得るこ
とができた場合には、動物の50%の発作を抑制する用量(ED50)を、投与さ
れた式IまたはIIで表わされる被験化合物の用量に対して、発作が抑制された
動物のパーセンテージをグラフに描き入れた回帰直線から計算した。
抗けいれん活性に係わる第二の試験は、最大電気ショックにより誘発されたマ
ウスにおける発作に対する化合物の抑制能力の検出を包含する。以後の記載にお
いて、この試験を「MESM」と記す。
MESMにおいては、実験群の体重範囲25−30グラムの雄マウスに、式I
または11で表わされる被験化合物の投与の1時間前まで、自由に餌および水を
与えた。被験化合物は、1%水性メチルセルロース溶液中に入れ、1種または2
種以上の用量で経口投与した。1時間後に、耳のクリップ電極から1.0秒持続
する電気ショックを、マウスに与えた。この電気ショックは99mAの強度、5
0Hzの周波および0.4msのパルス幅を有していた。このようなショックは
一般に、マウスに発作を誘発するものと見做される。
引き続く2分間の間、動物を観察し、発作が抑制された動物のパーセンテージ
を記録した。このMESM試験において記録されたパーセンテージが高いほど、
当該化合物の抗けいれん活性は大きい。1種より多い用量に係わる結果を得るこ
とができた場合には、動物の50%で発作を抑制する用量(ED50)を、投与さ
れた式IまたはIIで表わされる被験化合物の用量に対して、発作が抑制された
動物のパーセンテージをグラフに描き入れた回帰直線から計算した。
以下の例1−31に記載の式IまたはIIで表わされる化合物は、BICMお
よびMESMの少なくとも1つの試験において、抗けいれん活性を有することが
見出だされた。
ここで、本発明を以下の非制限的例により説明する。各例の最終生成物は、次
の方法の1種または2種以上により確認した:元素分析;赤外部スペクトル分析
:核磁気共鳴スペクトル分析;および(または)液体クロマトグラフイ。温度は
摂氏度で示す。
例1
乾燥テトラヒドロフラン(400ml)中の水素化アルミニウムリチウム(5
.01g)の撹拌溶液に、6−クロロ−4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチア
アゼピン−3(2H)−オン(9.8g、この化合物は国際特許出願WO 92
/21668の例11と同様の方法により製造される)を添加した。この添加後
に、この反応混合物を還流の下に5分間加熱し、次いで冷却した。硫酸ナトリウ
ムの飽和水溶液の添加により、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解した。
この混合物を濾過し、この濾液から溶媒を蒸発により除去した。この残留物をジ
エチ
ルエーテルに溶解し、塩化水素ガスにより酸性にし、沈殿した6−クロロ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン塩酸塩を濾過により採
取し、次いでエタノールから再結晶させた。収量:6.5g(融点:244−2
46℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は8.2mg/kgであった
。
例2
乾燥テトラヒドロフラン(400ml)中の水素化アルミニウムリチウム(5
.01g)の撹拌溶液に、6−クロロ−4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチア
アゼピン−3(2H)−オン(9.8g、この化合物は国際特許出願WO 92
/21668の例11と同様の方法により製造される)を添加した。この添加後
に、この反応混合物を還流の下に5分間加熱し、次いで冷却した。硫酸ナトリウ
ムの飽和水溶液の添加により、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解した。
この混合物を濾過し、この濾液から溶媒を蒸発により除去し、6−クロロ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを油状物として得た。
水(25ml)中の過ヨウ素酸ナトリウム(3.09g)の溶液を、ジクロロ
メタン(75ml)中の6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン(2.88g、この化合物は上記第一章に記載の方法と同様
の方法により製造される)の撹拌溶液を、冷却しながら滴下して添加した。撹拌
を室温で19時間継続した。減圧の下に蒸発させて、この混合物から溶媒を除去
した。フラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタン/エタ
ノール(95:5)を使用して、この残留物を精製し、6−クロロ−2,3,4
,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシドを得た。この
生成物を酢酸エチルから再結晶させた。収量:2.15g(融点:125−12
6℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は2.7mg/kgであった
。
例3
乾燥テトラヒドロフラン(500ml)中の水素化アルミニウムリチウム(5
g)の撹拌溶液に、6−フルオロ−4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ
ピン−3(2H)−オン(9g、この化合物は国際特許出願WO 92/216
68の例5と同様の方法により製造される)を添加した。この添加後に、この反
応混合物を還流の下に10分間加熱し、次いで冷却した。硫酸ナトリウムの飽和
水溶液の添加により、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解した。この混合
物を濾過し、この濾液から溶媒を蒸発により除去し、油状物を得た。この油状物
をジエチルエーテルに溶解し、塩化水素ガスにより酸性にした。沈殿した6−フ
ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン塩酸塩を
濾過により採取し、次いでエタノールから再結晶させた。収量:7.43g(融
点:265−268℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は17.7mg/kgであっ
た。
例4
乾燥テトラヒドロフラン(340ml)中の水素化アルミニウムリチウム(3
.38g)の撹拌溶液に、6−メチル−4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチア
アゼピン−3(2H)−オン(6g、この化合物は国際特許出願WO 92/2
1668の例13と同様の方法により製造される)を添加した。この添加後に、
この反応混合物を還流の下に10分間加熱し、次いで冷却した。硫酸ナトリウム
の飽和水溶液の添加により、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解した。こ
の混合物を濾過し、この濾液から溶媒を蒸発により除去した。この残留物をジエ
チルエーテルに溶解し、塩化水素ガスにより酸性にし、沈殿した6−メチル−2
,3,4,5−テトラヒドロ−1−1,4−ベンゾチアアゼピン塩酸塩を濾過に
より採取し、次いでエタノールから再結晶させた。収量:2.87g(融点:2
48−250℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は66.5mg/kgであっ
た。
例5
乾燥ジメチルスルホキシド(60ml)中の6−クロロ−4,5−ジヒドロ−
1,4−ベンゾチアアゼピン−3(2H)−オン(5.33g、この化合物は国
際特許出願WO 92/21668の例11と同様の方法により製造される)を
、室温で、ジメチルスルホキシド(20ml)中の水素化ナトリウム(0.6g
)
の撹拌懸濁液にゆっくり添加した。この添加が完了した後に、この混合物を30
分間撹拌し、次いでヨウ化メチル(6ml)を滴下して添加した。この反応混合
物を、室温で1時間、撹拌し、水(160ml)を添加し、次いでこの混合物を
ジエチルエーテルにより抽出した。この有機層を水により洗浄し、次いで溶剤を
蒸発により除去した。フラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロ
ロメタン/酢酸エチル(9.8:0.2)を使用して、この残留物を精製し、6
−クロロ−4−メチル−4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン−3
(2H)−オンを得た。収量:3.8g(融点:122−125℃)。
乾燥テトラヒドロフラン(160ml)中の水素化アルミニウムリチウム(1
.92g)の撹拌溶液に、6−クロロ−4−メチル−4,5−ジヒドロ−1,4
−ベンゾチアアゼピン−3(2H)−オン(3.8g)を添加した。この添加後
に、この反応混合物を還流の下に15分間加熱し、次いで冷却した。硫酸ナトリ
ウムの飽和水溶液の添加により、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解した
。この混合物を濾過し、この濾液から溶媒を蒸発により除去した。フラッシュク
ロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタン/エタノール(9.5:0
.5)を使用して、油状物(2.62g)を得た。この油状物を、ジエチルエー
テルに溶解し、塩化水素ガスにより酸性にした。沈殿した6−クロロ−4−メチ
ル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン塩酸塩を濾過
により採取し、次いでエタノール/ジエチルエーテルから再結晶させた。収量:
2.38g(融点:209−211℃)。
前記BICM試験において、この化合物は100mg/kgの投与量で被験マ
ウスの50%の発作を抑制した。
例6
乾燥テトラヒドロフラン(400ml)中の水素化アルミニウムリチウム(6
.3g)の撹拌溶液に、4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン−3
(2H)−オン(12g、この化合物は国際特許出願WO 92/21668の
例1と同様の方法により製造される)を添加した。この添加後に、この反応混合
物を還流の下に10分間加熱し、次いで冷却した。硫酸ナトリウムの飽和水溶液
の添加により、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解した。この混合物を濾
過し、この濾液から溶媒を蒸発により除去し、2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,4−ベンゾチアアゼピンを油状物として得た。この生成物はさらに精製する
ことなく使用した。収量:9.4g。
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(4.56g)
、ギ酸(20ml)およびトルエン(60ml)の混合物を還流の下に、90℃
で4時間、次いで120℃でさらに3時間、加熱した。この混合物から、溶媒を
減圧の下に蒸発により除去した。フラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤と
してジクロロメタンを使用して、この残留物を精製し、4−ホルミル−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物をヘキ
サンから再結晶させた。収量:3.73g(融点:84−87℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、17.9mg/kgであ
った。
例7
無水酢酸(15ml)中の2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチ
アアゼピン(1.5g、この化合物は上記例6の第一章に記載のとおりにして製
造される)の溶液を、室温でl時間撹拌した。この反応混合物を、氷中に注ぎ入
れ、次いでジクロロメタンにより抽出した。この有機層を乾燥させ、溶剤を蒸発
により除去し、4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ
チアアゼピンを得た。この生成物をヘキサンから再結晶させた。収量:1.55
g(融点:69−70℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、65.7mg/kgであ
った。
例8
ジクロロメタン(50ml)中の4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(1.03g、この化合物は上記例7に記載の
とおりにして製造される)の撹拌溶液に、0℃から2℃の温度に冷却しながら、
ジクロロメタン(100ml)中の3−クロロ過安息香酸(1.03g)の溶液
を滴下して添加した。この反応混合物を15分間撹拌し、次いで水により洗浄し
、乾燥させ、次いで溶媒を減圧の下に、蒸発により除去した。この残留物を、フ
ラ
ッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタン/エタノール(9
:1)を使用して精製し、4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシドを得た。この生成物を酢酸エチルから再
結晶させた。収量:0.67g(融点:156−157℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、37.8mg/kgであ
った。
例9
無水酢酸(15ml)中の6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
4−ベンゾチアアゼピン(1.6g、この化合物は上記例1の、その塩酸塩と同
様の方法で製造される)の溶液を、室温で1時間撹拌した。この反応混合物を、
氷中に注ぎ人れ、次いでジクロロメタンにより抽出した。この有機層を乾燥させ
、溶媒を蒸発により除去し、4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物をヘキサンから再結
晶させた。収量:1.68g(融点:79−81℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、4.6mg/kgであっ
た。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、48.5mg/kgであ
った。
例10
ジクロロメタン(50ml)中の4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(1.34g、この化合物は上記
例9と同様にして製造される)の撹拌溶液に、0℃から−2℃に冷却しながら、
ジクロロメタン(100ml)中の3−クロロ過安息香酸(1.14g)の溶液
を滴下して添加した。この反応混合物を15分間撹拌し、水により洗浄し、乾燥
させ、次いで溶媒を減圧の下に、蒸発により除去した。この残留物を、フラッシ
ュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタン/エタノール(95:
5)を使用して精製し、4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシドを得た。この生成物を酢酸エ
チルから再結晶させた。収量:1.15g(融点:119−121℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、22.6mg/kgであ
った。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、52.8mg/kgであ
った。
例11
無水酢酸(22ml)中の6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
,4−ベンゾチアアゼピン(2.04g、この化合物は上記例3の、その塩酸塩
と同様の方法で製造される)の溶液を、室温で1時間撹拌した。この反応混合物
を、氷中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタンにより抽出した。この有機層を乾燥
させ、溶媒を蒸発により除去した。この残留物をフラッシュクロマトクラフイに
より、溶出剤としてジクロロメタン/エタノール(97:3)を使用して精製し
、4−アセチル−6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン
ゾチアアゼピンを、油状物として得た。収量:1.7g。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、21.5mg/kgであ
った。
例12
無水酢酸(10ml)中の6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
4−ベンゾチアアゼピン(0.91g、この化合物は上記例4の、その塩酸塩と
同様の方法で製造される)の溶液を、室温で1時間撹拌した。この反応混合物を
、氷中に注ぎ入れ、次いでジクロロメタンにより抽出した。この有機層を乾燥さ
せ、溶媒を蒸発により除去し、4−アセチル−6−メチル−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物をヘキサンから再
結晶させた。収量:0.93g(融点:71−73℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、49.4mg/kgであ
った。
前記MESM試験において、この化合物は、100mg/kgの用量で被験マ
ウスの50%の発作を阻止した。
例13
ジクロロメタン(100ml)中の2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン(8.58g、この化合物は上記例6の第一章に記載のとお
りにして製造される)の撹拌溶液に、室温で、ジクロロメタン(50ml)中の
プロピオニルクロライド(2.39g)の溶液を滴下して添加した。この反応混
合物を室温で45分間撹拌し、水により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発に
より除去した。この残留物を、フラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤とし
てジクロロメタン/エタノール(98:2)を使用して精製し、4−プロピオニ
ル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを、油状物と
して得た。収量:2.9g。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、48.1mg/kgで
あった。
例14
ジクロロメタン(50ml)中の6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンゾチアアゼピン(1.99g、この化合物は上記例1の、その塩
酸塩と同様の方法で製造される)およびトリエチルアミン(1.01g)の撹拌
溶液に室温で、ジクロロメタン(10ml)中のプロピオニルクロライド(0.
92g)の溶液を滴下して添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌し、
水により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去した。この残留物をフ
ラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタンを使用して精製
し、6−クロロ−4−プロピオニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物をヘキサンから再結晶させた。収量:1
.14g(融点:55−57℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、44.7mg/kgであ
った。
例15
ジクロロメタン(100ml)中の6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(4.5g、この化合物は上記例1の、その塩
酸塩と同様の方法で製造される)およびトリエチルアミン(2.82g)の撹拌
溶液に室温で、ジクロロメタン(50ml)中のベンゾイルクロライド(3.9
3g)の溶液を滴下して添加した。この反応混合物を室温で15分間撹拌し、水
により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去した。この残留物をフラ
ッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタンを使用して精製し
、4−ベンゾイル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン
ゾチアアゼピンを得た。この生成物をエタノール/水から再結晶させた。収量:
5.93g(融点:64−72℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、49.2mg/kgであ
った。
例16
ジクロロメタン(50ml)中の6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンゾチアアゼピン(1.99g、この化合物は上記例1の、その塩
酸塩と同様の方法で製造される)およびトリエチルアミン(1.01g)の撹拌
溶液に室温で、ジクロロメタン(10ml)中のメタンスルフィニルクロライド
(0.98g)の溶液を滴下して添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌
し、水により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去した。この残留物
をフラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタン/エタノー
ル(98:2)を使用して精製し、6−クロロ−4−メチルスルフィニル−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物を
酢酸エチル/ヘキサンから再結晶させた。収量:2.1g(融点:82−84℃
)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、19.6mg/kgであ
った。
例17
ジクロロメタン(100ml)中の2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン(4.8g、この化合物は上記例6の第一章に記載のとおり
にして製造される)およびトリエチルアミン(2.9g)の撹拌溶液に室温で、
ジクロロメタン(15ml)中のメタンスルホニルクロライド(3.3g)の溶
液を滴下して添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、水により洗浄し
、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去した。この残留物をフラッシュクロマ
トクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタンを使用して精製し、4−メチル
ス
ルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た
。この生成物をヘキサンから再結晶させた。収量:3g(融点:98−100℃
)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、40.8mg/kgであ
った。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、51.6mg/kgであ
った。
例18
ジクロロメタン(50ml)中の4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(2g)この化合物は上記例17に記
載のとおりにして製造される)の撹拌溶液に、0℃から−2℃に冷却しながら、
ジクロロメタン(200ml)中の3−クロロ過安息香酸(1.4g)の溶液を
滴下して添加した。この反応混合物を15分間撹拌し、水により洗浄し、乾燥さ
せ、次いで溶媒を減圧の下に、蒸発により除去した。この残留物をフラッシュク
ロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタン/エタノール(95:5)
を使用して精製し、4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
,4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシドを得た。この生成物をエタノールから
再結晶させた。収量:1.65g(融点:195−197℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、27.4mg/kgであ
った。
例19
ジクロロメタン(100ml)中の6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(5.2g、この化合物は上記例1の、その塩
酸塩と同様の方法により製造される)およびトリエチルアミン(3.03g、0
.03ml)の撹拌溶液に室温で、ジクロロメタン(30ml)中のメタンスル
ホニルクロライド(3.43g)の溶液を滴下して添加した。この反応混合物を
室温で1時間撹拌し、水により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去
した。この残留物をフラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロ
メタンを使用して精製し、6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物をヘキサンか
ら
再結晶させた。収量:6.06g(融点:85−86℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、41.3mg/kgであ
った。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、19.5mg/kgであ
った。
例20
ジクロロメタン(100ml)中の6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(3.05g、この化
合物は上記例19と同様にして製造される)の撹拌溶液に、0℃から−2℃に冷
却しながら、ジクロロメタン(150ml)中の3−クロロ過安息香酸(2.2
6g)の溶液を滴下して添加した。この反応混合物を15分間撹拌し、水により
洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を減圧の下に、蒸発により除去した。この残留物
をフラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタン/エタノー
ル(95:5)を使用して精製し、6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,3
,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン1−オキシドを得た。こ
の生成物を酢酸エチルから再結晶させた。収量:2.86g(融点:167−1
69℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、36.2mg/kgであ
った。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、31.9mg/kgであ
った。
例21
ジクロロメタン(60ml)中の6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(2.65g、この化合物は上記例3の、その
塩酸塩と同様の方法により製造される)およびトリエチルアミン(1.6g)の
撹拌溶液に室温で、ジクロロメタン(30ml)中のメタンスルホニルクロライ
ド(1.83g)の溶液を滴下して添加した。この反応混合物を室温で20分間
撹拌し、水により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去した。この残
留物をフラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタンを使用
して精製し、6−フルオロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物をヘキサンから再結晶さ
せた。収量:3.3g(融点:115−117℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、33.8mg/kgであ
った。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、30.5mg/kgであ
った。
例22
ジクロロメタン(30ml)中の6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンゾチアアゼピン(2g、この化合物は上記例4の、その塩酸塩と
同様の方法により製造される)およびトリエチルアミン(1.51g)の撹拌溶
液に室温で、ジクロロメタン(20ml)中のメタンスルホニルクロライド(1
.69g)の溶液を滴下して添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、
水により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去した。この残留物をフ
ラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタンを使用して精製
し、6−メチル−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶
させた。収量:2.48g(融点:128−130℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、116.3mg/kgで
あった。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、102.2mg/kgで
あった。
例23
ジクロロメタン(100ml)中の2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン(4.29g、この化合物は上記例6の第一章に記載のとお
りにして製造される)の撹拌溶液に室温で、ジクロロメタン(50ml)中のエ
タンスルホニルクロライド(3.8g)の溶液を滴下して添加した。この反応混
合物を室温で1時間撹拌し、水により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発によ
り除去した。この残留物をフラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてト
リクロロメタンを使用して精製し、4−エチルスルホニル−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物をヘキサンから再
結晶させた。収量:4.25g(融点:78−80℃)。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、22.3mg/kgであ
った。
例24
ジクロロメタン(50ml)中の6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンゾチアアゼピン(1.99g、この化合物は上記例1の、その塩
酸塩と同様の方法により製造される)およびトリエチルアミン(1.01g)の
撹拌溶液に室温で、ジクロロメタン(10ml)中のエタンスルホニルクロライ
ド(1.28g)の溶液を滴下して添加した。この反応混合物を室温で1時間撹
拌し、水により洗浄し、乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去した。この残留
物をフラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタンを使用し
て精製し、4−エチルスルホニル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物を酢酸エチル/ヘキサンから
再結晶させた。収量:2.53g(融点:126−128℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、90.4mg/kgであ
った。
前記MESM試験において、この化合物のED50は、35.1mg/kgであ
った。
例25
乾燥トルエン(100ml)中の4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ
ピン−3(2H)−オン(1.79g、この化合物は国際特許出願WO 92/
21668の例1と同様にして製造される)およびローソンの試薬(2.22g
)の撹拌混合物を、100℃で3時間加熱した。この混合物を室温まで冷却させ
た。沈殿した固形物を濾過により採取し、トルエンにより洗浄し、次いで乾燥さ
せて、4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン−3(2H)−チオンを
得た。収量:1.78g(融点:215−219℃)。
乾燥エタノール(100ml)中の4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアア
ゼピン−3(2H)−チオン(1.56g)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.
83g)および酢酸ナトリウム(0.98g)の混合物を、還流の下に、3時間
加熱した。この混合物を冷却し、沈殿した固形物を濾過により採取し、次いで水
により洗浄した。この沈殿を、フラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤とし
てジクロロメタン/エタノール(95:5)を使用して精製し、3−ヒドロキシ
イミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。
この生成物をエタノールから再結晶させた。収量:1.2g(融点:208−2
10℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は31.5mg/kgであっ
た。
例26
乾燥トルエン(170ml)中の6−クロロ−4,5−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾチアアゼピン−3(2H)−オン(4.27g、この化合物は国際特許出願
WO 92/21668の例11と同様にして製造される)およびローソンの試
薬(4.90g)の撹拌混合物を、還流の下に1時間加熱した。この反応混合物
を室温まで冷却させ、沈殿した6−クロロ−4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾ
チアアゼピン−3(2H)−チオンを濾過により採取し、トルエンにより洗浄し
、次いで乾燥させた。収量:4.16g(融点:210−212℃)。
乾燥エタノール(175ml)中の6−クロロ−4,5−ジヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン−3(2H)−チオン(3.90g)、ヒドロキシルアミン
塩酸塩(1.77g)および酢酸ナトリウム(2.09g)の撹拌混合物を、還
流の下に1時間加熱した。この反応混合物を冷却し、沈殿した6−クロロ−3−
ヒドロキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピ
ンを濾過により採取し、水により洗浄し、次いでエタノールから再結晶させた。
収量:2.6g(融点:180−183℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は5.0mg/kgであった
。
例27
乾燥トルエン(170ml)中の6−メチル−4,5−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾチアアゼピン−3(2H)−オン(3.26g、この化合物は国際特許出願
WO 92/21668の例13と同様の方法により製造される)およびローソ
ンの試薬(3.93g)の撹拌混合物を、還流の下に1時間加熱した。この反応
混合物を室温まで冷却させ、沈殿した6−メチル−4,5−ジヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン−3(2H)−チオンを濾過により採取し、トルエンにより
洗浄し、次いで乾燥させた。収量:3.30g(融点:228−230℃)。
乾燥エタノール(175ml)中の6−メチル−4,5−ジヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピン−3(2H)−チオン(3.l3g)、ヒドロキシルアミン
塩酸塩(1.56g)および酢酸ナトリウム(1.84g)の撹拌混合物を、還
流の下に1時間加熱した。この反応混合物を冷却し、沈殿した3−ヒドロキシイ
ミノ−6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピ
ンを濾過により採取し、水により洗浄し、次いでエタノールから再結晶させた。
収量:2.23g(融点:188−190℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は20.1mg/kgであっ
た。
例28
水酸化ナトリウムの10%水溶液(4ml)およびエタノール(150ml)
の混合物中の、3−ヒドロキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアアゼピン(2g、この化合物は上記例25と同様の方法により製造
される)の激しく撹拌した懸濁液に、硫酸ジメチル(1.26g)を滴下して添
加した。この反応混合物を室温で24時間保持し、次いでジクロロメタンにより
抽出した。この有機層を乾燥させ、次いで溶媒を蒸発により除去した。この残留
物を、フラッシュクロマトグラフイにより、溶出剤としてジクロロメタンを使用
して精製し、3−メトキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベ
ンゾチアアゼピンを得た。この生成物はヘキサンから再結晶させた。収量:1.
51g(融点:101−102℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は58.2mg/kgであっ
た。
例29
エタノール(150ml)中の6−クロロ−3−ヒドロキシイミノ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(2.29g、この化合物
は上記例26と同様にして製造される)の懸濁液に、水酸化ナトリウムの10%
水溶液(4ml)を添加した。15分後に、この混合物に硫酸ジメチル(1.3
3g)を滴下して添加した。この反応混合物を室温で22時間撹拌し、次いで溶
媒を減圧の下に、蒸発除去した。この残留物を、フラッシュクロマトグラフイに
より、溶出剤としてジクロロメタンを、次いでジクロロメタン/エタノール(9
7:3)を順次使用して精製し、6−クロロ−3−メトキシイミノ−2,3,4
,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物はn−ヘ
キサンから再結晶させた。収量:1.21g(融点:120−121℃)。
前記BICM試験において、この化合物は100mg/kgの用量で、マウス
の50%の発作を阻止した。
例30
乾燥トルエン中の4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン−3(2H
)−オン(5.37g、この化合物は国際特許出願WO 92/21668の例
1と同様にして製造される)および五塩化リン(6.3g)の混合物を、50℃
で2時間加熱した。沈殿した生成物を濾過により採取し、トルエンにより洗浄し
、次いで乾燥させ、3−クロロ−2,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピ
ンを得た。収量:5.2g(融点:164−168℃)。この粗生成物は、さら
に精製することなく、引き続く工程で使用した。
3−クロロ−2,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(5g)および
無水エタノール(150ml)中のメチルアミンの33%溶液を、還流の下に1
時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで濾過した。この残留物を、フラッシ
ュクロマトグラフイにより、溶出剤として酢酸エチル/エタノール(1:1)を
使用して精製し、3−メチルイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物はエタノールから再結晶させた。収量:
0.51g(融点:278−280℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は20.8mg/kgであっ
た。
例31
乾燥トルエン(450ml)中の6−クロロ−4,5−ジヒドロ−1,4−ベ
ンゾチアアゼピン−3(2H)−オン(6.0g、この化合物は国際特許出願W
O 92/21668の例1と同様にして製造される)の撹拌した懸濁液に、五
塩化リン(5.84g)を少しづつ添加した。この反応混合物を、油浴中で50
−60℃で51/2時間加熱した。冷却後に、3,6−ジクロロ 2,5−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンの粗製沈殿を濾過により採取し、次いでトル
エンにより洗浄した。収量:4.85g。この粗生成物は、さらに精製すること
なく、引き続く工程で使用した。
乾燥エタノール(65ml)中の3,6−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−1,
4−ベンゾチアアゼピン(2.5g)の撹拌溶液に、室温で、乾燥エタノール(
10ml)中のアニリン(4.8ml)の溶液を滴下して添加した。この反応混
合物を還流の下に91/2時間加熱し、室温まで冷却し、濾過し、次いでこの濾
液から溶媒を減圧の下に、蒸発除去した。この油状残留物を、シリカゲル支持体
上で、溶出剤としてクロロホルム/エタノール(50:1)を使用するクロマト
グラフイによりフラクションに分離した。生成物を含有するフラクションを、フ
ラッシュクロマトグラフイにより、溶出剤として酢酸エチル/ヘキサン(2:3
)を使用して精製し、6−クロロ−3−フェニルイミノ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピンを得た。この生成物は酢酸エチル/ヘキ
サンから再結晶させた。収量:0.27g(融点:150−152℃)。
前記BICM試験における、この化合物のED50は16.3mg/kgであっ
た。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年11月11日
【補正内容】
キルを表わし;あるいはR3およびR4は一緒になって、式=NR12(R12は、H
、ヒドロキシ、炭素原子1−4個を有するアルキル、フェニルまたは炭素原子1
−4個を有するアルコキシを表わし;このアルキル、フェニルおよびアルコキシ
はそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)で示され
る基を表わし、;
R5は、(a)H、(b)炭素原子1−4個を有するアルキル、(c)R3およ
びR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい)を表わす場合に、式−COR13(式中、R13はH、炭素原
子1−4個を有するアルキルまたはフェニルを表わす)で示される基、または(
d)R3およびR,がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上の
ハロにより置換されていてもよい)を表わす場合に、式−S(O)pR14(式中
、p=1または2でありそしてR14は、炭素原子1−4個を有するアルキルまた
はフェニルを表わす)で示される基を表わし;上記アルキルおよびフェニルはそ
れぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよく;
R8−R11は独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、炭素原子1−4個を有す
るアルキル、炭素原子1−4個を有するアルコキシ、炭素原子1−4個を有する
アルカノイル、カルボキシ、炭素原子1−4個を有するアルカノイルオキシ、カ
ルバモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキルにより置換されていて
もよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキル
により置換されていてもよい)を表わし、上記アルキル、アルコキシ、アルカノ
イルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい;
ただし、
(i)n−0である場合には:R1−R11の少なくとも1個はH以外の基であ
る;
(ii)n=0、1または2であり;R1、R2およびR2は独立して、Hまた
はアルキルであり;R4およびR6は両方共に、Hであり;R5は、H、アルキル
またはアルカノイルであり;そしてR8またはR9の一方およびR9−R10の一方
は別々に、H、ハロ、ニトロ、アルキル、アルコキシまたはトリフルオロ
メチルであり;R8−R11の残りは、Hである場合には;R7はアルキル以外であ
る。
式Iにおいて、n=0であり;R1−R4、R6−R8およびR11がいずれもHで
あり;R5がHまたはアセチルであり、そしてR9およびR10が両方共にメトキシ
である化合物は、Szabo等によるChem Ber 119、2904−2
913(1986)から公知である。
式Iにおいて、n=0または2であり;R1−R5およびR10−R11がいずれも
Hであり;R7がメチルであり;そしてR9およびR10が両方共にメトキシである
化合物は、J.Org.chem.,30(8)、2812−2813、196
5(Eng)から公知である。
式Iにおいて、n=0であり;R1、R2、R5、R6およびR7はいずれも、H
であり;R3は炭素原子1−4個を有する直鎖状アルキルであり;R4は炭素原子
2−4個を有する直鎖状アルキルであり;そして R8−R11は独立して、H、
ハロ、ニトロ、炭素原子1−4個を有するアルキル(このアルキルは1個または
2個以上のハロにより置換されていてもよい)、または炭素原子1−4個を有す
るアルコキシ(このアルコキシは1個または2個以上のハロにより置換されてい
てもよい)である化合物は、国際特許出願WO 93/16055
(Wellcom)で特許請求されている化合物の製造における中間体として公
知である(18頁の式XIV参照)。
式Iにおいて、n=0、1または2であり;R1、R2およびR3は独立して、
Hまたは炭素原子1−4個を有するアルキルであり;R4およびR5は両方共に、
Hであり;R5はH、炭素原子1−4個を有するアルキルまたは炭素原子1−5
個を有するアルカノイルであり;R7は炭素原子1−4個を有するアルキルであ
りそしてR8またはR9の一方および R10またはR11の一方は独立して、H、ハ
ロ、ニトロ、炭素原子1−4個を有するアルキル、炭素原子1−4個を有するア
ルコキシ、またはトリフルオロメチルであり、R8−R11の残りはHである、化
合物はフランス国特許出願4916−M(Hoffmann laRoche)
(これは中でも、AU409345に相当する)から公知であり、これらの化合
物が抗けいれん剤として医薬活性を有するものと記述されている。
この出願書には、この記述を支持するいかなる薬理学的データも含まれていない
。
式Iにおいて、n−0であり;R1−R4、R6−R8、R10およびR11はいづれ
も、Hであり;R5はHまたはブロモアセチルであり;そしてR9はHまたは炭素
原子1−3個を有するアルコキシである;化合物は国際特許出願WO 92/1
2143(Kanebo)(EP056572lに相当する)で特許請求されて
いる化合物の製造における中間体として公知である(4、5および7頁参照)。
式Iにおいて、n=0または1であり;R1−R4、R6およびR7は独立して、
Hまたは炭素原子1−4個を有するアルキルであり;R5はH、炭素原子1−4
個を有するアルキルまたは炭素原子1−5個を有するアルカノイルであり;そし
てR8またはR9の一方およびR9またはR10の一方は別々に、H、ハロ、シアノ
、ニトロ、炭素原子1−4個を有するアルキル、炭素原子1−5個を有するアル
カノイルまたは炭素原子1−4個を有するアルカノイルオキシであり、
R8またはR9の残りはHまたはクロロであり、そしてR9−R10残りはH;であ
る化合物は、フリーデル クラフツ触媒として、ヨーロッパ特許出願03680
63(Bayer)から公知である(この出願は、DE3837574およびD
E3837575に優先権を主張するものであって、US4990707に相当
する)。
式Iにおいて、n=0であり;R1−R4およびR6−R11はいずれも、Hであ
り;そしてR5はHまたはベンゾイルである化合物は、Boudet等によるC
.R.Acad.Sci.Paris Series C,282,249−2
51頁(1976年1月26日)から公知である。
式Iにおいて、n=0であり;R1−R2およびR6−R11はいずれも、Hであ
り;R4はHまたはメチルであり;そしてR5はジクロロアセチルである化合物;
n=1または2であり;R1=R3およびR5−R11はいずれも、Hでありそして
R4はHまたはメチルである化合物;ならびに式Iにおいて、n=1または2で
あり、R1−R11はいずれも、Hである化合物の塩であって、この塩が塩酸塩で
ある塩は、Indian J.Chem.,7(9)、862−5(Eng)か
ら公知である(Chem.Abs.,71,124391頁(19
69)およびChem.Abs.8th Coll.Subst.Ind.,4
452S頁と組み合わせて)。
従って、本発明は下記式11で表わされる新規化合物、それらの立体異性体お
よびそれらの医薬として許容される塩を提供する:
式中、
n=0、1または2であり;
R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアル
キル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)
を表わし;
R3およびR4は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアルキルを表わ
し;あるいはR3およびR4は一緒になって、式=NR12(式中、R12は、H、ヒ
ドロキシ、炭素原子1−4個を有するアルキル、フェニルまたは炭素原子1−4
個を有するアルコキシを表わし;このアルキル、フェニルおよびアルコキシはそ
れぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)で示される基
を表わし;
R5は、(a)H、(b)炭素原子1−4個を有するアルキル、(c)R3およ
びR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい)を表わす場合に、式-COR13(式中、R13はH、炭素原
子1−4個を有するアルキルまたはフェニルを表わす)で示される基、または(
d)R3およびR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハ
ロにより置換されていてもよい)を表わす場合に、式-S(O)pR14(式中、
p=1または2でありそしてR14は炭素原子1−4個を有するアルキルまたはフ
エニルを表わす)で示される基を表わし;上記アルキルおよびフェニルはそ
れぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよく;
R8−R11は独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、炭素原子1−4個を有す
るアルキル、炭素原子1−4個を有するアルコキシ、炭素原子1−4個を有する
アルカノイル、カルボキシ、炭素原子1−4個を有するアルカノイルオキシ、カ
ルバモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキルにより置換されていて
もよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキル
により置換されていてもよい)を表わし、上記アルキル、アルコキシ、アルカノ
イルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい;
ただし:
(A)n=0であり;R1−R4、R6−R8およびR11がいずれも、Hであり;R5
がHまたはアセチルであり;そしてR9がメトキシである場合には、R10はメト
キシ以外であり;
(B)n=0または2であり;R1−R6、R8およびR11がいずれも、Hであり
;R7がメチルであり;そしてR9がメトキシである場合には、R10はメトキシ以
外であり;
(C)n=0であり;R1、R2、R5、R6およびR7がいずれも、Hであり;R3
が直鎖状アルキルであり;そしてR8−R11が独立して、H、ハロ、ニトロ、ア
ルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい
)またはアルコキシ(このアルコキシは1個または2個以上のハロにより置換さ
れていてもよい)である場合には、R4は炭素原子2−4個を有する直鎖状アル
キル以外であり;
(D)n=0、1または2であり;R1、R2およびR3が独立して、Hまたはア
ルキルであり;R4およびR6が両方共に、Hであり;R5がH、アルキルまたは
アルカノイルであり;R8またはR9の一方およびR10−R11の1つが独立して、
H、ハロ、ニトロ、アルキル、アルコキシまたはトリフルオロメチルであり;R8
−R11の残りがHである場合には、R7はアルキル以外であり;
(E)n=0であり;R1−R4、R6−R8およびR10−R11がいずれも、Hであ
り;そしてR5がHまたはブロモアセチルである場合には、R9はHまたは
炭素原子1−3個を有するアルコキシ以外であり;
(F)n=0または1であり;R1−R4、R6およびR,が独立して、Hまたは
アルキルであり;そしてR8またはR9の一方およびR9またはR10の1つが別々
に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、アルカノイルまたはア
ルカノイルオキシであり;R8またはR9の残りがHまたはクロロであり、そして
R9−R10の残りがHである場合には;R5は、H、アルキルまたはアルカノイル
以外であり;
(G)n=0であり;そしてR1−R4およびR6−R11がいずれも、Hである場
合には;R5はHまたはベンゾイル以外であり;
(H)n=0であり;R1−R3およびR6−R11がいずれも、Hであり;そして
R4がHまたはメチルである場合には;R5はジクロロアセチル以外であり;
n=1または2であり;そしてR1−R3およびR5−R11がいずれも、Hである
場合には;R4はHまたはメチル以外であり;かつまたn=1または2であり;
そしてR1−R11がいずれも、Hである場合には;式Iで表わされる化合物の塩
は塩酸塩以外である。
好適化合物は、式Iまたは式IIにおいて(前記ただし書条件(i)および(
ii)を含む)、
n=0または1であり;
R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたはメチルであり;
R3およびR4は独立して、Hまたはメチルであり;あるいはR3およびR4は一
緒になって、イミノ、メチルイミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたは
メトキシイミノを表わし;
R5はHまたはメチルであり;あるいはR3およびR4がHまたはメチルである
場合には、R5はホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルスル
フィニル、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ;
R8−R11のうちの1個は、H、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨウド、メチル
(この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、メトキシ
(この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、ニトロ、
シアノ、カルボキシ、アセチル、ジメチルカルバモイルまたはジメチルスルファ
モイルであり;そしてR8−R11のうちの残りは、Hである、
化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩である。
さらに好ましい化合物は、式Iまたは式IIにおいて(前記ただし書条件
(i)および(ii)を含む)、
n=0または1であり;
R1、R2、R6およびR7は、Hであり;
R3およびR4は、Hであり;あるいはR3およびR4は一緒になって、メチルイ
ミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表わし;
R5は、Hまたはメチルであり;そしてR3およびR4がHである場合には、R5
は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルスルフィニル、メ
チルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ;
R8は、メチル、フルオロまたはクロロであり;
R9−R11はいずれも、Hである;
化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩である。
無水酢酸(15ml)中の2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチ
アアゼピン(1.5g、この化合物は上記例6の第一章に記載のとおりにして製
造される)の溶液を、室温で1時間撹拌した。この反応混合物を、氷中に注ぎ入
れ、次いでジクロロメタンにより抽出した。この有機層を乾燥させ、溶剤を蒸発
により除去し、4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ
チアアゼピン−1,4−ベンゾチアアゼピン(この化合物はEP0368063
(bAYER)の例46からフリーデル クラフツ触媒として公知の化合物であ
る)を得た。この生成物をヘキサンから再結晶させた。収量:1.55g(融点
:69−70℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、65.7mg/kgであ
った。
例8
ジクロロメタン(50ml)中の4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1,4−ベンゾチアアゼピン(1.03g、この化合物は上記例7に記載の
とおりにして製造される)の撹拌溶液に、0℃から2℃の温度に冷却しながら、
ジクロロメタン(100ml)中の3−クロロ過安息香酸(1.03g)の溶液
を滴下して添加した。この反応混合物を15分間撹拌し、次いで水により洗浄し
、乾燥させ、次いで溶媒を減圧の下に、蒸発により除去した。この残留物を、フ
ラッシュクロマトクラフイにより、溶出剤としてジクロロメタン/エタノール(
9:1)を使用して精製し、4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
,4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシドを得た。この生成物を酢酸エチルから
再結晶させた。収量:0.67g(融点:156−157℃)。
前記BICM試験において、この化合物のED50は、37.8mg/kgであ
った。
例9
炭素原子1−4個を有するアルカノイル、カルボキシ、炭素原子1−4個を有す
るアルカノイルオキシ、カルバモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアル
キルにより置換されていてもよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子
1−4個を有するアルキルにより置換されていてもよい)を表わし、上記アルキ
ル、アルコキシ、アルカノイルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個また
は2個以上のハロにより置換されていてもよい;
ただし:
(A)n=0であり;R1−R4、R6−R8およびR11がいずれも、Hであり;R5
がHまたはアセチルであり;そしてR9がメトキシである場合には、
R10はメトキシ以外であり;
(B)n=0または2であり;R1−R6、R8およびR11がいずれも、Hであり
;R7がメチルであり;そしてR9がメトキシである場合には、R10はメトキシ以
外であり;
(C)n=0であり;R1、R2、R5、R6およびR7がいずれも、Hであり;R3
が直鎖状アルキルであり;そしてR8−R11が独立して、H、ハロ、ニトロ、ア
ルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい
)またはアルコキシ(このアルコキシは1個または2個以上のハロにより置換さ
れていてもよい)である場合には、R4は炭素原子2−4個を有する直鎖状アル
キル以外であり;
(D)n−0、1または2であり;R1、R2およびR3が独立して、Hまたはア
ルキルであり;R4およびR6が両方共に、Hであり;R5がH、アルキルまたは
アルカノイルであり;R8またはR9の一方およびR10−R11の1つが独立して、
H、ハロ、ニトロ、アルキル、アルコキシまたはトリフルオロメチルであり;R8
−R11の残りがHである場合には;R,はアルキル以外であり;
(E)n=0であり;R1−R4、R6−R8およびR10−R11がいずれも、Hであ
り;そしてR5がHまたはブロモアセチルである場合には、R9はHまたは炭素原
子1−3個を有するアルコキシ以外であり;
(F)n=0または1であり;R1−R4、R6およびR7が独立して、Hまたはア
ルキルであり;そしてR8またはR9の一方およびR9またはR10の一方が
別々に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、アルカノイルまた
はアルカノイルオキシであり;R8またはR9の残りのーつがHまたはクロロであ
り、そしてR9−R10の残りの一つがHである場合には;R5は、H、アルキルま
たはアルカノイル以外であり;
(G)n=0であり;そしてR1−R4およびR6−R11がいずれも、Hである場
合には;R5はHまたはベンゾイル以外であり;
(H)n=0であり;R1−R3およびR6−R11がいずれも、Hであり:そして
R1がHまたはメチルである場合には;R5はジクロロアセチル以外であり;
n=1または2であり;そしてR1−R3およびR5−R11がいずれも、Hである
場合には;R4はHまたはメチル以外であり;かつまたn=1または2であり;
そしてR1−R11がいずれも、Hである場合には;式Iで表わされる化合物の塩
は塩酸塩以外である、
で表わされる化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩。
2. 式IIにおいて、
n=0または1であり;
R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたはメチルであり;
R3およびR4は独立して、Hまたはメチルであり;あるいはR3およびR4は一
緒になって、イミノ、メチルイミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたは
メトキシイミノを表わし;
R5は、Hまたはメチルであり;そしてR3およびR4がHまたはメチルである
場合には、R5は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルス
ルフィニル、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ;
R8−R11のうちの1個は、H、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨウド、メチル
(この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、メトキシ
(この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、ニトロ、
シアノ、カルボキシ、アセチル、ジメチルカルバモイルまたはジメチルスルファ
モイルであり;そしてR8−R11のうちの残りは、Hである、
である化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩である、
請求項1の化合物。
3. 式IIにおいて、
n=0または1であり;
R1、R2、R6およびR7は、Hであり;
R3およびR4は、Hであり;あるいはR3およびR4は一緒になって、メチルイ
ミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表わし;
R5は、Hまたはメチルであり:そしてR3およびR4がHである場合には、R5
は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルスルフィニル、メ
チルスルホニルまたはエチルスルホニルであり;
R8は、メチル、フルオロまたはクロロであり;
R9−R11はいずれも、Hである、
である化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩である、
前記請求項のどちらかに記載の化合物。
4. 6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ
ピン;
6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
1−オキシド;
6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
;
6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン;
6−クロロ−4−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチ
アアゼピン;
4−ホルミル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
;
4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
;
4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン
1−オキシド;
4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ
チアアゼピン;
基を表わし、上記アルキルおよびフェニルはそれぞれ、1個または2個以上のハ
ロにより置換されていてもよく;
R8−R11は独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、炭素原子1−4個を有す
るアルキル、炭素原子1−4個を有するアルコキシ、炭素原子1−4個を有する
アルカノイル、カルボキシ、炭素原子1−4個を有するアルカノイルオキシ、カ
ルバモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキルにより置換されていて
もよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキル
により置換されていてもよい)を表わし;上記アルキル、アルコキシ、アルカノ
イルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置
換されていてもよい;
ただし、
(i)n=0である場合には、R1−R11の少なくとも1個はH以外の基であ
る;
(ii)n=0、1または2であり;R1、R2およびR3は独立して、Hまた
はアルキルであり;R4およびR6は両方共に、Hであり:R5は、H、アルキル
またはアルカノイルであり;そしてR8またはR9の一方およびR9またはR10の
一方は別々に、H、ハロ、ニトロ、アルキル、アルコキシおよびトリフルオロメ
チルであり;R8−R11の残りは、Hである場合には;R7はアルキル以外である
、
で表わされる化合物、それらの立体異性体およびそれらの医薬として許容される
塩を、医薬上で許容される稀釈剤または担体とともに含有する医薬組成物。
6. 式Iにおいて、
n=0または1であり:
R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたはメチルであり;
R3およびR4は独立して、Hまたはメチルであり;あるいはR2およびR4は一
緒になって、イミノ、メチルイミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたは
メトキシイミノを表わし;
R5は、Hまたはメチルであり;そしてR3およびR4がHまたはメチルである
場合には、R5は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチル
スルフィニル、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ;
R8−R11のうちの1個は、H、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨウド、メチル
(この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、メトキシ
(この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、ニトロ、
シアノ、カルボキシ、アセチル、ジメチルカルバモイルまたはジメチルスルファ
モイルであり;そしてR8−R11のうちの残りは、Hである、
である化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩の治療有
効量を含有する、請求項5に記載の医薬組成物。
式IIにおいて、R3およびR4が一緒になって、式=NR12で示される基を表わ
し、そしてR5がHである化合物を生成させる;
D)式IIにおいて、R3およびR4が一緒になって、ヒドロキシイミノを表わ
す化合物と硫酸アルキルなどのアルキル化剤とを反応させて、式IまたはIIに
おいて、R3およびR4が一緒になって、アルコキシイミノを表わす化合物を生成
させる;
E)式IIにおいて、R5がHである化合物をアルキル化して、式IIにおい
て、R5がアルキルである化合物を生成させる;
F)式IIにおいて、R5がHであり、そしてn=0または2である化合物を
、アシル化して、式IIにおいて、R5が式−COR13で示される基を表わす化
合物を生成させる;
G)式IIにおいて、R5がHである化合物とスルホニル化剤またはスルフィ
ニル化剤とを反応させて、式IIにおいて、R5が式−S(O)pR14で示され
る基を表わす化合物を生成させる;
H)式IIにおいて、n=0である化合物を酸化して、式IIにおいて、n=
1である化合物を生成させる;
I)式IIにおいて、n=0または1である化合物を酸化して、式IIにおい
て、n=2である化合物を生成させる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H
U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG
,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,
RU,SD,SE,SK,UA,US,VN
(72)発明者 ジェフリー,ジェームズ エドワード
イギリス国エヌジー2 3エーエー ノッ
ティンガム,セーン ロード ウエスト
1,ザ ブーツ カンパニー ピーエルシ
ー 気付
(72)発明者 ニコル,ケネス ジョン
イギリス国エヌジー2 3エーエー ノッ
ティンガム,セーン ロード ウエスト
1,ザ ブーツ カンパニー ピーエルシ
ー 気付
(72)発明者 サージェント,ブルース ジェレミー
イギリス国エヌジー2 3エーエー ノッ
ティンガム,セーン ロード ウエスト
1,ザ ブーツ カンパニー ピーエルシ
ー 気付
【要約の続き】
有用性を有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 式II: 式中、 n=0、1または2であり; R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアル キル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい) を表わし; R3およびR4は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアルキルを表わ し;あるいはR3およびR4は一緒になって、式=NR12(式中、R12は、H、ヒ ドロキシ、炭素原子1−4個を有するアルキル、フェニルまたは炭素原子1−4 個を有するアルコキシを表わし、このアルキル、フエニルおよびアルコキシはそ れぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)で示される基 を表わし; R5は、(a)H、(b)炭素原子1−4個を有するアルキル、(c)R3およ びR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置 換されていてもよい)を表わす場合に、式−COR13(式中、R13はH、炭素原 子1−4個を有するアルキルまたはフェニルを表わす)で示される基、または( d)R3およびR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハ ロにより置換されていてもよい)を表わす場合に、式−S(O)pR14(式中、 p=1または2でありそしてR14は炭素原子1−4個を有するアルキルまたはフ ェニルを表わす)で示される基を表わし、上記アルキルおよびフェニルはそれぞ れ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよく; R8−R11は独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、炭素原子1−4個を有す るアルキル、炭素原子1−4個を有するアルコキシ、炭素原子1−4個を有する アルカノイル、カルボキシ、炭素原子1−4個を有するアルカノイルオキシ、カ ルバモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキルにより置換されていて もよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキル により置換されていてもよい)を表わし、上記アルキル、アルコキシ、アルカノ イルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置 換されていてもよい; ただし、n=0であり;R1−R4、R6−R8およびR11がいずれも、Hである 場合であって;そしてR5がHまたはアセチルである場合には、R9およびR10は 両方共にメトキシ以外であり;またはR5およびR10が両方共にHである場合に は、R9はメトキシ以外であり; n=0または2であり;R1−R6およびR10−R11がいずれも、Hであり;そ してR7がメチルである場合には、R8およびR9は両方共に、メトキシ以外であ り; n=0であり;R1、R2、R5、R6、R7がいずれも、Hであり;R3がアルキ ルであり;そしてR8−R11が独立して、H、ハロ、ニトロ、アルキル、ハロア ルキル、アルコキシまたはハロアルコキシである場合には、R4は炭素原子2− 4個を有するアルキル以外であり; n=0であり;R1−R3およびR6−R11がいずれも、Hである場合であって ;そしてR4がH以外である場合には、R5はH、エチル、アセチルまたはベンゾ イルであり;あるいはR4がメチルである場合には、R5はH以外である、で表わ される化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩。 2. 式IIにおいて、 n=0または1であり; R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたはメチルであり; R3およびR4は独立して、Hまたはメチルであり;あるいはR3およびR4は一 緒になって、イミノ、メチルイミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたは メトキシイミノを表わし; R5は、Hまたはメチルであり;そしてR3およびR4がHまたはメチルである 場合には、R5は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルス ルフィニル、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ; R8−R11のうちの1個は、H、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨウド、メチル (この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、メトキシ (この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、ニトロ、 シアノ、カルボキシ、アセチル、ジメチルカルバモイルまたはジメチルスルファ モイルであり;そしてR8−R11のうちの残りは、Hである、 である化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩である、 請求項1の化合物。 3. 式IIにおいて、 n=0または1であり; R1、R2、R6およびR7は、Hであり; R3およびR4は、Hであり;あるいはR3およびR4は一緒になって、メチルイ ミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表わし; R5は、Hまたはメチルであり;そしてR3およびR4がHである場合には、R5 は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルスルフィニル、メ チルスルホニルまたはエチルスルホニルであり; R8は、メチル、フルオロまたはクロロであり; R9−R11はいずれも、Hである、 である化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩である、 前記請求項のどちらかに記載の化合物。 4. 6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ ピン; 6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシド; 6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン ; 6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン; 6−クロロ−4−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチ アアゼピン; 4−ホルミル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン ; 4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン ; 4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシド; 4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ チァアゼピン; 4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ チアアゼピン 1−オキシド; 4−アセチル−6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン ゾチアアゼピン; 4−アセチル−6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ チァアゼピン; 4−プロピオニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ ピン; 6−クロロ−4−プロピオニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベ ンゾチアアゼピン; 4−ベンゾイル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン ゾチアアゼピン; 6−クロロ−4−メチルスルフィニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1, 4−ベンゾチアアゼピン; 4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア アゼピン: 4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア アゼピン 1−オキシド; 6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン; 6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン 1−オキシド; 6−フルオロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1, 4−ベンゾチアアゼピン; 6−メチル−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン; 4−エチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア アゼピン: 6−クロロ−4−エチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン; 3−ヒドロキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベゾチアア ゼピン; 6−クロロ−3−ヒドロキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベアアゼピン; 3−ヒドロキシイミノ−6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン; 3−メトキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアア ゼピン; 6−クロロ−3−メトキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4− ベンゾチアアゼピン: 3−メチルイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ ピン; 6−クロロ−3−フェニルイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4− ベンゾチアアゼピン; から選択される化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩 である、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。 5. 治療有効量の式I: 式中、 n−0、1または2であり; R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアル キル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい) を表わし; R3およびR4は独立して、Hまたは炭素原子1−4個を有するアルキルを表わ し;あるいはR3およびR4は一緒になって、式−NR12(式中、R12は、H、ヒ ドロキシ、炭素原子1−4個を有するアルキル、フェニルまたは炭素原子1−4 個を有するアルコキシを表わし、このアルキル、フェニルおよびアルコキシはそ れぞれ、1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)で示される基 を表わし; R5は、(a)H、(b)炭素原子1−4個を有するアルキル、(c)R3およ びR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロにより置 換されていてもよい)である場合に、式−COR13(式中、R13はH、炭素原子 1−4個を有するアルキルまたはフェニルを表わす)で示される基、または(d )R3およびR4がHまたはアルキル(このアルキルは1個または2個以上のハロ により置換されていてもよい)である場合に、式−S(O)pR14(式中、p= 1または2でありそしてR14は炭素原子1−4個を有するアルキルまたはフェニ ルを表わす)で示される基を表わし、上記アルキルおよびフエニルはそれぞれ、 1個または2個以上のハロにより置換されていてもよく; R8−R11は独立して、H、ハロ、シアノ、ニトロ、炭素原子1−4個を有す るアルキル、炭素原子1−4個を有するアルコキシ、炭素原子1−4個を有する アルカノイル、カルボキシ、炭素原子1−4個を有するアルカノイルオキシ、カ ルバモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキルにより置換されていて もよい)あるいはスルファモイル(この基は炭素原子1−4個を有するアルキル により置換されていてもよい)を表わし;上記アルキル、アルコキシ、アルカノ イルおよびアルカノイルオキシはそれぞれ、1個または2個以上のハロにより置 換されていてもよい; ただし、n=0である場合には、R1−R11の少なくとも1個はH以外の基で ある、 で表わされる化合物、それらの立体異性体およびそれらの医薬として許容される 塩を、医薬上で許容される稀釈剤または担体とともに含有する医薬組成物。 6. 式Iにおいて、 n=0または1であり; R1、R2、R6およびR7は独立して、Hまたはメチルであり; R3およびR4は独立して、Hまたはメチルであり;あるいはR3およびR4は一 緒になって、イミノ、メチルイミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたは メトキシイミノを表わし; R5は、Hまたはメチルであり;そしてR3およびR4がHまたはメチルである 場合には、R5は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルス ルフィニル、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ; R8−R11のうちの1個は、H、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨウド、メチル (この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、メトキシ (この基は1個または2個以上のハロにより置換されていてもよい)、ニトロ、 シアノ、カルボキシ、アセチル、ジメチルカルバモイルまたはジメチルスルファ モイルであり;そしてR8−R11のうちの残りは、Hである、 である化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩の治療有 効量を含有する、請求項5に記載の医薬組成物。 7. 式Iにおいて、 n=0または1であり; R1、R2、R6およびR7は、Hであり; R3およびR4は、Hであり;あるいはR3およびR4は一緒になって、メチ ルイミノ、フェニルイミノ、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表わし; R5は、Hまたはメチルであり;そしてR3およびR4がHである場合には、R5 は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、メチルスルフィニル、メ チルスルホニルまたはエチルスルホニルであることができ; R8は、メチル、フルオロまたはクロロであり; R9−R11はいずれも、Hである、 である化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩の治療有 効量を含有する、請求項5または6に記載の医薬組成物。 8. 6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ ピン; 6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシド; 6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン ; 6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン; 6−クロロ−4−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチ アアゼピン; 4−ホルミル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン ; 4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン ; 4−アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼピン 1−オキシド; 4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ チアアゼピン; 4−アセチル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ チアアゼピン 1−オキシド; 4−アセチル−6−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン ゾチアアゼピン; 4−アセチル−6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ チアアゼピン; 4−プロピオニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ ピン; 6−クロロ−4−プロピオニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベ ンゾチアアゼピン: 4−ベンゾイル−6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン ゾチアアゼピン; 6−クロロ−4−メチルスルフィニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1, 4−ベンゾチアアゼピン; 4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア アゼピン; 4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア アゼピン 1−オキシド; 6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン: 6−クロロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン 1−オキシド; 6−フルオロ−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1, 4−ベンゾチアアゼピン; 6−メチル−4−メチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン; 4−エチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア アゼピン; 6−クロロ−4−エチルスルホニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン; 3−ヒドロキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチア アゼピン; 6−クロロ−3−ヒドロキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン; 3−ヒドロキシイミノ−6−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4 −ベンゾチアアゼピン; 3−メトキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアア ゼピン; 6−クロロ−3−メトキシイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4− ベンゾチアアゼピン; 3−メチルイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアアゼ ピン; 6−クロロ−3−フエニルイミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4− ベンゾチアアゼピン; から選択される化合物、それらの立体異性体およびその医薬として許容される塩 の治療有効量を含有する、請求項5−7のいずれか1項に記載の医薬組成物。 9. 請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物の治療有 効量を、その投与を必要とする患者に投与することからなる、発作の処置方法。 10.請求項5−8のいずれかl項に記載の式Iで表わされる化合物の治療有 効量を、その投与を必要とする患者に投与することからなる、神経学的障害の処 置方法。 11.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物の治療有 効量を、その投与を必要とする患者に投与することからなる、てんかん症の処置 方法。 12.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物の治療有 効量を、その投与を必要とする患者に投与することからなる、神経保護方法。 13.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物の治療有 効量を、その投与を必要とする患者に投与することからなる、発作に対する予防 方法。 14.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、発作 の処置に使用すること。 15.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、神経 学的障害の処置に使用すること。 16.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、てん かん症の処置に使用すること。 17.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、神経 保護薬として使用すること。 18.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、発作 に対する予防に使用すること。 19.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、発作 処置用の医薬の調製に使用すること。 20.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、神経 学的障害処置用の医薬の調製に使用すること。 21.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、てん かん症処置用の医薬の調製に使用すること。 22.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、神経 保護用の医薬の調製に使用すること。 23.請求項5−8のいずれか1項に記載の式Iで表わされる化合物を、発作 に対する予防用の医薬の調製に使用すること。 24.請求項1−5のいずれか1項に記載の式IIで表わされる化合物の製造 方法であって、この方法が下記のA)−I)工程の1つまたは2つ以上からなる 、上記製造方法: A)式III 式中、R5はHまたはアルキルである、 で表わされる化合物を還元して、式IIにおいて、R3およびR4がHまたはアル キルである化合物を生成させる; B)式R12NH2で表わされる化合物と式IV で表わされる化合物とを反応させて、式IIにおいて、R3およびR4が一緒にな って、式=NR12で示される基を表わす化合物を生成させる; C)式R12NH2で表わされる化合物と式V で表わされる化合物とを反応させて、式IIにおいて、R3およびR4が一緒にな って、式=NR12で示される基を表わし、そしてR5がHである化合物を生成さ せる; D)式IIにおいて、R3およびR4が一緒になって、ヒドロキシアミノを表わ す化合物と硫酸アルキルなどのアルキル化剤とを反応させて、式IまたはIIに おいて、R3およびR4が一緒になって、アルコキシイミノを表わす化合物を生成 させる; E)式IIにおいて、R5がHである化合物をアルキル化して、式IIにおい て、R5がアルキルである化合物を生成させる; F)式IIにおいて、R5がHであり、そしてn=0または2である化合物を 、アシル化して、式IIにおいて、R5が式−COR13で示される基を表わす化 合物を生成させる; G)式IIにおいて、R5がHである化合物とスルホニル化剤またはスルフィ ニル化剤とを反応させて、式IIにおいて、R5が式−S(O)pR14で示され る基を表わす化合物を生成させる; H)式IIにおいて、n=0である化合物を酸化して、式IIにおいて、n= 1である化合物を生成させる; I)式IIにおいて、n=0または1である化合物を酸化して、式IIにおい て、n=2である化合物を生成させる。
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