JPH08502386A - 空気電極を用いた電力配給用電気化学的装置 - Google Patents

空気電極を用いた電力配給用電気化学的装置

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JPH08502386A JP6509758A JP50975893A JPH08502386A JP H08502386 A JPH08502386 A JP H08502386A JP 6509758 A JP6509758 A JP 6509758A JP 50975893 A JP50975893 A JP 50975893A JP H08502386 A JPH08502386 A JP H08502386A
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Abstract

(57)【要約】 ひとつまたはそれ以上のバイポーラー中間電極によって分離された末端+ve電極と末端−ve電極とを備えた電気化学セルのアレーを用いた電力配給用の電気化学装置であって、前記中間電極は、各々+ve側と−ve側を有し、各バィポーラー電極の+ve側は多孔質導電性表面を持つ導電性基質からなる。電解質中の空気/酸素分散体が、バイポーラー電極の+ve側に接触する。本発明の電気化学装置は、酸素−イオウの組み合わせで使用することができ、これらの試薬は、例えばナトリウム塩水溶液として供給される。全反応は、4H2O+4S2-+O2→8OH-+4Sである。この過程は、複数のバイポーラー電極(13)からなるセル(20)のアレーで行うのが好ましく、各バイポーラー電極(13)は、膜(16)によって互いに分離された+ve側及び−ve側を有し、その膜(16)は、セルを正電解質及び陽電解質用の+ve及び−veチャンバー(22C及び24C)に分割し、前記電解質はこのチャンバーを通して循環される。

Description

【発明の詳細な説明】 空気電極を用いた電力配給用電気化学的装置 本発明は、エネルギー貯蔵及び電力発生システム全般に関し、陽(以後+ve とする)及び陰(以後−veとする)という相対する電極において可逆的電気化 学反応が起こり、エネルギーが貯蔵され、引き出され、電解質が充電及び放電サ イクルにある新規な電気化学的装置に関する。本発明の目的にとって重要な種類 の系の反応は、実質的に可逆であるので、そのようなシステムへのドライビング (driving)電流が、化学反応におけるエネルギー貯蔵によってシステムを充電 する。これらの反応は、選択的電荷キャリアがその膜を介して輸送されるイオン 交換膜を有するイオン輸送システム(膜または多重膜及び/または中間のセル部 分)のいずれかの側で起こる。電力発生中は、これらの化学反応が反転し、負荷 に電流(電力)を供給する。貯蔵、即ちセルの充電は、試薬の再構成によっても 達成することができる。 より詳しくは、本発明は、「空気電極」と名付けられるガス相(空気/酸素) の酸化剤を用いたひとつまたはそれ以上のバイポーラー(bipolar)電極を備え た電気化学的装置に関する。 そのようなエネルギー貯蔵及び電力発生システムは、数年来知られている。こ れらのシステムの主要な限界は、単純な直接的な化学反応と見られるものの実用 への応用から生じていた。危険な材料、効率、システムの大きさ、プラギング( plugging)及びクロッギング(clogging)、ガス発生、材料の”プレーティング ・アウト(plating out)”または沈澱、材料コスト及び運転コストが、実用上 の問題のハイライトである。そのようなシステムの他の限界は、システム放電時 の電力出力の損失である。 空気吹き込み(breathing)燃料電池の発展において多くの仕事がなされてい る。その限界は、特別な応用に十分な速さで反応を維持、支持、または触媒する ことを要求されることである。周知の空気電極の他の限界は、高い電気抵抗、短 寿命、及び要求される疎水性及び親水性容量(capabilities)である。 周知の空気電極は、多孔質構造体であり、その一方側は空気に接し、他方の側 は電解質に接している。電解質は、全電極を流動することを防止されなければな らない。空気/酸素は電極に接せられ、電解質は3通りに接する。電極の一方の 側を疎水性にし、他方の側を親水性にして、電極内のどこかに微妙な均衡の維持 を促すことが提案されている。アルカリ溶液中での空気電極に含まれる反応は次 のようである。 (式1) 2e- + 1/2O2 + H2O → 2OH- US−A−3634140は、空気を酸化剤として用いた燃料電池装置を開示 しており、流動空気電極は、2つの多孔性の層を持ち、電解質に近く配置された 層がより微細な孔を有している。空気雰囲気側及び電解質側は、異なる圧力で作 動され、空気電極の孔の流動を防止している。 US−A−4485154は、空気電極を通過する多重薄層を開示しており、 空気に接するよう調整された外側の疎水性シートと、内側の親水性電解質透過性 活性層とを有し、2つの外部層は、ひとつまたはそれ以上の活性層で分離されて おり、その活性層は、それらの中に配置された触媒を持つ活性疎水性及び親水性 凝集体であって、その凝集体の寸法は、外部疎水性シート透過性の電解質から増 大している。 GB−A−1364795は、燃料電池を開示しており、そこでは電解質に発 泡剤が添加され、その電解質は撹拌されて燃料を含む泡と酸化剤を含む泡とが形 成され、アノード及びカソードは、滑らかな白金から形成され、実質的に泡層内 のみに配置される。 US−A−4343868は、多孔質フロー・スルー・マトリックスを持った ガス・フロー・スルー電極を開示しており、そのマトリックスの表面の孔に電気 触媒をが保持され、その孔が、電気化学的に酸化または還元可能な液体電解質中 のガス泡の通過路を与えている。 数年来、亜鉛/空気バッテリーが知られている。このバッテリーは、多孔質炭 素の+ve電極、KOHペーストの電解質、及び亜鉛の−ve電極を有する。初 期の亜鉛/空気バッテリーは、U字型形状をなし、多孔質炭素電極を介する空気 の拡散速度が、空気に接する炭素電極の表面積に比例するので、放電速度が遅い という限界を有していた。従って、限られた物質輸送しかない。さらに、このバ ッテリーは、実質的に一次電池であり、バッテリーを再充電しようとすると、亜 鉛電極に不均一に亜鉛が再析出し、バッテリーが作動不可能になるまでの再充電 サイクルの数を限定するので、効率的に電気的に再充電可能ではない。さらに、 酸化亜鉛及び炭酸亜鉛の沈澱が形成され、それは電解質の汚染を生じ、システム の再充電に困難さを付加する。改善された亜鉛/空気バッテリーは、−ve電極 として平坦な亜鉛板を採用し、これは、電極表面を通過する空気流による空気/ 酸素の効率的な使用を可能にできる。よって、U−字型亜鉛空気バッテリーより よい物質移動、及び高い放電速度を有するが、このバッテリーも再充電性につい ていくつかの問題を有する。 亜鉛/空気バッテリーの亜鉛を、アルミニウム、鉄、バナジウム、及びマグネ シウムのような他の材料に置き換える試みがなされている。そかし、これらの装 置は、満足のゆく電気的充電は行われていな。 US−A−3925100は 亜鉛/空気バッテリーのような金属/空気セル (cell)で用いる空気カソードを開示しており、それは親水性層に被覆した疎水 性層からなる。空気または酸素は疎水性層に接触し、それを透過して親水性層に 拡散するが、電解質は疎水性層を通過できない。 本発明の目的は、電気的再充電可能で経済的な電力供給を与える電力発生及び /またはエネルギー貯蔵のための改良した空気電極を有する電気化学的セルを提 供することにある。 本発明の他の目的は、バイポーラーの改良された空気電極を有し、低コストの セル・アレー(array)及び大容量エネルギー密度をもたらす電気化学的セルを 提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、疎水性を有する改良された空気電極を有し、従来 技術のシステムでの水の損失に伴う問題を解決する電気化学的セルを提供するこ とにある。 本発明のさらに他の目的は、実用に当たって十分な電力密度を有する方法を提 供することにある。 本発明の他の目的は、システムの低い充電状態であっても、実質的に最大電力 を供給する改良された空気電極を有する電気化学的セルを提供することにある。 即ち、システムの電力発生が一定にとどまり、完全放電近くになるまで実質的に 同じに維持されることである。 本発明は、電気化学的セルのアレーからなる電力配給用装置を提供し、この電 気化学的セルは、以下からなる。 (a)ひとつまたはそれ以上のバイポーラー中間電極によって分離された末端+ ve電極及び末端−ve電極であって、その各中間電極は、+ve側と−ve側 を有し、各々は、+veチャンバー及び−veチャンバーの面し、各バイポーラ ー電極の+ve側は多孔質導電性表面を持つ導電性基質からなる、 (b)空気/酸素と電解質の充分な混合物を形成し、電解質中の泡の分散体を形 成する手段、及び、 (c)工程(b)で生成した電解質を、セル・アレーの+veチャンバーを通し て循環させる手段。 空気/酸素と電解質との充分な混合物を形成し、泡分散体を形成する手段は、 セルの+veチャンバーの外部からもしくは内部に設けてもよい。空気/酸素流 動速度は、好ましくは、最大に近いセル電圧が、任意に与えられた放電電流にお いて実現されるように調整される。ガス流動が大きすぎると、電解質は極度に移 動し、セルの初期内部抵抗が高くなるが、ガス流動が小さすぎると、+ve電極 で酸化剤が不足する。本発明で用いられる典型的な流速は、酸素では0.70か ら5リットル毎分であり、空気では約3リットル毎分である。セルの+veチャ ンバーを通って循環される電解質は、希釈したアルカリ溶液であってよく、例え ば、水酸化ナトリウム、カリウム、またはリチウムである。また、希釈した酸溶 液であってもよく、例えば、塩酸または硫酸である。酸電解質を+veチャンバ ーに循環させて作動させるとき、通常、高い電圧に達する。酸またはアルカリ環 境でのO2の電気化学反応は、定性的に異なる。酸溶液中での反応は次の通りで ある。 (式2a) O2 + 4H+ + 4e- = 2H2O これは、標準水素電極に対して1.229Vの電極電位を持つ。 アルカリ溶液での反応は次の式である。 (式2b) O2 + 2H2O + 4e- = 4OH- これは、0.401Vの電極電位を持つ。 第一の化学式は、セルの+veチャンバーの全反応には硫酸が存在し、ナトリ ウムイオンは放電中に+veから−ve側に膜を介して泳動することを示してい る。 バイポーラー電極は、お互いに、そして末端電極からも、イオン交換膜、好ま しくはカチオン交換膜で分離されているのが好ましい。 導電性基質上の多孔質導電性表面は、例えば、基質及びお互いに強力に接触し た炭素粒子、炭素フィラー、または中空炭素ロッド(rod)であってもよい。電 極上のこの多孔質導電性表面は、空気/電解質または酸素/電解質の泡分散体か らの酸素を捕捉し、それは吸着/吸収であるので、電気的放電に現れる。炭素粒 子、繊維、または中空ロッドは、機械的に押圧されてお互い及び導電性基質に強 力に接触させてもよいし、例えばカイナー(Kynar)のような化学的攻撃に良好 な耐性を持っポリマー材料等を用いて接着してもよい。好ましくは、ポリプロピ レン不織布(ペロン布(Pellon cloth))のようなスクリーンを、バイポーラー電 極の+ve側の多孔質導電性表面と、イオン交換膜との間に配置する。このスク リーンは、導電性表面材料の支持と、膜の破壊防止の両方を提供する。 多孔質導電性表面は、好ましくは2.5から25mmの範囲、さらに好ましく は5から15mmの範囲の厚さを有する。電極上の多孔質導電性表面の多孔性は 、好ましくは、0.7から0.85の範囲である。導電性粒子から形成される表 面では、その多孔性は、粒子の粒径及び粒子のポア体積のみならず、粒子の充愼 密度にも依存する。 セル・アレーの−veチャンバーは、−ve電極を含み、それを循環する電解 質を有する。放電と同様に充電可能なシステムでは、電気化学的セルで起こる根 本的な化学反応は、システムの充電時には一方の方向に、システムによる電力配 給の間は逆方向に反応が進行するような化学式で特徴づけられる。そのような電 気的に再充電可能なシステムの−veチャンバーに用いられる電解質は、電力発 生中はスルフィド、バナジウム(V2+)塩またはクロム(Cr2+)塩を含む。そ のようなシステムの例は、次の式で表されるような酸素/イオウの組み合わせで ある。 (式3) 5Na2S+2O2+4H2O Na25+8NaOH 酸素/バナジウム系は、以下の式で表される。 (式4) 2VSO4+O2+2H2SO4 2V(SO42+2H2O 酸素/クロム系は、以下の式で表される。 (式5) 4CrSO4+O2+2H2SO4 2Cr2(SO43+2H2O これらの式の電気化学反応は、実際には別々に起こるが、依存的反応である。 酸素反応は膜の+ve側で起こり、他の反応は膜の−ve側で生ずる。 充電(電力貯蔵)時には、これらの反応は右から左に進み、放電(負荷への電 力供給)時には、左から右に進行する。 本発明の電気化学的セルのアレーは、満足に電気的に再充電できない一次電池 として使用してもよい。そのような装置では、各バイポーラー電極の−ve側は 亜鉛、アルミニウム、マグネシウム、または鉄等の金属からなる。 本発明によるセルのアレーの作動を、式3に述べた酸素/イオウの組み合わせ を参照して以下に詳述する。この説明を通して、Na+イオンの作動で示したす べての反応は、カリウム、リチウム、またはアンモニウムイオンを用いても行え る。先に述べたように、充電中は、式3の反応は右から左に進み、放電中は、式 3の反応は左から右に進行する。 放電の間、Na+イオンは−ve側から+ve側に膜を介して移動し、必要と されるNaを供給して、Na2SをNa25に変換する。+ve側では、O2及び 水の酸化を介してNaOHが生成される。完全充電では、各+ve側はNaOH の希薄溶液であり、各−ve側はNa2Sの濃厚溶液である。実質的に完全放電 では、各+ve側は濃NaOH溶液であり、各−ve側は低モル濃度であるが、 Na25の濃厚溶液である。−ve側のイオウ分子は溶液中に残存するのは、硫 化ナトリウムが溶解またはイオウ分子を可溶化し、放電時にペンタースルフィド 型になるまで形成されるからである。 充電の間に、Na+イオンは+ve側から−ve側に膜を介して輸送され、電 荷を均衡させて、Na25をNa2Sに変換する。2価に荷電したポリスルフィ ドイオン(S2-・Sx、Xは4以下)として存在するイオウは、最初S-2・Sx-1 に、ついでS2-に還元される。 放電時に+ve電極で生ずる反応は、完全には明かではないが、おそらく次の 式であらわされる。 (式6) O2 + 2H2O + 4e- → 4OH- + 0.41V 膜の両側での電解質の流動が提供される。好ましくは、一度使用したものの多 くを再循環させる。放電時に+veチャンバーを通して循環される電解質は、空 気または酸素と水との混合物、または空気/希薄NaOH混合物からなる。空気 または酸素と、水または希薄NaOH溶液との充分な混合物は、空気または酸素 の気流を水または希薄NaOH溶液にバブリングし、泡分散体を形成することに よってセル外部または内部に製造される。水または希薄NaOH溶液は、別々の コンテナーに貯蔵しておいてよい。同様に、放電中に−veチャンバーを循環す る電解質は、Na2Sからなり、それは独立のコンテナーに貯蔵しておいてよい 。 −ve側の電解質が循環されると、S2-は溶液から−ve電極表面及び/また はその多孔質表面に吸収される。これは、温和な多孔質構造を提供し、そこでは S2-が高濃度で残される(即ち、即座に現れる)。多孔性は、大きな表面積を提 供し、放電の効率を向上させる。さらに、−ve電極の表面は活性成分、好まし くは活性炭素で被覆するのが好ましく、それは引き続く放電に要求されるS2-イ オンを供給する反応速度を即座に増大させる。よって、実質的に完全放電に近く なるまで最大電力を供給する。この放電の間、セルの出力電圧は、一定に近く、 分極損失はほとんど無い。 セルが充電されるとき、Na+イオンは、セルの+ve側から−ve側へカチ オン交換膜を介して輸送される。このNa+イオンは、SがS2-に還元される過 程においてNa2XをNa2Sに変換する。+ve側では、電解質が循環させる と、フリーの酸素が+ve電極表面において還元され、通気孔を通して環境に排 気される。さもなくば、電解質はセル外部の別の系において電気的に再充電し、 充電中の酸素発生による電極材料自身への悪影響を防止してもよい。 電力発生の間に、セルの+ve側において炭酸塩が形成されたとき、(この状 況は、+ve側に酸素ではなく空気を導入するとき起こるが、)それらはセルの 充電時に+ve電極において二酸化炭素に変換され、充電で生成された酸素とと もに排気される。 さらに、酸素は弱い酸化剤であるので、膜を横切るSは、溶液中に残り、沈澱 を生じない。よって、電解質循環系にフィルターを設ける必要はない。 しかし、フィルターは、空気を希薄NaOH溶液に混合するに先だってフィル ターするのに用いてもよく、空気から外部の塵や粒子を取り除くことができる。 本発明で用いられるイオン交換膜は、カチオン型(Na+及びK+等の正イオン がそれを通して輸送される)が好ましく、膜を介するS2-の泳動に対する有効な 障害物にもなる。 他の好ましい実施態様では、水酸化物及び硫化物の一方または両方のナトリウ ムを、カリウム、リチウム、またはアンモニウム及び他の適当な置換物に置き換 える。 他の目的、特徴及び利点は、添付した図面を参照した好ましい実施態様の以下 の詳細な説明から明らかになる。 図1は、本発明の好ましい実施態様のセルのアレーの模式図である。 図2は、図1のセルを用いた全システムのブロック図である。 図3は、実施例1のセルを用いたシステムの放電特性を示すグラフである。 図4は、実施例2のセルを用いたシステムの放電特性を示すグラフである。 本発明の電気化学的セルまたはセルのアレーを、空気/水酸化ナトリウム及び 硫化ナトリウムを用いた特別な系を参照して以下に説明する。しかし、ここの特 別な例における水酸化ナトリウム及び硫化ナトリウムは、他の塩を使用して良い ものと理解される。 また、本発明で用いられる空気電極は、酸素/イオウの組み合わせで記載され ているが、以下の一般的な教示及び記載は、他の化学反応を用いたときも本発明 の空気電極に関するものと理解される。 図1は、電気的に連続した多数のセルと平行な流体とのセル・アレー20を示 す。末端電極12E(+ve)及び14E(−ve)及び多数の中間電極13( 各々が+ve電極部12A及び−ve電極部14Aを有する)は、カチオン交換 膜16で互いに隔てられ、末端セルCE1及びCE2及びn#の中間セルCM(典型 的には10−20、しかし、それより小数または多数のセルに調整できる)を形 成している。カチオン交換膜16は、+ve側から−ve側への酸素の泳動を最 小にし、−ve側から+ve側へのS2-の泳動を最小にするように選択される。 末端電極12E(+ve)及び14Eは、内部導電体12F及び14F(典型的 には銅スクリーン)を有し、それらはカプセル化され、外部端子12G、14G につながっている。これらの外部端子は、外部負荷(例えば、制御回路を介した モーターM、車軸を動かすモーター)または電力源(例えば、ロード・レベリン グ・デバイス(load leveling device)として使用するときのユーティリティ・ パワー・グリッド(utility power grid))に接続されている。各内部セルでは、 電極13がバィポーラー電極として作用する。それは、一方のセルの−ve側1 4Aを形成し、同時に隣のセルの+ve側を形成する電極である。 末端+ve電極12E及びバイポーラー電極の+ve電極部12Aは、各々、 G−212粒子(ノース・アメリカン・カーボン社(North American Carbon Co. ))またはUUグレード粒子(バーナベイーチェニイー社(Barnebey-Cheney Co.) )のような活性炭素の粒子26からなる多孔質導電体表面を有している。活性炭 素粒子は、押圧されて電極表面と強力に接触しているか、それらに接着されてい る。炭素粒子26は、例えばペロン布のようなポリプロピレン不織布といった不 織布スクリーン27によって区切られ、膜16から隔絶されているので、膜に損 傷を与えない。 この実施態様の末端−ve電極14E及びバイポーラー電極13の−ve電極 部14Aも、各々、活性炭素粒子28からなる多孔質導電体表面を持つ。この活 性炭素粒子は、+ve電極表面の活性炭素粒子26と同じであっても良いし異な っていても良い。炭素粒子28は、不織布30によって区切られているが、それ はスクリーン27と同じであっても良いし、異なっていても良い。 別に形成された泡状の空気/希薄NaOH溶液混合物22が、各セルの+ve チャンバー22Cの底に通される。Na2S溶液24が、各セルの−veチャン バー24Cの底に通される。 セル・アレーが、実質的に完全充電の状態であるとき、セルのチャンバー22 Cには、0.5から1.0モル濃度のNaOH溶液が存在し、セルのチャンバー 24Cには、3から4モルのNa2S溶液が存在する。 負荷への電力供給時には、セルは放電され、2つの電極では逆反応が生じてい る。ナトリウムイオン、Na+は、膜16を介して、セルの−ve側から+ve 側へ輸送される。+ve電極12では、酸素が還元され、OH-イオンが生成さ れる。−ve電極では、スルフィドイオン、S2-が酸化されイオウ分子が生成さ れる(それは硫化ナトリウムによって溶解する)。−ve電極で生成された自由 電子が、負荷を通る電流を形成する。電極における化学反応は、セル毎に0.6 0から0.70ボルトを発生する。 図2は、図1のセル20を用いた全システムのブロック図である。+ve電極 側では、約1モルのNaOHの希薄溶液がタンク40に保持され、そこから混合 タンク23に通り、ライン44を介して入る空気と混合される。泡状の空気/希 薄NaOH溶液混合物は、セル20のチャンバー22Cの底に通される。泡状の 混合物は、チャンバー22Cを通過中に、電極12の多孔質導伝体表面26に接 する。水酸化ナトリウムは、ポンプ45によってタンク40に戻される。 −ve電極では、硫化ナトリウム、Na2S溶液がタンク46に保持され、セ ル20のチャンバー24Cの底に通される。Na2Sは、ポンプ46によってタ ンク46に戻される。タンク40及び46は、浪費したタンクを新たなタンクと 交換することにより、及び/または古いタンクを充電した供給源から再充填する ことにより、新たに充電した電解質と置き換えることができる。 電極の作製 末端電極は中間電極とは異なる。なぜならば、それらは電極面積を横切る構造 体内に設けられた金属導電体を持たなければならないからである。これは、それ らが作られる基質材料の抵抗が非常に高く、外部の電気的コネクターと適当な電 気接続ができないために必要とされている。たとえば、25cmと25cmの正 方形(10インチと10インチの正方形)の基質材料で厚さ0.25cm(0. 10インチ)のものは、約10オームの抵抗を有し、対応するセルは約0.01 オームの内部抵抗を持つ。0.025cm(0.010)の厚さで、ほぼ同じ面 積の銅シートを電極に装着すると、有効抵抗値を約100マイクロオームまで低 下させる。末端電極はユニポーラー(unipolar)であるが、中間電極はバイポー ラーである。導電体シートは、末端電極の長さ方向に沿って設けられた薄スクリ ーン構造であり、電流通路に沿って良好な接触が機械的になされている。 バイポーラーの中間電極の製造方法は以下の通りである。グラファイト薄片と プラスチックバインダーまたは他の適当なバインダーとから基質を作製する。こ れらの成分は、一般に1:1の重量比である。その混合物を加熱及び/またはデ シケートして水分を除去し、シート状に成形して、使用する材料に応じた温度及 び圧力でプレスする。 +ve電極となる基質表面を、例えば活性炭素粒子等で多孔質導電性表面に表 面処理する。それは、導電性表面処理材を、電極表面に機械的に押圧することに より、または導電性表面処理材を電極表面に接着することにより行う。第1の方 法では、接着していないばらばらの炭素粒子の厚い(2.5mm以上)層を、基 質表面に接触するよう機械的に保持するが、通常は、表面に寸法の小さい炭素粒 子の薄い層を予め設けておく。この中間の表面層は、酸化される電解質との相互 作用のためのばらばらに保持された炭素粒子との許容できる低抵抗の接触を与え る。 第2の方法では、ばらばらの炭素粒子が適当な高分子材料を用いて基質表面に 接着される。この高分子材料は、化学的腐食に耐性を有し、例えば接着剤として 使用される15%から20重量%のレベルの粉末カイナーである。 好ましくは、例えば不織ポリプロピレンスクリーン(例えばペロン布)のよう なスクリーンが、導電性表面材料をその位置に固定しておくことを助けるために 導電性表面材の上に被覆される。本発明の好ましい実施態様では、−ve電極を なす基質表面も、上述の方法と同様に多孔質導電性表面に表面処理される。 末端電極は、バイポーラー中間電極の製造で述べたのと同様の一般的な方法で 、グラファイト薄片とプラスチックバインダーとを混合して基質を製造すること によって調整される。2つの基質が、例えば銅箔のような導電性スクリーンを間 に挟んだサンドイッチ状に形成される。このアセンブリは、熱圧されて電極とな り、(上述の中間電極と同様な方法で)導電性表面処理材で表面処理され、+v e末端電極となる。同様の表面処理は、本発明の好ましい実施態様の−ve末端 電極の製造でも用いられる。 膜 本発明で用いられる好ましいカチオン交換膜は、シブロン・ケミカルズ社(Sy b ron Chemicals Co.)が製造した不均一構造体で、イオナック・エム・シー34 70(IONAC MC 3470)と呼ばれるものまたはデュポン社(Du Pont de Nemours )のナフィオン(NAFION)である。イオナックは、カイナーに結合された硫酸化 樹脂を機能性材料として含むカチオン交換膜である。この材料は、ガラス・クロ スや高分子繊維などの繊維系支持シートに結合されている。この膜の特性値は、 厚さ0.04cm(0.016インチ)、96%の選択透過性、及び1NのNa Cl中で5オーム/平方cmである。 他のカチオン交換膜を用いても良い。 エネルギー密度 本発明の電気化学的装置を用いた好ましい実施態様では、本発明に従う反応で のエネルギー貯蔵に採用される過程は、以下の基本反応によって表される。 (式7A) O2+2H2O+S2- 4OH-+S 上記の化学反応は、この過程に直接かつ不可欠に含まれるような化学種のみを 含んでいる。しかし、実際の意味でこの過程を起こすためには、カチオン及び過 剰な水が必要であり、カリウム塩系の実際の反応は以下の通りである。 (式7B) 4H2O+5K2S+2O2 8KOH+K25 一方、ナトリウム系では反応は以下のようになる。 (式7C) 4H2O+5Na2S+2O2 8NaOH+Na25 上記式7Bの反応に基づいて、反応が完全に進行し、分極やオーミック効果に よる他の損失がないと仮定すると、得られるエネルギー密度の最大値は、式7B の試薬の全重量と、下式の電子交換を用いて計算される。 5S2- = S5 2- + 8e- 反応の開回路電圧の平均値を1ボルトと仮定すると、208WHのエネルギー に対して686グラムの反応物があり、303WH/kgのエネルギー密度を与 える。 しかし、本発明で用いる方法は「空気吹き込み」系であり、完全充電されたと き酸素は系内に運搬されない。よって、放電開始時の系のエネルギー密度は、酸 素を除いた試薬の重量で割られ、即ち334WH/kgである。 実際の系では、K2Sの水への溶解度は5モル濃度である。セルのアレーの現 実 的なコンフィギュレーション(configuration)は、還元試薬(負電解質)とし ての5MのK2Sを1リットルに対し、初期酸化試薬(正電解質)としての0. 5MのKOHを約1リットルである。放電に当たっては、それらの溶液は、各々 、約8.5MのKOH及び1MのK2Sとなる。 この系のエネルギー密度は、完全に損失が無いと仮定すれば、85WH/kg である。 5モル濃度のK2Sは、負電解質で用いられるイオウの全重量パーセントを1 7.5%とする。 本発明は、以下の非限定的な実施例を参照してさらに詳しく説明されるが、そ の実施例では、本発明に従う電気化学的セル・アレーが、酸素/イオウの組み合 わせを採用した電気化学過程で用いられている。 実施例1 A.末端電極の製造 グラファイト薄片(Asbury Carbon社の#4012グラファイト薄片)をポリ フッ化ビニリデン、PVDF)バインダー(Penwalt's #461)と1:1の重量比 で混合することにより、2つの基質を調製した。この混合物を、加熱して水分を 除去し、シート状に成型し、温度177℃(350°F)および圧力1723k Pa(250psi)で10分間高温プレスし、ついで同じ圧力下で水冷圧版の 間で冷却した。 ついで、下から上の順に、アルミニウム基板(base plate)、テフロンシート 、一方の基質、銅のスクリーン(0.025cm厚)、他方の基質、テフロンシ ート、高温ゴムシート(high temperature rubber sheet)、および最後にもう 1つのアルミニウム基板を重ねたスタック(stack)を形成した。ついで、この 組立品(assembly)を1034kPa(150psi)、177℃(350°F )で10分間プレスし、ついで、水冷圧版の間で同じ圧力下で冷却した。 表面処理される基質は、縁をテープで被覆し、テフロンシートで被覆されたア ルミニウム基板上に配置し、その表面上に80%グラファイトと20%カイナー の混合物を散布した。ついでこの基質の表面に活性炭素粒子(ノース・アメリカ ン・カーボン社のG212、あるいはバーナベイ−チェイニイ社のUU)の層を 散布した。 これらの活性炭素粒子の特性値は以下の通りである。 G212 バルク密度 0.38から0.44(ASTM2854) 硬度 92(ASTM D2862) 粒径 8×16メッシュを90%が通過する 孔容積(粒子内) グラム当たりのH2Oミリリットル 0.90−1.00 UUグレード バルク密度 0.45から0.55(ASTM2854) 粒径 50×200メッシュを90%が通過する 孔容積(粒子内) グラム当たりのH2Oミリリットル 0.85−0.95 高温ゴムシートを表面処理された基質の上に置き、ついでテフロンシート、ア ルミニウム基板を置いた。次いで、この構造物を517kPa(75psi)、 177℃(350゜F)で10分間プレスし、ついで水冷圧版の間で同じ圧力下 で冷却した。 次いで、前記テープを表面処理された側の縁からはずし、ゴムの”ピクチャー (picture)”フレームを、清浄化された縁(cleared border)の上に置いた。 次いで電極を、表面処理された面が最上になるように、テフロンシートで被覆さ れたアルミニウム基板の上に置き、この構造物の上面をテフロンシート及びアル ミニウム基板で被覆した。この組立品の縁を、2413kPa(350psi) で210分間プレスし、次いで同じ圧力下で水冷圧版の間で冷却した。この工程 は、基質を縁に沿ってシールすることによって、銅スクリーンは完全にカプセル 化されて電解質による腐食が確実に防止される。 B.バイポーラー電極の製造 バイポーラー電極用の基質は、上記Aで述べたのと同様な方法で調整される。 次いで、基質の一方の表面をG212活性炭素粒子(ノース・アメリカン・カ ーボン社)で被覆した。高温ゴムシートが、この表面処理された基質の上に置か れ、さらにテフロンシート及びアルミニウム基板が置かれる。次いで、この構造 体を、517kPa(75psi)、177℃(350゜F)で10分間プレス し、ついで水冷圧版の間で同じ圧力下で冷却した。この表面がバイポーラー電極 の+ve側をなす。 基質の他方の表面を、UU活性炭素粒子(バーネベイ・チェネイ社)で被覆し 、バイポーラー電極の+ve側の製造で述べたように熱プレス及び冷却を行った 。このUUで表面処理した側が、バイポーラー電極の−ve側をなす。 C.セルの製造 セルは、G212活性炭素で表面処理した末端+ve電極、上述のバイポーラ ー電極、及びUU活性炭素で表面処理した末端−ve電極を用いて製造された。 末端電極は、バイポーラー電極と隔絶され、ペロン布の支持層を持つナフィオン 膜によって+veチャンバーを形成した。各電極の有効面積は25平方cm(1 0平方インチ)であった。 −ve側:膜から0.20インチ離間している、電解質容積=2MのNa2Sが 250cc、モノスルフィドの溶液が、−ve電解質が完全に充電されたこと、 及び分極効果によってセル性能が制限されないことを確認するために採用された 。+ve側:膜から0.20インチ離間している、電解質容積=1MのNaOH が250cc。 セルの+veチャンバーの底に電解質が入れられる直前に、+ve電解質に酸 素が導入された。酸素の流速は、2リットル/分であった。泡状の電解質が、セ ルの+veチャンバーを通して、0.5リットル/分の流速で循環された。−v e電解質が、セルの−veチャンバーを通して、0.6リットル/分の流速で循 環された。実験の間、30分後に、空気は酸素に置き換えられた。 D.セル性能 このセルを、30分泡状の電解質を形成するために酸素を用いて30分間、さ らに圧縮空気を用いて25分間、1アンペアで放電させた。 図3は、この操作中の時間に対する電圧を示す。 実施例2 この実施例では、実施例1で記載したセルを、セルの+veチャンバーの電解 質に1MのH2SO4を用いて作動させた。セルの+veチャンバーの底に電解質 が入れられる直前に、+ve電解質に酸素が導入された。酸素の流速は、1.5 リットル/分であった。泡状の電解質が、セルの+veチャンバーを通して、0 .5リットル/分の流速で循環された。−ve電解質が、セルの−veチャンバ ーを通して、0.6リットル/分の流速で循環された。 このセルを、周期的に回路につないで1、8アンペアで放電させた。図4は、 得られたデータの時間に対する電圧を示す。アルカリ性電解質を用いてセルの+ veチャンバーを通して循環させた時(図3)より、酸性電解質を用いてセルの +veチャンバーを通して循環させたとき(図4)の方が、高いセル電圧が得ら れることを記しておく。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1994年3月23日 【補正内容】 請求の範囲 1.(a)ひとつまたはそれ以上のバイポーラー中間電極によって分離された末 端+ve電極及び末端−ve電極であって、その各中間電極は、+ve側と−v e側を有し、それら各々は、+veチャンバー及び−veチャンバーに面し、各 バイポーラー電極の+ve側は多孔質導電性表面を持つ導電性基質からなり、バ イポーラー電極はカチオン交換膜によって互いに隔絶されている、 (b)空気/酸素と電解質の充分な混合物を形成し、電解質中の泡の分散体を形 成する手段、 (c)工程(b)で生成した電解質を、セル・アレーの+veチャンバーを通し て循環させる手段、 (d)電力配給中に、セルのアレーの−veチャンバーを通して、スルフィド、 バナジウム(V2+)塩またはクロム(Cr2+)塩からなる電解質を循環させる手 段から構成された電気化学セルのアレーからなることを特徴とする電力配給用の 電気化学装置。 2.バイポーラー電極の各+ve側上の多孔質導電体表面が、互いに、及び基質 表面に強く接触された炭素粒子、炭素繊維、及び中空ロッドから選択されること を特徴とする請求項1記載のセルのアレー。 3.空気/酸素と電解質との充分な混合物を形成する手段が、セルの+veチャ ンバーの外部にあることを特徴とする請求項1または2記載のセルのアレー。 4.空気/酸素と電解質との充分な混合物を形成する手段が、セルの各+veチ ャンバー内部にあることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のセルの アレー。 5.+veチャンバーを循環する電解質が、希薄アルカリ溶液であることを特徴 とする請求項1から4のいずれかに記載のセルのアレー。 6.前記電解質が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、及び 水酸化アンモニウムから選択されることを特徴とする請求項5記載のセルのアレ ー。 7.+veチャンバーを循環する電解質が、希薄酸溶液であることを特徴とする 請求項1から6のいずれかに記載のセルのアレー。 8.前記電解質が、塩酸または硫酸であることを特徴とする請求項7記載のセル のアレー。 9.電気的に再貯蔵可能または化学的に補充可能であることを特徴とする請求項 1から8のいずれかに記載のセルのアレー。 10.電気的再貯蔵が、+ve及び−ve電極の極性を反転させる手段、及び逆 方向の化学反応を進行させるのに十分な電圧を供給する手段からなることを特徴 とする請求項1から9のいずれかに記載のセルのアレー。 11.化学的補充が、+ve及び/または−veチャンバーからの電解質の一方 または両方を、+ve及び/または−veチャンバーのみとした場合より長い放 電サイクルに渡って、延長された電力配給をするのための、各+ve及び/また は−veチャンバー体積より大きな体積を持つ貯蔵手段に循環させる手段からな ることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のセルのアレー。 12.電気回路に接続されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記 載の電気化学セルのアレー。 13.バイポーラー電極の+ve側上の多孔質導電体表面が、少なくとも2.5 mmの厚さを有することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の電気 化学セルのアレー。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月24日 【補正内容】 (1)原明細書の第5頁(翻訳文の第4頁3行目〜第4頁25行目) 本発明は、電気化学的セルのアレーからなる電力配給用装置を提供し、この電 気化学的セルは、以下からなる。 (a)ひとつまたはそれ以上のバイポーラー中間電極によって分離された末端+ ve電極及び末端−ve電極であって、その各中間電極は、+ve側と−ve側 を有し、各々は、+veチャンバー及び−veチャンバーの面し、各バイポーラ ー電極の+ve側は多孔質導電性表面を持つ導電性基質からなり、このバイポー ラー電極は、カチオン交換膜によって互いに隔絶されている、 (b)空気/酸素と電解質の充分な混合物を形成し、電解質中の泡の分散体を形 成する手段、及び、 (c)工程(b)で生成した電解質を、セル・アレーの+veチャンバーを通し て循環させる手段。 (d)スルフィド、バナジウム(V2+)塩またはクロム(Cr2+)塩からなり、 電力配給中に、セルのアレーの−veチャンバーを通して循環される電解質。 空気/酸素と電解質との充分な混合物を形成し、泡分散体を形成する手段は、 セルの+veチャンバーの外部からもしくは内部に設けてもよい。空気/酸素流 動速度は、好ましくは、最大に近いセル電圧が、任意に与えられた放電電流にお いて実現されるように調整される。ガス流動が大きすぎると、電解質は極度に移 動し、セルの初期内部抵抗が高くなるが、ガス流動が小さすぎると、+ve電極 で酸化剤が不足する。本発明で用いられる典型的な流速は、酸素では0.70か ら5リットル毎分であり、空気では約3リットル毎分である。セルの+veチャ ンバーを通って循環される電解質は、希釈したアルカリ溶液であってよく、例え ば、水酸化ナトリウム、カリウム、またはリチウムである。また、希釈した酸溶 液であってもよく、例えば、塩酸または硫酸である。酸電解質を+veチャンバ ーに循環させて作動させるとき、通常、高い電圧に達する。酸またはアルカリ環 境でのO2の電気化学反応は、定性的に異なる。酸溶液中での反応は次の通りで ある。 (2)原明細書の第6頁(翻訳文の第4頁28行目〜第5頁16行目) アルカリ溶液での反応は次の式である。 (式2b) O2 + 2H2O + 4e- = 4OH- これは、0.401Vの電極電位を持つ。 第一の化学式は、セルの+veチャンバーの全反応には硫酸が存在し、ナトリ ゥムィオンは放電中に+veから−ve側に膜を介して泳動することを示してい る。 バイポーラー電極は、お互いに、そして末端電極からも、カチオン交換膜で分 離されている。 導電性基質上の多孔質導電性表面は、例えば、基質及びお互いに強力に接触し た炭素粒子、炭素フィラー、または中空炭素ロッド(rod)であってもよい。電 極上のこの多孔質導電性表面は、空気/電解質または酸素/電解質の泡分散体か らの酸素を捕捉し、それは吸着/吸収であるので、電気的放電に現れる。炭素粒 子、繊維、または中空ロッドは、機械的に押圧されてお互い及び導電性基質に強 力に接触させてもよいし、例えばカイナー(Kynar)のような化学的攻撃に良好 な耐性を持っポリマー材料等を用いて接着してもよい。好ましくは、ポリプロピ レン不織布(ペロン布(Pellon cloth))のようなスクリーンを、バイポーラー 電極の+ve側の多孔質導電性表面と、イオン交換膜との間に配置する。このス クリーンは、導電性表面材料の支持と、膜の破壊防止の両方を提供する。 (3)原明細書の第7頁(翻訳文の第5頁7行目〜第6頁1行目) 導電性基質上の多孔質導電性表面は、例えば、基質及びお互いに強力に接触し た炭素粒子、炭素フィラー、または中空炭素ロッド(rod)であってもよい。電 極上のこの多孔質導電性表面は、空気/電解質または酸素/電解質の泡分散体か らの酸素を捕捉し、それは吸着/吸収であるので、電気的放電に現れる。炭素粒 子、繊維、または中空ロッドは、機械的に押圧されてお互い及び導電性基質に強 力に接触させてもよいし、例えばカイナー(Kynar)(登録商標)のような化学 的攻撃に良好な耐性を持つポリマー材料等を用いて接着してもよい。好ましくは 、ポリプロピレン不織布(ペロン布(Pellon cloth))のようなスクリーンを、 バイポーラー電極の+ve側の多孔質導電性表面と、イオン交換膜との間に配置 する。このスクリーンは、導電性表面材料の支持と、膜の破壊防止の両方を提供 する。 多孔質導電性表面は、好ましくは2.5から25mmの範囲、さらに好ましく は5から15mmの範囲の厚さを有する。電極上の多孔質導電性表面の多孔性は 、好ましくは、0.7から0.85の範囲である。導電性粒子から形成される表 面では、その多孔性は、粒子の粒径及び粒子のポア体積のみならず、粒子の充填 密度にも依存する。 セル・アレーの−veチャンバーは、−ve電極を含み、それを循環する電解 質を有する。放電と同様に充電可能なシステムでは、電気化学的セルで起こる根 本的な化学反応は、システムの充電時には一方の方向に、システムによる電力配 給の間は逆方向に反応が進行するような化学式で特徴づけられる。本発明の電気 化学装置のチャンバーを通して循環される電解質は、スルフィド、バナジウム( V2+)塩またはクロム(Cr2+)塩である。そのようなシステムの例は、次の 式で表されるような酸素/イオウの組み合わせである。 (式3) 5Na2S+2O2+4H2O Na25+8NaOH (4)原明細書の第16頁(翻訳文の第11頁17行目〜第12頁8行目) 好ましくは、例えば不織ポリプロピレンスクリーン(例えばペロン布)のよう なスクリーンが、導電性表面材料をその位置に固定しておくことを助けるために 導電性表面材の上に被覆される。本発明の好ましい実施態様では、−ve電極を なす基質表面も、上述の方法と同様に多孔質導電性表面に表面処理される。 末端電極は、バイポーラー中間電極の製造で述べたのと同様の一般的な方法で 、グラファイト薄片とプラスチックバインダーとを混合して基質を製造すること によって調整される。2つの基質が、例えば銅箔のような導電性スクリーンを間 に挟んだサンドイッチ状に形成される。このアセンブリは、熱圧されて電極とな り、(上述の中間電極と同様な方法で)導電性表面処理材で表面処理され、+v e末端電極となる。同様の表面処理は、本発明の好ましい実施態様の−ve末端 電極の製造でも用いられる。 膜 本発明で用いられる好ましいカチオン交換膜は、シブロン・ケミカルズ社(Sy bron Chemicals Co.)が製造した不均一構造体で、イオナック・エム・シ−34 70(IONAC MC 3470)と呼ばれるものまたはデュポン社(Du Pont de Nemours )のナフィオン(NAFION)である。イオナックは、カイナーに結合された硫酸化 樹脂を機能性材料として含むカチオン交換膜である。この材料は、ガラス・クロ スや高分子繊維などの繊維系支持シートに結合されている。この膜の特性値は、 厚さ0.04cm(0.016インチ)、96%の選択透過性、及び1NのNa Cl中で5オーム/平方cmである。(IONAC(イオナック)、NAFION(ナフィオン )、及びKYNAR(カイナー)は、登録商標である。) 他のカチオン交換膜を用いても良い。 (5)原明細書の第21頁(翻訳文の第15頁19行目〜第16頁4行目) −ve側:膜から0.50cm(0.20インチ)離間している、電解質容積= 2MのNa2Sが250cc、モノスルフィドの溶液が、−ve電解質が完全に 充電されたこと、及び分極効果によってセル性能が制限されないことを確認する ために採用された。 +ve側:膜から0.50cm(0.20インチ)離間している、電解質容積= 1MのNaOHが250cc。 セルの+veチャンバーの底に電解質が入れられる直前に、+ve電解質に酸 素が導入された。酸素の流速は、2リットル/分であった。泡状の電解質が、セ ルの+veチャンバーを通して、0.5リットル/分の流速で循環された。−v e電解質が、セルの−veチャンバーを通して、0.6リットル/分の流速で循 環された。実験の間、30分後に、空気は酸素に置き換えられた。 D.セル性能 このセルを、30分泡状の電解質を形成するために酸素を用いて30分間、さ らに圧縮空気を用いて25分間、1アンペアで放電させた。 図3は、この操作中の時間に対する電圧を示す。 請求の範囲 1.(a)ひとつまたはそれ以上のバイポーラー中間電極によって分離された末 端+ve電極及び末端−ve電極であって、その各中間電極は、+ve側と−v e側を有し、それら各々は、+veチャンバー及び−veチャンバーに面し、各 バイポーラー電極の+ve側は多孔質導電性表面を持つ導電性基質からなり、バ イポーラー電極はカチオン交換膜によって互いに隔絶されている、 (b)空気/酸素と電解質の充分な混合物を形成し、電解質中の泡の分散体を形 成する手段、 (c)工程(b)で生成した電解質を、セル・アレーの+veチャンバーを通し て循環させる手段、 (d)スルフィド、バナジウム(V2+)塩またはクロム(Cr2+)塩からなり、 電力配給中に、セルのアレーの−veチャンバーを通して循環される電解質から 構成された電気化学セルのアレーからなることを特徴とする電力配給用の電気化 学装置。 2.バイポーラー電極の各+ve側上の多孔質導電体表面が、互いに、及び基質 表面に強く接触された炭素粒子、炭素繊維、及び中空ロッドから選択されること を特徴とする請求項1記載のセルのアレー。 3.空気/酸素と電解質との充分な混合物を形成する手段が、セルの+veチャ ンバーの外部にあることを特徴とする請求項1または2記載のセルのアレー。 4.空気/酸素と電解質との充分な混合物を形成する手段が、セルの各+veチ ャンバー内部にあることを特徴とする請求項lから3のいずれかに記載のセルの アレー。 5.+veチャンバーを循環する電解質が、希薄アルカリ溶液であることを特徴 とする請求項1から4のいずれかに記載のセルのアレー。 6.前記電解質が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、及び 水酸化アンモニウムから選択されることを特徴とする請求項5記載のセルのアレ ー。 7.+veチャンバーを循環する電解質が、希薄酸溶液であることを特徴とする 請求項1から6のいずれかに記載のセルのアレー。 8.前記電解質が、塩酸または硫酸であることを特徴とする請求項7記載のセル のアレー。 9.電気的に再貯蔵可能または化学的に補充可能であることを特徴とする請求項 1から8のいずれかに記載のセルのアレー。 10.電気的再貯蔵が、+ve及び−ve電極の極性を反転させる手段、及び逆 方向の化学反応を進行させるのに十分な電圧を供給する手段からなることを特徴 とする請求項1から9のいずれかに記載のセルのアレー。 11.化学的補充が、+ve及び/または−veチャンバーからの電解質の一方 または両方を、+ve及び/または−veチャンバーのみとした場合より長い放 電サイクルに渡って、延長された電力配給をするのための、各+ve及び/また は−veチャンバー体積より大きな体積を持つ貯蔵手段に循環させる手段からな ることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のセルのアレー。 12.電気回路に接続されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記 載の電気化学セルのアレー。 13.バイポーラー電極の+ve側上の多孔質導電体表面が、少なくとも2.5 mmの厚さを有することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の電気 化学セルのアレー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)ひとつまたはそれ以上のバイポーラー中間電極によって分離された末 端+ve電極及び末端−ve電極であって、その各中間電極は、+ve側と−v e側を有し、それら各々は、+veチャンバー及び−veチャンバーに面し、各 バイポーラー電極の+ve側は多孔質導電性表面を持つ導電性基質からなる、 (b)空気/酸素と電解質の充分な混合物を形成し、電解質中の泡の分散体を形 成する手段、及び、 (c)工程(b)で生成した電解質を、セル・アレーの+veチャンバーを通し て循環させる手段から構成された電気化学セルのアレーからなることを特徴とす る電力配給用の電気化学装置。 2.バイポーラー電極の各+ve側上の多孔質導電体表面が、互いに、及び基質 表面に強く接触された炭素粒子、炭素繊維、及び中空ロッドから選択されること を特徴とする請求項1記載のセルのアレー。 3.空気/酸素と電解質との充分な混合物を形成する手段が、セルの+veチャ ンバーの外部にあることを特徴とする請求項1または2記載のセルのアレー。 4.空気/酸素と電解質との充分な混合物を形成する手段が、セルの各+veチ ャンバー内部にあることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のセルの アレー。 5.+veチャンバーを循環する電解質が、希薄アルカリ溶液であることを特徴 とする請求項1から4のいずれかに記載のセルのアレー。 6.前記電解質が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、及び 水酸化アンモニウムから選択されることを特徴とする請求項5記載のセルのアレ ー。 7.+veチャンバーを循環する電解質が、希薄酸溶液であることを特徴とする 請求項1から4のいずれかに記載のセルのアレー。 8.前記電解質が、塩酸または硫酸であることを特徴とする請求項7記載のセル のアレー。 9.前記バイポーラー電極が、イオン交換膜によって互いに隔絶されたことを特 徴とする請求項1から8のいずれかに記載のセルのアレー。 10.前記イオン交換膜が、カチオン交換膜であることを特徴とする請求項9記 載のセルのアレー。 11.電力配給中に、−veチャンバーを通して循環する電解質が、スルフィド 、バナジウム(V2+)塩またはクロム(Cr2+)塩であることを特徴とする請求 項1から10のいずれかに記載のセルのアレー。 12.電気的に再貯蔵可能または化学的に補充可能であることを特徴とする請求 項1から11のいずれかに記載のセルのアレー。 13.電気的再貯蔵が、+ve及び−ve電極の極性を反転させる手段、及び逆 方向の化学反応を進行させるのに十分な電圧を供給する手段からなることを特徴 とする請求項11または12記載のセルのアレー。 14.化学的補充が、+ve及び/または−veチャンバーからの電解質の一方 または両方を、+ve及び/または−veチャンバーのみとした場合より長い放 電サイクルに渡って、延長された電力配給をするのための、各+ve及び/また は−veチャンバー体積より大きな体積を持つ貯蔵手段に循環させる手段からな ることを特徴とする請求項12または13記載のセルのアレー。 15.各バイポーラー電極の−ve側が、亜鉛、アルミニウム、または鉄からな る金属である一次電池であることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記 載のセルのアレー。 16.電気回路に接続されることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記 載の電気化学セルのアレー。
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