JPH08500782A - 管状フィルム成形装置内のフィルム駆動アセンブリの間隔を調整するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 成形チューブ上で管状フィルムを搬送するために、駆動アセンブリ（２２，２４）の間隔を調整するための装置は、回転可能調整プレート（４０）に取り付けられる別個の間隔配置された駆動アセンブリ（２２，２４）のそれぞれに取り付けられる調整アーム（３４，４４）を具備する。調整プレート（４０）がその軸（４２）の回りで回転すると、同時に、管状フィルム製品の中心線（２０）に関して同じ方向および反対の方向で駆動アセンブリが移動する。

Description

【発明の詳細な説明】 管状フィルム成形装置内のフィルム駆動アセンブリの間隔を調整するための装置 発明の背景 本発明は、円筒または心棒の回りでフラット可撓フィルムを折り込み、形作る 成形カラーを使用して、１本の可撓フラットフィルムから伸張した管状フィルム 製品を製造するための装置に関する。 出願人は、本明細書で参照で取り入れられる米国特許第５０８５０３６号の所 有者であり、特許第５０８５０３６号は、１本の可撓フラット・フィルムから伸 張した管状フィルム製品を高速で製造するための装置を開示している。その特許 では、ロールからのフィルムは、スプールされず、成形カラー上を成形チューブ 上まで通される。チューブ上のフィルムには、重なり合い、シールされるかある いは互いに接着される縦のエッジがある。フィルムは、成形チューブの反対側に 位置する、向かい合った一組の駆動ユニットによってチューブ上で先送りされる 。送りユニットまたは駆動ユニットによって、フィルムはチューブ上を連続的に 搬送される。フィルム送りユニットは、成形チューブの向かい合う側面上に位置 する、ボギーが取り付けられた駆動べルトを具備する。密閉ループ・ベルトは、 摩擦によって成形されたフィルム と係合し、フィルムをチューブに沿って搬送するように設計されている。動作中 、これらの駆動ユニットは、成形チューブとボギーが取り付けられた駆動ベルト の間の適切な間隔を維持するように正確に調整される。フィルムをチューブ上で 均一に駆動または移動できるように、伸張成形チューブの各側方に駆動ベルトが 、成形チューブから均一にかつ等しい間隔で配置されていることを確認すること が重要である。 ボギーが取り付けられた駆動ベルトなどの駆動ユニットの間隔の調整は、チュ ーブの中心線からの所望の距離として、ボギーが取り付けられた駆動ベルトのそ れぞれを独立して配置する取付機構を必要とする。しかし、依然として、駆動ま たは搬送アセンブリあるいはユニットを、円筒形の成形チューブの向かい合う側 面上に同時に配置するための改良型機構を提供するニーズがあった。本発明はこ のような機構に関する。 発明の概要 主要な面では、本発明は、平行に間隔配置された搬送アセンブリ、またはフィ ルムの平らなシートを管状の中空の円筒形の形態に成形するための装置に対応す る駆動装置を取り付け、調整するための改良型機構から構成される。このように して、本発明の装置は、フィルム成形カラーおよび成形部材を支えるサポート・ フレームから構成される。フィルム成形カラーは、フィルムを成形部材上に誘導 するために配置される。成形部材は、概して 円筒形のチューブである。チューブ上に成形されるフィルムは、重なり合う縦の エッジがあり、重なり合うエッジをシールするために熱シール機構が提供される 。熱シール機構に隣接し、概して円筒形のチューブの側面に沿って、円筒形のチ ューブの中心線から等しい距離を維持するのが望ましい、概して平行な搬送アセ ンブリまたは駆動ユニットが間隔を開けて配置されている。 特殊な本発明の改良型とは、搬送アセンブリまたは駆動ユニットが円筒チュー ブと接近または離反する方向に均一に移動することを保証し、さらに、搬送アセ ンブリが円筒成形チューブに関して事前に調整された固定希望位置で維持される ことを可能にする、アセンブリ・サポート調整機構のことである。このようにし て、改良型は、チューブの中心線を概して横断して取り付けられ、フィルム搬送 アセンブリの横方向の移動の範囲にわたって伸張する、少なくとも１本のアセン ブリまたは駆動ユニットのサポート・バーを具備する。サポート・バー上で搬送 アセンブリのそれぞれをスライド可能に取り付け、その中心線に向かっての移動 および中心線からの移動を可能にするための手段が提供される。間隔調整プレー トは、一般的には、軸の回りの旋回移動のためにその片側でアセンブリに隣接し て取り付けられる。第１アームは、１つの搬送アセンブリを調整プレートに旋回 可能に接続する。第２アームは、他の搬送アセンブリを調整プレートに旋回可能 に接続する。第１および第２アームは、プレ ート軸の向かい合う側面上のプレートに取り付けられる。このようにして、プレ ートがその軸の回りで旋回移動することによって、同時に、第１および第２アー ムが反対の方向に移動し、それによって、同時にサポート・バー上で中心線に向 けた、あるいは中心線から離れる方向に、アセンブリの反対のスライド移動を起 こす。 したがって、管状フィルム成形装置に関連するフィルム搬送アセンブリを調整 するための改良型機構を提供することが、本発明の目的である。 本発明の他の目的は、チューブ駆動ユニットの間隔を均一の方法で調整するた めの機械的に効率的ではあるが単純な機構を提供することにある。 本発明の他の目的は、平行駆動ユニットの間隔を調整するための機構を提供す ることにある。 本発明の以上の、およびそれ以外の目的、優位点、および特徴は、詳細な説明 に規定される。 図面の簡単な説明 以下の詳細な説明では、以下の図から成る図面が参照される。 図１は従来の技術による構成の斜視図である。 図２は本発明の改良型の斜視図である。 図３は本発明の改良型の平面図である。 図４は図３の構成の端面図である。 好ましい実施例の説明 図１は、米国特許第５０８６０３６号から取られてい る。図には、取付フレーム１０が、フィルム１４のフラット・シートを管状の形 態に成形するための構成パーツを提供している。フィルム１４のシートは、スピ ンドル１３に取り付けられるロール１２から解かれる。ローラー１５などのさま ざまなローラーが、フィルム１４のシートを伸ばし、フィルム１４のシートを成 形カラー１６を越えて送るためにフィルム１４のシートを調整する。カラー１６ は、フィルム１４を重なり合うエッジを持つ管状の形態に成形し、フィルム１４ を概して円筒形のチューブ１８上に導く。そこで、重なり合うエッジは、熱シー ル、接着剤、または類似物などのなんらかの手段によってシールされる。描かれ ている装置は、プーリーホイール２３，２５上に取り付けられる加熱バンド２１ を使用し、シールを行っている。フィルム１４は、チューブ１８の両側に位置す る継ぎ目なしベルト２７，２９によりチューブ１８上で先送りされる。 残りの図を参照すると、本発明の装置の改良型が描かれている。装置は、取付 フレーム１０に支持されており、その上ではフィルム１４のフラット・シートを 管状の形態に成形するための構成要素が並べられている。フィルム１４は、フラ ット・フィルム１４のロール１２から解かれる。フィルムのシート１４は、さま ざまなローラーおよびガイド上を通過し、最終的には、フラット・フィルム１４ を管状の形態に成形するカラー１６上を通過する。それから、フィルム１４のシ ートは、概して円筒形 のチューブ１８上で折り込まれ、そこでフィルム１４のシートの重なり合う縦方 向のエッジは接着剤、熱、または類似物の適用などのなんらかの手段によりシー ルされる。 チューブ１８には中心線２０がある。中心線２０から概して等距離にあるチュ ーブ１８の向かい合う側面上には、間隔配置された第１および第２搬送アセンブ リ２２と２４が配置されている。間隔配置された搬送アセンブリ２２と２４のそ れぞれは、例えば、特許第５０８６０３６号に記載されているようなボギーが取 り付けられた駆動ベルトであることがある。その他の種類の搬送アセンブリまた は駆動ユニット２２，２４を用いることができ、これもまた本発明の範囲内であ る。 第１の間隔配置された搬送アセンブリ２２は、中心線２０まで横断して伸張し 、フレーム１０と接続する横断サポート・バー２６および２８上にスライド可能 に取り付けられる。第２アセンブリ２４は、同様にスライド可能にバー２６，２ ８に取り付けられる。従って、アセンブリ２２および２４は、スライド取付３０ および３２を使用してバー２６および２８上にスライド可能に取り付けられる。 第１アセンブリ２２は、一般的には、ピボット接続部３６によって搬送アーム３ ４に取り付けられる。アーム３４の反対側の端は、搬送ピボット接続部３８によ りプレート４０に旋回可能に取り付けられる。プレート４０は、構成上概して円 形で、垂直軸４２の回りで旋 回するためにフレーム１０上に取り付けられている。第２アーム４４は、ピボッ ト接続部４６を通して第２搬送アセンブリ２４に旋回可能に接続される。アーム ４４の反対側の端は、ピボット接続部４８でプレート４０に旋回可能に取り付け られる。ピボット接続部４８が、接続部３８に向かい合い、軸４２を通過する線 の反対側にあり、バー２６と２８と平行になっていることに注意されたい。ハン ドル５０が、プレート４０を手動で回転するために提供されている。軸４２の回 りでのプレート４０の回転量を示すために、しるしまたは移動止め５２が提供さ れる。プレート４０は、手動によってのみならずモータ手段（図示されていない ）によって回転させてもよい。 動作中、各搬送アセンブリ２２および２４は、プレート４０の回転により、均 一にかつ同時に、中心線２０と接近または離反する方向に移動する。プレート４ ０を第１方向に回転すると、アーム４４が中心線に向かって移動し、同時にアー ム３４も中心線に向かって移動する。これと同時に、アセンブリまたはユニット ２２および２４が横断バー２６および２８上で同時にかつ均一にスライドする。 好ましい実施例では、ピボット接続部３８および４８が軸４２から等しい半径距 離になるように、アーム３４および４４はプレート４０に取り付けられ、並べら れている。ピボット接続部３８，４８を軸４２から等しくない距離に配置すると 、プレート４０の回転時に、 アセンブリ２２および２４は均一に変位されない。ある種の状況では、これが望 ましいこともある。 アセンブリ２２および２４が、円筒チューブ１８に関して、およびチューブ１ ８の中心線２０に関して適切に配置されている場合、移動止め５２に注意する必 要がある。ロック・アーム５７は、プレート４０したがってアセンブリ２２およ び２４が所望の移動止め位置にロックされていることを保証するために、プレー ト４０と協調して動作できる。このようにして、アセンブリ２２および２４の位 置は、円筒チューブ１８の中心線２０に関して再生可能である。したがって、描 かれている構成を、特許第５０８５０３６号に示されるような、ボギーが取り付 けられた駆動ベルトを均一にかつ同時に移動させるために用いることができる。 明らかに、特許第５０８５０３６号に示されるもの以外の他の種類の駆動アセン ブリを用いることもできる。 したがって、本発明の好ましい実施例が規定されている一方、発明が以下の請 求項およびそれに同等なものによってのみ制限されていることを理解する必要が ある。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年５月４日 【補正内容】 特許請求の範囲 １． １枚の可撓材を円筒形の形態に成形するための装置であって、前記装置は 、シート用の形態として概して円筒形のチューブを具備し、さらに、チューブの 向かい合う側面に配置される、間隔配置された概して平行な搬送アセンブリと、 平行なアセンブリの間の中心線から間隔配置された搬送アセンブリの移動および 間隔を制御するための取付調整機構の改良型とを具備し、前記中心線は概してチ ューブの中心線と一致するようになっており、前記改良型は、 中心線に概して横断して取り付けられ、アセンブリの所望の移動範囲上で伸張 する少なくとも１つのアセンブリ・サポート・バーと、 中心線と接近または離反する方向にスライド可能に移動するために、前記サポ ート・バー上に各アセンブリをスライド可能に取り付けるための手段と、 プレート軸の回りでの旋回移動のために、アセンブリに隣接して旋回可能に取 り付けられる間隔調整プレートであって、前記プレート軸が、中心線から間隔が 開けられ、中心線に垂直な平面にあり、かつ、前記サポート・バーに垂直な平面 にあるようにした間隔調整プレートと、 一方のアセンブリに旋回可能に接続され、前記サポート・バーに概して平行に 伸張し、その軸からの第１固定半径距離にあるプレートへの取付の第１位置で間 隔調整 プレートに旋回可能に取り付けられ、プレート軸に垂直な面で伸張する第１アー ムと、 他方のアセンブリに旋回可能に接続され、前記サポート・バーに概して平行に 伸張し、その軸からの第２固定半径距離であるプレートへの取付の第２位置で間 隔調整プレートに旋回可能に取り付けられ、プレート軸に垂直な面で伸張する第 ２アームとの組合せからなり、 アームがともに中心線を限定し、中心線に平行な面にあり、プレートへの取付 の前記第１および第２位置がプレート軸の向かい合う側面上にあり、それによっ てプレートがプレート軸の回りを旋回して移動すると、同時に第１および第２ア ームが反対方向に移動し、同時に、搬送アセンブリが、サポート・バー上で中心 線に接近または離反する方向に反対のスライド移動を行うようにした装置。 ２．第１および第２平行サポート・バーはアセンブリをスライド可能に支えるた めに取り付けられる請求項１に記載の改良型。 ３．前記間隔調整プレートはアセンブリの片側で旋回可能に取り付けられる請求 項１に記載の改良型。 ４．第１固定半径距離は第２固定半径距離と等しく、それによってプレートが軸 の回りを旋回して移動すると、アセンブリが反対の意味で等距離で移動する請求 項１に記載の改良型。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミスナー、 レイマンド エイチ. アメリカ合衆国 27603 ノースキャロラ イナ州 ラリー ウッドクレスト ドライ ブ 5729 (72)発明者 ウィンダム、 エルバート ピー. アメリカ合衆国 27526 ノースキャロラ イナ州 ファケイ―ヴァリナ ボックス 318―１ ルート (72)発明者 リチャードスン、 バーナード ディー. アメリカ合衆国 27502 ノースキャロラ イナ州 アペックス ボックス 253―エ イ ルート ２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．１枚の可撓材を円筒形の形態に成形するための装置であって、前記装置は、 シート用の形態として概して円筒形のチューブを具備し、さらに、間隔配置され た、チューブの向かい合う側面に配置される、概して平行な搬送アセンブリと、 平行なアセンブリの間の中心線から間隔配置された搬送アセンブリの移動および 間隔を制御するための取付調整機構の改良型とを具備し、前記中心線はチューブ の中心線と一致するようになっており、前記改良型は、 中心線に概して横断して取り付けられ、前記アセンブリの所望の移動範囲上で 伸張する少なくとも１つのアセンブリ・サポート・バーと、 中心線と接近または離反する方向にスライド可能に移動するために、前記サポ ート・バー上に各アセンブリをスライド可能に取り付けるための手段と、 軸の回りの旋回移動のために、アセンブリに隣接して旋回可能に取り付けられ る間隔調整プレートと、 一方のアセンブリに旋回可能に接続され、前記サポート・バーに概して平行に 伸張し、その軸からの第１固定半径距離である第１位置で間隔調整プレートに旋 回可能に取り付けられる第１アームと、 他方のアセンブリに旋回可能に接続され、前記サポート・バーに概して平行に 伸張し、その軸からの第２固定 半径距離である第２位置で間隔調整プレートに旋回可能に取り付けられる第２ア ームとの組合せからなり、 前記第１および第２アームのプレートへの取付位置はプレート軸の向かい合う 側面上にあり、それによってプレートがその軸の回りで旋回して移動すると、同 時に第１および第２アームが反対方向に移動し、同時に、前記サポート・バー上 で中心線と接近または離反する方向にアセンブリに部分的に反対方向のスライド 移動させるようにした装置。 ２．第１および第２平行サポート・バーは、スライド可能にアセンブリを支える ために取り付けられた請求項１に記載の改良型。 ３．前記間隔調整プレートはアセンブリの片側に旋回可能に取り付けられた請求 項１に記載の改良型。 ４．第１固定半径距離は第２固定半径距離と等しく、それによってプレートが軸 の回りを旋回して移動すると、アセンブリが反対の意味で等距離で移動するよう にした請求項１に記載の改良型。 ５．固定旋回位置にプレートをロックするための手段を調整プレート上に具備す る請求項４に記載の改良型。