JPH084961B2 - プラスチック被覆鋼管の端面加工装置 - Google Patents

プラスチック被覆鋼管の端面加工装置

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JPH084961B2
JPH084961B2 JP8131590A JP8131590A JPH084961B2 JP H084961 B2 JPH084961 B2 JP H084961B2 JP 8131590 A JP8131590 A JP 8131590A JP 8131590 A JP8131590 A JP 8131590A JP H084961 B2 JPH084961 B2 JP H084961B2
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steel pipe
plastic
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coated steel
backing plate
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JP8131590A
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昭夫 ▲高▼井
邦夫 藤堂
利雄 内屋敷
芳文 坂本
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日本鋼管株式会社
鋼管機械工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野】 本発明は、プラスチック被覆鋼管の端面加工装置に関
し、さらに詳しくはプラスチック被覆鋼管のライニング
部端面をオンラインにて所定寸法内に正確に仕上加工が
できる端面加工装置に関する。
[従来の技術] 耐候性、耐食性等の用途のために、鋼管の外面にポリ
エチレン等をライニングしたプラスチック被覆鋼管が使
用されている。かかるプラスチック被覆鋼管を製造する
には、第5図(a)に示すように定尺に切断された鋼管
100どうしを接続金具101で接続し、この接続された鋼管
を図示しないライニング装置に通し、鋼管100及び接続
金具101の外面上に連続してプラスチックを被覆してい
く。その後そのプラスチックライニング部103は鋼管接
続部で走行切断され、接続金具101を外し(第5図
(b))、さらにプラスチックライニング部103の端面1
04を鋼管100の端面105に対し、寸法差t=0.1mm以内に
仕上げて製品とする(第5図(c))。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来のプラスチック被覆鋼管の端面仕上加工
は許容寸法差が0.1mm以内と厳しいことからオンライン
で人手により行われていた。そのため多くの熟練技能者
がこの仕上加工のために従事することとなり、コスト、
能率の面で課題があるばかりでなく、無人化の支障とな
るものであった。
本発明は、上記の課題を解決するため自動機械化によ
るプラスチック被覆鋼管の端面仕上加工装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明に係るプラスチ
ック被覆鋼管の端面加工装置は、前面に加工ヘッドと当
て板を有する加工機本体と、プラスチック被覆鋼管を把
持する自動チャック装置とからなり、加工時当て板と加
工ヘッドは自動チャック装置により把持されたプラスチ
ック被覆鋼管に対し、前進方向に一定の前後関係すなわ
ちプラスチック被覆部端面の仕上寸法が上記の許容寸法
差内に入るような関係を保ちつつ前進するようになって
おり、当て板は鋼管の端面に当接し、加工ヘッドは当て
板の外周上に位置するプラスチック被覆部を切削する構
成としたものであり、さらに当て板による鋼管への押圧
力に対向するように自動チャック装置の弾圧スライド装
置を設けたものである。
[作 用] 自動チャック装置がプラスチック被覆鋼管を把持する
と、当て板及び加工ヘッドが前進を開始し、加工ヘッド
のバイトが回転しながらプラスチック被覆部の端面を切
削していく。このとき当て板はバイトの刃先位置より少
し(0.1mm)先行し、かつプラスチック被覆部の内部へ
進入していく。
加工が進み、最終的に当て板が鋼管の端面に当接し、
弾圧スライド装置のバネ力に抗して鋼管を多少押すこと
によって、プラスチック被覆部端面の仕上寸法が上記許
容寸法差以内で確保できる。
加工終了後は当て板及び加工ヘッドが後退し当て板に
よる押圧力が解除されると、弾圧スライド装置により自
動チャック装置は元の位置に復帰し、次の加工のための
準備動作に入る。
[実施例] 第1図は本発明による加工装置の一実施例を示す一部
断面側面図、第2図は自動チャック装置の正面図、第3
図は加工ヘッド及び当て板の拡大正面図、第4図は第3
図の側面図である。
図において、1は加工機本体、2は加工機本体1の前
面に装着された加工ヘッドで、面板21の円周上に取り付
けられた1個のバイト22から構成され進退可能な回転軸
23の先端に取り付けられている。3は当て板で、中空の
回転軸23内に回転自在に支持された軸31の先端に取り付
けられており、当て板3とバイト22の刃先位置の関係は
第4図に示すように当て板3の前面32がバイト22の刃先
位置24より0.1mmだけ突出する状態にセットされてい
る。当て板3の外径は加工対象のプラスチック被覆部10
3の内径より少し小さく形成されている。
加工ヘッド2を装着された回転軸23はスライドブロッ
ク4に軸受41を介して軸支されており、スライドブロッ
ク4は加工送り用シリンダ5に連結されている。加工送
りストロークはバイト22がプラスチック被覆鋼管100の
搬送に干渉しない位置まで戻るまでの距離とする。ま
た、回転軸23の基端は歯車伝動機構6を介して駆動モー
タ7に連結されている。
8は加工機本体1の前面に連接した自動チャック装置
で、弾圧スライド装置9によりスライド可能に支持され
ている。
自動チャック装置8は、第2図に示すように左右開閉
可能な一対のV字形チャック81と、プラスチック被覆鋼
管100の下部を支持するV字形ブロック82とからなり、
一対のチャック81はチャック開閉用シリンダ83に連結さ
れたリンク機構84によりガイド軸85上を左右同時に開閉
動作する。チャック81の位置より管軸方向の位置を違え
て設けられた下方または下部のVブロック82は図示しな
い手動式スクリュウジャッキで上下調整でき、これによ
りパイプサイズに応じて鋼管100の中心を加工ヘッド2
の中心に一致させる。なお、一対のリンク機構84はチャ
ック開閉用シリンダ83のロッド先端の連結部材86に一端
をピン結合した第1のリンク84aと、支持ブロック87に
中間部を軸支され各端がそれぞれ第1のリンク84a及び
チャック81にピン結合された第2のリンク84bとから構
成されている。また、ガイド軸85の一方側には一対のチ
ャック81の調節装置11を備え、ガイド軸85の一端を工具
で回転操作することにより歯車機構111及びネジ機構112
を通じて一対のチャック81を左右対称方向に同時に微動
調整できるようにしてある。
自動チャック装置8を支持する弾圧スライド装置9は
支持ブロック87をスライド自在に支持する一対のガイド
軸91と、支持ブロック87を加工機本体1側へ常に付勢し
ているバネ92とから構成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作を説明
する。
まず、前述の鋼管接続部で走行切断されたプラスチッ
ク被覆鋼管100が図示しないウォーキングビーム機構に
よりチャック81の中に搬入されると、近接スイッチ(図
示せず)の信号により自動チャック装置8が閉じ、鋼管
100の端部外面を一対のチャック81でクランプする。搬
入動作のウォーキング軌跡は第2図の符号106で示して
ある。また、鋼管100は複数のV字状のローラ(図示せ
ず)上に支持されている。
ラインスタートと同時に連続回転している加工ヘッド
2は、当て板3を伴って自動チャック装置8で把持され
ている鋼管100に向って回転しながら前進を開始し、所
定の位置までは早送りで前進する。そして鋼管端面に近
付いたときは第1図の速度制御器(加工送り用シリンダ
5の流量調整弁)12が働き、切削送りで加工ヘッド2は
前進する。
この切削送りで加工ヘッド2のバイト22は鋼管100よ
り突出しているプラスチック被覆部103の端面104を切削
していく。それとともに、当て板3はプラスチック被覆
部103の内部に進入していく。
切削が進行し、最終的にまず当て板3が鋼管100の端
面105に当接しこれを多少さらに押す。当て板3とバイ
ト22の刃先位置24の関係は第4図に示すように当て板3
の前面32が刃先位置24より0.1mmだけ突出するようにセ
ットされているので、最終的な被覆部端面の仕上寸法が
これによって確保される(第5図(c)参照)。自動チ
ャック装置8は当て板3の押圧力を受け弾圧スライド装
置9のバネ92を圧縮しながら押動させられ、この所定位
置までの押動時がプラスチック被覆部端面104の仕上加
工終了となる。
仕上加工終了により第1図の前進端リミットスイッチ
13が働き、加工ヘッド2及び当て板3は急速に後退す
る。この後退動作は後退端リミットスイッチ14の動作に
より停止する。当て板3の後退により上記押圧力が解除
されるので、自動チャック装置8は弾圧スライド装置9
のバネ力で元の位置に復帰し、その後自動チャック装置
8を開き、再びウォーキングビーム機構により仕上加工
を終った製品を搬出する。それとともに次のプラスチッ
ク被覆鋼管100が自動チャック装置8の中に搬入され、
上記の仕上加工が繰り返される。
上記実施例ではプラスチック被覆鋼管の一方の端面加
工について説明したが、本装置を両端に配置することに
よりプラスチック被覆部の両端を交互に仕上加工できる
ことはいうまでもない。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、加工ヘッド及び当て板
を有する加工機本体と、プラスチック被覆鋼管を把持す
る自動チャック装置を設け、該鋼管のプラスチック被覆
部端面を自動的に機械加工するようにしたので、能率が
著しく向上し、オンラインでの無人化加工が可能にな
る。さらに、当て板を加工ヘッドの刃先位置より所定寸
法だけ突出させ、加工時には加工ヘッド及び当て板がこ
の位置関係を保ちつつ前進し、加工ヘッドのバイトでプ
ラスチック被覆部端面を切削していき、当て板が最終的
に鋼管の端面に当接し弾圧スライド装置のバネ力に抗し
て自動チャック装置を押す時点で仕上加工終了時を決め
ているため、プラスチック被覆部端面を所定の寸法差以
内に正確に仕上げることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による加工装置の一実施例を示す一部断
面側面図、第2図は自動チャック装置の正面図、第3図
は加工ヘッド及び当て板の正面図、第4図は第3図の側
面図、第5図(a)〜(c)はプラスチック被覆鋼管の
端面加工の過程を示す説明図である。 1……加工機本体 2……加工ヘッド 3……当て板 8……自動チャック装置 9……弾圧スライド装置 21……面板 22……バイト 100……鋼管 103……プラスチック被覆部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内屋敷 利雄 神奈川県藤沢市辻堂東海岸1―14―2 (72)発明者 坂本 芳文 神奈川県横浜市栄区公田町740 (56)参考文献 実開 平2−90001(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工機本体と、該加工機本体に対向配設し
    た自動チャック装置と、該自動チャック装置により把持
    されたプラスチック被覆鋼管に対し、加工時前進方向に
    一定の前後関係を保ちつつ前進するように前記加工機本
    体に装着され、前記鋼管の端面に当接する当て板及び該
    当て板の前面より所定寸法だけ後位に刃先位置を持つ加
    工ヘッドと、前記当て板の押圧力に対向する前記自動チ
    ャック装置の弾圧スライド装置とを具備するプラスチッ
    ク被覆鋼管の端面加工装置。
JP8131590A 1990-03-30 1990-03-30 プラスチック被覆鋼管の端面加工装置 Expired - Lifetime JPH084961B2 (ja)

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JPH03281102A JPH03281102A (ja) 1991-12-11
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JP2015503455A (ja) * 2011-12-28 2015-02-02 ラッツンデ ウント コー ゲーエムベーハーRattunde & Co Gmbh 長尺形状部分の端部のための機械加工装置およびそのための位置決定装置

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