JPH05285755A - パイプ加工装置 - Google Patents

パイプ加工装置

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Publication number
JPH05285755A
JPH05285755A JP11798892A JP11798892A JPH05285755A JP H05285755 A JPH05285755 A JP H05285755A JP 11798892 A JP11798892 A JP 11798892A JP 11798892 A JP11798892 A JP 11798892A JP H05285755 A JPH05285755 A JP H05285755A
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JP
Japan
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pipe
bending
die
cutting
processor
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JP11798892A
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Inventor
Shigeo Kogure
茂生 小暮
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプの曲げ加工、穴明け加工及び切断加工
を同一加工装置で行なう。 【構成】 基台1上にX,Y方向動くテーブル2を設け
る。テーブル2上には、パイプ曲げ加工部20,パイプ
固定治具30及びパイプ切断加工部40を固定する。パ
イプ曲げ加工部20は、パイプAの先端部を曲げ加工す
る。パイプ固定治具30は、パイプAの位置決めを行な
うとともに、パイプAの穴明け加工の際に把持して穴明
け加工部60の下方に移送する。パイプ切断加工部40
は、曲げ加工を施したパイプAを所定長さに切断する。
基台1の側部にパイプAの把持可能なチャック55を有
するパイプ供給部50を設ける。テーブルを挟んでパイ
プ供給部50と対向して穴明け加工部60を基台1上に
設ける。穴明け加工部60には、上下動自在な回転工具
63を設け、パイプAの穴明け加工を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療機器等に用いられ
る小径パイプ部品を製作する際に、パイプの曲げ加工、
穴明け加工及び切断加工を行なうパイプ加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプ加工装置を図11及び図1
2に示す。図11に示す加工装置は、半円弧状の周溝を
有する2個のローラ80.81の間に、パイプ82を手
作業にて挿入し、加工レバー83を矢印方向に回転する
ことにより、ローラ81を孔84に沿って移動させ、パ
イプ82をローラ80側に押圧して曲げ加工を施し得る
ように構成されている。図12の加工装置は、パイプ8
5の途中を把持固定可能なチャック装置86と、パイプ
85を両側から曲げ型87とこれに対して遠近移動自在
な締付型88とで把持固定した状態で一体に回転する曲
げ加工機構と、前記パイプ85の曲げ部分に近い箇所を
側方から前記曲げ型87側に押圧しかつ曲げ加工時には
ブースター89を介してその曲げ方向に同期移動する移
動圧力型90を有するプレッシャー機構とを備えて構成
されている(特開昭59−42128号公報)。さらに
は、曲げ軸に取付けた自転可能な曲げ型とこの曲げ型の
軸心を中心に円弧移動可能な締め型を設け、曲げ型と締
め型間でパイプを挟み、締め型を機械的に円弧移動して
曲げ型の周面に沿ってパイプを曲げるように構成したパ
イプ加工装置がある(特公昭62−22693号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11の手動
加工装置及び図12あるいは特公昭62−22693号
公報に示された汎用性の高い回転引き曲げ方法の加工装
置は、パイプの曲げ加工のみしかできなかった。そのた
め、パイプの切断及び穴明け加工を施したい時には、他
の所要の加工装置にその都度付け換えなければならなか
った。このことは各加工毎に精度を維持するための位置
調整作業を行なう面倒さを生み出し、加工精度±0.1
を維持することも困難である。この結果、機種を順次変
えながら加工を行なう必要のある多種少量生産において
は、顕著に、加工工程に応じた数種類の加工装置の準
備、被加工物であるパイプの着脱および位置調整作業に
多大な時間を要し、生産性の向上が図れない上、精度の
維持ができないという問題が発生する。本発明は、上記
従来の加工装置の問題点に鑑みてなされたもので、パイ
プの曲げ、穴明け及び切断の各加工を同一加工装置で行
なうことができ、各加工毎の位置調整をすることなく各
加工精度を得ることができるパイプ加工装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパイプ加工装置は、基台上を少なくとも二
方向に動くテーブルと、基台に周設され、該テーブルに
対するパイプの高さを調節するとともに加工するパイプ
を該テーブルに送り出すパイプ供給部と、該テーブルを
挟んで該パイプ供給部と略対向した位置に設けた穴明け
加工部と、該テーブル上に設けられ、供給されたパイプ
の位置決めを行なうとともに位置決めされたパイプに該
穴明け加工部にて穴明け加工を行なうための開口を有す
る少なくとも二体で構成されたパイプ固定治具部と、該
テーブル上に設けられ、位置決めされたパイプを必要に
応じて切断するパイプ切断加工部と、該テーブル上に設
けられ、位置及び長さが決められたパイプ先端部を曲げ
加工するパイプ曲げ加工部とから構成した。
【0005】
【作用】上記構成によれば、テーブルの移動によりパイ
プ切断加工部、パイプ曲げ加工部、パイプ固定治具部及
び穴明け加工部がパイプに対して選択位置決めされる。
パイプ供給部に把持固定されたパイプは、その先端長さ
を決めるために、回転砥石を有するパイプ切断加工部に
相対移動、供給され、切断加工が施される。その後、パ
イプに対し相対的にパイプ曲げ加工部が移動し、曲げ型
と曲げ押さえとの間に誘導、位置決めされ、半円形状周
溝を有する曲げ押さえ型の周囲に沿って回転制御される
ことにより、曲げ加工が施される。さらに、パイプは曲
げ型よりパイプ供給部の相対的移動によって取り外さ
れ、パイプ固定治具部に移送される。パイプを上記固定
治具部にて把持固定を行なった後、パイプ供給部のチャ
ックを開放し、上記パイプ固定治具部が穴明け加工部に
相対的に移動、位置決めされ、パイプの所定位置に穴明
け加工が施される。再び、パイプ供給部チャックにてパ
イプを把持固定した後、パイプ固定治具部よりパイプを
開放し、切断加工部に位置決めされ、パイプは切断加工
を施され、1部品としての加工を終了する。上記各加工
部の選択、位置決め、加工制御は数値制御により行なわ
れ、パイプはその加工の全工程において確実な固定と受
渡しが行なわれるため精度の維持が保証されるのであ
る。
【0006】
【実施例1】図1から図6は、本発明の実施例1を示
し、図1はパイプ加工装置全体を示す斜視図、図2はパ
イプ曲げ加工時のパイプ曲げ加工部を示す平面図、図3
はパイプ曲げ加工部の要部を示す断面図、図4はパイプ
固定時のパイプ固定治具部を示す平面図、図5はパイプ
穴明け時のパイプ固定治具部を示す断面図、図6はパイ
プ切断加工時のパイプ切断加工部を示す平面図、図7
は、加工部品例を示す斜視図である。本実施例のパイプ
加工装置は、基台1の上方に配置したテーブル2をX−
Y軸方向に移動、制御可能な移動機構部10と、テーブ
ル2上に配置したパイプ曲げ加工部20、パイプ固定治
具部30及びパイプ切断加工部40と、基台1の側部に
配置したパイプ供給部50と、基台1の上面に配置した
穴明け加工部60とから構成されている。
【0007】移動機構部10は、基台1とテーブル2と
の間に配置され、パイプ供給部50及び穴明け加工部6
0へテーブル2を基台1上でX−Y軸方向に移動、制御
するもので、テーブル2をX軸方向及びY軸方向へ移動
制御するX軸移動部11及びY軸移動部12より構成さ
れている。X軸移動部11は、Y軸移動部12をX軸方
向へ摺動自在に支持する2本の平行なガイド13と、2
本のガイド13間でX軸と平行に設けられ、Y軸移動部
12の下部に固定したボールナット(図示省略)を螺合
した回動自在なボールネジ14と、ボールネジ14を介
してY軸移動部12、すなわちテーブル2のX軸方向へ
の移動及び制御を行なうモータ15とから構成されてい
る。Y軸移動部12は、テーブル2をX軸と直交するY
軸方向へ摺動自在に支持する2本の平行なガイド16
と、2本のガイド間でY軸と平行に設けられ、テーブル
2の下部に固定したボールナット(図示省略)と螺合し
た回動自在なボールネジ17と、ボールネジ17を介し
てテーブル2のY軸方向への移動及び制御を行なうモー
タ18とから構成されている。
【0008】テーブル2上に配置したパイプ曲げ加工部
20は、テーブル2に固定され、外円周部に半円形状の
周溝を有する曲げ型21と、曲げ型21を中心部の上方
に配し、曲げ型21の外円周部の中心に対して回転自在
な円テーブル22と、円テーブル22上に配置され、上
記曲げ型21の周溝に対向しパイプAを挟持する半円形
状の周溝を有する自転可能な曲げ押さえ23と、円テー
ブル22の外周に設けたウォームホイールと螺合し、円
テーブル22を回転させ曲げ型21に対する曲げ押さえ
23の角度制御を行なうウォームギア24を連結したモ
ータ25とから構成されている。上記曲げ型21と曲げ
押さえ23は、パイプAの外径に応じて交換可能となっ
ている。
【0009】また、テーブル2上に配置したパイプ固定
治具30は、テーブル2に固定した固定型31と、テー
ブル2に設けたX軸と平行なガイド37(図5参照)に
摺動自在に支持された移動台38(図5参照)上に固定
して固定型31と対向配置したパイプ把持移動型33
と、パイプAの挿入時とパイプAの把持時において上記
固定型31に対してパイプ把持移動型33を遠近移動位
置決めするために移動台38に連結した駆動シリンダ3
2(図4参照)とから構成されている。固定型31とパ
イプ把持移動型33のそれぞれの対向面には、パイプA
を把持するための半円形状の溝、曲げ加工されたパイプ
Aの先端を挿入するための切欠き溝及び穴明け加工部6
0の回転工具63を挿入するための切欠き溝が設けら
れ、パイプAの把持時に、パイプ把持穴34、パイプ挿
入穴35及び回転工具加工穴36が形成されるようにな
っている。また、固定型31とパイプ把持移動型33
は、パイプAの外径及び曲げ加工形状に応じてネジ着脱
により交換可能となっている。
【0010】テーブル2上に配置したパイプ切断加工部
40は、テーブル2に固定した回転モータ41と回転モ
ータ41に連結した回転砥石42とから構成されてい
る。回転砥石42は、テーブル2に対して垂直かつX軸
と平行に配置され、その外周部でパイプAを切断し得る
ように構成されている。
【0011】基台1の側部に配置したパイプ供給部50
は、基台1の側面に固定した凹状の基部51と、基部1
の凹部に配置され、ガイド52を介して上下方向(Z軸
方向)に案内移動自在なL字形状の移動部材53と、移
動部材53上に固定され、被加工材である長尺なパイプ
Aを後部からテーブル2方向の前部に供給するパイプ供
給部本体54と、パイプ供給部本体54のテーブル2側
で回転自在に配置され、パイプAの把持動作可能な駆動
シリンダ(図示省略)により開閉されるチャック55
と、ギア(図示省略)を介してチャック55の回転制御
を行なうパイプ供給部本体54に固定したモータ56
と、チャック18の前方でパイプ供給部本体54上に対
向配置され、パイプAを挟んでガイドを行なう半円形状
の周溝を有する自転可能な一対のガイドローラ57と、
基部51の凹部内に固定され、パイプAを加工する下位
置とテーブル2上の各加工部材間移動の際の上位置とに
ガイド52に沿って基台1に対し上下方向の位置決め制
御する上下シリンダ58とから構成されている。
【0012】基台1上面に固定した穴明け加工部60
は、テーブル2を挟んでパイプ供給部50と対向配置さ
れている。この穴明け加工部60は、回転自在なスピン
ドル61と、スピンドル61にギア(図示省略)を介し
て回転運動を伝達する主軸モータ62と、スピンドル6
1に連結固定された回転工具63とから構成されてい
る。また、穴明け加工部60は、スピンドル61の固定
部材64をZ軸方向へ摺動自在に支持するガイド65と
固定部材64の裏面に固定したボールナット(図示省
略)と螺合したボールネジ66を介して移動及び制御を
行なうモータ67とによってパイプ固定部30に対して
移動自在となっている。
【0013】次に、本実施例の作用を、図7に示すパイ
プBの加工部品例の加工手順に沿って説明する。第1
に、パイプ供給部50にガイドローラ57の前方へその
先端を突出してセットされたパイプAを所定位置まで引
き出すために、X軸移動部11のボールネジ14を介し
てテーブル2をX軸方向に移動しパイプ固定治具部30
に位置決めする。このとき、固定型31とパイプ把持移
動型33は離反している。その後、Y軸移動部12のボ
ールネジ17を介してテーブル2をパイプ供給部50方
向へ移動し、固定型31とパイプ把持移動型33の半円
形状の溝にパイプAの先端を位置させる。そして、パイ
プ把持移動型33を駆動シリンダ32により移動して、
固定型31とでパイプAの先端を把持し、パイプ穴3
4で固定した後、チャック55を開いてパイプAの把持
を開放する。そして、テーブル2をボールネジ17を介
しテーブル2と共にパイプ固定治具部30をパイプ供給
部50からY軸方向で遠ざかる方向に所定の位置まで移
動し、パイプAを所定長さパイプ供給部50から引き出
す。なお、以下の説明において、テーブル2の移動は、
ボールネジ14,17の回転により行なうのでその記載
は省略する。チャック55を再び閉じ、パイプ把持移動
型33を開いた後、テーブル2をパイプ供給部50から
遠ざかるY軸方向に移動し、パイプAの先端をパイプ固
定治具部30から抜き出す。このパイプ固定治具部30
からの抜き出しは、パイプ供給部50を上下シリンダ5
8により上昇させて行なうことができる。
【0014】第2に、テーブル2をY軸方向及びX軸方
向に移動してパイプAの先端部をパイプ切断加工部40
に位置決めし、回転砥石42をモータ41により回転す
るとともに、テーブル2をX軸方向に移動させ、パイプ
Aの先端部を回転砥石42の外周で切断する。これによ
り、常にパイプAの先端位置と先端面(切り口)の切断
角度が一定に維持される。
【0015】第3に、テーブル2をパイプ供給部50か
ら遠ざけるY軸方向に移動し、またテーブル2をX軸方
向に移動してパイプAの先端をパイプ曲げ加工部20の
方向に移動し、曲げ型21と曲げ押さえ23間の前方に
位置させる。次に、テーブル2をY軸方向、すなわち図
2に示す矢印C方向に移動し、曲げ型21と曲げ押さえ
23のそれぞれの半円形状周溝にパイプAを挿入する。
次に、モータ25を駆動してウォームギアを回転し、円
テーブル22を矢印D方向に回転させ、曲げ押さえ23
を曲げ型21を中心所定の角度位置23aまで回転す
る。このとき、曲げ押さえ23は自転しながらパイプA
を曲げ型21の周溝に押し付け、パイプAを曲げ型21
の同一曲率で所定角度だけ曲げる。その後、テーブル1
を矢印E方向に移動し、曲げ加工を施したパイプAをパ
イプ曲げ加工部20から取り外す。
【0016】第4に、パイプ供給口部50のモータ56
を回転させ、チャック55を介してパイプAを90度回
転し、パイプAの切り口を真上に向けた後、テーブル2
をX軸方向及びY軸方向に移動し、パイプAをパイプ固
定治具部30の固定型31とパイプ把持移動型33との
溝部の前方に位置決めする。この時、固定型31とパイ
プ把持移動型33は離反している。次に、テーブル2を
パイプ供給部50に近づけるべくY軸方向に移動し、パ
イプAの曲げ加工を施した部分がパイプ挿入穴35及び
穴明け加工する部分が回転工具加工穴36に位置決めさ
れた自転で停止する(図5参照)。その後、駆動シリン
ダ32を駆動して移動台38を介してパイプ把持移動型
33を固定型31に接近させ、パイプAをパイプ把持穴
34で把持固定する。次に、パイプ供給部50のチャッ
ク56をシリンダにより開放してパイプAの把持を解除
した後、テーブル2をY軸方向に移動してパイプ固定治
具部30を穴明け加工部60の方向に移動し、回転加工
穴36をスピンドル61の回転工具63の真下に位置決
めする。その後、モータ67を駆動しボールネジ66を
介してスピンドル61をZ軸方向に下降するとともに、
主軸モータ62を駆動して回転工具63を回転して、回
転工具63を回転工具加工穴36に挿入し、パイプAに
穴明け加工を施す、穴明け加工が完了した後、上記と逆
の動作で回転工具63を回転工具加工穴35から引き抜
き、さらに、テーブル2をY軸方向に移動して、次工程
の切断長さに応じた位置にパイプ固定治具部30を位置
決めする。そして、パイプ供給部50のチャック55を
閉じてパイプAを把持した後、パイプ把持移動型33を
固定型31から離反する方向に移動してパイプAの把持
を解除し、ついでテーブル2をパイプ供給部50から遠
ざけるY軸方向に移動して、加工精度を維持しつつパイ
プAから固定治具部30を取り外す。
【0017】第5に、テーブル2をX軸方向に移動して
パイプ切断加工部40をパイプAの切断部位に位置決め
し、モータ41を駆動して回転砥石42を回転しつつ、
テーブル2をX軸方向(図6に示す矢印F方向)に移動
して、回転工具42によってパイプAを切断し、図7に
示す加工品例であるパイプBが完成する。なお、上記加
工手順において、テーブル2上に設けた各加工部間をパ
イプ供給部50に把持されたパイプAが相対移動する際
に、パイプAの先端が各加工部と干渉する場合は、パイ
プ供給部50の上下シリンダ58の駆動により回避しつ
つ実施することができる。さらに、パイプ部品の形状、
曲げ回数及び穴明け加工の有無に応じて、各加工部への
移送順を変更しつつ実施できることは言うまでもまい。
【0018】以上のように、本実施例によれば、常にパ
イプ供給部50のチャック55もしくはパイプ固定治具
部30にてパイプAを把持固定した状態で加工を行な
い、チャック55とパイプ固定治具30間のパイプ受渡
しも位置制御ののち自動にて行なうため、加工精度の維
持が可能となり、加工工程が変わる毎の人手による調整
を不要とすることができる。さらに、あらかじめ各加工
部への位置決め、加工の動作量、作動速度をメモリーに
インプットさせておくことにより、自動連続加工と他の
部品への切換が可能となる。また、同径パイプにて曲げ
Rが異なるときは、図2の曲げ押さえ23をを矢印D方
向への微小回転と矢印D方向の逆方への戻し、テーブル
22の矢印C方向への微小移動の3つの動作を繰り返す
ことにより、曲げ型21の曲率より大きなRが加工可能
となり、曲げ型21の交換を削減できる。さらに、パイ
プ曲げ加工部20の曲げ型21と曲げ押さえ23及びパ
イプ固定治具部30の固定型31ととパイプ把持移動型
33の交換により、曲げ位置や穴明け位置の異なるパイ
プ及び径の異なるパイプの加工が対応可能となることを
挙げることができる。
【0019】
【実施例2】図8から図10は、本発明の実施例2のパ
イプ加工装置の要部を示し、図8はパイプ曲げ加工部の
断面図、図9はパイプ切断加工部の平面図、図10は穴
明け加工部の正面図である。本実施例のパイプ加工装置
は、以下の点で上記実施例1の構成と異なり、その他の
構成は同一である。第1に、図8に示すように、パイプ
曲げ加工部20の曲げ押さえ23を円テーブル22上で
ガイドに沿って曲げ型21に対して遠近移動自在な摺動
部材26に自転自在に取付け、円テーブル22に固定し
たシリンダ27を摺動部材26に連結して構成してあ
る。これにより、曲げ押さえ23は、パイプAを押さえ
る位置と曲げ型21から離れる位置とに移動自在とな
り、またシリンダ27により位置決めされる。
【0020】第2に、図9に示すように、パイプ切断加
工部40には、パイプ曲げ加工部20と同様な回転角度
制御可能な円テーブル43がテーブル上に設けられ、こ
の円テーブル43上に回転砥石42を回転するモータが
固定されており、パイプAの切断角度の任意の設定を可
能としている。第3に、図10に示すように、穴明け加
工部には、回転工具63を複数個ストックできる工具ス
トック部68と工具交換装置69が付加され、回転工具
63の交換を可能にしている。
【0021】次に、本実施例の作用を説明すると、パイ
プAをパイプ曲げ加工部20で曲げ加工を行なうとき、
パイプAを挿入する際には曲げ押さえ23を曲げ型21
から離した状態とし、曲げ加工を行なう際にはシリンダ
27を介して曲げ押さえ23を曲げ型21に近づけ、パ
イプAを曲げ型21に押圧する位置に位置決めする。そ
して、曲げ加工が終了し、パイプAを取り出すときに
は、シリンダ27を介して、曲げ押さえ23をパイプA
及び曲げ型21から離す。また、曲げ加工されたパイプ
Aをパイプ固定治具30に固定して回転工具63により
穴明け加工を行なう際には、加工穴径に応じた回転工具
63を工具ストック部68から工具交換装置69により
自動選択し交換する。さらに、パイプAの切断端面及び
穴明け部のバリ取りが必要なときには、ワイヤーブラシ
を工具ストック部68に予めセットしておき、工具交換
装置69で自動選択し、回転工具63と交換する。ま
た、パイプAの切断加工を行なう際、パイプ端面を斜め
に切断する場合には、円テーブル43を所定の角度回転
して回転砥石42の切断角度でパイプAに対向させて位
置決めする。そして、テーブル2を切断角度の方向(図
9において、矢印G方向)に移動させるべく、ボールネ
ジ14,17(図1参照)を同時に回転し、回転砥石4
2に沿った斜めの方向にテーブル2を移動しパイプAの
切断を行なう。その他の作用は、上記実施例1と同様で
あるので、その説明省略する。
【0022】本実施例によれば、上記実施例1に挙げた
効果の他に、曲げ押さえ23を曲げ型21に対して遠近
移動自在に設けたので、パイプAの曲げが2箇所以上あ
る加工部品についても、曲げ加工後に曲げ型21からの
取り外しが容易にでき、3元次の曲げ加工への対応が可
能となる。また、工具ストック部68を設け、複数の回
転工具63、必要によってはワイヤーブラシをセット
し、回転工具63等を工具交換装置により自動選択、交
換し得るようにしたので、異なる穴径の加工及びバリ取
り加工が必要な加工部品についても、全自動にて対応が
可能となる。さらに、回転砥石42の切断角度を任意に
設定し得る円テーブル43を設けたので、パイプA端面
の任意な斜め方向の切断が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、同一加
工装置内にパイプ曲げ加工部材の切断、曲げ、穴明け加
工部を具備しているので、パイプ供給部もしくはパイプ
固定治具部にパイプ把持固定した状態にて、それぞれの
加工部を位置決め制御のうえ加工が行なえる。また、パ
イプ供給部とパイプ固定治具間のパイプの受渡しも自動
にて位置決めのうえ行なうことができる。すなわち、い
ちいち加工物のパイプを取り外したり、取り外した加工
物を位置決めする必要がなくなり、加工精度の維持が可
能となし、しかも加工工程が変わる毎の人手による調整
を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のパイプ加工装置全体を示す
斜視図である。
【図2】本発明の実施例1のパイプ曲げ加工部を示す平
面図である。
【図3】本発明の実施例1のパイプ曲げ加工部を示す断
面図である。
【図4】本発明の実施例1のパイプ固定治具部を示す平
面図である。
【図5】本発明の実施例1のパイプ固定治具のパイプ把
持移動型を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例1のパイプ切断加工部を示す平
面図である。
【図7】曲げ加工を施したパイプ成形品を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明の実施例2のパイプ曲げ加工部を示す断
面図である。
【図9】本発明の実施例2のパイプ切断加工部を示す平
面図である。
【図10】本発明の実施例2の穴明け加工部を示す正面
図である。
【図11】従来のパイプ加工装置を示す平面図である。
【図12】従来のパイプ加工装置を示す平面図である。
【符号の説明】
2 テーブル 10 移動機構部 20 パイプ曲げ加工部 30 パイプ固定治具部 40 パイプ切断加工部 50 パイプ供給部 60 穴明け加工部 A パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上を少なくとも二方向に動くテーブ
    ルと、基台に周設され、該テーブルに対するパイプの高
    さを調節するとともに加工するパイプを該テーブルに送
    り出すパイプ供給部と、該テーブルを挟んで該パイプ供
    給部と略対向した位置に設けた穴明け加工部と、該テー
    ブル上に設けられ、供給されたパイプの位置決めを行な
    うとともに位置決めされたパイプに該穴明け加工部にて
    穴明け加工を行なうための開口を有する少なくとも二体
    で構成されたパイプ固定治具部と、該テーブル上に設け
    られ、位置決めされたパイプを必要に応じて切断するパ
    イプ切断加工部と、該テーブル上に設けられ、位置及び
    長さが決められたパイプ先端部を曲げ加工するパイプ曲
    げ加工部とを具備することを特徴とするパイプ加工装
    置。
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