JPH0849328A - 間仕切壁 - Google Patents

間仕切壁

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Publication number
JPH0849328A
JPH0849328A JP20453994A JP20453994A JPH0849328A JP H0849328 A JPH0849328 A JP H0849328A JP 20453994 A JP20453994 A JP 20453994A JP 20453994 A JP20453994 A JP 20453994A JP H0849328 A JPH0849328 A JP H0849328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
runner
partition wall
fitted
shaped groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP20453994A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Abe
啓一 阿部
Makoto Toyoda
誠 豊田
Sei Okada
生 岡田
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okabe Co Ltd
Original Assignee
Okabe Co Ltd
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Publication date
Application filed by Okabe Co Ltd filed Critical Okabe Co Ltd
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Publication of JPH0849328A publication Critical patent/JPH0849328A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐震性に優れ、施工が容易に行える間仕切壁
を提供すること。 【構成】 上部ランナー20に下方へ向けて突出するガ
イド片21を設け、下部ランナー30に上方を開口した
ガイド溝31を設け、パネル40の上部へ前記ガイド片
21に装着可能なU字溝部51と前記パネル40の厚み
に合わせて形成させると共に該U字溝部51にほぼ直交
する向きに接続した端面当接部52と該端面当接部52
にほぼ直交してU字溝部51側へ向けて接続した掛止片
53とからなるフック材50を設置すると共に、前記パ
ネル40の下部へ下部ランナー30に嵌め込み可能とし
た下部取付材60を設置して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空間を仕切る間仕切壁
およびその施工方法に関するものである。
【0002】
【本発明の前提となる技術】図6に本発明の前提となる
間仕切壁aの斜視図を示す。間仕切壁aは、上部ランナ
ーbと、下部ランナーcと、この上部ランナーb及び下
部ランナーcで支持されるパネルdとにより形成されて
いる。上部ランナーbは、下方に開放した断面コ字形の
部材であり、天井eに取り付けられている。下部ランナ
ーcは、断面弓形を呈する部材であって、上方に開放し
た溝を形成して床fに取り付けられている。パネルd
は、上部に前記上部ランナーbに嵌合可能な上向きのフ
ック材gがビス止めされると共に、下部に下部ランナー
cの溝内へ嵌合可能なスペーサhが設置されている。こ
の間仕切壁aは、パネルdを持ち上げて上部ランナーb
にフック材gを装着し、その状態でパネルdを垂直に立
てて下端のスペーサhを下部ランナーcの溝内で落とし
こんで嵌め込み、順次パネルdを嵌め込んで設置されて
いく。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】前記した間仕切壁に
あっては、次のような問題点がある。
【0006】<イ> 図6に示す様に、パネルdに設置
されるフック材gは、パネルdの上端面にビス止めされ
ている。パネルdとフック材gの接合力は、使用するビ
スの引き抜き強度で決まってしまう。このため、パネル
dに積層板などを使用すると、ビスの引き抜き強度が小
さくなり、フック材gの接合力も小さくなる。従って、
地震などにより、設置したパネルdのビスが緩みフック
材gが外れ、パネルdが倒れる恐れがある。
【0007】<ロ> フック材gの取付をビスで行って
いる。このため、フック材取付作業に多大な時間を要す
る。
【0008】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、耐震性に優
れ、施工が容易に行える間仕切壁を提供することにあ
る。
【0009】
【問題点を解決するための手段】即ち本発明は、天井に
取り付けらる上部ランナーと床に取り付けられた下部ラ
ンナーと該上部ランナー及び下部ランナーで支持される
パネルとからなる間仕切壁において、前記上部ランナー
に下方へ向けて突出するガイド片を設け、前記下部ラン
ナーに上方を開口したガイド溝を設け、前記パネルの上
部にパネル上端面およびその両側面と当接して嵌着可能
とし且つ前記ガイド片に装着可能なU字溝部を有するフ
ック材を設置すると共に、前記パネルの下部に前記ガイ
ド溝内へ嵌め込み可能とした下部取付材を設置したこと
を特徴とする間仕切壁である。
【0010】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。
【0011】<イ>全体の構造 図1に間仕切壁の斜視図を示す。間仕切壁は、上部ラン
ナー20と下部ランナー30とパネル40とにより構成
され、パネル40の上部および下部にはフック材50と
下部取付材60が設置されている。以下各部について詳
述する。
【0012】<ロ>上部ランナー 図2に示す様に、上部ランナー20は、パネル40の上
部を支持する長尺状の部材であり、下方に向けて突出し
たガイド片21、21が形成されると共に、それらと直
交する天井取付面22が形成されている。例えば、上部
ランナー20は、その断面をコ字形に形成したものを使
用することができる。尚、上部ランナー20の断面形状
は、コ字形に限定されるものではなく、天井取付面を有
し下方に突出したガイド片を有する形状であれば、その
他の形状でも勿論よい。
【0013】<ハ>下部ランナー 下部ランナー30は、パネル40の下部を支持する長尺
状の部材である。下部ランナー30は、図3の様に、パ
ネル40設置の際に、落とし込まれるパネル40下部を
嵌め込めるように形成され、例えば、断面を略弓形とし
て、両側にガイド溝31、31を形成し、中央に床取付
面32を形成して構成される。
【0014】<ニ>パネル パネル40は、空間を仕切る板体であり、その上部には
フック材50、下部には下部取付材60がそれぞれ設置
されている。パネル40は、例えば、不燃板や発泡コン
クリート板の外側に、剛性を有する合成樹脂板を重ね合
わせた積層板が使用できる。この積層板は、ある程度の
剛性および機械的強度を有し、低コストで入手可能な部
材である。パネル40の横幅は、パネル40の重さに応
じて30cmから90cm程度に設定するのが好まし
く、この程度の横幅であれば作業員一人で抱え上げて、
前記上部ランナー20および下部ランナー30の間に嵌
め込むことができる。
【0015】<ホ>フック材 フック材50は、U字溝部51と端面接合部52と掛止
片53を連接して形成されている。図4に示す様に、U
字溝部51は、板体をU字形に曲折して形成され、その
溝幅のうち上部は挿入するガイド片21の厚みよりやや
小さく設定し、下部は挿入するガイド片21の厚みより
やや大きく設定する。また、このU字溝部51の端部に
は、外側に折り出された折出部511が形成されてい
る。折出部511を設けることにより、ガイド片21の
挿入が容易となる。U字溝部51の折出部511を設け
ない端部には、端面接合部52がほぼ直交する向きに接
続されている。端面接合部52は、フック材50がパネ
ル40に設置された際に、パネル40の端面が接合する
部材であり、パネル40の厚みとほぼ同寸法に形成され
る。尚、前記U字溝部511の形状は、断面U字形に限
定されるものではなく、上方に向けて溝が形成されてい
ればコ字形やその他の形状などであってもよい。
【0016】一方、端面接合部52のU字溝部51を接
続した反対側には、掛止片53が端面接続部52とほぼ
直交する向きに接続されている。この掛止片53には、
前記折出部511同様に、折出部531を設けておく。
この為、パネル40の装着が容易となると共に、折出部
531の屈曲部分がパネル40に当接しパネル40の厚
みに応じて掛止片53が外側へ開くから、パネル40の
成形誤差の影響を受けることなくフック材50をパネル
40へ確実に支持することができる。また、折出部51
1、531を形成せず、図5の様に、掛止片53の内側
へ内突起532を突設し、U字溝部51の内側へ内突起
533を突設してもよい。この場合、内突起532がパ
ネル40に当接するからパネル40の成形誤差の影響な
しにフック材50を確実に支持できると共に、内突起5
33がU字溝部51内のガイド片21に当接するからガ
イド片21の成形誤差の影響なしにフック材50を確実
にガイド片21へ装着できる。
【0017】<ヘ>下部取付材 下部取付材60は、パネル40下部を下部ランナー30
へ嵌め込み可能とするための部材である。例えば、この
下部取付材60は、図3に示す様に、矩形板体を略L形
に曲折し、下端面61と取付面62と支承体63とによ
り構成される。下端面61は、前記下部ランナー30の
ガイド溝31に嵌合する形状に形成される。支承体63
は、パネル40と下端面61との間に所定の間隙を設け
る為の部材である。下部取付材60の固着方法は、ビス
止めや接着止めなど公知の方法で行えばよい。尚、パネ
ル40下端に下端面61および支承体63に相当する部
材を設けて、下部取付材60の設置を省略してもよい。
【0018】
【作用】次に間仕切壁の施工方法について説明する。
【0019】<イ>上部ランナーの取付 先ず、天井70及び床80に間仕切壁施工位置の墨出し
を行う。次いで、墨線を基にして天井70に上部ランナ
ー20の取り付けを行う。上部ランナー20の取付方法
は、図2の様に、天井取付面22を天井70に当接し、
天井70へ予め埋設したインサートに天井取付面22を
貫通させてボルトを締結するなどして行う。
【0020】<ロ>下部ランナーの取付 前記墨線を基に下部ランナー30を床80上に配置し、
図3の様に、床取付面32からコンクリート釘や後施工
アンカー等を打って下部ランナー30を床60に取り付
ける。
【0021】<ハ>フック材・下部取付材の設置 パネル40の上部にフック材50を取り付ける。図2の
様に、フック材50をパネル40の上端に装着する。こ
の時、図4の様に、掛止片53に折出部531を形成し
ておけば、フック材50装着作業が容易に行える。更
に、パネル40の成形誤差があっても確実に取り付ける
ことができる。また、図5の様に、掛止片53に内突起
532を形成した場合においても、パネル40の成形誤
差の影響を受けずに取り付けが可能となる。そして、フ
ック材50装着後、必要に応じて掛止片53からビス止
めを行う。フック材50の固着は、前記ビス止めのほか
接着剤をフック材50内面に塗布して行ってもよい。
【0022】一方、パネル40の下部に下部取付材60
を取り付ける。下部取付材60の取付は、取付面62と
支承体63とをパネル40の背面と下端面に当接し、取
付面62をパネルにビス止めして行う。この下部取付材
60の取付方法は、接着剤により行うなどその他公知の
方法を採ってもよい。尚、このフック材50・下部取付
材60の設置は、前記上部ランナー20の取付作業およ
び下部ランナー30の取付作業の前に行う場合もある。
また、このフック材50・下部取付材60については、
パネル40を工場で製作する際に、予めパネル40へ取
り付けておいてもよい。
【0023】<ニ>パネルの嵌め込み パネル40を抱え上げて、図2に示す様に、フック材5
0のU字溝部51を上部ランナー20のガイド片21に
嵌め込む。この時、図4の様に、U字溝部51に折出部
511を形成しておけば、ガイド片21に対するU字溝
部51の位置が多少ずれていても容易に嵌め込むことが
できる。そして、パネル40の下方を下部ランナー30
上へ移動させ、図3の様に、下部ランナー30にパネル
40を落とし込む。この時、パネル40に設置した下部
取付材60がガイド溝31内に嵌まり込んで容易には外
れないようになる。この様に、複数のパネル40を上部
ランナー20及び下部ランナー30内に順次装着し、対
となる他方側の各パネル40も装着して間仕切壁の施工
を完了する。
【0024】<ホ>間仕切壁の耐震性 間仕切壁は、図1の様に、上部ランナー20及び下部ラ
ンナー30によりフック材50及び下部取付材60を介
してパネル40を支持されて形成されているので、天井
70及び床80にパネル40が固定されていない構造で
ある。この為、地震などにより天井70及び床80が変
位した場合、パネル40が変形して剪断力などを受ける
ことがない。従って、間仕切壁は地震などにより破損す
ることがない。
【0025】また、パネル40上部に設置したフック材
50は、U字溝部51、端面接合部52および掛止片5
3がパネル40の両側面および上端面に密着して嵌め込
まれているので、震動により、パネル40から外れるこ
とがない。このため、地震などが起きても間仕切壁が転
倒することがなく安全性が確保される。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0027】<イ> パネル上部に設置したフック材
は、U字溝部、端面接合部および掛止片がパネルの両側
面および上端面に密着して嵌め込まれている。このた
め、震動によりフック材がパネルから外れることがな
い。従って、地震などが起きても間仕切壁が転倒するこ
とがなく安全性が確保できる。
【0028】<ロ> パネルへフック材をビス止めなし
に取り付けることが可能である。従って、手間のかかる
ビス止め作業が減らすことができるから、フック材取付
作業が効率良く行える。
【0029】<ハ> 設置した間仕切壁は、上部ランナ
ー及び下部ランナーにパネルが完全には固定されていな
いので、地震などによる天井及び床の変位により、パネ
ルが変形して剪断力などを受けることがない。従って、
耐震性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 間仕切壁の斜視図
【図2】 間仕切壁の施工方法の説明図
【図3】 間仕切壁の施工方法の説明図
【図4】 フック材の斜視図
【図5】 フック材の斜視図
【図6】 本発明における前提技術の説明図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に取り付けられる上部ランナーと、
    床に取り付けられる下部ランナーと、該上部ランナー及
    び下部ランナーで支持されるパネルとからなる間仕切壁
    において、 前記上部ランナーに、下方へ向けて突出するガイド片を
    設け、 前記パネルの上部に、パネル上端面およびその両側面と
    当接して嵌着可能とし、かつ前記ガイド片に装着可能な
    U字溝部を有するフック材を、取り付けると共に、 前
    記パネルの下部を下部ランナーに嵌め込み可能としたこ
    とを特徴とする、 間仕切壁。
  2. 【請求項2】 天井に取り付けられる上部ランナーと、
    床に取り付けられる下部ランナーと、該上部ランナー及
    び下部ランナーで支持されるパネルとからなる間仕切壁
    において、 前記上部ランナーに、下方へ向けて突出するガイド片を
    設け、 前記下部ランナーに、上方を開口したガイド溝を設け、 前記パネルの上部に、パネル上端面およびその両側面と
    当接して嵌着可能とし、かつ前記ガイド片に装着可能な
    U字溝部を有するフック材を、取り付けると共に、 前
    記パネルの下部に、前記ガイド溝内へ嵌め込み可能とし
    た下部取付材を設置したことを特徴とする、 間仕切壁。
JP20453994A 1994-08-05 1994-08-05 間仕切壁 Pending JPH0849328A (ja)

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JP20453994A JPH0849328A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 間仕切壁

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JP20453994A JPH0849328A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 間仕切壁

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JP20453994A Pending JPH0849328A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 間仕切壁

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JP (1) JPH0849328A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10119268B2 (en) * 2013-12-20 2018-11-06 Etex Building Performance International Sas Protective structure for board partitions
JP2019035207A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 明正工業株式会社 地下二重壁構造

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