JPH084804Y2 - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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JPH084804Y2
JPH084804Y2 JP1988092229U JP9222988U JPH084804Y2 JP H084804 Y2 JPH084804 Y2 JP H084804Y2 JP 1988092229 U JP1988092229 U JP 1988092229U JP 9222988 U JP9222988 U JP 9222988U JP H084804 Y2 JPH084804 Y2 JP H084804Y2
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cam
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芳則 滝沢
正司 東城
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松山株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は農作業機に係り、たとえば耕耘作業機、代か
き作業機等の農作業機に関する。
(従来の技術) 従来、この種の対土作業を行う農作業機としては、た
とえば、ミッションを有す本体フレームにロータリー作
業体を回転自在に設けるとともに、このロータリー作業
体の後方部に整地体を設け、この整地体を支持した吊持
杆を、前記本体フレームの後方部から延在した支持アー
ムに上下動自在に取着し、前記吊持杆をリンク機構によ
って上下動させ、前記整地体を代かき用または土引き用
の対土作用位置に設定する構造のものがある。
また吊持杆をシリンダー装置によって上下動させる構
造のものも提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のリンク機構によって整地体の吊持杆を上下
動させる構造及びシリンダー装置によって整地体の吊持
杆を上下動させる構造のいずれの場合においても、部品
点数が多くなってその構造が複雑になり、また遠隔操作
することができないので整地体による作業目的毎にオペ
レータがトラクタから降りて整地体を調節設定しなけれ
ばならない手数を要するという問題がある。
そこで、本考案はこのような課題に鑑みてなされたも
ので、簡単な構造によって遠隔的に整地体を作業目的に
合わせた対土姿勢に調節設定することができ、このた
め、整地体を代かき作業用または土引き作業用に設定す
る際にオペレータがトラクタに乗り降りする必要がな
く、操作性及び作業性の向上を図ることができる農作業
機を安価に提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の農作業機は、機枠と、この機枠に設けられ耕
耘砕土するロータリー作業体及びこのロータリー作業体
の後方部に位置して上下動自在に設けられた左右の整地
体を有する作業機と、この作業機に設けられた左右のブ
ラケットに上下動自在に支持され下端部に前記左右の整
地体を回動自在に軸支するとともに上端部に係止部を有
する左右の吊持杆と、前記左右のブラケットに上下方向
に回動自在に軸支され前記左右の吊持杆の係止部に係合
してこの吊持杆を上下動させ前記左右の整地体を代かき
作業用及び土引き作業用に可変するカム部を有する左右
のカム体と、前記機枠に移動自在に設けられワイヤーを
介して前記左右のカム体を遠隔的に回動操作し前記左右
の整地体を代かき作業用及び土引き作業用に設定する操
作レバーと、を具備したものである。
(作用) 本考案の農作業機では、操作レバーを移動操作する
と、この操作レバーにて左右のワイヤーが牽引されると
ともに、この左右のワイヤーによって左右のカム体がそ
れぞれブラケットの支軸を中心として回動される。ま
た、この左右のカム体の回動によって係止部を介して左
右の吊持杆がそれぞれのブラケットに案内されて上下動
されるとともに、この左右の吊持杆に連動されて左右の
整地体がそれぞれ回動される。
そして、操作レバーを移動方向の所定位置に係止する
ことにより、左右のワイヤーにて左右のカム体の代かき
作業用のカム部がそれぞれの吊持杵の係止部に係合さ
れ、この左右の吊持杆にて左右の整地体が代かき作業用
に設定される。
つぎに、機枠が牽引進行されるとともに、この作業機
のロータリー作業体が回転駆動されて進行されると、こ
のロータリー作業体によって圃場が順次耕耘砕土される
とともに、この耕耘土の表面部は左右の整地体によって
順次整地される。
また、操作レバーを前記移動方向と反対方向に移動操
作すると、この操作レバーにて左右のワイヤーが後方に
向かって押動されるとともに、この左右のワイヤーによ
って左右のカム体がそれぞれのブラケットの支軸を中心
として回動される。また、この左右のカム体の回動によ
って係止部を介して左右の吊持杆がそれぞれのブラケッ
トに案内れさて上下動されるとともに、この左右の吊持
杆に連動されて左右の整地体がそれぞれ回動される。
そして、操作レバーを移動方向の所定位置に係止する
ことにより、左右のワイヤーにて左右のカム体の土引き
作業用のカム部がそれぞれの吊持杆の係止部に係合さ
れ、この左右の吊持杆にて左右の整地体が土引き作業用
に設定される。
つぎに、機枠が牽引進行されるとともに、この作業機
の左右のロータリ作業体が回転駆動されて進行される
と、このロータリー作業体によって圃場が順次耕耘砕土
されるとともに、この耕耘土は左右の整地体によって順
次土引きされて整地される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添附図面に基づいて説明す
る。
図において、1は機枠で、この機枠1は、左右方向に
延在した中空円筒状の主枠2を有し、この主枠2の両端
部には前方に向けて突出した左右のロワアーム3,3が挿
通固着され、この左右のロワアーム3,3の先端部にはロ
ワピン4,4が突設されている。また、前記主枠2の中間
部にはミッション5を内蔵したミッションケース体6が
設けられ、このミッションケース体6の上部に突設され
た取付片7,7にはトップマスト8,8が固着され、このトッ
プマスト8,8の先端部に連結部9,9が設けられている。ま
た、前記トップマスト8,8と前記左右のロワアーム3,3と
はステー10,10にて連結されている。
さらに、前記左右のロワアーム3の基端部の外側部に
は前記主枠2の両端部が突出され、この主枠2の左右の
突出端部に環状のフランジ11,11が形成されている。ま
た、前記ミッション5の入力軸12は前方に向けて回転自
在に突出されているとともに、このミッション5の出力
軸13は前記主枠2内に回転自在に設けられ、この出力軸
13の両端部は前記主枠2の両端部内に軸受を介して前記
ロワアーム3,3から外方に向かって回転自在に突出され
ている。また、前記出力軸13の両端突出軸部にはクラッ
チ14,14の一方のクラッチ爪体15,15が軸廻り方向では固
定で、かつ、軸方向では摺動自在に取着され、この一方
のクラッチ爪体15,15の外端部には複数のクラッチ凹部
と複数のクラッチ爪が形成されている。
また、前記主枠2の左右両端部に左右の連結アーム1
6,16が後方に向けて水平状に一体に突出され、この左右
の連結アーム16,16の後端部間には支枠17が固着され、
この左右の連結アーム16,16の後端外側部の上下には連
結片18,18が相対して固着され、この左右上下の各連結
片18,18には前記クラッチ14,14の中心部より後方に位置
して上下方向の連結ピン19,19がそれぞれ挿脱自在に挿
着されている。
つぎに、20,20は前記機枠1の左右両側部に配設され
た作業機で、この左右の作業機20,20は、それぞれ中空
パイプ状の左右方向の連結フレーム21,21を有し、この
左右の連結フレーム21,21の内端部にはブラケット22が
固着されているとともに、この左右の連結フレーム21,2
1の外端部にチェーンケース23,23の上端部が固着されて
いる。
また、前記左右の連結フレーム21,21内には駆動軸24,
24が軸受(図示せず)を介して回転自在に挿通され、こ
の駆動軸24,24の内端部は前記ブラケット22,22から内方
に向かって突出されているとともに、この駆動軸24,24
の外端部は前記チェーンケース23,23の上端部内に突出
されている。また、前記駆動軸24,24の内端突出軸部に
は前記左右のクラッチ14,14の他方のクラッチ爪体25,25
が固着され、この他方のクラッチ爪体25,25の内端部に
は、前記一方のクラッチ爪体15,15の複数のクラッチ凹
部及びクラッチ爪に係脱自在に噛合する複数のクラッチ
凹部及びクラッチ爪が形成されている。
また、前記左右のブラケット22,22の内側部には前記
一方及び他方のクラッチ爪体15,15,25,25を被覆すると
ともにストッパー兼用の円筒状のカバー体26,26の外端
開口縁部が固着されている。
また、前記左右のブラケット22,22の下端部と、この
左右のブラケット22,22に対向した前記左右のチェーン
ケース23,23の下端部との間には、耕耘軸及びこの耕耘
軸の軸方向周側部に多数の耕耘爪が放射状に突出してな
るロータリー作業体27,27が回転自在に設けられ、この
ロータリー作業体27,27の上部が前記ブラケット22,22と
前記チェーンケース23,23間に固着されたカバー体28,28
によって被覆されている。そして、この左右のロータリ
ー作業体27,27は前記駆動軸24,24に前記チェーンケース
23,23内に設けたチェーンを含む連動媒体を介して回転
自在に連結されている。また、前記一方の作業機20の前
記ブラケット22には残耕処理刃29が固着されている。
さらに、左右の作業機20,20の前記カバー体28,28の後
端部にはゴム板30,30を介して第1の整地板31,31が固着
されているとともに、この第1の整地板31,31の下端部
に支軸32,32を介して第2の整地板33,33が上下方向に回
動自在に軸着され、この左右のゴム板30,30、第1の整
地板31,31及び第2の整地板33,33によって上下動自在の
整地体34,34が構成されている。
また、前記左右のカバー体28,28の後端左右部には吊
持アーム35,35が後方に向けて水平状に突出され、この
左右の吊持アーム35,35の後端部には前記第1の整地板3
1,31から軸36,36にて回動自在に立設された支杆37,37が
上下動自在に挿通され、この左右の支杆37,37は吊持ア
ーム35,35より上方に突出した上部に捲回したコイルス
プリング38,38によって上下動自在に弾持されている。
また、前記左右の第2の整地板33,33の略中間部から
軸39,39にて吊持杆40,40が回動自在に軸支されて立設さ
れ、この左右の吊持杆40,40の上部がコ字形状のブラケ
ット41,41のガイド42,42内に上下動自在に挿通されてい
るとともに、この左右の吊持杆40,40の上端左右部には
係止部としての係止ピン43,43が突出されている。
また、前記左右のブラケット41,41は角柱状の支枠44,
44に固着され、この左右の支枠44,44は前記左右の連結
フレーム21,21の内端部から後方に向かって突出された
ブラケット22,22と一体の内側連結板45,45と前記連結フ
レーム21,21の外側部から後方に向かって突出された外
側連結板46,46との間に固着されている。また、前記左
右の内側連結板45,45の内側上下部には前記連結ピン19,
19に回動自在に軸支された連結片47,47が相対して固着
されいてる。そして、この左右の連結ピン19,19を回動
中心として左右の作業機20,20が前記機枠1に対して前
後方向に水平回動自在に軸着されている。
つぎに、前記左右のブラケット41,41には左右方向の
支軸48,48にてカム体49,49が上下方向に回動自在に軸支
されている。この左右のカム体49は、それぞれ前記左右
の吊持杆40,40の左右に配設された一対のカム板50,50
と、この一対のカム板50,50を連結した連結片51,51とに
より構成されており、前記左右一対のカム板50,50の外
周縁部には相対して前記係止ピン43,43を係脱する係合
凹部52,52、係合突部53,53及び支持凹部54,54が案内縁
部55,55,56,56を介して連続して形成されている。そし
て、前記左右の係合凹部52,52は土引き作業用のカム部
として形成され、前記左右の係合突部53,53は代かき作
業用のカム部として形成されている。
また、前記左右一対のカム板50,50の中の一方のカム
板50において、その係合凹部52の一方側の開口縁部の近
傍に取付軸57が外方に向かって水平状に一体に突設さ
れ、この取付軸57には回動環58が回動自在に嵌挿され、
この回動環58の両側部には支軸59にてリンク機構60の一
端部に形成されたコ字形状の抱持部61が回動自在に軸着
されている。そして、抱持部61、両側の支軸59及び回動
環58にて前記取付軸57に対して折曲回動自在の自在継手
62が構成されている。
また、前記左右のリンク機構60,60は、一対のリンク
カバー63,63からなり、この一対のリンクカバー63,63の
基端部が重合されて上下方向の連結軸64に対して開閉回
動自在に軸着され、この一方のリンクバー63の先端部に
前記自在継手62の抱持部61が形成されているとともに、
他方のリンクバー63の先端部が前記支枠44,44に上下方
向の基軸65にて回動自在に軸着されている。
そして、前記左右のリンク機構60,60は、連結軸64が
移動されるとともに、基軸65を支点として一点のリンク
バー63,63が開閉回動されるようになっているととも
に、この一対のリンクバー63,63の開閉回動によって前
記カム体49,49が支軸48,48を中心として回動されるよう
になっている。また、前記左右の吊持杆40,40には下端
部がストッパー66,66に係止されたコイルスプリング67,
67が捲装されている。
つぎに、前記左右のリンク機構60,60の連結軸64,64の
下側部に挿通孔68,68を有する連結具69,69が一体に形成
され、この連結具69,69の挿通孔68,68内にはワイヤーと
してプッシュプルワイヤー70,70のキャップ体71,71にお
けるねじ筒部72,72が挿通され、このねじ筒部72,72の外
周に螺着された左右のナット体73,73によって前記連結
具69,69が位置調節自在に挾持されている。この左右の
プッシュプルワイヤー70,70は、アウターケーブル74,74
内にインナーケーブル75,75が軸方向に摺動自在に挿通
され、このインナーケーブル75,75の一端部に固着され
たロッド76,76の外端部は吊持体77,77に対して軸方向に
位置調節自在に取着され、この吊持体77,77は前記左右
の支枠44,44の外端近傍部に突設された係止金具78,78に
支軸79,79にて回動自在に吊持されている。
また、前記左右のアウターケーブル74,74の一端部に
前記キャップ体71,71の基端部が嵌挿されて固着され、
このキャップ体71,71の先端部にシール部材80,80を介し
て前記ロッド76,76に対して軸方向に摺動自在のスリー
ブ81,81が一体に連設され、このスリーブ81,81の先端部
にシール部材82,82が一体に連設されている。また、前
記左右のプッシュプルワイヤー70,70におけるインナー
ケーブル75,75の他端部に固着されたロッド83,83の外端
部が操作レバー84の途中左右部に取付部材85を介して回
動自在に取着され、この操作レバー84の下端部が操作ボ
ックス86の相対する側板87間の支軸88に前後方向に回動
自在に軸支されている。
また、前記操作レバー84の上部は前記操作ボックス86
の上面板89に形成された前後方向の案内溝90内に前後方
向に移動自在に挿入され、この案内溝90の前端部の一側
部には前記操作レバー84を係脱自在に係止する係止溝91
が連通形成されている。また、前記左右のインナーケー
ブル75,75を摺動自在に挿通した前記左右のアウターケ
ーブル74,74の他端部に固着されたキャップ体92,92のね
じ筒部93,93が前記操作ボックス86の後面板94の挿通孔9
5内に挿通され、このねじ筒部93,93の外周に螺着された
左右のナット体97,97によって前記後面板94が挾持さ
れ、左右のアウターケーブル74,74の他端部が操作ボッ
クス86に固着されている。
また、前記左右のアウターケーブル74,74の他端部に
はシール部材98及びスリーブ99が連設されている。さら
に、前記操作レバー84の途中と前記操作ボックス86との
間にはコイルスプリング100が張設され、このコイルス
プリング100にて前記操作レバー84は前記支軸88を中心
として常時後方に向かって附勢されている。
つぎに、前記左右の作業機20,20のカバー体28,28の内
端近傍部に固着された左右の連結枠28a,28aに前記左右
の連結ピン19,19の下端部が一体に固着され、この左右
の連結ピン19,19及び前記左右の連結枠28a,28aと一体の
連結片101,101が内方及び後方に突設され、すなわち、
一方の作業機20の連結片101は後方に向かって突設され
ているとともに、他方の作業機20の連結片101は内方の
機枠1に向かって突設されている。そして、前記一方の
作業機20の連結片101に突設された連動ピン102と前記他
方の作業機20の連結片101に突設された連動ピン102との
間には連動杆103が架裟掛け状に回動自在に軸着されて
いる。
また、前記他方の作業機20の前記支枠44の内端近傍の
後側上下部には連結突片104が相対して平行に突設さ
れ、この上下の連結突片104間にはシリンダー装置105の
ピストンロッド106の先端部が上下方の支軸107にて回動
自在に軸着され、このシリンダー装置105の基端部は前
記機枠1の支枠17の一側後部に突設された上下の取付片
108間に上下方向の取付軸109にて回動自在に軸着されて
いる。
つぎに、前記実施例の作用を説明する。
トラクタの左右のロワリンクに左右のロワピン4,4を連
結するとともに、トラクタのトップリンクにトップマス
ト8,8の連結部9,9を連結し、さらにトラクタの動力取出
軸と入力軸12との間にユニバーサルジョイントを介して
動力伝達軸を連結する。
つぎに、耕耘砕土作業をする作業時の場合には、シリ
ンダー装置105を作動してピストンロッド106が伸長され
ると、一方の作業機20は一方の連結ピン19を回動中心と
して後側部から前方に向かって水平回動されるととも
に、この一方の連結ピン19と一体の連結片101の回動に
よって連動杆103が押動され、この連動杆103に軸着され
た他方の連結片101を介して他方の作業機20が他方の連
結ピン19を回動中心として後側部から前方に向かって水
平回動される。
そして、左右の作業機20,20の円筒状のカバー体26,26
の内端部が主枠2の左右のフランジ11,11に当接して位
置決めされ、左右の作業機20,20の回動が阻止されると
略同時に左右のクラッチ14,14の一方のクラッチ爪15,15
に対して他方のクラッチ爪体25,25がそれぞれの複数の
クラッチ凹部及びクラッチ爪の相互が噛合して連結され
る。また、この左右のクラッチ14,14が左右のカバー体2
6,26によって確実に被覆され砂や土がクラッチ14,14内
に侵入することが防止される。
また、左右のカバー体26,26のフランジと左右のロワ
アーム3,3とをロック機構(図示せず)によってロック
することにより、機枠1の左右部に左右の作業機20,20
が水平状に張出した状態で連結されるとともに、この出
力軸13の両端部と左右の作業機20,20の駆動軸24,24の内
端部とはクラッチ14,14を介して自動的に連結され、か
つ、左右の作業機20,20の内端部間に残耕処理刃29が自
動的に配設される。
そして、代かき作業を行なう場合には、操作レバー84
を支軸88を中心としてコイルスプリング100に抗して案
内溝90に沿って前方に向かって回動操作すると、この操
作レバー84にて左右のプッシュプルワイヤー70,70が前
方に向かって牽引され、この左右のプッシュプルワイヤ
ー70,70のリンク機構60,60に支持された一端側が係止金
具78,78に対して支軸79,79を中心として回動しつつ次第
に支枠44,44側に近接され、かつ、この左右のプッシュ
プルワイヤー70,70における左右のインナーケーブル75,
75が操作ボックス86の後面板94に係止したそれぞれのア
ウターケーブル74,74に沿って前方に向かって牽引され
る。
したがって、左右のプッシュプルワイヤー70,70の一
端側が支枠44,44側に近接されながらこのインナーケー
ブル75,75が支枠44,44の長さ方向の内方に牽引される。
また、前記左右のインナーケーブル75,75が前方に向
かって牽引されると、それぞれのアウターケーブル74,7
4の一端部のキャップ体71,71及びこれと一体のスリーブ
81,81がインナーケーブル75,75の一端部のロッド76,76
に沿って係止金具78,78側に摺動されるとともに、この
キャップ体71,71に連結具69,69を介して連結された連結
軸64,64が係止金具78,78側に移動される。また、この連
結軸64,64の移動によってリンク機構60,60の一方のリン
クバー63,63が基軸65,65を中心として支枠44,44側に回
動されるとともに、他方のリンクバー63,63がこれに連
動されて支枠44,44側に回動される。
したがって、左右のリンク機構60,60は第5図鎖線に
示すように拡開した状態から一対のリンクバー63,63が
連結軸64,64を中心として回動される第5図実線に示す
ように縮小されるとともに、この一対のリンクバー63,6
3の内の他方のリンクバー63,63の先端部にて自在継手6
2,62及び取付軸57,57を介してカム体49,49がそれぞれ支
軸48,48を中心として回動され、第2図及び第8図実線
に示すように、このカム体49,49の一対のカム板50,50に
おける係合突部53,53が吊持杆40,40の係止ピン43,43に
それぞれ係合される。
そして、操作レバー84を案内溝90に連通した前端部の
係止溝91内にコイルスプリング100に抗して係止するこ
とにより、左右のゴム板30,30、第1の整地板31,31及び
第2の整地板33,33からなる左右の整地体34,34が、ブラ
ケット42,42に対して吊持杆40,40及びコイルスプリング
67,67を介して上下動自在に弾持され、この左右の整地
体34,34が代かき作業に備えてセットされる。
つぎに、機枠1の左右部に左右の作業機20,20を連結
した状態において、左右の整地体34,34によって土引き
作業を行なう場合には、操作レバー84を係止溝91内から
外して案内溝90内に戻すと、この操作レバー84は、コイ
ルスプリング100の復帰力によって支軸88を中心として
案内溝90に沿って後方に向かって回動され、左右のプッ
シュプルワイヤー70,70における左右インナーケーブル7
5,75が、操作ボックス86の後面板94に他端部を係止した
それぞれのアウターケブル74,74に沿って後方に向かっ
て押動される。
そして、この左右のプッシュプルワイヤー70,70のリ
ンク機構60,60に支持された一端側が係止金具78,78に対
して支軸79,79を中心として回動しつつ次第に支枠44,44
の後方側に偏位され、かつ、この左右のプッシュプルワ
イヤー70,70における左右のインナーケーブル75,75が後
方に向かって押動されて支枠44,44の後方側に偏位さ
れ、この左右のインナーケーブル75,75及びこの一端部
のロッド76,76に沿ってそれぞれのアウターケーブル74,
74の一端部のキャップ体71,71及びこれと一体のスリー
ブ81,81が係止金具78,78と反対側に摺動される。
また、このキャップ体71,71の摺動によって連結具69,
69の連結軸64,64が係止金具78,78と反対側に移動される
と、リンク機構60,60の一方のリンクバー63,63が基軸6
5,65を中心として支枠44,44と反対側の後方に向かって
回動されるとともに、他方のリンクバー63,63がこれに
連動されて支枠44,44と反対側の後方に向かって回動さ
れる。
したがって、左右のリンク機構60,60は第5図実線に
示すように縮小したリンク機構60,60の一対のリンクバ
ー63,63が連結軸64,64を中心として回動され第5図鎖線
に示すように拡開されるとともに、この一対のリンクバ
ー63,63の内で他方のリンクバー63,63の先端部にて自在
継手62,62及び取付軸57,57を介してカム体49,49が支軸4
8,48を中心として回動され、第3図に示すように左右の
カム体49,49の一対のカム板50,50における係合凹部52,5
2内に吊持杆40,40の係止ピン43,43に係止される。
そして、操作レバー84を案内溝90の後端部に復帰させ
てコイルスプリング100によって保持させることによ
り、左右の吊持杆40,40がロックされ、この左右の吊持
杆40,40にて左右のゴム板30,30、第1の整地板31,31及
び第2の整地板33,33からなる左右の整地体34,34が所定
の傾斜角度で下方に向かって突出した状態で支持され、
この左右の整地体34,34が土引き作業に備えてセットさ
れる。
つぎに、前記代かき作業に備えて左右の整地体34,34
をセットした後において、トクラタにより本機が牽引進
行されるとともに、トラクタの動力取出軸から入力軸12
に入力した動力によってミッション5の出力軸13、クラ
ッチ14,14、駆動軸24,24及び連動媒体を介して左右のロ
ータリー作業体27,27が回転駆動されて進行されると、
耕土は左右のロータリー作業体27,27によってトラクタ
の車巾より左右方向に大きく外方に突出したい広い作用
巾で耕耘砕土されながら進行されるとともに、この左右
のロータリー作業体27,27の内端部間の耕土は残耕処理
刃29によって耕起されながら進行され、その表面部が左
右の整地体34,34によって順次整地されながら進行され
る。
また、土引き作業に備えて左右の整地体34,34をセッ
トした後においては、左右のロータリー作業体27,27に
よって耕耘砕土された耕耘土は左右の整地体34,34にて
順次土引きされながら進行されるとともに整地される。
つぎに、第2図及び第8図実線に示す代かき作業用に
左右の整地体34,34を設定した状態において、この左右
の整地体34,34をさらに上方に引き上げたハイリフト状
態に設定する場合には、トラクタの左右のロワリンク及
びトップリンクを下降回動してこの三点リンク機構に連
結した本機を着地すると、左右の整地体34,34における
左右の第2の整地板33,33が地面によって支軸32,32を中
心として上方に向かって回動されるとともに、この第2
の整地板33,33にて左右の吊持杆40,40が上方に向かって
押上げられ、この左右の吊持杆40,40の上端部の係止ピ
ン43,43がカム体49,49の一対のカム体50,50における係
合突部53,53の上方に押上げられる。
ついで、操作レバー84を、土引き作業時の場合と同様
に操作すると、左右のプッシュプルワイヤー70,70、左
右のリンク機構60,60及び左右のカム体49,49のそれぞれ
が前記土引き作業時の場合と同様に作動され、左右の吊
持杆40,40の係止ピン43,43の下部に左右のカム体49,49
の一対のカム板50,50における支持凹部54,54が係合され
る。
したがって、この左右の支持凹部54,54によって係止
ピン43,43を介して押上げられた状態の左右の吊持杆40,
40が支持されるとともに、左右の整地体34,34が上方に
回動した状態で保持される。
つぎに、道路走行時や格納庫への格納時等において
は、左右のロック機構を作動して左右のカバー体26,26
のフランジのロックを解除するとともに、シリンダー装
置105を作動してそのピストンロッド106を大きく収縮す
ると、第1図及び第9図に示すように、一方の作業機20
は、一方の連結ピン19を回動中心として後方に向かって
水平回動されるとともに、この一方の連結ピン19と一体
の連結片101の回動によって連動杆103が前方に向かって
牽引され、この連動杆103に軸着された他方の連結片101
を介して他方の作業機20が他方の連結ピン19を回動中心
として後方に向かって水平回動される。
また、左右の作業機20,20の後方への回動とともに、
カバー体26,26の内端部のフランジが左右のロワアーム
3,3のフランジ11,11から離反すると略同時に左右のクラ
ッチ14,14の一方のクラッチ爪体15,15から他方のクラッ
チ爪体25,25が離反する。そして、そのピストンロッド1
06を大きく縮小した状態では左右の作業機20,20は機枠
1の後方部に平行状に突出した状態に回動変位される。
したがって、本機の左右方向の巾が大きく縮小され道
路走行や格納庫の格納に好ましい状態に小さく変形され
る。そして、一方の作業機20と他方の作業機20とは図示
しない支持ロッドのようなロック機構によってロックす
ることによにり、左右の作業機20,20の走行上の安全性
が確保される。
つぎに、前記実施例では、左右のプッシュプルワイヤ
ー70,70に開閉自在のリンク機構60,60を介して左右のカ
ム体49,49を連動連結して左右のカム体49,49を遠隔的に
回動操作する場合について説明したが、これに限らず、
たとえば、第10図及び第11図に示すように、操作レバー
84にて左右のワイヤー110,110によって左右のカム体49,
49を遠隔的に回動操作するようにしてもよい。
この場合には、所定の長さに設定された左右のワイヤ
ー110,110の一端部の取付金具111,111を左右のカム体4
9,49の取付軸57,57に対して直交方向に固着するととも
に、この左右のワイー110,110の他端部を操作ボックス8
6の後面板94の挿通孔95を挿通して操作レバー84の途中
に固着する。また、左右のワイヤー110,110の長さによ
っては、操作ボックス86の取付位置をトップマスト8,8
の前端上方部に支脚を介して取付けるようにする。
これにより、前記実施例の場合と同様に左右の作業機
20,20を機枠1の後方部に回動した場合において左右ワ
イヤー110,110が長すぎてこのワイヤー110,110がトラク
タの車輪に引掛かったり、この左右の作業機20,20の回
動時に左右のワイヤー110,110がクラッチ14,14に噛み込
まれることが防止される。
そして、このように構成することにより、前記実施例
の場合と同様に操作レバー84の回動操作によって左右の
ワイヤー110,110が進退動され、左右のカム体49,49が支
軸48,48を中心として回動され、この左右のカム体49,49
によって左右の吊持杆40,40を上下動調節して左右の整
地板34,34を代かき作業、土引き作業あるいは上方に引
き上げるハイリフトの状態に設定することができる。
つぎに、前記実施例では、機枠1の左右部に連結ピン
19,19にて左右の作業機20,20を回動自在(折畳み自在)
に連結した農作業機について説明したが、これに限ら
ず、機枠1に折畳み不能な左右方向に一連の作業機を取
付ける農作業機の場合であってもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、機枠に設けた作業機の左右ブラケッ
トに左右の整地体を軸支した吊持杆をそれぞれ上下動自
在に支持するとともに、この左右のブラケットに前記左
右の吊持杆の上端部に設けた係止部に係合してこの吊持
杆を上下動させ左右の整地体を代かき作業用及び土引き
作業用に可変するカム部を有するカム体をそれぞれ上下
方向に回動自在に軸支し、前記機枠にワイヤーを介して
前記左右のカム体を遠隔的に回動操作して左右の整地体
を代かき作業用及び土引き作業用に設定する操作レバー
を移動自在に設けたので、この操作レバーにてワイヤー
を介して左右のカム体を回動操作することにより、この
左右のカム体にて上下動される左右の吊持杆を介して左
右の整地体を作業目的に合わせた対土姿勢に遠隔的に容
易に調整設定することができ、このため、操作レバーを
切換操作することにより、左右の整地体を代かき作業用
に簡単に設定することができ、また、左右の整地体を土
引き作業用に簡単に設定することができ、この左右の整
地体を代かき作業用及び土引き作業用に設定する際にオ
ペレータがトラクタに乗り降りする必要がなく、圃場の
作業状況に応じた対土姿勢に可変設定される左右の整地
体にて圃場を十分整備整地することができる。また、左
右の整地体に共通の操作レバーの移動操作によって左右
のカム体及び左右の吊持杆を介して左右の整地体を作業
目的に応じた対土姿勢に可変設定できるので、その構造
が簡単である。したがって、操作性及び作業性を向上で
きるとともに、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は農作業機の
平面図、第2図は同上側面図、第3図及び第4図は同上
整地装置の一部の作業説明図、第5図は整地装置の平面
図、第6図は同上a〜a線部の断面図、第7図は第5図
b〜b線部の断面図、第8図は第5図c〜c線部の断面
図、第9図は左右の作業機を折畳んだ状態を示す平面
図、第10図は他の実施例の整地体作業機構を備えた農作
業機の一部の平面図、第11図は同上折畳んだ状態を示す
平面図である。 1……機枠、20……作業機、27……ロータリー作業体、
34……整地体、40……吊持杆、41……ブラケット、43…
…係止部、49……カム体、52,53……カム部、70,110…
…ワイヤー、84……操作レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠と、この機枠に設けられ耕耘砕土する
    ロータリー作業体及びこのロータリー作業体の後方部に
    位置して上下動自在に設けられた左右の整地体を有する
    作業機と、この作業機に設けられた左右のブラケットに
    上下動自在に支持され下端部に前記左右の整地体を回動
    自在に軸支するとともに上端部に係止部を有する左右の
    吊持杆と、前記左右のブラケットに上下方向に回動自在
    に軸支され前記左右の吊持杆の係止部に係合してこの吊
    持杆を上下動させ前記左右の整地体を代かき作業用及び
    土引き作業用に可変するカム部を有する左右のカム体
    と、前記機枠に移動自在に設けられワイヤーを介して前
    記左右のカム体を遠隔的に回動操作し前記左右の整地体
    を代かき作業用及び土引き作業用に設定する操作レバー
    と、を具備したことを特徴とする農作業機。
JP1988092229U 1988-07-12 1988-07-12 農作業機 Expired - Lifetime JPH084804Y2 (ja)

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