JPH0746923B2 - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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JPH0746923B2
JPH0746923B2 JP2065788A JP2065788A JPH0746923B2 JP H0746923 B2 JPH0746923 B2 JP H0746923B2 JP 2065788 A JP2065788 A JP 2065788A JP 2065788 A JP2065788 A JP 2065788A JP H0746923 B2 JPH0746923 B2 JP H0746923B2
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tractor
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元紀 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は農作業機に係り、農用トラクタに連結フレーム
を介して連結するものにおいて農作業機を支持するスタ
ンドを改良したものに関する。
(従来の技術) 従来、この種の農作業機に用いられるスタンドは、たと
えば実公昭62−35288号公報に記載されているように、
農作業機のフロントビームの端部近傍に連結フレームと
干渉しないようにブラケットを取付け、このブラケット
の前端部にスタンドを、このスタンドの上下方向に形成
した多数の取付孔の中の選択した1つとブラケットの係
止孔とにボルト・ナットを着脱して高さ調節自在に取付
ける構造が採られているのが一般的である。
また、農作業機の左右のロワアームに前記公報と同様の
構造によりスタンドを高さ調節自在に取付ける構造も一
般的である。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来のスタンドの構造によると、スタンドの高さ調
節は、ボルト・ナットを着脱する手動操作によるため多
くの手数を要し、とりわけ農用トラクタのリンク機構に
連結フレームを介して農作業機を自動的に連結するもの
の場合には、トラクタのオペレータは、連結フレームに
農作業機を連結した後に不要の場合のスタンドを引き上
げたり、使用する場合のスタンドを引き下げるためにそ
の都度トラクタから降りなければならず、スタンドの上
下動操作に手数を要することと相俟って、連結フレーム
に農作業機を自動的に連結できる利点を十分に活かし難
いという問題がある。
そこで、本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
で、連結フレームと農作業機のロワアームとの連結に関
連してロワアームを支持したスタンドを自動的に上昇で
きるようにし、これにより連結フレームと農作業機との
連結の自動化を十分に確実なものにした農作業機を提供
することを目的としたものである。
また本発明は、上昇したスタンドを下降してこの下降位
置を仮ロックするとともに、連結フレームとロワアーム
との分離に関連して仮ロックを解除して再度のスタンド
の上昇に備えてロックできるようにし、これにより、連
結フレームを分離したロワアームを自動的に支持できる
ようにした農作業機を提供することを目的としたもので
ある。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の農作業機は、トラクタのリンク機構に連
結支架される連結フレームに着脱自在に連結される農作
業機において、前記農作業機の左右のロワアームの内の
少なくとも一方のロワアームに固着されたスタンドホル
ダーと、このスタンドホルダーに第1のスプリングを介
して昇降自在に設けられ上部に係止部を突出したスタン
ドと、前記スタンドホルダーに回動自在に設けられ上部
に前記スタンドの係止部に係脱するフックを有すととも
に常時は第2のスプリングによって弾持されたロックア
ームと、前記スタンドホルダーを固着したロワアームに
設けられこのロワアームに連結する前記連結フレームに
よって作動されるとともに前記ロックアームを第2のス
プリングに抗して回動させロックアームのフックを前記
スタンドの係止部から離脱させる作動杆と、を具備した
ものである。
請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機に
おいて、スタンドホルダーは、上方に向かって突出した
ロック板を有し、このロック板の上端部に下降されたス
タンドの係止部を仮ロックする係止凹部を形成し、第2
のスプリングは、左右のロワアームから連結フレームを
分離した際にロックアームを回動させてスタンドの係止
部の仮ロックを解除するとともにロックアームのフック
をスタンドの係止部に係止させるものである。
(作用) 本発明の農作業機では、トラクタの三点リンク機構に連
結支架した連結フレームの上部のフックに農作業機の上
部係合ピンを連結するとともに、この連結フレームの下
部の左右の連結板に農作業機の左右の下部係合ピンをそ
れぞれ連結する。
前記左右の連結板に左右の下部係合ピンを連結する際に
おいて、連結板にて作動杆の係合部を押動すると、この
作動杆が軸方向に次第に摺動されるとともに、ロックア
ームが第2のスプリングに抗して支軸を中心として回動
され、このロックアームのフックがスタンドの係止部か
ら外れ、このスタンドのロックが解除される。また、ス
タンドのロックが解除されると、このスタンドは、第1
のスプリングの復帰力によってそれぞれのスタンドホル
ダーに対して自動的に上昇されるとともに、その着地板
が上方に引き上げられ、このスタンドによる農作業機の
支持が解除される。
つぎに、トラクタのリンク機構を上昇回動して作業機を
トラクタのオペレータの後上方に持上げる。そして、オ
ペレータはトラクタの乗ったままの状態で、スタンドを
第1のスプリングに抗してこれを圧縮するように下降押
動すると、このスタンドはスタンドホルダーに対して下
降される。そして、スタンドが大きく下降され、その係
止部がロック板の係止凹部に対向した位置まで下降する
とともに、このスタンドをわずかに水平方向に回動して
係止部をロック板の係止凹部内に係合して仮ロックす
る。
ついで、トラクタのリンク機構を下降回動して作業機を
着地するとともに、連結フレームの三点連結部と作業機
の三点連結部との相互の連結を分離するにあたって、連
結フレームの連結板が作動杆の係合部から外れるととも
に、第2のスプリングの復帰力よってロックアームが支
軸を中心として自動的に復帰回動される。
そして、このロックアームの回動で、そのフックがスタ
ンドの係止部に係合するとともに、このロックアームに
て係止部を押動してスタンドを前記の場合と反対方向に
水平回動させ、この係止部をロック板の係止凹部から外
して仮ロックを解除し、このロック板のロックに代って
ロックアームが下降された状態のスタンドをロックす
る。また、このロックアームの復帰回動とともに作動杆
が押動されその押動部が再び外方に突出されつぎの作動
に備える。そして、スタンドによって農作業機のロワア
ームが支持される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添附図面に基づいて説明す
る。
1は連結フレームで、この連結フレーム1は、パイプ材
にて略山形状に折曲形成され、その下方に延在した左右
の下端部には連結板2,2がそれぞれ相対して固着されて
いる。この左右の連結板2,2は、前後方向に延在され、
その後端部には後方に開口した係合凹部3,3が形成され
ているとともに、この係合凹部3,3を形成した上下の係
合片4,4の先端部には案内片5,5が外方に傾斜して形成さ
れている。また、この左右の連結板2,2の前端下部には
ロワピン6,6が外方に水平状に突出されている。
また、前記左右の連結板2,2の前端上部に突出されたピ
ン7,7にはロックアーム8,8がそれぞれ上下方向に回動自
在に枢着され、この左右のロックアーム8,8の後端部に
は前記係合凹部3,3内に突出する係止突部9,9が形成さ
れ、この係止突部9,9の外縁部には下方に向かって傾斜
した案内面10,10がそれぞれ形成されている。また、こ
の左右のロックアーム8,8の前端部には上下方向のハン
ドル11,11がそれぞれ固着されている。
また、前記左右の連結板2,2の上部途中に支軸12,12がそ
れぞれ突出され、この左右の支軸12,12に捲回したつる
まきばねのようなコイルばね13,13の一端部が前記ピン
7,7に係止されているとともに、その他端部が前記ロッ
クアーム8,8の後端部に係止されている。そして、この
コイルばね13,13によってそれぞれのロックアーム8,8が
ピン7,7を中心として回動附勢され、その係止突部9,9が
常時係合凹部3,3内に突出されるようになっている。な
お、14,14はロックアーム8,8のストッパーである。
また、前記連結フレーム1の頂部には一対の連結プレー
ト15,15が所定の間隔をおいて相対して固着され、この
一対の連結プレート15,15の上部の前後部には取付孔16,
16がそれぞれ相対して形成されている。また、前記一対
の連結プレート15,15の下端部及び連結フレーム1の頂
部には一対のフック17,17が所定の間隔をおいて相対し
て固着され、この一対のフック17,17は略中間上部に係
止凹部18,18が形成されているとともに、この係止凹部1
8,18から後側上縁部に案内面19,19が後上方に向かって
傾斜して形成されている。
つぎに、前記連結フレーム1の左右の下部の内側部には
左右の支持アーム20,20の基端部がそれぞれ固着され、
この左右の支持アーム20,20の内方に突出した先端部の
支持板21,21には長孔状の案内孔22,22が相対してそれぞ
れ形成されているとともに、この案内孔22,22の近傍の
外側部にはストッパー23,23が突設されている。
また、前記左右の支持アーム20,20の支持板21,21間には
連結体24が揺動自在に支架されている。この連結体24
は、その左右に支枠25,25を有し、この左右の支架25,25
は支杆としてのボルト26,26がそれぞれ外方に向かって
突出され、この左右のボルト26,26は前記左右の案内孔2
2,22内に挿通して揺動自在に支架され、この左右のボル
ト26,26の突出端部にはワッシャを介して抜け止め用の
ナット26a,26aが螺着されている。
しかして、前記連結体24は、第9図に示すように、左右
に前記支枠25,25及びボルト26,26を有する中空円筒状の
支持筒27を有し、この支持筒27内に中空円筒状の摺動筒
28がガイド29及び案内溝30を介して軸方向に摺動自在に
嵌挿され、この摺動筒28内には動力伝達軸31の一方のユ
ニバーサルジョイント32の中空のスプライン軸筒33が前
後に配設したベアリング34,34を介して回転自在に嵌着
支持されている。
また、前記スプライン軸筒33の内壁軸方向に形成された
多数のスプライン35からなるスプライン孔36の案内口37
は前記摺動筒28の連通開口され、前記支持筒27と前記摺
動筒28との間にはコイルスプリング38が介装され、この
コイルスプリング38の一端部は摺動筒28のフランジ39に
係止されているとともに、その他端部は支持筒27内の段
部40に係止されている。
また、前記一方のユニバーサルジョイント32は、内側ヨ
ークと外側ヨークがクロスピンにて回動自在に連結さ
れ、この外側ヨークの外端部に前記スプライン軸筒33の
内端部が固着され、前記内側ヨークに外筒41の外端部が
固着され、この外筒41内には内筒42が軸回り方向は固定
で軸方向にのみ進退自在に挿入され、この内筒42の内端
部には他方のユニバーサルジョイント43が連結されてい
る。
前記他方のユニバーサルジョンイト43は、前記一方のユ
ニバーサルジョンイト32と同様に内側ヨークと外側ヨー
クとがクロスピンにて回動自在に連結して構成され、外
側ヨークにスプライン軸筒44が連結されている。そし
て、前記一方のユニバーサルジョンイト32、外筒、内筒
及び他方のユニバーサルジョンイト43にて前記動力伝達
軸31が構成され、この動力伝達軸31のスプライン軸筒33
を有する前記連結体24は、左右のボルト26,26及びこれ
を挿通した左右の案内孔22,22を介して左右の支持アー
ム20,20間に上下方向及び左右方向に揺動自在に支持さ
れ、かつ、常時は左右の支枠25,25がストッパー23,23に
係止されて案内口37が後方に向けて開口するようになっ
ている。
また45は作業機で、この作業機45は、左右方向に延在し
た主枠46を有し、この主枠46の両端部はチェーンケース
47及びブラケット(図示せず)が相対して取着され、こ
のチェーンケース47とブラケットの下端部間にはロータ
リー作業体48が回転自在に設けられ、このロータリー作
業体48の上部を被覆したカバー体49が前記チェーンケー
ス47及びブラケット間に固着され、このカバー体49の後
端部に整地体50が上下方向に回動自在に設けられてい
る。
また、前記主枠46の中間部にはミッション51を内蔵した
ミッションケース52が設けられ、このミッションケース
51のスプライン軸からなる入力軸53が前方に向かって回
転自在に突出され、この入力軸53は、前記連結体24の案
内口37からスプライン軸筒33のスプライン孔36内に軸方
向からスプライン嵌合されるようになっている。
また、前記ミッションケース52の上部から前方に所定の
間隔をおいて並設した一対のマスト54,54が突出され、
この一対のマスト54,54の先端部間には前記一対のフッ
ク17,17を係脱自在に係合する左右方向の上部係合ピン5
5が軸架されている。また、前記主枠46の両側部から前
方に向かってロワアーム56,56がそれぞれ突出され、こ
の左右のロワアーム56,56の先端部には前記左右の係合
凹部3,3内に係脱自在に係合する下部係合ピン57,57がそ
れぞれ外方に向かって水平状に突出されている。
つぎに、前記左右のロワアーム56,56の先端近傍部の内
側部にはステー58,58を介して上下方向に開口した中空
円筒状のスタンドホルダー59,59がそれぞれ垂直状に固
着され、この左右のスタンドホルダー59,59の一側部に
は上方に向かって突出したロック板61,61がそれぞれ垂
直状に固着され、この左右のロック板61,61の上端近傍
部には係止凹部60,60がそれぞれ形成されている。そし
て、この係止凹部60,60を有するロック板61,61は略L形
状に形成されている。
また、前記左右のスタンドホルダー59,59内には下端部
に着地板62,62を有するスタンド63,63が上下動自在にか
つ回動自在に嵌挿され、このスタンド63,63の上端部に
は前記係止凹部60,60内に直交方向から係脱自在に係合
する係止部としての横杆部65,65を有するハンドル64,64
が嵌着され、この横杆部65,65と前記スタンドホルダー5
9,59の上端部との間において前記スタンド63,63にはス
タンド引上げ用の第1のスプリングとしての第1のコイ
ルスプリング66,66がそれぞれ捲装されている。
また、前記ステー58,58に支枠67,67がそれぞれ固着さ
れ、この支枠67,67に突設された支軸68,68にはロックア
ーム69,69がそれぞれ上下方向に回動自在に軸着され、
このロックアーム69,69の先端部には前記ハンドル64,64
の横杆部65,65に係脱自在に係合する係止部70,70を有す
るフック71,71がそれぞれ形成されている。
また、前記支軸68,68には第2のスプリングとしての第
2のコイルスプリング72,72がそれぞれ捲回され、この
第2のコイルスプリング72,72の一端部が前記支枠67,67
にそれぞれ係止されているとともに、その他端部が前記
ロックアーム69,69にそれぞれ係止され、この第2のコ
イルスプリング72,72によってロックアーム69,69が常時
垂直状に支持されている。
また、前記ロックアーム69,69の途中に突出された連動
ピン73,73に作動杆74,74の一端部がそれぞれ回動自在に
枢着され、この作動杆74,74は前記ロワアーム56,56に固
着されたパイプ状の案内体75,75にそれぞれ軸方向に進
退自在に支持され、この作動杆74,74の他端部に形成さ
れたテーパー状の係合部76,76が常時前記ロワアーム56,
56の外方に向かって突出されている。
そして、前記係止凹部60,60を有するロック板61,61、第
2のコイルスプリング72,72にて附勢弾持されたロック
アーム69,69及び作動杆74,74にてスタンド63,63のハン
ドル64,64における横杆部65,65を係脱自在にロックする
ロック機構77,77が構成されている。
また、78はトラクタで、このトラクタ本体79の後部の左
右両側部にはロワリンク80,80がそれぞれ上下方向に回
動自在に軸着され、この左右のロワリンク80,80の途中
に枢着したリフトロッド81,81が前記トラクタ本体79の
リフト機構82,82に回動自在に軸着され、前記トラクタ
本体79の後部の上部に進退調節自在のトップリンク83が
上下方向に回動自在に軸着され、さらに、前記トラクタ
本体79の後端下部にスプライン軸からなる動力取出軸
(PTO軸)84が回転自在に突出されている。そして、前
記トップリンク83、左右のロワリンク80,80及びリフト
機構82,82にてトラクタ78の三点リンク機構が構成され
ている。
つぎに、前記構成の作用を説明する。
トラクタ18の左右のロワリンク80,80の先端部に連結フ
レーム1の左右のロワピン6,6を回動自在に連結すると
ともに、トラクタ78のトップリンク83の先端部に連結フ
レーム1の連結プレート15,15における選択した位置の
取付孔16,16を連結ピンにて回動自在に連結する。ま
た、トラクタ78の動力取出軸84に動力伝達軸31の他方の
ユニバーサルジョンイト43におけるスプライン軸44をス
プライン嵌合する。これにより、トラクタ78の三点リン
ク機構に連結フレーム1が連結されて支架されるととも
に、このトラクタ78の動力取出軸84と連結フレーム1と
の間に動力伝達軸31が連結される。
つぎに、トラクタ78の後方部に配置した作業機45に向っ
てトラクタ78を後退するとともに、この三点リンク機構
に連結支架された連結フレーム1の上部の一対のフク1
7,17が作業機45の一対のマスト54,54の上部係合ピン55
に対向し、かつ連結フレーム1の下部の左右の連結板2,
2が作業機45の左右のロックアーム56,56の下部係合ピン
57,57に対向したところで、トラクタ78の後退を停止す
る。
そして、トラクタ78のリフト機構82を作動して三点リン
ク機構を上昇回動すると、この連結フレーム1の上方へ
の円弧運動によって連結フレーム1が上方に向かって上
昇回動され、その上部の一対のフック17,17における案
内面19,19に先ず作業機45の上部の上部係合ピン55が係
合するとともに、この上部係合ピン55がその案内面19,1
9から一対のフック17,17の係止凹部18,18内に係合係止
される。
また、連結フレーム1が引続き上方に向かって上昇回動
されることにより、一対のフック17,17によって上部係
合ピン55を介して作業機45が上方に引き起こされるとと
もに、この作業機45は、一対のフック17,17に係止され
た上部係合ピン55を中心としてトラクタ78側の前方に向
かって移動され、連結フレーム1の左右の連結板2,2に
おける係合凹部3,3内に作業機45の左右の下部係合ピン5
7,57が自動的に係合係止され、かつ、連結フレーム1吊
持された一方のユニバーサルジョンイト32の連結体24の
スプライン軸筒33のスプライン孔36内に作業機45の入力
軸53がその案内口37から自動的にスプライン嵌合され
る。
前記左右の連結板2,2の係合凹部3,3内に左右の下部係合
ピン57,57が係合係止される際において、左右の連結体
2,2のロックアーム8,8における係止突部9,9の案内面10,
10に左右の下部係合ピン57,57が当接し、この左右の下
部係合ピン57,57が係合突部9,9を押動することによって
ロックアーム8,8がそれぞれピン7,7を中心としてコイル
ばね13,13に抗して第1図反時計方向に回動される。
そして、この左右の下部係合ピン57,57が係合凹部3,3内
に嵌合されるとともに、コイルばね13,13の復帰力によ
ってロックアーム8,8がそれぞれピン7,7を中心として第
1図時計方向に復帰回動され、この係合突部9,9が係合
凹部3,3を閉じるように下部係合ピン57,57の後部に係合
する。
また、左右の連結板2,2の係合凹部3,3内に左右の下部係
合ピン57,57が係合係止する際において、左右の連結板
2,2の上部の案内片5,5および係合片4,4が作動杆74,74の
係合部76,76に係合し、この上部の案内片5,5および係合
片4,4にて作動杆74,74の係合部76,76が押動されると、
この作動杆74,74が案内体75,75に案内されて軸方向に次
第に摺動される。そして、この作動杆74,74にてロック
アーム69,69が第2のコイルスプリング72に抗して支軸6
8を中心としてそれぞれ回動され、このロックアーム69,
69のフック71,71がハンドル64,64の横杆部65,65から外
れ、左右のスタンド63,63のロックがそれぞれ解除され
る。
また、左右のスタンド63,63のロックが解除されると、
このスタンド63,63は、第1のコイルスプリング66,66の
復帰力によってそれぞれのスタンドホルダー59,59に対
して自動的に上昇されるとともに、その着地板62,62が
上方に引き上げられ、この左右のスタンド63,63による
作業機45の支持が解除される。
さらに、前記一方のユニバーサルジョンイト32の連結体
24内に入力軸53がスプライン嵌合する際において、連結
体24の案内孔37及びスプライン軸筒33のスプライン孔36
と、入力軸53との軸芯が不一致の場合には、入力軸53の
先端部が連結体24の案内口37内に挿入されると、この入
力軸53によって摺動筒28がコイルスプリング38に抗して
軸方向に摺動されつつ、この連結体24は左右のボルト2
6,26が連結フレーム1の左右の支持アーム20,20におけ
る案内孔22,22の大きさの範囲内で上下方向及び左右方
向に揺動される。
そして、連結体24およびスプライン軸筒33のスプライン
孔36が入力軸53に対して自動的に芯合せされ、したがっ
て、入力軸53による連結体24の芯出し作動によってこの
スプライン軸筒33のスプライン孔36内に入力軸53が自動
的にスプライン嵌合される。
このようにして、連結フレーム1側の四点連結部に対し
て作業機45側の四点連結部が自動的に連結される。
そして、トラクタ78の進行で連結フレーム1を介して作
業機45が牽引進行されるとともに、トラクタ78の動力取
出軸84からの動力は動力伝達軸31及び入力軸53を介して
ミッション51に伝達され、このミッション51に前記主枠
46内の出力軸及びチェーンケース47内の連動媒体を介し
てミッション51に連動連結されたロータリー作業体48が
回転駆動され、このロータリー作業体48によって対土作
業が行われる。
つぎに、トラクタ78の三点リンク機構を上昇回動して作
業機45をトラクタ78のオペレータの後上方に持上げる。
そして、オペレータはトラクタ78に乗ったままの状態
で、左右のハンドル64,64の一方または両方を把持する
とともに、このハンドル64,64によってそれぞれのスタ
ンド63,63を第1のコイルスプリング66,66に抗してこれ
を圧縮するように下降押動すると、このスタンド63,63
はそれぞれのスタンドホルダー59,59に対して下降され
る。
そして、スタンド63,63が大きく下降されハンドル64,64
の横杆部65,65がそれぞれのロック板61,61の係止凹部6
0,60に対向した位置まで下降されるとともに、このハン
ドル64,64をわずかに水平方向に回動して、それぞれの
横杆部65,65をロック板61,61の係止凹部60,60内にそれ
ぞれ係合して仮ロックする。
ついで、トラクタ78の三点リンク機構を下降回動して作
業機45を着地するとともに、連結フレーム1の左右の連
結板2,2のハンドル11の一方または両方を把持してこの
ハンドル11,11によってそれぞれのロックアーム8,8をピ
ン7,7を中心としてコイルばね13,13に抗して回動する
と、このロックアーム8,8の係止突部9,9が左右の下部係
合ピン57,57から外れ左右の下部係合ピン57,57のロック
が解除される。
そして、トラクタ78の三点リンク機構をわずかに下降回
動してトラクタ78を前進させると、連結フレーム1の三
点連結部と作業機45の三点連結部との相互の連結が分離
されるとともに、連結体24と入力軸53との相互も分離さ
れる。
また、前記のようにトラクタ78を前進すると、連結フレ
ーム1の左右の連結板2,2における上部の係合片4,4及び
案内片5,5が作動杆74,74の係合部76,76から外れ、左右
のロック機構77,77の第2のコイルスプリング72,72の復
帰力によって左右のロックアーム69,69が支軸68,68を中
心として自動的に復帰回動される。
そして、この左右のロックアーム69,69の回動で、フッ
ク71,71の係止部70,70がスタンド63,63のハンドル64,64
の横杆部65,65に係合するとともに、この左右のロック
アーム69,69の係止部70,70にて横杆部65,65を押動して
それぞれのスタンド63,63を前記の場合と反対方向に水
平回動させ、横杆部65,65をロック板61,61の係止凹部6
0,60から外し、横杆部65,65の仮ロックを解除し、この
ロック板61,61に代ってロックアーム69,69が下降された
状態のスタンド63,63をロックする。
また、この左右のロックアーム69,69の復帰回動ととも
に作動杆74,74が押動され、その押動部76,76が再び外方
に突出され、ロック機構77,77のつぎの作動に備える。
そして、左右のスタンド63,63によって作業機45の左右
のロワアーム56,56が支持される。
つぎに、前記実施例ではロック機構77,77の作動杆74,74
は案内体75,75内に軸方向に進退自在に設ける場合につ
いて説明したが、これに限らず、作動杆74,74は案内体7
5,75内に回動自在に設けるようにしてもよい。この場合
には、第10図に示すように、左右の案内体75,75から突
出した作動杆74,74の外端部に連結板2,2の上部の係合片
4,4及び案内片5,5に押動される係合部としての係合片8
5,85を突出する。
また、前記作動杆74,74の内端上部にロックアーム69,69
を一体に突出し、このロックアーム69,69の途中と左右
のロワアーム56,56の途中のピン86,86との間にロックア
ーム69,69及び係合片85,85を常時垂直状に弾持する第2
のスプリングとしての引張りばね87.87を張設し、スタ
ンド63,63の上端近傍部に前記ロックアーム69,69のフッ
ク71,71及びロック板61,61の係止凹部60,60に係脱する
係止部としてのロックバー88,88を水平状に突出する。
そして、連結板2,2の上部の係合片4,4及び案内片5,5に
よって係合片85,85が押動されることにより、作動杆74,
74が回動されるとともに、ロックアー69,69が引張りば
ね87,87に抗して回動され、このロックアーム69,69のフ
ック71,71がロックバー88,88から外れる。また、スタン
ド63,63は第1のコイルスプリング66,66の復帰力によっ
て自動的に上昇される。またスタンド63,63の下降動作
は前記実施例の場合と同様である。
(発明の効果) 本発明によれば、トラクタに連結支架した連結フレーム
と農作業機のロワアームとの連結に関連してロワアーム
を支持したスタンドを自動的に上昇させスタンドによる
ロワアームの支持を確実に解除することができ、このた
め、連結フレームと農作業機との連結後に手動操作によ
ってスタンドを上昇させる手数を省略できるので連結フ
レームと農作業機との連結の自動化を十分に確実なもの
にすることができる。したがって、スタンドによって農
作業機と連結フレームとの連結を容易に行うことができ
るとともに、この相互の連結と同時にスタンドを確実に
上昇させて農作業機の作動に備えることができ、取扱い
操作の容易な農作業機を提供することができる。
また、上昇したスタンドを下降してこの下降位置を仮ロ
ックするとともに、連結フレームとロワアームとの分離
に関連して仮ロックを解除して連結フレームから分離し
たロワアームを、下降したスタンドによって自動的に支
持することができ、かつ再度のスタンドの上昇に備えて
下降したスタンドを確実にロックすることができる。し
たがって、スタンドによって連結フレームから分離した
農作業機を安定支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラクタに連結フレームを介して農作業機を連
結した状態の側面図、第2図は同上分離状態の側面図、
第3図は同上スタンドのロック機構の正面図、第4図は
同上a〜a線部の断面図、第5図は第3図b〜b線部の
断面図、第6図ないし第8図は同上ロック機構の作動説
明図、第9図は動力伝達軸の連結体の断面図、第10図は
スタンドのロック機構の他の実施例を示す斜視図であ
る。 1……連結フレーム、2……連結板、45……農作業機、
56……ロワアーム、59……スタンドホルダー、60……係
止凹部、61……ロック板、63……スタンド、65,88……
係止部、66……第1のスプリング、69……ロックアー
ム、71……フック、72,87……第2のスプリング、74…
…作動杆、78……トラクタ、80……ロワリンク、83……
トップリンク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタのリンク機構に連結支架される連
    結フレームに着脱自在に連結される農作業機において、
    前記農作業機の左右のロワアームの内の少なくとも一方
    のロワアームに固着されたスタンドホルダーと、このス
    タンドホルダーに第1のスプリングを介して昇降自在に
    設けられ上部に係止部を突出したスタンドと、前記スタ
    ンドホルダーに回動自在に設けられ上部に前記スタンド
    の係止部に係脱するフックを有するとともに常時は第2
    のスプリングによって弾持されたロックアームと、前記
    スタンドホルダーを固着したロワアームに設けられこの
    ロワアームに連結する前記連結フレームによって作動さ
    れるとともに前記ロックアームを第2のスプリングに抗
    して回動させロックアームのフックを前記スタンドの係
    止部から離脱させる作動杆と、を具備したことを特徴と
    する農作業機。
  2. 【請求項2】スタンドホルダーは、上方に向かって突出
    したロック板を有し、このロック板の上端部に下降され
    たスタンドの係止部を仮ロックする係止凹部を形成し、
    第2のスプリングは、左右のロワアームから連結フレー
    ムを分離した際にロックアームを回動させてスタンドの
    係止部の仮ロックを解除するとともにロックアームのフ
    ックをスタンドの係止部に係止させる、ことを特徴とす
    る請求項1記載の農作業機。
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