JPH084656A - 油圧駆動式ダイヤフラムポンプ - Google Patents

油圧駆動式ダイヤフラムポンプ

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JPH084656A
JPH084656A JP7147880A JP14788095A JPH084656A JP H084656 A JPH084656 A JP H084656A JP 7147880 A JP7147880 A JP 7147880A JP 14788095 A JP14788095 A JP 14788095A JP H084656 A JPH084656 A JP H084656A
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displacement piston
leak
storage chamber
passage
connection
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Application number
JP7147880A
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English (en)
Inventor
Horst Fritsch
フリッチュ ホルスト
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Lewa GmbH
Lewa Herbert Ott GmbH and Co KG
Original Assignee
Lewa GmbH
Lewa Herbert Ott GmbH and Co KG
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/02Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having plate-like flexible members, e.g. diaphragms
    • F04B43/06Pumps having fluid drive
    • F04B43/067Pumps having fluid drive the fluid being actuated directly by a piston

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧駆動式ダイヤフラムポンプにおいて、変
位ピストンの吸込行程の開始時に発生する負圧のピーク
によって生じる漏れ弁の早期の応動を簡単な構造で、防
止する点にある。 【構成】 油圧駆動式ダイヤフラムポンプの変位ピスト
ン(8)の位置が、圧力室(7)と貯蔵室(9)との間
の漏れ接続を制御していて、変位ピストン(8)が、少
なくとも吸込行程の開始時において圧力室(7)と貯蔵
室(9)との間の漏れ接続を遮断し、変位ピストン
(8)がその吸込行程の一部に渡って移動すると、初め
て漏れ接続を接続させる制御スライダとして使用されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧駆動式ダイヤフラ
ムポンプ、特に高圧ダイヤフラムポンプであって、ポン
プケーシングとポンプカバーとの間に縁部側で締付けら
れ、吐出室を圧力室から分離するダイヤフラム、特に金
属ダイヤフラムと、圧力室と油圧油用貯蔵室との間で、
ポンプケーシングのシリンダ孔内で移動可能である揺動
型変位ピストン形式の油圧式ダイヤフラム駆動装置と、
通常は、負圧で制御されているばね負荷された漏れ弁に
よって閉鎖されている、圧力室と貯蔵室との間の接続通
路形式の漏れ接続部を有している漏れ補充装置とを有す
る形式の油圧駆動式ダイヤフラムポンプに関する。
【0002】
【従来技術】上記形式の公知形式のダイヤフラムポンプ
の場合、通常な形式で漏れ補償装置、いわゆる漏れ装置
が設けられている。漏れ装置は、圧力室と貯蔵室との間
の接続通路の形式の漏れ接続部を有している。この漏れ
接続通路は、通常な形式で、負圧制御され、ばね負荷さ
れた漏れ弁によって閉鎖されている。漏れ弁は、ピスト
ンに吸込行程の際、油圧システム内の油圧油の不足によ
って生じる過剰な負圧が発生すると、圧力室と貯蔵室と
の間の接続部に応動するか開放される。作業室内のこの
負圧は、漏れ弁によって検知されて、圧力室内の不足し
た油圧油は、貯蔵室からきている接続通路を介して補充
することができる。
【0003】この形式の漏れ補充の場合。油圧システム
内でピストンの吸込行程の開始時に発生する負圧のピー
クが、漏れ弁の早期の応動につながる問題がある。この
ような形式で現われる負圧ピーク、いわゆるヤコブスキ
ー衝撃は、特に高圧ダイヤフラムポンプの場合、吸込導
管内の液柱が、吸込弁の開放の際に突然加速されると、
吸込の開始時に発生する。ヤコプスキー衝撃によって生
じる漏れ弁の早期の応動は、圧力室を油圧油で過剰に充
填する結果となり、吐出行程中のダイヤフラムの極めて
強い偏向または負荷をさらに生ぜせしめる。
【0004】発生する負圧ピークに基づく漏れ弁のこの
ような早期の応動、これによって生じる油圧圧力室を油
圧油で過剰に充填することを避けるために、漏れ補充を
いわゆるダイヤフラム位置制御によりおこなうことは既
に公知である。この場合、ダイヤフラム自体が、制御弁
を作動する。ダイヤフラムによって制御された制御スラ
イダは、ダイヤフラムを吸込行程終端位置の範囲で検知
しかつダイヤフラムのこの吸込行程終端位置において、
貯蔵室から圧力室への接続を開放する。漏れ補充は、ダ
イヤフラムが吸込行程の終端において、所定の限界位置
に達するときにのみおこなわれる。
【0005】さらに、同様に早期の漏れ補充を防止する
ことのできるダイヤフラム位置制御装置の変化例も公知
である。この場合、同様に、それぞれのダイヤフラム位
置によって影響される、ばね負荷された複数の制御ピン
により作動する制御系を設けられている。これら制御ピ
ンは、通常な形式で漏れ補充弁を機械的に閉鎖して保持
する。しかしながら、吸込行程終端位置のダイヤフラム
によって、可動に案内される孔付プレートは、ばねの力
に抗して相応して運動すると、これにより制御ピンも移
動するので、漏れ補充弁が開放される。
【0006】これら公知のダイヤフラム位置制御装置
は、しかしながら、構造的に複雑に構成されていうとい
う欠点を有している。そのほか、特に金属ダイヤフラム
を有する高圧ダイヤフラムポンプの場合に発生する小さ
なダイヤフラム行程において正確に機能するためにダイ
ヤフラム位置制御装置が非常に正確に調節されなければ
ならないことである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従っ
て、上記欠点を除去して、簡単な構造で、特に負圧ピー
クの発生中における、漏れ弁の早期の応動を防止して、
このような負圧ピークが、変位ピストンの吸込行程の開
始時には既に漏れ弁を開放することを避けるように構成
された上記形式のダイヤフラムポンプを提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、変位ピストンの位置が、圧力室と貯蔵室との間の
漏れ接続部を制御していて、変位ピストンが、少なくと
も吸込行程の開始時において圧力室と貯蔵室との間の漏
れ接続部を遮断し、変位ピストンがその吸込行程距離の
一部分を移動するときに初めて漏れ接続部を接続させる
制御スライダとして使用されていることのより解決され
た。有利な構成はその他の請求項に記載されている。
【0009】
【発明の効果】本発明の基本的な技術思想は、圧力室と
貯蔵室との間の漏れ接続部を、ダイヤフラムの位置では
なく、変位ピストン自体の位置によって制御する点にあ
る。この制御は、変位ピストンを、少なくとも吸込行程
の開始時に圧力室と貯蔵室との漏れ接続部を遮断し、こ
の接続部を、変位ピストンが吸込行程距離の一部分を移
動したときに初めて開放する制御部材、特に制御スライ
ダとして使用する。この場合有利には、変位ピストンが
その行程距離の約半分まで移動すると、漏れ接続部を開
放している。
【0010】これにより、吸込行程の初期に発生する負
圧ピークが、漏れ弁を早期に開放することが有効に防止
される、なぜなら、この時点で、圧力室と貯蔵室との間
の漏れ接続が、変位ピストンによりまだ強制的に閉鎖さ
れているからである。
【0011】このような、それぞれのピストン位置によ
り制御された漏れ防止装置は、簡単な構造の手段により
実現され、この場合同時に、漏れ防止装置は、有効に作
動することが保証される。
【0012】本発明の構成によれば、変位ピストンを直
接または間接に制御スライダとして作用せしめることが
可能である。いずれの場合でも、ダイヤフラム位置制御
装置と接続した構造は避けられている。その他、制御装
置を高圧側または低圧側に設けることも可能である。こ
の場合、変位ピストンにより、漏れ接続部の圧力室側の
通路であれ、貯蔵室側の通路であれ閉鎖されて保持され
るかあるいは制御されて開放されることになる。
【0013】変位ピストンが、漏れ接続部の圧力室側の
通路を、少なくとも変位ピストンの吸込行程の開始時に
閉鎖して保持している場合に、漏れ接続部の圧力側の通
路が、変位ピストンのシリンダ孔に開口するように構成
すると有利である。漏れ接続部の圧力側の通路は、変位
ピストンがその吸込行程の所定の距離だけ移動したとき
初めて、変位ピストンによって開放されるので、吸込行
程の開始時には既に発生している負圧ピークの影響はな
くなっている。
【0014】それに対して、変位ピストンが、漏れ接続
部の貯蔵室側の通路を、所定の時間だけ、変位ピストン
の吸込行程の開始時に閉鎖して保持している場合には、
漏れ接続部の貯蔵室側の通路が、変位ピストンのシリン
ダ孔に開口するように構成すると有利である。この貯蔵
室側の通路は、変位ピストンがその吸込行程距離を一部
分だけ移動すると、貯蔵室に開口しているピストン通路
と接続される。
【0015】本発明の場合、例えば、変位ピストンの後
端部を、平行に延びる補助制御スライダと接続している
ことにより、変位ピストンを間接的に制御部材として作
用させることも可能である。変位ピストンは、漏れ接続
部の貯蔵室側の通路の一部内で移動可能であり、変位ピ
ストンを中空またはスリーブとして構成することによ
り、貯蔵室への接続は、変位ピストンの行程位置との関
連で遮断または開放することができる。
【0016】簡単な手段を有する本発明により、吸込行
程の開始時に油圧系内に発生する負圧ピークが、圧力室
の油圧油による過剰充填につながる漏れ弁に早期の応動
をおこなわせしめることを防止する。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。
【0018】第1図に示した、油圧で駆動されるダイヤ
フラムポンプは、金属ダイヤフラム1を使用する高圧ダ
イヤフラムポンプである。金属ダイヤフラム1は、2つ
の孔付プレート2、3間、即ち、平らな内面を有する孔
付プレート2と凹面状の内面を有する孔付プレート3と
の間に、緊締されている。これら孔付プレート2、3自
体はポンプケーシング4と、ケーシング4の端面に解離
可能に固定されたポンプカバー5との間に緊締されてい
る。
【0019】ダイヤフラム1は、吐出室6を、油圧油で
充たされた圧力室7から分離している。
【0020】図示のダイヤフラムは、揺動する変位ピス
トン8の形式の油圧式のダイヤフラム駆動装置を有して
いる。変位ピストン8は、ポンプケーシング4内でシー
ルされていて、圧力室7と油圧油用の貯蔵室9との間で
移動可能である。図示の実施例の場合、変位ピストン8
のシールはいわゆるすり合せシールによっておこなわれ
る。
【0021】ポンプカバー5は、通常の形式で、ばね負
荷された入口弁10とばね負荷された出口弁11とを有
している。これら2つの弁10、11は、入口通路12
と出口通路13とを介して吐出室6と接続されているの
で、吐出媒体は、変位ピストン8ひいてはダイヤフラム
1が矢印方向、第1図で右側の吸込行程において入口弁
10と入口通路12とを介して吐出室6内へ吸引され
る。それに対して、吐出媒体は、変位ピストン8ひいて
はダイヤフラム1が矢印方向、第1図で左側の吐出行程
において出口通路13と出口弁11とを介して吐出室6
から吐出される。
【0022】圧力室7を油圧油で過剰に充填することを
防止しひいてはダイヤフラム1を吐出行程中に過度に強
い偏向や負荷から保護するために、圧力制限弁14が設
けられている。圧力制限弁14は、対応する通路15、
16を介して圧力室7および貯蔵室9と接続している。
圧力制限弁14は、圧力室7内に望まない大きな超過圧
力が発生すると、変位ピストン8の吐出行程の終りに、
開くように設定されているので、過剰な油圧油は、通路
15、16を介して貯蔵室9内へ排出される。
【0023】適当な形式で、ダイヤフラム吸込の終り
に、キャビテーションの発生を防止しかつ漏れ損出に基
づいて漏れ補充を行うために、漏れ補充装置17が設け
られている。この漏れ補充装置17は、通常の形式のば
ね負荷されて、負圧制御されている漏れ弁18を有して
いる。漏れ弁18は、通路19を介して貯蔵室9と接続
している。漏れ補充装置17および漏れ弁18と圧力室
7との接続は、別の通路20を介しておこなわれる。通
路20は、第1図に明瞭に示すように、漏れ弁18から
直接変位ピストン8のシリンダ孔21内に導かれるかあ
るいはシリンダ孔21に開口している。図示の実施例で
はこの圧力室側の通路20は、変位ピストン8の行程距
離(h)のほぼ半分、即ち変位ピストン8の前方と後方
の死点の間の中間に位置しているシリンダ孔21内の箇
所に開口している。
【0024】図示のように、変位ピストン8は、その吸
込行程の始めに漏れ補充装置17の圧力室側の通路20
を閉鎖して保持しているので、圧力室7と貯蔵室9との
間の漏れ接続は遮断されている。この漏れ接続は、変位
ピストン8がその吸込行程距離の一部分だけ戻った時に
初めて変位ピストン8により開放される。そのとき初め
て、漏れ補充装置17と漏れ弁18とが、漏れ損出によ
って生じる極めて高い負圧が発生した際に、貯蔵室9か
らの油圧油の後充填をおこなえる状態になる。
【0025】高圧側で、制御された漏れ防止が生じる図
示の配置は、一定のピストン中間位置を有する行程制御
可能なダイヤフラムポンプにとって特に有利である。既
に詳しく述べたように、変位ピストン8は、漏れ補充装
置17の一時的な遮断のための制御スライダとして、変
位ピストンの吸込行程の開始時における漏れ補充装置1
7の早期の応動を防止するために役立つ。変位ピストン
の吸込行程の開始時に、変位ピストン8は、変位ピスト
ン8の前端面が圧力室7の対向する壁に一致している第
1図の位置に位置している。第2図の2つの線図の位置
3に相当する変位ピストン位置において、漏れ補充装置
17の圧力室側の通路20は、変位ピストン8によって
閉鎖されている。変位ピストン8が、その吸込行程の経
過において、第2図のそれぞれ線図の位置4に移動した
後に、生じた吸込圧力(ps)は、入口弁10を開放する
のに十分な圧力になる。入口通路12内の液柱、入口弁
10およびダイヤフラム1は動きが速められ、これによ
り、第2図のそれぞれの線図の位置4に示す様な、振幅
△pを有する圧力ピークが生じる。このジューコフスキ
ーの衝撃として表示される圧力ピークは、漏れ弁18の
早期の応動ひいては貯蔵室9からの油圧油による圧力室
7の望まない過剰充填を引き起こす。この時期に、しか
しながら圧力室側の通路20は、まだ変位ピストン8に
よって閉鎖されているので、この純粋に変位ピストン8
の制御による漏れ防止により、漏れ弁18は、上記圧力
ピークに応動しない。吸込行程のほぼ終りになって初め
て、即ち変位ピストン8が、第1図から明瞭な行程距離
(h)(=吸込行程距離)を超えた後で、変位ピストン
8の端面は、圧力室側の通路20の開口部を通過して、
通路20を開放する。従って、残った短いピストン行程
距離の間に、貯蔵室9から通路19、20を介して圧力
室7内への油圧油の補充が可能になる。
【0026】第3図から明白な変化実施例の場合、第1
図の実施例の漏れ防止の高圧側の制御装置とは逆に漏れ
防止の低圧側の制御装置が設けられている。この低圧側
の制御装置は、特に一定の行程長さを有するダイヤフラ
ムポンプに向いている。この場合、シンリンダ孔21内
の変位ピストン8のシールは、第1図の以前に記載した
実施例と全く同様にすり合せシールによって形成されて
いる。
【0027】第3図に示すように、この実施例の場合、
漏れ補充装置17の漏れ弁18から出ている圧力室側の
通路20aは、変位ピストン8のシリンダ孔21内へ開
口しているのではなくて圧力室7へ延びていてその端壁
に開口している。
【0028】漏れ弁18から出発して貯蔵室の方向に延
びる貯蔵室側の通路19が、同様に設けられている。し
かしながら、通路19の、漏れ弁18とは反対側の端部
は、貯蔵室9内に直接ではなく、いわば間接的に貯蔵室
9に開口している。このために、貯蔵室側の通路19
は、その、漏れ弁18とは反対側の端部で、付加通路1
9a内に開口している。付加通路19aは、変位ピスト
ン8の軸線に対して直角に延びてブシュ形式の、変位ピ
ストン8を移動可能に案内する挿入部分22内に延びて
いてかつそれ自体貯蔵室9内に開口している。
【0029】変位ピストン8は、その長手方向の所定の
箇所に、リング溝23を有している。この場合、この所
定の箇所は、変位ピストン8が、その第3図に示した前
方の死点位置(吐出行程端部)を占めるとき、付加通路
19aに対して間隔h(ピストン行程端部)内に位置す
るように選択されている。これは、変位ピストン8は、
第2図の2つの線図内の位置3に相当する吸込行程の開
始を示す図示の位置において、付加通路19aを閉鎖し
て保持しひいては貯蔵室9と圧力室7との間の漏れ接続
も遮断する。変位ピストン8が、その吸込行程の経過中
に第3図で見て左側から右側へ移動して第2図の2つの
線図内に位置4を通過すると、発生する圧力ピークは、
漏れ弁18の早期の応答を生じさせない、なぜなら変位
ピストン8のリング溝23が付加通路19aに対して間
隔をおいて依然として位置しているので、貯蔵室に対す
る漏れ接続が遮断されているからである。
【0030】変位ピストン8がその吸込行程の終りに到
達し第2図の2つの線図における位置1に対応する、第
3図に示す一点鎖線の位置を占めると、変位ピストン8
のリング溝23は、付加通路19aの高さに位置する。
これにより、通路19a、19および20aを介して、
貯蔵室9と圧力室7との間の漏れ接続が形成される。そ
の結果、油圧系内に、油圧油の不足に基ずく過剰な負圧
が発生した場合に、漏れ弁18は応動して不足の油圧油
を貯蔵室9から補充する。変位ピストン8が再び吐出行
程を開始し、第2図の2つの線図における位置1から位
置2へ移動すると、変位ピストン8のリング溝23は、
付加通路19との一致位置から即座に移動するので、付
加通路19は即座に閉鎖されて、漏れ接続が遮断される
ことになる。
【0031】第4図に示すさらに他の実施例は、第3図
の実施例と類似している。相違している点は、変位ピス
トン8がシリンダ孔21内でのすり合せシールではな
く、通常の形式で変位ピストン8に固定されているピス
トンリング24によってシールされていることである。
【0032】その他、変位ピストン8は、リング溝23
の代わりに直径が減少したピストン部分8aを有してい
るので、直径が減少したピストン部分8aと所属のシリ
ンダ孔21との間に、環状溝23aが形成される。この
環状溝23aは、機能的にリング溝23に対応するもの
である。
【0033】図示のように、貯蔵室側の通路19と接続
された付加通路19aは、変位ピストン8の軸線に対し
て直角方向に延びていて挿入部分22全体を貫通せず、
変位ピストン8のシリンダ孔21内にのみ開口してい
る。付加通路19aと貯蔵室9との間の接続は、相応す
るピストン位置の場合には、挿入部分22内に、貯蔵室
9から変位ピストン8のシリンダ孔21まで延びてかつ
付加通路19aの開口位置に対してずらして位置する箇
所に開口している他の通路19bが設けられている。
【0034】第4図に明瞭に示すように、第2図の2つ
の線図における位置3に対応する吐出行程の終りのまた
は吸込行程の初めの位置に対応する変位ピストン8の図
示の位置において、貯蔵室9と圧力室7との間の漏れ接
続が遮断される。同様の漏れ接続の遮断は、変位ピスト
ン8がその吸込行程の経過中において第2図の2つの線
図における位置4を越えた時に生じる。なぜなら、この
場合2つの通路19a、19bは依然として変位ピスト
ン8によって閉鎖されているおり、この位置で生じる最
小圧力位置が漏れ弁18の早期の応答を生ぜせしめない
からである。変位ピストン8は変位ピストン8の別の吸
込行程の経過中に第2図の2つの線図における位置1に
ほぼ到達するかまたはこの位置に到達したときに初め
て、変位ピストン8の直径の減少するピストン部分8a
が通路19a、19bの2つの開口部の範囲に到達す
る。これにより、環状室23aを介してして、これら2
つの通路19a、19b間の接続が形成される。その結
果、貯蔵室9と圧力室7との間の漏れ接続も開放され
て、ほほ必要な漏れ補充は漏れ弁18を介して可能にな
る。
【0035】第5図に示す更に別の実施例の場合、漏れ
防止の低圧側の制御装置が設けられている。このため
に、変位ピストン8はその貯蔵室側の端部に、付加的な
制御ピストン25の形式の平行に延びる補助制御スライ
ダを有している。制御ピストン25は、変位ピストン8
に固定されたフランジ26の円周範囲付近に配置されて
いてかつ、ポンプケーシング4の相応して延びる通路2
7内に浸漬するように延びている。この通路27は、図
示のように、一方では漏れ補充装置17の貯蔵室側の通
路19と接続され、他方では貯蔵室9に開口している。
【0036】付加的な制御ピストン25は、中空または
両側が開口した端部を有するスリーブとして構成されて
いる。これにより、一方では第2図の2つの線図におけ
る位置3に対応する吐出行程の終わりもしくは吸込行程
の初めに相当する変位ピストン8の図示の位置におい
て、貯蔵室9と圧力室7との間の漏れ接続が遮断される
ことになる。なぜなら、制御ピストン25が通路27内
に完全に浸漬されしたがって貯蔵室側の通路19を閉鎖
するからである。他方では、付加的な制御ピストン25
は、変位ピストン8がその吸込行程終端位置付近もしく
は吸込行程終端位置に、即ち第2図の2つの線図におけ
る位置1に相応する位置に位置するときに、変位ピスト
ン8と一緒に相応して移動するので、貯蔵室側の通路1
9と通路27との間の接続が開放される。したがって、
貯蔵室9と圧力室7との間の漏れ接続は、中空な制御ピ
ストン25、通路27、貯蔵室側の通路20aを介して
形成されるので、圧力室7内が相応して負圧の場合、漏
れ弁18が応動して貯蔵室9からの自動的な漏れ補充を
おこなえることになる。
【0037】変位ピストン8が再び吐出行程を開始し
て、第2図の2つの線図における位置1から位置2へ移
動すると、変位ピストン8と同期的に移動する制御ピス
トン25が改めて通路27内に浸漬されて、再び貯蔵室
側の通路19を閉鎖する。
【図面の簡単な説明】
【図1】漏れ接続防止装置の、変位ピストンによって作
用される高圧側の制御装置を有する油圧駆動式ダイヤフ
ラムポンプの概略断面図。
【図2】ダイヤフラムポンプの吐出行程と吸込行程にお
いて、吸込行程の開始時に発生する負圧ピークの表示す
るための特性データの曲線経過を示す2つの略示線図
(行程距離についての第1の圧力=インジケータ線図と
時間についての第2の圧力)。
【図3】漏れ防止装置の漏れ接続部の低圧側の制御装置
を有する別の実施例の断面図。
【図4】漏れ防止装置の低圧側の制御装置を有する第3
図の実施例の変化形の断面図。
【図5】付加的な制御ピストン(補助制御スライダ)を
使用する低圧側の制御装置を有する更に別の実施例の断
面図。
【符号の説明】
1 金属ダイヤフラム 2、3 孔付プレート 4 ポンプケーシング 5 ポンプカバー 6 吐出室 7 圧力室 8 変位ピストン、8a ピストン部分 9 貯蔵室 10 入口弁 11 出口弁 12 入口通路 13 出口通路 14 圧力制限弁 15、16 通路 17 漏れ補充装置 18 漏れ弁 19、20 通路 19a 付加通路 19b 通路 20a 通路 21 シリンダ孔 22 挿入部分 23 リング溝 23a 環状室 25 制御ピストン 26 フランジ 27 通路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧駆動式ダイヤフラムポンプ、特に高
    圧ダイヤフラムポンプであって、ポンプケーシング
    (4)とポンプカバー(5)との間に縁部側で緊締さ
    れ、吐出室(6)を圧力室(7)から分離するダイヤフ
    ラム(1)、特に金属ダイヤフラムと、圧力室(7)と
    油圧油用貯蔵室(9)との間で、ポンプケーシング
    (4)のシリンダ孔(21)内で移動可能である揺動型
    変位ピストン(8)形式の油圧式ダイヤフラム駆動装置
    と、通常は、負圧で制御されているばね負荷された漏れ
    弁(18)によって閉鎖されている、圧力室と貯蔵室と
    の間の接続通路(19、20)形式の漏れ接続部を有し
    ている漏れ補充装置とを有する形式の油圧駆動式ダイヤ
    フラムポンプであって、変位ピストン(8)の位置が、
    圧力室(7)と貯蔵室(9)との間の漏れ接続部を制御
    していて、変位ピストン(8)が、少なくとも吸込行程
    の開始時において圧力室(7)と貯蔵室(9)との間の
    漏れ接続部を遮断し、変位ピストン(8)がその吸込行
    程距離の一部分を移動するときに初めて漏れ接続部を接
    続させる制御スライダとして使用されていることを特徴
    とする油圧駆動式ダイヤフラムポンプ。
  2. 【請求項2】 変位ピストン(8)は、圧力室(7)と
    貯蔵室(9)との間の漏れ接続部を、変位ピストン
    (8)の吸込行程距離のほぼ半分後に開放することを特
    徴とする請求項1記載のダイヤフラムポンプ。
  3. 【請求項3】 変位ピストン(8)は、漏れ接続部の貯
    蔵室側の通路(19)を、変位ピストン(8)の吸込行
    程の少なくとも開始時には閉鎖したままに保持しておく
    ことを特徴とする請求項1または2記載のダイヤフラム
    ポンプ。
  4. 【請求項4】 漏れ接続部の貯蔵室側の通路(19)
    は、変位ピストン(8)のシリンダ孔21内に開口し、
    変位ピストン(8)がその吸込行程距離の一部分を移動
    すると、貯蔵室に通じる変位ピストン通路(23;23
    a)と接続可能であることを特徴とする請求項3記載の
    ダイヤフラムポンプ。
  5. 【請求項5】 変位ピストン(8)の貯蔵室側の端部
    は、平行に延びる補助制御スライダ(25)と接続され
    ており、補助制御スライダ(25)は、漏れ接続部の貯
    蔵室側の通路(19)の部分(27)内で移動可能であ
    りかつ補助制御スライダ(25)の貯蔵室(9)への接
    続部を、変位ピストン(8)の行程位置と関連して遮断
    または開放していることを特徴とする請求項3記載のダ
    イヤフラムポンプ。
  6. 【請求項6】 補助制御スライダ(25)は中空または
    スリーブとして構成されていることを特徴とする請求項
    3記載のダイヤフラムポンプ。
  7. 【請求項7】 変位ピストン(8)は、漏れ接続の貯蔵
    室側の通路(20)を、変位ピストン(8)の吸込行程
    の少なくとも開始時には閉鎖したままに保持しておくこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のダイヤフラムポ
    ンプ。
  8. 【請求項8】 漏れ接続の貯蔵室側の通路(20)は、
    変位ピストン(8)のシリンダ孔(21)内に開口して
    いることを特徴とする請求項7記載のダイヤフラムポン
    プ。
JP7147880A 1994-06-15 1995-06-14 油圧駆動式ダイヤフラムポンプ Pending JPH084656A (ja)

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