JPH0845373A - 電力スイッチ用の付属装置を有するケーシング構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力スイッチの主ケーシング内へ単数又は複
数の付属装置を装嵌する際の操作を簡便にしかつ付属装
置へのアクセスを容易にするようなケーシング構造を提
供する。 【構成】 付属ケーシング２４には、その狭幅側壁２
６；２８の後方領域において、前面に対して垂直に延び
ていて第１保持段４６を有する剛性的な係合接続式の第
１ガイド兼保持機構４２と、前面に対して垂直に延びて
いて第２保持段５２を有する剛性的な係合接続式の第２
ガイド兼保持機構４８が配置されており、前記凹設部１
２；１４の相対する内壁５８；６０から、底部３８の中
央へ向って夫々斜向して延びる、前記第１ガイド兼保持
機構４２と協働する少なくとも１つの剛性的な第３ガイ
ド兼保持機構６２並びに、前記第２ガイド兼保持機構４
８と協働する少なくとも１つの弾性的な第４ガイド兼保
持機構７０が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、成形ケーシングを有す
る電力スイッチ用の付属装置を備えたケーシング構造に
関し、特に本発明は、付属装置としての補助スイッチを
収容するためのケーシング構造に関するものである。し
かし該ケーシング構造は、電力スイッチの別の付属装置
のためにも適用することができる。

【０００２】

【従来の技術】前記形式のケーシング構造は米国特許第
４６２２４４４号明細書に基づいて公知であり、この場
合、電力スイッチを包囲する主ケーシングの上部部分
は、操作の部の片側にか又は両側の夫々に、側面の開い
た凹設部を有し、該凹設部内には前面から、相応に成形
された付属ケーシングを有する付属装置が装嵌可能であ
り、しかも主ケーシングの前壁と付属ケーシングの前壁
は互いに合致している。正しく装嵌するために付属ケー
シングには、主ケーシングによって閉塞される両側壁に
沿って１対のガイド条片が設けられており、該ガイド条
片対は、前記凹設部の内壁に形成されたガイド溝対に沿
ってガイドされている。付属ケーシングは外壁に沿っ
て、後方へ向いた１対のＵ形保持材を有し、該Ｕ形保持
材のために、主ケーシングの下部部分には別のガイド溝
対が設けられており、更にまた前記Ｕ形保持材は、夫々
１つの弾性的なＵ形保持材と協働するための係止突起を
有している。後方の開いた付属ケーシングから付属装置
の作動エレメントが、上部部分の、底部側の操作口を通
って電力スイッチの内部に達している。付属装置の接続
開口は、閉塞されない外壁に位置している。このような
従来技術の欠点は、各付属装置毎に所属の凹設部が必要
であり、従ってせいぜい２つの付属装置しか装嵌でき
ず、付属装置毎に専用の付属ケーシングが必要になり、
付属ケーシングをガイドしかつ保持するためには狭い許
容限度の多数の保持手段が必要であり、これによって付
属装置の装嵌並びに取出しには、それ相応の熟練と労働
力が必要になり、かつ付属装置の接続部へのアクセスが
側面からしか行なえず、これは組立操作の観点から見て
好ましくないことである。

【０００３】ドイツ連邦共和国登録実用新案第９２０３
５３３号明細書には、操作ノブの両側で主ケーシングの
上部部分内に形成されていて旋回可能な蓋によって閉塞
可能な２つの凹設部を備えた電力スイッチが開示されて
おり、前記凹設部内に付属装置が配置されており、しか
もこの場合、該付属装置は凹設部の底部に装着されかつ
電気的な接続端子は前面側へ向って方位付けられてい
る。しかしながら当該刊行物に基づいては、電力スイッ
チと補助スイッチとの間に恐らく存在している筈の機械
的な連結は何も推考することができない。

【０００４】また付属ケーシングによって包囲された付
属装置が主ケーシングの上部部分内に直接は装着されて
いない形式の、電力スイッチ用のケーシング構造がドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第４２３５５０４号明細書に
開示されている。つまり電気絶縁ベースが使用され、該
電気絶縁ベース内に単数又は複数の付属ケーシングが取
除き自在に装着されている。電気絶縁ベース自体は、１
つの凹設部内に除去可能に配置されている。該電気絶縁
ベースは上部部分と付属ケーシングとの間に配置されて
いるので、付属ケーシングは、凹設部の形状と寸法とに
よって規制されてはいず、かつ異なった付属ケーシング
を有する付属装置を装着するためには異なったベースが
使用される。更にまた当該刊行物では、上部部分の凹設
部内への付属ケーシングの直接的な組込みについて示唆
が与えられている。この場合は、付属装置の狭幅辺側に
一体成形されていて装嵌時に上部部分に係合する弾性的
なフックと、付属ケーシングの形状に下面を適合された
旋回可能な蓋とを保持手段と見做すことができるが、該
保持手段は専ら保持機能しか有していない。凹設部の側
壁がガイド手段の役割を或る程度受け持っているにすぎ
ない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、電力スイッチの主ケーシング内へ単数又は複数の付
属装置を装嵌する際の操作を簡便にしかつ付属装置への
アクセスを容易にするようなケーシング構造を提供する
ことである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成手段は、下部部分と前面側上部分とから
成る主ケーシングが電力スイッチを包囲しており、後方
へ向って突出する作動エレメントを有する少なくとも１
つの付属ケーシングが夫々１つの付属装置を包囲しかつ
狭幅側壁の前方領域には、前面側から操作可能な接続端
子を備えた接続開口を有しており、操作ノブの片側でか
又は両側の夫々で前記上部部分内には、前面に対して垂
直に延びる外壁によって実質的に包囲された凹設部が形
成されており、該凹設部内には、前面側から後方へ向っ
て付属装置が装嵌されて前記凹設部の底部に載着可能で
あり、該底部が、前記作動エレメントを案内するスロッ
ト状の操作口を有し、前記付属ケーシングには、その狭
幅側壁の後方領域において、前面に対して垂直に延びて
いて第１保持段を有する剛性的な係合接続式の第１ガイ
ド兼保持機構並びに、前面に対して垂直に延びていて第
２保持段を有する剛性的な係合接続式の第２ガイド兼保
持機構が配置されており、前記凹設部の相対する内壁か
ら、底部の中央へ向って夫々斜向して延びる、前記第１
ガイド兼保持機構と協働する少なくとも１つの剛性的な
第３ガイド兼保持機構と、前記第２ガイド兼保持機構と
協働する少なくとも１つの弾性的な第４ガイド兼保持機
構とが設けられている点にある。

【０００７】

【作用】本発明の提案するガイド兼保持機構によって、
付属装置の混同も組付けエラーも共に決して起り得ない
付属装置の簡便にして一義的かつ確実な組立が可能にな
る。第１ガイド兼保持機構と第３ガイド兼保持機構との
協働並びに第２ガイド兼保持機構と第４ガイド兼保持機
構との協働によって、凹設部内への付属装置の確実にし
て正確な装嵌が先ず第１に保証される。この装嵌に続い
て付属装置の確実な位置決めが、ごく僅かな労力消耗に
よる第２と第４の保持機構相互のクリップ状の係合によ
って行なわれる。多額の経費をかけることなく付属装置
は追加装備でき、追って（他日）互換することもでき
る。第２保持機構を第４保持機構から解離するために
は、適当な物品例えばドライバーを用いて、付属装置の
反対側から軽度の圧力をかければ充分であり、この圧力
をかけた上で、必要に応じて付属装置を凹設部から取出
すことが可能である。端子の前面側からの操作に基づい
て、付属装置へのアクセスが簡単になり、かつ信号導線
への付属装置の電気的接続のために要する所要スペース
も節減される。接点素子の形ですでに指令・通報機器と
して一般に慣用されているような付属装置の使用が本発
明のケーシング構造に基づいて可能になることによって
得られる利点は自ずから明らかである。

【０００８】本発明の有利な構成手段は請求項２以降に
記載した通りであるが、そこで提案されている第１ガイ
ド兼保持機構と第２ガイド兼保持機構並びに第２保持段
と第４保持段は、付属装置を簡便に装嵌して位置決めす
るため、並びに横方向力を効果的に吸収するための特に
合目的的なコンパクトな構成手段であり、しかもこの場
合ケーシング構造を成形する製造は、コスト高になるサ
イドスライダを使用することなしに実現することが可能
になる。第４保持段に支持ウェブを付加的に構成するこ
とによって凹設部の底部側が補強され、かつ、特に組付
け時及び接続時に発生するような付属装置における縦方
向力が有利に吸収され、これによって第４保持段の負荷
も軽減され、また凹設部における昇温が当然予期される
にも拘らずケーシング上部部分のために比較的軟質の成
形材料を使用することが可能になる。ガイド切込み部と
ガイドウェブとは、付属装置の直線的な装嵌を付加的に
更に容易にする。複数の第３ガイド兼保持機構及び第４
ガイド兼保持機構を同一の凹設部内に平行に配置するこ
とは、複数の付属装置を平行に位置決めする上で有利で
ある。内部に位置決めされた付属装置を有するか又は有
していない単数又は複数の凹設部の蓋は、電力スイッチ
及び装嵌された付属装置を外部影響から防護するために
役立つ。

【０００９】

【実施例】次に図面に基づいて本発明の１実施例を詳説
する。

【００１０】図１によれば電力スイッチは、射出成形材
料から成る主ケーシング２によって包囲されており、該
主ケーシングは前面側の上部部分４と下部部分６とから
成っている。上部部分４と下部部分６とは、パーティン
グライン８で互いに突合わされている。上部部分４から
操作ノブ１０が突出しており、該操作ノブは、多極電力
スイッチの、開閉すべき接点・端子系用の操作機構の一
部分として使用される。上部部分４内には、前記操作ノ
ブ１０の右側で第１凹設部１２が、また操作ノブ１０の
左側では第２凹設部１４が後方に向って形成されてい
る。第１凹設部１２は、当該技術分野では指令・通報機
器系の接点素子として公知になっているような、３つの
補助スイッチを第１付属装置１６として収容するために
使用される。また第２凹設部１４は、別種の第２付属装
置１８、例えば不足電圧トリガ継電器、を収容するため
に使用される。装嵌された第１と第２の付属装置１６，
１８は、追って詳説する所属のガイド兼保持機構によっ
て、上部部分４内で主ケーシング２の側面外壁２０に対
して平行に配向され、第１と第２の凹設部１２，１４に
よって側面と背面を囲まれており、かつ前面側は上部部
分４で終っている。上部部分４にヒンジ状に枢着されて
旋回可能な蓋２２によって前記第１と第２の凹設部１
２，１４並びに付属装置１６，１８は隠蔽される。第１
凹設部１２と第１付属装置１６とを例にとって以下に本
発明のケーシング構造を詳説する。

【００１１】図２及び図３によれば複数の第１付属装置
１６は夫々１つの同形の付属ケーシング２４によって包
囲されている。各付属ケーシング２４の狭幅側壁２６，
２８は、やや斜めに面取りされた前方寄り区域に、補助
スイッチ接続端子用の接続開口３０を１つずつ有してい
る。補助スイッチ接続端子は前壁３３内に穿設された挿
入口３２を介してドライバーを用いて容易に操作可能で
ある。実質的に全面的に閉鎖された付属ケーシング２４
の後壁３４から、電力スイッチの操作機構によって操作
すべき方形横断面の作動エレメント３６が突出してお
り、該作動エレメントは第１付属装置１６の補助接点用
である。装嵌された付属ケーシング２４は、その後壁３
４でもって第１凹設部１２の底部３８上に座着し、該底
部は作動エレメント３６用の夫々１つの操作口４０によ
って打ち抜かれている。右側の狭幅側壁２６の後方区域
内に第１ガイド兼保持機構４２が一体に成形されてい
る。該第１ガイド兼保持機構４２は、前壁３３に対して
垂直にかつ狭幅側壁２６に対しては狭幅側壁中央に延び
る剛性的なガイド条片４４と、該ガイド条片の前面寄り
端面に設けられた第１保持段４６とから成っている。左
側の狭幅側壁２８の後方寄り側縁には、前面の方に向い
た部分面に第２保持段５２を形成している係止突起５０
と、前記第２保持段を起点として付属ケーシング２４の
中央の方に向いた窪み５４とから成る剛性的な第２ガイ
ド兼保持機構４８が構成されている。側面の制限された
前記窪み５４は狭幅側壁２８の中央に形成されている。
前記係止突起５０は、狭幅側壁２８から継続する支持面
５６を有している。

【００１２】第１凹設部１２の右側内壁５８には、装嵌
すべき各付属ケーシング２４のために剛性の第３ガイド
兼保持機構６２が構成されている。該第３ガイド兼保持
機構６２は、底部３８へ向って、しかも第１凹設部１２
の中央へ向って斜向したガイド溝６４から成っている。
該ガイド溝６４は底部３８の側で、第１凹設部１２の中
央から見て後退させられて側面の制限された受容室６６
へ移行しており、該受容室の、ガイド溝６４を起点とし
て底部３８の方に面した部分面が第３保持段６８を形成
している。装嵌時には、右手へ向ってやや傾斜した付属
ケーシング２４のガイド条片４４はガイド溝６４内を確
実にガイドされて最終的には受容室６４によって受容さ
れる。方形の操作口４０の幅は作動エレメント３６の幅
６５よりも幾分広いのに対して、操作口４０の長さは作
動エレメント３６の厚さよりも著しく大である。この寸
法上の適合によって作動エレメント３６は付加的に第２
ガイド兼保持機構として役立ち、該第２ガイド兼保持機
構は、付属ケーシング２４の装嵌時には、第４ガイド兼
保持機構として付加的に役立つ操作口４０と確実に協働
して装嵌操作を一層助成する。装嵌された状態では付属
ケーシング２４はその第１保持段４６でもって第３保持
段６８に当接されて確保される。

【００１３】第１凹設部１２の左側内壁６０には、装嵌
すべき各付属ケーシング２４のために舌片状の弾性的な
第４ガイド兼保持機構７０が一体成形されており、該第
４ガイド兼保持機構は、底部３８へ向って、しかも第１
凹設部１２の中央の方へ向って斜向している。第４ガイ
ド兼保持機構７０は底部３８側寄りの自由端部中央に保
持ウェブ７４を有している。該保持ウェブ７４の両側で
第４ガイド兼保持機構７０は底部寄りで内壁６０の方へ
後退させられており、これによって、底部３８の方に面
した第４保持段７６が形成されている。付属ケーシング
２４を装嵌する場合、底部３８上に後壁３４が載着する
際に保持ウェブ７４が窪み５４内に係合して保持される
まで、前記舌片状の第４ガイド兼保持機構７０は、係止
突起５０によって内壁６０の方へ撓曲される。窪み５４
への保持ウェブ７４の係止時に第２保持段５２は第４保
持段７６に当接して保持される。付属ケーシング２４の
側面位置決めは、側面の制限された受容室６６内におけ
るガイド条片４４の側面固定と、側面の制限された窪み
５４内における保持ウェブ７４の側面固定とによって保
証される。底部３８には、第４ガイド兼保持機構７０の
自由端部に対して、第１凹設部１２を通って横方向に延
びる支持ウェブ７８が形成されている。本例では該支持
ウェブ７８に対して付属ケーシング２４の支持面５６が
支持される。従って該支持ウェブ７８は、第１付属装置
１６の装嵌時及び接続時に発生するところの、内壁６０
へ向う縦方向力を吸収するために役立つ。これによっ
て、発生する温度条件下においても上部部分４のために
比較的軟性の成形材料を使用することが可能になる。

【００１４】前記のケーシング構造を用いれば、第１及
び第２の付属装置１６，１８を、予め組立てた状態で、
つまりすでに電気的に接続された状態で主ケーシング２
に簡便かつ容易に装嵌することが可能である。左側側壁
６０の方に向って第４ガイド兼保持機構７０を、適当な
工具、例えばドライバーを用いて押し下げることによっ
て、第２ガイド兼保持機構４８と第４ガイド兼保持機構
７０との間の係止は簡単に解除される。この係止解除を
行なった上で第１付属装置１６は第１凹設部１２から難
無く引出され、かつ場合によっては、同一の形状に成形
された付属ケーシング２４を有する別の付属装置と交換
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のケーシング構造を有する電力スイッチ
の斜視図である。

【図２】図１に対比して拡大され一部を断面して装嵌さ
れた付属装置と共に示したケーシング構造の上部部分の
斜視図である。

【図３】図２の付属装置を引出した状態で示したケーシ
ング構造の上部部分の縮尺断面図である。

【符号の説明】

２ 主ケーシング、 ４ 前面側の上部部分、 ６
下部部分、 ８パーティングライン、 １０ 操
作ノブ、 １２ 第１凹設部、 １４第２凹設部、
１６ 第１付属装置、 １８ 第２付属装置、 ２
０側面外壁、 ２２ 蓋、 ２４ 付属ケーシン
グ、 ２６，２８ 狭幅側壁、 ３０ 接続開口、
３２ 挿入口、 ３３ 前壁、 ３４ 後壁、
３６ 作動エレメント、 ３８ 底部、 ４０
操作口、 ４２第１ガイド兼保持機構、 ４４ ガ
イド条片、 ４６ 第１保持段、 ４８第２ガイド兼
保持機構、 ５０ 係止突起、 ５２ 第２保持
段、 ５４ 窪み、 ５６ 支持面、 ５８，６０
内壁、 ６２ 第３ガイド兼保持機構、 ６４
ガイド溝、 ６５ 作動エレメントの幅、 ６６受
容室、 ６７ 作動エレメントの厚さ、 ６８ 第
３保持段、 ７０第４ガイド兼保持機構、 ７４ 保
持ウェブ、 ７６ 第４保持段、 ７８支持ウェブ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下部部分（６）と前面側上部分（４）と
   から成る主ケーシング（２）が電力スイッチを包囲して
   おり、 後方へ向って突出する作動エレメント（３６）を有する
   少なくとも１つの付属ケーシング（２４）が夫々１つの
   付属装置（１６；１８）を包囲しかつ狭幅側壁（２６；
   ２８）の前方領域には、前面側から操作可能な接続端子
   を備えた接続開口（３０）を有しており、 操作ノブ（１０）の片側でか又は両側の夫々で前記上部
   部分（４）内には、前面に対して垂直に延びる外壁によ
   って実質的に包囲された凹設部（１２；１４）が形成さ
   れており、該凹設部内には、前面側から後方へ向って付
   属装置（１６；１８）が装嵌されて前記凹設部（１２；
   １４）の底部（３８）に載着可能であり、該底部（３
   ８）が、前記作動エレメント（３６）を案内するスロッ
   ト状の操作口（４０）を有し、 前記付属ケーシング（２４）には、その狭幅側壁（２
   ６；２８）の後方領域において、前面に対して垂直に延
   びていて第１保持段（４６）を有する剛性的な係合接続
   式の第１ガイド兼保持機構（４２）と、前面に対して垂
   直に延びていて第２保持段（５２）を有する剛性的な係
   合接続式の第２ガイド兼保持機構（４８）とが配置され
   ており、 前記凹設部（１２；１４）の相対する内壁（５８；６
   ０）から、底部（３８）の中央へ向って夫々斜向して延
   びる、前記第１ガイド兼保持機構（４２）と協働する少
   なくとも１つの剛性的な第３ガイド兼保持機構（６２）
   並びに、前記第２ガイド兼保持機構（４８）と協働する
   少なくとも１つの弾性的な第４ガイド兼保持機構（７
   ０）が設けられていることを特徴とする、電力スイッチ
   用の付属装置を有するケーシング構造。
2. 【請求項２】 第１ガイド兼保持機構（４２）が、付属
   ケーシング（２４）の広幅側壁に対して平行に延びる中
   心平面内に一体に成形されたガイド条片（４４）によっ
   て形成され、該ガイド条片（４４）の前方に向いた端面
   が、第１保持段（４６）を形成しており、 第３ガイド兼保持機構（６２）がガイド溝（６４）によ
   って形成され、該ガイド溝は底部（３８）側で、前記第
   １保持段（４６）と協働する第３保持段（６８）を形成
   した上で、後退させられかつ側面の制限されたガイド条
   片（４４）用の受容室（６６）へ移行している、請求項
   １記載のケーシング構造。
3. 【請求項３】 第２ガイド兼保持機構（４８）が、後方
   側縁にわたって延びる係止突起（５０）と、該係止突起
   の前に位置する側面の制限された窪み（５４）とによっ
   て形成され、前記係止突起の前方に向った部分面が第２
   保持段（５２）を形成しており、 第４ガイド兼保持機構（７０）が、一体に成形された舌
   片によって形成され、該舌片の、底部に面した自由端部
   が、前記窪み（５４）と協働する中央の保持ウェブ（７
   ４）を有すると共に、該保持ウェブ（７４）の両側で
   は、前記第２保持段（５２）と協働する第４保持段（７
   ６）を形成するように後退させられている、請求項１又
   は２記載のケーシング構造。
4. 【請求項４】 凹設部（１２；１４）が、第４ガイド兼
   保持機構（７０）の自由端部側で底部寄りに支持ウェブ
   （７８）を有し、該支持ウェブは、係止突起（５０）に
   対して平行に延びていると共に、該係止突起の張出した
   支持面（５６）と協働し、かつ場合によっては操作口
   （４０）によって中断されている、請求項３記載のケー
   シング構造。
5. 【請求項５】 第２ガイド兼保持機構（４８）が中央
   で、ガイド切込み部によって分割されており、かつ第４
   ガイド兼保持機構（７０）の自由端部が、前記ガイド切
   込み部と協働する中央のガイドウェブで終っている、請
   求項３又は４記載のケーシング構造。
6. 【請求項６】 凹設部（１２）内に、夫々複数の第３ガ
   イド兼保持機構（６２）、第４ガイド兼保持機構（７
   ０）並びに操作口（４０）が、夫々互いに平行に配置さ
   れている、請求項１記載のケーシング構造。
7. 【請求項７】 第３ガイド兼保持機構（６２）、第４ガ
   イド兼保持機構（７０）並びに操作口（４０）が、主ケ
   ーシング（２）の側面外壁（２０）に対して平行に配置
   されている、請求項６記載のケーシング構造。
8. 【請求項８】 単数又は複数の凹設部（１２；１４）
   が、上部部分（４）にヒンジ状に枢着された離開可能な
   蓋（２２）によって閉塞されている、請求項１記載のケ
   ーシング構造。