JPH0844726A - 文書作成装置及び表示制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、容易且つ迅速に変換文字列を所望の
斜め方向のレイアウト配置出力でき、作業制が良く使い
勝手の向上を図った文書作成装置、及び表示制御成方法
を提供することを目的とする。 【構成】出力部５の表示部の表示画面上に表示されてい
るテキストのカーソル位置に未確定変換文字列を表示す
るモードであるのなら、制御部２は表示制御部４と協同
して、未確定変換文字列を傾斜した行のカーソル位置に
同様に傾斜して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、入力され仮名漢字変換
された変換文字列の表示出力方法の改善を図った文書作
成装置及び表示制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、文書作成装置にあっては、入
力され仮名漢字変換処理された変換文字列は、例えば横
方向又は縦方向の予め設定された一定の固定方向に表示
出力されるものであった。従って、オペレータが変換文
字列を所望する例えば右上がりの斜め方向へ変換文字列
を表示出力することはできないものであった。もし、右
上がりの斜め方向へ変換文字列を表示出力させるとした
ら、確定操作された変換文字列をオペレータが文字回転
機能等を文字単位に適用して、所望のレイアウト配置す
る必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の文書作成装置では、オペレータが確定前の変換文字列
を所望する例えば右上がりの斜め方向へレイアウト配置
はできなかった。従って、オペレータは確定操作された
変換文字列を自らが文字単位に文字回転機能等を適用し
て、所望のレイアウト配置する必要があった。よって、
オペレータは、通常の単なる入力作業とは異なる大変煩
わしく且つ少なくはない時間を要する作業を強いられる
ものであり、作業効率低下の一要因ともなっていた。

【０００４】本発明は上記事情を考慮して成されたもの
であり、容易且つ迅速に変換文字列を所望の斜め方向に
レイアウト配置出力でき、作業性が良く使い勝手の向上
を図った文書作成装置、及び表示制御成方法を提供する
ことを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、文字列の読み情報等のデータを入力する
ためのデータキーが設けらるとともに各種制御を行なう
ための制御キーが設けられた入力手段と、この入力手段
からの入力読み情報に対応する読み情報と変換語情報と
が所定の規則に従って対応付けられた辞書情報が格納さ
れる記憶手段と、前記入力手段からの文字列の読み情報
を前記記憶手段の辞書情報を参照して所定の変換制御処
理し仮名漢字混じり文情報等を作成する仮名漢字変換制
御手段と、この仮名漢字変換制御手段にて作成された仮
名漢字混じり文情報等を表示出力する表示出力手段と、
この表示出力手段にて表示出力される仮名漢字混じり文
情報等の表示出力される斜め方向の所望の方向性を予め
設定する手段とを具備し、前記表示出力手段にて表示出
力される仮名漢字混じり文情報等であって、選択確定前
の同音異義語を有する変換文字列情報を、前記予め設定
された方向に表示出力するよう制御したことを特徴とす
る文書作成装置にある。

【０００６】又、本発明は、上記目的を達成するため
に、文字列の読み情報等のデータ並びに各種制御を行な
うための指示情報を入力し、この入力読み情報に対応す
る読み情報と変換語情報とが所定の規則に従って対応付
けられた辞書情報を記憶し、前記入力文字列の読み情報
を前記辞書情報を参照して所定の変換制御処理して仮名
漢字混じり文情報等を作成し、この作成された仮名漢字
混じり文情報等を表示出力し、この表示出力される仮名
漢字混じり文情報等の表示出力される斜め方向の所望の
方向性を予め設定し、前記表示出力される仮名漢字混じ
り文情報等であって、選択確定前の同音異義語を有する
変換文字列情報を、前記予め設定された方向に表示出力
するよう表示制御したことを特徴とする表示制御方法に
ある。

【０００７】

【作用】本発明では、選択確定前の同音異義語を有する
変換文字列情報（未確定変換文字列）を、予め設定され
た所望の斜め方向に表示出力する。

【０００８】

【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図１は本実施例に係わる文書作成装置の概略構成を
示すブロック図である。即ち、文書作成装置には、入力
部１と制御部２、変換部３、表示制御部４、出力部５、
かな漢辞書部（仮名漢字変換辞書部）６が設けられてい
る。この他、図示しないがメモリや通信装置が設けられ
ている。

【０００９】前記入力部１は、入力情報を受信制御して
制御部２や図示しないメモリの各種領域へ送る入力制御
部と、この入力制御部へ各種入力情報を出力するための
多数の入力キーが設けられたキーボードとから構成され
る。ここで、キーボードには、文字列情報等のデータを
入力する多数のデータキーと、前記入力文字列情報を漢
字混じり文情報等に変換するための指示情報を入力する
ための［かな漢字変換］キー、文字種変換を行なうため
の［ひらがな］キーや、［カタカナ］キー、［英記号］
キー、［英数字］キー、［単漢字］キー、［漢字］キ
ー、そして［半角］キー、同音異議語等の選択確定の指
示や種々の制御処理を実行・確定させるための［選択／
実行］キー、同音異議語や他の出力候補がある場合次の
候補を表示或いは次の候補にカーソルを移動させるため
の［次候補］キー、指定された制御処理の取止め・中止
の指示をするための［取消］キー、作成／編集校正され
た情報を削除処理するための［削除］キー、仮名漢字変
換された変換文字列を表示画面上で所望の横方向又は縦
方向或いは斜め方向に表示出力させるための指示情報を
入力するための［表示出力レイアウト］キー、カーソル
の移動制御を行なうカーソルキー等、他種々のファンク
ションキーが設けられている（図示せず）。

【００１０】前記制御部２は、メモリに格納された所定
のプログラム情報によりシステム全体の種々の制御や同
メモリに格納された所定の制御情報に基づいて後述する
図２に示すような制御を表示制御部４とともに司り、入
力指示情報に基づく種々の命令を実行する。又、制御部
２は仮名漢字変換処理機能を有し、前記変換部４及びメ
モリの辞書領域に格納された読み情報と変換語情報が所
定の規則に従って対応付けられた辞書情報であるかな漢
辞書部６とともに、メモリのワークエリアを利用し所定
の指示情報に基づき入力部１からの入力文字列情報を、
仮名漢字変換制御処理するとともに、フォントデータが
格納された文字パターン領域を参照して当該変換結果を
出力部５に出力する機能を持っている。

【００１１】前記変換部３は、前記制御部２の制御の下
でかな漢辞書部６を参照して、入力部１からの入力読み
情報を所定の変換制御処理して仮名漢字混じり文を作成
し出力する。

【００１２】前記表示制御部４は、前記制御部２の制御
の下で仮名漢字変換された未確定文字列の出力部５への
表示の傾きを制御する。前記出力部５は、液晶表示装置
（ＬＣＤ）ディスプレイから成る表示装置とプリンタ装
置とから構成され、仮名漢字変換結果等を表示装置の画
面上に表示出力し、用紙への印刷を行なう。尚、表示装
置は、表示制御部と表示画面としてＬＣＤを有する表示
部とから構成されるものであり、制御部２の制御の下に
仮名漢字変換制御処理された文書情報や各種制御処理さ
れた情報等が表示制御部を介して表示画面（ＬＣＤ）に
出力表示される。ここで、表示部の下方部位には、各種
ガイドメッセージを出力表示するガイド領域が設けられ
ている。

【００１３】上述の様にして制御部２の制御の下に仮名
漢字変換制御処理等された文書情報等の各種情報は、出
力部５のプリンタ装置、即ちプリンタ装置を構成するプ
リンタ制御部を介して同プリンタ装置を構成するプリン
タ部にてプリントアウトされる。

【００１４】更に、この様にして作成或いは編集校正等
処理された各種情報は、入力部１のキーボードからの所
定の入力指示情報に基づいて、メモリの一部を構成する
フロッピーディスク装置（ＦＤＤ）制御部を介して、Ｆ
ＤＤに保存される。更に、キーボードからの所定の入力
指示情報に基づいて、ＦＤＤに保存された文書情報はメ
モリの文書領域に読み込まれ、図形情報は図形領域に読
み込まれ、更に他各種情報が所定領域に読み込まれて、
編集校正等の各種作業に供される。

【００１５】又、所望により上記した各種情報はキーボ
ードからの所定の入力指示情報に基づいて、電話回線等
を介して通信装置（図示せず）により他の文書作成装置
等と通信が可能となるよう構成されている。

【００１６】ところで、上記のように構成された本文書
作成装置にあっては、メモリの所定領域に格納された制
御情報に基づいて制御部２が表示制御部４と協同してに
図２に示すような制御処理を司る。

【００１７】即ち、先ず、未確定変換文字列を出力部５
の表示部のガイド領域に表示するモードであるか或いは
表示画面上に表示されているカーソル位置に表示するモ
ードであるかの判断が成される（図２のステップＳ２１
参照）。

【００１８】出力部５の表示部のガイド領域に表示する
モードであるのなら（図２のステップＳ２１のＮ）、未
確定変換文字列をガイド領域に表示させる（図２のステ
ップＳ２２）。そして、［選択／実行］キーにより確定
操作されたものが表示画面上の所定位置に表示される。

【００１９】一方、出力部５の表示部のガイド領域に表
示するモードではなく表示画面上に表示されているカー
ソル位置に表示するモードであるのなら（図２のステッ
プＳ２１のＹ）、未確定変換文字列をテキストのカーソ
ル位置（ここでは、予めカーソルは表示画面上を中央部
分から右上がりに移動するよう設定）に順に自動的に表
示させていくものである（図２のステップＳ２３）。

【００２０】上記構成の動作をより具体的に以下に詳述
する。入力部１により文字列の読み情報と仮名漢字変換
指示の入力があると、制御部２は仮名漢字変換処理を行
なう。この仮名漢字変換にあって、同音異義語があるも
のに対しては、その旨を示す表示形態にて表示出力され
る。

【００２１】ここで、未確定変換文字列を表示する位置
が表示部のガイド領域であるモードが予め設定されてい
る場合は、未確定変換文字列はガイド領域に表示され、
［選択／実行］キーにより確定操作されたものが表示画
面上の所定位置に移動して表示される。

【００２２】一方、表示部の表示画面上に表示されてい
るテキストのカーソル位置に未確定変換文字列を表示す
るモードであるのなら、未確定変換文字列を傾斜した行
のカーソル位置（ここでは、予めカーソルは表示画面上
の中央部分から右上がりに移動するよう設定）に同様に
傾斜して表示される。

【００２３】上記実施例によれば、選択確定前の同音異
義語を有する変換文字列情報（未確定変換文字列）を予
め設定された所望の斜め方向に表示出力するよう構成し
たので、容易且つ迅速に未確定変換文字列を所望の斜め
方向にレイアウト配置出力でき、作業性が良く使い勝手
の向上を図れる。特に、従来は、オペレータは確定操作
された変換文字列を自らが文字単位に文字回転機能等を
適用して、所望のレイアウト配置する必要があったた
め、通常の単なる入力作業とは異なる大変煩わしく且つ
少なくはない時間を要する作業を強いられるものであ
り、作業効率低下の一要因ともなっていた。しかし、本
発明によれば、そのようなことが解消される。

【００２４】

【発明の効果】上述したように本発明によれば、選択確
定前の同音異義語を有する変換文字列情報（未確定変換
文字列）を予め設定された所望の斜め方向に表示出力す
るよう構成したので、容易且つ迅速に未確定変換文字列
を所望の斜め方向にレイアウト配置出力でき、作業性が
良く使い勝手の向上を図れるという優れた効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係わる文書作成装置の概略構
成を示すブロック図。

【図２】同実施例に係わり未確定変換文字列の表示出力
制御のフローチャート。

【符号の説明】

１…入力部、２…制御部、３…変換部、４…表示制御
部、５…出力部、６…かな漢辞書部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 文字列の読み情報等のデータを入力する
   ためのデータキーが設けらるとともに各種制御を行なう
   ための制御キーが設けられた入力手段と、 この入力手段からの入力読み情報に対応する読み情報と
   変換語情報とが所定の規則に従って対応付けられた辞書
   情報が格納される記憶手段と、 前記入力手段からの文字列の読み情報を前記記憶手段の
   辞書情報を参照して変換制御処理し、仮名漢字混じり文
   情報等を作成する仮名漢字変換制御手段と、 この仮名漢字変換制御手段にて作成された仮名漢字混じ
   り文情報等を表示出力する表示出力手段と、 この表示出力手段にて表示出力される仮名漢字混じり文
   情報等の表示出力される斜め方向の所望の方向性を予め
   設定する手段とを具備し、 前記表示出力手段にて表示出力される仮名漢字混じり文
   情報等であって、選択確定前の同音異義語を有する変換
   文字列情報を、前記予め設定された方向に表示出力する
   よう制御したことを特徴とする文書作成装置。
2. 【請求項２】 文字列の読み情報等のデータ並びに各種
   制御を行なうための指示情報を入力し、 この入力読み情報に対応する読み情報と変換語情報とが
   所定の規則に従って対応付けられた辞書情報を記憶し、 前記入力文字列の読み情報を前記辞書情報を参照して所
   定の変換制御処理して仮名漢字混じり文情報等を作成
   し、 この作成された仮名漢字混じり文情報等を表示出力し、 この表示出力される仮名漢字混じり文情報等の表示出力
   される斜め方向の所望の方向性を予め設定し、 前記表示出力される仮名漢字混じり文情報等であって、
   選択確定前の同音異義語を有する変換文字列情報を、前
   記予め設定された方向に表示出力するよう表示制御した
   ことを特徴とする表示制御方法。