JPH0844217A - 液体現像装置 - Google Patents

液体現像装置

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JPH0844217A
JPH0844217A JP6183485A JP18348594A JPH0844217A JP H0844217 A JPH0844217 A JP H0844217A JP 6183485 A JP6183485 A JP 6183485A JP 18348594 A JP18348594 A JP 18348594A JP H0844217 A JPH0844217 A JP H0844217A
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JP
Japan
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developing
cleaning
liquid
pipe
solution
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JP6183485A
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Hideji Hirai
秀二 平井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像液中のトナーが現像液流路に残留固着する
のを防止する。 【構成】負圧ポンプ16により現像液タンク12中の現
像液12Aを現像液パイプ131,132,133,1
44により現像ヘッド10の現像液溝11に流通させて
現像を行う。供給流路選択弁14により洗浄液供給パイ
プ19と現像液パイプ132を連結し、回収流路選択弁
15により現像液パイプ133を洗浄液廃棄パイプ20
に連結する。負圧ポンプ16により洗浄液17Aを流通
させて、現像液パイプ132,133と現像ヘッド10
を洗浄し、洗浄に寄与した洗浄液17Bは廃液タンク1
8に回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液体現像装置、詳しく
は、静電潜像が形成された記録媒体に、現像ヘッドを近
接もしくは接した状態で、現像ヘッドの現像液溝部に現
像液を流通させて現像を行う現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録紙等の記録媒体に形成された静電潜
像を現像する装置の1種として、現像液溝を有する現像
ヘッドを記録媒体に近接もしくは接触させた状態で、上
記現像溝に現像液を流通させる方式のものが知られてい
る。
【0003】この方式の液体現像装置では、現像が終了
すると、現像ヘッドの現像液溝から現像液が回収される
が、現像液の完全な回収は極めて難しく、回収後も若干
の現像液が現像ヘッドの現像液溝部や流通路に残留し、
母液の蒸発と共に固形分であるトナーが現像液溝部や流
通路に固着するのを避けがたい。
【0004】このような固着トナーは、放置すれば、現
像液溝や流通路を塞ぎ、現像液の流通を妨げる原因とな
ったり、あるいは、新たな現像が行われる際に、トナー
が半ば固まった状態の塊として現像液中に戻り、記録媒
体に付着して画像汚れを引き起こしたりする原因とな
る。
【0005】また、カラー画像を形成するために、互い
に色の異なる現像液で現像を繰り返す場合に、共通の現
像ヘッドに順次、色の違う現像液を流通させる技術が提
案されている(特開平1−185569号公報)。
【0006】このように、色の異なる複数種の現像液に
対して、共通の現像ヘッドを用いると、混色の虞れがあ
るため、同公報開示の技術では、色の異なる現像液によ
る現像が相次いで行われる際、現像と現像との間に、現
像ヘッドへ洗浄液を流し、前回の現像による残留現像液
を洗い流してから、次の現像を行うようにしている。
【0007】しかし、現像が開始される以前、あるい
は、現像が全て終了したのちには現像ヘッドの洗浄は行
われないため、上述したトナーの固着の問題は、全く解
消されていない。
【0008】また、洗浄液は流路中のフィルターにより
トナーを除去して洗浄液タンクへ戻しており、フィルタ
ーの交換ないし洗浄をしばしば行わないと、フィルター
の目づまりで洗浄液の流通がスムーズに行われなくなる
し、フィルターの機能が低下すると、混色の発生する虞
れがあるという問題もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、上記のトナー固着の問題を有効に解消できる新規
な液体現像装置の提供を目的とする(請求項1〜6,
8)。
【0010】この発明の別の目的は、カラー画像を形成
するための液体現像を行う装置であって、トナーの固着
の問題が有効に解消され、洗浄や交換の必要なフィルタ
ーが不用であり、混色の虞れのない新規な液体現像装置
の提供にある(請求項7)。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1〜6,8記載の
液体現像装置は、現像ヘッドと、現像液タンクと、現像
液パイプと、洗浄液タンクと、廃液タンクと、洗浄液供
給パイプと、洗浄液廃棄パイプと、供給流路選択弁と、
回収流路選択弁と、負圧ポンプと、制御手段とを有す
る。
【0012】「現像ヘッド」は、1以上の現像液溝を有
し、記録媒体と近接もしくは接して現像液室を形成す
る。
【0013】「現像液タンク」は、現像ヘッドに供給す
る現像液を貯蔵するためのタンクである。
【0014】「現像液パイプ」は、現像液タンクと現像
ヘッドとの間に現像液流路を形成するパイプである。
【0015】「洗浄液タンク」は、現像液パイプと現像
ヘッドとを洗浄するための洗浄液を貯蔵するためのタン
クである。
【0016】「廃液タンク」は、洗浄に寄与した洗浄液
を回収するタンクである。
【0017】「洗浄液供給パイプ」は、現像液パイプに
洗浄液を供給するためのパイプである。
【0018】「洗浄液廃棄パイプ」は、現像液パイプか
ら、洗浄に寄与した洗浄液を廃液タンクに廃棄するため
のパイプである。
【0019】「供給流路選択弁」は、現像液パイプと洗
浄液供給パイプの接合部に位置し、流路を選択するため
の弁である。
【0020】「回収流路選択弁」は、現像液パイプと洗
浄液廃棄パイプの接合部に位置し、流路を選択するため
の弁である。
【0021】「負圧ポンプ」は、現像液および洗浄液
を、現像液パイプおよび現像ヘッドに流通させるための
負圧を発生させるポンプである。
【0022】「制御手段」は、供給流路選択弁と回収流
路選択弁および負圧ポンプを制御する手段であり、コン
ピュータや「専用のCPUとメモリ」等を用いることが
できる。
【0023】洗浄液による現像ヘッドと現像液パイプの
洗浄は、制御手段による制御により実行されるが、どの
ような洗浄が行われるかは「制御手段の制御内容」によ
り決まる。「制御手段の制御内容」は、種々の態様が可
能である。
【0024】即ち、「最後に現像を行った時点から一定
時間の経過後、現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液
を流して洗浄する」ように、制御手段の制御内容を定め
ることができる(請求項2)。
【0025】また、「液体現像装置を用いる画像形成シ
ステムの電源スイッチがオフされたとき、直ちに電源を
落さず、現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流し
て洗浄を行い、洗浄後に電源を落す」ように、制御手段
の制御内容を定めることができる(請求項3)。
【0026】あるいは、「現像が一定回数行われるたび
に、現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流して洗
浄する」ように、制御手段の制御内容を定めることがで
きる(請求項4)。
【0027】さらには、制御手段は、「マニュアル操作
による洗浄命令を受けて、現像液パイプおよび現像ヘッ
ドに洗浄液を流して洗浄できる」ように構成されること
ができる(請求項5)。
【0028】また、「現像ヘッドに現像液を流して現像
を行うたびに、現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液
を流して洗浄する」ように、制御手段の制御内容を定め
てもよい(請求項6)。
【0029】請求項7記載の液体現像装置は、カラー画
像形成用の現像装置であって、現像ヘッドと、複数の現
像液タンクと、現像液パイプと、洗浄液タンクと、廃液
タンクと、洗浄液供給パイプと、洗浄液廃棄パイプと、
供給流路選択手段と、回収流路選択手段と、負圧ポンプ
と、制御手段とを有する。
【0030】「現像ヘッド」は、1以上の現像液溝を有
し、記録媒体と近接もしくは接して現像液室を形成す
る。
【0031】「複数の現像液タンク」はそれぞれ、互い
に色の異なる現像液(例えば、マゼンタ、イエロー、シ
アン、黒)を貯蔵する。
【0032】「現像液パイプ」は、これら複数の現像液
タンクと現像ヘッドとの間に共通の現像液流路を形成す
るとともに、両末端部が各現像液タンクに応じて分岐し
たパイプである。
【0033】「洗浄液タンク」は、現像液パイプの「共
通の現像液流路と現像ヘッドと」を洗浄するための洗浄
液を貯蔵するタンクである。
【0034】「廃液タンク」は、洗浄に寄与した洗浄液
を回収するタンクである。
【0035】「洗浄液供給パイプ」は、現像液パイプの
「共通の現像液流路」に洗浄液を供給するためのパイプ
である。
【0036】「洗浄液廃棄パイプ」は、現像液パイプの
「共通の現像液流路」から、洗浄に寄与した洗浄液を廃
液タンクに廃棄するためのパイプである。
【0037】「供給流路選択手段」は、現像液パイプの
「共通の現像液流路」部分に供給する液を選択するため
の手段であり、この供給流路選択手段により、現像液パ
イプの共通の現像液流路へ供給される液が、各色現像液
であるか洗浄液であるかが選択される。
【0038】「回収流路選択手段」は、現像液パイプの
「共通の現像液流路」部分から回収される液の回収先を
選択するための手段であり、この回収流路選択手段によ
る流路選択により、各色現像液は対応する現像液タンク
に、洗浄液は廃液タンクに、それぞれ回収される。
【0039】「負圧ポンプ」は、互いに色の異なる現像
液および洗浄液を、「上記共通の現像液流路部分および
現像ヘッドに流通させるための負圧」を発生させるポン
プである。
【0040】「制御手段」としては、コンピュータや専
用のCPU等が用いられ、「供給流路選択手段と回収流
路選択手段および負圧ポンプを制御」するが、その制御
内容は、「1の色の現像液による現像が終了する度に、
現像液パイプの共通の現像液流路部分と現像ヘッドとに
洗浄液を流して洗浄する」ように定められている。
【0041】前記請求項1〜5記載の液体現像装置にお
いては、「現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流
すに際して、記録媒体としての記録紙を、通常の画像形
成におけるよりも短くカットして給紙し、この短尺記録
紙を現像ヘッドに近接もしくは接した状態とする」こと
ができる(請求項8)。
【0042】
【作用】上記のように、請求項1〜8記載の発明に於い
ては、現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流通さ
せて洗浄を行うが、洗浄に寄与した洗浄液は、洗浄液タ
ンクへ戻されること無く、廃液タンクに回収される。
【0043】請求項7記載の発明に於いては、カラー画
像を得るために、「色の違う現像液を用いて行われる一
連の現像」が行われるが、これら一連の現像の各々が終
了するたびに洗浄が行われる。
【0044】この発明の液体現像装置では、現像液およ
び洗浄液の流通は負圧ポンプによる負圧により行われ
る。負圧ポンプが、流通路において現像ヘッドよりも下
流側に配備される場合には、現像ヘッドを介して現像ヘ
ッドよりも上流側に負圧が発生しなければならない。
【0045】従って、この場合、現像液室(現像ヘッド
の現像液溝と記録媒体との表面とにより形成される)
は、上記上流側の負圧が十分な大きさとなるように密閉
状態、即ち、現像ヘッドと記録媒体とが接触した状態が
理想である。
【0046】しかし、現像ヘッドと記録媒体とが近接し
た状態であっても、実質的に現像液室が密閉状態に近
く、現像液や洗浄液を流通するに必要な負圧を形成でき
る程度に「極く近接した状態」であればよく、「現像ヘ
ッドと記録媒体が近接する」とは、このような場合であ
る。
【0047】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。
【0048】先ず、液体現像装置による典型的な現像動
作のあらましを、図11に即して簡単に説明する。
【0049】記録媒体としての記録紙Sは、供給ローラ
ーに巻かれた状態で画像形成装置内に保持され、ローラ
ー102を介して給紙ローラー104により引き出さ
れ、ローラー102により「巻きぐせ」を強制され、カ
ッター106を介し、給紙ローラー108により転写ド
ラム100の周面部へ案内される。
【0050】転写ローラー100は、送られてくる記録
紙Sの先端部を、クランプ爪101によりクランプし、
反時計回りに回転する。これにより記録紙Sは、次第に
転写ドラム100の周面に巻きつけられていく。
【0051】カッター106は、記録紙Sの長さが所望
の長さになるとき、記録紙Sの後端部を切断する。この
ようにして、所望の長さの記録紙Sが転写ドラム100
の周面に巻きつけられて保持される。
【0052】転写ドラム100に保持された記録紙Sに
は、「転写部」において、図示されない静電潜像担持体
から静電潜像が転写される。静電潜像の転写に代えて、
スタイラス電極を用いる位置選択的な帯電により、記録
紙S上に直接に静電潜像を形成することも可能である。
【0053】このようにして記録紙S上に保持された静
電潜像は、現像部において現像される。即ち、現像部に
は、液体現像装置の現像ヘッド10が、記録紙Sに接離
可能に配備されており、現像の指令が入ると、現像ヘッ
ド10は転写ドラム100上の記録紙Sの表面に接触す
る。
【0054】現像ヘッド10の、記録紙Sとの接触部に
は現像液溝が形成され、この現像液溝は記録紙Sの表面
により閉ざされて「現像液室」を形成する。この現像液
室に現像液が供給されて現像が行われる。
【0055】カラー画像を形成する場合は、上記静電潜
像の転写または形成と現像とが必要なだけ繰り返される
が、このとき現像ごとに異なる色の現像液が用いられ
る。
【0056】現像により所望の画像を形成された記録紙
Sは、クランプ爪101のクランプを解除され、図示さ
れない分離機構により転写ドラム100から分離され、
トレイ200上に排出される。
【0057】上述のカラー画像の形成を行う場合には、
現像液の色の種類に応じて、複数の現像ヘッドを現像部
に併設し、これらを順次動作させて現像を行っても良い
が、後述する請求項7記載の発明の実施例のように、互
いに色の異なる複数種の現像液に対して「単一の現像ヘ
ッドを共用」してもよい。
【0058】図1は、請求項1記載の液体現像装置の1
実施例を略示している。
【0059】現像ヘッド10には現像液溝11が形成さ
れ、現像ヘッド11が、記録紙等の記録媒体と近接もし
くは接することにより「現像液室」が形成される。
【0060】現像液タンク12には現像液12Aが貯蔵
されている。現像液タンク12と現像液溝11との間
は、現像液パイプ131,132,133,134によ
り連結され、現像液タンク12から現像ヘッド10の現
像液溝11を通り、再び現像液タンク12へ戻る閉じた
ループの現像液流路が形成されている。
【0061】現像液パイプ131と132との間には供
給流路選択弁14が配備され、現像液パイプ133と1
34との間には回収流路選択弁15が配備されており、
さらに、現像液パイプ133には負圧ポンプ16が設け
られている。
【0062】洗浄液タンク17には、現像ヘッド10と
現像液パイプ132,133を洗浄するための洗浄液1
7Aが貯蔵され、廃液タンク18は洗浄に寄与した洗浄
液17Bを回収するためのものである。
【0063】洗浄液17Aとしては、現像液12におい
てトナーを分散させている「母液」と同じか、もしくは
類似の成分のもの、例えばアイソパーH等が好適に利用
可能である。
【0064】符号19で示す「洗浄液供給パイプ」は、
洗浄液タンク17と供給流路選択弁14の間を連結して
おり、符号20で示す「洗浄液廃棄パイプ」は、回収流
路選択弁15と廃液タンク18との間を連結している。
【0065】制御手段21は、現像動作として、負圧ポ
ンプ16と、供給流路選択弁14と、回収流路選択弁1
5とを制御する。
【0066】現像が行われるときには、供給流路選択弁
14と回収流路選択弁15とが、現像液タンク12に通
じる流路を形成する。この状態で負圧ポンプ16を動作
させると、現像液12Aが現像液溝11に供給流通さ
れ、現像が行われる。現像に寄与した現像液12Aは、
再び現像液タンク12に回収される。
【0067】また、洗浄が行われるときは、供給流路選
択弁14が洗浄液供給パイプ19側に開き、回収流路選
択弁15が洗浄液廃棄パイプ20の側へ開く。この状態
で、負圧ポンプ16を動作させれば、洗浄液タンク17
中の洗浄液17Aが現像液パイプ132、現像液溝1
1、現像液パイプ133を流れて、これらを洗浄し、洗
浄に寄与した洗浄液17Bは廃液タンク18に回収され
る。
【0068】この実施例において、供給流路選択弁14
は電磁3方弁、回収流路選択弁15は電磁2方弁であ
る。即ち、電磁2方弁である回収流路選択弁15は、現
像液パイプ134と洗浄液廃棄パイプ20との二者のう
ちの一方を、選択的に現像液パイプ133に接続状態と
する。
【0069】一方、電磁3方弁である供給流路選択弁1
4は、現像液パイプ131と洗浄液供給パイプ19のう
ちの一方を選択的に、現像液パイプ132に接続状態に
できるとともに、第3の選択として、現像液パイプ13
2を大気中に開放することができる。
【0070】現像(もしくは洗浄)が終了した状態にお
いて、負圧ポンプ16を可動させたまま、回収流路選択
弁15により現像液パイプ134(もしくは洗浄液廃棄
パイプ20)を現像液パイプ133に接続させ、供給流
路選択弁14により現像液パイプ132を大気中に開放
すると、供給流路選択弁14から空気が現像液パイプ1
32に取り込まれるので、その風圧を利用して現像液パ
イプ132,133、現像液溝11に残っている現像液
12A(もしくは洗浄液17A)を、現像液タンク12
(もしくは廃液タンク18)へ回収することができる。
【0071】図2は、液体現像装置制御系を略示するブ
ロック図である。この液体現像装置制御系は、信号線に
より接続された制御装置50により制御される。制御装
置50は、液体現像装置を含む画像形成装置を制御(静
電潜像の形成や転写プロセス等の制御)を行うものであ
り、例えばコンピュータや、専用に設けられたハード的
なスイッチ群とすることが可能である。
【0072】液体現像装置制御系におけるCPU211
とメモリ212とは図1に示す制御手段21を構成し、
上述の如く、流路選択弁14,15、負圧ポンプ16を
制御するほか、現像ヘッド昇降機構30(現像ヘッド1
0を記録媒体表面に接離させるために昇降させる機構)
や記録媒体である記録紙の給・配紙機構(図11に即し
て説明した給紙ローラー104,108やカッター10
6等)をも制御する。
【0073】前述の如く、洗浄液17Aによる現像ヘッ
ド10と現像液パイプ132,133の洗浄は、制御手
段21による制御により実行され、どのような洗浄が行
われるかは、制御手段21の制御内容により決まる。
【0074】「制御手段の制御内容」は、種々の態様が
可能であり、制御の内容は、メモリ212にプログラム
として記憶されている。制御装置50から信号線により
CPU211に指令が入ると、CPU211はメモリ2
12内の制御プログラムを読み出し、制御プログラムに
従って現像動作を制御するのである。
【0075】図3は、制御手段21の制御内容の一部を
なす、洗浄液による現像液パイプ132,133と現像
ヘッド10の洗浄を行う場合の基準的なサブルーチン
(以下、「現像液流路洗浄サブルーチン」という)を示
している。
【0076】図2におけるメモリ212もしくは制御装
置50から、CPU211が洗浄の指令を受けると、C
PU211は、図2に示す給・排紙機構40を制御し
て、記録紙の給紙を行って転写ドラム(図11参照)上
に巻き付け、巻き付けられた記録紙が、現像部において
現像ヘッド10の当接部に位置するようにする(転写ド
ラムの回転を制御して行う)。
【0077】次に、現像ヘッド昇降機構30(図2)を
制御して、現像ヘッド10の当接面を記録紙の表面に当
接させ、現像液溝と記録紙表面とで、実質的に閉じた
「現像液室」を形成する。
【0078】続いて、供給流路選択弁14により洗浄液
供給パイプ19を選択し、回収流路選択弁15により洗
浄液廃棄パイプ20を選択する。この状態で負圧ポンプ
16を駆動させる(図1)。
【0079】予め設定された洗浄時間が経過したら、供
給流路選択弁14により大気導通路を選択する。即ち、
図1における現像液パイプ132の弁部を大気に開放す
る。すると、負圧ポンプ16の作用で空気が現像液パイ
プ132に流れ込み、現像液パイプ132、現像ヘッド
10、現像液パイプ133から、洗浄液が廃液タンク1
8中に回収される。
【0080】その後、負圧ポンプ16を止め、現像ヘッ
ド昇降機構30(図2)を制御して現像ヘッド10を記
録紙から離間させ、さらに給・排紙機構40(図2)を
制御して、転写ドラム上の記録紙を排出して洗浄動作を
終了する。
【0081】この説明から明らかなように、洗浄液によ
る洗浄が行われるときに用いられる記録紙は、専ら、現
像ヘッドの現像液溝とともに現像液室を形成するために
のみ用いられ、記録紙に対し現像による画像形成は行わ
れないから、「洗浄時に使用される記録紙は全くの消耗
品」である。
【0082】洗浄時には、記録紙の長さは「現像ヘッド
に当接するに必要な長さ」さえあれば良いのであるか
ら、洗浄時に給紙される記録紙の長さを、通常の画像形
成におけるよりも短くカットして給紙し、この短尺記録
紙を現像ヘッドに近接もしくは接した状態とすることに
よって(請求項8)、洗浄により消費する記録紙量を有
効に軽減させることができる。
【0083】図4は、請求項2記載の発明の特徴部を説
明するフロー図である。
【0084】請求項2記載の発明では、制御手段の制御
内容は「最後に現像を行った時点から一定時間経過後、
現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流して洗浄す
る」ように定められている。
【0085】液体現像装置が、電源:オンで且つ動作し
ていない場合、制御手段におけるCPU(図2のCPU
211)は図4に示す「命令待機ループ」を繰り返しつ
つ、命令の入力を待っており、何らかの命令を受ける
と、命令に応じたサブルーチンに分岐して入り、当該サ
ブルーチンを実行する。
【0086】CPU21は内蔵カウンタにより時間を計
測しており、何の動作命令も入らないまま、最後に現像
を行った時点から一定の時間が経過すると、上記「現像
液流路洗浄サブルーチン」を実行して洗浄を行う。
【0087】図5は、請求項3記載の発明の特徴部を説
明するフロー図である。
【0088】請求項3記載の発明では、制御手段の制御
内容は「液体現像装置を用いる画像形成システムの電源
スイッチがオフされたときに、直ちに電源を落さず、現
像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流して洗浄し、
洗浄後に電源を落す」ように定められている。
【0089】液体現像装置が、電源:オンで且つ動作し
ていない場合、制御手段におけるCPU211は、図5
に示す「命令待機ループ」を繰り返しつつ、命令の入力
を待っているが、制御装置50(図2)から電源:オフ
の指令を受けると、図中に示す分岐により、前記「現像
液流路洗浄サブルーチン」を実行し、その後に、画像形
成装置の「メイン電源経路中に挿入されているリレーを
切る」等の手段により、電源を落す。このようにする
と、電源をオフするときに自動的に現像液流通路、現像
ヘッドの洗浄を行うことができる。
【0090】図6は、請求項4記載の発明の特徴部を示
すフロー図である。
【0091】請求項4記載の発明では、制御手段の制御
内容は「現像が一定回数行われるたびに、現像液パイプ
および現像ヘッドに洗浄液を流して洗浄する」ように定
められている。
【0092】液体現像装置が、電源:オンで且つ動作し
ていない場合、制御手段におけるCPU211は、図6
に示す「命令待機ループ」を繰り返しつつ、命令の入力
を待っているが、現像命令を受信して「現像サブルーチ
ン」が実行される毎に、回数カウンタを+1することに
より現像回数をカウントしており、この回数が一定の設
定回数「x」に達すると、前記「現像液流路洗浄サブル
ーチン」を実行するとともに、回数カウンタをクリア
し、その後、再び上記「命令待機ループ」に戻るのであ
る。
【0093】このようにして、現像が一定回数行われる
度に自動的に、現像液流通路、現像ヘッドの洗浄を行う
ことができる。
【0094】図7は、請求項5記載の発明の特徴部を示
すフロー図である。
【0095】請求項5記載の発明では、制御手段が「マ
ニュアル操作による洗浄命令を受けて、現像液パイプお
よび現像ヘッドに洗浄液を流して洗浄できる」ように構
成されている。
【0096】液体現像装置が、電源:オンで且つ動作し
ていない場合、制御手段におけるCPU211は、図7
に示す「命令待機ループ」を繰り返しつつ、命令の入力
を待っている。
【0097】マニュアル操作による洗浄命令は、図2に
おける制御装置50を介して、CPU211に転送さ
れ、この命令を受信すると「現像液流路洗浄サブルーチ
ン」が実行され、その後は再び「命令待機ループ」に戻
る。
【0098】このようにして、マニュアル操作で現像液
流通路・現像ヘッドの洗浄を行うことができる。
【0099】図8は、請求項6記載の発明の特徴部を示
すフロー図である。
【0100】請求項6記載の発明では、制御手段の制御
内容は、「現像ヘッドに現像液を流して現像を行うたび
に、現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流して洗
浄する」ように定められている。
【0101】液体現像装置が、電源:オンで且つ動作し
ていない場合、制御手段におけるCPU211は、図8
に示す「命令待機ループ」を繰り返しつつ、命令の入力
を待っている。
【0102】制御装置50もしくはメモリ212から現
像命令を受信すると、「現像サブルーチン」の実行によ
る現像と、「現像液流路洗浄サブルーチン」の実行によ
る現像液流通路・現像ヘッドの洗浄とを行ったのち、
「命令待機ループ」に戻る。
【0103】このようにして、現像が行われるごとに、
現像液流通路の洗浄を行うことができる。
【0104】図9は、請求項7記載の発明の1実施例を
示す図である。なお、繁雑を避けるため、混同の虞れが
ないと思われるものについては、図1におけると同一の
符号を付し、これらの符号の付せられた機材についての
説明は省略する。
【0105】現像ヘッド10には、現像液パイプ13
2,133が接続されている。
【0106】現像液パイプ132には、供給流路選択弁
14(電磁3方弁)を介して、現像液パイプ131と洗
浄液供給パイプ19とが接続される。また、供給流路選
択弁14は、現像液パイプ132を大気中に開放できる
ようになっている。
【0107】現像液タンク12M,12Y,12C,1
2Bは、それぞれ、マゼンタ、イエロー、シアン、黒の
各色トナーを分散させた、互いに色の異なる現像液を貯
蔵している。
【0108】現像液パイプ131の末端部は、それぞれ
選択弁141,142,143(何れも電磁2方弁)を
介して分岐し、各分岐部131M,131Y,131
C,131Bの端部は、それぞれ現像液タンク12M,
12Y,12C,12B中に設定されている。
【0109】一方、現像液パイプ133は、回収流路選
択弁15(電磁2方弁)を介して、現像液パイプ134
と洗浄液廃棄パイプ20に接続されている。
【0110】現像液パイプ134の末端部は、それぞれ
選択弁151,152,153(何れも電磁2方弁)を
介して分岐し、各分岐部134M,134Y,134
C,134Bは、それぞれ現像液タンク12M,12
Y,12C,12B中に設定されている。
【0111】上記供給流路選択弁14と選択弁141,
142,143とは、現像液パイプの共通の現像液流路
部分(132,133)に供給する液(4種の現像液お
よび洗浄液)を選択するための「供給流路選択手段」を
構成する。
【0112】また、上記回収流路選択弁15と選択弁1
51,152,153とは、現像液パイプの共通の現像
液流路部分(132,133)から回収される液(4種
の現像液および洗浄液)の回収先を選択するための「回
収流路選択手段」を構成している。
【0113】図に示されている部分のうち、供給流路選
択弁14と選択弁141,142,143により構成さ
れる「供給流路選択手段」と、回収流路選択弁15と選
択弁151,152,153とにより構成される「回収
流路選択手段」と、現像液パイプ133に設けられた負
圧ポンプ16とは、制御手段21により制御される。
【0114】供給流路選択手段と回収流路選択手段とに
より流路形成を行って、負圧ポンプ16を動作させるこ
とにより、流路の共通部分、即ち、現像液パイプ13
2,133と現像ヘッド10の部分に「所望の現像液」
もしくは洗浄液を流通させることができる。
【0115】現像は、以下のように行われる。即ち、転
写ドラム上に給紙された記録紙には、先ず、マゼンタト
ナーにより可視化されるべき静電潜像が転写され、この
静電潜像は、現像液タンク12Mから現像液を現像ヘッ
ド10へ流通させることにより現像される。現像に寄与
した現像液は勿論、現像液タンク12Mに回収される。
このような現像液の流れを実現するように、供給流路
選択手段と回収流路選択手段とにより流路形成が行われ
る。
【0116】現像が終わったら、供給流路選択弁14に
より現像液パイプ132を大気中に開放し、空気流を取
り込んで、現像液流路中から現像液を回収する。
【0117】以上は基本的な「現像サブルーチン」であ
り、現像ヘッドは、現像開始時には記録紙に当接され、
現像後には記録紙から離間させられる。
【0118】上記現像に続いて、イエロートナーにより
可視化されるべき静電潜像が記録紙(すでにマゼンタト
ナーによる画像が形成されている)上に転写され、上記
と同様の現像が、現像液タンク12Y内の現像液を用い
て行われる。
【0119】続いて、シアントナーにより可視化される
べき静電潜像が記録紙(すでにマゼンタトナー、イエロ
ートナーによる画像が形成されている)上に転写され、
上記と同様の現像が、現像液タンク12C内の現像液を
用いて行われる。
【0120】最後に、黒トナーにより可視化されるべき
静電潜像が記録紙(すでにマゼンタトナー、イエロート
ナー、シアントナーによる画像が形成されている)上に
転写され、上記と同様の現像が、現像液タンク12B内
の現像液を用いて行われる。
【0121】かくして、記録紙上に所望のカラー画像が
形成される。
【0122】請求項7記載の発明においては、このよう
にしてカラー画像を形成するに際して、1の色の現像液
による現像が終了する度に、現像液パイプの共通の現像
液流路部分132,133と現像ヘッド10とに洗浄液
17Aを流して洗浄する(洗浄に寄与した洗浄液18A
は廃液タンク18に回収する)ように、制御手段21の
制御内容が定められている。
【0123】即ち、図10に示すように、1つの色の現
像液による現像が終わる毎に、洗浄を繰返し、最後の色
の現像液による現像の後にも洗浄を行って、カラー現像
プロセスを終了するのである。
【0124】図10における現像の工程は、上記の現像
サブルーチンで行われ、洗浄工程は、現像液流路洗浄サ
ブルーチンで行われる。従って、制御の詳細は図8に示
すフロー図と基本的に同じである。
【0125】ただし、請求項7記載の発明では、現像と
洗浄とが必要回数繰り返される間、転写ドラム上には
「同一の記録紙」が保持されるので、転写ドラムの径を
大きくして記録紙の長さを「画像記録に必要な長さに、
洗浄用の記録紙長さ分を加えた長さ」として給紙を行
い、現像液流路洗浄サブルーチンを実施するときは、記
録紙の「画像形成部以外の部分」即ち、洗浄用に付加さ
れた長さ部分を現像ヘッドに当接させて洗浄を行うので
ある。
【0126】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
液体現像装置を提供できる(請求項1〜8)。
【0127】請求項1記載の発明によれば、現像液の流
路を洗浄液で洗浄するので、現像液中のトナーが流路の
壁面に固着するのを防止することができ、洗浄液を循環
させず廃液として回収するので、トナーの混濁による洗
浄液の洗浄能力の低下を防止して常に良好な洗浄を実行
できる。
【0128】請求項2記載の発明では、現像が行われて
いから一定時間後に洗浄液による洗浄を行うことにより
トナーの固着を防止できる。
【0129】請求項3記載の発明では、長時間現像の行
われない状況が予想される「電源が落される」とき、電
源を完全に落す以前に、洗浄液による洗浄を行うので、
その後長時間現像が行われなくてもトナーの固着の問題
が生じない。
【0130】請求項4記載の発明では、現像が所定回数
行われる度に、洗浄液による洗浄を行うことによりトナ
ー固着の問題を有効に防止できる。
【0131】請求項5記載の発明では、現像液の流れが
悪くなる等の自体が生じたとき、マニュアル操作で洗浄
液による洗浄を行うことにより、現像液流路の目づまり
を解消でき、現像液の流れを正常化できる。
【0132】請求項6記載の発明では、現像が行われる
度に洗浄液による洗浄を行うので、現像液流路壁面の汚
れやトナーの固着を、確実に防止でき、現像装置の状態
を常に良好に保つことができる。
【0133】請求項7記載の発明では、カラー画像を形
成するのに、色が互いに異なる複数の現像液に対し、共
通の現像ヘッドを用いるので、現像部のスペースを簡素
化することができ、また、最後に行われる現像の後にも
洗浄を行うので、最後に現像を行う現像液中のトナーの
固着の問題を有効に解消できる。
【0134】請求項8記載の発明では、現像液流路の洗
浄に消費される記録紙の消費量を有効に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の1実施例を説明するため
の図である。
【図2】図1における制御手段の具体的構成を説明する
ためのブロック図である。
【図3】現像液流路洗浄サブルーチンを説明するための
フロー図である。
【図4】請求項2記載の発明の特徴部分を説明するため
のフロー図である。
【図5】請求項3記載の発明の特徴部分を説明するため
のフロー図である。
【図6】請求項4記載の発明の特徴部分を説明するため
のフロー図である。
【図7】請求項5記載の発明の特徴部分を説明するため
のフロー図である。
【図8】請求項6記載の発明の特徴部分を説明するため
のフロー図である。
【図9】請求項7記載の発明の1実施例を説明するため
の図である。
【図10】図9の実施例の動作を説明するためのフロー
図である。
【図11】記録媒体である記録紙の給紙と現像を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 現像ヘッド 12 現像液タンク 21 制御手段 17 洗浄液タンク 18 廃液タンク 14 供給流路選択弁 15 回収流路選択弁 16 負圧ポンプ 19 洗浄液供給パイプ 20 洗浄液廃棄パイプ 131,132,133,134 現像液パイプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1以上の現像液溝を有し、記録媒体と近接
    もしくは接して現像液室を形成する現像ヘッドと、 この現像ヘッドに供給する現像液を貯蔵するための現像
    液タンクと、 この現像液タンクと上記現像ヘッドとの間に現像液流路
    を形成する現像液パイプと、 この現像液パイプと上記現像ヘッドとを洗浄するための
    洗浄液を貯蔵するための洗浄液タンクと、 洗浄に寄与した洗浄液を回収する廃液タンクと、 上記現像液パイプに上記洗浄液を供給するための洗浄液
    供給パイプと、 上記現像液パイプから、洗浄に寄与した洗浄液を上記廃
    液タンクに廃棄するための洗浄液廃棄パイプと、 上記現像液パイプと洗浄液供給パイプの接合部に位置
    し、流路を選択するための供給流路選択弁と、 上記現像液パイプと洗浄液廃棄パイプの接合部に位置
    し、流路を選択するための回収流路選択弁と、 現像液および洗浄液を、現像液パイプと現像ヘッドとに
    流通させるための負圧を発生させる負圧ポンプと、 上記供給流路選択弁と回収流路選択弁および負圧ポンプ
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする液体現
    像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液体現像装置において、 最後に現像を行った時点から一定時間経過後、現像液パ
    イプおよび現像ヘッドに洗浄液を流して洗浄するよう
    に、制御手段の制御内容が定められていることを特徴と
    する液体現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の液体現像装置において、 液体現像装置を用いる画像形成システムの電源スイッチ
    がオフされたときに、直ちに電源を落さず、現像液パイ
    プおよび現像ヘッドに洗浄液を流して洗浄し、洗浄後に
    電源を落すように、制御手段の制御内容が定められてい
    ることを特徴とする液体現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の液体現像装置において、 現像が一定回数行われるたびに、現像液パイプおよび現
    像ヘッドに洗浄液を流して洗浄するように、制御手段の
    制御内容が定められていることを特徴とする液体現像装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の液体現像装置において、 制御手段が、マニュアル操作による洗浄命令を受けて、
    現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流して洗浄で
    きるように構成されていることを特徴とする液体現像装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の液体現像装置において、 現像ヘッドに現像液を流して現像を行うたびに、現像液
    パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流して洗浄するよう
    に、制御手段の制御内容が定められていることを特徴と
    する液体現像装置。
  7. 【請求項7】1以上の現像液溝を有し、記録媒体と近接
    もしくは接して現像液室を形成する現像ヘッドと、 互いに色の異なる現像液を貯蔵する複数の現像液タンク
    と、 これらの現像液タンクと上記現像ヘッドとの間に共通の
    現像液流路を形成するとともに、両末端部が各現像液タ
    ンクに応じて分岐した現像液パイプと、 この現像液パイプの共通の現像液流路と上記現像ヘッド
    とを洗浄するための洗浄液を貯蔵するための洗浄液タン
    クと、 洗浄に寄与した洗浄液を回収する廃液タンクと、 上記現像液パイプの共通の現像液流路に上記洗浄液を供
    給するための洗浄液供給パイプと、 上記現像液パイプの共通の現像液流路から、洗浄に寄与
    した洗浄液を上記廃液タンクに廃棄するための洗浄液廃
    棄パイプと、 上記現像液パイプの共通の現像液流路部分に供給する液
    を選択するための供給流路選択手段と、 上記現像液パイプの共通の現像液流路部分から回収され
    る液の回収先を選択するための回収流路選択手段と、 上記互いに色の異なる現像液および洗浄液を、上記共通
    の現像液流路部分と現像ヘッドとに流通させるための負
    圧を発生させる負圧ポンプと、 上記供給流路選択手段と回収流路選択手段および負圧ポ
    ンプを制御する制御手段とを有し、 1の色の現像液による現像が終了する度に、現像液パイ
    プの共通の現像液流路部分と現像ヘッドとに洗浄液を流
    して洗浄するように、上記制御手段の制御内容が定めら
    れていることを特徴とする液体現像装置。
  8. 【請求項8】請求項1または2または3または4または
    5記載の液体現像装置において、 現像液パイプおよび現像ヘッドに洗浄液を流すに際し
    て、記録媒体としての記録紙を、通常の画像形成におけ
    るよりも短くカットして給紙し、この短尺記録紙を現像
    ヘッドに近接もしくは接した状態とすることを特徴とす
    る液体現像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162892A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US20110217081A1 (en) * 2010-03-03 2011-09-08 Konica Minolta Holdings, Inc. Liquid development apparatus and cleaning method
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