JPH09114265A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09114265A
JPH09114265A JP7267385A JP26738595A JPH09114265A JP H09114265 A JPH09114265 A JP H09114265A JP 7267385 A JP7267385 A JP 7267385A JP 26738595 A JP26738595 A JP 26738595A JP H09114265 A JPH09114265 A JP H09114265A
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JP
Japan
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carrying
image
transfer material
double
Prior art date
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Pending
Application number
JP7267385A
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English (en)
Inventor
Mikio Kobayashi
幹男 小林
Ryoichi Tsuruoka
亮一 鶴岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Priority to US08/730,763 priority patent/US5923923A/en
Publication of JPH09114265A publication Critical patent/JPH09114265A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/231Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
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    • G03G2215/16Transferring device, details
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイレス機構による両面画像形成を行う画
像形成装置において発生する像担持回転体への離型剤付
着による画質不良を、少なくとも両面画像形成の速度を
低下させることなく、簡便に解消することができるよう
にする。 【解決手段】 トレイレス機構により再度供給される転
写材が担持された転写ベルトの分割担持領域面を感光体
ドラムに直接接触させないようにする制御動作を実行す
る制御手段を設ける。その制御動作とは、例えば、連続
両面画像形成枚数(7枚)を、第1面目画像形成の転写
紙が転写ベルトに担持されてからトレイレス機構の転写
材搬送路を経由して転写ベルトに再度供給されるまでの
間において感光体ドラムの転写位置を通過する転写ベル
トの分割担持領域(パネル)の数(5枚)で除算したと
きの剰余数(2枚)に相当する枚数の転写材に対して両
面画像形成を先に行い、その後で残り枚数(7−2=5
枚)の転写材に対して両面画像形成を行う動作である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等に適用される画像形成装置に係り、特に、定着時にお
いて発生するトナーオフセット等を防止するために離型
剤を付与しながら定着を行い、しかも、転写材の表裏両
面への画像形成を第1面目の定着後の転写材を上下反転
させて一旦収納することなく転写材担持回転体に再度供
給しながら自動的に行うタイプの画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、例え
ば、図5に示すように、矢印方向に回転しながら電子写
真方式等にてトナー像が形成される複数の感光ドラム1
00と、これら各感光ドラム100の転写位置にそれぞ
れ接触するように配設されて回転し、トナー像が転写さ
れる転写紙101を同時に複数枚担持して搬送し得る転
写ベルト102とを備え、転写ベルト102上に供給さ
れて担持された転写紙101に対して各感光ドラム10
0上のトナー像を順次転写させ、転写後の転写紙101
をオイル状の離型剤が付与されつつ定着がなされる定着
装置103内を通過させることによりカラー画像を形成
することができるフルカラー画像形成装置が知られてい
る。
【0003】そして、このフルカラー画像形成装置にお
いては、両面画像形成を行うに当たって、第1面目の定
着終了後の転写紙101を同図中の点線で示すような用
紙搬送路104を経由させることによりその上下面を反
転させてからそのまま転写ベルト102に再度供給し、
転写紙101のサイズやその担持搬送方向の長さ等に応
じて画像形成開始前に予め分割設定される転写ベルトの
分割担持領域に担持させて第2面目の画像形成を行う、
いわゆる「トレイレス機構」を備えた自動両面画像形成
手段を設けたものがある。
【0004】ところで、このようなトレイレス機構を備
えた自動両面画像形成手段を有する画像形成装置は、特
に複数枚の転写紙に対して連続して両面画像形成を行っ
た場合、その第1面目の定着時において転写紙101
(の第1面)に付与される離型剤が第2面目画像形成時
に当該転写紙101を反転して担持する転写ベルト10
2に付着し、さらにその転写ベルト102に付着した離
型剤が転写ベルトと接触する感光体ドラム100に転移
し、このため、感光体ドラム100に付着した離型剤が
原因となって画像に筋状のオイル汚れが発生する等の問
題があった。
【0005】例えば、この自動両面画像形成時において
発生する感光体ドラムへの離型剤付着について、7枚の
A3サイズ転写紙を転写ベルトに縦方向で担持搬送させ
て両面画像形成を行う場合を例に挙げて説明する。図6
は、その両面画像形成時における転写紙101の転写ベ
ルト102への供給(担持)状態を示すものである。図
示の転写ベルト102はいずれも無端状となっているベ
ルトを便宜上その1周を展開して板状としたものであ
り、ベルト1回転毎の状態をそれぞれ示している。図示
の例では、転写ベルト102の全長を3等分するように
分割してパネル1からパネル3とすることにより、転写
紙1枚をそれぞれ担持する分割担持領域が設定されてい
る。図中において第1面目画像形成のために供給されて
担持される転写紙を「S」で表し、第2面目画像形成の
ために供給されて担持される転写紙を「D」で表し、ま
た、転写紙を担持させない飛び越し用のパネルを「スキ
ップ」と表示した。
【0006】すなわち、この両面画像形成は、第1面目
画像形成の転写紙(S−1)〜(S−7)を1パネルず
つスキップさせながら転写ベルト102に供給して担持
させることにより第1面目の画像形成を行い、これと同
時に、その第1面目画像形成終了後の転写紙を順次トレ
イレス機構を経由させて転写ベルト102に再度供給
し、2周目のスキップパネルとなるパネル3から1パネ
ルずつスキップさせるパターンで転写ベルト102に担
持させることにより2面目の画像形成を行うようになっ
ている。この例の場合、転写ベルト2周目のパネル3か
ら5周目のパネル5までの間は、第1面目の画像形成と
2面目の画像形成とを交互に行うことになる。ところ
が、第1面目画像形成の転写紙がすべて供給された後の
転写ベルト102には、転写紙が担持されない空きパネ
ル(5面目のパネル3と6面目のパネル2)105が発
生する。そして、この両面画像形成プロセスにおいて
は、その空きパネル105に最後に担持された転写紙は
第1面目画像形成終了後の転写紙(D−4,D−5)で
あるため、空きパネル105にはその転写紙の第1面に
付与された離型剤が付着し、かかる転写紙が剥離された
後においては転写ベルト102(の空きパネル)が感光
ドラム100に接触することになる。このようにして、
定着時に転写紙101に付与された離型剤は転写ベルト
102を介して感光ドラム100に付着してしまうので
ある。
【0007】ちなみに、トレイレス機構を備えた自動両
面画像形成手段においては、1面目画像形成終了後の転
写紙がトレイレス機構を経由して転写ベルト102の供
給位置に到達するまでに一定の搬送時間が必要となるた
め、第1面目画像形成終了後の1番目の転写紙が転写ベ
ルト102に再度供給されて担持されるパネル(本例で
は2周目のパネル3)は、実際のところ、その所要時間
を要して再搬送されたタイミングで最初に担持可能なパ
ネルに限定されることになる。
【0008】なお、従来においては、連続した複数枚の
転写紙に対してスタックトレイ装備装置による両面画像
形成を行う場合に発生する感光ドラムへの離型剤付着問
題を解決する技術が提案されている(特開平7−495
99号公報や特開平7−181838号公報)。スタッ
クトレイ装備装置は、第1面目の定着終了後の転写紙を
すべて上下反転させてから一端収容する両面専用中間ト
レーを設け、第2面目の画像形成時に両面専用中間トレ
ーに収容した転写紙を転写ベルト上に再度供給する自動
両面画像形成手段である。
【0009】すなわち、上記の技術は、感光ドラムに接
触して配置され、同時に複数枚の転写紙を担持して感光
ドラム上のトナー像を転写するように搬送する転写材担
持体(転写ドラム)を備えた画像形成装置において、そ
の連続画像形成枚数を転写ドラムが同時に担持できる転
写紙の枚数で除算したときの余りに相当する枚数の転写
紙を、最初に転写ドラムに担持して画像形成(特に、中
間トレイに一旦収容された第1面画像形成終了後の転写
紙に対する第2面目の画像形成)を行うものである。具
体的には、2枚の転写紙が同時担持可能な転写ドラムに
おいて5枚の両面画像形成を行う場合、その第2面目の
画像形成を従来は2枚−2枚−1枚という順で転写紙を
転写ドラムに担持させて行っていたのに対し、1枚−2
枚−2枚という順で転写紙を転写ドラムに担持させてを
行うものである。
【0010】しかしながら、この技術は、あくまでもス
タックトレイ装備装置による両面画像形成を行う画像形
成装置に対しては有効な解決手段になり得るが、トレイ
レス機構による両面画像形成を行う画像形成装置に対し
ては適用不可能であって、有効な解決手段にはなり得な
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したようなトレイレス機構による両面画像形成を行う画
像形成装置において発生する像担持回転体への離型剤付
着による画質不良を、少なくとも両面画像形成の速度
(所要時間)を低下させることなく、簡便に解消するこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の画像形成装置は、トナー像が形成される像
担持回転体と、像担持回転体の転写位置に接触するよう
に配置され、像担持回転体上のトナー像が転写される転
写材を複数枚担持して搬送し得る転写材担持回転体と、
離型剤付与手段を有し、転写されたトナーを転写材に定
着する定着手段と、第1面目の定着後の転写材を上下反
転させて一旦収納することなく転写材担持回転体に再度
供給し、転写材に応じて画像形成開始前に予め分割設定
される転写材担持回転体の分割担持領域に担持させて第
2面目の画像形成を行う自動両面画像形成手段とを備え
た画像形成装置において、上記自動両面画像形成手段に
より再度供給される転写材が担持された転写材担持回転
体の分割担持領域面を像担持回転体に直接接触させない
ようにする制御動作を実行する制御手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0013】上記の自動両面画像形成手段は、前記した
ようなトレイレス機構を備えたものである。そして、画
像形成開始前に予め分割設定される転写材担持回転体の
分割担持領域は、使用する転写材のサイズや、転写ベル
ト上に担持された際の搬送方向の長さに応じて適宜分割
設定される。
【0014】上記制御手段の実行する制御動作として
は、例えば、再度供給される転写材が担持された転写材
担持回転体の分割担持領域面を像担持回転体から離間さ
せるように変位させるという動作を適用することができ
る。この場合、転写材担持回転体の転写材担持部材を押
圧部材により像担持回転体に押圧することにより接触さ
せる装置においては、その再度供給される転写材が担持
された転写材担持回転体の分割担持領域面が像担持回転
体を通過する間は押圧部材の押圧を解除して転写材担持
部材を像担持回転体から離なすようにすればよい。ま
た、像担持回転体が変位移動可能な構造の装置であれ
ば、像担持回転体を変位させて転写材担持部材から離な
すようにしてもよい。
【0015】また、上記の制御動作としては、再度供給
される転写材が担持された転写材担持回転体の分割担持
領域面に転写材を担持させるように供給するという動作
を適用することができる。この場合、供給する転写材と
しては、例えば、給紙トレイ等に収容されている未使用
の新しい転写材を用い、その所定の分割担持領域面に担
持できるタイミングで供給することができる。
【0016】また、上記の制御動作としては、再度供給
される転写材が担持された転写紙担持回転体の分割担持
領域面と少なくとも接触する像担持回転体の表面部分に
トナーを予め付着させるという動作を適用することがで
きる。この場合、像担持回転体に付着させるトナーは、
像担持回転体上のトナー像形成に用いる現像装置により
付着させればよい。望ましくは、二成分現像装置による
磁気ブラシを像担持回転体に接触させてトナーを付着さ
せるとともに、その磁気ブラシにより付着させたトナー
を現像装置内に回収するようにする。
【0017】さらに、上記の制御動作としては、複数枚
の転写材に対して両面画像形成を連続して行う場合、そ
の連続両面画像形成枚数(M)を、第1面目画像形成の
転写材が転写材担持回転体に担持されてから自動両面画
像形成手段の転写材搬送路を経由して転写材担持回転体
に再度供給されるまでの間において像担持回転体の転写
位置を通過する転写材担持回転体の分割担持領域の数
(S)で除算したときの剰余数(Q)に相当する枚数の
転写材に対して両面画像形成を先に行い、その後で残り
枚数(M−Q)の転写材に対して両面画像形成を行うと
いう動作を適用することができる。上記のM、S、Qは
いずれも0を含む正の整数である。
【0018】この場合、像担持回転体の転写位置を通過
する転写材担持回転体の分割担持領域の数(S)は、第
1面目画像形成のために供給された転写材が担持される
ときの分割担持領域を含み、その転写材が転写材担持回
転体に再度供給されて担持されるときの分割担持領域を
含まないとする。上記各数値の関係を式で表すと、M=
Sn+Q(nは0を含む正の整数)となる。この関係式
より上記の残り枚数(M−Q)はSnとも表される。
【0019】また、この場合、像担持回転体が転写材担
持回転体の周囲に複数設置されている場合には、分割担
持領域が通過する像担持回転体の転写位置は、転写材が
供給される側の最初の像担持回転体の転写位置とし、か
かる転写位置を通過する分割担持領域の数を上記の数
(S)として採用する。
【0020】また、この場合、剰余数(Q)に相当する
枚数(Q)の転写材に対する両面画像形成とその残り枚
数(M−Q)の転写材に対する両面画像形成はいずれ
も、転写材を担持させない飛び越し(スキップ)用分割
担持領域を設定することなく、第1面目及び第2面目画
像形成の転写材を転写材担持回転体の分割担持領域に順
次担持させた状態でそれぞれ行うようにする。ただし、
1番目の転写材が自動両面画像形成手段の転写材搬送路
を経由して転写材担持回転体に再度供給されるまでの間
において通過してしまう担持不可能な分割担持領域は、
おのずと飛び越し用分割担持領域となるが、これは上記
の飛び越し用分割担持領域に含めない。
【0021】さらに、この場合、残り枚数(M−Q)の
転写材に対して行う両面画像形成時における第2面目の
画像形成の転写が終了した後に、転写材担持回転体を像
担持回転体から離間させるように変位させる。像担持回
転体が複数ある場合には、転写材担持回転体をそのいず
れの像担持回転体からも離間させるように変位させる。
そして、このように離間させた転写材担持回転体は、次
の画像形成動作(ジョブ)が開始される時点で所定のタ
イミングにてその離間動作を解除して像担持回転体に当
接させるようにすればよい。
【0022】このように剰余数に相当する枚数の転写材
に対する両面画像形成を先に行った後にその残り枚数の
転写材に対する両面画像形成を行うように制御すること
により、像担持回転体への離型剤付着によって発生する
画質低下を防止できると同時に、画像形成速度の向上を
図ることもできる。また、この効果は、転写材担持回転
体の分割担持領域の分割数(R)を偶数に設定するよう
にした場合に特に有効となる。なお、上記分割数(R)
を偶数に設定した場合には、特に本発明のごとき転写材
の転写材担持回転体への供給担持に関する制御動作を行
わなくとも(スキップ用分割担持領域を設定した転写材
担持回転体への供給担持を行っても)、像担持回転体へ
の離型剤付着により発生する画質低下を防止することが
可能となる。
【0023】そして、上記の技術的手段において、像担
持回転体は感光体又は誘電体からなるものであり、その
形態についてはドラム形態のほかベルト形態であっても
よい。この像担持回転体は基本的に複数個配設される
が、1つであってもよい。また、転写材担持回転体は基
本的にベルト形態のものであるが、ドラム形態のもので
あってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
すフルカラー画像形成装置の要部概念図である。このフ
ルカラー画像形成装置は、回転軸に回転自在に支持され
る像担持回転体としての感光体ドラム2K,2Y,2
M,2Cを備え、それら各感光体ドラムの外周部には画
像形成手段がそれぞれ配置されている。画像形成手段は
任意の構成とし得るが、この実施例では感光体ドラム表
面を均一に帯電する帯電器3と、色分解された光像又は
これに相当する光像を照射して各感光体ドラム上に静電
潜像を形成するレーザービーム方式等の露光手段4と、
各感光体ドラム上の静電潜像を可視像化する現像装置5
K,5Y,5M,5Cとで構成されている。また、各感
光体ドラムの外周部には、転写用コロナ放電器8、ドラ
ム用クリーナ9等が配設されている。
【0025】現像装置5K,5Y,5M,5Cは、ブラ
ック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシア
ン(C)による4色の二成分現像剤がそれぞれ収納され
ており、その現像ロール50上に形成する磁気ブラシを
感光体ドラム表面に摺接させることによりトナーを静電
潜像部分に付着させる、所謂接触磁気ブラシ現像を行
う。そして、これら各現像装置5によって各感光体ドラ
ム2上に上記4色のトナー像がそれぞれ形成されるよう
になっている。
【0026】また、上記の各感光体ドラム2K,2Y,
2M,2Cの下方には、シームレスの無端状転写ベルト
10が駆動用ロール11及び従動するロール12〜14
に張架されて矢印A方向に移動するように構成された転
写紙ベルト搬送装置が設置されている。転写材担持回転
体としての転写ベルト10は、図示しないリトラクト機
構により上下動する転写バッフル7により、各感光体ド
ラムの転写位置で感光体ドラム表面にそれぞれ接触する
ようになっている。特に、この装置においては、転写バ
ッフル7は最初の感光体ドラム2Kに露光手段4のレー
ザビームによる像露光がなされる直前にすべて同時に押
圧状態となり、最後の転写紙が最後の感光体体ドラム2
Cを通過した直後にすべて同時に押圧状態を解除するよ
うに動作するようになっている。また、第1色目の感光
体ドラム2Kの上流側には、吸着用コロナ放電器15と
転写ベルト10を挟んだ対向位置に用紙吸着ロール16
が設置されており、給紙装置から供給される転写材とし
ての転写紙Pを転写ベルト10上に静電的に吸着させる
ようになっている。そして、この転写紙ベルト搬送装置
は転写紙Pを保持して各感光体ドラム2と対向する転写
位置に搬送し、その転写紙Pに対して各感光体ドラム2
上に形成されたトナー像を順次転写させるようになって
いる。
【0027】転写ベルト10の感光体ドラム2Cの下流
側となる外周部には剥離用コロナ放電器17と剥離爪1
8とが設置されており、これにより転写終了後の転写紙
Pが転写ベルト10から剥離される。剥離された転写紙
Pは、通常は定着器30へと案内されるようになってい
る。定着器30は、対向設置される加熱ロール31と加
圧ロール32等を備え、その各ロールの少なくとも一方
にトナーオフセットや転写紙のロールへの巻き付き等を
防止するためのシリコンオイル等の離型剤(以後、単に
「オイル」と称すこともある)を塗布する離型剤付与手
段(図示せず)が装備されている。
【0028】転写ベルト10は、転写紙Pの剥離工程終
了後、そのベルトを挟むように対向設置されたベルト用
除電器19により除電される。除電された転写ベルト1
0は、そのベルト表面が除電器19の下流側に設置され
たクリーニングブラシ及びブレードを備えたベルト用ク
リーナ20によりクリーニングされた後、次の周回に入
るようになっている。
【0029】また、この画像形成装置における用紙搬送
系は次のようになっている。すなわち、給紙トレイ30
0等から転写紙Pを転写ベルト10に導くための供給側
搬送路210と、両面画像形成(プリント)時に転写紙
Pを搬送する両面専用搬送路220と、定着器30を通
過した転写紙Pを両面専用搬送路220に導く用紙反転
搬送路230と、片面及び両面プリントを終了した転写
紙Pを排出トレイに導く排出側搬送路240とを備えて
いる。
【0030】このような用紙搬送系により、転写紙P
は、各種サイズの給紙トレイ300、305から送りロ
ール301、搬送ロール302等により供給側搬送路2
10に送り出される。搬送ロール221により供給側搬
送路210を進む転写紙Pは、レジゲート215で一旦
位置決めされた後、所定のタイミングで転写ベルト10
に供給される。そして、転写紙Pは、転写ベルト10に
静電的に吸着されて転写ベルト10の進行とともに移動
し、その表面に各トナー像が順次転写された後に転写ベ
ルト10から剥離され、その後定着器30によりトナー
像が加熱定着される。この定着の際、転写紙Pの表面に
は多量の離型剤が塗布される。
【0031】片面プリントを行う場合には、排出側搬送
路240と用紙反転搬送路230との交差部に設けられ
てそのいずれかの搬送路を選択する切り換えゲート23
5を排出側搬送路240方向に切り換え、これにより、
第1面目(表面)にプリントがなされた転写紙Pは搬送
ロール241により排出側搬送路240を経て排出され
る。
【0032】また、両面プリントを行う場合には、切り
換えゲート235が用紙反転搬送路230方向に切り換
えられ、これにより、第1面目にプリントがなされた転
写紙Pが用紙反転搬送路230へ送られ、その搬送路通
過途上において用紙の上下(表裏面)が反転されてから
両面専用搬送路220へ送られる。そして、この転写紙
Pは搬送ロール211によりベルト搬送装置の上流側に
進行し、再度転写ベルト10に送らて担持されることに
より、その第2面目(裏面)にトナー像が転写される。
第2面目にプリントがなされると、その転写紙Pは搬送
ロール241により排出側搬送路240を経て排出され
る。
【0033】この画像形成装置は、両面プリントを、上
記したように1面目のプリント終了後の(反転された)
転写紙をすべて一旦収容する専用の両面スタックトレー
を持たず自動的に連続して行うことができるようになっ
ている(以後、このような自動両面プリント機構を「ト
レイレス装置」と称す)。
【0034】また、この画像形成装置は、最大用紙サイ
ズ2枚分のイメージメモリを備えており、両面プリント
を行う場合には、例えば画像読み取り装置によりまず原
稿の第1面目の画像を記憶し、続いてその原稿の第2面
目を記憶した後、画像形成(両面プリント)にはいるよ
うになっている。
【0035】さて、上記自動両面プリント機構による両
面プリントを行った場合には、一般に、第1面目のプリ
ント終了後の転写紙Pが定着後にトレイレス装置により
反転されてから転写ベルト10上に再度供給担持され、
第2面目のプリントが終了した後に転写ベルト10から
剥離されるが、第1面目プリント時の定着時において塗
布された離型剤が転写ベルト10に付着する。そして、
従来技術のなかで説明したように、第1面目プリント終
了後の転写紙を担持していた面が感光体ドラム2に触れ
ることにより離型剤が感光体ドラム表面に転移してしま
い、これにより筋状のオイル汚れが発生するという画質
低下を招いていた。
【0036】このような感光体ドラム2へのオイル付着
による画質低下を解消するため、この画像形成装置で
は、複数枚の転写紙に対して両面プリントを連続して行
う場合、上記の両面プリント機構が次のような特殊の制
御動作を実行するようになっている。
【0037】すなわち、両面プリント機構は、まず、プ
リント開始前に転写ベルト10についてパネル分割法に
より各転写紙のサイズ毎にベルト領域を等間隔に分配し
て複数の分割担持領域を形成し、その1画像領域(以
後、パネルという)に1枚の転写紙を載置して常に転写
ベルト1周に整数枚の転写紙が配置されるように制御し
ている。この際、つなぎ目のある転写ベルトを使用する
場合にはそのつなぎ目を避けるようにパネルが分割され
る。そして、その分割設定された転写ベルトの分割パネ
ルに基づいて第1面目のプリントと第2面目のプリント
の進行手順、すなわち第1面目プリントのための転写紙
の供給搬送パターンと、同じく第2面目プリントのため
トレイレス装置を介して供給される転写紙Pの供給搬送
パターンとを制御設定している。なお、片面プリントモ
ード時の転写紙Pの供給搬送パターンは、転写紙Pを連
続して供給し転写ベルト10の分割パネルに(スキップ
せずに)順次担持するようになっている。
【0038】この装置では、両面プリントモードが選択
されると、そのプリントすべき転写紙Pの担持搬送方向
の長さに応じて転写ベルト10の分割パネルが設定され
る。これと同時に、第1面目プリントの転写紙Pが転写
ベルト10に担持されてから自動両面プリント機構の転
写材搬送路(用紙反転搬送路230、両面専用搬送路2
20)を経由して転写ベルト10に再度供給されるまで
の間に感光体ドラム2Kの転写位置を通過する転写ベル
ト10の分割パネルの数(S)が判別される(実際、こ
の数Sは予め転写紙のサイズや搬送方向等の条件に応じ
て設定されるている)。そして、連続両面プリント枚数
(M)を上記の分割パネル域の数(S)で除算したとき
の剰余数(Q)を算出し、その剰余数(Q)に相当する
枚数の転写紙に対して両面プリントを先に行い、その後
で残り枚数(M−Q)の転写紙に対して両面プリントを
行うように、転写紙Pの供給搬送パターンが決定され
る。
【0039】以下、両面プリント機構の制御動作につい
て具体例に基づいて詳細に説明する。
【0040】図2は、7枚のA3サイズ転写紙を転写ベ
ルトに縦方向に担持した状態で搬送させて両面プリント
を行う場合における転写紙の供給搬送パターンを示すも
ので、前記した従来技術を説明するための図6に対応す
るものである。すなわち、図2に図示の転写ベルト10
はつなぎ目40のあるベルトを便宜上1周を展開して板
状としたものであり、そのベルト全長を3等分してパネ
ル1からパネル3としている。また、この装置において
は、転写ベルト10の各パネル毎にパルス信号(図中の
逆三角形印)を発信させてベルトの位置を常に検知制御
している。
【0041】そして、図2に例示の両面プリントでは、
第1面目プリントの転写紙(S−1)に対する前記した
分割パネルの数(S)は「5」であり、連続両面プリン
ト枚数(M=7)をその数(S=5)で除算したときの
剰余数(Q)が「2」となるため、その剰余数(Q)に
相当する2枚の転写紙に対して両面プリントを先に行
い、その後で残り枚数(M−Q)=5の転写紙に対して
両面プリントを行うよう、転写紙が図2に示すようなパ
ターンで転写ベルトに供給される。
【0042】すなわち、まず、剰余数(Q)に相当する
2枚の転写紙に対して両面プリントをため、転写紙S
1、S2を1周目においてパネル1、パネル2の位置に
供給搬送して第1面目のプリントを行い、そのプリント
後に転写紙S1、S2をトレイレス装置により反転搬送
し、第2面目プリントのための転写紙D1、D2として
最初に担持可能なパネルである2周目におけるパネル3
と3周目におけるパネル1の位置にそれぞれ供給搬送し
て第2面目プリントを行う。そして、残り枚数(M−
Q)に相当する5枚の転写紙に対して両面プリントを行
うため、転写紙S3、S4、S5、S6、S7を3周目
におけるパネル2とパネル3、4周目におけるパネル
1、2、3と5周目におけるパネル1、2、3の位置に
それぞれ供給搬送して第1面目のプリントを行い、その
プリント後にトレイレス装置により反転搬送して5周目
におけるパネル1、2、3と6周目におけるパネル1、
2の位置にそれぞれ間断なく供給搬送して第2面目プリ
ントを行う。
【0043】次いで、この第2面目プリント時に最終の
転写紙D7が最後の感光体ドラム(2C)を通過した時
点ですべての転写バッフル7の押圧動作が解除される。
これにより、転写ベルト10の各感光体ドラムとの当接
は解除され、その解除された転写ベルト(パネル)はベ
ルト用クリーナー20によりクリーニングされる。な
お、各感光体ドラムとの接触が解除された転写ベルト
は、次の画像形成動作が開始されて最初の感光体ドラム
2Kへの潜像形成(像露光)がなされる直前に再び転写
バッフル7の押圧動作により各感光体ドラムに当接する
ようになっている。
【0044】このように両面プリントを行った場合、従
来技術(図6)とは異なり、その転写ベルト10には第
2面目のプリント(転写)終了後の転写紙(D)が剥離
されてその後は転写紙が担持されない状態で単に周回す
るだけの「空きパネル」が発生しない。この結果、第1
面目プリント終了後の転写紙が再度担持されることによ
り離型剤が付着した転写ベルト(のパネル)が直接感光
体ドラムに接触することがないため、感光体ドラムに離
型剤が転写ベルトを介して転移付着することがない。
【0045】しかも、このような転写紙の供給搬送パタ
ーンにより両面プリントを行った場合には、7枚目の両
面プリントは転写ベルト6周目のパネル2の位置に最後
の転写紙(D7)を供給搬送することにより完了するた
め、従来の供給搬送パターン(図6)に比べると、パネ
ル1枚分速く両面プリントを終了させることができる。
すなわち、感光体ドラムへの離型剤付着を防止すること
ができると同時に、両面プリントの速度を早める(所要
時間を短縮する)ことができる。
【0046】図3は、25枚のA5サイズ転写紙を転写
ベルトに縦方向に担持した状態で搬送させて両面プリン
トを行う場合における転写紙の供給搬送パターンを示す
ものであり、図2の図示方式に準じて表形式で図示した
ものである。
【0047】この両面プリントの場合、前記した分割パ
ネルの数(S)は「9」であり、連続両面プリント枚数
(M=25)をその数(S=9)で除算したときの剰余
数(Q)が「7」となるため、その剰余数(Q)に相当
する7枚の転写紙に対して両面プリントを先に行い、そ
の後で残り枚数(M−Q)=18の転写紙に対して両面
プリントを行うよう、転写紙が図3に示すようなパター
ンで転写ベルトに供給される。特に、残り枚数の転写紙
に対する両面プリントは上記数(S)で除算したときの
商(前記した式中の「n]に相当する)に対応する回数
に分けて両面プリントを繰り返す。すなわち、8枚目か
ら16枚目の転写紙に対する両面プリントを行った後、
引き続き17枚目から25枚目の転写紙に対する両面プ
リントを行う。そして、最終の第2面目転写紙(D2
5)が最後の感光体ドラム2Cを通過した時点で転写ベ
ルトは、転写バッフルの解除動作によりすべての感光体
ドラムから離間する。
【0048】この両面プリントの場合にも、前記したよ
うな「空きパネル」が発生しないため転写ベルトに付着
した離型剤が感光体ドラムに転移して付着することがな
い。参考のため、図7に従来技術による転写紙の供給搬
送パターン例を示す。すなわち、従来の供給搬送パター
ンでは、図7中の斜線部を付したパネル(11周目のパ
ネル1、3、5と12周目のパネル2)に付着した離型
剤が感光体ドラムに転移付着していた。また、この両面
プリントの場合は、25枚の両面プリントを従来(図
7)では転写ベルト12周目のパネル3の位置で終了し
ていたのに対し、転写ベルト11周目のパネル2の位置
で終了させることができるのに対し、そのプリント速度
をパネル8枚分早めることができる。
【0049】図4は、分割パネル数を偶数に設定して、
25枚の両面プリントを行う場合における転写紙の供給
搬送パターンを示すものである。参考のため、図8に従
来技術による転写紙の供給搬送パターン例を示す。
【0050】この両図4、8から明らかなように、転写
ベルト10を偶数に分割した場合にはいずれも前記した
「空きパネル」が発生しないため感光体ドラムへの離型
剤付着を防止することができる。しかし、この両面プリ
ント機構では、剰余数(Q)に相当する7枚の転写紙に
対する両面プリントと残り枚数(M−Q)=18の転写
紙に対する両面プリントとをいずれも、転写紙を担持さ
せない飛び越し(スキップ)用の分割パネルを設定せ
ず、転写紙を分割パネルに間断なく順次担持させるよう
に供給して行っている。この点、従来技術では、25枚
の転写紙を1パネル飛び越すようにスキップさせて供給
して1パネルおきに(この例では奇数パネルに)担持搬
送させるとともに、そのプリント終了後の転写紙をスキ
ップさせたパネル(奇数パネル)にトレイレス装置内を
循環させた後に担持搬送させて、第1面目プリントと第
2面目プリントを交互に繰り返すように行っている。こ
のことから、本装置による両面プリントは従来に比べて
パネル2枚分だけ早めに完了させることができる。従っ
て、本装置によれば、分割パネル数を偶数に設定した場
合において両面プリントの速度を向上させることが可能
な場合がある。
【0051】また、この実施形態例のような制御動作を
行う両面プリント機構においては、残り枚数(M−Q)
の転写紙に対する両面プリントが終了した後、連続して
片面コピー或いは両面コピーを行う場合には、以下のご
とき特殊な制御動作を行うように構成してもよい。
【0052】すなわち、連続して行う次の片面コピー或
いは両面コピーの少なくとも第1面目の最初の転写紙
(S1)が、残り枚数(M−Q)の転写紙に対して行う
両面プリントにおいて転写ベルトに最後に担持される転
写材(図2の例ではD7、図3と図4の例ではD25)
が担持された分割パネルの次のパネルE(図2と図3の
例ではパネル3、図4の例ではパネル5)に担持される
ように、転写ベルト10の位置を(上記転写紙S1がそ
の該当パネルEに担持されるように)移動設定してお
く。これにより、上記該当パネルEが先の両面コピー時
において離型剤が付着したパネルであったとしても(た
だし、このパネルは通常先の両面コピー終了時において
一旦感光体ドラムへの当接が解除され、しかもベルトク
リーナーによるクリーニングも施されている)、次のコ
ピーの最初の転写紙(S1)が担持されことによって感
光体ドラムに直接接触することがないため、少なくとも
当該パネルEに残存する離型剤による感光体ドラムへの
離型剤付着を回避することができる。もちろん、上記該
当パネルE以後に連続する各パネルに対して、次のコピ
ーにおける2枚目以降の転写紙(S2,S3…)をスキ
ップさせずに1枚ずつ担持させるように供給してもよ
く、この場合には上記したような離型剤付着の回避効果
がより多く得られる。
【0053】しかも、この場合、次のコピー動作が多数
枚の両面コピーである場合には、次のような制御動作を
組み合せて行ってもよい。すなわち、次の両面コピー動
作における剰余数(Q)の第1面目コピー用の転写紙が
(第2面目コピーのためにトレイレス機構を経て再搬送
されて転写ベルトに担持されるまでの間に)スキップパ
ネルが存在するように供給搬送される場合(例えば、図
2の例のようにスキップされる1周目のパネル3と2周
目のパネル1、2があるような搬送パターンの場合)、
そのスキップパネルが各感光体ドラムを通過する間は、
転写バッフルの解除動作により転写ベルト10を感光体
ドラムから離間させ、その通過が終了すると同時に再び
転写ベルト10を感光体ドラムに当接させるようにす
る。このような制御動作を行うことにより、先の両面コ
ピー時において離型剤が付着した(付着して除去しきれ
なかった)パネル(転写ベルト)が感光体ドラムに接触
することを確実に回避できる結果、感光体ドラムへの離
型剤付着もより確実に防止することができる。
【0054】なお、前記した実施形態例では、両面プリ
ント機構による転写紙の供給搬送パターンを適宜制御設
定することにより感光体ドラムへの離型剤の付着防止を
図る態様について例示したが、本発明は、両面プリント
機構により以下のような特殊な制御動作を実行するよう
にしてもよい。
【0055】例えば、図6に示した従来の転写紙供給搬
送パターンにおいて、離型剤が付着した「空きパネル」
105が各感光体ドラム2を通過する間だけ転写バッフ
ル7の押圧動作を解除し、その空きパネルが各感光体ド
ラム2に接触しないようにして感光体ドラムへの離型剤
付着を防止してもよい。この場合、空きパネルに付着し
た離型剤はベルト用クリーナにて除去される。
【0056】また、同様の転写紙供給搬送パターンにお
いて、離型剤が付着した転写ベルトの「空きパネル」1
05に未使用の転写紙を給紙トレイ等から供給して担持
搬送させ、その転写紙の介在により空きパネルが各感光
体ドラム2に接触しないようにして感光体ドラムへの離
型剤付着を防止してもよい。また、この供給した転写材
により転写ベルトに付着した離型剤が少し吸収除去され
る。そして、この場合、離型剤付着防止のために供給し
た転写紙は最後の感光体ドラム通過後に排紙する。
【0057】さらに、同様の転写紙供給搬送パターンに
おいて、離型剤が付着した転写ベルトの「空きパネル」
105に接触する感光体ドラムの表面に現像装置により
トナーを付着させ、そのトナーの介在により空きパネル
が各感光体ドラム2に接触しないようにして感光体ドラ
ムへの離型剤付着を防止してもよい。また、この場合に
おいて、現像装置として二成分現像装置を用い、転写ベ
ルトから感光体ドラムに転移付着した現像剤をその二成
分現像装置による磁気ブラシにより掻きとるようにして
感光体ドラムへの離型剤付着を防止してもよい。この
際、掻きとった離型剤は現像剤とともに現像装置内に回
収するが、その回収された離型剤は現像剤とともにその
後の現像工程に供され、転写紙によって機外に配出され
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、制御手段による制御動作により、トレイレス装
置の自動両面画像形成手段にて再度供給される転写材が
担持された転写材担持回転体の分割担持領域面を像担持
回転体に直接接触させないようにすることができ、その
結果、像担持回転体への離型剤付着による画質不良を簡
便に解消することができる。また、この際、両面画像形
成の速度(所要時間)を少なくとも低下させることはな
い。
【0059】また、制御手段による制御動作として、連
続両面画像形成枚数を、前記したごとき所定の間におい
て像担持回転体の転写位置を通過する転写材担持回転体
の分割担持領域の数で除算したときの剰余数に相当する
枚数の転写材に対して両面画像形成を先に行い、その後
で残り枚数の転写材に対して両面画像形成を行うように
した場合には、像担持回転体への離型剤付着による画質
不良を簡便に解消することができるばかりではなく、同
時に、両面画像形成の速度の向上(所要時間の短縮)を
図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例に係るフルカラー画像
形成装置を示す構成説明図である。
【図2】 (奇数)パネル分割された転写ベルトへの転
写紙供給搬送パターンの一例を示す展開模式図である。
【図3】 (奇数)パネル分割された転写ベルトへの転
写紙供給搬送パターンの他例を示す展開模式図表であ
る。
【図4】 偶数パネル分割された転写ベルトへの転写紙
供給搬送パターンの一例を示す展開模式図表である。
【図5】 従来のフルカラー画像形成装置を示す構成説
明図である。
【図6】 図2と対比される、従来の奇数パネル分割さ
れた転写ベルトへの転写紙供給搬送パターン例を示す展
開模式図である。
【図7】 図3と対比される、従来の奇数パネル分割さ
れた転写ベルトへの転写紙供給搬送パターン例を示す展
開模式図表である。
【図8】 図4と対比される、従来の偶数パネル分割さ
れた転写ベルトへの転写紙供給搬送パターン例を示す展
開模式図表である。
【符号の説明】
2…像担持回転体、10…転写材担持回転体、30…定
着装置、P…転写材。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成される像担持回転体と、
    像担持回転体の転写位置に接触するように配置され、像
    担持回転体上のトナー像が転写される転写材を複数枚担
    持して搬送し得る転写材担持回転体と、離型剤付与手段
    を有し、転写されたトナーを転写材に定着する定着手段
    と、第1面目の定着後の転写材を上下反転させて一旦収
    納することなく転写材担持回転体に再度供給し、転写材
    に応じて画像形成開始前に予め分割設定される転写材担
    持回転体の分割担持領域に担持させて第2面目の画像形
    成を行う自動両面画像形成手段とを備えた画像形成装置
    において、 上記自動両面画像形成手段により再度供給される転写材
    が担持された転写材担持回転体の分割担持領域面を像担
    持回転体に直接接触させないようにする制御動作を実行
    する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、制御動作
    は、再度供給される転写材が担持された転写材担持回転
    体の分割担持領域面を像担持回転体から離間させるよう
    に変位させる動作であることを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、制御動作
    は、再度供給される転写材が担持された転写材担持回転
    体の分割担持領域面に転写材を担持させるように供給す
    る動作であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、制御動作
    は、再度供給される転写材が担持された転写紙担持回転
    体の分割担持領域面と少なくとも接触する像担持回転体
    の表面部分にトナーを予め付着させる動作であることを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、制御動作
    は、複数枚の転写材に対して両面画像形成を連続して行
    う場合、その連続両面画像形成枚数を、第1面目画像形
    成の転写材が転写材担持回転体に担持されてから自動両
    面画像形成手段の転写材搬送路を経由して転写材担持回
    転体に再度供給されるまでの間において像担持回転体の
    転写位置を通過する転写材担持回転体の分割担持領域の
    数で除算したときの剰余数に相当する枚数の転写材に対
    して両面画像形成を先に行い、その後で残り枚数の転写
    材に対して両面画像形成を行う動作であることを特徴と
    する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、像担持回
    転体が転写材担持回転体の周囲に複数設置されている場
    合、分割担持領域が通過する像担持回転体の転写位置
    は、転写材が供給される側にある最初の像担持回転体の
    転写位置であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の装置において、剰余数に
    相当する枚数の転写材に対する両面画像形成とその残り
    枚数の転写材に対する両面画像形成のいずれも、転写材
    を担持させない飛び越し用分割担持領域を設定すること
    なく、第1面目及び第2面目画像形成の転写材を転写材
    担持回転体の分割担持領域に順次担持させた状態でそれ
    ぞれ行うようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、転写材担
    持回転体の分割担持領域の分割数を偶数に設定するよう
    にしたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の装置において、残り枚数
    の転写材に対して行う両面画像形成時における第2面目
    の画像形成の転写が終了した後に、転写材担持回転体を
    像担持回転体から離間させるように変位させることを特
    徴とする画像形成装置。
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