JP3084678B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3084678B2
JP3084678B2 JP05212262A JP21226293A JP3084678B2 JP 3084678 B2 JP3084678 B2 JP 3084678B2 JP 05212262 A JP05212262 A JP 05212262A JP 21226293 A JP21226293 A JP 21226293A JP 3084678 B2 JP3084678 B2 JP 3084678B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やレーザビーム
プリンタ等の画像形成装置の係り、詳しくは、静電潜像
担持体上に形成したトナー像を、転写材担持体が同時に
担持する複数枚の転写材に転写する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばフルカラー画像形成装置と
して、静電潜像担持体としての感光ドラムと、紙等の転
写材を担持する転写材担持体(転写ドラム)とを具備し
たものが種々提案され、また実施されている。
【0003】図5に、そうした一般的なフルカラー画像
形成装置の一例を示す。このカラー画像形成装置は、矢
印R1方向に回転自在に支持された感光ドラム1を有
し、該感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って
順に、コロナ帯電器2、光学系3、現像装置5、転写装
置6、クリーニング器7が配設されている。また、転写
装置6の斜め下方には転写クリーニング装置9が配置さ
れる。
【0004】光学系3は、現像走査部と色分解フィルタ
からなり、色分解された光像E、またはこれに相当する
光像Eを感光ドラム1に照射する露光装置、例えば図示
のようなレーザビーム露光装置である。
【0005】帯電器2により一様に帯電された感光ドラ
ム1に、各分解色ごとに光像Eを照射し、静電潜像を形
成する。現像装置5は回転現像器であり、中心軸5aの
周囲には4個の現像器、すなわち、ブラック現像器5B
K、シアン現像器5C、マゼンタ現像器5M、イエロー
現像器5Yが配置されており、所定の現像器を感光ドラ
ム1に対向した現像位置へと回転させて感光ドラム1上
の静電潜像を現像する。この現像は、感光ドラム1上の
静電潜像に、樹脂を基体としてトナーを付着させて顕像
(トナー像)化することによって行う。
【0006】さらに、感光ドラム1上のトナー像は、転
写材カセット10から給紙され、搬送系及び転写装置6
を介し、同図中点線にて示す紙パスに沿って、感光ドラ
ム1と対向した位置に供給された転写材に転写される。
転写装置6は、転写ドラム6a、転写コロナ帯電器6
b、転写材を静電吸着させるための吸着コロナ帯電器6
cとこれに対向する吸着ローラ6d、内側コロナ帯電器
6e、外側コロナ帯電器6fとを有し、矢印R2方向に
回転駆動されるように軸支された転写ドラム6aの周面
開口域には誘電体からなる転写材担持シート6gが円筒
状に一体的に張設されている。転写ドラム6aが回転す
るに伴って、感光ドラム1上のトナー像は転写帯電器6
bにより順次に、転写材担持シート6gに担持された転
写材上に転写される。転写材担持シート6gに吸着搬送
される転写材には所望数の色画像が転写され、フルカラ
ー画像が形成される。
【0007】このようにして所望数のトナー像の転写が
終了すると、転写材は転写ドラム6aから分離手段11
によって分離され、熱ローラ定着器12によってトナー
像が溶融固着される。このとき、転写材は、トナーが転
写された表面側を上に向けた状態で、定着ローラ12a
と加圧ローラ12bとのニップ部を通過することになる
が、定着ローラ12aには定着オイル(離型剤)を塗付
することにより、トナーが定着ローラ12aにオフセッ
トするのを防止している。その後、転写材は、排紙トレ
イ13上に排出される。
【0008】他方、トナー像転写後の感光ドラム1及び
転写材担持シート6gは、表面の残留トナーがそれぞれ
のクリーニング手段であるクリーニング器7及び転写ク
リーニング装置9で清掃された後、再度画像形成プロセ
スに供せられる。
【0009】上述の画像形成プロセスにおいて、種々の
長さ(搬送方向長さ、以下同様)の転写材に画像形成を
行うことになるが、その際の転写材の長さが転写ドラム
6aの周長の1/2以下の場合は、連続画像形成時のス
ループットを速くするため、2枚以上の転写材を同時に
転写材担持シート6g上に担持させて画像形成を行う方
法が採用されている。例えば、転写材の周長が転写材を
2枚同時に担持することができる場合、5枚連続して画
像形成を行うときは、2枚−2枚−1枚というように最
初の1回目と次の2回目とにそれぞれ2枚の転写材を担
持して画像形成を行い、最後の3回目に残りの1枚を行
うという方式である。画像形成時の転写ドラム6aの回
転速度はほぼ一定であることから、スループットの速さ
は、すべての転写材に画像形成を行うのに必要な転写ド
ラムの回転数にほぼ比例する。上述のように、2枚ずつ
担持して5枚の転写材に画像形成を行うときには、転写
ドラム6aに転写材を1枚ずつ担持させて画像形成を行
うときのほぼ3/5の時間で、画像形成を終了すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術によると、特に複数枚同時担持による両面画
像形成の場合において、転写材に定着オイルによるオイ
ル汚れが発生しがちとなる。
【0011】すなわち、表面の第1面に画像を形成した
後、裏面の第2面にトナーを転写する際、転写材には、
一度定着ローラ12を通ったことによる定着オイルが、
トナーの融着で平滑になっている第1面に付着している
ので、そのオイルが先ず転写ドラム6aの転写材担持シ
ート6g上に転着し、さらにこのオイルが、転写部にて
感光ドラム1と転写ドラムシートが接触するときに感光
ドラム1表面へと転着してしまう。このため両面画像形
成を、特に複数枚連続して行うと、感光ドラム1表面上
にオイルが溜り、その後、普通に1枚ずつ画像形成を行
おうとすると、本来、白地部である領域には、トナーが
オイルの粘着力によって付着してカブリとなって現れ、
一方、本来、ベタ部である領域にもやはりオイルの粘着
力によって今度は感光ドラム1上から充分にトナーが転
写材上に転写されないで淡い画像になってしまうという
問題が発生する。
【0012】現在、こうした転写材担持シート6g上の
オイルを除去するためのクリーニング装置を具備したも
のが提案されてるが、そのクリーニングを行うタイミン
グはいずれも最終色の転写後に行われものである。した
がって従来の技術でみられる複数枚数同時担持画像形成
方式では、例えば、同時に2枚担持して、奇数枚連続の
画像形成を行うと、最終の1枚の画像形成時に転写材担
持シート6g上の転写材を担持していない側に溜ったオ
イルが感光ドラム1へと転着してしまう。もちろんオイ
ル除去クリーナで転写材担持シート6g上のこのオイル
を除去すればよいわけだが、画像形成を行っている最中
なので転写ドラム6aに対してショックを与えると色ず
れを起こしてしまい好ましくない。
【0013】そこで、本発明は、転写材担持体上に複数
枚の転写材を担持して画像形成を行なう際には、半端と
なる転写材に対して、はじめに画像形成を行なうことに
より、定着オイルが静電潜像担持体に付着して生じる画
質の低下をなくすようにした画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、請求項1に係る本発明は、
トナー像を担持する像担持体と、複数の転写材を同時に
担持可能な転写材担持体と、前記転写材担持体に担持さ
れた転写材に前記像担持体上のトナー像が転写された
後、トナー像を転写材上に定着する定着手段であって、
オイルが塗布される定着手段と、を有し、前記定着手段
により転写材の表面にトナー像を定着した後、前記像担
持体上のトナー像を前記転写材担持体に担持された転写
材の裏面に転写可能である画像形成装置において、複数
の転写材の表裏面に連続して画像形成する場合、連続し
て画像形成を行う転写材の数を前記転写材担持体に同時
に担持可能な転写材の数で除算したときの余りに相当す
る数の転写材を最初に前記転写材担持体に担持させ、最
後の転写材への画像形成が終了するまでの間、前記転写
材担持体に同時に担持可能な数の転写材を前記転写材担
持体に担持させる、ことを特徴とする。請求項2に係る
本発明は、請求項1の画像形成装置において、前記転写
材担持体に同時に担持可能な転写材の数は、転写材の種
類に応じて可変である、ことを特徴とする。請求項3に
係る本発明は、請求項1又は2の画像形成装置におい
て、最後の転写材への画像形成が終了するまでの間、前
記転写材担持体に転写材が担持されていた領域に、次の
転写材が再度担持される、ことを特徴とする。請求項4
に係る本発明は、請求項1、2、又は3の画像形成装置
において、最後の転写材を含む複数の転写材の裏面への
像転写が終了し、転写材を前記転写材担持体に担持させ
たまま転写位置へ再搬送させた後、転写材を前記転写材
担持体から分離し、前記転写材担持体に付着したオイル
をクリーニングする、ことを特徴とする。
【0015】
【作用】以上構成に基づき、転写材担持体が上述の余り
の転写材を担持した場合には、転写材担持体上に転写材
を担持しない部分ができる。したがって、従来の技術で
説明したように、この余りの転写材に対するトナー像の
転写を最後に行うと、それまでに転写材担持体表面に付
着したオイルが、転写材を担持しない部分に溜り、これ
が静電潜像担持体に転移付着してしまう。これに対し、
この余りの転写材に対するトナー像の転写を最初に行う
ときは、転写材を担持しない部分には、オイルが付着し
ないので、静電潜像担持体に対するオイルの付着を防止
することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1に、本発明に係る画像形成装置の一例
として、フルカラー画像形成装置の概略を図示する。な
お、図5に示す画像形成装置と同一構成の部材等には同
一の符号を付してその説明を省略し、ここでは両面画像
形成時だけに限って説明するものとする。
【0017】転写材の両面に画像を形成する場合には、
次の動作が付加される。転写材を定着器12から排出
後、すぐに搬送パス切替ガイド15を駆動し、搬送縦パ
ス16を経て、反転パス17に一旦導いた後、反転ロー
ラ19の逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にし
て送り込まれた方向と反対向きに退出させ、中間トレイ
20に収納する。その後再び上述した画像形成工程によ
ってもう一方の面に画像を形成する。さらに転写ドラム
6a上の不要なトナーやオイルを除去するための転写ク
リーニング装置9が設けられており、転写ドラム6a
をクリーニングする。以上が、両面画像形成時に付加さ
れる動作である。
【0018】ここで、転写クリーニング装置9はオイル
除去も兼ねるため、図2に示したようなウェブ方式の転
写クリーニング部材を用いている。このものは、布状の
不織布9aを一方のローラ9bに巻き付けてウェブを形
成し、この不織布9aを他のローラ9bによって矢印K
1方向に巻き取る。このとき、別のローラ9cによって
裏面側から不織布9aを付勢し、適度な押圧力で転写ド
ラム6aの表面に当接させる。矢印R2方向に回転する
転写ドラム6aに対し、不織布9aを当接させながら、
矢印K1方向に移動させることにより、転写ドラム6a
の転写材担持シート6g上を摺擦しながらトナーとオイ
ルとをクリーニングする。
【0019】以下に、本実施例において用いた不織布の
材質を示す。 ・繊維の材質:ナイロンとポリエステルの合成不織布繊
維 ・繊維の太さ:平均太さ4μm、太さ分布における10
μm以下の割合90% ・不織布の密度:0.17g/cm3 ・繊維間の平均間隔:2.5μm ・不織布の厚み:500μm このような不織布9aを用いることにより転写材担持シ
ート6g上のオイルがほとんど完全に除去された。
【0020】なお、不織布9aを構成している繊維の材
質としては、本実施例の他ポリプロピレン、レーヨン、
アクリル、ナイロン、ポリエステル、ビニロン及びこれ
らの合成繊維について検討を行ったが有意差はなかっ
た。
【0021】この不織布9aの繊維密度としては、0.
05〜0.80g/cm3 好ましくは0.1〜0.5g/
cm3 の範囲であればオイル除去能力が優れていた。
【0022】さらに、これらの材料を不織布としてでは
なく適当に織って布として使用したが、織った(編ん
だ)方向にオイルの拭き取りむらが生じてしまい、オイ
ルクリーニング部材として使用するためにはその設定条
件の範囲が狭くなってしまい好ましくなかった。
【0023】またオイルの吸収性を向上させるために、
転写クリーニング部材はオイル除去層とオイル吸収層の
2層で構成してもよい。さらに、形状としてもウェブと
してだけでなくローラ状にしても本発明の効果は有効で
ある。またこのようにローラ化することによりウェブ方
式のときよりも装置を簡略化できるというメリットもあ
る。
【0024】図3(a)、(b)、(c)は本実施例に
おけるシーケンスチャートであり、本実施例では、画像
形成に際し、転写ドラム6aによって転写材を2枚担同
時に担持する場合について述べる。(a)は本実施例に
おける転写材の奇数枚画像形成時の場合、(b)は本実
施例における偶数枚時の場合、(c)は従来例における
奇数枚時の場合のものである。なお従来例における偶数
枚時は本実施例と同様なので説明を割愛する。
【0025】図3(a)では転写材は、最初に1枚だけ
担持され画像形成が行われ、最後に2枚担持され画像形
成が行われている。このとき、転写材は、最終色の転写
動作と同一回転中には分離せず、再度転写部を通り過ぎ
その後分離され、それと同一回転中に転写クリーニング
装置9が稼動している。このように分離動作と同一回転
中に転写クリーニング装置9を稼動することは、感光ド
ラム1上にオイルを転着させないための必須条件であ
る。したがって、この場合、最終色の転写動作と同一回
転中に分離動作を行わないのは、転写材を2枚担持した
ことによって見かけ上の紙の長さが長くなり、1枚目の
先端部が転写クリーニング部を通過するときに、まだ2
枚目の最終色の転写が行われているので、色ずれを防止
するため転写ドラム6aに対して転写クリーニング装置
9の着するショックを与えられないからである。
【0026】これに対し図(b)では最初から最後ま
で2枚ずつ担持され画像形成が行われるが、この場合も
最終色の転写動作と同一回転中には分離動作・転写クリ
ーニング動作を行わない。
【0027】一方、図(c)では、(a)と同様の奇
数枚の画像形成であっても、最初に2枚担持し、最後に
1枚だけ担持して画像形成を行っている。もちろんこう
したシーケンスは表面のみもしくは両面画像形成時の表
面形成時においては、オイル汚れの心配がないので有効
である。ただし、この場合も、転写クリーニング装置9
のショックによる色ずれを防止するため、上述のように
転写材を担持したまま空回転を行うか、従来からみられ
るように転写と分離は同一回転中に行うが転写シートク
リーニング9だけその後の回転中に行うことをしなけれ
ばならない。
【0028】このような画像形成シーケンスを用いるこ
とにより、2枚同時担持画像形成方式における両面画像
形成時においてもオイル転着による画像への悪影響も解
消された。 〈実施例2〉実施例1では転写クリーニング装置9とし
てウェブ方式またはローラ方式のクリーニング部材を一
つだけで用いたが、こうしたクリーニング部材は転写材
担持シート6g上を強く摺擦するため転写材担持シート
6gの寿命を考慮すると好ましくはない。またこうした
摺擦クリーニングはオイル除去のためには必要である
が、トナー除去だけであるならばファーブラシクリーナ
のような、転写材担持シート6gを比較的ソフトにクリ
ーニングするものでも充分である。そこで転写クリーニ
ング装置9としてトナー用のファーブラシクリーナとオ
イル除去用の摺擦方式のクリーナの2個のクリーニング
装置を具備した場合においても本発明の効果は有効であ
る。
【0029】図4はこうしたフルカラー画像形成装置の
一実施例であり、転写材担持シート6gに対するクリー
ナとしてトナー除去クリーナ(ファーブラシクリーナ)
9Aとオイル除去クリーナ9Bの2つを具備している。
本実施例では、オイル除去クリーナ9Bとして実施例1
で用いたウェブ方式のクリーナの他、ローラ方式のクリ
ーナでもよい。
【0030】オイル除去クリーナ9Bは、転写材担持シ
ート6g表面を摺擦するため両面画像形成時のみ稼動す
るのが好ましく、トナーによる目詰まりを防止するため
にトナー用のトナー除去クリーナ9Aと併用することが
好ましいので、本実施例では1枚目の転写材の先端部が
トナー除去クリーナ9Aと転写材担持シート6gとのク
リーニング部を通過してしまうかがその対象となる。
【0031】画像動作シーケンスは実施例1と同様なの
で割愛するが、このようにしても本発明を適用すること
により、色ずれだけでなくオイル転着による画像への悪
影響も解消される。 〈実施例3〉実施例1及び実施例2では2枚同時担持画
像形成方式の場合について本発明の効果を説明したが、
本発明は3枚以上の複数枚同時担持画像形成方式の場合
においても有効である。例えば、転写材サイズがB5の
ように小さく、転写ドラム6aの周長が転写材の長さの
3倍以上とれる場合、3枚の転写材を転写ドラム6a上
に同時に担持して画像形成できる。
【0032】この場合、最初に担持する枚数はそのとき
連続画像形成する枚数を3で割った余りの枚数である。
例えば、8枚連続の画像形成を行う場合においては最初
に2枚を担持し、その後3枚−3枚と担持していけばよ
い。
【0033】このような画像形成シーケンスを用いるこ
とにより、複数枚同時担持する画像形成方法を採用した
場合においてもオイル転着による画像への悪影響が解消
されれた。 〈実施例4〉実施例3では転写ドラム6aの周長が単に
転写材の長さの3倍以上あったから3枚の同時担持画像
形成を行った。ユーザにとってはスループットが速い方
がよいのはもちろんであるが、転写材が例えば、葉書の
ように紙サイズが小さいが厚紙である場合は、定着性を
確保する関係から適宜2枚同時担持画像形成方式を選択
しなければならない場合もある。こうした選択はユーザ
がスイッチで切り替えられるようにしてもいいし、自動
検知して切り替えても構わない。
【0034】例えば9枚連続で画像形成しようとする
と、3枚−3枚−3枚ではなく1枚−2枚−2枚−2枚
−2枚となるということである。
【0035】しかし、このように転写材のサイズや厚
さ、さらには材質が変更されても適宜枚数を変更するだ
けで本発明の効果は同様に発揮される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
複数の転写材の表裏面に連続して画像形成する場合、連
続して画像形成を行う転写材の数を転写材担持体に同時
に担持可能な転写材の数で除算したときの余りに相当す
る数の転写材を最初に転写材担持体に担持させ、最後の
転写材への画像形成が終了するまでの間、転写材担持体
に同時に担持可能な数の転写材を転写材担持体に担持さ
せる構成とされるので、最後の転写材への画像形成時に
転写材担持体に付着したオイルが像担持体に転着して画
像不良が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の概略構成を示す縦断
面図。
【図2】実施例1の転写クリーニング装置の構成を示す
縦断面図。
【図3】(a)は連続画像形成枚数が奇数枚の場合の実
施例1のシーケンスチャート。(b)は連続画像形成枚
数が偶数枚の場合の実施例1のシーケンスチャート。
(c)は連続画像形成枚数が奇数枚の場合の従来のシー
ケンスチャート。
【図4】実施例1の画像形成装置の概略構成を示す縦断
面図。
【図5】従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 静電潜像担持体(感光ドラム) 2 コロナ帯電器 3 光学系 5 現像装置 6 転写装置 6a 転写材担持体(転写ドラム) 6g 転写材担持シート 7 クリーニング器 9 転写クリーニング装置 9a 不織布 9b、9c ローラ 9A トナー除去クリーナ 9B オイル除去クリーナ 12 定着装置
フロントページの続き (72)発明者 田村 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−188796(JP,A) 特開 平3−154076(JP,A) 特開 平4−355775(JP,A) 特開 平3−87890(JP,A) 特表 平4−500737(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 13/14 - 13/16 G03G 15/00 106 G03G 15/00 303 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/14 - 15/16 103 G03G 15/36 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 - 21/04 G03G 21/14 G03G 21/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、複数の
    転写材を同時に担持可能な転写材担持体と、前記転写材
    担持体に担持された転写材に前記像担持体上のトナー像
    が転写された後、トナー像を転写材上に定着する定着手
    段であって、オイルが塗布される定着手段と、を有し、
    前記定着手段により転写材の表面にトナー像を定着した
    後、前記像担持体上のトナー像を前記転写材担持体に担
    持された転写材の裏面に転写可能である画像形成装置に
    おいて、 複数の転写材の表裏面に連続して画像形成する場合、連
    続して画像形成を行う転写材の数を前記転写材担持体に
    同時に担持可能な転写材の数で除算したときの余りに相
    当する数の転写材を最初に前記転写材担持体に担持さ
    せ、最後の転写材への画像形成が終了するまでの間、前
    記転写材担持体に同時に担持可能な数の転写材を前記転
    写材担持体に担持させる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写材担持体に同時に担持可能な転
    写材の数は、転写材の種類に応じて可変である、ことを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 最後の転写材への画像形成が終了するま
    での間、前記転写材担持体に転写材が担持されていた領
    域に、次の転写材が再度担持される、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 最後の転写材を含む複数の転写材の裏面
    への像転写が終了し、転写材を前記転写材担持体に担持
    させたまま転写位置へ再搬送させた後、転写材を前記転
    写材担持体から分離し、前記転写材担持体に付着したオ
    イルをクリーニングする、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
JP05212262A 1993-07-30 1993-08-03 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3084678B2 (ja)

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