JPH1039557A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1039557A
JPH1039557A JP8190758A JP19075896A JPH1039557A JP H1039557 A JPH1039557 A JP H1039557A JP 8190758 A JP8190758 A JP 8190758A JP 19075896 A JP19075896 A JP 19075896A JP H1039557 A JPH1039557 A JP H1039557A
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image
recording material
cleaning
carrier
belt
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JP8190758A
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Inventor
Nobuhiko Takekoshi
信彦 竹腰
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録材の裏汚れを防ぐことができる画像形成
装置を提供すること。 【構成】 潜像が形成される感光ドラム(像担持体)1
a〜1dと、記録材6を担持してこれを移送する搬送ベ
ルト(記録材担持体)8と、前記感光ドラム1a〜1d
上の潜像を現像して得られたトナー像を搬送ベルト上に
担持された記録材6に転写する転写帯電器(転写手段)
4a〜4dと、搬送ベルト8を静止加圧した状態でこれ
に当接して清掃作用を行うとともに移動又は回転して搬
送ベルト8への当接位置を変更し得るウェブ(清掃部
材)21を備えるクリーニング装置(清掃手段)14を
含んで構成される画像形成装置において、少なくとも一
度前記クリーニング装置14によって前記搬送ベルト8
の清掃作用を行うまでは、搬送ベルト8の記録材6を担
持する部分が前記ウェブ21に当接している際には、ウ
ェブ21が移動又は回転動作を行わないようにする。本
発明によれば、汚れた搬送ベルト8上の部分はウェブ2
1の新たな面でクリーニングされることとなり、記録材
6の裏汚れが確実に防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部を備え、各画像
形成部でそれぞれ色の異なったトナー像を形成し、その
トナー像を同一記録材上に順次重ね合わせて転写してカ
ラー画像を得るカラー画像形成装置が種々提案されてい
るが、その中でも多色電子写真方式を用いたカラー電子
写真複写機が特に多用されている。
【0003】斯かるカラー電子写真複写機の一例を図6
に基づいて簡単に説明すると、該カラー電子写真複写機
の装置本体10内には第1、第2、第3及び第4画像形
成部Pa,Pb,Pc,Pdが並設されており、各画像
形成部Pa,Pb,Pc,Pdは像担持体である専用の
電子写真感光ドラム1a,1b,1c,1dをそれぞれ
備えている。
【0004】上記各感光ドラム1a,1b,1c,1d
の周囲には、一次帯電器15a,15b,15c,15
d、レーザビームスキャナ16a,16b,16c,1
6d、現像器3a,3b,3c,3d及びクリーナ5
a,5b,5c,5dがそれぞれ配置されている。
【0005】又、各画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd
の下部には、記録担持体としての記録材搬送ベルト8が
配設され、その内側には転写帯電器4a,4b,4c,
4dがそれぞれ配置され、該記録材搬送ベルト8の下側
の軌道上の外側にはクリーニング装置14が配置されて
いる。
【0006】以上の構成を有するカラー電子写真複写機
においては、先ず、第1画像形成部Paの感光ドラム1
a上にレーザビームスキャナ16aによって原稿画像の
ブラック成分色の潜像が形成される。この潜像は現像器
3aのブラックトナーを有する現像剤で現像されてブラ
ックトナー像として可視化される。
【0007】一方、記録材カセット60内に収容された
記録材6は、レジストローラ13を経て記録材搬送ベル
ト8に供給され、該搬送ベルト8に担持されて搬送され
る過程で転写帯電器4aによって前記ブラックトナー像
の転写を受ける。
【0008】而して、上述のようにブラックトナー像が
記録材6上に転写されている間に、第2画像形成部Pb
では感光ドラム1b上にレーザビームスキャナ16bに
よって原稿画像のマゼンタ成分色の潜像が形成され、こ
の潜像は現像器3bで現像されてマゼンタトナー像とし
て可視像化され、第1画像形成部Paでの転写が終了し
た記録材6が転写帯電器4bに搬入されたとき、該記録
材6上の所定位置にマゼンタトナー像が転写される。
【0009】以下、上記と同様の作用によって第3及び
第4画像形成部Pc,Pdにおいてイエロー色、シアン
色のトナー像が形成され、転写帯電器4c,4dによっ
て同一の記録材6上の所定位置にイエロートナー像、シ
アントナー像が順次転写され、このようにして記録材6
上には4色のトナー像を重ね合わせて転写したカラー画
像が得られる。
【0010】以上の画像形成プロセスが終了すると、記
録材6上の4色のカラートナー像は定着装置7によって
記録材6上に永久像として定着され、カラートナー像の
定着を受けた記録材6は複写物として装置本体10外に
排出される。
【0011】尚、転写が終了した各感光ドラム1a,1
b,1c,1dはクリーナ5a,5b,5c,5dによ
って残留トナーが除去され、次の画像形成プロセスに備
えられる。又、記録材担持体である搬送ベルト8は、潜
像形成からトナー像の転写に至る一連の画像形成プロセ
スが実施されている間、その表面に付着したトナー(主
に現像器3a〜3dからの飛散トナーやカブリトナー)
がクリーニング装置14によって除去されてクリーニン
グされ、次の画像形成プロセスに備えられる。
【0012】ところで、記録材搬送ベルト8のクリーニ
ング装置14に用いられるクリーニング部材としては、
不織布等で構成されたクリーニングウェブ21が用いら
れるが、このウェブ21を用いる利点として、軽圧によ
るクリーニングが可能なために被クリーニング部材(図
6に示す例では記録材搬送ベルト8)の寿命を損なうこ
とが少ないこと、廃トナーの処理が簡単であること等が
挙げられる。
【0013】ところで、材料の選択によっては、ウェブ
21に定着オイルを吸収する特性を容易に付与すること
ができるため、両面記録時や多重記録時におけるオイル
による機内汚染を抑制することもできる。
【0014】そこで、ウェブ21の材質としては、アク
リル、レーヨン、ポリエステル等の繊維だけでなく、樹
脂をコーティングしたり、導電フィラーを用いた様々な
ものが広く用いられている。
【0015】又、クリーニング装置の構成としては、上
記材質のシート状のウェブに芯棒を設け、任意の汚れ量
を検知或は予測した場合に芯棒を回転させ、ウェブを所
定量巻き取ることによって該ウェブの新たな面が被クリ
ーニング部材(記録材搬送ベルト)に常に当接するよう
に構成したものが一般的であるが、図7に示すようにウ
ェブ21の表裏両面を被クリーニング部材(記録材搬送
ベルト)8に当接せしめるようにしたもの、或は図8に
示すようにローラ22を静止した状態で被クリーニング
部材(記録材搬送ベルト)8に当接せしめ、該ローラ2
2の当接部が汚れるとローラ22を所定角度だけ回転さ
せるようにしたものも提案されている。
【0016】そして、ウェブの当接面を更新する方法と
タイミングとしては、被クリーニング部材の動作量に応
じてウェブを回転させるものが一般的である。図6に示
したカラー電子写真複写機においては、搬送ベルト8が
所定の回転数に達した場合にウェブ21を送る方法が採
用されている。尚、場合によっては、ウェブ21を送る
タイミングを決定する所定の回転数を他の数(図6に示
すカラー電子写真複写機においては任意のコピーカウン
ト数)で予測する場合もある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
図6に示した従来のカラー電子写真複写機においては、
ウェブ21に溜った廃トナーが該ウェブ21の送り動作
時に搬送ベルト8に再付着するため、この再付着した廃
トナーによって記録材6の裏面が汚れるという問題があ
った。
【0018】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、記録材の裏汚れを防ぐことが
できる画像形成装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、潜像が形成される像担持体
と、記録材を担持してこれを移送する記録材担持体と、
前記像担持体上の潜像を現像して得られたトナー像を前
記記録材担持体上に担持された記録材に転写する転写手
段と、前記記録材担持体を静止加圧した状態でこれに当
接して清掃作用を行うとともに移動又は回転して記録材
担持体への当接位置を変更し得る清掃部材を備える清掃
手段を含んで構成される画像形成装置において、少なく
とも一度前記清掃手段によって前記記録材担持体の清掃
作用を行うまでは、記録材担持体の記録材を担持する部
分が前記清掃部材に当接している際には、清掃部材が移
動又は回転動作を行わないようにしたことを特徴とす
る。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記清掃部材が移動又は回転するタイミン
グを、記録動作の準備回転、後処理回転又は記録中の記
録材を複数担持する際の記録材間となる前記記録材担持
体の一部が清掃部材と当接しているタイミングに設定す
ることを特徴とする。
【0021】請求項3記載の発明は、潜像が形成される
像担持体と、該像担持体に隣接して設けられた第2の像
担持体と、該第2の像担持体から記録材に像を転写せし
める転写手段と、前記第2の像担持体を静止加圧した状
態でこれに当接して清掃作用を行うとともに移動又は回
転して第2の像担持体への当接位置を変更し得る清掃部
材を備える清掃手段を含んで構成される画像形成装置に
おいて、少なくとも一度前記清掃手段によって前記第2
の像担持体の清掃作用を行うまでは、第2の像担持体の
画像を担持する部分が前記清掃部材に当接している際に
は、清掃部材が移動又は回転動作を行わないようにした
ことを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記清掃部材が移動又は回転するタイミン
グを、記録動作の準備回転、後処理回転又は記録中の画
像を複数担持する際の非画像域となる第2の像担持体の
一部が清掃部材と当接しているタイミングに設定するこ
とを特徴とする。
【0023】従って、本発明によれば、汚れた記録材担
持体上の部分は清掃部材の新たな面でクリーニングされ
ることとなり、記録材の裏汚れが確実に防がれるととも
に、記録材担持体の記録材が担持される面は常に清掃さ
れた状態に保たれる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0025】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るカラー電子写真複写機の縦断面図であり、該
カラー電子写真複写機においては、装置本体10内に画
像形成部Pa,Pb,Pc,Pdが配置されており、各
画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdの下方には記録材搬
送手段が設けられている。この記録材搬送手段は、アイ
ドラローラ11と駆動ローラ12及び両ローラ11,1
2に巻装された記録材担持部材である搬送ベルト8で構
成されており、搬送ベルト8は図示矢印方向に略100
mm/秒の速度で回転駆動される。
【0026】又、上記搬送ベルト8の上方に並設された
第1、第2、第3及び第4画像形成部Pa,Pb,P
c,Pdは感光ドラム1a,1b,1c,1dをそれぞ
れ有しており、各感光ドラム1a,1b,1c,1dの
周囲には、一次帯電器15a,15b,15c,15
d、レーザビームスキャナ16a,16b,16c,1
6d、現像器3a,3b,3c,3d及びクリーナ5
a,5b,5c,5dがそれぞれ配置されている。
【0027】更に、前記搬送ベルト8の内側には転写帯
電器4a,4b,4c,4dが配置されており、同搬送
ベルト8の下側の軌道上の外側にはクリーニング装置1
4が配置されている。
【0028】ところで、前記各レーザビームスキャナ1
6a,16b,16c,16dは半導体レーザ、ポリゴ
ンミラー、fθレンズ等で構成されており、これらは電
気デジタル画像信号の入力を受け、その信号に対応して
変調されたレーザビームを一次帯電器15a,15b,
15c,15dと現像器3a,3b,3c,3dとの間
で感光ドラム1a,1b,1c,1dの母線方向に走査
してこれを露光するよう構成されている。尚、各現像器
3a,3b,3c,3dにはブラックトナー、マゼンタ
トナー、イエロートナー、シアントナーがそれぞれ収容
されている。
【0029】而して、画像形成作業開始信号が当該カラ
ー電子写真複写機に入力されると、第1画像形成部Pa
の感光ドラム1aが矢印方向に回転を始め、その感光ド
ラム1aは一次帯電器15aによって一様に帯電処理さ
れ、レーザビームスキャナ16aにより原稿画像のブラ
ック成分像に対応する画像信号によって変調されたレー
ザ光が書き込まれ、該感光ドラム1a上に潜像が形成さ
れる。そして、この潜像は現像器3aのブラックトナー
を有する現像剤で現像されてブラックトナー像として可
視化される。
【0030】一方、記録材カセット60内の記録材6が
ピックアップローラ9によって記録材カセット60から
取り出され、この取り出された記録材6は記録材カセッ
ト60と搬送ベルト8の間に設けられたレジストローラ
13に送られる。そして、記録材6はレジストローラ1
3で一度停止された後、感光ドラム1a上に形成された
ブラックトナー像とのタイミングに合わせてレジストロ
ーラ13により既に回転を始めている搬送ベルト8上に
送り込まれる。搬送ベルト8上に送り込まれた記録材6
は画像形成部Paの転写帯電器4aによって搬送ベルト
8の裏面側より転写帯電を受け、感光ドラム1a上のブ
ラックトナー像が記録材6上に転写される。
【0031】以上の潜像形成からトナー像の転写に至る
一連の画像形成プロセスが残りの画像形成部Pb,P
c,Pdにおいても同様に行われ、ブラックトナー像が
転写された記録材6上にマゼンタトナー像、イエロート
ナー像及びシアントナー像が順次重ね合わせて転写さ
れ、記録材6上にカラー画像が形成される。
【0032】而して、4色のトナー像の転写が全て終了
した記録材6は、搬送ベルト8の左端部の駆動ローラ1
2の略直上において分離帯電器61の作用によって搬送
ベルト8から分離され、定着装置7へと送り込まれる。
定着装置7においては、4色のトナー像が熱と圧力によ
って記録材6上に永久像として定着され、このトナー像
の定着を受けた記録材6はカラー複写物として装置本体
10外へと排出される。
【0033】尚、転写が終了した各感光ドラム1a,1
b,1c,1dはクリーナ5a,5b,5c,5dによ
って残留トナーが除去され、次の画像形成プロセスに備
えられる。
【0034】他方、搬送ベルト8は上記一連の画像形成
プロセスが行われている間、クリーニング装置14によ
ってその表面に付着したトナー(主に現像器3a〜3d
からの飛散トナーやカブリトナー)が除去されてクリー
ニングされる。
【0035】而して、クリーニング装置14において
は、搬送ベルト8を除電し、転写及び分離後の搬送ベル
ト8の電位を均一化するために設けられたローラ対2
3,24間においてウェブ21が搬送ベルト8に押圧さ
れており、該ウェブ21の搬送ベルト8への当接部(以
下、クリーニングニップと称す)にて除電したトナーが
搬送ベルト8上から取り除かれる。尚、本実施の形態に
おいては、各転写帯電器4a〜4dには定電流制御され
た転写電流+DC15μAが印加され、分離帯電器61
においては1kHzのp−p10kVで除電が行われ、
除電ローラ23には内側から−5kVの電圧が印加され
る。又、ローラ24はアース接地の金属ローラで構成さ
れ、ウェブ21の材質としてはアクリルに導電フィラー
を用いて導電処理を施したものが用いられている。
【0036】次に、本実施の形態に係るカラー電子写真
複写機におけるクリーニング装置14のウェブ21の送
りシーケンスを図2に示すフローチャートに基づいて説
明する。
【0037】本実施の形態では、ウェブ21は基本的に
搬送ベルト8の回転時間の積算値が5分に達した時点で
送るようにしている。但し、5分経過時にウェブ21を
常に送ると、記録材6の裏汚れが発生してしまうため、
ウェブ21の送り動作は最終記録紙(1枚ならば1枚
目、100枚連続出力ならば100枚目)の記録が終了
した後にクリーニング動作(後回転シーケンス)行うよ
うにし、このクリーニング動作に突入すると同時にウェ
ブ21の送り動作を行って搬送ベルト8を1回転させる
ようにした。つまり、搬送ベルト8の回転時間を積算
し、回転時間が5分を経過した後、最初のクリーニング
動作(後回転シーケンス)時にウェブ21を送るように
した。
【0038】即ち、コピーがスタートすると(図2のス
テップS1)、搬送ベルト8が回転駆動される(ステッ
プS2)とともに、搬送ベルト8の回転時間のカウント
が開始され(ステップS3)、記録が行われる(ステッ
プS4)。その間、搬送ベルト8の回転時間が5分に達
したか否かが判断され(ステップS5)、回転時間が5
分を経過している場合には、最終記録紙の記録が終了し
た後にウェブ21を送る(ステップS6)と同時に搬送
ベルト8を1回転させるクリーニング動作を行い(ステ
ップS7)、コピー動作を終了する(ステップ9)。
【0039】一方、搬送ベルト8の回転時間が5分に達
していない場合には、ウェブ21の送り動作とクリーニ
ング動作を行わないで、搬送ベルト8の回転時間の積算
値をメモリする(ステップ8)。
【0040】而して、以上のシーケンスにより、汚れた
搬送ベルト8上の部分はクリーニングウェブ21の新た
な面でクリーニングされることとなり、記録材6の裏汚
れが確実に防がれる。そして、このシーケンスにより、
搬送ベルト8の記録材6が担持される面は常に清掃され
た状態に保たれる。
【0041】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3に基づいて説明する。尚、図3は本発明の実
施の形態2に係る画像形成装置における搬送ベルト8上
の記録材位置とレジストタイミング及びウェブ送りタイ
ミングとの関係を示すタイミングチャートである。
【0042】本実施の形態は、ウェブ21を送ったため
に汚れた搬送ベルト8上には、該搬送ベルト8をクリー
ニングしてから記録材6を乗せ或は乗せないようにする
ものである。
【0043】従って、本実施の形態は、前記実施の形態
1のように最終紙の記録後にウェブ21を送ることに限
定されるものではない。例えば、連続記録中でも、搬送
ベルト8の記録材6を担持しない場所(紙間)でウェブ
21を送る場合も考えられる。ここでは、説明を簡単に
するため、図1に示したカラー電子写真複写機を例にと
って説明する。
【0044】図1に示すカラー電子写真複写機におい
て、レジストローラ13から第1番目の転写帯電器4a
までの距離をl、クリーニングニップ(ウェブ21が搬
送ベルト8に当接する位置)から第1番目の転写帯電器
4aまでの距離をL、両者の距離l,Lの差をb(=L
−l)、このときの紙間(隣接する記録材6間の距離)
をaとする。そして、図1に示すカラー電子写真複写機
においては、a>b、L>lの関係が満たされているも
のとする。
【0045】而して、図3に示すように、連続コピー
中、n1 の記録材6の前でウェブ21を送るタイミング
になったとする(このときのタイミングとしては、前述
のように搬送ベルト8の回転時間が例えば5分を超えた
ときとしても良いし、コピーカウントが15枚を超えた
とき等、任意に設定し得る)。
【0046】図3はn1 番目の記録材6の給紙タイミン
グを制御しているレジストローラ13からn1 番目の記
録材6の後端が抜けたと同時にウェブ21を送った状態
を示している。クリーニングニップ位置は転写位置に対
してレジスト位置よりb(=L−l)だけ離れているた
め、同時にウェブ21を送ると、記録材6の搬送速度と
搬送ベルト8の回転速度がほぼ等しいため、搬送ベルト
8はbだけ離れた(遅れた)位置が汚れることになる。
尚、図3において、vは記録材6の搬送速度を示す。
【0047】而して、a>bの関係が成立しているた
め、次のn2 番目の記録材6も汚れることなく転写で
き、n1 とn2 番目の記録材6の分離・搬送後、搬送ベ
ルト8上の汚れ部分はウェブ21によって清掃され、次
のn3 番目の記録材6が搬送ベルト8上に担持されて
も、このn3 番目の記録材6が汚れることがない。斯か
る制御により、多量連続出力時も安定したクリーニング
性能を維持することが可能となった。
【0048】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図4及び図5に基づいて説明する。尚、図4は本
発明の実施の形態3に係るカラー電子写真複写機の縦断
面図、図5は同カラー電子写真複写機要部の拡大断面図
である。
【0049】以上のような搬送ベルト8等の記録材担持
体のクリーニング効果を得るための構成としては前述し
たものに限定されない。例えば、像担持体が1つの場合
でも同様の効果が得られる。又、クリーニングの対象と
しては前述の搬送ベルト8のような記録材担持体に限定
されるものでもない。
【0050】本実施の形態では、像担持体のクリーニン
グを実施の形態1と同様に手法によって行うようにした
カラー電子写真複写機について説明する。
【0051】本実施の形態に係るカラー電子写真複写機
においては、装置本体10内に図示矢印X方向に走行す
る無端ベルト状の第2の像担持体8aと図示矢印Y方向
に走行する無端状の搬送ベルト8bが配置されている。
【0052】而して、本実施の形態に係るカラー電子写
真複写機においては、先ず、カセット60から取り出さ
れた記録材6がレジストローラ13を経て前記搬送ベル
ト8b上に供給され、この記録材6は搬送ベルト8bに
よって図の左方に搬送される。
【0053】ところで、前記第2の像担持体8aの上面
には、図5に詳細に示すように、基本的に同様の構成を
有する4つ画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdが直列状
に配置されている。ここで、各画像形成部Pa〜Pdは
全て同様の構成を備えており、各画像形成部Pa〜Pd
は第1の像担持体である専用の電子写真感光ドラム1
a,1b,1c,1dをそれぞれ備えている。そして、
各感光ドラム1a〜1dの周囲には、一次帯電器15
a,15b,15c,15d、現像器3a,3b,3
c,3d、クリーナ5a,5b,5c,5d及び前露光
手段21a,21b,21c,21dがそれぞれ配置さ
れている。尚、各現像器3a,3b,3c,3dにはマ
ゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー及びブラ
ックトナーがそれぞれ収容されている。
【0054】更に、前記第2の像担持体8aの内側には
第1の転写帯電器4a,4b,4c,4dが配置されて
おり、同第2の像担持体8aの下側の軌道上の外側には
クリーニング装置14が配置されており、該クリーニン
グ装置14には前記搬送ベルト8bに当接するウェブ2
1が設けられている。尚、ウェブ21は巻き取られるこ
とによって搬送ベルト8bへの当接面が変更(更新)さ
れる。
【0055】以上の構成を有するカラー電子写真複写機
においては、先ず、原稿のマゼンタ成分色による画像信
号がポリゴンミラー17(図4参照)等を介して第1の
画像形成部Paの感光ドラム1a上に投射されて静電潜
像が形成され、該静電潜像は現像器3aにおいてマゼン
タトナーを用いて現像されてからマゼンタトナー像とし
て顕像化される。そして、このマゼンタトナー像が感光
ドラム1aの回転に連れて該感光ドラム1aと無端ベル
ト状の第2の像担持体8aとが当接する転写部位(転写
ニップ部)に到来すると、第1の転写帯電器4aによっ
て印加される転写バイアスによって前記マゼンタトナー
像は第2の像担持体8aに転移する。尚、感光ドラム1
aは、これに残留する未転写トナーがクリーナ5aによ
って除去され、更に残留電荷が前露光手段21aによっ
て除去されて次の画像形成が可能な状態になる。
【0056】而して、マゼンタトナー像を担持した第2
の像担持体8aは、図のX方向へ回動して画像形成部P
bに移動されると、このときまでに画像形成部Pbにお
いて前記と同様に感光ドラム1b上に形成されたシアン
トナー像の転写を受ける。
【0057】以下、同様にして第2の像担持体8aが画
像形成部Pc,Pdに進行するに連れて、該第2の像担
持体8aはそれぞれの転写部位においてイエロートナー
像、ブラックトナー像を重畳転写される。そして、第2
の像担持体8a上に担持されたカラートナー像は、第2
の転写帯電器4’によって第2の像担持体8aから一括
して搬送ベルト8b上に担持された記録材6上に転写さ
れる。
【0058】上述のようにしてカラートナー像の転写を
受けた記録材6は、分離帯電器61の作用によって搬送
ベルト8bから分離されて定着装置7に搬送され、定着
装置7において定着ローラ71と加圧ローラ72によっ
て加熱及び加圧されてカラートナー像の定着を受け、最
後にカラー複写物として機外に排紙される。
【0059】而して、第2の像担持体8aは、クリーニ
ング装置14のウェブ21によって前記実施の形態1と
同様にクリーニングされる。尚、本実施の形態において
は、ウェブ21の巻き取り方向は、汚れを引き出し難い
ように、図示矢印X方向とは逆方向としたが、その方向
は特に限定されるものではなく、ウェブ21の巻き取り
タイミングによって前記実施の形態1と同様の効果を得
るものである。この場合においても、ウェブ21の巻き
取りタイミングを第2の像担持体8aの非画像形成部に
ウェブ21が当接するタイミングに設定することによ
り、清掃不良防止に有効な効果が得られた。
【0060】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、汚れた記録材担持体上の部分は清掃部材の新た
な面でクリーニングされることとなり、記録材の裏汚れ
が確実に防がれるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るカラー電子写真複
写機の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るカラー電子写真複
写機におけるウェブの送りシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置にお
ける搬送ベルト上の記録材位置とレジストタイミング及
びウェブ送りタイミングとの関係を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】本発明の実施の形態3に係るカラー電子写真複
写機の縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るカラー電子写真複
写機要部の拡大断面図である。
【図6】従来のカラー電子写真複写機の縦断面図であ
る。
【図7】従来の清掃手段を示す断面図である。
【図8】従来の別の清掃手段を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 1a〜1d 感光ドラム(像担持体) 4a〜4d 転写帯電器(転写手段) 8,8b 記録材搬送ベルト(記録材担持体) 8a 第2の像担持体 14 クリーニング装置(清掃手段) 21 クリーニングウェブ(清掃部材) P 記録材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像が形成される像担持体と、記録材を
    担持してこれを移送する記録材担持体と、前記像担持体
    上の潜像を現像して得られたトナー像を前記記録材担持
    体上に担持された記録材に転写する転写手段と、前記記
    録材担持体を静止加圧した状態でこれに当接して清掃作
    用を行うとともに移動又は回転して記録材担持体への当
    接位置を変更し得る清掃部材を備える清掃手段を含んで
    構成される画像形成装置において、 少なくとも一度前記清掃手段によって前記記録材担持体
    の清掃作用を行うまでは、記録材担持体の記録材を担持
    する部分が前記清掃部材に当接している際には、清掃部
    材が移動又は回転動作を行わないようにしたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃部材が移動又は回転するタイミ
    ングは、記録動作の準備回転、後処理回転又は記録中の
    記録材を複数担持する際の記録材間となる前記記録材担
    持体の一部が清掃部材と当接しているタイミングに設定
    されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 潜像が形成される像担持体と、該像担持
    体に隣接して設けられた第2の像担持体と、該第2の像
    担持体から記録材に像を転写せしめる転写手段と、前記
    第2の像担持体を静止加圧した状態でこれに当接して清
    掃作用を行うとともに移動又は回転して第2の像担持体
    への当接位置を変更し得る清掃部材を備える清掃手段を
    含んで構成される画像形成装置において、 少なくとも一度前記清掃手段によって前記第2の像担持
    体の清掃作用を行うまでは、第2の像担持体の画像を担
    持する部分が前記清掃部材に当接している際には、清掃
    部材が移動又は回転動作を行わないようにしたことを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃部材が移動又は回転するタイミ
    ングは、記録動作の準備回転、後処理回転又は記録中の
    画像を複数担持する際の非画像域となる第2の像担持体
    の一部が清掃部材と当接しているタイミングに設定され
    ることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
JP8190758A 1996-07-19 1996-07-19 画像形成装置 Pending JPH1039557A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039593A (ja) * 2000-09-14 2006-02-09 Ricoh Co Ltd タンデム作像装置およびそれを備える画像形成装置
US7203452B2 (en) 2000-09-14 2007-04-10 Ricoh Company, Ltd. Tandem image forming device having a side-by-side arrangement of image forming sections

Cited By (4)

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