JP4136090B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式等を利用した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像を形成する従来の画像形成装置の概略を図5に示す。
【0003】
このカラー画像形成装置は、第1の像担持体として感光ドラム1を有し、この感光ドラム1は、図示しない駆動手段によって矢印方向に回転され、その回転過程で感光ドラム1に当接した一次帯電ローラ2により表面が一様に帯電される。ついで、半導体レーザー3aおよび反射ミラー3b等を備えた露光装置3により、マゼンタの画像模様に従ったレーザ光Lが感光ドラム1の表面に照射され、感光ドラム1の表面に静電潜像が形成される。
【0004】
回転支持体14に4個の現像器4a、4b、4c、4dが支持されており、回転支持体14の回転により、マゼンタトナーを収容した現像器4aが感光ドラム1と対向した位置(現像位置)に移動し、このように選択された現像器4aにより感光ドラム1上の潜像が現像される。潜像は現像によりマゼンタトナー像として可視化される。
【0005】
第2の像担持体として中間転写ベルト5が設置されている。この中間転写ベルト5は、ローラ5a、5bおよび5cに懸架されており、ローラ5a、5c間の1次転写ローラ6により感光ドラム1と接触され、ローラ5aの駆動により感光ドラム1と略同速度で矢印方向に回転する。感光ドラム1上に形成されたマゼンタトナー像は、1次転写ローラ6に印加した1次転写バイアスにより、中間転写ベルト5の表面に1次転写される。
【0006】
以上の行程をシアン、イエロー、ブラックの他の3色についても行うことにより、中間転写ベルト5上に4色のトナー像を重ね合わせて転写したカラー画像が形成される。
【0007】
つぎに転写材カセット11内からピックアップローラ12によって転写材Pが取り出され、所定のタイミングで中間転写ベルト5に供給される。これと同時に2次転写ローラ8に2次転写バイアスを印加するとともに、2次転写ローラ8により転写材Pを挟んで中間転写ベルト5に当接することにより、中間転写ベルト5上の4色のトナー像が転写材Pの表面に一括して2次転写される。
【0008】
このようにして4色のトナー像を転写された転写材Pは、搬送ベルト13によって定着装置9まで搬送され、そこで加熱および加圧によりトナーが転写材Pに溶融固定されてフルカラーの定着画像とされた後、画像形成装置本体外の排紙トレイに排出される。4色のトナー像の転写が終了して、中間転写ベルト5の表面に残留した2次転写残りのトナーは、クリーニングローラ10により清掃される。一方、感光ドラム1上の1次転写残りのトナーは、ブレード手段を有する公知のクリーニング装置7により清掃される。
【0009】
モノクロ画像形成装置の場合は、図6に示すように、感光ドラム1の1つの像担持体と、現像器4の1つの現像器とを有し、現像器4による現像で感光ドラム1上に形成されたトナー像を、カラー画像形成装置の2次転写ローラ8と同様な転写ローラ15により、転写材Pに直接転写する。図6において、図5に付した符号と同一の符号は同一の部材を示す。
【0010】
近年、これらの画像形成装置に、自動両面印字機能を付加することが盛んに行われている。自動両面印字機能を付加したカラー画像形成装置を図7に示す。自動両面印字機能は、画像形成装置の外部または内部に両面ユニット16を付加し、定着装置9の出口にフラッパー17を装備することにより構築される。
【0011】
この自動両面印字機能を付加した両面画像形成装置は、定着装置9から排出される転写材Pの画像の定着が転写材Pの1面目の画像に対してか、2面目の画像に対してかを判断し、それに応じて定着装置9出口のフラッパー17により、転写材Pについて排紙トレイへの搬送路か、両面ユニット16への搬送路かを選択する。フラッパー17により両面ユニット16への搬送路を選択すると、フラッパー17により転写材Pを1面目のときと先端と後端とを逆にして両面ユニット16に搬送し、2面目に対する画像形成が準備されるまで両面ユニット16内に待機させる。
【0012】
そして、中間転写ベルト5に2面目に転写する4色のトナー像が形成されるのに合わせて、中間転写ベルト5のところで2面目が中間転写ベルト5側となるように、転写材Pを1面目のときと先後を逆にしたままで中間転写ベルト5に送り、2次転写ローラ8により2面目に4色のトナー像を一括して2次転写する。
【0013】
なお、両面ユニット16内には転写材Pが1〜3枚ほどストックでき、画像形成する画像が1面目に対するものか、2面目に対するものかの画像の属性を判断できる制御手段からの信号に従って、転写材Pを再給紙するようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような両面画像形成を行う場合、1面目の画像の転写、定着により、転写材Pの抵抗値、トナー層の部分的付着による静電容量の変化などの電気的特性や、転写材の剛性、カール状態などの機械的特性が変化するため、2面目の画像の転写条件が1面目のそれと大きく異なってき、2面目の画質が1目目の画質より大幅に低下してしまう不具合があった。
【0015】
これを改善するため、2面目のみ転写バイアスを変更する方法も用いられるが、大幅な画質改善は望めず、特にカラー画像では、トナー層がモノクロ画像のそれより厚くなるため、その効果は軽微だった。
【0016】
本発明の目的は、両面画像形成時に、転写材の電気的、機械的特性が変化した2面目に画像を転写性を向上して転写でき、2面目の画質低下を改善して高品質な両面画像を得ることを可能とした画像形成装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明にかかる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する回転可能な像担持体と、転写材を搬送するとともに前記像担持体上から転写材へトナー像の転写を行う回転可能な転写部材と、を有し、前記像担持体と前記転写部材は接触可能であり、前記像担持体の周速と前記転写部材の周速の差である周速差を切り換えることが可能な画像形成装置において、
転写材の両面にトナー像の形成が可能であり、周速差を切り換える場合には前記転写部材の周速を切り換え、転写材の1面目に転写を行う時には前記転写部材の周速を第1の速度とし、転写材の2面目に転写を行う時には前記転写部材の周速を第2の速度とし、前記第1の速度とした場合の前記周速差よりも前記第2の速度とした場合の前記周速差の方が大きく、連続して複数の転写材の両面に画像形成を行う際、2枚目以降の転写材の1面目に転写するトナー像の前記像担持体へのトナー像の形成を、前記転写部材の周速を前記第2の速度から前記第1の速度に戻した後に開始することを特徴とする画像形成装置である。
【0018】
本発明の一実施態様によれば、前記転写部材の周速の切り換えは、前記像担持体へのトナー像の形成中には行わない。
【0019】
本発明の他の実施態様によれば、他の像担持体を有し、前記像担持体は、前記他の像担持体からトナー像の転写を受ける中間転写体である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に即して詳細に説明する。
【0021】
実施例1
図1は、本発明の画像形成装置の一実施例における駆動系を示すブロック図である。本発明は、先の図7の自動両面印字機能を有するフルカラーの両面画像形成装置において、転写速度を制御したことが大きな特徴である。従って、画像形成装置自体の全体の構成については、図7等の説明を援用して説明を省略する。
【0022】
図1に示すように、感光ドラム1と中間転写ベルト5を駆動する第1駆動系Iと、2次転写ローラ8、搬送ベルト13および定着装置9を駆動する第2駆動系(転写材搬送系)IIは、それぞれ別の第1及び第2駆動モータ20、22により駆動されており、各駆動モータ20、22は制御装置24によりその回転数を独立に制御している。
【0023】
本実施例では、駆動モータ20、22の回転数を変更可能とするために、駆動モータ20、22にパルスモータを使用し、制御装置24からの駆動パルスを変化させることにより、回転数変更を実現している。
【0024】
本画像形成装置において、自動両面印字機能によりフルカラー画像を転写材Pの1面目と2面目に交互に形成する際のシーケンスのタイミングチャートを図2(a)に示す。同様に、従来のシーケンスのタイミングチャートを図2(b)に示す。
【0025】
図2(a)において、2次転写のタイミングチャート中のハッチングを施した部分は、転写材の2面目への画像の2次転写の区間で、転写材搬送系IIの駆動モータ22の回転数変更(速度可変)を指令するパルスが出されることにより、この部分で2次転写ローラ8の周速が、1面目の転写時の周速(第1速度)から2面目の転写用の周速(第2速度)へと変更されている。
【0026】
本発明者らは、2次転写ローラ8の周速の変更幅と転写材Pの2面目の画像の転写性との関係を調べる実験を重ねた結果、これらの間には相関があることが分かった。すなわち、下記の表1に示されるように、2次転写ニップ部において、2面目転写時の2次転写ローラ8の周速を1面目転写時の周速よりも約2〜10%速くすると、2面目の画像の転写性が大幅に改善される。
【0027】
【表1】
【0028】
しかし、表1に示されるように、2面目転写時の転写ローラ8の周速を5%を超えて速めた場合には、転写材Pの2面目上での転写画像の伸びが無視できなくなったり、転写材Pの搬送性に問題が生じやすくなった。
【0029】
以上の結果から、転写材2面目の画像の転写性を向上させるには、2面目転写時の転写ローラ8の周速を、1面目転写時の周速よりも2〜5%程度速めることが好ましいことが判明した。
【0030】
なお、本発明では、2次転写ローラ8の周速の変更幅とそのときの画像伸び率は、以下のように測定した。
【0031】
まず、中間転写ベルト5上に細線の横ラインを作成し、その画像をそれ自身の伸びの少ない粘着テープに転写する。この作業を行うのは、中間転写体として中間転写ベルト5を用いたときには、屈曲部ではなく平面部で行う。0.1mm幅の横ラインをたとえば9.9mm間隔など等間隔に作成し、概略100〜200mmの画像を粘着テープに転写した。粘着テープは、伸びが少ないPETテープ(ニチバン(株)製、ポリエステルテープNo.550(#25))を使用した。この転写した横ライン画像の11本または21本の長さを測定し、その長さを基準の長さと規定した。つぎに、2次転写ローラ8の周速を変更しながら、上記横ライン画像を転写材に転写し、定着前に、得られた画像の横ライン画像の11本または21本の長さを同様にポリエステルテープに転写して測定し、上記の基準の長さと比較することにより、画像の伸び率を測定した。
【0032】
一方、2面目転写時の周速と同じように転写ローラ8の周速を2〜5%程度速めて、1面目の画像の転写を行ってみたが、1面目の画像の転写性が向上する効果はあるものの、転写ローラ8の周速を速くしたため、転写材Pの中間転写ベルト5からの分離角度が変化してしまい、一部の種類の転写材で分離不良を招いた。このような不具合を生じた転写材は、分離性の悪いOHPや厚さの薄い転写材などあり、元々、両面画像形成に不適切な転写材であった。
【0033】
上記のように、2次転写ローラ8の周速を速めることにより、画像の転写性を向上でき、かつ中間転写ベルト5からの分離不良を発生しないようにできるのが、2面目に対してのみ有効なのは、両面画像形成される転写材が裏写りなどを避けるために、比較的厚い転写材であることと、定着装置9による1面目の定着での加熱により転写材のコシが強くなり、中間転写ベルト5からの分離に有利に働くことからであろうと考えられる。
【0034】
以上では、転写ローラ8の周速とともに転写材Pの搬送性を変更する目的から、それらを駆動する第2駆動系IIの駆動モータ22の回転数を直接変更したが、本発明の効果を得るには、中間転写ベルト5に対する2次転写ローラ8の速度が変更可能になっていればよく、従ってギヤによる変速等、公知の変速手段を用いることもできる。もちろん、転写材の1面目と2面目とでは、転写バイアスの制御値を変更することができる。
【0035】
実施例2
上記の実施例1によれば、転写材2面目の画質を大幅に向上できたが、図2のタイミングチャートからも理解できるように、2次転写ローラ8の周速を増加して、2面目の画像を転写しているときは、中間転写ベルト5では、つぎの2枚目の転写材の1面目用の画像を形成している。このため、転写ローラ8の周速増加の変更幅を大きくしていくと、前述の転写材(1枚目)の2面目上での画像の伸びが発生するだけでなく、これとは別の新たな問題も生じた。
【0036】
すなわち、像担持体(感光ドラム)の周長が転写材の長さより短い小さいモノクロ画像形成装置では、条件的に、2面目の画像を転写しているときに像担持体でつぎの画像を必ず形成していることになるが、カラーの画像形成装置においても画像形成時間を短縮しようとすると、転写材への画像の転写(2次転写)中につぎの画像を第2の像担持体である中間転写ベルト5に形成している。
【0037】
このため、転写ローラ8の周速が変更されれば、中間転写ベルト5と転写ローラ8とに駆動がどのように独立に伝達されていても、中間転写ベルト5への駆動の負荷も変動して、微量ではあるが中間転写ベルト5の速度が変化する。このような微量な速度変化は、モノクロ画像形成装置では無視できるが、各色のカラーレジストレーションの合致をミクロン単位で得るカラー画像形成装置では、連続両面画像形成時の転写材2枚目以降の1面目(4色で1画像の画像形成の3画像目、5画像目などなど)のカラーレジストレーションが悪化するという問題となる。
【0038】
カラー画像形成装置の場合、転写ローラ8は転写時のみ中間転写ベルト5と接触することになるため、複数枚の転写材の1面目のみ連続画像形成した場合の2枚目以降にも、上記問題と類似な問題が起こりうるが、図2のタイミングチャートに示すように、1枚目の前回転時にも転写ローラ8を中間転写ベルト5に当接することにより、この問題を解決している。
【0039】
しかしながら、この方法は、転写ローラ8の速度が変わらず、中間転写ベルト5への負荷が同じ場合に効果があり、負荷が変動する場合には解決にならない。
【0040】
上記の負荷変動の問題を解決するには、転写ローラ8がその周速を変更している間は、つぎの画像形成を行わなければよく、モノクロ画像形成装置では、転写材を送り出す間隔、いわゆる紙間の間隙量を変更すればよい。カラー画像形成装置でも同様に2面目の2次転写が終了するまで、つまり転写ローラ8の周速を増速した後、元の速度に減速するまでの間、中間転写ベルト5上につぎの画像を作成しなければよいことになる。
【0041】
カラー画像形成装置で、この条件を満たす場合の画像形成のシーケンスの一例を図3に示す。図3において、転写材2面目用の画像の中間転写ベルト5への画像形成後、中間転写ベルト5をさらに1回だけ空回転させ、増速した転写ローラ8の周速を元の速度に戻してから、中間転写ベルト5へのつぎの画像の画像形成を行っている。転写材の2面目への画像の2次転写中には、中間転写ベルト5上につぎの画像を作成していない。これにより、連続両面画像形成時の2枚目以降の1面目(3画像目、5画像目・・・)のカラーレジストレーションが悪化するという弊害も改善された。
【0042】
実施例3
以上の実施例1〜2では、カラー画像形成装置は、両面画像形成時の2面目を適切に転写するために、従来よりも、両面画像形成のスループット(プリント生産性)を低下させなくてはならなくなる。
【0043】
本発明者らが、2次転写ローラ8の周速を種々変化させて、カラーレジストレーションの変化を観測した結果、転写ローラ8の周速を速くしていくと、カラーレジストレーションのずれが生じるのは、転写ローラ8によって中間転写ベルト5が通常よりも速く移動するので、画像が中間転写ベルト5の長手方向全体に微妙に伸びることが原因であり、従って、この画像の伸び率は、図4に示すように、転写ローラの周速を速くするほど、つまり周速の変更幅を大きくするほど、大きくなることが判明した。
【0044】
この場合、転写材1枚目の2面目の画像の2次転写時、中間転写ベルト5では転写材2枚目の1面目用画像の1色目の画像の画像形成が行われ、中間転写ベルト5で転写材2枚目の1面目用画像の2色目の画像の画像形成が行われるようになるときには、転写材1枚目の2面目の画像の2次転写は終了していて、転写ローラ8が中間転写ベルト5から離れているので、中間転写ベルト5は通常の元の速度に戻されている。従って、転写材2枚目の1面目用画像の1色目の画像の画像形成を補正して行えば、転写材2枚目の1面目の画像のカラーレジストレーションのずれを防止できる。
【0045】
図4に示すように、中間転写ベルト5の速度変動による画像の伸びは安定しているので、画像信号レベルでそれに見合う分、縮小しておけば、実際に転写され画像では伸び縮みが相殺される。従って、本実施例では、図2に示したシーケンスのうち、転写材2枚目以降の1面目の1色目の画像の中間転写ベルト5の移動方向のみ、図4の関係を相殺する量だけ縮めた画像を画像形成する構成にした。
【0046】
本実施例において、以上のようにして、連続両面画像形成時の2枚目の1面目の1色目の画像のみを図4の関係を基に縮小して、実施例1のシーケンスにより画像形成を行ったところ、カラーレジストレーションは問題のないレベルに改善される結果を得た。
【0047】
画像を縮小する手段としては公知のものが使用でき、本実施例では、露光装置に送られる画像信号を露光装置に送る前に信号レベルで縮小する方法を用いた。
【0048】
以上により、本実施例によれば、両面画像形成時の2面目の画質を向上できる上、従来と同じスループットを保つことが可能となった。
【0049】
以上の実施例1〜3では、いずれも、第1の像担持体である感光ドラム1上に形成したトナー像を第2の像担持体である中間転写ベルト5上に一旦転写し、ついで転写材Pに2次転写する方式の画像形成装置の場合を示したが、本発明はこれに限られず、中間転写ベルトを用いず、感光ドラム上に形成したトナー像を転写材に直接転写する方式の画像形成装置の場合にも適用することができる。
【0050】
また、転写手段としてローラ状の転写手段について述べたが、本発明は、ベルト状の転写手段にも適用することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、両面画像形成時に、1面目の画像に比して、2面目の画像品位が低下する傾向にあるものに対し、2面目の画像品位を向上する効果を発揮するものである。また、連続両面画像形成時の2枚目以降の1面目のカラーレジストレーションが悪化するのを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施例における駆動系等を示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置における画像形成シーケンスを示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の他の実施例における画像形成シーケンスを示すタイミングチャートである。
【図4】図3の実施例における転写材2面目の画像の伸び率を示すグラフである。
【図5】従来の画像形成装置を示す概略図である。
【図6】従来の画像形成装置の他の例を示す概略図である。
【図7】従来の画像形成装置のさらに他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
5 中間転写ベルト
8 2次転写ローラ
9 定着装置
13 搬送ベルト
20 第1駆動モータ
22 第2駆動モータ
24 制御装置
I 第1駆動系
II 第2駆動系
P 転写材
Claims (3)
- トナー像を担持する回転可能な像担持体と、転写材を搬送するとともに前記像担持体上から転写材へトナー像の転写を行う回転可能な転写部材と、を有し、前記像担持体と前記転写部材は接触可能であり、前記像担持体の周速と前記転写部材の周速の差である周速差を切り換えることが可能な画像形成装置において、
転写材の両面にトナー像の形成が可能であり、周速差を切り換える場合には前記転写部材の周速を切り換え、転写材の1面目に転写を行う時には前記転写部材の周速を第1の速度とし、転写材の2面目に転写を行う時には前記転写部材の周速を第2の速度とし、前記第1の速度とした場合の前記周速差よりも前記第2の速度とした場合の前記周速差の方が大きく、連続して複数の転写材の両面に画像形成を行う際、2枚目以降の転写材の1面目に転写するトナー像の前記像担持体へのトナー像の形成を、前記転写部材の周速を前記第2の速度から前記第1の速度に戻した後に開始することを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写部材の周速の切り換えは、前記像担持体へのトナー像の形成中には行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 他の像担持体を有し、前記像担持体は、前記他の像担持体からトナー像の転写を受ける中間転写体であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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