JPH0842660A - トルクコンバータの過熱検出および過熱対策装置 - Google Patents

トルクコンバータの過熱検出および過熱対策装置

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JPH0842660A
JPH0842660A JP6183310A JP18331094A JPH0842660A JP H0842660 A JPH0842660 A JP H0842660A JP 6183310 A JP6183310 A JP 6183310A JP 18331094 A JP18331094 A JP 18331094A JP H0842660 A JPH0842660 A JP H0842660A
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JP
Japan
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torque converter
oil temperature
overheat
set time
estimated
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Application number
JP6183310A
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English (en)
Inventor
Yuji Hayashi
祐二 林
Kenji Nishino
健司 西野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0842660A publication Critical patent/JPH0842660A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルクコンバータ内の油温を、センサの追加
なしに、自動変速機作動油温センサからの信号を用いて
正確に推定し、トルクコンバータの過熱検出精度を高め
る。 【構成】 トルクコンバータ3はエンジン1の回転を変
速機2に入力し、変速機2は、コントローラ9による変
速制御で決定された変速段で入力回転を変速し、軸4に
出力する。コントローラ9は更に、センサ11,12の
信号からトルクコンバータスリップ量を求め、これと、
トルクコンバータの性能線図とから求まる設定時間中の
トルクコンバータ発熱量と、同設定時間中のトルクコン
バータ放熱量との差分を求め、同設定時間の前における
センサ14の変速機作動油温検出値を、当該差分だけ加
減算して、トルクコンバータ内の油温を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の動力伝達
系に設けたトルクコンバータの過熱を検出する装置、お
よび当該過熱時の対策を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の多くは、例えば日産自動車
(株)が昭和62年3月に発行した「RE4R01A型
オートマチックトランスミッション整備要領書」(A2
61C07)に記載のごとく、トルクコンバータを経て
エンジン回転を入力され、この入力回転を選択変速段に
応じたギヤ比で変速して出力する。そして、トルクコン
バータは作動油を変速機と供用するが、トルクコンバー
タが作動油を介して動力伝達をおこなうため、トルクコ
ンバータ内油温は高くなる傾向にある。
【0003】ところで、トルクコンバータが入出力要素
間を直結可能なロックアップ式のものである場合、トル
クコンバータ内油温が高くなると、この高い油温がロッ
クアップクラッチのフェーシングを早期に劣化させる原
因になる等の弊害を生じ、自動変速機の耐久性を低下さ
せる。
【0004】そこで上記の文献にも記載されているが、
トルクコンバータ内油温を検出し、トルクコンバータ内
が過熱気味になるとき、トルクコンバータの発熱量が少
なくなる対策を講じるのが常套である。
【0005】ところで、従来のトルクコンバータ内油温
検出装置は、自動変速機の作動油温を検出する油温セン
サがオイルパン内に存在することから、これからの変速
機作動油温の検出値に一定温度を加えた値をトルクコン
バータ内油温とするのが一般的であった。トルクコンバ
ータの過熱対策に当たっては、このようにして推定した
トルクコンバータ内油温を基にトルクコンバータの過熱
を判定するとき、トルクコンバータの発熱が少なくなる
ような対策をする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かようにして
トルクコンバータ内油温を推定する従来の、トルクコン
バータの過熱検出装置および過熱対策装置では、トルク
コンバータの過熱検出が不正確になり易く、過熱対策が
必要であるにもかかわらず行われなかったり、不必要な
過熱対策がなされたりするおそれがあった。
【0007】なお、この問題解決に当たっては、トルク
コンバータ内油温を推定するのでなく、これを直接的に
検出するセンサを付加するのが最も手っとり早いが、こ
れでは追加するセンサがコストアップ要因となり、不利
である。
【0008】本発明は、自動変速機の作動油温を検出す
る既存の油温センサからの検出値を用いてトルクコンバ
ータ内油温を推定する方式を踏襲するも、この推定を一
層正確に行う方式を開発し、これにより上述の問題を解
消することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的のため第1発明
によるトルクコンバータの過熱検出装置は、トルクコン
バータを経てエンジンの回転を入力される自動変速機に
おいて、自動変速機の作動油温を検出する変速機作動油
温検出手段と、トルクコンバータのスリップ量を検出す
るトルクコンバータスリップ量検出手段と、これら手段
で検出した変速機作動油温およびトルクコンバータスリ
ップ量からトルクコンバータ内の油温を推定するトルク
コンバータ内油温推定手段とを具え、この手段で推定し
たトルクコンバータ内油温からトルクコンバータの過熱
を検出するよう構成したことを特徴とするものである。
【0010】また第2発明によるトルクコンバータの過
熱検出装置においては、トルクコンバータ内油温推定手
段は、トルクコンバータスリップ量検出手段により検出
したトルクコンバータスリップ量およびトルクコンバー
タの性能線図から求まる設定時間中のトルクコンバータ
発熱量と、該設定時間中のトルクコンバータ放熱量との
差分を求め、該設定時間の前における前記変速機作動油
温検出手段の検出値を、該差分だけ加減算して、トルク
コンバータ内の油温であると推定するよう構成したこと
を特徴とするものである。
【0011】また第3発明によるトルクコンバータの過
熱検出装置においては、トルクコンバータ内油温推定手
段は、前記設定時間の前における自己のトルクコンバー
タ内油温推定値、および前記設定時間の前における前記
変速機作動油温検出手段の変速機作動油温検出値との差
分を求め、この差分と、前記設定時間中のトルクコンバ
ータ通油量との乗算値だけ、前記トルクコンバータ内油
温推定値を補正するよう構成したことを特徴とするもの
である。
【0012】また第4発明によるトルクコンバータの過
熱対策装置は、上記により推定したトルクコンバータ内
油温からトルクコンバータの過熱が検出される時、自動
変速機の変速パターンを、低速段が選択され易くなるよ
う変更する変速パターン変更手段を設けたことを特徴と
するものである。
【0013】また第5発明によるトルクコンバータの過
熱対策装置は、上記により推定したトルクコンバータ内
油温からトルクコンバータの過熱が検出される時、トル
クコンバータのロックアップ線を、ロックアップ領域が
大きくなるよう変更するロックアップ線変更手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】第1発明において、トルクコンバータ内油温推
定手段は、変速機作動油温検出手段で検出した自動変速
機の作動油温、およびトルクコンバータスリップ量検出
手段で検出したトルクコンバータのスリップ量からトル
クコンバータ内の油温を推定する。トルクコンバータの
過熱検出装置は、このようにして推定したトルクコンバ
ータ内の油温からトルクコンバータの過熱を検出する。
【0015】ところで、トルクコンバータ内の油温を推
定するに際し、自動変速機の作動油温をもとに当該推定
を行うも、トルクコンバータスリップ量を参酌してトル
クコンバータ内の油温を推定することから、従来のよう
に自動変速機の作動油温検出値に一定温度を加算してト
ルクコンバータ内油温とするものに較べて、トルクコン
バータ内油温を遙に正確に推定することができ、トルク
コンバータの過熱検出精度を高めることができる。
【0016】しかも、トルクコンバータ内油温を検出す
るセンサを付加することなしに、トルクコンバータの過
熱検出精度を高めることができることから、コスト的に
大いに有利である。
【0017】第2発明によるトルクコンバータの過熱検
出装置においては、トルクコンバータ内油温推定手段
が、トルクコンバータスリップ量検出手段により検出し
たトルクコンバータスリップ量、およびトルクコンバー
タの性能線図から求まる設定時間中のトルクコンバータ
発熱量と、該設定時間中のトルクコンバータ放熱量との
差分を求め、該設定時間の前における前記変速機作動油
温検出手段の検出値を、該差分だけ加減算して、トルク
コンバータ内の油温であると推定する。この場合、トル
クコンバータ内油温を更に正確に推定することができ、
トルクコンバータの過熱検出精度を一層高めることがで
きる。
【0018】第3発明によるトルクコンバータの過熱検
出装置においては、トルクコンバータ内油温推定手段
が、前記設定時間の前における自己のトルクコンバータ
内油温推定値と、前記設定時間の前における前記変速機
作動油温検出手段の変速機作動油温検出値との差分を求
め、この差分と、前記設定時間中のトルクコンバータ通
油量との乗算値だけ、前記トルクコンバータ内油温推定
値を補正する。この補正により第3発明では、トルクコ
ンバータ内油温を更に正確に推定することができ、トル
クコンバータの過熱検出精度を一層高めることができ
る。
【0019】第4発明によるトルクコンバータの過熱対
策装置においては、上記により推定したトルクコンバー
タ内油温からトルクコンバータの過熱が検出される時、
変速パターン変更手段が、自動変速機の変速パターン
を、低速段が選択され易くなるよう変更する。かかる変
速パターンの変更はトルクコンバータのスリップ量を減
じて、トルクコンバータの発熱量を少なくし、トルクコ
ンバータの過熱を防止することができる。そして、トル
クコンバータの過熱検出精度が上述の如く高い分、当該
トルクコンバータの過熱対策が必要な時に的確になされ
ることとなる。
【0020】第5発明によるトルクコンバータの過熱対
策装置においては、上記により推定したトルクコンバー
タ内油温からトルクコンバータの過熱が検出される時、
ロックアップ線変更手段が、トルクコンバータのロック
アップ線を、ロックアップ領域が大きくなるよう変更す
る。かかるロックアップ線の変更によっても、トルクコ
ンバータのスリップ量が減じられて、トルクコンバータ
の発熱量が少なくなり、トルクコンバータの過熱を防止
することができる。そして、トルクコンバータの過熱検
出精度が上述の如く高い分、当該トルクコンバータの過
熱対策が必要な時に的確になされることとなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は、本発明一実施の態様になるトルクコ
ンバータの過熱検出装置および過熱防止装置を具えた自
動変速機の制御系を示し、1はエンジン、2は自動変速
機である。自動変速機2はトルクコンバータ3を介して
エンジン1の動力を入力され、選択変速段に応じたギヤ
比で入力回転を変速して出力軸4に伝達するものとす
る。
【0022】ここで自動変速機2は、コントロールバル
ブ5内におけるシフトソレノイド6,7のON,OFF
の組み合わせにより選択変速段を決定され、トルクコン
バータ3は、同じくコントロールバルブ5内におけるロ
ックアップソレノイド8のデューティ制御により、入出
力要素間を直結しないコンバータ状態または入出力要素
間を直結したロックアップ状態にされるものとする。な
おロックアップソレノイド8は、駆動デューティDが0
%の時トルクコンバータ3をコンバータ状態にし、駆動
デューティDが100%の時トルクコンバータ3をロッ
クアップ状態にするものとする。
【0023】シフトソレノイド6,7のON,OFF、
およびロックアップソレノイド8の駆動デューティD
は、コントローラ9によりこれらを制御し、これがため
コントローラ9には、エンジン1のスロットル開度TV
Oを検出するスロットル開度センサ10からの信号、エ
ンジン1の回転数Neを検出するエンジン回転センサ1
1からの信号、自動変速機2の入力回転数(トルクコン
バータ3の出力回転数)Ntを検出するタービン回転セ
ンサ12からの信号、変速機出力軸4の回転数Noを検
出する変速機出力回転センサ13からの信号、および自
動変速機2のオイルパン内における変速機作動油温T
o/p を検出する油温センサ14からの信号をそれぞれ入
力する。
【0024】コントローラ9はこれら入力情報に基づ
き、図示しなかったが、周知の演算を行って、シフトソ
レノイド6,7のON,OFFを介し以下の変速制御を
行うと共に、ロックアップソレノイド8のデューティ駆
動を介し以下のロックアップ制御を行う。先ず変速制御
を説明するに、この際コントローラ9はスロットル開度
TVO、および変速機出力回転数Noから求めた車速V
を基に、図5の変速パターンに対応したテーブルデータ
のルックアップにより、現在の運転状態に好適な変速段
を求める。
【0025】図5の変速パターンにおいて、実線はそれ
ぞれ正常時の1→2アップシフト変速線、2→3アップ
シフト変速線、3→4アップシフト変速線を示し、破線
はそれぞれ正常時の4→3ダウンシフト変速線、3→2
ダウンシフト変速線、2→1ダウンシフト変速線を示
す。また2点鎖線はトルクコンバータ3が過熱状態にな
った時における異常時の3→4アップシフト変速線を示
し、それ以外のアップシフト変速線およびダウンシフト
変速線に関しても、対応した異常時変速線が存在する
が、これらを図面の明瞭を保つため図5では省略した。
しかし、いずれにしても異常時変速線は、2点鎖線で示
す異常時3→4アップシフト変速線に見られるように、
対応する正常時変速線よりも高車速側に位置し、低速段
を選択し易くするようなものとする。
【0026】コントローラ9は、後述するトルクコンバ
ータの過熱判定に基づき、図5の変速パターンのうち、
過熱状態でなければ正常時変速線を用いて、また過熱状
態であれば異常時変速線を用いて、上記の好適変速段を
決定するものとする。そして、コントローラ9はこの好
適変速段が選択されるよう、シフトソレノイド6,7を
ON,OFFさせて所定の変速を行う。
【0027】次いでトルクコンバータ3のロックアップ
制御を説明するに、この際コントローラ9はスロットル
開度TVO、および変速機出力回転数Noから求めた車
速Vを基に、図6のロックアップ線図に対応したテーブ
ルデータのルックアップにより、現在の運転状態の場合
トルクコンバータ3を、入出力要素間を直結させたロッ
クアップ状態にすべきか、この直結を解いたコンバータ
状態にすべきかを決定する。
【0028】図6のロックアップ線図において、実線は
正常時の4速ロックアップ線を、また破線は正常時の3
速ロックアップ線を示す。また2点鎖線はトルクコンバ
ータ3が過熱状態になった時における異常時の4速ロッ
クアップ線を示し、それ以外の3速ロックアップ線に関
しても、対応した異常時ロックアップ線が存在するが、
これを図面の明瞭を保つため図6では省略した。しか
し、いずれにしても異常時ロックアップ線は、2点鎖線
で示す異常時4速ロックアップ線に見られるように、対
応する正常時ロックアップ線よりも低車速側に位置し、
トルクコンバータ3をロックアップし易くなるようなも
のとする。
【0029】コントローラ9は、後述するトルクコンバ
ータの過熱判定に基づき、図6のロックアップ線のう
ち、過熱状態でなければ正常時ロックアップ線を用い
て、また過熱状態であれば異常時ロックアップ線を用い
て、図6に基づくロックアップ制御を行うものとする。
この制御に際しコントローラ9は、各ロックアップ線よ
りも高車速側のロックアップ領域であれば、ソレノイド
8の駆動デューティDを100%にしてトルクコンバー
タ3をロックアップ状態にし、各ロックアップ線よりも
低車速側のコンバータ領域であれば、ソレノイド8の駆
動デューティDを0%にしてトルクコンバータ3をコン
バータ状態にする。
【0030】次いで、コントローラ9によるトルクコン
バータの過熱判定作用および過熱対策作用を説明する
に、これらは、一定の演算周期Δt=40msec毎に繰り
返し実行される図2の制御プログラムによって以下の如
くになされるものとする。
【0031】コントローラ9によるトルクコンバータの
過熱判定作用に際して検出すべきトルクコンバータ内油
温TT/C の推定方法を先ず説明するに、基本的には、セ
ンサ14で検出したオイルパン内油温TO/P をもとに、
トルクコンバータ3のスリップ量を参酌して、トルクコ
ンバータ内油温TT/C を推定するが、その論理は以下の
通りである。
【0032】トルクコンバータ3内における熱収支は次
式で表されることが知られている。
【数1】(CO OT/C+CmT/CmT/C)(d/dt)TT/C
=QT/C +CO O O/P −CO O T/C −qT/C 但し、C0 :トルクコンバータ作動油(自動変速機作
動油)の比熱 M0T/C:トルクコンバータ内作動油の質量 CmT/C:トルクコンバータの比熱 MmT/C:トルクコンバータの質量 GO :トルクコンバータ通油量 DT/C :トルクコンバータ発熱量 qT/C :トルクコンバータ放熱量 TT/C :トルクコンバータ内油温 T0/P :オイルパン内油温 ここで、Δt時間にトルクコンバータ内油温が
(TT/C i から(TT/C i+ 1 に変化したとすると、
上式から
【数2】(CO OT/C+Cm mT/C)(TT/C i+1 −T
T/C i )/Δt=QT/C −CO O (TT/C i −TO/P
i )−qT/C になることが明らかであり、上式中の(CO 0T/C+C
m mT/C)が定数であるから、これを1/Aとすると、
【数3】 TT/C i+1 ={(QT/C −qT/C )−CO O (TT/C i −TO/P i )} ×A×Δt×TT/C i ---(1) が得られる。この式が最新のトルクコンバータ内油温T
T/C i+1 を求めるための式である。
【0033】そして、上記の(1)式においてはトルク
コンバータ発熱量QT/C 、トルクコンバータ放熱量q
T/C 、およびトルクコンバータ通油量GO が未知数であ
るが、これらは夫々以下により定め得る。
【0034】先ず、トルクコンバータ発熱量QT/C は次
式により算出し得ることが知られている。
【数4】QT/C =a(Te Ne −Tt Nt ) Te =τ・Ne2 Tt =t・Te =t・τ・Ne2 ∴QT/C =a(τNe3−tτNe2Nt ) =aNe2τ(Ne −t・Nt ) --- (2) 但し、Te :エンジントルク(トルクコンバータ入力ト
ルク) Ne :エンジン回転数(トルクコンバータ入力回転数) Tt :トルクコンバータ出力トルク(タービントルク) Nt :トルクコンバータ出力回転数(タービン回転数) τ :トルクコンバータの容量係数 t :トルクコンバータのトルク比 a :単位換算のための定数 なお、(2)式における容量係数τ、およびトルク比t
はトルクコンバータ3の固有の図3に示す如き性能線図
を基に、トルクコンバータの速度比e=Nt /Ne から
テーブルルックアップ方式により読み出すこととし、こ
れらに基づく(2)式の演算によりトルクコンバータ発
熱量QT/C は求めることができる。
【0035】なお、トルクコンバータ放熱量qT/C は、
実験的に求めた数値を定数としてメモリし、これを用い
ることができ、又トルクコンバータ通油量GO は、実験
により求めた図4の如き、エンジン回転数Ne とスロッ
トル開度TVOのマップからルックアップすることがで
きる。なお、通油量GO は変化幅が小さく、トルクコン
バータ内油温への影響も少ないことから、一定値にして
もよい。この場合の具体例は次式の通りである。
【数5】QT/C i+1 =TT/C i +A×Δt{QT/C i+1
−CO O (TT/C i −TO/P i )−qT/C
【0036】以上の論理に基づくトルクコンバータ内油
温TT/C の推定、トルクコンバータの過熱検出、並びに
過熱対策を図2により説明する。先ずステップ21で、
前回のトルクコンバータ内油温TT/C i およびトルクコ
ンバータ内油温変化ΔTi =TT/C i −TT/C i-1 をメ
モリし、ステップ22で今回のエンジン回転数Ne
i+ 1 、タービン回転数Nt i+1 、オイルパン内油温T
O/P i+1 、およびスロットル開度TVOi+1 を読み込
む。
【0037】次のステップ23では、エンジン回転数N
e i+1 およびタービン回転数Nt i+ 1 の関数である前記
(8)式からトルクコンバータ発熱量QT/C を算出する
と共に、図4に示す如きマップからエンジン回転数Ne
i+1 およびスロットル開度TVOi+1 を基にトルクコン
バータ通油量GO を求める。
【0038】ステップ24では、TT/C i ,QT/C ,Δ
i ,GO の関数である前記(1)式から今回のトルク
コンバータ内油温TT/C i+1 を算出して推定し、前回と
今回のトルクコンバータ内油温変化ΔTi+1 =TT/C
i+1 −TT/C i を求める。
【0039】ステップ25では、上記のように推定した
トルクコンバータ内油温TT/C i+1がトルクコンバータ
過熱判定基準温度TON(例えば140℃)以上か否かを
判定し、そうであればステップ26において、当該過熱
判定からの経過時間を計測中であったか否かを、タイマ
フラグTM FLAGが1か否かによって判定する。従
ってTT/C i+1 ≧TONになった直後は、ステップ27が
選択され、ここでタイマフラグTM FLAGを1にセ
ットするも、トルクコンバータが過熱状態であることを
示す異常フラグFAIL FLAGを未だ0にリセット
すると共に、正常であるとの判定を行う。
【0040】かように正常であるとの判定をした時は、
図5の実線および破線で示す正常時変速パターンに基づ
いて前記自動変速機2の変速制御を実行すると共に、図
6の実線および破線で示す正常時ロックアップ線に基づ
いて前記トルクコンバータ3のロックアップ制御を実行
する。
【0041】以後は、上記のごとくTM FLAG=1
にされたことから、制御はステップ28,29に進み、
ステップ28でタイマカウンタn1を歩進させて、T
T/C i+ 1 ≧TONになった後の経過時間を計測し、ステッ
プ29で当該タイマカウンタn1が過熱判定基準時間n
ON(例えば10秒)以上になったと判定するまでは、上
記のステップ27を実行する。そして、タイマカウンタ
n1が過熱判定基準時間nON以上になったと判定する時
に、ステップ30を選択してトルクコンバータが過熱状
態であることを示す異常フラグFAIL FLAGを1
にセットし、タイマフラグTM FLAGおよびタイマ
カウンタn1を0にリセットし、トルクコンバータが過
熱状態であるとの判定を行う。
【0042】かかる過熱状態の判定時は、図5の2点鎖
線で3→4アップシフト変速線について例示する異常時
変速パターンに基づき自動変速機2の変速制御を実行す
ると共に、図6の2点鎖線で4速ロックアップ線につい
て例示する異常時ロックアップ線に基づいてトルクコン
バータ3のロックアップ制御を実行して、過熱対策を行
う。この場合、自動変速機2が低速段を選択され易くな
り、更にトルクコンバータ3がロックアップされ易くな
って、トルクコンバータ3のスリップ量が減じられ、ト
ルクコンバータの発熱量が少なくなることで、その過熱
を防止することができる。
【0043】ステップ25でトルクコンバータ内油温が
T/C i+1 <TONであると判定する場合、ステップ31
で、異常フラグFAIL FLAGが1にセットされて
いたか否かをチェックして、前回上記の過熱対策がされ
ていた状態か否かを判定する。過熱対策状態でなけれ
ば、ステップ32でタイマフラグTM FLAGおよび
タイマカウンタn1を0にリセットし、トルクコンバー
タが過熱状態でなく、正常であると判定して、正常時変
速制御および正常時ロックアップ制御を実行する。
【0044】ステップ31において前回過熱対策状態で
あったと判定する場合、ステップ33においてトルクコ
ンバータ内油温TT/C i+1 が過熱解消判定基準温度T
OFF (TOFF <TON)未満になったか否かを判定し、T
T/C i+1 <TOFF になるまでは、ステップ34で異常フ
ラグFAIL FLAGを1にセットし、タイマフラグ
TM FLAGを0にリセットし、タイマカウンタn1
を0にリセットする他、トルクコンバータが過熱状態で
あるとの異常判定をして、異常時変速制御および異常時
ロックアップ制御を実行する。
【0045】ステップ33においてトルクコンバータ内
油温TT/C i+1 が過熱解消判定基準温度TOFF 未満にな
ったと判定する場合、ステップ35において、TT/C
i+1 <TOFF になった時からの経過時間を計測中か否か
を、タイマフラグTM FLAGが1か否かによって判
定する。TT/C i+1 <TOFF になって初回目は、当然T
M FLAGが=0であるから、制御はステップ36に
進み、ここで異常フラグFAIL FLAGを1にセッ
トし、タイマフラグTM FLAGも1にセットし、タ
イマカウンタn1を0にリセットする他、トルクコンバ
ータが過熱状態であるとの異常判定をして、異常時変速
制御および異常時ロックアップ制御を実行する。
【0046】以後は、ステップ36の処理によりTM
FLAGが=1にされるから、制御はステップ35から
ステップ37,38に進み、ステップ37でタイマカウ
ンタn1を歩進させてTT/C i+1 <TOFF になった時か
らの経過時間を計測し、ステップ38でこのタイマカウ
ンタn1が過熱解消判定基準時間nOFF を示すか否かを
チェックする。n1が過熱解消判定基準時間nOFF (例
えば10秒)を示す値になった時に制御をステップ39
に進めて、異常フラグFAIL FLAGを0にリセッ
トし、タイマフラグTM FLAGも0にリセットし、
タイマカウンタn1を0にリセットする他、トルクコン
バータの過熱状態が解消されたとの正常判定をして、正
常時変速制御および正常時ロックアップ制御を実行す
る。
【0047】図2のプログラムを要約すると、ステップ
21〜24において、前記(1)式の演算によりトルク
コンバータ内油温TT/C i+1 を推定し、ステップ25〜
30において、このトルクコンバータ内油温TT/C i+1
が過熱判定基準温度TON以上である状態が過熱判定基準
時間nON以上に亘って継続する時、トルクコンバータが
過熱状態であると判定して、この異常判定に対応した異
常時変速制御および異常時ロックアップ制御を実行す
る。その後ステップ31〜39において、トルクコンバ
ータ内油温TT/C i+1 が過熱解消判定基準温度TOFF
満になった状態が過熱解消判定基準時間nOFF 以上に亘
って継続する時、トルクコンバータの過熱状態が解消さ
れたと判定して、この正常判定に対応した正常時変速制
御および正常時ロックアップ制御を実行する。
【0048】ところで前記(1)式によれば、トルクコ
ンバータ内油温TT/C i+1 の推定に際し、トルクコンバ
ータスリップ量、およびトルクコンバータの性能線図か
ら求まるΔt時間中のトルクコンバータ発熱量Q
T/C と、該Δt時間中のトルクコンバータ放熱量qT/C
との差分を求め、該Δt時間の前におけるオイルパン内
油温TO/P i を、上記の差分だけ加減算して、トルクコ
ンバータ内の油温TT/C i+1であると推定し、更に上記
Δt時間の前における自己のトルクコンバータ内油温推
定値TT/C i と、同じΔt時間の前におけるオイルパン
内油温TO/P i との差分を求め、この差分と、Δt時間
中のトルクコンバータ通油量G0 との乗算値だけ、上記
トルクコンバータ内油温推定値TT/C i+1 を補正するこ
ととなって、トルクコンバータ内油温を正確に推定する
ことができ、トルクコンバータの過熱検出精度を高くす
ることができる。この作用効果は、オイルパン内油温T
O/P が自動変速機の作動油温を最も良く表し、また最も
安定していることにも起因する。
【0049】かようにして推定したトルクコンバータ内
油温TT/C i+1 からトルクコンバータの過熱を検出する
時、自動変速機の変速パターンを、低速段が選択され易
くなるよう変更し、またトルクコンバータのロックアッ
プ線を、ロックアップ領域が大きくなるよう変更するこ
とから、これらによりトルクコンバータのスリップ量を
減じて、トルクコンバータの過熱を防止することができ
る。そして、トルクコンバータ内油温推定精度、従って
トルクコンバータの過熱検出精度が上述の如く高い分、
当該トルクコンバータの過熱対策が必要な時に的確にな
され得ることとなる。
【0050】なお前記(1)式は、Δt時間前の温度
(TT/C i ,TO/P i )と、現在の状態量
(QT/C i+1 ,G0 i+1 )とから、現在のトルクコンバ
ータ内油温TT/C i+ 1 を推定するものであるので、予め
トルクコンバータ内油温TT/C i+1 を、TT/ C i ,T
O/P i ,QT/C i+1 ,G0 i+1 の関数として計算してお
き、TT/C i+1≧TONとなる領域をマップとしてメモリ
しておくことで、(1)式を逐次計算する手間を省くこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】かくして第1発明によるトルクコンバー
タの過熱検出装置は、請求項1に記載のごとく、自動変
速機の作動油温およびトルクコンバータのスリップ量か
らトルクコンバータ内の油温を推定し、このようにして
推定したトルクコンバータ内の油温からトルクコンバー
タの過熱を検出する構成としたから、トルクコンバータ
内の油温を推定するに際し、自動変速機の作動油温をも
とに当該推定を行うも、トルクコンバータスリップ量を
参酌してトルクコンバータ内の油温を推定することか
ら、従来のように自動変速機の作動油温検出値に一定温
度を加算してトルクコンバータ内油温とするものに較べ
て、トルクコンバータ内油温を遙に正確に推定すること
ができ、トルクコンバータの過熱検出精度を高めること
ができる。
【0052】しかも、トルクコンバータ内油温を検出す
るセンサを付加することなしに、トルクコンバータの過
熱検出精度を高めることができることから、コスト的に
大いに有利である。
【0053】第2発明によるトルクコンバータの過熱検
出装置は、請求項2に記載のごとく、トルクコンバータ
スリップ量およびトルクコンバータの性能線図から求ま
る設定時間中のトルクコンバータ発熱量と、該設定時間
中のトルクコンバータ放熱量との差分を求め、該設定時
間の前における前記変速機作動油温検出手段の検出値
を、該差分だけ加減算して、トルクコンバータ内の油温
であると推定するよう構成したから、トルクコンバータ
内油温を更に正確に推定することができ、トルクコンバ
ータの過熱検出精度を一層高めることができる。
【0054】第3発明によるトルクコンバータの過熱検
出装置は、請求項3に記載のごとく、上記設定時間の前
における自己のトルクコンバータ内油温推定値と、上記
設定時間の前における変速機作動油温検出値との差分を
求め、この差分と、上記設定時間中のトルクコンバータ
通油量との乗算値だけ、上記トルクコンバータ内油温推
定値を補正する構成としたから、この補正によりトルク
コンバータ内油温を更に正確に推定することができ、ト
ルクコンバータの過熱検出精度を一層高めることができ
る。
【0055】第4発明によるトルクコンバータの過熱対
策装置は、請求項4に記載のごとく、上記により推定し
たトルクコンバータ内油温からトルクコンバータの過熱
が検出される時、自動変速機の変速パターンを、低速段
が選択され易くなるよう変更する構成としたから、かか
る変速パターンの変更によりトルクコンバータのスリッ
プ量を減じて、トルクコンバータの発熱量を少なくし、
トルクコンバータの過熱を防止することができるが、ト
ルクコンバータの過熱検出精度が上述の如く高い分、当
該トルクコンバータの過熱対策が必要な時に的確になさ
れることとなる。
【0056】第5発明によるトルクコンバータの過熱対
策装置は、請求項5に記載のごとく、上記により推定し
たトルクコンバータ内油温からトルクコンバータの過熱
が検出される時、トルクコンバータのロックアップ線
を、ロックアップ領域が大きくなるよう変更する構成に
したから、かかるロックアップ線の変更によっても、ト
ルクコンバータのスリップ量が減じられて、トルクコン
バータの発熱量が少なくなり、トルクコンバータの過熱
を防止することができるが、トルクコンバータの過熱検
出精度が上述の如く高い分、当該トルクコンバータの過
熱対策が必要な時に的確になされることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施の態様になるトルクコンバータの
過熱検出装置および過熱対策装置を具えた自動変速機の
制御システム図である。
【図2】同例における変速機コントローラが実行するト
ルクコンバータの過熱検出プログラムおよびトルクコン
バータの過熱対策プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図3】トルクコンバータの性能線図を例示する線図で
ある。
【図4】トルクコンバータ通油量の変化特性図である。
【図5】自動変速機の変速パターンを例示する線図であ
る。
【図6】トルクコンバータのロックアップ線を例示する
線図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 トルクコンバータ 4 変速機出力軸 5 コントロールバルブ 6 シフトソレノイド 7 シフトソレノイド 8 ロックアップソレノイド 9 変速機コントローラ 10 スロットル開度センサ 11 エンジン回転センサ 12 タービン回転センサ 13 変速機出力回転センサ 14 油温センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータを経てエンジンの回転
    を入力される自動変速機において、 自動変速機の作動油温を検出する変速機作動油温検出手
    段と、 トルクコンバータのスリップ量を検出するトルクコンバ
    ータスリップ量検出手段と、 これら手段で検出した変速機作動油温およびトルクコン
    バータスリップ量からトルクコンバータ内の油温を推定
    するトルクコンバータ内油温推定手段とを具え、 この手段で推定したトルクコンバータ内油温からトルク
    コンバータの過熱を検出するよう構成したことをトルク
    コンバータの過熱検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、トルクコンバータ内
    油温推定手段は、トルクコンバータスリップ量検出手段
    により検出したトルクコンバータスリップ量およびトル
    クコンバータの性能線図から求まる設定時間中のトルク
    コンバータ発熱量と、該設定時間中のトルクコンバータ
    放熱量との差分を求め、該設定時間の前における前記変
    速機作動油温検出手段の検出値を、該差分だけ加減算し
    て、トルクコンバータ内の油温であると推定するよう構
    成したことを特徴とするトルクコンバータの過熱検出装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、トルクコンバータ内
    油温推定手段は、前記設定時間の前における自己のトル
    クコンバータ内油温推定値、および前記設定時間の前に
    おける前記変速機作動油温検出手段の変速機作動油温検
    出値との差分を求め、この差分と、前記設定時間中のト
    ルクコンバータ通油量との乗算値だけ、前記トルクコン
    バータ内油温推定値を補正するよう構成したことを特徴
    とするトルクコンバータの過熱検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、推定したトルクコンバータ内油温からトルクコンバ
    ータの過熱が検出される時、自動変速機の変速パターン
    を、低速段が選択され易くなるよう変更する変速パター
    ン変更手段を設けたことを特徴とするトルクコンバータ
    の過熱対策装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項におい
    て、推定したトルクコンバータ内油温からトルクコンバ
    ータの過熱が検出される時、トルクコンバータのロック
    アップ線を、ロックアップ領域が大きくなるよう変更す
    るロックアップ線変更手段を設けたことを特徴とするト
    ルクコンバータの過熱対策装置。
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