JP2009058027A - トルクコンバータの油温推定方法 - Google Patents

トルクコンバータの油温推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トルクコンバータ内の作動油の油温を正確に推定することができるとともに、製造コストの低減を図ることができるトルクコンバータの油温推定方法を提供する。
【解決手段】自動変速機10のトルクコンバータの油温推定方法である。ステップS61においてトルクコンバータ12の作動油の循環回路に設けられた油温センサ42により作動油の油温Tsを検出し、ステップS66においてトルクコンバータ12の単位時間当り発熱量を演算する。また、ステップS67、S68においてトルクコンバータ12に流入する作動油の油温と流出する作動油の油温との差に、所定の設定値B及びトルクコンバータ12のスリップ継続時間の関数であるスリップ係数Sを乗じて、トルクコンバータ12の単位時間当り放熱量を演算する。さらに、ステップS69において、発熱量と放熱量とからトルクコンバータ12の推定油温Tを演算する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、エンジンの出力がトルクコンバータを介して入力されるトルクコンバータ付車両用自動変速機において、トルクコンバータの作動油の油温を精度よく推定するトルクコンバータの油温推定方法に関する。
従来、特許文献1に記載されたトルクコンバータの油温推定方法が知られている。これによると、自動変速機のオイルパン内における作動油の油温を検出するセンサによって作動油の油温を検出し、自動変速機の入力軸回転数を検出するセンサによって入力軸回転数を検出し、エンジン回転数を検出するセンサによってエンジン回転数を検出している。入力軸回転数とエンジン回転数との比である速度比、エンジン回転数及びトルクコンバータの性能線図から求まる設定時間中のトルクコンバータの発熱量と、該設定時間中のトルクコンバータからの放熱量との差分の熱量を求め、該設定時間の前にセンサによって検出された作動油の油温に該差分の熱量によるトルクコンバータ内の作動油の上昇油温を順次加算して、トルクコンバータ内の作動油の油温を推定している。すなわち、トルクコンバータ内の作動油が自動変速機のオイルパン内に達するにはある程度の時間がかかるため、自動変速機のオイルパン内における作動油の油温をトルクコンバータのスリップ量に基づいたトルクコンバータの発熱量で補正することによってトルクコンバータ内の作動油の油温を推定している。これにより、例えば、信号待ち等のストール時におけるトルクコンバータ内の作動油の油温も精度よく推定され、自動変速機の制御が最適に行われる。また、トルクコンバータ内に新たに油温センサを設ける必要がないため、製造コストの低減を図ることができる。
特開平8−42660号公報(段落〔0009〕〜〔0017〕及び〔図2〕)
しかし、上記従来のトルクコンバータの油温推定方法では、トルクコンバータがスリップした状態が長時間続いた場合、トルクコンバータ内の作動油の油温が実際よりも高く推定されてしまい、自動変速機の制御が最適に行われないことが起こり得る。例えば、長い登坂路を走行している場合、トルクコンバータがスリップした状態であるものの、トルクコンバータ内の作動油が自動変速機のオイルパン内に十分に達して、センサによって検出される油温がトルクコンバータ内の作動油の油温に近づいている。しかし、上記従来のトルクコンバータの油温推定方法では、トルクコンバータのスリップ継続時間を考慮することなく、センサによって検出される油温をトルクコンバータのスリップ量に基づいたトルクコンバータの発熱量で一律に補正しているため、トルクコンバータ内の作動油の油温が実際よりも高く推定されてしまう。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、トルクコンバータ内の作動油の油温を正確に推定することができるとともに、製造コストの低減を図ることができるトルクコンバータの油温推定方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係るトルクコンバータの油温推定方法の特徴は、エンジンの回転がトルクコンバータを介して入力されるトルクコンバータ付車両用自動変速機の前記トルクコンバータの油温推定方法において、前記トルクコンバータの作動油の循環回路に設けられた油温センサにより作動油の油温を検出する油温検出工程と、前記エンジン回転数、前記自動変速機の入力軸回転数及び前記トルクコンバータの速度比と容量係数との関係から前記トルクコンバータの単位時間当り発熱量を演算する発熱量演算工程と、前記トルクコンバータに流入する作動油の油温と流出する作動油の油温との差に、所定の設定値及び前記トルクコンバータのスリップ継続時間の関数であるスリップ係数を乗じて、前記トルクコンバータの単位時間当り放熱量を演算する放熱量演算工程と、前記発熱量と前記放熱量とから前記トルクコンバータの推定油温を演算する推定油温演算工程と、を備えることである。
請求項2に係るトルクコンバータの油温推定方法の特徴は、請求項1において、前記スリップ係数は、設定時間までは時間の経過とともに最大値まで大きくなり、設定時間経過後は該最大値であることである。
請求項3に係るトルクコンバータの油温推定方法の特徴は、請求項2において、前記スリップ係数は、車速が速いほど前記設定時間が短く、かつ前記最大値が大きいことである。
請求項4に係るトルクコンバータの油温推定方法の特徴は、請求項2において、前記スリップ係数は、変速段が低いほど前記設定時間が短く、かつ前記最大値が大きいことである。
請求項1に係るトルクコンバータの油温推定方法においては、油温検出工程でトルクコンバータの作動油の循環回路に設けられた油温センサにより作動油の油温を検出し、発熱量演算工程でトルクコンバータの単位時間当り発熱量を演算する。そして、放熱量演算工程でトルクコンバータの単位時間当り放熱量を演算し、推定油温演算工程でトルクコンバータの推定油温を演算している。ここで、放熱量演算工程において、トルクコンバータに流入する作動油の油温と流出する作動油の油温との差に所定の設定値及びトルクコンバータのスリップ継続時間の関数であるスリップ係数を乗じて、トルクコンバータの単位時間当り放熱量を演算している。これにより、トルクコンバータのスリップ継続時間の長短によりスリップ係数が変更されるため、トルクコンバータのスリップ継続時間が長い場合であってもトルクコンバータ内の作動油の油温が実際よりも高く推定されることはない。そして、このスリップ係数をトルクコンバータのスリップ継続時間の所定の関数とすれば、推定油温は実際のトルクコンバータ内の作動油の油温とよく一致することが実験により確認されている。また、トルクコンバータ内に新たに油温センサを設ける必要もない。したがって、このトルクコンバータの油温推定方法によれば、トルクコンバータ内の作動油の油温を正確に推定することができるとともに、製造コストの低減を図ることができる。
請求項2に係るトルクコンバータの油温推定方法においては、スリップ係数が設定時間までは時間の経過とともに最大値まで大きくなり、設定時間経過後は最大値に固定される。すなわち、トルクコンバータのスリップの開始直後では、トルクコンバータ内の作動油が油温センサにまで達していないため、油温センサの測定値はトルクコンバータ内の作動油の油温より小さくなっている。そのため、スリップ係数を1に近くしてトルクコンバータの単位時間当り放熱量を小さくし、推定油温を油温センサの測定値より大きくなるように補正している。ここで、スリップ係数が1の場合、ストール時における推定油温が正確に求められるように、トルクコンバータの放熱量を演算するための設定値が設定されている。その後、トルクコンバータのスリップの継続時間の経過に伴ってスリップ係数が大きくなっているのは、トルクコンバータ内の作動油が徐々に油温センサにまで達するため、トルクコンバータの単位時間当り放熱量を徐々に大きくして推定油温を油温センサの測定値に近づけるためである。そして、設定時間経過後であってトルクコンバータのスリップの継続中において、スリップ係数が最大値に固定されるのは、トルクコンバータ内の作動油が十分に油温センサにまで達しているためである。
請求項3に係るトルクコンバータの油温推定方法においては、スリップ係数は車速が速いほど設定時間が短く、かつ最大値が大きいため、車速が異なる場合でもトルクコンバータ内の作動油の油温を正確に推定することができる。
請求項4に係るトルクコンバータの油温推定方法においては、スリップ係数は変速段が低いほど設定時間が短く、かつ最大値が大きいため、変速段が異なる場合でもトルクコンバータ内の作動油の油温を正確に推定することができる。
本発明に係るトルクコンバータの油温推定方法を具体化した実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1において、10は自動変速機で、自動車のエンジン11によって回転駆動されるトルクコンバータ12の出力回転を変速して図略の駆動輪に伝達する。自動変速機10は、車体に取り付けられたトランスミッションケース13内に共通軸線上に順次支承された入力軸14、減速用プラネタリギヤ15、変速用プラネタリギヤ16、出力軸17、第1、第2、第3クラッチC-1,C-2,C-3及び第1、第2ブレーキB-1,B-2、及びワンウェイクラッチF-1等で構成されている。自動変速機10は、第1乃至第3クラッチC-1〜C-3及び第1、第2ブレーキB-1,B-2を選択的に係脱することにより前進6変速段、後進1変速段の各変速段を成立させるようになっている。
自動変速機10の減速プラネタリギヤ15は、第1リングギヤR1が入力軸14に連結され、第1サンギヤS1がトランスミッションケース13に固定されて反力を受け、第1キャリヤC1に支承されたピニオンが第1リングギヤR1と第1サンギヤS1とに噛合されている。自動変速機10の変速プラネタリギヤ16は、大径の第2サンギヤS2、小径の第3サンギヤS3、第2サンギヤS2に直接噛合するとともに第3サンギヤS3にピニオンP3を介して噛合するロングピニオンP2、ロングピニオンP2及びピニオンP3を支持する第2キャリヤC2C3及びロングピニオンP2と噛合し出力軸17に連結された第2リングギヤR2R3から構成されている。
減速プラネタリギヤ15の第1キャリヤC1は、第1クラッチC-1を介して変速プラネタリギヤ16の第3サンギヤS3に連結されるとともに、第3クラッチC-3を介して第2サンギヤS2に連結されている。変速プラネタリギヤ16の第2サンギヤS2は第1ブレーキB-1に連結され、第2キャリヤC2C3は第2クラッチC-2を介して入力軸14に連結されるとともに、トランスミッションケース13に支持されたワンウェイクラッチF-1及び第2ブレーキB-2に並列に連結されている。
図2において、トルクコンバータ12のハウジング19は、溶接で一体に接合されたフロントカバー20、ポンプシェル21、及びフランジ付き円筒部22等で構成され、フランジ付き円筒部22によってトランスミッションケース13に回転可能に支承されている。ハウジング19は、フロントカバー20に設けられたセットドッグ23にエンジン11のドライブプレートがねじ止めされることにより、エンジン11の出力軸に連結されている。
ポンプシェル21の内側にはポンプインペラ24が設けられ、タービンホイール25に設けられたタービン26と対向している。タービンホイール25は入力軸14に一体的にスプライン嵌合された結合部材29のフランジ部の一側面に当接され、他側面に当接された後述するばね保持プレート31と共にリベットで結合部材29に固定されている。ポンプインペラ24とタービン26との間の下方空間にステータ27が配置され、ステータ27は、ワンウェイクラッチ30のアウタレースに固定され、フランジ付き円筒部22のフランジ内側面と結合部材29の側端面との間にスラストベアリングによって支承されている。トランスミッションケース13に固定されたステータシャフト28の内周には、入力軸14がニードルベアリングによって回転可能に支承され、外周にはワンウェイクラッチ30のインナレースがスプライン結合されている。これにより、ポンプインペラ24がエンジン11により回転駆動されて作動油をタービン26に送り出し、ステータ27が作動油の反力を受け止めて回転トルクをタービン26に伝達する。
この作動油の一部はトルクコンバータ12内から流出し、トルクコンバータ12の循環回路39を循環してトルクコンバータ12内に還流する。即ち、トルクコンバータ12から流出した作動油はクーラーによって冷却された後、エンジン11によって回転駆動される油圧ポンプ40によって汲み上げられ、圧力制御弁41により圧力制御されてポンプシェル21の内径側に還流する。圧力制御弁41のバルブボディ内部には、油温センサ42が設けられ、トルクコンバータ12に供給される作動油の油温を検出するようになっている。
35はロックアップクラッチ34のピストンで、結合部材29の円筒部にシール部材36によりシールされて摺動可能に嵌合されている。ピストン35の拡張部はハウジング19のフロントカバー20の内側面と対向して半径方向に延在し、フロントカバー20の内端面の外周近傍と対向する前端面部分に摩擦部材38が貼付されている。ピストン35の外縁部と結合部材29の外周部とはダンパ装置37を介して連結されている。ダンパ装置37は、結合部材29にリベットで結合されたばね保持プレート31と、ピストン35の拡張部にスプライン嵌合されたプレート32とが相対回転可能に配置され、圧縮スプリング33のばね力により中立位置に保持されている。ロックアップクラッチ34は、圧力制御弁41により圧力制御されてポンプシェル21の内径側に還流される作動油の圧力、延いてはトルクコンバータ12内の圧力が高くなると、ピストン35が前進して摩擦部材38をフロントカバー20の内端面に押圧し、エンジン11の出力軸に連結されたトルクコンバータ12のハウジング19と自動変速機10の入力軸14にスプライン嵌合された結合部材29とを連結する。
自動変速機10の各クラッチ、ブレーキ及びワンウェイクラッチの係合、解放と各変速段との関係は図3の係合表に示すようになる。係合表における○印は係合、無印は解放、△印はエンジンブレーキ時のみの係合を示す。
図3から明らかなように、第1変速段(1st)は、第1クラッチC-1の係合とワンウェイクラッチF-1の自動係合によって達成される。入力軸14の回転が減速プラネタリギヤ15によって減速された第1キャリヤC1の回転が、第1クラッチC-1により変速プラネタリギヤ16の第3サンギヤS3に入力され、ワンウェイクラッチF-1によって逆転を阻止された第2キャリヤC2C3が反力を受け、第2リングギヤR2R3が最大ギヤ比で減速回転されて出力軸17に出力する。
第2変速段(2nd)は、第1クラッチC-1と第1ブレーキB-1の係合によって達成される。入力軸14の回転が減速プラネタリギヤ15によって減速された第1キャリヤC1の回転が、第1クラッチC-1経由で変速プラネタリギヤ16の第3サンギヤS3に入力され、第1ブレーキB-1の係合によって回転を阻止された第2サンギヤS2が反力を受け、第2リングギヤR2R3が第2変速段に減速回転されて出力軸17に出力する。このときのギヤ比は、に示すように、第1変速段(1st)より小さくなる。
第3変速段(3rd)は、第1及び第3クラッチC-1,C-3の係合によって達成される。入力軸14の回転が減速プラネタリギヤ15によって減速された第1キャリヤC1の回転が、第1及び第3クラッチC-1,C-3により第3及び第2サンギヤS3,S2に同時に入力されて変速プラネタリギヤ16が直結状態となり、第2リングギヤR2R3が第1キャリヤC1と同一回転数で回転されて出力軸17に出力する。
第4変速段(4th)は、第1及び第2クラッチC-1,C-2の係合によって達成される。入力軸14の回転が第2クラッチC-2により変速プラネタリギヤ16の第2キャリヤC2C3に直接入力され、入力軸14の回転が減速プラネタリギヤ15によって減速された第1キャリヤC1の回転が、第1クラッチC-1により変速プラネタリギヤ16の第3サンギヤS3に入力され、第2リングギヤR2(R3)が入力軸14と第1キャリヤC1との中間の回転数に減速されて出力軸17に出力する。
第5変速段(5th)は、第2及び第3クラッチC-2,C-3の係合により達成される。入力軸14の回転が第2クラッチC-2により変速プラネタリギヤ16の第2キャリヤC2C3に直接入力され、入力軸14の回転が減速プラネタリギヤ15によって減速された第1キャリヤC1の回転が、第3クラッチC-3により変速プラネタリギヤ16の第2サンギヤS2に入力され、第2リングギヤR2R3が第5変速段に増速回転されて出力軸17に出力する。
第6変速段(6th)は、第2クラッチC-2と第1ブレーキB-1との係合により達成される。入力軸14の回転が第2クラッチC-2により変速プラネタリギヤ16の第2キャリヤC2C3に直接入力され、第1ブレーキB-1の係合によって回転を阻止された第2サンギヤS2が反力を受け、第2リングギヤR2R3が第6変速段に増速回転されて出力軸17に出力する。
後進段(R)は、第3クラッチC-3と第2ブレーキB-2との係合によって達成される。入力軸14の回転が減速プラネタリ15によって減速された第1キャリヤC1の回転が、第3クラッチC-3経由で変速プラネタリギヤ16の第2サンギヤS2に入力され、第2ブレーキB-2の係合によって回転を阻止された第2キャリヤC2C3が反力を受け、第2リングギヤR2R3が逆転されて出力軸17に出力する。
電子制御装置43を図4に示すブロック図に基づいて説明する。電子制御装置43は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェースを備えた所謂マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って入力信号を処理し、出力信号を送出する。即ち、電子制御装置43は、トルクコンバータ12に供給される作動油の油温を検出する油温センサ42、エンジン11の回転が伝達されるトルクコンバータ12のエンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ45、入力軸14の入力軸回転数Niを検出する入力軸回転数センサ46、出力軸17の回転数Nvを検出する出力軸回転数センサ47、マニュアルバルブが前進走行レンジDにシフトされているとき、検出信号Dを送出するレンジ位置センサ48、アクセルの踏み込み量Ssを検出するスロットル開度センサ49等から各検出信号が入力され、自動変速機10のギヤ段を車両の走行状態に応じて自動的に切り換えて各変速段を成立するために第1、第2、第3クラッチC-1,C-2,C-3及び第1、第2ブレーキB-1,B-2を選択的係合する変速制御、ロックアップクラッチ34の係合状態を制御するロックアップ係合制御などを実行する。
変速制御は、出力軸回転数センサ47により検出される出力軸17から求めた車速Vを横軸に、スロットル開度センサ49により検出されるスロットル開度THを縦軸にとったV−TH平面に設定された変速マップの変速線に従って、現在の運転状態に好適な変速段を求める。図5に一部を示す変速マップ50において、通常時に第2変速段から第3変速段にアップシフトされる2−3アップシフト変速線51が実線で示され、通常時に第3変速段から第2変速段にダウンシフトされる3−2ダウンシフト変速線52が点線でしめされている。従って、車速とスロットル開度との状態が、2−3アップシフト変速線51の左側領域から右側領域に移行すると第2変速段から第3変速段にアップシフトされ、3−2ダウンシフト変速線52の右側領域から左側領域に移行すると第3変速段から第2変速段にダウンシフトされる。
ロックアップ係合制御は、V−TH平面に設定されたロックアップ線53に従って、ロックアップクラッチ34が係合され、トルクコンバータ12のハウジング20と自動変速機10の入力軸14とが連結される。図5には、第3変速段においてロックアップクラッチ34が係合される車速Vを示す3LUロックアップ線53が縦軸と平行に示されている。従って、第3変速段で車速Vが3LUロックアップ線53より高速側に移行するとロックアップクラッチ34が係合される。
そして、電子制御装置43は、図6に示す油温演算プログラム60を1タスク時間dH 間隔で繰り返し実行し、トルクコンバータ12内の作動油の推定油温Tを演算する。電子制御装置43は、エンジン回転数センサ45により検出されたエンジン11の回転数Ne、入力軸回転数センサ46により検出された自動変速機10の入力軸14の回転数Ni、出力軸回転数センサ47により検出された出力軸17の回転数Nv、油温センサ42により測定された作動油の油温Ts、レンジ位置センサ48から送出される検出信号を入力し(ステップS61)、出力軸回転数Nvが所定時間Ha以上継続して所定回転数以上であるか否か判定し(ステップS62)、ロックアップクラッチ34が所定時間Hb以上継続して接続されているか否か判定し(ステップS63)、走行レンジDにシフトされているか否か判定する(ステップS64)。ステップS62、S63のいずれかでYESであり、又はステップS64でNOであると、トルクコンバータ12内の作動油の推定油温Tを油温センサ42によって検出された作動油の油温Tsとするとともに、後述するスリップ係数Sを1にセットする(ステップS65)。ステップS62、S63のいずれでもNOであり、且つステップS64でYESであると、トルクコンバータ12内の作動油の推定油温TがステップS66〜S69で演算される。ここで、ステップS61が油温検出工程である。
次に、ステップS66〜S69について説明する。ステップS66においては、トルクコンバータ12内の単位時間当り発熱量が求められる。トルクコンバータ12内の単位時間当り発熱量は、エンジン回転数Ne、入力軸回転数Ni、及び図7に示すトルクコンバータ12の性能線図の速度比E(=Ni/Ne)と容量係数Cとの関係を用いて、以下に示す数1の式により求められる。なお、トルクコンバータ12の速度比E(=Ni/Ne)と容量係数C、トルク比との関係を示す図7の性能線図は、電子制御装置43のROMに記憶されている。 ここで、ステップS66が発熱量演算工程である。
(数1)
A×C×Ne2×(Ne−Ni)
ステップS67においては、トルクコンバータ12内の作動油の推定油温Tを実際の油温に近づける働きをするスリップ係数Sが求められる。スリップ係数Sは、図8に示すように、車速により異なるグラフG1,G2,G3により求められる。グラフG1,G2,G3によれば、スリップ係数Sは設定時間t1,t2,t3までは時間の経過とともに最大値S1,S2,S3まで大きくなり、設定時間t1,t2,t3経過後は最大値S1,S2,S3に固定される。すなわち、トルクコンバータ12のスリップの開始直後では、トルクコンバータ12内の作動油が油温センサ42にまで達していないため、油温センサ42により測定された油温Tsはトルクコンバータ12内の作動油の油温より小さくなっている。そのため、スリップ係数Sを1に近くしてトルクコンバータ12の単位時間当り放熱量を小さくし、推定油温Tを油温センサ42により測定された油温Tsより大きくなるように補正している。ここで、スリップ係数Sが1の場合、ストール時における推定油温Tが正確に求められるように、トルクコンバータ12の放熱量を演算するための設定値Bが設定されている。その後、トルクコンバータ12のスリップの継続時間の経過に伴ってスリップ係数Sが大きくなっているのは、トルクコンバータ12内の作動油が徐々に油温センサ42にまで達するため、トルクコンバータ12の単位時間当り放熱量を徐々に大きくして推定油温Tを油温センサ42により測定された油温Tsに近づけるためである。そして、設定時間t1,t2,t3経過後であってトルクコンバータ12のスリップの継続中において、スリップ係数Sが最大値S1,S2,S3に固定されるのは、トルクコンバータ12内の作動油が十分に油温センサ42にまで達しているためである。ただし、トルクコンバータ12の高発熱が連続している間(トルクコンバータ12のスリップが継続している間)はスリップ係数Sを1より大きくしておく必要があるが、高発熱でなくなった場合(トルクコンバータ12のスリップがほとんどなくなった場合)にはスリップ係数Sを1に戻す必要がある。そのため、前述のステップS65において推定油温Tを油温センサ42により測定された油温Tsとするとともに、スリップ係数Sを1に戻している。
図8のスリップ係数S は、車速が速い順にグラフG1,G2,G3で表される。すなわち、車速が速いほど、最大値S1,S2,S3が大きくなるとともに、最大値S1,S2,S3に達する設定時間t1,t2,t3が短くなっている。これにより、車速が速いほど、トルクコンバータ12のスリップ量が大きいとともに、トルクコンバータ12内の作動油が油温センサ42にまで達する時間が短いことがわかる。なお、図8においては、便宜上、グラフG1,G2,G3だけを示しているが、実際は多くの車速に対応したグラフが電子制御装置43のROMに記憶されている。また、グラフにない車速のスリップ係数S は、その前後の車速のグラフから比例配分により求められる。これにより、車速が異なる場合でもトルクコンバータ12内の作動油の油温を正確に推定することができる。
本実施形態においては、スリップ係数S は図8のグラフG1,G2,G3より求められるが、図9に示すように、変速段により異なるグラフG4,G5,G6によってもスリップ係数S を求めることができる。G4,G5,G6によれば、スリップ係数Sは設定時間t4,t5,t6までは時間の経過とともに最大値S4,S5,S6まで大きくなり、設定時間t4,t5,t6経過後は最大値S4,S5,S6に固定される。グラフG4,G5,G6は、図8におけるグラフG1,G2,G3と同様の特徴を有しており、その説明を省略する。ただし、図9のスリップ係数S は、変速段が低いほど、最大値S4,S5,S6が大きくなるとともに、最大値S4,S5,S6に達する設定時間t4,t5,t6が短くなっている。これにより、変速段が低いほど、トルクコンバータ12のスリップ量が大きいとともに、トルクコンバータ12内の作動油が油温センサ42にまで達する時間が短いことがわかる。これにより、変速段が異なる場合でもトルクコンバータ12内の作動油の油温を正確に推定することができる。
ステップS68においては、単位時間にトルクコンバータ12内から放出される放熱量が求められる。トルクコンバータ12内には、循環回路39に設けられた油温センサ42により測定された油温Tsの作動油が流入し、トルクコンバータ12内から推定油温Tの作動油が流出する。これにより、単位時間にトルクコンバータ12内から放出される放熱量は、循環回路39を循環する作動油の流量、作動油の比熱等を加味した設定値をBとすると、以下に示す数2の式により求められる。ここで、ステップS67、S68が放熱量演算工程である。
(数2)
S×B×(T−Ts)
ステップS69においては、トルクコンバータ12内の作動油の推定油温Tを求める。数1及び数2に示す式より、1タスク時間dHの間に、トルクコンバータ12内に出入する熱量の収支ΣQは、以下に示す数3の式により求められる。
(数3)
ΣQ={A×C×Ne2×(Ne−Ni)−S×B×(T−Ts)}×dH
また、トルクコンバータ12内の作動油の熱容量をPとすると、1タスクdH間での推定油温Tの変化量dTは、
dT=ΣQ/Pとなる。そして、1タスク経過後のトルクコンバータ12内の推定油温Tは、1タスク開始時の推定油温Tに1タスクdH間での推定油温Tの変化量dTを加算した値(T=T+dT)と、1タスク経過時に油温センサ42によって測定された作動油の油温Tsとの大きい方とする。こうして、トルクコンバータ12内の作動油の推定油温Tを求めることができる。ここで、ステップS69が推定油温演算工程である。
この油温演算プログラム60を用いる例として、図10に示す油温過上昇防止プログラム70がある。以下、油温過上昇防止プログラム70を概説する。この油温過上昇防止プログラム70は、トルクダウン制御によりトルクコンバータ12内の作動油の油温が過上昇することを防止するものである。この油温過上昇防止プログラム70では、推定油温Tが制御開始温度を所定時間以上継続して超えたか否かを判定し(ステップS71)、推定油温Tが制御開始温度を所定時間以上継続して超えた場合はトルクダウン制御を開始する(ステップS72)。そして、推定油温Tが制御終了温度以下である状態が所定時間以上継続したか否かを判定し(ステップS73)、推定油温Tが制御終了温度以下である状態が所定時間以上継続した場合はトルクダウン制御を終了する(ステップS74)。この油温過上昇防止プログラム70では、前述の油温演算プログラム60で求めたトルクコンバータ12内の作動油の推定油温Tを用いているため、トルクコンバータ12内の作動油の推定油温Tを正確に推定することができ、トルクコンバータ12内の作動油の油温が過上昇することを確実に防止することができる。なお、ステップS72におけるトルクダウン制御は、低速段へダウンシフトされ易く等するものであり、例えば、特開平8−42660号公報に記載されている方法を採用することができる。
実施形態に係るトルクコンバータの油温推定方法においては、ステップS61でトルクコンバータ12の作動油の循環回路に設けられた油温センサ42により作動油の油温Tsを検出し、ステップS66でトルクコンバータ12の単位時間当り発熱量を演算する。そして、ステップS67、S68でトルクコンバータ12の単位時間当り放熱量を演算し、ステップS69でトルクコンバータ12の推定油温Tsを演算している。ここで、ステップS67においてスリップ継続時間の関数であるスリップ係数Sを求め、ステップS68において、トルクコンバータ12に流入する作動油の油温と流出する作動油の油温との差に、所定の設定値B及びスリップ係数Sを乗じて、トルクコンバータ12の単位時間当り放熱量を演算している。これにより、トルクコンバータ12のスリップ継続時間の長短によりスリップ係数Sが変更されるため、トルクコンバータ12のスリップ継続時間が長い場合であってもトルクコンバータ12内の作動油の油温が実際よりも高く推定されることはない。このスリップ係数Sは、推定油温Tsが実際のトルクコンバータ12内の作動油の油温とよく一致するような値に設定されている。また、トルクコンバータ12内に新たに油温センサを設ける必要もない。したがって、このトルクコンバータの油温推定方法によれば、トルクコンバータ12内の作動油の油温を正確に推定することができるとともに、製造コストの低減を図ることができる。
以上において、本発明のトルクコンバータの油温推定方法を実施形態に即して説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態に係るトルクコンバータ付車両用自動変速機のスケルトン図。 実施形態に係るトルクコンバータの断面図。 実施形態に係り、各変速段におけるブレーキ及びクラッチの作動表を示す図。 実施形態に係り、電子制御装置を示すブロック図。 実施形態に係り、変速マップを示す図。 実施形態に係り、油温演算プログラムのフローチャート。 実施形態に係り、トルクコンバータの性能線図を示す図。 実施形態に係り、車速によるスリップ係数を示す図。 実施形態に係り、変速段によるスリップ係数を示す図。 実施形態に係り、油温過上昇防止プログラムのフローチャート。
符号の説明
10…自動変速機、11…エンジン、12…トルクコンバータ、42…油温センサ、Ne…エンジン回転数、Ni…入力軸回転数、E…速度比、C…容量係数、B…設定値、C…スリップ係数、T…推定油温、S61…油温検出工程、S66…発熱量演算工程、S67,S68…放熱量演算工程、S69…推定油温演算工程、t1〜t6…設定時間、S1〜S6…最大値。

Claims (4)

  1. エンジンの回転がトルクコンバータを介して入力されるトルクコンバータ付車両用自動変速機の前記トルクコンバータの油温推定方法において、
    前記トルクコンバータの作動油の循環回路に設けられた油温センサにより作動油の油温を検出する油温検出工程と、
    前記エンジン回転数、前記自動変速機の入力軸回転数及び前記トルクコンバータの速度比と容量係数との関係から前記トルクコンバータの単位時間当り発熱量を演算する発熱量演算工程と、
    前記トルクコンバータに流入する作動油の油温と流出する作動油の油温との差に、所定の設定値及び前記トルクコンバータのスリップ継続時間の関数であるスリップ係数を乗じて、前記トルクコンバータの単位時間当り放熱量を演算する放熱量演算工程と、
    前記発熱量と前記放熱量とから前記トルクコンバータの推定油温を演算する推定油温演算工程と、を備えることを特徴とするトルクコンバータの油温推定方法。
  2. 請求項1において、前記スリップ係数は、設定時間までは時間の経過とともに最大値まで大きくなり、設定時間経過後は該最大値であることを特徴とするトルクコンバータの油温推定方法。
  3. 請求項2において、前記スリップ係数は、車速が速いほど前記設定時間が短く、かつ前記最大値が大きいことを特徴とするトルクコンバータの油温推定方法。
  4. 請求項2において、前記スリップ係数は、変速段が低いほど前記設定時間が短く、かつ前記最大値が大きいことを特徴とするトルクコンバータの油温推定方法。
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