JPH0842431A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JPH0842431A
JPH0842431A JP6176962A JP17696294A JPH0842431A JP H0842431 A JPH0842431 A JP H0842431A JP 6176962 A JP6176962 A JP 6176962A JP 17696294 A JP17696294 A JP 17696294A JP H0842431 A JPH0842431 A JP H0842431A
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starter
tapered surface
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茂 弓山
Shigehiko Komata
繁彦 小俣
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Yoshinobu Nakamura
義信 仲村
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/04Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
    • F02N15/06Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
    • F02N15/067Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement the starter comprising an electro-magnetically actuated lever

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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ダストカバーのシール性及び組み付け性をとも
に良好とすることができるスタータを提供する。 【構成】シール部20は、フロントケース6に形成され
たテーパ面8と、テーパ面8に嵌入されたダストカバー
7とを備えている。このテーパ面8は、モータ5の軸と
略垂直な方向を軸方向とし、またマグネチックスイッチ
1側からモータ5側に向かって狭小となっている。ダス
トカバー7は、例えば合成樹脂等の弾性部材で構成され
ており、面7aと面7bとがマグネチックスイッチ1に
当接されるとともに、面7cと面7dとがモータ5に当
接されており、テーパ面8が狭小となる方向(図中下
方)に向かって押圧されている。また面7e及び7fは
テーパ面8に当接されている。これによって、シール部
20は、フロントケース6の内部と外部とが通じる隙間
を完全にシールする役割を果たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内燃機関に用い
られるスタータに係わり、特に、スタータ内に配置され
る防塵防水シール部品のためのダストカバーを備えたス
タータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スタータにおいては、マグネチ
ックスイッチの作動によってシフトレバーを駆動し、こ
のシフトレバーの動きによってピニオンとリングギヤと
の噛合を行う。このようなスタータの構造において、マ
グネチックスイッチ及びモータは、互いの軸がほぼ平行
になるようにしてフロントケースに形成された開口端を
塞ぐ形で取り付けられる。このとき、取り付け構造上マ
グネチックスイッチとモータとの間にある間隔の隙間が
生じるので、この隙間からフロントケース内への防塵・
防水のために、シール部材としてのダストカバーが設け
られている。
【0003】スタータの組み付けにおいては、まずフロ
ントケース内にピニオン、シフトレバー、及びモータの
一部を取り付け、その後、ダストカバーを取り付け、最
後にマグネチックスイッチ及びモータの本体を取り付け
るのが一般的である。従来、このダストカバーを組付け
る際には、例えば合成樹脂製のダストカバーを、モータ
軸と平行な向きにフロントケース(又はフロントケース
に固定される中間部材、以下適宜、中間部材と略す)に
はめ込み固定する構造となっていた。このような構造の
公知技術の例としては、例えば、特公昭63−1459
号公報、及び特開昭63−16168号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術のように、ダストカバーをモータ軸と平行な向き
にフロントケース(又は中間部材)にはめ込む構成にお
いては、以下の問題点が存在する。すなわち、シール性
確保の観点に立つと、ダストカバーの外形寸法が、フロ
ントケース(又は中間部材)におけるダストカバーがは
め込まれる凹みの寸法よりもかなり大きくなるようにし
(すなわち締めしろを大きく取り)、凹みの中でダスト
カバーがより押し拡げられるようにすることが望まし
い。しかし一方で、このように締めしろを大きく取る
と、はめ込むときにダストカバーを大変形させることと
なるので組み付け性が悪くなる。
【0005】逆に、組み付け性向上の観点に立つと、ダ
ストカバーの外形寸法とフロントケース(又は中間部
材)におけるダストカバーがはめ込まれる凹み(以下適
宜、凹みと略す)の寸法とをなるべく一致させる(すな
わち締めしろを小さくする)ようにして、組み付け時の
ダストカバーの変形量を少なくて済むようにすることが
望ましいが、この場合は、凹みの中でダストカバーがあ
まり押し拡げられないのでシール性が悪くなる。すなわ
ち、シール性を確保するためには、締めしろを大きく取
ることが必要条件であることから、シール性と組み付け
性とをともに良好とすることができない。またここで、
組み付け性向上のためのもう1つの手段として、フロン
トケース(又は中間部材)の凹みにモータ軸と平行な向
きにテーパを形成し、はめ込み方向手前の凹みの寸法を
比較的広くするとともに奥に向かって狭くしていく構成
がある。しかし、これによってダストカバーをはめ込み
やすくなって組み付け性が若干向上する効果はあるもの
の、このダストカバーの背面からダストカバーをテーパ
が狭小となる方向(モータ軸と平行な向き)に押圧する
手段がないので、結局、シール性確保のためには締めし
ろを大きく取らざるを得ず、この結果組み付け性が悪く
なるという関係は解消されない。
【0006】本発明の目的は、ダストカバーのシール性
及び組み付け性をともに良好とすることができるスター
タを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、エンジンのリングギヤとピニオン
との係脱を行うシフトレバーと、このシフトレバーを動
作させるマグネチックスイッチと、前記ピニオンを駆動
するモータと、前記マグネチックスイッチと前記モータ
とが略同一方向から装着される開口端を備え、前記ピニ
オンを内包するフロントケースと、このフロントケース
の開口端近傍に設けられ、該フロントケース内部と外部
とが通じる隙間をシールするシール部とを有するスター
タにおいて、前記シール部は、前記モータの軸と略垂直
な方向を軸方向とするテーパ面と、このテーパ面に嵌入
され、前記マグネチックスイッチと前記モータとの間で
前記テーパ面が狭小となる方向に向かって押圧されてい
る弾性部材と、を有することを特徴とするスタータが提
供される。
【0008】好ましくは、前記スタータにおいて、前記
テーパ面は前記フロントケースに形成され、前記弾性部
材の前記マグネチックスイッチ側の面の少なくとも一部
は該マグネチックスイッチに当接し、前記弾性部材の前
記モータ側の面の少なくとも一部は該モータに当接して
いることを特徴とするスタータが提供される。
【0009】また好ましくは、前記スタータにおいて、
前記テーパ面は、前記マグネチックスイッチ側から前記
モータ側に向かって狭小となるように設けられており、
前記弾性部材は、前記マグネチックスイッチ側から前記
モータ側に向かって押圧されていることを特徴とするス
タータが提供される。
【0010】さらに好ましくは、前記スタータにおい
て、前記テーパ面は、前記モータ側から前記マグネチッ
クスイッチ側に向かって狭小となるように設けられてお
り、前記弾性部材は、前記モータ側から前記マグネチッ
クスイッチ側に向かって押圧されていることを特徴とす
るスタータが提供される。
【0011】また好ましくは、前記スタータにおいて、
前記弾性部材は、該弾性部材と前記テーパ面との接触面
に突起を有することを特徴とするスタータが提供され
る。
【0012】
【作用】一般に、前述したように、スタータの組み付け
においては、まずフロントケース内にピニオン、シフト
レバー、及びモータの一部を取り付け、その後、ダスト
カバーを取り付け、最後にマグネチックスイッチ及びモ
ータの本体を取り付ける。
【0013】ここで本発明のスタータは、フロントケー
スの開口端近傍に設けられたシール部において、モータ
の軸と略垂直な方向を軸方向とするテーパ面に弾性部材
が嵌入され、この弾性部材がマグネチックスイッチとモ
ータとの間でテーパ面が狭小となる方向に向かって押圧
されていることにより、実際の製造工程においては、フ
ロントケース内にピニオン、シフトレバー、及びモータ
の一部を取り付けた後、テーパ面に弾性部材が嵌入さ
れ、その後、この弾性部材を中間に挟むようにしてマグ
ネチックスイッチ及びモータがフロントケース開口端に
装着されることになる。すなわち、最後の手順であるマ
グネチックスイッチ及びモータの装着によって直接・間
接的に弾性部材がテーパ面の狭小方向に押圧され、最終
的にテーパ面の奥まで強制的に嵌入されて押し拡げられ
るので、締めしろを大きく取らなくてもシール性を良好
に確保することができる。よって締めしろを小さくする
ことができ、弾性部材をあまり変形させることなく軽い
力で組み付けることができるので、組み付け性も良好と
することができる。また上述したように、最終的には弾
性部材はテーパ面の奥まで強制的に嵌入されてしっかり
と組み付けられるので、はじめに弾性部材をテーパ面に
嵌入させるときには少ない変形量で嵌入不十分の状態で
組み付けてもよい。よって弾性部材の外形寸法をより大
きくして締めしろをより大きくし、シール性をさらに向
上させることも可能である。この場合も、弾性部材をあ
まり変形させることなく軽い力で組み付けることがで
き、組み付け性は良好のまま維持される。以上のように
して、シール性及び組み付け性ともに良好にすることが
できる。
【0014】また、テーパ面はフロントケースに形成さ
れ、弾性部材のマグネチックスイッチ側の面の少なくと
も一部はマグネチックスイッチに当接し、弾性部材のモ
ータ側の面の少なくとも一部はモータに当接しているこ
とにより、弾性部材を、マグネチックスイッチ及びモー
タによって直接テーパ面の狭小方向へと押圧することが
できる。さらに、テーパ面はマグネチックスイッチ側か
らモータ側に向かって狭小となるように設けられてお
り、弾性部材はマグネチックスイッチ側からモータ側に
向かって押圧されているか、若しくは、テーパ面はモー
タ側からマグネチックスイッチ側に向かって狭小となる
ように設けられており、弾性部材はモータ側からマグネ
チックスイッチ側に向かって押圧されていることによ
り、モータの軸と略垂直な方向を軸方向として設けられ
たテーパ面と、そのテーパ面が狭小となる方向に向かっ
て押圧される弾性部材とを実現することができる。ま
た、弾性部材は、弾性部材とテーパ面との接触面に突起
を有することにより、弾性部材がテーパ面に取り付けら
れた後モータ及びマグネチックスイッチがフロントケー
スに装着されるまでの間、弾性部材をテーパ面内に堅固
に保持し、製造工程における振動等によってテーパ面内
から脱落するのを防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図10により
説明する。本発明の第1の実施例を図1〜図8により説
明する。本実施例のスタータの構成を図2及び図1に示
す。図2は、本実施例のスタータの側断面図であり、図
1は、本実施例のスタータから、マグネチックスイッチ
1及びモータ5を取り除いた状態で図2中C方向から見
た矢視図である。図1及び図2において、スタータ50
は、エンジンのリングギヤ4に係合可能なピニオン3
と、そのピニオン3のリングギヤ4への係脱を行うシフ
トレバー2と、シフトレバー2を吸引し動作させるマグ
ネチックスイッチ1と、ピニオン3を駆動するモータ5
と、ピニオン3を内包するフロントケース6とを有す
る。
【0016】マグネチックスイッチ1には、マグネチッ
クスイッチ1動作時に吸引されるプランジャ1aと、一
端がマグネチックスイッチ1に固定されているトーショ
ンバネ1bとが設けられており、シフトレバー2は、回
動支点をこのトーションバネ1bに支持されている。図
示しないキースイッチをONすると、マグネチックスイ
ッチ1のプランジャ1aがA方向に吸引され、シフトレ
バー2を介してピニオン3がリングギヤ4側に押し出さ
れてリングギヤ4と噛合する。一方このとき、マグネチ
ックスイッチ1に内蔵されている接点がプランジャ1a
に押されてONされ、モータ5が回転し、この回転がピ
ニオン3からリングギヤ4へ伝わりエンジンが始動する
ようになっている。
【0017】フロントケース6の図2中左側に位置する
開口端6Aには、マグネチックスイッチ1とモータ5と
がそれぞれ図2中左方向から装着されており、このマグ
ネチックスイッチ1とモータ5とが装着された状態にお
いて開口端6Aに生じる隙間が、開口端6A近傍に設け
られたシール部20によってシールされている。
【0018】本実施例の要部は、このシール部20の構
成にあり、その詳細を以下に説明する。図1において、
シール部20は、フロントケース6に形成されたテーパ
面8と、テーパ面8に嵌入されたダストカバー7とを備
えている。このテーパ面8は、モータ5の軸と略垂直な
方向(図2中略上下方向)を軸方向とし、またマグネチ
ックスイッチ1側からモータ5側に向かって(図2中下
方に向かって)狭小となっている。またテーパ面8は、
ダストカバー7が嵌入されることでシール面の1つを構
成する。
【0019】ダストカバー7の詳細構造を図3(a)〜
(c)に示す。図3(a)はダストカバー7の正面図、
図3(b)はダストカバー7の側面図、図3(c)はダ
ストカバー7の上面図である。図3(a)〜(c)及び
図1において、ダストカバー7は、例えば合成樹脂等の
弾性部材で構成されている。また、面7aと面7bとが
マグネチックスイッチ1に当接されるとともに、面7c
と面7dとがモータ5に当接されており、テーパ面8が
狭小となる方向(図中下方)に向かって押圧されてい
る。また面7e及び7fはテーパ面8に当接されてい
る。
【0020】以上のような構成によって、シール部20
は、フロントケース6の内部と外部とが通じる隙間を完
全にシールする役割を果たす。すなわち、プランジャ1
a、トーションバネ1b、シフトレバー2、ピニオン3
等が配置されたフロントケース6内部への塵・水等の浸
入を防止する。
【0021】次に、上記の構成に基づく本実施例の作用
を説明するために、実際の製造工程においてスタータ5
0を組み立てる手順を図4〜図8により説明する。ま
ず、何も取り付けられていない状態のフロントケース6
を開口端6A側から見た図を図4に示す。図4におい
て、フロントケース6の開口端6Aは略8の字形状をし
ており、後の手順でモータ5が装着される下部開口端6
1と、マグネチックスイッチ1が装着される上部開口
端6A2とを備えている。またフロントケース6の上部
開口端6A2と下部開口端6A1との間には、後の手順で
ダストカバー7が嵌入されるテーパ面8が形成されてい
る。
【0022】次に、このようなフロントケース6内に、
ピニオン3、シフトレバー2、及びモータ5のピニオン
3側の部品を取り付ける。この状態を図5に示す。なお
図5においては、煩雑を避けるために上記各部品のうち
シフトレバー2のみを示している。
【0023】さらに、テーパ面8に沿って上方からダス
トカバー7が嵌入される。この状態を図6及び図7に示
す。図6は図10及び図5と同様の開口端6A側から見
た図であり、図7はこの状態のフロントケース6の側面
図である。このとき、ダストカバー7のシール性確保の
観点から、ダストカバー7の幅方向(図6中左右方向)
寸法はテーパ面8の幅方向(図6中左右方向)寸法より
もやや大きくしてあるのが通常であり、テーパ面8の狭
小方向(図中下方)の奥まで完全にダストカバー7を押
し込むためには強い押圧力が必要となるが、この手順で
は軽く押し込めば足り、ダストカバー7が完全に押し込
まれる必要はない。
【0024】最後に、このダストカバー7を中間に挟む
ようにして、マグネチックスイッチ1及びモータ5がフ
ロントケース6の開口端6A1,6A2に装着される。こ
の状態を図8に示す。図8において、マグネチックスイ
ッチ1は図中奥から手前向きのボルト(図示せず)によ
り開口端6A2(図7参照)に固定され、モータ5はボ
ルト5a,5bにより開口端6A1(図7参照)に固定さ
れている。このとき、マグネチックスイッチ1はダスト
カバー7をテーパ面8の狭小方向であるモータ5側(図
中下方)に押しつけており、これによって、ダストカバ
ー7は、テーパ面8、モータ5、マグネチックスイッチ
1と密着している。
【0025】以上の本実施例のスタータ50の組立手順
において、図8に示した最後の手順におけるマグネチッ
クスイッチ1及びモータ5の装着によって、ダストカバ
ー7がテーパ面8の狭小方向に押圧され、最終的にテー
パ面8の奥まで強制的に嵌入されて押し拡げられること
により、締めしろを大きく取らなくてもシール性を良好
に確保することができる。よって締めしろを小さくする
ことができ、ダストカバー7をあまり変形させることな
く軽い力で組み付けることができるので、組み付け性も
良好とすることができる。
【0026】また上述したように、最終的にはダストカ
バー7はテーパ面8の奥まで強制的に嵌入されてしっか
りと組み付けられるので、図6に示した手順でダストカ
バー7をテーパ面8に嵌入させるときには少ない変形量
で嵌入不十分の状態で組み付けてもよい(図6参照)。
よってダストカバー7の外形寸法をより大きくして締め
しろをより大きくし、シール性をさらに向上させること
も可能である。この場合も、ダストカバー7をあまり変
形させることなく軽い力で組み付けることができ、組み
付け性は良好のまま維持される。
【0027】以上説明したように、本実施例のスタータ
50によれば、フロントケース6の開口端6A近傍に設
けられたシール部20において、モータ5の軸と略垂直
な方向を軸方向とするテーパ面8にダストカバー7が嵌
入され、このダストカバー7がマグネチックスイッチ1
及びモータ5に当接されてテーパ面8が狭小となる方向
に向かって押圧されているので、ダストカバー7が最終
的にテーパ面8の奥まで強制的に嵌入されて押し拡げら
れる。したがって、締めしろを大きく取らなくてもシー
ル性を良好に確保することができるので、締めしろを小
さくすることができ、ダストカバー7をあまり変形させ
ることなく軽い力で組み付けることができる。よって、
組み付け性も良好とすることができる。すなわち、シー
ル性及び組み付け性ともに良好にすることができる。
【0028】本発明の第2の実施例を図9により説明す
る。本実施例は、ダストカバーの構造が異なる実施例で
ある。本実施例のダストカバー107の構造を図9に示
す。図9はダストカバー107の正面図であり、第1の
実施例における図3(a)に対応する。図9において、
本実施例のダストカバー107が第1の実施例のダスト
カバー7と異なる点は、フロントケース6に形成された
テーパ面8と当接する面107e,107fに、抜け止
め用の逆テーパ突起9が設けられている点である。その
他のスタータの構造は第1の実施例とほぼ同様である。
【0029】本実施例によれば、第1の実施例と同様の
効果に加えて、ダストカバー107がテーパ面8に取り
付けられた(すなわち第1の実施例における図6及び図
7の手順)後、モータ5及びマグネチックスイッチ1が
フロントケースに装着される(すなわち第1の実施例に
おける図8の手順)までの間、ダストカバー107をテ
ーパ面8内に堅固に保持し、この間の振動等によってテ
ーパ面8内からダストカバー107が脱落するのを防止
できる。
【0030】本発明の第3の実施例を図10により説明
する。本実施例は、ダストカバーの構造及びテーパ面の
向きが異なる実施例である。第1の実施例と同等の部材
には同一の符号を付す。本実施例のテーパ面108付近
の構造の拡大図を図10(a)に、ダストカバーの正面
図を図10(b)に示す。本実施例が、第1の実施例と
異なる点は、テーパ面108が、第1の実施例のテーパ
面8と逆に、モータ側からマグネチックスイッチ側に向
かって(図示上向き方向に)狭小となっていることと、
これに対応する形で本実施例のダストカバー207の面
207e,fが形成されていることとである。すなわ
ち、本実施例においては、ダストカバー207は、モー
タ5側からマグネチックスイッチ1側に向かって押圧さ
れる。その他のスタータの構造は第1の実施例とほぼ同
様である。
【0031】本実施例によっても、第1の実施例と同様
の効果を得る。
【0032】なお、上記第1〜第3の実施例において
は、フロントケースに直接テーパ面を形成したが、これ
に限られるものではなく、マグネチックスイッチとモー
タとの間に設けられる中間部材等に形成されていてもよ
い。すなわち、例えばフロントケースに固定されたレバ
ーホルダーでシフトレバーを支持する構成であって、こ
のレバーホルダーがマグネチックスイッチとモータとの
間に位置する場合には、モータ軸と略垂直方向を軸方向
とするテーパ面をこのレバーホルダーに形成し、このテ
ーパ面中のダストカバーが狭小方向に押圧される構成も
考えられる。この場合についても、同様の効果を得る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、フロントケースの開口
端近傍に設けられたシール部において、モータの軸と略
垂直な方向を軸方向とするテーパ面に弾性部材が嵌入さ
れ、この弾性部材がマグネチックスイッチとモータとの
間でテーパ面が狭小となる方向に向かって押圧されてい
るので、弾性部材が最終的にテーパ面の奥まで強制的に
嵌入されて押し拡げられる。したがって、締めしろを大
きく取らなくてもシール性を良好に確保することができ
るので、締めしろを小さくすることができ、弾性部材を
あまり変形させることなく軽い力で組み付けることがで
きる。よって、組み付け性も良好とすることができる。
すなわち、シール性及び組み付け性ともに良好にするこ
とができる。
【0034】また、弾性部材が、弾性部材とテーパ面と
の接触面に突起を有するので、弾性部材をテーパ面内に
堅固に保持し、製造工程における振動等によってテーパ
面内から脱落するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるスタータから、マ
グネチックスイッチ及びモータを取り除いた状態で見た
矢視図である。
【図2】本発明の第1の実施例のスタータの側断面図で
ある。
【図3】ダストカバーの正面図、側面図、及び上面図で
ある。
【図4】フロントケースを開口端側から見た図である。
【図5】フロントケース内にシフトレバーを取り付けた
状態を開口端側から見た図である。
【図6】テーパ面にダストカバーが嵌入された状態をフ
ロントケース開口端側から見た図である。
【図7】テーパ面にダストカバーが嵌入された状態のフ
ロントケースの側面図である。
【図8】フロントケースにマグネチックスイッチ及びモ
ータが装着された状態を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例によるスタータにおける
ダストカバーの構造を示す正面図である。
【図10】本発明の第3の実施例によるスタータにおけ
るテーパ面付近の構造を示す拡大図、及びダストカバー
の構造を示す正面図である。
【符号の説明】
1 マグネチックスイッチ 2 シフトレバー 3 ピニオン 4 リングギヤ 5 モータ 6 フロントケース 6A 開口端 6A1 下部開口端 6A2 上部開口端 7 ダストカバー(弾性部材) 8 テーパ面 9 逆テーパ突起 20 シール部 50 スタータ 107 ダストカバー 108 テーパ面 207 ダストカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲村 義信 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのリングギヤとピニオンとの係
    脱を行うシフトレバーと、このシフトレバーを動作させ
    るマグネチックスイッチと、前記ピニオンを駆動するモ
    ータと、前記マグネチックスイッチと前記モータとが略
    同一方向から装着される開口端を備え、前記ピニオンを
    内包するフロントケースと、このフロントケースの開口
    端近傍に設けられ、該フロントケース内部と外部とが通
    じる隙間をシールするシール部とを有するスタータにお
    いて、 前記シール部は、前記モータの軸と略垂直な方向を軸方
    向とするテーパ面と、このテーパ面に嵌入され、前記マ
    グネチックスイッチと前記モータとの間で前記テーパ面
    が狭小となる方向に向かって押圧されている弾性部材
    と、を有することを特徴とするスタータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスタータにおいて、前記
    テーパ面は前記フロントケースに形成され、前記弾性部
    材の前記マグネチックスイッチ側の面の少なくとも一部
    は該マグネチックスイッチに当接し、前記弾性部材の前
    記モータ側の面の少なくとも一部は該モータに当接して
    いることを特徴とするスタータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスタータにおいて、前記
    テーパ面は、前記マグネチックスイッチ側から前記モー
    タ側に向かって狭小となるように設けられており、前記
    弾性部材は、前記マグネチックスイッチ側から前記モー
    タ側に向かって押圧されていることを特徴とするスター
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスタータにおいて、前記
    テーパ面は、前記モータ側から前記マグネチックスイッ
    チ側に向かって狭小となるように設けられており、前記
    弾性部材は、前記モータ側から前記マグネチックスイッ
    チ側に向かって押圧されていることを特徴とするスター
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のスタータにおいて、前記
    弾性部材は、該弾性部材と前記テーパ面との接触面に突
    起を有することを特徴とするスタータ。
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