JPH0578624U - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

Info

Publication number
JPH0578624U
JPH0578624U JP2830592U JP2830592U JPH0578624U JP H0578624 U JPH0578624 U JP H0578624U JP 2830592 U JP2830592 U JP 2830592U JP 2830592 U JP2830592 U JP 2830592U JP H0578624 U JPH0578624 U JP H0578624U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
mass body
shift
shift lever
boot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2830592U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 上本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2830592U priority Critical patent/JPH0578624U/ja
Publication of JPH0578624U publication Critical patent/JPH0578624U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シフトフィーリングを改善でき、かつ簡単な構
造でインナブーツおよびアウタブーツの位置ずれを防止
できるシフトレバー装置を提供すること。 【構成】シフトレバーを構成するロアレバー1にはワッ
シャ10が固定され、ロアレバー1に挿通された質量体
11とワッシャ10との間に周溝部12が形成され、こ
の周溝部12にインナブーツ20のレバー挿通孔が嵌合
する。アウタブーツ21のレバー挿通孔は質量体11の
上面とアッパレバー2との間に形成される周溝部16に
嵌合している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトランスミッションやトランスファなどに用いられるシフトレバー装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシフトレバー装置は、その上端にノブを備え、このノブを掴んでシフト レバーを前後方向または左右方向にシフト操作することにより、シンクロナイザ 機構のような切換機構を操作し、変速段の切換や2輪・4輪駆動の切換を行うよ うになっている。 ところが、シフトレバーの操作時、シフトが完了するまでの間にギヤチャンフ ァの頭突きによるゴリゴリ感が発生し、シフトフィーリングが良くないという問 題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、実開昭55−157029号公報のようにシフトレバーの途中に質量 体を取り付け、この質量体をダンパとして利用することにより、エンジンからの 振動伝播を防止したものが提案されている。このシフトレバー装置の場合、質量 体によりシフトレバーの慣性力が増大するため、ギヤチャンファの頭突きによる ゴリゴリ感を低減し、シフトフィーリングを改善することが可能である。 上記構造では、質量体を間にしてインナブーツとアウタブーツの2つのブーツ がシフトレバーに挿通されているが、いずれのブーツもシフトレバーに対して位 置決めされていないので、ブーツが上下に位置ずれを起こし、最悪の場合ブーツ 同士が擦れ合う恐れがあった。ブーツ同士の擦れ合いを防止するには、少なくと もインナブーツの上下方向の位置決め用およびアウタブーツの下方への位置決め 用の3個の止め具が必要であるが、これでは部品数が増え、組付作業に手間がか かる欠点があった。 そこで、本考案の目的は、シフトフィーリングを改善でき、かつ簡単な構造で インナブーツおよびアウタブーツの位置ずれを防止できるシフトレバー装置を提 供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のシフトレバー装置は、シフトレバーの中間 部に段部を設け、この段部でシフトレバーに挿通された円筒形質量体の下面を一 定の隙間を開けて支持し、質量体の下面と段部との間に周溝部を形成するととも に、シフトレバーに挿通されたインナブーツのレバー挿通孔を上記周溝部に嵌合 し、かつインナブーツおよび質量体の外側を覆うアウタブーツのレバー挿通孔を シフトレバーに挿通し、このレバー挿通孔の下面を質量体の上面で支持したもの である。
【0005】
【作用】
シフトレバーに段部を設け、この段部上に支持される質量体との間に周溝部を 設け、この周溝部にインナブーツのレバー挿通孔を嵌合すれば、インナブーツを 上下方向に位置決めできる。また、アウタブーツのレバー挿通孔は質量体の上面 で位置決めできるので、下方への位置ずれを防止できる。つまり、本考案ではイ ンナブーツの上面およびアウタブーツの下面を支持する止め具を質量体で兼用す ることができる。 上記のように質量体を備えたシフトレバーは、その慣性が増大することにより 、シフト操作時のゴリゴリ感を解消または低減でき、シフトフィーリングを改善 できる。 なお、シフトレバーの段部としては、シフトレバーの途中にフランジ部を一体 形成してもよく、シフトレバーに直径の異なる部分を設け、この部分にワッシャ などの止め具を支持してもよく、さらにはシフトレバーに止め具を溶接固定して もよい。
【0006】
【実施例】
図1は手動変速機に適用されたシフトレバー装置の一例を示し、この実施例で はシフトレバーがロアレバー1とアッパレバー2とで構成されている。 変速機ケース3の上端部には開口部4が設けられ、この開口部4にロアレバー 1の球形支点1aを揺動自在に受ける球面座5を設けてある。上記開口部4には 球面座5への埃や水等の侵入を防止するためのダストカバー6が装着されている 。ロアレバー1の操作爪部1bは変速機ケース3の内部に突入しており、その先 端部がシフトフォークシャフト7の端部に固定されたヘッド8の係合部に揺動自 在に係合している。
【0007】 上記ロアレバー1の中間部は車体後方側へ屈曲しており、この屈曲部のやや上 部には直径の異なる段部1cが形成され、この段部1c上にリング状ワッシャ1 0が載置され、溶接固定されている。ロアレバー1には円筒形の質量体11が挿 通されており、質量体11の下端部に突設された小径部11aが上記ワッシャ1 0に当接した位置で落ち止めされている。そのため、質量体11とワッシャ10 との間には第1周溝部12が形成される。
【0008】 アッパレバー2は円筒管で形成されており、その下端部内面には上下に一定間 隔を開けて2個のダンパゴム13,14が接着されている。ロアレバー1の上端 部はアッパレバー2の内部に挿入され、円筒形の下側ダンパゴム13を貫通して 上側ダンパゴム14に嵌入されている。そのため、ロアレバー1に伝わった振動 がアッパレバー2に直接伝達されるのを防止できる。下側ダンパゴム13の内面 には図2に示すように金属製の内筒15が接着されており、この内筒15はロア レバー1に挿通され、内筒15の下端突出部をロアレバー1の外周面に形成され た凹部1dにカシメることにより、内筒15はロアレバー1に対して固定される 。このようにロアレバー1にアッパレバー2を固定した状態において、質量体1 1の上面とアッパレバー2の下面との間に第2周溝部16が形成される。なお、 アッパレバー2の上端には操作用のノブ17が固定されている。
【0009】 インナブーツ20の上端に形成されたレバー挿通孔20aは質量体11とワッ シャ10との間に形成される第1周溝部12に嵌合している。インナブーツ20 の下端開口部20bは、後述するアウタブーツ21の下端開口部21bとともに 車体フロア22に形成された開口部23上に配置され、押え板24を介してボル ト25でフロア22に締結されている。そのため、車室内に埃や水が侵入するの を防止できるとともに、室外の騒音が室内に伝わるのを二重に抑制している。ア ウタブーツ21はインナブーツ20および質量体11を覆っており、その上端に 形成されたレバー挿通孔21aは質量体11とアッパレバー2との間に形成され る第2周溝部16に嵌合している。
【0010】 上記のように構成されたシフトレバー装置において、ロアレバー1に質量体1 1が一体的に取り付けられるので、シフト操作時における慣性力が大きくなり、 ギヤチャンファの頭突きによるゴリゴリ感を解消または低減でき、シフトフィー リングが良くなる。 また、インナブーツ20のレバー挿通孔20aは質量体11とワッシャ10と の間に形成される第1周溝部12に嵌合され、アウタブーツ21のレバー挿通孔 21aは質量体11とアッパレバー2との間に形成される第2周溝部16に嵌合 されるので、両ブーツ20,21のレバー挿通孔は一定位置に保持され、位置ず れを起こすことがない。つまり、質量体11はシフトフィーリングを改善するだ けでなく、インナブーツ20およびアウタブーツ21の位置ずれを防止する止め 具としても機能し、両ブーツの擦れ合いを防止できるという効果を有する。
【0011】 ここで、上記構成よりなるシフトレバー装置の組付方法について説明する。 まずロアレバー1の上端よりワッシャ10を挿入し、段部1cで位置決め固定 する。つぎに、質量体11をロアレバー1の上端から挿入し、その小径部11a がワッシャ10と当接する位置まで挿通した後、アッパレバー2をロアレバー1 の上端に差込み、内筒15をロアレバー1の凹部1dにカシメることにより、ア ッパレバー2をロアレバー1に固定する。このとき、内筒15の下端を質量体1 1の上端面に押し当て、質量体11の上下移動を規制するのが望ましい。このよ うにして、ロアレバー1とアッパレバー2と質量体11とが一体化される。 つぎに、インナブーツ20のレバー挿通孔20aをアッパレバー2の上端から 挿通し、質量体11を乗り越えて第1周溝部12に嵌合させる。つづいて、アウ タブーツ21のレバー挿通孔21aをアッパレバー2の上端より挿通し、第2周 溝部16に嵌合させて位置決めする。インナブーツ20およびアウタブーツ21 を組み付けた後、アッパレバー2の上端にノブ17を固定することにより、組付 を完了する。
【0012】 上記実施例では、シフトレバーをロアレバー1とアッパレバー2との2部材で 構成したが、1本の棒状レバーで構成してもよい。 また、シフトレバーに対して質量体11が上方へ抜けるのを防止する方法とし て、アッパレバー2に設けられた内筒15の下端で質量体11の上面を押圧支持 するようにしたが、質量体の保持方法はこれに限らない。例えば、質量体の内面 にゴム層を形成し、シフトレバーに圧入固定してもよく、質量体をシフトレバー に挿通した後、カシメ,溶接,ネジ止め,接着等により固定してもよい。 さらに、上記実施例ではアウタブーツ21のレバー挿通孔を質量体11とアッ パレバー2との間に形成される第2周溝部16に嵌合するようにしたが、アウタ ブーツ21には一般に引張力が作用しているので、少なくともレバー挿通孔の下 面が質量体で支持されればよく、上方への移動規制は必ずしも必要ではない。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、シフトレバーの途中に質量体 を取り付けたので、シフト操作時の慣性力が増し、ゴリゴリ感を解消または低減 してシフトフィーリングを改善できる。 また、上記質量体はインナブーツの上面およびアウタブーツの下面を支持する 止め具を兼ねるので、従来のような複数の止め具を用いる必要がなく、構造を簡 素化できるとともに、部品数を削減でき、組付性も向上するという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるシフトレバー装置の全体構造図
である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ロアレバー 2 アッパレバー 10 ワッシャ 11 質量体 11a 小径部 12 第1周溝部 16 第2周溝部 20 インナブーツ 21 アウタブーツ 20a,21a レバー挿通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフトレバーの中間部に段部を設け、この
    段部でシフトレバーに挿通された円筒形質量体の下面を
    一定の隙間を開けて支持し、質量体の下面と段部との間
    に周溝部を形成するとともに、シフトレバーに挿通され
    たインナブーツのレバー挿通孔を上記周溝部に嵌合し、
    かつインナブーツおよび質量体の外側を覆うアウタブー
    ツのレバー挿通孔をシフトレバーに挿通し、このレバー
    挿通孔の下面を質量体の上面で支持したことを特徴とす
    るシフトレバー装置。
JP2830592U 1992-04-01 1992-04-01 シフトレバー装置 Pending JPH0578624U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2830592U JPH0578624U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 シフトレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2830592U JPH0578624U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 シフトレバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0578624U true JPH0578624U (ja) 1993-10-26

Family

ID=12244911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2830592U Pending JPH0578624U (ja) 1992-04-01 1992-04-01 シフトレバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0578624U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047865A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 操作レバー装置
JP2015047989A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 トヨタ自動車株式会社 車両フロアシール構造
JP2017088136A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 マツダ株式会社 チェンジレバー装置
CN108621789A (zh) * 2018-06-28 2018-10-09 上海子元汽车零部件有限公司 转角防起翘的换挡护套结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047865A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 操作レバー装置
JP2015047989A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 トヨタ自動車株式会社 車両フロアシール構造
JP2017088136A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 マツダ株式会社 チェンジレバー装置
CN108621789A (zh) * 2018-06-28 2018-10-09 上海子元汽车零部件有限公司 转角防起翘的换挡护套结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0148332B1 (en) Shift lever
JPS6225778Y2 (ja)
JPH0578624U (ja) シフトレバー装置
JP2515607Y2 (ja) 中間歯車付始動電動機
JP3220596B2 (ja) スタータ
US7341394B2 (en) Gear shift mechanism gate plate assembly and method for producing same
JPS647063Y2 (ja)
JPS5819067Y2 (ja) 変速機におけるリモ−トコントロ−ルリンケ−ジのジョイント
JPS5811620Y2 (ja) 直接操作式変速機のシフトレバ−装置
JP2595886Y2 (ja) 自動変速機の操作装置
JP5994599B2 (ja) ペダル振動吸収装置
JP2982269B2 (ja) チェンジレバーのブーツ装置
JPS5923734A (ja) ジヤケツトチユ−ブカバ−
KR100274409B1 (ko) 시프트 레버 지지장치
KR100483159B1 (ko) 자동차용 클러치 페달의 방진구조
JP2591715Y2 (ja) 自動変速機のシフトレバー装置
JPS63493Y2 (ja)
JPH0653843U (ja) 防振ブッシュ
JPS624253B2 (ja)
JPS625379Y2 (ja)
KR200213482Y1 (ko) 변속기 기어 쉬프터의 변속 케이블 연결구조
KR200157126Y1 (ko) 클러치 페달
JPS6318826Y2 (ja)
JPH0543287Y2 (ja)
JPS5834505Y2 (ja) 変速機の操作機構