JP5994599B2 - ペダル振動吸収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ペダル(例えば、クラッチペダル、ブレーキペダル等)に作用する外部からの振動を吸収するペダル振動吸収装置に関するものである。
従来、エンジンで発生した振動がクラッチから、クラッチマスタシリンダのピストン、プッシュロッド及びクレビスを介してクラッチペダルに伝達され、クラッチペダルの操作フィーリングを著しく損なってしまう問題があった。
そこで、この問題を解決するために、クラッチペダルとクラッチマスタシリンダとの間にペダル振動吸収装置を配設することが提案されている。
例えば、特許文献1に記載のペダル吸収装置は、ペダル振動吸収装置の外面を覆うクレビスが2部材を接合して構成され、その2部材の間にクッション部材を配設した構造となっている。
特開2003−278834号公報
しかしながら、従来のペダル振動吸収装置においては、ペダルの操作時(踏み込み時)の第1ペダルストロークストッパと、ペダルの開放時(戻し時)の第2ペダルストロークストッパとがクラッチマスタシリンダやペダル振動吸収装置と別体に設けられており(例えば、図9、10のようにダッシュボードDにペダル200を取り付けるためのペダルブラケットBにペダル操作時の第1ペダルストロークストッパSB1と開放時のペダルストロークストッパSB2とを取り付けている)、これらのペダルストロークストッパがペダル振動吸収装置に直接力を与え作用する構成にしようとすると、ロッド軸方向におけるペダル連結部材を2分割する接合部位の強度が足りなくなる虞がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ペダル振動吸収装置がロッド軸方向に拡開されるよう力が加わるような構造でペダルストロークストッパを設けても強度が足りなくなることを抑制できるペダル振動吸収装置を提供すること。
本発明は、ペダルに連結されるペダル連結部材と、前記ペダルに連動して、自身の軸方向に進退しマスタシリンダを作動させるロッドが螺合する中間部材と、該中間部材と前記ペダル連結部材との間に配設され、前記マスタシリンダからの振動を吸収する振動吸収部材とを備えたペダル振動吸収装置において、前記マスタシリンダ側から前記ペダル連結部材側に向かって延出し、前記ペダルを操作した時に前記ペダル連結部材と当接する第1ペダルストロークストッパと、前記マスタシリンダのピストンの前記ペダル側端面もしくは前記ロッドの前記マスタシリンダ側端部に設けられ、前記ペダルを開放した時に前記マスタシリンダ内壁と当接する第2ペダルストロークストッパと、を有し、前記ペダル連結部材は、前記ロッドの径方向に開口する開口部と、該開口部を覆う蓋により内部空間が形成されるとともに、前記マスタシリンダ側に前記開口部から形成された切り欠き部において前記中間部材もしくは前記ロッドの少なくとも一方が挿通され、前記内部空間には、前記マスタシリンダ側内壁に当接する前記中間部材と、前記中間部材の前記ペダル側端面に当接する前記振動吸収部材と、が内包される構成である。
この構成によると、マスタシリンダ側からペダル連結部材側に向かって延出する第1ペダルストロークストッパと、マスタシリンダのピストンのペダル側端面もしくはロッドのマスタシリンダ側端部に設けられ、ペダルを開放した時にマスタシリンダ内壁と当接する第2ペダルストロークストッパと、を有することでペダル連結部材の剛性が必要となり、ペダル連結部材の開口部より内部空間に中間部材と振動吸収部材とを内包させることで、ロッド軸方向の剛性を上げることができる。また、第2ペダルストロークストッパをマスタシリンダのピストンのペダル側端面もしくは前記ロッドのマスタシリンダ側端部に設けることで部品点数を増やすことなく第2ペダルストロークストッパを設けることができ、組み付け工数とコストを抑制することができる。なお、ペダル連結部材は、内部空間のマスタシリンダ側内壁に当接するよう中間部材を有するため、ロッドを介して中間部材にかかる応力は蓋ではなくペダル連結部材で受けることができる。
本発明は、前記第1ペダルストロークストッパは前記マスタシリンダの前記ペダル側一端から前記ペダル連結部材側に向かって延出する構成である。
この構成によると、第1ペダルストロークストッパがマスタシリンダから延出することで部品点数を増やすことなく第1ペダルストロークストッパを設けることができ、組み付け工数とコストを抑制することができる。
本発明は、前記第2ペダルストロークストッパは前記ロッドの前記マスタシリンダ側端部にフランジ状で設けられる構成である。
この構成によると、第2ペダルストロークストッパがロッドの一端に設けられることで、ペダル開放時の応力をロッドのみで受ければよく、ロッドとピストンとの接続部に求められる強度を抑制することができる。
本発明は、前記蓋は、前記ペダル連結部材にスナップフィットで取り付けられる構成である。
この構成によると、ペダル連結部材と蓋との係合にスナップフィットを用いることで溶着・接着が不要となり、組み付け工数とコストを抑制することができる。
本発明は、前記蓋は、前記中間部材の前記マスタシリンダ側端面に当接しない構成である。
この構成によると、蓋は中間部材のマスタシリンダ側端面に当接しないことで、ロッドを介して中間部材にかかる応力を蓋ではなくペダル連結部材で受けることができる。
本発明は、前記ペダル連結部材と、前記蓋と、は各々スナップフィットするための接合部を少なくとも1つ有する構成である。
この構成によると、接合部を有することで、よりペダル連結部と蓋との接合する力が増し、よりスナップフィットさせやすくなる。
本発明は、前記ペダル連結部材は、前記ペダル連結部材をロッド軸方向に分割する接合部位を有さず、ロッド軸方向において一体的に形成されている構成である。
この構成によると、ペダル連結部材は、ペダル連結部材をロッド軸方向に分割する接合部位を有さないため、更にロッド軸方向の剛性を上げることができる。
第1の実施形態におけるペダル振動吸収装置周辺のペダル開放時の説明図。 第1の実施形態におけるペダル振動吸収装置周辺のペダル操作時の説明図。 第1の実施形態におけるペダル振動吸収装置の説明図。 第1の実施形態におけるペダル振動吸収装置の断面図。 第2の実施形態におけるペダル振動吸収装置の説明図。 第2の実施形態におけるペダル振動吸収装置の断面図。 第3の実施形態におけるペダル振動吸収装置の説明図 第3の実施形態におけるペダル振動吸収装置の断面図。 従来技術におけるペダル周辺のペダル開放時における説明図。 従来技術におけるペダル周辺のペダル操作時における説明図。
[第1の実施形態]
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1はペダル振動吸収装置1周辺のクラッチ用のペダル2開放時の説明図、図2はペダル振動吸収装置1周辺のペダル2操作時の説明図である。ここに示すペダル振動吸収装置1は、車両においてクラッチ用のペダル2(例えばブレーキ用のペダル等でも良い)とクラッチ用のマスタシリンダ10(例えばブレーキ用のマスタシリンダ等でも良い)との間に配設されるものであって、図1の状態からペダル2を操作すると(踏み込むと)ペダル振動吸収装置1、ロッド3、マスタシリンダ10と操作が伝達され、図2の状態となる。また、図2の状態からペダル2を開放すると(ペダル2から足を離すと)ペダル振動吸収装置1、ロッド3、マスタシリンダ10と操作が伝達され、図1の状態となる。なお、マスタシリンダ10はダッシュボードD(車体)に取り付けられ、ペダル2はペダルブラケットBを介してダッシュボードDに取り付けられる。
ペダル振動吸収装置1は、ケースとなる樹脂製クレビス5(ペダル連結部材)に覆われており、クレビス5は、ペダル接続部5aでペダル2と接続される。
マスタシリンダ10は、筒状の樹脂製ハウジング11と、ハウジング11と摺動可能に内接する棒状のアルミ製ピストン12と、を有し、ピストン12は鉄製ロッド3と揺動可能に接続され、例えばカシメなどで接続される。
ハウジング11は、ペダル2側一端からクレビス5に向かって延出し、ペダル2を操作した時にクレビス5と当接する樹脂製第1ペダルストロークストッパS1を有し、ロッド3は、マスタシリンダ10側端部にフランジ状に設けられ、ペダル2を開放した時にハウジング11のペダル2側内壁11aと当接する鉄製第2ペダルストロークストッパS2を有する。
図3は第1の実施形態におけるペダル振動吸収装置1の説明図、図4は第1の実施形態におけるペダル振動吸収装置1の断面図である。
ペダル振動吸収装置1は、ペダル2に連結されるクレビス5と、ペダル2に連動して、マスタシリンダ10のピストン12を自身の軸方向に進退して作動させるロッド3に螺合するサブロッド4(中間部材)と、サブロッド4とクレビス5との間に配設され、マスタシリンダ10を介して伝わってくる図示しないエンジンからの振動を吸収するゴム製クッション部材7とを備える。
クッション部材7は、ペダル2側の端面の形状を安定させるため、鉄製クッション部材固定部材8をペダル2側に備える。また、クッション部材7は、中央にロッド3軸方向に貫通するように孔7aを備え、孔7aのペダル2側ではクッション部材固定部材8の備える突起8aと係合し、孔7aのマスタシリンダ10側ではサブロッド4の備える突起4bと係合することで、サブロッド4と、クッション部材7と、クッション部材固定部材8と、の移動を規制する。なお、突起8aと突起4bの直径は、孔7aより小さくなっている。
クレビス5は、ロッド3の径方向に開口する開口部5bと、開口部5bを覆う樹脂製蓋6により内部空間5cが形成されるとともに、マスタシリンダ10側に開口部5bから形成された切り欠き部5eにおいてサブロッド4が挿通され、内部空間5cには、マスタシリンダ10側の内壁5dに当接するサブロッド4と、サブロッド4のペダル2側の端面4aに当接するクッション部材7と、クッション部材7と蓋6とに介在されるようクッション部材固定部材8と、を内包する。また、クレビス5は、クレビス5をロッド3軸方向に2分割する接合部位を有さず、ロッド3軸方向において一体的に形成されている。
蓋6は、ロッド3軸と後述する第1接合凸部6dを含む断面で略L字形状であって、一方の延出部はカバー部6aとしてロッド3の軸方向に延出して開口部5bと切り欠き部5eを覆い、他方の延出部はアーム部6bとして内部空間5cに向けて延出し内部空間5cのペダル2側の端面5fとクッション部材固定部材8との間に挿入される。また、蓋6は、アーム部6bを含むペダル2側の端面6cに凸状に設けられる第1接合凸部6d(接合部)を有する。なお、蓋6は、端面6cにおいて内部空間5cのペダル2側の端面5fと当接し、第1接合凸部6dにおいて端面5fに凹状に設けられる第1接合凹部5g(接合部)と係合する。そして、蓋6は、カバー部6aのマスタシリンダ10側端部に凸状に設けられる第2接合凸部6e(接合部)を有し、切り欠き部5eに設けられた第2接合凹部5h(接合部)と係合する。以上のように第1接合凸部6dと第1接合凹部5g、第2接合凸部6eと第2接合凹部5hとが係合することで、サブロッド4と、クレビス5と、蓋6と、クッション部材7と、クッション部材固定部材8と、がスナップフィットで一体となる。なお、蓋6は中間部材4と当接しない構成である。
本発明の第1の本実施形態における動作について説明する。図1の状態から、ペダル2を操作すると、ペダル踏力はマスタシリンダ10へ伝達される途中、ペダル振動吸収装置1に伝達される。ペダル振動吸収装置1に伝達されたペダル踏力は、蓋6のアーム部6cと、クッション部材固定部材8とを介してクッション部材7に伝わり、クッション部材7を弾性変形した後、サブロッド4を介してロッド3に伝わった後、マスタシリンダ10へと伝達され、マスタシリンダ10が作動し、クラッチ装置を制御する液圧を上昇させ、図2の状態となる。
一方、図2の状態から、ペダル2を解放すると、マスタシリンダ10が非作動状態となり、マスタシリンダ10内のピストン12を介してロッド3が戻される(図1の左方向に移動)とともに、クレビス5が戻される。この場合、クッション部材7の弾性変形もペダル操作力の作用しない図1の状態に戻る。
本発明の第1の実施形態の効果について説明する。マスタシリンダ10側からクレビス5に向かって延出する第1ペダルストロークストッパS1と、ロッド3のマスタシリンダ10側端部にフランジ状に設けられ、ペダル2を開放した時にハウジング11のペダル2側内壁11aと当接する第2ペダルストロークストッパS2と、を有することでクレビス5の剛性が必要となり、クレビス5の開口部5cより内部空間5cにサブロッド4とクッション部材7とを内包させることで、ロッド3の軸方向におけるクレビス5を2分割する接合部位をなくし剛性を上げることができる。また、第2ペダルストロークストッパS2をロッド3のマスタシリンダ10側端部にフランジ状に設けることで部品点数を増やすことなく第2ペダルストロークストッパS2を設けることができ、組み付け工数とコストを抑制することができる。なお、さらにクレビス5は、内部空間5cのマスタシリンダ10側の内壁5dに当接するようサブロッド4を有するため、ロッド3を介してサブロッド4にかかる応力は蓋6ではなくクレビス5で受けることができる。
第1ペダルストロークストッパS1がハウジング11から延出することで部品点数を増やすことなく第1ペダルストロークストッパS1を設けることができ、組み付け工数とコストを抑制することができる。
第2ペダルストロークストッパS2がロッド3の一端に設けられることで、ペダル2開放時の応力をロッド3のみで受ければよく、ロッド3とピストン12との接続部に求められる強度を抑制することができる。
クレビス5と蓋6との係合にスナップフィットを用いることで溶着・接着が不要となり、組み付け工数とコストを抑制することができる。
蓋6はサブロッド4に当接しないことで、ロッド3を介してサブロッド4にかかる応力を蓋6ではなくクレビス5で受けることができる。
第1接合凸部6dと、第1接合凹部5gと、第2接合凸部6eと、第2接合凹部5hとを有することで、よりクレビス5と蓋6との接合する力が増し、よりスナップフィットさせやすくなる。
図1や図2のように第1ペダルストロークストッパがハウジング11から延出し第2ペダルストロークストッパがロッド3の一端に設けられることで、図9や図10のように第1ペダルストロークストッパと第2ペダルストロークストッパがペダルブラケットBに設けられるより、回動軸からの第1ペダルストロークストッパ及び第2ペダルストロークストッパまでの距離が大きくなり、ペダル2の操作時・開放時のガタが小さくなる。
サブロッド4とクレビス5とは、動力伝達過程において、クッション部材7を介して連結される。このことから、振動源となるエンジンから、ペダル2へと伝達される振動伝達は、クッション部材7によって吸収されるので、ペダル操作フィーリングに影響を及ぼす振動は、クッション部材7によって効果的に絶たれる。さらにはクッション部材7を撓ませるよう予加重を与えることで、クッション部材7の弾性力を安定させることができる。
[第2の実施形態]
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態は、上記第1の実施形態との比較において、サブロッドとクレビスと蓋とクッションの構成のみが相違する。従って、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5は第1の実施形態におけるペダル振動吸収装置1Aの説明図、図6は第2の実施形態におけるペダル振動吸収装置1Aの断面図である。
第2の実施形態ではペダル振動吸収装置1Aは、ペダル2に連結されるクレビス50と、ペダル接続部50aで接続されるペダル2に連動して、自身の軸方向に進退しマスタシリンダ10のピストン12を作動させるロッド3が螺合するサブロッド40(中間部材)と、サブロッド40とクレビス50との間に配設され、マスタシリンダ10を介して伝わってくる図示しないエンジンからの振動を吸収するクッション部材70とを備える。
クッション部材70は、中央にロッド3軸方向に貫通するように孔70a備え、孔70aのペダル2側ではクレビスの備える突起50bと係合し、孔70aのマスタシリンダ10側ではサブロッド40の備える突起40bと係合することで、サブロッド40と、クッション部材70と、の移動を規制する。なお、突起40aと突起50bの直径は、孔7aより小さくなっている。
クレビス50は、ロッド3の径方向に開口する開口部50cと、開口部50cを覆う蓋60により内部空間50dが形成されるとともに、マスタシリンダ10側に開口部50cから形成された切り欠き部50fにおいてサブロッド40が挿通され、内部空間50dには、マスタシリンダ10側の内壁50eに当接するサブロッド40と、サブロッド40のペダル2側の端面40aに当接するクッション部材70と、を内包する。また、クレビス50は、クレビス50をロッド3軸方向に2分割する接合部位を有さず、ロッド3軸方向において一体的に形成されている。
蓋60は、ロッド3軸と後述する第1アーム部60bを含む断面で略L字形状であって、一方の延出部はカバー部60aとしてロッド3の軸方向に延出して開口部50cを覆い、他方の延出部は第1アーム部60bとしてクレビス50のペダル側の端面50gを覆う。アーム部60b先端の第1接合凸部60c(接合部)は端面50gに凹状に設けられる第1接合凹部50h(接合部)と係合する。また、カバー部60aはマスタシリンダ10側の先端に第2アーム部60cを有し、第2アーム部60cは、サブロッド40とクレビス50とに形成される隙間に挿入される。以上のように第1接合凸部60cと第1接合凹部50hとが係合し、第2アーム部60cをサブロッド40とクレビス50との隙間に挿入することで、サブロッド40と、クレビス50と、蓋60と、クッション部材70と、がスナップフィットで一体となる。
以上、第2の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、クレビス50の内壁50eと、クッション部材70とが当接することで、クッション部材固定部材8を必要とせず部品点数を低減し、組み付け工数とコストを抑制することができる。なお、第2の実施形態では、サブロッド40と蓋60とが当接しているが、ロッド軸方向に拡開されるよう力が加わっても、サブロッド40で力を受けることで、蓋60が力を受けることを抑制できる。
[第3の実施形態]
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態は、上記第2の実施形態との比較において、サブロッドとクレビスと蓋とクッションの構成のみが相違する。従って、第2の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7は第3の実施形態におけるペダル振動吸収装置1Bの説明図、図8は第3の実施形態におけるペダル振動吸収装置1Bの断面図である。
第3の実施形態ではペダル振動吸収装置1Bは、ペダル2に連結されるクレビス51と、ペダル接続部51aで接続されるペダル2に連動して、自身の軸方向に進退しマスタシリンダ10のピストン12を作動させるロッド3が螺合するサブロッド40(中間部材)と、サブロッド40とクレビス51との間に配設され、マスタシリンダ10を介して伝わってくる図示しないエンジンからの振動を吸収するクッション部材70とを備える。
クッション部材70は、中央にロッド3軸方向に貫通するように孔70a備え、孔70aのペダル2側ではクレビスの備える突起51bと係合し、孔70aのマスタシリンダ10側ではサブロッド40の備える突起40bと係合することで、サブロッド40と、クッション部材70と、の移動を規制する。なお、突起40bと突起51bの直径は、孔7aより小さくなっている。
クレビス51は、ロッド3の径方向に開口する開口部51cと、開口部51cを覆う蓋61により内部空間51dが形成されるとともに、マスタシリンダ10側に開口部51cから形成された切り欠き部51fにおいてサブロッド40が挿通され、内部空間51dには、マスタシリンダ10側の内壁51eに当接するサブロッド40と、サブロッド40のペダル2側の端面40aに当接するクッション部材70と、を内包する。また、クレビス51は、クレビス51をロッド3軸方向に2分割する接合部位を有さず、ロッド3軸方向において一体的に形成されている。
蓋61は、開口部51cを覆い、クレビス51のロッド3の径方向に設けられた溝51
eと係合する、アーム部61aを有し、溝51fとアーム部61aとが係合することで、サブロッド40と、クレビス51と、蓋61と、クッション部材70と、がスナップフィットで一体となる。
以上、第3の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、クレビス51の内壁51eと、クッション部材70とが当接することで、クッション部材固定部材8を必要とせず部品点数を低減し、組み付け工数とコストを抑制することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
上記各実施形態では第1ペダルストロークストッパがマスタシリンダのハウジングからクレビスに向かって延出する構造であるが、別部材として例えばダッシュボードに取り付ける構造でも良い。
上記各実施形態では第2ペダルストロークストッパがロッドのマスタシリンダ側端部でフランジ状に設けられる構造であるが、ピストンのクレビス側端面を第2ペダルストロークストッパとしても良い。
上記各実施形態ではサブロッドとクレビスが当接する構造であるが、サブロッドとクレビスとの間に別部材を介しても良い。
1 ペダル振動吸収装置(ペダル振動吸収装置)
2 クラッチペダル(ペダル)
3 ロッド
4 サブロッド(中間部材)
5 クレビス(ペダル連結部材)
5b 開口部
5c 内部空間
5e 切り欠き部
6 蓋
7 クッション部材(振動吸収部材)
10 マスタシリンダ
11a内壁(マスタシリンダ内壁)
12 ピストン
S1 第1ペダルストロークストッパ
S2 第2ペダルストロークストッパ

Claims (7)

  1. ペダルに連結されるペダル連結部材と、
    前記ペダルに連動して、マスタシリンダを自身の軸方向に進退して作動させるロッドに螺合する中間部材と、
    該中間部材と前記ペダル連結部材との間に配設され、前記マスタシリンダからの振動を吸収する振動吸収部材とを備えたペダル振動吸収装置において、
    前記マスタシリンダ側から前記ペダル連結部材側に向かって延出し、前記ペダルを操作した時に前記ペダル連結部材と当接する第1ペダルストロークストッパと、
    前記マスタシリンダのピストンの前記ペダル側端面もしくは前記ロッドの前記マスタシリンダ側端部に設けられ、前記ペダルを開放した時に前記マスタシリンダ内壁と当接する第2ペダルストロークストッパと、を有し、
    前記ペダル連結部材は、前記ロッドの径方向に開口する開口部と、該開口部を覆う蓋により内部空間が形成されるとともに、前記マスタシリンダ側に前記開口部から形成された切り欠き部において前記中間部材もしくは前記ロッドの少なくとも一方が挿通され、
    前記内部空間には、前記マスタシリンダ側内壁に当接する前記中間部材と、
    前記中間部材の前記ペダル側端面に当接する前記振動吸収部材と、が内包されるペダル振動吸収装置。
  2. 前記第1ペダルストロークストッパは前記マスタシリンダの前記ペダル側一端から前記ペダル連結部材側に向かって延出する請求項1に記載のペダル振動吸収装置。
  3. 前記第2ペダルストロークストッパは前記ロッドの前記マスタシリンダ側端部にフランジ状で設けられる請求項1または2に記載のペダル振動吸収装置。
  4. 前記蓋は、前記ペダル連結部材にスナップフィットで取り付けられる請求項1から3のいずれか1項に記載のペダル振動吸収装置。
  5. (第2実施形態除く)
    前記蓋は、前記中間部材の前記マスタシリンダ側端面に当接しない請求項1から4のいずれか1項に記載のペダル振動吸収装置。
  6. 前記ペダル連結部材と、前記蓋と、は各々スナップフィットするための接合部を少なくとも1つ有する請求項1から5のいずれか1項に記載のペダル振動吸収装置。
  7. 前記ペダル連結部材は、前記ペダル連結部材をロッド軸方向に分割する接合部位を有さず、ロッド軸方向において一体的に形成されている請求項1から6のいずれか1項に記載のペダル振動吸収装置。
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