JPH0118898Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0118898Y2
JPH0118898Y2 JP1981122981U JP12298181U JPH0118898Y2 JP H0118898 Y2 JPH0118898 Y2 JP H0118898Y2 JP 1981122981 U JP1981122981 U JP 1981122981U JP 12298181 U JP12298181 U JP 12298181U JP H0118898 Y2 JPH0118898 Y2 JP H0118898Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
elastic body
inner cylinder
outer cylinder
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981122981U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5830034U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12298181U priority Critical patent/JPS5830034U/ja
Publication of JPS5830034U publication Critical patent/JPS5830034U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0118898Y2 publication Critical patent/JPH0118898Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はクラツチ操作機構のダンパ装置に関す
るものである。
[従来の技術] 第1図に示すように、従来のクラツチ操作機構
はクラツチ機構10にアウタチユーブ8の一端を
固定金具9をもつて固定し、他端を車体のダツシ
ユパネル7にアウタチユーブ8が直接接触しない
ように弾性体1を介し固定金具6をもつて固定
し、アウタチユーブ8に挿通したインナケーブル
5の一端をクラツチ機構10のレリーズレバー1
1に連結し、他端を車体側に支軸3をもつて揺動
可能に支持したクラツチペダル2に連結してい
る。このクラツチ操作機構では、クラツチ操作
(遮断と接続)中にエンジンの振動がレリーズレ
バー11からインナケーブル5を経てクラツチペ
ダル2に伝達され、さらにクラツチペダル2から
ペダルブラケツトに伝達され、車室に異音を発生
する。
このような振動対策として、実公昭52−266565
号公報に開示されるように、クラツチ操作機構の
操作部材と被操作部材との間に、ゴムなどのブロ
ツク状の圧縮弾性体を介装したものが提案されて
いるが、この手段では操作力により弾性体が圧縮
されると、弾性係数が変化(増加)して振動吸収
効果が減殺されるという問題がある。
そこで、振動吸収能を高めるために、使用する
弾性体のゴム量を増加するなどして圧縮時の特性
を変えることも試みられているが、これは弾性体
の撓み量が増加し、クラツチ操作のフイーリング
が損われる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は、弾性体のせん断変形によりク
ラツチペダルの操作力をクラツチ機構へ伝えるこ
とにより、弾性係数の変化を抑え、クラツチ機構
からクラツチペダルへの振動伝播を効果的に吸収
遮断し得るクラツチ操作機構のダンパ装置を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はク
ラツチ操作部材に連結されるカツプ形のハウジン
グ14の内部にカツプ形の外筒をこの開口端部の
向きを異にして嵌合固定し、クラツチ被操作部材
に外嵌固定した内筒を前記外筒と同心に配置し、
両者の間に円筒状の弾性体を摺動下能に結合し、
前記内筒の端部に設けたフランジとハウジング側
の端壁との間に外筒と内筒との相対移動を制限す
る弾性体を介装してなるものである。
[作用] クラツチペダル2に連結される内筒15と、ク
ラツチ機構10に連結される外筒18とを同心に
配し、両者の間にゴムなどの円筒形の弾性体17
を嵌合固定してあるので、弾性体17のせん断変
形を伴つてクラツチペダル2の動作がクラツチ機
構10に伝達されるが、クラツチ機構10の受け
るエンジンの振動は弾性体17により吸収され、
クラツチペダル2へ伝達されない。
[考案の実施例] 第2図はクラツチ操作機構におけるインナケー
ブル5の端部とクラツチペダル2との間に配設さ
れるダンパ装置4の実施例を示す。すなわち、ク
ラツチペダル2にピン12をもつて係合されるカ
ツプ形のハウジング14の内部に、カツプ形の外
筒18が嵌合固定される一方、ハウジング14の
端壁に設けた穴26からハウジング14の内部へ
挿通したインナケーブル5の端部が内筒15に嵌
合固定される。
同心に配される外筒18と内筒15との間に、
円筒形のゴムまたは合成樹脂などからなる弾性体
17が圧入または焼付けなどにより固定される。
外筒18の端壁19に内筒15が貫通する穴が設
けられる一方、内筒15の端部に設けたフランジ
13に、端壁19と所定の隙間sを存して環状の
弾性板20が接着されるか焼き付けられる。
次に、本考案装置の作用について説明する。ク
ラツチペダル2を踏み込むと、これにピン12を
介して係合するハウジング14と外筒18が第2
図において右方へ移動し、踏力(操作力)は弾性
体17のせん断変形を伴つて内筒15を経てイン
ナケーブル5へ伝達され、レリーズレバー11が
作動し、クラツチが解除される。
なお、クラツチペダル2の踏込み操作時、弾性
体17のせん断変形量が隙間sを越えると、外筒
18の端壁19がフランジ13の弾性板20に当
接し、内筒15を経てインナケーブル5に踏力が
伝達される。
エンジンと結合されるクラツチ機構からインナ
ケーブル5を経て内筒15に伝達される振動は、
弾性体17により吸収されるが、弾性体17はせ
ん断変形されるので、クラツチ操作中に弾性係数
があまり変化せず、したがつて、振動吸収効果が
減殺されることがない。また、弾性板20は主と
してストツパとしての役目を果し、通常は操作力
を負担しないことからも、弾性係数の変化が少な
く、弾性体17の振動吸収効果に悪影響を及ぼさ
ない。
第3図は液圧式クラツチ操作機構のダンパ装置
の実施例を示す。車体側に支軸34をもつて回動
可能に支持したクラツチペダル32に、ピン33
をもつてマスタシリンダ36のロツド35が連結
され、マスタシリンダ36の圧液出口が導管37
によりスレーブシリンダ38の圧液入口と接続さ
れる。ダンパ装置4はスレーブシリンダ38のピ
ストンロツド39とレリーズレバー41との間に
接続される。
カツプ形のハウジング14の端壁にピストンロ
ツド39が結合されるとともに、この端壁内面に
ストツパ機能を果す弾性係数の小さい弾性板23
が結合される。ハウジング14の内部に外筒18
が嵌合され、止め輪21をもつて軸方向に移動し
ないように固定される。一方、ロツド40にフラ
ンジ13を有する内筒15が嵌合され、止め輪2
2により軸方向に移動しないように固定される。
同心に配される外筒18と内筒15との間に、せ
ん断変形可能の円筒形の弾性体17が結合され
る。
上述のように構成することにより、クラツチ操
作時クラツチ機構側に生じる振動は、レリーズレ
バー41からロツド40を経て内筒15に伝達さ
れるが、弾性体17のせん断変形により内筒15
から外筒18への伝達が遮断される。弾性体17
はせん断変形を受けるだけで、圧縮変形の場合に
比べて弾性係数の変化の度合が小さく、振動吸収
効果が安定している。弾性板23はストツパとし
て作用するもので、弾性係数を小さくしても差し
支えなく、クラツチ操作時に圧縮されても、振動
吸収効果に影響を及ぼさない。
[考案の効果] 本考案は上述のように、クラツチ操作部材に連
結されるカツプ形のハウジング14の内部にカツ
プ形の外筒をこの開口端部の向きを異にして嵌合
固定し、クラツチ被操作部材に外嵌固定した内筒
を前記外筒と同心に配置し、両者の間に円筒状の
弾性体を摺動不能に結合し、前記内筒の端部に設
けたフランジとハウジング側の端壁との間に外筒
と内筒との相対移動を制限する弾性体を介装して
なるから、弾性体のせん断変形を伴つてクラツチ
ペダルの操作力がクラツチ機構へ伝達される一
方、エンジンと一体のクラツチ機構の受ける振動
は弾性体により吸収され、クラツチペダルへ伝達
されない。
弾性体は操作力に対してせん断変形を受けるだ
けで、圧縮変形の場合に比べて弾性係数の変化が
少ないので、クラツチ操作に伴いエンジンの振
動、特に振動騒音がクラツチ機構からクラツチペ
ダルへ伝達されるのを効果的に遮断することがで
きる。
本考案によれば、外筒と内筒は容易にプレス成
形により加工でき、両者の間に弾性体を焼き付け
てユニツト化することが容易であり、操作部材と
被操作部材に対する組付けが非常に簡単になる。
また、ハウジング側の端壁と内筒の端部フラン
ジとの間に弾性板を備えたので、これにより剪断
変形を受ける弾性体の変形範囲が制限され、過大
な外力に対して弾性体が保護されるとともに操作
力が確実に伝達される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクラツチ操作機構の概略構成
図、第2図は本考案の第1実施例に係るクラツチ
操作機構のダンパ装置を示す側面断面図、第3図
は本考案の第2実施例に係る液圧式クラツチ操作
機構のダンパ装置を示す側面断面図である。 2……クラツチペダル、4……ダンパ装置、1
0……クラツチ機構、13……フランジ、14…
…ハウジング、15……内筒、18……外筒、1
7……弾性体、20,23……弾性板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチ操作部材に連結されるカツプ形のハウ
    ジングの内部にカツプ形の外筒をこの開口端部の
    向きを異にして嵌合固定し、クラツチ被操作部材
    に外嵌固定した内筒を前記外筒と同心に配置し、
    両者の間に円筒状の弾性体を摺動下能に結合し、
    前記内筒の端部に設けたフランジとハウジング側
    の端壁との間に外筒と内筒との相対移動を制限す
    る弾性体を介装してなるクラツチ操作機構のダン
    パ装置。
JP12298181U 1981-08-21 1981-08-21 クラツチ操作機構のダンパ装置 Granted JPS5830034U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12298181U JPS5830034U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 クラツチ操作機構のダンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12298181U JPS5830034U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 クラツチ操作機構のダンパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5830034U JPS5830034U (ja) 1983-02-26
JPH0118898Y2 true JPH0118898Y2 (ja) 1989-06-01

Family

ID=29916888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12298181U Granted JPS5830034U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 クラツチ操作機構のダンパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5830034U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566336A (en) * 1978-11-13 1980-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Central cleaner
JPS59151732U (ja) * 1983-03-31 1984-10-11 アイシン精機株式会社 車輌用ペダル振動防止装置
JPH0334498Y2 (ja) * 1985-07-30 1991-07-22

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226656U (ja) * 1975-08-13 1977-02-24

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643550Y2 (ja) * 1977-04-06 1981-10-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226656U (ja) * 1975-08-13 1977-02-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5830034U (ja) 1983-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4185993B2 (ja) クラッチ装置
JPS6315180B2 (ja)
KR20020009423A (ko) 유압클러치작동기용 이중작용 댐퍼
JPH0118898Y2 (ja)
JPS6124578B2 (ja)
JPS628333B2 (ja)
JPS6221779Y2 (ja)
JPH0840005A (ja) ドライブシャフト
JPS6023214Y2 (ja) トランスミツシヨンコントロ−ルレバ−の振動防止装置
CN216269202U (zh) 解耦式制动助力器
JPS6232112Y2 (ja)
JPH0324901Y2 (ja)
KR100499536B1 (ko) 차량의클러치또는브레이크용조작장치
JPS6017535Y2 (ja) 自動車のクラッチコントロ−ルケ−ブル
JPH0341155Y2 (ja)
JPS6030495Y2 (ja) 油圧式のクラツチレリ−ズ機構
JPS6214422Y2 (ja)
JP5994599B2 (ja) ペダル振動吸収装置
JPS6218744Y2 (ja)
JPH0334508Y2 (ja)
JPS5916584Y2 (ja) 機械式クラッチレリ−ズ系の振動伝達遮断機構
JPH0113856Y2 (ja)
JPS6114686Y2 (ja)
JPS5841403Y2 (ja) コントロ−ルケ−ブルの振動防止構造
JPS5829302Y2 (ja) 自動車用クラツチにおけるレリ−ズフオ−ク