JPS6214422Y2 - - Google Patents

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JPS6214422Y2
JPS6214422Y2 JP1981043681U JP4368181U JPS6214422Y2 JP S6214422 Y2 JPS6214422 Y2 JP S6214422Y2 JP 1981043681 U JP1981043681 U JP 1981043681U JP 4368181 U JP4368181 U JP 4368181U JP S6214422 Y2 JPS6214422 Y2 JP S6214422Y2
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JP
Japan
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clutch
push rod
piston
cylinder
cylinder device
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JP1981043681U
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JPS57156631U (ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジン振動がクラツチペダルへ伝
達されるのを防止できるクラツチレリーズシリン
ダ装置に関する。
油圧式クラツチ操作機構を有する自動車では、
クラツチ操作時にしばしばクラツチ操作感覚を損
うクラツチペダルの異常振動が感じられる。これ
は、エンジンの運転に伴うエンジンの振動が、ク
ラツチダイヤフラムスプリングなどを通じてクラ
ツチレリーズベアリングに伝わり、これがクラツ
チレリーズフオーク、クラツチレリーズシリンダ
の押し棒を伝わつてクラツチレリーズシリンダ内
のピストンに伝達される。このピストンの振動は
クラツチレリーズ系の油圧媒体を通じてクラツチ
マスタシリンダのピストンに伝えられ、この振動
が押し棒およびUリンク(クレビス)を伝わつて
クラツチペタルに伝達されるためと考えられる。
クラツチペダルの異常振動は、特に、ジーゼルエ
ンジン車において著しい。そこでこのような振動
伝達を防止する従来技術には、クラツチレリーズ
シリンダ装置内で押し棒を2分割し、この分割端
間にクツシヨン体を接着剤などによつて固着して
一本に継いだものがある(実開昭54−58544)。
しかし、押し棒にはクラツチ操作時に中心軸線
方向のスラスト荷重以外の偏心荷重もかかるの
で、中心軸線方向以外の押圧力がクツシヨン体に
加わることになり、かかるクラツチレリーズシリ
ンダ装置が長期間使用される間に、該クツシヨン
体の接着が剥がれたり、クツシヨン体が割れたり
する可能性があり、振動伝達を防止する技術とし
て長期使用の信頼性に欠ける場合がある。
そこで、本考案の目的は、長期に使用された場
合であつてもクラツチ操作時に操作感覚を損うク
ラツチペダルの異常振動を確実に防止し得る信頼
性に優れたクラツチレリーズシリンダ装置を提供
することである。
この目的を達成するために本考案によれば、ク
ラツチマスタシリンダ装置から油圧を供給されて
押し棒を介してクラツチ装置の釈放機構を操作す
るクラツチレリーズシリンダ装置において、シリ
ンダ内を摺動するピストンには押し棒側に開口し
てこのシリンダの中心軸線と同軸に形成された筒
状凹所が設けられ、押し棒の一端を受ける押し棒
受け部材がこの筒状凹所内に摺動可能に嵌合さ
れ、この筒状凹所の底と押し棒受け部材との間に
弾性部材が配置されて、該弾性部材が軸線方向に
対して押圧可能に構成されている。
図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は油圧式クラツチ操作機構を概略的に示
している。
運転室のクラツチペダル1の揺動により、マス
タシリンダ装置2のピストンは軸線方向へ移動
し、こうして発生した油圧が可とう性ホース3を
介してクラツチレリーズシリンダ装置4へ伝達さ
れ、クラツチレリーズシリンダ装置4は押し棒5
を介してクラツチ装置6の釈放機構としてのレリ
ーズフオーク7を操作する。
第2図はクラツチレリーズシリンダ装置4の詳
細を示している。ピストン10は、シリンダ9内
を摺動し、油圧室8を区画する。油圧式8は入口
11を介してマスタシリンダ装置2からの油圧を
供給され、油圧室8は、シリンダ9とピストン1
0とにより区画され、入口11を介してマスタシ
リンダ装置2からの油圧を供給される。ピストン
10は、油圧室8の油圧に応じてシリンダ9内を
軸線方向へ摺動し、油圧室8側の端面に油圧室8
のシールとしてのピストンカツプ12を固定さ
れ、油圧室8側とは反対の側、すなわち押し棒5
側に開口する同軸筒状凹所13を有する。圧縮ば
ね16は、油圧室8内に配置され、ピストン10
を押し棒5の方へ付勢する。押し棒受け部材17
は、シリンダ9の中心軸線と同軸の筒状に形成さ
れた凹所13内に摺動可能に嵌合されていて、押
し棒5側に湾曲面状に形成された凹所18が形成
され、また押し棒5とは反対側の中心に中心軸線
方向へ所定長さの突起19を有する。押し棒5の
ピストン10側の端20は球面状に形成され、凹
所18に係合する。このため、クラツチ操作時に
中心軸線方向のスラスト荷重以外の偏心荷重が押
し棒5に加わつた場合にも押し棒受け部材17は
常に中心軸線方向に移動する。環状の弾性部材2
1は、押し棒受け部材17の突起19に半径方向
外側から嵌合し、押し棒受け部材17と筒状凹所
13の底との間に配置される。ダストシールとし
ての弾性ブーツ22は、両端をそれぞれ押し棒5
の外周面とシリンダ9の外周面との間に固定さ
れ、シリンダ9内へのごみの侵入を防止する。
クラツチを解放するときには、油圧室8へクラ
ツチマスタシリンダ装置2から油圧媒体が供給さ
れ、ピストン10は押し棒5側へ移動する。弾性
部材21は、ピストン10の中心軸線方向の移動
に伴つてたわみ、このようにたわんだ弾性部材2
1を介してピストン10の移動が押し棒受け部材
17へ伝達され、この結果、押し棒5がレリーズ
フオーク7を操作してクラツチ装置を解放状態に
する。この際、エンジンの振動がクラツチ装置6
のダイヤフラムスプリング(図示せず)、レリー
ズフオーク7、および油圧式クラツチ操作機構を
介して運転室のクラツチペダル1へ伝達されよう
とするが、押し棒受け部材17とピストン10と
の間の弾性部材21により吸収され、クラツチペ
ダル14伝達されるのが防止され、クラツチ操作
感覚を悪化するクラツチペダル1の異常振動が防
止される。なお、クラツチ受け部材17の突起1
9は、弾性部材21が半径方向へずれるのを防止
して、ピストン10から押し棒受け部材17への
力の伝達が常に中心軸線に沿つて行なわれること
を保証する。
このように本考案によれば、クラツチマスタシ
リンダから油圧を供給されて押し棒を介してクラ
ツチ装置の釈放機構を操作するクラツチレリーズ
シリンダ装置において、シリンダ内を摺動するピ
ストンには押し棒側に開口してこのシリンダの中
心軸線と同軸に形成された筒状凹所が設けられ、
押し棒の一端を受ける押し棒受け部材がこの筒状
凹所内に摺動可能に嵌合され、この筒状凹所の底
と押し棒受け部材との間に弾性部材が配置され
て、該弾性部材が軸線方向に対して押圧可能に構
成されていることとしたことにより、弾性部材は
常に中心軸線方向に移動する押し棒受け部材によ
つて押圧されるのでクラツチ操作時に操作感覚を
損うクラツチペダルの異常振動を長期、確実に防
止し得る信頼性に優れたクラツチレリーズシリン
ダ装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧式クラツチ操作装置の概略図、第
2図は本考案の実施例の断面図である。 2……クラツチマスタシリンダ装置、5……押
し棒、6……クラツチ装置、7……レリーズフオ
ーク、9……シリンダ、10……ピストン、13
……同軸筒状凹所、17……押し棒受け部材、2
1……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチマスタシリンダ装置から油圧を供給さ
    れて押し棒を介してクラツチ装置の釈放機構を操
    作するクラツチレリーズシリンダ装置において、
    シリンダ内を摺動するピストンには押し棒側に開
    口してこのシリンダの中心軸線と同軸に形成され
    た筒状凹所が設けられ、押し棒の一端を受ける押
    し棒受け部材がこの筒状凹所内に摺動可能に嵌合
    され、この筒状凹所の底と押し棒受け部材との間
    に弾性部材が配置されて、該弾性部材が軸線方向
    に対して押圧可能に構成されていることを特徴と
    する、クラツチレリーズシリンダ装置。
JP1981043681U 1981-03-30 1981-03-30 Expired JPS6214422Y2 (ja)

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JP1981043681U JPS6214422Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

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JP1981043681U JPS6214422Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

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Publication Number Publication Date
JPS57156631U JPS57156631U (ja) 1982-10-01
JPS6214422Y2 true JPS6214422Y2 (ja) 1987-04-13

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ID=29840648

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5531313Y2 (ja) * 1974-01-18 1980-07-25
JPS5458544U (ja) * 1977-09-30 1979-04-23

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JPS57156631U (ja) 1982-10-01

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