JPH084107B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH084107B2
JPH084107B2 JP1700287A JP1700287A JPH084107B2 JP H084107 B2 JPH084107 B2 JP H084107B2 JP 1700287 A JP1700287 A JP 1700287A JP 1700287 A JP1700287 A JP 1700287A JP H084107 B2 JPH084107 B2 JP H084107B2
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JP
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groove
semiconductor device
silicon
semiconductor substrate
semiconductor
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JP1700287A
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昌弘 米田
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は半導体装置に関し、特に微細なトレンチ型
分離を狭チャネル効果を生じさせることなく実現できる
ようにした半導体装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図(a),(b)はそれぞれ従来の半導体装置を
示す断面図、第2図(c)は第2図(a)のII c−II c
領域を示す平面図である。この図において、1はp-型シ
リコン半導体基板、2は前記シリコン半導体基板1表面
に形成された溝、3は前記溝2中に埋め込まれた絶縁膜
(例えばシリコン酸化膜)、4はシリコン基板表面の溝
2の開口部周辺(第2図(a)参照)、あるいは溝2の
周辺全域(第2図(b)参照)に形成されたp+型不純物
領域、5はシリコン半導体基板1上に形成されたゲート
絶縁膜、6はゲート絶縁膜5上に形成されゲート電極及
び配線となる多結晶シリコン膜、7はシリコン半導体基
板1表面に形成されソース,ドレイン領域となるn+型不
純物領域である。
このような半導体装置では、シリコン半導体基板表面
に形成されたp+型不純物領域4の働きにより、素子間の
電気的な分離を良好に行なうとともに、さらにゲート電
極6のチャネル方向即ち分離領域3に沿う方向の電気的
分離をも良好に行なうことにより、トランジスタのソー
ス,ドレイン間の電気的分離が可能となっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の半導体装置では、素子間及びソー
ス,ドレイン間を電気的に分離するために、シリコン基
板表面にp+不純物領域4を形成していたが、この不純物
領域4がトランジスタのゲート電極の下にも形成されて
いるため、トランジスタのゲート幅が実質上狭くなり、
トランジスタの閾値電圧が高くなるという問題点があっ
た。
この発明は、上記のような問題点を解決するためにな
されたもので、トランジスタのゲート幅を実質上狭くす
ることなく良好な電気的分離特性を得ることができる半
導体装置を得ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る半導体装置は、シリコン半導体基板表
面に形成された溝の下部には絶縁層を、該溝の上部には
上記半導体基板と同一の導電型の半導体層を埋め込んで
素子間を電気的に分離したものである。
〔作用〕
この発明においては、シリコン半導体基板表面に形成
された溝の下部には絶縁層を、該溝の上部には上記半導
体基板と同一の導電型の半導体層を埋め込んで、素子間
を電気的に分離したから、不純物がトランジスタのチャ
ネル領域へ食み出すのを抑えることができ、これにより
チャネル幅の狭いトランジスタを形成した場合でも、閾
値電圧の上昇を防ぐことができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図(a)はこの発明の一実施例による半導体装置
を示す断面図、第1図(c)は第1図(a)のI c−I c
領域を示す平面図である。この図において、第2図と同
一符号は同一部分を示し、p-型シリコン半導体基板1表
面に形成された溝(シリコン溝)2には、従来全て絶縁
膜3を埋め込み、この絶縁膜3の周辺又はその周辺の一
部にシリコン半導体基板1と同一の導電型つまりp型の
不純物領域4を形成していたが、この実施例装置では、
シリコン溝2の下方領域には絶縁膜3を埋め込むととも
に、素子分離特性に影響のある溝2の上方領域にはp型
多結晶シリコン膜8を埋め込み、素子間を電気的に分離
している。
次に作用効果について説明する。
このように本実施例ではp-型半導体基板1表面に形成
された溝2の下部には絶縁膜3を、該溝2の上部にはp
型多結晶シリコン8を埋め込んで素子間を分離したの
で、従来の半導体装置と同じ素子分離特性が得られるだ
けでなく、トランジスタのチャネル領域への不純物の食
み出しをなくすことができ、このためトランジスタのゲ
ート幅は素子分離領域で決まる長さとなり、特に短いゲ
ート幅が要求されるトランジスタにおいても、閾値電圧
が上昇するのを防ぐことができる。又、従来の半導体装
置では、不純物領域を独立した工程で形成していたが、
本実施例では、不純物領域つまり多結晶シリコン膜8を
溝2中に形成するため別個な不純物導入工程が不要とな
る。
なお、上記実施例では、シリコン溝2の上部を全てp
型多結晶シリコンで埋め込んだ場合を示したが、このp
型多結晶シリコンはp-型シリコン半導体基板と接する領
域でのみ効力を発揮するため、第1図(b)に示すよう
にシリコン溝2上部の側壁面及び該溝2の下部に埋め込
まれた絶縁膜3の上面に沿って多結晶シリコン膜8を形
成し、さらにシリコン溝2上部の残りの部分には、従来
通り絶縁膜3を埋め込みシリコン半導体基板表面を平坦
にしておくようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明にかかる半導体装置によれ
ば、シリコン半導体基板表面に形成された溝の下部には
絶縁層を、該溝の上部には上記半導体基板と同一の導電
型の半導体層を埋め込んで、素子間を電気的に分離した
ので、シリコン溝を素子分離に利用したときに生じる不
純物のトランジスタのチャネル領域への食み出しを抑え
ることができ、かつ良好な素子分離特性が得られるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例による半導体装置を説明する
ための図、第2図は従来の半導体装置を説明するための
図である。 図において、1はp-型シリコン半導体基板、2は半導体
基板表面に形成された溝、3,5はシリコン酸化膜、6,8は
多結晶シリコン膜、7はn+不純物領域である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板表面に形成され素子間を分離す
    るための溝を有する半導体装置において、 上記溝の下部には絶縁層を、該溝の上部には上記半導体
    基板と同一の導電型を有する半導体層を埋め込んで素子
    間を電気的に分離したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記半導体層は、上記溝の側壁面及び該溝
    の下部に埋め込まれた絶縁膜の上面に沿って形成された
    半導体膜であり、上記溝はその上部が該半導体膜とその
    上に充填された絶縁膜とで満たされていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の半導体装置。
JP1700287A 1987-01-27 1987-01-27 半導体装置 Expired - Lifetime JPH084107B2 (ja)

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