JPH08406Y2 - 屋根パネルの取付構造体 - Google Patents

屋根パネルの取付構造体

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JPH08406Y2
JPH08406Y2 JP15088689U JP15088689U JPH08406Y2 JP H08406 Y2 JPH08406 Y2 JP H08406Y2 JP 15088689 U JP15088689 U JP 15088689U JP 15088689 U JP15088689 U JP 15088689U JP H08406 Y2 JPH08406 Y2 JP H08406Y2
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JP
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roof panel
wall
locking
panel
roof
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JP15088689U
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理 廣田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は組立住宅における屋根パネルの取付構造体の
改良に関する。
[従来の技術] 組立住宅は、部材の大部分を工場で生産加工し、現場
でそれらを組立るように構成されている。このような組
立住宅では、各部材、例えば屋根パネル,壁パネル等の
完成度を工場出荷段階で極めて高いものとし、現場にお
ける工数を少なくし、その作業能率を高めることが行わ
れている。
本考案は、このようにして工場から出荷される各部
材、特に屋根パネルを、現場において簡単に取付けるこ
とができるようにし、その作業効率を高めるようにした
ものである。
第5図には、現場における屋根パネルの取付け作業の
一例が示されており、通常、組立住宅では、壁パネル20
0の組立が終了した後、作業員らの手によって屋根パネ
ル100が1枚々取り付けられていく。
第6図には、屋根パネル100を裏面側から見た様子の
一例が示され、この屋根パネル100は、表面パネル110
と、枠体120と、この枠体120内を横方向に横切るように
設けられた複数の横芯材130と、枠体120内を縦方向に横
切るように設けられた複数の縦芯材140とから構成され
ている。
前記複数の横芯材130は、枠体120から裏面側に突出し
ないように構成された通常の横芯材130aと、枠体120か
ら裏面側に突出するよう形成された係止用横芯材130bと
から構成されている。
また、第7図に示すよう壁パネル200の上端面には、
屋根パネル100を受ける結合桁10が設けられている。こ
の結合桁10は、壁パネル200の内壁200b側から外壁200a
側へ向け所定角度θで傾くテーパ面10aを有するよう形
成され、しかその断面は直角三角形状に形成されてい
る。
第8図には、このように形成された壁パネル200上
に、屋根パネル100を取り付ける一連の作業が示されて
いる。この取り付け作業では、まずクレーンのワイヤ12
等を用いて、屋根パネル100を第6図の矢印A方向から
垂直に吊持し、係止用横芯材130bを、壁パネル200の上
端に沿って設けられた結合桁10上に係止する。
この状態で、第8図に矢印で示す方向へ屋根パネル10
0をしだいに傾斜させ、ワイヤ12を取り外した後、図中
1点鎖線で示すように屋根パネル100を屋根面上に載置
する。そして、図示しないくぎ等を、屋根パネル100の
表面から、結合桁10やその他の箇所に打ち付けることに
より、屋根パネル100の取り付けを終了する。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、このような従来の取付構造体では、結合桁10
のテーパ面10aが、屋根パネル100の取付け角度θに合せ
て、内壁側から外壁側へ向け傾斜するよう形成されてい
る。これは、屋根パネル100を取り付けた際、テーパ面1
0aが屋根パネル100の枠体20と当接するからである。
このため、係止用横芯材130bと結合桁10との係止位置
Pが内壁側に位置し、ワイヤ12等を用いて屋根パネル10
0を吊持し取り付け作業を行う際に、屋根パネル100と壁
パネル200との間の隙間dが小さく、両者がぶつかり互
いに傷付いてしまうという問題があった。
特に、近年の壁パネル200および屋根パネル100は、工
場出荷段階において極めてその完成度が高い。このた
め、屋根パネル100の組立作業時に両者がぶつかり合う
と、壁パネル200,屋根パネル100の表面に設けられた化
粧材や、表面仕上げにすり傷やへこみ等がついてしま
い、外観上極めて見苦しいものになり、やっかいな補修
作業が必要となるという問題があった。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、壁体と屋根パネルがぶつかり合
うことなく、屋根パネルの取り付けを簡単に行うことが
できる屋根パネルの取付構造体を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案は、 壁体の上端面に沿って形成された結合部材と、 屋根パネルの裏面側に、係止部材に係止されるよう形
成された係止用横芯材と、 を含み、 前記結合部材は、 前記屋根パネルの縦芯材をさけるように分割形成され
た複数の分割部材から構成され、 各分割部材は、 前記係止用横芯材との係止位置が、外壁側に位置する
よう形成されたものである。
[作用] 本考案において、屋根パネルの取り付けは次のように
して行われる。
まず、クレーン等で屋根パネルを吊持し、その結合用
横芯材を、壁体の上端面に沿って形成された結合部材に
係止する。このとき、結合部材は、屋根パネルの縦芯材
を避けるように分割形成された複数の分割部材から構成
されている。このため、前記屋根パネルは、その縦芯材
が分割部材を避けるように位置合せし、係止用横芯材を
各分割部材に係止させる必要がある。
本考案において、前記各分割部材は、係止用横芯材と
の係止位置が外壁側に位置するよう形成されている。従
って、クレーン等で屋根パネルを吊持し、その係止用横
芯材を各分割部材に係止した際、屋根パネルと壁体との
間に十分な隙間をあけることができ、従来のように両者
がぶつかり合い、その表面に傷が付くことはない。
そして、このようにして結合部材と当接した屋根パネ
ルを、内壁側へ倒し屋根面上にセットすることにより、
屋根パネルの取り付けを終了する。
[実施例] 次に、本考案にかかる屋根パネルの取付構造体の好適
な実施例を、図面に基づき詳細に説明する。なお、前記
第5図〜第8図に示す部材と対応する部材には、同一符
号を付しその説明は省略する。
第2図には、壁パネル200の上端面に沿って形成され
た結合桁20の一例が示されている。この結合桁20は、第
6図に示す屋根パネル100の係止用横芯材130を係止する
よう構成されている。
本考案において、前記結合桁20は、屋根パネル100の
縦芯材140および枠体120を避けるように分割形成された
複数の分割部材22から構成されている。そして、各分割
部材22は、屋根パネル100の係止用横芯材130bとの係合
位置Pが、壁パネル200の外壁側に位置するように形成
されたことを特徴とするものである。
実施例において、前記分割部材22は、その断面がほぼ
直角三角形状に形成され、その斜辺が外壁200a側から内
壁200b側へ傾斜するテーパ面24として形成されている。
これにより、前記係止位置Pは、壁パネル200の外壁200
aの延長面上に位置することになる。
また、本実施例において、前記分割部材22のテーパ面
24は、第1図(C)に示すように、屋根パネル100を屋
根面に取り付けた際、係止用横芯材130bの側面と密着状
態で当接するようその角度γが設定されている。
次に、第6図に示す屋根パネル100を、屋根面に取り
付ける一連の作業を説明する。
まず、第1図(A)に示すよう、屋根パネル100を、
クレーンのワイヤ12等を用いて垂直に吊持し、壁パネル
200の外壁200a側から吊り上げる。この状態で、屋根パ
ネル100の縦芯材140および枠体120が、各結合桁22の間
の隙間に位置するように位置合せし、その後、係止用横
芯材130bを分割部材22の係止位置Pに係止する。
このとき、前記係止位置Pは、壁パネル200の外壁200
a側に位置するため、屋根パネル100と壁パネル200との
間の隙間dを大きくとることができ、従来のようにこの
状態で、屋根パネル100と壁パネル200がぶつかり合うこ
とがない。
次に、この屋根パネル100を、第1図(B)に示すよ
う内壁200b側へ倒していく。このとき、分割部材22の係
止位置Pは、係止用横芯材130bの先端側から根元側へ表
面パネル110へぶつかるまで徐々に移動していく。
そして、屋根パネル100からワイヤ12等を取外し、屋
根パネル100を屋根面にセットすると、第1図(C)に
示すよう、各分割部材22のテーパ面24が、係止用横芯材
130bの側面と密着状態で当接することになり、屋根パネ
ル100の図中矢印方向へ向けた抜け落ちが防止される。
この状態で、作業員は、固定部材、例えばくぎ30を、
係止用横芯材130bの側面から分割部材22へ向け打ち込
み、屋根パネル100と分割部材22との固定を行う。
従って、本実施例によれば、従来のように屋根パネル
100の表面から結合桁20へ向かってくぎ等を打込む必要
がなくなるため、屋根パネル100の表面状態を良好に保
ったままその取り付けを行うことができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であ
る。
例えば、前記実施例においては、屋根パネル100とし
て、第6図に示すよう枠体120を用いたものを例にとり
説明した。しかし、本考案はこれに限定されるものでは
なく、例えば第3図に示すよう、表面パネル110と、こ
の裏面側に固定された横芯材130および縦芯材140とから
構成される屋根パネル100に対しも適用できる。
このような屋根パネル100では、枠体が邪魔になるこ
とがないため、横芯材130を全て均一の幅に形成し、そ
の内の1つを第4図に示すよう係止用横芯材130bとして
用い、分割部材22と係止するよう構成することができ
る。なお、この係止用横芯材130bは、必要に応じて、他
の横芯材130aより幅広に形成してもよい。
また、前記実施例では、分割部材22として、その断面
がほぼ直角三角形状をしたものを例にとり説明したが、
係止位置Pが壁パネル200の外壁側に位置するよう形成
できれば、その断面は必要に応じて任意の形状としても
よい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、屋根パネルを
壁体にぶつけることなく、所定の屋根面に簡単かつ確実
に取付けることができる屋根パネルの取付構造体を提供
できるという効果がある。
特に、請求項(2),(3)記載の考案によれば、所
定の屋根面に取付けられた屋根パネルを、表面パネルに
穴等を開けることなく結合部材に固定できるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案にかかる屋根パネルの取
付構造体の好適な一例を示す説明図であり、 第1図(A),(B),(C)は、屋根パネルの一連の
取付け作業の説明図、 第2図は、本実施例に用いられる結合桁の具体的な構成
を示す斜視説明図、 第3図および第4図は、本考案の他の実施例の説明図で
あり、 第3図は、本実施例に用いられる屋根パネルの斜視説明
図、 第4図は、第3図に示す屋根パネルの取り付け作業の一
例を示す説明図、 第5図は、一般の組立住宅における屋根パネルの取付け
作業の一例を示す説明図、 第6図は、屋根パネルの一般的な構成を示す斜視説明
図、 第7図は、従来の屋根パネル用取付構造体の一例を示す
斜視説明図、 第8図は、従来の屋根パネルの取り付け作業の一例を示
す説明図である。 20……結合桁、22……分割部材、24……テーパ面、100
……屋根パネル、130……横芯材、130b……係止用横芯
材、140……縦芯材、200……壁パネル、P……係止位
置。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁体の上端面に沿って形成された結合部材
    と、 屋根パネルの裏面側に、係止部材に係止されるよう形成
    された係止用横芯材と、 を含み、 前記結合部材は、 前記屋根パネルの縦芯材をさけるように分割形成された
    複数の分割部材から構成され、 各分割部材は、 前記係止用横芯材との係止位置が、外壁側に位置するよ
    う形成されたことを特徴とする屋根パネルの取付構造
    体。
  2. 【請求項2】請求項(1)において、 前記各分割部材は、外壁側から内壁側へ傾斜し、前記屋
    根パネルを屋根面に取り付けたとき、その係止用横芯材
    と密着当接するテーパ面を有することを特徴とする屋根
    パネルの取付構造体。
  3. 【請求項3】請求項(2)において、 前記各分割部材は、 断面がほぼ直角三角形状に形成され、その斜辺が外壁側
    から内壁側へ傾斜するテーパ面として形成されたことを
    特徴とする屋根パネルの取付構造体。
JP15088689U 1989-12-29 1989-12-29 屋根パネルの取付構造体 Expired - Lifetime JPH08406Y2 (ja)

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JPH0390716U JPH0390716U (ja) 1991-09-17
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