JPH0838305A - 車両の座席の頭受け用案内スリーブ - Google Patents
車両の座席の頭受け用案内スリーブInfo
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- JPH0838305A JPH0838305A JP7047210A JP4721095A JPH0838305A JP H0838305 A JPH0838305 A JP H0838305A JP 7047210 A JP7047210 A JP 7047210A JP 4721095 A JP4721095 A JP 4721095A JP H0838305 A JPH0838305 A JP H0838305A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 9
- 210000001331 nose Anatomy 0.000 description 7
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/80—Head-rests
- B60N2/806—Head-rests movable or adjustable
- B60N2/809—Head-rests movable or adjustable vertically slidable
- B60N2/812—Head-rests movable or adjustable vertically slidable characterised by their locking devices
- B60N2/818—Head-rests movable or adjustable vertically slidable characterised by their locking devices with stepwise positioning
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/80—Head-rests
- B60N2/806—Head-rests movable or adjustable
- B60N2/809—Head-rests movable or adjustable vertically slidable
- B60N2/812—Head-rests movable or adjustable vertically slidable characterised by their locking devices
- B60N2/815—Release mechanisms, e.g. buttons
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の座席の頭受け用案内スリーブにおい
て、頭受けのロッドの寸法を低減すると共に錠止ばねの
構造を単純化する。 【構成】 スリーブ穴は上方端部に、ばね部材２０を受
容するための拡張部１４を備える。平行に間隔を隔てら
れた二つの脚部５２，５４を有する解錠部材５０が拡張
部１４内に配置される。ばね部材２０は横アーム２１に
連結されたばね脚部２６，２８を備え、ばね脚部２６，
２８はロッド４３と側方において係合し、横アーム２１
は拡張部１４の壁１６によって支持される。解錠部材５
０は脚部５２，５４間に、ばね脚部２６，２８の端部と
協働するカム表面７０，７２を備え、把持部６６を拡張
部１４内に移動させたときにばね脚部２６，２８がロッ
ド４３から離れる方向に曲げられる。
て、頭受けのロッドの寸法を低減すると共に錠止ばねの
構造を単純化する。 【構成】 スリーブ穴は上方端部に、ばね部材２０を受
容するための拡張部１４を備える。平行に間隔を隔てら
れた二つの脚部５２，５４を有する解錠部材５０が拡張
部１４内に配置される。ばね部材２０は横アーム２１に
連結されたばね脚部２６，２８を備え、ばね脚部２６，
２８はロッド４３と側方において係合し、横アーム２１
は拡張部１４の壁１６によって支持される。解錠部材５
０は脚部５２，５４間に、ばね脚部２６，２８の端部と
協働するカム表面７０，７２を備え、把持部６６を拡張
部１４内に移動させたときにばね脚部２６，２８がロッ
ド４３から離れる方向に曲げられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の座席の頭受け
（ｈｅａｄｒｅｓｔ）用案内スリーブであって、案内ス
リーブは、少くとも一つのスナップ嵌め式ストッパ（ｓ
ｎａｐ−ｉｎｓｔｏｐ）を備える頭受けのロッドを摺動
可能に受容し、スリーブの穴は上方端部に、ばね部材を
受容するための拡張部（ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ）を備え、
ばね部材の第１の部分が頭受けのロッドと協働し、ばね
部材の第２の部分が拡張部の壁によって支持され、平行
に間隔を隔てられた二つの脚部を有する解錠部材が拡張
部内に配置され、これらの脚部はスリーブ穴の側部に位
置し、脚部の端部がばね部材の第１部分と協働し、脚部
は、脚部の縦方向の延長線に沿って把持部（ｇｒｉｐ）
からばね部材へ移動可能となっており、これによりばね
部材の第１部分がロッドとの係合を解除されるようにな
っている、車両の座席の頭受け用案内スリーブに関す
る。
（ｈｅａｄｒｅｓｔ）用案内スリーブであって、案内ス
リーブは、少くとも一つのスナップ嵌め式ストッパ（ｓ
ｎａｐ−ｉｎｓｔｏｐ）を備える頭受けのロッドを摺動
可能に受容し、スリーブの穴は上方端部に、ばね部材を
受容するための拡張部（ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ）を備え、
ばね部材の第１の部分が頭受けのロッドと協働し、ばね
部材の第２の部分が拡張部の壁によって支持され、平行
に間隔を隔てられた二つの脚部を有する解錠部材が拡張
部内に配置され、これらの脚部はスリーブ穴の側部に位
置し、脚部の端部がばね部材の第１部分と協働し、脚部
は、脚部の縦方向の延長線に沿って把持部（ｇｒｉｐ）
からばね部材へ移動可能となっており、これによりばね
部材の第１部分がロッドとの係合を解除されるようにな
っている、車両の座席の頭受け用案内スリーブに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】プラスチック材料または金属材料からな
るこのような案内スリーブは、座席の背もたれ（バック
レスト）内に上方から挿入される。案内スリーブは頭受
けのロッドを摺動可能に収容することができ、その結果
頭受けの高さが調節されることができる。相応の摩擦係
合により、又は係合離脱可能な錠止位置がとられること
により、頭受けは毎回所望の高さに調節されることがで
きる。規定によれば、安全上の理由から頭受けは、相応
の荷重において背もたれから外れてはならない。
るこのような案内スリーブは、座席の背もたれ（バック
レスト）内に上方から挿入される。案内スリーブは頭受
けのロッドを摺動可能に収容することができ、その結果
頭受けの高さが調節されることができる。相応の摩擦係
合により、又は係合離脱可能な錠止位置がとられること
により、頭受けは毎回所望の高さに調節されることがで
きる。規定によれば、安全上の理由から頭受けは、相応
の荷重において背もたれから外れてはならない。
【０００３】ロッドが外れることを防止する安全錠を設
けると共に単純で且つ有効な解錠制御を可能にする案内
スリーブが西独国特許ＤＥ３３，０１，０７３号から公
知である。このことは、スリーブの穴が上方端部に、細
長いばね部材を受容する拡張部を備えることによって実
現される。ばね部材の長い前側部が頭受けのロッドと協
働し、ばね部材の長い後側部が拡張部の壁によって支持
される。解錠部材がこの拡張部内に配置され、この解錠
部材は、平行に間隔を隔てた二つの脚部を具備する。こ
れらの脚部の端部がばね部材の端部と協働し、これらの
脚部はスリーブ穴の側部に位置し、これらの脚部は、脚
部の縦方向の延長線に沿って把持部からばね部材へ移動
可能となっている。
けると共に単純で且つ有効な解錠制御を可能にする案内
スリーブが西独国特許ＤＥ３３，０１，０７３号から公
知である。このことは、スリーブの穴が上方端部に、細
長いばね部材を受容する拡張部を備えることによって実
現される。ばね部材の長い前側部が頭受けのロッドと協
働し、ばね部材の長い後側部が拡張部の壁によって支持
される。解錠部材がこの拡張部内に配置され、この解錠
部材は、平行に間隔を隔てた二つの脚部を具備する。こ
れらの脚部の端部がばね部材の端部と協働し、これらの
脚部はスリーブ穴の側部に位置し、これらの脚部は、脚
部の縦方向の延長線に沿って把持部からばね部材へ移動
可能となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この公知の案内スリー
ブでは、切欠き状の当接部が荷重方向においてロッド上
に配置されることが必要とされる。その結果ロッドは、
このように切欠きを設けても規定の荷重に耐えるように
寸法を定められる必要がある。更に、ロッドが外れるこ
とを防止する安全な当接部を確保するように切欠きは、
十分な深さを有するように寸法を定められる必要があ
る。最後に、この公知の案内スリーブに設けられている
ストッパばね（ｓｔｏｐ ｓｐｒｉｎｇ）は、比較的大
きな製造コストをもたらす。
ブでは、切欠き状の当接部が荷重方向においてロッド上
に配置されることが必要とされる。その結果ロッドは、
このように切欠きを設けても規定の荷重に耐えるように
寸法を定められる必要がある。更に、ロッドが外れるこ
とを防止する安全な当接部を確保するように切欠きは、
十分な深さを有するように寸法を定められる必要があ
る。最後に、この公知の案内スリーブに設けられている
ストッパばね（ｓｔｏｐ ｓｐｒｉｎｇ）は、比較的大
きな製造コストをもたらす。
【０００５】本発明の目的は、頭受けのロッドがより適
切な寸法をとることを可能にし、かつ錠止ばねがより単
純な構造を有するような、車両の座席の頭受け用案内ス
リーブを提供することにある。
切な寸法をとることを可能にし、かつ錠止ばねがより単
純な構造を有するような、車両の座席の頭受け用案内ス
リーブを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、車両の座席の頭受け用案内スリーブ
であって、案内スリーブは、少くとも一つのスナップ嵌
め式ストッパを備える頭受けのロッドを摺動可能に受容
し、スリーブの穴は上方端部に、ばね部材を受容するた
めの拡張部を備え、ばね部材の第１の部分が頭受けのロ
ッドと協働し、ばね部材の第２の部分が拡張部の壁によ
って支持され、平行に間隔を隔てられた二つの脚部を有
する解錠部材が拡張部内に配置され、これらの脚部はス
リーブ穴の側部に位置し、脚部の端部がばね部材の第１
部分と協働し、脚部は、脚部の縦方向の延長線に沿って
把持部からばね部材へ移動可能となっており、これによ
りばね部材の第１部分がロッドとの係合を解除されるよ
うになっている、車両の座席の頭受け用案内スリーブに
おいて、ばね部材は横アームに連結された少くとも一つ
のばね脚部を備え、ばね脚部はロッドと側方において係
合し、横アームが拡張部の壁によって支持され、解錠部
材は二つの脚部間に、ばね脚部の端部と協働するカム表
面を備え、把持部を拡張部内に移動させたときにばね脚
部がロッドから離れる方向に曲げられるようにしてい
る。
に本発明によれば、車両の座席の頭受け用案内スリーブ
であって、案内スリーブは、少くとも一つのスナップ嵌
め式ストッパを備える頭受けのロッドを摺動可能に受容
し、スリーブの穴は上方端部に、ばね部材を受容するた
めの拡張部を備え、ばね部材の第１の部分が頭受けのロ
ッドと協働し、ばね部材の第２の部分が拡張部の壁によ
って支持され、平行に間隔を隔てられた二つの脚部を有
する解錠部材が拡張部内に配置され、これらの脚部はス
リーブ穴の側部に位置し、脚部の端部がばね部材の第１
部分と協働し、脚部は、脚部の縦方向の延長線に沿って
把持部からばね部材へ移動可能となっており、これによ
りばね部材の第１部分がロッドとの係合を解除されるよ
うになっている、車両の座席の頭受け用案内スリーブに
おいて、ばね部材は横アームに連結された少くとも一つ
のばね脚部を備え、ばね脚部はロッドと側方において係
合し、横アームが拡張部の壁によって支持され、解錠部
材は二つの脚部間に、ばね脚部の端部と協働するカム表
面を備え、把持部を拡張部内に移動させたときにばね脚
部がロッドから離れる方向に曲げられるようにしてい
る。
【０００７】本発明によれば、横アームに連結された少
くとも一つのばね脚部が頭受けのロッドと側方において
係合する。従って、側方切欠きが頭受けのロッド内に設
けられることが必要である。斯くして、結果的に生ずる
断面の強度低下の方向は主荷重方向に垂直をなす。その
結果頭受けのロッドの寸法はより小さく形成されること
ができ、これにより材料の節約および重量の低減がもた
らされる。
くとも一つのばね脚部が頭受けのロッドと側方において
係合する。従って、側方切欠きが頭受けのロッド内に設
けられることが必要である。斯くして、結果的に生ずる
断面の強度低下の方向は主荷重方向に垂直をなす。その
結果頭受けのロッドの寸法はより小さく形成されること
ができ、これにより材料の節約および重量の低減がもた
らされる。
【０００８】本発明による案内スリーブはまた、より単
純なばねの幾何形態を可能にし、これによりばねの製造
および設置が単純化される。本発明の特に好ましい実施
態様によれば、平行に間隔を隔てられた二つのばね脚部
が設けられ、これらのばね脚部はほぼ平行をなす脚部分
を備え、これらの脚部分が頭受けのロッドと係合し、こ
れらの脚部分は互いに直径方向の反対側に配置される。
従って解錠部材もまた二つのカム表面を備え、把持部
（ｇｒｉｐ）を作動させたときにこれらのカム表面が上
述のばね脚部を互いに離れる方向に曲げる。その結果、
自己心出しするように作用するばねにより、錠止作用
（ｌｏｃｋ−ｉｎ）の信頼性が向上せしめられる。更
に、このようにして、種々の頭の傾斜に対する案内スリ
ーブの統一的な作動装置が提供される。また、車両内の
頭受けを統一化するために、例えば二重切欠きを有する
ロッドを設けることも可能である。これにより、前方座
席用と後方座席用の両方に一つの頭受けを使用すること
が可能になる。
純なばねの幾何形態を可能にし、これによりばねの製造
および設置が単純化される。本発明の特に好ましい実施
態様によれば、平行に間隔を隔てられた二つのばね脚部
が設けられ、これらのばね脚部はほぼ平行をなす脚部分
を備え、これらの脚部分が頭受けのロッドと係合し、こ
れらの脚部分は互いに直径方向の反対側に配置される。
従って解錠部材もまた二つのカム表面を備え、把持部
（ｇｒｉｐ）を作動させたときにこれらのカム表面が上
述のばね脚部を互いに離れる方向に曲げる。その結果、
自己心出しするように作用するばねにより、錠止作用
（ｌｏｃｋ−ｉｎ）の信頼性が向上せしめられる。更
に、このようにして、種々の頭の傾斜に対する案内スリ
ーブの統一的な作動装置が提供される。また、車両内の
頭受けを統一化するために、例えば二重切欠きを有する
ロッドを設けることも可能である。これにより、前方座
席用と後方座席用の両方に一つの頭受けを使用すること
が可能になる。
【０００９】本発明の一つの実施態様によれば、解錠部
材がＵ字形状をなすと共に、横アームが休止位置におい
てスリーブの外側輪郭に連続的に沿う（ｆｌｕｓｈ）よ
うに位置する。解錠部材は、例えばプラスチック材料か
ら一体成形されることができる。この解錠部材は、上述
の拡張部内に設けられた開口部を通って拡張部内に挿入
される。
材がＵ字形状をなすと共に、横アームが休止位置におい
てスリーブの外側輪郭に連続的に沿う（ｆｌｕｓｈ）よ
うに位置する。解錠部材は、例えばプラスチック材料か
ら一体成形されることができる。この解錠部材は、上述
の拡張部内に設けられた開口部を通って拡張部内に挿入
される。
【００１０】本発明の別の実施態様によれば、解錠部材
の脚部は外面にスナップ嵌め（ぱちんと嵌まる（ｓｎａ
ｐ−ｉｎ））用鼻部を備え、これらのスナップ嵌め用鼻
部が拡張部のスナップ嵌め用突出部と協働し、ばね部材
の圧力により脚部の移動が外方に向かう方向に限定され
るようにする。斯くして、解錠部材を拡張部内に挿入す
る間に解錠部材の脚部が互いに向けてわずかに曲げら
れ、その結果スナップ嵌め用鼻部がスナップ嵌め用突出
部の背後にぱちんと嵌まることが可能にされると共に、
このようにして解錠部材の休止位置が規定される。
の脚部は外面にスナップ嵌め（ぱちんと嵌まる（ｓｎａ
ｐ−ｉｎ））用鼻部を備え、これらのスナップ嵌め用鼻
部が拡張部のスナップ嵌め用突出部と協働し、ばね部材
の圧力により脚部の移動が外方に向かう方向に限定され
るようにする。斯くして、解錠部材を拡張部内に挿入す
る間に解錠部材の脚部が互いに向けてわずかに曲げら
れ、その結果スナップ嵌め用鼻部がスナップ嵌め用突出
部の背後にぱちんと嵌まることが可能にされると共に、
このようにして解錠部材の休止位置が規定される。
【００１１】本発明の更に別の実施態様によれば、解錠
部材を良好に案内するために、解錠部材の脚部が、拡張
部の平行に間隔を隔てられた壁部分によって案内され
る。解錠部材上に手で圧力を付与する間に力がばね部材
上にほぼ均一に分散されるように案内部に注意が払われ
る。その結果ばね脚部が折り上げられることが防止さ
れ、ばね脚部の幅が変化するようにする。
部材を良好に案内するために、解錠部材の脚部が、拡張
部の平行に間隔を隔てられた壁部分によって案内され
る。解錠部材上に手で圧力を付与する間に力がばね部材
上にほぼ均一に分散されるように案内部に注意が払われ
る。その結果ばね脚部が折り上げられることが防止さ
れ、ばね脚部の幅が変化するようにする。
【００１２】本発明の更に別の実施態様によれば、解錠
部材の脚部またはスナップ嵌め用鼻部をスナップ嵌め用
突出部との係合から解除するために、開口部が、拡張部
および解錠部材の脚部の高さ位置でかつ解錠部材の脚部
に対向して設けられる。ねじ回しなどの物体が、これら
の開口部を通って挿入されて解錠部材の脚部を内方に押
しやり、その結果解錠部材をスナップ嵌め用突出部から
解放するようにすることができる。
部材の脚部またはスナップ嵌め用鼻部をスナップ嵌め用
突出部との係合から解除するために、開口部が、拡張部
および解錠部材の脚部の高さ位置でかつ解錠部材の脚部
に対向して設けられる。ねじ回しなどの物体が、これら
の開口部を通って挿入されて解錠部材の脚部を内方に押
しやり、その結果解錠部材をスナップ嵌め用突出部から
解放するようにすることができる。
【００１３】本発明の更に別の実施態様によれば、拡張
部の壁は、側方の固定作用を得るためにばねアームのク
ランク状に曲げられた部分と係合する凹部を備える。ば
ねアームは、一方では拡張部の後壁によって支持され、
他方ではカム表面によって支持される。ばね脚部は側方
においてロッドと係合し、その結果ばねが安全に取り付
けられる。
部の壁は、側方の固定作用を得るためにばねアームのク
ランク状に曲げられた部分と係合する凹部を備える。ば
ねアームは、一方では拡張部の後壁によって支持され、
他方ではカム表面によって支持される。ばね脚部は側方
においてロッドと係合し、その結果ばねが安全に取り付
けられる。
【００１４】本発明の更に別の実施態様によれば、ばね
脚部の自由端部が、より容易な作動を可能にするために
外方に曲げられ、このように曲げられた端部部分は傾斜
路状（ランプ状）のカム表面とほぼ同一の角度をなして
延びている。
脚部の自由端部が、より容易な作動を可能にするために
外方に曲げられ、このように曲げられた端部部分は傾斜
路状（ランプ状）のカム表面とほぼ同一の角度をなして
延びている。
【００１５】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明をより
詳細に説明する。その全体を参照符号１０によって表わ
される案内スリーブが図１に示されている。この案内ス
リーブ１０は、中空円筒状のスリーブ部分１１と、この
スリーブ部分１１から半径方向に突出する頭部１２とを
具備する。図２からわかるように、頭部１２はほぼ円形
をなす外形を有する。頭部１２の領域内においてスリー
ブ部分１１の円筒状穴１３にはほぼ矩形をなす拡張部
（ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ）１４が設けられる。この拡張部
１４は位置１５において、円筒状穴１３の直径まで再び
狭められる。凹部または拡張部１４は、その後部を後壁
１６によって画定されると共にその側部を側壁部１７，
１８によって画定される。頭部１２の全幅に亘って延び
る開口部１９が後壁１６の反対側に設けられる。ばね部
材２０が拡張部１４内に配置される。このばね部材２０
はほぼＵ字形状をなす。ばね部材２０はアーム２１を具
備し、このアーム２１のクランク状に曲げられた中央部
分２２は、後壁１６の内面に形成された凹部２４と係合
する。凹部２４の両側においてアーム部２１は後壁１６
によって完全に支持される。二つのばね脚部２６，２８
が横アーム２１に連結される。これらのばね脚部２６，
２８は、横アーム２１から離れて互いに近づき合う方向
に延びる部分３０，３２を具備し、これらの部分３０，
３２は平行な脚部分３８，４０へと移行する。これらの
脚部分３８，４０の端部は、外方に湾曲した部分４２，
４４を備える。案内スリーブ１０内に挿入されるように
なっている頭受けのロッド４３が、図２において断面で
示されている。このロッド４３は、互いに直径方向の反
対側に配置された切欠き４６，４８を具備し、これらの
切欠き４６，４８は、ロッド４３がスリーブ１０から外
れることを防止する当接部として機能する。他の領域で
はロッド４３は円形をなす。ロッド４３が上方に移動さ
れるや否や、二つの脚部分３８，４０が切欠き４６，４
８内に錠止し、これら二つの脚部分３８，４０により、
ロッド４３が更に移動されることが防止される。この目
的のためにばね脚部２６，２８には、互いに向かう方向
にプレテンションがかけられている。
詳細に説明する。その全体を参照符号１０によって表わ
される案内スリーブが図１に示されている。この案内ス
リーブ１０は、中空円筒状のスリーブ部分１１と、この
スリーブ部分１１から半径方向に突出する頭部１２とを
具備する。図２からわかるように、頭部１２はほぼ円形
をなす外形を有する。頭部１２の領域内においてスリー
ブ部分１１の円筒状穴１３にはほぼ矩形をなす拡張部
（ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ）１４が設けられる。この拡張部
１４は位置１５において、円筒状穴１３の直径まで再び
狭められる。凹部または拡張部１４は、その後部を後壁
１６によって画定されると共にその側部を側壁部１７，
１８によって画定される。頭部１２の全幅に亘って延び
る開口部１９が後壁１６の反対側に設けられる。ばね部
材２０が拡張部１４内に配置される。このばね部材２０
はほぼＵ字形状をなす。ばね部材２０はアーム２１を具
備し、このアーム２１のクランク状に曲げられた中央部
分２２は、後壁１６の内面に形成された凹部２４と係合
する。凹部２４の両側においてアーム部２１は後壁１６
によって完全に支持される。二つのばね脚部２６，２８
が横アーム２１に連結される。これらのばね脚部２６，
２８は、横アーム２１から離れて互いに近づき合う方向
に延びる部分３０，３２を具備し、これらの部分３０，
３２は平行な脚部分３８，４０へと移行する。これらの
脚部分３８，４０の端部は、外方に湾曲した部分４２，
４４を備える。案内スリーブ１０内に挿入されるように
なっている頭受けのロッド４３が、図２において断面で
示されている。このロッド４３は、互いに直径方向の反
対側に配置された切欠き４６，４８を具備し、これらの
切欠き４６，４８は、ロッド４３がスリーブ１０から外
れることを防止する当接部として機能する。他の領域で
はロッド４３は円形をなす。ロッド４３が上方に移動さ
れるや否や、二つの脚部分３８，４０が切欠き４６，４
８内に錠止し、これら二つの脚部分３８，４０により、
ロッド４３が更に移動されることが防止される。この目
的のためにばね脚部２６，２８には、互いに向かう方向
にプレテンションがかけられている。
【００１６】また、解錠部材５０が拡張部１４内に挿入
される。この解錠部材５０は二つの平行な脚部５２，５
４を具備し、これらの脚部５２，５４の一端部がアーム
５６によって互いに連結される。拡張部１４に向けて延
びる前方領域内の脚部５２，５４のまっすぐな外側表面
は、脚部５２，５４が側壁１７，１８の対応する内壁部
分によって案内されることができるように寸法を定めら
れる。脚部５２，５４は脚部５２，５４の端部部分内
に、スナップ嵌め（ぱちんと嵌まる（ｓｎａｐ−ｉ
ｎ））用鼻部５８，６０を具備する。解錠部材５０が拡
張部１４内に完全に挿入されるや否や、これらのスナッ
プ嵌め用鼻部５８，６０がスナップ嵌め用肩部６２，６
４の背後にスナップ嵌めされる。解錠部材５０の外側表
面は、頭部１２の円形をなす外形に適合されている。こ
の解錠部材５０の外側表面は凹部６６を具備し、解錠部
材５０を一点鎖線で示されるように押し込むために指が
この凹部６６内に挿入されることができる。
される。この解錠部材５０は二つの平行な脚部５２，５
４を具備し、これらの脚部５２，５４の一端部がアーム
５６によって互いに連結される。拡張部１４に向けて延
びる前方領域内の脚部５２，５４のまっすぐな外側表面
は、脚部５２，５４が側壁１７，１８の対応する内壁部
分によって案内されることができるように寸法を定めら
れる。脚部５２，５４は脚部５２，５４の端部部分内
に、スナップ嵌め（ぱちんと嵌まる（ｓｎａｐ−ｉ
ｎ））用鼻部５８，６０を具備する。解錠部材５０が拡
張部１４内に完全に挿入されるや否や、これらのスナッ
プ嵌め用鼻部５８，６０がスナップ嵌め用肩部６２，６
４の背後にスナップ嵌めされる。解錠部材５０の外側表
面は、頭部１２の円形をなす外形に適合されている。こ
の解錠部材５０の外側表面は凹部６６を具備し、解錠部
材５０を一点鎖線で示されるように押し込むために指が
この凹部６６内に挿入されることができる。
【００１７】解錠部材５０のアーム５６はアーム５６の
内側表面に二つの傾斜路状（ランプ状）のカム表面７
０，７２を具備し、これらのカム表面７０，７２はばね
２０の湾曲した端部部分４２，４４と係合する。このよ
うにして解錠部材５０は図示される位置、即ちスナップ
嵌め用鼻部５８，６０がスナップ嵌め用肩部６２，６４
にぴったりと嵌合した（ｃｌｏｓｅ ｆｉｔ）位置に保
たれる。しかしながら、解錠部材５０が拡張部１４内に
押し込まれたときには、カム表面７０，７２によりばね
脚部２６，２８が、図２に示されるように互いに離れる
方向に曲げられ、その結果ロッド４３が案内スリーブ１
０から容易に取り外されることが可能にされる。後壁１
６には、脚部５２，５４の端部に対向して配置された二
つの開口部３６，３７が設けられる。脚部５２，５４の
端部は側方斜面を具備する。その結果、開口部３６，３
７を貫通して挿入され且つこれらの側方斜面と係合する
物体により、脚部５２，５４が互いに向かう方向に変形
されて、スナップ嵌め用鼻部５８，６０が、スナップ嵌
め用肩部６２，６４との係合を解除されるようにするこ
とができる。このようにして、解錠部材５０及びばね２
０が拡張部１４から容易に取り外されることができる。
横アーム２１の長さが、開口部１９の領域内における壁
部分１７と壁部分１８間の距離よりも短いということは
云うまでもない。
内側表面に二つの傾斜路状（ランプ状）のカム表面７
０，７２を具備し、これらのカム表面７０，７２はばね
２０の湾曲した端部部分４２，４４と係合する。このよ
うにして解錠部材５０は図示される位置、即ちスナップ
嵌め用鼻部５８，６０がスナップ嵌め用肩部６２，６４
にぴったりと嵌合した（ｃｌｏｓｅ ｆｉｔ）位置に保
たれる。しかしながら、解錠部材５０が拡張部１４内に
押し込まれたときには、カム表面７０，７２によりばね
脚部２６，２８が、図２に示されるように互いに離れる
方向に曲げられ、その結果ロッド４３が案内スリーブ１
０から容易に取り外されることが可能にされる。後壁１
６には、脚部５２，５４の端部に対向して配置された二
つの開口部３６，３７が設けられる。脚部５２，５４の
端部は側方斜面を具備する。その結果、開口部３６，３
７を貫通して挿入され且つこれらの側方斜面と係合する
物体により、脚部５２，５４が互いに向かう方向に変形
されて、スナップ嵌め用鼻部５８，６０が、スナップ嵌
め用肩部６２，６４との係合を解除されるようにするこ
とができる。このようにして、解錠部材５０及びばね２
０が拡張部１４から容易に取り外されることができる。
横アーム２１の長さが、開口部１９の領域内における壁
部分１７と壁部分１８間の距離よりも短いということは
云うまでもない。
【００１８】最後に、図１には案内スリーブ１０自体の
みが示されており、ばね２０は示されていないというこ
とに注意されたい。
みが示されており、ばね２０は示されていないというこ
とに注意されたい。
【図１】本発明による案内スリーブの縦断面図である。
【図２】図１のII−II線に沿ってみた案内スリーブの拡
大断面図である。
大断面図である。
１０…案内スリーブ １１…スリーブ部分 １２…頭部 １３…円筒状穴（スリーブ穴） １４…拡張部（凹部） １６…後壁 １７，１８…側壁部 ２０…ばね部材 ２１…アーム（横アーム） ２６，２８…ばね脚部 ３６，３７…開口部 ４３…ロッド ４６，４８…切欠き ５０…解錠部材 ５２，５４…脚部
Claims (10)
- 【請求項１】 車両の座席の頭受け用案内スリーブであ
って、該案内スリーブは、少くとも一つのスナップ嵌め
式ストッパを備える頭受けのロッドを摺動可能に受容
し、スリーブの穴は上方端部に、ばね部材を受容するた
めの拡張部を備え、該ばね部材の第１の部分が上記頭受
けのロッドと協働し、該ばね部材の第２の部分が上記拡
張部の壁によって支持され、平行に間隔を隔てられた二
つの脚部を有する解錠部材が該拡張部内に配置され、該
脚部は上記スリーブ穴の側部に位置し、該脚部の端部が
上記ばね部材の上記第１部分と協働し、該脚部は、該脚
部の縦方向の延長線に沿って把持部から上記ばね部材へ
移動可能となっており、これにより上記ばね部材の上記
第１部分が上記ロッドとの係合を解除されるようになっ
ている、車両の座席の頭受け用案内スリーブにおいて、
上記ばね部材（２０）は横アーム（２１）に連結された
少くとも一つのばね脚部（２６，２８）を備え、該ばね
脚部（２６，２８）は上記ロッド（４３）と側方におい
て係合し、上記横アーム（２１）が上記拡張部（１４）
の上記壁（１６）によって支持され、上記解錠部材（５
０）は上記脚部（５２，５４）間に、上記ばね脚部（２
６，２８）の端部と協働するカム表面を備え、上記把持
部を上記拡張部（１４）内に移動させたときに上記ばね
脚部（２６，２８）が上記ロッド（４３）から離れる方
向に曲げられるようにしたことを特徴とする、車両の座
席の頭受け用案内スリーブ。 - 【請求項２】 ほぼ平行をなす脚部分（３８，４０）を
有する二つの間隔を隔てたばね脚部（２６，２８）が設
けられ、該脚部分は互いに直径方向の反対側に配置さ
れ、該脚部分が上記ロッド（４３）と係合し、上記解錠
部材（５０）は二つのカム表面（７０，７２）を備え、
上記把持部を作動させたときに該カム表面が上記ばね脚
部（２６，２８）を互いに離れる方向に曲げる、請求項
１に記載の車両の座席の頭受け用案内スリーブ。 - 【請求項３】 上記解錠部材（５０）がＵ字形状をな
し、上記アーム（５６）が休止位置において上記スリー
ブ（１０，１２）の外側輪郭に連続的に沿うように位置
する、請求項１または２に記載の車両の座席の頭受け用
案内スリーブ。 - 【請求項４】 上記脚部（５２，５４）は外面にスナッ
プ嵌め用鼻部（５８，６０）を備え、該スナップ嵌め用
鼻部は上記拡張部（１４）のスナップ嵌め用突出部（６
２，６４）と協働し、上記ばね部材（２０）の圧力によ
り上記脚部（５２，５４）の移動が外方に向かう方向に
限定されるようにした、請求項１から３までのいずれか
一項に記載の車両の座席の頭受け用案内スリーブ。 - 【請求項５】 上記脚部（５２，５４）は、上記拡張部
（１４）の平行に間隔を隔てられた壁部分によって案内
される、請求項１から４までのいずれか一項に記載の車
両の座席の頭受け用案内スリーブ。 - 【請求項６】 上記拡張部（１４）は上方において、上
記スリーブ穴（１３）の大きさに狭められる、請求項１
から５までのいずれか一項に記載の車両の座席の頭受け
用案内スリーブ。 - 【請求項７】 上記ばね部材（２０）が丸棒状の材料か
ら形成される、請求項１から６までのいずれか一項に記
載の車両の座席の頭受け用案内スリーブ。 - 【請求項８】 上記拡張部（１４）および上記解錠部材
（５０）の上記脚部（５２，５４）の高さ位置におい
て、開口部（３６，３７）が互いに反対側に設けられ
る、請求項３から７までのいずれか一項に記載の車両の
座席の頭受け用案内スリーブ。 - 【請求項９】 上記拡張部（１４）の上記壁（１６）
は、側方の固定作用を得るために上記ばねアーム（２
１）のクランク状に曲げられた部分（２２）と係合する
凹部（２４）を備える、請求項１から８までのいずれか
一項に記載の車両の座席の頭受け用案内スリーブ。 - 【請求項１０】 上記ばね脚部（２６，２８）の自由端
部（４２，４４）が外方に曲げられ、該外方に曲げられ
た端部部分が傾斜路状のカム表面（７０，７２）とほぼ
同一の角度をなして延びている、請求項１から９までの
いずれか一項に記載の車両の座席の頭受け用案内スリー
ブ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4409557A DE4409557C2 (de) | 1994-03-19 | 1994-03-19 | Führungshülse für Kopfstützen an Fahrzeugsitzen |
| DE4409557:0 | 1994-03-19 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| AU (1) | AU682567B2 (ja) |
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| ES (1) | ES2120846B1 (ja) |
| FR (1) | FR2717429A1 (ja) |
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