JPH0835149A - 無杼織機における給糸装置 - Google Patents

無杼織機における給糸装置

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JPH0835149A
JPH0835149A JP16242794A JP16242794A JPH0835149A JP H0835149 A JPH0835149 A JP H0835149A JP 16242794 A JP16242794 A JP 16242794A JP 16242794 A JP16242794 A JP 16242794A JP H0835149 A JPH0835149 A JP H0835149A
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JP
Japan
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weft
yarn
propulsion
loom
nozzles
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JP16242794A
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English (en)
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Mitsuhiro Iwasaki
充博 岩崎
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多数台の無杼織機を配置するためのスペース効
率を高める。 【構成】整列配置された多数台のジェットルーム1,1
A,1Bに緯糸Y,Ya,Ybを供給する多数個の緯糸
チーズ2,2A,2Bがジェットルーム1,1A,1B
の配列ゾーンZ1 から独立した給糸ゾーンZ2 内に配置
されている。緯糸チーズ2,2A,2Bから引き出され
る緯糸Y,Ya,Ybは糸推進ノズル9A,9B,12
A,12B及び搬送チューブ11A1 ,11A2 ,11
1 ,11B2 から構成された搬送機構によってジェッ
トルーム側に搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緯糸チーズから引き出
される緯糸を緯入れする無杼織機における給糸装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】無杼織機で用いられる緯糸チーズは、特
開昭63−211347号公報、特開昭63−2433
50号公報、特開平5−51844号公報に開示される
ように各無杼織機の傍らの給糸位置に配置されて使用さ
れる。給糸位置で使用されている緯糸チーズが消費され
た場合には予備の緯糸チーズが続いて用いられる。無杼
織機の傍らに配置された緯糸チーズが全て消費し尽くさ
れる前に新たな緯糸チーズが無杼織機の傍らに補給され
る。特開昭63−211347号公報、特開昭63−2
43350号公報の装置の場合には作業者が新たな緯糸
チーズを運搬補給し、特開平5−51844号公報の装
置の場合には一か所に集合配置された多数の緯糸チーズ
から選ばれた特定の緯糸チーズが無杼織機の傍らに自動
補給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、無杼織機の傍
らに緯糸チーズを配置する構成は、給糸装置を設置する
ための大きなスペースを無杼織機の傍らに必要とし、隣
合う無杼織機の隣接間隔が大きくなる。そのため、多数
台の無杼織機を配置するためのスペース効率が悪い。
又、作業者が新たな緯糸チーズを個々の無杼織機の傍ら
まで運搬するのも面倒である。新たな緯糸チーズを個々
の無杼織機の傍らまで自動補給する構成では、補給機構
が大掛かりとなり、コスト的に問題がある。
【0004】本発明は、多数台の無杼織機を配置するた
めのスペース効率を高めると共に、コスト的にも有利な
無杼織機における給糸装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、緯糸チーズから引き出される緯糸を緯入れする
複数の無杼織機の群から各無杼織機で個々に使用される
緯糸チーズの群を独立して配置し、個々の緯糸チーズか
ら引き出される緯糸を無杼織機に搬送する搬送機構を緯
糸の給糸経路に配設した。
【0006】請求項2の発明では、緯糸チーズから引き
出される緯糸を搬送する搬送チューブと、少なくとも1
つのエアジェット式の糸推進ノズルとを備えた補給機構
を構成し、この糸推進ノズルから噴射される噴射空気流
を前記搬送チューブへ吹き込むようにした。
【0007】請求項3の発明では、給糸経路上に緯糸張
力検出手段を介在すると共に、前記糸推進ノズルの少な
くとも1つに圧縮エアを供給するエア供給経路上に緯糸
推進力調整手段を介在し、前記緯糸張力検出手段から得
られる張力検出情報に基づいて緯糸推進制御手段によっ
て前記緯糸推進力調整手段における推進力調整状態を制
御するようにした。
【0008】
【作用】緯糸チーズ群のうちの1つの緯糸チーズから引
き出される緯糸は、無杼織機群のうちの1つの無杼織機
へ搬送機構を介して供給される。無杼織機群と緯糸チー
ズ群とを互いに独立して配置した構成は、無杼織機の配
置スペース効率を高める。
【0009】給糸経路は例えば搬送チューブであり、緯
糸は搬送チューブ内を案内される。搬送チューブ内を案
内される緯糸は搬送機構を構成する糸推進ノズルからの
エアジェットによって推進される。緯糸のみを搬送する
搬送機構の設置スペースは緯糸チーズ全体を搬送する場
合に比して僅かで済む。
【0010】請求項3の発明では、緯糸張力検出手段に
よって検出された緯糸張力が設定張力よりも高くなる
と、緯糸推進制御手段がこの張力情報に基づいて緯糸推
進力調整手段の推進力調整状態を推進力低減側に制御す
る。この制御により糸推進ノズルにおける緯糸推進力が
低減する。緯糸張力検出手段によって検出された緯糸張
力が設定張力よりも低くなると、緯糸推進制御手段がこ
の張力情報に基づいて緯糸推進力調整手段の推進力調整
状態を推進力増大側に制御する。この制御により糸推進
ノズルにおける緯糸推進力が増大する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図1
〜図3に基づいて説明する。図1に示すように多数台の
ジェットルーム1,1A,1Bが整列配置されている。
各ジェットルーム1,1A,1Bに緯糸Y,Ya,Yb
を供給する多数個の緯糸チーズ2,2A,2Bがジェッ
トルーム1,1A,1Bの配列ゾーンZ1 から独立した
給糸ゾーンZ2 内に配置されている。
【0012】図2に示すように緯糸チーズ2A,2Bの
糸終端には対となる緯糸チーズ3A,3Bの始端が繋が
れている。緯糸チーズ2A,2Bの傍らには予備の緯糸
チーズ4A,4Bが配設されている。緯糸チーズ2A,
2Bと予備チーズ4A,4Bとの間には給糸切換ノズル
5A,5Bが配設されており、給糸切換ノズル5A,5
Bには予備チーズ4A,4Bの糸始端部Ya1 ,Yb1
が噴射口側から通されている。給糸切換ノズル5A,5
Bは手動式の開閉弁6A,6B及び電磁開閉弁7A,7
Bを介してエアタンク8に接続されている。予備チーズ
4A,4Bの糸始端部Ya1 ,Yb1 は開閉弁6A,6
Bの手動による開操作によって給糸切換ノズル5A,5
Bの噴射口側から吸引挿入される。
【0013】給糸切換ノズル5A,5Bの前方には第1
の糸推進ノズル9A,9Bが配設されている。緯糸チー
ズ2A,2Bから引き出される緯糸Ya,Ybは糸推進
ノズル9A,9Bに通される。糸推進ノズル9A,9B
内には緯糸検出器10A,10Bが取り付けられてい
る。緯糸検出器10A,10Bは糸推進ノズル9A,9
B内を通る緯糸Ya,Ybの有無を検出する。
【0014】給糸切換ノズル5A,5Bの先端にはフレ
キシブルチューブ製の搬送チューブ11A1 ,11B1
が接続されている。搬送チューブ11A1 ,11B1
先端には第2の糸推進ノズル12A,12Bが接続され
ている。第1の糸推進ノズル9A,9B及び第2の糸推
進ノズル12A,12Bは圧力調整弁13A,13B及
び手動操作可能な電磁開閉弁14A,14Bを介してエ
アタンク8に接続されている。手動操作可能な電磁開閉
弁14A,14Bは作業者が緯糸を糸推進ノズル9A,
9Bに挿入する場合にも使用される。
【0015】第2の糸推進ノズル12A,12Bの先端
にはフレキシブルチューブ製の搬送チューブ11A2
11B2 が接続されている。図3に示すように搬送チュ
ーブ11A2 ,11B2 の先端はジェットルーム1A,
1Bにおける巻付方式の緯糸測長貯留装置19A,19
Bの設置位置の近くに配置されている。搬送チューブ1
1A2 ,11B2 の先端と緯糸測長貯留装置19A,1
9Bとの間には糸張力検出器15A,15Bが設置され
ている。糸張力検出器15A,15Bはエアシリンダ1
6A,16Bの駆動ロッド16aに取り付けられてい
る。エアシリンダ16A,16Bは排気ポートを備えた
電磁三方弁17A,17Bを介してエアタンク8に接続
されている。糸張力検出器15A,15Bは電磁三方弁
17A,17Bの励消磁によって図2に実線で示す検出
位置と鎖線で示す退避位置とに切換配置される。
【0016】搬送チューブ11A1 ,11B1 、第2の
糸推進ノズル12A,12B及び搬送チューブ11
2 ,11B2 を経由した緯糸Ya,Ybは糸ガイド1
8A,18Bと糸張力検出器15A,15B側の糸ガイ
ド15a,15bとによって案内される。
【0017】緯糸検出器10A,10Bの検出信号及び
糸張力検出器15A,15Bの検出信号は給糸制御コン
ピュータCa1 ,Cb1 に送られる。給糸制御コンピュ
ータCa1 ,Cb1 は緯糸検出器10A,10B及び糸
張力検出器15A,15Bから得られる検出情報に基づ
いて電磁開閉弁7A,7B,14A,14B、電磁三方
弁17A,17Bの励消磁及び圧力調整弁13A,13
Bの圧力調整状態を制御する。給糸制御コンピュータC
1 ,Cb1 はジェットルーム1A,1Bの織機制御コ
ンピュータCa0 ,Cb0 に信号接続されている。
【0018】緯糸測長貯留装置19A,19Bの糸巻付
管19aは織機駆動モータ(図示略)とは別のモータM
(図示略)により回転駆動される。糸巻付管19aの回
転に伴って糸巻付管19aから繰り出される緯糸は電磁
ソレノイド20A,20Bによって駆動される係止ピン
20aの出没によって糸巻付面19bからの引き出しを
制御される。
【0019】糸巻付管19aに連通する導入口19c側
には吹き入れノズル21A,21Bが導入口19cを指
向するように配設されている。吹き入れノズル21A,
21Bからの噴射空気流は緯糸測長貯留装置19A,1
9Bの導入口19cに連通する糸巻付管19aの先端か
ら吹き出す。吹き入れノズル21A,21Bは電磁開閉
弁22A,22Bを介してエアタンク8に接続されてい
る。
【0020】緯糸測長貯留装置19A,19Bの前方に
は導入パイプ23A,23B及び中間ノズル24A,2
4Bが結合した状態で配設されている。糸巻付面19b
から引き出されて緯入れ用メインノズル25A,25B
から射出緯入れされる緯糸Ya,Ybは導入パイプ23
A,23B及び中間ノズル24A,24Bによって緯入
れ用メインノズル25A,25Bへ案内される。中間ノ
ズル24A,24Bは電磁開閉弁26A,26Bを介し
てエアタンク8に接続されている。
【0021】緯糸測長貯留装置19A,19Bにはガイ
ドプレート29A,29Bが取り付けられている。ガイ
ドプレート29A,29Bのガイド方向は導入パイプ2
3A,23Bの入口を指向している。ガイドプレート2
9A,29Bには引渡ノズル30A,30Bが取り付け
られており、その噴射方向がガイドプレート29A,2
9Bのガイド方向に沿うようにしてある。引渡ノズル3
0A,30Bは電磁開閉弁31A,31Bを介してエア
タンク8に接続されている。
【0022】緯入れ用メインノズル25A,25Bの先
端上部には固定刃25aが緯入れ用メインノズル25
A,25Bの先端から若干突出するように止着されてい
る。緯入れ用メインノズル25A,25Bの直下にはブ
ローノズル32A,32Bが設置されており、その噴射
方向が緯入れ用メインノズル25A,25Bの噴射経路
と交差するように設定されている。緯入れ用メインノズ
ル25A,25Bの直上には緯糸導入ダクト33A,3
3Bがブローノズル32A,32Bと対向して設置され
ている。緯糸導入ダクト33A,33Bの出口の後方に
はエアガイドを兼ねる緯糸検出器34A,34Bが設置
されている。緯糸検出器34A,34Bの後方には吸引
ノズル35A,35Bが設置されている。緯入れ用メイ
ンノズル25A,25Bは電磁開閉弁28A,28Bを
介してエアタンク8に接続されている。ブローノズル3
2A,32Bは電磁開閉弁39A,39Bを介してエア
タンク8に接続されている。吸引ノズル35A,35B
は電磁開閉弁40A,40Bを介してエアタンク8に接
続されている。
【0023】緯入れ用メインノズル25A,25B、ブ
ローノズル32A,32B、緯糸導入ダクト33A,3
3B、緯糸検出器34A,34B及び吸引ノズル35
A,35Bはいずれもスレイ上に装着されており、スレ
イの揺動に伴って一体的に揺動する。これら各部材の揺
動領域の後方には引き取りモータ36A,36Bが設置
されている。引き取りモータ36A,36Bの駆動ロー
ラ36aはエアシリンダ37A,37Bの駆動ロッドに
取り付けられた被動ローラ37aと対向している。エア
シリンダ37A,37Bは排気ポートを備えた電磁三方
弁38A,38Bを介してエアタンク8に接続されてい
る。
【0024】電磁開閉弁22A,22B,26A,26
B,28A,28B,31A,31B、引き取りモータ
36A,36B、モータM及び電磁三方弁38A,38
Bは織機制御コンピュータCa0 ,Cb0 の指令制御を
受ける。織機制御コンピュータCa0 ,Cb0 は給糸制
御コンピュータCa1 ,Cb1 からの信号及び緯糸検出
器34A,34Bからの検出信号に基づいて電磁開閉弁
22A,22B,26A,26B,28A,28B,3
1A,31B、電磁三方弁38A,38Bの励消磁及び
モータ36A,36B,Mの作動を制御する。
【0025】給糸ゾーンZ2 内の個々の緯糸チーズ2
A,2Bとジェットルーム1A,1Bとの間の給糸経路
は搬送チューブ11A1 ,11A2 ,11B1 ,11B
2 内となる。ジェットルーム1A,1Bが製織状態にあ
る場合には糸巻付管19aが電磁ソレノイド20A,2
0Bの消磁状態のもとに糸巻付面19bに緯糸を巻き付
ける。この巻き付け緯糸が電磁ソレノイド20A,20
Bの励磁状態のときに緯入れ用メインノズル25A,2
5Bの噴射によって引き出し解舒される。
【0026】第1及び第2の糸推進ノズル9A,9B,
12A,12Bは圧力調整弁13A,13Bによって調
整された噴射圧で搬送チューブ11A1 ,11A2 ,1
1B 1 ,11B2 内にエアを吹き入れる。搬送チューブ
11A1 ,11A2 ,11B 1 ,11B2 内の緯糸Y
a,Ybは第1及び第2の糸推進ノズル9A,9B,1
2A,12Bの噴射エアによってジェットルーム1A,
1B側へ搬送される。糸巻付管19aは定速度で回転し
ており、搬送チューブ11A1 ,11A2 ,11B1
11B2 内の緯糸Ya,Ybは略一定の速度でジェット
ルーム1A,1B側へ引き取られる。緯糸Ya,Ybの
搬送抵抗が大きくなると緯糸Ya,Ybのの糸張力が高
くなり、緯糸Ya,Ybの搬送抵抗が少なくなると緯糸
Ya,Ybの糸張力が低くなる。この張力変動は糸張力
検出器15A,15Bによって検出されており、給糸制
御コンピュータCa1 ,Cb1 は糸張力検出器15A,
15Bからの検出情報に基づいて圧力調整弁13A,1
3Bの圧力調整状態を制御する。糸張力が設定張力より
も高くなった場合には圧力調整弁13A,13Bは噴射
圧を低減する側へ圧力調整される。糸張力が設定張力よ
りも低くなった場合には圧力調整弁13A,13Bは噴
射圧を増大する側へ圧力調整される。このような噴射圧
調整によって緯糸Ya,Ybの張力が略設定張力に維持
され、糸切れ防止が行われる。
【0027】万一、緯糸Yaが搬送チューブ11A1
11A2 内で切断した場合、緯糸検出器10Aは糸有を
検出するが、緯糸の張力は零になる。給糸制御コンピュ
ータCa1 は緯糸検出器10Aから得られる糸有情報及
び糸張力検出器15Aから得られる設定期間にわたる張
力零情報に基づいて織機制御コンピュータCa0 に製織
停止信号を出力すると共に、圧力調整弁13Aの圧力調
整状態を噴射圧零状態にする。製織停止信号の出力によ
り織機が停止し、スレイ上の緯入れ用メインノズル25
Aは筬打ち直前で停止する。次いで、給糸制御コンピュ
ータCa1 は電磁三方弁17Aの励磁を指令し、エアシ
リンダ16Aの駆動ロッド16aが突出する。この突出
動作により糸張力検出器15A側の糸ガイド15aが図
2に鎖線で示す退避位置に移動する。
【0028】機台停止後、機台が所定量逆転し、スレイ
上の緯入れ用メインノズル25Aが揺動領域の最後退位
置(糸通し位置)に停止する。機台逆転後、電磁開閉弁
22A,31A,26A及び電磁ソレノイド20Aが励
磁し、吹き入れノズル9、引渡ノズル30A及び中間ノ
ズル30Aが噴射すると共に、係止ピン20aが糸巻付
面19bから離間する。次いで、電磁開閉弁28A,3
9A,40Aが励磁され、緯入れ用メインノズル25
A、ブローノズル32A及び吸引ノズル35Aが噴射す
る。そして、電磁開閉弁14Aが励磁され、糸推進ノズ
ル9A,12Aが噴射する。この噴射により搬送チュー
ブ11A1 ,11A2 内の緯糸Yaの先端部が糸ガイド
18Aと退避位置にある糸ガイド15aとの間を通って
吹き入れノズル21Aに吹き入れられる。吹き入れノズ
ル21Aに吹き入れられた緯糸Yaの先端部は引渡ノズ
ル30Aから噴出する。引渡ノズル30Aから噴出した
緯糸Yaの先端部はガイドプレート29Aに沿って導入
パイプ23Aに導入され、中間ノズル24Aから緯入れ
用メインノズル25Aに吹き入れられる。
【0029】緯入れ用メインノズル25Aへ通された緯
糸Yaの先端部はブローノズル32Aの噴射作用によっ
て緯糸導入ダクト33Aへ吹き入れられ、駆動ローラ3
6aと被動ローラ37aとの間の把持領域及び緯糸検出
器34Aを通過して吸引ノズル35Aに到達する。緯糸
検出器34Aが糸有を検出をすると、電磁三方弁38A
が励磁し、エアシリンダ37Aが突出動作する。エアシ
リンダ37Aの突出動作により被動ローラ37aが駆動
ローラ36aに圧接し、緯糸Yaの先端部がローラ36
a,37a間に把持される。又、緯糸検出器34Aが糸
有を検出をすると、吹き入れノズル21A、引渡ノズル
30A、中間ノズル24A、緯入れ用メインノズル25
A及びブローノズル32Aの噴射が停止する。
【0030】ローラ36a,37aの接合後、電磁ソレ
ノイド20Aが消磁し、係止ピン20aが糸巻付面19
bに係合する。係止ピン20aが糸巻付面19bに係合
した後、モータMが所定量作動し、糸巻付管19aが糸
巻付面19bの周囲を所定量回転する。これにより糸巻
付面19b上には緯糸が所定量予備巻される。緯糸が所
定量予備巻されると、電磁開閉弁14Aが消磁され、糸
推進ノズル9A,12Aの噴射が停止する。。
【0031】緯糸予備巻後、引き取りモータ36Aが作
動し、緯糸Yaの先端部が両ローラ36a,37aによ
って引き取られる。この引き取り張力によって緯糸Ya
が固定刃25aの切断作用を受け、緯入れ用メインノズ
ル25Aから切断分離される。この切断片は両ローラ3
6a,37aによって引き取られると共に、吸引ノズル
35Aの噴射作用により図示しないダストボックスへ排
出される。
【0032】切断片が全て緯糸検出器34Aを通過する
と、緯糸検出器34Aは糸無を検出する。織機制御コン
ピュータCa0 は糸無検出情報に基づいて電磁三方弁3
8A、電磁開閉弁40Aを消磁する。又、織機制御コン
ピュータCa0 は給糸開始信号を給糸制御コンピュータ
Ca1 に出力する。給糸制御コンピュータCa1 は給糸
開始信号の入力に応答して糸張力検出器15Aを退避位
置から検出位置へ切換配置する。以後、機台が起動位置
へ回転移行し、機台が起動すると共に、糸推進ノズル9
A,12Aの噴射による緯糸搬送が行われる。
【0033】第1の糸推進ノズル9Aと緯糸チーズ2A
との間で糸切れが生じた場合、緯糸検出器10Aが糸無
を検出する。給糸制御コンピュータCa1 はこの糸無検
出情報に基づいて織機制御コンピュータCa0 に製織停
止信号を出力すると共に、電磁開閉弁7Aを励磁する。
電磁開閉弁7Aの励磁により給糸切換ノズル5Aが予備
チーズ4Aの糸始端を第1の糸推進ノズル9Aに向けて
射出し、予備チーズ4Aの糸始端が第1の糸推進ノズル
9Aに通される。以後の給糸処理は前記した給糸処理と
同じである。
【0034】以上説明したような給糸及び糸切れ時の給
糸処理を行なう給糸装置を構成する緯糸チーズ2,2
A,2B,3,3A,3B,4A,4Bの群は、ジェッ
トルーム1,1A,1Bの配列ゾーンZ1 から独立した
給糸ゾーンZ2 に集合配置されている。多数の織機群か
ら独立して離れたゾーンに緯糸チーズを集合配置する構
成は、織機の傍らに緯糸チーズを配置した従来構成に比
して織機間の配置間隔を狭めることを可能にする。緯糸
チーズ2,2A,2Bから引き出される緯糸Y,Ya,
Ybの給糸経路は搬送チューブ11A1 ,11A2 ,1
1B1 ,11B2内である。搬送チューブ11A1 ,1
1A2 ,11B1 ,11B1 の径は緯糸搬送に支障を来
さない程度に小さくでき、しかも多数本の搬送チューブ
を適当に収束離散することができる。そのため、織機間
の配置間隔を狭めた場合にも搬送チューブを適正配線で
き、織機の配列が搬送チューブの経路の影響を受けるこ
とはない。従って、織機の配列スペース効率が高くな
り、一定のフロア面積内での織機の使用台数を従来より
も増やすことができる。
【0035】特開平5−51844号公報の緯糸チーズ
自動補給装置は大層大掛かりである。しかし、本実施例
の緯糸チーズ2Aからジェットルーム1Aまで緯糸を搬
送する搬送機構は、複数の緯糸推進ノズル9A,12
A、搬送チューブ11A1 ,11A2 、圧力調整弁13
A、糸張力検出器15Aからなる簡素な構成である。従
って、本実施例の給糸装置は特開平5−51844号公
報の装置に比して遙かに安価である。
【0036】緯糸チーズ2A,2Bとジェットルーム1
A,1Bとの距離が大きくなれば給糸経路が長くなる。
そのため、搬送チューブ11A1 ,11A2 ,11
1 ,11B2 内の搬送抵抗が大きくなるが、このよう
な場合には糸推進ノズルを増やせば事足りる。
【0037】次に、図4の実施例を説明する。この実施
例では搬送チューブ11A1 ,11A2 と糸張力検出器
15A,15Bとの間に緯糸引き取り機構41A,41
Bが配設されている。緯糸引き取り機構41A,41B
は、駆動ローラ42aを有する可変速型の引き取りモー
タ42A,42Bと、被動ローラ43aを有するエアシ
リンダ43A,43Bとからなる。エアシリンダ43
A,43Bは排気ポートを備えた電磁三方弁44A,4
4Bを介してエアタンク8に接続されている。電磁三方
弁44A,44Bは給糸制御コンピュータCa1 ,Cb
1 の励消磁制御を受ける。又、給糸制御コンピュータC
1 ,Cb1 は引き取りモータ42A,42Bの回転速
度を制御する。
【0038】被動ローラ43aは実線で示す引き取り位
置と鎖線で示す退避位置とに切換配置される。製織時に
は被動ローラ43aが引き取り位置に配置され、緯糸Y
a,Ybが駆動ローラ42aと被動ローラ43aとの間
に把持される。この状態で引き取りモータ42A,42
Bが作動し、緯糸Ya,Ybがジェットルーム1A,1
B側へ送られる。糸張力検出器15A,15Bが設定張
力よりも高い張力状態を検出すると、引き取りモータ4
2A,42Bの回転が増速される。糸張力検出器15
A,15Bが設定張力よりも低い張力状態を検出する
と、引き取りモータ42A,42Bの回転が減速され
る。このような増減速制御により糸切れ防止が図られて
いる。糸切れによる給糸処理の際には被動ローラ43a
が退避位置に切換配置され、緯糸が駆動ローラ42aと
被動ローラ43aとの間を通される。
【0039】緯糸引き取り機構41A,41Bの採用に
より糸推進ノズル9A,9B,12A,12Bの推進力
は僅か、場合によっては無くても済む。糸推進ノズル9
A,9B,12A,12Bは給糸処理の際に必要であ
る。緯糸引き取り機構41A,41Bによる機械的な把
持引き取り方式は緯糸の給糸速度を安定させ、糸切れ発
生が少なくなる。
【0040】又、本発明はジェットルーム以外の無杼織
機にも適用できる。前記実施例から把握できる請求項記
載以外の発明について以下にその効果とともに記載す
る。 (1)請求項1に記載の搬送機構は、緯糸チーズから引
き出される緯糸を搬送する搬送チューブと、緯糸の引き
出し方向へ緯糸を機械的に把持して引き取る緯糸引き取
り機構とを備えている無杼織機における給糸装置。
【0041】機械的な把持引き取りのために緯糸の給糸
速度が安定し、糸切れ発生が少なくなる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、緯糸チー
ズから引き出される緯糸を緯入れする複数の無杼織機の
群から各無杼織機で個々に使用される緯糸チーズの群を
独立して配置し、個々の緯糸チーズから引き出される緯
糸を無杼織機に搬送する搬送機構を緯糸の給糸経路に配
設したので、多数台の無杼織機を配置するためのスペー
ス効率を高め得ると共に、コスト的にも有利である。
【0043】請求項3の発明は、緯糸張力の検出に基づ
いて糸推進器の推進力を制御するようにしたので、糸切
れを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した第1実施例の略体平面図
である。
【図2】 給糸装置を示す平断面図である。
【図3】 給糸装置と緯入れ装置との関係を示す平断面
図である。
【図4】 別例の給糸装置を示す平断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B…ジェットルーム、2,2A,2B,
3,3A,3B,4A,4B…緯糸チーズ、9A,9
B,12A,12B…搬送機構を構成する糸推進ノズ
ル、11A1 ,11A2 ,11B1 ,11B2 …搬送機
構を構成する搬送チューブ、13A,13B…緯糸推進
力調整手段となる圧力調整弁、15A,15B…糸張力
検出器、Ca1 ,Cb1 …緯糸推進制御手段となる給糸
制御コンピュータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸チーズから引き出される緯糸を緯入れ
    する複数の無杼織機の群から各無杼織機で個々に使用さ
    れる緯糸チーズの群を独立して配置し、個々の緯糸チー
    ズから引き出される緯糸を無杼織機に搬送する搬送機構
    を緯糸の給糸経路に配設した無杼織機における給糸装
    置。
  2. 【請求項2】搬送機構は、緯糸チーズから引き出される
    緯糸を搬送する搬送チューブと、少なくとも1つのエア
    ジェット式の糸推進ノズルとを備え、この糸推進ノズル
    から噴射される噴射空気流を前記搬送チューブへ吹き込
    むようにした請求項1に記載の無杼織機における給糸装
    置。
  3. 【請求項3】給糸経路上に緯糸張力検出手段を介在する
    と共に、前記糸推進ノズルの少なくとも1つに圧縮エア
    を供給するエア供給経路上に緯糸推進力調整手段を介在
    し、前記緯糸張力検出手段から得られる張力検出情報に
    基づいて緯糸推進制御手段によって前記緯糸推進力調整
    手段における推進力調整状態を制御するようにした請求
    項2に記載の無杼織機における給糸装置。
JP16242794A 1994-07-14 1994-07-14 無杼織機における給糸装置 Pending JPH0835149A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541172A (ja) * 2006-06-21 2009-11-26 イーストマン ケミカル カンパニー 繊維の搬送装置及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009541172A (ja) * 2006-06-21 2009-11-26 イーストマン ケミカル カンパニー 繊維の搬送装置及び方法

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