JPH0834373B2 - アンテナマウント装置 - Google Patents

アンテナマウント装置

Info

Publication number
JPH0834373B2
JPH0834373B2 JP63244557A JP24455788A JPH0834373B2 JP H0834373 B2 JPH0834373 B2 JP H0834373B2 JP 63244557 A JP63244557 A JP 63244557A JP 24455788 A JP24455788 A JP 24455788A JP H0834373 B2 JPH0834373 B2 JP H0834373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
antenna
pitching
rolling
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63244557A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0294801A (ja
Inventor
光政 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP63244557A priority Critical patent/JPH0834373B2/ja
Publication of JPH0294801A publication Critical patent/JPH0294801A/ja
Publication of JPH0834373B2 publication Critical patent/JPH0834373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、アンテナを船舶等の移動体に搭載し同一
方向に常時指向させるアンテナマウント装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、例えば船舶用衛星通信アンテナは船舶のローリ
ング,ピッチング等にもかかわらず、常時アンテナを衛
星の方向に向けるためにアンテナマウントによってアン
テナの姿勢制御を行っている。その一例を第6図により
説明する。
第6図の従来例はAz−X−Elの直交3軸方式といわれ
るものである。この図で、1は船舶の甲板などの取付面
(以下船舶と記す)、2は船舶1に垂直な架台、3は前
記架台2に回動自在に取付けられたAz軸、4はAz軸3に
直交して回動自在に取付けられたX軸、5はX軸4に直
交して回動自在に取付けられたEl軸、6はEl軸6に固定
されたアンテナである。
第6図において、A方向から見た図が第7図、B方向
から見た図が第8図である。
このような3軸方式のアンテナマウントでは、X軸4
が衛星の方位に一致するようにAz軸3の回動角を制御す
る。そして第7図に点線で示すように、船舶1がEl軸5
方向に角度rだけ傾き、かつ第8図に点線で示すよう
に、El軸5に直交する方向に角度pだけ傾いた場合に
は、Az軸3に設けたEl軸5方向の傾きの動揺センサ7で
角度rを検出し、X軸4を角度rだけ回動してEl軸5を
水平に保ち、Az軸3に設けたX軸4方向の傾きの動揺セ
ンサ8で角度pを検出して、El軸5を角度pだけ回動し
て一定の仰角ELを保つようにしてアンテナ6を船舶1の
動揺に関わらず常に衛星に指向させている。
しかしながら、第6図のアンテナマウントではX軸4
の軸受部および駆動機構部をEl軸5の回転によるアンテ
ナとの干渉を避けた位置に設置する必要があるため、ア
ンテナ6の振り半径が大きくなる欠点があった。
このため、さらに小型化にするために、第9図に示す
ように、前記Az−X−ElのX軸4′をAz軸3の直交する
平面から角度kだけ傾けたアンテナマウントも用いられ
ている。
第9図において、A方向から見た図が第10図、B方向
から見た図が第11図である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、Az−X−El方式のX軸4′を傾けると、各3
軸3,4′,5の関係が極めて複雑な座標変換を必要とする
ため、各3軸3,4′,5ごとにその回動制御が著しく複雑
となる欠点があった。すなわち、第9〜11図に示す3軸
方式のアンテナマウントでは、駆動センサをX軸上に取
付けX軸が水平となるよう3軸を制御する。しかし、こ
の方法では動揺センサをアンテナマウントに取付けるた
めアンテナマウントの設置場所の環境条件が悪く、動揺
センサの信頼性が低下する。また、動揺センサからの信
号アンテナコントロールユニット(以下ACUという)に
取り込むためのケーブル等が増加する。
この発明の目的は、X軸を傾けた構成をとりながら動
揺センサを船内に設置できるようにして信頼性を上げ、
アンテナマウント部と船内装置内のAUC間のケーブルを
なくし、かつ3軸を簡単に制御できるようにしたアンテ
ナマウントを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかるアンテナマウントは、X軸をAz軸に
直交する平面に対し、ほぼ35゜傾け、さらに3軸のうち
El軸をピッチング量P,ローリング量Rを用いて補正し、
他の2軸はローリング量Rを用いて補正するものであ
る。
〔作用〕
この発明においては、X軸がほぼ35゜傾いているの
で、3軸が互いに直交しているものにくらべ小型とな
り、制御速度を低くすることができる。また、ピッチン
グやローリングが発生したとき、El軸はピッチング量P
とローリング量Rに基づいて補正がなされ、他の2軸は
ローリング量Rに基づいてのみの補正がなされるので、
制御が比較的簡単に行われる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例の全体の概略構成を示す
ブロック図である。この図において、10はアンテナマウ
ントで、Az軸12,X軸14,El軸16およびEl軸16に取付けら
れたアンテナ18を有し、全体はレドーム19で覆われてい
る。20はACUで、動揺センサ30,ジャイロコンパス40なら
びにアンテナ14からの信号を入力として必要な演算を行
い、サーボアンプ21を介して必要な制御をアンテナマウ
ント10に加える。なお、ACU20,サーボアンプ21,動揺セ
ンサ30は船内に取付けられ、アンテナマウント10,ジャ
イロコンパス40は船外の甲板等に取付けられる。動揺セ
ンサ30は、具体的にはローリングセンサ31とピッチング
センサ32とからなる。
第2図,第3図にアンテナマウント10の斜視図および
正面図の詳細を示す。11はベースプレートで、これにAz
軸12を中心として回動するAzフレーム13が取付けられ、
このAZフレーム13にAz軸12と直交する水平面に対し35゜
傾いたX軸14が取付けられ、このX軸14にXフレーム15
が取付けられ、さらにXフレーム15にX軸14に対し直交
するEl軸16が取付けられ、このEl軸16にレフマウント17
が取付けられている。そして、レフマウント17にアンテ
ナ18が取付けられる。19はレドームである。なお、各軸
の駆動のためにそれぞれモータが設けられ、ベルト駆動
あるいはギャ駆動によって制御されるが、その詳細な省
略する。また、第3図にはレドーム19は省略してある。
次に各軸の制御を行うACU20による指向制御について
説明する。
i)動揺のない場合 第4図に示すように、船SHのアンテナ14と衛星STとを
結ぶ直線を、この直線の水平面へ投影した直線を
、船SHの中心線をとする。まず、Az軸12をベアリン
グ角(方位角)Az(直線と中心線のなす角)だけ回
転させる。また、El軸16をエレベーション角(仰角)El
(直線,のなす角)だけ回転させる。一度設定後
は、船SHの旋回に対してはジャイロコンパス40からの信
号によりAZ軸12を回転して自動追従することは従来と同
じである。
ii)動揺がある場合 動揺センサ30中のローリングセンサ31,ピッチングセ
ンサ32でローリング量Rとピッチング量Pを検出し、AC
U20で下記の演算を行って、各軸の回転角を算出する。
この場合の制御方法を第5図を参照して説明する。
第5図において、アンテナ18と衛星STの2点を含む鉛
直な平面T上で、アンテナ18と衛星STとを結ぶ直線Kと
水平面Uとのなす角をP′とする。また、水平面Uと平
面Tとに直角な平面Q上において、船SHの甲板面Sとの
交線Lと水平面Uとのなす角のR′とする。El軸16の回
転角El′,X軸14の回転角X′,Az軸12の回転角Az′は仰
角El,方位角をAzとして、 Az′=Az+sin-1(tanR′・tanK) ただし、 P′=tan-1(tanP・cosAz+tanR・sinAz) R′=tan-1(tanR・cosAz+tanP・sinAz) P:はピッチング角、R:ローリング角 として求めることができる。
R′、P′は、船上に設置した動揺センサのローリン
グ出力Rと、ピッチング出力Pより、衛星方向を基準に
した、仮に衛星方位方向に船首が向いたときのローリン
グ、ピッチングに変換したものである。
通常船舶の動揺は、最大ローリング±30゜、ピッチン
グ±10゜程度である。これが同時に最大角で発生する
と、ある方向では、傾き角が最大32゜程度となる。その
範囲で、アンテナを回転し動揺補正をする必要がある。
従来はX軸が、Az軸に対して90゜(ベースプレートに
対して水平)に位置している。その場合、アンテナが天
頂方向を向いたときに±32゜の動揺が発生し、動揺補正
をするためE1軸に回転すると、アンテナ18がX軸に接触
し回転できない。
そのため、この発明では、X軸を、最大回転角度、及
びフレーム寸法を考慮してAz軸と直交する平面に対して
ほぼ35゜傾け取り付けた。
E1′、X′、Az′は、そのX軸の傾きを補正した値で
ある。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように、Az軸,X軸,El軸の3
軸を制御するアンテナマウント装置において、X軸をあ
らかじめAz軸と直交する平面に対し、ほぼ35゜傾けて設
けたので、アンテナマウントが小型となり、かつ制御速
度を低くすることが可能なため追尾精度が向上し、ま
た、ピッチング量Pとローリング量Rの値を用いてAUC
が演算を行い、このうちEl軸にはピッチング量Pとロー
リング量Rを用い、その他のX軸,Az軸にはローリング
量Rのみで制御するので、制御が簡単になり応答速度を
速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体の概略構成を示すブ
ロック図、第2図,第3図は、第1図におけるアンテナ
マウントの斜視図および正面図、第4図,第5図はこの
発明の実施例の動作を説明するための図、第6図〜第11
図は従来のアンテナマウントの動作を説明するための概
念図である。 図中、10はアンテナマウント、11はベースプレート、12
はAz軸、13はAzフレーム、14はX軸、15はXフレーム、
16はEl軸、17はレフマウント、18はアンテナ、19はレド
ーム、20はアンテナコントロールユニット、21はサーボ
アンプ、30は動揺センサ、31はローリングセンサ、32は
ピッチングセンサ、40はジャイロコンパスである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースプレート(11)上に垂直に設けたAz
    軸(12)と、このAz軸の回りに回動可能でこのAz軸と直
    交する平面に対し、ほぼ35゜傾けて設けられ自身の軸心
    の回りに回動可能なX軸(14)と、このX軸に対し直交
    し自身の軸心の回りに回動可能なE1軸(16)と、このE1
    軸に取付けられたアンテナ(18)とを備えたアンテナマ
    ウント(10)と; 船体に設置され動揺に応じたローリング値Rおよびピッ
    チング値Pを出力する動揺センサ(30)と; さらに動揺があった場合、前記ローリング値Rおよびピ
    ッチング値Pを下式に従ってアンテナが追尾する衛星の
    方位で補正したR′、およびP′を演算し、かつ、前記
    E1軸、X軸、およびAz軸のそれぞれの動揺補正をする回
    動角E1′、X′、Az′を、下式に従って制御するアンテ
    ナコントロールユニット(20)とを有することを特徴と
    するアンテナマウント装置。 Az′=Az+sin-1(tanR′・tanK) ただし、 P′=tan-1(tanP・cosAz+tanR・sinAz) R′=tan-1(tanR・cosAz+tanP・sinAz) Pはピッチング量、Rはローリング量、 K=35゜、Elは仰角、Azは方位角とする。
JP63244557A 1988-09-30 1988-09-30 アンテナマウント装置 Expired - Lifetime JPH0834373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63244557A JPH0834373B2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30 アンテナマウント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63244557A JPH0834373B2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30 アンテナマウント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0294801A JPH0294801A (ja) 1990-04-05
JPH0834373B2 true JPH0834373B2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=17120482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63244557A Expired - Lifetime JPH0834373B2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30 アンテナマウント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0834373B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2842963B2 (ja) * 1992-03-11 1999-01-06 日本無線株式会社 移動体用アンテナ装置
DK177464B1 (en) 2011-12-08 2013-06-24 Spacecom Holding Aps Pedestal for tracking antenna

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51115757A (en) * 1974-11-15 1976-10-12 Japan Radio Co Ltd Marine antenna pedestal control method
JPS5986908A (ja) * 1982-11-11 1984-05-19 Furuno Electric Co Ltd 指向性体の指向方向制御方法
JPS60163504A (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 移動体用衛星通信アンテナ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51115757A (en) * 1974-11-15 1976-10-12 Japan Radio Co Ltd Marine antenna pedestal control method
JPS5986908A (ja) * 1982-11-11 1984-05-19 Furuno Electric Co Ltd 指向性体の指向方向制御方法
JPS60163504A (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 移動体用衛星通信アンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0294801A (ja) 1990-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5419521A (en) Three-axis pedestal
US20190063668A1 (en) Stabilizer and angle adjusting method thereof
US5517205A (en) Two axis mount pointing apparatus
EP2228867B1 (en) Control method for reducing directional error of antenna with biaxial gimbals structure and control device provided with the same
JPS5858841B2 (ja) 空中線装置
JPH0834373B2 (ja) アンテナマウント装置
JP2006311187A (ja) アンテナ支持装置、船舶レーダ装置
JPH07249920A (ja) アンテナ指向装置
KR101630202B1 (ko) 선박 및 해양구조물용 능동형 기지국 추적 안테나장치
JPH098533A (ja) アンテナ姿勢制御装置
JPH11308604A (ja) ジンバル制御装置
JP2005244611A (ja) アンテナマウント
JP3157976B2 (ja) 移動体用アンテナマウント
JPH028411Y2 (ja)
JPS62184376A (ja) アンテナ指向装置
JPH05259721A (ja) アンテナ指向装置
JPH06132716A (ja) アンテナ姿勢制御装置
JP3428858B2 (ja) 指向性アンテナ用三軸制御装置
JPH07249918A (ja) アンテナ指向装置
JP2842963B2 (ja) 移動体用アンテナ装置
JPH0633696Y2 (ja) アンテナマウント
JPH0192677A (ja) 衛星自動追尾方法
JPS6021482B2 (ja) アンテナペデスタル装置
JPH095434A (ja) カメラ指向装置
JPH05167328A (ja) アンテナマウント