JPH11308604A - ジンバル制御装置 - Google Patents

ジンバル制御装置

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JPH11308604A
JPH11308604A JP10115286A JP11528698A JPH11308604A JP H11308604 A JPH11308604 A JP H11308604A JP 10115286 A JP10115286 A JP 10115286A JP 11528698 A JP11528698 A JP 11528698A JP H11308604 A JPH11308604 A JP H11308604A
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JP
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gimbal
axis
orthogonal
vertical
angular velocity
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JP10115286A
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Inventor
Shinji Akimoto
信二 秋本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の装置は専ら地上に設置された状態で衛
星を追尾するように構成されたものであり、ジンバルが
航空機や船舶といった移動体に設置された場合には、動
揺や振動により目標追尾性能が著しく劣化し、天頂付近
の目標に対してはジンバルロックが発生するという課題
があった。 【解決手段】 ジャイロを用いて3軸ジンバルの慣性角
速度を検出し、空間安定化制御部において視軸の安定化
制御を実施するとともに、移動体の動揺姿勢角を検出す
る姿勢角検出器を設け、追尾制御部においては、XEL
軸及びELに軸対して目標追尾のための角速度指令を生
成する手段と、水平面に対する目標方位角を求める座標
変換手段と、この目標方位角にAZ軸を指向させる角速
度指令を生成する手段を備えることで、ジンバルロック
を避け全天球に渡り目標の追尾を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機や船舶等の
移動体に設置され、全天空に渡り移動する目標に対して
撮像装置等のセンサを指向させるためのジンバル制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】天頂を含めた全天球に渡り良好な制御性
能を得るためには、ジンバルロック現象を如何に回避す
るかが重要な課題であり、従来様々な提案が為されてき
た。ここでは、まずジンバルロック現象について説明す
る。図11は一般的によく利用されるAZ/ELマウン
ト方式のジンバルの軸構成図であり、図中1は垂直軸
(以下AZ軸と記す。)、2はAZ軸に直交して回転可
能に支持されたふ仰軸(以下EL軸と記す。)、3は撮
像装置の視軸線(以下、単に視軸と記す。)である。ジ
ンバル機構が水平面に設置されているものとすれば、目
標追尾はAZ軸1を回転させてその回転角度θAZを目標
の方位角AZT に合わせ、EL軸2を回転させてその回
転角度θELを目標の仰角ELT に合わせることにより達
成される。図12は直線上を移動する目標を追尾してい
るときの視軸3の様子を天頂方向より示したベクトル図
であり、矢印が視軸3の方向ベクトル(視軸ベクトル)
を、矢印方向の変化量がAZ軸1の角速度ωAZを表わし
ている。ωAZはθAZ=0゜のとき最大となり、その大き
さは1/cosθELに比例するので、仰角が上昇するに
つれωAZは増大することとなる。例えばθAZ=0゜とし
て、仰角θEL=0゜のときのωAZを1とすれば、仰角θ
EL=70゜のときはωAZ=1/cos70゜よりωAZ
約2.9倍まで増加する。さらに仰角が上昇し目標が天
頂(θEL=90゜)を通過する場合は、ωAZ=1/co
s0゜となり、無限大の角速度が要求されることが解
る。これがジンバルロック現象であり、AZ軸1と視軸
3が概ね平行となる場合に発生する。当然ωAZはある有
限の値に制限されるため、天頂付近の目標に対しては連
続的な追尾が不可能となる。
【0003】このジンバルロック現象を回避するための
手段として、特開平7−202541号公報に「3軸制
御空中線装置」が開示されている。図13はこの従来装
置の3軸ジンバルの軸構成図であり、1、2は図11に
示したAZ/ELマウント方式におけるAZ軸、EL軸
と同一構成を成し、4はEL軸に直交するように支持さ
れ限定した角度範囲内で回転可能な直交ふ仰軸(以下X
EL軸と記す。)である。なお、視軸3はXEL軸4に
直交して固定されている。
【0004】次に動作について説明する。まず、AZ軸
で追尾が可能な低仰角目標においてはXEL軸4を固定
しておき、通常の2軸ジンバルと同様にAZ軸1及びE
L軸2の2軸を用いて追尾を行う。ここで目標仰角が上
昇し、AZ軸の角速度ωAZが最大角速度ωAZmax に到達
した場合は、AZ軸1は最大角速度ωAZmax に制限され
るが、同時にXEL軸4の駆動が開始され、XEL軸4
とEL軸2の2軸を用いて目標追尾が継続される。これ
によりAZ軸1の動作遅れはXEL軸4により吸収さ
れ、目標が天頂付近を通過する場合においてもジンバル
ロックの発生を避けることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した従来の装
置は、専ら地上に設置された状態で衛星を追尾するよう
に構成されたものであり、視軸を空間に対して安定化す
る手段は何ら講じられていない。したがって、ジンバル
が航空機や船舶といった移動体に設置された場合には、
動揺や振動により目標追尾性能が著しく劣化するという
課題があった。また衛星のように一定軌道を移動する目
標ではなく、例えば航空機等の不規則運動を行う目標を
追尾する場合は、天頂付近で制御方法の切換が頻繁に行
われるため滑らかな連続追尾ができなくなり、結果とし
て追尾誤差を増大させるという課題があった。さらに外
部から指示された水平面に対する角度指令や角速度指令
に追従するような用途においては、元々空間安定化機能
を有しないため機能そのものを達成できないという課題
があった。
【0006】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、動揺する移動体上に設置されたジンバル
において、全天球に渡り精度の良い目標追尾が可能であ
り、また動揺によらず安定した目標捜索駆動が行え、さ
らには手動により任意の方向に視軸を指向し空間安定さ
せることができるジンバル制御装置を得ることを目的と
する。また、目標が不規則な移動を行うような場合、あ
るいは移動体が定常的に傾斜した場合であっても支障の
ないAZ軸駆動が可能となる追尾制御部を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるジンバ
ル制御装置は、検出領域における目標の追尾誤差を出力
するセンサと、上記センサの視軸線を直交ふ仰軸に直交
して保持する直交ふ仰ジンバルと、上記直交ふ仰軸周り
に上記直交ふ仰ジンバルを回転可能に支持するふ仰ジン
バルと、上記直交ふ仰軸に直交したふ仰軸周りに上記ふ
仰ジンバルを回転可能に支持する垂直ジンバルと、上記
ふ仰軸に直交した垂直軸周りに上記垂直ジンバルを回転
可能に支持するとともに移動体に保持される固定部とを
備えた3軸ジンバル装置において、上記直交ふ仰ジンバ
ルを上記直交ふ仰軸周りに駆動する第1の駆動部と、上
記ふ仰ジンバルを上記ふ仰軸周りに駆動する第2の駆動
部と、上記垂直ジンバルを上記垂直軸周りに駆動する第
3の駆動部と、上記ふ仰ジンバルに対する上記直交ふ仰
ジンバル回転角度を検出する第1の角度検出器と、上記
垂直ジンバルに対する上記ふ仰ジンバル回転角度を検出
する第2の角度検出器と、上記固定部に対する上記垂直
ジンバル回転角度を検出する第3の角度検出器と、上記
直交ふ仰ジンバルの上記直交ふ仰軸周りの角速度を検出
する第1のジャイロと、上記直交ふ仰ジンバルの上記視
軸線と上記直交ふ仰軸の両者に直交する軸周りの角速度
を検出する第2のジャイロと、上記垂直ジンバルの上記
垂直軸周りの角速度を検出する第3のジャイロと、上記
移動体の水平面に対する動揺姿勢角を検出する姿勢角検
出器と、上記3軸ジンバルを制御するための角速度指令
を演算する追尾制御部と、上記角速度指令と上記第1、
第2、第3のジャイロの出力に基づいて上記第1、第
2、第3の駆動部へ供給するための駆動電力を出力する
空間安定化制御部とを備え、上記追尾制御部は、上記追
尾誤差に基づてい上記直交ふ仰ジンバル及びふ仰ジンバ
ルを制御するための直交ふ仰軸角速度指令及びふ仰軸角
速度指令を演算するとともに、上記姿勢角検出器と上記
各角度検出器の検出結果から水平面に対する上記目標の
方位角を求め、当該方位角に基づいて上記垂直ジンバル
を制御する垂直軸角速度指令を演算する機能を有するも
のである。
【0008】第2の発明によれば、検出領域における目
標の追尾誤差を出力するセンサと、上記センサの視軸線
を直交ふ仰軸に直交して保持する直交ふ仰ジンバルと、
上記直交ふ仰軸周りに上記直交ふ仰ジンバルを回転可能
に支持するふ仰ジンバルと、上記直交ふ仰軸に直交した
ふ仰軸周りに上記ふ仰ジンバルを回転可能に支持する垂
直ジンバルと、上記ふ仰軸に直交した垂直軸周りに上記
垂直ジンバルを回転可能に支持するとともに移動体に保
持される固定部とを備えた3軸ジンバル装置において、
上記直交ふ仰ジンバルを上記直交ふ仰軸周りに駆動する
第1の駆動部と、上記ふ仰ジンバルを上記ふ仰軸周りに
駆動する第2の駆動部と、上記垂直ジンバルを上記垂直
軸周りに駆動する第3の駆動部と、上記ふ仰ジンバルに
対する上記直交ふ仰ジンバル回転角度を検出する第1の
角度検出器と、上記垂直ジンバルに対する上記ふ仰ジン
バル回転角度を検出する第2の角度検出器と、上記固定
部に対する上記垂直ジンバル回転角度を検出する第3の
角度検出器と、上記直交ふ仰ジンバルの上記直交ふ仰軸
周りの角速度を検出する第1のジャイロと、上記直交ふ
仰ジンバルの上記視軸線と上記直交ふ仰軸の両者に直交
する軸周りの角速度を検出する第2のジャイロと、上記
垂直ジンバルの上記垂直軸周りの角速度を検出する第3
のジャイロと、上記移動体の水平面に対する動揺姿勢角
を検出する姿勢角検出器と、上記3軸ジンバルを制御す
るための角速度指令を演算する追尾制御部と、上記角速
度指令と上記第1、第2、第3のジャイロの出力に基づ
いて上記第1、第2、第3の駆動部へ供給するための駆
動電力を出力する空間安定化制御部とを備え、上記追尾
制御部は、外部から入力される水平面基準の捜索指令を
目標として、直交ふ仰ジンバル及びふ仰ジンバルを上記
目標に追尾させるための直交ふ仰軸角速度指令及びふ仰
軸角速度指令を演算し、上記姿勢角検出器と上記各角度
検出器の検出結果から水平面に対する上記目標の方位角
を求め、当該方位角に基づいて垂直ジンバルを制御する
垂直軸角速度指令を演算する機能を有するものである。
【0009】第3の発明によれば、検出領域における目
標の追尾誤差を出力するセンサと、上記センサの視軸線
を直交ふ仰軸に直交して保持する直交ふ仰ジンバルと、
上記直交ふ仰軸周りに上記直交ふ仰ジンバルを回転可能
に支持するふ仰ジンバルと、上記直交ふ仰軸に直交した
ふ仰軸周りに上記ふ仰ジンバルを回転可能に支持する垂
直ジンバルと、上記ふ仰軸に直交した垂直軸周りに上記
垂直ジンバルを回転可能に支持するとともに移動体に保
持される固定部とを備えた3軸ジンバル装置において、
上記直交ふ仰ジンバルを上記直交ふ仰軸周りに駆動する
第1の駆動部と、上記ふ仰ジンバルを上記ふ仰軸周りに
駆動する第2の駆動部と、上記垂直ジンバルを上記垂直
軸周りに駆動する第3の駆動部と、上記ふ仰ジンバルに
対する上記直交ふ仰ジンバル回転角度を検出する第1の
角度検出器と、上記垂直ジンバルに対する上記ふ仰ジン
バル回転角度を検出する第2の角度検出器と、上記固定
部に対する上記垂直ジンバル回転角度を検出する第3の
角度検出器と、上記直交ふ仰ジンバルの上記直交ふ仰軸
周りの角速度を検出する第1のジャイロと、上記直交ふ
仰ジンバルの上記視軸線と上記直交ふ仰軸の両者に直交
する軸周りの角速度を検出する第2のジャイロと、上記
垂直ジンバルの上記垂直軸周りの角速度を検出する第3
のジャイロと、上記移動体の水平面に対する動揺姿勢角
を検出する姿勢角検出器と、上記3軸ジンバルを制御す
るための角速度指令を演算する追尾制御部と、上記角速
度指令と上記第1、第2、第3のジャイロの出力に基づ
いて上記第1、第2、第3の駆動部へ供給するための駆
動電力を出力する空間安定化制御部とを備え、上記追尾
制御部は、手動設定された角速度指令を直交ふ仰軸角速
度指令及びふ仰軸角速度指令として出力するとともに、
センサの視軸線を目標として、上記姿勢角検出器と上記
各角度検出器の検出結果からこの目標の水平面に対する
方位角を求め、当該方位角に基づいて垂直ジンバルを制
御するための垂直軸角速度指令を演算する機能を有する
ものである。
【0010】第3の発明によるジンバル制御装置は、第
1の発明において、目標が天頂付近に存在するか否かを
判定する天頂領域判定手段を設け、この判定結果が非天
頂領域の場合は水平面に対する目標の方位角から垂直軸
角速度指令を計算し、天頂領域と判定された場合は目標
の方位によらず一定の角速度値を与える垂直軸角速度指
令を生成する追尾制御部を有するものである。
【0011】第4の発明によるジンバル制御装置は、第
1の発明において、目標が天頂付近に存在するか否かを
判定する天頂領域判定手段を設け、この判定結果が非天
頂領域の場合は垂直軸を目標に追尾させるような垂直軸
角速度指令を生成し、天頂領域と判定された場合は目標
の方向によらず一定の角速度値を与える垂直軸角速度指
令を生成する追尾制御部を有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明によ
る実施の形態1を示す構成図である。図中5はセンサで
ある撮像装置、6は撮像装置5を保持するXELジンバ
ル(直交ふ仰ジンバル)、7はXELジンバル6を回転
可能に支持するELジンバル(ふ仰ジンバル)、8はE
Lジンバル7を回転可能に支持するAZジンバル(垂直
ジンバル)、9はAZジンバル8を回転可能に支持する
固定部、10は上記5〜9からなる3軸ジンバル装置で
あり、図13の従来の3軸ジンバルと同一構造を成し、
AZジンバル8、ELジンバル7、XELジンバル6の
回転軸としてAZ軸1、EL軸2、XEL軸4を、また
XELジンバル6に直交するように固定された撮像装置
5の視軸3を備えている。11は第1のジャイロ、12
は第2のジャイロ、13は第3のジャイロである。14
は空間安定化制御部で、XEL軸サーボ制御部15、E
L軸サーボ制御部16、AZ軸サーボ制御部17より構
成される。18は駆動部である第1のモータ、19は駆
動部である第2のモータ、20は駆動部である第3のモ
ータ、21は第1の角度検出器、22は第2の角度検出
器、23は第3の角度検出器、24は姿勢角検出器であ
る。25は追尾制御部で、第1の指令生成部26、座標
変換部27、第2の指令生成部28より構成されてい
る。図2は撮像装置5が出力する追尾誤差の生成過程を
説明するための説明図である。また、図3は動揺による
目標方向の変化を示したベクトル図である。
【0013】次に動作について説明する。撮像装置5は
図2に示すようにX軸を横軸、Y軸を縦軸、X軸とY軸
の交点を基点とし画面に直交して視軸3を有するような
検出領域の画面を撮影し、画面上に存在する目標の座標
(ΔX,ΔY)を追尾誤差として出力する。この撮像装
置5と第1のジャイロ11と第2のジャイロ12は、Y
軸とXEL軸4が平行となり、第1のジャイロ11がX
EL軸4の周りすなわちY軸の周りの角速度を検出し、
第2のジャイロ12が視軸3とXEL軸4の双方に直交
した軸周りすなわちX軸の周りの角速度を検出するよう
にそれぞれXELジンバル6上に設置されている。一方
第3のジャイロはAZジンバル8に固着されAZ軸1の
周りの角速度を検出する。空間安定化制御部14には各
軸独立にサーボ制御を行うXEL軸サーボ制御部15、
EL軸サーボ制御部16、AZ軸サーボ制御部17が設
けられており、後述する追尾制御部25が出力するXE
L軸角速度指令、EL軸角速度指令、AZ軸角速度指令
と、第1のジャイロ11、第2のジャイロ12、第3の
ジャイロ13の出力をそれぞれ比較・増幅して、第1の
モータ18、第2のモータ19、第3のモータ20に駆
動電力を供給する。第1のモータ18はXELジンバル
16をXEL軸3の周りに回転させ、Y軸の周りの角速
度をXEL角速度指令と一致させる。同様に第2のモー
タ19はELジンバル7をEL軸2の周りに回転させ、
結果としてX軸の周りの角速度をEL角速度指令と一致
させる。さらに第3のモータ20はAZジンバル8をA
Z軸1の周りに回転させ、AZ軸1の周りの角速度をA
Z軸角速度指令に一致させるように働く。この3つの空
間安定化ループの働きにより動揺の影響は除外され、視
軸3及びAZジンバル8は空間に対して安定化される。
次に視軸3を目標に追尾させるための追尾制御部25の
動作について説明する。第1の角度検出器21はELジ
ンバル7に対するXELジンバル6の回転角度θXEL
を検出し、第2の角度検出器22はAZジンバル8に対
するELジンバル7の回転角度θELを検出し、第3の
角度検出器23は固定部9に対するAZジンバル8の回
転角度θAZを検出する。以後θXEL、θEL、θA
Zをジンバル実角度と呼ぶ。また姿勢角検出器24は、
3軸ジンバル装置10が設置される移動体の動揺姿勢角
を水平面北方向を基準にヨー角ψ→ピッチ角θ→ロール
角φのオイラー角表示にて検出し、出力する。追尾制御
部25はこのジンバル実角度(θXEL、θEL、θA
Z)と動揺姿勢角(ψ、θ、φ)と撮像装置5からの追
尾誤差(ΔX、ΔY)を入力され、第1の指令生成部2
6において、数1、数2の計算を実施し、XEL軸角速
度指令ωXELとEL軸角速度指令ωELを計算する。
【0014】
【数1】
【0015】
【数2】
【0016】ここで、K1、K2は追尾ゲインであり、
これにより追尾時定数が決定される。またcosθXE
LはX軸とそれに対応する駆動軸であるEL軸2がθX
ELの偏角を持つことに起因して導入される調整項であ
る。このωXEL、ωELを空間安定化制御部14に与
えることにより、ΔX、ΔYが最小となるようにXEL
ジンバル6、ELジンバル7が駆動され、視軸3を目標
に追尾させることができる。次にAZジンバル9の駆動
方法について述べる。3軸ジンバル装置10が設置され
る移動体が動揺した場合、たとえ目標が停止していたと
しても移動体からみた目標方位は動揺に応じて変化す
る。特に目標が天頂付近に存在する場合は目標方位の変
化が激しく、従来装置における制御方法では連続的な追
尾が行えなくなる。この様子を図3を用いて説明する。
図中において、Tは天頂に停止している目標、座標系
(Ob:Xb,Yb,Zb)は移動体上の3軸ジンバル
装置10の設置面(以下、単に設置面と呼ぶ。)に固定
された座標系であり、AZ軸1はZb軸に一致してい
る。設置面座標系の原点Obと目標とを結ぶ線分(目標
ベクトル)を設置面へ正射影したものを目標方位ベクト
ルと定義すれば、これとXbの成す角が目標方位角を与
える。ここで、Yb軸周りに移動体の動揺が加わると、
目標方位ベクトルは動揺によりXb軸上にその方向を反
転させることが解る。従って、AZ軸1の回転角θAZ
を絶えず移動体に対する目標方位角へ一致させるように
駆動する従来装置の制御方法では、この瞬時の角度変
化、すなわち無限大の角速度に追従することができず、
結果としてAZ軸1は往復運動を繰り返すこととなり連
続的な目標追尾は望めない。この問題を解決する手段が
座標変換部27及び第2の指令生成部28により提供さ
れる。すなわち、座標変換部27においては数3の演算
により水平面に対する目標ベクトルP0=〔X0、Y
0、Z0〕T を計算し、次いで数4により目標方位角A
Z0を求める。この操作により動揺の影響を除外して水
平面を基準とした目標の方位角が得られる。
【0017】
【数3】
【0018】
【数4】
【0019】数3においてT()は、括弧内の角度だけ座
標を回転する回転行列である。第2の指令生成部28で
は、数5に従いAZ0と第3の角度検出器23の出力で
あるθAZの差をとり、追尾ゲインK3を乗じることで
AZ角速度指令ωAZを生成する。
【0020】
【数5】
【0021】これを空間安定化制御部14に与えること
でAZジンバル8は概ねAZ0が示す目標方位に向けて
制御される。数5では水平面を基準とするAZ0と移動
体面を基準とするθAZを比較するので、AZジンバル
8は厳密に目標に指向するわけではないが、XEL軸4
に移動体の動揺振幅を十分吸収する可動範囲を与えれ
ば、XEL軸4及びEL軸2による目標追尾に支障を与
えることはなく、動揺により誘起されるジンバルロック
現象も同時に回避される。一方、移動目標が天頂付近を
通過する場合は、想定する目標角速度をXEL軸4の可
動範囲から適切なAZ軸の最大角速度ωAZmaxを定
めることにより、AZ軸1の角速度不足はXEL軸4が
補うように制御され連続的な目標追尾が可能となる。こ
れは、従来装置の制御方法と同一の作用に基づくもので
ある。
【0022】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2に係る追尾制御部の構成を示す構成図である。図中2
5は追尾制御部であり、29は座標変換部、30は第1
の指令生成部、31は第2の指令生成部である。また、
図5は捜索指令の一例を示す概念図である。
【0023】図4において追尾制御部25は、ジンバル
実角度(θXEL、θEL、θAZ)と、動揺姿勢角
(ψ、θ、φ)と、外部で設定される捜索指令(AZ
s、ELs)を入力する。捜索指令は図5のように水平
面北方位を基準として一定の軌道を与え、この軌道に沿
って視軸3を駆動し目標の探知を行うものとする。ここ
で座標変換部29は数6により捜索指令をAZジンバル
8からみた目標ベクトルPs=〔Xs、Ys、Zs〕T
に変換し、その後、数7、数8にて目標ベクトルPsを
直交座標系表示から極座標表示に変換する。
【0024】
【数6】
【0025】
【数7】
【0026】
【数8】
【0027】なお、数6においてT()は、括弧内の角度
だけ座標を回転する回転行列である。また、数7のXE
Lsc、数8のELscはそれぞれXEL軸4及びEL
軸2に対する角度指令を与える。第1の指令生成部30
では、これらの角度指令とジンバル実角度θXEL、θ
ELの差を求め、追尾ゲインK1、K2乗じて数9、数
10に示すXEL軸角速度指令ωXELとEL軸角速度
指令ωELを計算する。これを空間安定化制御部14に
それぞれ与えれば、視軸3が捜索指令に追従するように
XELジンバル6、ELジンバル7が駆動される。
【0028】
【数9】
【0029】
【数10】
【0030】一方AZ軸については、捜索指令が水平面
基準で作成されるため座標変換の必要はなく、K3を追
尾ゲインとして数11の計算によりAZ軸角速度指令ω
AZを生成することができる。
【0031】
【数11】
【0032】このωAZは空間安定化制御部14に出力
され、AZジンバル8は概ね捜索指令に指向するよう駆
動されることとなるが、これによる動作は実施の形態1
と同一である。本実施の形態では、一例として水平面に
平行な捜索軌跡を用いて説明したが、これに限らず水平
面に対して垂直に設定することもでき、更には天頂を通
過するようなものであってもジンバルロックを発生せず
連続した追従が可能となることは実施の形態1の説明に
より明らかである。
【0033】実施の形態3.図6は本発明による実施の
形態3に係る追尾制御部の構成を示す構成図であり、図
中の25は追尾制御部、32は第1の指令生成部、33
は座標変換部、34は第2の指令生成部である。
【0034】図6に示した追尾制御部25は、外部で設
定された手動角速度指令(ΔXm、ΔYm)により視軸
3の方向を変更できるよう構成されている。まず第1の
指令生成部32はΔXm、ΔYmを入力し、これらを単
にXEL軸角速度指令ωXEL、EL軸角速度指令ωE
Lとして空間安定化制御部14に出力する。空間安定化
制御部14は、第1のジャイロ及び第2のジャイロの出
力をこのωXEL、ωELに一致させるようにXELジ
ンバル6とELジンバル7を駆動し、よって視軸3は動
揺に対して安定化されるとともにΔXm、ΔYmに従い
視軸方向が変更される。一方AZ軸については、水平面
に対する視軸の方位角に指向するよう制御する。視軸の
水平面方位角は、ジンバル実角度(θXEL、θEL、
θAZ)と動揺姿勢角(ψ、θ、φ)から知ることがで
き、座標変換部33において数12に従い水平面に対す
る視軸ベクトルPl=〔Xl、Yl、Zl〕T を計算
し、次いで数13により視軸方位角AZlを求める。
【0035】
【数12】
【0036】
【数13】
【0037】ここで、T()は、括弧内の角度だけ座標を
回転する回転行列である。第2の指令生成部では、AZ
lを用いて実施の形態1で説明した数5と同様にAZ角
速度指令ωAZを生成し空間安定化制御部14に出力す
る。AZジンバル8は概ね捜索指令に指向するよう駆動
されることとなるが、これによる動作は実施の形態1と
同一である。
【0038】実施の形態4.図7は本発明による実施の
形態4に係る追尾制御部の構成図であり、一例として実
施の形態1の追尾制御部に適用している。図中25は追
尾制御部であり、26〜28は実施の形態1と同一のも
のである。また、35は第2の座標変換部、36は判定
部、37は切換部である。図8はAZジンバル8を基準
として天頂方向より見た視軸ベクトル図である。
【0039】実施の形態1〜3における追尾制御部で
は、目標又は視軸の水平面に対する方位角を求めること
で動揺の影響を除外しAZ軸1のジンバルロックを回避
したが、目標が天頂付近で不規則な運動をする場合は、
図3で示した目標方位ベクトルが急激に変化しジンバル
ロックが発生する。これを解決する手段として本実施の
形態では、図7のように新たに第2の座標変換部35、
判定部36、切換部37を設けている。まず第2の座標
変換部35では、数14の通りジンバル実角度(θXE
L、θEL)を用いてAZジンバル8に対する視軸ベク
トルPla=〔Xla、Yla、Zla〕T を求める。
【0040】
【数14】
【0041】図8はここで計算された視軸ベクトルを表
わしており、は低仰角、は高仰角の場合に相当す
る。38は判定部36にて判定される天頂領域と非天頂
領域との境界線であり、半径Rは想定する目標の運動特
性とAZジンバル8の最大角速度からAZジンバル8が
追従可能な範囲として予め設定されている。目標運動の
変化が激しい場合やAZジンバル8の最大角速度が小さ
く抑えられている場合は半径Rは大きくなり、その逆の
場合は半径Rを小さくとることができる。判定部36で
はこの半径Rと数15で計算される視軸ベクトルの天頂
からの距離rを比較し、天頂領域(r≦R)と非天頂領
域(r>R)を分離、判定する。
【0042】
【数15】
【0043】この判定結果を受け切換部37が作動さ
れ、視軸3が非天頂領域にある場合は第2の指令生成部
28の出力を選択し、AZ軸角速度指令ωAZとして外
部に出力する。この時のAZジンバル8の動作は実施例
1〜3と同じである。一方ジンバルロックの可能性のあ
る天頂領域と判定された場合は、視軸3の動作に関係な
くAZ軸角速度指令ωAZを0として出力し、AZジン
バル8を空間に対して静止させる。この時、AZ軸角速
度指令ωAZは徐々に0に近づけるようにしてもよく、
また天頂領域に入った瞬間の角速度を保持することも可
能である。
【0044】実施の形態5.図9は本発明の実施の形態
5に係る追尾制御部の構成図であり、一例として実施の
形態1の追尾制御部に適用している。図中25は追尾制
御部であり、26は実施の形態1と同一のものである。
また、35〜37は実施の形態4と同一のものである。
39は第3の指令生成部である。図10は3軸ジンバル
装置10が傾いて設置された場合のXEL軸の可動範囲
を示した図であり、AZ軸1は絶えず傾斜面に対して垂
直に保持される。
【0045】図10に示すように、例えば移動体が旋回
する等して3軸ジンバル装置10が傾いた場合、水平面
に対する目標方位角を基にAZ軸1を制御すると目標仰
角によってはXEL軸4の可動角を越えてしまう可能性
がある。図9による追尾制御部25では、これを回避す
るために第3の指令生成部39を設け、AZジンバル8
を目標に完全に追尾させるための角速度指令を生成す
る。数16、数17は指令生成部39内で実施される演
算を示しており、数16では撮像装置5が出力する追尾
誤差(ΔX、ΔY)、ジンバル実角度(θXEL、θE
L)を用いてAZ軸1に対する追尾誤差ΔAZを計算
し、数17では数16で計算されたΔAZに追尾ゲイン
K3を乗じ角速度指令を生成している。
【0046】
【数16】
【0047】
【数17】
【0048】ここで、第2の座標変換部35と判定部3
6は実施の形態4と同様の動作で天頂領域と非天頂領域
を判定する。切換部37はこの判定結果を受け、非天頂
領域の場合は第3の指令生成部39で生成した角速度指
令をAZ軸角速度指令ωAZとして出力し、AZジンバ
ル8を目標に追尾させる。これにより、目標はXEL軸
4の可動範囲の中心に引き込まれることになる。一方ジ
ンバルロックの可能性がある天頂領域と判定された場合
は、視軸3の動作に関係なくAZ軸角速度指令ωAZを
0として出力し、AZジンバル8を空間に対して静止さ
せる。この時実施の形態4と同様に、AZ軸角速度指令
ωAZは徐々に0に近づけるようにしてもよく、また天
頂領域に入った瞬間の角速度を保持することも可能であ
る。
【0049】なお、上記実施の形態1から5において、
センサとして撮像装置を用いた例を示したが、必ずしも
これに限らなくても良く、例えば、レーダアンテナ装置
のような他のセンサを用いても良い。
【0050】
【発明の効果】第1の発明によれば、空間安定化制御部
において第1、第2、第3のジャイロを用いて空間安定
化ループを組むことにより、視軸及びAZジンバルを空
間に対して安定化することができ、かつ追尾制御部にお
いてはXEL軸とEL軸を用いて目標追尾を実施させ、
姿勢角検出器の検出結果に基づいてAZ軸は絶えず目標
の水平面に対する方位角に指向するように制御するの
で、動揺環境下においてもジンバルロックが発生せず全
天球にわたり連続的な目標追尾が可能となる。
【0051】第2の発明によれば、空間安定化制御部に
おいて第1、第2、第3のジャイロを用いて空間安定化
ループを組むことにより、視軸及びAZジンバルを空間
に対して安定化することができ、追尾制御部においては
水平面基準の捜索指令に追従するようXEL軸とEL軸
を駆動し、AZ軸は絶えず目標の水平面に対する方位角
に指向するように制御するので、動揺環境下においても
安定した目標捜索が可能となり、かつジンバルロックも
防止できるという効果がある。
【0052】第3の発明によれば、空間安定化制御部に
おいて第1、第2、第3のジャイロを用いて空間安定化
ループを組み、手動角速度指令をXEL軸、EL軸に与
えるようにしたので、動揺に対して視軸が安定化される
とともに、追尾制御部では、AZ軸を絶えず目標の水平
面に対する方位角に指向するように制御するので、全天
球に渡り視軸方向の変更が可能となるという効果があ
る。
【0053】第4の発明によれば、追尾制御部に視軸が
天頂領域にあるか否かを判定する手段と、この判定結果
によりAZ角速度指令を切換える手段を付加して、非天
頂領域ならばAZ軸を水平面に対する目標方位角に指向
させ、天頂領域であればAZ軸を停止させるようにすれ
ば、天頂付近に存在し不規則に移動する目標に対しても
ジンバルロックが防止することができるという効果があ
る。
【0054】第5の発明によれば、追尾制御部に視軸が
天頂領域にあるか否かを判定する手段と、この判定結果
によりAZ角速度指令を切換える手段を付加して、非天
頂領域ならばAZ軸を目標に追尾させ、天頂領域であれ
ばAZ軸を停止させるようにすれば、移動体が傾いた場
合でもジンバルロックが発生しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 撮像装置5が出力する追尾誤差の生成過程を
説明するための説明図である。
【図3】 動揺による目標方向の変化を示した概念図で
ある。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る追尾制御部の構
成を示す構成図である。
【図5】 捜索指令の一例を示す概念図である。
【図6】 本発明による実施の形態3に係る追尾制御部
の構成を示す構成図である。
【図7】 本発明による実施の形態4に係る追尾制御部
の構成図である。
【図8】 AZジンバル8を基準として天頂方向より見
た視軸ベクトル図である。
【図9】 本発明による実施の形態5に係る追尾制御部
の構成図である。
【図10】 3軸ジンバル装置10が傾いて設置された
場合のXEL軸の可動範囲を示した図である。
【図11】 従来のAZ/ELマウント方式の軸構成図
である。
【図12】 目標を追尾しているときの視軸3の様子を
天頂方向より示したベクトル図である。
【図13】 従来の3軸ジンバルの軸構成図である。
【符号の説明】
1 AZ軸、2 EL軸、3 視軸、4 XEL軸、5
撮像装置、6 XELジンバル、7 ELジンバル、
8 AZジンバル、9 固定部、10 3軸ジンバル装
置、11 第1のジャイロ、12 第2のジャイロ、1
3 第3のジャイロ、14 空間安定化制御部、15
XEL軸サーボ制御部、16 EL軸サーボ制御部、1
7 AZ軸サーボ制御部、18 第1のモータ、19
第2のモータ、20 第3のモータ、21 第1の角度
検出器、22 第2の角度検出器、23 第3の角度検
出器、24 姿勢角検出器、25 追尾制御部、26
第1の指令生成部、27 座標変換部、28 第2の指
令生成部、29 座標変換部、30 第1の指令生成
部、31 第2の指令生成部、32 第1の指令生成
部、33 座標変換部、34 第2の指令生成部、35
第2の座標変換部、36 判定部、37 切換部、3
8 天頂領域と非天頂領域との境界線、39 第3の指
令生成部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出領域における目標の追尾誤差を出力
    するセンサと、上記センサの視軸線を直交ふ仰軸に直交
    して保持する直交ふ仰ジンバルと、上記直交ふ仰軸周り
    に上記直交ふ仰ジンバルを回転可能に支持するふ仰ジン
    バルと、上記直交ふ仰軸に直交したふ仰軸周りに上記ふ
    仰ジンバルを回転可能に支持する垂直ジンバルと、上記
    ふ仰軸に直交した垂直軸周りに上記垂直ジンバルを回転
    可能に支持するとともに移動体に保持される固定部とを
    備えた3軸ジンバル装置において、上記直交ふ仰ジンバ
    ルを上記直交ふ仰軸周りに駆動する第1の駆動部と、上
    記ふ仰ジンバルを上記ふ仰軸周りに駆動する第2の駆動
    部と、上記垂直ジンバルを上記垂直軸周りに駆動する第
    3の駆動部と、上記ふ仰ジンバルに対する上記直交ふ仰
    ジンバル回転角度を検出する第1の角度検出器と、上記
    垂直ジンバルに対する上記ふ仰ジンバル回転角度を検出
    する第2の角度検出器と、上記固定部に対する上記垂直
    ジンバル回転角度を検出する第3の角度検出器と、上記
    直交ふ仰ジンバルの上記直交ふ仰軸周りの角速度を検出
    する第1のジャイロと、上記直交ふ仰ジンバルの上記視
    軸線と上記直交ふ仰軸の両者に直交する軸周りの角速度
    を検出する第2のジャイロと、上記垂直ジンバルの上記
    垂直軸周りの角速度を検出する第3のジャイロと、上記
    移動体の水平面に対する動揺姿勢角を検出する姿勢角検
    出器と、上記3軸ジンバルを制御するための角速度指令
    を演算する追尾制御部と、上記角速度指令と上記第1、
    第2、第3のジャイロの出力に基づいて上記第1、第
    2、第3の駆動部へ供給するための駆動電力を出力する
    空間安定化制御部とを備え、上記追尾制御部は、上記追
    尾誤差に基づてい上記直交ふ仰ジンバル及びふ仰ジンバ
    ルを制御するための直交ふ仰軸角速度指令及びふ仰軸角
    速度指令を演算するとともに、上記姿勢角検出器と上記
    各角度検出器の検出結果から水平面に対する上記目標の
    方位角を求め、当該方位角に基づいて上記垂直ジンバル
    を制御する垂直軸角速度指令を演算する機能を有するこ
    と特徴とするジンバル制御装置。
  2. 【請求項2】 検出領域における目標の追尾誤差を出力
    するセンサと、上記センサの視軸線を直交ふ仰軸に直交
    して保持する直交ふ仰ジンバルと、上記直交ふ仰軸周り
    に上記直交ふ仰ジンバルを回転可能に支持するふ仰ジン
    バルと、上記直交ふ仰軸に直交したふ仰軸周りに上記ふ
    仰ジンバルを回転可能に支持する垂直ジンバルと、上記
    ふ仰軸に直交した垂直軸周りに上記垂直ジンバルを回転
    可能に支持するとともに移動体に保持される固定部とを
    備えた3軸ジンバル装置において、上記直交ふ仰ジンバ
    ルを上記直交ふ仰軸周りに駆動する第1の駆動部と、上
    記ふ仰ジンバルを上記ふ仰軸周りに駆動する第2の駆動
    部と、上記垂直ジンバルを上記垂直軸周りに駆動する第
    3の駆動部と、上記ふ仰ジンバルに対する上記直交ふ仰
    ジンバル回転角度を検出する第1の角度検出器と、上記
    垂直ジンバルに対する上記ふ仰ジンバル回転角度を検出
    する第2の角度検出器と、上記固定部に対する上記垂直
    ジンバル回転角度を検出する第3の角度検出器と、上記
    直交ふ仰ジンバルの上記直交ふ仰軸周りの角速度を検出
    する第1のジャイロと、上記直交ふ仰ジンバルの上記視
    軸線と上記直交ふ仰軸の両者に直交する軸周りの角速度
    を検出する第2のジャイロと、上記垂直ジンバルの上記
    垂直軸周りの角速度を検出する第3のジャイロと、上記
    移動体の水平面に対する動揺姿勢角を検出する姿勢角検
    出器と、上記3軸ジンバルを制御するための角速度指令
    を演算する追尾制御部と、上記角速度指令と上記第1、
    第2、第3のジャイロの出力に基づいて上記第1、第
    2、第3の駆動部へ供給するための駆動電力を出力する
    空間安定化制御部とを備え、上記追尾制御部は、外部か
    ら入力される水平面基準の捜索指令を目標として、直交
    ふ仰ジンバル及びふ仰ジンバルを上記目標に追尾させる
    ための直交ふ仰軸角速度指令及びふ仰軸角速度指令を演
    算し、上記姿勢角検出器と上記各角度検出器の検出結果
    から水平面に対する上記目標の方位角を求め、当該方位
    角に基づいて垂直ジンバルを制御する垂直軸角速度指令
    を演算する機能を有すること特徴とするジンバル制御装
    置。
  3. 【請求項3】 検出領域における目標の追尾誤差を出力
    するセンサと、上記センサの視軸線を直交ふ仰軸に直交
    して保持する直交ふ仰ジンバルと、上記直交ふ仰軸周り
    に上記直交ふ仰ジンバルを回転可能に支持するふ仰ジン
    バルと、上記直交ふ仰軸に直交したふ仰軸周りに上記ふ
    仰ジンバルを回転可能に支持する垂直ジンバルと、上記
    ふ仰軸に直交した垂直軸周りに上記垂直ジンバルを回転
    可能に支持するとともに移動体に保持される固定部とを
    備えた3軸ジンバル装置において、上記直交ふ仰ジンバ
    ルを上記直交ふ仰軸周りに駆動する第1の駆動部と、上
    記ふ仰ジンバルを上記ふ仰軸周りに駆動する第2の駆動
    部と、上記垂直ジンバルを上記垂直軸周りに駆動する第
    3の駆動部と、上記ふ仰ジンバルに対する上記直交ふ仰
    ジンバル回転角度を検出する第1の角度検出器と、上記
    垂直ジンバルに対する上記ふ仰ジンバル回転角度を検出
    する第2の角度検出器と、上記固定部に対する上記垂直
    ジンバル回転角度を検出する第3の角度検出器と、上記
    直交ふ仰ジンバルの上記直交ふ仰軸周りの角速度を検出
    する第1のジャイロと、上記直交ふ仰ジンバルの上記視
    軸線と上記直交ふ仰軸の両者に直交する軸周りの角速度
    を検出する第2のジャイロと、上記垂直ジンバルの上記
    垂直軸周りの角速度を検出する第3のジャイロと、上記
    移動体の水平面に対する動揺姿勢角を検出する姿勢角検
    出器と、上記3軸ジンバルを制御するための角速度指令
    を演算する追尾制御部と、上記角速度指令と上記第1、
    第2、第3のジャイロの出力に基づいて上記第1、第
    2、第3の駆動部へ供給するための駆動電力を出力する
    空間安定化制御部とを備え、上記追尾制御部は、手動設
    定された角速度指令を直交ふ仰軸角速度指令及びふ仰軸
    角速度指令として出力するとともに、センサの視軸線を
    目標として、上記姿勢角検出器と上記各角度検出器の検
    出結果からこの目標の水平面に対する方位角を求め、当
    該方位角に基づいて垂直ジンバルを制御するための垂直
    軸角速度指令を演算する機能を有すること特徴とするジ
    ンバル制御装置。
  4. 【請求項4】 目標が天頂付近に存在するか否かを判定
    する天頂領域判定手段を設け、この判定結果が非天頂領
    域の場合は水平面に対する目標の方位角から垂直軸角速
    度指令を計算し、天頂領域と判定された場合は目標の方
    位によらず一定の角速度値を与える垂直軸角速度指令を
    生成する追尾制御部を有することを特徴とする請求項1
    記載のジンバル制御装置。
  5. 【請求項5】 目標が天頂付近に存在するか否かを判定
    する天頂領域判定手段を設け、この判定結果が非天頂領
    域の場合は垂直軸を目標に追尾させるような垂直軸角速
    度指令を生成し、天頂領域と判定された場合は目標の方
    向によらず一定の角速度値を与える垂直軸角速度指令を
    生成する追尾制御部を有することを特徴とする請求項1
    記載のジンバル制御装置。
JP10115286A 1998-04-24 1998-04-24 ジンバル制御装置 Pending JPH11308604A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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