JP5016464B2 - 2軸ジンバル構造を有するアンテナの指向誤差を低減する制御方法およびその方法を備えた制御装置 - Google Patents

2軸ジンバル構造を有するアンテナの指向誤差を低減する制御方法およびその方法を備えた制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、AZ(アジマス角)−EL(エレベーション角)軸ジンバルを有するアンテナの指向誤差を低減する制御方法およびそれらを用いた制御装置に関する。
飛行機や船舶等の移動局においては、通信を行う為、船体の動揺が発生しても、アンテナを通信衛星に対して追従動作させることが必要である。このような、通信衛星を追従させる方法として、アンテナの追従機構として、2軸、3軸または4軸のいずれかの機構により制御する方法がある。
例えば、2軸機構方式とは、アンテナを全周囲方向に旋回させるための垂直軸周りの旋回軸(以下、AZ軸と呼ぶ)と、アンテナに俯仰動作を与えるための水平軸周りの回転軸(以下、EL軸と呼ぶ)とを有し、それぞれ独立回転が可能に設けられたものである。
この2軸機構方式は、簡易な機構で構成することができるが、複雑な動揺に追従できないという問題がある。衛星がAZ軸上のある場合に指向性誤差が非常に大きくなる。この指向性誤差は、ジンバルロック(Gimbal Lock)現象と呼ばれ、種々の研究がなされている。
例えば、特許文献1には、衛星の高度角が90°に近いときでも、ジンバルロック現象を回避し、衛星に対して良好に指向することができるアンテナ指向装置について開示されている。
特許文献1のアンテナ指向装置においては、中心軸線X−Xを有するアンテナと、アンテナを仰角軸線周りに回転可能に支持する支持機構と、仰角ジャイロ及び方位ジャイロと、水平面に対する中心軸線X−Xの傾斜角を検出する第1の加速度計と、水平面に対する仰角軸線の傾斜角を検出する第2の加速度計と、方位ジンバルの方位軸線周りの回転角を検出する方位発信器と、方位ジンバルに対するアンテナの仰角軸線周りの回転角を検出する仰角発信器とを備え、衛星の高度角が90度付近にあるとき、仰角軸線が船体の傾斜軸線方向に整合するように制御している。
また、特許文献2には、船体が動揺し又は静的傾斜した場合でも、常にアンテナを衛星に対して良好に指向させることができるアンテナ指向装置について開示されている。
特許文献2記載のアンテナ指向装置においては、アンテナ指向装置において、傾斜補正値を演算する傾斜補正演算部とアンテナ指向装置の取り付け面の動揺角を演算する動揺角演算部と動揺角演算部より供給された動揺角と衛星方位角とより船首方位角に生ずるジンバリングエラーを演算するジンバリングエラー演算部とを設け、ジンバリングエラー演算部の出力信号を用いて船首方位角よりジンバリングエラーを除去するように構成されている。
また、特許文献3には、仰角軸線周りのアンテナの回転角θが90°近くになった場合でも、常にアンテナを衛星に対して良好に指向させることができるアンテナ指向装置について開示されている。
特許文献3記載のアンテナ指向装置においては、船体面の動揺角を演算する動揺角演算部と仰角ジャイロ及び方位ジャイロの検出角速度偏差を演算するサーボ偏差補正演算部と方位サーボ偏差リミッタ値を演算する方位サーボ偏差リミッタ値演算部と方位サーボ偏差を制限するサーボ偏差リミッタとを設け、仰角軸線周りのアンテナの回転角が90°近くになった場合でも、方位サーボモータが暴走しないように構成されている。
特開平05‐25972号公報 特開平07−154127号公報 特開平07−154128号公報
このように、従来のアンテナ指向装置において2軸、3軸、4軸の機構のうち、3軸機構および4軸機構は構造が複雑となり、かつ部品コストも高価となること、さらに小型化できないという課題を有する。
よって、特許文献1から特許文献3に記載するように、小型化および軽量を目的として2軸機構について種々の開発がなされている。
しかしながら、特許文献1記載のアンテナ指向装置においては、天頂付近で“常に”EL軸を船首尾方向に固定していることから、一般的な衛星通信船舶地球局に求められる動揺の規格規格(例えば、ピッチ10°、ロール30°でアンテナ指向誤差±5°以内等)を満足することができないこととなる。すなわち、固定することにより、アンテナ指向誤差が±10度となってしまい、激しい動揺が発生したときには、指向誤差が規格を満たさなくなる。
また、特許文献2記載のアンテナ指向装置においては、仰角ジャイロおよび方位ジャイロがアンテナに取り付けられているため、船体そのものの揺動を正確に認識することが困難という課題がある。
さらに、特許文献3記載のアンテナ指向装置においては、予測した船体動揺から(予測後の)衛星の方位角を算出し、その値とAZ軸の回転角との差分で出力を決定しているため、演算に多くの時間がかかり処理に多くのコストが必要となる。
本発明の目的は、簡易な構成および簡易な制御により2軸ジンバル構造を有するアンテナの指向誤差を低減するアンテナ指向制御装置を提供することである。
本発明の他の目的は、指向誤差の増加を抑制し、かつ機器の耐久性を維持することができる2軸ジンバル構造を有するアンテナの指向誤差を低減するアンテナ指向制御装置およびアンテナ指向制御方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
(1)
本発明に係るアンテナ指向制御装置は、移動体に搭載する指向性アンテナを、2軸機構により衛星方位に指向制御させるアンテナ指向制御装置であって、指向性アンテナをエレベーション軸周りに回転可能に支持する支持部材と、指向性アンテナおよび支持部材を支持するとともにアジマス軸周りに回転可能な基台と、エレベーション軸周りに指向性アンテナを回転駆動させるエレベーション軸回転手段と、アジマス軸周りに指向性アンテナ、支持部材および基台を回転駆動させるアジマス軸回転手段と、移動体の移動および揺動を所定の周期ごとに認識し、かつ記録する記録手段と、衛星方位を測定する測定手段と、測定手段からの測定結果に基づいて指向性アンテナとの指向性誤差を検出する誤差検出手段と、測定手段からの測定結果および記録手段からの記録に基づいて、移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に衛星が通過するか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段は、衛星が移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内を通過しないと判定した場合に、誤差検出手段からの指向性誤差に応じてエレベーション軸およびアジマス軸を2軸制御により制御するように指示し、衛星が移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内を通過すると判定した場合に、誤差検出手段からの指向性誤差に応じて、仮想的なクロスエレベーション軸を想定し、エレベーション軸およびアジマス軸を制御する仮想3軸制御に基づいて、アジマス軸回転手段の動作およびエレベーション軸回転手段の動作を指示するものである。
本発明に係るアンテナ指向制御装置においては、移動体に搭載された指向性アンテナが2軸機構によるアンテナ指向制御装置により衛星方位に指向制御される。2軸機構とは、エレベーション軸およびアジマス軸周りに回転可能な機構である。移動体の移動および揺動が所定の周期ごとに認識され、かつ衛星方位が測定され、誤差検出手段により衛星と指向性アンテナとの指向性誤差が検出される。また、判定手段により移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に衛星が通過するか否かが判定され、衛星が移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内を通過しないと判定された場合、エレベーション軸およびアジマス軸を制御する2軸制御が行われ、衛星が移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内を通過すると判定された場合、仮想的なクロスエレベーション軸を想定しエレベーション軸およびアジマス軸を制御する仮想3軸制御が行われる。
この場合、簡易な2軸構成および簡易な制御によりアンテナの指向誤差を低減することができる。すなわち、ジンバルロック現象が生じる場合であっても、仮想3軸制御を行うことにより、アジマス軸に対する制御指示が、仮想クロスエレベーション軸に対する制御指示に分割されるので、アンテナを衛星に指向させる制御指示が分割され、アジマス軸が無限大の回転速度で180度回転を繰り返すことを防止することができる。
(2)
移動体は、船舶であってもよい。
この場合、船舶における波による揺動が加わった場合であっても、容易な構成および簡易な制御により衛星に対してアンテナを指向させることができる。
(3)
移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲とは、アジマス軸延直線上よりも±5度の範囲内を示すことが好ましい。
この場合、移動体のピッチ揺動が10度の場合でも、アンテナ指向誤差を±5度以下に抑制することが可能となるので、アンテナ指向の規格を確実に遵守することができる。
(4)
第2の発明に係るアンテナ姿勢制御方法は、移動体に搭載する指向性アンテナを、2軸機構により衛星方位に指向制御させるアンテナ姿勢制御方法であって、移動体の移動および揺動を所定の周期ごとに記録する記録工程と、衛星方位を測定する測定工程と、測定結果に基づいて指向性アンテナとの指向性誤差を検出する工程と、測定結果および移動体の記録に基づいて、移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に衛星が通過するか否かを判定する工程とを備え、衛星が移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内存在しないと判定した場合に、誤差検出手段からの指向性誤差に応じてエレベーション軸およびアジマス軸を2軸制御により制御する工程と、衛星が移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に存在すると判定した場合に、仮想的なクロスエレベーション軸を想定し、エレベーション軸およびアジマス軸を仮想3軸制御により制御する工程とを含むものである。
第2の発明に係るアンテナ姿勢制御方法においては、移動体の移動および揺動が所定の周期ごとに認識され、誤差検出手段により、衛星と指向性アンテナとの指向性誤差が検出される。また、移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に衛星が存在するか否かが判定され、衛星が移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に存在しないと判定された場合、エレベーション軸およびアジマス軸を制御する2軸制御を行い、衛星が移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に存在すると判定した場合、仮想的なクロスエレベーション軸を想定しエレベーション軸およびアジマス軸を制御する仮想3軸制御を行う。
この場合、簡易な2軸構成および簡易な制御によりアンテナの指向誤差を低減することができる。すなわち、ジンバルロック現象が生じる場合であっても、仮想3軸制御を行うことにより、アジマス軸に対する制御指示が、仮想クロスエレベーション軸に対する制御指示に分割されるので、アンテナを衛星に指向させる制御指示が分割され、アジマス軸が無限大の回転速度で180度回転を繰り返すことを防止することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。本実施の形態においては、本発明に係るアンテナ指向制御装置およびアンテナ指向制御方法を衛星に対してアンテナを指向させる場合について説明する。なお、本発明は、対象物を衛星でなく、他の任意の信号発信源、例えば、船体、灯台等についても適用することができる。
(一実施の形態)
図1は、本発明に係る2軸のアンテナ指向制御装置のアンテナ装置の外観を示す模式的斜視図である。
図1に示すように、アンテナ装置100は、アンテナ200、支持部材300、回転台400、アンテナ指向制御装置500(図示せず)からなる。
まず、アンテナ装置100の回転台400の回転駆動装置410の働きにより、アンテナ装置100のアンテナ200の中心を鉛直方向に延在するアジマス軸(以下、AZ軸と呼ぶ)に沿ってアンテナ200の指向方向が移動される。
また、支持部材300の支持部の回転駆動装置310の働きにより、アンテナ200の鉛直方向に沿って延在するエレベーション軸(以下、EL軸と呼ぶ)に沿ってアンテナ200の指向方向が移動される。
また、回転駆動装置が設けられていないが、EL軸に垂直に交差するとともにアンテナ200に沿って延在する仮想クロスエレベーション軸(以下、仮想EL軸と呼ぶ)を仮想的に存在しているものとして後述する制御を行う。
次に、図2は、図1に示すアンテナ指向制御装置500の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、アンテナ指向制御装置500は、中央演算処理装置(以下、CPUと呼ぶ)510、ROM(リードオンリメモリ)520、RAM(ランダムアクセスメモリ)530、モータ駆動装置540,541、モータ550,551、信号受信処理装置560および船体側ジャイロセンサ570を備える。
アンテナ指向制御装置500のCPU510は、信号受信処理装置560からアンテナ200の受信信号と、船体側ジャイロセンサ570からの検出信号とを受信する。
CPU510は、受信信号および検出信号に基づいて、ROM520に記憶された制御プログラムの下、モータ駆動装置540,541に指示を与える。モータ駆動装置540は、CPU510からの指示に基づいてモータ550を駆動させてアンテナ200をAZ軸周りに回転させ、モータ駆動装置541は、CPU510からの指示に基づいてモータ551を駆動させ、アンテナ200をEL軸周りに回転させる。
また、CPU510は、同時に処理したデータをRAM530等の記憶装置に記憶させる。それにより、履歴データを出力または表示装置(図示せず)に表示させることができる。
以上により、アンテナ装置100のアンテナ200が適切に衛星800に指向制御される。
以下、本発明に係るアンテナ装置100のアンテナ指向制御方法について詳細に説明する。
まず図3から図5を用いてアンテナ指向制御におけるパラメータの定義について説明する。図3は地球座標系と地平座標系との関係を示す模式図である。図3に示す地球座標系は、地球を中心とする座標系であり、地平座標系は移動体の観測点より北方向を0度とする座標系である。
また、図4は、地平座標系と船体座標系との関係を示す模式図である。図4に示す船体座標系は、移動体である船首方位を0度とする座標系である。図5は、アンテナ方向ベクトルと船体座標系との関係を示す模式図である。
まず、図3から図5の関係をそれぞれ説明する上で、以下のパラメータを設定する。地球座標系の位置ベクトルを位置ベクトルS=(X_S,Y_S,Z_S)とし、衛星位置の緯度を緯度Lat_sとし、経度を経度Lon_sとし、地球の中心から衛星までの距離を距離R_sとする。
観測点位置の緯度を緯度Lat_0とし、観測点位置の経度を経度Lon_0とする。地球座標系の位置ベクトルを位置ベクトルO=(x_o,y_o,z_o)とし、地球の中心から自船位置までの距離を距離R_o(=R:地球の半径)とする。
観測点から衛星への方向ベクトルを方向ベクトルS‘=(x_s',y_s',z_s')とし、観測点から衛星までの距離を距離R_sとする。この場合、観測点から衛星への方向ベクトルは、観測点から衛星までの距離R_sを用いてx_s'=(x_s−x_o)/R_sで表され、y_s'=(y_s−y_o)/R_sで表され、z_s'=(z_s−z_o)/R_s’で表される。
また移動体である船体の姿勢は、それぞれ船体姿勢角のピッチをθp、ロールをθr、ヨーをθyとし、移動体である船体の船首方向ベクトルをDとし、アンテナ方位角をθazとし、アンテナ姿勢の仰角をθelとし、アンテナ方向ベクトルをAとする。
以上のパラメータを用いて地球座標系から地平座標系への変換式は、以下のように表される。
Figure 0005016464
また、地球座標系における衛星方向ベクトル計算式は、以下のように表される。
Figure 0005016464
次に、船体座標系から地平座標系への座標変換式は、以下のように表される。
Figure 0005016464
さらに、地球座標系におけるアンテナ方向ベクトル計算式は以下のように表される。
Figure 0005016464
以上の数式をアンテナ指向制御装置500のROM520に予め記憶させておき、CPU510により衛星800に対してアンテナ200を指向させるアンテナ方向ベクトルの算出が行われる。
本実施の形態においては、アンテナ200を駆動させるためのモータ550,551としてパルスモータを用いる。したがって、モータ550,551においては、パルス数をカウントすることによりモータの駆動角を算出することができる。また、パルスモータの励磁力は、アンテナ200を保持するのに十分な励磁力を有するものを用いる。
また、モータ550の駆動については、従来、アンテナ200が水平状態から垂直状態になる場合、すなわち0度から90度までの回転移動をさせることとしていたが、本実施の形態においては、0度から150度までの回転移動をさせることとしている。なお、この回転移動については、0度から150度までに限定されず、他の任意の角度、0度から120度までとしてもよい。
モータ550,551の駆動は、CPU510によりモータ駆動装置540,541を介して駆動角に比例したパルス数で行われる。
Figure 0005016464
続いて、本発明に係るアンテナ指向制御装置100において生じるジンバルロック現象について説明する。
図6はジンバルロック現象を説明するための模式図である。図6(a)は、衛星側から船体を見た場合を示す図であり、図6(b)は船体の側部から衛星と船体との関係を示す模式図である。
ここで、図6(a),(b)の船体700は、船首方向に移動していると仮定する。この場合、衛星800は、船体700との関係で、衛星800a、衛星800b、衛星800c、衛星800dの順に相対的に移動することとなる。
この船体700のAZ軸の延長線上に衛星800が存在する場合、すなわち、衛星800が船体700の天頂方向に存在する場合、2軸機構のアンテナ指向制御装置500は、AZ軸周りにモータ550を無限大の速度で、180度回転させる必要がある。すなわち、アンテナ200を衛星800に指向させるためにAZ軸の延長線上を通過した直後に、無限大の回転速度が要求される。特に船体700においては、海面の波による揺動が加算されるため、衛星800が通過したり、戻ったりするため、複数回にわたってAZ軸周りにモータ550が無限大の速度で、180度回転させられることとなる。
なお、ジンバルロック現象は、船体700のAZ軸の延長線上に衛星800が存在する場合のみならず、船体700のAZ軸の延長線上近傍に衛星800が存在する場合においても発生する。
図7に示すように、ジンバルロック現象は、船体700のAZ軸の延長線上に衛星800が通過する場合だけではなく、船体700のAZ軸の延長線上から一定の範囲内を衛星800が通過する場合においても生じる。
本実施の形態において、この図7に示す範囲Aは、ジンバルロック現象が生じる可能性の高い範囲、すなわち、船体700のAZ軸に対して±5度の角度θ(図6(b)参照)を有する範囲内とする。
なお、本実施の形態においては、図7に示す範囲Aを±5度の範囲としたが、これに限定されず、他の任意の角度θ、例えば±10度に設定してもよい。
また、図7に示すように、船体700が移動することにより、衛星の動きが、衛星800a〜800dの順に移動する場合、ジンバルロック現象が生じる。
続いて、アンテナ指向制御装置500におけるROM510に記憶された制御プログラムについて説明する。
図8は本発明に係るアンテナ指向制御装置500の制御フローの一例を示すフローチャートである。まずアンテナ指向制御装置500のCPU510におけるフローの概要について説明し、その後、各詳細工程について説明を行う。
まず、CPU510は、船体700に設けられた船体側ジャイロセンサ570から船体の姿勢角(θp,θr,θy)を受信する(ステップS1)。次に、CPU510は、信号受信処理装置560から衛星800からの信号を受信する(ステップS2)。ここで、衛星800は常に信号を発信しており、CPU510は受信信号を常にアンテナ200を介して信号受信処理装置560から信号を受信する。CPU510は、受け取った信号に基づいて、衛星800の位置を連続して射影する(ステップS3)。
また、この船体700上の射影を短時間で連続して繰り返し算出しているため、仮に船体700が波にあおられたりしても、次の瞬間には、衛星800の予測経路が確実に算出される。なお、さらに短時間で算出するのみならず、短時間と長時間とで算出することにより、センサ感度による外乱などを除去して、確実な制御を行うことも可能である。また、単に、衛星800と船体700との関係から衛星800の予測経路を算出するのみでなく、衛星800と船体700との関係にさらに、船体700の操舵装置の操作または推進装置の駆動状態を予測パラメータに含めて、衛星800の予測経路を算出してもよい。
次いで、CPU510は、船体700のAZ軸上(範囲A内)を衛星800が通過するか否かを判定する(ステップS5)。本実施の形態においては、船体700のAZ軸から±5度の範囲A内に衛星800が通過するか否かの判定を行う。衛星800が船体700のAZ軸から±5度の範囲A内を通過すると判定した場合、CPU510は、後述する仮想3軸制御を行う。一方、衛星800が船体700のAZ軸から±5度の範囲内を通過しないと判定した場合、CPU510は、2軸制御を行う。本実施の形態における駆動デューティの駆動パターンを以下に示す。
Figure 0005016464
CPU510は、表1で示した駆動デューティの内いずれか一つを選択し、モータ駆動制御装置540,541を介してモータ550,551を駆動させる(ステップS8)。それにより、アンテナ200がAZ軸周りおよびEL軸周りに回転し、アンテナ指向ベクトルが0となる。
まず、CPU510は、予見部において、EL軸と衛星方向ベクトルとの成す角を算出する(ステップS9)。そして、CPU510は、算出したEL軸と衛星方向ベクトルとの成す角に基づいて駆動デューティを選択する(ステップS10)。駆動デューティの駆動パターンは表1と同様である。
本実施の形態においてシミュレーションのための駆動デューティは、AZ軸に対して−1800〜+1800までの範囲で、3600ppsステップで11パターン設定し、EL軸に対して−1000〜+1000までの範囲で、2000ppsステップで11パターン設定し、EL‘軸に対して−1000〜+1000までの範囲で、2000ppsステップで11パターン設定している。
次に、CPU510は、選択した駆動デューティを用いてモータ550,551のシミュレーションを行い、各軸の駆動角(θaz,θel)を算出する(ステップS11)。
次いで、CPU510は、算出された駆動角(θaz,θel)と検出された船体姿勢角(θp,θr,θy)を用いてアンテナ方向ベクトルを求める(ステップS12)。求めたアンテナ方向ベクトルと衛星方向ベクトルとのなす角(アンテナ方向ベクトルと衛星方向ベクトルとの差:以下、指向誤差と呼ぶ。)を算出し、評価部に与える。
CPU510は、評価部において、予見部から与えられた指向誤差を予め設定したメンバシップ関数に入力する(ステップS13)。
図9は、メンバシップ関数の具体例を示す図である。図9(a),(b)に示すように、本実施の形態においては、メンバシップ関数を可変なものとしている。図9(a)は、指向誤差が小さな値の場合を示し、図9(b)は、指向誤差が大きな値の場合を示す。
これらのメンバシップ関数は、入力された指向誤差に対して、0〜1の評価値を出力する関数である。すなわち、指向誤差に応じてメンバシップ関数を可変にすることにより、指向誤差が大きい場合に最終的にモータへの出力不足を生じさせることを防止でき、また指向誤差が小さい場合に最終的にモータへの過度の出力を生じさせることを防止することができる。
また、図10は、評価値の分布図を示す模式図である。図10においては、AZ軸方向に+方向に大きく、EL軸方向に少し−方向に駆動させることで評価が高くなっている。ここで評価が高いとは、指向誤差が0に近く制御できることを示す。
また、図11は、評価値の分布図の他の例を示す模式図である。図11においては、図10と異なり、二箇所で評価が高くなっている。すなわち、AZ軸に対して+方向に大きめに駆動させ、EL軸に対して−方向に小さめに駆動させると評価が高くなり、また、AZ軸に対して−方向に大きめに駆動させ、EL軸に対して−方向に小さめに駆動させると評価が高くなる。
EL軸に対しての駆動においては、いずれも−方向に小さめに駆動させることにより、評価が高くなるので、EL軸に対する制御出力の決定には問題が生じない。しかし、AZ軸に対する制御出力の決定に関しては、+方向と−方向とで全く逆方向に駆動させることとなっているため、ファジイ合成部において相殺が生じて制御出力として駆動されない状態となる。
この場合、CPU510は、近傍層の抽出を行い、評価を行った場合の評価値が最大となるポイントをRAM530に記憶させる。そして、後述するファジィ合成部ではその評価値が最大となるポイントの近傍のみで合成を行う。その結果、評価が高いポイントが複数発生した場合でも、評価が最大となる方向へ駆動させることができる。
次に、図12、図13および図14は、仮想3軸制御の効果を説明するためのシミュレーションの結果を示す図である。
図12は、船体700に対するピッチおよびロールを示し、図13は、図12のピッチおよびロールが与えられた場合の2軸制御の結果を示し、図14は図12のピッチおよびロールが与えられた場合の仮想3軸制御の結果を示す。
図12においては、実線がピッチ(°)を示し、破線がロール(°)を示す。したがって、本シミュレーションにおいては、船体700に±30degのピッチを与え、±10degのロールを与える。
図13および図14においては、実線がAZ軸の回転(deg)を示し、破線が指向誤差(deg)を示す。
図13においては、AZ回転軸が急激に変化しているのに対し、図14においては、AZ回転軸が急激に変化していない。すなわち、図13においては、AZ軸の回転が、±300の範囲で変化しているのに対し、図14においては、−100から−300の範囲で変化している。したがって、2軸制御よりも仮想3軸制御における制御方式の方が、AZ軸が無限大の速度で回転することがないため、エラーとして表示される指向誤差も低減されていることがわかる。
以上のことから、簡易な2軸構成および簡易な制御によりアンテナ200の指向誤差を確実に低減することができる。すなわち、ジンバルロック現象が生じる場合であっても、仮想3軸制御を行うことにより、AZ軸に対する制御指示が、仮想クロスエレベーション軸に対する制御指示に分割されるので、アンテナ200を衛星800に指向させる制御指示が分割され、AZ軸が無限大の回転速度で180度回転を繰り返す、いわゆるジンバルロック現象を防止することができる。
上記実施の形態においては、船体700が移動体に相当し、アンテナ200が指向性アンテナおよび測定手段に相当し、衛星800の方位が衛星方位に相当し、アンテナ装置100がアンテナ装置に相当し、支持部材300が支持部材に相当し、回転台400が基台に相当し、モータ駆動制御装置540およびモータ550がアジマス軸回転手段に相当し、モータ駆動制御装置541およびモータ551がエレベーション軸回転手段に相当し、ROM520またはRAM530が記録手段に相当し、CPU510が、誤差検出手段および判定手段に相当し、範囲Aが一定の範囲に相当する。
本発明は、上記の好ましい実施の形態に記載されているが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
本発明に係る2軸のアンテナ指向制御装置のアンテナ装置の外観を示す模式的斜視図 図1に示すアンテナ指向制御装置の内部構成を示すブロック図 地球座標系と地平座標系との関係を示す模式図 地平座標系と船体座標系との関係を示す模式図 アンテナ方向ベクトルと船体座標系との関係を示す模式図 ジンバルロック現象を説明するための模式図 他のジンバルロック現象を説明するための他の模式図 本発明に係るアンテナ指向制御装置の制御フローの一例を示すフローチャート メンバシップ関数の具体例を示す図 評価値の分布図を示す模式図 評価値の分布図の他の例を示す模式図 船体700に対するピッチおよびロールを示す図 図12のピッチおよびロールが与えられた場合の2軸制御の結果を示す図 図12のピッチおよびロールが与えられた場合の仮想3軸制御の結果を示す図
符号の説明
100 アンテナ装置
200 アンテナ
300 支持部材
400 回転台
510 CPU
520 ROM
530 RAM
540,541 モータ駆動制御装置
550,551 モータ
700 船体
800 衛星
A 範囲

Claims (4)

  1. 移動体に搭載する指向性アンテナを、2軸機構により衛星方位に指向制御させるアンテナ装置であって、
    前記指向性アンテナをエレベーション軸周りに回転可能に支持する支持部材と、
    前記指向性アンテナおよび前記支持部材を支持するとともにアジマス軸周りに回転可能な基台と、
    前記エレベーション軸周りに前記指向性アンテナを回転駆動させるエレベーション軸回転手段と、
    前記アジマス軸周りに前記指向性アンテナ、前記支持部材および前記基台を回転駆動させるアジマス軸回転手段と、
    前記移動体の移動および揺動を所定の周期ごとに認識し、かつ記録する記録手段と、
    前記衛星方位を測定する測定手段と、
    前記測定手段からの測定結果に基づいて前記指向性アンテナとの指向性誤差を検出する誤差検出手段と、
    前記測定手段からの測定結果および前記記録手段からの記録に基づいて、前記移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に前記衛星が通過するか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段は、
    前記衛星が前記移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内を通過しないと判定した場合に、前記誤差検出手段からの指向性誤差に応じて前記エレベーション軸および前記アジマス軸を2軸制御により制御するように指示し、
    前記衛星が前記移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内を通過すると判定した場合に、前記誤差検出手段からの指向性誤差に応じて、仮想的なクロスエレベーション軸を想定し、前記エレベーション軸および前記アジマス軸を制御する仮想3軸制御に基づいて、前記アジマス軸回転手段の動作および前記エレベーション軸回転手段の動作を指示することを特徴とするアンテナ指向制御装置。
  2. 前記移動体は、船舶であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ指向制御装置。
  3. 前記移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲とは、前記アジマス軸延直線上よりも±5度の範囲内を示すことを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ指向制御装置。
  4. 移動体に搭載する指向性アンテナを、2軸機構により衛星方位に指向制御させるアンテナ姿勢制御方法であって、
    前記移動体の移動および揺動を所定の周期ごとに記録する記録工程と、
    前記衛星方位を測定する測定工程と、
    測定結果に基づいて前記指向性アンテナとの指向性誤差を検出する工程と、
    測定結果および前記移動体の記録に基づいて、前記移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内に前記衛星が通過するか否かを判定する工程とを備え、
    前記衛星が前記移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内を通過しないと判定した場合に、前記誤差検出手段からの指向性誤差に応じて前記エレベーション軸および前記アジマス軸を2軸制御により制御する工程と、
    前記衛星が前記移動体のアジマス軸延直線状の一定の範囲内を通過すると判定した場合に、前記誤差検出手段からの指向性誤差に応じて、仮想的なクロスエレベーション軸を想定し、前記エレベーション軸および前記アジマス軸を仮想3軸制御により制御する工程とを含むことを特徴とするアンテナ姿勢制御方法。
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