JPH0192677A - 衛星自動追尾方法 - Google Patents

衛星自動追尾方法

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JPH0192677A
JPH0192677A JP24968387A JP24968387A JPH0192677A JP H0192677 A JPH0192677 A JP H0192677A JP 24968387 A JP24968387 A JP 24968387A JP 24968387 A JP24968387 A JP 24968387A JP H0192677 A JPH0192677 A JP H0192677A
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output
gyro
signal processing
tracking device
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JP24968387A
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Hisao Taniguchi
久雄 谷口
Noboru Kobayashi
昇 小林
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Sohgo Security Services Co Ltd
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Sohgo Security Services Co Ltd
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a。産業上の利用分野 本発明は、衛星自動追尾装置に関し、特に、方向保持特
性を有する二個のジャイロを利用してKa  帯衛星通
信のようなビーム幅の狭いアンテナ駆動装置を用い、静
止通信衛星の自動追尾を行い、車輌等の移動体間におけ
る衛星通信を達成するため構造が簡単で信頼性の高い構
成を得るための新規な改良に関する。
b、従来の技術 従来、用いられていたこの種の衛星自動追尾装置として
は、種々開発されているが、その中で代表的な構成につ
いて述べると、船舶のよ5にローリング、ピッチング及
びヨーイング等の動揺の影響を受ける機台(動揺体)に
指向性のあるアンテナを配設し、空間のある一定の目標
に指向させる従来例としては、 (リ 船体等、動揺体の姿勢を検出して動揺台(アンテ
ナの設置台)を姿勢制御し、前□配船体等の姿勢に拘わ
らず、前記動揺台の姿勢を目標物に対して一定に保つよ
うにして当該動揺台の上にアンチナベデスぞルを搭載す
るようにした、スタビライザ台と垂直ジャイロの組合せ
従来例。
(2)  アンテナペデスタルを直接制御するため、ア
ンテナ取付架台部にレートジャイロやレート積分ジャイ
ロ等を搭載して、これらからの角度信号でアンテナペデ
スタルを直接制御するようにした。アンテナペデスタル
直接制御従来例。
の二個が公知である。
C1発明が解決しようとする問題点 従来の衛星自動追尾装置は1以上のように構成されてい
たため、次のような問題点を有していた。
すなわち、前述の二つの従来例のうち、実際に用いられ
たのは第1従来例であり、動揺台を用いる方法は4軸と
するものが一般的で、計数機構に代表される信号処理部
(コンピュータ)は簡単であるが、軸数の多いことによ
って構造的な機構が複雑になること、重量が増加するこ
と等によって設置経費が増加したり、機構的に複雑とな
っていた。
(1)又、この従来例では、多くのジャイロ力使用され
、しかも、尚該ジャイロは、通常、−定期間(約200
0時間)使用する毎に交換する必要があること・がら、
保守の上で問題があると共に、ドリフトも多く性能上も
問題があった。
(2〕  さらに、船舶等の場合、重量の増加による重
心位置の変化を避ける必要があることが多く、アンテナ
及びその設置台の軽量化が要求されるので、この点から
みても好適な構成ではなかった。
(3)  又、第2従来例においては1重量の大きいス
タビライザ台を除去して、第1従来例を改善したもので
あるが、アンテナ取付架台部にレートジャイロやレート
積分ジャイロ等を搭載して姿勢制御する必要があり、多
(のジャイロを必要とすると共に、保守上の面及びドリ
フトを伴うことで問題が存在していた。
本発明は1以上のような問題点を解決するためになされ
たもので、特に、二個のジャイロを利用してKa  帯
衛星通信のようなビーム幅の狭いアンテナ駆動装置を用
い、静止通信衛星の自動追尾を行い、車輌等の移動体間
における衛星通信を達成するため、構造が簡単で信頼性
の高い構成を得るようにした衛星自動追尾装置を提供す
ることを目的とする。
d8問題点を解決するための手段 本発明による衛星自動追尾装置は、移動体に設けられ、
走行中における角度変化を直接検出するためのディレク
ショナルジャイロ及びバーチイカ ゛ルジャイロと、前
記ディレクショナルジャイロのドリフト補正と前記バー
テイカルジヤイロのピッチロールに基づく二軸(AZ、
EL)変換計算を行うための演算処理部とを備え、前記
変換計算を行いつつ走行中の方位の確度を保持し、衛星
通信を行うようにした構成である。
80作  用 本発明による衛星自動追尾装置においては5デイレクシ
ヨナルジヤイロが移動体の進行方向をシンクロ出力とし
て出方し、との出力が信号処理部に入力される。この信
号処理部はバーテイカルジヤイロのピッチ及びロール出
力を取り込み、ピッチロール角に伴うEL力方向びAZ
方向の補正計算を行う。
従って、信号処理部はタイマーからの時間をチエツクし
、前回のドリフト量の零点規正を行った時間との時間差
よりドリフト補正量を計算し、この計算結果をディレク
ショナルジャイロのコース出力(方位出力)に加えて、
現時点の方向を示すディレクショナルジャイロ出力を得
て、アンテナの衛星追尾動作を行うことができる。
よって、パーティカル及びディレクショナルジャイロの
二軸により、バツクラッシ誤差の少ない高精度の追尾動
作を得ることができる。
f、実施例 以下、図面と共に本発明による衛星自動追尾装置の好適
な実施例について詳細に説明する。
第1図から第5図は1本発明による衛星自動追尾装置を
示すためのもので、第1図は全体構成を示すブロック図
、第2図はCPUにより静止通信衛星を追尾する場合の
フロー図、第3図から第5図は、いずれもピッチロール
のある場合のAZ−EL  マウントの二軸駆動方式に
よる衛星方向を指向するための計算式の説明図である。
まず、第1図における全体構成を示す゛ブロック図にお
いて、符号1で示されるものは、移動体(図示せず)の
ピッチ及びロールを検出するためのスピン軸(図示せず
)を垂直にしたバーテイカルジヤイロ、2は一つの方向
を検出するため、スピン軸が水平におかれたデイレクシ
ヨナルジヤイロで、コースを検出している。
前記バーテイカルジヤイロ1からの検出信号であるピッ
チ出力1a及びロール出力1b並びに、前記デイレクシ
ヨナルジヤイロ2からの検出信号であるコース出力2a
は、S/D変換器3を経てタイマー内蔵構成のCPUよ
りなる信号処理部4に入力されている。
前記信号処理部乙には、受信機(図示せず)からのAG
Cで制御された受信人力5、パイロン) ON信号6及
び移動体停止信号7が入力されると共に、この信号処理
部4の処理モードを選択するためのマニュアル8.オー
トサーチ9゜ステップトラッキング10及びオートトラ
ッキング11が選択的に入力できるように構成されてい
る。
さらに、前記信号処理部4からの第1出力信号12及び
第2出力信号16は、D/A変換器14、増巾器15を
経て直流モータ16に送られ、各直流モータ16の作動
により、衛星追尾アンテナ(図示せず)の追尾角度を変
化させるように構成されている。
これらの直流モータ1乙には1回転角度を検出するため
のシャフトエンコーダ17が設ケラれ、このシャフトエ
ンコーダ17の出力信号j7aは前記信号処理部4に入
力されている。
又、前記信号処理部4からは、前記各ジャイロ1及び2
のAZ−EL方向の角度表示信号18が出力される。
前記各ジャイロ1及び2は、いずれも、車輌等の移動体
が道路走行時等に受ける速い角度変化を検出するために
使用するものであり、これらのマウント方式は、構造が
簡易なAZ−ELマウント方式が採用され、車輌等の移
動体のピッチロールに基づ<:AZ−EL方向の補正は
、cPUよりなる信号処理部4で演算され、軸数が二軸
であるためピッチロールに伴う計算がやや複雑であるが
、三軸の構成に較べると、バックラッシ等により生ずる
誤差分を減少させることができる。
本発明による衛星自動追尾装置は、前述したように構成
されており、以下に、このAZ−ELマウントによる二
軸駆動方式で、ピッチロールのあった場合の補正を行う
場合について、第6図から第5図を用いて、計算する場
合の一例を説明する。
まず、第6図において、YOは衛星方向(AZ)、 P
o  は衛星の高低角(EL)、Yc  は車の進行方
向、Pc  は車のピッチ角、Rc  は車のロール角
、P’cは車のピッチ角Pc  により衛星方向に対す
る影響角を示す。又、αは車両等の移動体方向の衛星方
向からの偏角を示す。但し、ピッチ角Pc  は坂道を
登る場合を+、ロール角Rc  は右肩下がりを十とす
る。
又、第4図及び第5図における符号は第3図と同じ内容
を表わしており、第4図は車のピッチ角Pc  に伴う
関係図、第5図は車のロール角Rc  に伴う関係図で
あると共に、第5図においては、第4図との対応から符
号Aに相当するポイン)A’、符号Bに相当するポイン
トはB′として示されている。
第6図において、ピッチ角Pc  (又は、ロール角R
c)が衛星の高低角Po(EL)に与える影響は、衛星
が車の進行方向(又は直角方向)にあった場合に最大で
、直角方向(又は進行方向)で零のcos (又はsi
n )で与えられる。
即ち、第3図において、ピッチ角Pc  を表す平面を
考えると、これは、進行方向Yc  と直角方向では零
となり、任意方向への影響はその方向と0を含む水平面
との挟角P’c として示される。
今、水平面上に半径10円柱を考えると、ピッチ角Pc
  の任意方向での影響を示す量は、Pc  又はp 
L c のような円柱と、両平面との交点の軌道で構成
される円柱側面の高さとして表される。ピッチ角Pc 
 として45°の例を考え進行方向Yc  に向ってこ
の円柱とピッチ角PC平面の交点の軌跡を眺めると円と
なり、次式が成立する。
Pc’= tan 45°CO3(Z:l:CO8(1
但し a=Yo−Yc一般に、 P’c = tan、 Pc c osαとして表され
、線分PC′/J″−cosαで変化する。
又、ロール角Rc  についても同様であって、R’c
=tan (−Rc ) sinαとして表される。
従って、ピッチ角Pc  とロール角Rc  の両方が
あった場合の高低角Pへの影響は、 P=Po −tan ’ (tanPc cosα)+
tan−’ (tanRc sinα)として示される
次に、このピッチ角Pc  に伴うY方向(AZ)の補
正を考える。
第4図において、ピッチ角Pc  による衛星からの変
化は、線分ABであり、角度で表わすとLAOBである
。この第4図では、衛星が車の進行方向と直角方向にあ
ったので、ピッチ角Pcによる変位分ABが100%効
いてきたが、衛星が任意の方向にある場合は、線分AB
の衛星方向への成分、即ち、ABsinαとして表され
る。
ABsinα=sinPo 5inPc si、nαと
なる。
又、ロール角Rc  によるY方向の補正も同様に次の
ように示される(第5図参照)。
A’B’ cosα=sinPosinRc cosa
即ち、ローリングは車の進行方向で最大で、直角方向で
は零であるので、cosα に比例するものである。
ここで、P方向(EL)に対して更に補正する必要があ
る。即ち、ピッチ角Pc  又はロール角Rc  を生
じ、Y方向に補正することは、もはやAZ駆動面は水平
面ではないので、P方向(EL)にも回転させることに
なる。
従って、第4図のPS、又は第5図のRs  をPより
減色しなければならない。
Ps==ltFOOl  1−BOCIRs =: l
 w F ’O’びl−1,4ぎびaJ += tan
 ’(tanPocosα) l−l tan ’ (
tanPo cosRc cos α) l従って、P
方向の補正は結局 PT=P−Ps−Rs となる。ここで絶対値をとったのは、減色のみで増色は
あり得ないからである。
P方向(EL)の角度が以上のどと(PTとして決った
ので、Y方向での補正式を続ける。
線分ABの衛星方向の成分(AB sinα)は、AZ
駆動面では線分DEOごと(拡大され、次式で示される
角度乙DOEでは、 と表される。
また、 Rcによる乙DOEも同様に次式で示される。
結局Y方向の補正式は次のごとく示される。
前述の補正計算は、前記信号処理部4内のマイコンによ
り計算処理される。
従って、各ジャイロ1及び2がらのピッチ出力1a、ロ
ール出力1b及びコース出力2aに関するシンクロ角度
出力は、 S/D  変換器3にてデジタル量に変換さ
れ、信号処理部4で計算処理されたデジタル出力は、D
/A変換器14にてアナログ量に変換されて増幅器15
で増幅された後、直流モータ16に供給されて、衛星追
尾アンテナ(図示せず)の追尾補正がなされる。
又、移動体である車輌の道路走行時における角度変化は
速いので、この急激な角度変化に対応できるように、こ
れらの計算速度は充分速いものでなければならず、車輌
の振動を含んだ機械系の振動を最高10 Hz  とし
、これに対して遅れの無視できる1 0 ms (10
0Hz)程度を、ジャイロの諸元の読込み、駆動アンプ
への出力命令等を含んだ計算ループの所要時間の目標値
とする。
又、この計算ループ内には、前記ディレクショナルジャ
イロ2のドリフト補正も含まれていなければならず、こ
のドリフトには、地球の自転により発生するドリフトと
、個々のジャイロ1及び2固有のドリフトがあるが、い
ずれも次のような経過時間の1次式で近似できる。
F=FI−(ψγ」−ψD)tW:真方位ψγ:時間ド
リフト(分当 り0.25度) γD:固有ドリフト 従って、前述のように、経過時間の1次式として示され
るので、前記信号処理部4のマイコンは、タイマー内蔵
形とし、所定時間の経過により補正を加えてい(ように
している。
前記ディレクショナルジャイロ2は、補正ヲ加えると、
所要期間は、方向の基準となり得るが、温度によるドリ
フト量の変化、僅少のランダムドリフト等のために補正
誤差が積算されてくる。
従って、例えば、1度以内にディレクショナルジャイロ
2の確度を保持したい場合は、30分に1回程度の割合
でアンテナを正しく衛星に指向させ、零点規正を行う必
要がある。その1つとして、車輌が交差点の信号等で停
止中にステップトラッキング10を行い、衛星を正しく
捕捉し零点規正を行う方法がある。この場合衛星方向が
開けており、衛星からの電波が受信できることの他に停
止中の10秒間程度の間にステップトラッキングを完了
させる必要がある。
また、EL方向(高低角)のステップトラッキングは、
南北方向に太き(移動しない限りあまり変らないので、
省略することができる。車輌走行中の方法として、現在
指向中の衛星方向を基準に数分間ステップトラッキング
を行い、方位基準ならびにドリフト係数の再設定を行う
方式がある。ディレクショナルジャイロはドリフトのた
め累積誤差を生ずるものの、数分間の間は分(1/60
度)オーダの高い確度の方向を維持するので、現在指向
中の方向を基準に数分間に亘り衛星のステップトラッキ
ングを行い、平均入力電界を算出し、衛星入力の高い方
に方位基準を再設定し、衛星を真中に捕捉できたら方位
補正のためのドリフト係数を設定し直す。
前述の実施例の他に、これらの各ジャイロ1及び2を一
時的基準として利用する衛星の自動捜索があるが、前述
の動作の応用例であり、いずれも、信号処理部4の内蔵
マイコンによって制御を行うことができる。
前述の制御フローを示すと、第2図の通りであり、初期
設定後、マニュアル8で目標である静止衛星に衛星自動
追尾装置を指向させ、目標が捜索できなかった場合は、
オートサーチ9として目標を捕える。
この目標を捕捉した後は、ステップトラッキング10に
より目標を正しく標準し、零点規正を行う。この零点規
正が終了すると、この回りにオートトラッキング11が
可能となる。
尚、ディレクショナルジャイロのドリフト補正値は、最
初はマニュアル8でブリセラトスるが、第2回目からは
、オートトラッキング11経過後のステップトラッキン
グ10に続く零点規正で、実時間によるドリフト補正値
が計算され、自動的にプリセットされる。
ステップトラッキングによる零点規正は、車輌の停止中
に行う方法と走行中に行う方法があるが、走行中に行う
方法は、車の変化に対する駆動系の遅れ、伝搬路の影響
(電柱、ビル反射波等)があるので、数分間の入力電界
の平均値を算出する方法となる。
次に、前述のオートトラッキング11は、本発明による
衛星自動追尾装置の特徴とするところであるので、その
フローを以下に詳述する。
まず、車輌に取り付けられたディレクショナルジャイロ
2は、車輌の進行方向をシンクロ出力として出力し、S
/D変換器3でディジタル量に変換し、信号処理部4内
のマイコンに印加される。
又、バーテイカルジヤイロ1のピッチ1a及びロール1
bもS/D変換器6を介して信号処理部4に印加され、
ピッチロール角に伴うE L (P)方向及びAZ(Y
)方向の補正計算を前述の計算式によって計算する。
この場合、前述のマイコンはタイマーからの時間をチエ
ツク、前回のドリフト量の零点規正を行った時間との時
間差からドリフト補正量を計算、これをディレクショナ
ルジャイロ2のコース出力2a(方位出力)に加えて、
現時点の方向を示すディレクショナルジャイロ出力とす
る操作を行う。
前述の計算式の出力はデジタル量であるので。
増幅器15に入力する前にD/A変換される。但し、駆
動量を決定するために、現在、追尾装置が向いている方
向と比較する必要があり、EL(P)とAZ(Y)駆動
系は、それぞれのシャフトエンコーダ17からの出力(
デジタル量)と計算結果をマイコン内で差分演算を行う
。前記増幅器15の出力は直流モータ16に入力され、
追尾装置のアンテナ(図示せず)を衛星方向に向けるこ
とになる。
前述の信号処理部4における演算、入出力処理、状態監
視等の一連の計算ループは、前述の通り車輌の道路走行
中の変化に対応するため。
充分対応できる速度の10 ms  程度を目標に設計
する。
又、前記アンテナの駆動系も充分な応答速度で動作する
ことができるように直流モータを採用しており、この直
流モータも車輌の道路走行中のような速い変化に駆動系
が対応できるように増幅器15によって電力増幅されて
いる。
尚、前述の実施例においては、移動体を車輌の場合につ
いて、走行間の通信衛星自動追尾を意図して説明してき
たが、移動体を車輌に限ることなく、例えば、船舶ある
いは航空機に適用しても同様の作用効果を得ることがで
き、本発明による衛星自動追尾装置は、むしろ動きの激
しい移動体に適用した場合に、特に著しい効果を発揮す
ることができる。すなわち、目標の直接標準ではな(、
自装置内のジャイロを副基準とするため動きが急であっ
ても目標を見失うことがない。
又、本発明による装置は、本来、ジャイロを利用する自
動指向装置であるので、相手が静止している固定目標で
あれば、静止通信衛星あるいは放送衛星である必要はな
く、地上の1点に設けられた目標を指準する場合であっ
ても前述と同様の作用効果が得られる。
但し、本発明による衛星自動追尾装置は、1時間に最大
1度程度の指向誤差(ドリフト)を生じる可能性がある
ので、静止衛星を使わなし・場合は、同じ場所に戻って
遠方の同一目標を標準、零点規正を行う必要がある。
g1発明の効果 本発明による衛星自動追尾装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができる。
(1)  バーテイカルジヤイロ及びデイレクシヨナル
ジヤイロを構造が簡易なAZ−ELマウント方式で構成
しているため、軸数が二軸と少なく、ピッチロールに伴
う計算処理がやや複雑となるが、三軸等の構成に較べ、
ノくツクラツン等により生ずる誤差をその分減らすこと
ができ、高精度の追尾動作を得ることができる。
(2)演算、入出力処理、状態監視等の一連の計算ルー
プは、移動体の走行中の変化に対応できるよう、充分に
速い速度(10ms )で処理することができるため、
動きの激しい状態で十分な追尾並力を有することができ
る。
(6)  二個のジャイロによって構成することができ
るため、全体構造が機構的に極めて簡略化され、車輌等
の小形移動体に用いる場合に極めて好都合となる。
(4)  さらに、機構が簡略化されているが故に、保
守作業が容易となり、大量の移動体に用いる場合に極め
て好都合である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による衛星自動追尾装置を示すためのもの
で、第1図は全体構成を概略的に示すブロック図、第2
図は信号処理部により静止通信衛星を追尾する場合のフ
ロー図、第3図から第5図迄は、いずれもピッチロール
のある場合のAZ−ELマウント方式による衛星方向を
指向するための計算式の説明図である。 1はバーテイカルジヤイロ、2はディレクショナルジャ
イロ、4は信号処理部である。 特許出願人  綜合警備保障株式会社 手続補正書 昭和62*12月3 日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輌等の移動体に設けた衛星自動追尾装置におい
    て、 前記移動体に設けられ、走行中における角度変化を直接
    検出するためのデイレクシヨナルジヤイロ及びバーテイ
    カルジヤイロと、 前記デイレクシヨナルジヤイロのドリフト補正と前記バ
    ーテイカルジヤイロのピンチロールに基づく二軸(AZ
    、EL)変換計算を行うための信号処理部と、 を備え、前記変換計算を行いつつ走行中の方位の確度を
    保持し、衛星通信を行うようにしたことを特徴とする衛
    星自動追尾装置。
  2. (2)前記移動体の停止時間において、ステップトラッ
    キングを行い、前記デイレクシヨナルジヤイロのドリフ
    ト係数及び方位基準等を自動的に再設定するようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の衛星自動
    追尾装置。
  3. (3)確度維持のため、前記移動体の走行中に数分間に
    亘り衛星をステップトラッキングし、方位基準またはド
    リフト係数等を再設定するようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の衛星自動追尾装
    置。
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