JPS62165170A - 移動体上アンテナの姿勢制御装置 - Google Patents

移動体上アンテナの姿勢制御装置

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JPS62165170A
JPS62165170A JP765586A JP765586A JPS62165170A JP S62165170 A JPS62165170 A JP S62165170A JP 765586 A JP765586 A JP 765586A JP 765586 A JP765586 A JP 765586A JP S62165170 A JPS62165170 A JP S62165170A
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JP
Japan
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antenna
reception level
attitude
point
register
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Application number
JP765586A
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English (en)
Inventor
Katsuo Suzuki
勝雄 鈴木
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Shinsangyo Kaihatsu KK
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinsangyo Kaihatsu KK
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Shinsangyo Kaihatsu KK filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、移動体上アンテナの姿勢制御に関し。
特に、受信不能時のアンテナの姿勢制御に関する。
(従来の技術) 例えば、車輌、船舶、航空機等の移動体(以下車輌等と
いう)において、移動通信や、テレビジョン方送受信、
ラジオ方送受信、または自己位置認識等のために、固定
局や人工衛星局等との通信に用いるアンテナを搭載した
ものがある。この種の通信では、一般に非常に微弱な電
波を対象とするので(他にもノイズの擾乱を避る等々の
理由がある)、高利得の指向性の鋭いアンテナが用いら
れることが多い。しかしながら、指向性の鋭いアンテナ
を用いる場合、そのアンテナの向き(主ローブの指向す
る方向=アンテナの姿勢)が電波源からずれると通信不
能となるため、該アンテナの姿勢制御が重要なi題とな
る。
従来、連続ロービング方式により、指向性の鋭いアンテ
ナで電波源を追随するアンテナ姿勢制御装置がある。こ
れにおいては、アンテナの主ローブを走査し、これによ
り得られる到来電波の変化(位相2強度等の変化)から
アンテナに対する電波源の相対的移動方向を検知してア
ンテナの姿勢制御を行なっている6 例えば、その1つのステップトラック方式を行なうアン
テナの姿勢制御装置では、アンテナの姿勢を1ステツプ
(例えば、アンテナの半値角の172)変化するごとに
到来電波の強度(つまり受信レベル)をサンプリングし
、そのときの到来電波の強度変化に応じて、アンテナの
、次なる姿勢を設定し、姿勢制御を行なっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この種の従来の姿勢制御装置では、到来
電波の変化を検出してアンテナの姿勢制御を行なってい
るので、例えば、車輌等がトンネル、ビル、山、島の蔭
に入り込むなどしてアンテナが遮蔽され、通信が杜絶し
た場合、アンテナの姿勢制御ができなくなるという問題
がある。このため、アンテナの遮蔽がなくなり、通信可
能の状態に復帰しても、再度試行錯誤を繰り返して電波
の到来方向(電波源の方向)を探索しなければならず、
通信が杜絶する時間が長いという欠点があった。
本発明は、通信の杜絶する時間が可及的に短い移動体上
アンテナの姿勢制御装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては。
移動体上において、回動自在に支持されたアンテナ;ア
ンテナを回動駆動する駆動機構;アンテナの受信レベル
を検出する受信レベル検出手段;アンテナの姿勢情報を
順次更新設定して受信レベルの高いアンテナの姿勢情報
を探索し、探索したアンテナの姿勢情報を設定する姿勢
情報設定手段;および、姿勢情報に応じて駆動機構の駆
動源手段を付勢する駆動付勢手段;を備える移動体上ア
ンテナの姿勢制御装置において: 姿勢情報設定手段は、受信レベルを更新記憶するメ辱り
手段;受信レベルとメモリ手段の記憶受信レベルとを比
較する比較手段;および、前記比較手段が、前記受信レ
ベルが前記記憶受信レベルよりも所定値以上低いことを
示すと、前記探索を停止する探索停止手段;を含むもの
とする。
(作用) これによれば、アンテナの姿勢情報を順次更新設定して
受信レベルの高いアンテナの姿勢情報を探索する間に、
例えばアンテナが遮蔽されて、受信レベルがメモリ手段
の記憶受信レベルより所定値以上低くなると、該探索を
停止するので1次に、アンテナの遮蔽がなくなり、通信
可能の状態に復帰すると、直ちに通信が再開できる。
本発明の好ましい実施例では、ステップトラッりにより
、車上で放送衛星からの電波を受信するアンテナの姿勢
制御装置において、姿勢情報設定手段は、車輌の姿勢の
影響を受けないジャイロを備えて、受信レベルが記憶受
信レベルより15dB以上低下すると、該ジャイロの姿
勢とアンテナの姿勢との相対関係を維持する姿勢情報を
設定するものとする。つまり、車輌の短時間の走行程度
では、アンテナと放送衛星との相対的関係が変化しない
ので、通信の杜絶時間を可及的に短くすることができる
本発明の他の目的および特徴は、以下の図面を参照する
実施例説明により明らかになろう。
(実施例) 第1図に本発明の一実施例の外観を示す。第1図におい
て、CARは車輌(移動体)であり、そのルーフRf上
には、衛星放送受信用のアンテナ(以下、単にアンテナ
という)30が設備されている。本実施例では、アンテ
ナ30には市販の衛星放送受信用のパラボラアンテナを
使用している。
第3a図および第3b図を参照してアンテナ30につい
て説明する。まず第3a図を参照すると、31はパラボ
ラ反射鏡、32はBSコンバータと一体の1次放射器で
ある。このパラボラ反射鏡32および1次放射器32に
より、使用周波数において半値角2°の放射ローブ(主
ローブ:以下同じ)を形成する。
BSコシバータと一体の1次放射器32(以下、BSコ
ンバータという)は、支持アーム33および34により
パラボラ反射鏡31に固着され、パラボラ反射鏡31は
支持箱35に枢着されている。
支持箱35は、フレーム36および37によりアンテナ
30の回転台38に固着されている。回転台38は、ベ
アリング39を介して固定台40に回転可能に支持され
ている。固定台40は、車輌CARのルーフRfの円形
の凹みに固定されており、ルーフRfと固定台38の当
接部にはウェザストリップ41が装着されている。
回転台38には、リング状に内歯42が刻まれており、
この内歯42にギア43が噛み合っている。
このギア43が固着された軸44は、ギアボックス45
を介してアジマス駆動モータ46の回転軸に係合されて
いる。アジマス、IS@S上動タ46の回転軸にはロー
タリエンコーダ47が結合されている。
モータ46は、固定台40に固定されているので、これ
が正転付勢されると回転台38を、真上から児て(第3
b図)右に回動する(アジマス方向に右回動する)ので
アンテナ30の放射ローブが右を向き、これが逆転付勢
されると回転台38を、真上から見て(第3b図)左に
回動する(アジマス方向に左回動する)のでアンテナ3
0の放射ローブが左を向く。ロータリエンコーダ47は
、アンテナ30のアジマス方向の姿勢が1″変化するご
とに1パルスを出力する。
49はアンテナ30のアジマス方向のホームポジション
検出用のフォ1〜インタラプタ(以下、Azセンサとい
う)であり、該ホームポジションでは回転台38の下側
面に備わる遮光フィラーが進入する。この例では、該ホ
ームポジションは、車輌CARの正面方向(前方に直進
するときのCARの進行方向:以下同じ)に一致するよ
うになっている。
アンテナ30の支持箱35内の電気要素に接続されたケ
ーブルは、円板状のスリップリングユニット50を介し
て固定側のケーブル(図示せず)に接続されている。
BSコンバータ32の出力端に接続さ九た電気ケーブル
は、円筒状のロータリジヨイント51を介して固定側ケ
ーブル52に接続されている。
第3b図は、第3a図を真上から見た平面図であり、こ
の図を参照して支持箱35内部を説明する。
アンテナ30のパラボラ反射鏡31に固着された回転軸
53には、扇形歯車54が固着されている。
この歯車には、ギアボックス56の出力軸に固着された
ギア55が噛み合っている。ギアボックス56の入力軸
には、エレベーション駆動モータ57の回転軸が係合さ
れている。エレベーション駆動モータ57の回転軸には
ロータリエンコーダ58が結合されている。
エレベーション駆動モータ57は、支持箱35に固着さ
れているので、これが正転付勢されるとパラボラ反射4
A31およびBSコンバータ32等を一体で上方に回動
する(第3a図で右回転:エレベーション方向に上回動
する)ので、アンテナ30の放射ローブが上を向き、こ
れが逆転付勢されるとパラボラ反射鏡31およびBSコ
ンバータ32等を一体で下方に回動(第3a図で左回転
:エレベーション方向に上回動する)するので、アンテ
ナ30の放射ローブが下を向く。ロータリエンコーダ5
8は、アンテナ30のエレベーション方向の姿勢が1°
変化するごとに1パルスを出力する。
第3b図では重なっているが、奥側の59Uはアンテナ
30の仰角の限界を検出するリミットスイッチであり、
手前側の59Dはアンテナの俯角の限界を検出するリミ
ットスイッチである。また、60はアンテナのエレベー
ション方向のホームポジション検出用のフォトインタラ
プタ(以下、アンテナEQセンサ)であり、該ホームポ
ジシミンでは回転軸53に備わる遮光フィラーが進入す
る。
車輌CAR内には第4図に示す操作ボード°22が備わ
っている。この操作ボード22には、アンテナ30の方
位角データ (以下アジマスデータ)。
(ITI (俯) 角データ(以下エレベーションデー
タ)。
受信レベルおよびメツセージを表示するための小型CR
Tディスプレイ23、アンテナ30のオート姿勢制御を
指示するスタート(START)キー24、アンテナ3
0のオート姿勢制御停止を指示するストップ(STOP
)キー25、マニュアル姿勢制御のためのアップキー(
Uキー〉26、ダウンキー(Dキー)27.ライトキー
(Rキー)28、およびレフ1−キー(Lキー)29が
備わっている。
第2図に、アンテナ30の駆動機構、ならびに操作ボー
ド22が接続された電気制御システムの構成を示す。
この制御システムは、マイクロコンピュータ(以下、C
PU)1を中心として構成されている。CPU1のパス
ラインには、読み出し専用メモリ(ROM)2.読み書
きメモリ(RAM)3.および入出力ポート(Ilo)
4,7,12.17および19が接続されている。
■104には、アジマス駆動モータ46のモータドライ
バ5およびエレベーション駆動モータ57のモータドラ
イバ6が接続されている。これらモータドライバ5およ
び6は、CPUIから正転。
または逆転付勢指示を受けると、それぞれに接続されて
いるモータ46および/または57を正転、または逆転
付勢し、また、それぞれのモータの回転軸に結合されて
いるロータリエンコーダ47および58の出力パルスを
整形してCPUIに転送する。
■107からは、アンテナ30の受信レベルが入力する
。アンテナ30のBSコンバータ32出力は、分配器1
0でBSレベル検出器9とBSチューナ11とに分配さ
れる。BSレベル検出器9は、増幅器、周波数変換器お
よび検波器等からなり。
アンテナ30の受信信号のレベルを検出する。BSレベ
ル検出器9の出力端はA/D変換器8に接続されており
、A/D変換器8は、CPUIから変換指示を受けると
入力(受信レベル)をA/D変換して入出カポ−ドアか
らCPU 1に転送する。
なお、BSチューナ11には、衛星放送受信用のテレビ
ジョン受像機TVおよびラジオ受信器RDが接続されて
いる。
l1012には、Azジャイロ14のジャイロドライバ
13およびEQジャイロ16のジャイロドライバ15が
接続されている。Azジャイロエ4はアンテナ30のア
ジマス方向(方位角方向)に自由度を有し、この方向の
外力の影響を受けない。
Azジャイロ14は、車輌CARの正面方向に一致する
基準位置に対する偏角を右回りを正としてO°〜359
° (1°刻み)の角度を示すデータ(Azジャイロデ
ータ)を、l1012を介してCPUIに与える。EQ
ジャイロ16はアンテナ30のエレベーション方向(仰
・俯角方向)に自由度を有し、この方向の外力の影響を
受けない。
EQジャイロ16は、車輌CARの水平基準に一致する
基準位置に対する偏角を右回り(つまり、上)を正とし
て一45°〜+45° (1°刻み)の角度を示すデー
タ(EΩジャイロデータ)を。
エ1012を介してCPU 1に与える。
なお、Azジャイロ14およびEQジャイロ16は、消
勢時(駐車特等:後述するアクセサリモートスイッチオ
フ時)においては、外力を受けて損傷しないように基準
位置でストッパにより固定される。
l1017には、波形整形回路18を介してAzセンサ
49.Eflセンサ60.スイッチ59Uおよびスイッ
チ59Dが接続されている。
l1019には、CRTドライバ20、キーエンコーダ
21が接続されている。CRTドライバ20は、CPU
Iの指示を受けてCRTディスプレイ23をドライブし
、受信レベル、アジマスデータ。
エレベーションデータ、およびメツセージ(以下メツセ
ージ等という)を表示する。キーエンコーダ21は、5
TARTキー24,5TOPキー25゜Uキー26.D
キー27.Rキー28.Lキー29の操作を読み取り、
CPUIに転送する。
Regは、定電圧回路であり、Aceスイッチ(アクセ
サリモードスイッチ)がオンされるとノイズフィルタF
ilを介して車輌バッテリBATに接続され、定電圧V
cおよびVsを各部を供給する。
定電圧Vcは主として電気制御系各部の電源となり、゛
定電圧Vsは主としてモータおよびジャイロ駆動用の電
源となる。
以上の構成と、ROM2に格納さ九でいるプログラムに
基づいたCPUIの制御動作によってもたらされるアン
テナ姿勢制御の概略を、第5a図を参照して説明する。
Aceスイッチがオンになると、アンテナ30の姿勢を
、アジマス方向およびエレベーション方向のホームポジ
ションにセツティングする等の、システムイニシャライ
ズを行なう。
この後、操作ボード22のキー操作に応じて、アンテナ
30の、マニュアル姿勢制御または、オート姿勢制御を
選択し、ループ状に繰り返す(ただし、キー操作がない
ときは、直前に選択したループを維持する)。
マニュアル姿勢制御では、Uキー26の操作があると、
アンテナ30のエレベーション方向の姿勢が上限位[(
590スイツチオンとなる位@)でなければ、1ステツ
プ上にシフトする。この1ステツプは、アンテナ30の
主ローブの半値角が2aであるので、16にしている。
Dキー27の操作があると、アンテナ30のエレベーシ
ョン方向の姿勢が下限位置(59Dスイツチオンとなる
位置)でなければ、1ステツプ(lo)下にシフトする
Rキー28の操作があると、アンテナ30のアジマス方
向の姿勢を1ステツプ(1@)右にシフトする。
Lキー29の操作があると、アンテナ30のアジマス方
向の姿勢を1ステツプ(1’ )左にシフトする。
5TARTキー24の操作により、オート姿勢制御のル
ープを選択する。オート姿勢制御では。
受信レベルにより、「サーチ処理」、「ステップトラッ
ク処理」または「ジャイロ制御処理」を選択する。
まず、オート姿勢制御ループの最初で受信レベルを調べ
、このレベルが低いと、[サーチ処理Jを実行する。
第5b図は、「サーチ処理」の概念図であるが。
アンテナ30のエレベーション方向の姿勢を上限位置か
ら下限位置まで1ステツプごとに受信レベルを調べなが
ら下にシフトして、下限位置となると、アンテナ30の
アジマス方向の姿勢を1ステツプ右にシフトし、今度は
下限位置から上限位置まで1ステツプごとに受信レベル
を調べながら上にシフトして、上限位置となると、アン
テナ30のアジマス方向の姿勢を1ステツプ右にシフト
し、以上を全周に亘って繰り返す(実際には、1ステツ
プが1°であるので、第5b図より遥かに細くなる)。
この「サーチ処理」を実行する間に、受信レベルが受信
に充分な値になると、「サーチ処理」を終了して「ステ
ップトラック処理」を実行する(全周をサーチしても受
信レベルが低いままのときは「サーチ処理」を終了して
パ受信不能″を表示する)。
第5C図は、「ステップトラック処理Jを平面に展開し
た概念図である。これにおいて、升目はエレベーション
方向およびアジマス方向の1ステツプ(1°)を示し、
各点a、b、c、dt ”t  flgおよび0はアン
テナ30の主ローブ(中心)の投影、矢印はアンテナ3
0の姿勢のシフト方向を示す。また、点0にアイソトロ
ピックアンテナ(等方性焦電波源)があるものとする。
したがって5点Co er f+ gの電界強度は等し
く、これより、点62点す2点aの順に電界が弱くなる
以下、点aにアンテナ30が指向している状態からの「
ステップトラック処理」を説明する。
1)6点aの電界強度(受信レベルと等価に考えられた
い二以下同じ)を記憶した後、アジマス方向布に1ステ
ツプシフトして点すに指向し、ここで点aの電界強度と
点すの電界強度とを比較する。
点すの電界強度の方が点aの電界強度より大きいので、
アジマスのシフト方向を変更しない(″′右″のままと
する)6 2)1点すの電界強度を記憶した後、エレベーション方
向上に1ステツプシフトして点Cに指向し、ここで点す
の電界強度と点Cの電界強度とを比較する。点Cの電界
強度の方が点すの電界強度より大きいので、エレベーシ
ョンのシフト方向を変更しない(″上′″のままとする
)。
3)2点Cの電界強度を記憶した後、アジマス方向布に
1ステツプシフトして点dに指向し、ここで点Cの電界
強度と点dの電界強度とを比較する。
このとき、点Cの電界強度の方が点dの電界強度より大
きいので、アジマスのシフト方向を左に変更する。
4)0点dの電界強度を記憶した後、アジマス方向左に
1ステツプシフトして点Cに指向しくつまり、電波源か
ら離れたので元に戻る)、ここで点dの電界強度と点C
の電界強度とを比較する。点Cの電界強度の方が点dの
電界強度より大きいので、アジマスのシフト方向を変更
しない(″左′″のままとする)。
5)8点Cの電界強度を記憶した後、エレベーション方
向上に1ステツプシフトして点0に指向し、ここで点C
の電界強度と点0の電界強度とを比較する。点Oの電界
強度の方が点Cの電界強度より大きいので、エレベーシ
ョンのシフト方向を変更しない(″上″のままとする)
6)0点0の電界強度を記憶した後、アジマス方向左に
1ステツプシフトして点eに指向し、ここで点Qの電界
強度と点eの電界強度とを比較する。
このとき、点0の電界強度の方が点eの電界強度より大
きいので、アジマスのシフト方向を右に変更する。
7)1点eの電界強度を記憶した後、アジマス方向布に
1ステツプシフトして点0に指向しくつまり、電波源か
ら離れたので元に戻す)、ここで点eの電界強度と点0
の電界強度とを比較する。点0の電界強度の方が点eの
電界強度より大きいので、アジマスのシフト方向を変更
しない(″右″のままとする)。
8)1点0の電界強度を記憶した後、エレベーション方
向上に1ステツプシフトして点fに指向し、ここで点0
の電界強度と点fの電界強度とを比較する。このとき、
点0の電界強度の方が点fの電界強度より大きいので、
エレベーションのシフト方向を下に変更する。
9)6点fの電界強度を記憶した後、エレベーション方
向下に1ステツプシフトして点Oに指向しくつまり、電
波源から離れたので元に戻す)、ここで点fの電界強度
と点0の電界強度とを比較する。点0の電界強度の方が
点fの電界強度より大きいので、エレベーションのシフ
ト方向を変更しない(゛′下″のままとする)。
10)1点0の電界強度を記憶した後、アジマス方向布
に1ステツプシフトして点gに指向し、ここで点0の電
界強度と点gの電界強度とを比較する。
このとき、点0の電界強度の方が点gの電界強度より大
きいので、アジマスのシフト方向を左に変更する。
11)、点gの電界強度を記憶した後、アジマス方向左
に1ステツプシフ1〜して点Oに指向しくつまり、電波
源から離れたので元に戻る)、ここで点gの電界強度と
点0の電界強度とを比較する。点0の電界強度の方が点
gの世界強度より大きいので、アジマスのシフト方向を
変更しない(″左″のままとする)。
12)1点0の電界強度を記憶した後、エレベーション
方向上に1ステツプシフトして点Cに指向し、ここで点
Oの電界強度と点Cの電界強度とを比較する。このとき
1点0の電界強度の方が点Cの電界強度より大きいので
、エレベーションのシフト方向を上に変更する。
13)、上記5)、に戻って以上を繰り返す。
以上は、電波源とアンテナ30との相対的位置関係が固
定している場合の「ステップトラック処理」であるが、
電波源とアンテナ30とが相対的に移動する場合におい
ても、これと同様にアンテナ30で電波源を追随するこ
とができる。
「ステップトラック処理」を実行している間に、例えば
、車輌がトンネルに差し掛り、受信レベルが急激に低下
すると(本実施例では、15dB低下すると)、「ステ
ップトラック処理」を中断して「ジャイロ制御処理」を
実行する。「ジャイロ制御処理」を簡単に説明する。
例えば、車輌CARは水平真南に向いて走行中に、受信
レベルの急激な低下により、「ステップトラック処理」
を中断し、そのとき、アンテナ30のアジマスデータが
20(度)、エレベーションデータがO(度)であった
とする〔つまり、アンテナ30は、真北に対する方位角
(右回り)200’。
水平に対する仰角20°を指向している〕。また、この
ときのAzジャイロ14のAzジャイロデータが90(
度)、Euジャイロ16のEQジャイロデータがO(度
)であったとする。
その後、左に緩いカーブを描く下り勾配のトンネルの走
行により、車輌CARが真北から170”。
水平から下に5°を向く姿勢になったとする。しかし、
Azジャイロ14はアジマス方向の外力の影響を受けな
いので、Azジャイロデータは100(度)になり、E
Qジャイロ16はエレベーション方向の外力の影響を受
けないので、Eflジャイロデータは5(度)になる。
「ジャイロ制御処理」では、Azジャイロデータの偏差
とアジマスデータの偏差(アンテナ3o)。
およびEQジャイロデータの偏差とエレベーションデー
タの偏差(アンテナ30)、とがそれぞれ常時等しくな
るように姿勢制御を行なう、この場合、Azジャイロデ
ータの偏差は1oであり、EQジャイロデータの偏差は
5であるので、アンテナ30のアジマスデータが30.
エレベーションデータが5となるように姿勢制御を行な
う。つまり、アンテナ30を、アジマス方向布に1o°
分シフトし、エレベーション方向上に5°分シフトする
。これにより、アンテナ3oは、再び、真北に対する方
位角(右回り)200’ 、水平に対する仰角20″を
指向することになる。
本実施例の電波源は放送衛星であり、アンテナ3゜から
非常に大きく離隔しているので、車輌CARの短時間の
走行ではその受信方向は変化しない。
したがって、トンネルを出たときに放送衛星からの電波
を受信するので受信レベルが高くなり、上記「ステップ
トラック処理」を再開する。なお、以上の説明に使用し
た数値は一例であり、また。
「ジャイロ制御処理」を実行する周期は非常に短いので
、一度に偏差が5.10となることはきわめて希である
以上が、CPUIの制御動作の概略である。次に第6a
図、第6b図、第6c図、第6d図および第6e図のメ
インルーチンを示すフローチャート、および、第7a図
、第7b図、第7c図および第7d図のサブルーチンを
示すフローチャートを参照して、CPUIの制御動作の
詳細を説明する。なお、以下の説明においてはステップ
番号をII S −ITで示す(フローチャートには1
1 S 11を省略している)。
まず、第6a図のフローチャートを参照すると。
5l−312において、前述システムイニシャライズを
行なっている。
Slの初期設定では各入出力ポートツメモリ。
レジスタ、フラグ等をリセットする。S2で、AZジャ
イロ14およびEQジャイロ16を付勢する。
S3.S4およびS5では、アンテナ3oをアジマス方
向のホームポジシJンにセツティングする。つまり、A
zセンサ49が該ホームポジション非検出であれば、S
3→S4→S3→・・・。
なるループにおいて、S3でAzセンサ49を監視しな
がらS4でアンテナ3oの姿勢を1ステツプ(1°)ず
つ右にシフトし、センサ49が検出ありを示すと、ルー
プを抜けて85においてAzカウンタをクリアする。
S4のサブルーチン「1ステツプ右シフト」を第7c図
に示す。第7C図を参照すると、アジマス駆動モータ4
6を正転付勢し、ロータリエンコーダ47(アンテナ3
0のアジマス方向の姿勢が1″変化するごとに1パルス
出力する〉の出力パルスを監視し、アンテナ30の1ス
テツプ分の回動を検知するとモータ46を消勢する。こ
の後、Azカウンタを1カウントアツプしく右方向を正
としている)、該カウンタの値が360(度)であれば
、それをクリアしてリターンする。
ここで、後述の説明の便宜のため、第7d図に示すサブ
ルーチン「1ステツプ左シフト」を説明する。これにお
いては、アジマス駆動モータ46を逆転付勢し、ロータ
リエンコーダ47の出力パルスを監視し、アンテナ30
の1ステツプ分の回動を検知するとモータ46を消勢す
る。この後、AZカウンタを1カウントダウンし、該カ
ウンタの値が−1(度)であれば、該カウンタに359
(度)をロードしてリターンする。
このように、Azカウンタは、右シフトにおいてはlス
テップごとにアップカウント、左シフトにおいてはlス
テップごとにダウンカウントされるので、アンテナ30
がアジマス方向のホームポジションにセツティングされ
た後(S5以降)のAZカウンタの値は、アジマスデー
タとなる。
86〜SL2では、アンテナ30をエレベーション方向
のホームポジションにセツティングする。
エレベーション方向のホームポジションは、上限位置(
スイッチ59Uオンとなる位置)と下限位置(スイッチ
59Dオンとなる位置)との間にあるので、EQセンサ
60が該ホームポジション非検出であれば、まず上方向
を探索して、これで検出できないときには、次に下方向
を探索する。上下方向の探索はz1フラグありなしによ
り選択する(フラグなしで上方向、フラグありで下方向
を示す;当初はSlでリセットされている)。つまり、
S6→S7→S8→S9→S6→・ ・ ・・。
なるループにおいて、S6でEuセンサ60を監視しな
がら、S9でアンテナ30の姿勢を1ステツプ(1°)
ずつ上にシフトし、上限位置までの間に、センサ49が
検出ありを示すと、ループを抜けて312においてEQ
カウンタをクリアする。
このループで検出できないでスイッチ59Uがオンとな
ると、SIOで71フラグをセットし、今度は、S6→
S7→Sll→S6→・・・・・。
なるループにおいて、S6でEuセンサ60を監視しな
がら、SLlでアンテナ30の姿勢を1ステツプ(1°
)ずつ下にシフトする。S6でセンサ49が検出ありを
示すとループを抜けて312においてEQカウンタをク
リアする。
S9のサブルーチン「1ステツプ上シフトjを第7a図
に、S11のサブルーチン[1ステツプ下シフζ」を第
7b図にそれぞれ示す。第7a図を参照すると、サブル
ーチン[1ステツプ上シブト」では、エレベーション駆
動モータ57を正転付勢し、ロータリエンコーダ58 
(アンテナ30のエレベーション方向の姿勢が1″変化
するごとに1パルス出力する)の出力パルスを監視し、
アンテナ30の1ステツプ分の回動を検知すると、モー
タ46を消勢する。この後、Eflカウンタを1カウン
トアツプして(上方向を正としている)、リターンする
。また、第7b図を参照すると、サブルーチン[1ステ
ツプ下シフト」では、エレベーション駆動モータ57を
逆転付勢し、ロータリエンコーダ58の出力パルスを監
視し、アンテナ30の1ステツプ分の回動を検知すると
、モータ46を消勢する。この後、EQカウンタを1カ
ウントダウンして、リターンする。
このように、EQカウンタは、上シフトにおいては1ス
テツプごとにアップカウント、不シフトにおいては1ス
テツプごとにダウンカウントされるので、アンテナ30
がエレベーション方向のホームポジションにセツティン
グされた後(S12以降)のEflカウンタの値は、ア
ジマスデータとなる。
以上がシステムイニシャライズである。
S13では、レジスタAIの内容をレジスタA2に、レ
ジスタB1の内容をレジスタB2に、レジスタC1の内
容をレジスタC2に、それぞれロードする。このステッ
プ13については後述する。
S14では、l1019に入力する操作ボード22のキ
ー操作、l107に入力する受信レベル。
l1012に入力するAzジャイロデータおよびEfl
ジャイロデータ等を読み取り、S15で、受信レベルを
レジスタA1に、AzジャイロデータをレジスタB1に
、EQジャイロデータをレジスタC1に、それぞれロー
ドする。つまり、以下の説明により逐次明らかになろう
が、SL3以下はループ処理になっているので、レジス
タAI、B1およびCIの内容は、それぞれ現在の受信
レベル、AzジャイロデータおよびEflジャイロデー
タとなり、レジスタA2.B2およびC2の内容は、そ
れぞれlサイクル前の受信レベル、Azジャイロデータ
およびEQジャイロデータとなる(ただし、システムイ
ニシャライズ直後はクリア)。
S16では、受信レベル(つまりレジスタA1の内容)
、アジマスデータ(つまりAzカウンタの値)、エレベ
ーションデータ(つまりEuカウンタの値)、および、
必要に応じて後述するメツセージの表示をCRTドライ
バ20に指示する。
第6b図を併せて参照されたい。S13→・・・→S1
6→S17→S18→(S 19)→S27→S29→
(S30)→S13→・・・、なるループにおいては、
Uキー26の操作によるアンテナ30のマニュアル姿勢
制御を実行する。つまり、S14の入力読取において、
Uキー26の操作を読み取るとS17から318に進み
、スイッチ59Uがオンでなければ(上限位置ではない
)。
S19で前述のサブルーチン「1ステツプ上シフト」を
実行し、S27においてdt待時間遅延を行なって31
3に戻る(S29.S30については後述する)。した
がって、Uキー26が継続的に操作されると、アンテナ
30の上限位置以下では、略dt間隔で1ステツプずつ
上シフトする。
S13→・・・・→S16→S17→S20→S21→
(S 22)→S27→S29→(S 30)→813
→・・・、なるループにおいては、Dキー27の操作に
よるアンテナ30のマニュアル姿勢制御を実行する。つ
まり、S14の入力読取において、Dキー27の操作を
読み取ると320から821に進み、スイッチ59Dが
オンでなければ(下限位置ではない)、S22で前述の
サブルーチン「lステップ下シフト」を実行し、S27
においてdt待時間遅延を行なって313に戻る(S2
9.S30については後述する)。したがって、Dキー
27が継続的に操作されると、アンテナ30の下限位置
以上では、略dt間隔で1ステツプずつ下シフトする。
S13→・・・・→S16→S17→S20→S23→
S24→S27→S29→(S 30)→S13→・・
・、なるループにおいては、Rキー28の操作によるア
ンテナ30のマニュアル姿勢制御を実行する。つまり、
314の入力読取において、Rキー28の操作を読み取
ると823から324に進み、前述のサブルーチン「1
ステツプ右シフト」を実行し、827においてdt待時
間遅延を行なって313に戻る(S29.S30につい
ては後述する)。したがって、Rキー28が継続的に操
作されると、アンテナ30を、略dt間隔で″1ステッ
プずつ右シフトする。
S13→・・・・→S16→S17→S20→S23→
S25→S26→S27→S29→(S30)→S13
→・・・、なるループにおいては、Lキー29の操作に
よるアンテナ30のマニュアル姿勢制御を実行する。つ
まり、S14の入力読取において、Lキー29の操作を
読み取ると325から326に進み、前述のサブルーチ
ン「1ステツプ左シフト」を実行し、S27においてd
t待時間遅延を行なって313に戻る(S29.S30
については後述する)。したがってLキー29が継続的
に操作されると、アンテナ30を、略at間隔で1ステ
ツプずつ左シフトする。
328の5TOPキー25の操作については後述する。
z3フラグは、アンテナ30のオート姿勢制御のループ
を形成するフラグである。つまり、S14の入力読取に
おいて、5TARTキー24の操作を読み取ると832
からS33に進み、ここで23フラグをセットする。こ
れ以降のループではS31から直接S34に進む。
27フラグは、「ステップトラック処理」を選択するフ
ラグであるが、当初リセットされている。
したがって、S35において現在の受信レベル(つまり
、レジスタA1の内容)と、受信レベルの閾値THLと
を比較する。このとき、現在の受信レベルが閾値T H
L未満の値であれば、第6c図のフローに進み、「サー
チ処理」を実行する。
「サーチ処理」は、S13→・・・・→516−)S 
17−+S 20−+323−+825−+S 28−
+S31→(S32→533)→S34→S35→S3
7→・噛・・・→S54→S13→・・・・。
なるループにおいて実行される。
Z4フラグは、「サーチ処理」の最初を検出するフラグ
である。つまり、この24フラグは当初リセットされて
いるので、「サーチ処理」の最初においては、S38で
、Z4フラグをセットし。
z1フラグ(前述:エレベーション方向上下シフトの選
択)をリセットし、そのときのアジマスデータ (つま
り、Azカウンタの値)をレジスタDにロードし、その
ときのエレベーションデータ(つまり、Eflカウンタ
の値)をレジスタEにロードする(つまり、レジスタD
およびEに、「サーチ処理」開始時のアンテナ30の姿
勢データを格納しておく)。S39では″サーチ″表示
をセット、その他のメツセージ表示をリセットする。こ
れにより、以下説明するループにおけるS16において
CRTドライバ20に対しメツセージ゛′サーチ″の表
示が指示される。
838において21フラグをリセットしているので、ま
ず、S40から841に進む。25フラグは、「サーチ
処理jがアジマス方向に1周(元に戻る)したことを示
すフラグであるが、当初リセットされている。したがっ
て、S43に進み、スイッチ59オフであれば、S44
で前述のサブルーチン[1ステツプ上シフト」を実行す
る。この後、アンテナ30の上限位置以下においては、
S13→・・・・→S16→S17→S20→S23→
S25→S28→S31→S34→S35→S37→S
40→S41→S43→S44→S13→・・・、なる
ループにより、S35で受信レベルを歌視しながら、S
44でアンテナ30の姿勢を1ステツプ(lo)ずつ上
にシフトする。
このループにおいて、アンテナ30の上限位置に達して
も受信レベルが高くならないときはS43からS45に
進み、ここで21フラグをセットし。
S46で前述のサブルーチン「1ステツプ右シフト」を
実行する。S47は、Azカウンタの値(つまり、現在
のアジマスデータ)とレジスタDの内容(つまり、「サ
ーチ処理」開始時のアジマスデータ)とを比較する。1
周するまでこれは不一致であるので、S47から313
に戻る。
今度は71フラグをセットしているので、アンテナ30
の下限位置以上においては、S13→・・・ ・→S1
6→S17→S20→S23→S25→S28→S31
→S34→S35→S37→S40→S49→S50→
313→・・・、なるループにより、S35で受信レベ
ルを監視しながら、S50で前述のサブルーチン「1ス
テツプ下シフト」を実行してアンテナ30の姿勢を1ス
テツプ(1°)ずつ下にシフトする。このループにおい
て、アンテナ30の下限位置に達しても受信レベルが高
くならないときはS49から551に進み、ここで71
フラグをリセットし、346で前述のサブルーチン「1
ステツプ右シフト」を実行する。
このように、アジマス方向右に1ステツプシフトするご
とに、エレベーション方向で下限位置から上限位置まで
、あるいは上限位置から下限位置まで、受信レベルが高
くなる(TH,以上となる)姿勢を探索する。
以上の「サーチ処理」において、受信レベルが低いまま
、S47で、Azカウンタの値がレジスタDの内容に一
致すると(アジマス方向に1周すると)、548におい
て25フラグをセットする。
本実施例では、アジマス方向1周は360ステツプであ
り、z1フラグをリセットした状態から「サーチ処理」
を開始したので、このときのZ】フラグはS51におい
てリセットされている。
したがって1次からは、S13→・・・→S16→S1
7→S20→S23→S25→S28→S31→S34
→S35→S37→S40→S41→S42→S43→
S44→S13→・・・、なるループにより、S35で
受信レベルを監視しながら、S44でアンテナ30の姿
勢を1ステツプ(1’)ずつ上にシフトする。このルー
プにおいて、アンテナ30の姿勢が「サーチ処理」を開
始したときの姿勢に戻るまで、つまり、EQカウンタの
値がレジスタEの内容に一致するまでに受信レベルが高
くならないときには、S42から852に進む。
Z6フラグは、「サーチ処理」の終了ループを形成する
フラグであり、当初リセットされているので、S53で
このフラグをセットし、S54で゛′受信不能″表示を
セットし、″サーチ″表示をリセットする。
この後、S13→・・・・→S16→S1.7→S2 
o−+s 23→S25→S28→S31→S34→S
35→S37→S40→S41→S42→S52→S1
3→・・・、なる終了ループとなり(アンテナ30の姿
勢は固定)、816においては、CRTドライバ20に
対しメッセージパ受信不能″の表示が指示される。
この終了ループで、STO’Pキー28が操作されると
(Uキー26.Dキー27.Rキー28またはLキー2
9でも良い)、Z3フラグをセットしているので、S2
9から830に進み、ここにおイテ、Z3〜Z9 (Z
7.Z8.Z9:後述)フラグを全てリセットし、全メ
ツセージ表示をリセットする。ちなみに、5TOPキ一
28操作後は。
S13→今・・拳→S16→S17→S20→S23→
S25→S28→S31→S32→S13→・・・、な
るループで、待機状態となる。
ところで、以上の「サーチ処理」のいずれかのループに
おいて、受信レベル(レジスタA1の内容)が閾値T 
HL以上となると、S35からそのループを抜けて、8
36において[ステップトラック処理」を選択するZ7
フラグをセットし、「サーチ処理」で使用したZ4.Z
5およびz6フラグをリセットし、かつ、″ステップト
ラック″表示をセット、その他のメツセージ表示をリセ
ットする。これにより、以下逐次説明する「ステップト
ラック処理」のループにおけるS16においてCRTド
ライバ20に対しメツセージ゛′ステップトラック″の
表示が指示される。
S34でz7フラグありの場合は、第6d図に示すフロ
ーに進む。z8フラグは「ジャイロ制御処理」を選択す
るフラグであるが、当初はリセットされている。S56
では、レジスタA1の内容(つまり、現在の受信レベル
二以下、現在受信レベルという)と、レジスタA2の内
容(つまり、1サイクル前の受信レベル二以下、前受信
レベルという)とを比較する。最初にS56を実行する
ときには、レジスタAIおよびレジスタA2ともにアン
テナ30の同一姿勢における受信レベルが格納されてい
る(S36→S13→・・・・・→S34→S55→5
56)。ここでは、それらの値が互いに等しいものとす
る。
以下は、前述の第5C図を参照した説明に則り。
第6a図、第6b図および第6d図↓こ示すフローチャ
ートの説明を行なう。第5c図を併せて参照されたい。
なお、以下の説明に付した番号は、同番号で示される前
説明の内容に呼応している。
l)、現在受信レベル(レジスタAt)が前受信レベル
(レジスタA2)に等しいので〔ともにアンテナ30が
点aを指向して得られた受信レベル(前述の電界強度に
同義:以下、゛″点a受信レベル″のように略す))、
S56から357に進む、Z9フラグは、アジマス方向
のシフトと、エレベーション方向のシフ1へを交互に実
行するためフラグであり、当初はりセラ1〜されている
ので。
558に進む。
22フラグは、アジマス方向左右シフトの選択を行なう
フラグであり、当初はリセットされているので、S59
において前述のサブルーチン「1スチップ右シフトJを
実行する。これにより、アンテナ30は点すを指向する
。この後、S61で29フラグをセットする。
S61から813に戻ると、レジスタAIに格納されて
いる点aの受信レベルをレジスタA2にロードする。S
14では点す受信レベルを読取り、それを315でレジ
スタAIにロードする。この後、S16→S17→S2
0→S23→S25→S28→331→S34→S55
→S56と進み、現在受信レベル(点b)は前受信レベ
ル(点a)より大きいので、S57に進む。今度は、2
9フラグをセットしているので、S62に進み、Zlフ
ラグありなしを調べる。ここでは、z1フラグなし、か
つ、スイッチ59Uオフとして、S62→S63→S6
4と進み、これにおいて前述のサブルーチン「1ステツ
プ上シフト」を実行する。
これにより、アンテナ30は点Cを指向する。この後、
S67で29フラグをリセットする。
2)、S67から813に戻ると、レジスタA1に格納
されている点すの受信レベルをレジスタA2にロードす
る。S14では点Cの受信レベルを読取り、それを31
5でレジスタA1にロードする。
この後、S16→S17→S20→S23→S25→S
28→S31→S34→S55→S56と進み、現在受
信レベル(点C)は前受信レベル(点b)より大きいの
で、S57に進む。S67で、z9フラグをリセットし
たので、558に進み、また、Z2フラクはリセットし
たままであるので、S59において前述のサブルーチン
「1ステツプ右シフト」を実行する。これにより、アン
テナ30は点dを指向する。この後、S61で79フラ
グをセットする。
3)、S61からS13に戻ると、レジスタA1に格納
されている点Cの受信レベルをレジスタA2にロードす
る。S14では点dの受信レベルを読取り、それを31
5でレジスタA1にロードする。
この後、S16→S17→S20→S’23→S25→
328→S31→334→S55→S56と進み、今度
は、現在受信レベル(点d)が前受信レベル(点C)よ
り小さいので、868に進む。
368では、前受信レベル(点C)と現在受信レベル(
点d)との差をレジスタA3にロードする。
次の869では、レジスタA3の内容とレベル差の閾値
DIIとを比較する。本実施例では、閾値DIIの値を
15dBとする。アンテナ30の主ローブの半値角は2
°であるので1通常の1ステツプ(lo)のシフトにお
ける受信レベルの差は15dBより小さい。
レジスタA3の内容が閾値D11未満であれは、直前に
行なったアンテナ30の姿勢のシフ1〜により、現在受
信レベルの低下がもたらされたと考えられるので、姿勢
を元に戻す。つまり、この場合、直前に359において
アンテナ30の姿勢の「1ステツプ右シフト」を行なっ
ており、その連続で361において79フラグをセット
しているので、S70からS71に進む。
S71においては、Z2フラグなしであるので、S74
において前述のサブルーチン「1ステツプ左シフト」を
実行する。これにより、アンテナ30は点Cを指向する
姿勢に戻る。この後、S75で72フラグをセットする
4)、S75からS13に戻ると、レジスタA1に格納
されている点dの受信レベルをレジスタA2にロートす
る。S14では点Cの受信レベルを読取り、それを81
5でレジスタA1にロードする。
この後、S16→S17→S20→S23→S25→S
28→S31→S34→S55→S56と進み、現在受
信レベル(点C)は前受信レベル(点d)より大きいの
で、S57に進む。
79フラグはセットしたままになっているので、S62
に進み、Z1フラグなしであるので、S64において前
述のサブルーチン[1ステツプ上シフトJを実行する(
スイッチ59オフとする)。二乳により、アンテナ30
は点0を指向する。この後、S67で29フラグをリセ
ットする。
5)、S67からS13に戻ると、レジスタA1に格納
されている点Cの受信レベルをレジスタA2にロードす
る。S14では点0の受信レベルを読取り、それを81
5でレジスタAIにロードする。
この後、S!6→SI7→S 204S23→S25→
S28→S31→S34→S55→S56と進み、現在
受信レベル(点0)は前受信レベル(点C)より大きい
ので、S57に進む。S67で、Z9フラグをリセット
したので、558に進み、今度はZ2フラグをセット(
S75)しているので、S60において前述のサブルー
チンr1ステップ左シフト」を実行する。これにより、
アンテナ30は点eを指向する。この後、S61で29
フラグをセットする。
6)、S61から813に戻ると、レジスタA1に格納
されている点0の受信レベルをレジスタA2にロードす
る。S14では点eの受信レベルを読取り、それを81
5でレジスタA1にロードする。
この後、S16→317→S20→S23→S25→3
28→S31→S34→S55→S56と進み、今度は
、現在受信レベル(点e)が前受信レベル(点0)より
小さいので、S68に進む。
368では、前受信レベル(点0)と現在受信レベル(
点e)との差をレジスタA3にロードする。
次の569では、レジスタA3の内容とレベル差の閾値
Dll  (15dB)とを比較する。
レジス゛りA3の内容が閾値D11未満であれば、直前
に行なったアンテナ30の姿勢のシフトにより、現在受
信レベルの低下がもたらされたと考えられるので、姿勢
を元に戻す。つまり、この場合、直前に860において
アンテナ30の姿勢の「1ステツプ左シフトJを行なっ
ており、その連続で561において29フラグをセット
しているので、S70から871に進む。
S71においては、Z2フラグありであるので、S72
において前述のサブルーチン[1ステツプ右シフト」を
実行する。これにより、アンテナ30は点0を指向する
姿勢に戻る。この後、S73で72フラグをリセットす
る。
7)、S73から813に戻ると、レジスタA1に格納
されている点eの受信レベルをレジスタA2にロードす
る。S’14では点。の受信レベルを読取り、それを3
15でレジスタA1にロードする。
この後、S16→S17→S20→S23→S25→S
28→S31→S34→S55→S56と進み、現在受
信レベル(点0)は前受信レベル(点e)より大きいの
で、S57に進む。
Z9フラグはセットしたままになっているので。
S62に進み、Z1フラグなしであるので、S64にお
いて前述のサブルーチン「1ステツプ上シフト」を実行
する(スイッチ59オフとする)。これにより、アンテ
ナ30は点fを指向する。この後、S67で79フラグ
をリセットする。
8)、S67からS13に戻ると、レジスタAIに格納
されている点0の受信レベルをレジスタA2にロードす
る。S14では点fの受信レベルを読取り、それをS1
5でレジスタΔ1にロードする。
この後、516→S17→S 20−+S 23→S2
5→S28→S31→S34→S55→S56と進み、
ここで、現在受信レベル(点f)は前受信レベル(点0
)より小さいので、368に進む。
868では、前受信レベル(点0)と現在受信レベル(
点f)との差をレジスタA3にロードし、次の369で
は、レジスタA3の内容とレベル差の閾値b11 (1
5dB)とを比較する。
レジスタA3の内容が閾値D11未満であれば、直前に
行なったアンテナ30の姿勢のシフトにより、現在受信
レベルの低下がもたらされたと考えられるので、姿勢を
元に戻す。つまり、この場合。
直前に364においてアンテナ30の姿勢の「Iステッ
プ上シフト」を行なっており、その連続で567におい
て79フラグをリセットしているので、S70から57
6に進む。
S76においては、21フラグなしであるので、S77
において前述のサブルーチン「Iステップ下シフトJを
実行する。これにより、アンテナ30は点0を指向する
姿勢に戻る。この後、878でZlフラグをセットする
9)、S73からS13に戻ると、レジスタAIに格納
されている点fの受信レベルをレジスタA2にロードす
る。S14では点Oの受信レベルを読取り、それをS1
5でレジスタAIにロードする。
この後、516→S17→S 2 o−4s 23→S
25→S28→S31→S34→S55→S56と進み
、現在受信レベル(点O)は前受信レベル(点f)より
大きいので、S57に進む。
29フラグはリセットしたままになっているので。
358に進み、72フラグなしであるので、S59にお
いて前述のサブルーチン「1ステツプ右シフト」を実行
する。これにより、アンテナ30は点gを指向する。こ
の後、S61で29フラグをセットする。
10)、S61からS13に戻ると、レジスタA1に格
納されている点0の受信レベルをレジスタA2にロード
する。S14では点g受信レベルを読取り、それを31
5でレジスタA1にロードする。
この後、S16→S17→S20→S23→S25→S
28→S31→S34→S55→S56と進み、現在受
信レベル(点g)は前受信レベル(点O)より小さいの
で、568に進む。
568では、前受信レベル(点0)と現在受信レベル(
点g)との差をレジスタA3にロードする。
次の369では、レジスタA3の内容とレベル差の閾値
DII  (15dB)とを比較する。
レジスタA3の内容が閾値D11未満であ九ば、直前に
行なったアンテナ30の姿勢のシフトにより、現在受信
レベルの低下がもたらされたと考えられるので、姿勢を
元に戻す。つまり、この場合、直前に359においてア
ンテナ30の姿勢の[1ステツプ右シフト」を行なって
おり、その連続で861において79フラグをセットし
ているので、S70から871に進む。
S71においては、Z2フラグなしであるので、S74
において前述のサブルーチン「1ステツプ左シフト」を
実行する。これにより、アンテナ30は点0を指向する
姿勢に戻る。この後、S75でz2フラグをセットする
11)、S75からS13に戻ると、レジスタAIに格
納されている点gの受信レベルをレジスタA2にロート
する。S14では点0の受信レベルを読取り、それを8
15でレジスタA1にロードする。
この後、S16→S17→S20→S23→S25→S
28→S31→S34→S55→356と進み、現在受
信レベル(点0)は前受信レベル(点g)より大きいの
で、S57に進む。
z9フラグはセットしたままになっているので、S62
に進み、Z1フラグありであるので、S66において前
述のサブルーチン「1ステツプ下シフ]〜」を実行する
(スイッチ59Dオフとする)。
これにより、アンテナ30は点Cを指向する。この後、
S67でZ9フラグをリセッ1−する。
12)、S67からS13に戻ると、レジスタA1に格
納されている点0の受信レベルをレジスタA2にロード
する。S14では点C受信レベルを読取り、それを81
5でレジスタA1にロードする。
この後、S16→S17→S20→S23→S25→S
28→S31→834→S55→S56と進み、現在受
信レベル(点C)は前受信レベル(点O)より小さいの
で、568に進む。
368では、前受信レベル(点0)と現在受信レベル<
:侭C,)との差をレジスタA3にロードする。
次の369では、レジスタA3の内容とレベル差の閾値
D11 (15dB)とを比較する。
レジスタA3の内容が閾値D11未満であれば、直前に
行なったアンテナ30の姿勢のシフトにより、現在受信
レベルの低下がもたらされたと考えられるので、姿勢を
元に戻す。つまり、この場合、直前に566においてア
ンテナ30の姿勢の[1ステツプ下シフト」を行なって
おり、その連続でS67において79フラグをリセット
しているので、S70から576に進む。
S76においては、z1フラグありであるので、S79
において前述のサブルーチン「1ステツプ上シフト」を
実行する。これにより、アンテナ30は点0を指向する
姿勢に戻る。この後、S80で71フラグをセットする
13)、これ以降の「ステップトラック処理」は、上記
5)、〜12)、の繰り返しとなる。
さて、以上の「ステップトラック処理」において、車輌
CARがトンネル等(ビルの蔭、駐車場等々)に差し掛
ると、現在受信レベルが前受信レベルに対して急激に減
衰する。これにより、前受信レベルと現在受信レベルと
のレベル差(レジスタA3に格納)が閾値り丁1以上と
なると、S69から「ステップトラック処理Jループを
抜けて、S81に進む。S81では、[ジャイロ制御処
理」を選択するZ8フラグをセットして、そのときのレ
ジスタAIの内容(現在受信レベル)をレジスタA4に
ロードする。
次の382では、″ジャイロ制御″′表示をセットして
パステップトラック″′表示をリセットする。これによ
り、以下逐次説明する「ジャイロ制御処理」のループに
おけるS16において、CRTドライバ20に1ジヤイ
ロ制御Itの表示が指示される。
S13で、レジスタB1に格納されている前サイクルの
Azジャイロデータ(以下、Azジャイロ前データとい
う)をレジスタB2にロードし、レジスタCIに格納さ
れている前サイクルのEΩジャイロデータ(以下、EQ
ジャイロ前データという)をレジスタC2にロードする
S15では、S14の入力読取による、現在受信レベル
をレジスタA1に、現在のA y、ジャイロデータ(以
下、Azジャイロ現データという)をレジスタB1に、
現在のEQジャイロデータ (以下、Eρジャイロ現デ
ータという)をレジスタC1に、それぞれロードする。
この後、516→S17→S20→S23→S25→S
28→S31→S34→S55と進み、ここから第6e
図に示すフローの383に進む。
883では、現在受信レベル(レジスタA1の内容)と
[ジャイロ制御処理]設定時の受信レベル(レジスタA
4の内容:581)の差(AI−A4)をレジスタA5
にロードし、S84において、このレベル差と「ステッ
プトラック処理」再開判定の閾値DI2とを比較する。
レジスタA5の内容が閾値DI2未満であれば、S85
以下のステップを実行する。
S85では、Azジャイロ現データ(レジスタB1の内
容)とAzジャイロ前データ(レジスタB2の内容)と
の差(Bl−B2:つまり、Azジャイロ14の偏角)
をレジスタB3にロードし。
EΩジャイロ現データ (レジスタC1の内容)とEQ
ジャイロ前データ(レジスタC2の内容)との差(C1
−C2:つまり、Eflジャイロ16の偏角)をレジス
タC3にロードする。
レジスタB3の内容が正のときは、車輌CARの姿勢が
左に変化したことになるので5その分、アンテナ30の
アジマス方向の姿勢を右に修正し。
レジスタB3の値が負のときは、車輌CARの姿勢が右
に変化したことになるので、その分、アンテナ30のア
ジマス方向の姿勢を左に修正すれば良いのであるが、ア
ンテナ30をシフトする角度を鋭角にするため、S87
〜S92のステップが介挿されている(本実施例では前
述のように全周をO〜359で表しているので、0近傍
において特に有効になる)。
つまり、レジスタB3の値が正であり、かつ180(度
)以下であれば(右回り鋭角)、S86→S90→S8
9と進み、このS89において72フラグをリセットす
る。
レジスタB3の値が正であり、かつ180(度)を超え
るとき(右回り鈍角)、S86→S90→S91と進み
、このS91においてレジスタB3の内容から360 
(度)を減じた値(左回り鋭角)をレジスタB3の値と
して更新設定した後、S92において72フラグをセッ
トする。
レジスタB3の値が負であり、かつ−180(度)を超
える場合には(左回り鋭角)、S86→S87→S92
と進み、この392において22フラグをセットする。
レジスタB3の値が負であり、かつ−180(度)以下
のとき(左回り鈍角)、S86→S87→S88と進み
、この391においてレジスタB3の内容に360(度
)を加えた値(右回り鋭角)をレジスタB3の値として
更新設定した後、S89において72フラグをリセット
する。
389、あるいはS92から593に進むと、これにお
いて、Z2フラグありなしを調べる。
22フラグあリットきは、S 93−+394−)S9
5→S98→S93→・・・・・、なるループで、前述
のサブルーチン「1ステツプ右シフトJを行なってアン
テナ30の姿勢を1ステツプ(1°)右にシフトするご
とに、レジスタB3の内容(正の値)を1デクリメント
し、レジスタB3の内容がOになるまで繰返す。
また、Z2フラグなしのときは、S93→S96→S9
7→S98→S93→・・・・・、なるループで、前述
のサブルーチン「1ステツプ左シフト」を行なってアン
テナ30の姿勢を1ステツプ(16)左にシフトするご
とに、レジスタB3の内容(負の値)を1インクリメン
トし、レジスタB3の内容が0になるまで繰返す。
つまり、車輌の状態変化(左右の向きの変化)により生
じたAzジャイロ14の(相対的な)偏向に等しい偏向
を、アンテナ30のアジマス方向の姿勢に与えている。
なお、レジスタB3の値がOであれば、Azジャイロ1
4の(相対的な)偏向がないので、以上の処理を実行せ
ず、S86から直接S99に進む。
S99では、レジスタC3の内容を吟味する。
レジス゛りC3の内容が正のときは、車輌CARの姿勢
が下向きに変化したことになるので、その分。
アンテナ30のエレベーション方向の姿勢を上向きに修
正し、レジスタC3の内容が負のときは。
車輌CARの姿勢が上向きに変化したことになるので、
その分、アンテナ30のエレベーション方向の姿勢を下
向きに修正すれば良い(車輌の上下の向きの変化は、多
くとも+306〜−30°程度であるので、上記アジマ
ス方向の姿勢制御のようにシフト角を鈍角から鋭角に変
換する処理は不必要である)。
つまり、レジスタC3の内容が正のときは、S99→5
100→5101→5102→S99→・・・・・、な
るループで、前述のサブルーチン「1ステツプ上シフト
」を行なってアンテナ30の姿勢を1ステツプ(1’ 
)上にシフトするごとに、レジスタC3の内容を1デク
リメントし、レジスタC3の内容が0になるまで繰返す
レジスタC3の内容が負のときは、S99→5103→
5104→5105→S99→・・・・。
なるループで、前述のサブルーチン「1ステップ下シフ
1−」を行なってアンテナ30の姿勢を1ステツプ(1
6)下にシフトするごとに、レジスタC3の内容を1イ
ンクリメントし、レジスタC3の内容が0になるまで繰
返す。
このようにして、車輌の状態変化(上下の向きの変化)
により生じたEQジャイロ16の(相対的な)偏向に等
しい偏向を、アンテナ30のエレベーション方向の姿勢
に与えている。
なお、レジスタC3の値がOであれば、EQジャイロ1
6の(相対的な)W6向がないので、以上の処理を実行
せず、S99から直接513に戻る。
また、5tooにおいてスイッチ590がオンとなる場
合(上限位置に達した場合)、あるいは、5103にお
いてスイッチ59Dがオンとなる場合(下限位置に達し
た場合)、においては、エレベーション方向に関しての
「ジャイロ制御処理」は行なわない。
以上のような「ジャイロ制御処理」は、S13→・・・
・→316→SI7→S20→S23→S25゛→S2
8→S31→S34→S55→383→S84→・・・
・・→S13→・・・・・、なるループで実行される。
このループにより「ジャイロ制御処理」を実行する間に
、例えば、車輌が1〜ンネルから抜は出るなど(ビルの
蔭、駐車場から出る等々)して、現在受信レベル(レジ
スタAIの内容)が充分高い値になり、現在受信レベル
と「ジャイロ制御処理」設定時の受信レベル(レジスタ
A4の内容)のレベル差が「ステップトラック処理」再
開判定の閾値DI2以上になると、S84から3106
に進み、上記ループを抜ける。5IO6ではZ8フラグ
をリセットし1次の8107において″ステップトラッ
ク″表示をセットして゛′ジャイロ制御″表示をリセッ
トする。
Z8フラグをリセットしたので、以下は、S13→・・
・・→S16→S17→S20→S23→S25→S2
8→S31→S34→S55→S56→・・・・・→S
13→・・・・・、なるループで前述の「ステップトラ
ック処理」が実行される。
この場合、Si2では、CRTドライバ20に対してパ
ステップトラック″の表示が指示される。
以上説明した「ステップ1−ラック処理」を実行するル
ープ、および「ジャイロ制御処理」を実行するループに
おいて、5TOPキー25(Uキー26、Dキー27.
Rキー28またはLキー29でも良いンが操作さ九ると
、Z3フラグをセラ1へしているので、S29から83
0(第6b図)に進み、ここで上記ループに関する全フ
ラグ、すなわち73〜79フラグをリセットし、全メツ
セージ表示をリセットする。この後は、S13→S14
→S15→S16→S17→S20→S23→S25→
S28→S31→S32→S13→・・・。
なる待機ループを設定し、アンテナ30の姿勢は固定さ
れる。
以上のCPUの制御においては、現在受信レベルが所定
条件を満すまで、「ジャイロ制御処理」のループを実行
しているが、これを、時限処理しても良い。つまり、r
ジャイロ制御処理]開始時に所定時間のタイマをセット
して、タイムオーバ以内に現在受信レベルが所定条件を
満さないと、待機ループを設定するようにする。
なお、上記実施例においては、電波到来時のアンテナの
姿勢制御にステップトラック方式を用いているが、例え
ば、円を描くようにアンテナの主ローブを走査して受信
電波の振幅変調成分より姿勢制御を行なうコニカルスキ
ャン方式等を用いても良い。
また、すでに述べた説明により1本発明が車輌以外の移
動体、すなわち、船舶、航空機等に適要できることは明
らかであろう。
〔効果〕
以上述べたとおり、アンテナの姿勢情報を順次更新設定
して受信レベルの高いアンテナの姿勢情報を探索する間
に、例えばアンテナが遮蔽されて受信レベルがメモリ手
段の記憶する記憶受信レベルより所定値以上低くなると
、該探索を停止するので、次に、アンテナの遮蔽がなく
なり1通信可能の状態に復帰すると、直ちに通信が再開
できる。
つまり、通信の杜絶している時間を最小限にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の外観を示す斜視図である。 第2図は本発明の一実施例のアンテナの姿勢制御システ
ムの電気構成を示すブロック図である。 第3a図および第3b図は第1図に示したアンテナ30
の構造を示す部分断面図である。 第4図は第2図に示した操作ボード22の外視を示す平
面図である。 第5a図は第2図に示したマイクロコンピュータ1の概
略動作を示すフローチャートである。 第5b図は第5a図に示したフローチャートの「サーチ
処理」の概念を説明する模式図、第5c図は第5a図に
示したフローチャートの「ステップトラック処理」の概
念を説明する模式図である。 第6a図、第6b図、第6C図、第6d図および第6e
図は第5a図に示したフローチャートをさらに詳細に展
開した。マイクロコンピュータ1の動作フローチャート
である。 第7−a図、第7b図、第7C図および第7d図は第6
a図〜第6e図に示したフローチャートのサブルーチン
を示すフローチャートである。 にマイクロコンピュータ(姿勢情報設定手段。 メモリ手段、比較手段、探索停止手段)2:読み出し専
用メモリ 3:読み書きメモリ 4.7,12,17,19:入出力ポート5.6:モー
タドライバ(駆動付勢手段)8 : A/D変換器  
9:BSレベル検出器8.9:(受信レベル検出手段) lO:分配器    11:BSチューナ13.15:
ジャイロドライバ 14:Azジャイロ 16:EQジャイロ14.16:
  (ジャイロ) 18:波形整形回路 20:CRTドライバ21:キー
エンコーダ 22:操作ボード  23:CRTディスプレイ24ニ
スタートキー 25ニストップキー26:アップキー 
 27:ダウンキー28ニライトキー  29:レフト
キー30:衛星放送受信用アンテナ(アンテナ)31:
パラボラ反射鏡 32:BSコンバータと一体の1次放射器33.34:
支持アーム 35:支持箱    36,37:フレーム38二回転
台    39:ベアリング40:固定台    41
:ウェザストリップ42:内歯     43,55:
ギア44:軸      45,56:ギアボツクス4
6:アジマス駆動モータ 47.58:ロータリエンコーダ 49.60:フォトインタラプタ 50ニスリツプリングユニツト 51:ロータリジヨイント 52:固定側ケーブル 53:回転軸    54:扇形歯車 57:エレベーション駆動モータ 46.57:  (駆動源手段) 33.34,35,36,37,38,39゜40.4
2,43,44,45,46,53゜54.55,56
,57:  (駆動機構)59U、59D:リミットス
イッチ A c c :アクセサリモードスイッチFil:ノイ
ズフィルタ Re g :定電圧回路 BAT:車輌バッテリRf:
ルーフ 特許出願人  アイシン精機株式会社(他!名)第7a
図      声7c図 東7d図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)移動体上において、回動自在に支持されたアンテ
    ナ;アンテナを回動駆動する駆動機構;アンテナの受信
    レベルを検出する受信レベル検出手段;アンテナの姿勢
    情報を順次更新設定して受信レベルの高いアンテナの姿
    勢情報を探索し、探索したアンテナの姿勢情報を設定す
    る姿勢情報設定手段;および、姿勢情報に応じて駆動機
    構の駆動源手段を付勢する駆動付勢手段;を備える移動
    体上アンテナの姿勢制御装置において: 姿勢情報設定手段は、受信レベルを更新記憶するメモリ
    手段;受信レベルとメモリ手段の記憶受信レベルとを比
    較する比較手段;および、前記比較手段が、前記受信レ
    ベルが前記記憶受信レベルよりも所定値以上低いことを
    示すと、前記探索を停止する探索停止手段;を含むこと
    を特徴とする移動体上アンテナの姿勢制御装置。
  2. (2)前記姿勢情報設定手段の探索停止手段は、前記探
    索を停止した後、前記比較手段が、前記受信レベルが前
    記記憶受信レベルよりも所定値以上高いことを示すと、
    前記探索の停止を解除する前記特許請求の範囲第(1)
    項記載の移動体上アンテナの姿勢制御装置。
  3. (3)姿勢情報設定手段は、移動体の姿勢の影響を受け
    ないジャイロを含み、前記探索停止手段が、前記探索を
    停止すると、そのときの該ジャイロの姿勢とアンテナの
    姿勢との相対関係を維持する姿勢情報を設定する前記特
    許請求の範囲第(1)項記載の移動体上アンテナの姿勢
    制御装置。
  4. (4)姿勢情報設定手段は、移動体の姿勢の影響を受け
    ないジャイロを含み、前記探索停止手段が、前記探索の
    停止している間、該停止時の該ジャイロの姿勢とアンテ
    ナの姿勢との相対関係を維持する姿勢情報を設定し;前
    記探索停止手段は、前記探索を停止した後、前記比較手
    段が、前記受信レベルが前記記憶受信レベルよりも所定
    値以上高いことを示すと、前記探索の停止を解除する前
    記特許請求の範囲第(1)項記載の移動体上アンテナの
    姿勢制御装置。
  5. (5)移動体は車輌である前記特許請求の範囲第(1)
    項、第(2)項、第(3)項または第(4)項記載の移
    動体上アンテナの姿勢制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0192677A (ja) * 1987-10-05 1989-04-11 Sogo Keibi Hoshiyou Kk 衛星自動追尾方法
JPH02212790A (ja) * 1989-02-14 1990-08-23 Sogo Keibi Hoshiyou Kk 衛星自動追尾装置
JPH0455783A (ja) * 1990-06-26 1992-02-24 Nec Corp アンテナ制御装置
JPH07209400A (ja) * 1994-01-24 1995-08-11 Nec Corp 移動体搭載アンテナの制御装置及び制御方法

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