JP3227060B2 - 移動体搭載アンテナの追尾制御方法 - Google Patents

移動体搭載アンテナの追尾制御方法

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JP3227060B2
JP3227060B2 JP16523194A JP16523194A JP3227060B2 JP 3227060 B2 JP3227060 B2 JP 3227060B2 JP 16523194 A JP16523194 A JP 16523194A JP 16523194 A JP16523194 A JP 16523194A JP 3227060 B2 JP3227060 B2 JP 3227060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体搭載アンテナの
追尾制御方法に係わり、特に、車両等の移動体に搭載さ
れた移動体搭載アンテナで受信された信号の受信信号レ
ベル及び移動体の旋回状態を検出し、この検出された情
報を用いて移動体搭載アンテナのビーム指向方向を制御
する移動体搭載アンテナの追尾制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星を介して通信を行ったり、衛星放送
を受信したりする場合に、品質良好な受信を行うために
は、地上局側に設置するアンテナのビーム幅を狭くし、
所定方向の利得を上昇させる必要がある。ところで、鉄
道車両や自動車等の移動体にこのようなアンテナを搭載
させ、同様のサービスを受ける場合には、移動体の走行
状態や衛星電波の受信状態に応じ、アンテナの仰角や方
位角面内でアンテナのビーム指向方向を走査し、ビーム
指向方向が衛星方向に合致するように制御しなければな
らない。
【0003】例えば、移動体が自動車であるときには、
以下の第1乃至第3に挙げるように、走行中の道路の状
態に応じ受信状態に種々の変動が発生するので、その受
信状態の変動に対処したアンテナのビーム指向方向の制
御を行う必要がある。即ち、第1は、道路が大きく曲が
っているような場合であって、このような道路を比較的
高速度で走行したときは、自動車から見た衛星の方位角
が短時間内で大きく変化する。この場合には、自動車の
旋回に追従した速度でアンテナのビーム指向方向をこま
めに走査及び制御し、アンテナのビーム指向方向を衛星
方向に常時合致させる必要がある。第2は、道路が坂路
のように傾斜している場合であって、このような傾斜道
路を走行したときは、自動車から見た衛星の仰角が変化
する。この場合には、その傾斜状態に応じてアンテナの
ビーム指向方向を制御し、同様にアンテナのビーム指向
方向を衛星方向に合致させる必要がある。第3は、トン
ネル内道路や周囲に建物等の電波障害物がある道路の場
合であって、このような道路を走行したときは、衛星か
らの受信電波が遮蔽されたり、瞬断される。この場合に
は、受信電波の遮蔽や瞬断が解消して、再び受信電波が
良好に受信できる状態に戻ったとき、速やかに受信電波
が捕捉できるように、衛星方向を見失うことなく、直ち
に衛星方向に追尾できる態勢に入らせる必要がある。
【0004】一般に、移動体搭載アンテナにおいて用い
られている追尾制御方式には、衛星からの受信電波の強
度により衛星方向を求め、その方向にアンテナビームを
指向させるクローズドループ制御方式と、移動体の走行
状態を検出するセンサの情報によりアンテナビームを所
定の方位角方向または仰角方向に指向させるオープンル
ープ制御方式とに大別される。この内、クローズドルー
プ制御方式は、さらに幾つかの制御方式のものが知られ
ており、例えば、一定角度ずつアンテナビームの指向方
向を切換え、その都度、受信信号レベルを検出して、検
出した受信信号レベルを比較し、受信信号レベルが最大
となる方向にアンテナビームを指向させるステップトラ
ック制御方式がある。このステップトラック制御方式
は、汎用的な受信手段を用いるだけで、所要の追尾制御
ができるという反面、受信信号レベルが低い場合や受信
信号レベルが大きく変動するような場合に追尾誤差が大
きくなってしまう。一方、オープンループ制御方式は、
移動体に搭載された角度センサや角速度センサにより移
動体の動きを検出し、移動体の旋回によるアンテナの旋
回角がキャンセルされるようにアンテナビームを走査
し、衛星を追尾する制御方式である。このオープンルー
プ制御方式は、衛星からの受信電波の遮蔽や瞬断の発生
に関係なしに追尾制御できるものの、フィードフォワー
ド型の制御であるので、必然的に追尾誤差を生じ、しか
も、角度センサや角速度センサが周囲温度変化等の外乱
の影響を受けやすく、外乱によりセンサ出力が変動し、
追尾誤差が大きくなる。
【0005】ここで、図5は、クローズドループ制御を
主体とした追尾方式を採用した既知の移動体搭載アンテ
ナの追尾制御装置の一例を示す概要構成図であって、特
開平3−175385号に開示されたものである。
【0006】図5において、移動体搭載アンテナ51
は、複数の素子アンテナ52からなっており、電気的に
ビーム走査可能なフェーズドアレーアンテナを構成して
いる。移動体搭載アンテナ51は、衛星からの電波を複
数の素子アンテナ52で受信し、次続のビーム指向方向
駆動手段53に出力する。ビーム指向方向駆動手段53
は、それぞれの素子アンテナ52に接続された移相回路
54とこれら移相回路54の出力を合成する合成回路5
5とからなる。ビーム指向方向駆動手段53は、アンテ
ナ制御部59から供給される指向制御信号によってそれ
ぞれの移相回路54の移相量が設定され、それぞれの素
子アンテナ52で受信した信号位相を変化させて、移動
体搭載アンテナ51のビーム方向が所定方向になるよう
に指向させるものである。また、それぞれの移相回路5
4の出力は合成回路55で電力合成され、次続の信号受
信手段56に出力される。信号受信手段56は、汎用の
無線受信機からなるもので、受信信号に周波数変換、増
幅、復調等の処理をして、復調信号を図示しない信号処
理系に送出する他に、次続のアンテナ制御部59に受信
信号レベルを送出する。角速度検出手段57は、移動体
の旋回状態を検出する角速度センサ58を具備し、角速
度センサ58から移動体が旋回する際に生じる角速度情
報を次続のアンテナ制御部59に送出する。アンテナ制
御部59は、信号受信手段56からの受信信号レベルと
角速度センサ58からの角速度情報とに基づいて、以下
に述べるような信号処理を経た後で指向制御信号を発生
し、この指向制御信号をビーム指向方向駆動手段53に
供給する。
【0007】また、図6は、図5に図示した追尾制御装
置によってクローズドループ制御を主体とした追尾方式
による方位角方向のアンテナ追尾制御を行う際の主要な
動作過程を示すフローチャートである。
【0008】そこで、図6に図示のフローチャートを用
いて、既知のクローズドループ制御を主体とした方式に
よるアンテナ追尾制御動作の概要について説明する。な
お、以下の制御動作は、全てアンテナ制御部59におい
て実行されるものである。
【0009】始めのつのステップS51乃至ステップ
S52は、衛星の捕捉手段に係わるものであり、それに
続く2つのステップS53乃至ステップS54は、基準
レベル設定手段に係わるものであり、最後の数ステップ
S55乃至ステップS62は、アンテナの追尾制御手段
に係わるものである。
【0010】第1に、衛星の探索手段では、ステップS
51において、図7に図示された衛星探索を行うフロー
チャート(このフローチャートについては後述する)に
したがって、全方向にアンテナビームを指向させるよう
にビームの方向を順次切換え、切換える度ごとに受信信
号レベルを検出し、検出した受信信号レベル中の最大受
信信号レベル(Levmax)が得られた方向を衛星方
向と判定する。
【0011】次いで、ステップS52において、ビーム
指向方向駆動手段53に対し、衛星方向にアンテナビー
ムを指向させるような指向制御信号を送出し、衛星の捕
捉手段を終了させる。
【0012】第2に、基準レベル設定手段では、ステッ
プS53において、衛星方向における受信信号レベル
(Lev1)を読み込む。
【0013】次に、ステップS54において、読み込ん
だ受信信号レベル(Lev1)に基づき2つの基準、即
ち、アンテナビームの切替(走査)を行う際の基準とな
るビーム切替基準(SL)と受信信号が遮断されたとき
の判定基準となる受信電波遮断判定基準(TL)とを設
定する。そして、ビーム切替基準(SL)はレベル(L
ev1)より僅かに小さいレベルであり、受信電波遮断
判定基準(TL)はビーム切替基準(SL)よりも小さ
いレベルであって、Lev1>SL>TLの関係を有し
ている。
【0014】第3に、アンテナの追尾制御手段では、ス
テップS55において、現在のアンテナビームの指向方
向の受信信号レベル(Lev2)を読み込む。
【0015】次いで、ステップS56において、受信信
号レベル(Lev2)がビーム切替基準(SL)よりも
小さいか否かを判断する。そして、レベル(Lev2)
が基準(SL)よりも小さい(Y)と判断したときは次
のステップS57に移行し、レベル(Lev2)が基準
(SL)よりも小さくない(N)と判断したときはレベ
ル(Lev2)が十分大きく、アンテナビームの指向方
向を切替える必要がないので、以前のステップS55に
戻る。
【0016】続いて、ステップS57において、受信信
号レベル(Lev2)が受信電波遮断判断基準(TL)
よりも大きいか否かを判断する。そして、レベル(Le
v2)が基準(TL)よりも大きい(Y)と判断したと
きは次のステップS58に移行し、レベル(Lev2)
が基準(TL)よりも大きくない(N)と判断したとき
は別のステップS60に移行する。
【0017】次いで、ステップS58において、アンテ
ナ制御手段59は、角速度センサ58で得られた角速度
情報を読み込む。
【0018】続く、ステップS59において、読み込ん
だ角速度情報と旋回判定基準とを比較し、移動体が旋回
状態にあるか否かを判断する。そして、移動体が旋回状
態にある(Y)と判断したときは次のステップS62に
移行し、旋回状態にない(N)と判断したときは他のス
テップS61に移行する。
【0019】また、ステップS60においては、受信信
号レベル(Lev2)が基準(TL)よりも小さいこと
から、受信電波が遮断されたものと判断し、受信電波遮
断時のビーム制御に移行する。この受信電波遮断時のビ
ーム制御は、図8(a)に示すようなフローチャート
(このフローチャートについては後述する)にしたがう
ものであって、オープンループ制御を主体としたもので
ある。そして、受信電波遮断時のビーム制御における一
連の動作過程が終了すると、前のステップS55に戻
る。
【0020】一方、ステップS61においては、移動体
が旋回していないと判定された場合であるから、移動体
直進時のビーム制御を行う。この移動体直進時のビーム
制御は、図9(a)に示すようなフローチャート(この
フローチャートについても後述する)にしたがうもので
あって、受信信号レベルを用いてステップトラック制御
方式(この制御方式がクローズドループ制御方式の一種
であることは前述のとおりである)によりビーム指向方
向を制御するものである。そして、移動体直進時のビー
ム制御における一連の動作過程が終了すると、前のステ
ップS55に戻る。
【0021】さらに、ステップS62においては、移動
体が旋回していると判定された場合であるから、移動体
旋回時のビーム制御を行う。この移動体旋回時のビーム
制御は、図10(a)に示すようなフローチャート(こ
のフローチャートについても後述する)にしたがうもの
であって、移動体の旋回方向と受信信号レベルとを用い
てステップトラック方式によりビーム指向方向を制御す
るものである。そして、移動体旋回時のビーム制御にお
ける一連の動作過程が終了すると、前のステップS55
に戻る。
【0022】このようなフローチャートにしたがった衛
星の追尾制御を行えば、移動体の旋回によって受信信号
レベルが低下した場合は、アンテナビームが移動体の旋
回方向と反対方向に走査され、ステップトラック制御方
式によりアンテナビーム指向方向が受信信号レベルの高
い方向に一致する。また、移動体の直進中に何等かの原
因で受信信号レベルが低下したとしても、同様にステッ
プトラック制御方式によりアンテナビーム指向方向が受
信信号レベルの高い方向に一致する。さらに、受信電波
が遮断している間に、移動体が旋回したとしても、オー
プンループ制御によりアンテナビーム指向方向が衛星方
向と一致するので、移動体が受信電波の遮断地域を通過
した後、速やかに衛星からの受信電波を捕捉することが
できる。
【0023】次に、図11は、オープンループ制御方式
を用いた既知の移動体搭載アンテナの追尾制御装置の一
例を示す概要構成図であって、電子情報通信学会技術研
究報告SANE90−51に開示されているものであ
る。
【0024】図11において、本例の移動体搭載アンテ
ナ51、ビーム指向方向駆動手段53、信号受信手段5
6は、それぞれ、図5に図示されている移動体搭載アン
テナ51、ビーム指向方向駆動手段53、信号受信手段
56と同様の構成を有するものであり、かつ、図5に図
示の接続関係と同じ接続関係を有するものである。
【0025】本例の角速度検出手段57’は、角速度セ
ンサ58’及び積分信号処理回路62を備えたものであ
り、角速度センサ58’は、図5に示された角速度セン
サ58と異なり、角速度の検出精度が高い光ファイバジ
ャイロを用いたものである。この他に、本例は、地磁気
センサ61を備えた方位センサ60を用いており、この
地磁気センサ61により移動体の絶対方位を検出し、そ
の検出値を次続のアンテナ制御部59’に送出する。さ
らに、本例のアンテナ制御部59’は、信号受信手段5
6から供給される受信信号レベル、角速度検出手段5
7’から供給される旋回角度情報及び方位センサ60か
ら供給される移動体の絶対方位情報とに基づき、以下に
述べるような信号処理を経た後で指向制御信号を発生
し、この指向制御信号をビーム指向方向駆動手段53に
供給するものである。
【0026】続く、図12は、図11に図示した追尾制
御装置によってオープンループ制御を主体とした方式に
よるアンテナ追尾制御を行う際の主要な動作過程を示す
フローチャートである。
【0027】図12に図示のフローチャートを用いて、
既知のオープンループ制御方式によるアンテナ追尾制御
動作の概要について説明する。なお、以下の制御動作
も、全てアンテナ制御部59’において実行されるもの
である。
【0028】始めのステップS110は、衛星の捕捉手
段に係わるものであり、それに続く数ステップS111
乃至ステップS114は、アンテナの追尾制御手段に係
わるものである。
【0029】まず、衛星の捕捉手段では、ステップS1
10において、方位センサ60で検出された移動体の絶
対方位情報と既知の衛星位置情報(静止衛星)とを併せ
用いて、移動体を基準とした衛星の相対方向を求め、求
めた方向と移動体搭載アンテナ51のビーム指向方向と
が一致するように、ビーム指向方向駆動手段53に指向
制御信号を送出する。
【0030】次に、アンテナの追尾制御手段では、ステ
ップS111において、角速度センサ58’で検出され
た角速度情報を積分信号処理回路62で処理して得られ
た旋回角情報を読み込む。
【0031】続いて、ステップS112において、旋回
角情報を用いてアンテナの方位角制御を行う。この制御
は、移動体搭載アンテナ51のビーム指向方向を移動体
の旋回方向と反対の方向に、旋回角の大きさだけ走査す
るオープンループ制御方式によって行われる。
【0032】次いで、ステップS113において、信号
受信手段56で得られた受信信号レベルを読み込み、そ
の統計処理を行う。その結果、もし受信信号レベルがス
テップS110における捕捉終了直後の受信信号レベル
よりも3dB低下し、その変動幅が大きいときは受信電
波の遮断であると判定し、ステップS111に戻る。一
方、その変動幅が小さいときは次のステップS114に
移行する。ただし、移動体の旋回角が大きい場合には次
のステップS114に移行せずに、ステップS111に
戻る。
【0033】続く、ステップS114において、受信信
号レベルを用いてアンテナビームの指向方向を修正す
る。この修正は、ステップトラック制御方式により切替
角(1°)ずつ方位角方向にアンテナビーム指向方向を
走査し、走査する度ごとに受信信号レベルを読み込み、
受信信号レベルが最大となるような方向にアンテナビー
ム指向方向を一致させる。そして、方位角が修正された
後、ステップS111に戻る。
【0034】このようなフローチャートにしたがった衛
星の追尾制御を行えば、受信電波の遮蔽や瞬断に関係な
く、オープンループ制御方式による追尾制御が実施さ
れ、角速度検出手段57’によって得られた旋回角度を
キャンセルするように移動体搭載アンテナ51のビーム
指向方向が走査される。例えば、移動体が旋回した場合
は、角速度検出手段57’によって得られた旋回角度を
参照して移動体の旋回とは反対の方向に旋回角度分だけ
ビーム指向方向が修正される。また、積分信号処理回路
62内に生じる角度の累積誤差によって移動体搭載アン
テナ51のビーム指向方向がずれ、受信信号レベルが低
下したとしても、ステップS114のステップトラック
制御方式に移行し、ビーム指向方向をより受信信号レベ
ルが高い方向に一致させる。ただし、受信信号レベルが
低下し、そのレベル変動が大きい場合は受信電波の遮断
であると判定され、ステップS114へは移行しない。
即ち、ステップトラック制御方式による追尾が行われ
ず、追尾誤差は生じない。
【0035】ここで、図6に図示されたフローチャート
で実行される衛星探索の制御S51、受信電波遮断時の
ビーム制御S60、移動体直進時のビーム制御S61、
移動体旋回時のビーム制御S62について順次説明す
る。なお、これらの制御は、全てアンテナ制御部59で
実行される。
【0036】第1に、図7に図示された衛星探索の制御
S51は、以下に述べるフローチャートにしたがって実
行される。
【0037】まず、ステップS70において、受信信号
レベルの最大値(Levmax)をゼロで初期化する
(Levmax=0)。
【0038】続く、ステップS71において、ビーム指
向方向駆動手段53に指向制御信号を送出し、移動体搭
載アンテナ51のビーム指向方向を僅かに切換える。
【0039】次いで、ステップS72において、受信信
号レベル(Lev0)を読み込む。
【0040】続いて、ステップS73において、読み込
んだ受信信号レベル(Lev0)が受信信号レベルの最
大値(Levmax)よりも大きいか否かを判断する。
そして、レベル(Lev0)が最大値(Levmax)
よりも大きい(Y)と判断したときはステップS74
移行し、レベル(Lev0)が最大値(Levmax)
よりも大きくない(N)と判断したときは他のステップ
75に移行する。
【0041】次に、ステップS74において、得られた
レベル(Lev0)を受信信号レベルの最大値(Lev
max)に設定し、同時にそのときのビーム指向方向を
記憶する。
【0042】最後に、ステップS75において、移動体
搭載アンテナ51のビーム指向方向を全方向に切替えた
か否かを判断する。そして、全方向に切替えた(Y)と
判断したときはこの一連の衛星の探索の動作を終了さ
せ、一方、未だ全方向に切替えていない(N)と判断し
たときは前のステップS71に戻る。
【0043】第2に、図8(a)に図示された受信電波
遮断時のビーム制御S60は、以下に述べるフローチャ
ートにしたがって実行される。
【0044】最初に、ステップS76において、内蔵の
タイマーをゼロにセットして起動し、以下に述べるオー
プンループ制御に移行する。
【0045】オープンループ制御では、まず、ステップ
S77において、角速度センサ58で得られた角速度情
報を読み込む。
【0046】次いで、ステップS78において、読み込
んだ角速度情報を時間積分し、移動体の旋回角を求め
る。
【0047】続いて、ステップS79において、求めた
旋回角がビーム指向方向の切替角(Δθ)よりも大きい
か否かを判断する。そして、旋回角が切替角(Δθ)よ
りも大きい(Y)と判断したときは次のステップS80
に移行し、一方、旋回角が切替角(Δθ)よりも大きく
ない(N)と判断したときは他のステップS81に移行
する。
【0048】次に、ステップS80において、移動体搭
載アンテナ51のビーム指向方向を移動体の旋回方向と
反対方向にビーム指向方向の切替角(Δθ)だけ回転さ
せる。この場合、図8(b)に示されるように、例え
ば、ビーム指向方向が衛星方向に合致している状態か
ら、移動体が左方向に切替角(Δθ)の2倍(2Δθ)
だけ旋回したとすれば、ビーム指向方向は反対に右方向
に切替角(Δθ)をもって2回切替えられる。
【0049】次いで、ステップS81において、ビーム
指向方向を切替えた後、受信信号レベル(Lev3)を
読み込む。
【0050】続く、ステップS82において、読み込ん
だ受信信号レベル(Lev3)がビーム切替基準(S
L)よりも小さいか否かを判断する。そして、レベル
(Lev3)が基準(SL)よりも小さい(Y)と判断
したときは次のステップS83に移行し、一方、レベル
(Lev3)が基準(SL)よりも小さくない(N)と
判断したときはこの受信電波遮断時のアンテナビーム制
御を終了させる。
【0051】続いて、ステップS83において、ステッ
プS76で起動したタイマーがタイムリミットを超えた
か否かを判断する。そして、タイマーがタイムリミット
を超えている(Y)と判断したときは次のステップS8
4に移行し、一方、タイマーがタイムリミットを超えて
いない(N)と判断したときは前のステップS77に戻
る。
【0052】次に、ステップS84においては、図7に
図示されている衛星探索の制御のフローチャートが実行
される。
【0053】次いで、ステップS85において、衛星の
探索により得られた受信信号レベルの最大値(Levm
ax)がビーム切替基準(SL)よりも大きいか否かを
判断する。そして、最大値(Levmax)が基準(S
L)よりも大きい(Y)と判断したときは次のステップ
S86に移行し、最大値(Levmax)が基準(S
L)よりも大きくない(N)と判断したときは前のステ
ップS84に戻る。
【0054】最後に、ステップS86において、移動体
搭載アンテナ51のビーム指向方向を衛星方向に一致さ
せるような指向制御信号を発生し、受信電波遮断時のア
ンテナビーム制御における一連の動作が終了する。
【0055】第3に、図9(a)に図示された移動体直
進時のビーム制御S61は、以下に述べるフローチャー
トにしたがって実行される。
【0056】始めに、ステップS87において、移動体
搭載アンテナ51のビーム指向方向を、図9(b)に示
されるように、切替角(Δθ)で元の位置Aから左隣り
の方向の位置Bに切替える。
【0057】次いで、ステップS88において、ビーム
指向方向を位置Bに切替えた際の受信信号レベル(Le
v5)を読み込む。
【0058】続いて、ステップS89において、図6に
図示されたフローチャートにおいて得られた受信信号レ
ベル(Lev2)が受信信号レベル(Lev5)よりも
大きいか否かを判断する。そして、レベル(Lev2)
がレベル(Lev5)よりも大きい(Y)と判断したと
きは次のステップS90に移行し、一方、レベル(Le
v2)がレベル(Lev5)よりも大きくない(N)と
判断したときはこの移動体直進時のビーム制御を終了さ
せる。
【0059】続く、ステップS90において、移動体搭
載アンテナ51のビーム指向方向を、図9(b)に示さ
れるように、切替角(Δθ)の2倍の切替角(2Δθ)
で元の位置Aから右隣りの方向の位置Cに切替える。
【0060】次いで、ステップS91において、ビーム
指向方向を位置Cに切替えた際の受信信号レベル(Le
v6)を読み込む。
【0061】続いて、ステップS92において、受信信
号レベル(Lev2)が受信信号レベル(Lev6)よ
りも大きいか否かを判断する。そして、レベル(Lev
2)がレベル(Lev6)よりも大きい(Y)と判断し
たときは次のステップS93に移行し、一方、レベル
(Lev2)がレベル(Lev6)よりも大きくない
(N)と判断したときはこの移動体直進時のビーム制御
を終了させる。
【0062】最後に、ステップS93において、移動体
搭載アンテナ51のビーム指向方向を、切替角(Δθ)
で再び左隣りの方向の位置(元の位置)Aに戻し、この
移動体直進時のビーム制御を終了させる。
【0063】かかる制御を行えば、移動体搭載アンテナ
51のビーム指向方向を両隣の方向に順次切替えながら
受信信号レベルの高い方向に指向させることができる。
【0064】第4に、図10(a)に図示された移動体
旋回時のビーム制御S62は、以下に述べるフローチャ
ートにしたがって実行される。
【0065】まず、ステップS94において、角速度セ
ンサ58で得られた角速度情報を読み込み、読み込んだ
角速度情報を用いて移動体の旋回方向を求める。このと
き、求めた旋回方向が右であれば、ステップS95に移
行し、求めた旋回方向が左であれば、ステップS99に
移行する。
【0066】次に、ステップS95において、移動体搭
載アンテナ51のビーム指向方向を図10(b)に示さ
れるように移動体の旋回方向と反対方向の左隣りの方向
に切替える。
【0067】次いで、ステップS96において、ビーム
指向方向を切替えた際の受信信号レベル(Lev4)を
読み込む。
【0068】続く、ステップS97において、図6に図
示されたフローチャートにおいて得られた受信信号レベ
ル(Lev2)が受信信号レベル(Lev4)よりも大
きいか否かを判断する。そして、レベル(Lev2)が
レベル(Lev4)よりも大きい(Y)と判断したとき
は次のステップS98に移行し、一方、レベル(Lev
2)がレベル(Lev4)よりも大きくない(N)と判
断したときは、移動体搭載アンテナ51のビーム指向方
向を元の位置に戻すことなく、この移動体旋回時のビー
ム制御を終了させる。
【0069】続いて、ステップS98において、移動体
搭載アンテナ51のビーム指向方向を右隣りの方向に切
替えて元の位置に戻し、この移動体直進時のビーム制御
を終了させる。
【0070】これに対し、ステップS99において、移
動体搭載アンテナ51のビーム指向方向を、移動体の旋
回方向と反対方向の右隣りの方向に切替える。
【0071】次いで、ステップS100において、ビー
ム指向方向を切替えた際の受信信号レベル(Lev4)
を読み込む。
【0072】続く、ステップS101において、図6に
図示されたフローチャートにおいて得られた受信信号レ
ベル(Lev2)が受信信号レベル(Lev4)よりも
大きいか否かを判断する。そして、レベル(Lev2)
がレベル(Lev4)よりも大きい(Y)と判断したと
きは次のステップS102に移行し、一方、レベル(L
ev2)がレベル(Lev4)よりも大きくない(N)
と判断したときは、移動体搭載アンテナ51のビーム指
向方向を元の位置に戻すことなく、この移動体旋回時の
ビーム制御を終了させる。
【0073】続いて、ステップS102において、移動
体搭載アンテナ51のビーム指向方向を左隣りの方向に
切替えて元の位置に戻し、この移動体直進時のビーム制
御を終了させる。
【0074】かかる制御を行えば、移動体搭載アンテナ
51のビーム指向方向を移動体の旋回方向と反対方向に
切替えながら、受信信号レベルの高い方向に指向させる
ことができる。
【0075】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既知のクロ
ーズドループ制御を主体とした追尾方式においては、図
6に図示のフローチャートにしたがったアンテナビーム
制御を行った場合に、信号受信状態を判定した後に、移
動体の旋回状態を判定するので、移動体旋回による移動
体搭載アンテナ51のビーム指向方向の制御が行われる
までに時間遅れを生じる。そして、移動体が速い角速度
で連続的に旋回するようなときは、その移動体の旋回に
対する追尾の時間遅れによって指向誤差が発生する。こ
のように、既知のクローズドループ制御方式は、移動体
の旋回に対するビーム指向方向の追従性が良好でないと
いう問題がある。
【0076】一方、既知のオープンループ制御を主体と
した追尾方式においては、図12に図示のフローチャー
トにしたがったビーム指向方向の追尾制御を行った場
合、移動体が停止または非旋回の状態であっても、常
時、角度センサの出力を用いたオープンループ制御が行
われるので、角度センサの静止時出力にドリフト成分が
含まれていると、そのドリフト分に相当する追尾誤差が
生じるという問題があり、しかも、受信信号レベルの低
下に伴い、修正ループによる制御を実行して追尾誤差を
補正しなければならないという問題もある。
【0077】本発明は、かかる問題を除去するものであ
って、その目的は、移動体の旋回に対するビーム指向方
向の追従性を良好にし、追尾誤差の発生を最小限に留め
た移動体搭載アンテナの追尾制御方法及び追尾制御装置
を提供することにある。
【0078】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による移動体搭載アンテナの追尾制御方法
は、ビーム指向方向駆動手段により移動体搭載アンテナ
のビーム指向方向を回転制御させ、その回転制御の間、
信号受信手段により前記移動体搭載アンテナで受信した
受信信号レベルを検出し、前記受信信号レベルの最大値
とそのときのビーム指向方向を受信信号レベル記憶手段
とビーム指向方向記憶手段にそれぞれ記憶し、前記ビー
ム指向方向駆動手段により前記ビーム指向方向記憶手段
に記憶されたビーム指向方向に前記移動体搭載アンテナ
のビーム指向方向を駆動制御する第1工程と、旋回状態
検出手段により移動体の旋回角速度及び旋回方向を検出
し、監視手段によりこれら旋回角速度及び旋回方向を監
視する第2工程と、前記監視手段において前記旋回角速
度及び旋回方向が検出されると、前記ビーム指向方向駆
動手段により前記旋回方向と逆方向でかつ前記旋回角速
度に応じた角度をもって前記移動体に対する前記移動体
搭載アンテナのビーム指向方向を駆動制御させた後、前
記第2工程に戻る第3工程と、前記監視手段において前
記旋回角速度が検出されないとき、前記信号受信手段に
より前記移動体搭載アンテナで受信された信号の第1の
受信信号レベルを検出し、比較手段により前記第1の受
信信号レベルとビーム切替基準とを比較し、第1の比較
結果を出力する第4工程と、前記第1の比較結果により
前記第1の受信信号レベルが前記ビーム切替基準よりも
大きいときは、前記第2工程に戻る第5工程と、前記第
1の比較結果により前記第1の受信信号レベルが前記ビ
ーム切替基準よりも小さいときは、続いて前記比較手段
により前記第1の受信信号レベルと受信電波遮断判定基
準とを比較し、第2の比較結果を出力する第6工程と、
前記第2の比較結果により前記第1の受信信号レベルが
前記受信電波遮断判定基準よりも大きいときは、前記移
動体搭載アンテナのビーム指向方向をいずれかの方向に
移動させ、前記信号受信手段により前記移動体搭載アン
テナで受信された信号の第2の受信信号レベルを検出
し、前記比較手段により前記第2の受信信 号レベルと前
記第1の受信信号レベルとを比較し、この比較結果によ
り前記移動体搭載アンテナのビーム指向方向を受信信号
レベルがより大きい方向に駆動制御させた後、前記第2
工程に戻る第7工程と、をそれぞれ経てアンテナビーム
指向方向の追尾制御が行われる手段を具備する。
【0079】
【0080】
【作用】前記手段においては、旋回状態検出手段から移
動体が旋回状態にあることを表わす第1の旋回状態情報
が発生されると、この第1の旋回状態情報に応答した指
向制御信号がビーム指向方向駆動手段に供給され、それ
により移動体搭載アンテナはビーム指向方向が回転制御
される。一方、旋回状態検出手段から移動体が非旋回状
態にあることを表わす第2の旋回状態情報が発生される
と、受信感度情報に応じた指向制御信号がビーム指向方
向駆動手段に供給され、それにより移動体搭載アンテナ
はビーム指向方向が回転制御された後、再び旋回状態検
出手段からの旋回状態情報の監視が行われる。
【0081】このように、前記手段によれば、最初に移
動体の旋回状態について、旋回状態と非旋回状態とを
別し、移動体が旋回状態にあると判別されたときは、直
ちに、移動体旋回時のビーム指向方向の制御が行われ
る。
【0082】また、前記手段においては、旋回状態検出
手段から旋回状態情報が発生されたとき、比較手段にお
いてこの旋回状態情報と記憶手段から読み出された旋回
判定基準との比較が行われ、その比較結果によって移動
体が旋回状態にあるかまたは非旋回状態(静止状態)に
あるかの判定を行っており、さらに、計時手段により受
信信号電波の遮断時間を計測し、その遮断時間の長短に
応じてオープンループ制御またはクローズドループ制御
が行われる。
【0083】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0084】図1は、本発明に係わる移動体搭載アンテ
ナの追尾制御装置の第1の実施例を示す構成図であっ
て、移動体として自動車が用いられた例を示すものであ
る。
【0085】図1において、1は移動体搭載アンテナ、
2は素子アンテナ、3はビーム指向方向駆動手段、4は
移相回路、5は合成回路、6は信号受信手段、7は旋回
状態検出手段、8は角速度センサ、9は制御手段でもあ
り監視手段でもあるアンテナ制御部、10は記憶手段、
11は比較手段、12は計時手段、13は指向制御信号
発生手段、14は統括制御手段である。
【0086】移動体搭載アンテナ1は、複数の素子アン
テナ2からなり、電気的にビーム走査可能なフェーズド
アレーアンテナを構成している。移動体搭載アンテナ1
は、衛星からの受信電波を複数の素子アンテナ2によっ
て受信し、受信信号を次続のビーム指向方向駆動手段3
に供給する。ビーム指向方向駆動手段3は、それぞれの
素子アンテナ2に接続された移相回路4とこれら移相回
路4の出力信号を電力合成する合成回路5とからなる。
ビーム指向方向駆動手段3は、アンテナ制御部9に内蔵
の指向制御信号発生手段13から供給される指向制御信
号によってそれぞれの移相回路4の移相量が設定され、
それぞれの素子アンテナ2を伝送する信号位相を変化さ
せ、移動体搭載アンテナ1のビーム指向方向を所定方向
に変更させる。信号受信手段6は、汎用の無線受信機か
らなるもので、受信信号に周波数変換、増幅、復調等、
既知の信号処理をして、復調信号を図示しない信号処理
系に送出するとともに、次続のアンテナ制御部9に受信
信号レベルを送出する。旋回状態検出手段7は、自動車
の旋回状態を検出する角速度センサ8を具備しており、
角速度センサ8において得られた角速度情報を次続のア
ンテナ制御部9に送出する。アンテナ制御部9は、記憶
手段10と比較手段11と計時手段12と指向制御信号
発生手段13と統括制御手段14とを内蔵している。そ
して、記憶手段10は、予め設定されたビーム切替基準
(SL)、受信電波遮断判定基準(TL)、旋回判定基
準、及び受信信号レベル、角速度情報をそれぞれ記憶す
る。比較手段11は、受信信号レベルとビーム切替基準
(SL)との比較や受信信号レベルと受信電波遮断判定
基準(TL)との比較、それに角速度情報と旋回判定基
準との比較等を行う。計時手段12は、比較手段11の
比較結果に応じて計時を開始または終了させる。指向制
御信号発生手段13は、指向制御信号を発生してビーム
指向方向駆動手段3に供給する。統括制御手段14は、
記憶手段10、比較手段11、計時手段12、指向制御
信号発生手段13を統括的に制御する。
【0087】また、図2は、図1に図示された第1の実
施例においてアンテナ追尾制御が行われる際の主要な動
作過程を示すフローチャートである。
【0088】そこで、図2に図示のフローチャートを用
い、第1の実施例の動作について説明する。なお、この
説明においては、追尾制御が方位角面内だけで行われる
ものとする。また、このアンテナ追尾制御は、全てアン
テナ制御手段9に内蔵された1つ以上の構成手段10乃
14において実行されるものである。
【0089】まず、ステップS1において、衛星探索が
行われる。この衛星探索は、既に説明した図7に図示の
フローチャートにしたがって行われるもので、全方向に
ビーム指向方向を切替えながら、その切替の都度受信信
号レベル(Lev0)を検出し、そのレベル(Lev
0)中で最大値(Levmax)を示す方向にビーム指
向方向が一致するように指向制御信号を送出する。
【0090】次に、ステップS2において、衛星探索に
より確認された衛星方向に、移動体搭載アンテナ1のビ
ーム指向方向を設定する。
【0091】次いで、ステップS3において、衛星方向
における受信信号レベル(Lev1)を読み込む。
【0092】続く、ステップS4において、読み込んだ
レベル(Lev1)に基づいてビーム切替基準(SL)
と受信電波遮断判定基準(TL)を設定する。これら2
つの基準(SL)、(TL)は、移動体搭載アンテナ1
のビーム指向方向を切替える(走査する)際の基準と、
受信電波が遮断されたと判定する際の基準であって、図
2(b)に図示されているように、基準(SL)は読み
込んだレベル(Lev1)よりも僅かに小さく、基準
(TL)は基準(SL)よりも小さいものである。
【0093】続いて、ステップS5において、再捕捉を
開始させるための待ち時間を計測する計時手段(タイ
マ)12をオフにする。
【0094】次に、ステップS6において、角速度セン
サ8で得られた角速度情報値(角速度)Asを読み込
む。
【0095】次いで、ステップS7において、角速度情
報値Asと自動車の静止時(非旋回時)に角速度センサ
8で得られる静止時角速度情報値As0 との差(|As
−As0 |)が、旋回判定基準(ΔAs)よりも小さい
か否かを判断する。そして、差(|As−As0 |)が
基準(ΔAs)よりも小さい(Y)と判断したときは自
動車が直進状態であるものと判断して次のステップS8
に移行し、一方、差(|As−As0 |)が基準(ΔA
s)よりも小さくない(N)と判断したときは自動車が
旋回状態にあるものと判断して他のステップS13に移
行する。なお、基準(ΔAs)は、角速度センサ8の応
答誤差及びドリフトによる変動幅よりも大きな値になる
ように決定される。
【0096】続く、ステップS8において、受信信号レ
ベル(Lev2)を読み込む。
【0097】続いて、ステップS9において、読み込ん
だレベル(Lev2)がビーム切替基準(SL)よりも
小さいか否かを判断する。そして、レベル(Lev2)
が基準(SL)よりも小さい(Y)と判断したときは次
のステップS10に移行し、一方、レベル(Lev2)
が基準(SL)よりも小さくない(N)と判断したとき
は他のステップS14に移行する。
【0098】次に、ステップS10において、レベル
(Lev2)が受信電波遮断判定基準(TL)よりも小
さいか否かを判断する。そして、レベル(Lev2)が
基準(TL)よりも小さい(Y)と判断したときは次の
ステップS11に移行し、一方、レベル(Lev2)が
基準(TL)よりも小さくない(N)と判断したときは
他のステップS15に移行する。
【0099】続く、ステップS11において、タイマ
(計時手段)12がオンされているか否かを判断する。
そして、タイマ12がオンされている(Y)と判断した
ときは次のステップS12に移行し、一方、タイマ12
がオンされていない(N)と判断したときは他のステッ
プS17に移行する。
【0100】次いで、ステップS12において、タイマ
12がタイムリミットを計時したか否かを判断する。そ
して、タイマ12がタイムリミットを計時した(Y)と
判断したときは最初のステップS1に戻り、一方、タイ
マ12がタイムリミットを計時しない(N)と判断した
ときは前のステップS6に戻る
【0101】また、ステップS13において、自動車が
旋回状態であるものと判断された場合であるので、図3
に図示するようなフローチャートにしたがって、移動体
旋回時の第2のビーム制御が行われる。この移動体旋回
時の第2のビーム制御は、オープンループ制御を中心に
した制御が行われるもので、この制御に対するフローチ
ャートについては後述する。
【0102】さらに、ステップS14において、レベル
(Lev2)が基準(SL)よりも大きい場合であるの
で、信号受信状態が良好である。このため、ビーム指向
方向の切替えは行わず、タイマ12をオフにして前のス
テップS6に戻る。
【0103】次いで、ステップS15において、レベル
(Lev2)が基準(TL)よりも大きく、かつ、基準
(SL)より小さい(TL≦Lev2<SL)場合であ
るので、ビーム指向方向のずれにより信号受信状態が僅
かに劣化していると判定し、タイマ12をオフにして
のステップS16に移行する。
【0104】続く、ステップS16において、移動体直
進時のビーム制御が行われる。この制御は、既に説明し
た図9(a)に図示のフローチャートにしたがって行わ
れるもので、ステップトラック方式によりビーム指向方
向を受信信号レベルが高くなる方向に一致させる。この
場合も、移動体直進時のビーム制御が行われた後、前の
ステップS6に戻る。
【0105】次いで、ステップS17において、オフで
あるタイマ12をオンにする。
【0106】最後に、ステップS18において、タイマ
12の計測時間を0にして初期化する。そして、初期化
の終了後に、前のステップS6に戻る。
【0107】続いて、図3に図示された移動体旋回時の
第2のビーム制御S13を実行する際のフローチャート
について説明する。なお、この制御も、全てアンテナ制
御手段9に内蔵された各構成手段10乃至14において
実行されるものである。
【0108】まず、ステップS20において、差(As
−As 0 を時間積分することにより移動体の旋回角
(α)を求める。
【0109】次いで、ステップS21において、求めた
旋回角(α)がビーム切替角(Δθ)よりも大きいか否
かを判断する。そして、旋回角(α)がビーム切替角
(Δθ)よりも大きい(Y)と判断したときは次のステ
ップS22に移行し、一方、旋回角(α)がビーム切替
角(Δθ)よりも大きくない(N)と判断したときは他
のステップS23に移行する。
【0110】続いて、ステップS22において、移動体
搭載アンテナ1のビーム指向方向を自動車の旋回方向と
反対の隣のビーム指向方向に切替える。
【0111】次いで、ステップS23において、タイマ
(計時手段)12がオンであるか否かを判断する。そし
て、タイマ12がオンである(Y)と判断したときは次
のステップS24に移行し、一方、タイマ12がオンで
ない(N)と判断したときはこの移動体旋回時の第2の
ビーム制御を終了させ、図2に図示されたアンテナ追尾
制御におけるステップS6に移行する。
【0112】最後に、ステップS24において、タイマ
12がタイムリミットに達したか否かを判断する。そし
て、タイマ12がタイムリミットに達した(Y)と判断
したときは図2に図示されたアンテナ追尾制御のフロー
チャートにおける最初のステップS1に移行し、一方、
タイマ12がタイムリミットに達してない(N)と判断
したときはこの移動体旋回時の第2のビーム制御を終了
させ、図2に図示されたアンテナ追尾制御におけるステ
ップS6に移行する。
【0113】図2及び図3に示されるようなフローチャ
ートにしたがってアンテナ追尾制御を行えば、自動車が
大きな角速度で旋回する場合は、受信電波の遮蔽や瞬断
の発生に関係なく、角速度センサ8で得られた角速度情
報を用いるオープンループ制御によるアンテナ追尾制御
が実施され、自動車の旋回によるアンテナの旋回角をキ
ャンセルするように移動体搭載アンテナ1のビーム指向
方向が走査される。また、緩やかなカーブの道路や直線
状の道路を自動車が走行する場合は、受信電波が遮断さ
れなければ、ステップトラック制御によるアンテナ追尾
制御が実施され、受信信号レベルが高くなる方向にビー
ム指向方向が設定される。一方、受信電波が遮断された
ときは、ステップトラック制御によるアンテナ追尾制御
は実施されないが、瞬断のように受信電波の遮断時間が
極めて短かければ、依然として衛星方向が移動体搭載ア
ンテナ1のビーム幅内に入っているので、受信信号レベ
ルが回復した後でステップトラック制御によるアンテナ
追尾制御が実施され、受信信号レベルが高くなる方向に
ビーム指向方向が設定される。
【0114】また、図2及び図3に示されるようなフロ
ーチャートにしたがったアンテナ追尾制御では、旋回判
定基準(ΔAs)を用いて、自動車の旋回状態の判定を
行っているので、角速度センサ8の角速度出力が温度ド
リフト等によって変動し、それにより、実際には直進し
ている自動車が緩やかに旋回しているように見えたとし
ても、オープンループ制御によるアンテナ追尾制御は行
われず、角速度センサ8の角速度出力の変動に基づいた
追尾誤差が発生することがない。
【0115】さらに、図2及び図3に示されるようなフ
ローチャートにしたがったアンテナ追尾制御を行えば、
オープンループ制御に基づく追尾誤差によって受信信号
レベルが低下し、追尾不能の状態に陥ったとしても、タ
イマ12が動作することにより、所定時間の経過後に自
動的に衛星の再捕捉が行われ、アンテナ追尾制御を再開
させることができる。
【0116】なお、前記実施例においては、角速度セン
サ8が自動車旋回時の角速度を検出するように設定さ
れ、移動体搭載アンテナ1の方位角面内でアンテナ追尾
制御を行うものとして説明してきたが、自動車のローリ
ング及びピッチングを検出するように他の2つの角速度
センサを設け、その角速度センサの出力に基づいて前記
実施例のアンテナ追尾制御を実施させるようにすれば、
移動体搭載アンテナ1の仰角面内でアンテナ追尾制御を
行うことが可能になる。
【0117】また、前記実施例においては、受信信号レ
ベルとしてキャリアの信号レベルを用いたものとして説
明してきたが、受信信号の(C/N)や復調信号の(S
/N)等のように受信環境に応じてその値が変化するも
のであれば、キャリアと同様に受信信号レベルの検出に
利用できる。
【0118】次に、図4は、本発明に係わる移動体搭載
アンテナの追尾制御装置の第2の実施例を示す構成図で
あって、第1の実施例と同じく移動体として自動車を用
いて説明する。
【0119】図4において、15は方位検出手段、16
は方位センサであって、その他、図1に示された構成要
素と同じ構成要素については同じ符号を付けてある。
【0120】そして、この第2の実施例と前記第1の実
施例との構成の違いは、第2の実施例が方位センサ16
からなる方位検出手段15を有しているのに対し、第1
の実施例はかかる方位検出手段15を有していない点だ
けであって、その他には、第1の実施例と第2の実施例
との間には構成上の違いはない。
【0121】この第2の実施例の動作については、自動
車の旋回状態及び絶体方位を検出するため、角速度セン
サ8で得られた角速度情報と方位センサ16で得られた
方位情報を用いるようにしている点で、第1の実施例の
動作との間に僅かな違いがあるが、本質的なアンテナ追
尾制御の動作は、既に述べた第1の実施例におけるアン
テナ追尾制御の動作と同じであるので、第2の実施例に
ついてのアンテナ追尾制御の動作説明は、省略する。
【0122】また、第2の実施例によって得られる効果
についても、既に述べた第1の実施例によって得られる
効果と殆んど同じであるので、その説明も、省略する。
【0123】これまでの実施例においては、移動体搭載
アンテナ1は、電気的にビーム指向方向を変えることが
できるフェーズドアレーアンテナであるとして説明して
きたが、本発明に適用できる移動体搭載アンテナ1は、
フェーズドアレーアンテナに限られるものではなく、ア
ンテナの仰角または方位角を機械的に回転させることに
より、ビーム指向方向を走査することが可能な移動体搭
載アンテナにも同様に適用させることができる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アンテナ追尾制御を行なうのに際し、始めに、移動体の
旋回状態を判定して、旋回状態と非旋回状態とに大分け
し、移動体が旋回状態であると判定したときは、直ちに
移動体旋回時におけるアンテナ追尾制御を開始するよう
にしているので、アンテナ追尾制御の実行開始までの時
間遅れが少なくなり、それにより移動体が高速で旋回す
る場合等におけるアンテナ追尾制御の応答性、追従性
を、既知のこの種のアンテナ追尾制御に比べて極めて良
好にすることができるという効果がある。
【0125】また、本発明によれば、移動体の旋回状態
を判定する際に、移動体に搭載させる角速度センサの精
度やドリフトを考慮した旋回判定基準を設けたので、旋
回状態検出手段の検出精度やドリフトの発生に係わりな
く、常時、移動体の旋回状態と非旋回状態(静止状態)
とを有効に判別することが可能になり、ドリフト等によ
る検出誤差の発生が防げる。さらに、受信電波が遮断さ
れても、その遮断状態の解消後、直ちに受信状態に復帰
するアンテナ追尾制御が行われるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる移動体搭載アンテナの追尾制御
装置の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】図1に図示の第1の実施例においてアンテナ追
尾制御が行われる際の主要な動作過程を示すフローチャ
ートである。
【図3】移動体旋回時の第2のビーム制御を行う際の本
発明の動作過程を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係わる移動体搭載アンテナの追尾制御
装置の第2の実施例を示す構成図である。
【図5】クローズドループ制御を主体とした方式を採用
した既知の移動体搭載アンテナの追尾制御装置の一例を
示す概要構成図である。
【図6】図5に図示されたクローズドループ制御を主体
とした方式によるアンテナ追尾制御を行う際の主要な動
作過程を示すフローチャートである。
【図7】衛星探索を行う際の既知の動作過程を示すフロ
ーチャートである。
【図8】受信電波遮断時のビーム制御を行う際の既知の
動作過程を示すフローチャートである。
【図9】移動体直進時のビーム制御を行う際の既知の動
作過程を示すフローチャートである。
【図10】移動体旋回時のビーム制御を行う際の既知の
動作過程を示すフローチャートである。
【図11】オープンループ制御を主体とした方式を採用
した既知の移動体搭載アンテナの追尾制御装置の一例を
示す概要構成図である。
【図12】図11に図示のオープンループ制御を主体と
した方式によるアンテナ追尾制御を行う際の主要な動作
過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 移動体搭載アンテナ 2 素子アンテナ 3 ビーム指向方向駆動手段 4 移相回路 5 合成回路 6 信号受信手段 7 旋回状態検出手段 8 角速度センサ 9 アンテナ制御部(制御手段、及び、監視手段) 10 記憶手段 11 比較手段 12 タイマ(計時手段) 13 指向制御信号発生手段 14 統括制御手段 15 方位検出手段 16 方位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/00 - 3/74 H01Q 1/00 - 3/46 G01S 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーム指向方向駆動手段により移動体搭
    載アンテナのビーム指向方向を回転制御させ、その回転
    制御の間、信号受信手段により前記移動体搭載アンテナ
    で受信した受信信号レベルを検出し、前記受信信号レベ
    ルの最大値とそのときのビーム指向方向を受信信号レベ
    ル記憶手段とビーム指向方向記憶手段にそれぞれ記憶
    し、前記ビーム指向方向駆動手段により前記ビーム指向
    方向記憶手段に記憶されたビーム指向方向に前記移動体
    搭載アンテナのビーム指向方向を駆動制御する第1工程
    と、 旋回状態検出手段により移動体の旋回角速度及び旋回方
    向を検出し、監視手段によりこれら旋回角速度及び旋回
    方向を監視する第2工程と、 前記監視手段において前記旋回角速度及び旋回方向が検
    出されると、前記ビーム指向方向駆動手段により前記旋
    回方向と逆方向でかつ前記旋回角速度に応じた角度をも
    って前記移動体に対する前記移動体搭載アンテナのビー
    ム指向方向を駆動制御させた後、前記第2工程に戻る第
    3工程と、 前記監視手段において前記旋回角速度が検出されないと
    き、前記信号受信手段により前記移動体搭載アンテナで
    受信された信号の第1の受信信号レベルを検出し、比較
    手段により前記第1の受信信号レベルとビーム切替基準
    とを比較し、第1の比較結果を出力する第4工程と、 前記第1の比較結果により前記第1の受信信号レベルが
    前記ビーム切替基準よりも大きいときは、前記第2工程
    に戻る第5工程と、 前記第1の比較結果により前記第1の受信信号レベルが
    前記ビーム切替基準よりも小さいときは、続いて前記比
    較手段により前記第1の受信信号レベルと受信電波遮断
    判定基準とを比較し、第2の比較結果を出力する第6工
    程と、 前記第2の比較結果により前記第1の受信信号レベルが
    前記受信電波遮断判定基準よりも大きいときは、前記移
    動体搭載アンテナのビーム指向方向をいずれかの方向に
    移動させ、前記信号受信手段により前記移動体搭載アン
    テナで受信された信号の第2の受信信号レベルを検出
    し、前記比較手段により前記第2の受信信号レベルと前
    記第1の受信信号レベルとを比較し、この比較結果によ
    り前記移動体搭載アンテナのビーム指向方向を受信信号
    レベルがより大きい方向に駆動制御 させた後、前記第2
    工程に戻る第7工程と、 をそれぞれ経てアンテナビーム指向方向の追尾制御が行
    われることを特徴とする移動体搭載アンテナの追尾制御
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の比較結果により前記第1の受
    信信号レベルが前記受信電波遮断判定基準よりも小さい
    ときは、計時手段によって計時を行い、その計時結果が
    未だ所定の時間以内であるときは前記第2工程に戻り、
    一方、その計時結果が所定の時間を越えているときは前
    記第1工程に戻る第8工程と、 をそれぞれ経てアンテナビーム指向方向の追尾制御が行
    われることを特徴とする請求項1に記載の 移動体搭載ア
    ンテナの追尾制御方法。
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