JP3241532B2 - 衛星追尾アンテナ装置 - Google Patents

衛星追尾アンテナ装置

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JP3241532B2
JP3241532B2 JP10705594A JP10705594A JP3241532B2 JP 3241532 B2 JP3241532 B2 JP 3241532B2 JP 10705594 A JP10705594 A JP 10705594A JP 10705594 A JP10705594 A JP 10705594A JP 3241532 B2 JP3241532 B2 JP 3241532B2
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勝 小川
真 森田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車などの移動体において衛星
放送(BS)を受信するためのBSアンテナ装置に係わ
り、特に、良好な受信を確保するため衛星を正確かつ迅
速に捕捉し得る衛星追尾アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信技術の進歩に伴い、各種分野
において、電波を用いた無線通信が採用されている。す
なわち、従来のTV放送、ラジオ放送、無線通信に加
え、各種移動体通信や衛星通信等も普及してきている。
【0003】このような無線通信、特に衛星通信におい
ては、衛星からの微弱な電波を受信しなければならな
い。そこで、電波をいかに効率良く受信し、かつ有効に
利用するかが最も重要になる。この目的のために、複数
のアンテナを用い、電波をより多く受信しようとする試
みがなされている。
【0004】このような試みの代表的なものとしてアレ
イアンテナがある。このアレイアンテナでは、高利得、
すなわち非常に細いビームをもつアンテナ素子を一列あ
るいは平面的に並べ、複数のアンテナ素子の高周波信号
出力を合成することでアンテナの利得を高くしている。
アンテナ素子の数を増やせばそれだけ利得を向上するこ
とができ、微弱な電波の受信のためには、このアレイア
ンテナは非常に有効である。
【0005】ところで、自動車などの移動体において、
衛星放送を受信するためには、アレイアンテナのような
高利得、すなわち非常に細いビームを持つアンテナ素子
を用い、かつ、移動体の動きに応じてビームの方位角
(アジマス)および仰角(エレベーション)を制御し、
ビームを衛星方向に保つ衛星追尾機能が必要になる。
【0006】このような衛星追尾の方法として代表的な
ものに位相モノパルス方式がある。位相モノパルス方式
は、一対のアンテナ出力の位相差を検出することによ
り、アンテナの向きと電波到来方向、すなわち衛星方向
との角度誤差を得る方式である。
【0007】[関連技術]このようなモノパルスアンテ
ナとして、例えば特願平5−124297号がある。以
下、これについて図1とともに説明する。
【0008】図1に示すように、このアンテナ装置は、
上下2列および左右2列のマトリックス状に配設した4
つのサブアレイアンテナ1〜4を含むアレイアンテナ1
1を備える。アレイアンテナ11は、ターンテーブル6
上に搭載された仰角駆動機構(図示せず)に固設され
る。アンテナ駆動部17は、ターンテーブル6を方位角
方向に回転駆動するとともに、仰角駆動機構を仰角方向
に駆動するようになっている。
【0009】さらに、このアンテナ装置は、上段の2つ
のサブアレイ3,4の出力を合成する上合成器12−1
と、下段の2つのサブアレイ1,2の出力を合成する下
合成器12−2と、アンテナ背面からみて左側の2つの
サブアレイ3及び1の出力を合成する左合成器13−1
と、右側の2つのサブアレイ4及び2の出力を合成する
右合成器13−2と、上合成器出力と下合成器出力との
位相差を検出して仰角モノパルス信号を出力する仰角モ
ノパルス回路14と、左合成器出力と右合成器出力との
位相差を検出して方位角モノパルス信号を出力する方位
角モノパルス回路15と、仰角モノパルス信号及び方位
角モノパルス信号に基づきアンテナ駆動部17の制御を
行う制御部16とを有している。
【0010】仰角モノパルス信号は、同相成分(Eco
sθ)と直交成分(Esinθ)とを含み、方位角モノ
パルス信号は、同相成分(Acosφ)と直交成分(A
sinφ)とを含む。
【0011】すなわち、このモノパルスアンテナでは、
アレイアンテナを4つのサブアレイアンテナに分割し、
上2つのサブアレイからの出力を合成したものと、下2
つのサブアレイからの出力を合成したものとから両者の
位相差を検出し、仰角方向のモノパルス信号を生成する
一方、左2つのサブアレイからの出力を合成したもの
と、右2つのサブアレイからの出力を合成したものとか
ら両者の位相差を検出し、方位角方向のモノパルス信号
を生成している。
【0012】このようにして得られたモノパルス信号に
基づいてアンテナを方位角方向及び仰角方向に駆動制御
することで、アンテナのビーム方向を電波到来方向に向
けることができる。
【0013】なお、受信出力は、上合成器12−1の出
力と下合成器12−2の出力を合成するか、あるいは左
合成器13−1の出力と右合成器13−2の出力を合成
することで得られる。
【0014】次に、図2とともに、位相モノパルス方式
の原理を説明する。この図は、図1における左側のサブ
アレイ1及び3の合成出力と右側のサブアレイ2及び4
の合成出力から、方位角モノパルス信号を求めて方位角
誤差(すなわち衛星方向に対するアンテナ方向の水平面
内での角度誤差)を求める場合を表している。
【0015】図2に示すように、アンテナの正面方向と
衛星方向との間に方位角誤差Φがある場合、衛星から2
つのアンテナまでに経路長差が生じ、2つのアンテナ出
力間には、この経路長差に応じた位相差(以下、方位角
位相差という)φが生じる。この方位角誤差Φと方位角
位相差φの関係は、次の(1)式で表される。
【0016】φ=2π(LA sinΦ)/λ……(1) ここに、λは受信電波の波長,LA は左右のサブアレイ
アンテナの位相中心間距離である。
【0017】従って、この方位角位相差φを検出するこ
とにより方位角誤差Φを求めることができる。この方位
角位相差φは、方位角モノパルス回路15によって検出
する。
【0018】方位角モノパルス回路15では、左側サブ
アレイの合成出力と右側サブアレイの合成出力を同相で
位相比較器に入力することにより同相成分Acosφを
得、また、一方のアンテナ出力を90度位相をずらして
から位相比較器に入力することによって直交成分Asi
nφを得る。すなわち、右側サブアレイ2及び4の合成
出力を同相分配器21により同相2分配して位相比較器
23及び24に入力するとともに、左側サブアレイ1及
び3の合成出力を90度移相器22によって同相及びこ
れと90度位相をずらしたものに分配してそれぞれ位相
比較器23及び24に入力する。そして、位相比較器2
3及び24から方位角モノパルス信号を出力する。すな
わち、位相比較器23から同相成分Acosφを出力
し、位相比較器24から直交成分Asinφを出力す
る。
【0019】この2つの成分から受信信号の方位角振幅
Aおよび方位角位相差φを自乗和計算(後述する(2)
式)及び逆タンジェント計算(後述する(3)式)で求
めることができる。図1の構成例ではこれらの計算を制
御部16に含まれるマイクロプロセッサ等で行ってい
る。
【0020】ところで、このような衛星追尾アンテナで
は、電源投入直後、あるいはビル等の遮蔽から回復した
直後など、衛星方向が未知の状態になった場合に、衛星
方向を捜索し捕捉を行う必要がある。以下、この衛星捕
捉のための従来の捜索動作について図5とともに説明す
る。
【0021】図5は、方位角誤差Φに対する方位角モノ
パルス信号の同相成分と直交成分、及び各成分から求め
られる方位角振幅Aと方位角位相φの関係を表したもの
である。
【0022】図5(a)に示すように、方位角モノパル
ス信号は、衛星の方向において最大となる同相成分(A
cosφ)と、これに直交する(位相差=90°)直交
成分(Asinφ)とを含んでいる。方位角振幅Aは、
これらの成分から次の(2)式によって求められ、図5
(b)に示すようになる。
【0023】 A=〔(Acosφ)2 +(Asinφ)2 1/2 ……(2) また、方位角位相差φは次の(3)式から求められ、図
5(c)に示すようになる。
【0024】 φ=tan-1〔(Asinφ)/(Acosφ)〕……(3) 方位角方向の衛星の追尾は、方位角位相φが0になるよ
うにアンテナ駆動部17(図1)によりアンテナの指向
方向を変化させて行うが、方位角位相φが0になる方向
は、図5(c)に示すように、衛星方向(Φ=0)だけ
ではなく複数存在するため、単に位相が0になるようア
ンテナの指向方向を制御しただけでは、アンテナが衛星
方向以外の方向を向いてしまう可能性がある。
【0025】そこで、追尾を行うか、あるいは捜索を行
うかを判定するためのスレッショルドレベルを設定し、
方位角振幅AがスレッショルドレベルTH以上の場合は
追尾を行い、これ以下の場合は追尾を行わず、方位角振
幅AがスレッショルドレベルTHを越えるまでアンテナ
を旋回して捕捉のための捜索を行う。すなわち、スレッ
ショルドレベルTHを用いて、追尾範囲を位相φに対し
|φ|<180°となる範囲に制限し、アンテナが常に
衛星方向に指向するように追尾制御を行う。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の衛星追尾アンテナ装置には、次のような問題があっ
た。
【0027】放送衛星に搭載されている放送用アンテナ
の指向性は、本州中央部(名古屋、大阪付近)を中心と
し、日本列島の方向(東北〜南西)に長い楕円形となっ
ている。そのため、衛星放送の電波の強さ(電界強度)
は日本全国で同じでなく地域差があり、北海道、あるい
は本州中心から大きく外れた房総半島などは、本州中央
部と比較して、かなり電波が弱い地域(弱電界地域)と
なる。また、電波は雨・雪などによっても減衰(降雨減
衰)するため、地域差と合わせると放送衛星の電界強度
はかなりの幅で変動する。
【0028】従って、衛星追尾アンテナ装置を搭載した
移動体(自動車)が弱電界地域に移動したり、あるいは
降雨減衰によって電波が弱くなると、アンテナの受信電
力が減少するため、方位角モノパルス信号の波形が図6
(a)のように変化して方位角振幅Aが減少する。従っ
て、振幅がスレッショルドレベルTHを越える範囲が狭
くなり追尾範囲が減少する。このため、移動体が旋回し
た場合等におけるアンテナ駆動部17(図1)の応答遅
れによって方位角誤差が発生した場合には、追尾外れを
起こしやすくなり、追尾性能が低下する。また、さらに
電波が弱くなった場合には、振幅がスレッショルドレベ
ルを越す範囲がなくなり、捕捉不能となってしまう。
【0029】この発明は係る課題を解決するためになさ
れたもので、弱電界地域での受信や降雨減衰の場合のよ
うに、電界強度が変動した場合においても、衛星を確実
にかつ短時間で捕捉するとともに、電界強度の変動に応
じて追尾範囲をほぼ一定に維持することができる衛星追
尾アンテナ装置を得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る衛星追尾アンテナ装置は、(i) 衛星からの電波を受信
するアンテナ素子と、(ii)アンテナ素子の受信レベルを
検出するレベル検出手段と、(iii) アンテナ素子の指向
方向を可変するアンテナ駆動手段と、(iv)衛星方向が未
知の場合、前記アンテナ駆動手段を制御してアンテナ素
子の指向方向を変化させながら前記レベル検出手段によ
り検出される受信レベルを観測して衛星を捜索し、該受
信レベルが所定のスレッショルドレベルを上回ったこと
を検出して衛星を捕捉し追尾する捕捉追尾制御手段と、
(v) この捕捉追尾制御手段による衛星捜索中の受信レベ
ルの最大値を保持する手段と、(vi)所定の捜索範囲を捜
索し終わった時点で受信レベルが一度も前記スレッショ
ルドレベルを越えなかったとき、前記最大値に基づいて
スレッショルドレベルを再設定する設定手段と、を具備
することを特徴とするものである。
【0031】請求項2記載の発明に係る衛星追尾アンテ
ナ装置は、請求項1における設定手段が、所定の捜索範
囲を捜索し終わった時点で受信レベルが一度も前記スレ
ッショルドレベルを越えなかった場合に、この受信レベ
ルの最大値を所定の下限値と比較し、この比較の結果、
受信レベルの最大値が前記下限値以上であったときにの
み、前記最大値に基づくスレッショルドレベルの再設定
を行うことを特徴とするものである。
【0032】請求項3記載の発明に係る衛星追尾アンテ
ナ装置は、(i) 衛星からの電波を受信するアンテナ素子
と、(ii)アンテナ素子の受信レベルを検出するレベル検
出手段と、(iii) アンテナ素子の指向方向を可変するア
ンテナ駆動手段と、(iv)衛星方向が未知の場合、前記ア
ンテナ駆動手段を制御してアンテナ素子の指向方向を変
化させながら前記レベル検出手段により検出される受信
レベルを観測して衛星を捜索し、該受信レベルが所定の
スレッショルドレベルを上回ったことを検出して衛星を
捕捉し追尾する捕捉追尾制御手段と、(v) この捕捉追尾
制御手段による衛星探索中の受信レベルの最大値を保持
する手段と、(vi)所定の捜索範囲を捜索し終わった時点
で、前記受信レベルが前記スレッショルドレベルを上回
った範囲が所定の角度範囲以下であったとき、前記最大
値に基づいてスレッショルドレベルを再設定する設定手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0033】請求項4記載の発明に係る衛星追尾アンテ
ナ装置は、請求項1ないし請求項3において、さらに、
前記設定手段による再設定の後、アンテナ素子が衛星方
向に正しく指向した時点の受信レベルに基づき、前記ス
レッショルドレベルを再再設定する第2の設定手段、を
具備することを特徴とするものである。
【0034】請求項5記載の発明に係る衛星追尾アンテ
ナ装置は、請求項1ないし請求項4において、前記捕捉
追尾制御手段による衛星捜索方向が方位角方向又は仰角
方向の少なくともいずれか一方であることを特徴とする
ものである。
【0035】
【作用】請求項1記載の発明では、所定の衛星捜索範囲
を捜索し終わった時点で受信レベルが一度も所定のスレ
ッショルドレベルを越えなかったとき、受信レベルの最
大値に基づいてスレッショルドレベルの再設定(変更)
が行われる。従って、電界強度が変動した場合において
も、確実にかつ短時間で衛星が捕捉される。
【0036】請求項2記載の発明では、所定の捜索範囲
を捜索し終わった時点で受信レベルが一度もスレッショ
ルドレベルを越えず、しかもこの受信レベルの最大値が
所定の下限値以上であったときにのみ、スレッショルド
レベルの再設定が行われる。従って、受信レベルの最大
値が所定の下限値をも下回っていた場合には、アンテナ
装置が一時的に遮蔽物の影に入ったものと認識され、ス
レッショルドレベルの変更は行われない。
【0037】請求項3記載の発明では、所定の捜索範囲
を捜索し終わった時点で、前記受信レベルが前記スレッ
ショルドレベルを上回った範囲が所定の角度範囲以下で
あったとき、前記最大値に基づいてスレッショルドレベ
ルの再設定が行われる。従って、電界強度が変動した場
合においても、電界強度の変動に応じて追尾範囲がほぼ
一定に保たれる。
【0038】請求項4記載の発明では、スレッショルド
レベルの再設定の後、さらに、アンテナ素子が衛星方向
に正しく指向した時点の受信レベルに基づいて前記スレ
ッショルドレベルの再再設定が行われる。従って、電界
強度が変動した場合においても、より安定した衛星捕捉
・追尾が可能となる。
【0039】
【実施例】以下図面に基づき、本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0040】図1は本発明の一実施例における衛星追尾
アンテナ装置を表したもので、ブロック図としては従来
例として説明したものと同じ構成である。すなわち、こ
のアンテナ装置は、上下2列および左右2列のマトリッ
クス状に配設した4つのサブアレイアンテナ1〜4を含
むアレイアンテナ11を備える。アレイアンテナ11
は、ターンテーブル6上に搭載された仰角駆動機構(図
示せず)に固設される。アンテナ駆動部17は、ターン
テーブル6を方位角方向に回転駆動するとともに、仰角
駆動機構を仰角方向に駆動する。
【0041】さらに、このアンテナ装置は、上段の2つ
のサブアレイ3,4の出力を合成する上合成器12−1
と、下段の2つのサブアレイ1,2の出力を合成する下
合成器12−2と、アンテナ背面からみて左側の2つの
サブアレイ3及び1の出力を合成する左合成器13−1
と、右側の2つのサブアレイ4及び2の出力を合成する
右合成器13−2と、上合成器出力と下合成器出力との
位相差を検出して仰角モノパルス信号を出力する仰角モ
ノパルス回路14と、左合成器出力と右合成器出力との
位相差を検出して方位角モノパルス信号を出力する方位
角モノパルス回路15と、仰角モノパルス信号及び方位
角モノパルス信号に基づきアンテナ駆動部17の制御を
行う制御部16とを有している。制御部16は、後述す
る最大振幅値を記憶するためのメモリ18を有してい
る。
【0042】仰角モノパルス信号は、同相成分(Eco
sθ)と直交成分(Esinθ)とを含み、方位角モノ
パルス信号は、同相成分(Acosφ)と直交成分(A
sinφ)とを含む。
【0043】このようにして得られた各モノパルス信号
に基づいてアンテナを方位角方向及び仰角方向に駆動制
御することで、アンテナのビーム方向を電波到来方向に
向けることができる。
【0044】なお、受信出力は、上合成器12−1の出
力と下合成器12−2の出力を合成するか、あるいは左
合成器13−1の出力と右合成器13−2の出力を合成
することで得られる。
【0045】この装置においても、従来例(図2)と同
様に、図1における左側のサブアレイ1及び3の合成出
力と右側のサブアレイ2及び4の合成出力から、方位角
モノパルス信号を求めて方位角誤差を求めることで、方
位角方向の衛星追尾を行う。その詳細は従来例と同様で
あるのでここでは説明を省略する。
【0046】一方、仰角方向の衛星追尾は、図1におけ
る下側のサブアレイ1及び2の合成出力と上側のサブア
レイ3及び4の合成出力から、仰角モノパルス信号を求
めて仰角誤差(すなわち衛星方向に対するアンテナ方向
の垂直面内での角度誤差)を求めることで行う。これ
は、図1の仰角モノパルス回路14を図2の方位角モノ
パルス回路15とほぼ同様に構成することで可能であ
る。
【0047】この場合、アンテナの正面方向と衛星方向
との間の仰角誤差をΘとし、衛星から上下2組のアンテ
ナまでの経路長差に応じた位相差(以下、仰角位相差と
いう)をθとすると、仰角誤差Θと仰角位相差θの関係
は、次の(4)式で表される。
【0048】θ=2π(LE sinΘ)/λ……(4) ここに、λは受信電波の波長,LE は上下のサブアレイ
アンテナの位相中心間距離である。従って、この仰角位
相差θを検出することにより仰角誤差Θを求めることが
できる。
【0049】仰角方向の衛星追尾は、仰角位相差θが0
になるようにアンテナ駆動部17(図1)によりアンテ
ナの指向方向を変化させて行う。この仰角位相差θは、
仰角モノパルス回路14によって検出する。
【0050】仰角モノパルス回路14では、下側サブア
レイの合成出力と上側サブアレイの合成出力を同相で位
相比較器に入力することにより同相成分Ecosθを
得、また、一方のアンテナ出力を90度位相をずらして
から位相比較器に入力することによって直交成分Esi
nθを得る。
【0051】この2つの成分から、仰角位相差θ、及び
仰角振幅Eが、それぞれ次の(5)式及び(6)式によ
り求められる。
【0052】 θ=tan-1〔(Esinθ)/(Ecosθ)〕……(5) E=〔(Ecosθ)2 +(Esinθ)2 1/2 ……(6) 次に、以上のような構成の衛星追尾アンテナ装置の衛星
捕捉制御を図3とともに説明する。ここでは簡単のた
め、方位角モノパルス信号を用いて方位角方向について
のみ衛星の捜索・追尾を行う場合を示す。
【0053】電源投入直後の初期状態では、制御部16
はまず、スレッショルドレベルを所定の初期値THに設
定する(ステップS101)。この初期値としては、強
電界地域(名古屋・大阪など)において正しく追尾可能
となる最小の値を設定しておく。
【0054】次に、この初期値THを用いて衛星の捜索
を最大1周(360°)の間行う(ステップS10
2)。なお、この捜索の間、制御部16は、方位角振幅
Aの最大値をメモリ18に記憶し保持しておく。
【0055】1周以内に方位角振幅Aがスレッショルド
レベルTHを越えず捕捉できなかった場合には(ステッ
プS103;N)、保持された方位角振幅Aの最大値を
予め決めた下限値と比較する(ステップS104)。
【0056】この下限値は、このアンテナ装置において
追尾・受信(画像表示)が可能な最小の電界強度におけ
るモノパルスの振幅値である。衛星放送の電波は、ビル
等で遮蔽されると著しく弱くなり、強電界地域でも遮蔽
時には受信が不可能となる。そのため、最大値が下限値
を下回った場合は(ステップS104;Y)、遮蔽状態
と判断し(ステップS105)、スレッショルドレベル
を変更せず捜索を継続する(ステップS106)。
【0057】一方、最大値が下限値以上の場合は(ステ
ップS104;N)、受信地点が弱電界地域であり現在
設定されているスレッショルドレベルTHが電界強度に
対して高すぎると判断し(ステップS107)、捜索時
において保持された方位角振幅の最大値に基づきスレッ
ショルドレベルを補正する(ステップS108)。補正
は、例えば、スレショルドレベルを上記最大値の2/3
の値にすることで行う。そして、この補正されたスレッ
ショルドレベルを用いて捜索を継続する(ステップS1
02)。
【0058】このようにスレッショルドレベルを補正す
ることにより、移動体(衛星追尾アンテナ装置)が遮蔽
状態に入らない限り、2周目の捜索旋回で必ず衛星が捕
捉されることとなり、衛星の捕捉を短時間に、かつ確実
に行うことができる。
【0059】また、上記のように、1周目の捜索時の最
大値が下限値を下回った場合はスレッショルドレベルを
変更せず捜索を継続するようにしたことにより、移動体
が一時的に遮蔽物の影に入るごとにスレショルドレベル
が変更されてしまうという事態が回避される。
【0060】さて、衛星を捜索旋回の1周目で捕捉した
場合には(ステップS103;Y)、スレッショルドレ
ベルは補正されず初期値のままであり、実際の電界強度
に適した値とは限らない。また、前記のように捜索時の
最大値に基づいてスレッショルドレベルの補正を行った
場合でも、捜索時のアンテナ素子の回転速度が比較的高
速であり、かつ制御部16が位相モノパルス信号をサン
プリングする間隔が有限であることから、記憶された最
大値は必ずしも方位角誤差Φ=0のときの値とは限らな
い。従って、この最大値に基づいて補正したスレッショ
ルドレベルの値も、実際の電界強度に対して必ずしも最
適な値とは限らない。
【0061】そこで、本実施例では、衛星を捕捉して追
尾状態に入った後、アンテナが正確に衛星方向を指向し
た時点(Φ=0すなわち位相φ=0となった時点)の振
幅値に基づいてスレッショルドレベルを再度補正し、現
在の電界強度に対して最適な値TH′に設定する(ステ
ップS109)。例えば、φ=0となった時点の振幅値
の2/3の値に設定する。
【0062】このように、アンテナが衛星方向を向いた
時点の振幅値に基づきスレッショルドレベルをTH′に
再設定することにより、受信地点の変化・天候などによ
り電界強度が変動した場合でも、追尾範囲をほぼ一定に
保って常に良好な追尾特性を維持することができる。
【0063】すなわち、図4に示すように、スレッショ
ルドレベルを初期値THからTH′へと補正することに
より、追尾範囲がRからR′へと拡がる。このため、例
えば移動体が旋回し、アンテナ駆動部17(図1)の応
答遅れによって方位角誤差が発生した場合でも、追尾外
れを起こすことがなく、安定した追尾が可能となるので
ある。
【0064】さて、このようにしてスレッショルドレベ
ルの補正が終了すると、次に衛星の追尾モードに入って
追尾を実行する(ステップS110)。追尾モードにお
いても、遮蔽等により追尾が不能となり、衛星が追尾範
囲から外れるような事態になったときは(ステップS1
11;Y)、捕捉モードに戻って(ステップS10
2)、再び衛星の捕捉を行う。
【0065】以上のように、本実施例では、方位角振幅
の最大値がスレッショルドレベルの初期値を越えない程
に電波が弱くなった場合であっても、スレショルドレベ
ル自体を低く変更し、振幅値がスレショルドレベルを越
える範囲を確保するため、従来のように衛星捕捉不能状
態に陥ることが回避される。また、アンテナ素子が衛星
方向に指向した時点の振幅値に基づき、スレッショルド
レベルを再設定することにより、電界強度が変動した場
合でも良好な追尾特性が維持される。
【0066】本実施例では、衛星方向が未知となった場
合、所定の範囲(例えば全方位角方向)について受信レ
ベルがスレッショルドレベルの初期値、すなわち、強電
界地域において追尾が正常に行われる値(方位角位相φ
に対し−180°<φ<180°となる値)を越えるか
どうかを確認しながら衛星を探索旋回し、もし一度もス
レッショルドレベルを上回らない場合、先の探索旋回中
における受信レベルの最大値(すなわち、アンテナがほ
ぼ衛星方向に指向しているときの値)に基づいてスレッ
ショルドレベルの値を補正する。従って、スレッショル
ドレベルをまず強電界地域に合わせた値(高めの値)と
しているため、微弱な反射波を捕捉したり、サイドロー
ブで衛星を捕捉したりすることがなく、適切な衛星の捕
捉が可能となる。
【0067】また、地域や天候等による電界強度の変動
に応じてスレッショルドレベルの値の補正を行う際に、
アンテナがほぼ衛星方向に指向している状態の受信レベ
ルにのみ基づいて行うため、スレッショルドレベルが不
当に低い値に設定されることがない。従って、常に衛星
を迅速・確実に捕捉することが可能になる。しかも、降
雨・シンチレーションにより、電界強度が一時的に低下
しスレッショルドレベルを下回ったとしても、速やかに
探索旋回に移行し、スレッショルドレベルの値を低下し
た電界強度に応じた値に再設定するため、受信レベルが
回復することを待たずして追尾を継続することができ、
優れた受信状態を常に維持することができる。
【0068】なお、上記実施例では、スレッショルドレ
ベルの補正は、1周目の捜索において方位角振幅の最大
値がスレッショルドレベルの初期値を越えなかった場合
に行うこととしたが、その他、1周目の捜索において方
位角振幅の値がスレッショルドレベルの初期値を上回っ
た角度範囲が一定値以下であった場合についても同様に
スレッショルドレベル補正を行うこととすれば、より効
果的である。この場合には、1周目の捜索において方位
角振幅の値がスレッショルドレベルの初期値を上回った
角度範囲をメモリ18に記憶しておき、これを上記一定
値と比較すればよい。
【0069】なお、本実施例では、方位角方向での衛星
捕捉動作を説明したが、仰角方向でも同様である。そし
て、両者を組合せることにより、迅速かつ正確な衛星捕
捉が可能になるとともに、衛星追尾範囲の拡大により安
定した追尾が実現できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、所定の衛星捜索範囲を捜索し終わった時点
で受信レベルが一度も所定のスレッショルドレベルを越
えなかったとき、受信レベルの最大値に基づいてスレッ
ショルドレベルの再設定を行うこととしたので、受信地
点や天候等の影響で電界強度が変動(低下)した場合に
おいても、確実にかつ短時間で衛星を捕捉することがで
きる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、所定の捜索
範囲を捜索し終わった時点で受信レベルが一度もスレッ
ショルドレベルを越えず、しかもこの受信レベルの最大
値が所定の下限値以上であったときにのみ、スレッショ
ルドレベルの再設定を行うこととしたので、受信レベル
の最大値が所定の下限値をも下回っていた場合には、ス
レッショルドレベルの変更は行われない。従って、例え
ばアンテナ装置が一時的に遮蔽物の影に入る都度スレッ
ショルドレベルが変更されてしまう事態を回避すること
ができる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、所定の捜索
範囲を捜索し終わった時点で、前記受信レベルが前記ス
レッショルドレベルを上回った範囲が所定の角度範囲以
下であったとき、前記最大値に基づいてスレッショルド
レベルの再設定を行うこととしたので、電界強度が変動
した場合においても、電界強度の変動に応じて追尾範囲
がほぼ一定に保たれる。従って、受信地点や天候の状態
によって追尾範囲が狭くなることはなく、常に安定した
衛星捕捉・追尾性能を得ることが可能になる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、スレッショ
ルドレベルの再設定の後、さらに、アンテナ素子が衛星
方向に正しく指向した時点の受信レベルに基づいて前記
スレッショルドレベルの再再設定を行うこととしたの
で、正確な受信レベル(電界強度)に応じたスレッショ
ルドレベルが設定されることとなり、より安定した衛星
捕捉・追尾が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における衛星追尾アンテナ装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】方位角モノパルス信号を得る場合の原理図であ
る。
【図3】図1の装置の衛星捕捉動作を説明するための流
れ図である。
【図4】方位角に対する方位角モノパルス信号、方位角
振幅及び方位角位相の特性と、スレッショルドレベルの
変化に対する衛星追尾範囲の広狭を示す図である。
【図5】方位角に対する方位角モノパルス信号、方位角
振幅及び方位角位相の特性を示す図である。
【図6】電界強度が変化した場合における方位角に対す
る方位角モノパルス信号、方位角振幅及び方位角位相の
特性と、衛星追尾範囲の広狭を示す図である。
【符号の説明】
1〜4 サブアレイアンテナ 6 ターンテーブル 11 アレイアンテナ 12−1 上合成器 12−2 下合成器 13−1 左合成器 13−2 右合成器 14 仰角モノパルス回路 15 方位角モノパルス回路 16 制御部 17 アンテナ駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 勝 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 森田 真 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 匂坂 敦志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 近沢 幸治郎 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28 号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 阪田 克己 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28 号 富士通テン株式会社内 審査官 吉村 伊佐雄 (56)参考文献 特開 平6−314922(JP,A) 特開 平2−124603(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/00 - 3/46 H01Q 21/00 - 21/30 H01Q 23/00 H01Q 25/00 - 25/04 G01S 3/42 H04B 7/14 - 7/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星からの電波を受信するアンテナ素子
    と、 アンテナ素子の受信レベルを検出するレベル検出手段
    と、 アンテナ素子の指向方向を可変するアンテナ駆動手段
    と、 衛星方向が未知の場合、前記アンテナ駆動手段を制御し
    てアンテナ素子の指向方向を変化させながら前記レベル
    検出手段により検出される受信レベルを観測して衛星を
    捜索し、該受信レベルが所定のスレッショルドレベルを
    上回ったことを検出して衛星を捕捉し追尾する捕捉追尾
    制御手段と、 この捕捉追尾制御手段による衛星捜索中の受信レベルの
    最大値を保持する手段と、 所定の捜索範囲を捜索し終わった時点で受信レベルが一
    度も前記スレッショルドレベルを越えなかったとき、前
    記最大値に基づいてスレッショルドレベルを再設定する
    設定手段と、 を具備することを特徴とする衛星追尾アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記設
    定手段は、 所定の捜索範囲を捜索し終わった時点で受信レベルが一
    度も前記スレッショルドレベルを越えなかった場合に、
    この受信レベルの最大値を所定の下限値と比較し、この
    比較の結果、受信レベルの最大値が前記下限値以上であ
    ったときにのみ、前記最大値に基づくスレッショルドレ
    ベルの再設定を行うことを特徴とする衛星追尾アンテナ
    装置。
  3. 【請求項3】 衛星からの電波を受信するアンテナ素子
    と、 アンテナ素子の受信レベルを検出するレベル検出手段
    と、 アンテナ素子の指向方向を可変するアンテナ駆動手段
    と、 衛星方向が未知の場合、前記アンテナ駆動手段を制御し
    てアンテナ素子の指向方向を変化させながら前記レベル
    検出手段により検出される受信レベルを観測して衛星を
    捜索し、該受信レベルが所定のスレッショルドレベルを
    上回ったことを検出して衛星を捕捉し追尾する捕捉追尾
    制御手段と、 この捕捉追尾制御手段による衛星探索中の受信レベルの
    最大値を保持する手段と、 所定の捜索範囲を捜索し終わった時点で、前記受信レベ
    ルが前記スレッショルドレベルを上回った範囲が所定の
    角度範囲以下であったとき、前記最大値に基づいてスレ
    ッショルドレベルを再設定する設定手段と、 を具備することを特徴とする衛星追尾アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3に記載の装置に
    おいて、さらに、 前記設定手段による再設定の後、アンテナ素子が衛星方
    向に正しく指向した時点の受信レベルに基づき、前記ス
    レッショルドレベルを再再設定する第2の設定手段、 を具備することを特徴とする衛星追尾アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4に記載の装置に
    おいて、前記捕捉追尾制御手段による衛星捜索方向は方
    位角方向又は仰角方向の少なくともいずれか一方である
    ことを特徴とする衛星追尾アンテナ装置。
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