JPH05232205A - アンテナ制御装置 - Google Patents
アンテナ制御装置Info
- Publication number
- JPH05232205A JPH05232205A JP3650392A JP3650392A JPH05232205A JP H05232205 A JPH05232205 A JP H05232205A JP 3650392 A JP3650392 A JP 3650392A JP 3650392 A JP3650392 A JP 3650392A JP H05232205 A JPH05232205 A JP H05232205A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- level
- satellite
- tracking
- antenna
- counterclockwise
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- Pending
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 移動体衛星通信用フェイズドアレイアンテナ
の衛星捕捉の追尾特性を向上させる。 【構成】 移動体に搭載され、その方位方向をある一定
の角度ステップごとにビーム切替を行うことにより衛星
を追尾する衛星通信用フェイズドアレイアンテナ１の制
御を行うアンテナ制御装置３において、衛星捕捉時の追
尾情報として現在のビームから方位方向に時計方向およ
び反時計方向に隣接する二つのビームを用い、それぞれ
のビームでの衛星からの到来電波レベルを比較し、追尾
方向の判定を行う。また、仰角方向に関しても時計方向
をアップ方向、反時計方向をダウン方向と読み代え追尾
方向の判定を行う。
の衛星捕捉の追尾特性を向上させる。 【構成】 移動体に搭載され、その方位方向をある一定
の角度ステップごとにビーム切替を行うことにより衛星
を追尾する衛星通信用フェイズドアレイアンテナ１の制
御を行うアンテナ制御装置３において、衛星捕捉時の追
尾情報として現在のビームから方位方向に時計方向およ
び反時計方向に隣接する二つのビームを用い、それぞれ
のビームでの衛星からの到来電波レベルを比較し、追尾
方向の判定を行う。また、仰角方向に関しても時計方向
をアップ方向、反時計方向をダウン方向と読み代え追尾
方向の判定を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両などの移動体に搭
載され通信衛星を追尾するアンテナの制御に利用する。
本発明は追尾特性を向上させることができるアンテナ制
御装置に関する。
載され通信衛星を追尾するアンテナの制御に利用する。
本発明は追尾特性を向上させることができるアンテナ制
御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のアンテナ制御装置は、現
在のビームでの受信レベルと隣接するどちらか一方のビ
ームでのレベルを比較し、隣接ビームでのレベルが高い
ときは隣接ビーム側に切り替え、また、現在のビームで
のレベルが高い場合は他方に隣接するビームでのレベル
を比較することにより追尾を行うステップトラック方式
が採用されていた。
在のビームでの受信レベルと隣接するどちらか一方のビ
ームでのレベルを比較し、隣接ビームでのレベルが高い
ときは隣接ビーム側に切り替え、また、現在のビームで
のレベルが高い場合は他方に隣接するビームでのレベル
を比較することにより追尾を行うステップトラック方式
が採用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のアン
テナ制御装置は追尾方向に多数のビームを有し、隣接ビ
ームの角度が狭いときに両者間でレベルの比較を行った
場合、ノイズなどの影響により追尾方向の判断を誤って
しまう問題があった。
テナ制御装置は追尾方向に多数のビームを有し、隣接ビ
ームの角度が狭いときに両者間でレベルの比較を行った
場合、ノイズなどの影響により追尾方向の判断を誤って
しまう問題があった。
【０００４】本発明はこのような問題を解決するもの
で、高い精度で追尾方向を判断することができる装置を
提供することを目的とする。
で、高い精度で追尾方向を判断することができる装置を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のアンテ
ナアレイにそれぞれ備えられた移相器の移相量を変更す
ることにより指向方向を制御するフェイズドアレイアン
テナの制御装置において、現指向方向での受信レベルが
設定された基準値（ａ）より低くなったときに、指向方
向を時計まわりおよび反時計まわりに１ステップだけそ
れぞれ変更して受信レベルを検出する手段と、この手段
により変更された指向方向の受信レベルが前記現指向方
向の受信レベルより高いものがあるときに、その高い受
信レベルを示す方向を新たに現指向方向とする手段とを
含むことを特徴とする。
ナアレイにそれぞれ備えられた移相器の移相量を変更す
ることにより指向方向を制御するフェイズドアレイアン
テナの制御装置において、現指向方向での受信レベルが
設定された基準値（ａ）より低くなったときに、指向方
向を時計まわりおよび反時計まわりに１ステップだけそ
れぞれ変更して受信レベルを検出する手段と、この手段
により変更された指向方向の受信レベルが前記現指向方
向の受信レベルより高いものがあるときに、その高い受
信レベルを示す方向を新たに現指向方向とする手段とを
含むことを特徴とする。
【０００６】前記時計まわりまたは反時計まわりの回転
軸は垂直であるか、または前記時計まわりまたは反時計
まわりの回転軸は水平である構成にすることができる。
軸は垂直であるか、または前記時計まわりまたは反時計
まわりの回転軸は水平である構成にすることができる。
【０００７】
【作用】衛星捕捉時の追尾情報として、現在のビームか
ら方位方向に関しては、時計方向、および反時計方向に
隣接する二つのビームを用いてそれぞれのビームでの衛
星からの到来電波レベルを比較し追尾方向の判定を行
う。また、仰角方向に関しては、アップ方向およびダウ
ン方向に隣接する二つのビームを用いてそれぞれのビー
ムでの衛星からの到来電波レベルを比較し追尾方向の判
定を行う。
ら方位方向に関しては、時計方向、および反時計方向に
隣接する二つのビームを用いてそれぞれのビームでの衛
星からの到来電波レベルを比較し追尾方向の判定を行
う。また、仰角方向に関しては、アップ方向およびダウ
ン方向に隣接する二つのビームを用いてそれぞれのビー
ムでの衛星からの到来電波レベルを比較し追尾方向の判
定を行う。
【０００８】図５に示すアンテナ特性図を用いて説明す
ると、ビーム２０１で現在衛星を捕捉中である場合に
は、従来の方式ではビーム２０２との間で追尾誤差δ1
を検出していたところ、これに対して本発明による追尾
方式では、時計方向隣接ビーム２０２および反時計方向
隣接ビーム２０３間でレベル差δ0 を検出するので得ら
れた追尾誤差はδ0 に示されるレベルとなり、違いがよ
くわかり高い精度で追尾方向を判断することができる。
ると、ビーム２０１で現在衛星を捕捉中である場合に
は、従来の方式ではビーム２０２との間で追尾誤差δ1
を検出していたところ、これに対して本発明による追尾
方式では、時計方向隣接ビーム２０２および反時計方向
隣接ビーム２０３間でレベル差δ0 を検出するので得ら
れた追尾誤差はδ0 に示されるレベルとなり、違いがよ
くわかり高い精度で追尾方向を判断することができる。
【０００９】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。図１は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【００１０】本発明実施例は、多数のアレイ１１にそれ
ぞれ備えられた移相器１２の移相量を変更することによ
り指向方向を制御する衛星通信用フェイズドアレイアン
テナ１のアンテナ制御装置３に、現指向方向での受信レ
ベルが設定された基準値（ａ）より低くなったときに、
指向方向を時計まわりおよび反時計まわりに１ステップ
だけそれぞれ変更して受信レベルを検出する手段と、こ
の手段により変更された指向方向の受信レベルが前記現
指向方向の受信レベルより高いものがあるときに、その
高い受信レベルを示す方向を新たに現指向方向とする手
段とを含む。
ぞれ備えられた移相器１２の移相量を変更することによ
り指向方向を制御する衛星通信用フェイズドアレイアン
テナ１のアンテナ制御装置３に、現指向方向での受信レ
ベルが設定された基準値（ａ）より低くなったときに、
指向方向を時計まわりおよび反時計まわりに１ステップ
だけそれぞれ変更して受信レベルを検出する手段と、こ
の手段により変更された指向方向の受信レベルが前記現
指向方向の受信レベルより高いものがあるときに、その
高い受信レベルを示す方向を新たに現指向方向とする手
段とを含む。
【００１１】前記時計まわりまたは反時計まわりの回転
軸は、図２に示すように垂直に配置するか、または、図
３に示すように水平に配置することができる。
軸は、図２に示すように垂直に配置するか、または、図
３に示すように水平に配置することができる。
【００１２】衛星通信用フェイズドアレイアンテナ１
は、ｎ組のアレイ１１および移相器１２を有し、衛星通
信用送受信機２は衛星通信用フェイズドアレイアンテナ
１からのＲＦ信号を受信ベースバンド信号に変換し、ま
た、衛星通信用フェイズドアレイアンテナ１へＲＦ信号
をベースバンド信号に基づき送信し、さらに、受信信号
レベルをアンテナ制御装置３に出力する。
は、ｎ組のアレイ１１および移相器１２を有し、衛星通
信用送受信機２は衛星通信用フェイズドアレイアンテナ
１からのＲＦ信号を受信ベースバンド信号に変換し、ま
た、衛星通信用フェイズドアレイアンテナ１へＲＦ信号
をベースバンド信号に基づき送信し、さらに、受信信号
レベルをアンテナ制御装置３に出力する。
【００１３】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。図４は本発明実施例の動作の
流れを示すフローチャートである。
の動作について説明する。図４は本発明実施例の動作の
流れを示すフローチャートである。
【００１４】まず、図２に示す方位方向に関して説明す
る。動作開始後ただちに衛星を捕捉するため方位方向に
３６０度ビームを動かし受信レベルがピークとなるとこ
ろを検出する（Ｓ１１１）。次に、ビームをピークレベ
ルの所に設定し（Ｓ１１２）、衛星を捕捉したか否かを
判断する（Ｓ１１３）。衛星を捕捉できなかったときは
再度Ｓ１１１に戻りピークレベルの検出を行う。また、
衛星を捕捉している場合には現在のレベルとピークレベ
ルとを比較し現在のレベルが衛星捕捉状態中最良である
か否かを判断する（Ｓ１１４）。ａはノイズなどによる
変動に対応するための定数である。
る。動作開始後ただちに衛星を捕捉するため方位方向に
３６０度ビームを動かし受信レベルがピークとなるとこ
ろを検出する（Ｓ１１１）。次に、ビームをピークレベ
ルの所に設定し（Ｓ１１２）、衛星を捕捉したか否かを
判断する（Ｓ１１３）。衛星を捕捉できなかったときは
再度Ｓ１１１に戻りピークレベルの検出を行う。また、
衛星を捕捉している場合には現在のレベルとピークレベ
ルとを比較し現在のレベルが衛星捕捉状態中最良である
か否かを判断する（Ｓ１１４）。ａはノイズなどによる
変動に対応するための定数である。
【００１５】ここで、受信レベルが最良であると判断さ
れた場合にはＳ１１３に戻り同一ビームでの追尾を継続
する。また、ピークレベルと比較して現在のレベルが定
数ａ以下の場合にはビームの切り替えが必要であると判
断し現在のビームから時計方向（ｃｗ）および反時計方
向（ｃｃｗ）へそれぞれ１ビームオフセットさせ、その
ときのレベルを検出する（Ｓ１１５）。
れた場合にはＳ１１３に戻り同一ビームでの追尾を継続
する。また、ピークレベルと比較して現在のレベルが定
数ａ以下の場合にはビームの切り替えが必要であると判
断し現在のビームから時計方向（ｃｗ）および反時計方
向（ｃｃｗ）へそれぞれ１ビームオフセットさせ、その
ときのレベルを検出する（Ｓ１１５）。
【００１６】次いで、現在のビームのレベルと比較し
（Ｓ１１６）、現在のビームでのレベルの方が高い場合
にはＳ１１３の処理に戻り現在のビームを用いて追尾を
続ける。また、時計方向（ｃｗ）または反時計方向（ｃ
ｃｗ）でのレベルの方が高い場合には追尾方向の判定を
行い（Ｓ１１７）、時計方向（ｃｗ）レベルと反時計方
向（ｃｃｗ）レベルを比較してレベルが高い方向へビー
ムを切り替える。
（Ｓ１１６）、現在のビームでのレベルの方が高い場合
にはＳ１１３の処理に戻り現在のビームを用いて追尾を
続ける。また、時計方向（ｃｗ）または反時計方向（ｃ
ｃｗ）でのレベルの方が高い場合には追尾方向の判定を
行い（Ｓ１１７）、時計方向（ｃｗ）レベルと反時計方
向（ｃｃｗ）レベルを比較してレベルが高い方向へビー
ムを切り替える。
【００１７】順次このループを繰り返すことにより追尾
を継続する。また、図３に示す仰角方向に関しても、時
計方向（ｃｗ）をアップ方向、反時計方向（ｃｃｗ）を
ダウン方向と読み代えることにより追尾方向の判定を行
うことができる。
を継続する。また、図３に示す仰角方向に関しても、時
計方向（ｃｗ）をアップ方向、反時計方向（ｃｃｗ）を
ダウン方向と読み代えることにより追尾方向の判定を行
うことができる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、衛
星捕捉時の追尾情報として現在のビームに隣接する二つ
のビームを用い、それぞれのビームでの衛星からの到来
電波レベルを比較して追尾方向の判定を行うことによ
り、ステップトラック方式と比較して高い精度で追尾方
向を判断することができる効果がある。
星捕捉時の追尾情報として現在のビームに隣接する二つ
のビームを用い、それぞれのビームでの衛星からの到来
電波レベルを比較して追尾方向の判定を行うことによ
り、ステップトラック方式と比較して高い精度で追尾方
向を判断することができる効果がある。
【図１】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図２】本発明実施例における方位方向のアレイの配置
を示す図。
を示す図。
【図３】本発明実施例における仰角方向のアレイの配置
を示す図。
を示す図。
【図４】本発明実施例の動作の流れを示すフローチャー
ト。
ト。
【図５】本発明実施例におけるアンテナ特性図。
１ 衛星通信用フェイズドアレイアンテナ ２ 衛星通信用送受信機 ３ アンテナ制御装置 １１ アレイ １２ 移相器 １３ 回転軸 ２０１ 現在のビーム ２０２ 時計方向隣接ビーム ２０３ 反時計方向隣接ビーム
Claims (3)
- 【請求項１】 多数のアンテナアレイにそれぞれ備えら
れた移相器の移相量を変更することにより指向方向を制
御するフェイズドアレイアンテナの制御装置において、 現指向方向での受信レベルが設定された基準値（ａ）よ
り低くなったときに、指向方向を時計まわりおよび反時
計まわりに１ステップだけそれぞれ変更して受信レベル
を検出する手段と、 この手段により変更された指向方向の受信レベルが前記
現指向方向の受信レベルより高いものがあるときに、そ
の高い受信レベルを示す方向を新たに現指向方向とする
手段とを含むことを特徴とするアンテナ制御装置。 - 【請求項２】 前記時計まわりまたは反時計まわりの回
転軸は垂直である請求項１記載のアンテナ制御装置。 - 【請求項３】 前記時計まわりまたは反時計まわりの回
転軸は水平である請求項１記載のアンテナ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3650392A JPH05232205A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | アンテナ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3650392A JPH05232205A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | アンテナ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05232205A true JPH05232205A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12471632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3650392A Pending JPH05232205A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | アンテナ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05232205A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5929808A (en) * | 1997-10-14 | 1999-07-27 | Teledesic Llc | System and method for the acquisition of a non-geosynchronous satellite signal |
| US7460183B2 (en) | 2004-04-28 | 2008-12-02 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital television broadcast signal receiver |
| US7509665B2 (en) | 2004-04-28 | 2009-03-24 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital television broadcast signal receiver |
| US7603077B2 (en) | 2004-06-25 | 2009-10-13 | Funai Electric Co., Ltd. | Broadcast receiver with automatic channel scanning |
| US7681218B2 (en) | 2004-04-28 | 2010-03-16 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital television broadcast signal receiver |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP3650392A patent/JPH05232205A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5929808A (en) * | 1997-10-14 | 1999-07-27 | Teledesic Llc | System and method for the acquisition of a non-geosynchronous satellite signal |
| US7460183B2 (en) | 2004-04-28 | 2008-12-02 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital television broadcast signal receiver |
| US7509665B2 (en) | 2004-04-28 | 2009-03-24 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital television broadcast signal receiver |
| US7681218B2 (en) | 2004-04-28 | 2010-03-16 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital television broadcast signal receiver |
| US7603077B2 (en) | 2004-06-25 | 2009-10-13 | Funai Electric Co., Ltd. | Broadcast receiver with automatic channel scanning |
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