JP2619144B2 - 方向探知装置 - Google Patents

方向探知装置

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JP2619144B2
JP2619144B2 JP6778991A JP6778991A JP2619144B2 JP 2619144 B2 JP2619144 B2 JP 2619144B2 JP 6778991 A JP6778991 A JP 6778991A JP 6778991 A JP6778991 A JP 6778991A JP 2619144 B2 JP2619144 B2 JP 2619144B2
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博夫 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、指向性空中線を回転
させて電波の到来方向を探知する方向探知装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えばマイクロウェーブス(MI
CROWAVES),1973年5月号、P.58に示
された従来の方向探知装置(以下、方探装置という。)
を示すブロック図であり、図において、1は指向性空中
線、2は無指向性空中線、3は指向性空中線1が接続さ
れたロータリジョイント、4aは指向性空中線1の出力
信号の増幅や検波を行う第1の受信機、4bは無指向性
空中線2の出力信号の増幅や検波を行う第2の受信機、
5は第1の受信機4aの検波出力から第2の受信機4b
の検波出力を減算する減算器である。
【0003】次に動作について説明する。外部からの到
来波は、回転する指向性空中線1で捕えられる。そし
て、指向性空中線1の出力信号は、ロータリジョイント
3を介して第1の受信機4aに伝えられる。第1の受信
機4aは、その出力信号を増幅および検波し、検波出力
を出力する。同時に、到来波は、無指向性空中線2でも
捕えられ、第2の受信機4bは検波出力を出力する。減
算器5は、第1の受信機4aの出力から第2の受信機4
bの出力を減算して、減算結果を出力する。
【0004】ここで、指向性空中線1の主ローブについ
ての第1の受信機4aの出力が、第2の受信機4bの出
力よりも大きくなるように、各受信機4a,4bにおい
て利得調整がされていれば、減算器5の出力は、図6に
示すような指向性空中線1の空中線パターン10から無
指向性空中線の空中線パターンを除いたパターン、すな
わち方探パターン12(図中の斜線部分)に対応したも
のになる。このようにして、無指向性空中線2を用いて
指向性空中線1の副ローブから入ってくる不要波の影響
を取り除くことができる。
【0005】探知部は、この探知パターン12を用い
て方位探知を実施する。すなわち、ロータリジョイント
8に回転指示を与えて指向性空中線1を回転させつつ減
算器5の出力を監視し、その出力が最も大きくなったと
きの指向性空中線1の向きから到来波の方位を探知す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の方探装置は以上
のように構成されているので、方位探知の精度は指向性
空中線1の空中線パターン10に依存する。空中線パタ
ーン10は、ビーム幅Θ(Θ=K・λ/D,K:空中線
形状による定数,λ:波長,D:開口の大きさ)で決ま
るが、指向性空中線1の寸法(開口の大きさ)に制限が
ある場合にはビーム幅Θも制限を受け、その結果、ビー
ム幅を小さくすることができず高い精度で方位探知がで
きないという課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、指向性空中線の寸法に制限がある
場合であっても高い精度で方位探知できる方探装置を得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る方探装置
は、連動して回転する2つの指向性空中線と、これら指
向性空中線のパターンの和および差のパターンに相当し
た出力を出力する180°ハイブリッドと、無指向性空
中線と、2つの指向性空中線のパターンの差のパターン
に相当した出力と無指向性空中線の出力とのいずれか一
方を選択して出力するスイッチと、2つの指向性空中線
のパターンの和のパターンに相当した出力からスイッチ
の出力を減算したものについての検波信号を出力する減
算受信部と、粗方探時には、スイッチに対して無指向性
空中線の出力を選択するように指示を与えるとともに減
算受信部の出力から到来波の概略方位を定め、精方探時
には、スイッチに対して2つの指向性空中線のパターン
の差のパターンに相当した出力を選択できるように指示
を与えるとともに減算受信部の出力から到来波の方位を
決定する探知部とを備えたものである。
【0009】
【作用】この発明における探知部は、粗方探時には、ス
イッチを制御して従来の場合とほぼ同様の方位探知を実
行して概略方位を定め、精方探時には、2つの指向性空
中線のパターンの和のパターンに相当した出力を検波し
たものと2つの指向性空中線のパターンの差のパターン
に相当した出力を検波したものとを用いて方位探知を実
行する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1a,1bはそれぞれ指向性空中
線、4aは2つの指向性空中線1a,1bのパターンの
和のパターンに相当した出力(以下、Σ出力という。)
の検波を行う第1の受信機、4bは2つの指向性空中線
1a,1bのパターンの差のパターンに相当した出力
(以下、Δ出力という。)または無指向性空中線2の出
力の検波を行う第2の受信機、5は減算器、6は指向性
空中器1a,1bの回転制御、スイッチ制御および方位
探知を行う探知部、7は指向性空中線1a,1bのΣ出
力とΔ出力とをそれぞれΣチャネルとΔチャネルとから
出力する180°ハイブリッド、8は指向性空中線1
a,1bが接続されたロータリジョイント、9はΔ出力
と無指向性空中線2の出力とのいずれか一方を選択出力
するスイッチである。なお、この場合には、減算受信部
は、第1の受信部4a、第2の受信部4bおよび減算器
5で実現される。
【0011】次に動作について説明する。まず、180
°ハイブリッド7は2つの指向性空中線1a,1bのパ
ターンの和および差のパターンに相当した出力を出力す
ることから、2つの指向性空中線1a,1bと180°
ハイブリッド7とから成る空中線系は、例えば図2
(A)に示すような、2つの空中線1a,1bの利得の
和の角度特性(Σパターン)と差の角度特性(Δパター
ン)との2つの角度特性を持っていることになる。この
ΣパターンとΔパターンとに相当したΣ出力とΔ出力と
が180°ハイブレッド7から出力される。
【0012】外部からの到来波は、2つの指向性空中線
1a,1bに入力する。そして、180゜ハイグリッド
7は、Σ出力をΣチャネルに出力し、Δ出力をΔチャネ
ルに出力する。Σ出力は、ロータリジョイント8を介し
て第1の受信機4aに入力し、Δ出力は、ロータリジョ
イント8を介してスイッチ9の一方の入力端子に入力す
る。また、外部からの到来波は無指向性空中線2にも入
力し、無指向性空中線2の出力は、スイッチ9の他方の
入力端子に出力される。
【0013】スイッチ9は、探知部6の指示に応じて、
無指向性空中線2の出力またはΔ出力を選択し、選択し
たものを第2の受信機4bに供給する。
【0014】ところで、ΣパターンとΔパターンとの差
の角度特性(Σ−Δパターン)は、図2(B)に示すよ
うに、空中線正面方向近くのレベル変化が急峻になって
いる。これは、空中線のビーム幅が、等価的にΣパター
ンに応じたビーム幅より細くなったことに相当する。従
って、この角度特性に相当した出力を用いると、より高
い精度で方位探知が行える。
【0015】次に、図3を参照して具体的に方位探知処
理について説明する。まず、探知部6は、スイッチ9に
対して無指向性空中線2の出力を選択するように指示を
与える。そして、指向性空中線1a,1bを回転させつ
つ減算器5の出力を監視して出力が最大となる方位を探
知する(ステップST1)。この場合には、減算器5の
出力は、図3に示すように、Σパターン13から無指向
性空中線2のパターン11を除いた方探パターン12に
相当した出力となっているので、従来の方位探知とほぼ
同様の処理を行っていることになる。そして、探知部6
は、減算器5の最大出力とその周辺の出力とに対応した
概略方位(例えば、方位範囲が20゜〜30゜となる範
囲)を定めている(ステップST2)。
【0016】次いで、探知部6は、スイッチ9に対して
Δ出力を選択するように指示を与える。そして、概略方
位を測定範囲としてその範囲内で指向性空中線1a,1
bを回転させつつ減算器の出力を監視する(ステップS
T3)。この場合には、空中線系はΣ−Δパターン14
を有していることと等価であり、Σ−Δパターン14に
対応したビーム幅を使用していることになる。よって、
より高い精度で方位探知を実行していることになる。探
知部6は、減算器5の出力が最大となる指向性空中線1
a,1bの向きから到来波の方位を決定する(ステップ
ST4)。
【0017】なお、上記実施例では、2つの受信機4
a,4bの検波出力を減算器5で減算するようにしたも
のについて説明したが、図4に示すように、180゜ハ
イブリッド7aを用いて受信機4の前で減算を行うよう
にし、減算結果を受信機4に入力させるようにしてもよ
い。この場合には、減算受信部は、180゜ハイブリッ
ド7aおよび受信機4で実現される。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば方探装
置を、2つの指向性空中線を有し、2つの指向性空中線
のパターンの和のパターンに相当した出力と無指向性空
中線の出力とから概略方位を定め、さらに、2つの指向
性空中線のパターンの和のパターンに相当した出力と差
のパターンに相当した出力とから方位を決定するように
構成したもので、空中線の寸法に制限がある場合であっ
ても高い精度で方位探知できるものが得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による方向探知装置を示す
ブロック図である。
【図2】2つの指向性空中線パターンの和および差のパ
ターンとそれらの差のパターンの一例を示す説明図であ
る。
【図3】方位探知処理を示す説明図である。
【図4】この発明の他の実施例による方向探知装置を示
すブロック図である。
【図5】従来の方向探知装置を示すブロック図である。
【図6】従来の方位探知処理を示す説明図である。
【符号の説明】
1a 指向性空中線 1b 指向性空中線 2 無指向性空中線 4a 第1の受信機 4b 第2の受信機 5 減算器 6 探知部 7 180゜ハイブリッド 9 スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連動して回転する2つの指向性空中線
    と、これらの指向性空中線のパターンの和および差のパ
    ターンに相当した出力を出力する180°ハイブリッド
    と、無指向性空中線と、前記2つの指向性空中線のパタ
    ーンの差のパターンに相当した出力と前記無指向性空中
    線の出力とのいずれか一方を選択して出力するスイッチ
    と、前記2つの指向性空中線のパターンの和のパターン
    に相当した出力から前記スイッチの出力を減算したもの
    についての検波信号を出力する減算受信部と、粗方探時
    には、前記スイッチに対して前記無指向性空中線の出力
    を選択する指示を与えるとともに前記減算受信部の出力
    から到来波の概略方位を定め、精方探時には、前記スイ
    ッチに対して前記2つの指向性空中線のパターンの差の
    パターンに相当した出力を選択する指示を与えるととも
    に前記減算受信部の出力から到来波の方位を決定する探
    知部とを備えた方向探知装置。
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