JP3189826B2 - 方向探知装置 - Google Patents

方向探知装置

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JP3189826B2
JP3189826B2 JP12121399A JP12121399A JP3189826B2 JP 3189826 B2 JP3189826 B2 JP 3189826B2 JP 12121399 A JP12121399 A JP 12121399A JP 12121399 A JP12121399 A JP 12121399A JP 3189826 B2 JP3189826 B2 JP 3189826B2
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由昌 大橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は単一または複数の
電波源から伝搬する波動の方向を高い精度で求める方向
探知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の方向探知装置を示すもの
で、この図はRalph O.Schmidt著、「M
ultiple Emitter Location
andSignal Parameter Estim
ation」IEEE Trans.on Anten
na and Propagation,vol.AP
−34,no.3,March 1986に記載されて
いる内容にもとづいた方向探知装置の構成図である。
【0003】また、図6は上記の方向探知装置の運用例
を表す図である。
【0004】図5において2は同一の方向に指向させた
複数のアンテナを取りつけたアンテナプラットフォー
ム、3は従来の信号処理を行う信号処理装置C、4はア
ンテナプラットフォーム2を回転させる回転駆動装置、
5−1、5−2、・・・、5−Mは電波源からの電波を
受信する同一仕様のアンテナ、6−1、6−2、・・
・、6−Mはそれぞれ上記アンテナ5−1、5−2、・
・・、5−Mで受信された電波を増幅、周波数変換を行
う同一仕様の受信機、7はM個の上記受信機の出力を同
時にサンプリングし、かつ複数回スナップショットを行
って共分散行列を算出する共分散行列算出器、8は上記
共分散行列より固有値、固有ベクトルを算出する固有値
・固有ベクトル算出器、9は固有値・固有ベクトル算出
器8で得られた固有値および固有ベクトルにもとづいて
張られる雑音部分空間にモードベクトルを射影して、そ
の射影長を算出する雑音部分空間射影長算出器、10は
仮想波源を空間上で走査して雑音部分空間射影長算出器
9より出力される射影長が極小になるときの仮想波源の
方位角および仰角を算出する射影長極小値算出器、11
は仮想波源により予想されるモードベクトルを算出する
モードベクトル算出器、12は回転駆動装置4およびモ
ードベクトル算出器11に所定の回転角を指示する制御
装置である。
【0005】図6において、1は電波源の例として人工
衛星を示したものである。
【0006】次に動作について説明する。電波源1の個
数Dがアンテナ5の個数Mより小さいとし、各波源によ
る信号は互いに無相関とする。さて、M個のアンテナ5
の出力はそれぞれ受信機6に入力されて、増幅、周波数
変換が行われる。
【0007】そして、M個の受信機6の出力はそれぞれ
共分散行列算出器7に入力される。ここで、M個の受信
機6の出力をそれぞれS1 、S2 、・・・、SM とする
とき信号ベクトルは数1で表される。
【0008】
【数1】
【0009】共分散行列を求めるにあたり、P回のスナ
ップショットを行うものとすれば共分散行列算出器7で
は数2に示す値が算出される。
【0010】
【数2】
【0011】数2が共分散行列算出器7の出力となる。
ここに、*は共役またはエルミート共役を表わす。
【0012】固有値・固有ベクトル算出器8では、得ら
れた共分散行列にもとづいてM個の固有値が求められ、
それぞれの固有値に対応して固有ベクトルが算出され、
これらの結果は雑音部分空間射影長算出器9に入力され
る。上記の固有値をλ1 、λ 2 、・・・、λM とし、対
応する固有ベクトルをX1 、X2 、・・・、XM とすれ
ば数2を用いて数3により与えられる。
【0013】
【数3】
【0014】このとき、共分散行列は正定値行列とな
り、固有値はすべて零より大きくなる。受信機6の受信
機雑音はすべて等しいものとし、その標準偏差をσとす
ればD個の信号が無相関という前述の仮定から、数4が
成り立つ。
【0015】
【数4】
【0016】固有値λ1 、λ2 、・・・、λD に対応す
る固有ベクトルをX1 、X2 、・・・、XD とし、λ
D+1 、λD+2 、・・・、λM に対応する固有ベクトルを
D+1、XD+2 、・・・、XM とすればX1 、X2 、・
・・、XD により張られる信号部分空間とXD+1 、X
D+2 、・・・、XM により張られる雑音部分空間は互い
に直交補空間となる。
【0017】さて、モードベクトル算出器11はM個の
アンテナ5が配列されているとき、ある角度の方向に波
源が存在すると仮定した場合におけるM個のアンテナ出
力のデータ、即ちモードベクトルが蓄えられているもの
で、通常、この角度は所定の範囲にわたっている。
【0018】ただし、上記モードベクトル算出器11は
制御装置12により指示された方位角および仰角を中心
とした角度範囲に対応するモードベクトルを発生し、上
記制御装置12により指示された方位角および仰角を向
くようにアンテナプラットフォーム2を回転駆動装置4
により動かす。
【0019】従って、モードベクトル算出器11よりあ
る方位角α、およびある仰角βにおけるモードベクトル
が発生され、雑音部分空間射影長算出器10に入力され
る。一方、雑音部分空間射影長算出器10では、入力さ
れた固有値・固有ベクトルにもとづいて雑音部分空間に
射影される。このモードベクトルをa(α、β)とおけ
ば数5で与えられる射影長が雑音部分空間射影長算出器
9より出力される。
【0020】
【数5】
【0021】射影長極小値算出器10ではモードベクト
ルa(α、β)の射影長Raがαおよびβの関数として
得られ、その極小値を与えるαおよびβの値(α1 、β
1 )、(α2 、β2 )、・・・、(αD 、βD )が求め
られる。
【0022】(α1 、β1 )、(α2 、β2 )、・・
・、(αD 、βD )はそれぞれD個の波源が存在する方
向の角度推定値となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の方向探知装置は
以上のように構成されているので、各アンテナの出力の
S/N(信号対雑音)比を大きくするためにアンテナの
開口を大きくするとき、アンテナ間の間隔が広がり、そ
の結果、グレーティングローブが発生し、波源の存在し
ない方向にもあたかも波源が存在しているような問題が
生じた。
【0024】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、この現象を抑圧することを目的
とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】第1の発明による方向探
知装置は、電波源からの電波を受信する複数のアンテナ
と、それぞれが同一の指向方向を向くように上記複数の
アンテナを固定したアンテナプラットフォームと、上記
複数のアンテナの指向方向を保持した状態で与えられた
回転角度指令に応じて上記アンテナプラットフォームを
回転させる回転駆動手段と、異なる複数の上記回転角度
指令を発生し、その指令を上記回転駆動手段に与える制
御手段と、上記それぞれのアンテナからの出力信号と上
記複数のアンテナの配列に基づいて、上記それぞれの回
転角度指令に対応する電波源の到来方向を検出し、この
検出されたそれぞれの回転角度指令に対応する電波源の
到来方向の分布から電波源の真の到来方向を検出する検
出器とを備えたものである。
【0026】また、第2の発明による方向探知装置は、
電波源からの電波を受信する複数のアンテナと、それぞ
れが同一の指向方向を向くように上記複数のアンテナを
固定したアンテナプラットフォームと、与えられた回転
角度指令に応じて上記アンテナの指向方向を所定の方向
からずらすように上記アンテナプラットフォームを回転
させる回転駆動手段と、異なる複数の上記回転角度指令
を発生し、その指令を上記回転駆動手段に与える制御手
段と、上記それぞれのアンテナからの出力信号と上記複
数のアンテナの配列に基づいて、上記それぞれの回転角
度指令に対応する電波源の到来方向を検出し、この検出
されたそれぞれの回転角度指令に対応する電波源の到来
方向の分布から電波源の真の到来方向を検出する検出器
とを備えたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す構成図であり、図において、2はア
ンテナプラットフォーム、5−1、5−2、・・・、5
−Mは上記アンテナプラットフォームに固定され、かつ
同一の方向に指向性をもつ同一仕様のM個のアンテナ、
6−1、6−2、・・・、6−Mは上記アンテナ5−
1、5−2、・・・、5−Mそれぞれに接続された同一
仕様の複数の受信機、7は上記受信機6−1、6−2、
・・・、6−Mの出力から共分散行列を算出する共分散
行列算出器、8は上記共分散行列算出器7より出力され
る共分散行列にもとづいて固有値および固有ベクトルを
算出する固有値・固有ベクトル算出器、9は上記固有値
・固有ベクトル算出器8より出力される固有値および固
有ベクトルにもとづいて張られる雑音部分空間にモード
ベクトルを射影し、その射影長を算出する雑音部分空間
射影長算出器、10は上記雑音部分空間射影長算出器9
より出力される上記射影長が極小となるときの電波源の
方位角および仰角を求める射影長極小値算出器、11は
モードベクトルを算出するモードベクトル算出器、12
は制御装置、13は信号処理装置A、14はアンテナ5
の指向方向を一定に保ちながらアンテナプラットフォー
ム2を回転させる瞬時視野不変回転駆動装置である。
【0028】次に動作について説明する。まず、制御装
置12から出力された所定の方位角および仰角を瞬時視
野不変回転駆動装置14を用いてアンテナプラットフォ
ーム2を向ける。上記の所定の方位角および仰角を中心
としたアンテナ5の瞬時視野内にD個の互いに無相関の
複数電波源が存在するものとする。上記複数の電波源か
らの電波はアンテナ5−1、5−2、・・・、5−Mに
より受信され、それぞれ受信機6−1、6−2、・・
・、6−Mに入力される。上記受信機6−1、6−2、
・・・、6−Mの出力は増幅され、かつ周波数変換され
た後共分散行列算出器7に入力される。上記共分散行列
算出器7に入力される信号は数1のとおりである。
【0029】上記共分散行列算出器7では、数2に示す
共分散行列が算出され、固有値・固有ベクトル算出器8
に入力される。上記固有値・固有ベクトル算出器8では
入力された共分散行列にもとづいてM個の固有値が求め
られ、それぞれの固有値に対応して固有ベクトルが算出
された後これらの結果は雑音部分空間射影長算出器9に
入力される。
【0030】上記の固有値をλ1 、λ2 、・・・、λM
とし、対応する固有ベクトルをX1、X2 、・・・、XM
とすれば数3にしたがって算出される。
【0031】数2は正定値行列であるので、固有値λ
1 、λ2 、・・・、λM はすべて零より大きくなる。受
信機6の受信機雑音の標準偏差をσとすればD個の複数
電波源が互いに無相関という前述の仮定から、数4が成
り立つ。
【0032】固有値λ1 、λ2 、・・・、λD に対応す
る固有ベクトルをX1 、X2 、・・・、XD とし、λ
D+1 、λD+2 、・・・、λM に対応する固有ベクトルを
D+1、XD+2 、・・・、XM とすればX1 、X2 、・
・・、XD により張られる信号部分空間とXD+1 、X
D+2 、・・・、XM により張られる雑音部分空間は互い
に直交補空間となる。
【0033】モードベクトル算出器11では制御装置1
2からの指示による所定の方位角および仰角に向けられ
たアンテナプラットフォーム2に固定されたアンテナ5
−1、5−2、・・・、5−Mの配列に基づくモードベ
クトルが算出される。
【0034】例えば、図7に示すように、アンテナプラ
ットフォーム2の面の方向(Z軸)が制御装置12から
瞬時視野不変回転駆動装置14への指示により所定の方
位角および仰角に向けられたものとし、上記アンテナプ
ラットフォーム2の面上(xy面上)に7個のアンテナ
5がx軸方向およびy軸方向ともに間隔dで配列されて
いる場合を考える。
【0035】このとき上記アンテナ5の位置座標は数6
で表される。
【0036】
【数6】
【0037】仮想電波源が図7のZ軸を基準に方位角、
仰角それぞれα、βの方向に存在するものと仮定すると
き、モードベクトル算出器11では制御装置12からモ
ードベクトル算出器11への指示にもとづいて仮想電波
源に対応するモードベクトルが算出され、数7で表され
るものとなる。
【0038】
【数7】
【0039】数7においてγは図7のZ軸を固定してx
y面内でアンテナ5を回転させたときの角度、λは上記
仮想電波源の波長である。なお、図7はγ=0としたと
きの図であり、γの初期値は零とする。
【0040】さて、雑音部分空間射影長算出器9では、
入力された固有値および固有ベクトルにもとづいて雑音
部分空間が張られ、モードベクトル算出器11で算出さ
れたモードベクトルが雑音部分空間に射影される。この
モードベクトルをb(α、β)とおけば数8で表される
射影長Rbが雑音部分空間射影長算出器9より出力され
る。
【0041】
【数8】
【0042】射影長極小値算出器10ではモードベクト
ルb(α、β)の射影長Rbがα、βの関数として得ら
れ、その極小値を与えるD組のα、βの値、(α11、β
11)、(α12、β12)、・・・、(α1D、β1D)が求め
られる。
【0043】次に、制御装置12によりγ=γ1 ≠0に
設定し、モードベクトル算出器11より数7で与えられ
るモードベクトルを雑音部分空間射影長算出器9に出力
する。
【0044】さらに、制御装置12より瞬時視野不変回
転駆動装置に回転角γ1 を指示し、アンテナプラットフ
ォーム2をZ軸を固定したままxy面内で角度γ1 だけ
回転させる。
【0045】再び、アンテナ5から射影長極小値算出器
10までの処理を繰り返し、射影長極小値算出器10の
出力(α21、β21)、(α22、β22)、・・・、
(α2D、β 2D)を求める。
【0046】上記の処理をJ回繰り返したものとすれ
ば、DJ個の(α、β)の組合せが得られることにな
り、これを累積角度検出器15に入力する。
【0047】累積角度検出器15ではDJ個の(α、
β)の累積頻度を求め、所定の頻度数以上の(α、β)
の組を出力する。
【0048】例えば、累積角度検出器15では、射影長
極小値算出器の出力(αi1、βi1)、(αi2、βi2)、
・・・、(αiD、βiD)の頻度AFが、数9にもとづい
て得られる。ただし、i=1,2,・・・,Jである。
【0049】
【数9】
【0050】数9において、α0 は累積頻度分布のアジ
マスの初期値、β0 は累積頻度分布のエレベーションの
初期値、Δαはアジマスの刻幅、Δβはエレベーション
の刻幅を表す。また、U(α0 +m・Δα、β0 +n・
Δβ)は、アジマスにおいてα0 +m・Δα≦α<α0
+(m+1)・Δα、エレベーションにおいてβ0 +n
・Δβ≦β<β0 +(n+1)・Δβで表される領域に
対し、1を与える関数を表す。H(m,n)はU(α0
+m・Δα、β0 +n・Δβ)の振幅を表し、 α0 +m・Δα≦α<α0 +(m+1)・Δα、 β0 +n・Δβ≦β<β0 +(n+1)・Δβで与えら
れる領域における累積頻度を表す。K,Lはそれぞれア
ジマス、エレベーションの刻幅Δα、Δβの個数を表
す。数9を例として図示すれば図8となる。
【0051】本実施の形態では、累積角度検出器15を
備えているので、例えば数9のΔαおよびΔβを適当な
値に設定することにより、累積頻度の分散を防ぐことが
でき、したがって真値の周りに測角値を累積できるた
め、容易に真値を推定することができる。また、瞬時視
野不変回転駆動装置14を備えているため、アンテナ5
を設置したアンテナプラットフォーム2を回転させるの
みで、アンテナ5の配列の配列係数(アレーファクタ)
を変えることなく、アンテナ5の個数および配列を一定
に維持したままでグレーティングローブの影響を抑圧す
ることができる結果、アンテナ5の切替え、アンテナ5
の個数の増加は不要となる。
【0052】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す構成図であり、図において、16は共分散行
列算出器7から射影長極小値算出器10までの処理を受
信機6の異なる受信機雑音のもとで繰り返し行い、射影
長極小値算出器10の出力である仮想電波源の角度の相
関を求める時間相関器であり、その他は図1と同一であ
る。
【0053】次に動作について説明する。アンテナ5か
ら射影長極小値算出器10までの処理はこの発明の実施
の形態1と同一である。
【0054】さて、受信機6の異なる受信機雑音のもと
で繰り返し射影長極小値算出器10より出力を得て、時
間相関器16により上記出力の相関を求める。
【0055】即ち、時間相関器16では受信機6のある
受信機雑音のもとで射影長極小値算出器10より得られ
る(α1 、β1 )、(α2 、β2 )、・・・、(αD
βD)と、受信機6の別の受信機雑音のもとで射影長極
小値算出器10より得られる(α1 、β1 )’、(α
2 、β2 )’、・・・、(αD 、βD )’、(α1 、β
1 )”、(α2 、β2 )”、・・・、(αD 、βD )”
・・・との間で相関を求め、一致した角度のみを時間相
関器16の出力とする。
【0056】次に、累積角度検出器15ではこの発明の
実施の形態1と同一の処理を行い、種々の回転角γに対
する(α、β)の累積頻度を求め、所定の頻度数以上の
(α、β)の組を出力する。
【0057】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す構成図であり、図において、18はアンテナ
プラットフォーム2の面の方向(Z軸)を所定の方向に
向けた後、制御装置12からの指示にもとづいて上記ア
ンテナプラットフォーム2の面の方向を上記所定方向か
らずらすように回転させる瞬時視野変動回転駆動装置で
あり、その他は図1と同じである。
【0058】次に動作について説明する。制御装置12
からの指示にもとづき瞬時視野変動回転駆動装置18に
よりアンテナプラットフォーム2を所定の方向に向け
る。
【0059】モードベクトル算出器11では制御装置1
2により指示された所定の方向にアンテナプラットフォ
ーム2を向けたときにおける仮想電波源に対応するモー
ドベクトルを算出する。
【0060】アンテナ5から射影長極小値算出器10ま
での処理はこの発明の実施の形態1と同一である。そし
て、制御装置12はアンテナプラットフォーム2の面の
方向が初期設定された方向からずれるように瞬時視野変
動回転駆動装置18により回転させる。
【0061】再び、アンテナ5から射影長極小値算出器
10までの処理を行う。このような動作を繰り返すこと
により得られた電波源の角度の累積頻度を累積角度検出
器15より求め、所定の頻度数以上の角度を上記累積角
度検出器15より出力する。
【0062】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示す構成図であり、図において、16は共分散行
列算出器7から射影長極小値算出器10までの処理を受
信機6の異なる受信機雑音のもとで繰り返し行い、射影
長極小値算出器10の出力である仮想電波源の角度の相
関を求める時間相関器であり、その他は図3と同一であ
る。
【0063】次に動作について説明する。アンテナ5か
ら射影長極小値算出器10までの処理はこの発明の実施
の形態3と同一である。
【0064】さらに、時間相関器16の動作はこの発明
の実施の形態2と同一である。
【0065】
【発明の効果】第1の発明によれば、制御手段からの指
示にもとづいて回転駆動手段によりアンテナの指向方向
を保持した状態でアンテナプラットフォームを回転さ
せ、かつそれぞれのアンテナからの出力信号と複数のア
ンテナの配列に基づいて、それぞれの回転角度指令に対
応する電波源の到来方向を検出し、この検出された電波
源の到来方向の分布から電波源の真の到来方向を検出す
ることにより、アンテナの配列により生じるグレーティ
ングローブの影響、即ち、波源が存在していないにもか
かわらず波源が存在しているかの如き現象を抑圧するこ
とができる。
【0066】また、第2の発明によれば、制御手段から
の指示にもとづいて回転駆動手段によりアンテナの指向
方向を変動させながらアンテナプラットフォームを回転
させ、かつそれぞれのアンテナからの出力信号と複数の
アンテナの配列に基づいて、それぞれの回転角度指令に
対応する電波源の到来方向を検出し、この検出された電
波源の到来方向の分布から電波源の真の到来方向を検出
することにより、アンテナの配列により生じるグレーテ
ィングローブの影響を抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による方向探知装置の実施の形態1
を示す図である。
【図2】 この発明による方向探知装置の実施の形態2
を示す図である。
【図3】 この発明による方向探知装置の実施の形態3
を示す図である。
【図4】 この発明による方向探知装置の実施の形態4
を示す図である。
【図5】 従来の方向探知装置の構成を示す図である。
【図6】 従来の方向探知装置の運用例を示す図であ
る。
【図7】 この発明による方向探知装置のアンテナの配
列例と座標系を示す図である。
【図8】 この発明による方向探知装置にもとづいて得
られる測角値の累積頻度分布を表す図である。
【符号の説明】
1 人工衛星、2 アンテナプラットフォーム、3 信
号処理装置C、4 回転駆動装置、5 アンテナ、6
受信機、7 共分散行列算出器、8 固有値・固有ベク
トル算出器、9 雑音部分空間射影長算出器、10 射
影長極小値算出器、11 モードベクトル算出器、12
制御装置、13 信号処理装置A、14 瞬時視野不
変回転駆動装置、15 累積角度検出器、16 時間相
関器、17 信号処理装置B、18 瞬時視野変動回転
駆動装置。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/00 - 3/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波源からの電波を受信する複数のアン
    テナと、それぞれが同一の指向方向を向くように上記複
    数のアンテナを固定したアンテナプラットフォームと、
    上記複数のアンテナの指向方向を保持した状態で与えら
    れた回転角度指令に応じて上記アンテナプラットフォー
    ムを回転させる回転駆動手段と、異なる複数の上記回転
    角度指令を発生し、その指令を上記回転駆動手段に与え
    る制御手段と、上記それぞれのアンテナからの出力信号
    と上記複数のアンテナの配列に基づいて、上記それぞれ
    の回転角度指令に対応する電波源の到来方向を検出し、
    この検出されたそれぞれの回転角度指令に対応する電波
    源の到来方向の分布から電波源の真の到来方向を検出す
    る検出器とを備えたことを特徴とする方向探知装置。
  2. 【請求項2】 電波源からの電波を受信する複数のアン
    テナと、それぞれが同一の指向方向を向くように上記複
    数のアンテナを固定したアンテナプラットフォームと、
    与えられた回転角度指令に応じて上記アンテナの指向方
    向を所定の方向からずらすように上記アンテナプラット
    フォームを回転させる回転駆動手段と、異なる複数の上
    記回転角度指令を発生し、その指令を上記回転駆動手段
    に与える制御手段と、上記それぞれのアンテナからの出
    力信号と上記複数のアンテナの配列に基づいて、上記そ
    れぞれの回転角度指令に対応する電波源の到来方向を検
    出し、この検出されたそれぞれの回転角度指令に対応す
    る電波源の到来方向の分布から電波源の真の到来方向を
    検出する検出器とを備えたことを特徴とする方向探知装
    置。
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