JP2937068B2 - 方位検出装置 - Google Patents

方位検出装置

Info

Publication number
JP2937068B2
JP2937068B2 JP8234795A JP8234795A JP2937068B2 JP 2937068 B2 JP2937068 B2 JP 2937068B2 JP 8234795 A JP8234795 A JP 8234795A JP 8234795 A JP8234795 A JP 8234795A JP 2937068 B2 JP2937068 B2 JP 2937068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
calculator
wave source
calculating
eigenvector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8234795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08278359A (ja
Inventor
由昌 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8234795A priority Critical patent/JP2937068B2/ja
Publication of JPH08278359A publication Critical patent/JPH08278359A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2937068B2 publication Critical patent/JP2937068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電波源または音波源の
方向を探知する方向探知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として図3に示すよう
なものがあった。この図はRalphO.Schmid
t著、「Multiple Emitter Loca
tion and Signal Parameter
Estimation」IEEE Trans. o
n Antenna and Propagatio
n,vol.AP−34,no.3,March 19
86に記述されている内容にもとづいた方向探知装置の
構成図である。
【0003】図3において、1は電波、音波などの波源
からの信号を受信するアンテナ、2はアンテナ1で受信
された信号を増幅、周波数変換を行う受信機、3はM個
の受信機の出力を同時にサンプリングし、且つ複数回ス
ナップショットを行って共分散行列を算出する共分散行
列算出器、4は共分散行列より固有値、固有ベクトルを
算出する固有値・固有ベクトル算出器、5は周波数測定
用アンテナ、6は周波数分析器、8は波源を仮想したと
き予想されるアンテナ出力(モードベクトル)を発生す
るモードベクトル発生器、20は固有値・固有ベクトル
算出器4で得られた固有ベクトルにもとづいて張られる
雑音部分空間にモードベクトル発生器8で発生させたモ
ードベクトルを射影して、その射影長の2乗を算出する
雑音部分空間射影長算出器、21は仮想波源を空間上で
走査して雑音部分空間射影長算出器20より出力される
射影長が極小になるときの仮想波源の位置を算出する極
小値算出器である。
【0004】次に動作について説明する。波源の個数D
がアンテナ1の個数Mより小さいとし、各波源による信
号は互いに無相関とする。さて、M個のアンテナ1の出
力はそれぞれ受信機2に入力されて、増幅、周波数変換
が行われる。
【0005】そして、M個の受信機2の出力はそれぞれ
共分散行列算出器3に入力される。ここでM個の受信機
2の出力をSA ,SB ,…,SM とするとき、信号ベク
トルは次式で表される。
【0006】
【数1】
【0007】共分散行列を求めるにあたりP回のスナッ
プショットを行うとすれば共分散行列算出器3では次式
に示す行列が算出される。
【0008】
【数2】
【0009】式(2)が共分散行列算出器3の出力とな
る。ここに、*は共役、または共役転置を表す。
【0010】固有値・固有ベクトル算出器4では式
(2)に示す共分散行列にもとづいてM個の固有値が求
められ、それぞれの固有値に対応して固有ベクトルが算
出され、これらの結果は雑音部分空間射影長算出器20
に入力される。上記の固有値をλ1 ,λ2 ,…,λM
し、対応する固有ベクトルをX1 ,X2 ,…,XM とす
ればこれらの固有値および固有ベクトルは式(2)より
次式で与えられる。
【0011】
【数3】
【0012】一般に共分散行列は半正定値行列であるの
で、固有値はすべて零以上となるが、受信機2に受信機
雑音が存在するため固有値は受信機雑音レベル以上とな
る。受信機2の受信機雑音レベル(分散)はそれぞれ等
しいものとし、これをσ2 とすればD個の波源が無相関
という前述の仮定から、次式が成り立つ。
【0013】
【数4】
【0014】固有値λ1 ,λ2 ,…,λD に対応する固
有ベクトルをX1 ,X2 ,…,XDとし、λD+1 ,λ
D+2 ,…,λM に対応する固有ベクトルをXD+1 ,X
D+2 ,…,XM とすればX1 ,X2 ,…,XD により張
られる信号部分空間とXD+1 ,XD+2 ,…,XM により
張られる雑音部分空間は互いに直交補空間となる。
【0015】さて、モードベクトル発生器8はM個のア
ンテナ1が配列されているとき、ある角度θにある中心
周波数の波源が存在すると仮定した場合におけるM個の
アンテナ出力のデータ即ちモードベクトルを蓄えている
もので、通常この角度および波源の中心周波数は所定の
範囲にわたっている。
【0016】周波数測定用アンテナ5で受信された波源
の信号は周波数分析器6により波源の中心周波数を求
め、モードベクトル発生器8より上記の1種類の中心周
波数に対応したある角度θにおけるモードベクトルが発
生され、雑音部分空間射影長算出器20に入力される。
一方、雑音部分空間射影長算出器20では入力された固
有値、固有ベクトルにもとづいて雑音部分空間が張ら
れ、モードベクトルが雑音部分空間に射影される。この
モードベクトルをa(θ)とおけば次式で与えられる射
影長の2乗が雑音部分空間射影長算出器20より出力さ
れる。
【0017】
【数5】
【0018】θの関数として得られるモードベクトルa
(θ)の射影長の2乗に対し極小値算出器21では、そ
の極小値を与えるθの値θ1 ,θ2 ,…,θD が求めら
れる。
【0019】θ1 ,θ2 ,…,θD はそれぞれD個の波
源が存在する角度の推定値となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の方向探知装置は
以上のように構成されているのでモードベクトル発生器
8に蓄えられているアンテナ出力はアンテナ1を実装し
た際に生じる電磁環境の変化により実際の出力とは異な
るものとなり、その結果、波源の角度の推定値は真値よ
りも大きくずれるような問題が発生した。
【0021】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、波源の角度推定値の精度を向上
させることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1の発明の方位検出装
置は、複数のアンテナと、上記アンテナにそれぞれ接続
された複数の受信機と、上記のそれぞれの受信機の出力
より共分散行列を算出する共分散行列算出器と、上記共
分散行列より固有値および固有ベクトルを算出する固有
値・固有ベクトル算出器と、周波数測定用アンテナと、
上記周波数測定用アンテナの出力より波源の周波数を測
定する周波数分析器と、上記周波数分析器で求めた周波
数にもとづいて所定の周波数範囲を設定する帯域幅設定
器と、上記帯域幅設定器より得られる周波数範囲に対応
して上記アンテナの配列にもとづき仮想波源に対するア
ンテナ出力を複数の周波数分だけ算出する周波数対応モ
ードベクトル発生器と、上記固有値・固有ベクトル算出
器より得られた固有値および固有ベクトルにもとづいて
張られる雑音部分空間に上記周波数対応モードベクトル
発生器で発生させた複数のモードベクトルを射影してそ
れらの射影長の2乗を算出する雑音部分空間射影長算出
器と、上記雑音部分空間射影長算出器より出力される射
影長の2乗が仮想波源を空間上で走査して極小になると
きの仮想波源の位置をそれぞれのモードベクトルに対し
て求める極小値算出器と、上記極小値算出器より得られ
る仮想波源の周波数対応の位置を算術平均する到来角平
均値算出器とを備えたものである。
【0023】第2の発明の方位検出装置は、複数のアン
テナと、上記アンテナにそれぞれ接続された複数の受信
機と、上記のそれぞれの受信機の出力より共分散行列を
算出する共分散行列算出器と、上記共分散行列より固有
値および固有ベクトルを算出する固有値・固有ベクトル
算出器と、周波数測定用アンテナと、上記周波数測定用
アンテナの出力より波源の周波数を測定する周波数分析
器と、上記周波数分析器で求めた周波数にもとづいて所
定の周波数範囲を設定する帯域幅設定器と、上記帯域幅
設定器より得られる周波数範囲に対応して上記アンテナ
の配列にもとづき仮想波源に対するアンテナ出力を複数
の周波数分だけ算出する周波数対応モードベクトル発生
器と、上記固有値・固有ベクトル算出器より得られた固
有値・固有ベクトルにもとづいて張られる雑音部分空間
に上記周波数対応モードベクトル発生器で発生させた複
数のモードベクトルを射影してそれらの射影長の2乗を
算出する雑音部分空間射影長算出器と、上記雑音部分空
間射影長算出器より出力される射影長の2乗が仮想波源
を空間上で走査して極小になるときの仮想波源の位置を
それぞれのモードベクトルに対して求める極小値算出器
と、上記極小値算出器より得られる仮想波源の周波数対
応の位置のメジアンを算出する到来角メジアン算出器と
を備えたものである。
【0024】
【作用】第1の発明によれば、周波数測定用アンテナお
よび周波数分析器により得られる波源の中心周波数に対
し所定の周波数範囲を設定する帯域幅設定器を設けて複
数の周波数を指定し、これらの複数の周波数に対応して
周波数対応モードベクトル発生器よりモードベクトルを
発生するようにし、且つ、到来角平均値算出器により複
数の周波数にそれぞれ対応する到来角の算術平均を求め
るようにしたので、アレーマニフォルドに誤差がある場
合でも高い精度で波源の到来角を推定することができ
る。
【0025】第2の発明によれば、周波数測定用アンテ
ナおよび周波数分析器により得られる波源の中心周波数
に対し所定の周波数範囲を設定する帯域幅設定器を設け
て複数の周波数を指定し、これらの複数の周波数に対応
して周波数対応モードベクトル発生器よりモードベクト
ルを発生するようにし、且つ到来角メジアン算出器によ
り複数の周波数にそれぞれ対応する到来角のメジアンを
求めるようにしたのでアレーマニフォルドに誤差がある
場合でも高い精度で波源の到来角を推定することができ
る。
【0026】
【実施例】
実施例1 次にこの発明の第1の実施例を図1に従って説明する。
図1において、1はM個のアンテナ、2はM個のアンテ
ナで受信された信号を増幅、周波数変換を行う受信機、
3はM個の受信機2の出力にもとづいて共分散行列を算
出する共分散行列算出器、4は共分散行列算出器3より
出力される共分散行列にもとづいて固有値および固有ベ
クトルを算出する固有値・固有ベクトル算出器、5は波
源からの信号を受信する周波数測定用アンテナ、6は周
波数測定用アンテナ5により受信された信号の中心周波
数を測定する周波数分析器、7は周波数分析器6により
得られた信号の中心周波数にもとづいてその周波数を含
む所定の周波数範囲を設定する帯域幅設定器、9は帯域
幅設定器7により得られる周波数範囲に対応してM個の
アンテナの配列にもとづき仮想波源に対するアンテナ出
力を複数の周波数分だけ算出する周波数対応モードベク
トル発生器、20は固有値・固有ベクトル算出器4より
得られた固有値および固有ベクトルにもとづいて張られ
る雑音部分空間に周波数対応モードベクトル発生器9で
発生させた複数のモードベクトルを射影してそれらの射
影長の2乗を算出する雑音部分空間射影長算出器、21
は雑音部分空間射影長算出器より出力される射影長の2
乗が仮想波源を空間上で走査して極小になるときの仮想
波源の位置をそれぞれのモードベクトルに対して求める
極小値算出器、22は極小値算出器21より得られる仮
想波源の複数個の位置の算術平均を算出する到来角平均
値算出器である。
【0027】次に動作について説明する。波源の個数D
がアンテナ1の個数Mより小さいとし、各波源による信
号は互いに無相関とする。さて、M個のアンテナ1によ
る出力はそれぞれ受信機2に入力されて、増幅、周波数
変換が行われる。
【0028】M個の受信機2の出力はそれぞれ共分散行
列算出器3に入力される。ここでM個の受信機2の出力
をSA ,SB ,…,SM とするとき信号ベクトルは式
(1)で表される。
【0029】共分散行列算出器3において共分散行列を
求めるにあたりP回のスナップショットを行うとすれば
式(2)に示す共分散行列が算出される。
【0030】固有値・固有ベクトル算出器4では得られ
た共分散行列にもとづいてM個の固有値が求められ、そ
れぞれの固有値に対応して固有ベクトルが算出され、こ
れらの結果は雑音部分空間射影長算出器20に入力され
る。上記の固有値をλ1 ,λ2 ,…,λM とし、対応す
る固有ベクトルをX1 ,X2 ,…,XM とすればこれら
の固有ベクトルは式(2)より式(3)で与えられる。
【0031】一般に共分散行列は半正定値行列であるの
で、固有値はすべて零以上となる。受信機2の受信機雑
音レベルはすべて等しいものとし、これをσ2 とすれば
D個の波源が無相関という前述の仮定から、式(4)が
成り立つ。
【0032】固有値λ1 ,λ2 ,…,λD に対応する固
有ベクトルをX1 ,X2 ,…,Xとし、λD+1
λD+2 ,…,λM に対応する固有ベクトルをXD+1 ,X
D+2 ,…,XM とすればX1 ,X2 ,…,XD により張
られる信号部分空間とXD+1 ,XD+2 ,…,XM により
張られる雑音部分空間は互いに直交補空間となる。
【0033】一方、周波数測定用アンテナ5により受信
されたD個の波源からの信号はいずれも中心周波数、お
よび専有帯域幅は等しいものとするとき、この中心周波
数fc は周波数分析器6により測定される。
【0034】周波数分析器6で得られた中心周波数fc
は帯域幅設定器7に入力され、fc−NΔf,fc
(N−1)Δf,…,fc −Δf,fc ,fc +Δf,
…,fc +(N−1)Δf,fc +NΔfの(2N+
1)個の周波数が求められる。ただし、NおよびΔfは
予め帯域幅設定器7に設定しておくものとする。
【0035】帯域幅設定器7で求めた(2N+1)個の
周波数が周波数対応モードベクトル発生器9に入力さ
れ、それぞれの周波数に対応してモードベクトルa
(θ,f)が発生される。ここにa(θ,f)はM次元
のベクトルで、仮想波源が角度θに存在し、且つ周波数
fで送信されていると仮定した場合におけるM個のアン
テナの出力データである。
【0036】a(θ,f)のベクトルデータはθおよび
fをパラメータとして予め測定され、データベースとし
て周波数対応モードベクトル発生器9に蓄積されている
ものとする。
【0037】周波数対応モードベクトル発生器9より出
力されたモードベクトルa(θ,f)は雑音部分空間射
影長算出器20に入力され、固有値・固有ベクトル算出
器4で求めた固有値、固有ベクトルにもとづいて張られ
た雑音部分空間に射影される。この射影長の2乗は数5
により与えられる。
【0038】極小値算出器21ではモードベクトルa
(θ,f)の射影長の2乗がθおよびfの関数として得
られ、fを固定してθを走査したとき、式(5)のRを
極小とするθ1 (f),θ2 (f),…,θD (f)が
得られる。
【0039】これらのθ1 (f),θ2 (f),…,θ
D (f)は、それぞれfc −NΔf,fc −(N−1)
Δf,…,fc −Δf,fc ,fc +Δf,…,fc
(N−1)Δf,fc +NΔfの(2N+1)個の周波
数に対して求められこれらの値は到来角平均値算出器2
2に入力される。
【0040】到来角平均値算出器22では次式に従って
到来角の算術平均θ1m,θ2m,…,θDMが求められる。
【0041】
【数6】
【0042】ここにf1 ,f2 ,…,f2N+1は次式で表
される。
【0043】
【数7】
【0044】実施例2 次にこの発明の第2の実施例を図2に従って説明する。
この発明の第1の実施例で述べた到来角平均値算出器2
2の代わりに到来角メジアン算出器23を用いたもの
で、極小値算出器21により得られるθ1 (f),θ2
(f),…,θD(f)の値から次式に示す到来角のメ
ジアンθ1ME ,θ2ME ,…,θDME が算出される。
【0045】
【数8】
【0046】ここに、θ1 (N+1) (f),θ
2 (N+1) (f),…,θD (N+1) (f)はそれぞれθ1
(f),θ2 (f),…θD (f)において(2N+
1)個の周波数fc −NΔf,fc −(N−1)Δf,
…,fc −Δf,fc ,fc +Δf,…,fc +(N−
1)Δf,fc +NΔfに対して小さい方から大きさに
従って並べた順序統計量の(N+1)番目の標本値であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によればアン
テナを実装したときに生じる電磁環境の変化によってア
レーマニフォルドエラーが発生するが、波源の中心周波
数の近傍の周波数に対応するモードベクトルを用いてそ
れぞれのモードベクトルにおける到来角の算術平均を用
いているので波源の角度の推定精度が向上する。
【0048】また、第2の発明によれば第1の発明にお
ける到来角平均値算出器の代わりに到来角メジアン算出
器を用いているので、到来角メジアン算出器に入力され
る到来角の統計的特性によっては、第1の発明で得られ
る波源の角度の推定値に比べより高い精度で求めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の方位検出装置の構成
を示す図である。
【図2】この発明の第2の実施例の方位検出装置の構成
を示す図である。
【図3】従来の方位検出装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信機 3 共分散行列算出器 4 固有値・固有ベクトル算出器 5 周波数測定用アンテナ 6 周波数分析器 7 帯域幅設定器 8 モードベクトル発生器 9 周波数対応モードベクトル発生器 20 雑音部分空間射影長算出器 21 極小値算出器 22 到来角平均値算出器 23 到来角メジアン算出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナと、上記アンテナにそれ
    ぞれ接続された複数の受信機と、上記のそれぞれの受信
    機の出力より共分散行列を算出する共分散行列算出器
    と、上記共分散行列より固有値および固有ベクトルを算
    出する固有値・固有ベクトル算出器と、周波数測定用ア
    ンテナと、上記周波数測定用アンテナの出力より波源の
    周波数を測定する周波数分析器と、上記周波数分析器で
    求めた周波数にもとづいて所定の周波数範囲を設定する
    帯域幅設定器と、上記帯域幅設定器より得られる周波数
    範囲に対応して上記アンテナの配列にもとづき仮想波源
    に対するアンテナ出力を複数の周波数分だけ算出する周
    波数対応モードベクトル発生器と、上記固有値・固有ベ
    クトル算出器より得られた固有値および固有ベクトルに
    もとづいて張られる雑音部分空間に上記周波数対応モー
    ドベクトル発生器で発生させた複数のモードベクトルを
    射影してそれらの射影長の2乗を算出する雑音部分空間
    射影長算出器と、上記雑音部分空間射影長算出器より出
    力される射影長の2乗が仮想波源を空間上で走査して極
    小になるときの仮想波源の位置をそれぞれのモードベク
    トルに対して求める極小値算出器と、上記極小値算出器
    より得られる仮想波源の周波数対応の位置を算術平均す
    る到来角平均値算出器とで構成したことを特徴とする方
    位検出装置。
  2. 【請求項2】 複数のアンテナと、上記アンテナにそれ
    ぞれ接続された複数の受信機と、上記のそれぞれの受信
    機の出力より共分散行列を算出する共分散行列算出器
    と、上記共分散行列より固有値および固有ベクトルを算
    出する固有値・固有ベクトル算出器と、周波数測定用ア
    ンテナと、上記周波数測定用アンテナの出力より波源の
    周波数を測定する周波数分析器と、上記周波数分析器で
    求めた周波数にもとづいて所定の周波数範囲を設定する
    帯域幅設定器と、上記帯域幅設定器より得られる周波数
    範囲に対応して上記アンテナの配列にもとづき仮想波源
    に対するアンテナ出力を複数の周波数分だけ算出する周
    波数対応モードベクトル発生器と、上記固有値・固有ベ
    クトル算出器より得られた固有値・固有ベクトルにもと
    づいて張られる雑音部分空間に上記周波数対応モードベ
    クトル発生器で発生させた複数のモードベクトルを射影
    してそれらの射影長の2乗を算出する雑音部分空間射影
    長算出器と、上記雑音部分空間射影長算出器より出力さ
    れる射影長の2乗が仮想波源を空間上で走査して極小に
    なるときの仮想波源の位置をそれぞれのモードベクトル
    に対して求める極小値算出器と、上記極小値算出器より
    得られる仮想波源の周波数対応の位置のメジアンを算出
    する到来角メジアン算出器とで構成したことを特徴とす
    る方位検出装置。
JP8234795A 1995-04-07 1995-04-07 方位検出装置 Expired - Lifetime JP2937068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8234795A JP2937068B2 (ja) 1995-04-07 1995-04-07 方位検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8234795A JP2937068B2 (ja) 1995-04-07 1995-04-07 方位検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08278359A JPH08278359A (ja) 1996-10-22
JP2937068B2 true JP2937068B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=13772044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8234795A Expired - Lifetime JP2937068B2 (ja) 1995-04-07 1995-04-07 方位検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2937068B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11344517A (ja) * 1998-06-02 1999-12-14 Nec Corp 電波環境分析装置
JP2003035761A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Mitsubishi Electric Corp 方位探知装置及び方位探知方法
JP5701106B2 (ja) * 2011-03-04 2015-04-15 富士通テン株式会社 レーダ装置及び該レーダ装置の到来角算出方法
JP6598244B2 (ja) 2015-10-05 2019-10-30 株式会社デンソーテン レーダ装置、レーダ装置の信号処理装置、および信号処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08278359A (ja) 1996-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7847733B2 (en) Direction-of-arrival estimating device and program
Lemma et al. Multiresolution ESPRIT algorithm
IL266212B2 (en) Direction for arrival assessment
US6278406B1 (en) Direction finder and device for processing measurement results for the same
US10523288B2 (en) Wireless receiver, wireless receiving method, and wireless system
JP4320441B2 (ja) アレーアンテナの校正方法及び校正装置
US6446025B1 (en) Multiple propagation wave parameter measuring method and apparatus and machine-readable recording medium recording multiple propagation wave parameter measuring program
JP2630200B2 (ja) 方位測定方法及びその装置
JP2000121716A (ja) 電波到来方向推定装置
Tayem et al. Hardware implementation of a proposed Qr-Tls DOA estimation method and Music, ESPRIT Algorithms on Ni-Pxi platform
JP3766006B2 (ja) 受信装置
JP2937068B2 (ja) 方位検出装置
US5610612A (en) Method for maximum likelihood estimations of bearings
US7015857B1 (en) Calibrating an antenna by determining polarization
Jin et al. Estimation accuracy and Cramér–Rao Lower bounds for errors in multichannel HRWS SAR systems
JP2001337148A (ja) 電磁波の到来方向推定装置
Patel et al. Direction of arrival (DOA) estimation of a wideband acoustic source in multipath environment using spatial sparsity
RU2294546C2 (ru) Способ идентификации радиоизлучения
JP2002107440A (ja) 方向検出方法及び方向検出装置
CN114563756A (zh) 双通道相关干涉仪测向样本线性插值方法
JPH1031065A (ja) Fm−cwレーダ
JP3220899B2 (ja) 方向探知装置
US10001542B1 (en) Method for establishing direction of arrival by use of signals of opportunity
JP3189826B2 (ja) 方向探知装置
Huang et al. In-field calibration of passive array receiver using detected target